JPH0460093B2 - - Google Patents

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JPH0460093B2
JPH0460093B2 JP58011585A JP1158583A JPH0460093B2 JP H0460093 B2 JPH0460093 B2 JP H0460093B2 JP 58011585 A JP58011585 A JP 58011585A JP 1158583 A JP1158583 A JP 1158583A JP H0460093 B2 JPH0460093 B2 JP H0460093B2
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cancer
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Ruisu Yuujin Boke Rojaa
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    • A61K31/33Heterocyclic compounds
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    • A61K31/495Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
    • A61K31/505Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim
    • A61K31/519Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim ortho- or peri-condensed with heterocyclic rings
    • A61K31/52Purines, e.g. adenine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/74Synthetic polymeric materials
    • A61K31/765Polymers containing oxygen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P35/00Antineoplastic agents

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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は癌を正常化するめの組成物及び癌治
療におけるその使用に関する。
癌は望ましくない寄生性新生物であつて、それ
故に人体ら除去しなければならないと、古くから
今日まで医学の専門家により信じられてきたこと
は周知の事実である。
過去の歴史を通し、内科医は上記の線にそつて
行動し、従つて原発切除術を行つてきた。
このような考え方にそつて、エクセレシス
(exeresis)として知られる最も簡単な外科的方
法から出発して癌細胞を破壊する技法が開発され
てきた。
現在なお、十分に効果的な技法とは言えないに
してもエクセレシスは行われ続けている。実際の
ところ、この種の外科手術は、それのみを使用す
る場合にはあまりにしばしば不完全であり、そし
て又非常に多くの場合、原発部位からの拡散がま
ぬがれなかつた。
広く行われてきた他の方法は、X−線、ラジウ
ム、セシウム、コバルト等を用いる放射線療法で
ある。この種の治療の原理は、癌細胞は放射線に
対して虚弱且つ感受性であつて、それ自体活発に
増殖するが、それ以上に放射線により破壊されや
すいという事実に基礎を置いている。
しかしながら不都合なことに、放射線は正常細
胞から新たな癌細胞の誘動を促進し、このことは
広島における原子爆弾の爆発後に十分に観察され
た通りである。
最後に多くの望みが化学及び抗細胞分裂型の新
しい薬剤の生産に基礎ずけられている。抗細胞分
裂剤は特に、DNAの複製を阻害することにより
