JPH0461907B2 - - Google Patents
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- JPH0461907B2 JPH0461907B2 JP59053088A JP5308884A JPH0461907B2 JP H0461907 B2 JPH0461907 B2 JP H0461907B2 JP 59053088 A JP59053088 A JP 59053088A JP 5308884 A JP5308884 A JP 5308884A JP H0461907 B2 JPH0461907 B2 JP H0461907B2
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- Prior art keywords
- pressure
- sensitive adhesive
- silicone
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- adhesive
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、テープまたはシート上に塗布するこ
とによつて再剥離可能な粘着テープまたは粘着シ
ートを与える感圧接着剤に関するものである。さ
らに詳しくは、熱硬化性の塗料を用いて行なう焼
付塗装時等の高温下にさらされても、容易に剥離
することのできる耐熱性マスキングテープまたは
シート用の感圧接着剤に関するものである。 (従来技術) 再剥離型の粘着テープや粘着シートは、合成樹
脂フイルムあるいは樹脂を含浸させたクレープ紙
や和紙を支持体としてアクリル重合体や天然ゴム
あるいはイソプレンゴム等の感圧接着剤やこの感
圧接着剤に界面活性剤を添加して、再剥離性をさ
らに向上させた感圧接着剤を塗布して製造されて
いる。 これらの感圧接着剤は、室温ないし比較的低い
温度(50℃〜70℃)では、貼着後被着体から、再
剥離することができるものの、これらの感圧接着
剤は塗装後の焼付乾燥時におけるような高い温度
(120℃〜160℃)に耐えられず、被着体への接着
力が著しく増大して焼付乾燥終了後にテープを剥
離することが難しく、また剥離できたとしても被
着体に感圧接着剤が残存し、いわゆる糊残りが生
じ、被着体の美観を著しく損う。また特公昭57−
57102号公報には、アクリル系感圧接着剤100部に
対してシリコーン樹脂85部〜130部を配合し、さ
らにシリコーンオイル7部〜24部を添加し、アク
リル系感圧接着剤の架橋剤およびシリコーン樹脂
の硬化剤を添加してなる感圧接着剤が提案されて
いる。 しかるに、アクリル系感圧接着剤の架橋剤は、
一般に反応性が高く、感圧接着剤を保存している
間に、水分あるいは不純物等の混入により反応が
阻害され、均一な架橋反応が行なわれないために
生じる架橋くずれや耐温劣化による性能の低下が
生じ易いこと、あるいはポツトライフが生じるた
め予め多量に調整しておけないといつた作業性の
悪さ等未解決の問題が多い。 また、シリコーン樹脂の硬化剤として、一般に
用いられる過酸化物や鉛オクトエート等によりメ
チル基、フエニル基等の有機基を有するポリシロ
キサン構造を持つシリコーン樹脂ワニスを内部凝
集力を上昇させる程度まで硬化させるには、100
℃〜150℃の温度で5分〜10分間加熱キユアしな
ければならず、また広く粘着製品に用いられてい
るシリコーン系離型剤を塗布した剥離紙を、シリ
コーン感圧接着剤の剥離紙として用いた場合に
は、長時間保存すると徐々に剥離紙から剥離しず
らくなり、また剥離したシリコーン感圧接着剤の
接着力が減少し、ついには全く接着することもあ
る等の欠点もある。 シリコーンオイルも、その少量が常時接着界面
に存在している場合には、粘着テープを剥離した
後、被着体面にシリコーンオイルが残留し、その
ため印刷ムラや塗装ムラの原因となり不都合が生
じ易い。 (発明の目的) 本発明は、感圧接着剤を支持体フイルム等に塗
工後、架橋等化学反応を行なわせるためのキユア
をしなくても、優れた耐熱再剥離性を有し、ポツ
