JPH0457693B2 - - Google Patents
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- JPH0457693B2 JPH0457693B2 JP62288475A JP28847587A JPH0457693B2 JP H0457693 B2 JPH0457693 B2 JP H0457693B2 JP 62288475 A JP62288475 A JP 62288475A JP 28847587 A JP28847587 A JP 28847587A JP H0457693 B2 JPH0457693 B2 JP H0457693B2
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- acid
- reaction
- ester
- yield
- synthesis
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- Liquid Crystal Substances (AREA)
- Polyethers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規な液晶重合体に関するものであ
る。さらに詳しくいえば、本発明はオプトエレク
トロニクス分野、特に電卓、時計などの表示素
子、電子光学シヤツター、電子光学絞り、光変調
器、光通信光路切換スイツチ、メモリー、液晶プ
リンターヘツド、焦点距離可変レンズなどの種々
の電子光学デバイスとして有用な、常温付近でも
強誘電性を示す上に、外的因子に対する応答速度
が速くて動画表示が可能であり、かつ大画面や屈
曲画面の表紙素子として有利に使用しうる液晶性
を有する重合体に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、低分子液晶を用いた表示素子は電卓、時
計などのデジタル表示に広く使用されている。こ
れらの利用分野では、通常、従来の低分子液晶は
間隔をミクロンオーダーで制御した2枚のガラス
基板の間にはさんで使用されている。しかしなが
ら、このような間〓の調整は大型画面および曲面
画面では実現が不可能であつた。この難点を解決
する1つの手段として、液晶を高分子化し、それ
自体を成形可能ならしめることが試みられている
(J.Polym.Sci,Polym.Lett.,Ed.13,243(1975),
Polym.Bull.,66,309(1982)、特開昭55−
21479号公報など)。 しかしながら、これらの液晶ポリマーにおいて
は、電界など外的因子の変化に対するその透過光
量変化等の応答速度が一般に遅く、未だ満足しう
るものは得られていない。 また、前記公開公報に示されている液晶ポリマ
ーは、ポリマー自体は室温では液晶としての性質
を示さず、ガラス転移温度以上で透明化温度未満
の温度範囲で加熱して結晶化しなければならない
という欠点を有している。 また、Liquid Crystal、2、83(1987)におい
て強誘電性高分子液晶の合成が報告されている
が、応答速度の記述はない。また、そのポリマー
は着色しており、フルカラー表示には適さない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、無色で常温付近でも強誘電性を示す
上に、外的因子に対する応答が速く動画表示が可
能であり、かつ大画面、屈曲画面の表示素子とし
て有利に使用できる液晶重合体を提供しようとす
るものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の
構造を有するポリエーテル型重合体が無色である
とともに常温付近で強誘電性を示すことを見い出
し、本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、下記一般式からなり繰り
返し単位を有する数平均分子量が1000〜2000であ
る液晶重合体を提供するものである。 (式中、kは1〜30の整数であり、 R1は
る。さらに詳しくいえば、本発明はオプトエレク
トロニクス分野、特に電卓、時計などの表示素
子、電子光学シヤツター、電子光学絞り、光変調
器、光通信光路切換スイツチ、メモリー、液晶プ
リンターヘツド、焦点距離可変レンズなどの種々
の電子光学デバイスとして有用な、常温付近でも
強誘電性を示す上に、外的因子に対する応答速度
が速くて動画表示が可能であり、かつ大画面や屈
曲画面の表紙素子として有利に使用しうる液晶性
を有する重合体に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、低分子液晶を用いた表示素子は電卓、時
計などのデジタル表示に広く使用されている。こ
れらの利用分野では、通常、従来の低分子液晶は
間隔をミクロンオーダーで制御した2枚のガラス
基板の間にはさんで使用されている。しかしなが
ら、このような間〓の調整は大型画面および曲面
画面では実現が不可能であつた。この難点を解決
する1つの手段として、液晶を高分子化し、それ
自体を成形可能ならしめることが試みられている
(J.Polym.Sci,Polym.Lett.,Ed.13,243(1975),
Polym.Bull.,66,309(1982)、特開昭55−
21479号公報など)。 しかしながら、これらの液晶ポリマーにおいて
は、電界など外的因子の変化に対するその透過光
量変化等の応答速度が一般に遅く、未だ満足しう
るものは得られていない。 また、前記公開公報に示されている液晶ポリマ
ーは、ポリマー自体は室温では液晶としての性質
を示さず、ガラス転移温度以上で透明化温度未満
の温度範囲で加熱して結晶化しなければならない
という欠点を有している。 また、Liquid Crystal、2、83(1987)におい
て強誘電性高分子液晶の合成が報告されている
が、応答速度の記述はない。また、そのポリマー
は着色しており、フルカラー表示には適さない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、無色で常温付近でも強誘電性を示す
上に、外的因子に対する応答が速く動画表示が可
能であり、かつ大画面、屈曲画面の表示素子とし
て有利に使用できる液晶重合体を提供しようとす
るものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の
構造を有するポリエーテル型重合体が無色である
とともに常温付近で強誘電性を示すことを見い出
し、本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、下記一般式からなり繰り
返し単位を有する数平均分子量が1000〜2000であ
る液晶重合体を提供するものである。 (式中、kは1〜30の整数であり、 R1は
【式】
【式】
【式】または
【式】であり、
Xは−COO−または−OCO−であり、
R2は−COOR3、−OCOR3、または−OR3であり、
R3は
【式】
であり、
R4およびR5はそれぞれ、−CH3、ハロゲン原子、
または−CNであり、 mおよびnは0〜10の整数であり、ただしR4が
−CH3である場合にはnは0ではなく、Pは0ま
たは1であり、*のついたCは不斉炭素原子であ
る。) 本発明の液晶重合体の数平均分子量は、1000〜
2000である。 数平均分子量が1000〜2000であると、液晶状態
において電極付き基板に塗布することにより、容
易に良好な配向状態が得られる点で有利である。
また、このような液晶重合体においては、重合に
よる応答速度の低下も少ない。 以下に、本発明の液晶重合体の一般的な合成方
法を示す。 本発明の重合体は、下記一般式 (ここで、k、X、R1、R2、R3、R4、m、およ
びnは先に規定したと同じ意味を有する。) で示されるモノマーを公知の方法で重合すること
により得ることができる。 これらのモノマーは例えば次のようにして得る
ことができる。 (1) R1が
または−CNであり、 mおよびnは0〜10の整数であり、ただしR4が
−CH3である場合にはnは0ではなく、Pは0ま
たは1であり、*のついたCは不斉炭素原子であ
る。) 本発明の液晶重合体の数平均分子量は、1000〜
2000である。 数平均分子量が1000〜2000であると、液晶状態
において電極付き基板に塗布することにより、容
易に良好な配向状態が得られる点で有利である。
また、このような液晶重合体においては、重合に
よる応答速度の低下も少ない。 以下に、本発明の液晶重合体の一般的な合成方
法を示す。 本発明の重合体は、下記一般式 (ここで、k、X、R1、R2、R3、R4、m、およ
びnは先に規定したと同じ意味を有する。) で示されるモノマーを公知の方法で重合すること
により得ることができる。 これらのモノマーは例えば次のようにして得る
ことができる。 (1) R1が
【式】
である場合
下記の反応式で示されるように、アルケノー
ル()をピリジンの存在下、塩化チオニル等
のハロゲン化剤でハロゲン化し、アルケンハラ
イド()を得る。アルケンハライド()と
化合物()とを、炭酸カリウム等のアルカリ
の存在下、2−ブタノン等の適当な溶媒中で反
応させてエーテル体()を得る。次いで、こ
のエーテル体()をジクロロメタン等の適当
な溶媒中で、m−クロロ過安息香酸等の過酸で
オキシラン化することにより、目的とするモノ
マー()を得る。 (式中、Yはハロゲンである。) アルケノール()としては、例えば、9−
デセン−1−オール、11−ドデセン−1−オー
ル、7−オクテン−1−オール、5−ヘキセン
−1−オールなどが好ましい。 ここで、上記化合物()
ル()をピリジンの存在下、塩化チオニル等
のハロゲン化剤でハロゲン化し、アルケンハラ
イド()を得る。アルケンハライド()と
化合物()とを、炭酸カリウム等のアルカリ
の存在下、2−ブタノン等の適当な溶媒中で反
応させてエーテル体()を得る。次いで、こ
のエーテル体()をジクロロメタン等の適当
な溶媒中で、m−クロロ過安息香酸等の過酸で
オキシラン化することにより、目的とするモノ
マー()を得る。 (式中、Yはハロゲンである。) アルケノール()としては、例えば、9−
デセン−1−オール、11−ドデセン−1−オー
ル、7−オクテン−1−オール、5−ヘキセン
−1−オールなどが好ましい。 ここで、上記化合物()
【式】
は、下記の如くして合成される。
〔
【式】の合成〕
下記反応式に示す如く、4′−ヒドロキシビフ
エニル−4−カルボン酸と光学活性アルコール
()とを、適当な溶媒、例えばベンゼンなど
の溶媒中において、エステル化触媒、例えば濃
硫酸やp−トルエンスルホン酸などの存在下
に、所望の温度で反応させることにより、この
エステル化合物()を得る。 光学活性アルコール()としては、例えば
(+)−2−メチルブタノール、(−)−2−メチ
ルブタノール、(+)−2−クロルブタノール、
(−)−2−クロルブタノール、(+)−2−メチ
ルペンタノール、(−)−2−メチルペンタノー
ル、(+)−3−メチルペンタノール、(−)−3
−メチルペンタノール、(+)−4−メチルヘキ
サノール、(−)−4−メチルヘキサノール、
(+)−2−クロルプロパノール、(−)−2−ク
ロルプロパノール、(+)−5−メチルヘプタノ
ール、(−)−5−メチルヘプタノール、(+)−
6−メチルオクタノール、(−)−6−メチルオ
クタノール、(+)−2−シアノブタノール、
(−)−2−シアノブタノール、(−)−2−ブタ
ノール、(+)−2−ブタノール、(−)−2−ペ
ンタノール、(+)−2−ペンタノール、(−)−
2−オクタノール、(+)−2−オクタノール、
(−)−2−フルオロオクタノール、(+)−2−
フルオロオクタノール、(+)−2−フルオロヘ
キサノール、(−)−2−フルオロヘキサノー
