JPH0452376B2 - - Google Patents

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JPH0452376B2
JPH0452376B2 JP57190619A JP19061982A JPH0452376B2 JP H0452376 B2 JPH0452376 B2 JP H0452376B2 JP 57190619 A JP57190619 A JP 57190619A JP 19061982 A JP19061982 A JP 19061982A JP H0452376 B2 JPH0452376 B2 JP H0452376B2
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intake
load
passage
low
cylinder
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Hideo Shiraishi
Haruo Okimoto
Toshimichi Akagi
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Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0452376B2 publication Critical patent/JPH0452376B2/ja
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B27/00Use of kinetic or wave energy of charge in induction systems, or of combustion residues in exhaust systems, for improving quantity of charge or for increasing removal of combustion residues
    • F02B27/005Oscillating pipes with charging achieved by arrangement, dimensions or shapes of intakes pipes or chambers; Ram air pipes
    • F02B27/006Oscillating pipes with charging achieved by arrangement, dimensions or shapes of intakes pipes or chambers; Ram air pipes of intake runners
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10006Air intakes; Induction systems characterised by the position of elements of the air intake system in direction of the air intake flow, i.e. between ambient air inlet and supply to the combustion chamber
    • F02M35/10026Plenum chambers
    • F02M35/10045Multiple plenum chambers; Plenum chambers having inner separation walls
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    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/104Intake manifolds
    • F02M35/108Intake manifolds with primary and secondary intake passages
    • F02M35/1085Intake manifolds with primary and secondary intake passages the combustion chamber having multiple intake valves
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/104Intake manifolds
    • F02M35/112Intake manifolds for engines with cylinders all in one line
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/104Intake manifolds
    • F02M35/116Intake manifolds for engines with cylinders in V-arrangement or arranged oppositely relative to the main shaft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンの吸気装置に関し、特に低
負荷用と高負荷用との2系統の独立した吸気通路
を備えた多気筒エンジンにおいて吸気通路内に発
生する吸気圧力波を利用してエンジン高負荷高回
転時に過給効果を得るようにしたものに関する。
