JPH0455464B2 - - Google Patents
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- JPH0455464B2 JPH0455464B2 JP59111108A JP11110884A JPH0455464B2 JP H0455464 B2 JPH0455464 B2 JP H0455464B2 JP 59111108 A JP59111108 A JP 59111108A JP 11110884 A JP11110884 A JP 11110884A JP H0455464 B2 JPH0455464 B2 JP H0455464B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Description
本発明は新規なポリグリシジルエーテル、その
製造方法およびそれを特に物品の電着塗装におい
て使用する熱硬化性コーテイング組成物として使
用することに関する。 米国特許第4246089号には、ビスフエノール−
Aから誘導されたジグリシジルエーテルとアルキ
ルフエノール、例えばノニルフエノールとの1:
1.1ないし1.9の範囲のモル比の反応生成物であ
る、1分子当り平均して1個未満のエポキシ基を
有するグリシジルエーテル、およびこのようなグ
リシジルエーテルをアクリル−アミン主鎖をベー
スにしたグラフト共重合体の製造において使用す
ることが開示されている。このようなグラフト共
重合体は、例えば陰極電着による車体のエレクト
ロコーテイングのための熱硬化性コーテイング組
成物の成分として公表されている。 米国特許第4066525号には、ビスフエノール−
Aから誘導されたグリシジルエーテルとフエノー
ル、例えばノニフエノール、またはフエノールと
アミノアルコール、例えばジエタノールアミンと
の混合物との反応によつて、残留したエポキシ基
を実質的に含まない樹脂質の結合剤材料を製造す
ることが開示されており、その樹脂質の結合剤材
料は陰極電着による器具のエレクトロコーテイン
グのための熱硬化性コーテイング組成物において
使用される。 本発明によると、1<n<2でかつX>2であ
る場合に、1分子当り平均してX個のエポキシ基
を有する多官能性のポリグリシジルエーテルと、
その多官能性ポリグリシジルエーテル1モル当り
(X−n)モルの一官能性フエノールとの反応生
成物からなる、1分子当り平均してn個のエポキ
シ基を有するポリグリシジルエーテルが提供され
る。 多官能性のポリグリシジルエーテルは、好都合
には、ハロゲン化水素受容体、例えばアルカリ金
属水酸化物の存在下において、2よりも大きいフ
エノール性とヒドロキシル官能性を有する多価フ
エノールとエピハロヒドリン、好ましくはエピク
ロルヒドリンとの反応によつて製造されたポリグ
リシジルエーテルであり得る。 このような多価フエノールの好適な例は、下記
の一般式 この式においてRはアルキレン基、例えばCH2
基を表わし、R1はアルキル基、例えばメチル基、
p−t−プチル基、オクチル基またはノニル基を
表わし、qおよびpは0<q<6および0<p<
2の平均値を有する数であり、あるいは下記の一
般式を有するノポラツク樹脂である。 この式においてR2はアルキレン基、例えば
CH2基を表わし、R3はアルキレン基、例えば
CH2基またはC(CH3)2基、カルボニル基、酸素
原子または硫黄原子を表わし、そしてq′は0ない
し2の範囲の平均値を有する数である。 多価多核フエノールのその他の好適な例は1,
1−2,2−テトラ(4−ヒドロキシフエニル)
エタンおよび下記の一般式を有するジフエノール
カルボン酸から誘導されたテトラフエノールであ
る。 この式においてR4はジオールの残基を表わす。
式,およびの多価フエノールから誘導され
たポリグリシジルエーテルは公知であつて、その
製造方法とともに、例えば米国特許第2844553号、
オランダ特許出願第8100830号、西ドイツ特許出
願第2656867号および英国特許出願第2001991号に
示されている。 好ましくは多官能性ポリグリシジルエーテル
は、Xが2よりも大きい、そして2ないし6の範
囲にあり、そしてさらに好ましくはXが3ないし
4の範囲にあるエポキシノボラツク樹脂である。 有利には、エポキシノポラツク樹脂は式にお
いてRがCH2であり、qが1ないし2でありそし
てpが0ないし1であるノボラツクまたは式に
おいてR2がCH2であり、R3がC(CH3)2でありそ
してq′が0であるビス−フエノールノボラツクか
ら誘導される。 好ましくはnは1.3ないし2の範囲にあり、そ
して有利にはnは1.4ないし1.7の範囲にあり得
る。 一官能性フエノールは単一のフエノールまたは
フエノールの混合物であり得る。例えばフエノー
ルは、好都合には、C1-16アルキル基、C3-16アル
ケニル基、C1-4ヒドロキシアルキル基、C2-13ア
ルコキシカルボニル基およびC1-16アルコキシ基
から選ばれた1個または2個以上の置換基によつ
て随意に置換されたフエノールであり得る。この
ような化合物の例は、フエノール、クレゾール
類、サリチルアルコール、2−アリルフエノー
ル、2,4,6−トリアリルフエノール、ジメチ
ルフエノール、4−ヒドロキシメチル−2,6−
ジメチルフエノール、2−ヒドロキシフエネチル
アルコール、4−ヒドロキシベンジルアルコール
およびエチル4−ヒドロキシベンゾエートを包含
している。好ましくは一官能性フエノールは
C4-12アルキル置換基によつてパラ位が置換され
ているフエノールである。このようなアルキル置
換基の例はn−、イソ−およびt−ブチル基、n
−およびイソ−オクチル基、n−およびイソ−ノ
ニル基およびn−およびイソ−ドデシル基を包含
している。枝分れしたアルキル置換基が特に適し
ている。p−イソ−オクチルフエノールは極めて
好適な一官能性フエノールであることがわかつ
た。 本発明はまた酸触媒または塩基触媒の存在下
120ないし180℃の範囲の温度において多官能性ポ
リグリシジルエーテルを一官能性フエノールと反
応させることからなる本発明のポリグリシジルエ
ーテルの製造方法を提供する。 好ましくは反応は130ないし150℃の範囲の温度
において遂行される。 酸触媒または塩基触媒は、例えば第三級アミ
ン、第四級アンモニウム塩または第四級ホスホニ
ウム塩またはアルカリ金属の水酸化物または炭酸
塩、または硫酸であり得る。 第三級アミンは例えばトリエタノールアミン、
ベンジルジメチルアミンまたは2−ジメチルアミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールであり得る。
第四級アンモニウム塩、例えば第三級アンモニウ
ムクロライドが好ましい触媒である。 第三級アミン触媒は、好ましくは反応剤の0.1
ないし1重量%の量で使用され、そして第四級ア
ンモニウム塩は好ましくは反応剤の0.005ないし
0.2重量%の量で使用される。 本発明はまた本発明のポリグリシジルエーテル
の使用を含んでいる。当業者ならば、1分子当り
平均して1個よりも多く、かつ2個以下のエポキ
シ基を含むポリグリシジルエーテルの従来(公
知)の使用法である用途において本発明のポリグ
リシジルエーテルが使用できることを理解するで
あろう。 しかしながら、本発明のポリグリシジルエーテ
ルは水で希釈できる塗装用硬化性結合剤の製造に
おいて特に有用であることがわかつた。したがつ
て、本発明はさらに、水性媒体中で本発明のポリ
グリシジルエーテルを、1分子当り平均して2個
のアミノ水素原子を含むアミノ化合物またはアミ
ノ酸のアルカリ金属塩と反応させることからな
る、水で希釈できる塗装用硬化性結合剤の製造法
も提供する。この反応は好ましくは100ないし120
℃の範囲の温度において遂行される。 所望ならば、水で希釈できる塗装用硬化性結合
剤の上記製造方法の水性媒体中の反応において、
本発明のポリグリシジルエーテルとともに、液体
または固体のビスフエノール−Aから誘導された
ジグリシジルエーテルのような公知の液体または
固体のジグリシジルエーテル、例えば182ないし
194gのエポキシモル量(epoxy molar mass)を
有する「エピコート(EPIKOTE)828」(登録商
標)または1550ないし2000gのエポキシモル量を
有する「エピコート1007」(登録商標)を多量に
含有させることができる。 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールは
好ましいアミノ化合物であつて、その使用は、中
和された形で陰極電着塗装において使用するのに
適した硬化性結合剤を生ずる。例えば水酸化カリ
ウムで中和されたグリシンは好ましいアミノ酸で
あり、アミノ酸の使用は陰極電着において使用す
るのに適した硬化性結合剤を生ずる。したがつ
て、本発明は、また(A)前節で述べたように製造さ
れた結合剤および(B)架橋用化合物を、(A:B)
の重量比95:5ないし63:35で含む熱硬化性コー
テイング組成物も包含しており、そして化合物(B)
はその中和の前または後で結合剤(A)と混合されて
いる。 柔軟性が高められた水で希釈できる塗装用硬化
性結合剤(結合剤C)が本発明の新規なポリグリ
シジルエーテルから得られることもさらに発見さ
れた。それに加えて、本発明はまた本発明による
新規なポリグリシジルエーテル、300gないし
1500gの範囲のエポキシモル量を有するジグリシ
ジルエーテルおよび1分子当り平均して2個のア
ミノ水素原子を含むアミノ化合物を水性媒体中で
互に反応させることからなる、水で希釈できる塗
装用硬化性結合剤(結合剤C)の製造方法を提供
し、そのポリグリシジルエーテルのジグリシジル
エーテルに対する重量比は75:25ないし45:55の
範囲であり、そしてアミノ化合物はポリグリシジ
ルエーテルとジグリシジルエーテルに由来するエ
ポキシ基1個当り1ないし1.5個のアミノ水素原
子を供給するのに十分な量で含有させる。水性媒
体中のこの反応は好ましくは100ないし120℃の温
度において遂行される。 ジグリシジルエーテルは好ましくは二価フエノ
ール、例えばビスフエノールのジグリシジルエー
テルである。好都合には、ジグリシジルエーテル
は300gないし15000gの範囲のエポキシモル量を
有する2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
プロパンのジグリシジルエーテルである。好まし
くはジグリシジルエーテルは400gないし1100gの
エポキシモル量を有する。極めて好適な2,2−
ビス−(4−ヒドロキシフエニル)プロパンのジ
グリシジルエーテルの例は「エピコート1001」
(登録商標)(エポキシモル量450gないし500g)
および「エピコート3003」(登録商標)(エポキシ
モル量725gないし825g)を包含している。新規
なポリグリシジルエーテルのジグリシジルエーテ
ルに対する重量比は好ましくは65:35ないし55:
45の範囲にあつて、この比が約60:40であるとき
にきわめて良い結果が得られる。アミノ化合物
は、好ましくはエポキシ基1個当り1ないし1.2、
より好ましくは1ないし1.1のアミノ水素原子を
供給するのに十分な量で含有させる。最も好まし
いアミノ化合物は2−アミノ−2−メチル−1−
プロパノールである。 本発明はさらに、前述のような結合剤(C)および
架橋性化合物(B)を、95:5ないし65:35、好まし
くは90:10ないし70:30、より好ましくは85:15
ないし75:25のC:B重量比で含む水性の熱硬化
性コーテイング組成物を提供し、そして化合物B
はその中和の前または後において結合剤(C)と混合
