JPH0451409A - Ito焼結体及びその製造方法 - Google Patents

Ito焼結体及びその製造方法

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JPH0451409A
JPH0451409A JP16009990A JP16009990A JPH0451409A JP H0451409 A JPH0451409 A JP H0451409A JP 16009990 A JP16009990 A JP 16009990A JP 16009990 A JP16009990 A JP 16009990A JP H0451409 A JPH0451409 A JP H0451409A
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Toshito Kishi
俊人 岸
Tatsuo Nate
名手 達夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、透明導電膜作成に使用するスパッタリング用
ターゲット、即ちITO焼結体に関する。
(従来技術) スパッタリングによって得られる透明導電膜として、イ
ンジウム、スズ及び酸素から成る、所謂ITOは、その
比抵抗値の低さから有望な膜として注目されている。
(発明が解決しようとする課題) 従来、TTOターゲットを用いてスパッタリングを行う
場合、その成膜中に生しる異常放電現象によってプラズ
マ状態が不安定となり、安定した成膜が行われず、スパ
ッタされた膜の構造か悪化し、膜の特性値が劣化すると
いう不都合を生じることが知られている。
また、異常放電現象が頻繁に発生する状況下において長
時間ITOターゲットを使用していると、ターゲット表
面に変質層が生じ(所謂黒化)、これにより成膜速度が
低下し、生産性が低下するという問題も生じている。
従って本発明は、上述したITOターゲットのスパッタ
リングに係わる問題点を解消し、異常放電現象の発生を
存効に抑制することが可能なITO焼結体を提供するこ
とを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本発明の■TO焼結体は、実質的にインジウム、スズ及
び酸素から成り、相対密度か80%以上であって、電子
線マイクロアナライザー(EPMA)の線分析における
スズ組成か、平均組成の0.8〜1.2倍の範囲内にあ
り、且つ、表面抵抗値が1mΩ/ cnr以下であるこ
とを特徴とする。
即ぢスパッタリング中の異常放電現象は、ターゲットに
アルゴンイオンか衝突した際に、ターゲットから二次電
子が放出され、ターゲット内に正の電荷か蓄積すること
に起因するものである。本発明は、ITO焼結体を上記
のように高密度とし、スズを均一に分散させ、且つ焼結
体の電気型導度を良好なものとすることによって、電荷
の蓄積を防止し、その結果として異常放電現象を有効に
抑制することに成功したちのである。
ITO焼結体 本発明のTTO焼結体は、実質的にインジウム、スズ及
び酸素から成るものであり、InJ)3−3nL系のも
のである。この組成自体は公知のITO焼結体と同様で
あり、一般に、スズの平均組成が4〜12重量96てあ
り、インジウムの平均組成か70〜78重量96の範囲
にある。
本発明のIT○焼結体においては、まず相対密度か80
%以上、好ましくは8596以上の範囲にあることか重
要である。この相対密度が80%よりも低い場合には、
部分的に密度かかなり低い部分か存在するようになって
局所的に電荷が蓄積し易い部分が形成され、異常放電を
発生し易くなる。
また本発明において、電子線マイクロアナライザーの線
分析におけるスズ組成のバラツキ範囲が、平均組成の0
.8〜1.2倍の範囲内にあることも重要である。例え
ば、上記線分析におけるスズ組成のバラツキ範囲か上記
範囲外となるような場合には、スズ量が集中的にかなり
多量に存在する部分があることを意味する。このように
多量のスズ量が集中する部分においては導電性か低く、
この結果として電荷が蓄積し易(なり、異常放電を発生
し易くなるのである。本発明においては、スズが焼結体
全体にわたって均一に分散しており、スズが局所的に集
中する部分がないために、局所的な電荷の蓄積が有効に
回避され、異常放電を有効に抑制することが可能となる
さらに本発明によれば、焼結体の表面抵抗値は、1mΩ
/ cnr以下とされる。この表面抵抗値が1mΩ/ 
crdよりも大きければ、その焼結体自体が電荷の蓄積
を生じ易いものであるため、異常放電を有効に抑制する
ことが困難となる。
TTO焼結体の製造 上述した組成及び物性を有するTTO焼結体は、−殻内
に言って、次の2つの方法によって製造することかでき
る。
第1の方法は、平均粒径か0.1μm以下のIn2(L
+粉末と平均粒径か1μm以下の5n02粉末とを、充
分に混合した後に、1350°C以上、好ましくは14
00〜1500°Cの温度て均質化処理を行い、該処理
が行われた粉末を用いて、500〜1000℃の温度で
加圧下の焼結(ホットプレスまたは熱間静水圧プレス)
を行う方法である。この第1の方法における特に重要な
工程は均質化処理工程てあり、上記温度範囲において均
質化処理を行うことによって5n02の凝集が生じるの