(従来の技術) 一般に、多気筒エンジンにおいて、各気筒へ独
立して開口する2系統の低負荷用吸気通路と該低
負荷用吸気通路よりも通路断面積の大きい高負荷
用吸気通路とを有する吸気通路を備え、該吸気通
路は、少なくとも低負荷用吸気通路を流れる吸気
量を変化させる1次弁と、高負荷用吸気通路を流
れる吸気量を変化させる2次弁とを有しており、
エンジンの低負荷時には、上記1次弁のみを開作
動して通路断面積の狭い低負荷用吸気通路のみか
ら吸気を各気筒に供給することにより、吸気流速
を速めて燃焼安定性を向上させる一方、エンジン
の高負荷時には、上記2次弁をも開作動して高負
荷用吸気通路からも吸気の供給を行うことによ
り、充填効率を高めて出力向上を図るようにした
いわゆるデユアルインダクシヨン方式の吸気シス
テムはよく知られている。
ところで、従来、エンジンの充填効率向上、出
力向上を図るべく吸気通路に過給機を設けて吸気
を過給する技術はよく知られているが、過給機装
備のため、構造が大がかりとなるとともにコスト
アツプとなる嫌いがあつた。
また、従来、エンジンの吸気通路内に発生する
吸気圧力波により過給効果を得る技術として、実
公昭45−2321号公報に開示されているように、単
一気筒エンジンにおいて、吸気管を寸法の異なる
2本の通路に分け、かつそれぞれ別の吸気ポート
を有し、エンジン高回転時は2本の吸気通路を用
い、低回転時には閉塞位置の遅い方の吸気通路を
閉止し吸気を早目に閉塞することにより、吸気管
の寸法やエンジン回転数の関数である吸気の最大
圧力時点での吸気の閉塞による過給作用を利用し
て広範囲のエンジン回転域に亘つて好適な充填効
率を得るようにしたものが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このものは、単一気筒のエンジンに対
するものであつて、吸気通路内に発生する吸気圧
力波をどのように利用するのか、その構成、作用
が定かでなく、直ちに実用に供し得ないものであ
つた。
そこで、本発明者等は、エンジンの吸気特性を
検討するに、 (i) 吸気ポート開口時には燃焼室の残留排気ガス
の圧力によつて吸気が圧縮され、吸気通路内の
吸気ポート部分に圧縮波が発生しており、この
開口時圧縮波は、近年の市販車では騒音低減や
排気ガス浄化のためにエンジン排圧が高くなつ
ていることから特に発生すること、 (ii) 吸気ポート閉口時には吸気の慣性により吸気
が圧縮されて吸気通路内の吸気ポート部分に圧
縮波が発生すること、 (iii) 吸気ポートの吸気開始により吸気通路内に膨
張波が発生すること を知見した。
このことから、本発明は、上記の如き2系統の
独立した吸気通路を備えた多気筒エンジンにおい
て、一つの気筒での上記(i)の開口時圧縮波を他気
筒の特に吸気の吹返しが生じる吸気行程終期に作
用せしめれば効果的に過給効果が得られること
(以下、排気干渉効果という)、一つの気筒での上
記(ii)の閉口時圧縮波を他気筒の同じく吸気行程終
期に作用せしめれば効果的に過給効果が得られる
こと(以下、吸気慣性効果という)、及び各気筒
での上記(iii)の膨張波を圧縮波に反転して該各気筒
の同じく吸気行程終期に作用せしめれば効果的に
過給効果が得られること(以下、吸気個有脈動効
果という)に着目し、上記気筒間干渉効果(排気
干渉効果及び吸気慣性効果)及び各気筒の吸気個
有脈動効果を利用することによつてエンジンの充
填効率向上を意図するものである。
その場合、上記気筒間干渉効果、特に排気干渉
効果は吸気個有脈動効果よりも圧力波が強いため
過給効果が大きいこと、及び上記高負荷用吸気通
路は低負荷用吸気通路よりも通路面積が大きいこ
とから圧力波を可及的に減衰させることなく伝播
できることなどの理由から、高出力を要するエン
ジン高負荷高回転時、上述の如く過給効果の大き
い気筒間の排気干渉効果を高負荷用吸気系統で
得、補完的に低負荷用吸気系統で吸気個有脈動効
果を得ることが効果的である。
すなわち、本発明の目的は、上記の如き2系統
の吸気通路を備えた多気筒エンジンの吸気系を、
高出力を要するエンジン高負荷高回転時、高負荷
用吸気系統において上記の如く一つの気筒の高負
荷用吸気ポートに生じる開口時圧縮波を吸気行程
終期にある他気筒に有効に伝播させて、その圧縮
波の低負荷用吸気ポートからの吹返しを防止しな
がら、気筒間の排気干渉効果により効果的に過給
効果を得るように設定するとともに、低負荷用吸
気系統において膨張波を圧縮波に反転する拡大室
を設けて上記吸気個有脈動効果による過給効果を
も併せ得るように設定することにより、過給機等
を用いることなく既存の吸気系の僅かな設計変更
による簡単な構成でもつてエンジン高負荷高回転
時の充填効率を高めて出力向上を有効に図らんと
するものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明では、各気筒
毎に互いに独立した低負荷用吸気通路と高負荷用
吸気通路とを有するとともに該各気筒の低負荷用
吸気通路と高負荷用吸気通路とを各気筒の燃焼室
に互いに独立した低負荷用吸気ポート及び高負荷
用吸気ポートを介して開口させた吸気通路を備
え、該吸気通路は、少なくとも上記低負荷用吸気
通路を流れる吸気量を変化させる1次弁と、上記
高負荷用吸気通路を流れる吸気量を変化させる2
次弁とを有するエンジンの吸気装置を前提とす
る。
そして、上記1次弁及び2次弁の下流において
上記各気筒の低負荷用吸気通路同士及び高負荷用
吸気通路同士をそれぞれ各吸気通路の最小通路断
