JPH0461079B2 - - Google Patents
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- JPH0461079B2 JPH0461079B2 JP60183083A JP18308385A JPH0461079B2 JP H0461079 B2 JPH0461079 B2 JP H0461079B2 JP 60183083 A JP60183083 A JP 60183083A JP 18308385 A JP18308385 A JP 18308385A JP H0461079 B2 JPH0461079 B2 JP H0461079B2
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- Japan
- Prior art keywords
- concentration
- electrolytic treatment
- salt solution
- treatment
- electrolysis
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、炭素鋼、低合金鋼などを含む鉄鋼材
料の弱点であるサビの発生を抑制し、水中等にお
いても或る程度使用に耐えるように、電解化成処
理により耐発銹性を付与する方法に関する。 (従来の技術) 炭素鋼、低合金鋼などを含む鉄鋼材料のサビ発
生防止法としては、従来から油膜保護法、塗装、
メツキなどの方法がある。しかしこれらの方法は
耐久性の点で長期間の防銹は困難である。 本発明者等は、先に特願昭59−208323号(特公
昭63−056319号)において、クロムイオンを含む
特定の塩類水溶液を陰極電解処理液として使用す
ることによつて、ステンレス鋼の防食性を著しく
向上させる方法を開発した。 その後、この方法をステンレス鋼以外の鉄鋼材
料、特にサビ易い炭素鋼などに適用したところ、
予想外の優れた耐発銹性が得られることを見出
し、本発明をなしたものである。 (発明の目的) 本発明は、サビ易い炭素鋼、低合金鋼などを含
む鉄鋼材料(ステンレス鋼は除く)に、電解化成
処理により優れた耐発銹性を付与する方法を提供
するものである。 (発明の構成) 本発明は、一般の炭素鋼、低合金鋼などを含む
鉄鋼材料を濃度0.5〜40%の塩類水溶液中に浸し
て、電流密度0.5〜5A/dm2電解時間5〜10分の
予備処理(陽極電解処理)を行なつて該鉄鋼材料
の表面を清浄にし、かつ活性化した後、下記の(1)
〜(6)の塩類水溶液中に浸して陰極電解処理を行な
い、鉄鋼材料表面に水溶液を含有する金属の反応
生成化合物を鍍着させて耐食性を付与する鉄鋼材
料の防食処理法である。ここで、鉄鋼材料とは、
炭素鋼、低合金鋼などの鉄基合金を指すもので、
ステンレス鋼は含まない。 塩類水溶液としては (1) 濃度1.0〜40%のCr6+を含む溶液。 (2) 濃度0.1〜20%のCr3+を含む溶液。 (3) 濃度1.0〜40%のCr6+と濃度0.1〜20%のCr3+
とを含む溶液。 (4) 前記(1)(2)(3)に更にクエン酸鉄アンモニウム
0.05〜2.0%、アンモニウムみようばん0.01〜
0.5%、硫安0.01〜2.0%などのアンモニウム塩
類を単独又は複数添加した溶液。 (5) 前記(1)(2)(3)(4)に更に濃度0.1〜10%の範囲で
Tiイオンを含む塩類、Cuイオンを含む塩類、
Niイオンを含む塩類及びブドウ糖を単独又は
複数添加した溶液。 (6) 前記(1)(2)(3)(4)(5)に更に微量添加物として濃度
0.01〜0.5%の範囲でチオ尿素、でん粉、硼酸、
グリセリン及び亜ひ酸を単独又は複数添加した
溶液。 陰極電解条件としては、電流密度0.5〜10A/
dm2、電解時間1〜30分である。 本発明は前記(1)〜(6)の塩類水溶液を使用する方
