JPH0458816B2 - - Google Patents
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- JPH0458816B2 JPH0458816B2 JP62001812A JP181287A JPH0458816B2 JP H0458816 B2 JPH0458816 B2 JP H0458816B2 JP 62001812 A JP62001812 A JP 62001812A JP 181287 A JP181287 A JP 181287A JP H0458816 B2 JPH0458816 B2 JP H0458816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- sheet
- polyolefin resin
- pet
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明はポリエステルシート及びその製造法に
関し、更に詳しくは、例えばオーブン調理可能
(オーブナブル)な耐熱変形及び耐衝撃性の優れ
た容器等を有利に成形し得るポリエステルシート
及びその製造法に関する。 [従来技術] ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレー
ト(以下PETと略す)よりなるシートは熱成形
によりトレイ状或いはカツプ状に成形可能であ
り、各種容器用の原材料として広く使用されてい
る。特にポリオレフイン樹脂により変形された
PETシートよりPETが結晶化しうる条件で熱成
形せしめた成形品は特開昭59−62660号に記載の
如く、耐熱性が優れており、オーブナブルトレイ
の如き耐熱容器として使用し得る。しかしなが
ら、かかる技術により得られるPET製容器は、
苛酷な調理条件で使用した際に、容器の耐衝撃製
が極端に低下する欠点を有しており、その改善が
望まれていた。 [発明の目的] 本発明は以上の事情を背景としてなされたもの
であり、その目的とするところは、優れた耐熱性
を有し、かつ苛酷な温度条件で使用された後の耐
衝撃性が優れた状態を維持できる熱誠形容器を整
形し得るポリエステルシート及びその製造法を提
供することにある。 [発明の目的] 本発明者は、前記の如き欠点のないポリエステ
ルシートに関し鋭意研究の結果、特定のポリオレ
フイン樹脂を、所定の割合で特定のPETと特定
の条件で溶融混合せしめね得られるシートであれ
ば前述の欠点を改善し得ることを見出し本発明に
到達した。 即ち本発明は、 (1) 固有粘度が0.08以上のポリエチレンテレフタ
レートを主成分とするポリエステル約99〜90重
量%と、ポリオレフイン樹脂約1〜10重量%と
が均一に分散されてなるシートであつて、該ポ
リオレフイン樹脂の分散径が平均3μm以下で
あることを特徴とするポリエステルシート、及
び、 (2) 300℃における溶融粘度が6000poise以上であ
るポリエチレンテレフタレートを主成分とする
ポリエステル約99〜90重量%と、300℃におけ
る溶融粘度が6000poise以上のポリオレフイン
樹脂約1〜10重量%とを、該ポリエステル樹脂
の融点以上の温度で溶融混合せしめた後、シー
ト状に押し出し、該ポリエステルのガラス転移
温度以下の温度に急冷することを含むポリエス
テルシートの製造法である。 本発明においてポリエチレンテレフタレート
は、そのホモポリマーは勿論のこと、テレフタル
酸成分の一部を例えばイソフタル酸、ナフタリン
ジカルボン酸、ジフエニルジカルボン酸、ジフエ
ノキシエタンジカルボン酸、ジフエニルエーテル
ジカルボン酸、ジフエニスルホンジカルボン酸等
の如き芳香族ジカルボン酸;ヘキサヒドロテレフ
タル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等の如き脂環
族ジカルボン酸;アジピン酸、セバチン酸、アゼ
ライン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸;Ρ−β−
ヒドロキシエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香
酸、ε−オキシカプロン酸等の如きオキシ酸等の
他の二官能性カルボン酸の1種以上の成分で、及
び/又はエチレングルコール成分の一部を例えば
トリメチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングルコール、デカメチレン
