JPH047047Y2 - - Google Patents

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JPH047047Y2
JPH047047Y2 JP17797486U JP17797486U JPH047047Y2 JP H047047 Y2 JPH047047 Y2 JP H047047Y2 JP 17797486 U JP17797486 U JP 17797486U JP 17797486 U JP17797486 U JP 17797486U JP H047047 Y2 JPH047047 Y2 JP H047047Y2
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【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、長尺の結束バンドと、当該バンドを
挿通させる開口とこの開口内の対向壁面に係止爪
を形成した止め具とからなる結束具を用いて電線
等を結束する結束機であつて、特に、被結束物を
緊締した後に、結束バンドを止め具の後端側で切
断するバンド切断装置に関する。
(考案の技術的背景とその問題点) この種の結束機において、結束バンドと止め具
とが別体で構成された結束具を使用して結束作業
を行なうものでは、結束バンドを、まず止め具の
開口に挿通させるとともに突出したバンド先端部
を被結束物のまわりにループ状に走行させ、その
先端部を止め具の開口内に差込んで係止爪に係止
させ、バンドの基端部を引戻すことによりバンド
先端部を被結束物に緊締し、その後、引戻したバ
ンドを止め具の近傍位置においてカツターで切断
し、結束完了した被結束物を結束機より取外すよ
うになつている。
このような結束作業において、止め具はバンド
を被結束物に対し周回させる工程では当該被結束
物より離間した位置におかれ、バンド緊締時に近
接した位置に移動する構成が必要とされる。これ
は、バンドの周回案内時に止め具が上記近接位置
にあると、バンドが止め具の開口を通つて被結束
物方向へ送り出される際及び周回して止め具へ再
び挿入される際に、急激にわん曲したバンド走行
となるため、止め具の開口の中心を通つて送り出
されるべきバンドが偏位して止め具の係止爪に引
掛つて走行に支障を生じたり、あるいはバンド先
端部が折れ曲がつて止め具の開口内への挿入がス
ムーズにできないなどの走行不良を引起こすから
である。
ところで、上記止め具の移動構成の場合、止め
具が被結束物に近接する位置は、被結束物の径や
形状の影響あるいは部品のバラツキによる誤差等
により必ずしも一定しない。
一方、バンドを切断するカツターの位置は、止
め具の後端面、つまり、被結束物の反対側におい
て止め具に極力近接した位置に設定され、止め具
の後端側に突出したバンド切断部分が殆んど残さ
れない状態で切断できるようにするのが望まし
い。しかし、上述のごとく、止め具の移動位置が
一定しないために、カツターを固定的に配置した
のでは、バンド切断端面の長さにバラツキが生じ
たり、場合によつては、切断動作時にカツターが
止め具あるいは止め具を保持している部材と干渉
し、これらと当接して損傷する問題もあり、その
改善が望まれるところであつた。
(考案の目的) 本考案は、上記諸事情にかんがみなされたもの
で、その目的は、止め具が移動する構成であつて
も、常に止め具の後端面に近接した一定位置でバ
ンドの切断を行なうことができ、カツターが止め
具やその保持部材と干渉することなく、確実かつ
安定したバンド切断作業を行ない得る電線等の結
束機におけるバンド切断装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案において
は、 開口とこの開口内の対向壁面に形成した係止爪
を設けた止め具と、一面に前記止め具の係止爪と
係合する歯を形成した長尺のバンドからなる結束