面積以上の通路断面積を持つ連通路で互いに連通
するとともに、該低負荷用吸気通路同士の連通路
に拡大室を設ける。
上記高負荷用吸気通路の最小通路断面積を上記
低負荷用吸気通路の最小通路断面積よりも大きく
設定する。
上記高負荷用吸気ポートの開口時期を上記低負
荷用吸気ポートの開口時期より以早に設定する一
方、該高負荷用吸気ポートの閉口時期を低負荷用
吸気ポートの閉口時期よりも遅く設定する。
さらに、上記連通路を介して各気筒間の高負荷
用吸気通路の通路長さを、5000〜7000rpmのエン
ジンの高回転時、一つの気筒の高負荷用吸気ポー
トの開口時生じる圧縮波が吸気行程終期にある他
の気筒の高負荷用吸気ポートに伝播して過給を行
うように設定する。
また、上記拡大室から各気筒の低負荷用吸気ポ
ートに至る上記低負荷用吸気通路の通路長さlP
を、5000〜7000rpmのエンジンの高回転時、各気
筒の低負荷用吸気ポートの吸気開始により生じる
膨張波を上記拡大室で反転して反射した圧縮波の
2次脈動波が該各気筒の吸気行程終期の吸気ポー
トに伝播して過給を行うように、下記式 lP〕(θP−θ1)×(60/360N) ×(1/4)×a (ここで、θPは低負荷用吸気ポートの開口期
間、θ1は低負荷用吸気ポートの開口から膨張波が
実質的に発生するまでの期間と効果的に過給を行
うために該膨張波を反転した圧縮波の2次脈動波
が伝播される低負荷用吸気ポートの閉口直前の時
期から閉口までの期間とを合算した無効期間、N
はエンジン回転数、aは圧力波の伝播速度であ
る)により設定するものとする。
(作用) これにより、本発明では、高出力を要する5000
〜7000rpmのエンジン高回転時には、2次弁の開
作動により低負荷用吸気通路と共に高負荷用吸気
通路も開かれて、各気筒に対し、各高負荷用吸気
通路からも各低負荷用吸気通路とは独立して吸気
の供給が行われる。その際、一つの気筒の高負荷
用吸気ポートの開口時に該高負荷用吸気ポート付
近に発生した開口時圧縮波は、連通路を経て、吸
気行程終期にある他の気筒の高負荷用吸気ポート
に伝播される。その結果、この開口時圧縮波によ
り、吸気が吸気行程終期にある他の気筒の高負荷
用吸気ポートより燃焼室内へ押し込まれて過給が
行われることになる(排気干渉効果)。
それと同時に、各気筒において、低負荷用吸気
ポートからの吸気開始により低負荷用吸気通路内
に発生した膨張波は、拡大室で反転して反射した
圧縮波の2次脈動波として該各気筒の吸気行程終
期の低負荷用吸気ポートに伝播されて過給が行わ
れる(吸気個有脈動効果)。
その場合、上記排気干渉効果を得るための圧力
波伝播経路である高負荷用吸気通路は、低負荷用
吸気通路よりも通路断面積が大であることによ
り、圧力波の伝播の抵抗が小さく、特に過給効果
の大きい気筒間の排気干渉効果を低負荷用吸気系
統で有効に発揮させることができる。
また、上記連通路は、2次弁の下流に位置し、
しかもその通路断面積を高負荷用吸気通路の最小
通路断面積以上としたので、上記2次弁によつて
圧力波が減衰されることがなく、しかも連通路自
身の通路断面積拡大による圧力波減衰はあるもの
の、通路断面積縮小(絞り)による圧力波減衰と
比較して減衰割合は少なく、よつて上記排気干渉
効果を有効に発揮できる。また、上記拡大室は、
1次弁の下流に位置するので、同様に吸気個有脈
動効果を有効に発揮できる。
さらに、上記高負荷用吸気ポートの開口時期を
低負荷用吸気ポートよりも以早としたことによ
り、特に高負荷用吸気ポート開口時の開口時圧縮
波を強く発生でき、上記排気干渉効果による過給
効果の向上により効果的である。
また、高負荷用吸気ポートの閉口時期を低負荷
用吸気ポートの閉口時期よりも遅くしたことで、
低負荷用吸気ポートからの上記吸気個有脈動効果
(各気筒の低負荷用吸気ポートの吸気開始により
低負荷用吸気通路内に発生する膨張波を低負荷用
拡大室で反転して反射した圧縮波を該各気筒の吸
気行程終期に作用せしめる過給効果)により気筒
内燃焼室の圧力を高め、その低負荷用吸気ポート
が閉じた以後に、排気干渉効果による強力な開口
時圧縮波を、開いている高負荷用吸気ポートから
燃焼室に供給して、その圧力をさらに高くし、十
分な吸気充填量を得ることができる。また、その
排気干渉効果による他気筒からの圧縮波の燃焼室
への伝播時には低負荷用吸気ポートが既に閉じて
いるので、吸気行程終期の高負荷用吸気ポートに
伝播された開口時圧縮波が燃焼室を経てそのまま
低負荷用吸気ポートから吹き抜けるのを防止して
排気干渉効果を有効に発揮させることができる。
加えて、上記低負荷用吸気通路の最小通路断面
積が高負荷用吸気通路よりも小さいことにより、
該低負荷用吸気通路同士を連通する連通路での拡
大室は小さい容積で済み、該拡大室の設定が容易
にできるので、上述の高負荷用吸気系統での排気
干渉効果と低負荷用吸気系統での2次の吸気個有
脈動効果とが同一回転域で容易に得られる。
ここにおいて、上記排気干渉効果及び吸気個有
脈動効果を得るエンジン高回転時としての5000〜
7000rpmの限定は、一般に最高出力及び最高速度
がこの範囲に設定されていることから、エンジン
の高負荷高回転領域であつて高出力を要し、充填
効率向上、出力向上に有効な領域であることによ
る。
また、上記低負荷用吸気通路と高負荷用吸気通
路とを1次弁及び2次弁の下流において独立にす
る理由は、各気筒の低負荷用及び高負荷用吸気通
路でそれぞれ発生した圧力波が他方に分散した
り、相互に干渉し合つて弱まるのを防止するため
であり、特に低負荷用吸気通路と高負荷用吸気通