されている。 高められた流動性と低い孔隙率を有する、水で
希釈できる塗装用硬化性結合剤(結合剤D)が本
発明の新規なポリグリシジルエーテルから得られ
ることもさらに見出された。それに加えて、本発
明はまたエステル化触媒の存在下で本発明の新規
なポリグリシジルエーテルとジカルボン酸とを互
に反応させることからなる、本質的にエポキシ基
がなくてカルボキシ基を含む、水で希釈できる塗
装用硬化性結合剤(結合剤D)の製造方法を提供
する。この反応は好ましくは60ないし170℃の温
度において遂行される。 ジカルボン酸は好都合には脂肪酸ジカルボン酸
であり得る。このような化合物の例は、こはく
酸、マレイン酸、グルタル酸、イタコン酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、1,12−ドデカンジオン酸、ド
デセニルこはく酸、ノネイルこはく酸、二量化し
た脂肪酸を包含している。 都合よく使用できるジカルボン酸の別の種類は
ポリカルボン酸またはポリカルボン酸無水物の部
分エステル化またはアミド化によつて得られるジ
カルボン酸である。このような化合物の例は無水
トリメリト酸のモノアルキルエステルおよび無水
ピロメリト酸のジアルキルエステルを包含してお
り、好ましくはこれらのアルキルエステルは少な
くとも6個の炭素原子を有する第一級アルカノー
ルから誘導される。これらのエステル型のジカル
ボン酸のさらに別の例は、例えば無水トリメリト
酸2モルと脂肪族ジオール1モルとの反応生成物
の部分的なエステル化またはアミド化によつて得
ることができる。 好ましいジカルボン酸は20℃の水100g当り0.3g
未満の水溶性を有するジカルボン酸である。アゼ
ライン酸およびセバシン酸は極めて好適なジカル
ボン酸であることがわかつた。 ジカルボン酸とポリグリシジルエーテルとの反
応の最終的な反応生成物が本質的に線状な分子で
あることは当業者ならば理解できるであろう。中
和後に潜在的に水溶性であるか、または水分散性
とし、またさらにエポキシ基を本質的に含まなく
するために、この分子は各末端に平均して1個の
カルボキシル基および少なくとも20mgKOH/g
の範囲の酸価を有すべきである。このためにジカ
ルボン酸とグリシジルエーテル化合物とは、エポ
キシ基の全当量よりも2当量過剰の酸が存在する
ような量で反応しなければならない。水で希釈で
きる硬化性結合剤(D)が電着塗装法によつて塗布さ
れる組成物中で使用されるときには、その酸価は
操作の技術的な理由から高過ぎてはならず、した
がつてこのような適用のためには水溶性結合剤の
酸価は20ないし80mgKOH/gの範囲にあるのが
好ましい。最も好ましくは酸価は30ないし50mg
KOH/gの範囲にある。 所望ならば、水で希釈できる硬化性結合剤(D)の
上記製造方法のジカルボン酸との反応において、
上記のポリグリシジルエーテルとともに、多量の
公知の液体または固体ジグリシジルエーテルが含
まれていてもよい。 ジカルボン酸およびポリグリシジルエーテルと
随意に共反応することができるジグリシジルエー
テルの量は、前述しの改良を果たすために混入し
なければならない一官能性フエノールの量によつ
て決まる。最後の水で希釈できる結合剤(D)の中に
混入される一官能性フエノールの量が5ないし40
重量%の範囲にあるとき、改良された流動性と減
少した孔隙率を有するコーテイングを得ることが
できる。好ましくは一官能性フエノールの量は10
ないし25重量%の範囲にある。 水で希釈できる硬化性結合剤(D)の製造において
は、脂肪族ヒドロキシル基とエポキシ基またはカ
ルボキシル基との反応は避けなければならない。
これはエポキシ基とカルボキシル基との反応の触
媒として第三級アミン、例えば2−ジメチルアミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールを使用するこ
とによつて達成できる。 第三級アミン触媒は好ましくは反応剤の0.1な
いし1重量%の量で使用される。好ましくはジカ
ルボン酸とグリシジルエーテルとの反応は100な
いし150℃の範囲の温度において導かれる。 本発明はさらに、前述の結合剤(D)および架橋用
化合物(B)を、95:5ないし60:40、好ましくは
85:15ないし65:35、さらに好ましくは85:15な
いし75:25の範囲のD:B重量比で含む水性の熱
硬化性コーテイング組成物を提供し、そして化合
物(B)はその中和の前または後で結合剤(D)と混合さ
れている。本発明はまた物品の電着(陰極電着)
において本発明の熱硬化性コーテイング組成物を
使用することを特に提供するものである。 中和の前または後で結合剤化合物に添加するの
に好ましい架橋用化合物はホルムアルデヒドとメ
ラミンまたはベンゾグアナミンとのアルコキシル
化した反応生成物のような、アミノプラスト型の
水溶性架橋剤である。 その他の架橋用化合物は尿素−ホルムアルデヒ
ド樹脂、フエノールホルムアルデヒド樹脂および
ブロツクされたポリイソシアネートを包含してい
る。顔料、充填剤、分散剤および塗料処方物の技
術において公知のその他の成分もさらに添加する
ことができる。水性組成物をさらに安定化した
り、あるいは塗装中の湿潤性をさらに改良するた
めに少量(1重量%以下)の非イオン系表面活性
剤の添加が有効である。共溶剤、例えば2−n−
ブトキシエタノールおよび、殊に、2−n−ヘキ
シルオキシエタノールを混入するのが有利であ
る。水性組成物中で使用する水は好ましくは例え
ば蒸留または脱塩によつて精製される。水で希釈
できる組成物は、2マイクロメーターないし一般
に40マイクロメーター以下の所望の厚さの硬化し
たコーテイングを形成させるために、当該技術に
おいて知られている種々の方法によつて、種々の
サブストレート、特にベア・ステイール(bare
steel)、燐酸塩処理鋼、クロム酸塩処理鋼、亜
鉛、ブリキ板(罐被覆のため)およびアルミニウ
ム(これも例えば罐被覆のため)のような金属の
上に塗布かることができる。 例えば、2ないし30分の硬化時間を使用し、
150ないし220℃の温度に加熱することによつて硬
化を達成することができる。 熱硬化性コーテイング組成物は一般に電着およ
びその他の方法、例えば噴霧または浸漬によつて
塗布することができ、そして特に電着によつて罐
を被覆するのに適している。当業者ならば、食物
または飲料の罐を塗装しようとするときには取締
当局によつて認可される化合物を選ぶ必要がある
ことを理解するであろう。 本発明は以下の実施例からさらに理解されるで
あろうが、その実施例において別に指示がなけれ
ば部および百分率は重量によるものであり、そし
て種々の用語は次のように定義される。 「多官能性ポリエーテル」は、1分子当り平
均して3.5個のエポキシ基を含む、平均分子量
680gの半固体状多官能性エポキシノボラツク樹
脂である。 「多官能性ポリエーテル」は、1分子当り平
均して3.5個のエポキシ基を含む、平均分子量
732gの多官能性エポキシジフエニロールプロパ
ンノボラツク樹脂である。 「多官能性ポリエーテル」は、1分子当り平
均して3.5個のエポキシ基を含む、平均分子量
665gの半固体状多官能性エポキシノボラツク樹
脂である。 「ポリエーテルP」は、1分子当り平均1.85個
のエポキシ基を含む、エポキシモル量485gを有
する2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プ
ロパンの固体状ジグリシジルエーテルである。 シメル(CYMEL)1141(商標)は、イソブタ
ノール中85%の固形分として含まれ、酸化22±3
mgKOH/gを有する、メトキシおよびイソブト
キシ置換基および酸性のキレート基を含む、高度
にアルキル化したメラミン−ホルムアルデヒド硬
化用樹脂である。 「AV」はmgKOH/gで表わされた酸価であ
る。 「アミン価」は1g当りのミリ当量で表されて
いる。 実施例 1 多官能性ポリエーテル(680g、1モル、3,
5エポキシ当量)およびp−イソ−オクチルフエ
ノール(412g、2モル)を撹拌しながら140℃に
加熱した。混合物が均質になつたとき、塩化テト
ラメチルアンモニウム(0.55g)の50%水溶液を
加え、そして反応が完了するまで(4時間)混合
物を140℃に維持した。生成物を2−n−ブトキ
シエタノール(546g)で希釈してから室温(20
℃)まで冷却した。生成した溶液は66.7%の固形
分を含み、所望のポリエーテル生成物は平均分子
量1092およびエポキシ含有量1.37ミリ当量/g固
形分(1分子当り平均1.5個のエポキシ基)を有
していた。 実施例 2 多官能性ポリエーテル(680g、1モル、3,
5エポキシ当量)およびp−イソ−オクチルフエ
ノール(309g、1.5モル)を撹拌しながら140℃に
加熱した。混合物が均質になつたとき、塩化テト
ラメチルアンモニウム(0.55g)の50%水溶液を
加え、そして反応が完了するまで混合物を4時間
140℃に維持した。2−n−ブトキシエタノール
(495g)で希釈してから室温まで冷却すると66.7
%の固形分を含む溶液が生成し、所望の生成物は
平均分子量989およびエポキシ含有量2.02ミリ当
量/g固形分(1分子当り平均2個のエポキシ
基)を有していた。 実施例 3 多官能性ポリエーテル(732g、1モル、3.5
エポキシ当量)およびp−イソ−オクチルフエノ
ール(412g、2モル)を撹拌しながら140℃に加
熱した。混合物が均質になつたとき、塩化テトラ
メチルアンモニウム(0.55g)の50%水溶液を加
え、そして反応が完了するまで混合物を4時間
140℃に維持した。2−n−ブトキシエタノール
(572g)で希釈してから室温まで冷却すると、所
望の生成物の溶液(固形分含有量66.7%)が生成
し、それは平均分子量1144およびエポキシ含有量
1.31ミリ当量/g固形分(1分子当り平均1.5個
のエポキシ基)を有していた。 実施例 4 多官能性ポリエーテル(732g、1モル、3.5
エポキシ当量)およびp−イソ−オクチルフエノ
ール(309g、1.5モル)を撹拌しながら140℃に加
熱した。混合物が均質になつたとき、塩化テトラ
メチルアンモニウムの50%水溶液を加え、そして
反応が完了するまで混合物を4時間140℃に維持
した。次いで混合物を2−n−ブトキシエタノー
ル(520g)で希釈してから生成した所望の生成
物の溶液(固形分含有量66.7%)を室温まで冷却
した。生成物は平均分子量1041およびエポキシ含
有量1.92ミリ当量/g固形分(1分子当り平均2
個のエポキシ基)を有していた。 実施例 5 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(93.7g、1モル)の95%水溶液および水(40g)
を撹拌しながら100℃に加熱した。実施例1で得
られた溶液を攪拌しながら100℃に加熱した。実
施例1で得られた溶液を攪拌しながら2時間にわ
たつて加え、その間温度を100ないし110℃に維持
した。添加が終了した後、反応が完了するまで混
合物を撹拌しながらさらに8時間100ないし120℃
に維持した(固形分について、アミン価0.85)。 実施例 6 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(93.7g、1モル)の95%水溶液および水(40g)
を撹拌しながら100℃に加熱した。実施例3で生
成した溶液を撹拌しながら2時間にわたつて加
え、その間温度を100ないし110℃に維持した。反
応が完了するまで混合物を撹拌しながらさらに8
時間100ないし120℃に維持した(固形分につい