グリコール、ネオペンチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1,1−シクロヘキサンジメチ
ロール、1,4−シクロヘキサンジメチロール、
2,2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフエ
ニル)プロパン、ビス(4−β−ヒドロキシエト
キシフエニル)スルフホン等の他のグリコールの
1種以上の成分で置換したコポリエステルを包含
する。該コポリエステル中の共重合成分の総割合
は全酸成分に対し3モル%以下であることが好ま
しい。これらのうちポリエチレンテレフタレート
のホモポリマーが好ましい。 本発明に用いるポリエステルシートとは、ポリ
エチレンテレフタレートを主たる構成成分とする
実質的に非晶質のシートであり、シートを構成す
るPETの固有粘度は0.8以上であり、シートの成
形に用いるポリエユテルの溶融粘度が300℃にお
いて、6000poise以下であることが要件となる。
ポリエステルシートには、ポリオレフイン樹脂が
平均粒径3μm以下の状態で微分散されたもので
あつて、該オレフイン樹脂は特に300℃における
溶融粘度ηaが6000poise以上のポリエチレン樹脂
である。 ポリオレフイン樹脂のηaが6000poiseよりも低
い樹脂、例えば、汎用の低密度ポリエチレン
(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、
高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン
(PP)等では、PET中に分散される粒子計が大
きくなり、PETが結晶化した状態での衝撃度が
低い。また、本発明でポリオレフイン樹脂の混合
割合は、約1〜10wt%であり、特に2〜5wt%が
好ましい。ポリオレフイン樹脂の割合が1%より
も少いと耐衝撃生の改良効果が乏しい。また
10wt%よりも多いと耐熱性が低下する。 ポリオレフインで変性したポリエステルシート
の耐衝撃強度は、PETが実質的に非晶の状態で
はPETの固有粘度IVが高い程高い衝撃値を示し、
例えばポリオレフインを3%程度添加した場合に
は、ポリオレフインの種類にかかわらず、IV0.65
で約50Kg・cm/cm、IV0.8で90Kg・cm/cm、
IV0.95で130Kg・cm/cm程度の衝撃値となる。一
方、PETがある程度結晶化した(例えば20〜30
%の結晶化度)状態ではPETのIVと結晶化度と
の両方が耐衝撃性に関与する。この程度の結晶化
度は一般にPET製オーブナブルトレイお高温の
金型を用いて熱成形した場合に得られる。ところ
が、更に成形品の耐熱性を高めるため熱成形の過
程でPETの結晶化度を更に高くした場合、或い
はオーブン中で調理する条件の如き高温度で熱履
歴を受けた場合は、成形体中のPETの結晶化度
は40〜50%程度となるが、かかるPETの結晶化
状態では、耐衝撃値はPETのIVによらず一般に
10〜20Kg・cm/cm程度迄低下する。 本発明はかかる状態でも耐衝撃性の良好な成形
体を成形し得るポリエステルシートを見出したも
のでありポレオレフイン樹脂は溶融粘度ηaが
6000poise以上のものであつて、特にηaが
8000poise以上の低密度ポリエチレンが好ましい。 本発明のポリエステルシートを特定の条件で熱
成形して、トレイ、カツプ等の形状の耐熱性及び
耐衝撃性の優れた成形体を得るが、本発明でいう
熱成形体とは、シートを加熱軟化せしめて所望の
型に押し当て、型と材料の間隙にある空気を排除
し、大気圧により型に密着せしめ成形する真空成
形、或いは大気圧以上の圧縮空気によりシートを
型に密着せしめる圧空成形及び真空、圧空を併用
する成形等を総称する。 耐熱性の優れた成形体を成形する方法として
は、例えばポリエステルシートの昇温時結晶化ピ
ーク温度TCI以上、降温時結晶化ピーク温度TCD
以下の範囲に保つた金型(A)でシート熱成形し、次
いで1g以下に保つた金型(B)で該成形体を更に熱
成形して冷却賦形する。金型(A)金型(B)とは実質的
に同一形状の成形品を得るための彫込形状のもの
がであるが、金型(A)が凸型、金型(B)が成形体の肉
厚を考慮した若干寸法の異る凸型であることが好
ましく、或いはその逆であつてもよい。 なお、本発明のポリエステルシートには、成形
性を改良するための、結晶化核剤、また耐熱溶融
安定性を改良するための安定剤を更に添加されて
もよい。 [発明の効果] 本発明のポリエステルシートより、耐熱・耐衝
撃性の優れた成形体が得られ、例えばオーブナブ
ルトレイの如き容器の成形材料として有利に使用
