JPH0465797B2 - - Google Patents
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- JPH0465797B2 JPH0465797B2 JP60161050A JP16105085A JPH0465797B2 JP H0465797 B2 JPH0465797 B2 JP H0465797B2 JP 60161050 A JP60161050 A JP 60161050A JP 16105085 A JP16105085 A JP 16105085A JP H0465797 B2 JPH0465797 B2 JP H0465797B2
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38228—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of two or more ink layers
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、感熱転写記録に際し、表面平滑性の
悪い記録媒体に対しても良好な印字品質の転写記
録像を与えることのできる感熱転写材及びその製
造法に関する。 〔従来の技術〕 感熱転写記録方法は、使用する装置が軽量かつ
コンパクトで騒音がなく、操作性、保守性に優れ
るという感熱転写記録方法の一般的特長に加え
て、発色型の加工紙が不要であり、また記録像の
耐久性にも優れると云う特長を有しており、最
近、広く使用されている。 この感熱転写記録方法は、一般にシート状であ
る支持体上に、熱溶融性バインダー中に着色材を
分散させてなる熱転写性インク層を塗設してなる
感熱転写材を用い、この感熱転写材をその熱転写
性インク層が記録媒体に接するように記録媒体に
重畳させ、支持体側から熱ヘツドにより熱を供給
して溶融したインク層を記録媒体に転写すること
により、記録媒体上に熱供給形状(パターン)に
応じた転写記録像を形成するものである。 しかしながら、従来の感熱転写記録方法では転
写記録性能、すなわち印字品質が記録媒体の表面
平滑度により大きく影響され、平滑性の高い記録
媒体には良好な印字が行なわれるが、平滑性の低
い記録媒体の場合には著しく印字品質が低下する
という問題点がある。このため、一般に、表面平
滑度の高い紙が記録媒体として用いられている
が、平滑性の高い紙はむしろ特殊であり、通常紙
は繊維の絡み合いにより種々な程度の凹凸を有す
る。したがつて表面凹凸の大きい紙の場合には印
字時に熱溶融したインクが紙の記録部全部に転写
できず表面の凸部あるいはその近傍にのみ浸透付
着するため、印字された像のエツジ部がシヤープ
でなかつたり、像の一部が欠けたりして、印字品
質を低下させることになる。 従来、このような表面平滑性の悪い記録媒体に
対して良好な印字品質の記録像を得るためには、
例えば、少なくとも表面層に溶融粘度が小さい熱
溶融性バインダーを使用すること、あるいは熱転
写性インク層の層厚を増大することにより、溶融
インクを紙等の記録媒体の微細凹凸構造にまで忠
実に付着ないし浸透させる考え方に基ずく方法が
採られていた。しかしながら、溶融粘度の小さい
バインダーを使用するとインク層が比較的低温に
おいても粘着性をおび保存性の低下ならびに記録
媒体の非印字部での汚損等の不都合を生じ、また
転写像のにじみを生ずる。また転写性インク層の
層厚を大にする場合は、にじみが大きくなるとと
もに熱ヘツドからの熱供給量も大きくする必要が
あり、印字速度が低下する。 〔発明の解決すべき問題点〕 本発明は従来の問題点を解決し、諸々の熱転写
性能を維持しつつ、表面平滑性が良好な記録媒体
に対しては勿論のこと、表面平滑性の良くない記
録媒体に対しても、濃度が高く且つ切れよい印字
を与えることができる感熱転写材を提供すべくな
されたものである。 本発明は、また、上記の様な優れた特徴を有す
る感熱転写材を有利に製造することのできる新規
な方法を提供すべくなされたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 即ち、本発明によつて提供される感熱転写材
は、支持体上に、該支持体側から順に、それぞれ
熱溶融性材料を含有する第1のインク層及び第2
のインク層を有する感熱転写材において、前記第
1のインク層が前記熱溶融性材料として熱溶融性
樹脂微粒子を含有する層から成り、且つ前記第2
のインク層が、前記熱溶融性材料により2種類以
上のドメインが形成されしかも各ドメインがそれ
ぞれ異種の熱溶融性樹脂微粒子により構成されて
いる層Aと、前記熱溶融性材料により2種類以上
のドメインが形成されそのうち少なくとも1種類
のドメインが熱溶融性樹脂微粒子により構成され
且つ他の少なくとも1種類のドメインが非粒子状
の相により構成されている層Bと、の何れかの層
から成ることを特徴とするものである。 また、上記の構成の本発明の感熱転写材を有利
に製造することのできる新規な方法として見出さ
れた、本発明の感熱転写材の製造法は、前記層A
を、2種類以上の異種の熱溶融性樹脂微粒子分散
体の混合物を主剤とする塗工液を塗布した後、該
塗工液を前記熱溶融性樹脂微粒子群の軟化温度の
うち最低軟化温度より低い温度で乾燥せしめるこ
とにより設けることを特徴とするか、あるいは、
前記B層を、それぞれ軟化温度の異なる2種類以
上の熱溶融性樹脂微粒子分散体の混合物を主剤と
する塗工液を塗布した後、該塗工液を前記熱溶融
性樹脂微粒子群の軟化温度うちの最高軟化温度と
最低軟化温度との間の温度で乾燥せしめることに
より設けることを特徴とするものである。 〔発明の具体的説明及び実施例〕 本発明の感熱転写材においては、第2のインク
層内で熱溶融性材料が2種類以上のドメインを形
成しているため、インク層内の凝集力を均一系に
比べ大巾に下さくすることができる。そして、こ
の2種類以上のドメインは、そのうち少なくとも
1種類が熱溶融性樹脂微粒子により構成されるこ
とも相俟つて、パターン加熱部において融着・均
質化が進行し、凝集力の高い記録潜像を形成する
と共に、記録媒体への記録潜像の接着力として作
用する粘着力を生ずることができる。また、2種
類以上のドメインにより構成されているため、例
えば熱時接着力や凝集力といつた機能乃至は物性
の異なるドメインが存在するため、均一系の場合
より各々の機能乃至は物性が発現され易い状態と
することができる。この様に、第2のインク層に
おいては、熱印加部(パターン加熱部)と非加熱
部とで凝集力に大きな差異が生ずるため、鮮明な
記録像が得られる要因となる。 又、第1のインク層は、熱溶融性材料を含有す
る均一系では使用できない様な凝集力の高い材料
も使用できるようになる。また、微粒子を構成成
分としているため、熱印加により凝集力の差が明
確となり、印字の切れのよい鮮明な記録像が得ら
れるのである。第1のインク層は更に、熱印加時
の記録像の支持体への接着力をコントロールする
機能を有する。すなわち、第2のインク層は記録
時の加熱で微粒子の融着やドメイン間の均質化が
進むと同時に粘着力を生ずる。この粘着力は記録
媒体への記録潜像の接着力として作用する。又、
一方第1のインク層が存在しない時には、記録潜
像の支持体への接着力として作用し、この接着力
が大き過ぎると、潜像の記録媒体への転写の妨げ
となる。 つまり、熱印加により第1のインク層、第2の
インク層共にパターン状に皮膜強度の向上した記
録潜像となり、第2のインク層の記録媒体への強
い接着力と、第1のインク層でコントロールされ
た支持体との弱い接着力を生ずることとなり記録
潜像の記録媒体への転写(記録像の形成)には極
めて好ましい力関係となる。これにより本発明に
よる感熱転写材は表面平滑性不良の記録媒体にも
良好な印字品質の記録転写像を形成せしめること
ができる。 以下、本発明を更に詳細に説明する。以下の記
