JPH0466239B2 - - Google Patents
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- JPH0466239B2 JPH0466239B2 JP59161622A JP16162284A JPH0466239B2 JP H0466239 B2 JPH0466239 B2 JP H0466239B2 JP 59161622 A JP59161622 A JP 59161622A JP 16162284 A JP16162284 A JP 16162284A JP H0466239 B2 JPH0466239 B2 JP H0466239B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカルバサイクリンの中間体の製法に関
する。さらに詳しくは9(0)−メタノ−△6(9α)
−プロスタグランジンI1の鍵合成中間体であるビ
シクロ〔3.3.0〕オクテン体の新規な製法に関す
る。
する。さらに詳しくは9(0)−メタノ−△6(9α)
−プロスタグランジンI1の鍵合成中間体であるビ
シクロ〔3.3.0〕オクテン体の新規な製法に関す
る。
カルバサイクリンはプロスタグランジンI2の安
定型化合物であり抗血栓剤として非常に有用な化
合物である。近年、カルバサイクリンの一種であ
る9(0)−メタノ−△6(9α)−プロスタグランジ
ンI1がこの同族体中で最も強い血小板抑制作用を
示す化合物であることが発見され、医薬としての
応用が期待されている(S,Ikegamiら,
Tetrahedron hett.,33,3493,3497(1983)参
照)。
定型化合物であり抗血栓剤として非常に有用な化
合物である。近年、カルバサイクリンの一種であ
る9(0)−メタノ−△6(9α)−プロスタグランジ
ンI1がこの同族体中で最も強い血小板抑制作用を
示す化合物であることが発見され、医薬としての
応用が期待されている(S,Ikegamiら,
Tetrahedron hett.,33,3493,3497(1983)参
照)。
従来、9(0)−メタノ−△6(9α)−プロスタグ
ランジンI1の製法に関しては、池上らの二つの方
法が知られている。鍵中間体としては下記式(7)ま
たは(8) で表わされるようなエポキシドまたはエノン体が
提案された。
ランジンI1の製法に関しては、池上らの二つの方
法が知られている。鍵中間体としては下記式(7)ま
たは(8) で表わされるようなエポキシドまたはエノン体が
提案された。
一方、最近新しい鍵中間体として下記式(3)
〔R1,R2,R3の定義は上記に同じ。〕
で表わされるビシクロ〔3.3.0〕オクテン体が提
案された。
案された。
(池上ら、日本薬学会104年会要旨集30Hハ−3
(1984)および柴崎ら、Chemistry Letters,579
(1984),Tetrahedron Lett.,25,1067(1984)
参照)。
(1984)および柴崎ら、Chemistry Letters,579
(1984),Tetrahedron Lett.,25,1067(1984)
参照)。
前者の鍵中間体は化合物自体は特異な構造を有
しているが、その合成法が容易に得られる出発原
料から多段階を経て合成されており製法としては
工業的な製法とはいいがたい。また後者の鍵中間
体はω鎖の化学修飾が出来、種々の誘導体合成に
適したものであり、その製法としては、(i)コーリ
ーラクトンよりWittig反応によりα鎖を導入した
後に中間体(7)を得たと同様の方法により得る方
法、(ii)コーリーラクトンWittig反応によりメチレ
ン基を二つ導入した後に、ジオール体、ジアルデ
ヒド体を経由してジエン体とし、これを選択的に
還元して得る方法、(iii)コーリーラクトンより
Wittig反応によりα鎖を導入した後にホルミル−
エノン体としてこれを分子内熱エン反応により得
る方法(上記参考文献参照)がある。しかるにこ
れらのいづれの方法も鍵中間体(3)を得るには多段
階の工程を要し、通算収率も高くなく、必ずしも
有利な方法とは言えないという難点がある。
しているが、その合成法が容易に得られる出発原
料から多段階を経て合成されており製法としては
工業的な製法とはいいがたい。また後者の鍵中間
体はω鎖の化学修飾が出来、種々の誘導体合成に
適したものであり、その製法としては、(i)コーリ
ーラクトンよりWittig反応によりα鎖を導入した
後に中間体(7)を得たと同様の方法により得る方
法、(ii)コーリーラクトンWittig反応によりメチレ
ン基を二つ導入した後に、ジオール体、ジアルデ
ヒド体を経由してジエン体とし、これを選択的に
還元して得る方法、(iii)コーリーラクトンより
Wittig反応によりα鎖を導入した後にホルミル−
エノン体としてこれを分子内熱エン反応により得
る方法(上記参考文献参照)がある。しかるにこ
れらのいづれの方法も鍵中間体(3)を得るには多段
階の工程を要し、通算収率も高くなく、必ずしも
有利な方法とは言えないという難点がある。
本発明者らはかかる点に着目し、9(0)−メタ
ノ−△6(9α)−プロスタグランジンI1類の有用な
鍵中間体であるビシクロ〔3.3.0〕オクテン体の
有利な製造法を見出すべく研究した結果、コーリ
ーラクトンから還元、メシル化、置換、加水分解
により高収率で容易に得られるジオール体を出発
原料に用いて従来法とは全く異なる方法で該中間
体を得ることに成功し、本発明に到達したもので
ある。
ノ−△6(9α)−プロスタグランジンI1類の有用な
鍵中間体であるビシクロ〔3.3.0〕オクテン体の
有利な製造法を見出すべく研究した結果、コーリ
ーラクトンから還元、メシル化、置換、加水分解
により高収率で容易に得られるジオール体を出発
原料に用いて従来法とは全く異なる方法で該中間