できる。 [実施例] 以下実施例により本発明を詳述する。なお主な
物性値の測定条件及び定義は次の通りである。 (1) 固有粘度[IV];O−クロロフエノール又は
フエノール/テトラクロルエタン混合溶媒中で
ポリオレフイン樹脂を別した溶液にて35℃に
て測定。 (2) [ρ];四塩化炭素とn−ヘプタンにより作
成した密度勾配管により25℃にて測定。 (3) ガラス移転温度[Tg];示差熱量計(セイコ
ー電子工業株式会社製DSC−20型)により20
℃/minの昇温速度で測定。 (4) 昇温時結晶化ピーク温度[TCI];Tgと同様
の条件で測定。 (5) 融点(ポリエステル)[TnE];Tgと同様の
条件で測定。 (6) 降温時結晶化ピーク温度[TCD];示差熱量
計にて290℃で3分間保持したサンプル20℃/
minの降温速度で測定。 (7) 融点(ポリオレフイン)[Tnp];TCDと同様
の条件で測定。 (8) 熱収縮率[SH];内容積VOのトレイを230℃
のオーブン中で10分間熱処理した後、室温冷却
した際のトレイ容積VHより次式で算出 SH=VO−VH/VO×100[%] (9) 弾性率[Y];シートより打抜いた引張試験
片を試験法D683に準じて測定。 (10) 引張衝撃強度[Ti];テスター産業(株)製
引張衝撃試験機によりサンプルより打抜いたダ
ンベルの強度を20℃にて測定。 (11) ポリオレフイン樹脂の分散径[D];引張
衝撃強度測定サンプルの破断面を走査型電子顕
微鏡(JEOL−TECHNICS Co./日本電子
(株)社製JSM20型)による倍率1000〜10000
倍写真撮影結果より判定。 実施例1〜4および比較例1〜5 IV1.12,ηa12000poiseのPETを160℃で5時間
除湿熱風で乾燥し得られた乾燥チツプと表−1に
示すポリオレフイン樹脂及び表−1に示す添加剤
とを表−1に示す割合でブレンドした後、先端に
シート押出し用ダイスを装着してある30mm径スク
リユーの押出機に供給した。押出機のシリンダー
設定温度240〜280℃の条件にて溶融混練し、押出
シートを冷却ロールにて冷却して肉厚約0.5mmの
ポリエステルシートを得た。シート中のPETの
IVは0.94〜0.95であつた。 該シートを浅野研究所製FC−1APA−W型圧
空・真空成形機により金型(A)として彫込形状、た
て135mm、横58mm、深さ18mmの凹型トレイ型を、
金型(B)としてたて133mm、横56mm、深さ18mmの凸
型トレイ型を用い、加熱シート表面温度160〜180
℃、金型(A)の温度160℃、金型(A)との接触時間5
秒、金型(B)の温度20〜50℃、金型(B)との接触時間
5秒の条件で真空成形を行つた。かくして得られ
たトレイを更に230℃のオーブン内で10分間熱処
理した。かかるトレイの評価結果を表1に示す。
関し、更に詳しくは、例えばオーブン調理可能
(オーブナブル)な耐熱変形及び耐衝撃性の優れ
た容器等を有利に成形し得るポリエステルシート
及びその製造法に関する。 [従来技術] ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレー
ト(以下PETと略す)よりなるシートは熱成形
によりトレイ状或いはカツプ状に成形可能であ
り、各種容器用の原材料として広く使用されてい
る。特にポリオレフイン樹脂により変形された
PETシートよりPETが結晶化しうる条件で熱成
形せしめた成形品は特開昭59−62660号に記載の
如く、耐熱性が優れており、オーブナブルトレイ
の如き耐熱容器として使用し得る。しかしなが
ら、かかる技術により得られるPET製容器は、
苛酷な調理条件で使用した際に、容器の耐衝撃製
が極端に低下する欠点を有しており、その改善が
望まれていた。 [発明の目的] 本発明は以上の事情を背景としてなされたもの
であり、その目的とするところは、優れた耐熱性
を有し、かつ苛酷な温度条件で使用された後の耐
衝撃性が優れた状態を維持できる熱誠形容器を整
形し得るポリエステルシート及びその製造法を提
供することにある。 [発明の目的] 本発明者は、前記の如き欠点のないポリエステ
ルシートに関し鋭意研究の結果、特定のポリオレ
フイン樹脂を、所定の割合で特定のPETと特定
の条件で溶融混合せしめね得られるシートであれ
ば前述の欠点を改善し得ることを見出し本発明に
到達した。 即ち本発明は、 (1) 固有粘度が0.08以上のポリエチレンテレフタ
レートを主成分とするポリエステル約99〜90重
量%と、ポリオレフイン樹脂約1〜10重量%と
が均一に分散されてなるシートであつて、該ポ
リオレフイン樹脂の分散径が平均3μm以下で