トライフの生じない一液型の作業性の良好な感圧
接着剤を与えるものである。 ここで、耐熱再剥離法とは感圧接着剤を支持体
フイルム等に塗工して、粘着ラベル、粘着シー
ト、粘着テープ等の粘着製品として各種被着体に
貼りつけ、これを120℃以上の高温で30分間以上
加熱した後においても容易に剥離することができ
てJISZ0237に準じた(180℃引剥し粘着力;750
g/25mm以下)。しかも感圧接着力が被着体に残
らず汚染しないものを称する。 (発明の構成) 本発明は、アクリル系感圧接着剤とシリコーン
感圧接着剤とを、アクリル系感圧接着剤100重量
部に対してシリコーン感圧接着剤1〜30重量部の
割合で混合してなることを特徴とする再剥離型感
圧接着剤を提供するものである。 〓アクリル系感圧接着剤〓 本発明の実施に当つて用いられるアクリル系感
圧接着剤としては、アルキル基の平均炭素数が1
〜12個のアクリル酸アルキルエステルと、他の共
重合可能な官能性モノマーとの共重合物の有機溶
剤の溶液が挙げられる。 アクリル酸アルキルエステルとしては、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、n−ブチルアクリレート、ヘキシル
アクリレート、2−エチルブチルアクリレート、
イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、デシルアクリレート、ドデシルア
クリレートなどを挙げることができ、また官能性
モノマーとしては、(メタ)アクリル酸、イタコ
ン酸、マイレン酸、無水マイレン酸、ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリ
レート、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミ
ドを挙げることができ、これらのモノマーはアク
リル酸アルキルエステルに対して0.5〜1.5重量%
の範囲で配合されるのが好ましい。 またこれらのアクリル酸アルキルエステルと官
能性モノマーとの共重合物系には、20重量%以下
の共重合可能なビニルモノマー例えば酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、アクリロニトリル、メ
タクリル酸アルキルエステル、スチレンなどを共
重合させることもできる。 上記の不飽和単量体を過酸化ベンゾイル等の過
酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化
合物といつたラジカル重合開始剤を用いて、トル
エン、ベンゼン、メチルエチルケトン、酢酸エチ
ル等の有機溶剤中で重合すれば良い。 〓シリコーン感圧接着剤〓 本発明の実施に当つて用いられるシリコーン感
圧接着剤としては、ジオルガノポリシロキサンか
らなるシリコーンガム、一般にはジメチルシロキ
サンからなるシリコーンガムと、シラノール残基
を一部有し、枝別かれ構造をもつジオルガノポリ
シロキサン、一般にはジメチルシロキサンからな
るシリコーンレジンとからなるシリコーンポリマ
ーをキシレン、あるいはトルエン等の有機溶剤に
溶解したものを用いれば良い。シリコーン感圧接
着剤中のシリコーンポリマーの分子量が数平均分
子量で5000以上のものを用いることは好ましいこ
とである。この種のシリコーン感圧接着剤につい
ては、日本接着協会誌19巻9月号P403〜P410(昭
和58年発行)にも記載されている。 〓混 合〓 アクリル系感圧接着剤とシリコーン系感圧接着
剤との混合は、各々の重合体を基準にすることを
原則としている。即ちアクリル系重合体100重量
部に対してシリコーンポリマー1〜30重量部の割
合で混合すれば良い。シリコーンポリマーが1重
量部未満では耐熱再剥離性が不十分であり、30重
量部を越えると、凝集力が低下し、過酸化物や鉛
オクトエーンのような一般にシリコーン感圧接着
剤の加熱キユア時に用いられる触媒を加えて加熱
キユアしないと十分な凝集力が発揮できず、従つ
て耐熱再剥離性が損なわれる。 (発明の効果) 本発明においてシリコーン感圧接着剤がいかな
る役目を果たしているかは明らかではないが、シ