ル、(+)−2−フルオロノナノール、(−)−2
−フルオロノナノール、(+)−2−クロロ−3
−メチルペンタノール、(−)−2−クロロ−3
−メチルペンタノールなどが用いられる。 好ましくは(−)−2−メチルブタノール、
(+)−2−ブタノール、(−)−2−ペンタノー
ル、(−)−2−オクタノール、(−)−2−フル
オロオクタノール、および(−)−2−クロロ
−3−メチルペンタノールが用いられる。 〔
エニル−4−カルボン酸と光学活性アルコール
()とを、適当な溶媒、例えばベンゼンなど
の溶媒中において、エステル化触媒、例えば濃
硫酸やp−トルエンスルホン酸などの存在下
に、所望の温度で反応させることにより、この
エステル化合物()を得る。 光学活性アルコール()としては、例えば
(+)−2−メチルブタノール、(−)−2−メチ
ルブタノール、(+)−2−クロルブタノール、
(−)−2−クロルブタノール、(+)−2−メチ
ルペンタノール、(−)−2−メチルペンタノー
ル、(+)−3−メチルペンタノール、(−)−3
−メチルペンタノール、(+)−4−メチルヘキ
サノール、(−)−4−メチルヘキサノール、
(+)−2−クロルプロパノール、(−)−2−ク
ロルプロパノール、(+)−5−メチルヘプタノ
ール、(−)−5−メチルヘプタノール、(+)−
6−メチルオクタノール、(−)−6−メチルオ
クタノール、(+)−2−シアノブタノール、
(−)−2−シアノブタノール、(−)−2−ブタ
ノール、(+)−2−ブタノール、(−)−2−ペ
ンタノール、(+)−2−ペンタノール、(−)−
2−オクタノール、(+)−2−オクタノール、
(−)−2−フルオロオクタノール、(+)−2−
フルオロオクタノール、(+)−2−フルオロヘ
キサノール、(−)−2−フルオロヘキサノー
ル、(+)−2−フルオロノナノール、(−)−2
−フルオロノナノール、(+)−2−クロロ−3
−メチルペンタノール、(−)−2−クロロ−3
−メチルペンタノールなどが用いられる。 好ましくは(−)−2−メチルブタノール、
(+)−2−ブタノール、(−)−2−ペンタノー
ル、(−)−2−オクタノール、(−)−2−フル
オロオクタノール、および(−)−2−クロロ
−3−メチルペンタノールが用いられる。 〔
【式】の合成〕
下記反応式に示す如く、ビフエニル−4,
4′−ジオールと光学活性カルボン酸()を反
応させることにより、このエステル化合物
()が得られる。 光学活性カルボン酸()としては、例え
ば、(+)−2−メチルブタン酸、(−)−2−メ
チルブタン酸、(+)−2−クロルブタン酸、
(−)−2−クロルブタン酸、(+)−2−メチル
ペンタン酸、(−)−2−メチルペンタン酸、
(+)−3−メチルペンタン酸、(−)−3−メチ
ルペンタン酸、(+)−4−メチルヘキサン酸、
(−)−4−メチルヘキサン酸、(+)−2−クロ
ルプロパン酸、(−)−2−クロルプロパン酸、
(+)−6−メチルオクタン酸、(−)−6−メチ
ルオクタン酸、(+)−2−シアノブタン酸、
(−)−2−シアノブタン酸、(+)−2−フルオ
ロオクタン酸、(−)−2−フルオロオクタン
酸、(+)−2−フルオロヘキサン酸、(−)−2
−フルオロヘキサン酸、(+)−2−フルオロノ
ナン酸、(−)−2−フルオロノナン酸、(+)−
2−クロロ−3−メチルペンタン酸、(−)−2
−クロロ−3−メチルペンタン酸などが挙げら
れる。 〔
4′−ジオールと光学活性カルボン酸()を反
応させることにより、このエステル化合物
()が得られる。 光学活性カルボン酸()としては、例え
ば、(+)−2−メチルブタン酸、(−)−2−メ
チルブタン酸、(+)−2−クロルブタン酸、
(−)−2−クロルブタン酸、(+)−2−メチル
ペンタン酸、(−)−2−メチルペンタン酸、
(+)−3−メチルペンタン酸、(−)−3−メチ
ルペンタン酸、(+)−4−メチルヘキサン酸、
(−)−4−メチルヘキサン酸、(+)−2−クロ
ルプロパン酸、(−)−2−クロルプロパン酸、
(+)−6−メチルオクタン酸、(−)−6−メチ
ルオクタン酸、(+)−2−シアノブタン酸、
(−)−2−シアノブタン酸、(+)−2−フルオ
ロオクタン酸、(−)−2−フルオロオクタン
酸、(+)−2−フルオロヘキサン酸、(−)−2
−フルオロヘキサン酸、(+)−2−フルオロノ
ナン酸、(−)−2−フルオロノナン酸、(+)−
2−クロロ−3−メチルペンタン酸、(−)−2
−クロロ−3−メチルペンタン酸などが挙げら
れる。 〔
【式】の合成〕
下記の反応式で示されるように、前記光学活
性アルコール〔〕をトシル化し、これにビフ
エニル−4,4′−ジオールを反応させてこのエ
ーテル体()を得る。 (2) R1が である場合 下記反応式で示す如く、アルケンハライド
()とp−ヒドロキシ安息香酸エチルエステ
ルとを、アセトン等の適当な溶媒中で炭酸カリ
ウム等のアルカリの存在下で反応させ、エーテ
ル体を得る。次いで、このエーテル体における
カルボキシ基の保護基を水酸化カリウム水溶
液、塩酸等により脱離させ、カルボン酸体とす
る。このカルボン酸体に塩化チオニル等のハロ
ゲン化剤を加え、トルエン等の溶媒中で加熱
し、酸ハライドとする。次いで、この酸ハライ
ドと前記化合物()とをトルエン等の溶媒中
でピリジンの存在下に反応させ、エスエル体
()を得た後、ジクロロメタン等の適当な
溶媒中でm−クロロ過安息香酸等の過酸を用い
てオキシラン化することにより、目的とするモ
ノマー()を得る。 (3) R1が である場合 下記反応式で示す如く、アルケンハライド
()とハイドロキノンとを炭酸カリウム等の
アルカリの存在下で反応させ、エーテル体(
)を得る。 下記化合物()を塩化チオニル等により
酸クロリド化する。得られた酸クロリドとエー
テル体()とをピリジンの存在下反応さ
せ、エステル体()を得る。以後は(1)と同
様にオキシラン化を行い、目的とするモノマー
()を得る。 ここで、上記化合物()
性アルコール〔〕をトシル化し、これにビフ
エニル−4,4′−ジオールを反応させてこのエ
ーテル体()を得る。 (2) R1が である場合 下記反応式で示す如く、アルケンハライド
()とp−ヒドロキシ安息香酸エチルエステ
ルとを、アセトン等の適当な溶媒中で炭酸カリ
ウム等のアルカリの存在下で反応させ、エーテ
ル体を得る。次いで、このエーテル体における
カルボキシ基の保護基を水酸化カリウム水溶
液、塩酸等により脱離させ、カルボン酸体とす
る。このカルボン酸体に塩化チオニル等のハロ
ゲン化剤を加え、トルエン等の溶媒中で加熱
し、酸ハライドとする。次いで、この酸ハライ
ドと前記化合物()とをトルエン等の溶媒中
でピリジンの存在下に反応させ、エスエル体
()を得た後、ジクロロメタン等の適当な
溶媒中でm−クロロ過安息香酸等の過酸を用い
てオキシラン化することにより、目的とするモ
ノマー()を得る。 (3) R1が である場合 下記反応式で示す如く、アルケンハライド
()とハイドロキノンとを炭酸カリウム等の
アルカリの存在下で反応させ、エーテル体(
)を得る。 下記化合物()を塩化チオニル等により
酸クロリド化する。得られた酸クロリドとエー
テル体()とをピリジンの存在下反応さ
せ、エステル体()を得る。以後は(1)と同
様にオキシラン化を行い、目的とするモノマー
()を得る。 ここで、上記化合物()
【式】は下記の如
くして得られる。
〔
【式】の合成〕
光学活性アルコール()とビフエニル−
4,4′−ジカルボン酸をトルエン等の溶媒中で
エステル化触媒の存在下反応させ、上記エステ
ル体()を得る。 〔
4,4′−ジカルボン酸をトルエン等の溶媒中で
エステル化触媒の存在下反応させ、上記エステ
ル体()を得る。 〔
【式】の合成〕
光学活性カルボン酸()を塩化チオニル等
により酸クロリド化した後、4′−ヒドロキシビ
フエニル−4−カルボン酸とピリジンの存在下
反応させ、上記エステル体()を得る。 〔
により酸クロリド化した後、4′−ヒドロキシビ
フエニル−4−カルボン酸とピリジンの存在下
反応させ、上記エステル体()を得る。 〔
【式】の合成〕
4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン酸
エチルエステルと光学活性アルコール()を
トシル化して得た
エチルエステルと光学活性アルコール()を
トシル化して得た
【式】と
を炭酸カリウム等の存在下反応させ、エーテル
体を得る。このエーテル体をアルカリ水溶液等
と反応させ、保護基のエステルを加水分解し、
上記化合物()を得る。 (4) R1が
体を得る。このエーテル体をアルカリ水溶液等
と反応させ、保護基のエステルを加水分解し、
上記化合物()を得る。 (4) R1が
【式】であ
る場合
前記(2)のR1が
であるモノマーの合成法において、化合物
()
()
【式】の代わりに
化合物()
【式】を用い、
その他は同様にして反応させ、下記の目的とす
るモノマー()を得る。 ここで、上記化合物()は下記の如くし
て得られる。 〔
るモノマー()を得る。 ここで、上記化合物()は下記の如くし
て得られる。 〔
【式】の合成〕
上記(1)における化合物()の合成におい
て、4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン
酸の代わりにp−ヒドロキシ安息香酸を用い
て、同様の反応を行い、上記エステル体(
)を得る。 〔
て、4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン
酸の代わりにp−ヒドロキシ安息香酸を用い
て、同様の反応を行い、上記エステル体(
)を得る。 〔
【式】の合成〕
上記(1)における化合物()の合成におい
て、ビフエニル−4,4′−ジオールの代わりに
ハイドロキノンを用いて、同様の反応を行い、
上記エステル体()を得る。 〔
て、ビフエニル−4,4′−ジオールの代わりに
ハイドロキノンを用いて、同様の反応を行い、
上記エステル体()を得る。 〔
【式】の合成〕
上記(1)における化合物()の合成におい
て、ビフエニル−4,4′−ジオールの代わりに
ハイドロキノンを用いて、同様の反応を行い、
上記エーテル体()を得る。 (5) R1が
て、ビフエニル−4,4′−ジオールの代わりに
ハイドロキノンを用いて、同様の反応を行い、
上記エーテル体()を得る。 (5) R1が
【式】であ
る場合
下記反応式で示す如く、上記(3)のR1が
であるモノマーの合成において、化合物(
)
)
【式】の代わ
りに化合物()
【式】を用いて同様の反応
を行い、目的とする下記一般式のモノマー(
)を得る。 ここで、上化合物()は下記の如くし
て得られる。 〔
)を得る。 ここで、上化合物()は下記の如くし
て得られる。 〔
【式】の合成〕
上記(3)における化合物()の合成におい
て、ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸の代わ
りにテレフタル酸を用いて同様の反応を行い、
上記エステル体()を得る。 〔
て、ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸の代わ
りにテレフタル酸を用いて同様の反応を行い、
上記エステル体()を得る。 〔
【式】の合成〕
上記(3)における化合物()の合成におい
て、4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン
酸の代わりにp−ヒドロキシ安息香酸を用いて
同様の反応を行い、上記エステル体()
を得る。 R3COOH ()→R3COCl 〔
て、4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン
酸の代わりにp−ヒドロキシ安息香酸を用いて
同様の反応を行い、上記エステル体()
を得る。 R3COOH ()→R3COCl 〔
【式】の合成〕
上記(3)における化合物()の合成におい