具を用いて電線等の被結束物を結束する結束機で
あつて、前記結束バンドを止め具の開口を通して
被結束物に向つて供給するバンド送り出し手段
と、バンドを被結束物の外周に沿つて周回案内す
るとともに周回したバンド先端部を止め具の開口
に向けて誘導するバンド案内手段とを備えたもの
において、前記止め具を保持する凹部を備え当該
止め具を保持して前記被結束物より離間した第1
の位置と近接した第2の位置との間を移動する止
め具保持部材と、当該止め具保持部材の移動方向
に対し横方向に作動して止め具保持部材の凹部に
保持された止め具の、被結束物とは反対の後端側
においてバンドを切断可能なカツタ部材と、当該
カツタ部材を前記止め具保持部材と一体に移動さ
せて止め具に対して常にその後端側の近接した一
定位置に対応させるカツタ支持手段と、前記止め
具保持部材とともに移動するカツタ部材の移動範
囲の少なくとも一部にわたり当該カツタ部材と係
合可能に配置されたカツタ作動手段とよりなる構
成を特徴とする電線等の結束機におけるバンド切
断装置を提案するものである。
(作用) 上記本考案においては、カツタ部材が止め具な
らびに保持部材の移動の方向については、これら
部材と一体に移動するとともに、バンド切断時に
はこれら部材と相対的に横方向に沿つて作動する
構成となつているので、被結束物の径等の影響で
止め具の移動位置が変動してもバンドの切断位置
は、止め具の後端側において当該止め具に近接し
た一定位置をとることができ、又、カツタ作動手
段はカツタ部材に対し、その移動範囲に対応して
おり、カツタ部材が異なる切断位置に移動して
も、この移動範囲をカバーし、切断動作を遂行さ
せることができるものであつて、上記本考案の目
的を充分に達成するものである。以下、図面を参
照して本考案の実施例を説明する。
(実施例) 本実施例の結束機において、第1図及び第2図
は、結束動作前に原位置状態にある結束機の要部
を示す。
第1図において、1は結束機本体、2及び3は
その端部に設けられた固定ジヨー及び可動ジヨー
である。両ジヨー2,3は環状外側案内部材を構
成し結束バンド4を周回案内する円弧状のガイド
溝2a,3aを対向内面にそれぞれ有する。下側
の固定ジヨー2は本体1にボルト止めにより一体
に固定され、上側の可動ジヨー3は支軸5で回動
自在に枢支され当該環状外側案内部材の回動部を
構成する。
可動ジヨー3はこれにリンク結合された作動リ
ンク6を介して作動手段をなす作動エアーシリン
ダ7に連結され、原位置状態では、図示の開成位
置に保持され、両ジヨー2,3に囲まれた結束部
8内に被結束物を挿入可能の状態にある。
作動シリンダ7は、作動リンク6にリンク結合
されたピストンロツド9、そのロツド9を取付け
た筒状ピストン10、そのピストン10に収容さ
れた圧縮スプリング11、そのスプリング11の
一端を受けるスライダー12、そのスライダー1
2と切離可能に当接するようにピストン10内に
延出した当接ロツド13をシリンダ14内に備え
た構成になつている。そして、原位置状態では、
左側のエアー室14aに加圧エアーが付与された
不作動位置にある。
15はブロツク状の止め具16を位置決め支持
する止め具保持部材で、バンド送り出し案内部材
を構成する本体1に固定された水平なガイドフレ
ーム17上にスライド自在に装着され、その一端
部、すなわち前端部15aには止め具支持凹部1
8、カツタガイド孔19及びガイド通路20が形
成され、ガイド通路20は、ガイドフレーム17
のガイド通路17aに連通している。
結束機の原位置状態において、止め具保持部材
15は図示の基準位置(第1の位置)におかれて
いる。この状態において、ガイドフレーム17の
前端部は止め具保持部材15の前端部15aの近
傍に位置し、止め具16の近傍まで延出した構成
となつている。
結束バンド4は、バンド駆動手段を構成する駆
動プーリ21、これに転接するピンチローラ22
を介して結束機外部より供給され、駆動プーリ2
1の駆動軸23に連結された可逆駆動モータ24