法であり、液組成及び濃度、電流密度、電解時間
等は各所定範囲内で適宜選択実施できる。 なお、予備処理として、塩類水溶液中で陽極電
解処理を行なうことが好ましいが、これを行なわ
ず陰極電解処理のみを実施しても、その表面特性
は改善され、有効な耐食性が付与される。 本発明の陰極電解処理によつて、鉄鋼材料の表
面上に析出する反応生成化合物は、未だ明確に解
明されていないが、いわゆるメツキ処理によつて
析出される金属とは異なり、電解液中に含まれる
各金属イオンの複雑な水和物からなるものと考え
られ、数μm以下の薄い着色皮膜で、水中におい
ても溶解消失することはない。 本発明による防食効果の理論的説明は明らかで
ないが、実験的にその効果は十分に認められる。 陽極電解処理用の塩類水溶液としては、普通、
塩化錫、塩化亜鉛等の塩化物溶液を用いるが、特
にこれらの塩化物に限定されるものではなく、他
の塩類を自由に使用できる。 後続の陰極電解処理に使用するクロムイオンを
含む塩類水溶液と同一の塩類水溶液を、鉄鋼材料
の極性のみを変えて、陽極電解処理にも使用する
のが、作業性、経済性の点から最も好ましい。 本発明で使用する液組成及び濃度、電流密度、
電解時間等を限定した理由は、これらの範囲内に
おいて、所期の耐食性が得られたからである。 陽極電解処理における電流密度が0.5A/dm2
未満では表面の活性化が不足し、5A/dm2を超
えると、活性化過剰で、陽極反応生成物が多くな
り、次工程の陰極反応での析出が少ないが、皆無
となる。 防食処理効果としての耐食性は、5分程度から
非常に顕著になる。しかし10分以上では飽和し、
且つ更に進むと反応生成物が附着して陰極反応を
阻害する様になるから、電極時間は5〜10分が最
適である。 陰極電解処理における電流密度は、ステンレス
鋼の場合と違い、値が小さいと皮膜生成に不足で
あり、過大だと表面に生成物が過剰に附着する故
0.5〜10A/dm2が最適である。また電解時間は
種々の鋼種を対象とした場合、1分未満では不足
であり、30分を超えると析出物がポーラスとな
り、耐食性が悪くなる。 実施例においては、Cr6+塩として重クロム酸ア
ンモニウム、Cr3+塩として、硫酸クロムをあげた
が、これに限定されるものではなく、他のCr塩
も使用できる。 なお、本発明において硫酸第二チタン、クエン
酸鉄アンモニウム、硫酸銅、硼酸、でん粉は鉄鋼
材料表面の水和物被覆特性を改善し、硫安はPHを
安定させ、ブドウ糖はCr3+の安定化に効果があ
る。 また、チオ尿素、亜ひ酸は低電流電解に効果が
ある。以下、実施例により更に詳しく説明する。 実施例 1 [水中浸漬による発銹試験] 炭素鋼を含む鉄鋼材料は水中におけるサビ発生
が顕著なので、水中浸漬による発銹試験を行な
い、本発明による陰極電解処理の効果を確認し
た。 水中浸漬T.P.の形状及びその取付方法は第1
図、第2図及び第3図に示す通りで、等間隙に孔
明加工を施した2枚の塩ビ帯状板3,3の間に炭
素鋼のT.P.1(250×25×0.5mm)を孔明部分4と
4の中間にはさみ、塩ビ製ボルト・ナツト5を孔
明部分4に差し込み40Kgfcmのトルクで締めつけ
て、炭素鋼のT.P.1を固定した。同様にして炭
素鋼のT.P.を取り付けた塩ビ帯状板3,3を製
作した。T.P.を固定した2本の塩ビ帯状板は、
第2図のように並列的に塩ビ製枠2に取付ける。 また、第3図のように塩ビ帯状板の下部板3の
端部を塩ビアングル2と塩ビボルト・ナツト5で
固定してもよい。第2図又は第3図のように固定
したT.P.1の枠をナイロンロープで結束し、水
中に浸漬試験する。 試験は炭素鋼の表面における発銹の有無を検討
した。試験に供した炭素鋼の主要成分は第1表に
示す通りであり、防食処理を施した電解槽は1
槽(200mm深さ×50mm巾×100mm長さ)を使用し
