JPH0452500Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0452500Y2 JPH0452500Y2 JP1987122178U JP12217887U JPH0452500Y2 JP H0452500 Y2 JPH0452500 Y2 JP H0452500Y2 JP 1987122178 U JP1987122178 U JP 1987122178U JP 12217887 U JP12217887 U JP 12217887U JP H0452500 Y2 JPH0452500 Y2 JP H0452500Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom wall
- cylinder bore
- inner circumferential
- spring
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案はパーキングブレーキ機能を備えたデイ
スクブレーキに関するものである。
スクブレーキに関するものである。
従来技術
一方向において開口するシリンダボアを有する
キヤリパと、そのシリンダボアに嵌合され、パー
キングブレーキに際してはパーキングブレーキ操
作部材の作動に関連して軸方向に往復動させられ
るアジヤストボルトに螺合されたアジヤストナツ
トを介して押し出されるピストンと、そのアジヤ
ストボルトが挿し通される底壁と外周側から該底
壁の軸心と略平行な方向に延びる側壁とを有して
全体として有底円筒状を成し、その側壁の底壁側
と反対側の端部が少なくとも前記シリンダボアの
開口に向かう方向の移動不能にそのシリンダボア
の内周面あるいはその内周面より内周側に別個に
設けられた内周面に取り付けられるスプリング受
けと、そのスプリング受け底壁とそれを挿通する
前記アジヤストボルトとの間に介挿され、そのア
ジヤストボルトを前記ピストンの押出し方向と反
対方向へ付勢するスプリングとを含むパーキング
ブレーキ機能を備えたデイスクブレーキが知られ
ている。たとえば、実開昭53−87372号公報に記
載されたものがそれである。このデイスクブレー
キにおいては、ばね保持カバー(スプリング受
け)の側壁部分の先端に軸心と略直角な方向であ
つて且つ外周方向へ突き出すフランジが設けられ
ており、ばね保持カバーはこのフランジがシリン
ダ内に設けられた溝に嵌合されることにより、止
輪等の固定部材を用いることなくシリンダ内に取
り付けられている。そして、かかるばね保持カバ
ーの取付けに際しては、各側壁部分を内周方向に
押出して弾性変形させた状態でばね保持カバーを
フランジが前記溝と対応する位置までシリンダ内
に挿入した後押圧力を解除することにより、フラ
ンジが前記溝に嵌合されることとなる。
キヤリパと、そのシリンダボアに嵌合され、パー
キングブレーキに際してはパーキングブレーキ操
作部材の作動に関連して軸方向に往復動させられ
るアジヤストボルトに螺合されたアジヤストナツ
トを介して押し出されるピストンと、そのアジヤ
ストボルトが挿し通される底壁と外周側から該底
壁の軸心と略平行な方向に延びる側壁とを有して
全体として有底円筒状を成し、その側壁の底壁側
と反対側の端部が少なくとも前記シリンダボアの
開口に向かう方向の移動不能にそのシリンダボア
の内周面あるいはその内周面より内周側に別個に
設けられた内周面に取り付けられるスプリング受
けと、そのスプリング受け底壁とそれを挿通する
前記アジヤストボルトとの間に介挿され、そのア
ジヤストボルトを前記ピストンの押出し方向と反
対方向へ付勢するスプリングとを含むパーキング
ブレーキ機能を備えたデイスクブレーキが知られ
ている。たとえば、実開昭53−87372号公報に記
載されたものがそれである。このデイスクブレー
キにおいては、ばね保持カバー(スプリング受
け)の側壁部分の先端に軸心と略直角な方向であ
つて且つ外周方向へ突き出すフランジが設けられ
ており、ばね保持カバーはこのフランジがシリン
ダ内に設けられた溝に嵌合されることにより、止
輪等の固定部材を用いることなくシリンダ内に取
り付けられている。そして、かかるばね保持カバ
ーの取付けに際しては、各側壁部分を内周方向に
押出して弾性変形させた状態でばね保持カバーを
フランジが前記溝と対応する位置までシリンダ内
に挿入した後押圧力を解除することにより、フラ
ンジが前記溝に嵌合されることとなる。
考案が解決すべき問題点
しかしながら、ばね保持カバーの各側壁部分を
内周方向へ弾性変形させつつシリンダ内に挿入す
るためには、通常、各側壁部分を内周方向へ弾性
変形させるための所定の組付治具を用いる必要が
ある一方、かかるばね保持カバーはばねによりピ
ストンの突出し方向へ常時付勢されているととも
に制動時においてはそのばねの付勢力が一層増大
させられることに起因して、そのばねの付勢力に
よりフランジがピストンの突出し方向と反対の方
向へ変形させられて前記溝から外れてしまう虞が
あつた。
内周方向へ弾性変形させつつシリンダ内に挿入す
るためには、通常、各側壁部分を内周方向へ弾性
変形させるための所定の組付治具を用いる必要が
ある一方、かかるばね保持カバーはばねによりピ
ストンの突出し方向へ常時付勢されているととも
に制動時においてはそのばねの付勢力が一層増大
させられることに起因して、そのばねの付勢力に
よりフランジがピストンの突出し方向と反対の方
向へ変形させられて前記溝から外れてしまう虞が
あつた。
これに対し、たとえば実公昭61−44015号公報
に記載されているように、筒状のスプリングリテ
ーナの軸線方向全長に亘つてスリツト部を形成し
且つそのスリツト部の相対向する部分に一対のフ
ツク部を設けるとともに、スプリングリテーナの
一端側にフランジ部を外周側であつて且つ他端側
へ傾斜するように形成して、所定の組付け治具で
両フツク部をややすぼめるようにして把持した状
態で、シリンダボアの内周面より内周側に別個に
設けられた内周面にフランジ部を押し込んでその
内周面に形成された環状溝に圧接係止するように
すれば、上記止め輪等の固定部材が不要となると
ともに、フランジ部が上記のように傾斜している
