JPH0453859Y2 - - Google Patents

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JPH0453859Y2
JPH0453859Y2 JP9891687U JP9891687U JPH0453859Y2 JP H0453859 Y2 JPH0453859 Y2 JP H0453859Y2 JP 9891687 U JP9891687 U JP 9891687U JP 9891687 U JP9891687 U JP 9891687U JP H0453859 Y2 JPH0453859 Y2 JP H0453859Y2
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ring
piston
take
piston ring
ejecting
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エンジンの組立ラインにおいてピス
トンの外周に組付けられる少なくとも二種類のピ
ストンリングをリング拡張機にセツトすべく、そ
れぞれの収納ケースからピストンリングを取出す
ための装置に関するものである。
〈従来の技術〉 ピスント1個について少なくとも二種類のピス
トンリングを組付ける場合、個々のリングはピス
トンに対する組付位置が決まつているため、各ピ
ストンリングを所定の順序でリング拡張機にセツ
トしなければならない。
そこで、従来のピストンリングの取出し手段と
しては、作業者がその左手にピストンを持ち、残
る右手の指で最初のピストンリングをその収納ケ
ースから取出し、ついで同じ右手で先のピストン
リングを持つたまま別のピストンリングをその収
納ケースから取出す。これによつて右手の指先に
は二種類のピストンリングが同心状に重合された
状態で持たれることとなる。そこで、両ピストン
リングをその切欠部(ピストンリングはC形状を
している)が共に下側に向くように配慮しつつリ
ング拡張機にセツトする。
この後は、リング拡張機の操作によつて各ピス
トンリングの径を拡張し、そこに上記のピストン
をセツトし、さらにピストンリング拡張機を操作
して各ピストンリングの径を元の状態に縮小させ
れば、ピストンの外周に各ピストンリングが組付
けられる。
なお、この種のピストンリング組付に関連する
技術としては、例えば特開昭55−18316号公報に
よつてピストンリングをその組付位置まで供給す
る装置が開示されている。また、特開昭57−
41148号公報には所定のワークのクランプ、移送、
出入れ等にかかわる作業を自動的に行なう自動操
縦装置が開示されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述したピストンリングの取出し手段のよう
に、右手だけで少なくとも二種類のピストンリン
グを所定の順番にしたがつて取出すには、作業者
の負担が大きく、かつ作業効率も悪い。例えばピ
ストン1個につき2秒の作業時間を要するとする
なら、四気筒エンジンの場合、エンジン1台につ
いて8秒の作業時間を要することとなる。
また、ピストンリングの取出しの順番を間違え
た場合には、ピストンに対する各ピストンリング
の組付位置が逆となつてエンジンの品質を確保す
るうえで問題が生じる。
本考案は、このような問題点の解決をその目的
とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の問題点を解決するために、本考案は次の
ように構成している。
例えば第1図及び第2図に示すように、少なく
とも二種類のピストンリング50,51はそれぞ
れの収納ケース23,24に個別に収納され、順
次リング取出し側へ送出されるようになつてい
る。また、各収納ケース23,24のリング取出
し側には、それぞれ取出部材28,29をピスト
ンリング50,51の送出し方向に関して相互に
変位させた状態で配置している。そして、これら
の各取出部材28,29は、それぞれの収納ケー
ス23,24の取出し側に位置する最先のピスト
ンリング50,51を個別に受承できるように構
成されている。
上記の各取出部材28,29は単一のアクチユ
エータ32の作動により、それぞれが受承してい