載において量比を表す「%」及び「部」は特に断
わらない限り重量基準とする。 第1図乃至第5図は、それぞれ本発明の感熱転
写材の1例を示した厚さ方向模式断面図である。 本発明でいうドメインとは、不均一系におい
て、組成、物性等で他と識別し得る領域を言う。 同一要素を同一符号で表わすと、第1図乃至第
5図に示した感熱転写材1は、それぞれ通常はシ
ート状の支持体2上に、それぞれ熱溶融性材料を
含有する第1のインク層3及び第2のインク層4
を有している。 第1図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は1種類又は2種類以上の熱溶融性樹
脂微粒子を構成成分としている。第2のインク層
は、例えばA種(図中、中抜丸)及びB種(図
中、黒べた丸)の2種類の熱溶融性樹脂微粒子を
構成成分とし、それぞれ単一のA種及びB種の熱
溶融性樹脂微粒子によりドメインが形成されてい
る。 第2図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は、第1図に示した例と同様に、1種
類又は2種類以上の熱溶融性樹脂微粒子を構成成
分としている。第2のインク層4は、第1図に示
した例と同様に、例えばA種(図中、中抜丸)及
びB種(図中、黒べた丸)の2種類の熱溶融性樹
脂微粒子を構成成分とし、これら微粒子がそれぞ
れ高次に集合した集合体によりドメインが形成さ
れている。 第3図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は、熱溶融性樹脂微粒子C及び非粒子
状の相として例えば非粒子性の熱溶融性バインダ
ーDを構成成分としている。第2のインク層は、
第1図に示した例と同様の構成を有している。 第4図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は、第1図及び第2図に示した例と同
様の構成を有している。第2のインク層4におい
ては、熱溶融性樹脂微粒子E及び非粒子状の相F
により、それぞれ1種類以上のドメインが形成さ
れている。熱溶融性樹脂微粒子Eは単一でドメイ
ンを形成してもよい。高次に集合した集合体によ
りドメインを形成してもよい。また異なる熱溶融
性樹脂微粒子Eにより2種類以上のドメインを形
成してもよい。また、同様に、非粒子状の相F
は、例えば相分離した様な状態で2種類以上のド
メインを形成してもよい。 第5図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は、第3図に示した例と同様の構成を
有している。第2のインク層は、第4図に示した
例と同様の構成を有している。 なお、本発明でいう熱溶融性とは、熱を印加し
た際に溶融して液状となる性質、乃至は熱軟化し
て粘着力や接着力を発現する性質を意味する。 第1のインク層3及び第2のインク層4の少な
くとも1方には、必要に応じて着色材が含有され
るほか、それぞれの層には可塑剤、油剤等各種添
加剤が含有されていてもよい。 支持体2としては、従来より公知のフイルムや
紙をそのまま使用することができ、例えばポリエ
ステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロ
ース、ポリフエニレンサスファイド、ポリイミド
等の比較的耐熱性の良いプラスチツクのフイル
ム、セロハンあるいは硫酸紙、コンデンサー紙な
どが好適に使用できる。支持体の厚みは、熱転写
に際して熱源として熱ヘツドを考慮する場合には
1〜15ミクロン程度であることが望ましい。また
熱ヘツドを使用する場合に、熱ヘツドと接触する
支持体の表面に、シリコーン樹脂、ふつ素樹脂、
ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フエノール樹
脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ニトロセルロ
ース等からなる耐熱性保護層を設けることにより
支持体の耐熱性を向上させることができ、あるい
は従来用いることのできなかつた支持体材料を用
いることもできる。 前述した様に、第1のインク層3は、1種類又
は2種類以上の熱溶融性樹脂微粒子を含有し、熱
印加により形成される記録潜像部分と非熱印加部
との切れをよくする機能、及び記録潜像部分の支
持体への接着力を調節する機能を有する。 第1のインク層を構成する熱溶融性樹脂微粒子
を構成する熱溶融性樹脂としては、ワツクス、低
分子ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体等のポリオレ
フイン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル
系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢
酸ビニル系樹脂、石油系樹脂、フエノール系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、スチレンブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム等のエラストマー類の微粒子
が用いられる。 第1のインク層を構成する熱溶融性バインダー
としては、カルナウバワツクス、パラフインワツ
クス、サゾールワツクス、マイクロクリスタリン
ワツクス、カスターワツクス等のワツクス類、ス
テアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ステア
リン酸アルミニウム、ステアリン酸 鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、
パルミチン酸亜鉛、メチルヒドロキシステアレー
ト、グリセロールモノヒドロキシステアレート、
等の高級脂肪酸あるいはその金属塩、エステル等
の誘導体、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
脂、極めて高分子量のエポキシ系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、アクリル系樹脂(例えばポリメチル
メタクリレート、ポリアクリルアマイド)、酢酸
ビニル系樹脂、ポリビニルピロリドン等を始めと
するビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂 (例えば、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等)、セル
ロース系樹脂(例えばメチルセルロース、エチル
セルロース、カルボキシセルロース等)、ポリビ
ニールアルコール系樹脂(例えばポリビニルアル
コール、部分ケン化ポリビニルアルコール等)、
石油系樹脂、ロジン誘導体、クマロン−インデン
樹脂、テルペン系樹脂、ノボラツク型フエノール
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフイン系
樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等)、
ポリビニルエーテル系樹脂、ポリエチレングリコ
ール樹脂、及びエラストマー類、天然ゴム、スチ
レンブタジエンゴム、イソプレンゴム等が挙げら
れる。 熱溶融性バインダーの軟化温度は、40℃〜150
℃、好ましくは60℃〜140℃の範囲である。又、
溶融粘度は150℃において2〜20万センチポイズ
(回転粘度計)を示すものであることが好ましい。 これら熱溶融性樹脂微粒子及び熱溶融性バイン
ダーは、それぞれ、1種又は2種以上を用いるこ
とができる。 第2のインク層は、熱印加で微粒子を融着させ
ることによる潜像形成機能と融着進行による熱時
粘着力を記録媒体に作用させる機能とを有する。 第2のインク層に用いる熱溶融性樹脂微粒子及