体を得ることに成功し、本発明に到達したもので
ある。
すなわち本発明方法は、下記式(6)
〔式中、R1は水酸基の酸素原子と共にアセタ
ール結合を形成する基を表わし、R2はトリ(C1
〜C7)炭化水素シリル基を表わす。〕 で表わされるジオール体をメタンスルホニル化し
た後に、メチル メチルスルフイニル−メチル
スルフイド(FAMSO)のカルバニオンを反応せ
しめ、環元反応に付し、 下記式(4) 〔式中、R1,R2の定義は上記に同じ〕で表わ
されるケトン体とし、これを下記式(5) 〔式中、R3はC1〜C10のアルキル基又はトリ
(C1〜C7)炭化水素シリル基を表わす。〕 で表わされるアルデヒド化合物と縮合せしめ下記
式(1) 〔式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ。〕 で表わされるエノン体を得、エノン体のエノン官
能基を還元し、下記式(2) 〔式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ。〕 で表わされるアルコール体とし、これから結果的
に水分子を選択的に脱離せしめることを特徴とす
る下記式(3) 〔式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ。〕 で表わされるカルバサイクリン鍵中間体であるビ
シクロ〔3.3.0〕オクテン体の製法である。
ール結合を形成する基を表わし、R2はトリ(C1
〜C7)炭化水素シリル基を表わす。〕 で表わされるジオール体をメタンスルホニル化し
た後に、メチル メチルスルフイニル−メチル
スルフイド(FAMSO)のカルバニオンを反応せ
しめ、環元反応に付し、 下記式(4) 〔式中、R1,R2の定義は上記に同じ〕で表わ
されるケトン体とし、これを下記式(5) 〔式中、R3はC1〜C10のアルキル基又はトリ
(C1〜C7)炭化水素シリル基を表わす。〕 で表わされるアルデヒド化合物と縮合せしめ下記
式(1) 〔式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ。〕 で表わされるエノン体を得、エノン体のエノン官
能基を還元し、下記式(2) 〔式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ。〕 で表わされるアルコール体とし、これから結果的
に水分子を選択的に脱離せしめることを特徴とす
る下記式(3) 〔式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ。〕 で表わされるカルバサイクリン鍵中間体であるビ
シクロ〔3.3.0〕オクテン体の製法である。
本発明方法において用いられる上記式(6)で表わ
される原料であるジオール体はコーリーラクトン
より容易に高収率で調製される。
される原料であるジオール体はコーリーラクトン
より容易に高収率で調製される。
すなわち、下記式(9)
〔式中、R1,R2の定義は上記に同じ〕
で表わされるコーリーラクトン(9)を水素化リチウ
ムアルミニウムで還元し、生成するジオール体を
メタンスルホニルクロリドでメシル化した後、酢
酸セシウムと処理した後、生成したジアセテート
体を加水分解することにより通算収率約80%で上
記式(6)のジオール体が調製される。(これは後述
する参考例として示してある。) 上記式(6)において、R1は水酸基の酸素原子と
共にアセタール結合を形成する基を表わし、例え
ばメトキシメチル、1−エトキシエチル、2−メ
トキシ−2−プロピル、2−エトキシ−2−プル
ピル、(2−メトキシエトキシ)メチル、ベンジ
ルオキシメチル、2−テトラヒドロピラニル、2
−テトラヒドロフラニル、6,6−ジメチル−3
−オキサ−2−オキソ−ビシクロ〔3,1,0〕
ヘキス−4−イル基などが挙げられる。R1はな
かでも、2−テトラヒドロピラニル基、1−エト
キシエチル基、2−メトキシ−2−プロピル基が
好ましい。
ムアルミニウムで還元し、生成するジオール体を
メタンスルホニルクロリドでメシル化した後、酢
酸セシウムと処理した後、生成したジアセテート
体を加水分解することにより通算収率約80%で上
記式(6)のジオール体が調製される。(これは後述
する参考例として示してある。) 上記式(6)において、R1は水酸基の酸素原子と
共にアセタール結合を形成する基を表わし、例え
ばメトキシメチル、1−エトキシエチル、2−メ
トキシ−2−プロピル、2−エトキシ−2−プル
ピル、(2−メトキシエトキシ)メチル、ベンジ
ルオキシメチル、2−テトラヒドロピラニル、2
−テトラヒドロフラニル、6,6−ジメチル−3
−オキサ−2−オキソ−ビシクロ〔3,1,0〕
ヘキス−4−イル基などが挙げられる。R1はな
かでも、2−テトラヒドロピラニル基、1−エト
キシエチル基、2−メトキシ−2−プロピル基が
好ましい。
R2はトリ(C1〜C7)炭化水素−シリル基を表
わし、トリ(C1〜C7)炭化水素−シリル基とし
ては、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、t−ブチルジメチルシリル基の如きトリ
(C1〜C4)アルキルシリル基;t−ブチルジフエ
ニルシリル基の如きジフエニル(C1〜C4)アル
キルシリル基又はトリベンジルシリル基等を挙げ
ることができる。R2はなかでもt−ブチルジフ
エニルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基が
好ましい。
わし、トリ(C1〜C7)炭化水素−シリル基とし
ては、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、t−ブチルジメチルシリル基の如きトリ
(C1〜C4)アルキルシリル基;t−ブチルジフエ
ニルシリル基の如きジフエニル(C1〜C4)アル
