JPH0454288B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0454288B2 JPH0454288B2 JP56095512A JP9551281A JPH0454288B2 JP H0454288 B2 JPH0454288 B2 JP H0454288B2 JP 56095512 A JP56095512 A JP 56095512A JP 9551281 A JP9551281 A JP 9551281A JP H0454288 B2 JPH0454288 B2 JP H0454288B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic powder
- comparative example
- powder
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/708—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
この発明は磁気記録媒体の製造方法に関し、そ
の目的とするところは特に金属磁性粉末の分散性
が良好で磁気特性および磁性層の表面平滑性に優
れた磁気記録媒体の製造方法を提供することにあ
る。 磁気記録媒体は、通常、磁性粉末、結合剤成
分、有機溶剤およびその他の必要成分からなる磁
性塗料をポリエステルフイルムなどの基体上に塗
布、乾燥してつくられ、磁気特性および表面平滑
性に優れるとともに耐久性に優れたものが要求さ
れる。そのため磁性粉末を分散剤等で処理するな
どの方法で磁性粉末の分散性を改善することによ
つて磁気特性および表面平滑性を向上し、また耐
摩耗性を改善する試みがなされており、たとえば
アルキルチタネートで磁性粉末を処理したものが
提案されているが、磁性粉末特に金属磁性粉末の
分散性はいまひとつ充分ではなく、磁気特性およ
び表面平滑性の向上も未だ充分に満足できるもの
ではない。 この発明者らはかかる現状に鑑み検討を行つた
結果、磁性塗料調製時に、粒子表面に薄い酸化膜
層を形成した金属磁性粉末を使用するとともに、
チタンカツプリング剤をそのままあるいは溶剤中
に溶解させて添加し、同時に混合して磁性塗料を
調製した後、この磁性塗料を基体上に塗着して磁
性層を形成すると、金属磁性粉末の分散性が充分
に改善され、磁気特性および磁性層の表面平滑性
が一段と向上することを見いだし、この発明をな
すに至つた。 この発明で使用されるチタンカツプリング剤
は、一般式 (RO)n−Ti(−X−Y)o または (但し、Rは炭化水素基または−CH2−C
(C2H5)−(CH2−O−CH2−CH=CH2)2、R1は
炭化水素基または−CH2−CO−、XはP、−O−
CO、
の目的とするところは特に金属磁性粉末の分散性
が良好で磁気特性および磁性層の表面平滑性に優
れた磁気記録媒体の製造方法を提供することにあ
る。 磁気記録媒体は、通常、磁性粉末、結合剤成
分、有機溶剤およびその他の必要成分からなる磁
性塗料をポリエステルフイルムなどの基体上に塗
布、乾燥してつくられ、磁気特性および表面平滑
性に優れるとともに耐久性に優れたものが要求さ
れる。そのため磁性粉末を分散剤等で処理するな
どの方法で磁性粉末の分散性を改善することによ
つて磁気特性および表面平滑性を向上し、また耐
摩耗性を改善する試みがなされており、たとえば
アルキルチタネートで磁性粉末を処理したものが
提案されているが、磁性粉末特に金属磁性粉末の
分散性はいまひとつ充分ではなく、磁気特性およ
び表面平滑性の向上も未だ充分に満足できるもの
ではない。 この発明者らはかかる現状に鑑み検討を行つた
結果、磁性塗料調製時に、粒子表面に薄い酸化膜
層を形成した金属磁性粉末を使用するとともに、
チタンカツプリング剤をそのままあるいは溶剤中
に溶解させて添加し、同時に混合して磁性塗料を
調製した後、この磁性塗料を基体上に塗着して磁
性層を形成すると、金属磁性粉末の分散性が充分
に改善され、磁気特性および磁性層の表面平滑性
が一段と向上することを見いだし、この発明をな
すに至つた。 この発明で使用されるチタンカツプリング剤
は、一般式 (RO)n−Ti(−X−Y)o または (但し、Rは炭化水素基または−CH2−C
(C2H5)−(CH2−O−CH2−CH=CH2)2、R1は
炭化水素基または−CH2−CO−、XはP、−O−