あることを特徴とするポリエステルシート、及
び、 (2) 300℃における溶融粘度が6000poise以上であ
るポリエチレンテレフタレートを主成分とする
ポリエステル約99〜90重量%と、300℃におけ
る溶融粘度が6000poise以上のポリオレフイン
樹脂約1〜10重量%とを、該ポリエステル樹脂
の融点以上の温度で溶融混合せしめた後、シー
ト状に押し出し、該ポリエステルのガラス転移
温度以下の温度に急冷することを含むポリエス
テルシートの製造法である。 本発明においてポリエチレンテレフタレート
は、そのホモポリマーは勿論のこと、テレフタル
酸成分の一部を例えばイソフタル酸、ナフタリン
ジカルボン酸、ジフエニルジカルボン酸、ジフエ
ノキシエタンジカルボン酸、ジフエニルエーテル
ジカルボン酸、ジフエニスルホンジカルボン酸等
の如き芳香族ジカルボン酸;ヘキサヒドロテレフ
タル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等の如き脂環
族ジカルボン酸;アジピン酸、セバチン酸、アゼ
ライン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸;Ρ−β−
ヒドロキシエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香
酸、ε−オキシカプロン酸等の如きオキシ酸等の
他の二官能性カルボン酸の1種以上の成分で、及
び/又はエチレングルコール成分の一部を例えば
トリメチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングルコール、デカメチレン
グリコール、ネオペンチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1,1−シクロヘキサンジメチ
ロール、1,4−シクロヘキサンジメチロール、
2,2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフエ
ニル)プロパン、ビス(4−β−ヒドロキシエト
キシフエニル)スルフホン等の他のグリコールの
1種以上の成分で置換したコポリエステルを包含
する。該コポリエステル中の共重合成分の総割合
は全酸成分に対し3モル%以下であることが好ま
しい。これらのうちポリエチレンテレフタレート
のホモポリマーが好ましい。 本発明に用いるポリエステルシートとは、ポリ
エチレンテレフタレートを主たる構成成分とする
実質的に非晶質のシートであり、シートを構成す
るPETの固有粘度は0.8以上であり、シートの成
形に用いるポリエユテルの溶融粘度が300℃にお
いて、6000poise以下であることが要件となる。
ポリエステルシートには、ポリオレフイン樹脂が
平均粒径3μm以下の状態で微分散されたもので
あつて、該オレフイン樹脂は特に300℃における
溶融粘度ηaが6000poise以上のポリエチレン樹脂
である。 ポリオレフイン樹脂のηaが6000poiseよりも低
い樹脂、例えば、汎用の低密度ポリエチレン
(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、
高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン
(PP)等では、PET中に分散される粒子計が大
きくなり、PETが結晶化した状態での衝撃度が
低い。また、本発明でポリオレフイン樹脂の混合
割合は、約1〜10wt%であり、特に2〜5wt%が
好ましい。ポリオレフイン樹脂の割合が1%より
も少いと耐衝撃生の改良効果が乏しい。また
10wt%よりも多いと耐熱性が低下する。 ポリオレフインで変性したポリエステルシート
の耐衝撃強度は、PETが実質的に非晶の状態で
はPETの固有粘度IVが高い程高い衝撃値を示し、
例えばポリオレフインを3%程度添加した場合に
は、ポリオレフインの種類にかかわらず、IV0.65
で約50Kg・cm/cm、IV0.8で90Kg・cm/cm、
IV0.95で130Kg・cm/cm程度の衝撃値となる。一
方、PETがある程度結晶化した(例えば20〜30
%の結晶化度)状態ではPETのIVと結晶化度と
の両方が耐衝撃性に関与する。この程度の結晶化
度は一般にPET製オーブナブルトレイお高温の
金型を用いて熱成形した場合に得られる。ところ
が、更に成形品の耐熱性を高めるため熱成形の過
程でPETの結晶化度を更に高くした場合、或い
はオーブン中で調理する条件の如き高温度で熱履
歴を受けた場合は、成形体中のPETの結晶化度
は40〜50%程度となるが、かかるPETの結晶化