DNA及びその発現のレベルで機能する。不都合
なことに、これらの薬剤は、癌細胞と、急速な増
殖及び健全な体を完然な平衡状態に維持するため
に必須の再生を行つている正常細胞との両者に区
別なく作用する。
その上に、化学療法による癌の殺滅により最初
の段階においては非常に劇的な癌細胞の対数的減
少過程が生ずるが、すべての癌細胞の殺滅には至
らい。
最後に、抗細胞分裂剤は、特にDNAの分裂を
阻害するようにDNAレベルで作用するために、
変異を引き起こし、この変異のあるものは数年後
に新たな癌を生じさせるという大きさ障害が最近
明らかになつた。
現在、免疫刺激療法が再び前面に押し出され、
今や活発に研究されているは前記のような理由に
よる。
しかしながら、癌の増殖過程が理解されていな
かつた時代(今日なお完全には理解されていない
が)には考えられなかつた前記以外の基本的な問
題解決過程が存在する。これは、癌細胞を破壊す
ることなく正常状態に復せしめることから成るい
わゆる「癌の正常化(Tumor Reversion)」であ
る。
この解決方法は、1981年10月13日にグリフエー
ル(Griffeul)賞がユネスコに与えられた際に癌
の正常化は生物学的革命であると述べられた程魅
力的である。
このような展望の中で、最近の研究は、癌細胞
は、もとは正常で、そして従つて病的ではなかつ
たが、まだ知られていないなんらかの理由で、活
動性の面で変化をきたした体細胞であつて、この
変化により身体を侵害し、平衡が破壊された状態
と致死的な結果を導く制御されない増殖とをもた
らすものであるとする承認された概念に基礎を置
いている。
それ故に、健全な身体の平衡におけるあらかじ
め確立されたプログラムの正常な発現を回復せし
めることにより、本来正常であつたがその後癌細
胞に変化した細胞が再び正常な活動を回復する。
研究者はすでに癌の正常化に注意を向けてお
り、そして、非常にまれではあるがある種の癌が
自然退化するという事実に勇気ずけられている。
多くの著者が正常化作用を有するかもしれない
化学物質の使用を試みてきたが、成功していな
い。
しかしながら、本発明者は、可能性のある広範
囲にわたる正常化剤について数年間にわたり研究
及び実験を行つた末、1種類の正常化剤を使用す
るのではなく、複数の成分の相補的性質を組み合
わせた正常化組成物を用いることにより、試験管
内(in vitro)においてヒーラ(Hela)細胞を正
常化するのに成功した。
癌の正常化は、細胞培養の分野においてよく知
られている2つの標準的基準、すなわち接触阻害
の再現及びガラスへの付着性により示された。
制御されない増殖の停止と接触阻害の再現は、
培養中の細胞層がガラス容器の全面に拡がり、ガ
ラス容器の底部が細胞層の担体として機能する場
合に増殖が停止することであり、この現象が正常
化に伴うものである限り該現象は革命的である。
さらに、癌細胞の正常化は細胞相互間又は細胞
とガラスと良好な付着によつても示される。
癌細胞はすでに分離性を有しており、このこと
が転移により拡散する大きな理由である。
非毒性正常化組成物により前記2つの性質の発
現が達成されそして確認されるから、この組成物
を医療分野に使用する可能性を研究することは論
理的必須であつた。
この組成物は非常に容易に使用することがで
き、そして癌の増殖を効果的に阻害する。すなわ
ち、この組成物により、身体は自らの自然的な手
段(動的平衡、特に免疫的手段)により以前は危
険であつたが、今は単に役に立たないものとなつ
ている細胞を排除する。
この発明に従えば、この組成物は3種類の化学
物質、すなわちポリエチレングリコール、ジメチ
ルスルホキシド及びテオフイリン
(theophylline)を単に蒸留水中で混合すること
によつて組み合わせたものであることを特徴とす
る。
周囲培地中の癌細胞培養物(例えばクローン化
ヒーラ細胞のコロニー)に加えた場合、この混合
物は癌の正常化を開始する。
次の例により、この組成物及びその使用方法を
さらに詳細に記載する。しかしこの発明の範囲を
これに限定するものではない。
実験方法 培養中のヒーラ細胞(癌細胞)の融合層をこの
発明に従つて処理した。
培養は、10%の牛胎児血清〔SVFユーロビオ