(第2図)により、実線の矢印で示すバンド送り
出し方向あるいは破線の矢印で示すバンド引締め
方向へ選択的に駆動される。すなわち、前記バン
ド送り出し手段を構成する駆動プーリ21等は、
バンド4を被結束物に対して緊締するように引締
め動作するバンド引締め手段をも構成する。
原位置状態で、バンド4はその先端部4aがガ
イドフレーム17のガイド通路17a内に留まつ
た待機位置Aにおかれる。
ガイドフレーム17と駆動プーリ21との間に
は、テンシヨンローラ25と、バンド4を案内す
るガイド通路26aを有する揺動プレート26と
が配置され、当該プレート26はガイドフレーム
17上の支軸27に揺動自在に枢支され、図示し
ないテンシヨンスプリングにより常時は図示の原
位置に保持されている。ガイド通路26aとガイ
ドフレーム17のガイド通路17aとの橋渡しの
間〓は狭くなつており、更にガイド通路17aの
入口側に面取が施されているので、この間でのバ
ンド4の橋渡しはスムーズになされる。29はバ
ンド4の引締めの度合を検出するテンシヨンセン
サである。30は前記止め具保持部材15を駆動
する駆動スライダーで、一端部においてエアーシ
リンダ31に連結され、本体1に支持されたガイ
ドローラ32とそれに係合した所定長さのガイド
溝30aにより案内されている。図において駆動
スライダー30は、丁度そのストロークの始端位
置にある。当該スライダー30は後述のように止
め具保持部材15と作動連結関係にあり、当該部
材15の作動手段をなす。
止め具16を支持する止め具保持部材15の前
端部15aは、固定ジヨー2に形成したバンド送
り出し口33に対し、常態においては図示のよう
に所定の距離、たとえば、20mm離間した基準位置
(第1の位置)にあつて、この間に中間領域Mを
残している。この中間領域Mには、後述のよう
に、止め具保持部材15がバンド緊締時にスライ
ド移動可能な移動通路が形成される。
中間領域Mにおいて、鎖線で示すバンド走行路
S、換言すれば止め具保持部材15の移動通路を
はさんで、その一方(上方)から第1のバンドガ
イド部材34が、又、その他方(下方)から第2
のバンドガイド部材35が対向配置されている。
両バンドガイド部材34,35により、中間ガイ
ド手段が構成され、これにより、中間領域Mにお
けるバンド4の走行案内の作用を果す。
第1のバンドガイド部材34は、基端部におい
て支軸34aにより本体1に回動自在に枢支され
るとともに巻ばね34bにより絶えず一方向(バ
ンドガイド方向)にばね付勢され、本体1上のス
トツパ34cにより図示の第1の位置に保持され
ている。
他方、第2のバンドガイド部材35は、後述す
るようにバンド先端部の検出を行なうバンドセン
サレバーの機能をも兼用するもので、常時は図示
の第1の位置に保持されている。
これら両バンドガイド部材34,35が図示の
第1の位置にある状態で、その間においてバンド
4の走行案内を果す。
バンドガイド部材35は本体1上の支軸37
に、バンドセンサ36と対応した中間レバー38
とともに枢支され、両レバー35,38は巻ばね
39とそれを保持するストツパ40により、図示
の第1の位置状態に弾性的に保持されている。当
該バンド部材35はリンク41を介してカムロー
ラ42を支持するとともに本体1に回動自在に枢
支された2腕レバー43に連結され、当該ローラ
42は駆動スライダー30の鎖線で略示したスラ
イド軌跡内に臨んでいる。バンドガイド部材35
は、リンク41に懸架された引張ばね41aによ
つて絶えず一方向(バンドガイド方向)にばね付
勢されるとともにリンク41の一端が固定ジヨー
2上の当接部2bに当接した状態でばね付勢に抗
して第1の位置に保持されている。
なお、44は止め具16を後続の止め具から切
離すためのカツタで、バンドガイド部材35に一
体に設けられている。
45は断面三角形状の内側案内部材で、環状外
側案内部材とともにバンド案内手段を構成する。
この内側案内部材45の三角状の頂点部分がバン