路とはデユアルインダクシヨン吸気システムでの
要求の違いから吸気ポートの開閉タイミングや長
さが異なり、一方の圧力波が他方によつて減衰さ
せられることになるからである。
さらに、上記拡大室の低負荷用吸気通路設置
は、上記の如く低負荷用吸気系統で吸気個有脈動
効果を得るためによると共に、通常、燃料噴射ノ
ズルは低負荷用吸気通路に設けられているため、
過渡運転時の燃料応答性の悪化(加速時の息付き
や減速時のオーバリツチによる失火等)を防止す
る上で有利であることによる。すなわち、上記1
次弁の下流に、各気筒の低負荷用吸気通路が集合
する拡大室を備えているため、1次弁が低開度の
時は拡大室に吸気負圧が生成し蓄えられ、また、
1次弁が高開度の時は拡大室に大気圧に近い吸気
圧力が生成し蓄えられている。したがつて、加速
運転時においては、上記1次弁の開度が急増して
開弁する際、それまで上記拡大室に蓄えられてい
た吸気負圧により該拡大室上流の吸気通路の吸気
流速を逸速く速め、エアフローメータ等の吸入空
気量検出器の応答性を高めることで、逸速い燃料
増量(燃料を応答性)が確保できる。また、減速
運転時においては、上記1次弁の開度が急減して
閉弁する際、それまで上記拡大室に蓄えられてい
た大気圧に近い吸気圧力により該拡大室上流の吸
気通路の吸気流速を逸速く低下させ、吸入空気量
検出器の応答性を高めることで、逸速い燃料減量
(燃料の応答性)が確保できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図及び第2図はデユアルインダクシヨンタ
イプの4バルブ式2気筒4サイクルエンジンに本
発明を適用した基本構造例としての第1実施例を
示す。同図において、1A及び1Bは第1気筒及
び第2気筒であり、2は各気筒1A,1Bにおい
てシリンダ3とピストン4とで形成された燃焼室
である。
5は一端がエアクリーナ6を介して大気に開口
して各気筒1A,1Bに吸気を供給するための主
吸気通路であつて、該主吸気通路5には吸入空気
量を検出するエアフローメータ7が配設されてい
る。上記主吸気通路5はエアフローメータ7下流
において隔壁8によつて主低負荷用吸気通路9と
主高負荷用吸気通路10とに仕切られている。該
主低負荷用吸気通路9には、エンジン負荷の増大
に応じて開作動し所定負荷以上になると全開とな
つてエンジン低負荷時主低負荷用吸気通路9を流
れる吸気量を変化させる1次弁11が配設されて
いる。また、上記主高負荷用吸気通路10には、
エンジン負荷が所定負荷以上になると開作動して
エンジン高負荷時主高負荷用吸気通路10を流れ
る吸気量を変化させる2次弁が配設されている。
さらに、上記主低負荷用吸気通路9は、1次弁1
1下流において同形状寸法の第1及び第2低負荷
用吸気通路9a,9bに分岐されたのち各々低負
荷用吸気ポート13,13を介して各気筒1A,
1Bの燃焼室2,2に連通している。また、上記
主高負荷用吸気通路10は、2次弁12下流にお
いて同形寸法の第1及び第2高負荷用吸気通路1
0a,10bに分岐されたのち各々高負荷用吸気
ポート14,14を介して各気筒1A,1Bの燃
焼室2,2に連通している。よつて、各気筒1
A,1Bに対して、低負荷用吸気通路9a,9b
と高負荷用吸気通路10a,10bとは1次弁1
1及び2次弁12の下流において各々独立して低
負荷用の吸気ポート13及び高負荷用の吸気ポー
ト14を介して燃焼室2に開口するように構成さ
れている。
上記各高負荷用吸気通路10a,10bの最小
通路断面積ASは各低負荷用吸気通路9a,9b
の最小通路断面積APよりも大きく設定され(AS
>AP)、また各高負荷用吸気通路10a,10b
の通路長さlSは各低負荷用吸気通路9a,9bの
通路長さlPよりも短く設定されており(lS<lP)、
特に高負荷用吸気通路10a,10bによる圧力
波の伝播をその減衰を小さくして有効に行い得る
ようにしている。
また、上記各低負荷用吸気通路9a,9b(当
然後述の連通路18より下流に位置する)の下流
端部(燃焼室2への開口部近傍)にはそれぞれ上
記エアフローメータ7の出力に基づく吸入空気量
に応じて燃料噴射量が制御される電磁弁式の燃料
噴射ノズル15,15が配設されており、燃料の
良好な応答性を確保するようにしている。
そして、上記主高負荷用吸気通路10の分岐部
は、2次弁12下流に位置していて、第1及び第
2高負荷用吸気通路10a,10b同士を連通す
る連通路16を有する高負荷用拡大室17によつ
て構成されている。上記連通路16の通路断面積
ACSは、圧力波をその減衰を小さくして有効に伝
達するように各高負荷用吸気通路10a,10b
の最小通路断面積ASと同等かそれ以上に設定さ
れている(ACS≧AS)。
また、上記主低負荷用吸気通路9の分岐部は、
1次弁11下流に位置していて、第1及び第2低
負荷用吸気通路9a,9b同士を連通する連通路
18を有する低負荷用拡大室19によつて構成さ
れている。上記低負荷用吸気通路18の通路断面
積ACPは、同じく各低負荷用吸気通路9a,9b
の最小通路断面積AP以上に設定されている(ACP
≧AP)。
また、上記低負荷用拡大室19は、各気筒1
A,1Bの低負荷用吸気ポート13からの吸気開
始により低負荷用吸気通路9a,9b内に発生し
た膨張波を圧縮波に反転して反射するもので、そ
の容積はエンジン排気量の0.5〜2.0倍に設定され
ており、0.5倍未満では膨張波と圧縮波間の反転
効果が得られず、一方、2.0倍を超える圧力波が
拡散してしまい気筒間干渉効果が著しく低下する
ことによるものである。また、上記各拡大室1