状態では、耐衝撃値はPETのIVによらず一般に
10〜20Kg・cm/cm程度迄低下する。 本発明はかかる状態でも耐衝撃性の良好な成形
体を成形し得るポリエステルシートを見出したも
のでありポレオレフイン樹脂は溶融粘度ηaが
6000poise以上のものであつて、特にηaが
8000poise以上の低密度ポリエチレンが好ましい。 本発明のポリエステルシートを特定の条件で熱
成形して、トレイ、カツプ等の形状の耐熱性及び
耐衝撃性の優れた成形体を得るが、本発明でいう
熱成形体とは、シートを加熱軟化せしめて所望の
型に押し当て、型と材料の間隙にある空気を排除
し、大気圧により型に密着せしめ成形する真空成
形、或いは大気圧以上の圧縮空気によりシートを
型に密着せしめる圧空成形及び真空、圧空を併用
する成形等を総称する。 耐熱性の優れた成形体を成形する方法として
は、例えばポリエステルシートの昇温時結晶化ピ
ーク温度TCI以上、降温時結晶化ピーク温度TCD
以下の範囲に保つた金型(A)でシート熱成形し、次
いで1g以下に保つた金型(B)で該成形体を更に熱
成形して冷却賦形する。金型(A)金型(B)とは実質的
に同一形状の成形品を得るための彫込形状のもの
がであるが、金型(A)が凸型、金型(B)が成形体の肉
厚を考慮した若干寸法の異る凸型であることが好
ましく、或いはその逆であつてもよい。 なお、本発明のポリエステルシートには、成形
性を改良するための、結晶化核剤、また耐熱溶融
安定性を改良するための安定剤を更に添加されて
もよい。 [発明の効果] 本発明のポリエステルシートより、耐熱・耐衝
撃性の優れた成形体が得られ、例えばオーブナブ
ルトレイの如き容器の成形材料として有利に使用
できる。 [実施例] 以下実施例により本発明を詳述する。なお主な
物性値の測定条件及び定義は次の通りである。 (1) 固有粘度[IV];O−クロロフエノール又は
フエノール/テトラクロルエタン混合溶媒中で
ポリオレフイン樹脂を別した溶液にて35℃に
て測定。 (2) [ρ];四塩化炭素とn−ヘプタンにより作
成した密度勾配管により25℃にて測定。 (3) ガラス移転温度[Tg];示差熱量計(セイコ
ー電子工業株式会社製DSC−20型)により20
℃/minの昇温速度で測定。 (4) 昇温時結晶化ピーク温度[TCI];Tgと同様
の条件で測定。 (5) 融点(ポリエステル)[TnE];Tgと同様の
条件で測定。 (6) 降温時結晶化ピーク温度[TCD];示差熱量
計にて290℃で3分間保持したサンプル20℃/
minの降温速度で測定。 (7) 融点(ポリオレフイン)[Tnp];TCDと同様
の条件で測定。 (8) 熱収縮率[SH];内容積VOのトレイを230℃
のオーブン中で10分間熱処理した後、室温冷却
した際のトレイ容積VHより次式で算出 SH=VO−VH/VO×100[%] (9) 弾性率[Y];シートより打抜いた引張試験
片を試験法D683に準じて測定。 (10) 引張衝撃強度[Ti];テスター産業(株)製
引張衝撃試験機によりサンプルより打抜いたダ
ンベルの強度を20℃にて測定。 (11) ポリオレフイン樹脂の分散径[D];引張
衝撃強度測定サンプルの破断面を走査型電子顕
微鏡(JEOL−TECHNICS Co./日本電子
(株)社製JSM20型)による倍率1000〜10000
倍写真撮影結果より判定。 実施例1〜4および比較例1〜5 IV1.12,ηa12000poiseのPETを160℃で5時間
除湿熱風で乾燥し得られた乾燥チツプと表−1に
示すポリオレフイン樹脂及び表−1に示す添加剤
とを表−1に示す割合でブレンドした後、先端に
シート押出し用ダイスを装着してある30mm径スク
リユーの押出機に供給した。押出機のシリンダー
設定温度240〜280℃の条件にて溶融混練し、押出
シートを冷却ロールにて冷却して肉厚約0.5mmの
ポリエステルシートを得た。シート中のPETの
IVは0.94〜0.95であつた。 該シートを浅野研究所製FC−1APA−W型圧
空・真空成形機により金型(A)として彫込形状、た
て135mm、横58mm、深さ18mmの凹型トレイ型を、
金型(B)としてたて133mm、横56mm、深さ18mmの凸
型トレイ型を用い、加熱シート表面温度160〜180
℃、金型(A)の温度160℃、金型(A)との接触時間5
秒、金型(B)の温度20〜50℃、金型(B)との接触時間
5秒の条件で真空成形を行つた。かくして得られ
たトレイを更に230℃のオーブン内で10分間熱処
理した。かかるトレイの評価結果を表1に示す。
【表】
実施例5〜8及び比較例6〜7