リコーン感圧接着剤をアクリル系感圧接着剤に混
合することによつて得られる本発明の感圧接着剤
を支持体に塗布して、80℃〜120℃で30秒〜3分
程度の通常行なわれている感圧接着剤の乾燥条件
で乾燥するだけで十分な耐熱再剥離性が発現す
る。 得られた粘着テープは、塗装板あるいは未塗装
の鋼板に貼着し、その後120℃〜160℃の温度で30
分以上加熱した後も被着体から容易に剥離でき、
しかも被着体表面を何んら汚染しないものであ
る。 また本発明の感圧接着剤は、架橋剤等を含んで
いないためポツトライフが生ぜず、保存時の安定
性も優れている。 本発明の感圧接着剤は一般に感圧接着剤に混和
する酸化チタン、タルク等の顔料、あるいは安定
剤、増粘剤等を添加することもできず。 本発明の感圧接着剤は、ポリエステル、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、酢酸
セルロース等の合成樹脂フイルム、または布、
紙、アルミラミネート紙、金属箔等を支持体とし
てシート、テープ、ラベル等の粘着製品にするこ
とができる。これらの粘着製品を製造するには、
例えば、本発明の感圧接着剤を一般には約1000〜
50000センチポイズに粘度調整を行ない、ロール
コーター、ドクターコーター等の一般に用いられ
る感圧接着剤塗工機を用いて支持体に転写または
ダイレクトコートすれば良い。 本発明の感圧接着剤は耐熱マスキングテープ用
の感圧接着剤として適しているが、ステンレス、
アルミニウム等の金属板あるいは化粧板、ガラス
等のいわゆる表面保護フイルム用の感圧接着剤と
して用いることもできる。 次に本発明を実施例にて説明する。なお、実施
例、合成剤、比較剤中の「部」、「%」は各々「重
合部」「重量%」を示す。 合成例 1 撹拌機、還流冷却器、滴下装置及び温度計を備
えた反応器に酢酸エチル31.9部を仕込み80℃に加
熱する。このものに窒素雰囲気下で、アクリル酸
2−エチルヘキシル33.2部、酢酸ビニル3.7部、
アクリル酸2.5部、アクリルアミド0.4部およびメ
タクリル酸グリシジル0.1部の混合物と過酸化ベ
ンゾイル0.2部を溶解した酢酸エチル7.9部を各々
2時間かけて滴下する。次いで2,2′−アゾビス
イソブチロニトリル0.1部を含む酢酸エチル20.0
部を2時間かけて滴下した後、さらに80℃で4時
間重合反応を続ける。かくして固形分39.1%粘度
2200cpsの淡黄色のアクリル系感圧接着剤が得ら
れた。 合成例 2 合成例1で用いたものと同様な反応器にトルエ
ン60部および酢酸エチル40部を仕込み、80℃に加
熱する。このものに窒素雰囲気下で、アクリル酸
5部、アクリル酸エチル35部、アクリル酸2−ト
キシエチル30部およびアクリル酸2−エチルヘキ
シル30部の混合物と2,2′−アゾビスイソブチロ
ニトリル0.5部をトルエン40部に溶解した溶液と
を各々2時間かけて滴下する。その後80℃で8時
間溶液重合を行ない、反応終了後10%水酸化ナト
リウムメタノール溶液17部を徐々に滴下する。 かくして固形分39.6%、粘度3800cpsのアクリ
ル系感圧接着剤溶液がが得られた。 実施例 1〜5 合成剤1で得られたアクリル系感圧接着剤溶液
に表1に示す割合で、シリコーン系感圧接着剤
〔東芝シリコーン(株)製:TSR−1291(メチルシリ
コーンワニス〕を混合して感圧接着剤を得た。 このものをアプリケーターを用いてコロナ放電
処理した25μのポリエステルフイルムに、乾燥後
の膜厚が25μになるように塗布した。次いで105
℃で3分間乾燥し、シリコーン系剥離剤を塗布し
た剥離紙(創研化工(株)製:EKR78SS)と貼合し、
耐熱剥離型の感圧接着剤としての性能を評価した
ところ、表1に示すようにいずれも感圧接着剤と
しての性能が優れ、かつ耐熱再剥離性の優れたも
のであつた。 実施例 6 合成例1で得られたアクリル系感圧接着剤溶液
に表1で示す割合でシリコーン感圧接着剤〔東芝
シリコーン(株)製:YR−3340(メチルシリコーン
ワニス〕を混合して感圧接着剤を得た。 このものを実施例1と同様にして耐熱再剥離型
の感圧接着剤としてのの性能を評価した。表1に
