JPH0463014B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0463014B2 JPH0463014B2 JP18248983A JP18248983A JPH0463014B2 JP H0463014 B2 JPH0463014 B2 JP H0463014B2 JP 18248983 A JP18248983 A JP 18248983A JP 18248983 A JP18248983 A JP 18248983A JP H0463014 B2 JPH0463014 B2 JP H0463014B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- indium
- resin
- chelate resin
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
本発明は、インジウムを含有する溶液からイン
ジウムを回収する方法に関するものである。 さらに詳しくは特殊なキレート樹脂を使用し
て、溶液中のインジウムを吸着回収する方法に関
するものである。 インジウムは地球上に広く存在するが天然に濃
縮された状態で存在しないため、何らかの方法で
多量成分を除去しつつ微量成分を含む液を循環さ
せることによつて濃縮させるか、非常に希薄な状
態から直接回収する方法が考えられている。 インジウムの工業的生産は、亜鉛精錬、鉛精錬
の副産物の中に濃縮されるスラグから行なわれて
いる。インジウムの工業的生産方法としては、た
とえば鉛溶鉱炉スラグを、硫酸浸出し、インジウ
ム、鉛等を含有する残渣と、亜鉛、銅、カドミウ
ム等成分を含有する溶液とに分けた後、上記残渣
をさらに硫酸浸出を行なつてインジウムを溶解し
鉛と分離し、上記インジウム含有溶液に、酸化亜
鉛と硫化ソーダを添加し、中和硫化を行ないイン
ジウムを沈澱として分離し、該沈澱に水酸化ナト
リウムを加え不純物を溶解除去し、残渣であるイ
ンジウムを再度硫酸浸出し、硫化水素処理を施し
不純物を沈澱除去した後、アルミニウム置換し、
電解によつて金属インジウムを得る方法が知られ
ている。 インジウムの最も有効な原料であるこれら鉱石
中には、多種類の元素を有しているためインジウ
ムを製造するための処理は上述のように複雑であ
りインジウムを低コストで回収することは容易で
はない。 また、インジウム含有溶液からインジウムを回
収する方法としてイミノジ酢酸型の官能基を有す
るキレート樹脂で吸着回収する方法は公知である
(Anal.Chem.Acta.アナリテイカ、ヒミカ、アク
タ、40(1968)479−485)。しかしながら、上記イ
ミノジ酢酸型の官能基を有するキレート樹脂を用
いる方法では該樹脂のインジウム吸着容量が小さ
いため、使用樹脂当りのインジウムの回収量が工
業的には十分なものでないとか、インジウムの選
択吸着性が必ずしも高くない、といつた欠点があ
り、未だ工業的に満足されたものではない。 かかる事情に鑑み、本発明者らは上記不都合を
克服し、特に回収量の向上したインジウムの回収
法を見出すべく、鋭意研究した結果、特定の官能
基を有するキレート樹脂が、インジウム含有溶液
中のインジウムに対して非常に大きい吸着容量を
有することを見出し、本発明方法を完成するに至
つた。すなわち、本発明は分子中にフオスフイン
基、ホスホニウム塩基、フオスフイン酸基、フオ
スフイン酸エステル基、フオスホン酸基、フオス
ホン酸エステル基、アミノアルキレン燐酸エステ
ル基及び前記官能基の金属塩から選ばれた少なく
とも一種の官能基を有するキレート樹脂と、イン
ジウムを含有する溶液を接触させることを特徴と
する溶液中に含まれるインジウムの回収法を提供
するにある。 本発明において用いられるキレート樹脂は、分
子中に一般式 −P(R)2、− P(R)3 (式中Rは、同一または異なる水素原子、アルキ
ル基、フエニル基、置換フエニル基)で示される
フオスフイン基、ホスホニウム塩基、一般式−
PO(OH)2で示されるフオスホン酸基、一般式−
PO(OR)2(式中Rは同一または異なる水素原子、
アルキル基、フエニル基、置換フエニル基を示
し、少くとも1つはアルキル基、フエニル基また
は置換フエニル基を示す)で示されるフオスホン
酸エステル基、一般式−PO(OH)Hで示される
フオスフイン酸基、一般式−PO(OR)H(式中R
はアルキル基、フエニル基または置換フエニル