(Eurobio)〕を伴う培地(MEM2011ユーロビオ)
30mlを収容した表面積75cm2のフアルコンボツクス
(Felcon box)中で行つた。
実験1 基礎実験 正常化現象 フラスコ1 次の比率で調製した混合物を加えた。すなわ
ち、ポリエチレングリコール10%溶液1.5ml、純
粋ジメチルスルホキシド0.5ml、及びテオフイリ
ン500μである。
1週間おきに2回上記の比率において培地の更
新を行つた。最後に、正常化組成物をさらになん
ら加えることなく培地を更新した。
この基礎実験と同時に、比較のめに同じタイプ
の他のフラスコを置いた。
フラスコ2 通常の培地におけるヒーラ細胞の正常な増殖を
観察するためめのなんらの添加も行わない比較フ
ラスコ。
フラスコ3 ポリエチレングリコール(10%溶液1.5ml)の
み添加。
フラスコ4 純粋なジメチルスルホキシド(0.5ml)のみ添
加。
フラスコ5 テオフイリン50μのみ加えたフラスコ。
フラスコ6 テオフイリンを添加しないポリエチレングリコ
ール(10%溶液を1.5ml)及び純粋ジメチルスル
ホキシド(0.5ml)を添加。
結 果 フラスコ1 0時間から8日後、すでに、ガラスに付着した
状態で規則的に配列された細胞が観察され、他の
部分では非常に不規則な状態のもとの細胞が存在
し続けた。しかし、定期的な培地を更新すること
により、非正常化細胞が十分に除去され、正常細
胞によつて押しのけられ、分離されそして実際に
弱められた後にフラスコの全表面にわたつて厳格
に一層の細胞組織が拡がる1箇月〜6週間後ま
で、正常化過程が継続した。
フラスコ2 3週間後、ヒーラ細胞の培養物は分離状態とな
り、そしてこのタイプの培養において共通に観察
されるように細胞は懸濁状態となつた。
フラスコ3 ポリエチレングリコールの添加によつて培養に
変化が生じず、フラスコ2と同じ増殖経過をたど
つた。
フラスコ4 ジメチルスルホキシドの添加により培養に変化
が生じず、フラスコ2及び3と同じ増殖経過をた
どつた。
フラスコ5 テオフイリンの添加により培養に変化が生じ
ず、フラスコ2,3及び4と同じ増殖経過をたど
つた。
フラスコ6 しかしながらこのフラスコにおいては、6日後
に、規則的に配列した見かけ上正常化過程をたど
る細胞帯が観察された。これらの細胞は、見かけ
上不規則な状態にある組織層の中央でガラスに着
し続けた。
しかしながら、さらに培地の更新を続けても正
常化過程は続かなかつた。6週間後、培養の外観
は同じ状態(静止状態)に維持されており、フラ
スコ全面にわたるマツト層は形成されなかつた。
それにもかかわらず1つの重要な性質に注目す
る必要がある。すなわち、比較フラスコの培養細
胞を前記と同じ時間そのままにおいたが、すべて
の細胞はすでに3週間の間に懸濁状態に達してい
たという事実である。
6週間後実験を終了したがフラスコ1に継続し
た。18箇月後においても、正常化した細胞は同じ
状態すなわちいわゆる静止状態であり、単層のま
までありフラスコの縁において限定されていた。
実施2 ヒーラ細胞と正常化細胞の比較 この基本実験の間、比較ヒーラ細胞以外のヒー
ラ細胞層を、培養株を連続クローンとして維持す
るために単に保存した。
これらの細胞層の1つの上に正常化した細胞に
よる思いがけない汚染が実際に起こつた。そして
実際の細胞接種(細菌接種のような)が起こり、
そして10日〜15日後に小さな斑点状の散在コロニ
ーが生じた。
これらのコロニーはフラスコの底に位置を占
め、培養物を害した。これらのコロニーは大きさ
を増し、そして厳格に単層の細胞から円を形成
し、相互に接触し、そして融合し、ヒーラ細胞層
の上に拡がり、接触の際にくちびるに似たふくら
みを形成した。
ヒーラ細胞層はやがて網目状(金網状)となつ
た。ヒーラ細胞は最後には破壊され、ばらばらに
なり、無秩序となり、そして次々に懸濁状となつ
た。そして、フラスコの縁に限定された単層状の
正常化細胞の組織のみがのこつた。
この実験から、正常化細胞はガラスへの強い付
着性を示し、そして培養中のヒーラ細胞に勝る活
力を示す(これら細胞のトリプシン処理を行うこ
とが一層困難であることから明らかなように)も
のと結論するとができる。
当初予定していなかつたこの実験の結果とし