た。 本発明の防食効果は電解処理溶液の種類及び濃
度、電流密度、電解時間で決まるが、防食効果が
飽和する電解時間は使用する溶液の種類、溶液の
濃度、電流密度等によつて微妙に相違して必ずし
も一定しない。今回の実施例では、電解処理条件
を次のごとく行なつた。 電解処理溶液:10%重クロム酸アンモニウム+2
%硫酸クロム+0.2%クエン酸鉄アンモニウム 電解条件:陽極電解後陰極電解 電解電流:陽極電解の場合:0.5〜3A/dm2 陰極電解の場合:0.5〜3A/dm2 電解時間:陽極電解の場合:5分間 陰極電解の場合:10分間 電解後の処理:水洗後、自然乾燥 このように電解処理した試験片の水中浸漬発銹
試験結果を第2表に示す。また、比較材として、
未処理材の水中浸漬発銹試験結果も第2表に付記
した。(いずれも試験期間:25日間)更に、水中
浸漬腐食試験後のT.P.の浸食状況を表面サビ除
去後のT.P.板厚測定により、第3表に示す。 なお、試験に供した水質は次の通りである、 PH:7.40 残留塩素:0.40PPM 水温:22〜26℃ 第2表及び第3表で明らかなように炭素鋼の表
面を陰極電解処理した試験片の耐銹性は、未処理
材が、水中浸漬後、数時間位で発銹するのに比
し、著しく向上している。また、その板厚侵食状
況を比較すれば明白である。なお、電解処理水溶
液はCr6+を含む塩類水溶液又はCr3+を含む塩類水
溶液それぞれ単独でも防食効果があるが、それら
の混液の方が一層効果がある。 また、電解処理で、通常、表面清浄化及び活性
化のために予備処理(陽極電解処理)を行なう
が、行なわない場合でも未処理材よりも耐発銹性
は改善されている。
料の弱点であるサビの発生を抑制し、水中等にお
いても或る程度使用に耐えるように、電解化成処
理により耐発銹性を付与する方法に関する。 (従来の技術) 炭素鋼、低合金鋼などを含む鉄鋼材料のサビ発
生防止法としては、従来から油膜保護法、塗装、
メツキなどの方法がある。しかしこれらの方法は
耐久性の点で長期間の防銹は困難である。 本発明者等は、先に特願昭59−208323号(特公
昭63−056319号)において、クロムイオンを含む
特定の塩類水溶液を陰極電解処理液として使用す
ることによつて、ステンレス鋼の防食性を著しく
向上させる方法を開発した。 その後、この方法をステンレス鋼以外の鉄鋼材
料、特にサビ易い炭素鋼などに適用したところ、
予想外の優れた耐発銹性が得られることを見出
し、本発明をなしたものである。 (発明の目的) 本発明は、サビ易い炭素鋼、低合金鋼などを含
む鉄鋼材料(ステンレス鋼は除く)に、電解化成
処理により優れた耐発銹性を付与する方法を提供
するものである。 (発明の構成) 本発明は、一般の炭素鋼、低合金鋼などを含む
鉄鋼材料を濃度0.5〜40%の塩類水溶液中に浸し
て、電流密度0.5〜5A/dm2電解時間5〜10分の
予備処理(陽極電解処理)を行なつて該鉄鋼材料
の表面を清浄にし、かつ活性化した後、下記の(1)
〜(6)の塩類水溶液中に浸して陰極電解処理を行な
い、鉄鋼材料表面に水溶液を含有する金属の反応
生成化合物を鍍着させて耐食性を付与する鉄鋼材
料の防食処理法である。ここで、鉄鋼材料とは、
炭素鋼、低合金鋼などの鉄基合金を指すもので、
ステンレス鋼は含まない。 塩類水溶液としては (1) 濃度1.0〜40%のCr6+を含む溶液。 (2) 濃度0.1〜20%のCr3+を含む溶液。 (3) 濃度1.0〜40%のCr6+と濃度0.1〜20%のCr3+
とを含む溶液。 (4) 前記(1)(2)(3)に更にクエン酸鉄アンモニウム
0.05〜2.0%、アンモニウムみようばん0.01〜
0.5%、硫安0.01〜2.0%などのアンモニウム塩
類を単独又は複数添加した溶液。 (5) 前記(1)(2)(3)(4)に更に濃度0.1〜10%の範囲で
Tiイオンを含む塩類、Cuイオンを含む塩類、