て、アミン価0.81)。 実施例 7 陰極電着結合剤として使用するための付加物 グリシン(56.25g、0.75モル)、水(187.5g)お
よび水酸化カリウム(48.5g、0.75モル)を撹拌
しながら100℃に加熱した。実施例のポリエーテ
ル生成物(ポリエーテル生成物の1モル、すなわ
ち163855gを2−n−ブトキシエタノールに溶か
した濃度66.7%の溶液)を撹拌下に徐々に添加
し、そして反応混合物をさらに4時間100℃にお
いて撹拌した。水(941g)を加え、そして酸性
化につづいて、沈澱生成物を懸濁液から遊離した
(固形分について、AV36.6mgKOH/g)。 実施例 8 陰極電着結合剤として使用するための付加物 実施例1のポリエーテル生成物の代りに実施例
3のポリエーテル生成物(ポリエーテル生成物の
1モル、すなわち1717.55gを2−n−ブトキシエ
タノールに溶かした濃度66.7%溶液)を使用して
実施例7の手順を繰返した。生成した沈澱生成物
は固形分についてAV35.1mgKOH/gを有してい
た。 実施例 9および10 陰極電着 実施例5および6において得られたそれぞれの
混合物の形にあるこれらの実施例の付加物を、結
合剤固形分対「シメル1141」り重量比70:30にお
いて、「シメル1141」と混合し、乳酸の当量(α
=1.0)で中和し、そして脱塩水を徐々に添加し
て最終的な固形分含有量が15%になるまで希釈し
た。ベーキング後に4ないし6μmの厚さを有する
塗膜を得るために、200Vにおいて0.1秒の電着時
間の間直流によつて電着を遂行した。電着槽は絶
縁スペーサーによつて1.0mmの間隔が保たれてい
る平坦なステンレス鋼の陽極と、交換可能で平坦
な錫プレートの陰極とを含んでいた。被覆された
場所は40×50mmの長方形であつた。電着後、被覆
されたブリキ板を水ですすいでから3,5または
10分間200℃において硬化させた。コーテイング
を外観について視覚で評価し(5:滑らか、泡な
し、4:オレンジの皮の表面、3:オレンジの
皮、少ない泡、2:多数の泡)、そして耐溶剤性
(コーテイングを除去するのに必要な、メチルエ
チルケトンで湿らした布による往復の摩擦回数
(「MEKラブズ(rubs)」)および耐滅菌性(121℃
において90分間熱水に露出、5:影響を受けず、
ないし0:きわめて重大なかぶり、の範囲にわた
る目盛による評価)について評価した。 上記試験の結果を次の第表に示す。
製造方法およびそれを特に物品の電着塗装におい
て使用する熱硬化性コーテイング組成物として使
用することに関する。 米国特許第4246089号には、ビスフエノール−
Aから誘導されたジグリシジルエーテルとアルキ
ルフエノール、例えばノニルフエノールとの1:
1.1ないし1.9の範囲のモル比の反応生成物であ
る、1分子当り平均して1個未満のエポキシ基を
有するグリシジルエーテル、およびこのようなグ
リシジルエーテルをアクリル−アミン主鎖をベー
スにしたグラフト共重合体の製造において使用す
ることが開示されている。このようなグラフト共
重合体は、例えば陰極電着による車体のエレクト
ロコーテイングのための熱硬化性コーテイング組
成物の成分として公表されている。 米国特許第4066525号には、ビスフエノール−
Aから誘導されたグリシジルエーテルとフエノー
ル、例えばノニフエノール、またはフエノールと
アミノアルコール、例えばジエタノールアミンと
の混合物との反応によつて、残留したエポキシ基
を実質的に含まない樹脂質の結合剤材料を製造す
ることが開示されており、その樹脂質の結合剤材
料は陰極電着による器具のエレクトロコーテイン
グのための熱硬化性コーテイング組成物において
使用される。 本発明によると、1<n<2でかつX>2であ
る場合に、1分子当り平均してX個のエポキシ基
を有する多官能性のポリグリシジルエーテルと、
その多官能性ポリグリシジルエーテル1モル当り
(X−n)モルの一官能性フエノールとの反応生
成物からなる、1分子当り平均してn個のエポキ
シ基を有するポリグリシジルエーテルが提供され
る。 多官能性のポリグリシジルエーテルは、好都合
には、ハロゲン化水素受容体、例えばアルカリ金
属水酸化物の存在下において、2よりも大きいフ
エノール性とヒドロキシル官能性を有する多価フ
エノールとエピハロヒドリン、好ましくはエピク
ロルヒドリンとの反応によつて製造されたポリグ
リシジルエーテルであり得る。 このような多価フエノールの好適な例は、下記
の一般式 この式においてRはアルキレン基、例えばCH2
基を表わし、R1はアルキル基、例えばメチル基、
p−t−プチル基、オクチル基またはノニル基を
表わし、qおよびpは0<q<6および0<p<
2の平均値を有する数であり、あるいは下記の一
般式を有するノポラツク樹脂である。 この式においてR2はアルキレン基、例えば
CH2基を表わし、R3はアルキレン基、例えば
CH2基またはC(CH3)2基、カルボニル基、酸素
原子または硫黄原子を表わし、そしてq′は0ない
し2の範囲の平均値を有する数である。 多価多核フエノールのその他の好適な例は1,
1−2,2−テトラ(4−ヒドロキシフエニル)
エタンおよび下記の一般式を有するジフエノール
カルボン酸から誘導されたテトラフエノールであ
る。 この式においてR4はジオールの残基を表わす。
式,およびの多価フエノールから誘導され
たポリグリシジルエーテルは公知であつて、その
製造方法とともに、例えば米国特許第2844553号、
オランダ特許出願第8100830号、西ドイツ特許出
願第2656867号および英国特許出願第2001991号に
示されている。 好ましくは多官能性ポリグリシジルエーテル
は、Xが2よりも大きい、そして2ないし6の範
囲にあり、そしてさらに好ましくはXが3ないし
4の範囲にあるエポキシノボラツク樹脂である。 有利には、エポキシノポラツク樹脂は式にお
いてRがCH2であり、qが1ないし2でありそし
てpが0ないし1であるノボラツクまたは式に
おいてR2がCH2であり、R3がC(CH3)2でありそ
してq′が0であるビス−フエノールノボラツクか
ら誘導される。 好ましくはnは1.3ないし2の範囲にあり、そ
して有利にはnは1.4ないし1.7の範囲にあり得
る。 一官能性フエノールは単一のフエノールまたは
フエノールの混合物であり得る。例えばフエノー
ルは、好都合には、C1-16アルキル基、C3-16アル
ケニル基、C1-4ヒドロキシアルキル基、C2-13ア
ルコキシカルボニル基およびC1-16アルコキシ基
から選ばれた1個または2個以上の置換基によつ
て随意に置換されたフエノールであり得る。この
ような化合物の例は、フエノール、クレゾール
類、サリチルアルコール、2−アリルフエノー
ル、2,4,6−トリアリルフエノール、ジメチ
ルフエノール、4−ヒドロキシメチル−2,6−
ジメチルフエノール、2−ヒドロキシフエネチル
アルコール、4−ヒドロキシベンジルアルコール
およびエチル4−ヒドロキシベンゾエートを包含
している。好ましくは一官能性フエノールは
C4-12アルキル置換基によつてパラ位が置換され
ているフエノールである。このようなアルキル置
換基の例はn−、イソ−およびt−ブチル基、n
−およびイソ−オクチル基、n−およびイソ−ノ
ニル基およびn−およびイソ−ドデシル基を包含
している。枝分れしたアルキル置換基が特に適し
ている。p−イソ−オクチルフエノールは極めて
好適な一官能性フエノールであることがわかつ
た。 本発明はまた酸触媒または塩基触媒の存在下
120ないし180℃の範囲の温度において多官能性ポ
リグリシジルエーテルを一官能性フエノールと反
応させることからなる本発明のポリグリシジルエ
ーテルの製造方法を提供する。 好ましくは反応は130ないし150℃の範囲の温度
において遂行される。 酸触媒または塩基触媒は、例えば第三級アミ
ン、第四級アンモニウム塩または第四級ホスホニ
ウム塩またはアルカリ金属の水酸化物または炭酸
塩、または硫酸であり得る。 第三級アミンは例えばトリエタノールアミン、
ベンジルジメチルアミンまたは2−ジメチルアミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールであり得る。
第四級アンモニウム塩、例えば第三級アンモニウ
ムクロライドが好ましい触媒である。 第三級アミン触媒は、好ましくは反応剤の0.1
ないし1重量%の量で使用され、そして第四級ア
ンモニウム塩は好ましくは反応剤の0.005ないし
0.2重量%の量で使用される。 本発明はまた本発明のポリグリシジルエーテル
の使用を含んでいる。当業者ならば、1分子当り
平均して1個よりも多く、かつ2個以下のエポキ
シ基を含むポリグリシジルエーテルの従来(公
知)の使用法である用途において本発明のポリグ
リシジルエーテルが使用できることを理解するで
あろう。 しかしながら、本発明のポリグリシジルエーテ
ルは水で希釈できる塗装用硬化性結合剤の製造に
おいて特に有用であることがわかつた。したがつ
て、本発明はさらに、水性媒体中で本発明のポリ
グリシジルエーテルを、1分子当り平均して2個
のアミノ水素原子を含むアミノ化合物またはアミ
ノ酸のアルカリ金属塩と反応させることからな
る、水で希釈できる塗装用硬化性結合剤の製造法
も提供する。この反応は好ましくは100ないし120
℃の範囲の温度において遂行される。 所望ならば、水で希釈できる塗装用硬化性結合
剤の上記製造方法の水性媒体中の反応において、
本発明のポリグリシジルエーテルとともに、液体
または固体のビスフエノール−Aから誘導された
ジグリシジルエーテルのような公知の液体または
固体のジグリシジルエーテル、例えば182ないし
194gのエポキシモル量(epoxy molar mass)を
有する「エピコート(EPIKOTE)828」(登録商
標)または1550ないし2000gのエポキシモル量を
有する「エピコート1007」(登録商標)を多量に
含有させることができる。 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールは
好ましいアミノ化合物であつて、その使用は、中
和された形で陰極電着塗装において使用するのに
適した硬化性結合剤を生ずる。例えば水酸化カリ
ウムで中和されたグリシンは好ましいアミノ酸で
あり、アミノ酸の使用は陰極電着において使用す
るのに適した硬化性結合剤を生ずる。したがつ
て、本発明は、また(A)前節で述べたように製造さ
れた結合剤および(B)架橋用化合物を、(A:B)
の重量比95:5ないし63:35で含む熱硬化性コー
テイング組成物も包含しており、そして化合物(B)
はその中和の前または後で結合剤(A)と混合されて
いる。 柔軟性が高められた水で希釈できる塗装用硬化
性結合剤(結合剤C)が本発明の新規なポリグリ
シジルエーテルから得られることもさらに発見さ
れた。それに加えて、本発明はまた本発明による
新規なポリグリシジルエーテル、300gないし
1500gの範囲のエポキシモル量を有するジグリシ
ジルエーテルおよび1分子当り平均して2個のア
ミノ水素原子を含むアミノ化合物を水性媒体中で
互に反応させることからなる、水で希釈できる塗
装用硬化性結合剤(結合剤C)の製造方法を提供
し、そのポリグリシジルエーテルのジグリシジル
エーテルに対する重量比は75:25ないし45:55の
範囲であり、そしてアミノ化合物はポリグリシジ
ルエーテルとジグリシジルエーテルに由来するエ
ポキシ基1個当り1ないし1.5個のアミノ水素原
子を供給するのに十分な量で含有させる。水性媒
体中のこの反応は好ましくは100ないし120℃の温
度において遂行される。 ジグリシジルエーテルは好ましくは二価フエノ
ール、例えばビスフエノールのジグリシジルエー