基)で示されるフオスフイン酸エステル基、一般
式
ジウムを回収する方法に関するものである。 さらに詳しくは特殊なキレート樹脂を使用し
て、溶液中のインジウムを吸着回収する方法に関
するものである。 インジウムは地球上に広く存在するが天然に濃
縮された状態で存在しないため、何らかの方法で
多量成分を除去しつつ微量成分を含む液を循環さ
せることによつて濃縮させるか、非常に希薄な状
態から直接回収する方法が考えられている。 インジウムの工業的生産は、亜鉛精錬、鉛精錬
の副産物の中に濃縮されるスラグから行なわれて
いる。インジウムの工業的生産方法としては、た
とえば鉛溶鉱炉スラグを、硫酸浸出し、インジウ
ム、鉛等を含有する残渣と、亜鉛、銅、カドミウ
ム等成分を含有する溶液とに分けた後、上記残渣
をさらに硫酸浸出を行なつてインジウムを溶解し
鉛と分離し、上記インジウム含有溶液に、酸化亜
鉛と硫化ソーダを添加し、中和硫化を行ないイン
ジウムを沈澱として分離し、該沈澱に水酸化ナト
リウムを加え不純物を溶解除去し、残渣であるイ
ンジウムを再度硫酸浸出し、硫化水素処理を施し
不純物を沈澱除去した後、アルミニウム置換し、
電解によつて金属インジウムを得る方法が知られ
ている。 インジウムの最も有効な原料であるこれら鉱石
中には、多種類の元素を有しているためインジウ
ムを製造するための処理は上述のように複雑であ
りインジウムを低コストで回収することは容易で
はない。 また、インジウム含有溶液からインジウムを回
収する方法としてイミノジ酢酸型の官能基を有す
るキレート樹脂で吸着回収する方法は公知である
(Anal.Chem.Acta.アナリテイカ、ヒミカ、アク
タ、40(1968)479−485)。しかしながら、上記イ
ミノジ酢酸型の官能基を有するキレート樹脂を用
いる方法では該樹脂のインジウム吸着容量が小さ
いため、使用樹脂当りのインジウムの回収量が工
業的には十分なものでないとか、インジウムの選
択吸着性が必ずしも高くない、といつた欠点があ
り、未だ工業的に満足されたものではない。 かかる事情に鑑み、本発明者らは上記不都合を
克服し、特に回収量の向上したインジウムの回収
法を見出すべく、鋭意研究した結果、特定の官能
基を有するキレート樹脂が、インジウム含有溶液
中のインジウムに対して非常に大きい吸着容量を
有することを見出し、本発明方法を完成するに至
つた。すなわち、本発明は分子中にフオスフイン
基、ホスホニウム塩基、フオスフイン酸基、フオ
スフイン酸エステル基、フオスホン酸基、フオス
ホン酸エステル基、アミノアルキレン燐酸エステ
ル基及び前記官能基の金属塩から選ばれた少なく
とも一種の官能基を有するキレート樹脂と、イン
ジウムを含有する溶液を接触させることを特徴と
する溶液中に含まれるインジウムの回収法を提供
するにある。 本発明において用いられるキレート樹脂は、分
子中に一般式 −P(R)2、− P(R)3 (式中Rは、同一または異なる水素原子、アルキ
ル基、フエニル基、置換フエニル基)で示される
フオスフイン基、ホスホニウム塩基、一般式−
PO(OH)2で示されるフオスホン酸基、一般式−
PO(OR)2(式中Rは同一または異なる水素原子、
アルキル基、フエニル基、置換フエニル基を示
し、少くとも1つはアルキル基、フエニル基また
は置換フエニル基を示す)で示されるフオスホン
酸エステル基、一般式−PO(OH)Hで示される
フオスフイン酸基、一般式−PO(OR)H(式中R
はアルキル基、フエニル基または置換フエニル
基)で示されるフオスフイン酸エステル基、一般
式
【式】および/または
【式】(式中Xはアミノアルキレン
基、ポリアルキレンポリアミノアルキレン基、R
はアルキル基、フエニル基または置換フエニル
基)で示されるアミノアルキレン燐酸エステル基
または前記官能基の金属塩を有するキレート樹脂
であれば特に制限されるものではない。 本発明の前記官能基の金属塩を有するキレート
樹脂とはフオスフイン基、ホスホニウム塩基、フ
オスホン酸基、フオスホン酸エステル基、フオス
フイン酸基、フオスフイン酸エステル基またはア
ミノアルキレン燐酸エステル基との金属塩の間の
キレート結合若しくは錯結合による金属塩であつ
てこれら塩形成の金属塩の結合力が前記官能基と
インジウムとの結合力より弱い金属であれば特に
制限されるものではない。該金属塩の金属として
は一般にはナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金
