JPH0460064B2 - - Google Patents
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- JPH0460064B2 JPH0460064B2 JP20404886A JP20404886A JPH0460064B2 JP H0460064 B2 JPH0460064 B2 JP H0460064B2 JP 20404886 A JP20404886 A JP 20404886A JP 20404886 A JP20404886 A JP 20404886A JP H0460064 B2 JPH0460064 B2 JP H0460064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- flame
- vinyl acetate
- sound insulation
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、銅製錬工程で副生する鉄精鉱スラグ
を遮音材として用い、有機質バインダー材の樹脂
マトリツクスの補強に難燃性繊維を使用する改良
された防火性能を有する遮音材に関する。 (従来技術) 騒音には、自動車、列車、航空機などの交通騒
音のほか、工場、学校、公園、球技場などの近隣
施設、近隣住宅からの外部発生のものと同一住宅
内で発生する内部的なものがある。テレビ、ステ
レオ、ピアノなどの音楽騒音もまた住宅地域内で
は深刻な社会問題となつている。これらの騒音に
対して遮断効果の高い遮音材を得るためには、遮
音しようとする材料の面密度に比例する遮音の質
量則〔TL=a log mf+b,TLは透過損失
(dB)、mは面密度(Kg/m2)、fは周波数(Hz)、
a,bは定数〕が適用されることから、比重の大
きい充填剤を加工性の良好なバインダー材に混入
する必要がある。従つて、遮音材は、比重の大き
い充填材を有機質バインダー材中に混入すること
によつて、柔軟性を付与し、遮音材の比重を大き
くして遮音効果が高められるようにされる。 ところで、遮音材が建材の一つとして使用され
るためには、すぐれた遮音性と共に、火災時、火
炎にさらされても遮音材が燃えず、且つ火炎の伝
播を防ぐすぐれた防火性を有するものであること
が望まれている。 しかしながら、これまでに知られている遮音材
の中には、すぐれた遮音性を有していても、難燃
性が劣つていたり、遮音性にすぐれていても、遮
音材が火災にさらされた場合には、有機質バイン
ダーが溶融して脱落したり、クラツクを発生した
りするので、火炎の伝播を防ぐ役目を果たすよう
なものが見当らないのが実状である。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上述の実状に鑑みてなされたもの
で、遮音材が火炎に接しても、燃えにくく、溶融
して脱落したり、クラツクが発生したりせず、火
炎の伝播を防止するすぐれた難燃性と防火性能を
有する遮音材の提供を目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、かかる目的を解決するために鋭
意検討を重ねた結果、本発明を完成させたもので
ある。 本発明の構成は、エチレン酢酸ビニル共重合体
100重量部に対して、液状ゴム10〜100重量部、銅
製錬で副生する鉄精鉱スラグ400〜1500重量部、
難燃性繊維3〜120重量部および無機質水和化合
物50〜300重量部を配合してなることを特徴とす
るものである。 以下、本発明にかかる遮音材の配合組成物につ
いて更に詳細に説明する。 本発明で使用するエチレン酢酸ビニル共重合体
とは、酢酸ビニル含有量が15重量%以上の範囲で
あつて、好ましくは30〜60重量%である。酢酸ビ
ニル含有量が15重量%未満では、本発明で使用す
る鉄精鉱スラグを高充填することができないた
め、得られる遮音材の比重が小さくなり、遮音性
に乏しく、好ましくない。 本発明に使用する液状ゴムは、液状クロロプレ
ンゴム(LCR)、ブタジエンアクリロニトリルゴ
ム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)
などであつて、エチレン酢酸ビニル共重合体を柔
かく改質すると共に、以下に述べる難燃性繊維と
鉄精鉱スラグを充填しやすくするために、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体と併用して配合する。特に
液状クロロプレンゴムの分子量1500〜2500範囲の
ものが好ましいものとして用いられる。 液状ゴ