キルシリル基又はトリベンジルシリル基等を挙げ
ることができる。R2はなかでもt−ブチルジフ
エニルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基が
好ましい。
本発明方法は上記式(6)のジオール体の水酸基を
メタンスルホニル化する所から開始される。メタ
ンスルホニル化ではそれ自体公知の方法で実施さ
れ、生成したジメシレート体は精製することなく
FAMSOのカルバニオンと反応させて次のステツ
プの還元反応に付される。FAMSOのカルバニオ
ンとの反応は小倉ら(小倉克之ら、有機合成化学
協会誌,32、903(1979)参照)の方法に従つて行
なわれる。すなわち、用いられるFAMSOの量は
原料のジオール体に対して1〜10当量、好ましく
は3〜6当量である。FAMSOのカルバニオン生
成のための塩基としてはNaH,KH,KOtBu,
CH3Li,EtLi,n−BuLi,t−BnLi等があり、
特に好ましくはn−ブチルリチウムが用いられ、
FAMSOに対して0.5〜5当量、好ましくは1〜
2当量で用いられ、カルバニオン生成に供せられ
る。反応はエーテル系の媒体で進められ、かかる
エーテル類としてはジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等があり、好ましくはテ
トラヒドロフランが用いられる。カルバニオン生
成の反応温度は−10℃〜50℃、好ましくは0℃〜
30℃であり、反応時間は30分から3時間でカルバ
ニオン生成は達成され、次に粗製のジメシレート
体を−10℃〜10℃、好ましくは−5℃〜5℃で添
加し、反応せしめる。反応は通常は5℃〜50℃、
好ましくは10℃〜30℃で進行し、反応時間は、反
応の経点を薄層クロマトグラフイー等で原料の消
失を観測して決められるが、通常は1時間〜30時
間で十分である。反応後反応液を常法によつて処
理すると下記式(10) 〔式中、R1,R2の定義は上に同じ。〕 で表わされる粗製の環化成績体が得られる。この
粗生成物は精製することなく次に5〜25%、好ま
しくは10〜20%の例えばアセトン、アセトニトリ
ル、THF、DME、ジオキサン等の溶液に溶解
し、−20℃〜35℃、好ましくは−10℃〜5℃に冷
却しこれに炭酸カルシウムと上記式(10)の生成物に
対して1〜20当量、好ましくは2〜4当量、N−
ブロモコハク酸イミドを上記式(10)の生成物に対し
て1〜20当量、好ましくは2〜4当量を反応させ
る。反応時間は通常30分〜3時間である。反応
後、反応液に飽和チオ硫酸ナトリウムを1〜2容
積加え、常法に従つて処理することにより上記式
(4)のケトン体が得られる。
メタンスルホニル化する所から開始される。メタ
ンスルホニル化ではそれ自体公知の方法で実施さ
れ、生成したジメシレート体は精製することなく
FAMSOのカルバニオンと反応させて次のステツ
プの還元反応に付される。FAMSOのカルバニオ
ンとの反応は小倉ら(小倉克之ら、有機合成化学
協会誌,32、903(1979)参照)の方法に従つて行
なわれる。すなわち、用いられるFAMSOの量は
原料のジオール体に対して1〜10当量、好ましく
は3〜6当量である。FAMSOのカルバニオン生
成のための塩基としてはNaH,KH,KOtBu,
CH3Li,EtLi,n−BuLi,t−BnLi等があり、
特に好ましくはn−ブチルリチウムが用いられ、
FAMSOに対して0.5〜5当量、好ましくは1〜
2当量で用いられ、カルバニオン生成に供せられ
る。反応はエーテル系の媒体で進められ、かかる
エーテル類としてはジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等があり、好ましくはテ
トラヒドロフランが用いられる。カルバニオン生
成の反応温度は−10℃〜50℃、好ましくは0℃〜
30℃であり、反応時間は30分から3時間でカルバ
ニオン生成は達成され、次に粗製のジメシレート
体を−10℃〜10℃、好ましくは−5℃〜5℃で添
加し、反応せしめる。反応は通常は5℃〜50℃、
好ましくは10℃〜30℃で進行し、反応時間は、反
応の経点を薄層クロマトグラフイー等で原料の消
失を観測して決められるが、通常は1時間〜30時
間で十分である。反応後反応液を常法によつて処
理すると下記式(10) 〔式中、R1,R2の定義は上に同じ。〕 で表わされる粗製の環化成績体が得られる。この
粗生成物は精製することなく次に5〜25%、好ま
しくは10〜20%の例えばアセトン、アセトニトリ
ル、THF、DME、ジオキサン等の溶液に溶解
し、−20℃〜35℃、好ましくは−10℃〜5℃に冷
却しこれに炭酸カルシウムと上記式(10)の生成物に
対して1〜20当量、好ましくは2〜4当量、N−
ブロモコハク酸イミドを上記式(10)の生成物に対し
て1〜20当量、好ましくは2〜4当量を反応させ
る。反応時間は通常30分〜3時間である。反応
後、反応液に飽和チオ硫酸ナトリウムを1〜2容
積加え、常法に従つて処理することにより上記式
(4)のケトン体が得られる。
次に得られたケトン体(4)を上記式(5)で表わされ
るアルデヒド化合物と縮合反応に供する。上記式
(5)の中でR3はC1〜C10のアルキル基又はトリ(C1
〜C7)炭化水素シリル基を表わし、C1〜C10のア
ルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−
プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、
n−デシル等の直鎖状又は分岐状のものを挙げる
ことができる。なかでもメチル基、エチル基が好
ましい。トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基とし
てはR2と同様である。縮合反応はケトン体(4)の
