JPH0453850Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453850Y2 JPH0453850Y2 JP1986028159U JP2815986U JPH0453850Y2 JP H0453850 Y2 JPH0453850 Y2 JP H0453850Y2 JP 1986028159 U JP1986028159 U JP 1986028159U JP 2815986 U JP2815986 U JP 2815986U JP H0453850 Y2 JPH0453850 Y2 JP H0453850Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end mill
- cutting
- axis
- cutting blades
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、被削材に溝加工や段付き加工を施
す際に用いられるエンドミルに関する。
す際に用いられるエンドミルに関する。
[従来の技術]
一般に、被切削材に溝加工や段付き加工を施す
場合には、工具本体の外周にその軸線方向に沿つ
て複数条の切刃が形成された各種のエンドミルが
使用されている。
場合には、工具本体の外周にその軸線方向に沿つ
て複数条の切刃が形成された各種のエンドミルが
使用されている。
第4図および第5図は、この種のエンドミルの
うち、特にエンドミル本体の外周に上記切刃が一
体に形成されたソリツドタイプと呼ばれる従来の
エンドミルを示すものである。
うち、特にエンドミル本体の外周に上記切刃が一
体に形成されたソリツドタイプと呼ばれる従来の
エンドミルを示すものである。
このエンドミル1は、高張力鋼や超硬合金等か
らなる略円柱状のエンドミル本体2の外周に、複
数条(図では4条)の切刃3……が、それぞれ軸
線方向に沿つて略螺旋条を描くように一体に形成
されたものである。ここで、これら複数条をなす
切刃3……は、それぞれ第5図に示すように、上
記エンドミル本体2の円周方向に沿つてこの円周
を4等分する等間隔位置に形成されている。ま
た、このエンドミル本体2の先端面には、これら
切刃3……に連なりかつ各々この先端面の略中心
まで延びる正面切刃4……が形成されている。
らなる略円柱状のエンドミル本体2の外周に、複
数条(図では4条)の切刃3……が、それぞれ軸
線方向に沿つて略螺旋条を描くように一体に形成
されたものである。ここで、これら複数条をなす
切刃3……は、それぞれ第5図に示すように、上
記エンドミル本体2の円周方向に沿つてこの円周
を4等分する等間隔位置に形成されている。ま
た、このエンドミル本体2の先端面には、これら
切刃3……に連なりかつ各々この先端面の略中心
まで延びる正面切刃4……が形成されている。
そして、以上の構成からなる上記従来のエンド
ミル1は、軸線回りに回転されながらこの軸線方
向またはこの軸線と直交する方向に送られること
により、その切刃3……および正面切刃4……で
それぞれ被削材の側面および底面を切削してゆ
く。
ミル1は、軸線回りに回転されながらこの軸線方
向またはこの軸線と直交する方向に送られること
により、その切刃3……および正面切刃4……で
それぞれ被削材の側面および底面を切削してゆ
く。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記従来のエンドミル1にあつ
ては、切刃3……がエンドミル本体2の円周方向
に沿つて等間隔の位置に形成されているために、
切削時にこれら切刃3……が順次等しい時間間隔
で被加工面に衝撃を与えるとともに、さらにこの
衝撃の反力が一定周期の振動としてエンドミル本
体2に作用してしまう。そして、この一定周期の
振動に上記エンドミル本体2が共振し、これによ
りエンドミル1自体や上記被削材にびびりを発生
してしまうため、ひいては上記切刃3……の欠損
や被加工面の仕上げ面精度の低下を招くという問
題点があつた。
ては、切刃3……がエンドミル本体2の円周方向
に沿つて等間隔の位置に形成されているために、
切削時にこれら切刃3……が順次等しい時間間隔
で被加工面に衝撃を与えるとともに、さらにこの
衝撃の反力が一定周期の振動としてエンドミル本
体2に作用してしまう。そして、この一定周期の
振動に上記エンドミル本体2が共振し、これによ