て、フラスコの全底面にわたつてコロニーを形成
する正常化細胞の組織層又はマツトは接触阻害を
示すことが観察された。そして、過去6箇月間こ
のような静止状態に保たれている。
実験3 静止状態の維持 正常化細胞を収容したフラスコの1つを4週間
そのままに保持した。0時間から8箇月後、正常
化細胞の幾らかが死滅し、分離し、そして懸濁状
態となり、細胞の組織層又はマツトに穴をこすこ
とが見出された。その上、培地が酸性となつた。
洗浄し、更新した後、マツト層は完全に再構成さ
れ、そして培養物は前の静止状態にもどつた。0
時間から18箇月後、層はなお同じ状態にあつた。
実験4 接触阻害の再現の遺伝的性質 0時間において、静止状態の正常化細胞を収容
したフラスコの1つを、第1パツセージ(この用
語は細菌の前培養と同じ操作を意味する)を行う
ために、トリプシン処理した。
培養によりなんらの困難を伴うことなく新たな
単層マツトが生成し、フラスコの縁に到達すると
ただちに静止状態になつた。
第2パツセージは23日後(全期間:23日)に行
つた。
第3パツセージは26日後(全期間:49日)に行
つた。
第4パツセージは25日後(全期間:74日)に行
つた。
第5パツセージ及び最終パツセージを16日後
(全期間:90日)に行つた。
第5パツセージの終りにおいて全期間が90日と
なる実験を行つた。この実験条件において現象が
安定して再現することが十分に示された。
連続クローン化コロニーが確立され、そして正
常化ヒーラ細胞が遺伝的性質を獲得した事実が証
明されたと判断した後実験を終了した。
こうして、他の実験に必要な新しい連続クロー
ン化コロニー細胞の場合と全く同様にして、この
正常化細胞をいつでも使用するとができるように
なつた。
実験5 培養の更新(静止状態からの)回数に関する独
立性 この最後の実験が論証的であることを保証する
ため、18箇月が経過し、そして静止状態にある正
常化細胞のフラスコを使用した。
トリプシン処理後、新しいフラスコで接種細胞
にコロニー形成せしめた。確認のため次々と3回
パツセージを行つた。癌の正常化の実験的証明が
確定した。
この事実は過然的なものでもなく人為的なもの
でもなかつた。さらに、再現性は確立された事実
であつた。
上記実験は次のように要約することができる。
Γ正常化組成物は培養中のヒーラ細胞に作用して
癌細胞の正常化を行う。
Γこの正常化は、癌化によつて消失した重要な性
質の再現によつて特色ずけられ、特に次の性
質、すなわち接触阻害、ガラスへの一層強い付
着、及び細胞組織を構成する細胞相互間の粘着
により確認することができる。
Γ特に接触阻害は新たな有糸分裂が起こる際に維
持されること、従つてこの性質は次の世代に遺
伝的に伝達されること、並びに、これは培養の
更新回数及び静止期間の長さに支配されないこ
とが明確に示された。
Γさらに、明確に示されたごとく、少なくとも2
つの成分、すなわちポリエチレングリコールと
ジメチルスルホキシドが必須であり、さらにテ
オフイリンを加えることによつて正常化過程が
十分に効果的となる。
Γ従つて、組成物の正常化反応は、ポリエチレン
グリコール(分子量1000〜6000の間であれば差
がない)から成る膜変性剤と、アジユバントと
してテオフイリンを加えたジメチルスルホキシ
ドから成る正常化剤との連携に依存する。
Γ実験1において示した比率は基本であり、平均
的なものである。
補促実験により次のことが確立された。
1 非毒性膜変性剤(ポリエチレングリコール)
の比率はその粘度的限界によつてのみ影響さ
れ、蒸留水中溶液において、最適比率は15%
(±7%)である。
2 実質上毒性を有しない基本的正常化剤(ジメ
チルスルホキシド)の比率は実質上増加するこ
とができる。この物質の拡散速度は非常に高い
ことは良く知られており、この化学物は粘度的
な限界を有しない。従つてこの比率は溶液の容
量の20%(±0%)に固定することが容易にで
きるが、組織的に探索して高い比率にする利益
は実質上存在しない。
3 他方、テオフイリンの比率は非常に狭い範囲
に保持しなければならない。培地30mlに対して
50μと固定したテオフイリンの比率が実験的
標準であり、これからあまりかけはなれること