テルである。好都合には、ジグリシジルエーテル
は300gないし15000gの範囲のエポキシモル量を
有する2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
プロパンのジグリシジルエーテルである。好まし
くはジグリシジルエーテルは400gないし1100gの
エポキシモル量を有する。極めて好適な2,2−
ビス−(4−ヒドロキシフエニル)プロパンのジ
グリシジルエーテルの例は「エピコート1001」
(登録商標)(エポキシモル量450gないし500g)
および「エピコート3003」(登録商標)(エポキシ
モル量725gないし825g)を包含している。新規
なポリグリシジルエーテルのジグリシジルエーテ
ルに対する重量比は好ましくは65:35ないし55:
45の範囲にあつて、この比が約60:40であるとき
にきわめて良い結果が得られる。アミノ化合物
は、好ましくはエポキシ基1個当り1ないし1.2、
より好ましくは1ないし1.1のアミノ水素原子を
供給するのに十分な量で含有させる。最も好まし
いアミノ化合物は2−アミノ−2−メチル−1−
プロパノールである。 本発明はさらに、前述のような結合剤(C)および
架橋性化合物(B)を、95:5ないし65:35、好まし
くは90:10ないし70:30、より好ましくは85:15
ないし75:25のC:B重量比で含む水性の熱硬化
性コーテイング組成物を提供し、そして化合物B
はその中和の前または後において結合剤(C)と混合
されている。 高められた流動性と低い孔隙率を有する、水で
希釈できる塗装用硬化性結合剤(結合剤D)が本
発明の新規なポリグリシジルエーテルから得られ
ることもさらに見出された。それに加えて、本発
明はまたエステル化触媒の存在下で本発明の新規
なポリグリシジルエーテルとジカルボン酸とを互
に反応させることからなる、本質的にエポキシ基
がなくてカルボキシ基を含む、水で希釈できる塗
装用硬化性結合剤(結合剤D)の製造方法を提供
する。この反応は好ましくは60ないし170℃の温
度において遂行される。 ジカルボン酸は好都合には脂肪酸ジカルボン酸
であり得る。このような化合物の例は、こはく
酸、マレイン酸、グルタル酸、イタコン酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、1,12−ドデカンジオン酸、ド
デセニルこはく酸、ノネイルこはく酸、二量化し
た脂肪酸を包含している。 都合よく使用できるジカルボン酸の別の種類は
ポリカルボン酸またはポリカルボン酸無水物の部
分エステル化またはアミド化によつて得られるジ
カルボン酸である。このような化合物の例は無水
トリメリト酸のモノアルキルエステルおよび無水
ピロメリト酸のジアルキルエステルを包含してお
り、好ましくはこれらのアルキルエステルは少な
くとも6個の炭素原子を有する第一級アルカノー
ルから誘導される。これらのエステル型のジカル
ボン酸のさらに別の例は、例えば無水トリメリト
酸2モルと脂肪族ジオール1モルとの反応生成物
の部分的なエステル化またはアミド化によつて得
ることができる。 好ましいジカルボン酸は20℃の水100g当り0.3g
未満の水溶性を有するジカルボン酸である。アゼ
ライン酸およびセバシン酸は極めて好適なジカル
ボン酸であることがわかつた。 ジカルボン酸とポリグリシジルエーテルとの反
応の最終的な反応生成物が本質的に線状な分子で
あることは当業者ならば理解できるであろう。中
和後に潜在的に水溶性であるか、または水分散性
とし、またさらにエポキシ基を本質的に含まなく
するために、この分子は各末端に平均して1個の
カルボキシル基および少なくとも20mgKOH/g
の範囲の酸価を有すべきである。このためにジカ
ルボン酸とグリシジルエーテル化合物とは、エポ
キシ基の全当量よりも2当量過剰の酸が存在する
ような量で反応しなければならない。水で希釈で
きる硬化性結合剤(D)が電着塗装法によつて塗布さ
れる組成物中で使用されるときには、その酸価は
操作の技術的な理由から高過ぎてはならず、した
がつてこのような適用のためには水溶性結合剤の
酸価は20ないし80mgKOH/gの範囲にあるのが
好ましい。最も好ましくは酸価は30ないし50mg
KOH/gの範囲にある。 所望ならば、水で希釈できる硬化性結合剤(D)の
上記製造方法のジカルボン酸との反応において、
上記のポリグリシジルエーテルとともに、多量の
公知の液体または固体ジグリシジルエーテルが含
まれていてもよい。 ジカルボン酸およびポリグリシジルエーテルと
随意に共反応することができるジグリシジルエー
テルの量は、前述しの改良を果たすために混入し
なければならない一官能性フエノールの量によつ
て決まる。最後の水で希釈できる結合剤(D)の中に
混入される一官能性フエノールの量が5ないし40
重量%の範囲にあるとき、改良された流動性と減
少した孔隙率を有するコーテイングを得ることが
できる。好ましくは一官能性フエノールの量は10
ないし25重量%の範囲にある。 水で希釈できる硬化性結合剤(D)の製造において
は、脂肪族ヒドロキシル基とエポキシ基またはカ
ルボキシル基との反応は避けなければならない。
これはエポキシ基とカルボキシル基との反応の触
媒として第三級アミン、例えば2−ジメチルアミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールを使用するこ
とによつて達成できる。 第三級アミン触媒は好ましくは反応剤の0.1な
いし1重量%の量で使用される。好ましくはジカ
ルボン酸とグリシジルエーテルとの反応は100な
いし150℃の範囲の温度において導かれる。 本発明はさらに、前述の結合剤(D)および架橋用
化合物(B)を、95:5ないし60:40、好ましくは
85:15ないし65:35、さらに好ましくは85:15な
いし75:25の範囲のD:B重量比で含む水性の熱
硬化性コーテイング組成物を提供し、そして化合
物(B)はその中和の前または後で結合剤(D)と混合さ
れている。本発明はまた物品の電着(陰極電着)
において本発明の熱硬化性コーテイング組成物を
使用することを特に提供するものである。 中和の前または後で結合剤化合物に添加するの
に好ましい架橋用化合物はホルムアルデヒドとメ
ラミンまたはベンゾグアナミンとのアルコキシル
化した反応生成物のような、アミノプラスト型の
水溶性架橋剤である。 その他の架橋用化合物は尿素−ホルムアルデヒ
ド樹脂、フエノールホルムアルデヒド樹脂および
ブロツクされたポリイソシアネートを包含してい
る。顔料、充填剤、分散剤および塗料処方物の技
術において公知のその他の成分もさらに添加する
ことができる。水性組成物をさらに安定化した
り、あるいは塗装中の湿潤性をさらに改良するた
めに少量(1重量%以下)の非イオン系表面活性
剤の添加が有効である。共溶剤、例えば2−n−
ブトキシエタノールおよび、殊に、2−n−ヘキ
シルオキシエタノールを混入するのが有利であ
る。水性組成物中で使用する水は好ましくは例え
ば蒸留または脱塩によつて精製される。水で希釈
できる組成物は、2マイクロメーターないし一般
に40マイクロメーター以下の所望の厚さの硬化し
たコーテイングを形成させるために、当該技術に
おいて知られている種々の方法によつて、種々の
サブストレート、特にベア・ステイール(bare
steel)、燐酸塩処理鋼、クロム酸塩処理鋼、亜
鉛、ブリキ板(罐被覆のため)およびアルミニウ
ム(これも例えば罐被覆のため)のような金属の
上に塗布かることができる。 例えば、2ないし30分の硬化時間を使用し、
150ないし220℃の温度に加熱することによつて硬
化を達成することができる。 熱硬化性コーテイング組成物は一般に電着およ
びその他の方法、例えば噴霧または浸漬によつて
塗布することができ、そして特に電着によつて罐
を被覆するのに適している。当業者ならば、食物
または飲料の罐を塗装しようとするときには取締
当局によつて認可される化合物を選ぶ必要がある
ことを理解するであろう。 本発明は以下の実施例からさらに理解されるで
あろうが、その実施例において別に指示がなけれ
ば部および百分率は重量によるものであり、そし
て種々の用語は次のように定義される。 「多官能性ポリエーテル」は、1分子当り平
均して3.5個のエポキシ基を含む、平均分子量
680gの半固体状多官能性エポキシノボラツク樹
脂である。 「多官能性ポリエーテル」は、1分子当り平
均して3.5個のエポキシ基を含む、平均分子量
732gの多官能性エポキシジフエニロールプロパ
ンノボラツク樹脂である。 「多官能性ポリエーテル」は、1分子当り平
均して3.5個のエポキシ基を含む、平均分子量
665gの半固体状多官能性エポキシノボラツク樹
脂である。 「ポリエーテルP」は、1分子当り平均1.85個
のエポキシ基を含む、エポキシモル量485gを有
する2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プ
ロパンの固体状ジグリシジルエーテルである。 シメル(CYMEL)1141(商標)は、イソブタ
ノール中85%の固形分として含まれ、酸化22±3
mgKOH/gを有する、メトキシおよびイソブト
キシ置換基および酸性のキレート基を含む、高度
にアルキル化したメラミン−ホルムアルデヒド硬
化用樹脂である。 「AV」はmgKOH/gで表わされた酸価であ
る。 「アミン価」は1g当りのミリ当量で表されて
いる。 実施例 1 多官能性ポリエーテル(680g、1モル、3,
5エポキシ当量)およびp−イソ−オクチルフエ
ノール(412g、2モル)を撹拌しながら140℃に
加熱した。混合物が均質になつたとき、塩化テト
ラメチルアンモニウム(0.55g)の50%水溶液を
加え、そして反応が完了するまで(4時間)混合
物を140℃に維持した。生成物を2−n−ブトキ
シエタノール(546g)で希釈してから室温(20
℃)まで冷却した。生成した溶液は66.7%の固形
分を含み、所望のポリエーテル生成物は平均分子
量1092およびエポキシ含有量1.37ミリ当量/g固
形分(1分子当り平均1.5個のエポキシ基)を有
していた。 実施例 2 多官能性ポリエーテル(680g、1モル、3,
5エポキシ当量)およびp−イソ−オクチルフエ
ノール(309g、1.5モル)を撹拌しながら140℃に
加熱した。混合物が均質になつたとき、塩化テト
ラメチルアンモニウム(0.55g)の50%水溶液を
加え、そして反応が完了するまで混合物を4時間
140℃に維持した。2−n−ブトキシエタノール
(495g)で希釈してから室温まで冷却すると66.7
%の固形分を含む溶液が生成し、所望の生成物は
平均分子量989およびエポキシ含有量2.02ミリ当
量/g固形分(1分子当り平均2個のエポキシ
基)を有していた。 実施例 3 多官能性ポリエーテル(732g、1モル、3.5
エポキシ当量)およびp−イソ−オクチルフエノ
ール(412g、2モル)を撹拌しながら140℃に加
熱した。混合物が均質になつたとき、塩化テトラ
メチルアンモニウム(0.55g)の50%水溶液を加
え、そして反応が完了するまで混合物を4時間
140℃に維持した。2−n−ブトキシエタノール
(572g)で希釈してから室温まで冷却すると、所
望の生成物の溶液(固形分含有量66.7%)が生成
し、それは平均分子量1144およびエポキシ含有量
1.31ミリ当量/g固形分(1分子当り平均1.5個
のエポキシ基)を有していた。 実施例 4 多官能性ポリエーテル(732g、1モル、3.5
エポキシ当量)およびp−イソ−オクチルフエノ
ール(309g、1.5モル)を撹拌しながら140℃に加
熱した。混合物が均質になつたとき、塩化テトラ
