JPH0469157B2 - - Google Patents
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- JPH0469157B2 JPH0469157B2 JP59056584A JP5658484A JPH0469157B2 JP H0469157 B2 JPH0469157 B2 JP H0469157B2 JP 59056584 A JP59056584 A JP 59056584A JP 5658484 A JP5658484 A JP 5658484A JP H0469157 B2 JPH0469157 B2 JP H0469157B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07D475/04—Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems with an oxygen atom directly attached in position 4 with a nitrogen atom directly attached in position 2
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は新規な化合物である5,6,7,8−
テトラヒドロ−L−エリスロ−ビオプテリンの硫
酸塩およびその製法に関する。 〔従来技術〕 (6R)−5,6,7,8−テトラヒドロ−L−
エリスロ−ビオプテリン(以下、(6R)−テトラ
ヒドロビオプテリンという)は生体内におけるカ
テコールアミン、セロトニン合成系の補酵素とし
て重要な役割を果していることはよく知られてお
り、近年基礎的研究の進歩により増々その重要性
が認識されてきている。 それに伴ない、薬効も従来より認められている
フエニルケトン尿症の治療以外にパーキンソン
病、うつ病など幅広い薬効が期待されるようにな
つてきている。 (6R)−テトラヒドロビオプテリンは一般にL
−エリスロ−ビオプテリンの接触水素添加によつ
て合成されるが、従来の反応条件では非天然型で
ある(6S)体が(6R)体の50%前後の割合で副
生してくる。この(6R)体と(6S)体のテトラ
ヒドロビオプテリンの混合物は従来塩酸塩として
取得されてきたが、この塩酸塩を分別晶析によつ
て各々の異性体に分離することは容易でない。 このことは、テトラヒドロビオプテリンの塩酸
塩の結晶性の悪さに起因するものである。そこ
で、高速液体クロマトグラフイーによつて(6R)
体と(6S)体を分離する方法(S.W.Bailyら:J.
Biological Chem.,2536598(1978);松浦ら:J.
Biochem.87,951(1980))やテトラヒドロビオプ
テリンのポリアシル化体、たとえば2−N−アセ
チル−5,8−ジ−N−アセチル−1′,2′−ジ−
0−アセチル−5,6,7,8−テトラヒドロビ
オプテリンを合成し、その分別結晶によつて
(6R)体を取得する方法(M.Viscontiniら:
Helv.Chim.Acta.、65,.1090(1982))などの方
法が行なわれてきたが、液体クロマトグラフイー
は工業的生産には使用できず、後者の分別結晶法
はステツプが多く収率が悪いなどの欠点があり、
これらはいづれも実用的でない。 〔発明の目的〕 本発明者らはかかる問題点に鑑み、より簡便な
(6R)−テトラヒドロビオプテリンの製法を開発
すべく(6R)−テトラヒドロビオプテリンの単離
方法につぎさらに鋭意検討を重ねた結果、驚くべ
きことに、テトラヒドロビオプテリンの硫酸塩が
非常に結晶性が高くかつ容易に精製できること、
また(6S)体に比べて(6R)体の結晶性がより
高いため再結晶をくり返すことによつて収率よく
(6R)体をうることができることを見出し、本発
明を完成した。 〔発明の構成〕 すなわち本発明は、5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−L−エリスロ−ビオプテンの硫酸塩および
その製法に関する。 本発明の化合物は式(): で示されるテトラヒドロビオプテリンの硫酸塩で
あつて、6位の炭素原子に関して2つのジアステ
レオマー、すなわち(6R)−テトラヒドロビオプ
テリン硫酸塩および(6S)−テトラヒドロビオプ
テリン硫酸塩を有しているが、本発明の化合物は
それら2つのジアステレオマーおよび(または)
それらの混合物を含むものである。 本発明の硫酸塩におけるテトラヒドロビオプテ
リンと硫酸の割合はモル比で1:1ないしそれ以