属が使用される。 フオスフイン基、ホスホニウム塩基を有するキ
レート樹脂としては、クロルメチル基、ブロムメ
チル基等のハロゲン化アルキル基、臭素、ヨウ素
等のハロゲン原子を含有したスチレン−ジビニル
ベンゼン共重合体、、フエノール樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の重合体にリチウムジフ
エニルホスフイン、ナトリウムジフエニルホスフ
イン、リチウムフエニルホスフイン、トリクレジ
ルホスフイン等のホスフイン化合物、前記化合物
の混合物を反応させて得たフオスフイン基、ホス
ホニウム塩基を生成した樹脂等が挙げられる。 フオスホン酸エステル基を有するキレート樹脂
としては、クロルメチル基、ブロムメチル基等の
ハロゲン化アルキル基を含有したスチレン−ジビ
ニルベンゼン共重合体、フエノール樹脂、アニリ
ン樹脂、m−フエニレン重合体(以下、ハロゲン
化アルキル基を有した樹脂と称す。)に亜リン酸
トリエチル、亜リン酸トリフエニル、亜リン酸ト
リメチル等の亜リン酸誘導体、前記亜燐酸誘導体
の混合物(以下、亜燐酸誘導と称す。)を反応さ
せた樹脂等が挙げられる。 フオスホン酸基を有するキレート樹脂として
は、前記フオスホン酸エステル基を有するキレー
ト樹脂を酸、若しくはアルカリ触媒下、エステル
の加水分解反応をさせた樹脂;ポリスチレン、フ
エノール樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の重合体に三塩化燐を反応させ、次いで塩素又は
酸素を反応させた後、アルカリ又は酸存在下加水
分解反応を行つた樹脂等が挙げられる。 フオスフイン酸エステル基を有するキレート樹
脂としては、前記ハロゲン化アルキル基を有した
樹脂に次亜燐酸ジエチル、次亜燐酸ジフエニル等
の次亜リン酸誘導体、前記次亜燐酸誘導体の混合
物(以下、次亜燐酸誘導体と称す。)を反応させ
た樹脂等が挙げられる。 フオスフイン酸基を有するキレート樹脂として
は、前記フオスフイン酸エステル基を有するキレ
ート樹脂を酸、若しくはアルカリ触媒下、エステ
ルの加水分解反応をさせた樹脂;ポリスチレン、
フエノール樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
等の重合体に三塩化燐を反応させ、次いで加水分
解反応を行つた樹脂等が挙げられる。 アミノアルキレン燐酸基を有するキレート樹脂
としては、前記ハロゲン化アルキル基、スルホニ
ルクロリド基、カルボニルクロリド基、イソシア
ナート基、ニトリル基、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子、エポキシ基、アルデヒド基、ケトン基
等のアミン反応性基を有したスチレン−ジビニル
ベンゼン共重合体、フエノール樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアク
リロニトリル、ポリシアン化ビニリデン、ポリメ
タアクリロニトリル、ポリ−α−クロルアクリロ
ニトリル等の重合体(以下、アミン反応性基を有
した樹脂と称す。)に、アンモニア、エチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエ
チレンヘキサミン、ヘキサメチレンジアミン、グ
アニジン、ヒドラジン等のアミノ化合物を反応さ
せて得た樹脂(以下、アミノ化樹脂と称す。)に、
アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、アセト
ン、アセチルアセトン等のアルデヒド若しくはケ
トン類、および前記アルデヒド、ケトンの混合物
を反応させたシツフ塩基を有する樹脂に前記亜燐
酸誘導体を反応させた樹脂;前記アミノ化樹脂
に、ホルマリン、ホルムアルデヒド、パラホルム
アルデヒド、トリオキシサン等のメチレン化剤と
前記、亜燐酸誘導体を反応させた樹脂;前記アミ
ノ化樹脂にクロメチルフオスホン酸ジエチル、ク
ロルメチルフオスホン酸エチル、クロルメチルフ
オスホン酸ジフエニル、クロルメチルフオスホン
酸ジクレジル、クロルメチルフオスフイン酸エチ
ル等のハロゲン化アルキル燐酸エステル、前記ハ
ロゲン化アルキル燐酸エステルの混合物を反応さ
せた樹脂等が挙げられる。 しかして、本発明に限定するキレート樹脂が従
来公知のイミノジ酢酸型キレート樹脂に比較して
吸着容量で6倍またはそれ以上吸着するというこ