ムの配合量は、エチレン酢酸ビニル共重合体100
重量部に対して、10〜100重量部の範囲であり、
好ましくは40〜60重量部である。液状ゴムの配合
量が10重量部未満では、鉄精鉱スラグと難燃性繊
維の高充填が困難となるので好ましくない。 逆に100重量部を超えるときは、粘着性が増加
して遮音材シートのロール離れが困難となり、シ
ート出しの加工性が劣るので好ましくない。 本発明で使用する銅製錬工程で副生する鉄精鉱
スラグとは、銅製錬工程の自溶炉から得られるマ
ツトを、転炉で二酸化ケイ素と酸素を添加してシ
リケート化と酸化を行なつて、生成するスラグを
磁選し、得られたスラグを浮遊選鉱して銅精鉱を
回収した後の残物を脱水して得られる鉄精鉱スラ
グである。該鉄精鉱スラグの化学組成例は、
2FeO・SiO2(FeOとして40〜50重量%,SiO2と
して15〜30重量%),Fe30410〜30重量%,Fe203
5重量%,MgO5重量%以下であつて、CaOは殆
ど含有しない。該鉄精鉱スラグは、銅製錬工程で
得られる副生物であるから安価であり、大量に生
成される。しかも浮遊選鉱を経たものであり、好
都合にも破砕粒子である。該スラグのかさ密度
は、3〜4であり、比重は4〜4.2であるから遮
音材の充填剤としては好ましいものである。本発
明で使用する鉄精鉱スラグの粒度は100メツシユ
以下が好ましく、特に200メツシユ以下がより好
ましい。 鉄精鉱スラグの配合量は、エチレン酢酸ビニル
共重合体100重量部に対して、400〜1500重量部の
範囲であり、好ましくは600〜1200重量部である。
鉄精鉱スラグの配合量が400重量部未満では、遮
音材の比重があがらず、遮音性に乏しくなる。逆
に1500重量部を超えるときは、混練りの加工性が
わるく、得られる遮音材は柔軟性を欠き、機械的
強度が低下するので好ましくない。 本発明で使用する難燃性繊維とは、ガラスウー
ル、石綿などの無機質繊維および有機質難燃性繊
維であつて、その繊維長は1〜15mmの範囲で、好
ましいのは3〜10mmの範囲である。特に有機質難
燃性繊維、(例えば、群栄化学製の商標名:カイ
ノール)が好ましいものとして使用される。難燃
性繊維の使用目的は、有機質バインダー材中に該
難燃性繊維を配合することにより、鉄精鉱スラグ
を大量に充填する樹脂マトリツクスの補強をし
て、曲げに対する遮音材シートのクラツク防止を
すると共に、火災時にバインダー材の熱可塑性樹
脂が溶融し、遮音材が脱落するのを防止させるも
のである。難燃性繊維が配合されないと、火炎に
接した場合、遮音材のバインダー材が溶融し、遮
音材が脱落して結果的には燃焼し、材穴を形成す
るので、該材穴から更に他の可燃物に火炎が移燃
することになり、好ましくない。 特に、難燃性繊維として有機質難燃性繊維を使
用すると、火炎に接した場合、該繊維が炭火して
不燃性膜を形成し、無機質水和化合物との相剰作
用によつて自消性を示すので好ましい。難燃性繊
維の配合量は、エチレン酢酸ビニル共重合体100
重量部に対して、3〜120重量部の範囲であり、
好ましくは20〜60重量部である。難燃性繊維の配
合量3重量部未満では、火炎に接した場合、バイ
ンダー材が溶融して、遮音材の脱落防止が満足さ
れない。逆に、120重量部を超えるときは、火炎
に接した場合、バインター材が溶融するが、遮音
材の脱落が防止され、その効用は飽和するので、
過剰の配合は不経済なものとなると共に、加工性
および柔軟性が低下するので好ましくない。 本発明で使用する無機質水和化合物とは、水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭
酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム、クレー、炭酸カルシウム、ドロマイト(炭
酸マグネシウム+炭酸カルシウム)、ハイドロタ
ルサイト(Mg4.5A2(OH)13CO3・35H2O)、
ゼオライトなどであつて、火災時に結晶水の脱離
によつて吸熱し周辺の温度を下げて、遮音材に難
燃性を付与するものである。特に好ましいのは水
酸化マグネシウムである。 無機質水和化合物の配合量は、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体100重量部に対して、50〜300重量部
の範囲であり、好ましくは100〜200重量部であ
る。無機質水和化合物の配合量が50重量部未満で
は、難燃性が満足されない。逆に300重量部を超
えるときは、難燃効果が飽和し、難燃性が低下す
るので好ましくない。 (実施例) 以下、実施例および比較例にもとづいて本発明