は好ましくなく、従つて溶液の5%(±2.5%)
の範囲に保持すべきである。
この発明の適用の試験管内(in vitro)から生
体内(in vivo)への拡張 試験管内試験により結果を得そして確認した
後、抗癌剤として医療分野に適用することを考慮
するのは当然である。
この適用は、2種類の情報により基礎ずけられ
なければならない。すなわち、 1) 毒性情報、及び 2) 臨床的情報 である。
この発明の医薬としての使用の可能性を工業的
規模で現実のものとするには、これら2つの点が
成功裏に扱われなければならない。
1) 毒性情報 a) ポリエチレングリコールはいかなる毒性も
全く有しない中性の化学物質であり、すでに皮
下注射又は静脈内注射に使用されており、そし
て動物又はヒトのいずれにおいてもいかなる直
接的(アレルギー的)効果又は二次的効果も有
しない。
b) ジメチルスルホキシドC2H6SOは、相当多
数の動物種及びヒトに対する毒性研究の結果と
して非常に広範囲なそして非常に種々の臨床的
研究に使用されている。これらの研究のすべて
は、1967年3月15日のニユーヨーク、科学アカ
デミーの年次会報(第141巻第1号、1〜671
頁)に671頁に及ぶ報告として公表されている。
しかしこの化学物質は、正常化剤としては全く
記載されていない。さらに、これらの報告はジ
メチルスルホキシドはいかなる毒性も有しない
ことを明らかにしている。
c) テオフイリンC7H8N4O2(ジメチル−1,
3−キサンチン)は長年の間医薬として使用さ
れてきた化学物質である。この物質は利尿剤で
あり、心臓刺激剤であり、そして特に喘息の発
作に対して使用される気管支拡張剤である。
従つて、これら3成分に関する限り、さらに毒
性試験を行う必要がない。
しかしながら、次にDL50を記載する。
Γポリエチレングリコール ラツトにおいてポリエチレングリコール
(600)のDL50は7.8g/Kgである。これをヒト
(体重約70Kg)に換算すれば546gに相当し、正
常化に十分な量はこのDL50の1/546にすぎない
と考えられる。
Γジメチルスルホキシド ジメチルスルホキシドのDL50は、マウスの
場合12g/Kgであり、ラツトの場合は20.5g/
Kgである。この物質の全身毒性は低く、すべて
の種において同じ発現を示す。比較として、一
回の注射でヒトに使用される投与量は上記の
DL50の1/1050である。
Γテオフイリン テオフイリンのDL50は、マウスの場合400
mg/Kg、ラツトの場合300mg/Kgである。これ
らの値は高い。この値をヒトに使用する最高薬
用量すなわち10mlの薬剤を1回注射する場合の
純テオフイリン0.02gと比較すれば、この量は
平均DL50である350mg/Kgの1/1225にすぎな
い。
2) 臨床実験 この実験は現在までの要的であるが、それにも
かかわらず、次の組成、すなわち、 蒸留水 90ml ポリエチレングリコール 9g 純ジメチルスルホキシド 9ml テオフイリン 通常6%医薬溶液3ml からなる混合物を、一回当り10mlずつ原則として
8日間隔での一連の皮下注射として投与した後、
次のような重量な観察結果を得た。
a) イヌ 次に結果が得られた。
Γ例外的な間隔である4〜5日ごとに3回注射し
た後、皮膚生新物(小さな二次白色腫瘍、表面
が滑らかで毛がない)が萎縮し、かわき上が
り、そしてその90%が消滅した。
Γ同り動物における主要な腫瘍の変化:3回の注
射の後8日間隔で10回注射した後、波動するよ
うになつていた眼下表面の大形内腫は化膿融合
し、コールド・アブセス(cold abcess)のよ
うに外に放出される。
b) 男性 白血病患者の場合次の結果が得られた。
Γ致命的結果から数日−24時間間隔で2回10mlず
つ注射した後、白色コロニーのエレメントの数
が100000から10000に急速に低下し、残つたエ
レメントの機能価は維持された。
この機能価は芽細胞の92から33への減少、リン
パ球の1から65への増加により表わされる。さら
に数日後、芽細胞は7に減少し、リンパ球は漸進
的に87に増加した。
c) 女性 Γ乳癌−ラジオグラフ及びエコーグラフによる観
察で7mmの直径を有する癌(科学的には望まし