とは全く予期し難いことであつた。 本発明方法の実施に当り、上記キレート樹脂と
接触させるインジウム含有溶液として通常PHが
8.5以下のインジウム含有水溶液が適用されるが、
勿論他のインジウム含有溶液であつても適用する
ことができる。 特に、本発明方法の処理液としては亜鉛、鉛の
精錬スラツジ等の硫酸浸出液からのもの及び海水
が好適である。 本発明方法の実施に当り、上記キレート樹脂と
インジウムを含有する溶液との接触は、適宜条件
を選定して行えば良い。接触方法は特に制限され
るものではなく、例えばインジウムを含有する溶
液中へ、キレート樹脂を浸漬する方法、キレート
樹脂を充填した塔中へ、インジウム含有溶液を通
す方法等が一般に採用される。しかしながら、処
理操作の点からキレート樹脂を充填した塔中へ、
インジウム含有溶液を通す方法が好適に採用され
る。 本発明方法の実施に当り、キレート樹脂の使用
量は特に制限されるものではなく、処理対象とす
るインジウム含有溶液中のインジウム濃度、用い
るキレート樹脂の種類等によつても変わるが、こ
れは適宜予備実験を行なうことにより設定するこ
とができる。一般にキレート樹脂の使用量は、適
宜選択すればよい。 キレート樹脂とインジウム含有溶液の接触温度
は特に制限されるものではないが、通常0〜100
℃の温度で実施される。また接触時間も特に制限
されるものではなく、通常数秒以上の接触時間が
あれば十分である。 形状は粒状又は球状樹脂が好適に用いられる
が、また用途に応じ破砕状、繊維状、ハニカム
状、布状、液状等の樹脂も使用できる。 本発明方法によつてインジウムを吸着捕集した
ところのキレート樹脂は、次いで塩酸、硫酸、硝
酸、燐酸、硫化ソーダ、イミノジ酢酸、エチレン
ジアミン、四酢酸等により溶離回収するとか、加
熱分離することにより、キレート樹脂とインジウ
ムを分離するとかして、インジウムをキレート樹
脂から分離する。 以上のようにして分離回収されたインジウムは
次いで公知の方法、例えば硫酸塩となし電解する
ことによつてインジウム金属として回収すること
ができる。 以上詳述したような本発明方法によれば、公知
のイミノジ酢酸型キレート樹脂に比較してその吸
着能力が6倍ないしそれ以上であり、その工業的
価値に大なるものである。 以下に、本発明方法を実施例によつてさらに詳
細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り、以下の実施例によつて限定されるものではな
い。 実施例 1 クロルメチル化ポリスチレン200重量部をトル
エン溶媒中、亜リン酸トリエチル500重量部と反
応させて得たフオスホン酸エステル基を有する樹
脂(以下、本重合体をキレート樹脂Aと称す。)
の10c.c.を内径12m/mφのカラムに充填し、塔頂
よりインジウム102.2ppm含むPH1.0の亜鉛鉱石製錬
スラツジの硫酸浸出液100c.c.を2時間で通過し流
出液中のインジウムの分析を行つたところ、8.3
mgのインジウムが吸着した。 実施例 2〜9 キレート樹脂B; フオスホン酸基を有する市販の樹脂〔デユオラ
イトES−63(ダイヤモンドシヤムロツク社製)〕。 キレート樹脂C; ポリアクリロニトリル60重量部を水溶媒中ジエ
チレントリアミン103重量部と反応させて得たア
ミノ化ポリアクリロニトリルを更に36%塩酸存在
下、ホルマリン水溶液281重量部と亜燐酸トリエ
チル498重量部を反応させて得たアミノアルキレ
ン燐酸エステル基を有する樹脂。 キレート樹脂D; クロルメチル化ポリスチレン200重量部とトリ
ブチルホスフイン200重量部をジメチルホルムア
ミド溶媒中で反応させて得たホスホニウム塩基を
有する樹脂。 キレート樹脂E; クロルメチル化ポリスチレン200重量部とトリ
フエニルホスフイン260重量部をジメチルホルム
アミド溶媒中反応させて得たホスホニウム塩基を
有する樹脂。 キレート樹脂F; 臭素化ポリスチレン150重量部をテトラヒドロ
フラン溶媒中、1.6モル%n−ブチルリチウム−
ヘキサン溶液64重量部と反応させてリチウムポリ
スチレンを得た。これをテトラヒドロフラン溶媒
中、クロルジフエニルフオスフイン300重量部と
反応させ、さらに塩化メチレン溶媒中、40%過酢
酸371重量部で酸化して得たフオスフイン基を有
する樹脂。 キレート樹脂G; キレート樹脂Dを20%苛性ソーダ水溶液中で加
水分解して得たフオスホン酸のナトリウム塩を有
する樹脂。 キレート樹脂H; ポリスチレン100重量部をクロロホルム溶媒中、