て、4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン
酸エチルエステルの代わりにp−ヒドロキシ安
息香酸エチルエステルを用いて同様の反応を行
い、上記エーテル体()を得る。 (6) R1が である場合 上記(2)のR1が であるモノマーの合成において、p−ヒドロキシ
安息香酸エチルエステルの代わりに4′−ヒドロキ
シビフエニル−4−カルボン酸エチルエステルを
用い、化合物()
て、4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン
酸エチルエステルの代わりにp−ヒドロキシ安
息香酸エチルエステルを用いて同様の反応を行
い、上記エーテル体()を得る。 (6) R1が である場合 上記(2)のR1が であるモノマーの合成において、p−ヒドロキシ
安息香酸エチルエステルの代わりに4′−ヒドロキ
シビフエニル−4−カルボン酸エチルエステルを
用い、化合物()
【式】の代わりに前記化
合物()
【式】を用いて、同
様の反応を行い、目的とする下記一般式モノマー
()を得る。 (7) R1が である場合 上記(3)のR1が であるモノマーの合成において、ハイドロキノン
の代わりにビフエニル−4,4′−ジオールを用
い、化合物()
()を得る。 (7) R1が である場合 上記(3)のR1が であるモノマーの合成において、ハイドロキノン
の代わりにビフエニル−4,4′−ジオールを用
い、化合物()
【式】の代わりに前
記化合物()
以下、本発明を実施例により説明するが、本発
明の範囲はこれら実施例によりなんら限定される
ものではない。 なお、得られた重合体の構造は、NMR、IR、
元素分析により確認し、また相転移温度の測定お
よび相の確認は、それぞれDSCおよび偏光顕微
鏡により行つた。(glass:ガラス状態、Cry:結
晶状態、S1:未同定のスメクチツク相(液晶相で
あるが電解に応答しない相)、 SmC*:カイラルスメクチツク相C相、SmA:ス
メクチツクA相、N:ネマチツク相、N*:カイ
ラルネマチツク相、Iso:等方相、相転移挙動の
数字は相転移温度を℃で表したものである。) 電界応答速度は次のようにして測定した。 電界応答速度の測定 20×10mmのITO基板2枚の間に重合体をはさ
み、スペーサーで厚さを25μmに調整し、交流電
場E=2×106V/mをかけ、その際の透過光量
の変化(0→90%)の応答時間を測定した。 実施例 1 (1) 4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン酸
2−メチルブチルエステルの合成 4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン酸
93ミリモル(20g)および(S)−(−)−2−
メチルブタノール467ミリモル(41g)を濃硫
酸2mlの存在下、ベンゼン150ml中で、水を除
去しながら25時間還流した。反応液を濃縮後、
トルエン−ヘキサン混合溶媒より再結晶し、目
的とするエステル26.0g〔m.p.116〜117.8、
〔α〕23 D=+4.35°(CHCl3)〕を得た。(収率98%) (2) 10−クロロ−1−デセンの合成 9−デセン−1−オール26.0gにピリジン10
滴を加え、ナスフラスコに入れた。氷冷下、塩
化チオニル24.0gを滴下した。滴下後、70℃で
8.5時間反応を行つた。反応後、ジクロロメタ
ンで希釈し、炭酸カリウム水溶液で洗浄した。
硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減圧濃縮し
た。残渣をカラムクロマトグラフイーにより精
製し、10−クロロ−1−デセン27.7gを得た。
(収率95%) (3) 4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル−4
−カルボン酸2−メチルブチルエステルの合成 (2)で得た10−クロロ−1−デセン2.5g、ヨ
ウ化ナトリウム6.5gを2−ブタノンに溶解さ
せ、80℃で17時間撹拌した。反応後、ジクロロ
メタンで希釈し、水洗した。硫酸マグネシウム
上で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣に
(1)で得た4′−ヒドロキシビフエニル−4−カル
ボン酸2−メチルブチルエステル4.8g、炭酸
カリウム2.4gを加え、2−ブタノン中で80℃
にて20時間反応を行つた。反応後、無機物をろ
過により除き、減圧濃縮した後、カラムクロマ
トグラフイーにより精製し、目的とするビフエ
ニル誘導体4.6gを得た。(収率76%) (4) オキシラン化 (3)で得たビフエニル誘導体3.0g、m−クロ
ロ過安息香酸1.5gをジクロロメタンに溶解さ
せ、系をアルゴン置換し、次いで室温で1日撹
拌した。反応後、炭酸カリウム水溶液で洗浄
し、さらに水洗した。硫酸マグネシウム上で乾
燥した後、溶媒を減圧留去し、目的とする下式
で表されるモノマー3.0gを得た。(収率97%) (5) 重合 (4)で得たモノマー0.5gをジクロロメタン5
mlに溶解し、系をアルゴン置換した。塩化第二
スズ0.03gを加え、室温で6日間重合反応を行
つた。反応後、反応溶液をメタノールへ注い
だ。生じた沈澱を再沈澱を繰り返して精製し、
目的とする下式で表される繰り返し単位を有す
るポリオキシラン(Mn=1700)0.4gを得た。
(収率80%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第1図に示した。 実施例 2 (1) 12−クロロ−1−ドデセンの合成 9−デセン−1−オールの代わりに11−ドデ
セン−1−オール6.0gを用いたことを除いて
実施例1の(2)と同様の操作を行つて、12−クロ
ロ−1−ドデセン5.2gを得た。(収率79%) (2) 4′−(11−ドデセニルオキシ)ビフエニル−
4−カルボン酸2−メチルブチルエステルの合
成 10−クロロ−1−デセンの代わりに(1)で得た
12−クロロ−1−ドデセン5.2gを用いたこと
を除いて実施例1の(3)と同様の操作を行つて、
目的とするビフエニル誘導体8.8gを得た。(収
率76%) (3) オキシラン化 (2)で得たビフエニル誘導体8.8gに対し、実
施例1の(4)と同様の操作を行い、下式で表され
るモノマー8.8gを得た。(収率95%) (4) 重合 (3)で得たモノマー2.3gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1500)1.5gを得た。(収率65%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第2図に示した。 実施例 3 (1) 4′−(7−オクテニルオキシ)ビフエニル−
4−カルボン酸2−メチルブチルエステルの合
成 8−ブロモ−1−オクテン5.0g、実施例1
の(1)で得た4′−ヒドロキシビフエニル−4−カ
ルボン酸2−メチルブチルエステル8.2g、炭
酸カリウム4.0gをアセトン中で20時間還流し
た。反応後、ジクロロメタンを加えて希釈し、
無機物をろ過により除いた。溶媒を減圧留去
し、残渣をカラムクロマトグラフイーにより精
製し、目的とするビフエニル誘導体7.5gを得
た。(収率73%) (2) オキシラン化 (1)で得たビフエニル誘導体7.4gに対し、実
施例1の(4)と同様の操作を行い、下式で表され
るモノマー7.6gを得た。(収率99%) (3) 重合 (2)で得たモノマー2.05gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1600)1.4gを得た。(収率68%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第3図に示した。 実施例 4 (1) p−(9−デセニルオキシ)安息香酸の合成 実施例1で得た10−クロロ−1−デセン10.0
gとヨウ化ナトリウム25gとを2−ブタノン中
で80℃で10時間反応させ、ヨード化した。水
洗、乾燥、溶媒除去を行つた後、p−ヒドロキ
シ安息香酸エチルエステル11.5g、炭酸カリウ
ム9.6gを加え、無水エタノール中で15時間還
流した。水酸化カリウム水溶液(水酸化カリウ
ム4.0gを含む)を加え、さらに5時間80℃で
加熱した。反応後、塩酸酸性としてから、減圧
濃縮した。残渣に水を加えて懸濁させ、不溶物
を集めて乾燥し、p−(9−デセニルオキシ)
安息香酸9.5gを得た。(収率60%) (2) 4′−〔p−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕ビフエニル−4−カルボン酸2−メチ
ルブチルエステルの合成 (1)で得たp−(9−デセニルオキシ)安息香
酸にトルエンを加え、氷冷した。塩化チオニル
5.0gを滴下した。80℃にて7時間反応を行つ
た。反応後、減圧濃縮し、粗製p−デセニルオ
キシ安息香酸クロリドを得た。実施例1の(1)で
得た4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン
酸2−メチルブチルエステル12.0gおよびピリ
ジン3.3gをトルエンに溶解させ、氷冷した。
そこへ上記の粗製p−デセニルオキシ安息香酸
クロリドのトルエン溶液を滴下した。50℃にて
5時間反応を行つた。反応後、水洗し、硫酸マ
グネシウム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去し
た。残渣をカラムクロマトグラフイーにより精
製し、目的とする上記エステル体9.3gを得た。
(収率50%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体9.0gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー8.5gを得た。(収率92%) (4) 重合 (3)で得たモノマー5.6gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1800)3.1gを得た。(収率55%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NM8分析のチヤ
ートを第4図に示した。 実施例 5 (1) p−ヒドロキシ安息香酸2−メチルブチルエ
ステルの合成 p−ヒドロキシ安息香酸40gおよび(−)−
2−メチルブタノール125gを硫酸の存在下、
トルエン中で、水を除去しながら6時間還流し
た。次に、反応液を水洗し、硫酸を除いた。そ
の後、乾燥、濃縮、およびカラムクロマトグラ
フイーによる精製を行い、目的とするエステル
50g〔室温で液体、〔α〕23 D=+4.9°(CHCl3)〕
を得た。(収率83%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸2−メチルブチルエステルの
合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸19gにトルエンを加
え、氷冷した。さらに、氷冷下にて塩化チオニ
ル13gを滴下した。滴下後、80℃にて7時間反
応を行つた。反応後、反応液を濃縮し、酸クロ
リド体を慧た。一方、(1)で得た4−ヒドロキシ
安息香酸2−メチルブチルエステル18gおよび
ピリジン7gをトルエンに溶解させ、氷冷し
た。そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶
液を滴下した。滴下後、50℃にて5時間反応を
行つた。反応後、生成物を水洗し、硫酸マグネ
シウム上で乾燥した後、カラムクロマトグラフ
イーにより精製し、目的とする上記エステル体