び熱溶融性バインダーは、それぞれ第1のインク
層の場合に例示した前記物質を同様に選択使用で
きる。この場合、それぞれ第1のインク層に用い
るのと重複して用いてもよいが、第1のインク層
に比べ、記録媒体に対する熱時粘着性を高くし、
記録潜像の記録媒体への転写、記録像の形成に極
めて好ましい関係となる様に、それぞれの層に用
いる材料を適宜変えて用いるのが好ましい。 加熱後形成される潜像の皮膜性の強さと熱時接
着力の強さの関係から、第2のインク層に用いる
2種類以上の微粒子乃至はバインダーとしては、
次の様な組合せの熱溶融性材料の組合せが好適で
ある。即ち、ワツクス、低分子ポリエチレン等の
ポリオレフイン系樹脂−ポリウレタン系樹脂、ポ
リオレフイン系樹脂−ポリ酢酸ビニル系樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル系樹脂−スチレン−ブタジエ
ン系樹脂、アクリル系樹脂−ポリ酢酸ビニル系樹
脂−石油系樹脂の三元系などが挙げられる。 熱溶融性樹脂微粒子は、エマルジヨン重合、懸
濁重合等重合のプロセスによる方法、熱溶融性樹
脂を分散剤等を用い機械的に分散する方法、その
他機械的粉砕、スプレードライ法、折出法等で得
られるものの中で微粒子の軟化温度が50℃〜160
℃、好ましくは60℃〜150℃のものが用いられる。
なお、ここでいう軟化温度は、島津フローテスタ
ーCFT−500形を用いて、荷重10Kg、昇温速度2
℃/分の条件で測定した試料の流出開始温度をい
う。 熱溶融性樹脂微粒子の平均粒子径は、20μm以
下(〜0.01μm程度)、更には10以下(〜0.1μm程
度)であることが好ましい。20μmを超えると大
き過ぎるため、粒子径がインク層層厚と同じにな
る場合もでてくる。この場合、熱印加により隣接
粒子を融着した際記録潜像内にボイドが生じ易
く、転写性が悪くなり好ましくない。また、この
理由により粒子径とインク層層厚とが同じになる
ことは好ましくない。第2のインク層中のドメイ
ンの量比は、各々が発現する機能、物性により変
化し、特に定めるものではない。 第1のインク層の層厚は、0.5〜10μm、第2の
インク層の層厚は0.5〜20μm、更には1〜10μm
とするのが好ましく、また第1及び第2のインク
層の総厚は2〜25μmとするのが好ましい。第2
のインク層の層厚が0.5μm未満と薄い場合には、
熱印加され微粒子同志が融着して形成される潜像
の皮膜性が弱くなり、20μmを越える場合全体的
に微粒子の融着を均一にさせることが困難であり
好ましくない。 第1のインク層及び第2のインク層共に熱溶融
性樹脂微粒子を含んだ構成とするには、予め得ら
れていた微粒子を貧溶媒中に分散させた塗工液を
塗工した後、溶媒を除去したり、微粒子の分散液
中に、分散媒に可溶な樹脂を溶解させ、塗工液と
し、塗工後、分散媒を除去し、樹脂バインダー中
に微粒子が適宜分布した状態を形成することがで
きる。 最も好適な方法は、次の様な方法である。即
ち、第1図、第2図及び第4図の例の第1のイン
ク層並びに第1図乃至第3図の例の第2のインク
層は、例えば1種類又は2種類以上の樹脂エマル
ジヨンを用いて塗工液とし、これを塗工した後、
これら樹脂エマルジヨンから得られる微粒子
(群)の軟化温度よりも低い温度で乾燥し分散媒
を除去して形成する。また、第3図及び第5図の
例の第1のインク層並びに第4図及び第5図の例
の第2のインク層は、例えば2種類以上の樹脂エ
マルジヨンを用いて塗工液とし、これを塗工した
後、これら樹脂エマルジヨンから得られる微粒子
(群)のうち最低軟化温度と最高軟化温度との間
の温度で乾燥して分散媒を除去して、一部分を微
粒子のまま残存させ、他の部分を非粒子状の相と
することにより形成する。 着色剤としては、印刷、記録の野で用いられて
いる各種の染・顔料を全て使用することができ、
塗工液が水系の場合、水溶性染料や水散性染料・
顔料が用いられ、また、微粒子を溶剤に分散した
系では、油溶性染料、溶剤に分散可能な染・顔料
が使用できる。例えばカーボンブラツク、ニグロ
シン染料、ランプ黒、スーダンブラツクSM、フ
アースト・エローG、ベンジジン・エロー、ピグ
メント・エロー、インドフアースト・オレンジ、
イルガジン・レツド、バラニトロアニリン・レツ
ド、トルイジン・レツド、カーミンFB、パーマ
ネント・ボルドーFRR、ピグメント・オレンジ
R、リソール・レツド2G、レーキ・レツドC、
ローダミンFB、ローダミンBレーキ、メチル・
バイオレツトBレーキ、フタロシアニンブルー、
ピグメントブルー、ブリリヤント・グリーンB、
フタロシアニングリーン、オイルイエローGG、
ザポン・フアーストエローCGG,カヤセツト
Y963、カヤセツトYG、スミプラスト・エロー
GG、ザポンフアーストオレンジRR、オイル・
スカーレツト、スミプラストオレンジG、オラゾ
ール・ブラウンG、ザポンフアーストスカーレツ
トCG、アイゼンスピロン・レツド・BEH、オイ
ルピンクOP、ビクトリアブルーF4R、フアース
トゲンブルー5007、スーダンブルー、オイルピー
コツクブルーなどの公知の染・顔料の1種又は2
種以上を使用することができる。 これら着色材は、第1のインク層、第2のイン
ク層の少なくとも何れかの層に用いればよいが、
第2のインク層には着色材を含まず、第1のイン
ク層にのみ着色材を含む様な構成とした場合、記
録媒体に接する第2のインク層が着色材を含まな
いため、転写後の記録像は誤印字した場合、修正
がし易くなる。 本発明の感熱転写材の平面形状は、特に制限さ
れるものではないが、一般にタイプライターリボ
ン状あるいはラインプリンター等に用いられる巾
広のテープ状などの形態で使用される。またカラ
ー記録のために何種類かの色調の熱溶融性インク
をストライプ状あるいはブロツク状に塗り別けた
感熱転写材とすることもできる。 上記感熱転写材を用いる感熱転写記録方法は、
通常の感熱転写記録方法と特に異なるものではな
く、熱転写記録の熱源として熱ヘツド、レーザー
光等の熱源を用いることができる。 以下、実施例をあげ、本発明を更に具体的に説
明する。 実施例 1 〈インク1〉 カーボンブラツク水分散液 20部 (固形分として) エチレン−アクリル酸共重合体 80部 エマルジヨン (固形分として) (軟化温度75℃、粒径0.8μm) 上記処方の各成分を充分攪拌して、均一な分散
状態としてインク1を調製した。 剥離紙用付加型シリコーン樹脂を0.3g/m2背
面塗工して70℃で加熱乾燥し耐熱保護層を形成し
た3.5μmポリエステルフイルム支持体を用い、耐
熱保護層と反対側にインク1を塗工し、厚み2μm
の熱溶融性樹脂微粒子を含有する第1のインク層
を設けた。 〈インク2〉 ワツクスエマルジヨン 65部(固形分) (軟化温度94℃、平均粒子径1μm) エチレン−酢酸ビニル− 35部(固形分) アクリル共重合体エマルジヨン (軟化温度88℃、平均粒子径0.4μm) フツ素系界面活性剤 1部 上記処方の各成分を十分攪拌混合し、固形分濃
度25%のインク2を調製した。 先に設けた第1のインク層上にインク2を塗工
し、60℃にて水分を蒸発させ、厚み3μmの熱溶融
性樹脂微粒子から成る第2のインク層を形成し、
第1図に示した構成の感熱転写材()を得た。 実施例 2 〈インク3〉 エチレン−アクリル酸共重合体 80部 エマルジヨン (固形分として) (軟化温度75℃、粒径0.8μm) 水溶性アクリル系樹脂 20部 (固形分として) 上記処方の各成分を充分攪拌して、均一な分散
状態としてインク3を調製した。 剥離紙用付加型シリコーン樹脂を0.3g/m2背
面塗工し加熱乾燥し耐熱保護層を形成した3.5μm
ポリエステルフイルム支持体を用い、耐熱保護層
と反対側にインク3を塗工し、65℃で乾燥して、
厚み2μmの熱溶融性樹脂微粒子を含有する第1の
