JPH047130B2 - - Google Patents
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- JPH047130B2 JPH047130B2 JP1166282A JP1166282A JPH047130B2 JP H047130 B2 JPH047130 B2 JP H047130B2 JP 1166282 A JP1166282 A JP 1166282A JP 1166282 A JP1166282 A JP 1166282A JP H047130 B2 JPH047130 B2 JP H047130B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/02—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
- H03K19/195—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using superconductive devices
- H03K19/1952—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using superconductive devices with electro-magnetic coupling of the control current
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- Computing Systems (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はジヨセフソン・デバイスを用いた集積
回路に関する。特に、キヤパシタンスCを回路部
品として必要とせず、抵抗性の負荷を駆動するこ
との出来る直流駆動の回路の結線に関する。
回路に関する。特に、キヤパシタンスCを回路部
品として必要とせず、抵抗性の負荷を駆動するこ
との出来る直流駆動の回路の結線に関する。
従来、直流電源で駆動できる回路として、第1
図、第2図に示すハツフル回路(HUFFLE,ハ
イブリツド・アンラツチング・フリツプフロツ
プ・ロジツク・エレメントの略)が知られてい
た。これらのハツフル回路は、一般には論理回路
のうちでフリツプ・フロツプまたはラツチとして
用いられるもので、ORやANDなどの論理機能も
併せもつものとして知られている。
図、第2図に示すハツフル回路(HUFFLE,ハ
イブリツド・アンラツチング・フリツプフロツ
プ・ロジツク・エレメントの略)が知られてい
た。これらのハツフル回路は、一般には論理回路
のうちでフリツプ・フロツプまたはラツチとして
用いられるもので、ORやANDなどの論理機能も
併せもつものとして知られている。
ハツフル回路では、一般に等価な2つのスイツ
チング・デバイスJ1,J2を対にして用い、一
方のデバイスが電圧状態になつたとき他方のデバ
イスは自動的にゼロ電圧状態に戻る工夫が施こさ
れている。
チング・デバイスJ1,J2を対にして用い、一
方のデバイスが電圧状態になつたとき他方のデバ
イスは自動的にゼロ電圧状態に戻る工夫が施こさ
れている。
まず第1図の回路ではJ1,J2とキヤパシタ
ンスCが環状に接続され、J1,J2の接続点は
接地される。J1としての接続点には正の直流電
流源(電流湧出源)が接続され、J2としての接
続点には負の直流電流源(電流吸込源)が接続さ
れる。またこれらの接続点と接地間にはそれぞれ
インダクタンスL′と抵抗rの直列回路が接続され
る。また第2図の回路では、J1,J2と2つの
抵抗R1′,R2′が環状に接続され、R′1,R2′の接
続点はインダクタンスL″を介して接地される。
第1図、第2図のいずれにおいても入力端子S
1,S2に連なる配線はそれぞれJ1,J2と磁
気的に結合されている。
ンスCが環状に接続され、J1,J2の接続点は
接地される。J1としての接続点には正の直流電
流源(電流湧出源)が接続され、J2としての接
続点には負の直流電流源(電流吸込源)が接続さ