23.5gを得た。(収率72%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体15gに対し、実施例1の
(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマ
ー14.7gを得た。(収率94%) (4) 重合 (3)で得たモノマー14.7gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1600)7.3gを得た。(収率50%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第5図に示した。 実施例 6 (1) p−ヒドロキシ安息香酸1−メチルプロピル
エステルの合成 p−アセトキシ安息香酸25gをトルエンに懸
濁させ、氷冷した。そこへ、塩化チオニル22g
を滴下した。混合物を80℃にて4時間反応させ
た。反応後、減圧濃縮し、酸クロリド体を得
た。(+)−2−ブタノール8.0gおよびピリジ
ン12gをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、先に得られた酸クロリドのトルエン溶液を
滴下した。混合物を50℃にて8時間反応させ
た。反応後、水洗、乾燥、および減圧濃縮し
た。残渣をエーテルに溶解させ、氷冷した。そ
こへベンジルアミン9.5gを加え、室温で2時
間撹拌した。反応後、反応液を水洗、乾燥、お
よび減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラ
フイーによつて精製し、目的とするエステル
14.2g〔室温で液体、〔α〕23 D=+29.6°(CHCl3)〕
を得た。(収率68%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸1−メチルプロピルエステル
の合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸13.5gにトルエンを加
え、氷冷した。そこへ、塩化チオニル9gを滴
下した。80℃にて7時間反応を行つた。反応
後、反応液を濃縮し、酸クロリド体を得た。一
方、(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸1−メチ
ルプロピルエステル10gおよびピリジン4gを
トルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上記
の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下した。次
いで、50℃にて5時間反応を行つた。反応後、
生成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラムクロ
マトグラフイーにより精製し、目的とする上記
エステル体14.4gを得た。(収率65%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体14.4gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー13.4gを得た。(収率90%) (4) 重合 (3)で得たモノマー13.4gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1700)7.5gを得た。(収率56%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第6図に示した。 実施例 7 (1) p−ヒドロキシ安息香酸1−メチルブチルエ
ステルの合成 p−アセトキシ安息香酸25gに塩化チオニル
25gを滴下した。混合物を80℃に加熱して3時
間反応させた。反応後、過剰の塩化チオニルを
減圧留去し、酸クロリド体を得た。この酸クロ
リドをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、(−)−2−ペンタノール10.2g、ピリジン
11gを含むトルエン溶液を滴下した。次いで、
室温で1晩撹拌した。反応後、溶液を水洗、乾
燥、減圧濃縮した。残渣をエーテルに溶解させ
た。そこへ、ベンジルアミン18gを滴下した。
混合物を1時間室温で撹拌した。反応後、生成
物を水洗、乾燥、および減圧濃縮した。残渣を
カラムクロマトグラフイーによつて精製し、目
的とするエステル〔室温で液体、〔α〕23 D=−
27.3°(CHCl3)〕20.3gを得た。(収率86%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸1−メチルブチルエステルの
合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸6.3gにトルエンを加
え、氷冷した。そこへ塩化チオニル4.0gを滴
下した。80℃にて7時間反応を行つた。反応
後、反応液を濃縮し、酸クロリド体を得た。一
方、(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸1−メチ
ルブチルエステル5.0gおよびピリジン1.9gを
トルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上記
の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下した。50
℃にて5時間反応を行つた。反応後、生成物を
水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶
媒を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラ
フイーにより精製し、目的とする上記エステル
体8.0gを得た。(収率75%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体8.0gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー7.8gを得た。(収率94%) (4) 重合 (3)で得たモノマー7.8gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1600)4.7gを得た。(収率60%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第7図に示した。 実施例 8 (1) p−ヒドロキシ安息香酸1−メチルヘプチル
エステルの合成 p−アセトキシ安息香酸32gに塩化チオニル
32gを滴下した。混合物を80℃に加熱して3時
間反応させた。反応後、過剰の塩化チオニルを
減圧留去し、酸クロリド体を得た。この酸クロ
リドをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、(−)−2−オクタノール25g、ピリジン16
gを含むトルエン溶液を滴下した。混合物を室
温で1晩撹拌した。反応後、溶液を水洗、乾
燥、および減圧濃縮した。残渣をエーテルに溶
解させた。そこへ、ベンジルアミン21gを滴下
した。混合物を1時間室温で撹拌した。反応
後、生成物を水洗、乾燥、および減圧濃縮し
た。残渣をカラムクロマトグラフイーによつて
精製し、目的とするエステル39.3g〔室温で液
体、〔α〕23 D=−33.8°(CHCl3)〕を得た。(収率
83%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸1−メチルヘプチルエステル
の合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸9.4gにトルエンを加
え、氷冷した。混合物に塩化チオニル6.0gを
滴下した。次いで、80℃にて7時間反応を行つ
た。反応後、生成物を濃縮し、酸クロリド体を
得た。一方、(i)で得た4−ヒドロキシ安息香酸
1−メチルヘプチルエステル7.7gおよびピリ
ジン2.7gをトルエンに溶解させ、氷冷した。
そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を
滴下した。次いで、50℃にて5時間反応を行つ
た。反応後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣
をカラムクロマトグラフイーにより精製し、目
的とする上記エステル体10.5gを得た。(収率
67%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体10.5gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー9.7gを得た。(収率90%) (4) 重合 (3)で得たモノマー9.7gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1750)6.8gを得た。(収率70%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第8図に示した。 実施例 9 (1) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル
−4−カルボニルオキシ〕安息香酸2−メチル
ブチルエステルの合成 4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル−4
−カルボン酸5.0gにトルエンを加え、氷冷し
た。混合物に塩化チオニル2.6gを滴下した。
次いで、80℃にて7時間反応を行つた。反応
後、生成物を濃縮し、酸クロリド体を得た。実
施例5の(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸2−
メチルブチルエステル3.1gおよびピリジン1.5
gをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、
上記の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下し
た。次いで、50℃にて5時間反応を行つた。反
応後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で
乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラ
ムクロマトグラフイーにより精製し、目的とす
る上記エステル体5.5gを得た。(収率72%) (2) オキシラン化 (1)で得たエステル体5.5gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー5.2gを得た。(収率91%) (3) 重合 (2)で得たモノマー5.2gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1570)3.6gを得た。(収率70%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第9図に示した。 実施例 10 (1) p−ヒドロキシ安息香酸2−フルオロオクチ
ルエステルの合成 p−アセトキシ安息香酸5.4gに塩化チオニ
ル11gを滴下した。混合物を80℃に加熱して3
時間反応させた。反応後、過剰の塩化チオニル
を減圧留去し、酸クロリド体を得た。この酸ク
ロリドをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、(−)−2−フルオロオクタノール4.4g、
ピリジン3gを含むトルエン溶液を滴下した。
混合物を室温で1晩撹拌した。反応後、溶液を
水洗、乾燥、および減圧濃縮した。残渣をエー
テルに溶解させた。そこへ、ベンジルアミン10
gを滴下した。混合物を5時間室温で撹拌し
た。反応後、生成物を水洗、乾燥、および減圧
濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフイーに
よつて精製し、目的とするエステル4.9gを得
た。(収率73%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸2−フルオロオクチルエステ
ルの合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸3.0gにトルエンを加
え、氷冷した。混合物に塩化チオニル2.0gを
滴下した。次いで、80℃にて3時間反応を行つ
た。反応後、生成物を濃縮し、酸クロリド体を
得た。一方、(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸
2−フルオロオクチルエステル1.7gおよびピ
リジン0.9gをトルエンに溶解させ、氷冷した。
そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を
滴下した。次いで、室温にて15時間反応を行つ
た。反応後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣
をカラムクロマトグラフイーにより精製し、目
的とする上記エステル体2.9gを得た。(収率88
%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体2.9gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー2.7gを得た。(収率91%) (4) 重合 (3)で得たモノマー2.7gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1960)2.1gを得た。(収率78%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第10図に示した。 実施例 11 (1) 4′−(5−ヘキセニルオキシ)ビフエニル−
4−カルボン酸2−メチルブチルエステルの合
成 6−ブロモ−1−ヘキセン4.7g、4′−ヒド
ロキシビフエニル−4−カルボン酸2−メチル
ブチルエステル6.3g、および炭酸カリウム3.1
gを2−ブタノン中で20時間還流した。反応
後、水洗により無機塩を除いた。硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残渣
をカラムクロマトグラフイーにより精製し、目
的とするエステル体6.4gを得た。(収率79%) (2) オキシラン化 (1)で得たエステル体2.0gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー2.0gを得た。(収率95%) (3) 重合 (2)で得たモノマー2.0gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1700)1.0gを得た。(収率50%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第11図に示した。 実施例 12 (1) p−(7−オクテニルオキシ)安息香酸の合
成 8−ブロモ−1−オクテン9.4g、p−ヒド
ロキシ安息香酸エチル9.0g、および炭酸カリ
ウム7.6gをエタノール中で10時間還流した。
反応後、そこへ水酸化ナトリウム2.4gを含む
水溶液を加え、さらに10時間還流した。反応
後、水で希釈し、そこへ塩酸を滴下してPHを2
とした。生じた沈澱を集め、十分に水洗してか
ら乾燥し、目的とするエーテル体10.8gを得
た。(収率89%) (2) 4−〔p−(7−オクテニルオキシ)ベンゾイ
ルオキシ〕ビフエニル−4−カルボン酸2−メ
チルブチルエステルの合成 (1)で得たp−(7−オクテニルオキシ)安息
香酸1.8gをトルエンに縣濁させ、氷冷した。
そこへ塩化チオニル1.3gを滴下した。滴下後、
昇温し、80℃にて3時間反応させた。反応後、
減圧濃縮して酸クロリド体を得た。そこへ、ト
ルエンを加えてトルエン溶液とし、氷冷した。 4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン酸
2−メチルブチルエステル2.0gおよびピリジ
ン0.7gを含むトルエン溶液を、上記の酸クロ
リドのトルエン溶液に滴下した。滴下後、昇温
し、50℃にて8時間反応させた。反応後、生成
物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した
後、減圧濃縮を行つた。残渣をエタノールから
再結晶し、目的とする上記エステル体2.5gを
得た。(収率69) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体2.5gをm−クロロ過安
息香酸1.0gにより実施例1の(4)と同様の操作
で酸化し、下式で表されるモノマー2.4gを得
た。(収率95%) (4) 重合 (3)で得たモノマー2.4gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1920)1.5gを得た。(収率62%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第12図に示した。 実施例 13 (1) p−ヒドロキシ安息香酸2−クロロ−3−メ
チルペンチルエステルの合成 p−アセトキシ安息香酸24gに、塩化チオニ
ル32gを滴下した。混合物を80℃に加熱して3
時間反応させた。反応後、過剰の塩化チオニル
を減圧留去し、酸クロリド体を得た。この酸ク
ロリドをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、(−)−2−クロロ−3−メチルペンタノー
ル13.7g、トリエチルアミン14gを含むトルエ
ン溶液を滴下した。混合物を室温で1晩撹拌し
た。反応後、溶液を水洗、乾燥、および減圧濃
縮した。残渣をエーテルに溶解させた。そこ
へ、ベンジルアミン17gを滴下し、1時間室温
で撹拌した。反応後、水洗、乾燥、および濃縮
を行つた。残渣をカラムクロマトグラフイーに
よつて精製し、目的とするエステル20.3g
〔〔α〕23 D=+11.6°(CHCl3)〕を得た。(収率79
%) (2) 4−〔4′−9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸2−クロロ−3−メチルペン
チルエステルの合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸4.1gにトルエンを加
え、氷冷した。塩化チオニル6.0gを滴下した。
80℃にて7時間反応を行つた。反応後、反応液
を濃縮し、酸クロリド体を得た。(1)で得たp−
ヒドロキシ安息香酸2−クロロ−3−メチルペ
ンチルエステル3.8gおよびピリジン2.5gをト
ルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上記の
酸クロリド体のトルエン溶液を滴下した。室温
にて15時間反応を行つた。反応後、反応液を水
洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶媒
を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフ
イーによつて精製し、目的とする上記エステル
体5.9gを得た。(収率77%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体2.6gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー2.5gを得た。(収率93%) (4) 重合 (3)で得たモノマー2.5gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1300)2.1gを得た。(収率88%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第13図に示した。 実施例 14 (1) 4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル−4
−カルボン酸2−クロロ−3−メチルペンチル
エステルの合成 4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル−4
−カルボン酸4.0gにトルエンを加え、氷冷し
た。そこへ、塩化チオニル2.0gを滴化した。
80℃にて7時間反応を行つた。反応後、反応液
を濃縮し、酸クロリド体を得た。2−クロロ−
3−メチルペンタノール1.7gおよびピリジン
1.0gをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下
した。室温にて15時間反応を行つた。反応後、
反応液を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラムクロ
マトグラフイーにより精製し、目的とする上記
エステル体4.1gを得た。(収率76%) (2) オキシラン化 (1)で得たエステル体4.1gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー4.0gを得た。(収率95%) (3) 重合 (2)で得たモノマー4.0gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1570)3.2gを得た。(収率80%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第14図に示した。
明の範囲はこれら実施例によりなんら限定される
ものではない。 なお、得られた重合体の構造は、NMR、IR、
元素分析により確認し、また相転移温度の測定お
よび相の確認は、それぞれDSCおよび偏光顕微
鏡により行つた。(glass:ガラス状態、Cry:結
晶状態、S1:未同定のスメクチツク相(液晶相で
あるが電解に応答しない相)、 SmC*:カイラルスメクチツク相C相、SmA:ス
メクチツクA相、N:ネマチツク相、N*:カイ
ラルネマチツク相、Iso:等方相、相転移挙動の
数字は相転移温度を℃で表したものである。) 電界応答速度は次のようにして測定した。 電界応答速度の測定 20×10mmのITO基板2枚の間に重合体をはさ
み、スペーサーで厚さを25μmに調整し、交流電
場E=2×106V/mをかけ、その際の透過光量
の変化(0→90%)の応答時間を測定した。 実施例 1 (1) 4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン酸
2−メチルブチルエステルの合成 4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン酸
93ミリモル(20g)および(S)−(−)−2−
メチルブタノール467ミリモル(41g)を濃硫
酸2mlの存在下、ベンゼン150ml中で、水を除
去しながら25時間還流した。反応液を濃縮後、
トルエン−ヘキサン混合溶媒より再結晶し、目
的とするエステル26.0g〔m.p.116〜117.8、
〔α〕23 D=+4.35°(CHCl3)〕を得た。(収率98%) (2) 10−クロロ−1−デセンの合成 9−デセン−1−オール26.0gにピリジン10
滴を加え、ナスフラスコに入れた。氷冷下、塩
化チオニル24.0gを滴下した。滴下後、70℃で
8.5時間反応を行つた。反応後、ジクロロメタ
ンで希釈し、炭酸カリウム水溶液で洗浄した。
硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減圧濃縮し