りエンドミル1自体や上記被削材にびびりを発生
してしまうため、ひいては上記切刃3……の欠損
や被加工面の仕上げ面精度の低下を招くという問
題点があつた。
加えて、このエンドミル1や被削材のびびりに
より上記切刃3……の切削抵抗が増加してしまう
ため、この結果切削に要する機械動力の増加をも
招いてしまうという問題があつた。
より上記切刃3……の切削抵抗が増加してしまう
ため、この結果切削に要する機械動力の増加をも
招いてしまうという問題があつた。
この考案は、このような従来のエンドミルが有
する問題点を解決することをその目的とするもの
である。
する問題点を解決することをその目的とするもの
である。
[問題点を解決するための手段]
この考案のエンドミルは、エンドミル本体の外
周に先端部から基端部側に向けて延びる複数条の
切刃を、互いに平行に形成するとともに、これら
の切刃を上記エンドミル本体の円周を不等分に分
割する位置に、すなわちエンドミル本体の軸線と
垂直な平面において、少なくとも一の隣接する上
記各切刃と上記軸線とを結ぶ線のなす角度が、他
の隣接する上記各切刃と上記軸線とを結ぶ線のな
す角度と異なるように形成したものである。な
お、ここで切刃が平行であるとは、各切刃の周方
向の間隔がエンドミル本体の先端部から基端部に
かけて変化しないことであり、すなわちその展開
図において各切刃が平行となることをいう。
周に先端部から基端部側に向けて延びる複数条の
切刃を、互いに平行に形成するとともに、これら
の切刃を上記エンドミル本体の円周を不等分に分
割する位置に、すなわちエンドミル本体の軸線と
垂直な平面において、少なくとも一の隣接する上
記各切刃と上記軸線とを結ぶ線のなす角度が、他
の隣接する上記各切刃と上記軸線とを結ぶ線のな
す角度と異なるように形成したものである。な
お、ここで切刃が平行であるとは、各切刃の周方
向の間隔がエンドミル本体の先端部から基端部に
かけて変化しないことであり、すなわちその展開
図において各切刃が平行となることをいう。
[作用]
上記構成のエンドミルにあつては、複数の切刃
をそれぞれエンドミル本体の円周を不等分に分割
する位置に形成したので、これら切刃が被加工面
に与える切削による衝撃の間隔が不規則になる。
したがつて、エンドミル本体に作用するこの衝撃
の反力も不規則になるためこのエンドミル本体に
共振を生じることがなく、よつてエンドミル自体
や上記被削材にびびりを発生することがない。ま
た、このエンドミルや被削材にびびりを生じない
結果、このびびりに起因する上記切刃の切削抵抗
の増加を招くこともない。なお、本考案において
上記切刃を平行としたのは、これが平行でないと
各切刃の間に形成される切屑排出溝に極端な広狭
が生じてしまうからである。特に、上記各切刃と
エンドミルの軸線とを結ぶ線の角度が他よりも大
きな切刃の間の切屑排出溝には、より多くの切屑
が排出されることとなるから、このような切屑排
出溝がエンドミルの基端側で狭くなつていると切
屑詰まりが発生するおそれがある。
をそれぞれエンドミル本体の円周を不等分に分割
する位置に形成したので、これら切刃が被加工面
に与える切削による衝撃の間隔が不規則になる。
したがつて、エンドミル本体に作用するこの衝撃
の反力も不規則になるためこのエンドミル本体に
共振を生じることがなく、よつてエンドミル自体
や上記被削材にびびりを発生することがない。ま
た、このエンドミルや被削材にびびりを生じない
結果、このびびりに起因する上記切刃の切削抵抗
の増加を招くこともない。なお、本考案において
上記切刃を平行としたのは、これが平行でないと
各切刃の間に形成される切屑排出溝に極端な広狭
が生じてしまうからである。特に、上記各切刃と
エンドミルの軸線とを結ぶ線の角度が他よりも大
きな切刃の間の切屑排出溝には、より多くの切屑
が排出されることとなるから、このような切屑排
出溝がエンドミルの基端側で狭くなつていると切
屑詰まりが発生するおそれがある。
[実施例]
第1図は、この考案のエンドミルの一例を示す
もので、第4図および第5図に示したものと共通
する部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
もので、第4図および第5図に示したものと共通
する部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
