JPH0465113B2 - - Google Patents
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- JPH0465113B2 JPH0465113B2 JP62314427A JP31442787A JPH0465113B2 JP H0465113 B2 JPH0465113 B2 JP H0465113B2 JP 62314427 A JP62314427 A JP 62314427A JP 31442787 A JP31442787 A JP 31442787A JP H0465113 B2 JPH0465113 B2 JP H0465113B2
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- Japan
- Prior art keywords
- water
- weight
- oil repellent
- oil
- repellent composition
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/10—Esters
- C08F220/22—Esters containing halogen
- C08F220/24—Esters containing halogen containing perhaloalkyl radicals
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、フルオロ脂肪族基を有するアクリル
酸エステル又はメタクリル酸エステルの共重合体
を有効成分とする撥水撥油剤及び撥水撥油剤組成
物に関する。 <従来技術> 従来、撥水撥油剤としてフルオロ脂肪族基を有
するアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステ
ルを25〜75重量%含有する共重合体が種々の目的
に応じて用いられている。また、家庭等において
簡易に使用できる撥水撥油剤組成物として、前記
共重合体を有機溶剤に溶解し、噴射剤を加えたエ
アゾール組成物が知られている(特開昭54−
79186号公報及び特開昭58−104978号公報参照)。 エアゾール撥水撥油剤組成物は、簡易に被処理
体に塗布することができ、そのあと風乾による自
然乾燥だけで撥水撥油効果を発現することができ
る。しかし、スプレームラなどにより生ずる白化
現象又は粉ふき現象、あるいは低温雰囲気で処理
したときに有機溶剤の揮発性低下などによる撥水
撥油性の低下が問題となることがある。 溶剤として、従来、一般的に1,1,1−トリ
クロロエタン使用されている。これは、揮発性が
低い上に塩素系特有の悪臭を放つ欠点を有する。
そこで、これをトリクロロトリフルオロエタンに
代えることが考えられる。しかしながら、従来の
撥水撥油剤の有効成分に対してトリクロロトリフ
ルオロエタンを使用した場合、白化現象又は粉ふ
き現象は解決されないばかりかかえつてその現象
が甚だしくなることが分つた。 <発明の目的> 本発明の目的は、有機溶剤をトリクロロトリフ
ルオロエタンとすることを前提として、白化現象
及び粉ふき現象が改善され、並びに低温雰囲気で
処理するときの撥水撥油性が向上した撥水撥油剤
及び撥水撥油剤組成物を提供することにある。 <発明の構成> 本発明者らは、 溶剤として、従来、一般的に使用される1,
1,1−トリクロルエタンの代わりに揮発性の高
いトリクロロトリフルオロエタン(D)を使用する場
合に、 (A) フルオロ脂肪族基を有するアクリル酸エステ
ル又はメタクリル酸エステル80重量%超、 (B) アクリル酸エチルヘキシル又はメタクリル酸
エチルヘキシル2重量%以上20重量%未満、及
び (C) エチレン又は他の共重合可能な置換エチレン
0〜10重量% から成る共重合体を撥水撥油剤の有効成分とする
ことによつて上記問題を解決できることを見出し
た。 フルオロ脂肪族基を有するアクリル酸エステル
又はメタクリル酸エステル(A)は、代表的なものと
して、式: Rf−(CH2)nOCOCR3=CH2 (2) [式中、Rfは炭素数3〜21のパーフルオロアル
キル基またはパーフルオロアルケニル基、R1は
水素または炭素数1〜10のアルキル基、R2は炭