た。残渣をカラムクロマトグラフイーにより精
製し、10−クロロ−1−デセン27.7gを得た。
(収率95%) (3) 4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル−4
−カルボン酸2−メチルブチルエステルの合成 (2)で得た10−クロロ−1−デセン2.5g、ヨ
ウ化ナトリウム6.5gを2−ブタノンに溶解さ
せ、80℃で17時間撹拌した。反応後、ジクロロ
メタンで希釈し、水洗した。硫酸マグネシウム
上で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣に
(1)で得た4′−ヒドロキシビフエニル−4−カル
ボン酸2−メチルブチルエステル4.8g、炭酸
カリウム2.4gを加え、2−ブタノン中で80℃
にて20時間反応を行つた。反応後、無機物をろ
過により除き、減圧濃縮した後、カラムクロマ
トグラフイーにより精製し、目的とするビフエ
ニル誘導体4.6gを得た。(収率76%) (4) オキシラン化 (3)で得たビフエニル誘導体3.0g、m−クロ
ロ過安息香酸1.5gをジクロロメタンに溶解さ
せ、系をアルゴン置換し、次いで室温で1日撹
拌した。反応後、炭酸カリウム水溶液で洗浄
し、さらに水洗した。硫酸マグネシウム上で乾
燥した後、溶媒を減圧留去し、目的とする下式
で表されるモノマー3.0gを得た。(収率97%) (5) 重合 (4)で得たモノマー0.5gをジクロロメタン5
mlに溶解し、系をアルゴン置換した。塩化第二
スズ0.03gを加え、室温で6日間重合反応を行
つた。反応後、反応溶液をメタノールへ注い
だ。生じた沈澱を再沈澱を繰り返して精製し、
目的とする下式で表される繰り返し単位を有す
るポリオキシラン(Mn=1700)0.4gを得た。
(収率80%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第1図に示した。 実施例 2 (1) 12−クロロ−1−ドデセンの合成 9−デセン−1−オールの代わりに11−ドデ
セン−1−オール6.0gを用いたことを除いて
実施例1の(2)と同様の操作を行つて、12−クロ
ロ−1−ドデセン5.2gを得た。(収率79%) (2) 4′−(11−ドデセニルオキシ)ビフエニル−
4−カルボン酸2−メチルブチルエステルの合
成 10−クロロ−1−デセンの代わりに(1)で得た
12−クロロ−1−ドデセン5.2gを用いたこと
を除いて実施例1の(3)と同様の操作を行つて、
目的とするビフエニル誘導体8.8gを得た。(収
率76%) (3) オキシラン化 (2)で得たビフエニル誘導体8.8gに対し、実
施例1の(4)と同様の操作を行い、下式で表され
るモノマー8.8gを得た。(収率95%) (4) 重合 (3)で得たモノマー2.3gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1500)1.5gを得た。(収率65%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第2図に示した。 実施例 3 (1) 4′−(7−オクテニルオキシ)ビフエニル−
4−カルボン酸2−メチルブチルエステルの合
成 8−ブロモ−1−オクテン5.0g、実施例1
の(1)で得た4′−ヒドロキシビフエニル−4−カ
ルボン酸2−メチルブチルエステル8.2g、炭
酸カリウム4.0gをアセトン中で20時間還流し
た。反応後、ジクロロメタンを加えて希釈し、
無機物をろ過により除いた。溶媒を減圧留去
し、残渣をカラムクロマトグラフイーにより精
製し、目的とするビフエニル誘導体7.5gを得
た。(収率73%) (2) オキシラン化 (1)で得たビフエニル誘導体7.4gに対し、実
施例1の(4)と同様の操作を行い、下式で表され
るモノマー7.6gを得た。(収率99%) (3) 重合 (2)で得たモノマー2.05gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1600)1.4gを得た。(収率68%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第3図に示した。 実施例 4 (1) p−(9−デセニルオキシ)安息香酸の合成 実施例1で得た10−クロロ−1−デセン10.0
gとヨウ化ナトリウム25gとを2−ブタノン中
で80℃で10時間反応させ、ヨード化した。水
洗、乾燥、溶媒除去を行つた後、p−ヒドロキ
シ安息香酸エチルエステル11.5g、炭酸カリウ
ム9.6gを加え、無水エタノール中で15時間還
流した。水酸化カリウム水溶液(水酸化カリウ
ム4.0gを含む)を加え、さらに5時間80℃で
加熱した。反応後、塩酸酸性としてから、減圧
濃縮した。残渣に水を加えて懸濁させ、不溶物
を集めて乾燥し、p−(9−デセニルオキシ)
安息香酸9.5gを得た。(収率60%) (2) 4′−〔p−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕ビフエニル−4−カルボン酸2−メチ
ルブチルエステルの合成 (1)で得たp−(9−デセニルオキシ)安息香
酸にトルエンを加え、氷冷した。塩化チオニル
5.0gを滴下した。80℃にて7時間反応を行つ
た。反応後、減圧濃縮し、粗製p−デセニルオ
キシ安息香酸クロリドを得た。実施例1の(1)で
得た4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン
酸2−メチルブチルエステル12.0gおよびピリ
ジン3.3gをトルエンに溶解させ、氷冷した。
そこへ上記の粗製p−デセニルオキシ安息香酸
クロリドのトルエン溶液を滴下した。50℃にて
5時間反応を行つた。反応後、水洗し、硫酸マ
グネシウム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去し
た。残渣をカラムクロマトグラフイーにより精
製し、目的とする上記エステル体9.3gを得た。
(収率50%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体9.0gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー8.5gを得た。(収率92%) (4) 重合 (3)で得たモノマー5.6gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1800)3.1gを得た。(収率55%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NM8分析のチヤ
ートを第4図に示した。 実施例 5 (1) p−ヒドロキシ安息香酸2−メチルブチルエ
ステルの合成 p−ヒドロキシ安息香酸40gおよび(−)−
2−メチルブタノール125gを硫酸の存在下、
トルエン中で、水を除去しながら6時間還流し
た。次に、反応液を水洗し、硫酸を除いた。そ
の後、乾燥、濃縮、およびカラムクロマトグラ
フイーによる精製を行い、目的とするエステル
50g〔室温で液体、〔α〕23 D=+4.9°(CHCl3)〕
を得た。(収率83%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸2−メチルブチルエステルの
合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸19gにトルエンを加
え、氷冷した。さらに、氷冷下にて塩化チオニ
ル13gを滴下した。滴下後、80℃にて7時間反
応を行つた。反応後、反応液を濃縮し、酸クロ
リド体を慧た。一方、(1)で得た4−ヒドロキシ
安息香酸2−メチルブチルエステル18gおよび
ピリジン7gをトルエンに溶解させ、氷冷し
た。そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶
液を滴下した。滴下後、50℃にて5時間反応を
行つた。反応後、生成物を水洗し、硫酸マグネ
シウム上で乾燥した後、カラムクロマトグラフ
イーにより精製し、目的とする上記エステル体
23.5gを得た。(収率72%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体15gに対し、実施例1の
(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマ
ー14.7gを得た。(収率94%) (4) 重合 (3)で得たモノマー14.7gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1600)7.3gを得た。(収率50%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第5図に示した。 実施例 6 (1) p−ヒドロキシ安息香酸1−メチルプロピル
エステルの合成 p−アセトキシ安息香酸25gをトルエンに懸
濁させ、氷冷した。そこへ、塩化チオニル22g
を滴下した。混合物を80℃にて4時間反応させ
た。反応後、減圧濃縮し、酸クロリド体を得
た。(+)−2−ブタノール8.0gおよびピリジ
ン12gをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、先に得られた酸クロリドのトルエン溶液を
滴下した。混合物を50℃にて8時間反応させ
た。反応後、水洗、乾燥、および減圧濃縮し
た。残渣をエーテルに溶解させ、氷冷した。そ
こへベンジルアミン9.5gを加え、室温で2時
間撹拌した。反応後、反応液を水洗、乾燥、お
よび減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラ
フイーによつて精製し、目的とするエステル
14.2g〔室温で液体、〔α〕23 D=+29.6°(CHCl3)〕
を得た。(収率68%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸1−メチルプロピルエステル
の合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸13.5gにトルエンを加
え、氷冷した。そこへ、塩化チオニル9gを滴
下した。80℃にて7時間反応を行つた。反応
後、反応液を濃縮し、酸クロリド体を得た。一
方、(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸1−メチ
ルプロピルエステル10gおよびピリジン4gを
トルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上記
の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下した。次
いで、50℃にて5時間反応を行つた。反応後、
生成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラムクロ
マトグラフイーにより精製し、目的とする上記
エステル体14.4gを得た。(収率65%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体14.4gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー13.4gを得た。(収率90%) (4) 重合 (3)で得たモノマー13.4gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1700)7.5gを得た。(収率56%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第6図に示した。 実施例 7 (1) p−ヒドロキシ安息香酸1−メチルブチルエ