Niイオンを含む塩類及びブドウ糖を単独又は
複数添加した溶液。 (6) 前記(1)(2)(3)(4)(5)に更に微量添加物として濃度
0.01〜0.5%の範囲でチオ尿素、でん粉、硼酸、
グリセリン及び亜ひ酸を単独又は複数添加した
溶液。 陰極電解条件としては、電流密度0.5〜10A/
dm2、電解時間1〜30分である。 本発明は前記(1)〜(6)の塩類水溶液を使用する方
法であり、液組成及び濃度、電流密度、電解時間
等は各所定範囲内で適宜選択実施できる。 なお、予備処理として、塩類水溶液中で陽極電
解処理を行なうことが好ましいが、これを行なわ
ず陰極電解処理のみを実施しても、その表面特性
は改善され、有効な耐食性が付与される。 本発明の陰極電解処理によつて、鉄鋼材料の表
面上に析出する反応生成化合物は、未だ明確に解
明されていないが、いわゆるメツキ処理によつて
析出される金属とは異なり、電解液中に含まれる
各金属イオンの複雑な水和物からなるものと考え
られ、数μm以下の薄い着色皮膜で、水中におい
ても溶解消失することはない。 本発明による防食効果の理論的説明は明らかで
ないが、実験的にその効果は十分に認められる。 陽極電解処理用の塩類水溶液としては、普通、
塩化錫、塩化亜鉛等の塩化物溶液を用いるが、特
にこれらの塩化物に限定されるものではなく、他
の塩類を自由に使用できる。 後続の陰極電解処理に使用するクロムイオンを
含む塩類水溶液と同一の塩類水溶液を、鉄鋼材料
の極性のみを変えて、陽極電解処理にも使用する
のが、作業性、経済性の点から最も好ましい。 本発明で使用する液組成及び濃度、電流密度、
電解時間等を限定した理由は、これらの範囲内に
おいて、所期の耐食性が得られたからである。 陽極電解処理における電流密度が0.5A/dm2
未満では表面の活性化が不足し、5A/dm2を超
えると、活性化過剰で、陽極反応生成物が多くな
り、次工程の陰極反応での析出が少ないが、皆無
となる。 防食処理効果としての耐食性は、5分程度から
非常に顕著になる。しかし10分以上では飽和し、
且つ更に進むと反応生成物が附着して陰極反応を
阻害する様になるから、電極時間は5〜10分が最
適である。 陰極電解処理における電流密度は、ステンレス
鋼の場合と違い、値が小さいと皮膜生成に不足で
あり、過大だと表面に生成物が過剰に附着する故
0.5〜10A/dm2が最適である。また電解時間は
種々の鋼種を対象とした場合、1分未満では不足
であり、30分を超えると析出物がポーラスとな
り、耐食性が悪くなる。 実施例においては、Cr6+塩として重クロム酸ア
ンモニウム、Cr3+塩として、硫酸クロムをあげた
が、これに限定されるものではなく、他のCr塩
も使用できる。 なお、本発明において硫酸第二チタン、クエン
酸鉄アンモニウム、硫酸銅、硼酸、でん粉は鉄鋼
材料表面の水和物被覆特性を改善し、硫安はPHを
安定させ、ブドウ糖はCr3+の安定化に効果があ
る。 また、チオ尿素、亜ひ酸は低電流電解に効果が
ある。以下、実施例により更に詳しく説明する。 実施例 1 [水中浸漬による発銹試験] 炭素鋼を含む鉄鋼材料は水中におけるサビ発生
が顕著なので、水中浸漬による発銹試験を行な
い、本発明による陰極電解処理の効果を確認し
た。 水中浸漬T.P.の形状及びその取付方法は第1
図、第2図及び第3図に示す通りで、等間隙に孔
明加工を施した2枚の塩ビ帯状板3,3の間に炭
素鋼のT.P.1(250×25×0.5mm)を孔明部分4と
4の中間にはさみ、塩ビ製ボルト・ナツト5を孔
明部分4に差し込み40Kgfcmのトルクで締めつけ
て、炭素鋼のT.P.1を固定した。同様にして炭
素鋼のT.P.を取り付けた塩ビ帯状板3,3を製
作した。T.P.を固定した2本の塩ビ帯状板は、
第2図のように並列的に塩ビ製枠2に取付ける。 また、第3図のように塩ビ帯状板の下部板3の
端部を塩ビアングル2と塩ビボルト・ナツト5で