CO、
【式】または−O−PO
(OH)−O−PO、Yは炭化水素基または(−O−
R2)2あるいは(−O−R3)2OHであつてR2およびR3
はアルキル基、mおよびnは1≦m≦4、m+n
≦6の整数、lは整数2または4である。) で示されるチタン化合物で、有機物と無機物との
間に強力な化学結合による橋かけの役目を果た
し、粒子表面に薄い酸化膜層を形成した金属磁性
粉末と接すると表面の水酸基と強力に反応してチ
タン原子と−(OR)nまたは
R2)2あるいは(−O−R3)2OHであつてR2およびR3
はアルキル基、mおよびnは1≦m≦4、m+n
≦6の整数、lは整数2または4である。) で示されるチタン化合物で、有機物と無機物との
間に強力な化学結合による橋かけの役目を果た
し、粒子表面に薄い酸化膜層を形成した金属磁性
粉末と接すると表面の水酸基と強力に反応してチ
タン原子と−(OR)nまたは
【式】との結合が
切れ、チタン原子が酸素を介して磁性粉末の表面
に強固に結合する。従つて、この種のチタンカツ
プリング剤をそのままあるいは溶剤中に溶解させ
て、磁性塗料調製時に添加し、同時に混合して磁
性塗料を調製した後、この磁性塗料を基体上に塗
着して磁性層を形成すると、磁性層中のチタンカ
ツプリング剤が薄い酸化膜層を形成した金属磁性
粉末の粒子表面に強固に被着し、被膜を形成して
金属磁性粉末の分散性を充分に改善し、磁気特性
および磁性層の表面平滑性を一段と向上する。 このようなチタンカツプリング剤の具体例とし
ては、たとえば下記の構造式で表わされるケンリ
ツヒペトロケミカル社製プレンアクトTTS、9S、
38S、41B、46B、55、138S、238Sなどが挙げら
れる。 プレンアクトTTS(イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート) プレンアクト9S(イソプロピルトリドデシルベン
ゼンスルホニルチタネート) プレンアクト38S〔イソプロピルトリス(ジオク
チルパイロホスフエート)チタネート〕 プレンアクト41B〔テトライソプロピルビス(ジ
オクチルホスフアイト)チタネート〕 (C8H17−O)4――Ti〔−P(−O−C13H27)2OH〕2 プレンアクト46B〔テトラオクチルビス(ジトリ
デシルホスフアイト)チタネート〕 プレンアクト55〔テトラ(2,2−ジアリルオキ
シメチル−1−ブチル)ビス(ジ−トリデシル)
ホスフアイトチタネート〕 プレンアクト138S〔ビス(ジオクチルパイロホス
フエート)オキシアセテートチタネート〕 プレンアクト238S〔ビス(ジオクチルパイロホス
フエート)エチレンチタネート〕 これらのチタンカツプリング剤を磁性層中に含
有させるには、これらを適当な溶剤中に溶解さ
せ、この溶解によつて得られた溶液を磁性塗料の
調製時に添加するか、あるいはチタンカツプリン
グ剤をそのまま添加して磁性塗料を調製するなど
の方法によつて行われる。使用量は、磁性層中の
粒子表面に薄い酸化膜層を形成した金属磁性粉末
に対して0.1重量%より少ないと所期の効果が得
られず、10重量%を越えるとブリードアウトする
おそれがあるため0.1〜10重量%の範囲であるこ
とが好ましく、0.5〜5重量%の範囲内で使用す
るのがより好ましい。 この発明に使用する磁性粉末としては、粒子表
面に薄い酸化膜層を形成した金属磁性粉末が好ま
しく使用され、たとえば、いずれも粒子表面に薄
い酸化膜層を形成したFe粉末、Co粉末、Fe−Ni
粉末などの一般に使用される金属磁性粉末が、い
ずれも使用される。 有機溶剤としては、シクロヘキサノン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケ
トン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエス
テル系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素系溶剤、イソプロピルアルコー
ルなどのアルコール系溶剤、ジメチルホルムアミ
ドなどの酸アミド系溶剤、ジメチルスルホキシド
などのスルホキシド系溶剤、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル系溶剤など、使用
するチタンカツプリング剤および結合剤成分を溶
解するのに適した溶剤が特に制限されることなく