るピストンリング50,51を共に同じ高さにリ
フトアツプできる構成となつている。また、一方
の取出部材(例えば第1図で示す右側の取出部材
29)は、上記のリフトアツプと同時にそれが受
承してるピストンリング51を他方の取出部材
(例えば第1図の左側に位置する取出部材28)
が受承しているピストンリング50に対して同心
状に重合させる位置に移動できる構成となつてい
る。
〈作用〉 上記の構成によれば、各収納ケース23,24
のリング取出し側に位置する最先のピストンリン
グ50,51は、前記の取出部材28,29に受
承された状態で待機している。そこで、前記のア
クチユエータ32を作動させることにより、各取
出部材28,29がそれぞれのピストンリング5
0,51を受承した状態でリフトアツプし、同時
に一方の取出部材29はそのピストンリング51
を他方の取出部材28に受承されているピストン
リング50に対して同心状に重合させる位置まで
移動する。
つまり、各ピストンリング50,51は所定の
順序で重合した状態で、かつ共に同じ高さまでリ
フトアツプされた状態となる。このため、作業者
は各ピストンリング50,51を重合した状態の
ままでワンタツチで取出し、これを所定の箇所
(リング拡張機)へセツトすることができる。
〈実施例〉 次に本考案の実施例を図面によつて説明する。
まず、第4図及び第4図の一部を外観斜視図で
表わした第5図においてリング拡張機10はその
ベース11の上面中央に固定保持型12が設けら
れている。この固定保持型12の上面中央部分に
は後述する二種類のピストンリング50,51を
セツトするための半円弧形状のセツト面12aが
形成されている。
上記のベース11から固定保持型12の左右両
端部を貫通させて立てた一対のガイド支柱14の
上端部にはプレート15が固定されていて、その
上面には昇降用のエアシリンダ16が装着されて
いる。また、両ガイド支柱14に沿つて昇降動作
可能に組付けられた可動保持型13には、上記エ
アシリンダ16のロツド16a先端が結合されて
いる。したがつて、上記エアシリンダ16に対す
るエアーの給排を制御することにより、可動保持
型13がガイド支柱14に沿つて昇降することと
なる。なお、可動保持型13の下面中央には固定
保持型12のセツト面12aと対応する半円弧形
状のセツト面13aが形成されている。
上記リング拡張機10におけるベース11上面
の右側には支持部材21が固定され、この支持部
材21にはリング取出し装置20の基板22が固
定されている。そして、この基板22の上部には
第1図及び第1図の−線断面を表わした第2
図からも明らかなように、例えば二種類のピスト
ンリング50,51をそれぞれ個別に収納する上
面開放の樋形をした収納ケース23,24が組付
けられている。
なお、上記のリング取出し装置20はリング拡
張機10のベース11上面に対し、各収納ケース
23,24のリング取出し側(第2図の左側)が
低くなるような傾斜をもたせて装着されている
(第4図参照)。したがつて、各収納ケース23,
24に収納されたそれぞれのピストンリング5
0,51は、これら収納ケース23,24の傾斜
にしたがつてその取出し側へ順次送出されるよう
になつている。
また、上記の各ピストンリング50,51は通
常よく知られているように、その円周上の一部に
切欠部50a,51aをもつたC形状のコンプレ
ツシヨンリングである。そこで、各収納ケース2
3,24の底部には各ピストンリング50,51
の切欠部50a,51aに常に係合し、これらピ
ストンリング50,51の周方向の位置決めをな
す突部(図示しない)が送出し方向に沿つて形成
されている。さらに、各収納ケース23,24の
上部には、それぞれのピストンリング50,41
を支えてその送出しを案内するガイドロツド23
a,24aが配設されている。
上記の各収納ケース23,24におけるそれぞ
れのリング取出し側には、ここに送られてくる最
先のピストンリング50,51をそれぞれ受承可
能な半円弧状の受承部30,31をもつ取出部材
28,29が設けられている。これらの各取出部
材28,29は、リング取出し装置20の基板2
2に対し、リンク機構40によつて支持されてい
る。
上記のリンク機構40が第1図で示す状態から
第3図で示す状態に作動することにより、一方の