固定してもよい。第2図又は第3図のように固定
したT.P.1の枠をナイロンロープで結束し、水
中に浸漬試験する。 試験は炭素鋼の表面における発銹の有無を検討
した。試験に供した炭素鋼の主要成分は第1表に
示す通りであり、防食処理を施した電解槽は1
槽(200mm深さ×50mm巾×100mm長さ)を使用し
た。 本発明の防食効果は電解処理溶液の種類及び濃
度、電流密度、電解時間で決まるが、防食効果が
飽和する電解時間は使用する溶液の種類、溶液の
濃度、電流密度等によつて微妙に相違して必ずし
も一定しない。今回の実施例では、電解処理条件
を次のごとく行なつた。 電解処理溶液:10%重クロム酸アンモニウム+2
%硫酸クロム+0.2%クエン酸鉄アンモニウム 電解条件:陽極電解後陰極電解 電解電流:陽極電解の場合:0.5〜3A/dm2 陰極電解の場合:0.5〜3A/dm2 電解時間:陽極電解の場合:5分間 陰極電解の場合:10分間 電解後の処理:水洗後、自然乾燥 このように電解処理した試験片の水中浸漬発銹
試験結果を第2表に示す。また、比較材として、
未処理材の水中浸漬発銹試験結果も第2表に付記
した。(いずれも試験期間:25日間)更に、水中
浸漬腐食試験後のT.P.の浸食状況を表面サビ除
去後のT.P.板厚測定により、第3表に示す。 なお、試験に供した水質は次の通りである、 PH:7.40 残留塩素:0.40PPM 水温:22〜26℃ 第2表及び第3表で明らかなように炭素鋼の表
面を陰極電解処理した試験片の耐銹性は、未処理
材が、水中浸漬後、数時間位で発銹するのに比
し、著しく向上している。また、その板厚侵食状
況を比較すれば明白である。なお、電解処理水溶
液はCr6+を含む塩類水溶液又はCr3+を含む塩類水
溶液それぞれ単独でも防食効果があるが、それら
の混液の方が一層効果がある。 また、電解処理で、通常、表面清浄化及び活性
化のために予備処理(陽極電解処理)を行なう
が、行なわない場合でも未処理材よりも耐発銹性
は改善されている。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
実施例 2
第4表に示す3種の低合金鋼(TP−1、TP−
2、TP−3)でT.P.(250×25×0.5mm)を作り、
これらのT.P.を 電解処理液:10%重クロム酸アンモニウム+2%
硫酸クロム+0.2%クエン酸鉄アンモニウム 陽極電解:2A/dm2×5分 陰極電解:2A/dm2×10分 の条件で陽極電解後陰極電解処理した。処理後の
T.P.を実施例1と同様の方法で塩ビ帯状板に固
定した。試料を固定した塩ビ枠をナイロンロープ
で結束し、1%Nacl水溶液(液温23〜25℃)中
につるし、発銹試験を行つた。これらのT.P.の
発銹試験結果を第5表に示す。なお、比較材とし
て未処理のT.P.の発銹状況を併記した。第5表
から本発明により優れた耐発銹効果が奏されるこ
とが分かる。
2、TP−3)でT.P.(250×25×0.5mm)を作り、
これらのT.P.を 電解処理液:10%重クロム酸アンモニウム+2%
硫酸クロム+0.2%クエン酸鉄アンモニウム 陽極電解:2A/dm2×5分 陰極電解:2A/dm2×10分 の条件で陽極電解後陰極電解処理した。処理後の
T.P.を実施例1と同様の方法で塩ビ帯状板に固
定した。試料を固定した塩ビ枠をナイロンロープ
で結束し、1%Nacl水溶液(液温23〜25℃)中
につるし、発銹試験を行つた。これらのT.P.の
発銹試験結果を第5表に示す。なお、比較材とし
て未処理のT.P.の発銹状況を併記した。第5表
から本発明により優れた耐発銹効果が奏されるこ
とが分かる。
【表】
【表】
【表】
実施例 3
[Cr6+のみを含む実施例]
実施例1に記したと同様の方法において、電解
処理条件を次のごとく変えて行つた。 電解処理液:10%重クロム酸アンモニウム+0.2