単独または二種以上混合して使用される。 なお、磁性塗料中には通常使用されている各種
添加剤、たとえば分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電
防止剤などを適宜に添加使用してもよい。 次に、この発明の実施例について説明する。 実施例 1 α−Fe磁性粉末1Kgを、トルエン10を80℃
に保温して満たしたステンレス製容器中に浸漬
し、この容器の底に空気吹き込みパイプを挿入
し、毎分5の流量で5時間空気を吹き込んで、
系内全体に細かい空気の泡を発生させ、その後、
粉末を取り出して加熱乾燥し、α−Fe磁性粉末
の粒子表面に薄い酸化膜層を形成した。このよう
にして粒子表面に薄い酸化膜層を形成したα−
Fe磁性粉末を使用し、 粒子表面に薄い酸化膜層を形成したα−Fe磁
性粉末 80重量部 タケラツクE−550(武田薬品工業社製、ポリウ
レタンエラストマー) 16 〃 コロネートL(日本ポリウレタン工業社製、三
官能性低分子量イソシアネート化合物)
4 〃 プレンアクトTTS(ケンリツヒペトロケミカル
社製、イソプロピルトリイソステアロイルチタ
ネート) 1.6 〃 カーボンブラツク 4 〃 シクロヘキサノン 80 〃 トルエン 80 〃 の組成物をボールミルで約76時間混合分散して磁
性塗料を調製した。この磁性塗料を厚さ11μのポ
リエステルフイルム上に、乾燥厚が約4μとなる
ように塗布、乾燥し、表面処理を行つた後、所定
の巾に裁断して磁気テープを作つた。 実施例 2 実施例1における磁性塗料の組成において、プ
レンアクトTTSに代えて、プレンアクト9S(ケン
リツヒペトロケミカル社製、イソプロピルトリド
デシルベンゼンスルホニルチタネート)を同量使
用した以外は、実施例1と同様にして磁気テープ
を作つた。 実施例 3 実施例1における磁性塗料の組成において、プ
レンアクトTTSに代えて、プレンアクト138S〔ケ
ンリツヒペトロケミカル社製、ビス(ジオクチル
パイロホスフエート)オキシアセテートチタネー
ト〕を同量使用した以外は、実施例1と同様にし
て磁気テープを作つた。 比較例 1 Fe合金磁性粉末 120重量部 プレンアクトTTS(ケンリツヒペトロケミカル
社製、イソプロピルトリイソステアロイルチタ
ネート) 0.6 〃 メチルエチルケトン 50 〃 トルエン 50 〃 この組成物を強力ミキサーにて3時間混合し、
Fe合金磁性粉末をチタンカツプリング剤により
良く湿潤させた。 次いで、 アクリル二重結合導入ブチラール樹脂(固型分
換算) 18重量部 アクリル二重結合導入ウレタンエラストマー
(固型分換算) 12 〃 メチルエチルケトン 100 〃 トルエン 100 〃 潤滑剤(高級脂肪酸) 3 〃 の混合物を良く混合溶解させた後、これを前記の
磁性粉末処理物と高速ミキサーにより1時間十分
混合し、さらにサンドグラインダミルを用いて4
時間混合分散し、磁性塗料を調製した。この磁性
塗料を厚さ11μのポリエステルフイルム上に塗布
し、磁場配向、溶剤乾燥、表面平滑化処理後、エ
レクトロカーテンタイプ放射線加速装置を使用し
て、加速電圧150KeV、電極電流10mA、全照射
量5Mradの条件で、N2ガス雰囲気下にて放射線
を照射し、塗膜を硬化させた。 しかる後、所定の巾に裁断して磁気テープを作
つた。 比較例 2 比較例1におけるFe合金磁性粉末の湿潤処理
において、プレンアクトTTSに代えて、プレン
アクト9S(ケンリツヒペトロケミカル社製、イソ
プロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネ
ート)を同量使用した以外は、比較例1と同様に
してFe合金磁性粉末の湿潤処理を行い、さらに
比較例1と同様にして磁気テープを作つた。 比較例 3 比較例1におけるFe合金磁性粉末の湿潤処理
において、プレンアクトTTSに代えて、プレン
アクト138S〔ケンリツヒペトロケミカル社製、ビ
ス(ジオクチルパイロホスフエート)オキシアセ
テートチタネート〕を同量使用した以外は、比較
例1と同様にしてFe合金磁性粉末の湿潤処理を
行い、さらに比較例1と同様にして磁気テープを
作つた。 比較例 4 比較例1におけるFe合金磁性粉末の湿潤処理
において、プレンアクトTTSに代えて、プレン
アクト55S(ケンリツヒペトロケミカル社製、テ
トロ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチ
ル)ビス(ジ−トリデシル)ホスフアイトチタネ
ート〕を同量使用した以外は、比較例1と同様に
してFe合金磁性粉末の湿潤処理を行い、さらに
比較例1と同様にして磁気テープを作つた。 比較例 5 実施例1における磁性塗料の組成において、粒
子表面に薄い酸化膜層を形成したα−Fe磁性粉
末に代えて、粒子表面に酸化膜層がないα−Fe
磁性粉末を同量使用した以外は、実施例1と同様
にして磁気テープを作つた。 比較例 6 実施例2における磁性塗料の組成において、粒
子表面に薄い酸化膜層を形成したα−Fe磁性粉
末に代えて、粒子表面に酸化膜層がないα−Fe
磁性粉末を同量使用した以外は、実施例2と同様
にして磁気テープを作つた。 比較例 7 実施例3における磁性塗料の組成において、粒
子表面に薄い酸化膜層を形成したα−Fe磁性粉
末に代えて、粒子表面に酸化膜層がないα−Fe
磁性粉末を同量使用した以外は、実施例3と同様
にして磁気テープを作つた。 比較例 8 実施例1における磁性塗料の組成において、プ
レンアクトTTSを省いた以外は、実施例1と同
様にして磁気テープを作つた。 比較例 9 実施例1における磁性塗料の組成において、プ
レンアクトTTSに代えて、テトライソプロピル
チタネート〔Ti(OC3H7)4〕を同量使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープを作つた。 各実施例および各比較例で得られた磁気テープ
についてビデオSN比およびカラーSN比を測定し
た。ビデオSN比およびカラーSN比は得られた磁
気テープをビデオデツキ(日立製作所社製VT−
5000)に装填して記録再生を行ない、シバソク社
製カラービデオノイズメーター925Cで測定し、
比較例8で得られた磁気テープのビデオSN比お
よびカラーSN比を0としてそれとの差で表わし
た。 下表はその結果である。
に強固に結合する。従つて、この種のチタンカツ
プリング剤をそのままあるいは溶剤中に溶解させ
て、磁性塗料調製時に添加し、同時に混合して磁
性塗料を調製した後、この磁性塗料を基体上に塗
着して磁性層を形成すると、磁性層中のチタンカ
ツプリング剤が薄い酸化膜層を形成した金属磁性
粉末の粒子表面に強固に被着し、被膜を形成して
金属磁性粉末の分散性を充分に改善し、磁気特性
および磁性層の表面平滑性を一段と向上する。 このようなチタンカツプリング剤の具体例とし
ては、たとえば下記の構造式で表わされるケンリ
ツヒペトロケミカル社製プレンアクトTTS、9S、
38S、41B、46B、55、138S、238Sなどが挙げら
れる。 プレンアクトTTS(イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート) プレンアクト9S(イソプロピルトリドデシルベン
ゼンスルホニルチタネート) プレンアクト38S〔イソプロピルトリス(ジオク
チルパイロホスフエート)チタネート〕 プレンアクト41B〔テトライソプロピルビス(ジ
オクチルホスフアイト)チタネート〕 (C8H17−O)4――Ti〔−P(−O−C13H27)2OH〕2 プレンアクト46B〔テトラオクチルビス(ジトリ
デシルホスフアイト)チタネート〕 プレンアクト55〔テトラ(2,2−ジアリルオキ
シメチル−1−ブチル)ビス(ジ−トリデシル)
ホスフアイトチタネート〕 プレンアクト138S〔ビス(ジオクチルパイロホス
フエート)オキシアセテートチタネート〕 プレンアクト238S〔ビス(ジオクチルパイロホス
フエート)エチレンチタネート〕 これらのチタンカツプリング剤を磁性層中に含
有させるには、これらを適当な溶剤中に溶解さ
せ、この溶解によつて得られた溶液を磁性塗料の
調製時に添加するか、あるいはチタンカツプリン
グ剤をそのまま添加して磁性塗料を調製するなど
の方法によつて行われる。使用量は、磁性層中の
粒子表面に薄い酸化膜層を形成した金属磁性粉末
に対して0.1重量%より少ないと所期の効果が得
られず、10重量%を越えるとブリードアウトする
おそれがあるため0.1〜10重量%の範囲であるこ
とが好ましく、0.5〜5重量%の範囲内で使用す
るのがより好ましい。 この発明に使用する磁性粉末としては、粒子表
面に薄い酸化膜層を形成した金属磁性粉末が好ま
しく使用され、たとえば、いずれも粒子表面に薄
い酸化膜層を形成したFe粉末、Co粉末、Fe−Ni
粉末などの一般に使用される金属磁性粉末が、い