を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例
のみに限定されるものでない。 第1表に示す配合組成物をヘンセルミキサーで
常温×3分間攪拌を行ない、22吋オープンロール
で150〜160℃×10〜15分間混練りし、巾250mm、
厚さ0.9〜1.2mmの各シートを作製した。各シート
について以下に示す諸特性を調べた結果を第1表
に併記した。 比 重:遮音性は材料の密度に大きく依存する
ので、比重で遮音性の評価をした。 柔軟性:作製したシートから30×70×1mmの試
験片を打ち抜き、この試験片を180度折り曲
げて柔軟性を調べた。 ○印:クラツク割れを生じないもの △印:トラツクを生じるが割れないもの ×印:クラツク割れを生じるもの 加工性:第1表に示す各配合組成物をオープン
ロールで150〜160℃×10〜15分間混練りする
ときのロールへの巻付性、ベタツキ性、カイ
ノールの充填性を調べて評価した。 ○印:加工性がよいもの △印:加工性がややわるいもの ×印:加工性がわるいもの 難燃性:鉄道車両用非金属材料の燃焼試験方法
(鉄研法)で182×257mmの試料を45°に傾斜保
持し、直径18×高さ7×厚さ1mmの燃料容器
の底の中心が試料の下面中心の垂直下方25.4
mmのところにくるように、熱伝導率の低い材
質の台にのせ、エチルアルコール0.65c.c.をい
れて着火し、燃料が燃えつきるまで約1分30
秒間放置する。 ○印:燃焼中に着火着炎がなく、燃焼後の炭化
および変形距離が100mm以下であるもの ×印:燃焼中にバインダー材が溶融し、遮音材
が脱落して材穴が形成されるもの 結果からわかるように、実施例1〜8は、本発
明に使用する特定の配合材料が適切に組合されて
いるので、遮音材の比重が2.35〜3.04の範囲にあ
つて遮音性を示すと共に柔軟性、加工性、鉄研法
による難燃性などの諸特性が良好なものとなる。 次に、比較例についてみると、比較例1は、カ
イノールの量がすくないため、鉄建法のきびしい
難燃性には適さない。比較例2は、カイノールの
量が多いため、加工性と柔軟性に難がある。比較
例3は、鉄精鉱スラグ量が多いため、柔軟性が著
しく低下し好ましくない。比較例4は、鉄精鉱ス
ラグ量が少ないため、比重が低くなつて遮音性に
欠く。比較例5は、液状クロロプレンラバー量が
少ないため、カイノールの充填に困難を伴うと共
に柔軟性も低下する。比較例6は、エチレン酢酸
ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が適切でな
い。比較例7は、難燃性繊維が配合されてないた
め、バインダー材が溶融し、遮音材が脱落して材
穴を形成するので好ましくない。比較例8は液状
クロロプレン量が多く、比較例9は、水酸化マグ
ネシウムが多いため、いずれも好ましくない。 本実施例には示してないが、本発明にかかる遮
音材は、建設省告示1231号の建築基準法施行令に
もとづく表面試験、穿孔試験に合格することを付
記する。 (発明の効果) 以上、説明した如く本発明にかかる遮音材は、
銅製錬工程で副生する鉄精鉱スラグを有効に利用
するもので、資源の再活用により原材料軽減をは
かり、バインダー材中に難燃性繊維を配合して樹
脂マトリツクスを補強し、火災時にバインダー材
が溶融し、遮音材が脱落するのを防止させ、且つ
安価に供給することができるので、広範囲の遮音
材として利用できる効果が大きい。
を遮音材として用い、有機質バインダー材の樹脂
マトリツクスの補強に難燃性繊維を使用する改良
された防火性能を有する遮音材に関する。 (従来技術) 騒音には、自動車、列車、航空機などの交通騒
音のほか、工場、学校、公園、球技場などの近隣
施設、近隣住宅からの外部発生のものと同一住宅
内で発生する内部的なものがある。テレビ、ステ
レオ、ピアノなどの音楽騒音もまた住宅地域内で
は深刻な社会問題となつている。これらの騒音に
対して遮断効果の高い遮音材を得るためには、遮
音しようとする材料の面密度に比例する遮音の質
量則〔TL=a log mf+b,TLは透過損失
(dB)、mは面密度(Kg/m2)、fは周波数(Hz)、
a,bは定数〕が適用されることから、比重の大
きい充填剤を加工性の良好なバインダー材に混入
する必要がある。従つて、遮音材は、比重の大き
い充填材を有機質バインダー材中に混入すること
によつて、柔軟性を付与し、遮音材の比重を大き
くして遮音効果が高められるようにされる。 ところで、遮音材が建材の一つとして使用され
るためには、すぐれた遮音性と共に、火災時、火
炎にさらされても遮音材が燃えず、且つ火炎の伝
播を防ぐすぐれた防火性を有するものであること