三塩化燐150重量部と反応させた後、加水分解反
応して得たフオスフイン酸基を有する樹脂。 キレート樹脂I; アミノ化ポリスチレン100重量部を1・2−ジ
クロルエタン溶媒中、クロルメチルフオスフイン
酸クレジル120重量部と反応して得たフオスフイ
ン酸エステル基を有する樹脂。 以上のキレート樹脂を使用し、各々実施例1と
同様にしてインジウム102.2ppmを含むPH1.0の亜
鉛鉱石製錬スラツジの硫酸浸出液100c.c.を2時間
で通液しインジウムの分析をしたところ第1表に
示すような結果が得られた。
はアルキル基、フエニル基または置換フエニル
基)で示されるアミノアルキレン燐酸エステル基
または前記官能基の金属塩を有するキレート樹脂
であれば特に制限されるものではない。 本発明の前記官能基の金属塩を有するキレート
樹脂とはフオスフイン基、ホスホニウム塩基、フ
オスホン酸基、フオスホン酸エステル基、フオス
フイン酸基、フオスフイン酸エステル基またはア
ミノアルキレン燐酸エステル基との金属塩の間の
キレート結合若しくは錯結合による金属塩であつ
てこれら塩形成の金属塩の結合力が前記官能基と
インジウムとの結合力より弱い金属であれば特に
制限されるものではない。該金属塩の金属として
は一般にはナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金
属が使用される。 フオスフイン基、ホスホニウム塩基を有するキ
レート樹脂としては、クロルメチル基、ブロムメ
チル基等のハロゲン化アルキル基、臭素、ヨウ素
等のハロゲン原子を含有したスチレン−ジビニル
ベンゼン共重合体、、フエノール樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の重合体にリチウムジフ
エニルホスフイン、ナトリウムジフエニルホスフ
イン、リチウムフエニルホスフイン、トリクレジ
ルホスフイン等のホスフイン化合物、前記化合物
の混合物を反応させて得たフオスフイン基、ホス
ホニウム塩基を生成した樹脂等が挙げられる。 フオスホン酸エステル基を有するキレート樹脂
としては、クロルメチル基、ブロムメチル基等の
ハロゲン化アルキル基を含有したスチレン−ジビ
ニルベンゼン共重合体、フエノール樹脂、アニリ
ン樹脂、m−フエニレン重合体(以下、ハロゲン
化アルキル基を有した樹脂と称す。)に亜リン酸
トリエチル、亜リン酸トリフエニル、亜リン酸ト
リメチル等の亜リン酸誘導体、前記亜燐酸誘導体
の混合物(以下、亜燐酸誘導と称す。)を反応さ
せた樹脂等が挙げられる。 フオスホン酸基を有するキレート樹脂として
は、前記フオスホン酸エステル基を有するキレー
ト樹脂を酸、若しくはアルカリ触媒下、エステル
の加水分解反応をさせた樹脂;ポリスチレン、フ
エノール樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の重合体に三塩化燐を反応させ、次いで塩素又は
酸素を反応させた後、アルカリ又は酸存在下加水
分解反応を行つた樹脂等が挙げられる。 フオスフイン酸エステル基を有するキレート樹
脂としては、前記ハロゲン化アルキル基を有した
樹脂に次亜燐酸ジエチル、次亜燐酸ジフエニル等
の次亜リン酸誘導体、前記次亜燐酸誘導体の混合
物(以下、次亜燐酸誘導体と称す。)を反応させ
た樹脂等が挙げられる。 フオスフイン酸基を有するキレート樹脂として
は、前記フオスフイン酸エステル基を有するキレ
ート樹脂を酸、若しくはアルカリ触媒下、エステ
ルの加水分解反応をさせた樹脂;ポリスチレン、
フエノール樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
等の重合体に三塩化燐を反応させ、次いで加水分
解反応を行つた樹脂等が挙げられる。 アミノアルキレン燐酸基を有するキレート樹脂
としては、前記ハロゲン化アルキル基、スルホニ
ルクロリド基、カルボニルクロリド基、イソシア
ナート基、ニトリル基、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子、エポキシ基、アルデヒド基、ケトン基
等のアミン反応性基を有したスチレン−ジビニル
ベンゼン共重合体、フエノール樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアク
リロニトリル、ポリシアン化ビニリデン、ポリメ
タアクリロニトリル、ポリ−α−クロルアクリロ