この例のエンドミル10においては、第1図に
示すエンドミル本体2の軸線Oと垂直な平面にお
いて、切刃が上記エンドミル本体2の円周方向に
沿つてそれぞれこの円周を不等分に分割する位置
に形成されている。すなわち、上記切刃を、それ
ぞれエンドミル本体2の円周方向に沿つて時計回
りに順次切刃11a,11b,11c,11dと
すると、切刃11a,11bと各々上記軸線Oと
を結ぶ線のなす角度および切刃11c,11dと
各々上記軸線Oとを結ぶ線のなす角度が共にα1と
され、また上記切刃11b,11cと各々上記軸
線Oとを結ぶ線のなす角度および上記切刃11
d,11aと各々上記軸線Oとを結ぶ線のなす角
度が共に上記角度α1より大きい角度α2とされてい
る。なお、これらの切刃11a,11b,11
c,11dは互いに平行に形成されており、従つ
て各切刃は上記の角度関係を維持したまま、エン
ドミル本体2の先端部から基端部側に向けて延設
されている。
示すエンドミル本体2の軸線Oと垂直な平面にお
いて、切刃が上記エンドミル本体2の円周方向に
沿つてそれぞれこの円周を不等分に分割する位置
に形成されている。すなわち、上記切刃を、それ
ぞれエンドミル本体2の円周方向に沿つて時計回
りに順次切刃11a,11b,11c,11dと
すると、切刃11a,11bと各々上記軸線Oと
を結ぶ線のなす角度および切刃11c,11dと
各々上記軸線Oとを結ぶ線のなす角度が共にα1と
され、また上記切刃11b,11cと各々上記軸
線Oとを結ぶ線のなす角度および上記切刃11
d,11aと各々上記軸線Oとを結ぶ線のなす角
度が共に上記角度α1より大きい角度α2とされてい
る。なお、これらの切刃11a,11b,11
c,11dは互いに平行に形成されており、従つ
て各切刃は上記の角度関係を維持したまま、エン
ドミル本体2の先端部から基端部側に向けて延設
されている。
ここで、上記角度α1,α2の大きさとしては、こ
れら角度α1と角度α2との差が5°〜20°の範囲内に
なるように設定することが望ましい。すなわち、
上記角度α2,α1の差が5°に満たないと各切刃間の
不等分量が小さすぎて充分な効果を得ることがで
きず、またこれらの差が20°を超えると各切刃に
作用する切削抵抗のアンバランスが大きくなり過
ぎて、特に大きな切削抵抗を受ける切刃の欠損を
招く恐れがあるからである。
れら角度α1と角度α2との差が5°〜20°の範囲内に
なるように設定することが望ましい。すなわち、
上記角度α2,α1の差が5°に満たないと各切刃間の
不等分量が小さすぎて充分な効果を得ることがで
きず、またこれらの差が20°を超えると各切刃に
作用する切削抵抗のアンバランスが大きくなり過
ぎて、特に大きな切削抵抗を受ける切刃の欠損を
招く恐れがあるからである。
しかして、このようなエンドミル10にあつて
は、切刃11a,11b,11c,11dをそれ
ぞれエンドミル本体2の円周を不等分に分割する
位置に形成したので、これら切刃11a,11
b,11c,11dが被加工面に与える切削時の
衝撃の間隔が不規則になる。したがつて、エンド
ミル本体2に作用するこの衝撃の反力も不規則に
なるためこのエンドミル本体2に共振を生じるこ
とがない。したがつて、エンドミル10自体や上
記被削材にびびりを発生することがないため切刃
の欠損を招く恐れがなく、加えて被加工面の仕上
げ面精度を向上させることができる。
は、切刃11a,11b,11c,11dをそれ
ぞれエンドミル本体2の円周を不等分に分割する
位置に形成したので、これら切刃11a,11
b,11c,11dが被加工面に与える切削時の
衝撃の間隔が不規則になる。したがつて、エンド
ミル本体2に作用するこの衝撃の反力も不規則に
なるためこのエンドミル本体2に共振を生じるこ
とがない。したがつて、エンドミル10自体や上
記被削材にびびりを発生することがないため切刃
の欠損を招く恐れがなく、加えて被加工面の仕上
げ面精度を向上させることができる。
また、このエンドミル10自体や被削材にびび
りを生じないため、このびびりに起因する上記切
刃の切削抵抗の増加を招くこともなく、よつて切
削に要する機械動力の低減化をも図ることができ
る。
りを生じないため、このびびりに起因する上記切
刃の切削抵抗の増加を招くこともなく、よつて切
削に要する機械動力の低減化をも図ることができ
る。
さらに、第1図において、その切刃長さが一番