メチルアンモニウムの50%水溶液を加え、そして
反応が完了するまで混合物を4時間140℃に維持
した。次いで混合物を2−n−ブトキシエタノー
ル(520g)で希釈してから生成した所望の生成
物の溶液(固形分含有量66.7%)を室温まで冷却
した。生成物は平均分子量1041およびエポキシ含
有量1.92ミリ当量/g固形分(1分子当り平均2
個のエポキシ基)を有していた。 実施例 5 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(93.7g、1モル)の95%水溶液および水(40g)
を撹拌しながら100℃に加熱した。実施例1で得
られた溶液を攪拌しながら100℃に加熱した。実
施例1で得られた溶液を攪拌しながら2時間にわ
たつて加え、その間温度を100ないし110℃に維持
した。添加が終了した後、反応が完了するまで混
合物を撹拌しながらさらに8時間100ないし120℃
に維持した(固形分について、アミン価0.85)。 実施例 6 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(93.7g、1モル)の95%水溶液および水(40g)
を撹拌しながら100℃に加熱した。実施例3で生
成した溶液を撹拌しながら2時間にわたつて加
え、その間温度を100ないし110℃に維持した。反
応が完了するまで混合物を撹拌しながらさらに8
時間100ないし120℃に維持した(固形分につい
て、アミン価0.81)。 実施例 7 陰極電着結合剤として使用するための付加物 グリシン(56.25g、0.75モル)、水(187.5g)お
よび水酸化カリウム(48.5g、0.75モル)を撹拌
しながら100℃に加熱した。実施例のポリエーテ
ル生成物(ポリエーテル生成物の1モル、すなわ
ち163855gを2−n−ブトキシエタノールに溶か
した濃度66.7%の溶液)を撹拌下に徐々に添加
し、そして反応混合物をさらに4時間100℃にお
いて撹拌した。水(941g)を加え、そして酸性
化につづいて、沈澱生成物を懸濁液から遊離した
(固形分について、AV36.6mgKOH/g)。 実施例 8 陰極電着結合剤として使用するための付加物 実施例1のポリエーテル生成物の代りに実施例
3のポリエーテル生成物(ポリエーテル生成物の
1モル、すなわち1717.55gを2−n−ブトキシエ
タノールに溶かした濃度66.7%溶液)を使用して
実施例7の手順を繰返した。生成した沈澱生成物
は固形分についてAV35.1mgKOH/gを有してい
た。 実施例 9および10 陰極電着 実施例5および6において得られたそれぞれの
混合物の形にあるこれらの実施例の付加物を、結
合剤固形分対「シメル1141」り重量比70:30にお
いて、「シメル1141」と混合し、乳酸の当量(α
=1.0)で中和し、そして脱塩水を徐々に添加し
て最終的な固形分含有量が15%になるまで希釈し
た。ベーキング後に4ないし6μmの厚さを有する
塗膜を得るために、200Vにおいて0.1秒の電着時
間の間直流によつて電着を遂行した。電着槽は絶
縁スペーサーによつて1.0mmの間隔が保たれてい
る平坦なステンレス鋼の陽極と、交換可能で平坦
な錫プレートの陰極とを含んでいた。被覆された
場所は40×50mmの長方形であつた。電着後、被覆
されたブリキ板を水ですすいでから3,5または
10分間200℃において硬化させた。コーテイング
を外観について視覚で評価し(5:滑らか、泡な
し、4:オレンジの皮の表面、3:オレンジの
皮、少ない泡、2:多数の泡)、そして耐溶剤性
(コーテイングを除去するのに必要な、メチルエ
チルケトンで湿らした布による往復の摩擦回数
(「MEKラブズ(rubs)」)および耐滅菌性(121℃
において90分間熱水に露出、5:影響を受けず、
ないし0:きわめて重大なかぶり、の範囲にわた
る目盛による評価)について評価した。 上記試験の結果を次の第表に示す。
【表】
実施例 11および12
陽極電着
実施例7および8の沈澱した付加物を、結合剤
固形分対「シメル1141」の重量比80:20でヘキサ
メトキシメチルメラミン(「シメル1141」)と混合
し、当量(α=1.0)の2−ジメチルアミノ−2
−メチル−1−プロパノールで中和し、そして脱
塩水を徐々に添加することによつて最終的な固形
分含有量が15%(実施例11)および12%(実施例
12)になるまで希釈した。 ベーキング後に4ないし6μmの厚さを有する塗
膜を得るために、125V(実施例11)および150V
(実施例12)において0.秒の電着時間の間直流に
よつて電着を遂行した。電着槽は平坦なステンレ
ス鋼の陰極と、交換可能の平坦なブリキ板の陽極
とを含んでおり、これらは絶縁スペーサーによつ
て1.0mmの間隔に保たれていた。被覆された場所
は40×50mmの長方形であつた。電着後、被覆され
たブリキ板を水ですすいでから3,5または10分
間200℃において硬化させた。コーテイングは実
施例9および10と同様に評価した。 結果を次の第表に示す。
固形分対「シメル1141」の重量比80:20でヘキサ
メトキシメチルメラミン(「シメル1141」)と混合
し、当量(α=1.0)の2−ジメチルアミノ−2
−メチル−1−プロパノールで中和し、そして脱
塩水を徐々に添加することによつて最終的な固形
分含有量が15%(実施例11)および12%(実施例
12)になるまで希釈した。 ベーキング後に4ないし6μmの厚さを有する塗
膜を得るために、125V(実施例11)および150V
(実施例12)において0.秒の電着時間の間直流に
よつて電着を遂行した。電着槽は平坦なステンレ
ス鋼の陰極と、交換可能の平坦なブリキ板の陽極
とを含んでおり、これらは絶縁スペーサーによつ
て1.0mmの間隔に保たれていた。被覆された場所
は40×50mmの長方形であつた。電着後、被覆され
たブリキ板を水ですすいでから3,5または10分
間200℃において硬化させた。コーテイングは実
施例9および10と同様に評価した。 結果を次の第表に示す。
【表】
実施例 13および14
陰極電着による缶のコーテイング
実施例5の付加物(1000g;固形分67%)を
「シメル1141」(336g;固形分85%)と混合し
(すなわち固形分重量比70:30)、当量(α=1)
の乳酸(43gを溶かした濃度90%水溶液)で中和
し、そして脱塩水(4970g)で固形分含有量17.5
%まで希釈した。生成したコーテイング組成物は
pH3.8および20℃における導電率454×10-6mhos
を有し、かつ6%の共溶剤(主として2−n−ブ
トキシエタノール)を含んでいた(実施例13)。 得られた組成物の一部を2−n−ブトキシエタ
ノールで希釈して共溶剤含有量を8%にした(実
施例14)。 陰極電着によつて330mlのブリキ板の缶を被覆
するためにこれらの組成物を使用した。この缶は
電着槽の陰極を形成し、そして陽極は缶から実質
的に均一に2mm離れて缶内に挿入されているステ
ンレス鋼部材であつた。全体で240ミリ秒の間缶
と陽極との間に電位差を与えた。電着後、被覆さ
れた間を脱塩水で激しくすすぎ、そして被覆され
た缶200℃において3分間ストービングすること
によつて塗膜を硬化させた。 30℃において使用したとき実施例13のコーテイ
ング組成物は、180ボルトにおいて1缶当り全硬
化塗膜重量160mgを与え、200ボルトにおいて1缶
当り全硬化塗膜重量200mgを与え、そして20℃お
よび240ボルトにおいて1缶当り全硬化塗膜重量
133mgを与えた。塗膜の裂け目の痕跡は観察され
ず、そして得られた硬化塗膜は滑かで泡がなかつ
た。 実施例 15 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(187.4g、2モル)の95%水溶液、水(40g)およ
び2−n−ブトキシエタノール(100g)を撹拌
しながら110℃に加熱した。液体ビスフエノール
−Aから誘導された、エポキシモル量198g
(396g)のジグリシジルエーテルを撹拌下1時間
にわたつて加え、ついで実施例1のようにして製
造したポリエーテル生成物(1638g;固形分66.7
%)の溶液を撹拌しながら2時間にわたつて添加
した。反応が終了するまで反応混合物をさらに4
時間110℃において撹拌した。 実施例 16および17 陰極電着による缶の塗装 実施例13と同様な方法で、実施例15の付加物
(1500g)を「シメル1141」(529.4g)と混合し、
乳酸(66g)で中和し、そして脱塩水(7495g)
で希釈した。生成したコーテイング組成物は固形
分含有量15.6%を有し、5.5%の共溶剤を含み、
そしてpH4.7および20℃における導電率758×
10-6mhosを有していた(実施例16)。 得られた生成物の一部を、共溶剤含有量が7.0
%になるまで2−n−ブトキシエタノールで希釈
した(実施例17)。 実施例13および14で述べた陰極電着法によつて
缶を塗装するためにこれらの組成物を使用した。 21℃において使用したとき実施例16のコーテイ
ング組成物は200ボルトにおいて1缶当り全硬化
塗膜重量89mgを与えた。被膜の裂け目はなく、そ
して得られた硬化ずみの塗膜は滑かで泡がなかつ
た。 26℃において使用したとき実施例17のコーテイ
ング組成物は180ボルトにおいて1缶当り全硬化
塗膜重量106mgを与えた。前部で400ミリ秒の間こ
の電圧を与えたとき、全硬化塗膜重量は1缶当り
140mgを越えていた。各々の場合被膜の裂け目は
なく、生成した硬化塗膜は滑かで泡がなかつた。 実施例18 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(154.6g、1.65モル)の95%水溶液、水(40g)お
よび2−n−ブトキシエタノール(100g)を撹
拌しながら100℃に加熱した。得られた混合物に、
撹拌しながら実施例1から得た反応生成物
(1638g;固形分66.7%;1.5エポキシ当量)、ポリ
エーテルP(727.5g、1.5エポキシ当量)および2
−n−ブトキシエタノール(197g)の均質な混
合物を2時間かけて加え、その間温度を100ない
し110℃に維持した。添加が終了した後、反応が
完了するまで混合物を撹拌しながらさらに8時間
100ないし120℃に保持した(固形分についてアミ
ン価0.84)。得られた生成物は68.8重量%の固形
分含有量を有していた。 実施例 19 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールの
95重量%水溶液を僅か147.6g(1.575モル)を使用
したことを除いて、実施例18の手順にしたがつ
た。得られた生成物は固形分68.8重量%および固
形分に関するアミン価0.80を有していた。 実施例 20 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールの
95重量%水溶液168.6g(1.8モル)を使用したこと
を除いて、実施例18の手順にしたがつた。得られ
た生成物は固形分68.9重量%および固形分に関す
るアミン価0.91を有していた。 実施例 21 陰極電着組成物 実施例18の付加物(321.6g)、「シメル1141」
(60g)および2−n−ヘキシルオキシエタノー
ル(61.2g)を室温(20℃)で互に混合した。生
成した均質混合物を90重量%の乳酸水溶液
(12.5g、α=0.7)で中和してから脱塩水
(2267.4g)で希釈した。得られたコーテイング組
成物は固形分10重量%、pH4.2および20℃におけ
る導電率650uS/cmを有していた。 実施例 22 陰極電着組成物 実施例19の付加物(804g)、「シメル1141」