素数1〜10のアルキレン基、R3は水素またはメ
チル基、R4は炭素数1〜10のアルキル基、nは
1〜10の整数を表わす。] で示される化合物を挙げることができる。 さらに、その具体例としては、 CF3(CF2)7(CH2)11OCOCH=CH2 CF3(CF2)4CH2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 CF(CF3)2(CF2)6(CH2)3OCOCH=CH2 CF(CF3)2(CF2)10(CH2)3OCOCH=OH2 CF3(CF2)7SO2N(C3H7)(CH2)2OCOCH=
CH2 CF3(CF2)7SO2N(CH3)(CH2)2OCOC(CH3)
=CH2 CF(CF3)2(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCOCH=
CH2 CF(CF3)2(CF2)6CH2CH(OCOCH3)OCOC
(CH3)=CH2 CClF2(CF2)10CH2OCOC(CH3)=CH2 H(CF2)CH2OCOCH=CH2 CF(CF3)(CClF2)(CF2)7CONHCOOCH=
CH2 等を挙げることができる。上記のアクリル酸エス
テル化合物に対するメタクリル酸エステル化合
物、及び上記のメタクリル酸エステル化合物に対
するアクリル酸エステル化合物も使用可能であ
る。 単量体(A)は、共重合体中80重量%以上で含まれ
る。このときには、合成繊維に対する良好な撥水
撥油性が得られ、80重量%よりも少ないときには
得られない。 アクリル酸エチルヘキシル又はメタクリル酸エ
チルヘキシル(B)は、通常、アクリル酸2−エチル
ヘキシル又はメタクリル酸2−エチルヘキシルで
あり、 [式中、Rはメチル基又は水素である。] で示される化合物である。 単量体(B)は共重合体中2〜20重量%の範囲で含
まれ、好ましくは、2〜10重量%の範囲で含まれ
る。2重量%よりも少ないときには、白化現象乃
至粉ふき現象が改善されない。20重量%よりも多
いときには、単量体(A)が80重量%よりも少なくな
るので、良好な撥水撥油性が得られない。 他の共重合可能な置換エチレン(C)には種々のも
のがあるが、例示すると、 (1)アクリル酸及びメタクリル酸並びにこれらの
メチル、エチル、ブチル、イソブチル、t−ブチ
ル、プロピル、ヘキシル、デシル、ラウリル、ス
テアリル、イソボルニル、β−ヒドロキシエチ
ル、グリシジルエステル、フエニル、ベンジル、
4−シアノフエニルエステル類、RO
(CH2CH2O)mH(ここで、Rはアレキル基、m
は1以上の整数である。)とのエステル、(2)酢酸、
プロピオン酸、カプリル酸、ラウリル酸、ステア
リン酸等の脂肪酸のビニルエステル類、(3)スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン等
のスチレン系化合物、(5)ヘプタン酸アリル、カプ
リル酸アリル、カプロン酸アリル等の脂肪族のア
リルエステル類、(6)ビニルメチルケトン、ビニル
エチルケトン等のビニルアルキルケトン類、(7)N
−メチルアクリルアミド、H−メチロ−ルメタク
リルアミド等のアクリルアミド類、(8)2,3−ジ
クロロ−1,3−ブタジエン、イソプレン等のジ
エン類、並びに(9)ジメタクリル酸エチレン等のア
ルキレングリコール又はポリアルキレングリコー
ルのアクリル酸もしくはメタクリル酸エステルな
どである。 単量体(C)は共重合体中0〜10重量%の範囲で含
まれる。 エチレン又は他の共重合可能な置換エチレン(C)
のうち、好ましいものは、式: [式中、Rはメチル基又は水素である。] で示されるアクリル酸グリシジル又はメタクリル
酸グリシジルである。これを共重合させた三元重
合体は、天然繊維に対する良好な撥水撥油性も与
える。これをエチレン又は他の共重合可能な置換
エチレンと併用することも可能である。アクリル
酸グリシジル又はメタクリル酸グリシジルは、共
重合体中2〜10重量%の範囲で含まれることが好
ましく、さらに好ましくは、2〜8重量%の範囲
で含まれる。2重量%よりも少ないときは、天然
繊維に対する良好な撥水撥油性が得られない。10
重量%よりも多いときは、白化現象乃至粉ふき現
象が改善されない。 本発明の撥水撥油剤を製造するには、単量体