れる。またこれらの接続点と接地間にはそれぞれ
インダクタンスL′と抵抗rの直列回路が接続され
る。また第2図の回路では、J1,J2と2つの
抵抗R1′,R2′が環状に接続され、R′1,R2′の接
続点はインダクタンスL″を介して接地される。
第1図、第2図のいずれにおいても入力端子S
1,S2に連なる配線はそれぞれJ1,J2と磁
気的に結合されている。
第1図もしくは第2図の回路において、信号入
力が入力端子S1,S2に入つた場合その状態の
まま充分時間がたつと、回路はある安定状態に達
する。このとき、ハツフル回路の安定状態には次
の2通りがある。
力が入力端子S1,S2に入つた場合その状態の
まま充分時間がたつと、回路はある安定状態に達
する。このとき、ハツフル回路の安定状態には次
の2通りがある。
(A) J1がゼロ電圧状態、J2が電圧状態にあ
り、電源電流はJ1を必らず経由して流れるが
J2には僅かしか分流しない。
り、電源電流はJ1を必らず経由して流れるが
J2には僅かしか分流しない。
(B) J1が電圧状態、J2がゼロ電圧状態にあ
り、電源電流はJ2を必らず経由して流れるが
J1には僅かしか分流しない。
り、電源電流はJ2を必らず経由して流れるが
J1には僅かしか分流しない。
なお、ゼロ電圧状態にあるデバイスに必らず電
源電流が流れるのは、この部分が超電導状態にあ
るためである。また、電圧状態にあるデバイスに
僅かしか電流が流れないのは、この部分が有限の
抵抗をもつためである。上記した2つの安定状態
のほかに、原理的にはさに次の2つの安定状態が
存在し得る。
源電流が流れるのは、この部分が超電導状態にあ
るためである。また、電圧状態にあるデバイスに
僅かしか電流が流れないのは、この部分が有限の
抵抗をもつためである。上記した2つの安定状態
のほかに、原理的にはさに次の2つの安定状態が
存在し得る。
(C) J1とJ2とが共にゼロ電圧状態にあり、電
源電流はJ1,J2を必ず経由して流れる。
源電流はJ1,J2を必ず経由して流れる。
(D) J1とJ2とが共に電圧状態にあり、電源電
流はJ1,J2以外の経路を通つて流れ得る。
流はJ1,J2以外の経路を通つて流れ得る。
上記(C)の状態はたとえば、信号入力端子S1,
S2に何も電流が流れ込まないときに生じる。こ
れは回路が待機状態にある場合に相当し、S1,
S2に入力があると、通常(A)または(B)の状態に移
行できる。しかし、上記(D)の状態は以下に述べる
ように、回路の「誤動作状態」に相当し、回路に
如何なる入力信号が入つても全く回路状態が変化
しない。この(D)の状態はたとえば、信号入力端子
S1,S2に共に同じ向きの入力信号電流が同時
に印加された時に生じる。このようにデバイスJ
1,J2が同時に電圧状態になつてしまう現象を
「ハングアツプ現象」と呼んでいる。一旦ハング
アツプ現象が生じると、ジヨセフソン・デバイス
の基本的な性格から、電源電流を完全にゼロにす
る以外に回路を(A),(B),(C)の状態に戻すことはで
きない。すなわち、I1,I2に接続している電
源を切ると、J1,J2に印加される電圧は完全
にゼロになる。このため、再び電源を接なぐと、
J1,J2はもしS1,S2に入力電流がなけれ
ば共に超電導状態(ゼロ電圧状態)になり(C)の状
態に復帰できる。また、S1、またはS2の一方
に特定の入力信号が流れていれば、再び電源を接
なぐと(A)または(B)の状態に復帰できる。
S2に何も電流が流れ込まないときに生じる。こ
れは回路が待機状態にある場合に相当し、S1,
S2に入力があると、通常(A)または(B)の状態に移
行できる。しかし、上記(D)の状態は以下に述べる
ように、回路の「誤動作状態」に相当し、回路に
如何なる入力信号が入つても全く回路状態が変化
しない。この(D)の状態はたとえば、信号入力端子
S1,S2に共に同じ向きの入力信号電流が同時
に印加された時に生じる。このようにデバイスJ
1,J2が同時に電圧状態になつてしまう現象を
「ハングアツプ現象」と呼んでいる。一旦ハング
アツプ現象が生じると、ジヨセフソン・デバイス
の基本的な性格から、電源電流を完全にゼロにす