%クエン酸鉄アンモニウム 電解条件:陽極電解後陰極電解 電解電流 陽極電解の場合:0.5〜3A/dm2 陰極電解の場合:1〜3A/dm2 電解時間 陽極電解の場合:5分間 陰極電解の場合:0.5〜60分間 電解後の処理:水洗後、自然乾燥 このように電解処理した試験片の水中浸漬発銹
試験結果を第6表に示す。 実施例 4 [Cr3+のみを含む実施例] 電解処理液を2%硫酸クロム+0.2%クエン酸
鉄アンモニウムに変えた以外は、実施例3と全く
同一条件で試験した。試験片の水中浸漬発銹試験
結果を第7表に示す。 実施例 5 実施例1に記したと同様の方法において、電解
処理条件を次の如く変えて行なつた。 電解処理液:10%重クロム酸アンモニウム+2%
硫酸クロム+0.2%クエン酸鉄アンモニウム 電解条件:陽極電解及び時間2A/dm2×5分 :陰極電解電流及び時間3A/dm2×0.1〜100
分 電解後の処理:水洗後、自然乾燥 このように電解処理して得られた試験片の、陰
極処理時間と水中浸漬発銹試験時間との関係を第
8表に示す。 第8表から明らかなごとく、陰極処理時間が1
〜30分の範囲において、特に耐発銹性が顕著であ
るが、0.6分以下及び60分以上では耐食性が劣つ
ている。これは、鉄鋼材料表面の防食皮膜が1分
未満では形成不充分であり、逆に30を超えると皮
膜の成長が過度となるため粗雑になり、密着性も
悪くなり皮膜が剥離しやすくなつて防食効果を劣
化させるものと考えられる。従つて、本発明の特
許請求の範囲として陰極電解時間を1〜30分に限
定した。
処理条件を次のごとく変えて行つた。 電解処理液:10%重クロム酸アンモニウム+0.2
%クエン酸鉄アンモニウム 電解条件:陽極電解後陰極電解 電解電流 陽極電解の場合:0.5〜3A/dm2 陰極電解の場合:1〜3A/dm2 電解時間 陽極電解の場合:5分間 陰極電解の場合:0.5〜60分間 電解後の処理:水洗後、自然乾燥 このように電解処理した試験片の水中浸漬発銹
試験結果を第6表に示す。 実施例 4 [Cr3+のみを含む実施例] 電解処理液を2%硫酸クロム+0.2%クエン酸
鉄アンモニウムに変えた以外は、実施例3と全く
同一条件で試験した。試験片の水中浸漬発銹試験
結果を第7表に示す。 実施例 5 実施例1に記したと同様の方法において、電解
処理条件を次の如く変えて行なつた。 電解処理液:10%重クロム酸アンモニウム+2%
硫酸クロム+0.2%クエン酸鉄アンモニウム 電解条件:陽極電解及び時間2A/dm2×5分 :陰極電解電流及び時間3A/dm2×0.1〜100
分 電解後の処理:水洗後、自然乾燥 このように電解処理して得られた試験片の、陰
極処理時間と水中浸漬発銹試験時間との関係を第
8表に示す。 第8表から明らかなごとく、陰極処理時間が1
〜30分の範囲において、特に耐発銹性が顕著であ
るが、0.6分以下及び60分以上では耐食性が劣つ
ている。これは、鉄鋼材料表面の防食皮膜が1分
未満では形成不充分であり、逆に30を超えると皮
膜の成長が過度となるため粗雑になり、密着性も
悪くなり皮膜が剥離しやすくなつて防食効果を劣
化させるものと考えられる。従つて、本発明の特
許請求の範囲として陰極電解時間を1〜30分に限
定した。
【表】
【表】
【表】
(発明の効果)
本発明によると、炭素鋼などの鉄鋼材料を陽極
電解処理後陰極電解処理することにより、該鉄鋼
材料の表面に電解液中に含まれる各金属イオンの
複雑な水和物からなる防食化成膜が形成されると
考えられ、この防食化成膜により、炭素鋼などを
発銹腐食環境で使用する場合に大巾な耐発銹性改
善が得られる。
電解処理後陰極電解処理することにより、該鉄鋼
材料の表面に電解液中に含まれる各金属イオンの
複雑な水和物からなる防食化成膜が形成されると
考えられ、この防食化成膜により、炭素鋼などを
発銹腐食環境で使用する場合に大巾な耐発銹性改