長くて他の切刃より大きい切削負荷を受ける切刃
11bと、この切刃11bに先行する切刃11a
とのなす角度α1をより一層小さく設定すれば、上
記切刃11bに加わる切削負荷の相対的な低減化
を図ることができるため、この結果エンドミル1
0全体としての切削バランスを均一にすることも
できる。ところで、このような構成のエンドミル
においては、軸線Oと切刃11d,11aとを結
ぶ線および軸線Oと切刃11b,11cとを結ぶ
線のなす角度α2が、軸線Oと切刃11a,11
bとを結ぶ線および軸線Oと切刃11c,11d
とを結ぶ線がなす角度α2よりも大きく設定され
ており、従つて各切刃間のエンドミル周方向の間
隔も、切刃11d,11aおよび切刃11b,1
1cの間隔の方が、切刃11a,11bおよび切
刃11c,11dの間隔よりも大きくなる。この
ため、各切刃による切屑生成量も、切刃11a,
11cの方が切刃11b,11dよりも多くな
る。
長くて他の切刃より大きい切削負荷を受ける切刃
11bと、この切刃11bに先行する切刃11a
とのなす角度α1をより一層小さく設定すれば、上
記切刃11bに加わる切削負荷の相対的な低減化
を図ることができるため、この結果エンドミル1
0全体としての切削バランスを均一にすることも
できる。ところで、このような構成のエンドミル
においては、軸線Oと切刃11d,11aとを結
ぶ線および軸線Oと切刃11b,11cとを結ぶ
線のなす角度α2が、軸線Oと切刃11a,11
bとを結ぶ線および軸線Oと切刃11c,11d
とを結ぶ線がなす角度α2よりも大きく設定され
ており、従つて各切刃間のエンドミル周方向の間
隔も、切刃11d,11aおよび切刃11b,1
1cの間隔の方が、切刃11a,11bおよび切
刃11c,11dの間隔よりも大きくなる。この
ため、各切刃による切屑生成量も、切刃11a,
11cの方が切刃11b,11dよりも多くな
る。
これに対し、上記構成のエンドミル10では各
切刃が平行に形成されているので、上記角度α2
の切刃11d間、11aおよび切刃11b,11
c間に形成される切屑排出溝は、上記角度α1の
切刃11a,11b間および切刃11c,11d
間に形成される切屑排出溝よりも大きく、かつこ
のままエンドミル10の先端部から基端部側に延
設されることとなる。すなわち、切刃の全長に亙
つて、切屑生成量の多い切刃11a,11cの切
屑排出溝は、切屑生成量の少ない切刃11b,1
1dの切屑排出溝よりも広く形成されることとな
り、これによつて切屑詰まり等の発生が防止され
て円滑な切屑排出を促すことが可能となる。
切刃が平行に形成されているので、上記角度α2
の切刃11d間、11aおよび切刃11b,11
c間に形成される切屑排出溝は、上記角度α1の
切刃11a,11b間および切刃11c,11d
間に形成される切屑排出溝よりも大きく、かつこ
のままエンドミル10の先端部から基端部側に延
設されることとなる。すなわち、切刃の全長に亙
つて、切屑生成量の多い切刃11a,11cの切
屑排出溝は、切屑生成量の少ない切刃11b,1
1dの切屑排出溝よりも広く形成されることとな
り、これによつて切屑詰まり等の発生が防止され
て円滑な切屑排出を促すことが可能となる。
ちなみに、切刃を平行に形成していない場合に
は、エンドミル本体の基端側で狭くなる切屑排出
溝において、先端側で生成された多量の切屑が基
端側に移動した際に溝幅が不足して詰まりを生じ
るおそれが大きい。
は、エンドミル本体の基端側で狭くなる切屑排出
溝において、先端側で生成された多量の切屑が基
端側に移動した際に溝幅が不足して詰まりを生じ
るおそれが大きい。
なお、上記実施例においては、軸線Oに対して
互いに対向する切刃間のなす角度α1,α1および角
度α2,α2を互いに等しい角度に設定したがこれに
限るものではなく、総ての切刃間のなす角度をそ
れらの最大値と最小値との差が5°〜20°の範囲内
となるような、互いに異なる角度に設定してもよ
い。この場合において、上述したように切刃長さ
が一番長い切刃とこれに先行する切刃とのなす角
度を小さく設定すれば全体の切削バランスの均一
化という一層優れた効果も得ることができる。
互いに対向する切刃間のなす角度α1,α1および角
度α2,α2を互いに等しい角度に設定したがこれに
限るものではなく、総ての切刃間のなす角度をそ
れらの最大値と最小値との差が5°〜20°の範囲内
となるような、互いに異なる角度に設定してもよ