ずれも使用される。 有機溶剤としては、シクロヘキサノン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケ
トン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエス
テル系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素系溶剤、イソプロピルアルコー
ルなどのアルコール系溶剤、ジメチルホルムアミ
ドなどの酸アミド系溶剤、ジメチルスルホキシド
などのスルホキシド系溶剤、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル系溶剤など、使用
するチタンカツプリング剤および結合剤成分を溶
解するのに適した溶剤が特に制限されることなく
単独または二種以上混合して使用される。 なお、磁性塗料中には通常使用されている各種
添加剤、たとえば分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電
防止剤などを適宜に添加使用してもよい。 次に、この発明の実施例について説明する。 実施例 1 α−Fe磁性粉末1Kgを、トルエン10を80℃
に保温して満たしたステンレス製容器中に浸漬
し、この容器の底に空気吹き込みパイプを挿入
し、毎分5の流量で5時間空気を吹き込んで、
系内全体に細かい空気の泡を発生させ、その後、
粉末を取り出して加熱乾燥し、α−Fe磁性粉末
の粒子表面に薄い酸化膜層を形成した。このよう
にして粒子表面に薄い酸化膜層を形成したα−
Fe磁性粉末を使用し、 粒子表面に薄い酸化膜層を形成したα−Fe磁
性粉末 80重量部 タケラツクE−550(武田薬品工業社製、ポリウ
レタンエラストマー) 16 〃 コロネートL(日本ポリウレタン工業社製、三
官能性低分子量イソシアネート化合物)
4 〃 プレンアクトTTS(ケンリツヒペトロケミカル
社製、イソプロピルトリイソステアロイルチタ
ネート) 1.6 〃 カーボンブラツク 4 〃 シクロヘキサノン 80 〃 トルエン 80 〃 の組成物をボールミルで約76時間混合分散して磁
性塗料を調製した。この磁性塗料を厚さ11μのポ
リエステルフイルム上に、乾燥厚が約4μとなる
ように塗布、乾燥し、表面処理を行つた後、所定
の巾に裁断して磁気テープを作つた。 実施例 2 実施例1における磁性塗料の組成において、プ
レンアクトTTSに代えて、プレンアクト9S(ケン
リツヒペトロケミカル社製、イソプロピルトリド
デシルベンゼンスルホニルチタネート)を同量使
用した以外は、実施例1と同様にして磁気テープ
を作つた。 実施例 3 実施例1における磁性塗料の組成において、プ
レンアクトTTSに代えて、プレンアクト138S〔ケ
ンリツヒペトロケミカル社製、ビス(ジオクチル
パイロホスフエート)オキシアセテートチタネー
ト〕を同量使用した以外は、実施例1と同様にし
て磁気テープを作つた。 比較例 1 Fe合金磁性粉末 120重量部 プレンアクトTTS(ケンリツヒペトロケミカル
社製、イソプロピルトリイソステアロイルチタ
ネート) 0.6 〃 メチルエチルケトン 50 〃 トルエン 50 〃 この組成物を強力ミキサーにて3時間混合し、
Fe合金磁性粉末をチタンカツプリング剤により
良く湿潤させた。 次いで、 アクリル二重結合導入ブチラール樹脂(固型分
換算) 18重量部 アクリル二重結合導入ウレタンエラストマー
(固型分換算) 12 〃 メチルエチルケトン 100 〃 トルエン 100 〃 潤滑剤(高級脂肪酸) 3 〃 の混合物を良く混合溶解させた後、これを前記の
磁性粉末処理物と高速ミキサーにより1時間十分
混合し、さらにサンドグラインダミルを用いて4
時間混合分散し、磁性塗料を調製した。この磁性
塗料を厚さ11μのポリエステルフイルム上に塗布
し、磁場配向、溶剤乾燥、表面平滑化処理後、エ
レクトロカーテンタイプ放射線加速装置を使用し
て、加速電圧150KeV、電極電流10mA、全照射
量5Mradの条件で、N2ガス雰囲気下にて放射線
を照射し、塗膜を硬化させた。 しかる後、所定の巾に裁断して磁気テープを作
つた。 比較例 2 比較例1におけるFe合金磁性粉末の湿潤処理
において、プレンアクトTTSに代えて、プレン
アクト9S(ケンリツヒペトロケミカル社製、イソ
プロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネ
ート)を同量使用した以外は、比較例1と同様に
してFe合金磁性粉末の湿潤処理を行い、さらに
比較例1と同様にして磁気テープを作つた。 比較例 3 比較例1におけるFe合金磁性粉末の湿潤処理
において、プレンアクトTTSに代えて、プレン
アクト138S〔ケンリツヒペトロケミカル社製、ビ
ス(ジオクチルパイロホスフエート)オキシアセ
テートチタネート〕を同量使用した以外は、比較
例1と同様にしてFe合金磁性粉末の湿潤処理を
行い、さらに比較例1と同様にして磁気テープを
作つた。 比較例 4 比較例1におけるFe合金磁性粉末の湿潤処理
において、プレンアクトTTSに代えて、プレン
アクト55S(ケンリツヒペトロケミカル社製、テ
トロ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチ
ル)ビス(ジ−トリデシル)ホスフアイトチタネ
ート〕を同量使用した以外は、比較例1と同様に
してFe合金磁性粉末の湿潤処理を行い、さらに
比較例1と同様にして磁気テープを作つた。 比較例 5 実施例1における磁性塗料の組成において、粒
子表面に薄い酸化膜層を形成したα−Fe磁性粉
末に代えて、粒子表面に酸化膜層がないα−Fe
磁性粉末を同量使用した以外は、実施例1と同様
にして磁気テープを作つた。 比較例 6 実施例2における磁性塗料の組成において、粒
子表面に薄い酸化膜層を形成したα−Fe磁性粉
末に代えて、粒子表面に酸化膜層がないα−Fe
磁性粉末を同量使用した以外は、実施例2と同様
にして磁気テープを作つた。 比較例 7 実施例3における磁性塗料の組成において、粒
子表面に薄い酸化膜層を形成したα−Fe磁性粉
末に代えて、粒子表面に酸化膜層がないα−Fe
磁性粉末を同量使用した以外は、実施例3と同様
にして磁気テープを作つた。 比較例 8 実施例1における磁性塗料の組成において、プ
レンアクトTTSを省いた以外は、実施例1と同
様にして磁気テープを作つた。 比較例 9 実施例1における磁性塗料の組成において、プ
レンアクトTTSに代えて、テトライソプロピル
チタネート〔Ti(OC3H7)4〕を同量使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープを作つた。 各実施例および各比較例で得られた磁気テープ
についてビデオSN比およびカラーSN比を測定し
た。ビデオSN比およびカラーSN比は得られた磁
気テープをビデオデツキ(日立製作所社製VT−
5000)に装填して記録再生を行ない、シバソク社
製カラービデオノイズメーター925Cで測定し、
比較例8で得られた磁気テープのビデオSN比お
よびカラーSN比を0としてそれとの差で表わし
た。 下表はその結果である。
【表】
【表】
上表から明らかなように、この発明で得られた
磁気テープ(実施例1〜3)は従来の磁気テープ
(比較例1〜9)に比しビデオSN比およびカラー
SN比がいずれも高く、このことからこの発明に
よつて得られる磁気記録媒体は特に金属磁性粉末
の分散性に優れ、磁性層表面の平滑性および光沢
も良好で磁気特性が一段と向上されていることが
わかる。
磁気テープ(実施例1〜3)は従来の磁気テープ
(比較例1〜9)に比しビデオSN比およびカラー
SN比がいずれも高く、このことからこの発明に
よつて得られる磁気記録媒体は特に金属磁性粉末
の分散性に優れ、磁性層表面の平滑性および光沢
も良好で磁気特性が一段と向上されていることが
わかる。
Claims (1)
- 1 粒子表面に薄い酸化膜層が形成された金属磁
性粉末を、結合剤成分、有機溶剤およびその他の
必要成分とともに混合分散する際、チタンカツプ
リング剤をそのままあるいは溶剤中に溶解して添
加し、同時に混合分散して磁性塗料を調整した
後、この磁性塗料を基体上に塗着して磁性層を形
成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56095512A JPS57210433A (en) | 1981-06-20 | 1981-06-20 | Magnetic recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56095512A JPS57210433A (en) | 1981-06-20 | 1981-06-20 | Magnetic recording medium |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57210433A JPS57210433A (en) | 1982-12-24 |