ことにより制動時にそのフランジ部が環状溝から
外れるのを公的に防止できると考えられる。
に記載されているように、筒状のスプリングリテ
ーナの軸線方向全長に亘つてスリツト部を形成し
且つそのスリツト部の相対向する部分に一対のフ
ツク部を設けるとともに、スプリングリテーナの
一端側にフランジ部を外周側であつて且つ他端側
へ傾斜するように形成して、所定の組付け治具で
両フツク部をややすぼめるようにして把持した状
態で、シリンダボアの内周面より内周側に別個に
設けられた内周面にフランジ部を押し込んでその
内周面に形成された環状溝に圧接係止するように
すれば、上記止め輪等の固定部材が不要となると
ともに、フランジ部が上記のように傾斜している
ことにより制動時にそのフランジ部が環状溝から
外れるのを公的に防止できると考えられる。
しかし、この場合においても、両フツク部を把
持してスプリングリテーナを僅かに縮径させる組
付け治具を要する欠点があるとともに、スプリン
グリテーナのフランジ部を環状溝に組み付けるに
際しては、両フツク部25によりスプリングリテ
ーナを縮径させる操作と、その縮径された状態の
スプリングリテーナを押し込む操作とを同時に行
わねばならないため、スプリングリテーナの組付
け作業に比較的熟練を要する欠点がある。さら
に、上記フランジ部は、スプリングリテーナの一
端からスプリングリテーナの軸心と略平行な方向
へ突き出す突辺をスプリングリテーナの他端側へ
折り返すことにより形成されることとなるので、
そのフランジ部を形成するために複数段階の曲げ
加工を要してスプリングリテーナの製造工数が増
大する欠点があるとともに、スプリングリテーナ
の側壁側へのフランジ部の弾性変形を可能とする
ためにそのスプリングリテーナの側壁からのフラ
ンジ部の突出高さが比較的高くなつて、環状溝へ
のフランジ部の組付け抵抗が増大したり或いはス
プリングリテーナの側壁の径寸法を充分に確保で
きなくなつたりする欠点がある。
持してスプリングリテーナを僅かに縮径させる組
付け治具を要する欠点があるとともに、スプリン
グリテーナのフランジ部を環状溝に組み付けるに
際しては、両フツク部25によりスプリングリテ
ーナを縮径させる操作と、その縮径された状態の
スプリングリテーナを押し込む操作とを同時に行
わねばならないため、スプリングリテーナの組付
け作業に比較的熟練を要する欠点がある。さら
に、上記フランジ部は、スプリングリテーナの一
端からスプリングリテーナの軸心と略平行な方向
へ突き出す突辺をスプリングリテーナの他端側へ
折り返すことにより形成されることとなるので、
そのフランジ部を形成するために複数段階の曲げ
加工を要してスプリングリテーナの製造工数が増
大する欠点があるとともに、スプリングリテーナ
の側壁側へのフランジ部の弾性変形を可能とする
ためにそのスプリングリテーナの側壁からのフラ
ンジ部の突出高さが比較的高くなつて、環状溝へ
のフランジ部の組付け抵抗が増大したり或いはス
プリングリテーナの側壁の径寸法を充分に確保で
きなくなつたりする欠点がある。
問題点を解決するための手段
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であつて、その目的とするところは、スプリング
受けの側壁の底壁側と反対側の端面に外周側へ突
き出すように設けた複数の係合突起をシリンダボ
アの内周面等に押し込むだけで、スプリング受け
をシリンダボアの内周面等に外れが好適に防止さ
れた状態で容易かつ迅速に組み付け得る一方、上
記係合突起の突出高さを比較的低くし得てスプリ
ング受けの組付け抵抗の低減やスプリング受けの
側壁の径寸法の確保に好適に寄与し得るスプリン
グ受けを提供することにある。
であつて、その目的とするところは、スプリング
受けの側壁の底壁側と反対側の端面に外周側へ突
き出すように設けた複数の係合突起をシリンダボ
アの内周面等に押し込むだけで、スプリング受け
をシリンダボアの内周面等に外れが好適に防止さ
れた状態で容易かつ迅速に組み付け得る一方、上
記係合突起の突出高さを比較的低くし得てスプリ
ング受けの組付け抵抗の低減やスプリング受けの
側壁の径寸法の確保に好適に寄与し得るスプリン
グ受けを提供することにある。
かかる目的を達成するために、本考案は、一方
向において開口するシリンダボアを有するととも
にそのシリンダボアの内周面あるいはその内周面
より内周側に別個に設けられた内周面の所定位置
に外周側へ延びる環状の掛止面を有するキヤリパ
と、そのシリンダボアに嵌合され、パーキングブ
レーキに際してはパーキングブレーキ操作部材の
作動に関連して軸方向に往復動させられるアジヤ
ストボルトに螺合されたアジヤストナツトを介し
て押し出されるピストンとを備えたパーキングブ
レーキ機能を備えたデイスクブレーキにおいて、
前記アジヤストボルトが挿し通される底壁とその
底壁の外周側からその軸心と略平行な方向に延び
る側壁とを有して全体として有底円筒状を成し、
その側壁の底壁側と反対側の端部が前記シリンダ
ボアの開口側への移動不能に前記掛止面と係合さ
せられることにより、その底壁とそれを挿通する
前記アジヤストボルトとの間に介挿されたスプリ
ングを予圧するためのスプリング受けであつて、 (a)前記側壁の周方向の所定間隔毎にその側壁の一
部を前記底壁側と反対側の端面からその底壁に向
かつて切り欠いて形成され、その側壁の径方向に
弾性変形可能な複数の係合爪と、(b)それら係合爪
の前記底壁側と反対側の端部の一部を外周側であ
つて且つその底壁側へ傾斜しつつ突き出すように
切り起こして形成され、前記シリンダボアの内周
面あるいはその内周面より内周側の内周面に押し
付けられつつ前記係合爪の底壁側と反対側の端部
からそのシリンダボア内へ所定距離押し込まれた
とき、そのシリンダボアの開口側への移動不能に
前記掛止面と係合可能な複数の係合突起とを含む
ことを特徴とする。
向において開口するシリンダボアを有するととも
にそのシリンダボアの内周面あるいはその内周面
より内周側に別個に設けられた内周面の所定位置
に外周側へ延びる環状の掛止面を有するキヤリパ
と、そのシリンダボアに嵌合され、パーキングブ
レーキに際してはパーキングブレーキ操作部材の
作動に関連して軸方向に往復動させられるアジヤ
