JPH0459039B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0459039B2 JPH0459039B2 JP61088164A JP8816486A JPH0459039B2 JP H0459039 B2 JPH0459039 B2 JP H0459039B2 JP 61088164 A JP61088164 A JP 61088164A JP 8816486 A JP8816486 A JP 8816486A JP H0459039 B2 JPH0459039 B2 JP H0459039B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron
- malodorous substances
- wastewater
- oxidizing agent
- deodorizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Description
産業上の利用分野
この発明は、悪臭物質、例えば悪臭防止法に規
定される硫化水素、メチールメルカプタン、アン
モニアなどの悪臭物質を含む排液、例えば製紙工
場の排水、し尿処理場の排水、製鉄の安水、食品
工場の排水などを3価の鉄を主成分とする凝集剤
と酸化剤で処理する脱臭方法に関するものであ
る。 従来の技術並びに問題点 従来のこの種の排液の脱臭方法としては、種々
の処理方法がある。広く使用されている方法とし
て活性炭による吸着方法がある。これは簡単であ
るが、物理吸着を利用する方法なので反応がおそ
く、処理コストが高く、吸着した悪臭を再処理す
る必要が起るなどの欠点がある。また、化学反応
を利用する方法として過酸化水素、次亜塩素酸ソ
ーダなどで前記の悪臭物質を分解する方法があ
る。この方法では添加する薬剤は理論値の5〜10
倍必要である。その上薬剤が反応せずに残ると
COD値が高くなつたり、沈殿物が浮上したりす
る。これとは別に硫酸第1鉄を便所などの脱臭剤
として使用することは古くから行なわれている。
そして最近、硫酸第1鉄溶液にアスコルビン酸を
添加して製造した脱臭剤アニコ(商品名)が実用
化されている。この脱臭剤は臭気(ガス)を除く
のには効果があるが、排液の脱臭に使用すると、
処理後のPHを9以上にしないと残留鉄が多くなる
こと、またCOD値も高くなり規制値よりもはる
かに大きくなるなどの欠点を持つている。このた
め排液の処理にはほとんど適用されていない。本
発明者等は先に鉄系の無機高分子凝集剤としてポ
リ硫酸鉄溶液を提案し、その物性、機能などにつ
いて検討し、脱臭性能があることを報告してい
る。そして本発明者等はさらに研究を重ねた結果
鉄塩は硫化水素、メチールメルカプタン、アン
モニア、アミン酸などの悪臭物質と反応して悪臭
を除く作用があること、2価の鉄は排液中では
溶解鉄となること、3価の鉄は排液中では溶解
鉄とはならず水酸化鉄となり、これが悪臭物質と
反応した生成物を共沈すること、鉄塩のみでは
悪臭を完全に除くことが困難なこと、3価の鉄
は悪臭物質である硫化水素などで一部還元される
こと、酸化剤は悪臭物質を分解するが多量(理
論値の5〜10倍)に必要なこと、悪臭物質は、
酸化剤で酸化されるとき鉄が存在するとこれが触
媒として働き効率が良くなること、2価の鉄に
酸化剤特に過酸化水素が作用するとフエントン反
応で酸化が強力に働き悪臭物質を分解するなどの
ことを知見した。 問題点を解決するための手段及びその作用 本発明は前記の知見にもとずくもので、製紙工
場、し尿処理場、下水処理場、食品工業などの悪
臭物質を含む排液に3価の鉄を主成分とする鉄系
の凝集剤を添加し、引続きもしくは同時に酸化剤
を添加して、凝集処理を行うとともに悪臭物質を
効率よく除去する脱臭方法である。 本発明で3価の鉄を主成分とする凝集剤とした
のは、2価の鉄を一部含んでいてもその量が処理
後の排液中の残留鉄として規制値内であればよい
からである。そして2価の鉄の含有量は処理PHに
よつても異なるが、全鉄量の30%以下好ましくは
15%以下である。3価の鉄は悪臭物質、特に硫化
物を含んでいる排液(嫌気性になつている場合が
多い)中では一部が還元されて2価の鉄となる
が、これが硫化物との反応を促進し、これと3価
の鉄が絡みあつてより良い効果をあげる。そして
さらに、この2価の鉄は酸化剤と反応して触媒的
に働き悪臭物質を分解する。3価の鉄を主成分と
する凝集剤はポリ硫酸鉄溶液、硫酸第2鉄、塩化
第2鉄などいずれの鉄塩でも良いがアンモニア、