いが、患者の危険を回避するため生検は行わな
かつた)が、正常化組成物を5回注射(8日間
隔で10mlずつの皮下注射)した後正常化した。
正常化が完成した後2箇月間にわたり10日ごと
に1回注射することによりこの治療を継続し
た。正常化後、月に1回ずつラジオグラフ及び
エコーグラフを撮つた結果、癌の像それ自体が
変化し、そして外側に比べて後方エコーによつ
てわずかに補強された中心不完全エコー領域が
存在することが示される。
Γ子宮癌は頚管生検によつて次の通り観察され
た。「非常に大きな分化した頚管外浸潤侵入及
び化膿した類表皮腫」が存在した。セシウムの
局部放射による治療を行つた。腹壁切開術を行
つた。この場合、生検は行つたが切除は行わな
かつた。すなわち、腸骨分岐の結節腫の分析の
結果、ほとんど分化していない未熟な多数の新
生物性類表皮腫による大きな浸潤が認められ
た。結局、膀胱及び子宮に存在したため癌を切
除することができなかつた。正常化組成物を5
回注射する(8日間隔で10mlずつ皮下注射す
る)ことにより治療した。さらに前記と同じ間
隔で治療を継続した。
この結果、子宮スキヤングラフにより、子宮
は体積が増加し、均一なエコー構造を有し、そ
して均一な周縁を有することが明らかになつ
た。特に、「現時点では特記すべき骨盤塊
(pelvic mass)は存在しない」と報告された。
最後に膣内容塗布により癌が存在しないことが
明確に結論された。
結 論 Γこの発明の正常化組成物の性質を試験管内実験
により明らかにし、この組成物は生体内におい
ても同じ性質を有することを示した。
Γこの組成物は癌細胞を破壊する作用を有しな
い。
Γこの組成物は、実際に他の細胞を破壊しない。
Γしかし、一たん癌細胞が正常化すれば、細胞は
その場に残り、そしてその存在がラジオグラフ
及びエコーグラフによつて示され続ける。
Γいずれにしても、細胞の増殖は常に停止するこ
とがすでに約20例認められている。
Γ癌細胞が引き起こす制御されない増殖による害
をもはや引き起こすことはないが平衡作用過程
(リンパ球の作用、壊死又は無菌的化膿融合)
により外来細胞として除去されなければならな
い細胞を除去するために、宿主体それ自体、す
なわちそれ自体の手段(もしそのような手段が
残存しているとすれば)及び特にその免疫的防
御機構が使われる。
今までの経験によれば、正常化剤の使用に当つ
ては、すでに記載した、そして療法剤の分野です
でになされているような厳格な考慮がなされなけ
ればならない。
しかしながら、試験管内実験のために調製され
た薬剤模型は生体内分野に適用されなければなら
ない。
このために、蒸留水の代わりに生理的血清又は
クイントン(Quinton)血清が使用される。
又、ポリエチレングリコール及びジメチルスル
ホキシドの希釈が効果的であることはよく確立さ
れた事実である。他方、すでに決定された、そし
てその後に投与されるテオフイリンの量の1/50及
び1/100に減少したテオフイリンを含有する薬剤
を最初に注射するとにより、身体をテオフイリン
(常用の医薬において6%溶液として知られてい
る)に適応させることが必要である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 膜変性剤たるポリエチレングリコール、基本
    正常化化合物たるジメチルスルホキシド及びアジ
    ユバントたるテオフイリンら成る癌正常化組成
    物。 2 分子量1000〜6000の範囲のポリエチレングリ
    コールの蒸留水中15±7%溶液に、純粋ジメチル
    スルホキシド20±10%を加え、さらにこの混合物
    にテオフイリン5±2.5%を加えてなる特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。
JP58011585A 1982-01-29 1983-01-28 癌正常化組成物 Granted JPS58146510A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8201397 1982-01-29
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