リチウムエノラートとアルデヒド化合物(5)との反
応で進行する。ケトン体(4)のリチウムエノラート
は常法により(H.O.House著“Modern
Synthetic Reaction”W.A.Benjamin
Jnc.1972PP−629〜733参照)容易に作製され、
このエノラート体に対してアルデヒド化合物(5)を
ケトン体(4)に対して1〜5当量、好ましくは2〜
3当量用いて、−100℃〜−40℃、好ましくは−90
℃〜−70℃で反応させる。反応時間は10〜1時間
であり、反応液を常法により処理すると下記式(11) 〔式中、R1,R2,R3の定義に上記に同じ〕 で表わされる付加体が得られ、これをメシル化、
塩基による後処理により上記式(1)で表わされるエ
ノン体が得られる。
るアルデヒド化合物と縮合反応に供する。上記式
(5)の中でR3はC1〜C10のアルキル基又はトリ(C1
〜C7)炭化水素シリル基を表わし、C1〜C10のア
ルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−
プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、
n−デシル等の直鎖状又は分岐状のものを挙げる
ことができる。なかでもメチル基、エチル基が好
ましい。トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基とし
てはR2と同様である。縮合反応はケトン体(4)の
リチウムエノラートとアルデヒド化合物(5)との反
応で進行する。ケトン体(4)のリチウムエノラート
は常法により(H.O.House著“Modern
Synthetic Reaction”W.A.Benjamin
Jnc.1972PP−629〜733参照)容易に作製され、
このエノラート体に対してアルデヒド化合物(5)を
ケトン体(4)に対して1〜5当量、好ましくは2〜
3当量用いて、−100℃〜−40℃、好ましくは−90
℃〜−70℃で反応させる。反応時間は10〜1時間
であり、反応液を常法により処理すると下記式(11) 〔式中、R1,R2,R3の定義に上記に同じ〕 で表わされる付加体が得られ、これをメシル化、
塩基による後処理により上記式(1)で表わされるエ
ノン体が得られる。
次にエノン体(1)から目的の中間体(3)が導びかれ
る。この変換方法についてはそれ自体公知の方法
によつて容易に達成される。
る。この変換方法についてはそれ自体公知の方法
によつて容易に達成される。
(S.Ikegamiら,Chem.Pharm,Bull.,31,
4448(1983)参照) すなわちエノン体は、バラジウム炭素上の接触
水素添加反応によりオレフイン2重結合を還元
し、次にL−セレクトリド(リチウムトリ−sec
−ブチルボロヒドリド)により残存するカルボニ
ル基を選択的に還元し、上記式(2)で表わされるア
ルコール体を得る。このアルコール体は、メタン
スルホニルクロリド−塩基系によりメシレート体
に変換し、次に脱離反応に付すことにより下記式
(3) 〔式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ〕 で表わされる目的のカルバサイクリン鍵中間体で
あるビシクロ〔3,3,0〕オクテン体が製造さ
れる。
4448(1983)参照) すなわちエノン体は、バラジウム炭素上の接触
水素添加反応によりオレフイン2重結合を還元
し、次にL−セレクトリド(リチウムトリ−sec
−ブチルボロヒドリド)により残存するカルボニ
ル基を選択的に還元し、上記式(2)で表わされるア
ルコール体を得る。このアルコール体は、メタン
スルホニルクロリド−塩基系によりメシレート体
に変換し、次に脱離反応に付すことにより下記式
(3) 〔式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ〕 で表わされる目的のカルバサイクリン鍵中間体で
あるビシクロ〔3,3,0〕オクテン体が製造さ
れる。
本発明方法の特徴は
(i) コーリーラクトンより容易に得られる原料で
あるジオール体を使用していること。
あるジオール体を使用していること。
(ii) 変換反応に安価な試薬を使用していること。
(iii) 新しいカルバサイクリン誘導体を誘導するこ
とが期待される新規な中間体である上記式(4)を
経由した製法であること。
とが期待される新規な中間体である上記式(4)を
経由した製法であること。
(iv) α鎖導入に際して従来法のWittig試薬と異な
り、化学修飾が容易なアルデヒド体を用いてい
ること。
り、化学修飾が容易なアルデヒド体を用いてい
ること。
という特徴を有していると言える。
以下本発明方法と実施例により更に詳細に説明
する。
する。
実施例 1
ジオール(1)からケトン(2)への変換
ジオール(1)〜(651.3mg,1.31mmol)を蒸留塩化
メチレン(7ml)に溶かし、アルゴン置換下、−
25℃に冷やした。この液にEt3N(0.640ml,
4.59mmol,3.5eq)、メタンスルホニルクロリド
(0.310ml,3.93mmol,3eq)を加え5分間撹拌し
た。この反応液をエーテルでうすめ、少量の飽和
食塩水を加え、有機層が透明になるまで撹拌し
た。この液をエーテルで抽出し、有機層を少量の
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗
い硫酸マグネシウムと炭酸カリウムで乾燥した。
溶媒留去後、得られた粗生成物は精製せず次の反
応に付した。すなわち、FAMSO(Aldrich製
0.550ml,5.24mmol,4eq)を蒸留THF(12ml)
に溶かし0℃に冷やした。この液にn−BuLi(ミ
ツワ製2.91ml,3.93mmol,3eq.,1.35Msol)を