(A)、単量体(B)及び要すれば単量体(C)を、ビニル化
合物の重合に適用される公知の方法で重合すれば
よい。重合は、撹拌機及び外部からの加熱又は冷
却する手段を備えた容器の中で行う。重合反応の
方式は、任意に選択することができ、塊状重合、
溶液重合、懸濁重合、乳化重合、放射線重合等の
いずれをも使用することができる。重合は、溶剤
を使用した溶液重合により行うことが好ましい。
生成する溶液は、通常、他の成分を単に加えるこ
とによつて本発明の組成物を直接製造するのに用
いられる。 溶液重合において、溶剤として、トリクロロト
リフルオロエタンを単独で使用するのがよい。ま
た、トリクロロトリフルオロエタン以外の低沸点
の他の溶剤、例えば、アセトン、テトラクロロジ
フルオロエタン(1,1,2,2−テトラクロロ
−1,2−ジフルオロエタン)をトリクロロトリ
フルオロエタンとの合計重量に対して50重量%以
下で加えてトリクロロトリフルオロエタンと併用
することも可能である。 溶液重合は、例えば、以下のようにして行え
る。単量体混合物を溶剤に添加し、単量体濃度を
5〜50重量%とし、単量体溶液の温度を40〜150
℃にして、触媒の存在下で重合を行う。触媒は、
ビニル系不飽和化合物の溶液重合を開始させるた
めの周知の薬剤のいずれであつてもよく、通常、
溶剤に可溶な過酸化物及びアゾ化合物が用いられ
る。かかる過酸化物には、過酸化ベンゾイル、過
酸化ラウロイル等の過酸化アシル、t−ブチルパ
ーベンゾエート等の有機パーエステル、過酸化ジ
−t−ブチル等の過酸化ジアルキル等があり、ア
ゾ化合物には、アゾビス(イソブチロニトリル)、
アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等
が挙げられる。触媒の量は、通常、単量体重量に
対して0.1〜2%である。 触媒のみ又は他の条件では分子量を制御するの
に不十分な場合には、アルカン(C1〜C12)チオ
ール等の連鎖移動剤を少量加えてもよい。 共重合体の分子量は1000〜50000であることが
好ましい。分子量が1000よりも低いと撥水撥油性
が低下し、また50000よりも高いと白化及び粉ふ
き現象がおこる。共重合体の分子量は特に好まし
くは5000〜30000である。 本発明の撥水撥油剤組成物において、溶剤のト
リクロロトリフルオロエタン(D)は、通常、1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタンである。その量は、共重合体が共重合体と
溶剤との合計重量に対して0.2〜2.0重量%になる
ような量であることが好ましい。 噴射剤(E)は、炭素数1又は2のフルオロアルカ
ンもしくはクロロフルオロアルカン、LPGガス
又は炭酸ガスであることが好ましい。炭素数1又
は2のフルオロアルカンもしくはクロロフルオロ
アルカンの代表的な例としては、ジクロロジフオ
ロメタン、トリクロロトリフルオロメタン、クロ
ロジフルオロメタン、クロロジフルオロエタン、
ジクロロトリフルオロエタン、テトラフルオロエ
タン、これらの2種以上の混合物などが挙げら
れ、ジクロロジフルオロメタンが望ましい。噴射
剤(E)の量は、共重合体と溶剤の合計重量に対して
0.05〜2倍であることが好ましい。 本発明の撥水撥油剤組成物を製造するには、例
えば、単量体(A)、(B)及び(C)をトリクロロトリフル
オロエタン(D)中で溶液重合して得られた重合体溶
液に、更にトリクロロトリフルオロエタン(D)を加
え、次いで噴射剤(E)を混合すればよい。 <発明の効果> 本発明の撥水撥油剤の利点は、トリクロロトリ
フルオロエタンを溶剤としてエアゾール組成物と
したとき、以下の通りである。 あらゆる条件下でスプレー時の布の粉ふき及
び白化現象が著しく改良されている。 低温処理した場合においても、合成繊維に対
して良好な撥水撥油性、特に良好な撥水性を示
し、アクリル酸グリシジル又はメタクリル酸グ
リシジルを共重合体の成分とするときは、天然
繊維に対しても同様である。 又、本発明の撥水撥油剤組成物の利点は、以下
の通りである。 塩素系特有の悪臭がしないエアゾール組成物
である。 引火性のない安全なエアゾール組成物であ
る。 本発明の撥水撥油剤及び撥水撥油剤組成物は、
和服に代表される高級服地への使用、及び冬山の