取出部材28は基板22に固定されたガイド部材
25に沿つて上方へリフトアツプする。これと同
時に他方の取出部材29は同じ高さだけリフトア
ツプしつつその受承部31が取出部材28の受承
部30と重合するように、この取出し取出部材2
8の前面側へ移動する構成になつている。
そこで、上記のリンク機構40を詳しく説明す
ると、互いに平行に配置された一対のリンクレバ
ー41,42は、それぞれの下端がリング取出し
装置20の基板22に対し、ピン41a,42a
によつて回動自在に結合されており、かつそれぞ
れの上端がピン41b,42bによつて第1図及
び第2図で右側に位置する取出部材29に対して
回動自在に結合されている。また、上記リンクレ
バー41のほぼ中間部には別のリンクレバー44
の下端がピン44aによつて回動自在に結合され
ており、このリングレバー44の上端はピン44
bによつて左側の取出部材28に結合されてい
る。
上記のリンク機構40を構成する一つのリンク
レバー42の一部にはアーム部43が一体に形成
されていて、ここにはリング取出し装置20のア
クチユエータとして用いたエアシリンダ32のロ
ツド32a先端がピン43aによつて結合されて
いる。なお、このエアシリンダ32の基端はリン
グ取出し装置20の基板22に対して回動可能に
装着されている。
上記の構成において、いまリング取出し装置2
0は第1図で示す状態にあり、各収納ケース2
3,24のリング取出し側に位置している最先の
ピストンリング50,51は、各取出部材28,
29の受承部30,31にそれぞれ受承されてい
るものとする。そして、これらの両ピストンリン
グ50,51の切欠部50a,51aは、受承部
30,31に予め形成されている突部30a,3
1aに係合し、もつてピストンリング50,51
の周方向の位置決めがなされている。
そこで、前記のシリンダ32に対するエアの給
排を制御してそのロツド32aを第1図で示す状
態から第3図で示す状態に作動させる。これに伴
い、前記のリンク機構40を構成する各リンクレ
バー41,42,44がそれぞれ第3図で示す状
態に作動する。これによつて前記の各取出部材2
8,29は共に同じ高さにリフトアツプされると
同時に、右側に位置する取出部材29はそのピス
トンリング51を左側に位置する取出部材28の
ピストンリング50と同心状に重合させた位置に
移動する。つまり、二種類のピストンリング5
0,51は同心状に重合させられた状態で同じ高
さまでリフトアツプされたこととなる。
そこで、作業者は第5図で示すように左手にピ
ストン60を持ち、右手で上記のようにリング取
出し装置20によつて重合状態でリフトアツプさ
れた各ピストンリング50,51を持ち、まずこ
れらのピストンリング50,51をリング拡張機
における固定保持型12のセツト面12aにセツ
トする。次にリング拡張機10の昇降用エアシリ
ンダ16に対するエアの給排を制御して可動保持
型13をガイド支柱14に沿つて下降させるとと
もに、後述するリング拡張用のエアシリンダ18
を制御して各ピストンリング50,51の径を拡
張させる。
この状態で作業者は左手にもつているピストン
60を固定保持型12と可動保持型13との両セ
ツト面12a,13aによつてつくられる空間、
つまり拡張された状態にある各ピストンリング5
0,51の内周にセツトする。この後、各ピスト
ンリング50,51の径を元のように縮小させ、
かつ可動保持型13を上昇させる。これにより、
各ピストンリング50,51はピストン60の外
周に対して適正の位置に組付けられ、ピストンリ
ング組付のための作業が終了する。
なお、第1図及び第3図においてリング取出し
装置20の基板22には、二個のリミツトスイツ
チ26,27が固定されている。これらのリミツ
トスイツチ26,27は、リング取出し装置20
のエアシリンダ32の作動に基づいて取出部材2
8,29が第3図の状態にリフトアツプしたこ
と、あるいは第1図の状態に復帰したことを、そ
れぞれリンク機構40の一部との当接によつて検
出するためのものである。そして、これらのリミ
ツトスイツチ26,27からの電気信号を利用し
て上記エアシリンダ32に対するエアの給排を切
換えることができる。
第6図はリング拡張機10の各エアシリンダ1
6,18と、リング取出し装置20のエアシリン