ストボルトに螺合されたアジヤストナツトを介し
て押し出されるピストンとを備えたパーキングブ
レーキ機能を備えたデイスクブレーキにおいて、
前記アジヤストボルトが挿し通される底壁とその
底壁の外周側からその軸心と略平行な方向に延び
る側壁とを有して全体として有底円筒状を成し、
その側壁の底壁側と反対側の端部が前記シリンダ
ボアの開口側への移動不能に前記掛止面と係合さ
せられることにより、その底壁とそれを挿通する
前記アジヤストボルトとの間に介挿されたスプリ
ングを予圧するためのスプリング受けであつて、 (a)前記側壁の周方向の所定間隔毎にその側壁の一
部を前記底壁側と反対側の端面からその底壁に向
かつて切り欠いて形成され、その側壁の径方向に
弾性変形可能な複数の係合爪と、(b)それら係合爪
の前記底壁側と反対側の端部の一部を外周側であ
つて且つその底壁側へ傾斜しつつ突き出すように
切り起こして形成され、前記シリンダボアの内周
面あるいはその内周面より内周側の内周面に押し
付けられつつ前記係合爪の底壁側と反対側の端部
からそのシリンダボア内へ所定距離押し込まれた
とき、そのシリンダボアの開口側への移動不能に
前記掛止面と係合可能な複数の係合突起とを含む
ことを特徴とする。
作 用
このようにすれば、スプリング受けの側壁に径
方向に弾性変形可能な複数の係合爪が設けられて
いるとともに、それらの係合爪の底壁側と反対側
の端部の一部を外周側であつて且つその底壁側へ
傾斜しつつ突き出すように切り起こすことにより
係合突起がそれぞれ形成されており、シリンダボ
アの内周面等にスプリング受けの係合突起を押し
付けてその係合突起を係合爪と共に内周側へ弾性
変形させつつ且つスプリング受けの底壁とその底
壁を挿通するアジヤストボルトとの間でスプリン
グを圧縮変形させつつ、係合爪の底壁側と反対側
の端部からスプリング受けをシリンダボア内へ所
定距離押し込むと、係合突起が掛止面を通過して
係合爪と共に外周側へ弾性復帰することにより、
係合突起がスプリングの付勢力に従つて掛止面と
シリンダボアの開口側へ移動不能に係合させられ
る。
方向に弾性変形可能な複数の係合爪が設けられて
いるとともに、それらの係合爪の底壁側と反対側
の端部の一部を外周側であつて且つその底壁側へ
傾斜しつつ突き出すように切り起こすことにより
係合突起がそれぞれ形成されており、シリンダボ
アの内周面等にスプリング受けの係合突起を押し
付けてその係合突起を係合爪と共に内周側へ弾性
変形させつつ且つスプリング受けの底壁とその底
壁を挿通するアジヤストボルトとの間でスプリン
グを圧縮変形させつつ、係合爪の底壁側と反対側
の端部からスプリング受けをシリンダボア内へ所
定距離押し込むと、係合突起が掛止面を通過して
係合爪と共に外周側へ弾性復帰することにより、
係合突起がスプリングの付勢力に従つて掛止面と
シリンダボアの開口側へ移動不能に係合させられ
る。
考案の効果
この結果、止め輪等の固定部材やスプリング受
けの側壁を縮径させる組付け治具を要することな
くスプリング受けをシリンダボア内へ単に押し込
むだけでシリンダボアの内周面等に容易かつ迅速
に組み付け得るとともに、係合突起は、外周側で
あつて且つ底壁側へ傾斜しつつ突き出すように係
合爪に設けられてスプリング受けに対するスプリ
ングの付勢方向へ傾斜させられることとなるの
で、制動時に増大したスプリングの付勢力により
係合突起が掛止面から外れるのを好適に防止し得
る。
けの側壁を縮径させる組付け治具を要することな
くスプリング受けをシリンダボア内へ単に押し込
むだけでシリンダボアの内周面等に容易かつ迅速
に組み付け得るとともに、係合突起は、外周側で
あつて且つ底壁側へ傾斜しつつ突き出すように係
合爪に設けられてスプリング受けに対するスプリ
ングの付勢方向へ傾斜させられることとなるの
で、制動時に増大したスプリングの付勢力により
係合突起が掛止面から外れるのを好適に防止し得
る。
しかも、係合突起は係合爪の一部を切り起こす
ことにより形成されるので、係合爪の一端(先
端)からスプリング受けの軸心と略平行な方向に
突き出す突片を複数段階の曲げ加工で他端側へ折
り返すことにより係合突起を形成する場合に比べ
て、係合突起ひいてはスプリング受けの製造工数
を低減し得るとともに、その係合突起の突出高さ
を低くし得てスプリング受けの組付け抵抗の低減
やスプリング受けの側壁の径寸法の確保に好適に
寄与し得るのである。
ことにより形成されるので、係合爪の一端(先
端)からスプリング受けの軸心と略平行な方向に
突き出す突片を複数段階の曲げ加工で他端側へ折
り返すことにより係合突起を形成する場合に比べ
て、係合突起ひいてはスプリング受けの製造工数
を低減し得るとともに、その係合突起の突出高さ
を低くし得てスプリング受けの組付け抵抗の低減
やスプリング受けの側壁の径寸法の確保に好適に
寄与し得るのである。
実施例
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は本考案が適用されたパーキングブレー
キ機能を備えたデイスクブレーキの一例を示す図
であつて、車輪と共に回転可能に設けられたデイ
スクロータ10の外周部にはキヤリパ12が跨設
されており、そのキヤリパ12は非回転部材(図
示せず)に固定された支持部材14に図示しない
スライドピン等を介してデイスクロータ10の軸
心と平行な方向の移動可能に支持されている。キ
ヤリパ12は、第一シリンダボア16を有し、そ
の第一シリンダボア16内に全体として有底円筒
状を成すピストン18が軸心まわりの相対回転不
能な状態で一方向の突出し可能に嵌合されたシリ
ンダ部20と、そのシリンダ部20のピストン1
8の突出し方向と反対側の端部においてシリンダ
部20に一体に設けられた突出部22と、シリン
ダ部20のピストン18突出し方向の端部から一
体に延び出してデイスクロータ10を間にしてシ
リンダ20と対向する二叉状の爪部24とを備え
ている。したがつて、本実施例においては、第一
シリンダボア16がクレーム上のシリンダボアに
相当する。キヤリパ12の内側、すなわち、ピス
トン18と爪部24との間には、一対のパツド2
6,28がデイスクロータ10を挟んだ状態で配
設されており、それらパツド26,28は前記支