7,19は、エンジンの加速運転時又は減速運転
時等の過渡運転時での吸入空気のサージタンクと
して機能し、燃料の良好な応答性を確保するもの
である。
さらに、上記各高負荷用吸気ポート14には該
高負荷用吸気ポート14を開閉する高負荷用吸気
弁20が設けられ、また図示していないが各低負
荷用吸気ポート13には該低負荷用吸気ポート1
3を開閉する低負荷用吸気弁が設けられている。
尚、各気筒1A,1Bにおいて、21及び22は
それぞれ一端が大気に開口し他端が排気ポート2
3,24を介して各気筒1A,1Bの燃焼室2に
開口して燃焼室2からの排気ガスを排出する第1
及び第2排気通路であつて、上記各排気ポート2
3,24には該排気ポート23,24を開閉する
排気弁25,25が設けられている。また、図示
していないが、上記各気筒1A,1Bの各排気通
路21,21,22,22の下流集合部には排気
ガス浄化用の触媒装置等が介設されていて、排圧
が高くなつている。
また、第3図に示すように、上記高負荷用吸気
弁20の開弁時期(高負荷用吸気ポート14の開
口時期)は低負荷用吸気弁(図示せず)の開弁時
期(低負荷用吸気ポート13の開口時期)よりも
早くなるように設定されており、高負荷用吸気通
路10a,10bにおいて開口時圧縮波を強く発
生させるようにしている。また、高負荷用吸気弁
20の閉弁時期(高負荷用吸気ポート14の閉口
時期)は低負荷用吸気弁の閉弁時期(低負荷用吸
気ポート13の閉口時期)より以遅に設定されて
おり、吸気行程終期の高負荷用吸気ポート14に
伝播された開口時圧縮波が低負荷用吸気ポート1
3から吹き抜けるのを防止して排気干渉効果を有
効に発揮させるようにしている。
加えて、上記連通路16を介しての両気筒1
A,1B間の高負荷用吸気通路10a,10bの
通路長さLS(つまり高負荷用吸気ポート14,1
4間の連通路長さ)は、連通路16の通路長さ
lCSと該連通路16下流の第1、第2高負荷用吸
気通路10a,10bの各通路長さlS,lSとを加
算したもの(LS〕lCS+2lS)であり、5000〜
7000rpmの回転域で両気筒1A,1B間で排気干
渉効果を得るように、 LS={(720/Z)+θS−θO} ×(60/360N)×a …() の式から求められた値に設定される。尚、上記
()式において、Zは気筒数で2気筒の場合Z
=2であり、720/Zは気筒間の位相差を示す。
θSは高負荷用吸気弁20の開弁期間である。また
θOは高負荷用吸気弁20の開弁(高負荷用吸気ポ
ート14の開口)から開口時圧縮波が実質的に発
生するまでの期間と効果的に過給を行うために該
開口時圧縮波が伝播される他気筒の高負荷用吸気
弁20の閉弁(高負荷用吸気ポート14の閉口)
直前の時期から閉弁までの期間とを合算した無効
期間で、開弁特性等によつて異なるが約10〜50゜
である。よつて{(720/Z)+θS−θO}は一方の
気筒での開口時圧縮波の発生から吸気行程終期に
ある他方の気筒への伝播までに要するクランクシ
ヤフトの回転角度を表わす。また、Nはエンジン
回転数でN=5000〜7000rpmであり、60/360N
は1゜回転するに要する時間(秒)を表わす。ま
た、aは圧力波の伝播速度(音速)で、20℃でa
=343m/sである。
さらに、上記各低負荷用吸気通路9a,9bの
通路長さlP、つまり該低負荷用吸気通路9a,9
bの拡大室19への開口端面から燃焼室2への開
口(低負荷用吸気ポート13)までの通路長さlP
は、各気筒1A,1Bの低負荷用吸気ポート13
の吸気開始により低負荷用吸気通路9a,9b内
に発生する膨張波を低負荷用拡大室19で反転し
て反射した圧縮波を該各気筒1A,1Bの吸気行
程終期に作用せしめれば過給効果が得られること
(吸気個有脈動効果)から、5000〜7000rpmの回
転域で2次の吸気個有脈動効果を得るように、 lP=(θP−θ1)×(60/360N) ×(1/4)×a …() の式から求められた値に等長に設定される。尚、
上記()式において、θPは低負荷用吸気弁の開
弁期間で、θ1は低負荷用吸気弁の開弁による低負
荷用吸気ポート13開口から膨張波が実質的に発
生するまでの期間と効果的に過給を行うために該
膨張波を反転した圧縮波の2次脈動波が伝播され
る低負荷用吸気弁の閉弁(低負荷用吸気ポート1
3開口)直前の時期から閉弁までの期間とを合算
した無効期間で約60〜100゜程度であり、よつて
(θP−θ1)は膨張波発生から圧縮波の2次脈動波
伝播までに要するクランクシヤフトの回転角度を
表わす。また、1/4は2次脈動波が2往復する
行程の逆数を表わす。その他は上記()式の場
合と同じである。
尚、ここで、吸気個有脈動効果を得るに当つて
2次脈動を用いる理由は、1次脈動は上記効果が
大である反面、通路長さlPが長くなりすぎ、2次
脈動の場合に対して2倍の長さとなるので車載性
が悪く、また吸気抵抗を増加させる傾向がある。
一方、3次脈動は通路長さlPが2次脈動に対して
2/3の長さに短くなる反面、2次脈動に対して
上記効果が約15〜25%程度低下し、また吸気抵抗
がさほど変わらない。このことから、通路長さlP
を可及的に短くしなければ吸気個有脈動効果を有
効に発揮させるためである。
尚、上記()及び()式では、圧力波の伝
播に対する吸入空気の流れの影響を無視してい
る。これは、流速が音速に比べて小さく、吸気通
路の長さにほとんど変化をもたらさないためであ
る。
次に、上記第1実施例の作用について第3図に
より説明するに、高出力を要する5000〜7000rpm