上の硫酸を含むばあいもあるが、本発明の効果を
達成するには式(): で示されるモノ硫酸塩であればよく、それ以上の
硫酸を含むばあいも効果の点において等価であ
る。 〔発明の実施態様〕 本発明の化合物のテトラヒドロビオプテリンの
硫酸塩は5,6,7,8−テトラヒドロ−L−エ
リスロ−ビオプテリンを硫酸を含む水性媒質中よ
り結晶化することによつて白色針状晶として取得
することができる。この際、用いるテトラヒドロ
ビオプテリンの濃度は0.1−20重量%、添加する
硫酸は1〜10重量%である。水性媒質としては水
や水−アルコール溶液が用いられる。テトラヒド
ロビオプテリンはL−エリスロ−ビオプテリンの
接触還元によつてえられる。かかるL−エリスロ
−ビオプテリンの接触還元は従来公知の方法、た
とえば、触媒として白金族のPt、Pd、Rhなどを
用い、溶媒として塩酸やトリフルロオロ酢酸を用
いる方法(松浦:蛋白質核酸酵素、26、1934
(1981);M.Viscontiniら:Helv.Chim.Acta.、
61、2731(1978))で行なうことができる。これら
の方法でえられるテトラヒドロビオプテリンを含
有する反応液に硫酸を添加すると、テトラヒドロ
ビオプテリンの硫酸塩が形成される。この際、添
加する硫酸は出発原料であるL−エリスロ−ビオ
プテリンの20〜400重量%が好ましいが、とくに
好ましくは40〜200重量%である。 また前記公知の接触還元方法により生成したテ
トラヒドロビオプテリンの塩酸塩や、トリフルロ
オロ酢酸塩を一担取得し、ついで硫酸水溶液中ま
たは硫酸を含有する水−アルコール溶液中で硫酸
塩に変換して、テトラヒドロビオプテリンの硫酸
塩の結晶を析出させることもできる。 さらには、L−エリスロ−ビオプテリンの接触
還元を硫酸水溶液中で実施してテトラヒドロビオ
プテリンの硫酸塩をうることもできる。 この際、用いるビオプテリンの濃度は0.1〜20
重量%、硫酸水溶液の濃度は1〜10重量%の範囲
が適当である。また触媒としては、たとえばPt、
Pd、Rhなど白金族触媒が用いられ、ビオプテリ
ンに対して1〜50重量%加える。 前記のごとき方法で生成させたテトラヒドロビ
オプテリンの硫酸塩を分別晶析させるには、溶媒
として水、アルコールまたは鉱酸の1種または2
種以上の混合溶媒から晶析させるが、この際のテ
トラヒドロビオプテリンの硫酸塩の濃度は0.1〜
20重量%の範囲であればよい。 かかる混合溶媒が水−アルコール混合溶液であ
るばあいは、アルコール類は水に対して5〜50容
量%が適当である。アルコールとしては、たとえ
ばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノールなどがあげられるが、メタノール、エタノ
ールが好ましい。またこの水−アルコール溶液に
鉱酸を加えてもよく、鉱酸としてはたとえば硫
酸、塩酸などが好ましい。これはテトラヒドロビ
オプテリンの硫酸塩の反応溶液中での安定性を増
すためであり、鉱酸濃度は1〜10重量%の範囲が
適当である。 かくして析出されるテトラヒドロビオプテリン
の硫酸塩は通常(6R)体と(6S)体の混合物で
あるが、(6R)体の方が結晶性がよいため(6R)
体の組成に富んだテトラヒドロビオプテリンの硫
酸塩を取得しうる。さらにかかる分別結晶をくり
返すことによつて(6R)体の組成が98%以上の
テトラヒドロビオプテリンの硫酸塩を取得しう
る。 本発明の方法はテトラヒドロビオプテリンの硫
酸塩の特性を利用したものであり、塩酸塩では参
考例に示されるように分別晶析が円滑に進行しな
い。 本発明の化合物であるテトラヒドロビオプテリ
ンの硫酸塩の結晶性の良さを利用する最適な方法
としては、たとえば本発明者らによるL−エリス
ロ−ビオプテリンの改良された還元方法(「5,
6,7,8−テトラヒドロ−L−エリスロ−ビオ
プテリンの製造法」、昭和59年2月23日出願)を
用いて製造される(6R)体の組成に富んだテト
ラヒドロビオプテリンを用いてこれを硫酸塩に変
換し、結晶化する方法である。かかる改良された
還元方法に示すようにL−エリスロ−ビオプテリ
ンの白金族触媒による接触還元を塩基性媒体中で
実施すると、生成するテトラヒドロビオプテリン
の(6R)/(6S)比の値は6〜9であり、(6R)
体の組成に富んだテトラヒドロビオプテリンを含
有する反応液がえられる。かくしてえられる反応
液に硫酸を添加してテトラヒドロビオプテリンの
硫酸塩を形成させるのが効率も良く、また(6R)
体の組成に富んだテトラヒドロビオプテリンの硫
酸塩を針状結晶として取得できる。 この際、添加する硫酸は、塩基性媒体中の塩
基、たとえば炭酸カリウムを中和する量以上の量
を加え、さらに生成しているテトラヒドロビオプ
テリンと硫酸塩を形成しうる量の硫酸を添加す
る。このように、反応溶液を硫酸酸性にしたのち
に濃縮して無機塩を濾別後、濾液を冷却放置する
か、さらにエタノールなどのアルコールを添加し
て目的のテトラヒドロビオプテリンの硫酸塩を析
出させることができる。 また、前述のように、塩基性媒体中で生成させ
たテトラヒドロビオプテリンを塩酸の添加により
テトラヒドロビオプテリンの塩酸塩に変換後、硫
酸水溶液または硫酸を含有する水−アルコール溶
液に再溶解し、テトラヒドロビオプテリンの硫酸
塩として析出させることもできる。 この際、加える硫酸の量は0.1〜20重量%、好
ましくは1〜10重量%である。 以上述べたごとく、本発明の方法によりテトラ
ヒドロビオプテリンを硫酸塩に変換し、さらにそ
の結晶性の良さを利用して容易に(6R)体のテ
トラヒドロビオプテリンを取得することが可能と
なつた。 つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はかかる実施例のみに限定され
るものではない。 実施例 1 酸化白金100mgを1N−塩酸50mlに分散し、水素
によつて活性化後、ビオプテリン(L−エリスロ
−ビオプテリン、以下同様)1.0gの1N−塩酸溶
液50mlを添加した。水素雰囲気下に常温常圧で3
時間攪拌して接触還元を行ない、触媒を濾別し、
高速液体クロマトグラフイー(カラム:ワツトマ
ンPartisil10sc×4×250mm;溶離液:30mM
NH4 H2 PO4(H3PO4)、PH3;以下、HPLCと
いう)分析で(6R)/(6S)比が58/42のテト
ラヒドロビオプテリンの塩酸溶液をえた。 この溶液に10%(重量%、以下同様)硫酸水溶
液を10ml添加し、さらにエタノール20mlを添加し
て1日冷暗所に保存すると白色の針状結晶を生成
した。これを濾別して乾燥すると、1.0gであつ
た。 えられた結晶の(6R)/(6S)比はHPLCで
78/22であつた。HPLC分析の結果を第1図に示
す。元素分析値は実測値(%):C31.11、H5.06、
N19.80、S10.1(理論値(%):C31.85、H5.04、
N20.63、S9.44)であり、えられた結晶がテトラ
ヒドロビオプテリンのモノ硫酸塩であることを支
持した。 実施例 2 酸化白金10mgを10%炭酸カリウム水溶液10mlに
分散させ、水素にて活性化後、ビオプテリン50mg
の10%炭酸カリウム溶液10mlを添加した。 水素雰囲気下、常温常圧で10時間攪拌して接触
還元を行ない、2N塩酸を添加して反応液のPHを
1とし、触媒を濾別した。 えられた反応溶液の(6R)/(6S)比は
HPLCで86/14であつた。溶液を濃縮して含量を
5mlとしたのちにエタノールを10ml加え、析出し
た塩化カリウムを濾別した。ついで10%硫酸を2
ml添加し、冷暗所に放置したところ、白色の針状
結晶が析出した。結晶を濾別し乾燥すると60mgで
あつた。えられた結晶の(6R)/(6S)比は
HPLCで93/7であつた。 実施例 3 酸化白金100mgを1N塩酸100mlに分散し、水素
にて活性化後ビオプテリン1gの1N塩酸溶液100
mlを添加した。水素雰囲気下、常温常圧で5時間
接触還元後、触媒を濾別し、HPLC分析で
(6R)/(6S)比が60/40のテトラヒドロビオプ
テリンの塩酸溶液をえた。濃縮とエタノール添加
をくり返すことにより淡黄色パウダーが生成し
た。これを濾別すると、1.08gであつた。えられ
たパウダーの(6R)/(6S)比はHPLCで57/
43であつた。 えられたテトラヒドロビオプテリンの塩酸塩
1.0gを水30mlに溶解し、10%硫酸水溶液10mlを
加えるとすぐに白色の針状結晶が析出した。 えられた結晶を濾別し、乾燥すると0.65gであ
つた。えられた結晶の(6R)/(6S)比は、
HPLCで80/20であつた。 実施例 4 酸化パラジウム10mgを5%硫酸水溶液10mlに分
散し、水素にて活性化後、ビオプテリン50mgの5
%硫酸水溶液10mlを添加した。水素雰囲気下、常
温常圧で3時間攪拌して接触還元を行ない、触媒
を濾別し、HPLC分析で(6R)/(6S)比が
70/30のテトラヒドロビオプテリンの硫酸水溶液
をえた。この溶液にエタノールを10ml添加し、一
晩冷暗所に放置したところ、白色の針状結晶が析
出した。結晶を濾別して乾燥すると、42mgであつ
た。えられた結晶の(6R)/(6S)比はHPLC
で90/10であつた。 実施例 5 白金黒10mgを10%炭酸カリウム水溶液10mlに分
散させ、水素にて活性化後、ビオプテリン50mgの
10%炭酸カリウム水溶液10mlを添加した。 水素雰囲気下に常温常圧で20時間攪拌して接触
還元を行ない、10%硫酸水溶液20mlを添加して、
反応液のPHを1とした。触媒を濾別し、HPLCで
(6R)/(6S)比が90/10のテトラヒドロビオプ
テリン溶液をえた。 えられた溶液を濃縮し、析出した無機塩を濾別
して冷暗所に放置したところ白色の針状結晶が析
出した。結晶を濾別し、乾燥すると58mgであつ
た。えられた結晶の(6R)/(6S)比は95/5
であつた。 実施例 6 (6R)/(6S)比が92/8のテトラヒドロビ
オプテリンの硫酸塩0.5gを200mlの水に加熱溶解
した。えられた溶液を冷暗所に1日静置したとこ
ろ、白色針状結晶が析出した。結晶を濾別し、乾
燥すると0.42gであつた。結晶の(6R)/(6S)
比はHPLCで97/3であつた。 上記と同様の再結晶操作を2回くり返したとこ
ろ、(6S)体が2%以下の(6R)−テトラヒドロ
ビオプテリンのモノ硫酸塩の白色針状結果が0.30
gえられた。 えられた結晶のHPLC分析の結果を第2図に示
す。また、えられた結晶の元素分析値は実測値
(%):C31.56、H5.04、N20.30、S9.90;(理論値
(%):C31.85、H5.04、N20.63、S9.44)であり、
紫外線吸収スペクトル(C=1.2×10-3;1NHCl)
(第3図にチヤートを示す)、赤外線吸収スペクト
ル(第4図にチヤートを示す)もこの結晶がテト
ラヒドロビオプテリンのモノ硫酸塩であることを
支持した。また、〔α〕Dは−6.7゜(C=0.12;
1NHCl);−6.4゜(C=0.5;0.1NHCl)であつた。
この結晶は明確な融点をもたず、熱天秤分析で、
215℃付近より重量減少が観察された。 1H−NMRスペクトル分析(60MHz、20%
DCl):3.60−4.20(m.H−C(6,7,1′,2))、
1.42(d,J=6Hz3H−C(3′))第5図にチヤー
トを示す) 参考例 1 酸化白金500mgを10%炭酸カリウム水溶液250ml
に分散させ、水素にて活性化後、ビオプテリン
5.0gの10%炭酸カリウム溶液250mlを添加した。 水素雰囲気下、常温常圧で5.0時間攪拌して接
触還元後、2N塩酸を添加して反応液のPHを1と
した。触媒を濾別し、HPLCで(6R)/(6S)
比が80/20のテトラヒドロビオプテリン溶液をえ
た。 えられた溶液を濃縮し、約100mlとしたのち、
100mlのエタノールを添加して無機塩を析出させ
濾別した。濾液の濃縮とエタノール添加をくり返
すことによりテトラヒドロビオプテリンの塩酸塩
の淡黄色結晶が生成した。これを濾別して乾燥す
ると、HPLC分析で(6R)/(6S)比が80/20
の一次晶が、3.15gえられた。さらにこの濾液を
濃縮し、エタノールを加えると淡黄色の結晶が生
成した。これを濾別して乾燥すると(6R)/
(6S)比が79/21の二次晶が1.35gえられた。 さらにこの濾液から同様の操作で(6R)/
(6S)比が93/7の三次晶が1.2gえられた。
テトラヒドロ−L−エリスロ−ビオプテリンの硫
酸塩およびその製法に関する。 〔従来技術〕 (6R)−5,6,7,8−テトラヒドロ−L−
エリスロ−ビオプテリン(以下、(6R)−テトラ
ヒドロビオプテリンという)は生体内におけるカ
テコールアミン、セロトニン合成系の補酵素とし
て重要な役割を果していることはよく知られてお
り、近年基礎的研究の進歩により増々その重要性
が認識されてきている。 それに伴ない、薬効も従来より認められている
フエニルケトン尿症の治療以外にパーキンソン
病、うつ病など幅広い薬効が期待されるようにな
つてきている。 (6R)−テトラヒドロビオプテリンは一般にL
−エリスロ−ビオプテリンの接触水素添加によつ
て合成されるが、従来の反応条件では非天然型で
ある(6S)体が(6R)体の50%前後の割合で副
生してくる。この(6R)体と(6S)体のテトラ
ヒドロビオプテリンの混合物は従来塩酸塩として
取得されてきたが、この塩酸塩を分別晶析によつ
て各々の異性体に分離することは容易でない。 このことは、テトラヒドロビオプテリンの塩酸
塩の結晶性の悪さに起因するものである。そこ
で、高速液体クロマトグラフイーによつて(6R)
体と(6S)体を分離する方法(S.W.Bailyら:J.
Biological Chem.,2536598(1978);松浦ら:J.
Biochem.87,951(1980))やテトラヒドロビオプ
テリンのポリアシル化体、たとえば2−N−アセ
チル−5,8−ジ−N−アセチル−1′,2′−ジ−
0−アセチル−5,6,7,8−テトラヒドロビ
オプテリンを合成し、その分別結晶によつて
(6R)体を取得する方法(M.Viscontiniら:
Helv.Chim.Acta.、65,.1090(1982))などの方
法が行なわれてきたが、液体クロマトグラフイー
は工業的生産には使用できず、後者の分別結晶法
はステツプが多く収率が悪いなどの欠点があり、
これらはいづれも実用的でない。 〔発明の目的〕 本発明者らはかかる問題点に鑑み、より簡便な
(6R)−テトラヒドロビオプテリンの製法を開発
すべく(6R)−テトラヒドロビオプテリンの単離
方法につぎさらに鋭意検討を重ねた結果、驚くべ
きことに、テトラヒドロビオプテリンの硫酸塩が
非常に結晶性が高くかつ容易に精製できること、
また(6S)体に比べて(6R)体の結晶性がより
高いため再結晶をくり返すことによつて収率よく
(6R)体をうることができることを見出し、本発
明を完成した。 〔発明の構成〕 すなわち本発明は、5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−L−エリスロ−ビオプテンの硫酸塩および
その製法に関する。 本発明の化合物は式(): で示されるテトラヒドロビオプテリンの硫酸塩で
あつて、6位の炭素原子に関して2つのジアステ
レオマー、すなわち(6R)−テトラヒドロビオプ
テリン硫酸塩および(6S)−テトラヒドロビオプ
テリン硫酸塩を有しているが、本発明の化合物は
それら2つのジアステレオマーおよび(または)
それらの混合物を含むものである。 本発明の硫酸塩におけるテトラヒドロビオプテ
リンと硫酸の割合はモル比で1:1ないしそれ以
上の硫酸を含むばあいもあるが、本発明の効果を
達成するには式(): で示されるモノ硫酸塩であればよく、それ以上の
硫酸を含むばあいも効果の点において等価であ
る。 〔発明の実施態様〕 本発明の化合物のテトラヒドロビオプテリンの
硫酸塩は5,6,7,8−テトラヒドロ−L−エ
リスロ−ビオプテリンを硫酸を含む水性媒質中よ
り結晶化することによつて白色針状晶として取得
することができる。この際、用いるテトラヒドロ
ビオプテリンの濃度は0.1−20重量%、添加する
硫酸は1〜10重量%である。水性媒質としては水
や水−アルコール溶液が用いられる。テトラヒド
ロビオプテリンはL−エリスロ−ビオプテリンの
接触還元によつてえられる。かかるL−エリスロ
−ビオプテリンの接触還元は従来公知の方法、た
とえば、触媒として白金族のPt、Pd、Rhなどを
用い、溶媒として塩酸やトリフルロオロ酢酸を用
いる方法(松浦:蛋白質核酸酵素、26、1934
(1981);M.Viscontiniら:Helv.Chim.Acta.、
61、2731(1978))で行なうことができる。これら
の方法でえられるテトラヒドロビオプテリンを含
有する反応液に硫酸を添加すると、テトラヒドロ
ビオプテリンの硫酸塩が形成される。この際、添
加する硫酸は出発原料であるL−エリスロ−ビオ
プテリンの20〜400重量%が好ましいが、とくに
好ましくは40〜200重量%である。 また前記公知の接触還元方法により生成したテ
トラヒドロビオプテリンの塩酸塩や、トリフルロ
オロ酢酸塩を一担取得し、ついで硫酸水溶液中ま
たは硫酸を含有する水−アルコール溶液中で硫酸
塩に変換して、テトラヒドロビオプテリンの硫酸
塩の結晶を析出させることもできる。 さらには、L−エリスロ−ビオプテリンの接触
還元を硫酸水溶液中で実施してテトラヒドロビオ
プテリンの硫酸塩をうることもできる。 この際、用いるビオプテリンの濃度は0.1〜20
重量%、硫酸水溶液の濃度は1〜10重量%の範囲
が適当である。また触媒としては、たとえばPt、
Pd、Rhなど白金族触媒が用いられ、ビオプテリ
ンに対して1〜50重量%加える。 前記のごとき方法で生成させたテトラヒドロビ
オプテリンの硫酸塩を分別晶析させるには、溶媒
として水、アルコールまたは鉱酸の1種または2
種以上の混合溶媒から晶析させるが、この際のテ
トラヒドロビオプテリンの硫酸塩の濃度は0.1〜
20重量%の範囲であればよい。 かかる混合溶媒が水−アルコール混合溶液であ
るばあいは、アルコール類は水に対して5〜50容
量%が適当である。アルコールとしては、たとえ
ばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノールなどがあげられるが、メタノール、エタノ
ールが好ましい。またこの水−アルコール溶液に
鉱酸を加えてもよく、鉱酸としてはたとえば硫
酸、塩酸などが好ましい。これはテトラヒドロビ
オプテリンの硫酸塩の反応溶液中での安定性を増
すためであり、鉱酸濃度は1〜10重量%の範囲が
適当である。 かくして析出されるテトラヒドロビオプテリン
の硫酸塩は通常(6R)体と(6S)体の混合物で
あるが、(6R)体の方が結晶性がよいため(6R)
体の組成に富んだテトラヒドロビオプテリンの硫
酸塩を取得しうる。さらにかかる分別結晶をくり
返すことによつて(6R)体の組成が98%以上の
テトラヒドロビオプテリンの硫酸塩を取得しう
る。 本発明の方法はテトラヒドロビオプテリンの硫
酸塩の特性を利用したものであり、塩酸塩では参
考例に示されるように分別晶析が円滑に進行しな
い。 本発明の化合物であるテトラヒドロビオプテリ
ンの硫酸塩の結晶性の良さを利用する最適な方法
としては、たとえば本発明者らによるL−エリス
ロ−ビオプテリンの改良された還元方法(「5,
6,7,8−テトラヒドロ−L−エリスロ−ビオ
プテリンの製造法」、昭和59年2月23日出願)を
用いて製造される(6R)体の組成に富んだテト
ラヒドロビオプテリンを用いてこれを硫酸塩に変
換し、結晶化する方法である。かかる改良された
還元方法に示すようにL−エリスロ−ビオプテリ
ンの白金族触媒による接触還元を塩基性媒体中で
実施すると、生成するテトラヒドロビオプテリン
の(6R)/(6S)比の値は6〜9であり、(6R)
体の組成に富んだテトラヒドロビオプテリンを含
有する反応液がえられる。かくしてえられる反応
液に硫酸を添加してテトラヒドロビオプテリンの
硫酸塩を形成させるのが効率も良く、また(6R)
体の組成に富んだテトラヒドロビオプテリンの硫
酸塩を針状結晶として取得できる。 この際、添加する硫酸は、塩基性媒体中の塩
基、たとえば炭酸カリウムを中和する量以上の量
を加え、さらに生成しているテトラヒドロビオプ
テリンと硫酸塩を形成しうる量の硫酸を添加す
る。このように、反応溶液を硫酸酸性にしたのち
に濃縮して無機塩を濾別後、濾液を冷却放置する
か、さらにエタノールなどのアルコールを添加し
て目的のテトラヒドロビオプテリンの硫酸塩を析
出させることができる。 また、前述のように、塩基性媒体中で生成させ
たテトラヒドロビオプテリンを塩酸の添加により
テトラヒドロビオプテリンの塩酸塩に変換後、硫
酸水溶液または硫酸を含有する水−アルコール溶
液に再溶解し、テトラヒドロビオプテリンの硫酸
塩として析出させることもできる。 この際、加える硫酸の量は0.1〜20重量%、好
ましくは1〜10重量%である。 以上述べたごとく、本発明の方法によりテトラ
ヒドロビオプテリンを硫酸塩に変換し、さらにそ
の結晶性の良さを利用して容易に(6R)体のテ
トラヒドロビオプテリンを取得することが可能と
なつた。 つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はかかる実施例のみに限定され
るものではない。 実施例 1 酸化白金100mgを1N−塩酸50mlに分散し、水素
によつて活性化後、ビオプテリン(L−エリスロ
−ビオプテリン、以下同様)1.0gの1N−塩酸溶
液50mlを添加した。水素雰囲気下に常温常圧で3
時間攪拌して接触還元を行ない、触媒を濾別し、
高速液体クロマトグラフイー(カラム:ワツトマ
ンPartisil10sc×4×250mm;溶離液:30mM
NH4 H2 PO4(H3PO4)、PH3;以下、HPLCと
いう)分析で(6R)/(6S)比が58/42のテト
ラヒドロビオプテリンの塩酸溶液をえた。 この溶液に10%(重量%、以下同様)硫酸水溶
液を10ml添加し、さらにエタノール20mlを添加し
て1日冷暗所に保存すると白色の針状結晶を生成
した。これを濾別して乾燥すると、1.0gであつ
た。 えられた結晶の(6R)/(6S)比はHPLCで
78/22であつた。HPLC分析の結果を第1図に示
す。元素分析値は実測値(%):C31.11、H5.06、
N19.80、S10.1(理論値(%):C31.85、H5.04、
N20.63、S9.44)であり、えられた結晶がテトラ
ヒドロビオプテリンのモノ硫酸塩であることを支
持した。 実施例 2 酸化白金10mgを10%炭酸カリウム水溶液10mlに
分散させ、水素にて活性化後、ビオプテリン50mg
の10%炭酸カリウム溶液10mlを添加した。 水素雰囲気下、常温常圧で10時間攪拌して接触
還元を行ない、2N塩酸を添加して反応液のPHを
1とし、触媒を濾別した。 えられた反応溶液の(6R)/(6S)比は
HPLCで86/14であつた。溶液を濃縮して含量を
5mlとしたのちにエタノールを10ml加え、析出し
た塩化カリウムを濾別した。ついで10%硫酸を2
ml添加し、冷暗所に放置したところ、白色の針状
結晶が析出した。結晶を濾別し乾燥すると60mgで
あつた。えられた結晶の(6R)/(6S)比は
HPLCで93/7であつた。 実施例 3 酸化白金100mgを1N塩酸100mlに分散し、水素
にて活性化後ビオプテリン1gの1N塩酸溶液100
mlを添加した。水素雰囲気下、常温常圧で5時間
接触還元後、触媒を濾別し、HPLC分析で
(6R)/(6S)比が60/40のテトラヒドロビオプ
テリンの塩酸溶液をえた。濃縮とエタノール添加
をくり返すことにより淡黄色パウダーが生成し
た。これを濾別すると、1.08gであつた。えられ
たパウダーの(6R)/(6S)比はHPLCで57/
43であつた。 えられたテトラヒドロビオプテリンの塩酸塩
1.0gを水30mlに溶解し、10%硫酸水溶液10mlを
加えるとすぐに白色の針状結晶が析出した。 えられた結晶を濾別し、乾燥すると0.65gであ
つた。えられた結晶の(6R)/(6S)比は、
HPLCで80/20であつた。 実施例 4 酸化パラジウム10mgを5%硫酸水溶液10mlに分
散し、水素にて活性化後、ビオプテリン50mgの5
%硫酸水溶液10mlを添加した。水素雰囲気下、常
温常圧で3時間攪拌して接触還元を行ない、触媒
を濾別し、HPLC分析で(6R)/(6S)比が
70/30のテトラヒドロビオプテリンの硫酸水溶液
をえた。この溶液にエタノールを10ml添加し、一
晩冷暗所に放置したところ、白色の針状結晶が析
出した。結晶を濾別して乾燥すると、42mgであつ
た。えられた結晶の(6R)/(6S)比はHPLC
で90/10であつた。 実施例 5 白金黒10mgを10%炭酸カリウム水溶液10mlに分
散させ、水素にて活性化後、ビオプテリン50mgの
10%炭酸カリウム水溶液10mlを添加した。 水素雰囲気下に常温常圧で20時間攪拌して接触
還元を行ない、10%硫酸水溶液20mlを添加して、
反応液のPHを1とした。触媒を濾別し、HPLCで
(6R)/(6S)比が90/10のテトラヒドロビオプ
テリン溶液をえた。 えられた溶液を濃縮し、析出した無機塩を濾別
して冷暗所に放置したところ白色の針状結晶が析
出した。結晶を濾別し、乾燥すると58mgであつ
た。えられた結晶の(6R)/(6S)比は95/5
であつた。 実施例 6 (6R)/(6S)比が92/8のテトラヒドロビ
オプテリンの硫酸塩0.5gを200mlの水に加熱溶解
した。えられた溶液を冷暗所に1日静置したとこ
ろ、白色針状結晶が析出した。結晶を濾別し、乾
燥すると0.42gであつた。結晶の(6R)/(6S)
比はHPLCで97/3であつた。 上記と同様の再結晶操作を2回くり返したとこ
ろ、(6S)体が2%以下の(6R)−テトラヒドロ
ビオプテリンのモノ硫酸塩の白色針状結果が0.30
gえられた。 えられた結晶のHPLC分析の結果を第2図に示
す。また、えられた結晶の元素分析値は実測値
(%):C31.56、H5.04、N20.30、S9.90;(理論値
(%):C31.85、H5.04、N20.63、S9.44)であり、
紫外線吸収スペクトル(C=1.2×10-3;1NHCl)
(第3図にチヤートを示す)、赤外線吸収スペクト
ル(第4図にチヤートを示す)もこの結晶がテト
ラヒドロビオプテリンのモノ硫酸塩であることを
支持した。また、〔α〕Dは−6.7゜(C=0.12;
1NHCl);−6.4゜(C=0.5;0.1NHCl)であつた。
この結晶は明確な融点をもたず、熱天秤分析で、
215℃付近より重量減少が観察された。 1H−NMRスペクトル分析(60MHz、20%
DCl):3.60−4.20(m.H−C(6,7,1′,2))、
1.42(d,J=6Hz3H−C(3′))第5図にチヤー
トを示す) 参考例 1 酸化白金500mgを10%炭酸カリウム水溶液250ml
に分散させ、水素にて活性化後、ビオプテリン
5.0gの10%炭酸カリウム溶液250mlを添加した。 水素雰囲気下、常温常圧で5.0時間攪拌して接
触還元後、2N塩酸を添加して反応液のPHを1と
した。触媒を濾別し、HPLCで(6R)/(6S)
比が80/20のテトラヒドロビオプテリン溶液をえ
た。 えられた溶液を濃縮し、約100mlとしたのち、
100mlのエタノールを添加して無機塩を析出させ
濾別した。濾液の濃縮とエタノール添加をくり返
すことによりテトラヒドロビオプテリンの塩酸塩
の淡黄色結晶が生成した。これを濾別して乾燥す
ると、HPLC分析で(6R)/(6S)比が80/20
の一次晶が、3.15gえられた。さらにこの濾液を
濃縮し、エタノールを加えると淡黄色の結晶が生
成した。これを濾別して乾燥すると(6R)/
(6S)比が79/21の二次晶が1.35gえられた。 さらにこの濾液から同様の操作で(6R)/
(6S)比が93/7の三次晶が1.2gえられた。
第1図および第2図は、それぞれ実施例1およ
び6でえられたテトラヒドロビオプテリンのモノ
硫酸塩のHPLCのチヤート、第3〜5図は実施例
6でえられたテトラヒドロビオプテリンのモノ硫
酸塩のそれぞれ紫外線吸収スペクトル、赤外線吸
収スペクトルおよび1H−NMRスペクトルであ
る。
び6でえられたテトラヒドロビオプテリンのモノ
硫酸塩のHPLCのチヤート、第3〜5図は実施例
6でえられたテトラヒドロビオプテリンのモノ硫
酸塩のそれぞれ紫外線吸収スペクトル、赤外線吸
収スペクトルおよび1H−NMRスペクトルであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式(): で示される5,6,7,8−テトラヒドロ−L−
エリスロ−ビオプテリンの硫酸塩。 2 硫酸塩が式(): で示される5,6,7,8−テトラヒドロ−L−
エリスロ−ビオプテリンのモノ硫酸塩である特許
請求の範囲第1項記載の硫酸塩。 3 5,6,7,8−テトラヒドロ−L−エリス
ロ−ビオプテリンが(6R)体と(6S)体の混合
物である特許請求の範囲第1項または第2項記載
の硫酸塩。 4 5,6,7,8−テトラヒドロ−L−エリス
ロ−ビオプテリンが(6R)体である特許請求の
範囲第1項または第2項記載の硫酸塩。 5 5,6,7,8−テトラヒドロ−L−エリス
ロ−ビオプテリンを硫酸を含有する水性媒質より
結晶化させることを特徴とする式(): で示される5,6,7,8−テトラヒドロ−L−
エリスロ−ビオプテリンの硫酸塩の製法。 6 5,6,7,8−テトラヒドロ−L−エリス
ロ−ビオプテリンが(6R)体と(6S)体の混合
物である特許請求の範囲第5項記載の方法。 7 硫酸塩がモノ硫酸塩である特許請求の範囲第
5項または第6項記載の方法。 8 L−エリスロ−ビオプテリンを白金族触媒の
存在下で接触還元し、生成する5,6,7,8−
テトラヒドロ−L−エリスロ−ビオプテリンが
(6R)体と(6S)体の混合物を硫酸を含有する水
性媒質中より硫酸塩として析出させることを特徴
とする式(): で示される5,6,7,8−テトラヒドロ−L−
エリスロ−ビオプテリンの硫酸塩の製法。 9 接触還元を硫酸水溶液中で行なうことを特徴
とする特許請求の範囲第8項記載の方法。 10 接触還元を塩基性媒質中で行なうことを特
徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。 11 硫酸塩がモノ硫酸塩である特許請求の範囲
第8項、第9項または第10項記載の方法。 12 5,6,7,8−テトラヒドロ−L−エリ
スロ−ビオプテリンの硫酸塩の(6R)体と(6S)
体の混合物を水、アルコールまたは鉱酸の1種ま
たは2種以上の混合溶媒から分別結晶を行ない
(6R)体を取得することを特徴とする式(): で示される(6R)−5,6,7,8−テトラヒド
ロ−L−エリスロ−ビオプテリンの硫酸塩の製
法。 13 硫酸塩がモノ硫酸塩である特許請求の範囲
第12項記載の方法。 14 L−エリスロ−ビオプテリンを白金族触媒
の存在下に接触還元し、生成する5,6,7,8
−テトラヒドロ−L−エリスロ−ビオプテリンの
(6R)体と(6S)体の混合物を硫酸を含有する水
性媒質中より硫酸塩として析出させ、該硫酸塩を
水、アルコールまたは鉱酸の1種または2種以上
の混合溶媒から分別結晶を行ない(6R)体の硫
酸塩を取得することを特徴とする式(): で示される(6R)−5,6,7,8−テトラヒド
ロ−L−エリスロ−ビオプテリンの硫酸塩の製
法。 15 接触還元を塩基性媒質中で行なうことを特
徴とする特許請求の範囲第14項記載の方法。 16 接触還元を硫酸水溶液中で行なうことを特
徴とする特許請求の範囲第14項記載の方法。 17 硫酸塩がモノ硫酸塩である特許請求の範囲
第14項、第15項または第16項記載の方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59056584A JPS60199889A (ja) | 1984-03-24 | 1984-03-24 | 5,6,7,8−テトラヒドロ−l−エリスロ−ビオプテリンの硫酸塩およびその製法 |
| CA000476629A CA1250837A (en) | 1984-03-24 | 1985-03-15 | Sulfate of 5,6,7,8-tetrahydro-l-erythro-biopterin and process for preparing the same |
| US06/712,813 US4649197A (en) | 1984-03-24 | 1985-03-18 | Sulfate of 5,6,7,8-tetrahydro-L-erythro-biopterin and process for preparing the same |
| ES85541445A ES8607255A1 (es) | 1984-03-24 | 1985-03-21 | Un procedimiento para preparar un sulfato de 5,6,7,8-tetra- hidro-l-eritro-bioptelina |
| EP85103417A EP0156330B1 (en) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Sulfate of 5,6,7,8-tetrahydro-l-erythro-biopterin and process for preparing the same |
| AT85103417T ATE47141T1 (de) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Sulfat von 5,6,7,8-tetrahydro-l-erythro-biopterin und verfahren zu seiner herstellung. |
| DE8585103417T DE3573601D1 (en) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Sulfate of 5,6,7,8-tetrahydro-l-erythro-biopterin and process for preparing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59056584A JPS60199889A (ja) | 1984-03-24 | 1984-03-24 | 5,6,7,8−テトラヒドロ−l−エリスロ−ビオプテリンの硫酸塩およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60199889A JPS60199889A (ja) | 1985-10-09 |
| JPH0469157B2 true JPH0469157B2 (ja) | 1992-11-05 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59056584A Granted JPS60199889A (ja) | 1984-03-24 | 1984-03-24 | 5,6,7,8−テトラヒドロ−l−エリスロ−ビオプテリンの硫酸塩およびその製法 |
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| JP (1) | JPS60199889A (ja) |
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| DE (1) | DE3573601D1 (ja) |
| ES (1) | ES8607255A1 (ja) |
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