る以外に回路を(A),(B),(C)の状態に戻すことはで
きない。すなわち、I1,I2に接続している電
源を切ると、J1,J2に印加される電圧は完全
にゼロになる。このため、再び電源を接なぐと、
J1,J2はもしS1,S2に入力電流がなけれ
ば共に超電導状態(ゼロ電圧状態)になり(C)の状
態に復帰できる。また、S1、またはS2の一方
に特定の入力信号が流れていれば、再び電源を接
なぐと(A)または(B)の状態に復帰できる。
ところが、一般に直流電源駆動論理回路では、
電源を演算の途中で切ることはしないため、別の
手段により(D)のハングアツプ状態を避ける工夫が
必要になる。
電源を演算の途中で切ることはしないため、別の
手段により(D)のハングアツプ状態を避ける工夫が
必要になる。
従来知られているハツフル回路(第1図、第2
図)では、回路内に含まれている2つのスイツチ
ング・デバイス、J1,J2をコンデンサC(第
1図)で結合するか2つの等しい抵抗R′(第2
図)によつて結合する構成をとつていた。Cで結
合する構成では、各デバイスJ1,J2に対して
並列にインダクタンスL′と出力抵抗rを直列接続
した「回路出力部」が結線されている(第1図)。
このとき、前記した(A)または(B)の安定状態では、
電圧状態にあるデバイスに接続された回路出力部
にのみ出力電流が流れる。すなわち、J1が電圧
状態ならば出力電流は正の向きにながれ、J2が
電圧状態ならば出力電流は負の向きにながれる。
これは、J1に関係する電源I1を正の電流源、
J2に関係する電源I2を負の電流源とした結果
である。このように2つの電源の電流の向きを逆
にするのは、(A)の状態から(B)の状態への移行ある
いはその逆の状態の移行を可能にするためであ
る。この第1図のC結合ハツフル回路を作成する
には、集積回路中に一定の面積を占めるキヤパシ
タンスCを設ける必要があり、またCの大きさを
設計するのに複雑な設計計算が必要になる欠点を
有していた。本発明の目的は、キヤパシタンスC
を回路部品として必要とせず、抵抗性の負荷を駆
動することの出来る直流電源駆動の回路を提供す
ることにある。
図)では、回路内に含まれている2つのスイツチ
ング・デバイス、J1,J2をコンデンサC(第
1図)で結合するか2つの等しい抵抗R′(第2
図)によつて結合する構成をとつていた。Cで結
合する構成では、各デバイスJ1,J2に対して
並列にインダクタンスL′と出力抵抗rを直列接続
した「回路出力部」が結線されている(第1図)。
このとき、前記した(A)または(B)の安定状態では、
電圧状態にあるデバイスに接続された回路出力部
にのみ出力電流が流れる。すなわち、J1が電圧
状態ならば出力電流は正の向きにながれ、J2が
電圧状態ならば出力電流は負の向きにながれる。
これは、J1に関係する電源I1を正の電流源、
J2に関係する電源I2を負の電流源とした結果
である。このように2つの電源の電流の向きを逆
にするのは、(A)の状態から(B)の状態への移行ある
いはその逆の状態の移行を可能にするためであ
る。この第1図のC結合ハツフル回路を作成する
には、集積回路中に一定の面積を占めるキヤパシ
タンスCを設ける必要があり、またCの大きさを
設計するのに複雑な設計計算が必要になる欠点を
有していた。本発明の目的は、キヤパシタンスC
を回路部品として必要とせず、抵抗性の負荷を駆
動することの出来る直流電源駆動の回路を提供す
ることにある。
従来知られているハツフル回路のうち、回路内
の2つのスイツチング・デバイスJ1,J2を2
個の抵抗R′で結合する構成では、2つの抵抗
R′の中点と接地点との間にインダクタンスL″を
接続して回路出力電流を得ている(第2図)。こ
のとき、(A)の安定状態では出力インダクタンス
L″の中を負のむきに出力電流がながれ、(B)の安
定状態では正のむきに出力電流が流れる。しか
し、この結線では、超電導性のインダクタンス
L″からしか出力が得られず抵抗性の負荷が駆動
できない欠点があつた。本発明の別の目的の一つ
は、抵抗性の負荷を駆動することのできる直流電
源駆動の回路を提供することにある。