のエンジン高回転時には、2次弁12の開作動に
より主低負荷用吸気通路9と共に主高負荷用吸気
通路10も開かれて、各気筒1A,1Bに対し、
各高負荷用吸気通路10a,10bからも各低負
荷用吸気通路9a,9bとは独立して吸気の供給
が行われる。その際、一方の気筒、例えば第2気
筒1Bの高負荷用吸気弁20の開弁による高負荷
用吸気ポート14開口時には燃焼室2の残留排気
ガスの圧力によつて吸気が圧縮されて第2高負荷
用吸気通路10bの高負荷用吸気ポート14付近
に開口時圧縮波が発生する。この開口時圧縮波
は、高負荷用吸気ポート14の開口時期を低負荷
用吸気ポート13よりも早く設定したことによ
り、燃焼室2からの残留排気ガスの吹返しが高負
荷用吸気ポート14側に集中し、上述の如く排気
ガス浄化のため等によりエンジン排圧が高くなつ
ていることと相俟つて非常に強く発生する。そし
て、この開口時圧縮波は、両気筒1A,1B間の
高負荷用吸気通路10a,10bの通路長さLS
5000〜7000rpmのエンジン高回転時を基準として
上記()式により求められる値に設定したこと
により、第2高負荷用吸気通路10b→連通路1
6→第1高負荷用吸気通路10aを経て、吸気行
程終期にある第1気筒1Aの高負荷用吸気ポート
14に伝播される。その結果、この強力な開口時
圧縮波により、吸気が吸気行程終期にある第1気
筒1Aの高負荷用吸気ポート14より燃焼室2内
へ押し込まれて過給が行われることになる(排気
干渉効果)。
それと同時に、第1気筒1Aにおいて、低負荷
用吸気弁の開弁後、低負荷用吸気ポート13から
の吸気開始により第1低負荷用吸気通路9a内に
発生した膨張波は、該低負荷用吸気通路9aの通
路長さlPを5000〜7000rpmのエンジン高回転時を
基準として上記()式により求められる値に設
定したことにより、第1低負荷用吸気通路9a→
拡大室19(圧縮波に反転して反射)→第1低負
荷用吸気通路9a→燃焼室2(膨張波に反転して
反射)→第1低負荷用吸気通路9a→拡大室19
(圧縮波に反転して反射)→第1低負荷用吸気通
路9aを経て、圧縮波の2次脈動波として該第1
気筒1Aと吸気行程終期の低負荷用吸気ポート1
3に伝播されて過給が行われる(吸気個有脈動効
果)。
また、同様に、第2気筒1Bにおいても、5000
〜7000rpmのエンジン高回転時、吸気行程終期に
おける高負荷用吸気ポート14に対して第1気筒
1Aからの開口時圧縮波が、また低負荷用吸気ポ
ート13に対して第2気筒1B自身の2次脈動波
がそれぞれ伝播されて過給が行われる。
したがつて、このように高負荷用吸気系統にお
ける気筒1A,1B相互間の排気干渉効果による
強い主たる過給効果と、低負荷用吸気系統におけ
る各気筒1A,1B自身の吸気個有脈動効果によ
る補完的な過給効果との相乗作用によつて、第4
図(排気干渉効果のみ示す)に示すように、エン
ジンの高負荷高回転時(5000〜7000rpmの回転
域)での充填効率が著しく増大して出力を大巾に
かつ有効に向上させることができる。
尚、第4図では、各気筒1A,1Bの高負荷用
吸気通路10a,10bを各々独立させた従来例
(破線で示す)に対し、エンジン回転数5000〜
7000rpmを基準として排気干渉効果を得た本発明
例1(一点鎖線で示す)の場合と、7000rpmを基
準として排気干渉効果を得た本発明例2(実線で
示す)の場合とにおけるエンジンの出力トルク特
性を示す。
また、その場合、排気干渉効果を得るための圧
力波伝播経路である高負荷用吸気通路10a,1
0bは、低負荷用吸気通路9a,9bよりも通路
面積が大で、しかも通路長さが短いこと、及び高
負荷用連通路16の通路面積ACSが高負荷用吸気
通路10a,10bの最小通路断面積AS以上で
あることにより、圧力波の伝播の抵抗が小さく、
特に過給効果の大きい気筒間の排気干渉効果を高
負荷用吸気系統で有効に発揮させることができ
る。
また、上記連通路16,18は、それぞれ1次
弁11及び2次弁12の下流に位置するので、1
次弁11や2次弁12によつて圧力波が減衰され
ることがなく、上記排気干渉効果及び吸気個有脈
動効果を有効に発揮できる。
さらに、上記高負荷用吸気ポート14の開口時
期を低負荷用吸気ポート13の開口時期よりも早
く設定したことにより、特に高負荷用吸気ポート
14開口時の開口時圧縮波を強く発生でき、排気
干渉効果による過給効果の向上により効果的であ
るととももに、燃焼室2からの残留排気ガスの吹
返しが高負荷用吸気ポート14側に集中するの
で、低負荷用吸気ポート13の吸気開始による膨
張波の発生を強化でき、吸気個有脈動効果の増強
をも図ることができる。また、高負荷用吸気ポー
ト14の閉口時期を低負荷用吸気ポート13より
も遅く設定したことにより、吸気行程終期の高負
荷用吸気ポート14に作用する排気干渉効果での
開口時圧縮波の低負荷用吸気ポート13からの吹
き抜けが、上記吸気個有脈動効果の強化と相俟つ
て確実に防止され、排気干渉効果を有効利用でき
有利である。
また、燃料供給装置として燃料噴射ノズル15
は、連通路18下流の低負荷用吸気通路9a,9
bの下流端部(燃焼室2への開口部近傍)に設け
られているので、吸気個有脈動効果を得る上で吸
気長さlPが長くなることによる燃料の応答性の悪
化(燃焼室2に導入される変化した空気量に対応
する燃料供給の応答遅れ)を防止して、良好な燃
料応答性を確保できるとともに、全運転域で吸気
の供給を行い燃料の供給が可能な低負荷用吸気通
路9a,9bのみの設置で済み、燃料供給装置の
簡略化を図ることができる。