ニトリル等の重合体(以下、アミン反応性基を有
した樹脂と称す。)に、アンモニア、エチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエ
チレンヘキサミン、ヘキサメチレンジアミン、グ
アニジン、ヒドラジン等のアミノ化合物を反応さ
せて得た樹脂(以下、アミノ化樹脂と称す。)に、
アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、アセト
ン、アセチルアセトン等のアルデヒド若しくはケ
トン類、および前記アルデヒド、ケトンの混合物
を反応させたシツフ塩基を有する樹脂に前記亜燐
酸誘導体を反応させた樹脂;前記アミノ化樹脂
に、ホルマリン、ホルムアルデヒド、パラホルム
アルデヒド、トリオキシサン等のメチレン化剤と
前記、亜燐酸誘導体を反応させた樹脂;前記アミ
ノ化樹脂にクロメチルフオスホン酸ジエチル、ク
ロルメチルフオスホン酸エチル、クロルメチルフ
オスホン酸ジフエニル、クロルメチルフオスホン
酸ジクレジル、クロルメチルフオスフイン酸エチ
ル等のハロゲン化アルキル燐酸エステル、前記ハ
ロゲン化アルキル燐酸エステルの混合物を反応さ
せた樹脂等が挙げられる。 しかして、本発明に限定するキレート樹脂が従
来公知のイミノジ酢酸型キレート樹脂に比較して
吸着容量で6倍またはそれ以上吸着するというこ
とは全く予期し難いことであつた。 本発明方法の実施に当り、上記キレート樹脂と
接触させるインジウム含有溶液として通常PHが
8.5以下のインジウム含有水溶液が適用されるが、
勿論他のインジウム含有溶液であつても適用する
ことができる。 特に、本発明方法の処理液としては亜鉛、鉛の
精錬スラツジ等の硫酸浸出液からのもの及び海水
が好適である。 本発明方法の実施に当り、上記キレート樹脂と
インジウムを含有する溶液との接触は、適宜条件
を選定して行えば良い。接触方法は特に制限され
るものではなく、例えばインジウムを含有する溶
液中へ、キレート樹脂を浸漬する方法、キレート
樹脂を充填した塔中へ、インジウム含有溶液を通
す方法等が一般に採用される。しかしながら、処
理操作の点からキレート樹脂を充填した塔中へ、
インジウム含有溶液を通す方法が好適に採用され
る。 本発明方法の実施に当り、キレート樹脂の使用
量は特に制限されるものではなく、処理対象とす
るインジウム含有溶液中のインジウム濃度、用い
るキレート樹脂の種類等によつても変わるが、こ
れは適宜予備実験を行なうことにより設定するこ
とができる。一般にキレート樹脂の使用量は、適
宜選択すればよい。 キレート樹脂とインジウム含有溶液の接触温度
は特に制限されるものではないが、通常0〜100
℃の温度で実施される。また接触時間も特に制限
されるものではなく、通常数秒以上の接触時間が
あれば十分である。 形状は粒状又は球状樹脂が好適に用いられる
が、また用途に応じ破砕状、繊維状、ハニカム
状、布状、液状等の樹脂も使用できる。 本発明方法によつてインジウムを吸着捕集した
ところのキレート樹脂は、次いで塩酸、硫酸、硝
酸、燐酸、硫化ソーダ、イミノジ酢酸、エチレン
ジアミン、四酢酸等により溶離回収するとか、加
熱分離することにより、キレート樹脂とインジウ
ムを分離するとかして、インジウムをキレート樹
脂から分離する。 以上のようにして分離回収されたインジウムは
次いで公知の方法、例えば硫酸塩となし電解する
ことによつてインジウム金属として回収すること
ができる。 以上詳述したような本発明方法によれば、公知
のイミノジ酢酸型キレート樹脂に比較してその吸
着能力が6倍ないしそれ以上であり、その工業的
価値に大なるものである。 以下に、本発明方法を実施例によつてさらに詳
細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り、以下の実施例によつて限定されるものではな
い。 実施例 1 クロルメチル化ポリスチレン200重量部をトル
エン溶媒中、亜リン酸トリエチル500重量部と反
応させて得たフオスホン酸エステル基を有する樹
脂(以下、本重合体をキレート樹脂Aと称す。)
の10c.c.を内径12m/mφのカラムに充填し、塔頂
よりインジウム102.2ppm含むPH1.0の亜鉛鉱石製錬
スラツジの硫酸浸出液100c.c.を2時間で通過し流
出液中のインジウムの分析を行つたところ、8.3
mgのインジウムが吸着した。 実施例 2〜9 キレート樹脂B; フオスホン酸基を有する市販の樹脂〔デユオラ