加え1時間撹拌し、その後室温で5分間撹拌し
た。再び反応液を0℃に冷やし、前出の粗生成物
のTHF(7ml)溶液をゆつくりと加えた。この反
応液を室温で一夜撹拌したのち、エーテルでうす
め、少量の飽和塩化アンモニウム水溶液を加え
た。さらにエーテルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗い、硫酸ナトリウムを加え30分撹拌し、乾
燥した。溶媒留去後、粗生成物(0.95g)を得
た。
メチレン(7ml)に溶かし、アルゴン置換下、−
25℃に冷やした。この液にEt3N(0.640ml,
4.59mmol,3.5eq)、メタンスルホニルクロリド
(0.310ml,3.93mmol,3eq)を加え5分間撹拌し
た。この反応液をエーテルでうすめ、少量の飽和
食塩水を加え、有機層が透明になるまで撹拌し
た。この液をエーテルで抽出し、有機層を少量の
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗
い硫酸マグネシウムと炭酸カリウムで乾燥した。
溶媒留去後、得られた粗生成物は精製せず次の反
応に付した。すなわち、FAMSO(Aldrich製
0.550ml,5.24mmol,4eq)を蒸留THF(12ml)
に溶かし0℃に冷やした。この液にn−BuLi(ミ
ツワ製2.91ml,3.93mmol,3eq.,1.35Msol)を
加え1時間撹拌し、その後室温で5分間撹拌し
た。再び反応液を0℃に冷やし、前出の粗生成物
のTHF(7ml)溶液をゆつくりと加えた。この反
応液を室温で一夜撹拌したのち、エーテルでうす
め、少量の飽和塩化アンモニウム水溶液を加え
た。さらにエーテルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗い、硫酸ナトリウムを加え30分撹拌し、乾
燥した。溶媒留去後、粗生成物(0.95g)を得
た。
ここで得た粗生成物(0.95g)を15%aq.
acetone(20ml)に溶かし、−5℃に冷やした。こ
の液に無水CaCO3(262mg,2.62mmol,2eq.),
NBS(933mg,5.24mmol,4eq.Bを加え、50分間
撹拌した。この液をエーテル(40ml)でうすめ、
飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20ml)を加え、
撹拌した。この液をエーテルで抽出し、少量の
水、飽和食塩水で洗つたのち、硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒留去後、粗生成物をシリカゲル
(SiO2)カラムクロマトグラフイー(酢酸エチ
ル:ヘキサン=1:4)で精製しケトン(2)〜(370
mg,0.752mmol)をジオール(1)〜から収率57.4%で
得た。
acetone(20ml)に溶かし、−5℃に冷やした。こ
の液に無水CaCO3(262mg,2.62mmol,2eq.),
NBS(933mg,5.24mmol,4eq.Bを加え、50分間
撹拌した。この液をエーテル(40ml)でうすめ、
飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20ml)を加え、
撹拌した。この液をエーテルで抽出し、少量の
水、飽和食塩水で洗つたのち、硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒留去後、粗生成物をシリカゲル
(SiO2)カラムクロマトグラフイー(酢酸エチ
ル:ヘキサン=1:4)で精製しケトン(2)〜(370
mg,0.752mmol)をジオール(1)〜から収率57.4%で
得た。
(2)〜 IR;2925,2850,1735,1420,1110
NMR;
8.02〜7.32(m,10H),4.80〜4.60(m,1H),
4.45〜4.15(m,1H),4.15〜3.25(m,) 実施例 2 ケトン(2)〜からエノン(3)〜への変換 THF(3ml)中にジイソプロピルアミン
(0.211ml,1.50mmol)を加え、0℃に冷却し、
これに撹拌下n−BuLi(ミツワ製,1.35M,1.11
ml,1.50mmol)を加え同温にて約10分撹拌し
LDAを調整した。このLDA溶液を−78℃に冷却
し、そこへケトン(2)〜(370mg,0.752mmol)の
THF(5ml)溶液を加え、同温で約1時間撹拌し
た。生成したエノラート溶液にメチル4−ホルミ
ルブチラート(0.38ml,3mmol)のTHF(3ml)
溶液を加え、20分間−78℃で撹拌を続けた。反応
液をエーテルで希釈後Sat.NH4Cl水溶液を加え
て、エーテル(〜100ml)にて抽出を行なつた。
エーテル層をSat.NaCl水にて洗浄し、MgSO4に
て乾燥した後、エーテルを留去すると粗生成物が
得られた。これを生成せず塩化メチレン(6ml)
に溶かし−25℃に冷却し、撹拌下にトリエチルア
ミン(0.314ml,2.26mmol)およびメシルクロリ
ド(0.118ml,1.50mmol)を加え同温にて約30分
反応させた。続いて反応液にDBU(0.338ml,
2.26mmol)を加え徐々に室温まで温度を上げ、
一夜室温で撹拌を行なつた。この反応液をエーテ
ルと水にて希釈し、常法にしたがつて後処理する
と粗のエノン(3)〜が得られた。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー(酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:2)にて精製し純粋なエノン(3)〜(190
mg,41.8%from2〜)を淡黄色油状物として得た。
4.45〜4.15(m,1H),4.15〜3.25(m,) 実施例 2 ケトン(2)〜からエノン(3)〜への変換 THF(3ml)中にジイソプロピルアミン
(0.211ml,1.50mmol)を加え、0℃に冷却し、
これに撹拌下n−BuLi(ミツワ製,1.35M,1.11
ml,1.50mmol)を加え同温にて約10分撹拌し
LDAを調整した。このLDA溶液を−78℃に冷却
し、そこへケトン(2)〜(370mg,0.752mmol)の
THF(5ml)溶液を加え、同温で約1時間撹拌し
た。生成したエノラート溶液にメチル4−ホルミ
ルブチラート(0.38ml,3mmol)のTHF(3ml)
溶液を加え、20分間−78℃で撹拌を続けた。反応
液をエーテルで希釈後Sat.NH4Cl水溶液を加え
て、エーテル(〜100ml)にて抽出を行なつた。
エーテル層をSat.NaCl水にて洗浄し、MgSO4に
て乾燥した後、エーテルを留去すると粗生成物が
得られた。これを生成せず塩化メチレン(6ml)
に溶かし−25℃に冷却し、撹拌下にトリエチルア
ミン(0.314ml,2.26mmol)およびメシルクロリ
ド(0.118ml,1.50mmol)を加え同温にて約30分
反応させた。続いて反応液にDBU(0.338ml,
2.26mmol)を加え徐々に室温まで温度を上げ、
一夜室温で撹拌を行なつた。この反応液をエーテ
ルと水にて希釈し、常法にしたがつて後処理する
と粗のエノン(3)〜が得られた。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー(酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:2)にて精製し純粋なエノン(3)〜(190
mg,41.8%from2〜)を淡黄色油状物として得た。
(3)〜 IR νnea+ naxcm-1;
2925,2850,1730,1710,1420,1305,
1070,700 1H−NMR δ(CDCl3)ppm; 7.84〜7.24(m,10H,aromatic),6.66〜
6.36(m,1H,olefinic),4.68〜4.48(m,
1H,acetal),4.36〜3.95(m),3.68(s,
3H,Me ester),1.10(brs,21H,Methyl) MS m/e; 451(M+−THP−CooMe),446(M+−
OTHP−tBu),385(M+−THP−tBu−
CooMe−H2O) 実施例 3 エノン(3)〜からオレフイン(4)〜への変換 エノン(3)〜(220mg,0.364mmol)を乾燥メタノ
ール(4ml)にとかし、アルゴン置換し、0℃に
て10%Pd/C(エンゲルハルト製,60mg)を加え
た。次に水素バルーンにて水素置換し、0℃にて
約1時間、室温にて約40時間撹拌を続けた。反応
液をCH2Cl2(〜50ml)にて希釈した後、Pd/C
をろ過し得られるろ液を濃縮するとほぼ純粋なケ
トン(181mg)が淡黄色油状物として得られた。
これをTHF(4ml)にとかし、−78℃に冷却し、
撹拌にL−selectride(Aldrich製,1MTHF溶液,
0.728mmol)を加え同温にて約1時間撹拌を続け
た。反応液を常法にしたがい後処理し、粗のアル
コールを得た。粗のアルコールをCH2Cl2(2ml)
にとかし0℃にてこれにピリジン(1ml)と塩化
メタンスルホニル(0.142ml,1.82mmol)を加え
同温にて1時間室温にて一夜撹拌を続けた。反応
液をエーテル/H2Oにて希釈し、常法にしたが
い後処理し、粗メシラートを得た。これを続いて
トルエン(1ml)にとかし、室温でDBU(0.5ml)
を加え100℃にて1時間加熱下反応させた。反応
液を室温に冷却後、エーテル/H2Oにて希釈し、
常法にしたがい後処理し、粗オレフイン(4)〜を得
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4)にて精製
し、純粋なオレフイン(4)〜(48.2mg,22.5%,from
3〜)を淡黄色油状物として得た。
1070,700 1H−NMR δ(CDCl3)ppm; 7.84〜7.24(m,10H,aromatic),6.66〜
6.36(m,1H,olefinic),4.68〜4.48(m,
1H,acetal),4.36〜3.95(m),3.68(s,
3H,Me ester),1.10(brs,21H,Methyl) MS m/e; 451(M+−THP−CooMe),446(M+−
OTHP−tBu),385(M+−THP−tBu−
CooMe−H2O) 実施例 3 エノン(3)〜からオレフイン(4)〜への変換 エノン(3)〜(220mg,0.364mmol)を乾燥メタノ
ール(4ml)にとかし、アルゴン置換し、0℃に
て10%Pd/C(エンゲルハルト製,60mg)を加え
た。次に水素バルーンにて水素置換し、0℃にて
約1時間、室温にて約40時間撹拌を続けた。反応
液をCH2Cl2(〜50ml)にて希釈した後、Pd/C
をろ過し得られるろ液を濃縮するとほぼ純粋なケ
トン(181mg)が淡黄色油状物として得られた。
これをTHF(4ml)にとかし、−78℃に冷却し、
撹拌にL−selectride(Aldrich製,1MTHF溶液,
0.728mmol)を加え同温にて約1時間撹拌を続け
た。反応液を常法にしたがい後処理し、粗のアル
コールを得た。粗のアルコールをCH2Cl2(2ml)
にとかし0℃にてこれにピリジン(1ml)と塩化
メタンスルホニル(0.142ml,1.82mmol)を加え
同温にて1時間室温にて一夜撹拌を続けた。反応
液をエーテル/H2Oにて希釈し、常法にしたが
い後処理し、粗メシラートを得た。これを続いて
トルエン(1ml)にとかし、室温でDBU(0.5ml)
を加え100℃にて1時間加熱下反応させた。反応
液を室温に冷却後、エーテル/H2Oにて希釈し、
常法にしたがい後処理し、粗オレフイン(4)〜を得
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4)にて精製
し、純粋なオレフイン(4)〜(48.2mg,22.5%,from
3〜)を淡黄色油状物として得た。
(4)〜;IR νnea+ naxcm-1;
2925,2850,1735,1420,1110,1070,700
1H−NMR δ(CDCl3)ppm;
7.80〜7.12(m,10H,aromatie),5.32〜
5.08(m,1H,olefinic),4.68〜4.42(m,
1H,acetal),3.60(s,3H,Me ester),
1.00(brs,21H,Methyl), MS m/e; 533(M+−tBu) 371(M+−THP−tBu−CooMe−H2O) 参考例 1 コーリーラクトン(A)〜からジオール(B)〜への変換 ラクトン(A)〜(840mg,1.70mmol)を蒸留エーテ
ル(5ml)に溶かし、アルゴン気流下、氷冷下で
LiAlH4(Merck製161mg,4.25mmol,3eq)のエ
ーテル溶液に加えた。約30分間室温で撹拌したの
ち、反応液をエーテルでうすめ、飽和食塩水(約
5ml)をゆつくりと滴下した。この液をエーテル
で抽出し有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去し、粗生成物(940mg)を得た。これを
シリカゲル(SiO2)カラムクグロマトグラフイ
ー(酢酸エチル:ヘキサン=3:1)で精製し、
ジオール(B)〜(810.8mg,1.63mmol)を収率95.9%
で得た。
5.08(m,1H,olefinic),4.68〜4.42(m,
1H,acetal),3.60(s,3H,Me ester),
1.00(brs,21H,Methyl), MS m/e; 533(M+−tBu) 371(M+−THP−tBu−CooMe−H2O) 参考例 1 コーリーラクトン(A)〜からジオール(B)〜への変換 ラクトン(A)〜(840mg,1.70mmol)を蒸留エーテ
ル(5ml)に溶かし、アルゴン気流下、氷冷下で
LiAlH4(Merck製161mg,4.25mmol,3eq)のエ
ーテル溶液に加えた。約30分間室温で撹拌したの
ち、反応液をエーテルでうすめ、飽和食塩水(約
5ml)をゆつくりと滴下した。この液をエーテル
で抽出し有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去し、粗生成物(940mg)を得た。これを
シリカゲル(SiO2)カラムクグロマトグラフイ
ー(酢酸エチル:ヘキサン=3:1)で精製し、
ジオール(B)〜(810.8mg,1.63mmol)を収率95.9%
で得た。
(B)〜 IR;3375,2950,2850,1470,1200,1110
NMR;
7.80〜7.24(m,10H),1.08(s,9H),4.70
〜4.54(m,1H),4.46〜4.12(m,2H),4.06
〜3.30(m,),2.20〜1.38(m,) 参考例 2 ジオール(B)〜からアセテート(C)〜への変換 ジオール(B)(3.41g,6.85mmol)を蒸留塩化
メチレン(30ml)に溶かしアルゴン気流下、−25
℃に冷却した。この液にトリエチルアミミン
(3.34ml,23.97mmol,3.5eq.)、メタンスルホニ
ルクロリド(1.61ml,20.55mmol,3eq.)を加え、
約5分間撹拌した。反応液をエーテルでうすめ少
量の飽和食塩水を加え室温で有機層が透明になる
まで撹拌した。この液をエーテルで抽出後有機層
を少量の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムと炭酸カリウム
で乾燥した。溶媒留去後、粗のメシラート(4.50
g)を得た。
〜4.54(m,1H),4.46〜4.12(m,2H),4.06
〜3.30(m,),2.20〜1.38(m,) 参考例 2 ジオール(B)〜からアセテート(C)〜への変換 ジオール(B)(3.41g,6.85mmol)を蒸留塩化
メチレン(30ml)に溶かしアルゴン気流下、−25
℃に冷却した。この液にトリエチルアミミン
(3.34ml,23.97mmol,3.5eq.)、メタンスルホニ
ルクロリド(1.61ml,20.55mmol,3eq.)を加え、
約5分間撹拌した。反応液をエーテルでうすめ少
量の飽和食塩水を加え室温で有機層が透明になる
まで撹拌した。この液をエーテルで抽出後有機層
を少量の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムと炭酸カリウム
で乾燥した。溶媒留去後、粗のメシラート(4.50
g)を得た。
この粗メシラート(4.50g)を蒸留ベンゼン
(40ml)に溶かし、アルゴン気流下、18−クラウ
ン−6(Aldrich製904mg,3.43mmol,0.5eq.)、セ
シウムアセテート(4.22g,21.98mmol,3.2eq.)
を加え、約1時間加熱還流した。その後、室温で
一夜撹拌後、30分間加熱還流し、18−Croun6
(452mg,1.72mmol,0.25eq)を加えさらに約1
時間加熱還流したのち、反応液を室温へ冷やし
た。反応液をエーテルでうすめ少量の飽和食塩水
を加えた。エーテル抽出後、得られた有機層に硫
酸ナトリウムを加え、室温で30分間撹拌し、乾燥
した。溶媒留去後得られた粗生成物をシリカゲル
(SiO2)カラムクロマトグラフイー(酢酸エチ
ル:ヘキサン=1:4)で精製しアセテート(3)〜
(3.69g,6.34mmol)を収率92.6%で得た。
(40ml)に溶かし、アルゴン気流下、18−クラウ
ン−6(Aldrich製904mg,3.43mmol,0.5eq.)、セ
シウムアセテート(4.22g,21.98mmol,3.2eq.)
を加え、約1時間加熱還流した。その後、室温で
一夜撹拌後、30分間加熱還流し、18−Croun6
(452mg,1.72mmol,0.25eq)を加えさらに約1
時間加熱還流したのち、反応液を室温へ冷やし
た。反応液をエーテルでうすめ少量の飽和食塩水
を加えた。エーテル抽出後、得られた有機層に硫
酸ナトリウムを加え、室温で30分間撹拌し、乾燥
した。溶媒留去後得られた粗生成物をシリカゲル
(SiO2)カラムクロマトグラフイー(酢酸エチ
ル:ヘキサン=1:4)で精製しアセテート(3)〜
(3.69g,6.34mmol)を収率92.6%で得た。
(6)〜 IR;
2930,2850,1735,1240,1110,1030
NMR;
7.76〜7.20(m,9H),3.96〜3.20(m,),5.12
〜4.82(m,1H),3.14〜2.86(m,),4.74〜
4.44(m,1H),2.38〜1.20(m,),4.44〜4.04
(m,),1.08(s,9H) 参考例 3 アセテート(C)〜からジオール(D)〜への変換 アセテート(C)(310mg,0.533mmol)を蒸留メ
タノール(3ml)に溶かし、アルゴン気流下、室
温で乾燥した炭酸カリウム(183.9mg,
1.33mmol,2.5eq.)を加え、一夜撹拌した。反応
液をエーテルでうすめ、少量の飽和塩化アンモニ
ウム水溶液を加えた。この液をエーテルで抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒留去後、得られた粗生成物は
シリカゲル(SiO2)カラムクロマトグラフイー
(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)で精製しジオ
ール(4)〜(250mg,0.502mmol)を収率94.2%で得
た。
〜4.82(m,1H),3.14〜2.86(m,),4.74〜
4.44(m,1H),2.38〜1.20(m,),4.44〜4.04
(m,),1.08(s,9H) 参考例 3 アセテート(C)〜からジオール(D)〜への変換 アセテート(C)(310mg,0.533mmol)を蒸留メ
タノール(3ml)に溶かし、アルゴン気流下、室
温で乾燥した炭酸カリウム(183.9mg,
1.33mmol,2.5eq.)を加え、一夜撹拌した。反応
液をエーテルでうすめ、少量の飽和塩化アンモニ
ウム水溶液を加えた。この液をエーテルで抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒留去後、得られた粗生成物は
シリカゲル(SiO2)カラムクロマトグラフイー
(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)で精製しジオ
ール(4)〜(250mg,0.502mmol)を収率94.2%で得
た。
(D)〜 IR:
3275,2900,2850,1420,1100
NMR;
7.82〜7.20(m,9H),2.00〜1.40(m,)
4.72〜4.52(m,1H),1.07(s,9H),4.34〜
4.06(m,1H),4.04〜3.46(m,3H)
4.72〜4.52(m,1H),1.07(s,9H),4.34〜
4.06(m,1H),4.04〜3.46(m,3H)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記式(1) [式中、R1は水酸基の酸素原子と共にアセター
ル結合を形成する基を表わし、R2はトリ(C1〜
C7)炭化水素シリル基を表わし、R3はC1〜C10の
アルキル基又はトリ(C1〜C7)炭化水素シリル
基を表わす。] で表わされるエノン体のエノン官能基を還元して
下記式(2) [式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ。]で
表わされるアルコール体とし、これから結果的に
水分子を選択的に脱離せしめることを特徴とする
下記式(3) [式中、R1,R2,R3の定義は上記に同じ。]で
表わされるビシクロ[3.3.0]オクテン体の製法。 2 上記式(1)のエノン体の還元をパラジウム−炭
素による水素添加反応及びL−セレクトリド(リ
チウムトリ−sec−ブチルボロヒドリド)の組み
合わせで行なう特許請求の範囲第1項記載のビシ
クロ[3.3.0]オクテン体の製造。 3 R1がテトラヒドロピラニル基である特許請
求の範囲第1項又は第2項記載のビシクロ
[3.3.0]オクテン体の製法。 4 R2がジメチル−t−ブチルシリル基又はt
−ブチルジフエニルシリル基である特許請求の範
囲第1項から第3項のいずれか1項記載のビシク
ロ[3.3.0]オクテン体の製法。 5 R3がメチル基又はエチル基である特許請求
の範囲第1項から第4項のいずれか1項記載のビ
シクロ[3.3.0]オクテン体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59161622A JPS6140293A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | ビシクロ[3.3.0]オクテン体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59161622A JPS6140293A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | ビシクロ[3.3.0]オクテン体の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6140293A JPS6140293A (ja) | 1986-02-26 |
| JPH0466239B2 true JPH0466239B2 (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=15738677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59161622A Granted JPS6140293A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | ビシクロ[3.3.0]オクテン体の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6140293A (ja) |
-
1984
- 1984-08-02 JP JP59161622A patent/JPS6140293A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6140293A (ja) | 1986-02-26 |
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