い。この場合において、上述したように切刃長さ
が一番長い切刃とこれに先行する切刃とのなす角
度を小さく設定すれば全体の切削バランスの均一
化という一層優れた効果も得ることができる。
また、上記実施例においては、所謂ソリツドタ
イプのエンドミル10についてのみ説明したがこ
れに限るものではなく、エンドミル本体2外周の
上記切刃11a,11b,11c,11dと同様
の位置に、それぞれ切刃チツプをろう付け等によ
り一体に固着させたものであつても同様の作用効
果を得ることができる。さらに、その切刃の数も
4条のものに限るものではなく、それ以上または
それ以下の複数の切刃を有するエンドミルであつ
てもよい。
イプのエンドミル10についてのみ説明したがこ
れに限るものではなく、エンドミル本体2外周の
上記切刃11a,11b,11c,11dと同様
の位置に、それぞれ切刃チツプをろう付け等によ
り一体に固着させたものであつても同様の作用効
果を得ることができる。さらに、その切刃の数も
4条のものに限るものではなく、それ以上または
それ以下の複数の切刃を有するエンドミルであつ
てもよい。
[実験例]
この考案に係るエンドミルとして、超硬合金製
のソリツドタイプで、4条の切刃がそれぞれ第1
図におけるα1=81°およびα2=99°となる位置に形
成された外径が20φのものを、また従来のエンド
ミルとして同径の超硬合金製のソリツドタイプで
4条の切刃が互いに円周方向に沿つて等間隔位置
に形成されているものをそれぞれ用意した。
のソリツドタイプで、4条の切刃がそれぞれ第1
図におけるα1=81°およびα2=99°となる位置に形
成された外径が20φのものを、また従来のエンド
ミルとして同径の超硬合金製のソリツドタイプで
4条の切刃が互いに円周方向に沿つて等間隔位置
に形成されているものをそれぞれ用意した。
そして、これら2本のエンドミルにより、各々
以下に挙げる条件で被削材(材質:SCM440)の
片削り切削を行い、それぞれのエンドミルが受け
るX,Y,Z方向の各切削分力(単位:Kg)を計
測した。ここで、X分力は送り方向に沿う方向の
分力を、またY分力は被削材の側面と直交する方
向の分力を、さらにZ分力は被削材の底面と直交
する方向の分力をそれぞれ示すものである。
以下に挙げる条件で被削材(材質:SCM440)の
片削り切削を行い、それぞれのエンドミルが受け
るX,Y,Z方向の各切削分力(単位:Kg)を計
測した。ここで、X分力は送り方向に沿う方向の
分力を、またY分力は被削材の側面と直交する方
向の分力を、さらにZ分力は被削材の底面と直交
する方向の分力をそれぞれ示すものである。
切削条件:
切削速度;30m/min(回転数:1194r.p.m)
テーブル送り;U=200,400
1刃当り送り量;Sz=0.04,0.08
切込み深さ;10mm、切削幅;1,6mm
第2図はこの考案に係るエンドミルの、また第
3図は従来のエンドミルのそれぞれ実験結果を示
すものである。
3図は従来のエンドミルのそれぞれ実験結果を示
すものである。
第2図および第3図から、従来のエンドミルに
おいては、いずれの方向の分力もその値がそれぞ
れ一定の周期で変化しており、かつそれぞれの振
幅(衝撃の強さ)が大きいのに比べて、この考案
に係るエンドミルにおいては全ての分力の値の変
化が不規則で、かつそれぞれの値および振幅もよ
り小さいものになつていることが判る。
おいては、いずれの方向の分力もその値がそれぞ
れ一定の周期で変化しており、かつそれぞれの振
幅(衝撃の強さ)が大きいのに比べて、この考案
に係るエンドミルにおいては全ての分力の値の変
化が不規則で、かつそれぞれの値および振幅もよ
り小さいものになつていることが判る。
[考案の効果]
以上説明したようにこの考案のエンドミルは、
エンドミル本体の外周に先端部から基端部側に向
けて延びる複数条の切刃を、上記エンドミル本体
の円周を不等分に分割する位置に形成したので、
エンドミル自体や上記被削材にびびりを発生する
ことがなく、よつて被加工面の仕上げ面精度を向
上させることができる。また、このエンドミルや
被削材にびびりを生じない結果、このびびりに起
因する上記切刃の切削抵抗の増加を招くこともな
く、このため切削に要する機械動力の低減化をも
図ることができる。さらに、各切刃を互いに平行
に形成することにより、切刃の全長に亙つて切屑
生成量に応じた切屑排出溝が形成されるので、円