ド送り出し口33に進入した態様で位置し、それ
から上下に所定の角度をもつて傾斜した一対のガ
イド面45a及び45bが形成されている。その
三角状の頂点部分は鎖線で示すバンド走行路Sに
対して若干下方に偏位していて、当該送り出し口
33に進入したきたバンドの先端部4aを上方の
ガイド面45a側に確実に案内する。この内側案
内部材45の両ガイド面45a,45bは、対応
する環状外側案内部材をなす固定ジヨー2と共働
して図示のように所定の幅に規制した送り出し通
路と戻し通路を形成し、ここにバンド先端部4a
を通すことにより、走行するバンドの先端部4a
を積極的に両ジヨー3,2のガイド溝3a,2a
に沿うように案内し、特に、送り出し口33に進
入してきたバンドの先端部4aを被結束物に直進
して当接しないように強制的にその走行方向を曲
げ、又、ループを描いて戻されたバンドの先端部
4aを止め具16へ積極的に向かわせる作用を果
す。
当該内側案内部材45は上述のように作用する
ガイド位置から後述するように、バンド走行路S
に対して横方向に退避可能となつており、バンド
引締め動作の少なくとも完了前にガイド位置より
退避する構成となつている。
第2図において、駆動スライダー30の一端部
30bは、止め具保持部材15のカム溝46に係
合可能に進入していて、結束機の原位置状態にお
いて、図示のようにカム溝46の一端部に係合し
ている。この駆動スライダー30は、それに取着
されたカムローラ47を介して止め具送りレバー
48に対応し、当該レバー48はカムローラ47
と共働するカム縁49a,49bを有する。レバ
ー48は本体1に枢支され、ばね圧を調整可能な
止め具送りスプリング50により図において止め
具送り方向に付勢されている。当該レバー48の
自由端部には、支軸51、その上に取着されたカ
ムローラ52及びばね掛部53が設けられてい
る。
54は本体1上の支軸55に回動自在に枢支さ
れるとともに内側案内部材45と一体をなす連動
プレートで、カムローラ52と係合するU字形の
カム溝56を有する。支軸51上には止め具送り
爪57が枢支され巻ばね58により絶えず止め具
係合方向へ付勢されている。
止め具16は、本体1に取着された止め具装填
フレーム59により案内され装填路59aに沿つ
てバンド走行路Sに対して横方向から連接状態で
送り込まれる。基準位置にある止め具保持部材1
5の止め具支持凹部18はこの時、装填路59a
と整合している。なお、60は、止め具16の戻
りを規制するばね付勢された係止爪である。
61はバンド先端部の通過を検出するレバー
で、本体1に枢支されるとともにスプリング62
により付勢され、その自由端部は止め具保持部材
15及びガイドフレーム17を介してバンド走行
路S内に進入し、待機位置Aにあるバンドの先端
部4aと止め具16との間に介在している。この
状態でレバー61はセンサ63に接し、これによ
りバンド4が非通過状態であることが検出されて
いる。
次に、第2図についてバンド切断装置の構成を
説明する。65はバンド切断用のカツタで、止め
具保持部材15の前端部に形成されたカツタガイ
ド孔19(第1図)内にスライド自在に支持され
ている。当該ガイド孔19は止め具保持部材15
の、バンド走行路Sに沿う移動方向に対し角度を
なす横方向に形成され、その一端ないし内端がバ
ンド4を通すガイド通路20に開口している。
66はカツタ65とともにカツタ部材を構成す
るカツタレバーで、一端ないし自由端がカツタ6
5に係合し、他端ないし基端が止め具保持部材に
回動自在に枢支され、巻ばね67により絶えず一
方向(図において反時計方向)に付勢されてい
る。この付勢に抗して、カツタ65は常にはスト
ツパ68にレバー端部が当接した図示の不作動位
置に保持されている。
上記カツタ65及びカツタレバー66は、それ
ぞれカツタ部材のカツタ部及びレバー部をなす。
カツタレバー66に取着したカムローラ69に
対して、本体1上に回動自在に枢支されたカツタ