インク層を設けた。 〈インク4〉 ワツクスエマルジヨン 40部(固形分) (軟化温度94℃、平均粒子径1μm) エチレン−酢酸ビニル− 60部(固形分) アクリル共重合体エマルジヨン (軟化温度88℃、平均粒子径0.4μm) カーボンブラツク水分散液 25部(固形分) フツ素系界面活性剤 1.2部 上記処方の各成分を十分攪拌混合し、固形分濃
度25%のインク4を調製した。 先に設けた第1のインク層上にインク4を塗工
し、65℃にて水分を蒸発させ、厚み3μmの熱溶融
性樹脂微粒子から成る第2のインク層を形成し、
第3図に示した構成の感熱転写材()を得た。 実施例 3 〈インク5〉 低分子量酸化ポリエチレン 75部 エマルジヨン (固形分として) (軟化温度85℃、粒径0.3μm) カーボンブラツク水分散液 25部 (固形分として) 上記処方の各成分を充分攪拌して、均一な分散
状態としてインク5を調製した。 剥離紙用付加型シリコーン樹脂を0.3g/m2背
面塗工し加熱乾燥し耐熱保護層を形成した3.5μm
ポリエステルフイルム支持体を用い、耐熱保護層
と反対側にインク5を塗工し、75℃で乾燥して、
厚み2μmの熱溶融性樹脂微粒子を含有する第1の
インク層を設けた。 〈インク6〉 低分子量酸化ポリエチレン 50部(固形分) エマルジヨン
(軟化温度110℃、平均粒子径0.7μm) エチレン−酢酸ビニル 50部(固形分) 共重合体エマルジヨン (軟化温度80℃、平均粒子粒0.7μm) フツ素系界面活性剤 1部 上記処方の各成分を十分攪拌混合し、固形分濃
度25%のインク6を調製した。 先に設けた第1のインク層上にインク6を塗工
し、85℃にて水分を蒸発させ、厚み4μmの熱溶融
性樹脂微粒子と熱溶融性バインダーから成る第2
のインク層を形成し、第4図に示した構成の感熱
転写材()を得た。 実施例 4 〈インク7〉 エチレン−アクリル酸共重合体 90部 エマルジヨン(固形分として) (軟化温度108℃、粒径0.8μm) ポリビニルピロリドン水溶液 10部 (固形分として) カーボンブラツク水分散液 10部 (固形分として) 上記処方の各成分を充分攪拌して、均一な分散
状態としてインク7を調製した。 剥離紙用付加型シリコーン樹脂を0.3g/m2背
面塗工し加熱乾燥し耐熱保護層を形成した3.5μm
ポリエステルフイルム支持体を用い、耐熱保護層
と反対側にインク7を塗工し、85℃で乾燥して、
厚み3μmの熱溶融性樹脂微粒子と熱溶融性バイン
ダーから成る第1のインク層を設けた。 〈インク8〉 ワツクスエマルジヨン 60部(固形分) (軟化温度94℃、平均粒子径1μm) エチレン−酢酸ビニル 40部(固形分) 共重合体エマルジヨン (軟化温度75℃、平均粒子径0.6μm) フツ素系界面活性剤 1部 上記処方の各成分を十分攪拌混合し、固形分濃
度25%のインク8を調製した。 先に設けた第1のインク層上にインク8を塗工
し、80℃にて水分を蒸発させ、厚み3μmの熱溶融
性樹脂微粒子と熱溶融性バインダーから成る第2
のインク層を形成し、第5図に示した構成の感熱
転写材()を得た。 比較例 実施例1で得られた第1のインク層の上に、 〈インク9〉 ポリアミド樹脂 100部 (軟化温度90℃) イソプロピルアルコール 400部 上記処方のインク9をアプリケーターで塗布・
乾燥し、層厚3μmの第2のインク層を形成し、感
熱転写材を得た。 この様にして得られた感熱転写材()、()、
()、()、()を下記の条件で感熱転写記録
を行なつた。 ・熱ヘツド 薄膜ヘツド 24ドツト構成 1ドツトサイズ 0.14×0.15mm ドツト間距離 0.015mm ・発熱体抵抗値 315Ω ・印加電圧 13.2V ・印加パルス巾 1.1msec ・印加エナルギー 29mJ/mm2 ・記録紙 ボンド紙(ベツク平滑度7〜8秒) 印字及び転写性を評価し、結果を、第1表に
示した。
悪い記録媒体に対しても良好な印字品質の転写記
録像を与えることのできる感熱転写材及びその製
造法に関する。 〔従来の技術〕 感熱転写記録方法は、使用する装置が軽量かつ
コンパクトで騒音がなく、操作性、保守性に優れ
るという感熱転写記録方法の一般的特長に加え
て、発色型の加工紙が不要であり、また記録像の
耐久性にも優れると云う特長を有しており、最
近、広く使用されている。 この感熱転写記録方法は、一般にシート状であ
る支持体上に、熱溶融性バインダー中に着色材を
分散させてなる熱転写性インク層を塗設してなる
感熱転写材を用い、この感熱転写材をその熱転写
性インク層が記録媒体に接するように記録媒体に
重畳させ、支持体側から熱ヘツドにより熱を供給
して溶融したインク層を記録媒体に転写すること
により、記録媒体上に熱供給形状(パターン)に
応じた転写記録像を形成するものである。 しかしながら、従来の感熱転写記録方法では転
写記録性能、すなわち印字品質が記録媒体の表面
平滑度により大きく影響され、平滑性の高い記録
媒体には良好な印字が行なわれるが、平滑性の低
い記録媒体の場合には著しく印字品質が低下する
という問題点がある。このため、一般に、表面平
滑度の高い紙が記録媒体として用いられている
が、平滑性の高い紙はむしろ特殊であり、通常紙
は繊維の絡み合いにより種々な程度の凹凸を有す
る。したがつて表面凹凸の大きい紙の場合には印
字時に熱溶融したインクが紙の記録部全部に転写
できず表面の凸部あるいはその近傍にのみ浸透付
着するため、印字された像のエツジ部がシヤープ
でなかつたり、像の一部が欠けたりして、印字品
質を低下させることになる。 従来、このような表面平滑性の悪い記録媒体に
対して良好な印字品質の記録像を得るためには、
例えば、少なくとも表面層に溶融粘度が小さい熱
溶融性バインダーを使用すること、あるいは熱転
写性インク層の層厚を増大することにより、溶融
インクを紙等の記録媒体の微細凹凸構造にまで忠
実に付着ないし浸透させる考え方に基ずく方法が
採られていた。しかしながら、溶融粘度の小さい
バインダーを使用するとインク層が比較的低温に
おいても粘着性をおび保存性の低下ならびに記録
媒体の非印字部での汚損等の不都合を生じ、また
転写像のにじみを生ずる。また転写性インク層の
層厚を大にする場合は、にじみが大きくなるとと
もに熱ヘツドからの熱供給量も大きくする必要が
あり、印字速度が低下する。 〔発明の解決すべき問題点〕 本発明は従来の問題点を解決し、諸々の熱転写
性能を維持しつつ、表面平滑性が良好な記録媒体
に対しては勿論のこと、表面平滑性の良くない記
録媒体に対しても、濃度が高く且つ切れよい印字
を与えることができる感熱転写材を提供すべくな
されたものである。 本発明は、また、上記の様な優れた特徴を有す
る感熱転写材を有利に製造することのできる新規
な方法を提供すべくなされたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 即ち、本発明によつて提供される感熱転写材
は、支持体上に、該支持体側から順に、それぞれ
熱溶融性材料を含有する第1のインク層及び第2
のインク層を有する感熱転写材において、前記第
1のインク層が前記熱溶融性材料として熱溶融性
樹脂微粒子を含有する層から成り、且つ前記第2
のインク層が、前記熱溶融性材料により2種類以
上のドメインが形成されしかも各ドメインがそれ
ぞれ異種の熱溶融性樹脂微粒子により構成されて
いる層Aと、前記熱溶融性材料により2種類以上
のドメインが形成されそのうち少なくとも1種類
のドメインが熱溶融性樹脂微粒子により構成され
且つ他の少なくとも1種類のドメインが非粒子状
の相により構成されている層Bと、の何れかの層
から成ることを特徴とするものである。 また、上記の構成の本発明の感熱転写材を有利
に製造することのできる新規な方法として見出さ
れた、本発明の感熱転写材の製造法は、前記層A
を、2種類以上の異種の熱溶融性樹脂微粒子分散
体の混合物を主剤とする塗工液を塗布した後、該
塗工液を前記熱溶融性樹脂微粒子群の軟化温度の
うち最低軟化温度より低い温度で乾燥せしめるこ