(150g)および2−n−ヘキシルオキシエタノー
ル(153g)を室温(20℃)において互に混合し
た。生成した均質混合物を90重量%の乳酸水溶液
(34g、α=0.77)で中和してから脱塩水
(3400.8g)で希釈した。得られたコーテイング組
成物は固形分15重量%、pH4.0および20℃におけ
る導電率650uS/cmを有していた。 実施例 23 陰極電着組成物 実施例20の付加物(321.6g)、「シメル1141」
(60g)および2−n−ヘキシルオキシエタノー
ル(61.2g)を室温(20℃)で互に混合した。生
成した均質混合物を90重量%の乳酸水溶液
(12.5g、α=0.62)で中和してから脱塩水
(1360g)で希釈した。得られたコーテイング組
成物は固形分15重量%、pH4.9および20℃におけ
る導電率984uS/cmを有していた。 実施例 24ないし26 缶の塗装における陰極電着組成物の使用 陰極電着によつて330mlのブリキ板の缶を塗装
するために実施例21ないし23のコーテイング組成
物を使用した。その缶は電着槽の陰極を形成し、
そして陽極は缶から実質的に均一に2mm離れて缶
内に装入されているステンレス鋼部材であつた。
前部で400ミリ秒の時間、缶と陽極との間に電位
差を与えた。電着後、被覆された缶を脱塩水で激
しくすすぎ、そして被覆された缶を200℃におい
て5または10分間ストービングすることによつて
塗膜を硬化させた。 硬化させ、そして塗膜の重量を測定した後、赤
色指示薬を含む電解質溶液を使用して孔隙率を試
験した(30秒間6.2V)。次いで第2の透明な電解
質溶液を缶に充填した。缶の表面は塗膜で被われ
ないで、直ちに赤色に変つた。この方法を使用す
ると孔またはその他の塗膜の欠陥が容易に確認さ
れる。 実施例13のコーテイング組成物(pH3.8、導電
率501uS/cm)と、実施例5および15の付加物を
ベースとしているが、付加物「シメル1141」対固
形分の重量比が70:30の代りに80:20である同様
なコーテイング組成物によつて、上記と同様な実
験a,bおよびcを遂行した。結果は次の第表
に示されており、その中で耐溶剤性は「MEKラ
ブズ」、すなわち塗膜を除去するのに必要な、メ
チルエチルケトンを湿らした布による往復の摩擦
回数、という表現で表わされ、そして柔軟性はく
さび曲げ試験(wedge bend test)によつて測定
され、その試験においては被覆されたブリキ板は
3mmのマンドレルの上に曲げられてくさび形に割
り込まれ、CuSO4/HCl溶液中に2分間浸漬さ
れ、そして被膜中の裂け目が生ずる場所で観察さ
れる汚点が記録される。
「シメル1141」(336g;固形分85%)と混合し
(すなわち固形分重量比70:30)、当量(α=1)
の乳酸(43gを溶かした濃度90%水溶液)で中和
し、そして脱塩水(4970g)で固形分含有量17.5
%まで希釈した。生成したコーテイング組成物は
pH3.8および20℃における導電率454×10-6mhos
を有し、かつ6%の共溶剤(主として2−n−ブ
トキシエタノール)を含んでいた(実施例13)。 得られた組成物の一部を2−n−ブトキシエタ
ノールで希釈して共溶剤含有量を8%にした(実
施例14)。 陰極電着によつて330mlのブリキ板の缶を被覆
するためにこれらの組成物を使用した。この缶は
電着槽の陰極を形成し、そして陽極は缶から実質
的に均一に2mm離れて缶内に挿入されているステ
ンレス鋼部材であつた。全体で240ミリ秒の間缶
と陽極との間に電位差を与えた。電着後、被覆さ
れた間を脱塩水で激しくすすぎ、そして被覆され
た缶200℃において3分間ストービングすること
によつて塗膜を硬化させた。 30℃において使用したとき実施例13のコーテイ
ング組成物は、180ボルトにおいて1缶当り全硬
化塗膜重量160mgを与え、200ボルトにおいて1缶
当り全硬化塗膜重量200mgを与え、そして20℃お
よび240ボルトにおいて1缶当り全硬化塗膜重量
133mgを与えた。塗膜の裂け目の痕跡は観察され
ず、そして得られた硬化塗膜は滑かで泡がなかつ
た。 実施例 15 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(187.4g、2モル)の95%水溶液、水(40g)およ
び2−n−ブトキシエタノール(100g)を撹拌
しながら110℃に加熱した。液体ビスフエノール
−Aから誘導された、エポキシモル量198g
(396g)のジグリシジルエーテルを撹拌下1時間
にわたつて加え、ついで実施例1のようにして製
造したポリエーテル生成物(1638g;固形分66.7
%)の溶液を撹拌しながら2時間にわたつて添加
した。反応が終了するまで反応混合物をさらに4
時間110℃において撹拌した。 実施例 16および17 陰極電着による缶の塗装 実施例13と同様な方法で、実施例15の付加物
(1500g)を「シメル1141」(529.4g)と混合し、
乳酸(66g)で中和し、そして脱塩水(7495g)
で希釈した。生成したコーテイング組成物は固形
分含有量15.6%を有し、5.5%の共溶剤を含み、
そしてpH4.7および20℃における導電率758×
10-6mhosを有していた(実施例16)。 得られた生成物の一部を、共溶剤含有量が7.0
%になるまで2−n−ブトキシエタノールで希釈
した(実施例17)。 実施例13および14で述べた陰極電着法によつて
缶を塗装するためにこれらの組成物を使用した。 21℃において使用したとき実施例16のコーテイ
ング組成物は200ボルトにおいて1缶当り全硬化
塗膜重量89mgを与えた。被膜の裂け目はなく、そ
して得られた硬化ずみの塗膜は滑かで泡がなかつ
た。 26℃において使用したとき実施例17のコーテイ
ング組成物は180ボルトにおいて1缶当り全硬化
塗膜重量106mgを与えた。前部で400ミリ秒の間こ
の電圧を与えたとき、全硬化塗膜重量は1缶当り
140mgを越えていた。各々の場合被膜の裂け目は
なく、生成した硬化塗膜は滑かで泡がなかつた。 実施例18 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(154.6g、1.65モル)の95%水溶液、水(40g)お
よび2−n−ブトキシエタノール(100g)を撹
拌しながら100℃に加熱した。得られた混合物に、
撹拌しながら実施例1から得た反応生成物
(1638g;固形分66.7%;1.5エポキシ当量)、ポリ
エーテルP(727.5g、1.5エポキシ当量)および2
−n−ブトキシエタノール(197g)の均質な混
合物を2時間かけて加え、その間温度を100ない
し110℃に維持した。添加が終了した後、反応が
完了するまで混合物を撹拌しながらさらに8時間
100ないし120℃に保持した(固形分についてアミ
ン価0.84)。得られた生成物は68.8重量%の固形
分含有量を有していた。 実施例 19 陰極電着結合剤として使用するための付加物 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールの
95重量%水溶液を僅か147.6g(1.575モル)を使用
したことを除いて、実施例18の手順にしたがつ
た。得られた生成物は固形分68.8重量%および固
形分に関するアミン価0.80を有していた。 実施例 20 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールの
95重量%水溶液168.6g(1.8モル)を使用したこと
を除いて、実施例18の手順にしたがつた。得られ
た生成物は固形分68.9重量%および固形分に関す
るアミン価0.91を有していた。 実施例 21 陰極電着組成物 実施例18の付加物(321.6g)、「シメル1141」
(60g)および2−n−ヘキシルオキシエタノー
ル(61.2g)を室温(20℃)で互に混合した。生
成した均質混合物を90重量%の乳酸水溶液
(12.5g、α=0.7)で中和してから脱塩水
(2267.4g)で希釈した。得られたコーテイング組
成物は固形分10重量%、pH4.2および20℃におけ
る導電率650uS/cmを有していた。 実施例 22 陰極電着組成物 実施例19の付加物(804g)、「シメル1141」
(150g)および2−n−ヘキシルオキシエタノー
ル(153g)を室温(20℃)において互に混合し
た。生成した均質混合物を90重量%の乳酸水溶液
(34g、α=0.77)で中和してから脱塩水
(3400.8g)で希釈した。得られたコーテイング組
成物は固形分15重量%、pH4.0および20℃におけ
る導電率650uS/cmを有していた。 実施例 23 陰極電着組成物 実施例20の付加物(321.6g)、「シメル1141」
(60g)および2−n−ヘキシルオキシエタノー
ル(61.2g)を室温(20℃)で互に混合した。生
成した均質混合物を90重量%の乳酸水溶液
(12.5g、α=0.62)で中和してから脱塩水
(1360g)で希釈した。得られたコーテイング組
成物は固形分15重量%、pH4.9および20℃におけ
る導電率984uS/cmを有していた。 実施例 24ないし26 缶の塗装における陰極電着組成物の使用 陰極電着によつて330mlのブリキ板の缶を塗装
するために実施例21ないし23のコーテイング組成
物を使用した。その缶は電着槽の陰極を形成し、
そして陽極は缶から実質的に均一に2mm離れて缶
内に装入されているステンレス鋼部材であつた。
前部で400ミリ秒の時間、缶と陽極との間に電位
差を与えた。電着後、被覆された缶を脱塩水で激
しくすすぎ、そして被覆された缶を200℃におい
て5または10分間ストービングすることによつて
塗膜を硬化させた。 硬化させ、そして塗膜の重量を測定した後、赤
色指示薬を含む電解質溶液を使用して孔隙率を試
験した(30秒間6.2V)。次いで第2の透明な電解
質溶液を缶に充填した。缶の表面は塗膜で被われ
ないで、直ちに赤色に変つた。この方法を使用す
ると孔またはその他の塗膜の欠陥が容易に確認さ
れる。 実施例13のコーテイング組成物(pH3.8、導電
率501uS/cm)と、実施例5および15の付加物を
ベースとしているが、付加物「シメル1141」対固
形分の重量比が70:30の代りに80:20である同様
なコーテイング組成物によつて、上記と同様な実
験a,bおよびcを遂行した。結果は次の第表
に示されており、その中で耐溶剤性は「MEKラ
ブズ」、すなわち塗膜を除去するのに必要な、メ
チルエチルケトンを湿らした布による往復の摩擦
回数、という表現で表わされ、そして柔軟性はく
さび曲げ試験(wedge bend test)によつて測定
され、その試験においては被覆されたブリキ板は
3mmのマンドレルの上に曲げられてくさび形に割
り込まれ、CuSO4/HCl溶液中に2分間浸漬さ
れ、そして被膜中の裂け目が生ずる場所で観察さ
れる汚点が記録される。
【表】
【表】
実施例 27
(a) 多官能性ポリエーテル(665g、1モル、
3.5エポキシ当量)およびp−(1,1,3,3
−テトラメチル−ブチル)フエノール(309g、
1.5モル)を撹拌しながら140℃に加熱した。混
合物が均質になつたとき、塩化テトラメチルア
ンモニウム(1g)の50重量%水溶液を添加し、
そして反応が完了するまで(4時間)混合物を
140−150℃に維持した。得られた生成物はエポ
キシ含有利用2.05ミリ当量/g固形分(1分子
当り平均2エポキシ当量)および残留フエノー
ル性ヒドロキシル含有量0.01ミリ当量/g固形
分を有していた。 (b) 陽極電着結合剤として使用するための付加物 段階(a)の反応生成物にポリエーテルP