ような悪条件下での使用などが可能であり、その
用途は幅広い。 <実施例> 以下に本発明の実施例及び比較例を示す。 実施例 1 4つ口200c.c.フラスコに CF3(CF2)nCH2CH2OCOCH=CH2(nの平均値
=3.6) 12.7g トリクロロトリフルオロエタン 61.1g テトラクロロジフルオロエタン 23.5g アセトン 9.4g を加え、温度計、ガラス管、撹拌器及びコンデン
サーを取り付け、50℃に加熱しながらチツ素ガス
をふき込みフラスコ内を充分にチツ素ガスで置換
した。その後、0.25gのt−ブチルパーオキシピ
バレートを添加し、2時間50℃で重合せしめた。 ガスクロマトグラフイーで確認したところ、モ
ノマーの重合率はいずれも100%であつた。蒸発
乾固法により測定して、重合体濃度は13.0重量%
であつた。蒸気圧浸透圧法による重合体の分子量
平均は、約20000であつた。 このようにして得られた重合体溶液をトリクロ
ロトリフルオロエタンで稀釈し、重合体の濃度を
0.5重量%に調整し、その70gとジクロロジフル
オロエタン30gを混合せしめてエアゾール組成物
を調製した。 このエアゾール組成物を試験体として、白化度
(白化の有無)及び撥水撥油性の試験を行つた。
白化度及び撥水撥油性の試験は以下のようにして
行つた。 [白化度] 垂直に固定したナイロン黒色布に、10cm離れた
所から噴射量が10g/200mm2になるよう室温にて
エアゾールを噴射し目視にてその白化の有無を評
価した。 ○:白化無し。 ×:白化有り。 [撥水撥油性] 撥水性試験方法は、JISL−1092のスプレー法
に従つた。撥水性試験方法はAATCC−TM−
118−1986の方法に従つた。試料布の作成及び撥
水撥油性測定の間はその周辺温度を5℃に保つ
た。垂直に固定した各種布に10cm離れた所から噴
射量が10g/200mm2になるようにエアゾールを噴
射して試験布を作成して、5分後に撥水撥油試験
を行つた。撥水性及び撥油性それぞれの評価基準
を第1表及び第2表に示す。なお、撥水性No.の右
肩に付した+は、評価基準値よりも若干良好な値
を有することを表す。
酸エステル又はメタクリル酸エステルの共重合体
を有効成分とする撥水撥油剤及び撥水撥油剤組成
物に関する。 <従来技術> 従来、撥水撥油剤としてフルオロ脂肪族基を有
するアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステ
ルを25〜75重量%含有する共重合体が種々の目的
に応じて用いられている。また、家庭等において
簡易に使用できる撥水撥油剤組成物として、前記
共重合体を有機溶剤に溶解し、噴射剤を加えたエ
アゾール組成物が知られている(特開昭54−
79186号公報及び特開昭58−104978号公報参照)。 エアゾール撥水撥油剤組成物は、簡易に被処理
体に塗布することができ、そのあと風乾による自
然乾燥だけで撥水撥油効果を発現することができ
る。しかし、スプレームラなどにより生ずる白化
現象又は粉ふき現象、あるいは低温雰囲気で処理
したときに有機溶剤の揮発性低下などによる撥水
撥油性の低下が問題となることがある。 溶剤として、従来、一般的に1,1,1−トリ
クロロエタン使用されている。これは、揮発性が
低い上に塩素系特有の悪臭を放つ欠点を有する。
そこで、これをトリクロロトリフルオロエタンに
代えることが考えられる。しかしながら、従来の
撥水撥油剤の有効成分に対してトリクロロトリフ
ルオロエタンを使用した場合、白化現象又は粉ふ
き現象は解決されないばかりかかえつてその現象
が甚だしくなることが分つた。 <発明の目的> 本発明の目的は、有機溶剤をトリクロロトリフ
ルオロエタンとすることを前提として、白化現象
及び粉ふき現象が改善され、並びに低温雰囲気で
処理するときの撥水撥油性が向上した撥水撥油剤
及び撥水撥油剤組成物を提供することにある。 <発明の構成> 本発明者らは、 溶剤として、従来、一般的に使用される1,
1,1−トリクロルエタンの代わりに揮発性の高
いトリクロロトリフルオロエタン(D)を使用する場
合に、 (A) フルオロ脂肪族基を有するアクリル酸エステ
ル又はメタクリル酸エステル80重量%超、 (B) アクリル酸エチルヘキシル又はメタクリル酸
エチルヘキシル2重量%以上20重量%未満、及