が望まれている。 しかしながら、これまでに知られている遮音材
の中には、すぐれた遮音性を有していても、難燃
性が劣つていたり、遮音性にすぐれていても、遮
音材が火災にさらされた場合には、有機質バイン
ダーが溶融して脱落したり、クラツクを発生した
りするので、火炎の伝播を防ぐ役目を果たすよう
なものが見当らないのが実状である。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上述の実状に鑑みてなされたもの
で、遮音材が火炎に接しても、燃えにくく、溶融
して脱落したり、クラツクが発生したりせず、火
炎の伝播を防止するすぐれた難燃性と防火性能を
有する遮音材の提供を目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、かかる目的を解決するために鋭
意検討を重ねた結果、本発明を完成させたもので
ある。 本発明の構成は、エチレン酢酸ビニル共重合体
100重量部に対して、液状ゴム10〜100重量部、銅
製錬で副生する鉄精鉱スラグ400〜1500重量部、
難燃性繊維3〜120重量部および無機質水和化合
物50〜300重量部を配合してなることを特徴とす
るものである。 以下、本発明にかかる遮音材の配合組成物につ
いて更に詳細に説明する。 本発明で使用するエチレン酢酸ビニル共重合体
とは、酢酸ビニル含有量が15重量%以上の範囲で
あつて、好ましくは30〜60重量%である。酢酸ビ
ニル含有量が15重量%未満では、本発明で使用す
る鉄精鉱スラグを高充填することができないた
め、得られる遮音材の比重が小さくなり、遮音性
に乏しく、好ましくない。 本発明に使用する液状ゴムは、液状クロロプレ
ンゴム(LCR)、ブタジエンアクリロニトリルゴ
ム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)
などであつて、エチレン酢酸ビニル共重合体を柔
かく改質すると共に、以下に述べる難燃性繊維と
鉄精鉱スラグを充填しやすくするために、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体と併用して配合する。特に
液状クロロプレンゴムの分子量1500〜2500範囲の
ものが好ましいものとして用いられる。 液状ゴ
ムの配合量は、エチレン酢酸ビニル共重合体100
重量部に対して、10〜100重量部の範囲であり、
好ましくは40〜60重量部である。液状ゴムの配合
量が10重量部未満では、鉄精鉱スラグと難燃性繊
維の高充填が困難となるので好ましくない。 逆に100重量部を超えるときは、粘着性が増加
して遮音材シートのロール離れが困難となり、シ
ート出しの加工性が劣るので好ましくない。 本発明で使用する銅製錬工程で副生する鉄精鉱
スラグとは、銅製錬工程の自溶炉から得られるマ
ツトを、転炉で二酸化ケイ素と酸素を添加してシ
リケート化と酸化を行なつて、生成するスラグを
磁選し、得られたスラグを浮遊選鉱して銅精鉱を
回収した後の残物を脱水して得られる鉄精鉱スラ
グである。該鉄精鉱スラグの化学組成例は、
2FeO・SiO2(FeOとして40〜50重量%,SiO2と
して15〜30重量%),Fe30410〜30重量%,Fe203
5重量%,MgO5重量%以下であつて、CaOは殆
ど含有しない。該鉄精鉱スラグは、銅製錬工程で
得られる副生物であるから安価であり、大量に生
成される。しかも浮遊選鉱を経たものであり、好
都合にも破砕粒子である。該スラグのかさ密度
は、3〜4であり、比重は4〜4.2であるから遮
音材の充填剤としては好ましいものである。本発
明で使用する鉄精鉱スラグの粒度は100メツシユ
以下が好ましく、特に200メツシユ以下がより好
ましい。 鉄精鉱スラグの配合量は、エチレン酢酸ビニル
共重合体100重量部に対して、400〜1500重量部の
範囲であり、好ましくは600〜1200重量部である。
鉄精鉱スラグの配合量が400重量部未満では、遮
音材の比重があがらず、遮音性に乏しくなる。逆
に1500重量部を超えるときは、混練りの加工性が
わるく、得られる遮音材は柔軟性を欠き、機械的
強度が低下するので好ましくない。 本発明で使用する難燃性繊維とは、ガラスウー
ル、石綿などの無機質繊維および有機質難燃性繊
維であつて、その繊維長は1〜15mmの範囲で、好
ましいのは3〜10mmの範囲である。特に有機質難
燃性繊維、(例えば、群栄化学製の商標名:カイ
ノール)が好ましいものとして使用される。難燃
性繊維の使用目的は、有機質バインダー材中に該
難燃性繊維を配合することにより、鉄精鉱スラグ
を大量に充填する樹脂マトリツクスの補強をし
て、曲げに対する遮音材シートのクラツク防止を