持部材14によりデイスクロータ10の軸心と平
行な方向の移動可能に支持されている。
キ機能を備えたデイスクブレーキの一例を示す図
であつて、車輪と共に回転可能に設けられたデイ
スクロータ10の外周部にはキヤリパ12が跨設
されており、そのキヤリパ12は非回転部材(図
示せず)に固定された支持部材14に図示しない
スライドピン等を介してデイスクロータ10の軸
心と平行な方向の移動可能に支持されている。キ
ヤリパ12は、第一シリンダボア16を有し、そ
の第一シリンダボア16内に全体として有底円筒
状を成すピストン18が軸心まわりの相対回転不
能な状態で一方向の突出し可能に嵌合されたシリ
ンダ部20と、そのシリンダ部20のピストン1
8の突出し方向と反対側の端部においてシリンダ
部20に一体に設けられた突出部22と、シリン
ダ部20のピストン18突出し方向の端部から一
体に延び出してデイスクロータ10を間にしてシ
リンダ20と対向する二叉状の爪部24とを備え
ている。したがつて、本実施例においては、第一
シリンダボア16がクレーム上のシリンダボアに
相当する。キヤリパ12の内側、すなわち、ピス
トン18と爪部24との間には、一対のパツド2
6,28がデイスクロータ10を挟んだ状態で配
設されており、それらパツド26,28は前記支
持部材14によりデイスクロータ10の軸心と平
行な方向の移動可能に支持されている。
前記突出部22の内部には、前記第一シリンダ
ボア16と近接し且つ略同心に第二シリンダボア
30が形成されており、その第二シリンダボア3
0には、雄ねじ部32およびそれにより大径の頭
部34を有するアジヤストボルト36がその雄ね
じ部32がピストン18内に位置する状態で頭部
34において軸心方向の相対移動可能に嵌合され
ている。アジヤストボルト36は、その頭部34
とシリンダ部20内に一体的に設けられたスプリ
ング受け38との間に介装されたスプリング40
により常時ピストン18から離隔する方向へ付勢
されており、雄ねじ部32にはアジヤストナツト
42が螺合されている。アジヤストナツト42の
雄ねじ部32先端側に位置する端部には外周方向
へ突き出すフランジ部44が設けられており、ア
ジヤストナツト42はこのフランジ部44の外周
面に形成されテーパ面においてピストン18のテ
ーパ状の内壁とピストン18の突出し方向におい
て当接させられるようになつている。
ボア16と近接し且つ略同心に第二シリンダボア
30が形成されており、その第二シリンダボア3
0には、雄ねじ部32およびそれにより大径の頭
部34を有するアジヤストボルト36がその雄ね
じ部32がピストン18内に位置する状態で頭部
34において軸心方向の相対移動可能に嵌合され
ている。アジヤストボルト36は、その頭部34
とシリンダ部20内に一体的に設けられたスプリ
ング受け38との間に介装されたスプリング40
により常時ピストン18から離隔する方向へ付勢
されており、雄ねじ部32にはアジヤストナツト
42が螺合されている。アジヤストナツト42の
雄ねじ部32先端側に位置する端部には外周方向
へ突き出すフランジ部44が設けられており、ア
ジヤストナツト42はこのフランジ部44の外周
面に形成されテーパ面においてピストン18のテ
ーパ状の内壁とピストン18の突出し方向におい
て当接させられるようになつている。
アジヤストナツト42の外周面であつて且つフ
ランジ部44より前記頭部34側に位置する部分
には、略環状に曲成されて一端部が外周方向へ所
定距離突き出す板ばね46が所定の摩擦抵抗を有
する状態で嵌着されている。一方、ピストン18
の内周面であつて且つ板ばね46と対応する位置
には、フランジ部44と軸心方向において対向す
る状態で外周形状が略小判状を成す環状部材48
がかしめにより一体的に固定されている。この環
状部材48の内周面には軸心と平行な方向に貫通
する切欠50が形成されており、この切欠50に
前記板ばね46の一端部が軸心まわりの相対回転
不能かつ軸心と平行の相対移動可能に係合されて
いる。これにより、この板ばね46によつてアジ
ヤストナツト42の一方向の回転、すなわちアジ
ヤストボルト36の頭部34から離隔する方向の
回転は許容されるが、それと反対方向の回転は阻
止されている。板ばね46の嵌着方向および前記
所定の摩擦抵抗等が予めそのように決定されてい
るのである。前記フランジ部44および環状部材
48の間には、フランジ部44の外周面がピニオ
ン18の突出し方向においてピストン18の内壁
と当接させられた状態において所定間隔の遊びを
有するように、フラストベアリング52が介挿さ
れている。なお、53は、ピストン18と第一シ
リンダボア16との間を液密にシールするととも
にピストン18の戻し作用を為すピストンシール
である。
ランジ部44より前記頭部34側に位置する部分
には、略環状に曲成されて一端部が外周方向へ所
定距離突き出す板ばね46が所定の摩擦抵抗を有
する状態で嵌着されている。一方、ピストン18
の内周面であつて且つ板ばね46と対応する位置
には、フランジ部44と軸心方向において対向す
る状態で外周形状が略小判状を成す環状部材48
がかしめにより一体的に固定されている。この環
状部材48の内周面には軸心と平行な方向に貫通
する切欠50が形成されており、この切欠50に
前記板ばね46の一端部が軸心まわりの相対回転
不能かつ軸心と平行の相対移動可能に係合されて
いる。これにより、この板ばね46によつてアジ
ヤストナツト42の一方向の回転、すなわちアジ
ヤストボルト36の頭部34から離隔する方向の
回転は許容されるが、それと反対方向の回転は阻
止されている。板ばね46の嵌着方向および前記
所定の摩擦抵抗等が予めそのように決定されてい
るのである。前記フランジ部44および環状部材
48の間には、フランジ部44の外周面がピニオ
ン18の突出し方向においてピストン18の内壁
と当接させられた状態において所定間隔の遊びを
有するように、フラストベアリング52が介挿さ
れている。なお、53は、ピストン18と第一シ
リンダボア16との間を液密にシールするととも
にピストン18の戻し作用を為すピストンシール
である。
突出部22の内部には、更に、第二シリンダボ
ア30の第一シリンダボア16側と反対側におい
て第二シリンダボア30の軸心と直角な方向に貫