とにより設けることを特徴とするか、あるいは、
前記B層を、それぞれ軟化温度の異なる2種類以
上の熱溶融性樹脂微粒子分散体の混合物を主剤と
する塗工液を塗布した後、該塗工液を前記熱溶融
性樹脂微粒子群の軟化温度うちの最高軟化温度と
最低軟化温度との間の温度で乾燥せしめることに
より設けることを特徴とするものである。 〔発明の具体的説明及び実施例〕 本発明の感熱転写材においては、第2のインク
層内で熱溶融性材料が2種類以上のドメインを形
成しているため、インク層内の凝集力を均一系に
比べ大巾に下さくすることができる。そして、こ
の2種類以上のドメインは、そのうち少なくとも
1種類が熱溶融性樹脂微粒子により構成されるこ
とも相俟つて、パターン加熱部において融着・均
質化が進行し、凝集力の高い記録潜像を形成する
と共に、記録媒体への記録潜像の接着力として作
用する粘着力を生ずることができる。また、2種
類以上のドメインにより構成されているため、例
えば熱時接着力や凝集力といつた機能乃至は物性
の異なるドメインが存在するため、均一系の場合
より各々の機能乃至は物性が発現され易い状態と
することができる。この様に、第2のインク層に
おいては、熱印加部(パターン加熱部)と非加熱
部とで凝集力に大きな差異が生ずるため、鮮明な
記録像が得られる要因となる。 又、第1のインク層は、熱溶融性材料を含有す
る均一系では使用できない様な凝集力の高い材料
も使用できるようになる。また、微粒子を構成成
分としているため、熱印加により凝集力の差が明
確となり、印字の切れのよい鮮明な記録像が得ら
れるのである。第1のインク層は更に、熱印加時
の記録像の支持体への接着力をコントロールする
機能を有する。すなわち、第2のインク層は記録
時の加熱で微粒子の融着やドメイン間の均質化が
進むと同時に粘着力を生ずる。この粘着力は記録
媒体への記録潜像の接着力として作用する。又、
一方第1のインク層が存在しない時には、記録潜
像の支持体への接着力として作用し、この接着力
が大き過ぎると、潜像の記録媒体への転写の妨げ
となる。 つまり、熱印加により第1のインク層、第2の
インク層共にパターン状に皮膜強度の向上した記
録潜像となり、第2のインク層の記録媒体への強
い接着力と、第1のインク層でコントロールされ
た支持体との弱い接着力を生ずることとなり記録
潜像の記録媒体への転写(記録像の形成)には極
めて好ましい力関係となる。これにより本発明に
よる感熱転写材は表面平滑性不良の記録媒体にも
良好な印字品質の記録転写像を形成せしめること
ができる。 以下、本発明を更に詳細に説明する。以下の記
載において量比を表す「%」及び「部」は特に断
わらない限り重量基準とする。 第1図乃至第5図は、それぞれ本発明の感熱転
写材の1例を示した厚さ方向模式断面図である。 本発明でいうドメインとは、不均一系におい
て、組成、物性等で他と識別し得る領域を言う。 同一要素を同一符号で表わすと、第1図乃至第
5図に示した感熱転写材1は、それぞれ通常はシ
ート状の支持体2上に、それぞれ熱溶融性材料を
含有する第1のインク層3及び第2のインク層4
を有している。 第1図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は1種類又は2種類以上の熱溶融性樹
脂微粒子を構成成分としている。第2のインク層
は、例えばA種(図中、中抜丸)及びB種(図
中、黒べた丸)の2種類の熱溶融性樹脂微粒子を
構成成分とし、それぞれ単一のA種及びB種の熱
溶融性樹脂微粒子によりドメインが形成されてい
る。 第2図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は、第1図に示した例と同様に、1種
類又は2種類以上の熱溶融性樹脂微粒子を構成成
分としている。第2のインク層4は、第1図に示
した例と同様に、例えばA種(図中、中抜丸)及
びB種(図中、黒べた丸)の2種類の熱溶融性樹
脂微粒子を構成成分とし、これら微粒子がそれぞ
れ高次に集合した集合体によりドメインが形成さ
れている。 第3図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は、熱溶融性樹脂微粒子C及び非粒子
状の相として例えば非粒子性の熱溶融性バインダ
ーDを構成成分としている。第2のインク層は、
第1図に示した例と同様の構成を有している。 第4図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は、第1図及び第2図に示した例と同
様の構成を有している。第2のインク層4におい
ては、熱溶融性樹脂微粒子E及び非粒子状の相F
により、それぞれ1種類以上のドメインが形成さ
れている。熱溶融性樹脂微粒子Eは単一でドメイ
ンを形成してもよい。高次に集合した集合体によ
りドメインを形成してもよい。また異なる熱溶融
性樹脂微粒子Eにより2種類以上のドメインを形
成してもよい。また、同様に、非粒子状の相F
は、例えば相分離した様な状態で2種類以上のド
メインを形成してもよい。 第5図に示した感熱転写材1において、第1の
インク層3は、第3図に示した例と同様の構成を
有している。第2のインク層は、第4図に示した
例と同様の構成を有している。 なお、本発明でいう熱溶融性とは、熱を印加し
た際に溶融して液状となる性質、乃至は熱軟化し
て粘着力や接着力を発現する性質を意味する。 第1のインク層3及び第2のインク層4の少な
くとも1方には、必要に応じて着色材が含有され
るほか、それぞれの層には可塑剤、油剤等各種添
加剤が含有されていてもよい。 支持体2としては、従来より公知のフイルムや
紙をそのまま使用することができ、例えばポリエ
ステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロ
ース、ポリフエニレンサスファイド、ポリイミド
等の比較的耐熱性の良いプラスチツクのフイル
ム、セロハンあるいは硫酸紙、コンデンサー紙な
どが好適に使用できる。支持体の厚みは、熱転写
に際して熱源として熱ヘツドを考慮する場合には
1〜15ミクロン程度であることが望ましい。また
熱ヘツドを使用する場合に、熱ヘツドと接触する
支持体の表面に、シリコーン樹脂、ふつ素樹脂、
ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フエノール樹
脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ニトロセルロ
ース等からなる耐熱性保護層を設けることにより
支持体の耐熱性を向上させることができ、あるい
は従来用いることのできなかつた支持体材料を用
いることもできる。 前述した様に、第1のインク層3は、1種類又
は2種類以上の熱溶融性樹脂微粒子を含有し、熱
印加により形成される記録潜像部分と非熱印加部
との切れをよくする機能、及び記録潜像部分の支
持体への接着力を調節する機能を有する。 第1のインク層を構成する熱溶融性樹脂微粒子
を構成する熱溶融性樹脂としては、ワツクス、低
分子ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体等のポリオレ
フイン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル
系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢
酸ビニル系樹脂、石油系樹脂、フエノール系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、スチレンブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム等のエラストマー類の微粒子
が用いられる。 第1のインク層を構成する熱溶融性バインダー
としては、カルナウバワツクス、パラフインワツ