示すように感圧接着剤としての性能が優れ、かつ
耐熱再剥離性の優れたものであつた。 実施例 7 合成例1で用いたものと同様反応器にシリコー
ン系感圧接着剤〔東芝シリコーン(株)製:TSR−
1291(メチルシリコーンワニス〕60部、トルエン
180部およびアクリルアミド1部を仕込み80℃に
加熱する。このものに窒素雰囲気下でアクリル酸
20部、アクリル酸2−エチルヘキシル140部、メ
タクリル酸メチル37部およびメタクリル酸グリシ
ジル2部の混合物と過酸化ベンゾイル1部および
トルエン40部の混合物を各々2時間かけて滴下す
る。 その後8時間重合反応を続ける。かくして固形
分46.2%、粘度6400cpsの感圧接着剤を得た。 このものを実施例1と同様にして耐熱再剥離性
の感圧接着剤としての性能を評価した。表1に示
すように感圧接着剤としての性能が優れ、かつ耐
熱再剥離性の優れたものであつた。 比較例 1 合成例1で得られたアクリル系感圧を実施例1
と同様にして耐熱再剥離型感圧接着剤として性能
を評価したところ、表1に示すように耐熱再剥離
性の良好な感圧接着剤は得られなかつた。 比較例 2 合成例1で得られたアクリル系感圧接着剤溶液
の重合体100部に対して、シリコーンポリマー分
で100部になるようにシリコーン感圧接着剤〔東
芝シリコーン(株)製:TSR−1291(メチルシリコー
ンワニス〕を混合して感圧接着剤を得た。 このものを実施例1と同様にして耐熱再剥離型
感圧接着剤として性能を評価したところ、表1に
示すように剥離抵抗力が大きく、また耐熱再剥離
性も劣つたものしか得られなかつた。
とによつて再剥離可能な粘着テープまたは粘着シ
ートを与える感圧接着剤に関するものである。さ
らに詳しくは、熱硬化性の塗料を用いて行なう焼
付塗装時等の高温下にさらされても、容易に剥離
することのできる耐熱性マスキングテープまたは
シート用の感圧接着剤に関するものである。 (従来技術) 再剥離型の粘着テープや粘着シートは、合成樹
脂フイルムあるいは樹脂を含浸させたクレープ紙
や和紙を支持体としてアクリル重合体や天然ゴム
あるいはイソプレンゴム等の感圧接着剤やこの感
圧接着剤に界面活性剤を添加して、再剥離性をさ
らに向上させた感圧接着剤を塗布して製造されて
いる。 これらの感圧接着剤は、室温ないし比較的低い
温度(50℃〜70℃)では、貼着後被着体から、再
剥離することができるものの、これらの感圧接着
剤は塗装後の焼付乾燥時におけるような高い温度
(120℃〜160℃)に耐えられず、被着体への接着
力が著しく増大して焼付乾燥終了後にテープを剥
離することが難しく、また剥離できたとしても被
着体に感圧接着剤が残存し、いわゆる糊残りが生
じ、被着体の美観を著しく損う。また特公昭57−
57102号公報には、アクリル系感圧接着剤100部に
対してシリコーン樹脂85部〜130部を配合し、さ
らにシリコーンオイル7部〜24部を添加し、アク
リル系感圧接着剤の架橋剤およびシリコーン樹脂
の硬化剤を添加してなる感圧接着剤が提案されて
いる。 しかるに、アクリル系感圧接着剤の架橋剤は、
一般に反応性が高く、感圧接着剤を保存している
間に、水分あるいは不純物等の混入により反応が
阻害され、均一な架橋反応が行なわれないために
生じる架橋くずれや耐温劣化による性能の低下が
生じ易いこと、あるいはポツトライフが生じるた
め予め多量に調整しておけないといつた作業性の
悪さ等未解決の問題が多い。 また、シリコーン樹脂の硬化剤として、一般に
用いられる過酸化物や鉛オクトエート等によりメ
チル基、フエニル基等の有機基を有するポリシロ
キサン構造を持つシリコーン樹脂ワニスを内部凝
集力を上昇させる程度まで硬化させるには、100
℃〜150℃の温度で5分〜10分間加熱キユアしな
ければならず、また広く粘着製品に用いられてい
るシリコーン系離型剤を塗布した剥離紙を、シリ
コーン感圧接着剤の剥離紙として用いた場合に
は、長時間保存すると徐々に剥離紙から剥離しず
らくなり、また剥離したシリコーン感圧接着剤の
接着力が減少し、ついには全く接着することもあ
る等の欠点もある。 シリコーンオイルも、その少量が常時接着界面
に存在している場合には、粘着テープを剥離した