善が得られる。
第1図〜第3図は、水中腐食試験T.P.の取付
け状態を示す説明図である。 1……鉄鋼材料T.P.、2……塩ビ枠(アング
ル)、3……塩ビ帯状板、4……孔、5……塩ビ
ボルト・ナツト。
け状態を示す説明図である。 1……鉄鋼材料T.P.、2……塩ビ枠(アング
ル)、3……塩ビ帯状板、4……孔、5……塩ビ
ボルト・ナツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉄鋼材料(但し、ステンレス鋼を除く)を濃
度0.5〜40%の塩類水溶液中に浸して電流密度を
0.5〜5A/dm2、電解時間5〜10分の陽極電解処
理を行なつて、その表面を清浄化し、活性化した
後、濃度1.0〜40%のCr6+を含む塩類水溶液中に
浸漬し、電流密度0.5〜10A/dm2電解時間1〜
30分のもとで、陰極電解処理を行なうことを特徴
とする鉄鋼材料の防食処理法。 2 陰極電解処理における塩類水溶液が、クエン
酸鉄アンモニウム0.05〜2.0%、アンモニウムみ
ようばん0.01〜0.5%、硫安0.01〜2.0%などのア
ンモニウム塩類を単独又は複数含有する特許請求
の範囲第1項記載の方法。 3 陰極電解処理における塩類水溶液が、濃度
0.1〜10%の範囲で、Tiイオンを含む塩類、Cuイ
オンを含む塩類、Niイオンを含む塩類及びブド
ウ糖を単独又は複数含有する特許請求の範囲第1
〜第2項のいずれか1つに記載の方法。 4 陰極電解処理における塩類水溶液が、微量添
加物として、濃度0.01〜0.5%の範囲で、チオ尿
素、でん粉、硼酸、グリセリン及び亜ひ酸を単独
又は複数含有する特許請求の範囲第1〜第3項の
いずれか1つに記載の方法。 5 鉄鋼材料(但し、ステンレス鋼を除く)を濃
度0.5〜40%の塩類水溶液中に浸して電流密度0.5
〜5A/dm2、電解時間5〜10分の陽極電解処理
を行なつて、その表面を清浄化し、活性化した
後、濃度0.1〜20%のCr3+を含む塩類水溶液中に
浸漬し、電流密度0.5〜10A/dm2電解時間1〜
30分のもとで、陰極電解処理を行なうことを特徴
とする鉄鋼材料の防食処理法。 6 陰極電解処理における塩類水溶液が、クエン
酸鉄アンモニウム0.05〜2.0%、アンモニウムみ
ようばん0.01〜0.5%、硫安0.01〜2.0%などのア
ンモニウム塩類を単独又は複数含有する特許請求
の範囲第5項記載の方法。 7 陰極電解処理における塩類水溶液が、濃度
0.1〜10%の範囲で、Tiイオンを含む塩類、Cuイ
オンを含む塩類、Niイオンを含む塩類及びブド
ウ糖を単独又は複数含有する特許請求の範囲第5
〜第6項のいずれか1つに記載の方法。 8 陰極電解処理における塩類水溶液が、微量添
加物として、濃度0.01〜0.5%の範囲で、チオ尿
素、でん粉、硼酸、グリセリン及び亜ひ酸を単独
又は複数含有する特許請求の範囲第5〜第7項の
いずれか1つに記載の方法。 9 鉄鋼材料(但し、ステンレス鋼を除く)を濃
度0.5〜40%の塩類水溶液中に浸して電流密度0.5
〜5A/dm2、電解時間5〜10分の陽極電解処理
を行なつて、その表面を清浄化し、活性化した
後、濃度1.0〜40%のCr6+と濃度0.1〜20%のCr3+
とを含む塩類水溶液中に浸漬し、電流密度0.5〜
10A/dm2、電解時間1〜30分のもとで陰極電解
処理を行なうことを特徴とする鉄鋼材料の防食処
理法。 10 陰極電解処理における塩類水溶液が、クエ
ン酸鉄アンモニウム0.05〜2.0%、アンモニウム
みようばん0.01〜0.5%、硫安0.01〜2.0%などの
アンモニウム塩類を単独又は複数含有する特許請
求の範囲第9項記載の方法。 11 陰極電解処理における塩類水溶液が、濃度
0.1〜10%の範囲で、Tiイオンを含む塩類、Cuイ
オンを含む塩類、Niイオンを含む塩類及びブド
ウ糖を単独又は複数含有する特許請求の範囲第9