(1940g、4エポキシ当量)を加えてから、混
合物が均質になるまで140℃において加熱した。
ついでアゼライン酸(752g、4モル、8酸当
量)および2−ジメチルアミノ−2−メチル−
1−プロパノール(5g)を加えてから、混合
物を撹拌しながら140−150℃に加熱し、そして
反応が完了するまでさらに6時間この温度を保
つた。生成した0.02ミリ当量/g固形分のエポ
キシ含有量と31mgKOH/gの酸価を有する結
合剤を120℃まで冷却してからそれを2−n−
ブトキシエタノール(916g)で希釈して固形
分80重量%を有する粘稠な透明溶液を生成させ
た。最後の結合剤は合体されたアルキルフエノ
ール含有量8.4重量%を有していた。 実施例 28 陽極電着結合剤として使用するための付加物 実施例27で述べた手順につづいて、2−ジメチ
ルアミノ−2−メチル−1−プロパノールの存在
下において、実施例27(a)の反応生成物の2倍量
(すなわち1948g、4エポキシ当量)、ポリエーテ
ルP970g(2エポキシ当量)およびアゼライン酸
752g(4モル、8酸当量)を反応させた。生成し
た結合剤(酸価32mgKOH/g)を987gの2−n
−ブトキシエタノールを使用して希釈すると、
78.8重量%の固形分を有する粘稠な透明溶液が生
成した。 最後の反応生成物は合体したアルキルフエノー
ル含有量16.8重量%を有していた。 実施例 29 (a) 多官能性ポリエーテル(665g、1モル、
3.5エポキシ当量)およびp−第三級ブチルフ
エノール(300g、2モル)を撹拌しながら140
℃に加熱した。混合物が均質になつたとき、塩
化テトラメチルアンモニウム(1g)の50重量
%水溶液を加え、そして反応が完了するまで
(4時間)混合物を140−150℃に維持した。得
られた生成物は1.57ミリ当量/g固形分のエポ
キシ含有量を有していた(1分子当り平均1.51
エポキシ当量)。 (b) 陽極電着結合剤として使用するための付加物 実施例27(b)で述べた手順にしたがつて、2.5g
の2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロ
パノールの存在下において、実施例29(a)の反応
生成物(965g、1.5エポキシ当量)をセバシン
酸(253g、1.25モル、2.5酸当量)と反応させ
た。最終的な結合剤(酸価48mgKOH/g)を
304gの2−n−ブトキシエタノールで希釈し
て固形分80重量%を有する粘稠な透明溶液を生
成させた。最終的な結合剤中に合体されたアル
キルフエノールの含有量は24.6重量%であつ
た。 比較例 A 陽極電着結合剤として使用するための付加物 43.8mgKOH/g固形分の酸価を有し、かつ残
留エポキシ官能性を有しない結合剤に到達するよ
うに実施例27(b)に述べたような条件の下で、6g
の2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパ
ノールの存在下ポリエーテルP(1940g、4エポ
キシ当量)をアゼライン酸(564g、3モル、6
酸当量)と反応させた。この生成物を628gの2
−n−ブトキシエタノールで希釈して固形分79.9
重量%を有する粘稠な溶液に到達させた。 実施例 30−32 陽極電着組成物 実施例27−29において得られたそれぞれ2−n
−ブトキシエタノール溶液の形のそれら実施例の
付加物を、結合剤固形分対シメル1141の重量比
70:30でシメル1141と混合し、ついで2−n−ヘ
キシルオキシエタノールでさらに希釈して固形分
76重量%を有する溶液に至らしめ、2−ジメチル
アミノ−2−メチル−1−プロパノールの90%当
量で中和し、そして脱塩水を徐々に添加して最終
的な固形分含量が15.5重量%になるまで希釈し
た。 比較例 B 陽極電着 比較例Aにおいて得られた2−n−ブトキシエ
タノール溶液の形にある比較例Aの付加物を実施
例30−32の手順にしたがつて処理した。 実施例 33−35 缶の塗装における陽極電着組成物の使用 陽極電着によつて330mlのブリキ板製の缶を塗
装するために実施例30−32のコーテイング組成物
を使用した。その缶は電着槽の陽極を形成し、そ
して陽極は缶から実質的に均一に2mm離れて缶内
に挿入されているステンレス鋼部材であつた。ベ
ーキング後に6ないし7mmの範囲の乾燥被膜厚さ
に相当する1缶当り180ないし220mgのコーテイン
グ重量をもたらす電位差を、全部で400ミリ秒の
時間缶と陰極との間に与えた。電着後、被覆され
た缶を脱塩水で激しくすすぎ、そして被覆された
缶を200℃において5分間ストービングすること
によつて塗膜を硬化させた。 硬化させ、かつコーテイングの重量を測定した
後に、赤色指示薬を含む電解質溶液を使用して鋼
隙率を試験した(30秒間6.2V)。ついで缶に第二
の透明な電解質溶液を充填した。缶の表面はコー
テイングによつて被覆されないで赤くなつた。こ
の方法を使用すると孔またはその他の塗膜の欠陥
が容易に確認される。 比較のために、比較例Aの組成物によつて同様
な実験を実施した。結果は次の第表に示されて
おり、その表の中で耐溶剤性は「MEKラブズ」、
すなわち塗膜を除去するのに要する、メチルエチ
ルケトンで湿らした布による往復の摩擦回数、と
いう表現で表わされていると同時に、被膜の外観
(流れ)は視覚による評価に基く数字の等級の形
で表わされている(5:滑かな表面、すぐれた流
水、欠陥なし、4:オレンジの皮の型の表面、
3:オレンジの皮の型の表面および僅かな泡およ
び/またはピンホール、2:多数の泡および/ま
たはピンホール)。 121℃において90分間熱水に曝すことによつて
コーデイングの耐滅菌性を測定し、5:かぶりな
し、ないし0:極めて重大なかぶり、にわたる数
字の目盛りによつて等級を付けた。
3.5エポキシ当量)およびp−(1,1,3,3
−テトラメチル−ブチル)フエノール(309g、
1.5モル)を撹拌しながら140℃に加熱した。混
合物が均質になつたとき、塩化テトラメチルア
ンモニウム(1g)の50重量%水溶液を添加し、
そして反応が完了するまで(4時間)混合物を
140−150℃に維持した。得られた生成物はエポ
キシ含有利用2.05ミリ当量/g固形分(1分子
当り平均2エポキシ当量)および残留フエノー
ル性ヒドロキシル含有量0.01ミリ当量/g固形
分を有していた。 (b) 陽極電着結合剤として使用するための付加物 段階(a)の反応生成物にポリエーテルP
(1940g、4エポキシ当量)を加えてから、混
合物が均質になるまで140℃において加熱した。
ついでアゼライン酸(752g、4モル、8酸当
量)および2−ジメチルアミノ−2−メチル−
1−プロパノール(5g)を加えてから、混合
物を撹拌しながら140−150℃に加熱し、そして
反応が完了するまでさらに6時間この温度を保
つた。生成した0.02ミリ当量/g固形分のエポ
キシ含有量と31mgKOH/gの酸価を有する結
合剤を120℃まで冷却してからそれを2−n−
ブトキシエタノール(916g)で希釈して固形
分80重量%を有する粘稠な透明溶液を生成させ
た。最後の結合剤は合体されたアルキルフエノ
ール含有量8.4重量%を有していた。 実施例 28 陽極電着結合剤として使用するための付加物 実施例27で述べた手順につづいて、2−ジメチ
ルアミノ−2−メチル−1−プロパノールの存在
下において、実施例27(a)の反応生成物の2倍量
(すなわち1948g、4エポキシ当量)、ポリエーテ
ルP970g(2エポキシ当量)およびアゼライン酸
752g(4モル、8酸当量)を反応させた。生成し
た結合剤(酸価32mgKOH/g)を987gの2−n
−ブトキシエタノールを使用して希釈すると、
78.8重量%の固形分を有する粘稠な透明溶液が生
成した。 最後の反応生成物は合体したアルキルフエノー
ル含有量16.8重量%を有していた。 実施例 29 (a) 多官能性ポリエーテル(665g、1モル、
3.5エポキシ当量)およびp−第三級ブチルフ
エノール(300g、2モル)を撹拌しながら140
℃に加熱した。混合物が均質になつたとき、塩
化テトラメチルアンモニウム(1g)の50重量
%水溶液を加え、そして反応が完了するまで
(4時間)混合物を140−150℃に維持した。得
られた生成物は1.57ミリ当量/g固形分のエポ
キシ含有量を有していた(1分子当り平均1.51
エポキシ当量)。 (b) 陽極電着結合剤として使用するための付加物 実施例27(b)で述べた手順にしたがつて、2.5g
の2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロ
パノールの存在下において、実施例29(a)の反応
生成物(965g、1.5エポキシ当量)をセバシン
酸(253g、1.25モル、2.5酸当量)と反応させ
た。最終的な結合剤(酸価48mgKOH/g)を
304gの2−n−ブトキシエタノールで希釈し
て固形分80重量%を有する粘稠な透明溶液を生
成させた。最終的な結合剤中に合体されたアル
キルフエノールの含有量は24.6重量%であつ
た。 比較例 A 陽極電着結合剤として使用するための付加物 43.8mgKOH/g固形分の酸価を有し、かつ残
留エポキシ官能性を有しない結合剤に到達するよ
うに実施例27(b)に述べたような条件の下で、6g
の2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパ
ノールの存在下ポリエーテルP(1940g、4エポ
キシ当量)をアゼライン酸(564g、3モル、6
酸当量)と反応させた。この生成物を628gの2
−n−ブトキシエタノールで希釈して固形分79.9
重量%を有する粘稠な溶液に到達させた。 実施例 30−32 陽極電着組成物 実施例27−29において得られたそれぞれ2−n
−ブトキシエタノール溶液の形のそれら実施例の
付加物を、結合剤固形分対シメル1141の重量比
70:30でシメル1141と混合し、ついで2−n−ヘ
キシルオキシエタノールでさらに希釈して固形分
76重量%を有する溶液に至らしめ、2−ジメチル
アミノ−2−メチル−1−プロパノールの90%当
量で中和し、そして脱塩水を徐々に添加して最終
的な固形分含量が15.5重量%になるまで希釈し
た。 比較例 B 陽極電着 比較例Aにおいて得られた2−n−ブトキシエ
タノール溶液の形にある比較例Aの付加物を実施
例30−32の手順にしたがつて処理した。 実施例 33−35 缶の塗装における陽極電着組成物の使用 陽極電着によつて330mlのブリキ板製の缶を塗
装するために実施例30−32のコーテイング組成物
を使用した。その缶は電着槽の陽極を形成し、そ
して陽極は缶から実質的に均一に2mm離れて缶内
に挿入されているステンレス鋼部材であつた。ベ
ーキング後に6ないし7mmの範囲の乾燥被膜厚さ
に相当する1缶当り180ないし220mgのコーテイン
グ重量をもたらす電位差を、全部で400ミリ秒の
時間缶と陰極との間に与えた。電着後、被覆され
た缶を脱塩水で激しくすすぎ、そして被覆された
缶を200℃において5分間ストービングすること
によつて塗膜を硬化させた。 硬化させ、かつコーテイングの重量を測定した
後に、赤色指示薬を含む電解質溶液を使用して鋼
隙率を試験した(30秒間6.2V)。ついで缶に第二
の透明な電解質溶液を充填した。缶の表面はコー
テイングによつて被覆されないで赤くなつた。こ
の方法を使用すると孔またはその他の塗膜の欠陥
が容易に確認される。 比較のために、比較例Aの組成物によつて同様
な実験を実施した。結果は次の第表に示されて
おり、その表の中で耐溶剤性は「MEKラブズ」、
すなわち塗膜を除去するのに要する、メチルエチ