通する貫通穴54がその第二シリンダボア30と
連通する状態で設けられており、その貫通穴54
内には回転軸56が軸受58を介して軸心まわり
の回転可能に設けられている。回転軸56の一端
部であつて突出部22の外側に位置する部分には
パーキングブレーキ操作力が伝達されるクランク
レバー60が相対回転不能に取り付けられている
とともに、回転軸56の長手方向中間部には偏心
した位置において回転軸56の軸心と平行な方向
の所定長さに亘つて延びる係合溝62が形成され
ている。本実施例においては、上記クランクレバ
ー60がパーキングブレーキ操作部材に相当す
る。一方、前記アジヤストボルト36の頭部34
の先端面には、雄ねじ部32から離隔する程幅広
とされたV溝64が形成されており、前記係合溝
62とV溝64との間に、矩形平板状を成すトグ
ル66が板面と直角な方向の回転が阻止された状
態で介挿されている。これにより、トグル66に
よつてアジヤストボルト36の軸心まわりの回転
が阻止されている。
ア30の第一シリンダボア16側と反対側におい
て第二シリンダボア30の軸心と直角な方向に貫
通する貫通穴54がその第二シリンダボア30と
連通する状態で設けられており、その貫通穴54
内には回転軸56が軸受58を介して軸心まわり
の回転可能に設けられている。回転軸56の一端
部であつて突出部22の外側に位置する部分には
パーキングブレーキ操作力が伝達されるクランク
レバー60が相対回転不能に取り付けられている
とともに、回転軸56の長手方向中間部には偏心
した位置において回転軸56の軸心と平行な方向
の所定長さに亘つて延びる係合溝62が形成され
ている。本実施例においては、上記クランクレバ
ー60がパーキングブレーキ操作部材に相当す
る。一方、前記アジヤストボルト36の頭部34
の先端面には、雄ねじ部32から離隔する程幅広
とされたV溝64が形成されており、前記係合溝
62とV溝64との間に、矩形平板状を成すトグ
ル66が板面と直角な方向の回転が阻止された状
態で介挿されている。これにより、トグル66に
よつてアジヤストボルト36の軸心まわりの回転
が阻止されている。
次に、以上のように構成されたデイスクブレー
キの作動を説明する。
キの作動を説明する。
パーキングブレーキ操作力が加えられてクラン
クレバー60が第1図において左回りに回動させ
られると、回転軸56の回転に伴つてトグル66
に推力が生じ、その推力がアジヤストボルト36
およびアジヤストナツト42を介してピストン1
8に伝達されてピストン18が突き出されること
により一方のパツド28がデイスクロータ10の
一面に押し付けられるとともに、その反力でキヤ
リパ12がピストン18の突出し方向とは反対方
向に移動させられて爪部24により他方のパツド
26がデイスクロータ10の他面に押し付けられ
る。これにより、デイスクロータ10が狭圧され
てパーキングブレーキによる制動が行われる。こ
のとき、前記スプリング40はアジヤストボルト
36の第1図中左方向への移動に伴つて圧縮変形
させられて付勢力が比較的大きく増大させられる
こととなる。パーキングブレーキ操作力が解除さ
れたときには、スプリング40の付勢力に従つて
アジヤストボルト36およびアジヤストナツト4
2が戻されるとともに、ピストンシール53の戻
し作用によりピストン18が原位置まで戻され
る。
クレバー60が第1図において左回りに回動させ
られると、回転軸56の回転に伴つてトグル66
に推力が生じ、その推力がアジヤストボルト36
およびアジヤストナツト42を介してピストン1
8に伝達されてピストン18が突き出されること
により一方のパツド28がデイスクロータ10の
一面に押し付けられるとともに、その反力でキヤ
リパ12がピストン18の突出し方向とは反対方
向に移動させられて爪部24により他方のパツド
26がデイスクロータ10の他面に押し付けられ
る。これにより、デイスクロータ10が狭圧され
てパーキングブレーキによる制動が行われる。こ
のとき、前記スプリング40はアジヤストボルト
36の第1図中左方向への移動に伴つて圧縮変形
させられて付勢力が比較的大きく増大させられる
こととなる。パーキングブレーキ操作力が解除さ
れたときには、スプリング40の付勢力に従つて
アジヤストボルト36およびアジヤストナツト4
2が戻されるとともに、ピストンシール53の戻
し作用によりピストン18が原位置まで戻され
る。
一方、ピストン18および第一シリンダボア1
6等により形成された液室に油圧が供給される
と、ピストン18が突き出されて上述の場合と同
様にしてデイスクロータ10が狭圧されてサービ
スブレーキによる制動が行われる。このとき、ピ
ストン18の突出し両(移動量)が予め定められ
た一定量を超えていないときには、ピストン18
の突出しに伴つて環状部材48およびスラストベ
アリング52を介してアジヤストナツト42に前
記一方向へ回転させる力は作用しないが、パツド
26,28の摩耗量が大きくなつてピストン18
の突出し時にピストン18とピストンシール53
との間にすべりが生じ、ピストン18の突出し量
が予め定められた一定量を超えたときには、ピス
トン18により環状部材48およびスラストベア
リング52を介してフランジ部44をアジヤスト
ボルト36の頭部34から離隔する方向へ押動す
ることにより、アジヤストナツト42が前記一方
向へ回転させられつつ前記頭部34から離隔する
方向へ所定距離移動させられる。スラストベアリ
ング52のフランジ部44および環状部材48間
における前記遊び予めそのように決定されている
のである。これにより、パーキングブレーキ操作
ストロークが自動調節される。このアジヤストナ
ツト42の頭部34から離隔する方向の移動時に
おいては、スプリング40が圧縮変形されること
はないが、スプリング40の付勢力はアジヤスト
ナツト42とアジヤストボルト36との間に回転
抵抗等に応じてある程度増大させられることとな
る。次に、油圧が解除されると、ピストンシール
53の戻し作用によりピストン18が前記テーパ
状の内壁がフランジ部44の外周面と当接するま
で戻される。
6等により形成された液室に油圧が供給される
と、ピストン18が突き出されて上述の場合と同