〜第10項のいずれか1つに記載の方法。 12 陰極電解処理における塩類水溶液が、微量
添加物として、濃度0.01〜0.5%の範囲で、チオ
尿素、でん粉、硼酸、グリセリン及び亜ひ酸を単
独又は複数含有する特許請求の範囲第9〜第11
項のいずれか1つに記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18308385A JPS6244596A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 鉄鋼材料の防食処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18308385A JPS6244596A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 鉄鋼材料の防食処理法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6244596A JPS6244596A (ja) | 1987-02-26 |
| JPH0461079B2 true JPH0461079B2 (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=16129463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18308385A Granted JPS6244596A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 鉄鋼材料の防食処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6244596A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2576570B2 (ja) * | 1988-02-27 | 1997-01-29 | 日本鋼管株式会社 | 電解クロメート処理鋼板の前処理方法 |
| JPH04107551U (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-17 | エヌテイエヌ株式会社 | ボ−ルねじのコマ固定構体 |
| JPH0522914U (ja) * | 1991-02-28 | 1993-03-26 | エヌテイエヌ株式会社 | ボ−ルねじのコマ固定構体 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5141572A (en) * | 1974-10-05 | 1976-04-07 | Tsubakimoto Chain Co | Fuotokapura omochiita denryukenshutsusochi |
| JPS5464034A (en) * | 1977-10-31 | 1979-05-23 | Toyo Kohan Co Ltd | Pretreatment of steel plate treated with electrolytic chromic acid |
| JPS60183082A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-18 | Hitachi Ltd | 浄水器 |
-
1985
- 1985-08-22 JP JP18308385A patent/JPS6244596A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6244596A (ja) | 1987-02-26 |
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