ダ32とのエア回路を示している。この第6図に
おいて符号70はエア源、71はエア圧調整ユニ
ツト、72は前記リング拡張用エアシリンダ18
に対するエア圧の給排を制御する切換バルブ、7
3は同じくリング拡張機10における昇降用エア
シリンダ16に対するエア圧の給排を制御する切
換バルブを示している。
上記切換バルブ73の切換により、リング拡張
機10における昇降用エアシリンダ16のエア回
路Aにエア圧を供給して前記の可動保持型13を
下降させた場合、リング取出し装置20のエアシ
リンダ32には前記の取出部材28,29を第1
図で示す復帰位置に戻すように動作する。また、
切換バルブ73の切換によつてリング拡張機10
における昇降用エアシリンダ16のエア回路Bに
エアを供給して前記可動保持型13を上昇させた
場合、リング取出し装置20のエアシリンダ32
は取出部材28,29を第3図で示すようにリフ
トアツプさせるように作動する。
なお、リング取出し装置20のエアシリンダ3
2に対する上記のエア回路Bに残圧処理バルブ7
4を設け、これの手動操作によつてリング拡張機
10における各エアシリンダ16,18のみを作
動させることも可能である。
〈考案の効果〉 以上のように本考案は、少なくとも二種類のピ
ストンリングをそれぞれ個別に収納して順次取出
側へ送出し可能な各収納ケースのリング取出側に
おいて、最先のピストンリングを個別に受承する
それぞれの取出部材を、ピストンリングの送出し
方向に関して相互に変位させて配置し、しかも各
取出部材は単一のアクチユエータにより、それぞ
れが受承しているピストンリングを同じ高さにリ
フトアツプさせ、同時に一方の取出部材が、その
ピストンリングを他方のピストンリングに対して
同心状に重合させる位置へ移動する構成としたこ
とにより、取出すべきピストンリングは所定の順
序で重合された状態でリフトアツプされ、作業者
は重合状態に組合わされた各ピストンリングをワ
ンタツチで取出してリング拡張機へセツトするこ
とができる。このため、エンジン組付工程におけ
る作業者の負担が軽減されるとともに、その作業
時間が短縮され、しかも各ピストンリングはピス
ントに対して常に正確な位置に組付けられ、適正
な品質が確保されるといつた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はリング取出し装置を一部破断によつて
表わした正面図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図はリング取出し装置の作動状態を第1
図と対応させて表わした表面図、第4図はリング
拡張機とリング取出し装置との配置関係を表わし
た正面図、第5図はリング拡張機とこれに対する
ピストン及びピストンリングのセツト作業状態を
表わした外観斜視図、第6図はリング拡張機及び
リング取出し装置における各エアシリンダのエア
回路図である。 20……リング取出し装置、23,24……収
納ケース、28,29……取出部材、32……ア
クチユエータ(エアシリンダ)、50,51……
ピストンリング、60……ピストン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ピストンの外周に組付けられる少なくとも二種
    類のピストンリングをそれぞれ個別に収納して順
    次取出し側へ送出し可能な収納ケースと、 各収納ケースのリング取出側においてピストン
    リングの送出し方向に関して相互に変位さて配置
    し、かつそれぞれの収納ケースの取出し側に位置
    する最先のピストンリングを個別に受承する取出
    部材とを備え、 各取出部材は単一のアクチユエータの作動によ
    り、それぞれが受承しているピストンリングを共
    に同じ高さにリストアツプすると同時に、一方の
    取出部材がそのピストンリングを他方の取出部材
    のピストンリングに対して同心状に重合させる位
    置に移動するように構成してなるピストンリング
    の取出し装置。
JP9891687U 1987-06-26 1987-06-26 Expired JPH0453859Y2 (ja)

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