作動レバー70が対応しており、そのレバー70
は、これと共働してカツタ作動手段を構成するカ
ツタ作動エアーシリンダ71に連結されている。
上記構成で明らかなように、カツタ部材、つま
りカツタ65及びカツタレバー66は、止め具保
持部材15に支持され、当該部材15と一体に移
動するようになつている。すなわち、止め具保持
部材15はカツタ支持手段の構成を備えている。
他方、カツタ65はレバー66の回動により、
それと連動して止め具保持部材15の移動方向に
対して横方向に沿い不作動位置から移動し得、こ
れによつて、後述するようにガイド通路20内の
バンド4を、止め具16の後端側、つまり、被結
束物がおかれる結束部8とは反対の側で、止め具
16に近接した一定位置で切断できる。
又、カツタレバー66は、止め具保持部材15
と一体に移動する移動範囲において、カムローラ
69を介してカツタ作動レバー70に対応してい
る。すなわち、カツタ作動レバー70は、カツタ
レバー66がバンド切断のために移動した位置に
おいて、その移動位置が被結束物の径などの影響
で若干変動しても、その範囲を充分にカバーし、
作動可能となつている。
なお、バンド切断動作の詳細は後述する。
第3図及び第4図において、ここで使用される
結束具を部分的に拡大して示してあるが、第3図
に示すようにバンド4は、その一面に長手方向に
沿つて係止歯4bがラツク状に形成されるととも
に両側縁に沿つて歯4bと同高のリブ4cが形成
されている。
止め具16は第4図に示すように、破断しやす
いウエブ16aにより連結され、バンド走行方向
に沿つて貫通した態様でバンド挿通孔をなす開口
72が中央に貫通形成されているとともに、その
開口を区画する上下の対向壁面からそれぞれ係止
爪16bが一体に突出形成されている。これらバ
ンド4及び止め具16は、例えば、押出し、イン
ジエクシヨン等の成型法による合成樹脂の一体成
型等で製作される。
次に、第5図ないし第11図において、結束機
による一連の結束動作を説明する。
第5図において、電線等の被結束物Wが結束位
置8におかれると、まず、例えば、図示しないト
リガーレバーの作動によつて、作動シリンダ7が
左側にエアー室14aからの加圧エアーの流出に
より不作動位置より第1の作動位置に移動する。
すなわち、ピストン10がスプリング11の付勢
で左へ移動するが、スライダ12は当接ロツド1
3と当接した位置に留まる。これにより、作動リ
ンク6を介して可動ジヨー3が開成位置より図示
の周回案内位置へ回動し、両ジヨー2,3が被結
束物Wのまわりで円環状にガイド溝2a,3aを
位置づける。
次に、モータ24が送り方向へ正回転駆動し、
駆動プーリ21などを介してバンド4を待機位置
Aよりバンド走行路Sに沿つて前進させる。バン
ド4は、ガイドフレーム17より止め具保持部材
15の支持凹部18内に支持された止め具16の
開口72に挿通され、中間領域Mにおいて、上下
のバンドガイド部材34,35により走行案内さ
れ、更に前進して送り出し口33に入る。
そして、送り出し口33の前方には、内側案内
部材45が、丁度、被結束物Wとバンドとの間に
位置するよう介在する。従つて、ガイド位置にあ
る内側案内部材45の上側のガイド面45aによ
りバンドの先端部4aが規制されたバンド送り出
し通路中で案内され、両ジヨー2,3に沿つて被
結束物Wのまわりを周回し、その先端部4aが再
び送り出し口33に戻る際に内側案内部材45の
下側のガイド面45bによりバンド戻し通路中で
案内され、更に、送り出し口33を出て止め具1
6に入る直前の近傍位置に達する。ここで、再び
上下のバンドガイド部材34,35により案内さ
れるとともにセンサーレバーも兼用するバンドガ
イド部材35によりバンドの先端部材4aの戻り
が検出され、そのタイミングでモータ24の駆動
が停止するとともに次いで作動シリンダ7が更に
第6図で示す第2の作動位置まで移動する。
すなわち、加圧エアーが右側のエアー室14b