の2つのスイツチング・デバイスJ1,J2を2
個の抵抗R′で結合する構成では、2つの抵抗
R′の中点と接地点との間にインダクタンスL″を
接続して回路出力電流を得ている(第2図)。こ
のとき、(A)の安定状態では出力インダクタンス
L″の中を負のむきに出力電流がながれ、(B)の安
定状態では正のむきに出力電流が流れる。しか
し、この結線では、超電導性のインダクタンス
L″からしか出力が得られず抵抗性の負荷が駆動
できない欠点があつた。本発明の別の目的の一つ
は、抵抗性の負荷を駆動することのできる直流電
源駆動の回路を提供することにある。
以下に本発明の回路結線について、実施例と共
に詳細に述べる。
に詳細に述べる。
はじめに本発明の回路の基本構成部分の動作原
理とその動作条件について述べる。本発明の基本
部分は、第3図のように、2つのジヨセフソンデ
バイスJ1,J2と、ただ1つの抵抗Rとを環状
に結線したものである。従来の公知のハツフル回
路(第1図、第2図)とは、ただ1個の抵抗Rだ
けによつて2つのデバイスを結合することが異な
る。この抵抗の両端で、各デバイスと接続される
点には電源端I1,I2を設け、一般には正およ
び負の定電流電源を接続する。各デバイスJ1,
J2は磁束結合形の入力を可能にし、デバイス状
態を制御するための信号入力線S1,S2を設け
る。第3図では、1つの例として、抵抗Rが接続
されてない側のデバイスの端子を接地する。しか
し、接地点を変更し、電源端I2またはI1の一
方を接地しても本発明の基本結線の構成は変らな
い。この場合、接地しない方の電源端のみにただ
一つの電流電源を接続すればよい。
理とその動作条件について述べる。本発明の基本
部分は、第3図のように、2つのジヨセフソンデ
バイスJ1,J2と、ただ1つの抵抗Rとを環状
に結線したものである。従来の公知のハツフル回
路(第1図、第2図)とは、ただ1個の抵抗Rだ
けによつて2つのデバイスを結合することが異な
る。この抵抗の両端で、各デバイスと接続される
点には電源端I1,I2を設け、一般には正およ
び負の定電流電源を接続する。各デバイスJ1,
J2は磁束結合形の入力を可能にし、デバイス状
態を制御するための信号入力線S1,S2を設け
る。第3図では、1つの例として、抵抗Rが接続
されてない側のデバイスの端子を接地する。しか
し、接地点を変更し、電源端I2またはI1の一
方を接地しても本発明の基本結線の構成は変らな
い。この場合、接地しない方の電源端のみにただ
一つの電流電源を接続すればよい。
この第3図の基本結線部分は、前述の4つの回
路状態(A),(B),(C),(D)をとることが可能である。
この四状態のうち、デバイスJ1,J2が共にゼ
ロ電圧状態となる状態(C)は、電源電流の大きさIG
がデバイスの許容できる最大超電導トンネル電流
Inより小さければ常に実現される。このとき信号
入力はなくIG≦Inであるとした。(正および負の
電源電流の大きさを±IGとしている。)いずれか
のデバイスに、ある大きさの信号入力を与える
と、状態(A),(B)が生じ得る。なお両方のデバイス
に同時に入力を与えなければ状態(D)は生じないの
で、ここではしばらく状態(D)のことは考えない。
路状態(A),(B),(C),(D)をとることが可能である。
この四状態のうち、デバイスJ1,J2が共にゼ
ロ電圧状態となる状態(C)は、電源電流の大きさIG
がデバイスの許容できる最大超電導トンネル電流
Inより小さければ常に実現される。このとき信号
入力はなくIG≦Inであるとした。(正および負の
電源電流の大きさを±IGとしている。)いずれか
のデバイスに、ある大きさの信号入力を与える
と、状態(A),(B)が生じ得る。なお両方のデバイス
に同時に入力を与えなければ状態(D)は生じないの
で、ここではしばらく状態(D)のことは考えない。
この基本結線部分が直流電流電源を用いて回路
として動作できるためには、状態(A)から(B)へ、ま
た状態(B)から(A)へ、信号入力に依存して移行でき
なければならない。今、第3図の回路が状態(A)に
あり、デバイスJ1がゼロ電圧状態にあるとす
る。デバイスJ2は負で有限の大きさの−V0の