が有効に防止され、前述した線分析におけるスズ組成の
バラツキを一定の範囲に調整することが可能となるので
ある。
第2の方法は、上記と同様のIn2O3粉末と5n02
粉末を充分に混合・粉砕して、平均粒径か0.07μm
以下となるように微粒子化を行なって焼結性を高めた後
に、好ましくは1000〜1200°Cの温度で固溶化
処理を行い、その粉末を用いてプレス成形を行い、次い
で1350°C以上、好ましくは1400〜1550°
Cの温度で焼結を行い、その後、無酸素雰囲気中(例え
ば、アルゴン、窒素等の不活性ガス中あるいは真空中)
において、1000〜l300°Cの温度て熱処理を行
う方法である。この第2の方法における重要な工程は微
粒子化工程であり、このような微粒子化処理を行うこと
によって、5n02の凝集が生じるのが有効に防止され
、前述した線分析におけるスズ組成のバラツキを一定の
範囲に調整することが可能となる。また上記の熱処理工
程は、表面抵抗値の低下のために行う処理である。
以上の方法によって製造される焼結体は、相対密度、電
子線マイクロアナライザーの線分析におけるスズ組成の
バラツキ範囲、及び表面抵抗値が、前述した範囲内にあ
り、これにより異常放電を有効に抑制することが可能と
なる。
本発明の優れた効果を次の例で説明する。
(実施例) 実施例1 平均粒径0.07μmの酸化インジウム(In203)
粉末と、平均粒径0.5μmの酸化スズ(SnO□)粉
末とを使用し、その組成比か(In203)9o(Sn
O□)+o となるように両者を配合した。
次いて、これに1重量%のパラフィンワックスバインダ
ー及び純水を加えた後、10mm径のジルコニアボール
を用いて24時間ボールミル混合を行った。
この混合粉末を乾燥した後、大気中にて1400°Cて
5時間保持し、均質化を行った。次いて室温に冷却後、
クラファイト型に充填し、真空中で800°Cにて0.
2 ton/ciの圧力てホットプレスを行い、75m
m径X5mm厚の円板状の焼結体(ターゲラI−)を得
た。
得られた焼結体の密度及び四探針法により測定した表面
抵抗値を第1表に示す。
また」1記焼結体の断面を研磨した後、ビーム径1μm
のEPMA線分析て50μmの長さにわたってスズのバ
ラツキを調べた結果、スズ組成は、7.1重量%から8
.5重量%の間でばらついた。尚、化学分析による平均
スズ組成は7.9重量%であった。
また上記焼結体をスパッタリング用ターゲット利として
使用し、DCマグネトロンスパッタ法により16時間の
連続スパッタを行い、1分間当たりに発生した異常放電
の回数を第1表に示した。また16時間経過後の表面状
態の観察結果、並びに16時間スパッタ後の成膜速度の
、1時間スパッタ後の成膜速度に対する変化の割合を、
併せて第1表に示した。
実施例2 インジウム及びスズの合金より製造したスズ固溶インジ
ウム酸化物粉末に、バインダー及び純水を加えた後、1
0mm径のジルコニアボールを用いて24時間ボールミ
ル混合を行った。得られた粉末の粒径をベット法により
測定した結果、0.05μmであった。
この粉末を乾燥した後に造粒を行い、3 ton/cn
rの圧力て75ffII[l径X5mm厚の円板状にプ
レス成形し、次いて酸素雰囲気中で1550°Cにて5
時間保持し焼結させた。その後、アルゴン中、1250
°Cにて3時間熱処理を行い、表面抵抗値の低下処理を
行った。
この焼結体について、実施例1と同様の方法でスズ組成
のバラツキを調べたところ、スズ組成は7.0重量%か
ら8.9重量%の間でばらついた。尚、化学分析による
平均スズ組成は、7.9重量%てあった。
また上記焼結体の密度、表面抵抗値、及び実施例1と同
様の方法で行ったスパッタリング試験の結果を第1表に
示す。
比較例1 均質化処理を行わない以外は実施例■と同様の方法で配
合及び混合を行って得られた粉末を、乾燥し、2ton
/cnfの圧力でプレス成形し、次いて酸素雰囲気中で
1550 ’Cにて5時間保持し、75+n+n径×5
mm厚の円板状焼結体を得た。
この焼結体の各種性状の測定及びスパッタリング試験を
実施例1と同様に行い、その結果を第1表に示した。
比較例2 実施例1で用いたのと同様の各粉末を、実施例1と同じ
組成に配合し、■−ブレンダーを用いて60分間混合し
た後、これをグラファイト型に充填し、真空中で800
℃にて0.2 ton/c&の圧力でホットプレスを行
い、75mm径X5mm厚の円板状の焼結体(ターゲッ
ト)を得た。
この焼結体の各種性状の測定及びスパッタリング試験を
実施例1と同様に行い、その結果を第1表に示した。
(発明の効果) 本発明によれば、スパッタリング中の異常放電回数が極
めて少なく、また長時間使用後においても、表面黒化の
生じないITOターゲットを提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)実質的にインジウム、スズ及び酸素から成り、相
    対密度が80%以上であるITO焼結体において、電子
    線マイクロアナライザーの線分析におけるスズ組成が、
    平均組成の0.8〜1.2倍の範囲内にあり、且つ、表
    面抵抗値が1mΩ/cm^2以下であるITO焼結体。
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