ルケトンで湿らした布による往復の摩擦回数、と
いう表現で表わされていると同時に、被膜の外観
(流れ)は視覚による評価に基く数字の等級の形
で表わされている(5:滑かな表面、すぐれた流
水、欠陥なし、4:オレンジの皮の型の表面、
3:オレンジの皮の型の表面および僅かな泡およ
び/またはピンホール、2:多数の泡および/ま
たはピンホール)。 121℃において90分間熱水に曝すことによつて
コーデイングの耐滅菌性を測定し、5:かぶりな
し、ないし0:極めて重大なかぶり、にわたる数
字の目盛りによつて等級を付けた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水性媒体中で a 1<n<2で1分子当り平均してn個のエポ
キシ基を有ししかもジグリシジルエーテルを含
んでいてもよいポリグリシジルエーテルであつ
て x>2で1分子当り平均してx個のエポキ
シ基を有する多官能性ポリグリシジルエーテ
ルと 該多官能性ポリグリシジルエーテル1モル
当り(x−n)モルの一官能性フエノール との反応生成物からなる該ポリグリシジルエーテ
ルを b 1分子当り平均して2個のアミノ水素原子を
含むアミノ化合物あるいはアミノ酸のアルカリ
金属塩 と反応させることによつて製造された、水で希
釈できる塗装用硬化性結合剤。 2 一官能性フエノールが、C1-16アルキル基、
C3-16アルケニル基、C1-4ヒドロキシアルキル基、
C2-13アルコキシカルボニル基およびC1-16アルコ
キシ基から選ばれた1種またはそれ以上の置換基
の1個またはそれ以上で置換されている、特許請
求の範囲第1項記載の水で希釈できる塗装用硬化
性結合剤。 3 一官能性フエノールが、C4-12アルキル置換
基によつてバラ位で置換されている、特許請求の
範囲第1項または第2項記載の水で希釈できる塗
装用硬化性結合剤。 4 多官能性ポリグリシジルエーテルが、3<x
<4であるエポキシノボラツク樹脂である、特許
請求の範囲第1〜3項のいずれか一項記載の水で
希釈できる塗装用硬化性結合剤。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB8315230 | 1983-06-03 | ||
| GB838315230A GB8315230D0 (en) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | Polyglycidyl ethers |
| GB8329881 | 1983-11-09 | ||
| GB8405139 | 1984-02-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS606720A JPS606720A (ja) | 1985-01-14 |
| JPH0455464B2 true JPH0455464B2 (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=10543740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59111108A Granted JPS606720A (ja) | 1983-06-03 | 1984-06-01 | 水で希釈できる塗装用硬化性結合剤 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4593078A (ja) |
| JP (1) | JPS606720A (ja) |
| GB (1) | GB8315230D0 (ja) |
| ZA (1) | ZA844107B (ja) |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8329881D0 (en) * | 1983-11-09 | 1983-12-14 | Shell Int Research | Preparation of binders for coatings |
| DE3518732A1 (de) * | 1985-05-24 | 1986-11-27 | BASF Lacke + Farben AG, 4400 Münster | Wasserverduennbare bindemittel fuer kationische elektrotauchlacke und verfahren zu ihrer herstellung |
| DE3518770A1 (de) * | 1985-05-24 | 1986-11-27 | BASF Lacke + Farben AG, 4400 Münster | Wasserverduennbare bindemittel fuer kationische elektrotauchlacke und verfahren zu ihrer herstellung |
| DE3534874A1 (de) * | 1985-09-30 | 1987-04-02 | Basf Lacke & Farben | Loesliches, vernetzbares acrylatcopolymerisat, verfahren zu seiner herstellung und ueberzugsmittel auf der basis des acrylatcopolymerisats |
| US4891245A (en) * | 1986-03-21 | 1990-01-02 | Koh-I-Noor Rapidograph, Inc. | Electrophoretic display particles and a process for their preparation |
| US4715898A (en) * | 1986-06-30 | 1987-12-29 | Ppg Industries, Inc. | Sulfonium resins useful as pigment grinding vehicles in cationic electrodeposition |
| GB8616162D0 (en) * | 1986-07-02 | 1986-08-06 | Shell Int Research | Cationic coating compositions |
| GB8621491D0 (en) * | 1986-09-05 | 1986-10-15 | Shell Int Research | Cationic coating compositions |
| US4822464A (en) * | 1986-09-12 | 1989-04-18 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Water-compatible coating resin |
| US4913968A (en) * | 1986-09-12 | 1990-04-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Water-compatible coating resin |
| US4945121A (en) * | 1987-08-18 | 1990-07-31 | Koh-I-Noor Radiograph, Inc. | Thermosetting dyed latex colorant dispersions |
| DE3825562A1 (de) * | 1988-07-28 | 1990-02-01 | Basf Lacke & Farben | Durch protonieren mit saeure wasserverduennbare bindemittel fuer die elektrotauchlackierung zur herstellung dickschichtiger ueberzuege |
| JPH0641506B2 (ja) * | 1989-04-25 | 1994-06-01 | 松下電工株式会社 | 硬化性エポキシ樹脂組成物 |
| JPH0641503B2 (ja) * | 1989-04-25 | 1994-06-01 | 松下電工株式会社 | 硬化性エポキシ樹脂組成物 |
| EP1649322A4 (en) | 2003-07-17 | 2007-09-19 | Honeywell Int Inc | PLANARIZATION FILMS FOR ADVANCED MICRO-ELECTRONIC APPLICATIONS AND EQUIPMENT AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
| TWI274067B (en) * | 2005-10-13 | 2007-02-21 | Chang Chun Plastics Co Ltd | Flame-retarding epoxy resin composition containing no halogen |
| JP6557155B2 (ja) | 2015-02-02 | 2019-08-07 | 株式会社日本触媒 | 硬化性樹脂およびその製造方法 |
| EP3475324A4 (en) * | 2016-06-27 | 2020-07-29 | The Warner-Babcock Institute For Green Chemistry LLC | CROSS-LINKED POLYMERIC COMPOSITIONS FREE OF BISPHENOL A |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL137295C (ja) * | 1965-11-03 | |||
| US4066525A (en) * | 1975-12-22 | 1978-01-03 | Scm Corporation | Cathodic electrocoating process |
| JPS5943047B2 (ja) * | 1979-02-22 | 1984-10-19 | 住友化学工業株式会社 | 変性エポキシ樹脂の製造方法 |
| US4246089A (en) * | 1979-11-30 | 1981-01-20 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Graft copolymer useful in electrodeposition |
-
1983
- 1983-06-03 GB GB838315230A patent/GB8315230D0/en active Pending
-
1984
- 1984-05-14 US US06/609,610 patent/US4593078A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-05-30 ZA ZA844107A patent/ZA844107B/xx unknown
- 1984-06-01 JP JP59111108A patent/JPS606720A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS606720A (ja) | 1985-01-14 |
| ZA844107B (en) | 1985-01-30 |
| US4593078A (en) | 1986-06-03 |
| GB8315230D0 (en) | 1983-07-06 |
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