| JPH0454288B2 true JPH0454288B2 (ja) | 1992-08-31 |
Family
ID=14139627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56095512A Granted JPS57210433A (en) | 1981-06-20 | 1981-06-20 | Magnetic recording medium |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57210433A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS573226A (en) * | 1980-06-10 | 1982-01-08 | Tdk Corp | Magnetic recording medium |
-
1981
- 1981-06-20 JP JP56095512A patent/JPS57210433A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57210433A (en) | 1982-12-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0481252B2 (ja) | ||
| JPH02105321A (ja) | 磁気デイスク | |
| JPS595422A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH02302929A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS634417A (ja) | 磁気媒体用組成物 | |
| JPH0454288B2 (ja) | ||
| JPS62154229A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH10124851A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS6121497B2 (ja) | ||
| JPS6114705A (ja) | 表面処理強磁性金属粉末及び磁気記録媒体の製造法 | |
| JPH0248968B2 (ja) | ||
| JPH0248969B2 (ja) | ||
| JPS5853681B2 (ja) | 金属磁性粉末およびその処理方法 | |
| JP2003082088A (ja) | パーフルオロポリエーテル系化合物、該化合物からなる潤滑剤および該潤滑剤を用いた記録媒体 | |
| JPS61206921A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPS62219327A (ja) | 磁気記録媒体用固形添加剤およびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JPS626436A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS6258422A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0248971B2 (ja) | ||
| JPH0248970B2 (ja) | ||
| JPH01112525A (ja) | 磁性粉末およびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP2003082089A (ja) | パーフルオロポリエーテル系化合物、該化合物からなる潤滑剤および該潤滑剤を用いた記録媒体 | |
| JPH0792911B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2003082090A (ja) | パーフルオロポリエーテル系化合物、該化合物からなる潤滑剤および該潤滑剤を用いた記録媒体 | |
| JPH0287316A (ja) | 磁気記録媒体 |