JPH0466247B2 - - Google Patents
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- JPH0466247B2 JPH0466247B2 JP61287683A JP28768386A JPH0466247B2 JP H0466247 B2 JPH0466247 B2 JP H0466247B2 JP 61287683 A JP61287683 A JP 61287683A JP 28768386 A JP28768386 A JP 28768386A JP H0466247 B2 JPH0466247 B2 JP H0466247B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- unsaturated polyester
- resin
- dicyclopentadiene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、ガ
ラス繊維、カーボン繊維、ポリイミド繊維などと
組合せて複合材料、FRPとして波平板、バスタ
ブ、船舶、車輌などに用いられる、また骨材と組
合せたレジンコンクリート、レジンモルタルとし
てブロツクマンホール、フラワーボツクス、洗面
台、テーブル、カウンター類、さらに木材やケイ
カル板の表面仕上げ用塗料、化粧板、釦、注型品
などに有用である。 〔従来の技術〕 一般に、不飽和ポリエステル樹脂は、多価アル
コールと不飽和多塩基酸(無水物)とを必要に応
じて飽和多塩基酸(無水物)、動植物油、エポキ
シ樹脂、イソシアナート類、少量(5%以下)の
アリルエーテル化合物の存在下に反応させて得ら
れる不飽和ポリエステルを重合性モノマーに溶解
して製造されるが、その硬化時空気中の酸素によ
つて樹脂表面の硬化が阻害され、そのためいつま
でも表面が乾燥せず、ごみやほこりが付着した
り、また樹脂本来の性能が発揮されないため、耐
水性、耐溶剤性に劣るという欠点があつた。 これらの欠点を改良するため今日まで二つの方
法が採られてきた。その一つの方法は、樹脂中に
パラフインワツクス類を溶解添加しておき、硬化
時にパラフインワツクス類を樹脂表面に析出させ
て空気と樹脂との接触を遮断して硬化させる方法
である。しかし、この方法では樹脂の組成、使用
時の環境温度、貯蔵時の安定性(凝集析出防止)
などの点から、パラフインワツクスの種類、使用
量などが制限される難点がある。例えば、直射日
光の当る所や加熱炉(40℃以上)などの室温以上
の温度で使用する場合は、硬化時に樹脂表面にワ
ツクスを均一に浮かせることが困難であり、また
低温貯蔵時のパラフインワツクスの分離を防止す
ることも困難である。 他の方法は、アリルエーテル化合物や乾性油を
含む空乾性樹脂を単独で使用する方法と一般の不
飽和ポリエステルに添加して空乾性を向上させる
方法である。しかし、この方法では多量添加では
経済性が悪るし少量添加では部分的に硬化不良を
起し表面乾燥性が不充分になる欠点があり、使用
量に制限がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 以上述べた如く、従来の方法では樹脂表面の乾
燥性を良くするためには、その使用範囲が限定さ
れる欠点があつたが、本発明はこれらの欠点を排
除して、使用条件の制限を無くした広い温度範囲
で良好な表面乾燥を示し、且つ高温での使用も可
能とし、成形サイクルの向上した不飽和ポリエス
テル樹脂組成物を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、 (A) 第1段反応として不飽和多塩基酸又はその無
水物(以下不飽和多塩酸類という)を含む有機
多塩基酸又はその無水物(以下有機多塩基酸類
という)と多価アルコールとを、ジシクロペン
タジエン又はその誘導体(以下ジシクロペンタ
ジエン類という)5〜40重量%(合計仕込量に
対し)の存在下に反応させた後、第2段反応と
して第1段反応で生成したカルボキシル基含有
ジシクロペンタジエン変性不飽和ポリエステル
の100重量部にヒドロキシル基含有アリルエー
テル化合物の0.5〜5重量部を反応させて得ら
れる不飽和ポリエステル、 (B) 重合性単量体及び (C) ワツクス類0.01〜0.5重量部((A)+(B)の100重
量部に対し) から成ることを特徴とし、これによつて前記問題
点を解決した。 〔作用〕 本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、前