電圧を生じているとする。このV0の大きさは、
デバイスに含まれる接合のギヤツプ電圧Vgに等
しいかやや小さい値をとる。すなわち、V0≦Vg
である。このようにV0がVgより小さいのは一般
に次の2つの理由による。
として動作できるためには、状態(A)から(B)へ、ま
た状態(B)から(A)へ、信号入力に依存して移行でき
なければならない。今、第3図の回路が状態(A)に
あり、デバイスJ1がゼロ電圧状態にあるとす
る。デバイスJ2は負で有限の大きさの−V0の
電圧を生じているとする。このV0の大きさは、
デバイスに含まれる接合のギヤツプ電圧Vgに等
しいかやや小さい値をとる。すなわち、V0≦Vg
である。このようにV0がVgより小さいのは一般
に次の2つの理由による。
() 第3図の通りの結線ならば、J2には並
列に抵抗Rが接続されていることになる。Rを
負荷とするデバイスの動作点は一般にV0≦Vg
の関係を満す。
列に抵抗Rが接続されていることになる。Rを
負荷とするデバイスの動作点は一般にV0≦Vg
の関係を満す。
() 第3図の基本結線部分には以下に述べる
ように、他の抵抗やインダクタンスが接続さ
れ、デバイスJ2にとつて別の負荷が並列に接
続された状況になる。このため、V0の値は
()の場合よりもさらに小さくなる。
ように、他の抵抗やインダクタンスが接続さ
れ、デバイスJ2にとつて別の負荷が並列に接
続された状況になる。このため、V0の値は
()の場合よりもさらに小さくなる。
このとき、デバイスJ1の入力信号線S1に信
号入力電流を印加して、デバイスJ1を突然電圧
状態に転移させたものとする。このとき、デバイ
スJ1の両端には一般に瞬間的にギヤツプ電圧
Vgにひとしい大きさの過渡電圧パルスが発生す
る。この過渡電圧のむきは、I1が正の電流電源
であるため正のむきである。この正の電圧は抵抗
Rを介して負の定常電圧−V0をもつているデバ
イスJ2に印加される。デバイスJ2に印加され
る正の過渡電圧の大きさは、デバイスの微小電圧
時の抵抗RJと抵抗Rとによつて分圧された値で
ありVg×RJ/(R+RJ)に等しい。いま V0≦Vg・RJ/(R+RJ) (1) の条件が満されているとする。このときデバイス
J2にかかる電圧は−V0から−V0+VgRJ/(R
+RJ)になる。この値は条件式(1)が満されてい
れば正またはゼロである。すなわち、デバイスJ
2は正の過渡電圧の影響のもとに、負の電圧−
V0からゼロ電圧になり得る。このとき、デバイ
スJ2に印加される入力信号磁束が小さくなつて
いると、デバイスJ2はゼロ電圧状態に復帰でき
る。すなわち、回路状態は(A)から(B)に不都合なく
移行できる。条件式(1)は、この移行がおこるため
の必要条件である。全く同様に、回路状態(B)から
(A)へ移行できることもあきらかである。これらの
回路状態の移行の過渡現象に際して、負(または
正)の定常電圧に正(または負)の過渡電圧が重
畳される。この効果を、ここでは、「電圧反結合」
と呼ぶ。すなわち、第3図の基本結線部分は、抵
抗Rによつて電圧反結合を可能にし、キヤパシタ
ンスCを回路部品として必要とせず、抵抗性の負
荷を駆動することの出来る直流駆動の回路の結線
である。
号入力電流を印加して、デバイスJ1を突然電圧
状態に転移させたものとする。このとき、デバイ
スJ1の両端には一般に瞬間的にギヤツプ電圧
Vgにひとしい大きさの過渡電圧パルスが発生す
る。この過渡電圧のむきは、I1が正の電流電源
であるため正のむきである。この正の電圧は抵抗
Rを介して負の定常電圧−V0をもつているデバ
イスJ2に印加される。デバイスJ2に印加され
る正の過渡電圧の大きさは、デバイスの微小電圧
時の抵抗RJと抵抗Rとによつて分圧された値で
ありVg×RJ/(R+RJ)に等しい。いま V0≦Vg・RJ/(R+RJ) (1) の条件が満されているとする。このときデバイス
J2にかかる電圧は−V0から−V0+VgRJ/(R
+RJ)になる。この値は条件式(1)が満されてい
れば正またはゼロである。すなわち、デバイスJ
2は正の過渡電圧の影響のもとに、負の電圧−
V0からゼロ電圧になり得る。このとき、デバイ