クス、サゾールワツクス、マイクロクリスタリン
ワツクス、カスターワツクス等のワツクス類、ス
テアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ステア
リン酸アルミニウム、ステアリン酸 鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、
パルミチン酸亜鉛、メチルヒドロキシステアレー
ト、グリセロールモノヒドロキシステアレート、
等の高級脂肪酸あるいはその金属塩、エステル等
の誘導体、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
脂、極めて高分子量のエポキシ系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、アクリル系樹脂(例えばポリメチル
メタクリレート、ポリアクリルアマイド)、酢酸
ビニル系樹脂、ポリビニルピロリドン等を始めと
するビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂 (例えば、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等)、セル
ロース系樹脂(例えばメチルセルロース、エチル
セルロース、カルボキシセルロース等)、ポリビ
ニールアルコール系樹脂(例えばポリビニルアル
コール、部分ケン化ポリビニルアルコール等)、
石油系樹脂、ロジン誘導体、クマロン−インデン
樹脂、テルペン系樹脂、ノボラツク型フエノール
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフイン系
樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等)、
ポリビニルエーテル系樹脂、ポリエチレングリコ
ール樹脂、及びエラストマー類、天然ゴム、スチ
レンブタジエンゴム、イソプレンゴム等が挙げら
れる。 熱溶融性バインダーの軟化温度は、40℃〜150
℃、好ましくは60℃〜140℃の範囲である。又、
溶融粘度は150℃において2〜20万センチポイズ
(回転粘度計)を示すものであることが好ましい。 これら熱溶融性樹脂微粒子及び熱溶融性バイン
ダーは、それぞれ、1種又は2種以上を用いるこ
とができる。 第2のインク層は、熱印加で微粒子を融着させ
ることによる潜像形成機能と融着進行による熱時
粘着力を記録媒体に作用させる機能とを有する。 第2のインク層に用いる熱溶融性樹脂微粒子及
び熱溶融性バインダーは、それぞれ第1のインク
層の場合に例示した前記物質を同様に選択使用で
きる。この場合、それぞれ第1のインク層に用い
るのと重複して用いてもよいが、第1のインク層
に比べ、記録媒体に対する熱時粘着性を高くし、
記録潜像の記録媒体への転写、記録像の形成に極
めて好ましい関係となる様に、それぞれの層に用
いる材料を適宜変えて用いるのが好ましい。 加熱後形成される潜像の皮膜性の強さと熱時接
着力の強さの関係から、第2のインク層に用いる
2種類以上の微粒子乃至はバインダーとしては、
次の様な組合せの熱溶融性材料の組合せが好適で
ある。即ち、ワツクス、低分子ポリエチレン等の
ポリオレフイン系樹脂−ポリウレタン系樹脂、ポ
リオレフイン系樹脂−ポリ酢酸ビニル系樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル系樹脂−スチレン−ブタジエ
ン系樹脂、アクリル系樹脂−ポリ酢酸ビニル系樹
脂−石油系樹脂の三元系などが挙げられる。 熱溶融性樹脂微粒子は、エマルジヨン重合、懸
濁重合等重合のプロセスによる方法、熱溶融性樹
脂を分散剤等を用い機械的に分散する方法、その
他機械的粉砕、スプレードライ法、折出法等で得
られるものの中で微粒子の軟化温度が50℃〜160
℃、好ましくは60℃〜150℃のものが用いられる。
なお、ここでいう軟化温度は、島津フローテスタ
ーCFT−500形を用いて、荷重10Kg、昇温速度2
℃/分の条件で測定した試料の流出開始温度をい
う。 熱溶融性樹脂微粒子の平均粒子径は、20μm以
下(〜0.01μm程度)、更には10以下(〜0.1μm程
度)であることが好ましい。20μmを超えると大
き過ぎるため、粒子径がインク層層厚と同じにな
る場合もでてくる。この場合、熱印加により隣接
粒子を融着した際記録潜像内にボイドが生じ易
く、転写性が悪くなり好ましくない。また、この
理由により粒子径とインク層層厚とが同じになる
ことは好ましくない。第2のインク層中のドメイ
ンの量比は、各々が発現する機能、物性により変
化し、特に定めるものではない。 第1のインク層の層厚は、0.5〜10μm、第2の
インク層の層厚は0.5〜20μm、更には1〜10μm
とするのが好ましく、また第1及び第2のインク
層の総厚は2〜25μmとするのが好ましい。第2
のインク層の層厚が0.5μm未満と薄い場合には、
熱印加され微粒子同志が融着して形成される潜像
の皮膜性が弱くなり、20μmを越える場合全体的
に微粒子の融着を均一にさせることが困難であり
好ましくない。 第1のインク層及び第2のインク層共に熱溶融
性樹脂微粒子を含んだ構成とするには、予め得ら
れていた微粒子を貧溶媒中に分散させた塗工液を
塗工した後、溶媒を除去したり、微粒子の分散液
中に、分散媒に可溶な樹脂を溶解させ、塗工液と
し、塗工後、分散媒を除去し、樹脂バインダー中
に微粒子が適宜分布した状態を形成することがで
きる。 最も好適な方法は、次の様な方法である。即
ち、第1図、第2図及び第4図の例の第1のイン
ク層並びに第1図乃至第3図の例の第2のインク
層は、例えば1種類又は2種類以上の樹脂エマル
ジヨンを用いて塗工液とし、これを塗工した後、
これら樹脂エマルジヨンから得られる微粒子
(群)の軟化温度よりも低い温度で乾燥し分散媒
を除去して形成する。また、第3図及び第5図の
例の第1のインク層並びに第4図及び第5図の例
の第2のインク層は、例えば2種類以上の樹脂エ
マルジヨンを用いて塗工液とし、これを塗工した
後、これら樹脂エマルジヨンから得られる微粒子
(群)のうち最低軟化温度と最高軟化温度との間
の温度で乾燥して分散媒を除去して、一部分を微
粒子のまま残存させ、他の部分を非粒子状の相と
することにより形成する。 着色剤としては、印刷、記録の野で用いられて
いる各種の染・顔料を全て使用することができ、
塗工液が水系の場合、水溶性染料や水散性染料・
顔料が用いられ、また、微粒子を溶剤に分散した
系では、油溶性染料、溶剤に分散可能な染・顔料
が使用できる。例えばカーボンブラツク、ニグロ
シン染料、ランプ黒、スーダンブラツクSM、フ
アースト・エローG、ベンジジン・エロー、ピグ
メント・エロー、インドフアースト・オレンジ、
イルガジン・レツド、バラニトロアニリン・レツ
ド、トルイジン・レツド、カーミンFB、パーマ
ネント・ボルドーFRR、ピグメント・オレンジ
R、リソール・レツド2G、レーキ・レツドC、
ローダミンFB、ローダミンBレーキ、メチル・
バイオレツトBレーキ、フタロシアニンブルー、
ピグメントブルー、ブリリヤント・グリーンB、
フタロシアニングリーン、オイルイエローGG、
ザポン・フアーストエローCGG,カヤセツト
Y963、カヤセツトYG、スミプラスト・エロー
GG、ザポンフアーストオレンジRR、オイル・
スカーレツト、スミプラストオレンジG、オラゾ
ール・ブラウンG、ザポンフアーストスカーレツ
トCG、アイゼンスピロン・レツド・BEH、オイ
ルピンクOP、ビクトリアブルーF4R、フアース
トゲンブルー5007、スーダンブルー、オイルピー
コツクブルーなどの公知の染・顔料の1種又は2
種以上を使用することができる。 これら着色材は、第1のインク層、第2のイン
ク層の少なくとも何れかの層に用いればよいが、
第2のインク層には着色材を含まず、第1のイン
ク層にのみ着色材を含む様な構成とした場合、記