アミン類との反応を考えると酸性塩が良く特に硫
酸塩が好ましい。 酸化剤としては過酸化水素、次亜塩素酸ソーダ
などいずれでも良いが、硫黄分を含まないものが
好ましい。3価の鉄を主成分とする凝集剤と酸化
剤の添加順序は、3価の鉄を主成分とする凝集剤
を先にするか同時に添加するかのいずれかが必要
である。 実施例 製紙工業のパルプ排液にポリ硫酸鉄溶液と過酸
化水素を添加して処理した直後の結果を第1表に
示した。
定される硫化水素、メチールメルカプタン、アン
モニアなどの悪臭物質を含む排液、例えば製紙工
場の排水、し尿処理場の排水、製鉄の安水、食品
工場の排水などを3価の鉄を主成分とする凝集剤
と酸化剤で処理する脱臭方法に関するものであ
る。 従来の技術並びに問題点 従来のこの種の排液の脱臭方法としては、種々
の処理方法がある。広く使用されている方法とし
て活性炭による吸着方法がある。これは簡単であ
るが、物理吸着を利用する方法なので反応がおそ
く、処理コストが高く、吸着した悪臭を再処理す
る必要が起るなどの欠点がある。また、化学反応
を利用する方法として過酸化水素、次亜塩素酸ソ
ーダなどで前記の悪臭物質を分解する方法があ
る。この方法では添加する薬剤は理論値の5〜10
倍必要である。その上薬剤が反応せずに残ると
COD値が高くなつたり、沈殿物が浮上したりす
る。これとは別に硫酸第1鉄を便所などの脱臭剤
として使用することは古くから行なわれている。
そして最近、硫酸第1鉄溶液にアスコルビン酸を
添加して製造した脱臭剤アニコ(商品名)が実用
化されている。この脱臭剤は臭気(ガス)を除く
のには効果があるが、排液の脱臭に使用すると、
処理後のPHを9以上にしないと残留鉄が多くなる
こと、またCOD値も高くなり規制値よりもはる
かに大きくなるなどの欠点を持つている。このた
め排液の処理にはほとんど適用されていない。本
発明者等は先に鉄系の無機高分子凝集剤としてポ
リ硫酸鉄溶液を提案し、その物性、機能などにつ
いて検討し、脱臭性能があることを報告してい
る。そして本発明者等はさらに研究を重ねた結果
鉄塩は硫化水素、メチールメルカプタン、アン
モニア、アミン酸などの悪臭物質と反応して悪臭
を除く作用があること、2価の鉄は排液中では
溶解鉄となること、3価の鉄は排液中では溶解
鉄とはならず水酸化鉄となり、これが悪臭物質と
反応した生成物を共沈すること、鉄塩のみでは
悪臭を完全に除くことが困難なこと、3価の鉄
は悪臭物質である硫化水素などで一部還元される
こと、酸化剤は悪臭物質を分解するが多量(理
論値の5〜10倍)に必要なこと、悪臭物質は、
酸化剤で酸化されるとき鉄が存在するとこれが触
媒として働き効率が良くなること、2価の鉄に
酸化剤特に過酸化水素が作用するとフエントン反
応で酸化が強力に働き悪臭物質を分解するなどの
ことを知見した。 問題点を解決するための手段及びその作用 本発明は前記の知見にもとずくもので、製紙工
場、し尿処理場、下水処理場、食品工業などの悪
臭物質を含む排液に3価の鉄を主成分とする鉄系
の凝集剤を添加し、引続きもしくは同時に酸化剤
を添加して、凝集処理を行うとともに悪臭物質を
効率よく除去する脱臭方法である。 本発明で3価の鉄を主成分とする凝集剤とした
のは、2価の鉄を一部含んでいてもその量が処理
後の排液中の残留鉄として規制値内であればよい
からである。そして2価の鉄の含有量は処理PHに
よつても異なるが、全鉄量の30%以下好ましくは
15%以下である。3価の鉄は悪臭物質、特に硫化
物を含んでいる排液(嫌気性になつている場合が
多い)中では一部が還元されて2価の鉄となる
が、これが硫化物との反応を促進し、これと3価
の鉄が絡みあつてより良い効果をあげる。そして
さらに、この2価の鉄は酸化剤と反応して触媒的
に働き悪臭物質を分解する。3価の鉄を主成分と
する凝集剤はポリ硫酸鉄溶液、硫酸第2鉄、塩化
第2鉄などいずれの鉄塩でも良いがアンモニア、
アミン類との反応を考えると酸性塩が良く特に硫
酸塩が好ましい。 酸化剤としては過酸化水素、次亜塩素酸ソーダ
などいずれでも良いが、硫黄分を含まないものが
好ましい。3価の鉄を主成分とする凝集剤と酸化
剤の添加順序は、3価の鉄を主成分とする凝集剤
を先にするか同時に添加するかのいずれかが必要
である。 実施例 製紙工業のパルプ排液にポリ硫酸鉄溶液と過酸
化水素を添加して処理した直後の結果を第1表に
示した。
【表】
本発明に基づき、3価の鉄を主成分とする凝集
剤(ポリ硫酸鉄)と過酸化水素の両者を添加した
処理例No.7〜10の場合は、沈殿汚泥は3日後でも
H2Sを発生しなかつたが、No.4〜6の例に示す