に付与され、ピストン10とともにスライダー1
2もロツド13を離れて左へ移動する。これによ
り、可動ジヨー3は押込み位置へ更に回動し、バ
ンドの先端部4aを止め具16の開口72内へ押
込み、そこで止め具16の係止爪16bで係止固
定する。
以上の動作において、バンド4は、第7図に示
すように、矢印Fに沿う前進走行時には、止め具
16の上下の係止爪16bから等距離にある中心
位置X−Xを通過するように、ガイドフレーム1
7により止め具16の近傍まで案内されているの
で、前進方向Fと逆方向に突出した両係止爪16
bとの干渉が避けられる。又、止め具16より突
出して内側案内部材45へ向う中間領域Mでは前
述のようにガイド手段をなす一対のバンドガイド
部材34,35がバンド4を案内するために、前
進走行時には係止爪16bに対するバンドの歯4
bの干渉が積極的に防止され、スムーズなバンド
走行がなされる。
又、バンドの先端部4aが止め具16の近傍ま
で矢印Rに沿つて戻つてきた際、この位置から止
め具16の開口72に入るためには、既に挿入さ
れているバンド4に基端部を上方に押上げる強制
力が必要で、その力が可動ジヨー3の押込み位置
への回動で与えられ、第8図で示すように、積極
的に押込まれて、バンド4の基端部が中心位置X
−Xより上方へ偏位し、先端部4aと共に対応す
る係止爪16bに確実に係合する。そして、先端
部4aは、もはやその係止位置から抜け出すこと
がない。
なお、止め具保持部材15の止め具支持凹部1
8とカツタガイド孔19との間の上下の壁部15
b,15cの内、上部の壁部15b、つまりバン
ドの基端部が押上げられる側の壁部は、当該基端
部が上方に移動しやすいように、切り欠け15d
を形成して短くなつている。
上記第8図の状態からバンドの基端部を矢印P
に沿つて引戻すことにより、バンド4は先端部4
aを止め具16内に残して、係止状態のままスラ
イド移動し、バンドの緊締がなされる。
すなわち、バンド4をしぼつて被結束物Wに対
して緊締させる動作に移る際、すなわちバンド引
締め動作の完了前に、バンド走行路S内のガイド
位置から内側案内部材45が、第9図に示すよう
に矢印方向に沿つて退避する。この退避動作は、
駆動スライダー30がストロークの始端位置より
矢印方向に止め具保持部材15のカム溝46の他
端に係止するまで移動することによりなされる。
この間、カムローラ47がレバー48の平坦なカ
ム縁49bに係合してレバー48をスプリングに
抗して回動位置に保持し、カムローラ52とカム
溝56の共働によりレバー54が回動し、内側案
内部材45の回避動作がなされる。
次いで、駆動スライダー30が更に左方向へ移
動し、止め具保持部材15を基準位置から被結束
物W方向へ中間領域Mを通つて第10図に示す前
進した移動位置(第2の位置)に移動させ、この
間、モータ24を逆転駆動して駆動プーリ21等
を矢印で示す方向へ駆動して、バンド4の基端部
を引戻すように動作する。これにより、被結束物
W上にバンド4が強く緊締した状態となる。
なお、この止め具保持部材15が前進する前動
作として、可動ジヨー3が開成位置に移動して、
スライダー部材15の前進時にループ状のバンド
との干渉を回避する。
又、駆動スライダー30の移動によりカムロー
ラ42との係合で、リンク41を介して下方のバ
ンドガイド部材35が回動して止め具保持部材1
5の移動軌跡の外側の第10図に示す第2の位置
に強制的に退避移動させられる。従つて、当該部
材35が止め具保持部材15及び止め具16の前
進移動を妨げない。
他方、上方のバンドガイド部材34は、止め具
保持部材15が前進する際に、その前端部15a
がバンドガイド部材34に形成した傾斜カム縁3
4dに係合し、そのカム作用により、止め具保持
部材15の移動に応じて当該部材34をばね34
bの付勢に抗して移動軌跡外にスムーズに回動さ
せる。第10図に示す位置が、この上方のバンド
ガイド部材34の第2の位置である。
上下、いずれのバンドガイド部材34,35