すると共に、火災時にバインダー材の熱可塑性樹
脂が溶融し、遮音材が脱落するのを防止させるも
のである。難燃性繊維が配合されないと、火炎に
接した場合、遮音材のバインダー材が溶融し、遮
音材が脱落して結果的には燃焼し、材穴を形成す
るので、該材穴から更に他の可燃物に火炎が移燃
することになり、好ましくない。 特に、難燃性繊維として有機質難燃性繊維を使
用すると、火炎に接した場合、該繊維が炭火して
不燃性膜を形成し、無機質水和化合物との相剰作
用によつて自消性を示すので好ましい。難燃性繊
維の配合量は、エチレン酢酸ビニル共重合体100
重量部に対して、3〜120重量部の範囲であり、
好ましくは20〜60重量部である。難燃性繊維の配
合量3重量部未満では、火炎に接した場合、バイ
ンダー材が溶融して、遮音材の脱落防止が満足さ
れない。逆に、120重量部を超えるときは、火炎
に接した場合、バインター材が溶融するが、遮音
材の脱落が防止され、その効用は飽和するので、
過剰の配合は不経済なものとなると共に、加工性
および柔軟性が低下するので好ましくない。 本発明で使用する無機質水和化合物とは、水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭
酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム、クレー、炭酸カルシウム、ドロマイト(炭
酸マグネシウム+炭酸カルシウム)、ハイドロタ
ルサイト(Mg4.5A2(OH)13CO3・35H2O)、
ゼオライトなどであつて、火災時に結晶水の脱離
によつて吸熱し周辺の温度を下げて、遮音材に難
燃性を付与するものである。特に好ましいのは水
酸化マグネシウムである。 無機質水和化合物の配合量は、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体100重量部に対して、50〜300重量部
の範囲であり、好ましくは100〜200重量部であ
る。無機質水和化合物の配合量が50重量部未満で
は、難燃性が満足されない。逆に300重量部を超
えるときは、難燃効果が飽和し、難燃性が低下す
るので好ましくない。 (実施例) 以下、実施例および比較例にもとづいて本発明
を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例
のみに限定されるものでない。 第1表に示す配合組成物をヘンセルミキサーで
常温×3分間攪拌を行ない、22吋オープンロール
で150〜160℃×10〜15分間混練りし、巾250mm、
厚さ0.9〜1.2mmの各シートを作製した。各シート
について以下に示す諸特性を調べた結果を第1表
に併記した。 比 重:遮音性は材料の密度に大きく依存する
ので、比重で遮音性の評価をした。 柔軟性:作製したシートから30×70×1mmの試
験片を打ち抜き、この試験片を180度折り曲
げて柔軟性を調べた。 ○印:クラツク割れを生じないもの △印:トラツクを生じるが割れないもの ×印:クラツク割れを生じるもの 加工性:第1表に示す各配合組成物をオープン
ロールで150〜160℃×10〜15分間混練りする
ときのロールへの巻付性、ベタツキ性、カイ
ノールの充填性を調べて評価した。 ○印:加工性がよいもの △印:加工性がややわるいもの ×印:加工性がわるいもの 難燃性:鉄道車両用非金属材料の燃焼試験方法
(鉄研法)で182×257mmの試料を45°に傾斜保
持し、直径18×高さ7×厚さ1mmの燃料容器
の底の中心が試料の下面中心の垂直下方25.4
mmのところにくるように、熱伝導率の低い材
質の台にのせ、エチルアルコール0.65c.c.をい
れて着火し、燃料が燃えつきるまで約1分30
秒間放置する。 ○印:燃焼中に着火着炎がなく、燃焼後の炭化
および変形距離が100mm以下であるもの ×印:燃焼中にバインダー材が溶融し、遮音材
が脱落して材穴が形成されるもの 結果からわかるように、実施例1〜8は、本発
明に使用する特定の配合材料が適切に組合されて
いるので、遮音材の比重が2.35〜3.04の範囲にあ
つて遮音性を示すと共に柔軟性、加工性、鉄研法
による難燃性などの諸特性が良好なものとなる。 次に、比較例についてみると、比較例1は、カ
イノールの量がすくないため、鉄建法のきびしい
難燃性には適さない。比較例2は、カイノールの
量が多いため、加工性と柔軟性に難がある。比較
例3は、鉄精鉱スラグ量が多いため、柔軟性が著
しく低下し好ましくない。比較例4は、鉄精鉱ス
ラグ量が少ないため、比重が低くなつて遮音性に
欠く。比較例5は、液状クロロプレンラバー量が