ステルの合成 p−アセトキシ安息香酸25gに塩化チオニル
25gを滴下した。混合物を80℃に加熱して3時
間反応させた。反応後、過剰の塩化チオニルを
減圧留去し、酸クロリド体を得た。この酸クロ
リドをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、(−)−2−ペンタノール10.2g、ピリジン
11gを含むトルエン溶液を滴下した。次いで、
室温で1晩撹拌した。反応後、溶液を水洗、乾
燥、減圧濃縮した。残渣をエーテルに溶解させ
た。そこへ、ベンジルアミン18gを滴下した。
混合物を1時間室温で撹拌した。反応後、生成
物を水洗、乾燥、および減圧濃縮した。残渣を
カラムクロマトグラフイーによつて精製し、目
的とするエステル〔室温で液体、〔α〕23 D=−
27.3°(CHCl3)〕20.3gを得た。(収率86%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸1−メチルブチルエステルの
合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸6.3gにトルエンを加
え、氷冷した。そこへ塩化チオニル4.0gを滴
下した。80℃にて7時間反応を行つた。反応
後、反応液を濃縮し、酸クロリド体を得た。一
方、(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸1−メチ
ルブチルエステル5.0gおよびピリジン1.9gを
トルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上記
の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下した。50
℃にて5時間反応を行つた。反応後、生成物を
水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶
媒を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラ
フイーにより精製し、目的とする上記エステル
体8.0gを得た。(収率75%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体8.0gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー7.8gを得た。(収率94%) (4) 重合 (3)で得たモノマー7.8gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1600)4.7gを得た。(収率60%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電解応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第7図に示した。 実施例 8 (1) p−ヒドロキシ安息香酸1−メチルヘプチル
エステルの合成 p−アセトキシ安息香酸32gに塩化チオニル
32gを滴下した。混合物を80℃に加熱して3時
間反応させた。反応後、過剰の塩化チオニルを
減圧留去し、酸クロリド体を得た。この酸クロ
リドをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、(−)−2−オクタノール25g、ピリジン16
gを含むトルエン溶液を滴下した。混合物を室
温で1晩撹拌した。反応後、溶液を水洗、乾
燥、および減圧濃縮した。残渣をエーテルに溶
解させた。そこへ、ベンジルアミン21gを滴下
した。混合物を1時間室温で撹拌した。反応
後、生成物を水洗、乾燥、および減圧濃縮し
た。残渣をカラムクロマトグラフイーによつて
精製し、目的とするエステル39.3g〔室温で液
体、〔α〕23 D=−33.8°(CHCl3)〕を得た。(収率
83%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸1−メチルヘプチルエステル
の合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸9.4gにトルエンを加
え、氷冷した。混合物に塩化チオニル6.0gを
滴下した。次いで、80℃にて7時間反応を行つ
た。反応後、生成物を濃縮し、酸クロリド体を
得た。一方、(i)で得た4−ヒドロキシ安息香酸
1−メチルヘプチルエステル7.7gおよびピリ
ジン2.7gをトルエンに溶解させ、氷冷した。
そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を
滴下した。次いで、50℃にて5時間反応を行つ
た。反応後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣
をカラムクロマトグラフイーにより精製し、目
的とする上記エステル体10.5gを得た。(収率
67%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体10.5gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー9.7gを得た。(収率90%) (4) 重合 (3)で得たモノマー9.7gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1750)6.8gを得た。(収率70%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第8図に示した。 実施例 9 (1) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル
−4−カルボニルオキシ〕安息香酸2−メチル
ブチルエステルの合成 4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル−4
−カルボン酸5.0gにトルエンを加え、氷冷し
た。混合物に塩化チオニル2.6gを滴下した。
次いで、80℃にて7時間反応を行つた。反応
後、生成物を濃縮し、酸クロリド体を得た。実
施例5の(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸2−
メチルブチルエステル3.1gおよびピリジン1.5
gをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、
上記の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下し
た。次いで、50℃にて5時間反応を行つた。反
応後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で
乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラ
ムクロマトグラフイーにより精製し、目的とす
る上記エステル体5.5gを得た。(収率72%) (2) オキシラン化 (1)で得たエステル体5.5gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー5.2gを得た。(収率91%) (3) 重合 (2)で得たモノマー5.2gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1570)3.6gを得た。(収率70%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第9図に示した。 実施例 10 (1) p−ヒドロキシ安息香酸2−フルオロオクチ
ルエステルの合成 p−アセトキシ安息香酸5.4gに塩化チオニ
ル11gを滴下した。混合物を80℃に加熱して3
時間反応させた。反応後、過剰の塩化チオニル
を減圧留去し、酸クロリド体を得た。この酸ク
ロリドをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、(−)−2−フルオロオクタノール4.4g、
ピリジン3gを含むトルエン溶液を滴下した。
混合物を室温で1晩撹拌した。反応後、溶液を
水洗、乾燥、および減圧濃縮した。残渣をエー
テルに溶解させた。そこへ、ベンジルアミン10
gを滴下した。混合物を5時間室温で撹拌し
た。反応後、生成物を水洗、乾燥、および減圧
濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフイーに
よつて精製し、目的とするエステル4.9gを得
た。(収率73%) (2) 4−〔4′−(9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸2−フルオロオクチルエステ
ルの合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸3.0gにトルエンを加
え、氷冷した。混合物に塩化チオニル2.0gを
滴下した。次いで、80℃にて3時間反応を行つ
た。反応後、生成物を濃縮し、酸クロリド体を
得た。一方、(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸
2−フルオロオクチルエステル1.7gおよびピ
リジン0.9gをトルエンに溶解させ、氷冷した。
そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を
滴下した。次いで、室温にて15時間反応を行つ
た。反応後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣
をカラムクロマトグラフイーにより精製し、目
的とする上記エステル体2.9gを得た。(収率88
%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体2.9gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー2.7gを得た。(収率91%) (4) 重合 (3)で得たモノマー2.7gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1960)2.1gを得た。(収率78%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第10図に示した。 実施例 11 (1) 4′−(5−ヘキセニルオキシ)ビフエニル−
4−カルボン酸2−メチルブチルエステルの合
成 6−ブロモ−1−ヘキセン4.7g、4′−ヒド
ロキシビフエニル−4−カルボン酸2−メチル
ブチルエステル6.3g、および炭酸カリウム3.1
gを2−ブタノン中で20時間還流した。反応
後、水洗により無機塩を除いた。硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残渣
をカラムクロマトグラフイーにより精製し、目
的とするエステル体6.4gを得た。(収率79%) (2) オキシラン化 (1)で得たエステル体2.0gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー2.0gを得た。(収率95%) (3) 重合 (2)で得たモノマー2.0gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1700)1.0gを得た。(収率50%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第11図に示した。 実施例 12 (1) p−(7−オクテニルオキシ)安息香酸の合
成 8−ブロモ−1−オクテン9.4g、p−ヒド
ロキシ安息香酸エチル9.0g、および炭酸カリ
ウム7.6gをエタノール中で10時間還流した。
反応後、そこへ水酸化ナトリウム2.4gを含む