滑な切屑排出を促すことが可能であるという利点
を得ることもできる。
エンドミル本体の外周に先端部から基端部側に向
けて延びる複数条の切刃を、上記エンドミル本体
の円周を不等分に分割する位置に形成したので、
エンドミル自体や上記被削材にびびりを発生する
ことがなく、よつて被加工面の仕上げ面精度を向
上させることができる。また、このエンドミルや
被削材にびびりを生じない結果、このびびりに起
因する上記切刃の切削抵抗の増加を招くこともな
く、このため切削に要する機械動力の低減化をも
図ることができる。さらに、各切刃を互いに平行
に形成することにより、切刃の全長に亙つて切屑
生成量に応じた切屑排出溝が形成されるので、円
滑な切屑排出を促すことが可能であるという利点
を得ることもできる。
第1図はこの考案のエンドミルの一実施例を示
す正面図、第2図はこの考案に係るエンドミルに
よる切削試験時の切削分力を示す図、第3図は従
来のエンドミルによる切削試験時の切削分力を示
す図、第4図および第5図は従来のエンドミルを
示すもので、第4図は側面図、第5図は正面図で
ある。 2……エンドミル本体、10……エンドミル、
11,11a,11b,11c,11d……切
刃。
す正面図、第2図はこの考案に係るエンドミルに
よる切削試験時の切削分力を示す図、第3図は従
来のエンドミルによる切削試験時の切削分力を示
す図、第4図および第5図は従来のエンドミルを
示すもので、第4図は側面図、第5図は正面図で
ある。 2……エンドミル本体、10……エンドミル、
11,11a,11b,11c,11d……切
刃。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 略円柱状をなすエンドミル本体の外周に、先
端部から基端部側に向けて複数条の切刃が形成
されてなるエンドミルにおいて、上記切刃を、
互いに平行となるように形成するとともに、上
記エンドミル本体の軸線と垂直な平面にあつ
て、少なくとも一の隣接する上記各切刃と上記
軸線とを結ぶ線のなす角度が、他の隣接する上
記各切刃と上記軸線とを結ぶ線のなす角度と異
なるように形成したことを特徴とするエンドミ
ル。 (2) 隣接する上記各切刃と上記軸線とを結ぶ線の
なす角度の最大値と最小値の差が5°〜20°の範
囲内であることを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第1項記載のエンドミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986028159U JPH0453850Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986028159U JPH0453850Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62141413U JPS62141413U (ja) | 1987-09-07 |
| JPH0453850Y2 true JPH0453850Y2 (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=30830864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986028159U Expired JPH0453850Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
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| JP (1) | JPH0453850Y2 (ja) |
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0347780Y2 (ja) * | 1985-07-02 | 1991-10-11 |
-
1986
- 1986-02-27 JP JP1986028159U patent/JPH0453850Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62141413U (ja) | 1987-09-07 |
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