び (C) エチレン又は他の共重合可能な置換エチレン
0〜10重量% から成る共重合体を撥水撥油剤の有効成分とする
ことによつて上記問題を解決できることを見出し
た。 フルオロ脂肪族基を有するアクリル酸エステル
又はメタクリル酸エステル(A)は、代表的なものと
して、式: Rf−(CH2)nOCOCR3=CH2 (2) [式中、Rfは炭素数3〜21のパーフルオロアル
キル基またはパーフルオロアルケニル基、R1は
水素または炭素数1〜10のアルキル基、R2は炭
素数1〜10のアルキレン基、R3は水素またはメ
チル基、R4は炭素数1〜10のアルキル基、nは
1〜10の整数を表わす。] で示される化合物を挙げることができる。 さらに、その具体例としては、 CF3(CF2)7(CH2)11OCOCH=CH2 CF3(CF2)4CH2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 CF(CF3)2(CF2)6(CH2)3OCOCH=CH2 CF(CF3)2(CF2)10(CH2)3OCOCH=OH2 CF3(CF2)7SO2N(C3H7)(CH2)2OCOCH=
CH2 CF3(CF2)7SO2N(CH3)(CH2)2OCOC(CH3)
=CH2 CF(CF3)2(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCOCH=
CH2 CF(CF3)2(CF2)6CH2CH(OCOCH3)OCOC
(CH3)=CH2 CClF2(CF2)10CH2OCOC(CH3)=CH2 H(CF2)CH2OCOCH=CH2 CF(CF3)(CClF2)(CF2)7CONHCOOCH=
CH2 等を挙げることができる。上記のアクリル酸エス
テル化合物に対するメタクリル酸エステル化合
物、及び上記のメタクリル酸エステル化合物に対
するアクリル酸エステル化合物も使用可能であ
る。 単量体(A)は、共重合体中80重量%以上で含まれ
る。このときには、合成繊維に対する良好な撥水
撥油性が得られ、80重量%よりも少ないときには
得られない。 アクリル酸エチルヘキシル又はメタクリル酸エ
チルヘキシル(B)は、通常、アクリル酸2−エチル
ヘキシル又はメタクリル酸2−エチルヘキシルで
あり、 [式中、Rはメチル基又は水素である。] で示される化合物である。 単量体(B)は共重合体中2〜20重量%の範囲で含
まれ、好ましくは、2〜10重量%の範囲で含まれ
る。2重量%よりも少ないときには、白化現象乃
至粉ふき現象が改善されない。20重量%よりも多
いときには、単量体(A)が80重量%よりも少なくな
るので、良好な撥水撥油性が得られない。 他の共重合可能な置換エチレン(C)には種々のも
のがあるが、例示すると、 (1)アクリル酸及びメタクリル酸並びにこれらの
メチル、エチル、ブチル、イソブチル、t−ブチ
ル、プロピル、ヘキシル、デシル、ラウリル、ス
テアリル、イソボルニル、β−ヒドロキシエチ
ル、グリシジルエステル、フエニル、ベンジル、
4−シアノフエニルエステル類、RO
(CH2CH2O)mH(ここで、Rはアレキル基、m
は1以上の整数である。)とのエステル、(2)酢酸、
プロピオン酸、カプリル酸、ラウリル酸、ステア
リン酸等の脂肪酸のビニルエステル類、(3)スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン等
のスチレン系化合物、(5)ヘプタン酸アリル、カプ
リル酸アリル、カプロン酸アリル等の脂肪族のア
リルエステル類、(6)ビニルメチルケトン、ビニル
エチルケトン等のビニルアルキルケトン類、(7)N
−メチルアクリルアミド、H−メチロ−ルメタク
リルアミド等のアクリルアミド類、(8)2,3−ジ
クロロ−1,3−ブタジエン、イソプレン等のジ
エン類、並びに(9)ジメタクリル酸エチレン等のア
ルキレングリコール又はポリアルキレングリコー
ルのアクリル酸もしくはメタクリル酸エステルな
どである。 単量体(C)は共重合体中0〜10重量%の範囲で含
まれる。 エチレン又は他の共重合可能な置換エチレン(C)
のうち、好ましいものは、式: [式中、Rはメチル基又は水素である。] で示されるアクリル酸グリシジル又はメタクリル
酸グリシジルである。これを共重合させた三元重