水溶液を加え、さらに10時間還流した。反応
後、水で希釈し、そこへ塩酸を滴下してPHを2
とした。生じた沈澱を集め、十分に水洗してか
ら乾燥し、目的とするエーテル体10.8gを得
た。(収率89%) (2) 4−〔p−(7−オクテニルオキシ)ベンゾイ
ルオキシ〕ビフエニル−4−カルボン酸2−メ
チルブチルエステルの合成 (1)で得たp−(7−オクテニルオキシ)安息
香酸1.8gをトルエンに縣濁させ、氷冷した。
そこへ塩化チオニル1.3gを滴下した。滴下後、
昇温し、80℃にて3時間反応させた。反応後、
減圧濃縮して酸クロリド体を得た。そこへ、ト
ルエンを加えてトルエン溶液とし、氷冷した。 4′−ヒドロキシビフエニル−4−カルボン酸
2−メチルブチルエステル2.0gおよびピリジ
ン0.7gを含むトルエン溶液を、上記の酸クロ
リドのトルエン溶液に滴下した。滴下後、昇温
し、50℃にて8時間反応させた。反応後、生成
物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した
後、減圧濃縮を行つた。残渣をエタノールから
再結晶し、目的とする上記エステル体2.5gを
得た。(収率69) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体2.5gをm−クロロ過安
息香酸1.0gにより実施例1の(4)と同様の操作
で酸化し、下式で表されるモノマー2.4gを得
た。(収率95%) (4) 重合 (3)で得たモノマー2.4gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1920)1.5gを得た。(収率62%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第12図に示した。 実施例 13 (1) p−ヒドロキシ安息香酸2−クロロ−3−メ
チルペンチルエステルの合成 p−アセトキシ安息香酸24gに、塩化チオニ
ル32gを滴下した。混合物を80℃に加熱して3
時間反応させた。反応後、過剰の塩化チオニル
を減圧留去し、酸クロリド体を得た。この酸ク
ロリドをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、(−)−2−クロロ−3−メチルペンタノー
ル13.7g、トリエチルアミン14gを含むトルエ
ン溶液を滴下した。混合物を室温で1晩撹拌し
た。反応後、溶液を水洗、乾燥、および減圧濃
縮した。残渣をエーテルに溶解させた。そこ
へ、ベンジルアミン17gを滴下し、1時間室温
で撹拌した。反応後、水洗、乾燥、および濃縮
を行つた。残渣をカラムクロマトグラフイーに
よつて精製し、目的とするエステル20.3g
〔〔α〕23 D=+11.6°(CHCl3)〕を得た。(収率79
%) (2) 4−〔4′−9−デセニルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕安息香酸2−クロロ−3−メチルペン
チルエステルの合成 実施例4の(1)と同様にして得たp−(9−デ
セニルオキシ)安息香酸4.1gにトルエンを加
え、氷冷した。塩化チオニル6.0gを滴下した。
80℃にて7時間反応を行つた。反応後、反応液
を濃縮し、酸クロリド体を得た。(1)で得たp−
ヒドロキシ安息香酸2−クロロ−3−メチルペ
ンチルエステル3.8gおよびピリジン2.5gをト
ルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上記の
酸クロリド体のトルエン溶液を滴下した。室温
にて15時間反応を行つた。反応後、反応液を水
洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶媒
を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフ
イーによつて精製し、目的とする上記エステル
体5.9gを得た。(収率77%) (3) オキシラン化 (2)で得たエステル体2.6gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー2.5gを得た。(収率93%) (4) 重合 (3)で得たモノマー2.5gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1300)2.1gを得た。(収率88%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第13図に示した。 実施例 14 (1) 4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル−4
−カルボン酸2−クロロ−3−メチルペンチル
エステルの合成 4′−(9−デセニルオキシ)ビフエニル−4
−カルボン酸4.0gにトルエンを加え、氷冷し
た。そこへ、塩化チオニル2.0gを滴化した。
80℃にて7時間反応を行つた。反応後、反応液
を濃縮し、酸クロリド体を得た。2−クロロ−
3−メチルペンタノール1.7gおよびピリジン
1.0gをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこ
へ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下
した。室温にて15時間反応を行つた。反応後、
反応液を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラムクロ
マトグラフイーにより精製し、目的とする上記
エステル体4.1gを得た。(収率76%) (2) オキシラン化 (1)で得たエステル体4.1gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノ
マー4.0gを得た。(収率95%) (3) 重合 (2)で得たモノマー4.0gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行つて重合させ、目的とする下式
で表される繰り返し単位を有するポリオキシラ
ン(Mn=1570)3.2gを得た。(収率80%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、
電界応答速度を表に示し、1H−NMR分析のチヤ
ートを第14図に示した。
【表】
【表】
【表】
略号の説明
glass:ガラス状態 SmA:スメクチ
ツクA相
Cry :結晶状態 N* :カイ
ラルネマチツク相
S1 :未同定のスメクチツク相 N :
ネマチツク相
SmC* :カイラルスメクチツクC相 Iso:等方相
〔発明の効果〕 本発明の液晶重合体は、無色であり、常温付近
でも強誘電性を示す上に、外的因子に対する応答
速度が速くて動画表示が可能であり、かつ大画面
や屈曲画面の表示素子としても有利に使用するこ
とができ、オプトエレクトロニクス分野における
種々の電子光学バイアスとして有用であり、その
工業的価値は大である。
glass:ガラス状態 SmA:スメクチ
ツクA相
Cry :結晶状態 N* :カイ
ラルネマチツク相
S1 :未同定のスメクチツク相 N :
ネマチツク相
SmC* :カイラルスメクチツクC相 Iso:等方相
〔発明の効果〕 本発明の液晶重合体は、無色であり、常温付近
でも強誘電性を示す上に、外的因子に対する応答
速度が速くて動画表示が可能であり、かつ大画面
や屈曲画面の表示素子としても有利に使用するこ
とができ、オプトエレクトロニクス分野における
種々の電子光学バイアスとして有用であり、その
工業的価値は大である。
第1図〜第14図は、それぞれ実施例1〜実施
例14で得られた液晶重合体の1H−NMR分析のチ
ヤートを表す。
例14で得られた液晶重合体の1H−NMR分析のチ
ヤートを表す。
1 (A)
下記一般式からなる繰り返し単位を有する数
平均分子量が2000を越え、400000以下であるポ
リマー (式中、kは1〜30の整数であり、 R1は
平均分子量が2000を越え、400000以下であるポ
リマー (式中、kは1〜30の整数であり、 R1は
【式】
【式】
【式】または
【式】であり、
Xは−COO−または−OCO−であり、
R2は−COOR3、−OCOR3、または−OR3で
Claims (1)
- R3は【式】 であり、 R4およびR5はそれぞれ、−CH3、ハロゲン原
子、または−CNであり、 mおよびnは0〜10の整数であり、ただしR4
が−CH3である場合にはnは0ではなく、 pは0または1であり、 *のついたCは不斉炭素原子である。)
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62288475A JPH01131234A (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 液晶重合体 |
| DE3752264T DE3752264T2 (de) | 1986-12-29 | 1987-12-29 | Flüssigkristallines Polymer |
| EP87119309A EP0274128B1 (en) | 1986-12-29 | 1987-12-29 | Liquid-crystalline polymer |
| US07/272,010 US4877858A (en) | 1986-12-29 | 1988-11-16 | Liquid-crystalline polymer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62288475A JPH01131234A (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 液晶重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01131234A JPH01131234A (ja) | 1989-05-24 |
| JPH0457693B2 true JPH0457693B2 (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=17730688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62288475A Granted JPH01131234A (ja) | 1986-12-29 | 1987-11-17 | 液晶重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01131234A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0768337B2 (ja) * | 1988-05-11 | 1995-07-26 | ポリプラスチックス株式会社 | 溶融時に異方性を示す樹脂の製造法 |
| JP4609032B2 (ja) * | 2004-10-20 | 2011-01-12 | チッソ株式会社 | 光重合性化合物およびそれを含む組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3789560T2 (de) * | 1986-01-24 | 1994-08-25 | Celanese Corp | Lichtmodulator. |
-
1987
- 1987-11-17 JP JP62288475A patent/JPH01131234A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01131234A (ja) | 1989-05-24 |
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