後、被着体面にシリコーンオイルが残留し、その
ため印刷ムラや塗装ムラの原因となり不都合が生
じ易い。 (発明の目的) 本発明は、感圧接着剤を支持体フイルム等に塗
工後、架橋等化学反応を行なわせるためのキユア
をしなくても、優れた耐熱再剥離性を有し、ポツ
トライフの生じない一液型の作業性の良好な感圧
接着剤を与えるものである。 ここで、耐熱再剥離法とは感圧接着剤を支持体
フイルム等に塗工して、粘着ラベル、粘着シー
ト、粘着テープ等の粘着製品として各種被着体に
貼りつけ、これを120℃以上の高温で30分間以上
加熱した後においても容易に剥離することができ
てJISZ0237に準じた(180℃引剥し粘着力;750
g/25mm以下)。しかも感圧接着力が被着体に残
らず汚染しないものを称する。 (発明の構成) 本発明は、アクリル系感圧接着剤とシリコーン
感圧接着剤とを、アクリル系感圧接着剤100重量
部に対してシリコーン感圧接着剤1〜30重量部の
割合で混合してなることを特徴とする再剥離型感
圧接着剤を提供するものである。 〓アクリル系感圧接着剤〓 本発明の実施に当つて用いられるアクリル系感
圧接着剤としては、アルキル基の平均炭素数が1
〜12個のアクリル酸アルキルエステルと、他の共
重合可能な官能性モノマーとの共重合物の有機溶
剤の溶液が挙げられる。 アクリル酸アルキルエステルとしては、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、n−ブチルアクリレート、ヘキシル
アクリレート、2−エチルブチルアクリレート、
イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、デシルアクリレート、ドデシルア
クリレートなどを挙げることができ、また官能性
モノマーとしては、(メタ)アクリル酸、イタコ
ン酸、マイレン酸、無水マイレン酸、ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリ
レート、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミ
ドを挙げることができ、これらのモノマーはアク
リル酸アルキルエステルに対して0.5〜1.5重量%
の範囲で配合されるのが好ましい。 またこれらのアクリル酸アルキルエステルと官
能性モノマーとの共重合物系には、20重量%以下
の共重合可能なビニルモノマー例えば酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、アクリロニトリル、メ
タクリル酸アルキルエステル、スチレンなどを共
重合させることもできる。 上記の不飽和単量体を過酸化ベンゾイル等の過
酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化
合物といつたラジカル重合開始剤を用いて、トル
エン、ベンゼン、メチルエチルケトン、酢酸エチ
ル等の有機溶剤中で重合すれば良い。 〓シリコーン感圧接着剤〓 本発明の実施に当つて用いられるシリコーン感
圧接着剤としては、ジオルガノポリシロキサンか
らなるシリコーンガム、一般にはジメチルシロキ
サンからなるシリコーンガムと、シラノール残基
を一部有し、枝別かれ構造をもつジオルガノポリ
シロキサン、一般にはジメチルシロキサンからな
るシリコーンレジンとからなるシリコーンポリマ
ーをキシレン、あるいはトルエン等の有機溶剤に
溶解したものを用いれば良い。シリコーン感圧接
着剤中のシリコーンポリマーの分子量が数平均分
子量で5000以上のものを用いることは好ましいこ
とである。この種のシリコーン感圧接着剤につい
ては、日本接着協会誌19巻9月号P403〜P410(昭
和58年発行)にも記載されている。 〓混 合〓 アクリル系感圧接着剤とシリコーン系感圧接着
剤との混合は、各々の重合体を基準にすることを
原則としている。即ちアクリル系重合体100重量
部に対してシリコーンポリマー1〜30重量部の割
合で混合すれば良い。シリコーンポリマーが1重
量部未満では耐熱再剥離性が不十分であり、30重
量部を越えると、凝集力が低下し、過酸化物や鉛