合体は、天然繊維に対する良好な撥水撥油性も与
える。これをエチレン又は他の共重合可能な置換
エチレンと併用することも可能である。アクリル
酸グリシジル又はメタクリル酸グリシジルは、共
重合体中2〜10重量%の範囲で含まれることが好
ましく、さらに好ましくは、2〜8重量%の範囲
で含まれる。2重量%よりも少ないときは、天然
繊維に対する良好な撥水撥油性が得られない。10
重量%よりも多いときは、白化現象乃至粉ふき現
象が改善されない。 本発明の撥水撥油剤を製造するには、単量体
(A)、単量体(B)及び要すれば単量体(C)を、ビニル化
合物の重合に適用される公知の方法で重合すれば
よい。重合は、撹拌機及び外部からの加熱又は冷
却する手段を備えた容器の中で行う。重合反応の
方式は、任意に選択することができ、塊状重合、
溶液重合、懸濁重合、乳化重合、放射線重合等の
いずれをも使用することができる。重合は、溶剤
を使用した溶液重合により行うことが好ましい。
生成する溶液は、通常、他の成分を単に加えるこ
とによつて本発明の組成物を直接製造するのに用
いられる。 溶液重合において、溶剤として、トリクロロト
リフルオロエタンを単独で使用するのがよい。ま
た、トリクロロトリフルオロエタン以外の低沸点
の他の溶剤、例えば、アセトン、テトラクロロジ
フルオロエタン(1,1,2,2−テトラクロロ
−1,2−ジフルオロエタン)をトリクロロトリ
フルオロエタンとの合計重量に対して50重量%以
下で加えてトリクロロトリフルオロエタンと併用
することも可能である。 溶液重合は、例えば、以下のようにして行え
る。単量体混合物を溶剤に添加し、単量体濃度を
5〜50重量%とし、単量体溶液の温度を40〜150
℃にして、触媒の存在下で重合を行う。触媒は、
ビニル系不飽和化合物の溶液重合を開始させるた
めの周知の薬剤のいずれであつてもよく、通常、
溶剤に可溶な過酸化物及びアゾ化合物が用いられ
る。かかる過酸化物には、過酸化ベンゾイル、過
酸化ラウロイル等の過酸化アシル、t−ブチルパ
ーベンゾエート等の有機パーエステル、過酸化ジ
−t−ブチル等の過酸化ジアルキル等があり、ア
ゾ化合物には、アゾビス(イソブチロニトリル)、
アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等
が挙げられる。触媒の量は、通常、単量体重量に
対して0.1〜2%である。 触媒のみ又は他の条件では分子量を制御するの
に不十分な場合には、アルカン(C1〜C12)チオ
ール等の連鎖移動剤を少量加えてもよい。 共重合体の分子量は1000〜50000であることが
好ましい。分子量が1000よりも低いと撥水撥油性
が低下し、また50000よりも高いと白化及び粉ふ
き現象がおこる。共重合体の分子量は特に好まし
くは5000〜30000である。 本発明の撥水撥油剤組成物において、溶剤のト
リクロロトリフルオロエタン(D)は、通常、1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタンである。その量は、共重合体が共重合体と
溶剤との合計重量に対して0.2〜2.0重量%になる
ような量であることが好ましい。 噴射剤(E)は、炭素数1又は2のフルオロアルカ
ンもしくはクロロフルオロアルカン、LPGガス
又は炭酸ガスであることが好ましい。炭素数1又
は2のフルオロアルカンもしくはクロロフルオロ
アルカンの代表的な例としては、ジクロロジフオ
ロメタン、トリクロロトリフルオロメタン、クロ
ロジフルオロメタン、クロロジフルオロエタン、
ジクロロトリフルオロエタン、テトラフルオロエ
タン、これらの2種以上の混合物などが挙げら
れ、ジクロロジフルオロメタンが望ましい。噴射
剤(E)の量は、共重合体と溶剤の合計重量に対して
0.05〜2倍であることが好ましい。 本発明の撥水撥油剤組成物を製造するには、例
えば、単量体(A)、(B)及び(C)をトリクロロトリフル
オロエタン(D)中で溶液重合して得られた重合体溶
液に、更にトリクロロトリフルオロエタン(D)を加
え、次いで噴射剤(E)を混合すればよい。 <発明の効果> 本発明の撥水撥油剤の利点は、トリクロロトリ
フルオロエタンを溶剤としてエアゾール組成物と
したとき、以下の通りである。 あらゆる条件下でスプレー時の布の粉ふき及