イトES−63(ダイヤモンドシヤムロツク社製)〕。 キレート樹脂C; ポリアクリロニトリル60重量部を水溶媒中ジエ
チレントリアミン103重量部と反応させて得たア
ミノ化ポリアクリロニトリルを更に36%塩酸存在
下、ホルマリン水溶液281重量部と亜燐酸トリエ
チル498重量部を反応させて得たアミノアルキレ
ン燐酸エステル基を有する樹脂。 キレート樹脂D; クロルメチル化ポリスチレン200重量部とトリ
ブチルホスフイン200重量部をジメチルホルムア
ミド溶媒中で反応させて得たホスホニウム塩基を
有する樹脂。 キレート樹脂E; クロルメチル化ポリスチレン200重量部とトリ
フエニルホスフイン260重量部をジメチルホルム
アミド溶媒中反応させて得たホスホニウム塩基を
有する樹脂。 キレート樹脂F; 臭素化ポリスチレン150重量部をテトラヒドロ
フラン溶媒中、1.6モル%n−ブチルリチウム−
ヘキサン溶液64重量部と反応させてリチウムポリ
スチレンを得た。これをテトラヒドロフラン溶媒
中、クロルジフエニルフオスフイン300重量部と
反応させ、さらに塩化メチレン溶媒中、40%過酢
酸371重量部で酸化して得たフオスフイン基を有
する樹脂。 キレート樹脂G; キレート樹脂Dを20%苛性ソーダ水溶液中で加
水分解して得たフオスホン酸のナトリウム塩を有
する樹脂。 キレート樹脂H; ポリスチレン100重量部をクロロホルム溶媒中、
三塩化燐150重量部と反応させた後、加水分解反
応して得たフオスフイン酸基を有する樹脂。 キレート樹脂I; アミノ化ポリスチレン100重量部を1・2−ジ
クロルエタン溶媒中、クロルメチルフオスフイン
酸クレジル120重量部と反応して得たフオスフイ
ン酸エステル基を有する樹脂。 以上のキレート樹脂を使用し、各々実施例1と
同様にしてインジウム102.2ppmを含むPH1.0の亜
鉛鉱石製錬スラツジの硫酸浸出液100c.c.を2時間
で通液しインジウムの分析をしたところ第1表に
示すような結果が得られた。
【表】
【表】
実施例 10〜18
102.2ppmのインジウムを含有するPH=1.0の硫
酸水溶液50mlにA,B,C,D,E,F.G,H,
Iの樹脂0.05gをそれぞれ入れ室温で3時間撹拌
接触処理を行なつた後ロ過を行ないロ液中に残存
するインジウム濃度を分析し、インジウム吸着量
を求めた。その結果を第2表に示した。
酸水溶液50mlにA,B,C,D,E,F.G,H,
Iの樹脂0.05gをそれぞれ入れ室温で3時間撹拌
接触処理を行なつた後ロ過を行ないロ液中に残存
するインジウム濃度を分析し、インジウム吸着量
を求めた。その結果を第2表に示した。
【表】
比較例 1〜3
実施例10〜18において用いられたキレート樹脂
のかわりに市販のイオン交換樹脂スミカイオン
KA850、スミキレートCR−1(住友化学製)、イ
ミノジ酢酸型キレート樹脂デユオライトES466
(ダイヤモンドシヤムロツク製)を用い実施例10
〜18と同様にしてインジウムの吸着を行なつた。
結果を第3表に示した。
のかわりに市販のイオン交換樹脂スミカイオン
KA850、スミキレートCR−1(住友化学製)、イ
ミノジ酢酸型キレート樹脂デユオライトES466
(ダイヤモンドシヤムロツク製)を用い実施例10
〜18と同様にしてインジウムの吸着を行なつた。
結果を第3表に示した。
【表】
実施例1〜18、比較例1〜3で示したように本
願発明のキレート樹脂はインジウムを含有する水
溶液からインジウムを選択的に吸着除去する能力
が優れていることが明白である。
願発明のキレート樹脂はインジウムを含有する水
溶液からインジウムを選択的に吸着除去する能力
が優れていることが明白である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フオスフイン基、ホスホニウム塩基、フオス
フイン酸基、フオスフイン酸エステル基、フオス
ホン酸基、フオスホン酸エステル基、アミノアル
キレン燐酸エステル基及び前記官能基の金属塩か
ら選ばれた少なくとも一種の官能基を有するキレ
ート樹脂と、インジウムを含有する溶液を接触さ
せることを特徴とするインジウムの回収法。 2 インジウムを含有する溶液のPHが8.5以下の
水溶液であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のインジウムの回収法。 3 インジウムを含有する溶液が海水または亜