オクトエーンのような一般にシリコーン感圧接着
剤の加熱キユア時に用いられる触媒を加えて加熱
キユアしないと十分な凝集力が発揮できず、従つ
て耐熱再剥離性が損なわれる。 (発明の効果) 本発明においてシリコーン感圧接着剤がいかな
る役目を果たしているかは明らかではないが、シ
リコーン感圧接着剤をアクリル系感圧接着剤に混
合することによつて得られる本発明の感圧接着剤
を支持体に塗布して、80℃〜120℃で30秒〜3分
程度の通常行なわれている感圧接着剤の乾燥条件
で乾燥するだけで十分な耐熱再剥離性が発現す
る。 得られた粘着テープは、塗装板あるいは未塗装
の鋼板に貼着し、その後120℃〜160℃の温度で30
分以上加熱した後も被着体から容易に剥離でき、
しかも被着体表面を何んら汚染しないものであ
る。 また本発明の感圧接着剤は、架橋剤等を含んで
いないためポツトライフが生ぜず、保存時の安定
性も優れている。 本発明の感圧接着剤は一般に感圧接着剤に混和
する酸化チタン、タルク等の顔料、あるいは安定
剤、増粘剤等を添加することもできず。 本発明の感圧接着剤は、ポリエステル、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、酢酸
セルロース等の合成樹脂フイルム、または布、
紙、アルミラミネート紙、金属箔等を支持体とし
てシート、テープ、ラベル等の粘着製品にするこ
とができる。これらの粘着製品を製造するには、
例えば、本発明の感圧接着剤を一般には約1000〜
50000センチポイズに粘度調整を行ない、ロール
コーター、ドクターコーター等の一般に用いられ
る感圧接着剤塗工機を用いて支持体に転写または
ダイレクトコートすれば良い。 本発明の感圧接着剤は耐熱マスキングテープ用
の感圧接着剤として適しているが、ステンレス、
アルミニウム等の金属板あるいは化粧板、ガラス
等のいわゆる表面保護フイルム用の感圧接着剤と
して用いることもできる。 次に本発明を実施例にて説明する。なお、実施
例、合成剤、比較剤中の「部」、「%」は各々「重
合部」「重量%」を示す。 合成例 1 撹拌機、還流冷却器、滴下装置及び温度計を備
えた反応器に酢酸エチル31.9部を仕込み80℃に加
熱する。このものに窒素雰囲気下で、アクリル酸
2−エチルヘキシル33.2部、酢酸ビニル3.7部、
アクリル酸2.5部、アクリルアミド0.4部およびメ
タクリル酸グリシジル0.1部の混合物と過酸化ベ
ンゾイル0.2部を溶解した酢酸エチル7.9部を各々
2時間かけて滴下する。次いで2,2′−アゾビス
イソブチロニトリル0.1部を含む酢酸エチル20.0
部を2時間かけて滴下した後、さらに80℃で4時
間重合反応を続ける。かくして固形分39.1%粘度
2200cpsの淡黄色のアクリル系感圧接着剤が得ら
れた。 合成例 2 合成例1で用いたものと同様な反応器にトルエ
ン60部および酢酸エチル40部を仕込み、80℃に加
熱する。このものに窒素雰囲気下で、アクリル酸
5部、アクリル酸エチル35部、アクリル酸2−ト
キシエチル30部およびアクリル酸2−エチルヘキ
シル30部の混合物と2,2′−アゾビスイソブチロ
ニトリル0.5部をトルエン40部に溶解した溶液と
を各々2時間かけて滴下する。その後80℃で8時
間溶液重合を行ない、反応終了後10%水酸化ナト
リウムメタノール溶液17部を徐々に滴下する。 かくして固形分39.6%、粘度3800cpsのアクリ
ル系感圧接着剤溶液がが得られた。 実施例 1〜5 合成剤1で得られたアクリル系感圧接着剤溶液
に表1に示す割合で、シリコーン系感圧接着剤
〔東芝シリコーン(株)製:TSR−1291(メチルシリ
コーンワニス〕を混合して感圧接着剤を得た。 このものをアプリケーターを用いてコロナ放電
処理した25μのポリエステルフイルムに、乾燥後
の膜厚が25μになるように塗布した。次いで105
℃で3分間乾燥し、シリコーン系剥離剤を塗布し
た剥離紙(創研化工(株)製:EKR78SS)と貼合し、
耐熱剥離型の感圧接着剤としての性能を評価した
ところ、表1に示すようにいずれも感圧接着剤と
しての性能が優れ、かつ耐熱再剥離性の優れたも
のであつた。 実施例 6 合成例1で得られたアクリル系感圧接着剤溶液