び白化現象が著しく改良されている。 低温処理した場合においても、合成繊維に対
して良好な撥水撥油性、特に良好な撥水性を示
し、アクリル酸グリシジル又はメタクリル酸グ
リシジルを共重合体の成分とするときは、天然
繊維に対しても同様である。 又、本発明の撥水撥油剤組成物の利点は、以下
の通りである。 塩素系特有の悪臭がしないエアゾール組成物
である。 引火性のない安全なエアゾール組成物であ
る。 本発明の撥水撥油剤及び撥水撥油剤組成物は、
和服に代表される高級服地への使用、及び冬山の
ような悪条件下での使用などが可能であり、その
用途は幅広い。 <実施例> 以下に本発明の実施例及び比較例を示す。 実施例 1 4つ口200c.c.フラスコに CF3(CF2)nCH2CH2OCOCH=CH2(nの平均値
=3.6) 12.7g トリクロロトリフルオロエタン 61.1g テトラクロロジフルオロエタン 23.5g アセトン 9.4g を加え、温度計、ガラス管、撹拌器及びコンデン
サーを取り付け、50℃に加熱しながらチツ素ガス
をふき込みフラスコ内を充分にチツ素ガスで置換
した。その後、0.25gのt−ブチルパーオキシピ
バレートを添加し、2時間50℃で重合せしめた。 ガスクロマトグラフイーで確認したところ、モ
ノマーの重合率はいずれも100%であつた。蒸発
乾固法により測定して、重合体濃度は13.0重量%
であつた。蒸気圧浸透圧法による重合体の分子量
平均は、約20000であつた。 このようにして得られた重合体溶液をトリクロ
ロトリフルオロエタンで稀釈し、重合体の濃度を
0.5重量%に調整し、その70gとジクロロジフル
オロエタン30gを混合せしめてエアゾール組成物
を調製した。 このエアゾール組成物を試験体として、白化度
(白化の有無)及び撥水撥油性の試験を行つた。
白化度及び撥水撥油性の試験は以下のようにして
行つた。 [白化度] 垂直に固定したナイロン黒色布に、10cm離れた
所から噴射量が10g/200mm2になるよう室温にて
エアゾールを噴射し目視にてその白化の有無を評
価した。 ○:白化無し。 ×:白化有り。 [撥水撥油性] 撥水性試験方法は、JISL−1092のスプレー法
に従つた。撥水性試験方法はAATCC−TM−
118−1986の方法に従つた。試料布の作成及び撥
水撥油性測定の間はその周辺温度を5℃に保つ
た。垂直に固定した各種布に10cm離れた所から噴
射量が10g/200mm2になるようにエアゾールを噴
射して試験布を作成して、5分後に撥水撥油試験
を行つた。撥水性及び撥油性それぞれの評価基準
を第1表及び第2表に示す。なお、撥水性No.の右
肩に付した+は、評価基準値よりも若干良好な値
を有することを表す。
【表】
【表】
【表】
試験結果を第3表に示す。
実施例2〜8及び比較例1〜10
実施例1と同様にして、第3表に示す組成で重
合を行い、実施例2〜8及び比較例1〜10につい
てエアゾール組成物を調製し、試験に供した。結
果を第3表に示す。
合を行い、実施例2〜8及び比較例1〜10につい
てエアゾール組成物を調製し、試験に供した。結
果を第3表に示す。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) フルオロ脂肪族基を有するアクリル酸エ
ステル又はメタクリル酸エステル80重量%超、 (B) アクリル酸エチルヘキシル又はメタクリル酸
エチルヘキシル2重量%以上20重量%未満、及
び (C) エチレン又は他の共重合可能な置換エチレン
0〜10重量% から成る共重合体を有効成分とする撥水撥油剤組
成物。 2 アクリル酸エチルヘキシル又はメタクリル酸
エチルヘキシル(B)の量が2〜10重量%である特許
請求の範囲第1項記載の撥水撥油剤組成物。 3 エチレン又は他の共重合可能な置換エチレン
(C)がアクリル酸グリシジル又はメタクリル酸グリ
シジルであり、その量が2〜10重量%である特許
請求の範囲第1項記載の撥水撥油剤組成物。 4 (D) トリクロロトリフルオロエタン、及び (E) 噴射剤 を配合して成る特許請求の範囲第1項記載の撥水
撥油剤組成物。 5 噴射剤(E)が炭素数1又は2のフルオロアルカ
ン又はクロロフルオロアルカンである特許請求の
範囲第4項記載の撥水撥油剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31442787A JPH01153784A (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 撥水撥油剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31442787A JPH01153784A (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 撥水撥油剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01153784A JPH01153784A (ja) | 1989-06-15 |
| JPH0465113B2 true JPH0465113B2 (ja) | 1992-10-19 |
Family
ID=18053221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31442787A Granted JPH01153784A (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 撥水撥油剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01153784A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102605616A (zh) * | 2012-03-16 | 2012-07-25 | 李民旭 | 一种使纤维结构物具备持续耐久疏水性的方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5338345A (en) * | 1993-05-05 | 1994-08-16 | Eastman Kodak Company | Water-based water repellent coating compositions |
| EP1298180B1 (en) * | 2001-04-13 | 2009-08-05 | Asahi Glass Company Ltd. | Water-and-oil repellant composition |
| JP5040046B2 (ja) | 2001-04-25 | 2012-10-03 | 旭硝子株式会社 | 撥水撥油剤組成物 |
| TW200416277A (en) | 2002-10-15 | 2004-09-01 | Asahi Glass Co Ltd | Water-and-oil repellant composition |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5850077A (ja) * | 1981-09-19 | 1983-03-24 | Fujitsu Ltd | 2値化処理制御方式 |
| US4728707A (en) * | 1985-03-18 | 1988-03-01 | Daikin Industries Ltd. | Water- and oil-repellent |
| JPH0674409B2 (ja) * | 1985-05-31 | 1994-09-21 | ダイキン工業株式会社 | 撥水撥油剤水性分散液 |
| JPH0651764B2 (ja) * | 1986-08-22 | 1994-07-06 | 花王株式会社 | フツ素含有ビニル共重合体の製造方法 |
-
1987
- 1987-12-11 JP JP31442787A patent/JPH01153784A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102605616A (zh) * | 2012-03-16 | 2012-07-25 | 李民旭 | 一种使纤维结构物具备持续耐久疏水性的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01153784A (ja) | 1989-06-15 |
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