如く、従来のように硫酸アルミニウムと過酸化水
素で処理したものは、1日後にはH2Sが約
40ppm発生した。また脱水ケーキの含水率も2〜
5%低下した。 発明の効果 この発明によれば、処理液のCOD値並びに悪
臭成分を低下することができるので実用上の価値
は大である。
剤(ポリ硫酸鉄)と過酸化水素の両者を添加した
処理例No.7〜10の場合は、沈殿汚泥は3日後でも
H2Sを発生しなかつたが、No.4〜6の例に示す
如く、従来のように硫酸アルミニウムと過酸化水
素で処理したものは、1日後にはH2Sが約
40ppm発生した。また脱水ケーキの含水率も2〜
5%低下した。 発明の効果 この発明によれば、処理液のCOD値並びに悪
臭成分を低下することができるので実用上の価値
は大である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硫化水素、メチールメルカプタン、アンモニ
アを主体とする悪臭物質を含む排液を3価の鉄を
主成分とする凝集剤で凝集沈殿処理をするととも
に悪臭を除去する第1工程と、第1工程で処理し
た排液中に残留する悪臭物質を酸化剤で分解処理
する第2工程とを結合することを特徴とする排液
の脱臭方法。 2 硫化水素、メチールメルカプタン、アンモニ
アを主体とする悪臭物質を含む排液を3価の鉄を
主成分とする凝集剤と酸化剤を同時に添加して凝
集沈殿処理と悪臭物質の分解処理をすることを特
徴とする排液の脱臭方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61088164A JPS62247891A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 排液の脱臭方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61088164A JPS62247891A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 排液の脱臭方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62247891A JPS62247891A (ja) | 1987-10-28 |
| JPH0459039B2 true JPH0459039B2 (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=13935286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61088164A Granted JPS62247891A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 排液の脱臭方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62247891A (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4977449A (ja) * | 1972-11-29 | 1974-07-25 | ||
| JPS5419549A (en) * | 1977-07-14 | 1979-02-14 | Toa Gosei Chem Ind | Method of highly treating nighttsoil secondary treated water |
| JPS5534136A (en) * | 1978-08-31 | 1980-03-10 | Kankyo Eng Kk | Treatment method of organic waste water |
| JPS5748393A (en) * | 1980-09-08 | 1982-03-19 | Ebara Infilco Co Ltd | Treatment of organic waste water |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP61088164A patent/JPS62247891A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62247891A (ja) | 1987-10-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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