様にしてデイスクロータ10が狭圧されてサービ
スブレーキによる制動が行われる。このとき、ピ
ストン18の突出し両(移動量)が予め定められ
た一定量を超えていないときには、ピストン18
の突出しに伴つて環状部材48およびスラストベ
アリング52を介してアジヤストナツト42に前
記一方向へ回転させる力は作用しないが、パツド
26,28の摩耗量が大きくなつてピストン18
の突出し時にピストン18とピストンシール53
との間にすべりが生じ、ピストン18の突出し量
が予め定められた一定量を超えたときには、ピス
トン18により環状部材48およびスラストベア
リング52を介してフランジ部44をアジヤスト
ボルト36の頭部34から離隔する方向へ押動す
ることにより、アジヤストナツト42が前記一方
向へ回転させられつつ前記頭部34から離隔する
方向へ所定距離移動させられる。スラストベアリ
ング52のフランジ部44および環状部材48間
における前記遊び予めそのように決定されている
のである。これにより、パーキングブレーキ操作
ストロークが自動調節される。このアジヤストナ
ツト42の頭部34から離隔する方向の移動時に
おいては、スプリング40が圧縮変形されること
はないが、スプリング40の付勢力はアジヤスト
ナツト42とアジヤストボルト36との間に回転
抵抗等に応じてある程度増大させられることとな
る。次に、油圧が解除されると、ピストンシール
53の戻し作用によりピストン18が前記テーパ
状の内壁がフランジ部44の外周面と当接するま
で戻される。
上記スプリング受け38は、第1図および第2
図に示すように、アジヤストボルト36が挿し通
される底壁68と、その外周側から底壁68の軸
心と略平行な方向に延びる複数の係合爪70とを
有して全体として有底円筒状を成している。各係
合爪70の先端部には、第一シリンダボア16の
軸心に対して傾斜し、外周方向であつて且つ第一
シリンダボア16の開口側に向かつて突き出す係
合突起72がそれぞれ切り起こすことにより形成
されている。一方、第一シリンダボア16および
第二シリンダボア30の間に設けられて第一シリ
ンダボア10の内周面より僅かに内周側に位置す
る内周面74には、所定深さの環状溝76が設け
られており、その環状溝76の第一シリンダボア
16側に位置する壁面78は第一シリンダボア1
6の軸心と略直角に位置させられている。なお、
スプリング受け38装着前における各係合爪70
の先端部の外周側部分を通る外周径は、前記内周
面74の内径より所定寸法だけ小さくされている
とともに、スプリング受け38装着前における各
係合突起72の突出端の外周側部分を結ぶ外周径
は、第一シリンダボア16の内径より小さいが前
記内周面74の内径より所定寸法だけ大きくされ
ている。これにより、スプリング受け38をシリ
ンダ部20に取り付けるに際しては、係合爪70
を予め内周方向へ弾性変形させることなく係合突
起72側から第一シリンダボア16内に挿し入れ
て更にスプリング40の弾性力に抗して係合爪7
0の先端部分を前記内周面74に所定距離押し入
れると、各係合突起72がスナツプアクシヨンに
て前記環状溝76内に嵌め入れられてスプリング
40の付勢力に従つて係合突起72の先端が前記
壁面78と抜けが阻止された状態で当接させられ
る。したがつて、本実施例においては、壁面78
が掛止面に相当する。この結果、止輪等の固定部
材および係合爪70を内周方向へ弾性変形させる
ための組付治具を用いなくても、係合爪70の先
端部分を前記内周面74に単に押し入れるだけで
スプリング受け38を容易に取り付け得る一方、
係合突起72はスプリング受け38に対するスプ
リング40の付勢方向へ傾斜させられることとな
るため、その係合突起72の先端においてスプリ
ング40の付勢力を好適に受け止め得、これによ
り、スプリング40の付勢力が前述のように制動
時において増大させられたとしても、そのスプリ
ング40の付勢力により係合突起72がスプリン
グ受け38に対するスプリング40の付勢方向と
反対方向(第1図において突出部22側)へ変形
させられることが効果的に防止されて係合突起7
2の前記壁面78からの外れが防止される。
図に示すように、アジヤストボルト36が挿し通
される底壁68と、その外周側から底壁68の軸
心と略平行な方向に延びる複数の係合爪70とを
有して全体として有底円筒状を成している。各係
合爪70の先端部には、第一シリンダボア16の
軸心に対して傾斜し、外周方向であつて且つ第一
シリンダボア16の開口側に向かつて突き出す係
合突起72がそれぞれ切り起こすことにより形成
されている。一方、第一シリンダボア16および
第二シリンダボア30の間に設けられて第一シリ
ンダボア10の内周面より僅かに内周側に位置す
る内周面74には、所定深さの環状溝76が設け
られており、その環状溝76の第一シリンダボア
16側に位置する壁面78は第一シリンダボア1
6の軸心と略直角に位置させられている。なお、
スプリング受け38装着前における各係合爪70
の先端部の外周側部分を通る外周径は、前記内周
面74の内径より所定寸法だけ小さくされている
とともに、スプリング受け38装着前における各
係合突起72の突出端の外周側部分を結ぶ外周径
は、第一シリンダボア16の内径より小さいが前
記内周面74の内径より所定寸法だけ大きくされ
ている。これにより、スプリング受け38をシリ
ンダ部20に取り付けるに際しては、係合爪70
を予め内周方向へ弾性変形させることなく係合突
起72側から第一シリンダボア16内に挿し入れ
て更にスプリング40の弾性力に抗して係合爪7
0の先端部分を前記内周面74に所定距離押し入
れると、各係合突起72がスナツプアクシヨンに
て前記環状溝76内に嵌め入れられてスプリング
40の付勢力に従つて係合突起72の先端が前記
壁面78と抜けが阻止された状態で当接させられ
る。したがつて、本実施例においては、壁面78
が掛止面に相当する。この結果、止輪等の固定部
材および係合爪70を内周方向へ弾性変形させる
ための組付治具を用いなくても、係合爪70の先
端部分を前記内周面74に単に押し入れるだけで
スプリング受け38を容易に取り付け得る一方、
係合突起72はスプリング受け38に対するスプ
リング40の付勢方向へ傾斜させられることとな