も、上述のように止め具保持部材15の前進移動
に関連して、その軌跡外に移動させられるので、
当該止め具保持部材15の移動に何等支障がな
い。
又、止め具保持部材15が後退して基準位置に
戻れば、その移動に応じて、上方のバンドガイド
部材34は、ばね34bの付勢力により、又、下
方のバンドガイド部材35は駆動スライダー30
に連動するリンク機構によつて、それぞれ第1の
位置へ再び戻される。
上記止め具保持部材15の前進移動に先立つ
て、カツタ44が作動して止め具16のウエブ1
6a(第4図)を切断し、止め具保持部材15に
支持された止め具16を後続の止め具より切離
す。当該カツタ44の作動方向は第9図に矢印Q
で示してある。
なお、このカツタ44に代えて、止め具保持部
材15の前進移動時に本体との摺動縁部分でウエ
ブを引きち切るように構成することも可能でカツ
タ44を不要としうる。
引戻されたバンド4の張力が増大し、被結束物
Wの緊締が充分強くなると、それに応じてテンシ
ヨンローラ25を介して揺動プレート26が図示
しないテンシヨンスプリングの付勢に抗して原位
置より回動し、所定の緊締力がえられた状態まで
プレート26が回動すると、リーフスプリング2
8を介してセンサ29が動作し、これによりバン
ド切断装置によるバンド切断動作が開始される。
すなわち、第11図に示すように、エアーシリ
ンダ71が作動してカツタ作動レバー70を時計
方向に回動し、カツタ支持レバー66をカム作動
してカツタ65を不作動位置より作動し、止め具
16のすぐ後端側の位置で、バンド4を基端部か
ら切断する。そして、エアーシリンダ71が原位
置(第2図)に戻り、これに応じてカツタ65も
不作動位置に戻される。
上記の切断で、バンド基端部がゆるみ、テンシ
ヨンローラ25が図示しないテンシヨンスプリン
グの付勢により原位置に復帰し、この勢いでハン
ド4の残された基端部は第11図に鎖線で示す位
置Bまで後退する。
しかし、この位置Bでは、バンドの先端部4a
が次位の止め具16の進入に対して干渉する状態
にあるので、更にモータ24を逆転駆動してバン
ドの先端部4aを当初の待機位置Aまで引戻す。
そして、位置Aまでの戻りは、レバー61で検出
され、センサ63の作動で、モータ24が停止す
る。
そして、トリガーレバーを解放することによつ
て、止め具保持部材15も前進位置(第2の位
置)より基準位置(第1の位置)へ後退して被結
束物Wに結束した結束具より離れ、すべてが原位
置状態に復帰して1回の結束動作が完了する。
これにより、止め具送りレバー48もスプリン
グ50の作用で復帰し、この間、送り爪57で、
1個分の止め具16を止め具保持部材15の支持
凹部18内に送込み、次の結束動作に備える。
以上のようにして、結束具の案内ならびに駆動
の一連の結束動作が、手動操作を介在させること
なく自動的になされる。そして、バンド切断動作
は、上述のように、カツタ部材をなすカツタ65
及びカツタレバー66が止め具保持部材15と一
体に移動する構成であるため、止め具16に対し
その後端側の近接した一定位置で行なわれ、止め
具16より後方に残されるバンド切断端部の長さ
の不揃いがない。又、実施例で示すようにカツタ
65は止め具16の後端面に摺接される態様で動
作するので、残されるバンド切断端部が殆んどな
い状態にきれいに切断でき、しかも、切断動作時
に止め具16等に干渉する恐れも全くない。
なお、実施例では、カツタ65及びカツタレバ
ー66を止め具保持部材15上に直接支持させる
構成としたが、当該保持部材と連動して移動可能
な別部材を設けて、それに支持させる構成も可能
である。又、カツタ65及びカツタレバー66を
一体部材で構成してもよい。
以上、本考案は、実施例の構成に限定されるも
のではない。
(考案の効果) 以上のように、本考案においては、結束作業工
程中に止め具を移動させる構成の結束機において
カツタ部材をこの移動に追従して一体的に移動さ
せるとともにバンド切断時には移動方向に対し横