ポリオレフイン樹脂にメルトインデツクス1.3
のLLDEPを使用し、添加割合を表−2に示す通
りとした他は、実施例1と同様にトレイを熱成形
し評価した。結果を表−2に示す。本発明の範囲
のシートより得られたトレイは耐熱収縮性・耐衝
撃性のいずれも良好であつた。
のLLDEPを使用し、添加割合を表−2に示す通
りとした他は、実施例1と同様にトレイを熱成形
し評価した。結果を表−2に示す。本発明の範囲
のシートより得られたトレイは耐熱収縮性・耐衝
撃性のいずれも良好であつた。
【表】
実施例9〜10及び比較例8〜9
原料PETチツプのIVを代えた他は実施例1と
同様にシート及びトレイを形成した。得られた熱
成形トレイの衝撃強度を表−3に示す。
同様にシート及びトレイを形成した。得られた熱
成形トレイの衝撃強度を表−3に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 固有粘度が0.80以上のポリエチレンテレフタ
レートを主成分とするポリエステル約99〜90重量
%と、ポリオレフイン樹脂約1〜10重量%とが均
一に分散されてなるシートであつて、該ポリオレ
フイン樹脂の分散径が平均3μm以下であること
を特徴とするポリエステルシート。 2 300℃における溶融粘度が6000poise以上であ
るポリエチレンテレフタレートを主成分とするポ
リエステル約99〜90重量%と、300℃における溶
融粘度が6000poise以上のポリオレフイン樹脂約
1〜10重量%とを、該ポリエステル樹脂の融点以
上の温度で溶融混合せしめた後、シート状に押し
出し、該ポリエステルのガラス転移温度以下の温
度に急冷することからなるポリエステルシートの
製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP181287A JPS63172740A (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | ポリエステルシ−ト及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP181287A JPS63172740A (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | ポリエステルシ−ト及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63172740A JPS63172740A (ja) | 1988-07-16 |
| JPH0458816B2 true JPH0458816B2 (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=11511983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP181287A Granted JPS63172740A (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | ポリエステルシ−ト及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63172740A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2614200B2 (ja) * | 1989-03-29 | 1997-05-28 | 鐘紡株式会社 | 熱成形ポリエステル容器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4172859A (en) * | 1975-05-23 | 1979-10-30 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Tough thermoplastic polyester compositions |
| JPH0789782B2 (ja) * | 1990-06-27 | 1995-10-04 | 株式会社クボタ | 歩行型作業機 |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP181287A patent/JPS63172740A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63172740A (ja) | 1988-07-16 |
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