また、上記排気干渉効果及び吸気個有脈動効果
による過給効果は、各連通路16,18の位置及
びその通路面積、各吸気ポート13,14の開閉
時期、両気筒1A,1B間の高負荷用吸気通路1
0a,10bの通路長さLS等を上述の如く設定す
ることによつて得られ、過給機等を要さないの
で、既存の吸気系の僅かな設計変更で済み、構造
が極めて簡単なものであり、よつて容易にかつ安
価に実施することができる。
加えて、上記低負荷用吸気通路9a,9bの最
小通路断面積が高負荷用吸気通路10a,10b
よりも小さいことにより、該低負荷用吸気通路9
a,9b同士を連通する連通路16での拡大室1
8は小さい容積で済み、該拡大室18の設定が容
易にできるので、上述の高負荷用吸気系統での排
気干渉効果と低負荷用吸気系統での2次の吸気個
有脈動効果とが同一回転域で容易に得られる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その他種々の変形例をも包含するものであ
る。例えば、上記第1実施例では2気筒4サイク
ルエンジンに適用した例を示したが、本発明はデ
ユアルインダクシヨンタイプのその他各種多気筒
エンジンに対しても適用できるのでは勿論のこと
である。例えば、その一例として第5図に4バル
ブ式の4気筒4サイクルエンジンに適用した第2
実施例を示す(尚、第1実施例と同一の部分につ
いては同一の符号を付してその詳細な説明は省略
する)。
本例の場合、各気筒1A〜1Dの高負荷用吸気
通路10a〜10dは2次弁12の下流において
拡大室17′で形成される連通路16′によつて連
通され、また各気筒1A〜1Dの低負荷用吸気通
路9a〜9dは1次弁11下流において拡大室1
9′で形成される連通路18′によつて連通されて
おり、該連通路18′下流の各低負荷用吸気通路
9a〜9dには燃料噴射ノズル15が配設されて
いる。また、上記連通路16′を介して気筒1A
〜1D間の高負荷用吸気通路10a〜10dの通
路長さLSは、排気干渉効果を得るためには上記
()式の右辺第1項4開口時圧縮波発生から伝
播までに要する回転角度)が異なり(第8図参
照)、 LS=(θS−180−θO) ×(60/360N)×a …(′) により設定される。また低負荷用吸気通路9a,
9bの通路長さlPは2次の吸気個有脈動効果を得
るように上記()式により設定されている。
尚、3気筒4サイクルエンジンに対しても、図示
していないが2気筒の場合と同様であり、各通路
長さLS、lPを上記()及び()式によりZ=
3として設定すればよい。また、上記第2実施例
(4気筒4サイクルエンジン)では、第1,第4
気筒1A,1Dの対応する各高負荷用吸気通路1
0a,10dの通路長さlS1,lS4は同じでlS1=lS4
となり、また、第2,第3気筒1B,1Cの各高
負荷用吸気通路10b,10cの通路長さlS2
lS3も同様にlS2=lS3となる。従つて、第1気筒1
A→第3気筒1C→第4気筒1D→第2気筒1B
の点火順序では燃焼の連続する気筒間の通路長さ
LSは全て同じになる。さらに、各気筒1A〜1D
の低負荷用吸気通路9a,9b,9c,9dの通
路長さlP1,lP2,lP3,lP4は全て同じである。すな
わち、 lP=lP1=lP2=lP3=lP4 LS=lS1(lS4)+lS2(lS3) となる。
さらに、気筒間干渉の作用過程は第6図〜第8
図に示す(尚、同図においては高負荷用吸気系統
で排気干渉効果を得る一方、低負荷用吸気系統で
一つの気筒での低負荷用吸気ポート閉口時に発生
する閉口時圧縮波を値気筒の吸気行程終期の低負
荷用吸気ポートに伝播させて過給を行う吸気慣性
効果を得た場合を示している)。一般に2気筒エ
ンジンの場合、第6図に示すように、既述と同
様、排気干渉効果は第1気筒から第2気筒へ、第
2気筒から第1気筒へと順次交互に作用して行く
のである。また、3気筒エンジンの場合には、第
7図に示すように、上記両効果は、2気筒の場合
と同様、第1気筒→第2気筒、第2気筒→第3気
筒、第3気筒→第1気筒へと順次作用して行く。
さらに、4気筒エンジンの場合には、第8図に示
すように、排気干渉効果は、位相が180゜遅れた気
筒から作用を受け、第3気筒→第1気筒、第4気
筒→第3気筒、第2気筒→第4気筒、第1気筒→
第2気筒、第3気筒→第1気筒へと作用するので
ある。よつて、このように気筒間干渉を行う気筒
間の通路長さLSを排気干渉効果を得るように設定
すればよい。
また、上記実施例では、1次弁11を主低負荷
用吸気通路9内に設けた型式のものについて示し
たが、該1次弁11を、主低負荷用吸気通路9と
主高負荷用吸気通路10との分岐部上流の主吸気
通路5に設けた型式のものも採用可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発余によれば、低負荷
用と高負荷用との2系統の独立した吸気通路を備
えた多気筒エンジンにおいて、5000〜7000rpmの
エンジン高回転時、高負荷用吸気系統での気筒間
の排気干渉効果による強い過給効果と、低負荷用
吸気系統での各気筒自身の2次の吸気個有脈動効
果による補完的な過給効果とを効果的に得るよう
にしたもので、過給機等を要さずに既存の吸気系
の僅かな設計変更による簡単な構成でもつて、エ
ンジン高負荷高回転時の充填効率を著しく高めて
出力向上を大巾にかつ有効に図ることができ、よ
つてエンジンの出力向上対策の容易実施化及びコ
ストダウン化に有用なものである。また、高負荷
用吸気ポートの閉口時期を低負荷用吸気ポートの
閉口時期よりも遅く設定したので、低負荷用吸気