に表1で示す割合でシリコーン感圧接着剤〔東芝
シリコーン(株)製:YR−3340(メチルシリコーン
ワニス〕を混合して感圧接着剤を得た。 このものを実施例1と同様にして耐熱再剥離型
の感圧接着剤としてのの性能を評価した。表1に
示すように感圧接着剤としての性能が優れ、かつ
耐熱再剥離性の優れたものであつた。 実施例 7 合成例1で用いたものと同様反応器にシリコー
ン系感圧接着剤〔東芝シリコーン(株)製:TSR−
1291(メチルシリコーンワニス〕60部、トルエン
180部およびアクリルアミド1部を仕込み80℃に
加熱する。このものに窒素雰囲気下でアクリル酸
20部、アクリル酸2−エチルヘキシル140部、メ
タクリル酸メチル37部およびメタクリル酸グリシ
ジル2部の混合物と過酸化ベンゾイル1部および
トルエン40部の混合物を各々2時間かけて滴下す
る。 その後8時間重合反応を続ける。かくして固形
分46.2%、粘度6400cpsの感圧接着剤を得た。 このものを実施例1と同様にして耐熱再剥離性
の感圧接着剤としての性能を評価した。表1に示
すように感圧接着剤としての性能が優れ、かつ耐
熱再剥離性の優れたものであつた。 比較例 1 合成例1で得られたアクリル系感圧を実施例1
と同様にして耐熱再剥離型感圧接着剤として性能
を評価したところ、表1に示すように耐熱再剥離
性の良好な感圧接着剤は得られなかつた。 比較例 2 合成例1で得られたアクリル系感圧接着剤溶液
の重合体100部に対して、シリコーンポリマー分
で100部になるようにシリコーン感圧接着剤〔東
芝シリコーン(株)製:TSR−1291(メチルシリコー
ンワニス〕を混合して感圧接着剤を得た。 このものを実施例1と同様にして耐熱再剥離型
感圧接着剤として性能を評価したところ、表1に
示すように剥離抵抗力が大きく、また耐熱再剥離
性も劣つたものしか得られなかつた。
【表】
Claims (1)
- 1 アクリル系感圧接着剤100重量部とシリコー
ン感圧接着剤1〜30重量部とを混合してなること
を特徴とする再剥離型感圧接着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5308884A JPS60197780A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 再剥離型感圧接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5308884A JPS60197780A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 再剥離型感圧接着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60197780A JPS60197780A (ja) | 1985-10-07 |
| JPH0461907B2 true JPH0461907B2 (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=12933024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5308884A Granted JPS60197780A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 再剥離型感圧接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60197780A (ja) |
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-
1984
- 1984-03-19 JP JP5308884A patent/JPS60197780A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60197780A (ja) | 1985-10-07 |
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