るため、その係合突起72の先端においてスプリ
ング40の付勢力を好適に受け止め得、これによ
り、スプリング40の付勢力が前述のように制動
時において増大させられたとしても、そのスプリ
ング40の付勢力により係合突起72がスプリン
グ受け38に対するスプリング40の付勢方向と
反対方向(第1図において突出部22側)へ変形
させられることが効果的に防止されて係合突起7
2の前記壁面78からの外れが防止される。
また、本実施例によれば、係合突起72は係合
爪70の先端部を切り起こすことにより形成され
ているので、係合爪の一端(先端)からスプリン
グ受けの軸心と略平行な方向に突き出す突片を複
数段階の曲げ加工で他端側へ折り返すことにより
係合突起を形成する場合に比べて、係合突起72
ひいてはスプリング受け38の製造工数を低減す
ることができるとともに、係合突起72の突出高
さを低くすることができてスプリング受け38の
組付け抵抗の低減やスプリング受け38の側壁の
径寸法の確保に好適に寄与することができる利点
がある。
爪70の先端部を切り起こすことにより形成され
ているので、係合爪の一端(先端)からスプリン
グ受けの軸心と略平行な方向に突き出す突片を複
数段階の曲げ加工で他端側へ折り返すことにより
係合突起を形成する場合に比べて、係合突起72
ひいてはスプリング受け38の製造工数を低減す
ることができるとともに、係合突起72の突出高
さを低くすることができてスプリング受け38の
組付け抵抗の低減やスプリング受け38の側壁の
径寸法の確保に好適に寄与することができる利点
がある。
また、本実施例によれば、側壁は複数の係合爪
70にて構成されているので、係合爪70の先端
部分を前記内周面74に押し入れる際において
は、専ら係合爪70が内周側へ弾性変形させられ
ることにより、その押入れ作業が一層容易となる
利点がある。
70にて構成されているので、係合爪70の先端
部分を前記内周面74に押し入れる際において
は、専ら係合爪70が内周側へ弾性変形させられ
ることにより、その押入れ作業が一層容易となる
利点がある。
また、本実施例によれば、矩形平板状のトグル
66によりアジヤストボルト36の軸心まわりの
回転が阻止されているので、アジヤストボルトの
頭部がシリンダ部内に一体的に設けられた板状部
材の貫通穴に挿通させられることによりアジヤス
トボルトの前記回転を阻止する従来の場合に比べ
て、部品点数および組付作業工数が削減される等
の利点がある。
66によりアジヤストボルト36の軸心まわりの
回転が阻止されているので、アジヤストボルトの
頭部がシリンダ部内に一体的に設けられた板状部
材の貫通穴に挿通させられることによりアジヤス
トボルトの前記回転を阻止する従来の場合に比べ
て、部品点数および組付作業工数が削減される等
の利点がある。
なお、前述の実施例において、掛止面は環状溝
76の一方の壁面78にて構成されているが、必
ずしもその必要はなく、かかる環状溝を設けるこ
となく第一シリンダボア16の内周面に外周側へ
延びる所定の段付面を設けてこの段付面を掛止面
としても良い。
76の一方の壁面78にて構成されているが、必
ずしもその必要はなく、かかる環状溝を設けるこ
となく第一シリンダボア16の内周面に外周側へ
延びる所定の段付面を設けてこの段付面を掛止面
としても良い。
また、前述の実施例において、掛止面としての
壁面78は第一シリンダボア16の軸心に対して
略直角に形成されているが、掛止面を第一シリン
ダボア16の開口側へ向かつて第一シリンダボア
16の軸心に対して所定角度を成して傾斜するよ
うに形成しても良い。このようにすれば、係合突
起72の外れを一層確実に防止し得る。
壁面78は第一シリンダボア16の軸心に対して
略直角に形成されているが、掛止面を第一シリン
ダボア16の開口側へ向かつて第一シリンダボア
16の軸心に対して所定角度を成して傾斜するよ
うに形成しても良い。このようにすれば、係合突
起72の外れを一層確実に防止し得る。
また、前述の実施例においては、ピストン18
が嵌合される第一シリンダボア16の内周面とは
別個に設けられた内周面74に掛止面としての壁
面78が形成されているが、掛止面は第一シリン
ダボア16の内周面に直接設けられても良い。
が嵌合される第一シリンダボア16の内周面とは
別個に設けられた内周面74に掛止面としての壁
面78が形成されているが、掛止面は第一シリン
ダボア16の内周面に直接設けられても良い。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
おいて種々変更が加えられ得るものである。
第1図は本考案が適用されたデイスクブレーキ
の一例を示す図であつて、要部を示す断面図であ
る。第2図は第1図のスプリング受けの斜視図で
ある。 12……キヤリパ、16……第一シリンダボア
(シリンダボア)、18……ピストン、20……シ
リンダ部、36……アジヤストボルト、38……
スプリング受け、40……スプリング、42……
アジヤストナツト、60……クランクレバー(パ
ーキングブレーキ操作部材)、68……底壁、7
0……係合爪、72……係合突起、74……内周
面、78……壁面(掛止面)。
の一例を示す図であつて、要部を示す断面図であ
る。第2図は第1図のスプリング受けの斜視図で
ある。 12……キヤリパ、16……第一シリンダボア
(シリンダボア)、18……ピストン、20……シ
リンダ部、36……アジヤストボルト、38……
スプリング受け、40……スプリング、42……
アジヤストナツト、60……クランクレバー(パ
ーキングブレーキ操作部材)、68……底壁、7
0……係合爪、72……係合突起、74……内周
面、78……壁面(掛止面)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 一方向において開口するシリンダボアを有する
とともに該シリンダボアの内周面あるいは該内周
面より内周側に別個に設けられた内周面の所定位
置に外周側へ延びる環状の掛止面を有するキヤリ
パと、該シリンダボアに嵌合され、パーキングブ
レーキに際してはパーキングブレーキ操作部材の
作動に関連して軸方向に往復動させられるアジヤ
ストボルトに螺合されたアジヤストナツトを介し