鉛、鉛を製錬する際の副産物の硫酸浸出液である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のイ
ンジウムの回収法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18248983A JPS6071524A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | インジウムの回収法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18248983A JPS6071524A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | インジウムの回収法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6071524A JPS6071524A (ja) | 1985-04-23 |
| JPH0463014B2 true JPH0463014B2 (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=16119171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18248983A Granted JPS6071524A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | インジウムの回収法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6071524A (ja) |
-
1983
- 1983-09-29 JP JP18248983A patent/JPS6071524A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6071524A (ja) | 1985-04-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4565673A (en) | Process for eluting indium from a chelate resin containing adsorbed indium | |
| US6514414B1 (en) | Process for separation and removal of iron ions from basic zinc solution | |
| CA1259196A (en) | Method for eluting a metal adsorbed on an chelating agent | |
| JP2579773B2 (ja) | アルカリ溶液の精製方法 | |
| EP0224209B1 (en) | Process for recovery of rare metals | |
| JPH0463014B2 (ja) | ||
| JPS6376831A (ja) | 希少金属の回収法 | |
| JPS62176914A (ja) | 希有金属の回収方法 | |
| JPH0623051B2 (ja) | レニウムの回収方法 | |
| JPS58172256A (ja) | インジウムの回収方法 | |
| JPS6360242A (ja) | インジウムの精製方法 | |
| JPH0549729B2 (ja) | ||
| JPS62123016A (ja) | 強酸性溶液からの希少金属の回収法 | |
| JPS60260423A (ja) | ゲルマニウムの回収方法 | |
| JPS6354991A (ja) | 鉛の除去方法 | |
| JPH064139B2 (ja) | キレ−ト化剤に吸着した金属の溶離方法 | |
| JPS6353128B2 (ja) | ||
| JPH0771636B2 (ja) | 無機塩浴の精製方法 | |
| JPH0243686B2 (ja) | ||
| JPH07831A (ja) | 無機塩水溶液の精製方法 | |
| JPH0518890B2 (ja) | ||
| JPH03247728A (ja) | バナジウムの回収方法 | |
| JPS61270345A (ja) | 水中のインジウム又は及びガリウムの濃縮方法 | |
| JPH0521033B2 (ja) |