録媒体に接する第2のインク層が着色材を含まな
いため、転写後の記録像は誤印字した場合、修正
がし易くなる。 本発明の感熱転写材の平面形状は、特に制限さ
れるものではないが、一般にタイプライターリボ
ン状あるいはラインプリンター等に用いられる巾
広のテープ状などの形態で使用される。またカラ
ー記録のために何種類かの色調の熱溶融性インク
をストライプ状あるいはブロツク状に塗り別けた
感熱転写材とすることもできる。 上記感熱転写材を用いる感熱転写記録方法は、
通常の感熱転写記録方法と特に異なるものではな
く、熱転写記録の熱源として熱ヘツド、レーザー
光等の熱源を用いることができる。 以下、実施例をあげ、本発明を更に具体的に説
明する。 実施例 1 〈インク1〉 カーボンブラツク水分散液 20部 (固形分として) エチレン−アクリル酸共重合体 80部 エマルジヨン (固形分として) (軟化温度75℃、粒径0.8μm) 上記処方の各成分を充分攪拌して、均一な分散
状態としてインク1を調製した。 剥離紙用付加型シリコーン樹脂を0.3g/m2背
面塗工して70℃で加熱乾燥し耐熱保護層を形成し
た3.5μmポリエステルフイルム支持体を用い、耐
熱保護層と反対側にインク1を塗工し、厚み2μm
の熱溶融性樹脂微粒子を含有する第1のインク層
を設けた。 〈インク2〉 ワツクスエマルジヨン 65部(固形分) (軟化温度94℃、平均粒子径1μm) エチレン−酢酸ビニル− 35部(固形分) アクリル共重合体エマルジヨン (軟化温度88℃、平均粒子径0.4μm) フツ素系界面活性剤 1部 上記処方の各成分を十分攪拌混合し、固形分濃
度25%のインク2を調製した。 先に設けた第1のインク層上にインク2を塗工
し、60℃にて水分を蒸発させ、厚み3μmの熱溶融
性樹脂微粒子から成る第2のインク層を形成し、
第1図に示した構成の感熱転写材()を得た。 実施例 2 〈インク3〉 エチレン−アクリル酸共重合体 80部 エマルジヨン (固形分として) (軟化温度75℃、粒径0.8μm) 水溶性アクリル系樹脂 20部 (固形分として) 上記処方の各成分を充分攪拌して、均一な分散
状態としてインク3を調製した。 剥離紙用付加型シリコーン樹脂を0.3g/m2背
面塗工し加熱乾燥し耐熱保護層を形成した3.5μm
ポリエステルフイルム支持体を用い、耐熱保護層
と反対側にインク3を塗工し、65℃で乾燥して、
厚み2μmの熱溶融性樹脂微粒子を含有する第1の
インク層を設けた。 〈インク4〉 ワツクスエマルジヨン 40部(固形分) (軟化温度94℃、平均粒子径1μm) エチレン−酢酸ビニル− 60部(固形分) アクリル共重合体エマルジヨン (軟化温度88℃、平均粒子径0.4μm) カーボンブラツク水分散液 25部(固形分) フツ素系界面活性剤 1.2部 上記処方の各成分を十分攪拌混合し、固形分濃
度25%のインク4を調製した。 先に設けた第1のインク層上にインク4を塗工
し、65℃にて水分を蒸発させ、厚み3μmの熱溶融
性樹脂微粒子から成る第2のインク層を形成し、
第3図に示した構成の感熱転写材()を得た。 実施例 3 〈インク5〉 低分子量酸化ポリエチレン 75部 エマルジヨン (固形分として) (軟化温度85℃、粒径0.3μm) カーボンブラツク水分散液 25部 (固形分として) 上記処方の各成分を充分攪拌して、均一な分散
状態としてインク5を調製した。 剥離紙用付加型シリコーン樹脂を0.3g/m2背
面塗工し加熱乾燥し耐熱保護層を形成した3.5μm
ポリエステルフイルム支持体を用い、耐熱保護層
と反対側にインク5を塗工し、75℃で乾燥して、
厚み2μmの熱溶融性樹脂微粒子を含有する第1の
インク層を設けた。 〈インク6〉 低分子量酸化ポリエチレン 50部(固形分) エマルジヨン
(軟化温度110℃、平均粒子径0.7μm) エチレン−酢酸ビニル 50部(固形分) 共重合体エマルジヨン (軟化温度80℃、平均粒子粒0.7μm) フツ素系界面活性剤 1部 上記処方の各成分を十分攪拌混合し、固形分濃
度25%のインク6を調製した。 先に設けた第1のインク層上にインク6を塗工
し、85℃にて水分を蒸発させ、厚み4μmの熱溶融
性樹脂微粒子と熱溶融性バインダーから成る第2
のインク層を形成し、第4図に示した構成の感熱
転写材()を得た。 実施例 4 〈インク7〉 エチレン−アクリル酸共重合体 90部 エマルジヨン(固形分として) (軟化温度108℃、粒径0.8μm) ポリビニルピロリドン水溶液 10部 (固形分として) カーボンブラツク水分散液 10部 (固形分として) 上記処方の各成分を充分攪拌して、均一な分散
状態としてインク7を調製した。 剥離紙用付加型シリコーン樹脂を0.3g/m2背
面塗工し加熱乾燥し耐熱保護層を形成した3.5μm
ポリエステルフイルム支持体を用い、耐熱保護層
と反対側にインク7を塗工し、85℃で乾燥して、
厚み3μmの熱溶融性樹脂微粒子と熱溶融性バイン
ダーから成る第1のインク層を設けた。 〈インク8〉 ワツクスエマルジヨン 60部(固形分) (軟化温度94℃、平均粒子径1μm) エチレン−酢酸ビニル 40部(固形分) 共重合体エマルジヨン (軟化温度75℃、平均粒子径0.6μm) フツ素系界面活性剤 1部 上記処方の各成分を十分攪拌混合し、固形分濃
度25%のインク8を調製した。 先に設けた第1のインク層上にインク8を塗工
し、80℃にて水分を蒸発させ、厚み3μmの熱溶融
性樹脂微粒子と熱溶融性バインダーから成る第2
のインク層を形成し、第5図に示した構成の感熱
転写材()を得た。 比較例 実施例1で得られた第1のインク層の上に、 〈インク9〉 ポリアミド樹脂 100部 (軟化温度90℃) イソプロピルアルコール 400部 上記処方のインク9をアプリケーターで塗布・
乾燥し、層厚3μmの第2のインク層を形成し、感
熱転写材を得た。 この様にして得られた感熱転写材()、()、
()、()、()を下記の条件で感熱転写記録
を行なつた。 ・熱ヘツド 薄膜ヘツド 24ドツト構成 1ドツトサイズ 0.14×0.15mm ドツト間距離 0.015mm ・発熱体抵抗値 315Ω ・印加電圧 13.2V ・印加パルス巾 1.1msec ・印加エナルギー 29mJ/mm2 ・記録紙 ボンド紙(ベツク平滑度7〜8秒) 印字及び転写性を評価し、結果を、第1表に
示した。
本発明の感熱転写材は、表面平滑性が良好な記
録媒体に対しては勿論のこと、表面平滑性の良く
ない記録媒体に対しても、濃度が高く且つ切れの
よい印字を与えることができる。また、本発明の
感熱転写材の製造法は、新規な方法であり、この
様な優れた特徴を有する感熱転写材を有利に製造
することができる。
録媒体に対しては勿論のこと、表面平滑性の良く
ない記録媒体に対しても、濃度が高く且つ切れの
よい印字を与えることができる。また、本発明の
感熱転写材の製造法は、新規な方法であり、この
様な優れた特徴を有する感熱転写材を有利に製造
することができる。
第1図乃至第5図は、それぞれ本発明の感熱転
写材の1例を示した厚さ方向模式断面図である。 1……感熱転写材、2……支持体、3……第1
のインク層、4……第2のインク層、A,B,
C,E……熱溶融性樹脂微粒子、D,F……非粒
子状の相。
写材の1例を示した厚さ方向模式断面図である。 1……感熱転写材、2……支持体、3……第1
のインク層、4……第2のインク層、A,B,
C,E……熱溶融性樹脂微粒子、D,F……非粒
子状の相。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 支持体上に、該支持体側から順に、それぞれ
熱溶融性材料を含有する第1のインク層及び第2
のインク層を有する感熱転写材において、前記第
1のインク層が前記熱溶融性材料として熱溶融性
樹脂微粒子を含有する層から成り、且つ前記第2
のインク層が、前記熱溶融性材料により2種類以
上のドメインが形成されしかも各ドメインがそれ