ポートからの吸気個有脈動効果により気筒内燃焼
室の圧力を高め、その低負荷用吸気ポートが閉じ
た以後に、排気干渉効果による強力な開口時圧縮
波を開いている高負荷用吸気ポートから燃焼室に
供給して、十分な吸気充填量を得ることができる
とともに、吸気行程終期の高負荷用吸気ポートに
伝播された開口時圧縮波が燃焼室を経てそのまま
低負荷用吸気ポートから吹き抜けるのを防止して
排気干渉効果を有効に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図及び第2
図は第1実施例を示す全体構成説明図及び同要部
概略図、第3図は第1実施例の吸気行程を示す説
明図、第4図は出力トルク特性を示す図、第5図
は第2実施例を示す第1図相当図、第6図〜第8
図はそれぞれ2気筒、3気筒及び4気筒エンジン
での気筒間干渉を示す説明図である。 1A〜1D…第1〜第4気筒、2…燃焼室、5
…主吸気通路、7…エアフローメータ、9…主低
負荷用吸気通路、9a〜9d…第1〜第4低負荷
用吸気通路、10…主高負荷用吸気通路、10a
〜10d…第1〜第4高負荷用吸気通路、11…
1次弁、12…2次弁、15…燃料噴射ノズル、
16,16′…連通路、18,18′…連通路、1
9,19′…拡大室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各気筒毎に互いに独立した低負荷用吸気通路
    と高負荷用吸気通路とを有するとともに該各気筒
    の低負荷用吸気通路と高負荷用吸気通路とを各気
    筒の燃焼室に互いに独立した低負荷用吸気ポート
    及び高負荷用吸気ポートを介して開口させた吸気
    通路を備え、該吸気通路は、少なくとも上記低負
    荷用吸気通路を流れる吸気量を変化させる1次弁
    と、上記高負荷用吸気通路を流れる吸気量を変化
    させる2次弁とを有するエンジンの吸気装置であ
    つて、 上記1次弁及び2次弁の下流において上記各気
    筒の低負荷用吸気通路同士及び高負荷用吸気通路
    同士をそれぞれ各吸気通路の最小通路断面積以上
    の通路断面積を持つ連通路で互いに連通するとと
    もに、該低負荷用吸気通路同士の連通路に拡大室
    を設け、 上記高負荷用吸気通路の最小通路断面積を上記
    低負荷用吸気通路の最小通路断面積よりも大きく
    設定し、 上記高負荷用吸気ポートの開口時期を上記低負
    荷用吸気ポートの開口時期より以早に設定する一
    方、高負荷用吸気ポートの閉口時期を低負荷用吸
    気ポートの閉口時期よりも遅く設定し、 上記連通路を介しての各気筒間の高負荷用吸気
    通路の通路長さを、5000〜7000rpmのエンジンの
    高回転時、一つの気筒の高負荷用吸気ポートの開
    口時に生じる圧縮波が吸気行程終期にある他の気
    筒の高負荷用吸気ポートに伝播して過給を行うよ
    うに設定し、 上記拡大室から各気筒の低負荷用吸気ポートに
    至る上記低負荷用吸気通路の通路長さlPを、5000
    〜7000rpmのエンジンの高回転時、各気筒の低負
    荷用吸気ポートの吸気開始により生じる膨張波を
    上記拡大室で反転して反射した圧縮波の2次脈動
    波が該各気筒の吸気行程終期の吸気ポートに伝播
    して過給を行うように、下記式 lP=(θP−θ1)×(60/360N) ×(1/4)×a (ここで、θPは低負荷用吸気ポートの開口期
    間、θ1は低負荷用吸気ポートの開口から膨張波が
    実質的に発生するまでの期間と効果的に過給を行
    うために該膨張波を反転した圧縮波の2次脈動波
    が伝播される低負荷用吸気ポートの閉口直前の時
    期から閉口までの期間とを合算した無効期間、N
    はエンジン回転数、aは圧力波の伝播速度であ
    る) により設定したことを特徴とするエンジンの吸気
    装置。 2 2気筒又は3気筒4サイクルエンジンにおい
    て、上記連通路を介しての各気筒間の高負荷用吸
    気通路の通路長さLSを、下記式 LS={(720/Z)+θS−θO} ×(60/360N)×a (ここで、Zは気筒数、θSは高負荷用吸気ポー
    トの開口期間、θOは高負荷用吸気ポートの開口か
    ら開口時圧縮波が実質的に発生するまでの期間と
    効果的に過給を行うために該開口時圧縮波が伝播
    される他気筒の高負荷用吸気ポートの閉口直前の
    時期から閉口までの期間とを合算した無効期間、
    Nはエンジン回転数、aは圧力波の伝播速度であ
    る) により設定した特許請求の範囲第1項記載のエン
    ジンの吸気装置。 3 4気筒4サイクルエンジンにおいて、上記連
    通路を介しての各気筒間の高負荷用吸気通路の通
    路長さLSを、下記式 LS=(θS−180−θO) ×(60/360N)×a (ここで、θSは高負荷用吸気ポートの開口期
    間、θOは高負荷用吸気ポートの開口から開口時圧
    縮波が実質的に発生するまでの期間と効果的に過
    給を行うために該開口時圧縮波が伝播される他気
    筒の高負荷用吸気ポートの閉口直前の時期から閉
    口までの期間とを合算した無効期間、Nはエンジ
    ン回転数、aは圧力波の伝播速度である) により設定した特許請求の範囲第1項記載のエン
    ジンの吸気装置。
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