記した如く構成することによつて、樹脂の表面乾
燥性及び耐水性が広い範囲で確保されるのである
が、その特徴の第一は特定の方法で製造された本
発明の不飽和ポリエステルの使用にある。 本発明の不飽和ポリエステルは、第1段反応と
して5〜40重量%のような少量のジシクロペンタ
ジエン類で変性した不飽和ポリエステルを合成し
た後、第2段反応で0.5〜5重量部の非常に少量
のヒドロキシル基含有アリルエーテル化合物を反
応させて製造されるが、かかる特定の反応方法に
よつて始めて高温時(40℃以上)での表面乾燥性
と耐水性が発揮される。低温時(15℃以下)で
は、その乾燥性は充分に発揮されないが、それは
少量のワツクス類を配合し、それらの相互作用で
表面乾燥性を補足させることによつて、広い温度
範囲で表面乾燥性と耐水性が確保できるものとな
つた。 以下、本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物
について詳述する。 本発明方法で使用される有機多塩基酸類として
は、一般に不飽和アルキツドの製造に用いられて
いるマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラ
酸等の不飽和多塩基酸の他無水マレイン酸らの不
飽和多塩基酸の無水物を必須成分として含み、フ
タル酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の飽和酸
を任意成分として含むものである。勿論、有機多
塩基酸は単独又は併用して使用される。 また、多価アルコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,3−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、1,6−シクロヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、水添ビスフエノールA、ポリブタ
ンジエングリコール、ビスフエノールAのプロピ
レンオキサイド2付加体などが単独又は併用して
使用される。 さらに、ジシクロペンタジエン類としては、ジ
シクロペンタジエン、ヒドロキシ化ジシクロペン
タジエン、メチルジシクロペンタジエンなどのジ
シクロペンタジエン類が第1段反応の反応成分と
して好適に使用される。 第1段反応における反応成分の割合は、有機多
塩基酸と多価アルコールとを30〜70KOHmg/g
の酸価の不飽和ポリエステルが生成するように調
節するのが好ましい。好適には多価アルコールは
有機多塩基酸と等モルで使用し、ジシクロペンタ
ジエン類を全仕込量に対し5〜40重量%、好適に
は有機多塩基酸1モル当り0.1〜0.4モル使用する
方がよい。 本発明の第2段反応は、第1段反応で生成した
カルボキシル基含有ジシクロペンタジエン変性不
飽和ポリエステルの100重量部にヒドロキシル基
含有アリルエーテル化合物の0.5〜5重量部を反
応させることによつて進められる。 第2段反応において、必要ならば有機多塩基酸
類が追加される。その使用量は、第1段反応で生
成した不飽和ポリエステル100重量部に対し3〜
20、好適には5〜15重量部が用いられる。 本発明で使用されるヒドロキシル基含有アリル
エーテル化合物としては、トリメチロールプロパ
ンのモノ又はジアリルエーテル、ペンタエリスリ
トールトリアリルエーテルの他グリセリンのモノ
又はジアリルエーテル、ペンタエリスリトールの
モノ又はジアリルエーテル、アリルグリコールな
どが挙げられる。さらに、一般式 〔但し、Rは水素またはアルキル基であり、nは
1〜10の整数である〕で表わされるアリルアルコ
ールのアルキレンオキシド付加物も使用可能であ
る。その代表例としては、エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドの混合物をアリルアルコールに
付加して得られるRが水素及びメチル基が混在し
ている化合物が好適に使用される。 さらに、第2段反応時または反応終了後に添加
される重合性単量体の中に重合禁止剤の存在が必
要である。重合禁止剤としては、p−t−ブチル
カテコール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキ
ノン、モノ−t−ブチルハイドロキノン、2,5
−ジ−t−アミルハイドロキノン等のハイドロキ
ノン類、p−ベンゾキノン、ナフトキノン、p−
キシロキノン、2,5−ジフエニル−p−ベンゾ
キノン、2,5−ジアセトキシ−p−ベンゾキノ
ン等のキノン類、ジ−t−ブチルパラクレゾー
ル、ハイドロキノンモノメチルエーテル等のフエ
ノール類が挙げられる。これらの重合禁止剤は、
不飽和ポリエステル100重量部に対し0.02〜0.05
重量部の範囲で用いられる。 かくして得られた不飽和ポリエステルは、通常
の重合性単量体、例えば、スチレン、ビニルトル
エン、クロロスチレン、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸3級ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メ
タクリル酸イソブチル、メタクリル酸3級ブチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メ
タクリ酸ベンジル、メタクリル酸テトラヒドロフ
ルフリル、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニル等
に溶解し、不飽和ポリエステル樹脂が得られる。 不飽和ポリエステルと重合性単量体との割合
は、特に制限はないが、重合性単量体の割合が50
重量%以上になると高温時における空乾性が劣る
傾向があるので好ましくない。 本発明で使用されるワツクス類は不飽和ポリエ
ステル樹脂100重量部に対し0.01〜0.5重量部の範
囲で配合されるが、パラフイン系のワツクスが最
も好適に使用される。 本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、必
要に応じ、充填剤、補強剤、離型剤、着色剤、硬
化剤、促進剤、安定剤等を併用して化粧板、塗
料、注型品、FRP、成形材料などに広く使用す
ることができる。 〔実施例〕 以下、更に本発明を具体的に説明するために実
施例を記載する。文中の部又は%は重量部及び重
量%の意味である。 実施例 1 3の4つ口フラスコに、エチレングリコール
282g、ジエチレングリコール260g、無水フタル
酸311g、無水マレイン酸480g、ジシクロペンタ
ジエン370gを投入し、窒素気流中140〜160℃で、
ジシクロペンタジエンを反応後、210℃まで上昇
し、210℃を保ち、酸価35〜40KOHmg/gになつ
たら150℃まで冷却し、上記エステル100部に対し
てトリメチロールプロパンジアリルエーテル4部
を加え180℃まで2時間かけて上昇し、180℃を保
ちスチレン30%で5〜9ポイズ/25℃、酸価25〜
30で終点とした。反応終了後ハイドロキノンを
0.01部添加したスチレンに溶解した不飽和ポリエ
ステルに融点52℃のパラフイン0.1gを添加した
樹脂をAとした。 実施例 2 3の4つ口フラスコに、エチレングリコール
282g、ジエチレングリコール260g、無水フタル
酸207g、無水マレイン酸549g、ジシクロペンタ
ジエン370gを投入し、窒素気流中で110℃まで上
昇し、発熱によつて140℃まで上昇し、140〜160
℃でジシクロペンタジエンを反応後210℃まで上
昇し、210℃で保ち、酸価50〜55KOHmg/gにな
つたら150℃まで冷却し、上記エステル100部に対
してトリメチロールプロパンジアリルエーテルを
2.5部加え、150〜180℃を2時間かけて上昇し、
180℃を保ち、スチレン30%で6〜10ポイズ/25
℃、酸価30KOHmg/g以下で終点とした。ハイ
ドロキノン0.01部を添加したスチレンに溶解した
ポリエステル樹脂に、mp.52℃のパラフインを0.1
部加温溶解した樹脂をBとした。 比較例 1 3の4つ口フラスコにプロピレングリコール
814g、無水フタル酸741g、無水マレイン酸441
gを入れ、窒素気流中で110℃まで上昇し、発熱
で165℃まで上昇し、210℃まで3時間で上昇し、
スチレン35%で6〜9ポイズ/25℃、酸価35〜
40KOHmg/gを終点とした。反応終了後ハイド
ロキノンを0.01部添加したスチレンに溶解したポ
リエステルにmp.52℃のパラフイン0.1部加温溶解
した樹脂をCとした。 比較例 2 3の4つ口フラスコにエチレングリコール
372.6g、ジエチレングリコール424.5g、無水マ
レイン酸981g、トリメチロールプロパンジアリ
ルエーテル428gを入れ、窒素気流中150〜190℃
で、酸価25以下で反応を終了し、ハイドロキノン
0.02部添加した。スチレン30%(対エステル)に
溶解した樹脂をDとした。 比較例 3 樹脂C100部に樹脂D10部添加した樹脂をEと
し、樹脂C100部に樹脂D20部を添加した樹脂をF
とした。 実施例1、2及び比較例1、2、3で得られた
A、B、C、D、E及びFの樹脂それぞれ100部、
にナフテン酸コバルト0.5部、メチルエチルケト
ンパーオキサイド1部を添加した樹脂を用いて、
# 450のチヨツプドストランドマツト3枚を室温
で積層し種々の温度で1夜放置後、水に20時間浸
漬し、表面状態を観察した。 表面の硬化状態が良好なものは変化なく、硬化
状態の悪いものは加水分解されて白く変色してい
た(通常白化現象という)。それらの結果を第1
表に示す。
ラス繊維、カーボン繊維、ポリイミド繊維などと
組合せて複合材料、FRPとして波平板、バスタ
ブ、船舶、車輌などに用いられる、また骨材と組
合せたレジンコンクリート、レジンモルタルとし
てブロツクマンホール、フラワーボツクス、洗面
台、テーブル、カウンター類、さらに木材やケイ
カル板の表面仕上げ用塗料、化粧板、釦、注型品
などに有用である。 〔従来の技術〕 一般に、不飽和ポリエステル樹脂は、多価アル
コールと不飽和多塩基酸(無水物)とを必要に応
じて飽和多塩基酸(無水物)、動植物油、エポキ
シ樹脂、イソシアナート類、少量(5%以下)の
アリルエーテル化合物の存在下に反応させて得ら
れる不飽和ポリエステルを重合性モノマーに溶解
して製造されるが、その硬化時空気中の酸素によ
つて樹脂表面の硬化が阻害され、そのためいつま
でも表面が乾燥せず、ごみやほこりが付着した
り、また樹脂本来の性能が発揮されないため、耐
水性、耐溶剤性に劣るという欠点があつた。 これらの欠点を改良するため今日まで二つの方
法が採られてきた。その一つの方法は、樹脂中に
パラフインワツクス類を溶解添加しておき、硬化
時にパラフインワツクス類を樹脂表面に析出させ
て空気と樹脂との接触を遮断して硬化させる方法
である。しかし、この方法では樹脂の組成、使用
時の環境温度、貯蔵時の安定性(凝集析出防止)
などの点から、パラフインワツクスの種類、使用
量などが制限される難点がある。例えば、直射日
光の当る所や加熱炉(40℃以上)などの室温以上
の温度で使用する場合は、硬化時に樹脂表面にワ
ツクスを均一に浮かせることが困難であり、また
低温貯蔵時のパラフインワツクスの分離を防止す
ることも困難である。 他の方法は、アリルエーテル化合物や乾性油を
含む空乾性樹脂を単独で使用する方法と一般の不
飽和ポリエステルに添加して空乾性を向上させる
方法である。しかし、この方法では多量添加では
経済性が悪るし少量添加では部分的に硬化不良を
起し表面乾燥性が不充分になる欠点があり、使用
量に制限がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 以上述べた如く、従来の方法では樹脂表面の乾
燥性を良くするためには、その使用範囲が限定さ
れる欠点があつたが、本発明はこれらの欠点を排
除して、使用条件の制限を無くした広い温度範囲
で良好な表面乾燥を示し、且つ高温での使用も可
能とし、成形サイクルの向上した不飽和ポリエス
テル樹脂組成物を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、 (A) 第1段反応として不飽和多塩基酸又はその無
水物(以下不飽和多塩酸類という)を含む有機
多塩基酸又はその無水物(以下有機多塩基酸類
という)と多価アルコールとを、ジシクロペン
タジエン又はその誘導体(以下ジシクロペンタ
ジエン類という)5〜40重量%(合計仕込量に
対し)の存在下に反応させた後、第2段反応と
して第1段反応で生成したカルボキシル基含有
ジシクロペンタジエン変性不飽和ポリエステル
の100重量部にヒドロキシル基含有アリルエー
テル化合物の0.5〜5重量部を反応させて得ら
れる不飽和ポリエステル、 (B) 重合性単量体及び (C) ワツクス類0.01〜0.5重量部((A)+(B)の100重
量部に対し) から成ることを特徴とし、これによつて前記問題
点を解決した。 〔作用〕 本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、前
記した如く構成することによつて、樹脂の表面乾
燥性及び耐水性が広い範囲で確保されるのである
が、その特徴の第一は特定の方法で製造された本
発明の不飽和ポリエステルの使用にある。 本発明の不飽和ポリエステルは、第1段反応と
して5〜40重量%のような少量のジシクロペンタ
ジエン類で変性した不飽和ポリエステルを合成し
た後、第2段反応で0.5〜5重量部の非常に少量
のヒドロキシル基含有アリルエーテル化合物を反
応させて製造されるが、かかる特定の反応方法に
よつて始めて高温時(40℃以上)での表面乾燥性
と耐水性が発揮される。低温時(15℃以下)で
は、その乾燥性は充分に発揮されないが、それは
少量のワツクス類を配合し、それらの相互作用で
表面乾燥性を補足させることによつて、広い温度
範囲で表面乾燥性と耐水性が確保できるものとな
つた。 以下、本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物
について詳述する。 本発明方法で使用される有機多塩基酸類として
は、一般に不飽和アルキツドの製造に用いられて
いるマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラ
酸等の不飽和多塩基酸の他無水マレイン酸らの不
飽和多塩基酸の無水物を必須成分として含み、フ
タル酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の飽和酸
を任意成分として含むものである。勿論、有機多
塩基酸は単独又は併用して使用される。 また、多価アルコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,3−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、1,6−シクロヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、水添ビスフエノールA、ポリブタ
ンジエングリコール、ビスフエノールAのプロピ
レンオキサイド2付加体などが単独又は併用して
使用される。 さらに、ジシクロペンタジエン類としては、ジ
シクロペンタジエン、ヒドロキシ化ジシクロペン
タジエン、メチルジシクロペンタジエンなどのジ
シクロペンタジエン類が第1段反応の反応成分と
して好適に使用される。 第1段反応における反応成分の割合は、有機多
塩基酸と多価アルコールとを30〜70KOHmg/g
の酸価の不飽和ポリエステルが生成するように調
節するのが好ましい。好適には多価アルコールは
有機多塩基酸と等モルで使用し、ジシクロペンタ
ジエン類を全仕込量に対し5〜40重量%、好適に
は有機多塩基酸1モル当り0.1〜0.4モル使用する
方がよい。 本発明の第2段反応は、第1段反応で生成した
カルボキシル基含有ジシクロペンタジエン変性不
飽和ポリエステルの100重量部にヒドロキシル基
含有アリルエーテル化合物の0.5〜5重量部を反
応させることによつて進められる。 第2段反応において、必要ならば有機多塩基酸
類が追加される。その使用量は、第1段反応で生
成した不飽和ポリエステル100重量部に対し3〜
20、好適には5〜15重量部が用いられる。 本発明で使用されるヒドロキシル基含有アリル
エーテル化合物としては、トリメチロールプロパ
ンのモノ又はジアリルエーテル、ペンタエリスリ
トールトリアリルエーテルの他グリセリンのモノ
又はジアリルエーテル、ペンタエリスリトールの
モノ又はジアリルエーテル、アリルグリコールな
どが挙げられる。さらに、一般式 〔但し、Rは水素またはアルキル基であり、nは
1〜10の整数である〕で表わされるアリルアルコ
ールのアルキレンオキシド付加物も使用可能であ
る。その代表例としては、エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドの混合物をアリルアルコールに
付加して得られるRが水素及びメチル基が混在し
ている化合物が好適に使用される。 さらに、第2段反応時または反応終了後に添加
される重合性単量体の中に重合禁止剤の存在が必
要である。重合禁止剤としては、p−t−ブチル
カテコール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキ
ノン、モノ−t−ブチルハイドロキノン、2,5
−ジ−t−アミルハイドロキノン等のハイドロキ
ノン類、p−ベンゾキノン、ナフトキノン、p−
キシロキノン、2,5−ジフエニル−p−ベンゾ
キノン、2,5−ジアセトキシ−p−ベンゾキノ
ン等のキノン類、ジ−t−ブチルパラクレゾー
ル、ハイドロキノンモノメチルエーテル等のフエ
ノール類が挙げられる。これらの重合禁止剤は、
不飽和ポリエステル100重量部に対し0.02〜0.05
重量部の範囲で用いられる。 かくして得られた不飽和ポリエステルは、通常
の重合性単量体、例えば、スチレン、ビニルトル
エン、クロロスチレン、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸3級ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メ
タクリル酸イソブチル、メタクリル酸3級ブチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メ
タクリ酸ベンジル、メタクリル酸テトラヒドロフ
ルフリル、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニル等
に溶解し、不飽和ポリエステル樹脂が得られる。 不飽和ポリエステルと重合性単量体との割合
は、特に制限はないが、重合性単量体の割合が50
重量%以上になると高温時における空乾性が劣る
傾向があるので好ましくない。 本発明で使用されるワツクス類は不飽和ポリエ
ステル樹脂100重量部に対し0.01〜0.5重量部の範
囲で配合されるが、パラフイン系のワツクスが最
も好適に使用される。 本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、必
要に応じ、充填剤、補強剤、離型剤、着色剤、硬
化剤、促進剤、安定剤等を併用して化粧板、塗
料、注型品、FRP、成形材料などに広く使用す
ることができる。 〔実施例〕 以下、更に本発明を具体的に説明するために実
施例を記載する。文中の部又は%は重量部及び重
量%の意味である。 実施例 1 3の4つ口フラスコに、エチレングリコール
282g、ジエチレングリコール260g、無水フタル
酸311g、無水マレイン酸480g、ジシクロペンタ
ジエン370gを投入し、窒素気流中140〜160℃で、
ジシクロペンタジエンを反応後、210℃まで上昇
し、210℃を保ち、酸価35〜40KOHmg/gになつ
たら150℃まで冷却し、上記エステル100部に対し
てトリメチロールプロパンジアリルエーテル4部
を加え180℃まで2時間かけて上昇し、180℃を保
ちスチレン30%で5〜9ポイズ/25℃、酸価25〜
30で終点とした。反応終了後ハイドロキノンを
0.01部添加したスチレンに溶解した不飽和ポリエ
ステルに融点52℃のパラフイン0.1gを添加した
樹脂をAとした。 実施例 2 3の4つ口フラスコに、エチレングリコール
282g、ジエチレングリコール260g、無水フタル
酸207g、無水マレイン酸549g、ジシクロペンタ
ジエン370gを投入し、窒素気流中で110℃まで上
昇し、発熱によつて140℃まで上昇し、140〜160
℃でジシクロペンタジエンを反応後210℃まで上
昇し、210℃で保ち、酸価50〜55KOHmg/gにな
つたら150℃まで冷却し、上記エステル100部に対
してトリメチロールプロパンジアリルエーテルを
2.5部加え、150〜180℃を2時間かけて上昇し、
180℃を保ち、スチレン30%で6〜10ポイズ/25
℃、酸価30KOHmg/g以下で終点とした。ハイ
ドロキノン0.01部を添加したスチレンに溶解した
ポリエステル樹脂に、mp.52℃のパラフインを0.1
部加温溶解した樹脂をBとした。 比較例 1 3の4つ口フラスコにプロピレングリコール
814g、無水フタル酸741g、無水マレイン酸441
gを入れ、窒素気流中で110℃まで上昇し、発熱
で165℃まで上昇し、210℃まで3時間で上昇し、
スチレン35%で6〜9ポイズ/25℃、酸価35〜
40KOHmg/gを終点とした。反応終了後ハイド
ロキノンを0.01部添加したスチレンに溶解したポ
リエステルにmp.52℃のパラフイン0.1部加温溶解
した樹脂をCとした。 比較例 2 3の4つ口フラスコにエチレングリコール
372.6g、ジエチレングリコール424.5g、無水マ
レイン酸981g、トリメチロールプロパンジアリ
ルエーテル428gを入れ、窒素気流中150〜190℃
で、酸価25以下で反応を終了し、ハイドロキノン
0.02部添加した。スチレン30%(対エステル)に
溶解した樹脂をDとした。 比較例 3 樹脂C100部に樹脂D10部添加した樹脂をEと
し、樹脂C100部に樹脂D20部を添加した樹脂をF
とした。 実施例1、2及び比較例1、2、3で得られた
A、B、C、D、E及びFの樹脂それぞれ100部、
にナフテン酸コバルト0.5部、メチルエチルケト
ンパーオキサイド1部を添加した樹脂を用いて、
# 450のチヨツプドストランドマツト3枚を室温
で積層し種々の温度で1夜放置後、水に20時間浸
漬し、表面状態を観察した。 表面の硬化状態が良好なものは変化なく、硬化
状態の悪いものは加水分解されて白く変色してい
た(通常白化現象という)。それらの結果を第1
表に示す。
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、二
段エステル化反応の第1段階でジシクロペンタジ
エン類を第2段反応でヒドロキシル基含有アリル
エーテル化合物を反応させた不飽和ポリエステル
を用いることにより、広範囲の温度範囲で表面乾
燥性にすぐれ、しかも耐水性も良く、複合材料、
FRP、塗料、化粧板、注型品などの原材料に有
用である。
段エステル化反応の第1段階でジシクロペンタジ
エン類を第2段反応でヒドロキシル基含有アリル
エーテル化合物を反応させた不飽和ポリエステル
を用いることにより、広範囲の温度範囲で表面乾
燥性にすぐれ、しかも耐水性も良く、複合材料、
FRP、塗料、化粧板、注型品などの原材料に有
用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 第1段反応として不飽和多塩基酸又はそ
の無水物を含む有機多塩基酸又はその無水物と
多価アルコールとを、ジシクロペンタジエン又
はその誘導体5〜40重量%(合計仕込量に対
し)の存在下に反応させた後、第2段反応とし
て第1段反応で生成したカルボキシル基含有ジ
シクロペンタジエン変性不飽和ポリエステルの
100重量部にヒドロキシル基含有アリルエーテ
ル化合物の0.5〜5重量部を反応させて得られ
る不飽和ポリエステル、 (B) 重合性単量体及び (C) ワツクス類0.01〜0.5重量部((A)+(B)の100重
量部に対し) から成ることを特徴とする不飽和ポリエステル樹
脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28768386A JPS63142012A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28768386A JPS63142012A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63142012A JPS63142012A (ja) | 1988-06-14 |
| JPH0466247B2 true JPH0466247B2 (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=17720372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28768386A Granted JPS63142012A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63142012A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20040028909A1 (en) * | 2000-09-14 | 2004-02-12 | Hodgson Peter Clifford | Synthetic composition based on thermosetting resins |
| ES2988342T3 (es) * | 2015-12-21 | 2024-11-20 | Ptt Global Chemical Public Co Ltd | Oligómeros de éster modificados con diciclopentadieno útiles en aplicaciones de revestimiento |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6039283A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-01 | Goto Minoru | 計数機 |
-
1986
- 1986-12-04 JP JP28768386A patent/JPS63142012A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63142012A (ja) | 1988-06-14 |
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