少ないため、カイノールの充填に困難を伴うと共
に柔軟性も低下する。比較例6は、エチレン酢酸
ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が適切でな
い。比較例7は、難燃性繊維が配合されてないた
め、バインダー材が溶融し、遮音材が脱落して材
穴を形成するので好ましくない。比較例8は液状
クロロプレン量が多く、比較例9は、水酸化マグ
ネシウムが多いため、いずれも好ましくない。 本実施例には示してないが、本発明にかかる遮
音材は、建設省告示1231号の建築基準法施行令に
もとづく表面試験、穿孔試験に合格することを付
記する。 (発明の効果) 以上、説明した如く本発明にかかる遮音材は、
銅製錬工程で副生する鉄精鉱スラグを有効に利用
するもので、資源の再活用により原材料軽減をは
かり、バインダー材中に難燃性繊維を配合して樹
脂マトリツクスを補強し、火災時にバインダー材
が溶融し、遮音材が脱落するのを防止させ、且つ
安価に供給することができるので、広範囲の遮音
材として利用できる効果が大きい。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン酢酸ビニル共重合体100重量部に対
して、液状ゴム10〜100重量部、銅製錬工程で副
生する鉄精鉱スラグ400〜1500重量部、難燃性繊
維3〜120重量部および無機質水和化合物50〜300
重量部を配合して成ることを特徴とする防火性能
を有する遮音材。 2 エチレン酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含
有量が15重量%以上である特許請求の範囲第1項
記載の防火性能を有する遮音材。 3 液状ゴムが液状クロロプレンラバーまたはブ
タジエンアクリロニトリルラバー若しくはスチレ
ンブタジエンラバーである特許請求の範囲第1項
記載の防火性能を有する遮音材。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61204048A JPS6360144A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 防火性能を有する遮音材 |
| EP87112344A EP0258793B1 (en) | 1986-08-30 | 1987-08-25 | Noise insulating material |
| DE3750893T DE3750893T2 (de) | 1986-08-30 | 1987-08-25 | Lärmisolierendes Material. |
| KR1019870009669A KR960014913B1 (ko) | 1986-08-30 | 1987-08-31 | 차음재 |
| US07/618,524 US5064890A (en) | 1986-08-30 | 1990-11-26 | Noise insulating material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61204048A JPS6360144A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 防火性能を有する遮音材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6360144A JPS6360144A (ja) | 1988-03-16 |
| JPH0460064B2 true JPH0460064B2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=16483886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61204048A Granted JPS6360144A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 防火性能を有する遮音材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6360144A (ja) |
-
1986
- 1986-08-30 JP JP61204048A patent/JPS6360144A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6360144A (ja) | 1988-03-16 |
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