て押し出されるピストンとを備えたパーキングブ
レーキ機能を備えたデイスクブレーキにおいて、
前記アジヤストボルトが挿し通される底壁と該底
壁の外周側からその軸心と略平行な方向に延びる
側壁とを有して全体として有底円筒状を成し、該
側壁の該底壁側と反対側の端部が前記シリンダボ
アの開口側への移動不能に前記掛止面と係合させ
られることにより、該底壁とそれを挿通する前記
アジヤストボルトとの間に介挿されたスプリング
を予圧するためのスプリング受けであつて、 前記側壁の周方向の所定間隔毎に該側壁の一部
を前記底壁側と反対側の端面から該底壁に向かつ
て切り欠いて形成され、該側壁の径方向に弾性変
形可能な複数の係合爪と、 該係合爪の前記底壁側と反対側の端部の一部を
外周側であつて且つ該底壁側へ傾斜しつつ突き出
すように切り起こして形成され、前記シリンダボ
アの内周面あるいは該内周面より内周側の内周面
に押し付けられつつ前記係合爪の底壁側と反対側
の端部から該シリンダボア内へ所定距離押し込ま
れたとき、該シリンダボアの開口側への移動不能
に前記掛止面と係合可能な複数の係合突起と を含むことを特徴とするパーキングブレーキ機能
を備えたデイスクブレーキのスプリング受け。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987122178U JPH0452500Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987122178U JPH0452500Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6427543U JPS6427543U (ja) | 1989-02-16 |
| JPH0452500Y2 true JPH0452500Y2 (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=31369861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987122178U Expired JPH0452500Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0452500Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005056166A1 (de) * | 2004-11-26 | 2006-06-08 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Bremssattel einer Scheibenbremse |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6144015U (ja) * | 1984-08-24 | 1986-03-24 | 横河電機株式会社 | 耐圧防爆容器 |
-
1987
- 1987-08-10 JP JP1987122178U patent/JPH0452500Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6427543U (ja) | 1989-02-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5029687A (en) | Self adjuster for pull-type clutch | |
| JPH0452500Y2 (ja) | ||
| JPS61252926A (ja) | 自動調整装置 | |
| JPS6151693B2 (ja) | ||
| JPH0720423Y2 (ja) | パーキングブレーキ機構を備えたディスクブレーキ | |
| JPH0356664Y2 (ja) | ||
| JPS63285341A (ja) | ブレ−キの間隙自動調整装置 | |
| JP3699196B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH0356663Y2 (ja) | ||
| JP2549842Y2 (ja) | パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ | |
| JPH11132267A (ja) | ディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置 | |
| JPH075305Y2 (ja) | パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ用ピストンアッセンブリ | |
| JP2004286202A (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH075303Y2 (ja) | パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキの針状ころ軸受 | |
| JPH0720424Y2 (ja) | パーキングブレーキ機構を備えたディスクブレーキ | |
| JP3830211B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦パッド保持機構 | |
| JP2542331Y2 (ja) | 車両用ディスクブレ―キの摩擦パッドとシム板の組付け構造 | |
| JPH0534347Y2 (ja) | ||
| JPH027309Y2 (ja) | ||
| JPH07158668A (ja) | 車両用ディスクブレーキにおける摩擦パッドの浮き上がり防止構造 | |
| JP2594089Y2 (ja) | ディスクブレーキパッド戻しばね取付け構造 | |
| JPH0414670Y2 (ja) | ||
| JP2556638Y2 (ja) | パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ | |
| JPH0354986Y2 (ja) | ||
| JPS626995Y2 (ja) |