方向に相対的に作動し得、しかも、カツタ部材の
移動範囲の少なくとも一部にわたつて当該カツタ
部材と係合可能にカツタ作動手段を配置したの
で、被結束物の径等の影響で止め具の移動位置が
変動しても、止め具に対し、その後端側で近接し
た一定の位置でバンド切断動作をなし得し、切断
端部の長さのバラツキを解消し、止め具やその保
持部材とカツタ部材が干渉する恐れもなく、常に
安定かつ正確なバンド切断動作を果し得、結束作
業の自動化を容易にする等、種々の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例の結束機を、結束動作前の原
位置状態で示す要部縦断面図、第2図は第1図の
2−2線に沿う要部平断面図、第3図及び第4図
は結束バンド及び止め具のそれぞれの部分拡大斜
視図、第5図及び第6図は可動ジヨーが第1及び
第2の作動ステツプにそれぞれある状態で示す要
部縦断面図、第7図及び第8図は止め具に対する
バンドの挿入態様をそれぞれ説明するための要部
拡大断面図、第9図は内側案内部材の退避の作動
態様を示す要部平断面図、第10図は結束作動の
態様を示す要部縦断面図、第11図はバンドの切
断動作の態様を示す要部平断面図、である。 1……結束機本体、4……結束バンド、15…
…止め具保持部材、16……止め具、65……カ
ツタ、66……カツタレバー、70……カツタ作
動レバー、71……カツタ作動エアーシリンダ、
W……被結束物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 開口とこの開口内の対向壁面に形成した係止
    爪を設けた止め具と、一面に前記止め具の係止
    爪と係合する歯を形成した長尺のバンドからな
    る結束具を用いて電線等の被結束物を結束する
    結束機であつて、前記結束バンドを止め具の開
    口を通して被結束物に向つて供給するバンド送
    り出し手段と、バンドを被結束物の外周に沿つ
    て周回案内するとともに周回したバンド先端部
    を止め具の開口に向けて誘導するバンド案内手
    段とを備えたものにおいて、前記止め具を保持
    する凹部を備え当該止め具を保持して前記被結
    束物より離間した第1の位置と近接した第2の
    位置との間を移動する止め具保持部材と、当該
    止め具保持部材の移動方向に対し横方向に作動
    して止め具保持部材の凹部に保持された止め具
    の、被結束物とは反対の後端側においてバンド
    を切断可能なカツタ部材と、当該カツタ部材を
    前記止め具保持部材と一体に移動させて止め具
    に対して常にその後端側の近接した一定位置に
    対応させるカツタ支持手段と、前記止め具保持
    部材とともに移動するカツタ部材の移動範囲の
    少なくとも一部にわたり当該カツタ部材と係合
    可能に配置されたカツタ作動手段とよりなるこ
    とを特徴とする電線等の結束機におけるバンド
    切断装置。 (2) 前記カツタ支持手段は、止め具保持部材に設
    けられてなる実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の電線等の結束機におけるバンド切断装
    置。 (3) 前記カツタ部材は、止め具保持部材に当該保
    持部材の移動方向に対し直角方向に形成したガ
    イド溝内にスライド自在に案内されたカツタ部
    と、一端が当該カツタ部に係合するとともに止
    め具保持部材に回動可能に枢支されたレバーと
    を含み、前記カツタ作動手段は、前記レバー部
    とカム係合してバンドの切断動作を遂行するカ
    ツタ作動レバーを含んでなる実用新案登録請求
    の範囲第2項に記載の電線等の結束機における
    バンド切断装置。
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