ぞれ異種の熱溶融性樹脂微粒子により構成されて
いる層Aと、前記熱溶融性材料により2種類以上
のドメインが形成されそのうち少なくとも1種類
のドメインが熱溶融性樹脂微粒子により構成され
且つ他の少なくとも1種類のドメインが非粒子状
の相により構成されている層Bと、の何れかの層
から成ることを特徴とする感熱転写材。 2 支持体上に、該支持体側から順に、それぞれ
熱溶融性材料を含有する第1のインク層及び第2
のインク層を有し、前記第1のインク層が前記熱
溶融性材料として熱溶融性樹脂微粒子を含有する
層から成り、且つ前記第2のインク層が、前記熱
溶融性材料により2種類以上のドメインが形成さ
れしかも各ドメインがそれぞれ異種の熱溶融性樹
脂微粒子により構成されている層Aから成る感熱
転写材を製造するに際し、前記層Aを、2種類以
上の異種の熱溶融性樹脂微粒子分散体の混合物を
主剤とする塗工液を塗布した後、該塗工液を前記
熱溶融性樹脂微粒子群の軟化温度のうち最低軟化
温度より低い温度で乾燥せしめることにより設け
ることを特徴とする感熱転写材の製造法。 3 支持体上に、該支持体側から順に、それぞれ
熱溶融性材料を含有する第1のインク層及び第2
のインク層を有し、前記第1のインク層が前記熱
溶融性材料として熱溶融性樹脂微粒子を含有する
層から成り、且つ前記第2のインク層が、前記熱
溶融性材料により2種類以上のドメインが形成さ
れそのうち少なくとも1種類のドメインが熱溶融
性樹脂微粒子により構成され且つ他の少なくとも
1種類のドメインが非粒子状の相により構成され
ている層Bから成る感熱転写材を製造するに際
し、前記層Bを、それぞれ軟化温度の異なる2種
類以上の熱溶融性樹脂微粒子分散体の混合物を主
剤とする塗工液を塗布した後、該塗工液を前記熱
溶融性樹脂微粒子群の軟化温度のうち最高軟化温
度と最低軟化温度との間の温度で乾燥せしめるこ
とにより設けることを特徴とする感熱転写材の製
造法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60161050A JPS6221586A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | 感熱転写材及びその製造法 |
| US06/885,657 US4783360A (en) | 1985-07-22 | 1986-07-15 | Thermal transfer material |
| GB8617342A GB2178552B (en) | 1985-07-22 | 1986-07-16 | Thermal transfer material |
| DE19863624602 DE3624602A1 (de) | 1985-07-22 | 1986-07-21 | Thermo-rbertragungsmaterial und verfahren zu seiner herstellung |
| FR868610554A FR2584981B1 (fr) | 1985-07-22 | 1986-07-21 | Matiere de transfert thermique et son procede de production |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60161050A JPS6221586A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | 感熱転写材及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6221586A JPS6221586A (ja) | 1987-01-29 |
| JPH0465797B2 true JPH0465797B2 (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=15727651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60161050A Granted JPS6221586A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-23 | 感熱転写材及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6221586A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62231789A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-12 | Konika Corp | 感熱転写記録媒体の製造方法 |
| JP2583852B2 (ja) * | 1986-05-09 | 1997-02-19 | 松下電器産業株式会社 | 転写型感熱記録体 |
| JP2571217B2 (ja) * | 1986-08-11 | 1997-01-16 | 株式会社リコー | 熱転写記録媒体 |
| JP2571218B2 (ja) * | 1986-08-20 | 1997-01-16 | 株式会社リコー | 熱転写記録媒体 |
| JPH0767833B2 (ja) * | 1987-02-03 | 1995-07-26 | コニカ株式会社 | 感熱転写記録媒体 |
| JP2664166B2 (ja) * | 1987-10-13 | 1997-10-15 | コニカ株式会社 | 感熱転写記録媒体およびその製造法 |
| JP2619420B2 (ja) * | 1987-10-13 | 1997-06-11 | コニカ株式会社 | 感熱転写記録媒体およびその製法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57185191A (en) * | 1981-05-11 | 1982-11-15 | Nec Corp | Preparation of thermal transfer sheet |
| JPS58219086A (ja) * | 1982-06-15 | 1983-12-20 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
| JPS59165692A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-18 | Fujitsu Ltd | 熱転写インクシ−ト |
| JPS59165696A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-18 | Brother Ind Ltd | 感熱多数回転写シ−ト及びその製造方法 |
| JPS59224392A (ja) * | 1983-06-04 | 1984-12-17 | Canon Inc | 感熱転写材 |
| JPS6049993A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-19 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 感熱転写材 |
-
1985
- 1985-07-23 JP JP60161050A patent/JPS6221586A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6221586A (ja) | 1987-01-29 |
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| JPH01269590A (ja) | 感熱転写材 |
Legal Events
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |