JPH0460124B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0460124B2 JPH0460124B2 JP58196225A JP19622583A JPH0460124B2 JP H0460124 B2 JPH0460124 B2 JP H0460124B2 JP 58196225 A JP58196225 A JP 58196225A JP 19622583 A JP19622583 A JP 19622583A JP H0460124 B2 JPH0460124 B2 JP H0460124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- vcm
- packed
- slurry
- pvc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩化ビニル樹脂(以下、“PVC”と略
す)の懸濁液および乳濁液(以下、これらを合わ
せて“スラリー”と表わす。)から未反応の塩化
ビニルモノマー(以下、“VCM”と略す)を除去
するストリツピング塔に関する。
す)の懸濁液および乳濁液(以下、これらを合わ
せて“スラリー”と表わす。)から未反応の塩化
ビニルモノマー(以下、“VCM”と略す)を除去
するストリツピング塔に関する。
PVCはVCM単独あるいはVCMと共重合可能
なモノマーと共に懸濁重合、乳化重合により製造
されている。この重合終了後に未反応のVCMは
減圧によりあるいは不活性ガスの吹き込みにより
除去回収されたのち、PVCは乾燥され製品とさ
れている。
なモノマーと共に懸濁重合、乳化重合により製造
されている。この重合終了後に未反応のVCMは
減圧によりあるいは不活性ガスの吹き込みにより
除去回収されたのち、PVCは乾燥され製品とさ
れている。
ところで、このVCM除去、回収はその効率上
棚段式ストリツピング塔が用いられている。従来
の棚段式ストリツピング塔では塔上部より供給さ
れたPVCスラリーが塔下部から吹き込まれた不
活性ガスや水蒸気と向流接触し、PVCスラリー
中のVCMが除去され、この除去されたVCMは水
蒸気を含むガスとして塔頂から排出され、この塔
から排出したガスはVCMの回収に付されている。
棚段式ストリツピング塔が用いられている。従来
の棚段式ストリツピング塔では塔上部より供給さ
れたPVCスラリーが塔下部から吹き込まれた不
活性ガスや水蒸気と向流接触し、PVCスラリー
中のVCMが除去され、この除去されたVCMは水
蒸気を含むガスとして塔頂から排出され、この塔
から排出したガスはVCMの回収に付されている。
このストリツピング塔は棚段式であるので、棚
段の数によりVCMの除去効果が変わり、棚段の
数が多い程効果が良いのであるが、棚段の間隔は
ある程度以上必要であり、そのため大型の装置と
ならざるを得ない。また、PVCは銘柄が多く、
生産の切換え毎にストリツピング塔内を洗浄する
必要があるが、棚段式であるため洗浄の死角が生
じ、完全に洗浄することは困難である。
段の数によりVCMの除去効果が変わり、棚段の
数が多い程効果が良いのであるが、棚段の間隔は
ある程度以上必要であり、そのため大型の装置と
ならざるを得ない。また、PVCは銘柄が多く、
生産の切換え毎にストリツピング塔内を洗浄する
必要があるが、棚段式であるため洗浄の死角が生
じ、完全に洗浄することは困難である。
そこで本発明者らは、ストリツピング塔として
洗浄の死角の少ない充填塔を用い、ストリツピン
グ剤として水蒸気を用いることを試みたところ、
VCMの除去効率が良好であつたが、塔内は泡で
充満し、塔頂からPVCスラリーの泡があふれ出
るという問題があり、運転を続けることが困難で
あつた。
洗浄の死角の少ない充填塔を用い、ストリツピン
グ剤として水蒸気を用いることを試みたところ、
VCMの除去効率が良好であつたが、塔内は泡で
充満し、塔頂からPVCスラリーの泡があふれ出
るという問題があり、運転を続けることが困難で
あつた。
本発明者らは充填塔をストリツピング塔にする
のがVCMの除去という点では良好ではあるが、
泡が生ずるのが問題であるという結論を得、更に
研究して遂に本発明を完成するに到つた。
のがVCMの除去という点では良好ではあるが、
泡が生ずるのが問題であるという結論を得、更に
研究して遂に本発明を完成するに到つた。
即ち、本発明は塩化ビニル樹脂懸濁液もしくは
乳濁液から未反応の塩化ビニルモノマーを除去す
るストリツピング塔であつて、充填物が充填され
ている充填塔であること、および充填塔の塔頂部
に直結してストリツピングされた塩化ビニルモノ
マーと共に排出される水蒸気を各管で凝縮し、塩
化ビニルモノマーガスと分離して充填塔の頂部に
直接還流される多管式の凝縮器が設けられている
ことを特徴とする未反応塩化ビニルモノマーのス
トリツピング塔である。
乳濁液から未反応の塩化ビニルモノマーを除去す
るストリツピング塔であつて、充填物が充填され
ている充填塔であること、および充填塔の塔頂部
に直結してストリツピングされた塩化ビニルモノ
マーと共に排出される水蒸気を各管で凝縮し、塩
化ビニルモノマーガスと分離して充填塔の頂部に
直接還流される多管式の凝縮器が設けられている
ことを特徴とする未反応塩化ビニルモノマーのス
トリツピング塔である。
以下、図面により本発明を説明する。
第1図は本発明のストリツピング塔を示す概略
断面図である。
断面図である。
充填塔1は、その頂部にストリツピングされた
VCMと共に排出される水蒸気を凝縮し、VCMと
分離すると共に該凝縮水を充填塔1に還流させる
凝縮器2がある。
VCMと共に排出される水蒸気を凝縮し、VCMと
分離すると共に該凝縮水を充填塔1に還流させる
凝縮器2がある。
次いで、充填塔1の充填物を充填した部分(充
填部)3の上部空間部に未反応VCMを含むPVC
スラリーを導入するスラリー供給ノズル4があ
り、このスラリー供給ノズル4はPVCスラリー
を塔内の断面に対し均一に分散供給される構造に
されている。
填部)3の上部空間部に未反応VCMを含むPVC
スラリーを導入するスラリー供給ノズル4があ
り、このスラリー供給ノズル4はPVCスラリー
を塔内の断面に対し均一に分散供給される構造に
されている。
充填物としてはPVCスラリーが堆積や沈積し
ない構造のものが好ましく、例えばラシヒリン
グ、ベルルサドル、テラレツテパツキング、ポー
ルリング、レツシングリング、インターロツクサ
ドル等があげられる。なかでもテラレツテパツキ
ングが好ましい。充填物の大きさは塔の大きさ、
充填量、処理PVCスラリー量等により変わる。
ない構造のものが好ましく、例えばラシヒリン
グ、ベルルサドル、テラレツテパツキング、ポー
ルリング、レツシングリング、インターロツクサ
ドル等があげられる。なかでもテラレツテパツキ
ングが好ましい。充填物の大きさは塔の大きさ、
充填量、処理PVCスラリー量等により変わる。
充填物の充填量は充填塔内容積の3〜50%、好
ましくは5〜20%である。3%未満では充填物を
充填した効果は得られず、50%を越えて充填した
場合はストリツピング塔の処理能力が劣ることと
なる。
ましくは5〜20%である。3%未満では充填物を
充填した効果は得られず、50%を越えて充填した
場合はストリツピング塔の処理能力が劣ることと
なる。
充填部3の下部内部あるいはそのすぐ下に水蒸
気を吹き込むノズル5があり、運転に際しては通
常2〜7Kg/cm2の水蒸気が吹き込まれる。ここで
吹き込まれた水蒸気は充填部3を上昇し、スラリ
ー供給ノズル4より供給されたPVCスラリーと
向流接触し、PVCスラリー中のVCMを除去す
る。
気を吹き込むノズル5があり、運転に際しては通
常2〜7Kg/cm2の水蒸気が吹き込まれる。ここで
吹き込まれた水蒸気は充填部3を上昇し、スラリ
ー供給ノズル4より供給されたPVCスラリーと
向流接触し、PVCスラリー中のVCMを除去す
る。
充填塔1の底部には、水蒸気と向流接触して
VCMが除去されたPVCスラリーが溜るが、この
溜つたPVCスラリーを抜き出す配管6が取り付
けられある。
VCMが除去されたPVCスラリーが溜るが、この
溜つたPVCスラリーを抜き出す配管6が取り付
けられある。
一方、PVCスラリーは熱に弱く長時間90〜100
℃程度の温度にさらされるとPVCが分解して使
用できなくなるので、充填塔底部に冷却のために
水あるいは抜き出され、冷却されたPVCスラリ
ーの一部を導入する配管7が取りつけておくこと
が好ましい。なお、運転の条件として充填塔底部
の温度を常にPVCが分解しない程度にまで下げ、
かつ、溜つたPCVスラリーをすぐに抜き出し冷
却するならば、この配管7は不要である。
℃程度の温度にさらされるとPVCが分解して使
用できなくなるので、充填塔底部に冷却のために
水あるいは抜き出され、冷却されたPVCスラリ
ーの一部を導入する配管7が取りつけておくこと
が好ましい。なお、運転の条件として充填塔底部
の温度を常にPVCが分解しない程度にまで下げ、
かつ、溜つたPCVスラリーをすぐに抜き出し冷
却するならば、この配管7は不要である。
一方、充填塔1でストリツピングされたVCM
は充填塔1に直結された凝縮器2を通して同伴せ
る水分と分離させたのち、VCM回収工程へ送ら
れる。
は充填塔1に直結された凝縮器2を通して同伴せ
る水分と分離させたのち、VCM回収工程へ送ら
れる。
また、凝縮した水は充填塔1に還流されるので
あるが、この水を還流させることによりPVCス
ラリーが発泡するのを防止する。還流してきた水
は充填塔の上部全体に分散するごとくになつてい
ることが望ましく、そのためには凝縮器2は多式
のもので各管で凝縮した水が直接に充填塔1の頂
部に還流する構造になつていることが望ましい。
あるが、この水を還流させることによりPVCス
ラリーが発泡するのを防止する。還流してきた水
は充填塔の上部全体に分散するごとくになつてい
ることが望ましく、そのためには凝縮器2は多式
のもので各管で凝縮した水が直接に充填塔1の頂
部に還流する構造になつていることが望ましい。
なお、充填塔1の内径に対する凝縮器2の内径
は1/3以上1以下が望ましく、更に好ましくは2/5
〜7/8程度である。
は1/3以上1以下が望ましく、更に好ましくは2/5
〜7/8程度である。
本発明のストリツピング塔の運転条件として
は、充填塔1の塔頂部での温度が70〜100℃、好
ましくは80〜95℃、圧力が300〜760Torr、好ま
しくは350〜650Torrに保たれ塔頂部では沸騰の
状態とされる。
は、充填塔1の塔頂部での温度が70〜100℃、好
ましくは80〜95℃、圧力が300〜760Torr、好ま
しくは350〜650Torrに保たれ塔頂部では沸騰の
状態とされる。
その時の塔内はガス分散型で運転されているの
が望ましく、通常ガスホールドアツプが0.2〜0.8
m3/m3、好ましくは0.3〜0.6m3/m3が適当であ
る。ガスホールドアツプが0.2m3/m3未満では
VCMの除去が十分でなく、0.8m3/m3を越える場
合は水蒸気の吹き込み量が多く必要となると共に
塔の正常な運転範囲から逸脱する場合がある。
が望ましく、通常ガスホールドアツプが0.2〜0.8
m3/m3、好ましくは0.3〜0.6m3/m3が適当であ
る。ガスホールドアツプが0.2m3/m3未満では
VCMの除去が十分でなく、0.8m3/m3を越える場
合は水蒸気の吹き込み量が多く必要となると共に
塔の正常な運転範囲から逸脱する場合がある。
充填塔1の塔頂部での温度が100℃を越えると
VCMの除去中にPVCの品質の劣化を引き起し、
70℃未満ではVCMの除去の効率が悪くなる。ま
た塔底部の温度は100℃以下であることが望まし
く、かつ充填塔1の運転の効率から塔頂部との温
度差が20℃以内であることが好ましい。
VCMの除去中にPVCの品質の劣化を引き起し、
70℃未満ではVCMの除去の効率が悪くなる。ま
た塔底部の温度は100℃以下であることが望まし
く、かつ充填塔1の運転の効率から塔頂部との温
度差が20℃以内であることが好ましい。
充填塔1に吹き込まれる水蒸気量としては、そ
の温度、圧力及び充填塔1の運転条件により変わ
りうるが120〜170℃、2〜7Kg/cm2の水蒸気では
PVCスラリーの0.02〜0.10重量比が適当である。
の温度、圧力及び充填塔1の運転条件により変わ
りうるが120〜170℃、2〜7Kg/cm2の水蒸気では
PVCスラリーの0.02〜0.10重量比が適当である。
また、PVCスラリーの充填塔1内の滞留時間
は充填塔1の運転条件、PVCスラリー中のVCM
濃度及び除去率等により変わるが、通常30分以内
である。
は充填塔1の運転条件、PVCスラリー中のVCM
濃度及び除去率等により変わるが、通常30分以内
である。
充填塔1の所要塔高は、あらかじめ予備実験を
行なつて求めた平衡関係、物質収支等から求めた
実験式から計算できる。未反応VCMの除去効果
は充填塔1の運転条件(温度、圧力、水蒸気吹き
込み量、滞留時間等)、PVCスラリーの濃度、懸
濁液の場合はPVCレジンの多孔度等の諸因子に
依存するが、充填塔1から出るPVCスラリー中
の未反応VCM濃度が充填塔1に入るPVCスラリ
ー中の未反応VCM濃度の0.005倍とするためには
充填部3の高さは20m以内で良い。即ち、本発明
の充填部3の高さ20mの充填塔1を用いれば、例
えば未反応VCM15000ppmを含むPVCスラリー
を連続的に処理することにより処理後のVCM濃
度を75ppm以下に下げうるのである。
行なつて求めた平衡関係、物質収支等から求めた
実験式から計算できる。未反応VCMの除去効果
は充填塔1の運転条件(温度、圧力、水蒸気吹き
込み量、滞留時間等)、PVCスラリーの濃度、懸
濁液の場合はPVCレジンの多孔度等の諸因子に
依存するが、充填塔1から出るPVCスラリー中
の未反応VCM濃度が充填塔1に入るPVCスラリ
ー中の未反応VCM濃度の0.005倍とするためには
充填部3の高さは20m以内で良い。即ち、本発明
の充填部3の高さ20mの充填塔1を用いれば、例
えば未反応VCM15000ppmを含むPVCスラリー
を連続的に処理することにより処理後のVCM濃
度を75ppm以下に下げうるのである。
充填塔1の内径、すなわち空塔断面積は処理す
べきPVCスラリーの供給量によつて定まる。本
発明のストリツピング塔は未反応VCMの除去効
果がきわめて高いので、単位空塔断面積当りの
PVCスラリーの処理量を10〜100ml/min・cm2と
して充填塔1の内径を決めるのが好ましい。
べきPVCスラリーの供給量によつて定まる。本
発明のストリツピング塔は未反応VCMの除去効
果がきわめて高いので、単位空塔断面積当りの
PVCスラリーの処理量を10〜100ml/min・cm2と
して充填塔1の内径を決めるのが好ましい。
本発明のストリツピング塔は未反応VCMの除
去効果が良好であるので、従来行なわれている回
分式減圧脱気法を省略したものを用いてもよく、
その場合でも充填塔1の運転条件をわずかに変え
るだけで処理後のPVCスラリー中のVCM濃度を
100ppm以下にすることができる。
去効果が良好であるので、従来行なわれている回
分式減圧脱気法を省略したものを用いてもよく、
その場合でも充填塔1の運転条件をわずかに変え
るだけで処理後のPVCスラリー中のVCM濃度を
100ppm以下にすることができる。
本発明のストリツピング塔は未反応VCMの除
去効果が高く、充填塔1に吹き込む水蒸気も少な
くてよく、エネルギー的にも有利である。更に充
填塔1に凝縮水が還流されるので、VCMを飽和
した排水が出ず、環境衛生上もきわめて良好であ
る。
去効果が高く、充填塔1に吹き込む水蒸気も少な
くてよく、エネルギー的にも有利である。更に充
填塔1に凝縮水が還流されるので、VCMを飽和
した排水が出ず、環境衛生上もきわめて良好であ
る。
以下実施例により本発明を説明する。実施例は
本発明を説明するためのものであつて、本発明の
技術的範囲を限定するものではない。
本発明を説明するためのものであつて、本発明の
技術的範囲を限定するものではない。
なお、PVC懸濁液及び乳濁液中の未反応VCM
は次に記した方法により測定した。
は次に記した方法により測定した。
300mlの共栓付三角フラスコにターシヤリーブ
チルカテコール(重合禁止剤)1重量%含むアセ
トンを正確に100ml入れ、これに30〜50gのPVC
スラリーをすばやく加える。このPVCスラリー
の量も正確に測つておく、次にこの試料とアセト
ンの入つた三角フラスコを1.5時間振盪しVCMを
液層に抽出したのち、ガスクロマトグラフを用い
てVCMを定量する。
チルカテコール(重合禁止剤)1重量%含むアセ
トンを正確に100ml入れ、これに30〜50gのPVC
スラリーをすばやく加える。このPVCスラリー
の量も正確に測つておく、次にこの試料とアセト
ンの入つた三角フラスコを1.5時間振盪しVCMを
液層に抽出したのち、ガスクロマトグラフを用い
てVCMを定量する。
別にPVCスラリー中のレジンの量を求め、
VCMの定量値からレジン当りのVCM濃度として
換算する。
VCMの定量値からレジン当りのVCM濃度として
換算する。
PVCスラリー中に含まれるVCMは水中に含ま
れるものであるが、本明細書では全てレジン当り
に換算してある。
れるものであるが、本明細書では全てレジン当り
に換算してある。
実施例 1
重合機に脱イオン水150重量部、ターシヤリー
ブチルパーオキシピバレート0.03重量部、ケン化
度80モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール
0.1重量部を装入し、内部の空気を排除した。然
る後VCM100重量部を装入し、57℃で重合反応を
行なつたところ11時間後に圧力が5Kg/cm2ゲージ
圧まで低下した。そこで昇温しながら、未反応塩
化ビニルモノマーの回収を開始し、75℃でゲージ
圧が0Kg/cm2Gに達するまで回収を行ない、えら
れたPVCスラリーを原料スラリー貯槽に移液し
た。この時点でPVCスリラー中の残存VCMの濃
度は14000ppmであつた。このPVCスラリーを第
1図に示した装置で連続的にVCM除去処理をし
た。すなわち、原料スラリー貯槽からPVCスラ
リーを取り出し、これをポンプを経て熱交換器で
85℃に予熱し次いで2.5cmのテラレツテパツキン
グンを容積率で10%未填した内径1m、充填部3
の高さ10mの充填塔1のスラリー供給ノズル4よ
り連続的に16m3/hrの流量で供給した。充填塔1
の水蒸気導入ノズル5より水蒸気を吹き込み、塔
底部の温度を90℃に保ち、塔内を減圧となし、塔
頂部の温度88℃、圧力500mmHgの条件で塔内を沸
騰状態とした。充填塔1はガスホールドアツプが
0.45m3/m3であるようなガス分散型の状態で運転
することにより、スラリーを水蒸気と向流接触せ
しめた。充填塔1でストリツピングされたスラリ
ーを、充填塔1の塔底の配管6から連続的に抜き
出し冷却した。その一部(全体量の15%}を充填
塔1の塔底面に配管7を通してリサイクルした。
充填塔1でストリツピングされたスラリー中の残
存未反応VCMの濃度を測定したところ、対レジ
ン当りに換算して45ppmであつた。スラリーは常
法により脱水され乾燥されたが、劣化の全く認め
られない白色レジンがえられた。充填塔1におい
て、塔内に送入された水蒸気は、PVCスラリー
中のVCMとともに内径55cmの凝縮器2に到達す
る。ここで水蒸気は冷却水により間接的に冷却さ
れて凝縮水となつて充填塔1内に還流し、VCM
は該濃縮器2の頂部より出てモノマー回収工程へ
送られる。
ブチルパーオキシピバレート0.03重量部、ケン化
度80モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール
0.1重量部を装入し、内部の空気を排除した。然
る後VCM100重量部を装入し、57℃で重合反応を
行なつたところ11時間後に圧力が5Kg/cm2ゲージ
圧まで低下した。そこで昇温しながら、未反応塩
化ビニルモノマーの回収を開始し、75℃でゲージ
圧が0Kg/cm2Gに達するまで回収を行ない、えら
れたPVCスラリーを原料スラリー貯槽に移液し
た。この時点でPVCスリラー中の残存VCMの濃
度は14000ppmであつた。このPVCスラリーを第
1図に示した装置で連続的にVCM除去処理をし
た。すなわち、原料スラリー貯槽からPVCスラ
リーを取り出し、これをポンプを経て熱交換器で
85℃に予熱し次いで2.5cmのテラレツテパツキン
グンを容積率で10%未填した内径1m、充填部3
の高さ10mの充填塔1のスラリー供給ノズル4よ
り連続的に16m3/hrの流量で供給した。充填塔1
の水蒸気導入ノズル5より水蒸気を吹き込み、塔
底部の温度を90℃に保ち、塔内を減圧となし、塔
頂部の温度88℃、圧力500mmHgの条件で塔内を沸
騰状態とした。充填塔1はガスホールドアツプが
0.45m3/m3であるようなガス分散型の状態で運転
することにより、スラリーを水蒸気と向流接触せ
しめた。充填塔1でストリツピングされたスラリ
ーを、充填塔1の塔底の配管6から連続的に抜き
出し冷却した。その一部(全体量の15%}を充填
塔1の塔底面に配管7を通してリサイクルした。
充填塔1でストリツピングされたスラリー中の残
存未反応VCMの濃度を測定したところ、対レジ
ン当りに換算して45ppmであつた。スラリーは常
法により脱水され乾燥されたが、劣化の全く認め
られない白色レジンがえられた。充填塔1におい
て、塔内に送入された水蒸気は、PVCスラリー
中のVCMとともに内径55cmの凝縮器2に到達す
る。ここで水蒸気は冷却水により間接的に冷却さ
れて凝縮水となつて充填塔1内に還流し、VCM
は該濃縮器2の頂部より出てモノマー回収工程へ
送られる。
比較例 1
実施例1において、凝縮器2を働かせず充填塔
1で発生したVCMと水蒸気の混合気体を全量系
外へ排出する以外は実施例1と同様の操作を行な
つた。10分後に充填塔1の塔頂部は泡で一杯にな
り運転できなくなつた。
1で発生したVCMと水蒸気の混合気体を全量系
外へ排出する以外は実施例1と同様の操作を行な
つた。10分後に充填塔1の塔頂部は泡で一杯にな
り運転できなくなつた。
実施例 2
VCM100重量部、脱イオン水150重量部、ソデ
イウムラウリルサルフエート0.1重量部、ラウリ
ルアルコール0.2重量部、2,2′−アゾビス−2,
4−ジメチルバレロニトリル0.06重量部をホモジ
ナイザーで均質化処理した後重合機に装入した。
然る後、温度50℃にて重合機の圧力が4Kg/cm2ゲ
ージ圧になるまで重合を行なつた。次いで消泡剤
としてダイヤモンドシヤムロツク社製
NOPCOFOAMASTER(商標)0.1重量部を加え、
同じ温度でゲージ圧が0Kg/cm2Gになるまで未反
応VCMを回収した。この時点ではラテツクス中
の残存未反応VCMを測定したところ12000ppmで
あつた。このようにして得られたPVCラテツク
スを実施例1に示したと同じ装置および操作方法
で処理したところ、処理後の残存未反応VCMは
15ppmであつた。
イウムラウリルサルフエート0.1重量部、ラウリ
ルアルコール0.2重量部、2,2′−アゾビス−2,
4−ジメチルバレロニトリル0.06重量部をホモジ
ナイザーで均質化処理した後重合機に装入した。
然る後、温度50℃にて重合機の圧力が4Kg/cm2ゲ
ージ圧になるまで重合を行なつた。次いで消泡剤
としてダイヤモンドシヤムロツク社製
NOPCOFOAMASTER(商標)0.1重量部を加え、
同じ温度でゲージ圧が0Kg/cm2Gになるまで未反
応VCMを回収した。この時点ではラテツクス中
の残存未反応VCMを測定したところ12000ppmで
あつた。このようにして得られたPVCラテツク
スを実施例1に示したと同じ装置および操作方法
で処理したところ、処理後の残存未反応VCMは
15ppmであつた。
第1図は本発明のストリツピング塔の例を示す
概略断面図である。 1……充填塔、2……凝縮器、3……充填部、
4……スラリー供給ノズル、5……水蒸気導入ノ
ズル、6……スラリー取出し配管、7……水又は
冷却スラリー導入用配管。
概略断面図である。 1……充填塔、2……凝縮器、3……充填部、
4……スラリー供給ノズル、5……水蒸気導入ノ
ズル、6……スラリー取出し配管、7……水又は
冷却スラリー導入用配管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル樹脂懸濁液もしくは乳濁液から未
反応の塩化ビニルモノマーを除去するストリツピ
ング塔であつて、充填物が充填されている充填塔
であること、および充填塔の塔頂部に直結してス
トリツピングされた塩化ビニルモノマーと共に排
出される水蒸気を各管で凝縮し、塩化ビニルモノ
マーガスと分離して充填塔の頂部に直接還流させ
る多管式の凝縮器が設けられていることを特徴と
する未反応塩化ビニルモノマーのストリツピング
塔。 2 充填物がラシヒリング、ベルルサドル、テラ
レツテパツキング、ポールリング、レツシングリ
ング、インターロツクサドルからなる群より選ば
れた少なくとも1種である特許請求の範囲第1項
記載のストリツピング塔。 3 充填物がテラレツテパツキングである特許請
求の範囲第2項記載のストリツピング塔。 4 充填物の充填量が充填塔内容積の3〜50%で
ある特許請求の範囲第1項記載のストリツピング
塔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19622583A JPS6088013A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 塩化ビニルモノマーのストリッピング塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19622583A JPS6088013A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 塩化ビニルモノマーのストリッピング塔 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6088013A JPS6088013A (ja) | 1985-05-17 |
| JPH0460124B2 true JPH0460124B2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=16354278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19622583A Granted JPS6088013A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 塩化ビニルモノマーのストリッピング塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6088013A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52147689A (en) * | 1976-06-02 | 1977-12-08 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Continuous removal of unreacted vinyl chloride monometer |
-
1983
- 1983-10-21 JP JP19622583A patent/JPS6088013A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6088013A (ja) | 1985-05-17 |
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