スJ2に印加される入力信号磁束が小さくなつて
いると、デバイスJ2はゼロ電圧状態に復帰でき
る。すなわち、回路状態は(A)から(B)に不都合なく
移行できる。条件式(1)は、この移行がおこるため
の必要条件である。全く同様に、回路状態(B)から
(A)へ移行できることもあきらかである。これらの
回路状態の移行の過渡現象に際して、負(または
正)の定常電圧に正(または負)の過渡電圧が重
畳される。この効果を、ここでは、「電圧反結合」
と呼ぶ。すなわち、第3図の基本結線部分は、抵
抗Rによつて電圧反結合を可能にし、キヤパシタ
ンスCを回路部品として必要とせず、抵抗性の負
荷を駆動することの出来る直流駆動の回路の結線
である。
上記した基本結線を用いて、回路出力を得るよ
うにした1つの実施例の結線を第4図に示す。す
なわち、1つのデバイスJ1にはインダクタンス
L′と抵抗r1を直列接続した「回路出力部」を並列
に接続し、もう1つのデバイスJ2には、インダ
クタンスL′と抵抗r2を直列接続した「回路出力
部」を並列接続する。接地点は図のように、抵抗
r1,r2の一端にとる。この結線において、回路が
動作するために次の2つの条件が必要である。
うにした1つの実施例の結線を第4図に示す。す
なわち、1つのデバイスJ1にはインダクタンス
L′と抵抗r1を直列接続した「回路出力部」を並列
に接続し、もう1つのデバイスJ2には、インダ
クタンスL′と抵抗r2を直列接続した「回路出力
部」を並列接続する。接地点は図のように、抵抗
r1,r2の一端にとる。この結線において、回路が
動作するために次の2つの条件が必要である。
() 1つのデバイスがシイツチングして電圧
状態になり他のデバイスが電圧状態からゼロ電
圧状態に戻る前述の過渡現象が生じるために、
インダクタンスL′に関し L′/r1,L′/r2≫RNNCJ (2) が必要である。上式右辺は上記したスイツチン
グが生ずるのに必要な時間で、RNNは接合デバ
イスJ1およびJ2の等価的なノーマル抵抗で
ありCJはその接合デバイスのキヤパシタンスで
ある。(2)式が満されれば、前述の過渡現象の生
起する時間のあいだインダクタンスL′を含む回
路出力部は過渡現象には無関係であり、第3図
の等価回路だけを考えればよい。なおR1=r2と
設計することは回路動作上何ら差支えない。
状態になり他のデバイスが電圧状態からゼロ電
圧状態に戻る前述の過渡現象が生じるために、
インダクタンスL′に関し L′/r1,L′/r2≫RNNCJ (2) が必要である。上式右辺は上記したスイツチン
グが生ずるのに必要な時間で、RNNは接合デバ
イスJ1およびJ2の等価的なノーマル抵抗で
ありCJはその接合デバイスのキヤパシタンスで
ある。(2)式が満されれば、前述の過渡現象の生
起する時間のあいだインダクタンスL′を含む回
路出力部は過渡現象には無関係であり、第3図
の等価回路だけを考えればよい。なおR1=r2と
設計することは回路動作上何ら差支えない。
() いま1つのデバイスJ2がゼロ電圧状態
にあり、他のデバイスJ1が電圧状態にあつて
正の電圧V0をその両端に生じているとする。
この場合、デバイスJ1に対しては抵抗r1と
抵抗Rとが並列に接続されている。その合成抵
抗はRr1/(R+r1)であり、一般に Rr1/(R+r1)<2RNN (3) ならばデバイス動作点の電圧V0はV0<Vgとな
ることが知られている。このとき、デバイスJ
1のI−V(電流対電圧)特性はRJを1つの抵
抗値としてI=V/RJで近似できる。このと
き、V0の値は容易に求めることが出来、 V0=IG/(RJ -1+R-1+r1 -1) (4) にひとしい。ここにIGは端子I1,I2から供
給される電源電流の絶対値であるとした。これ
ら電圧反結合メカニズムが正しく生起する条件
((1)式)として Vg/RIG≧r1(R+RJ)/RRJ+Rr1+r1RJ (5) が必要である。
にあり、他のデバイスJ1が電圧状態にあつて
正の電圧V0をその両端に生じているとする。
この場合、デバイスJ1に対しては抵抗r1と
抵抗Rとが並列に接続されている。その合成抵
抗はRr1/(R+r1)であり、一般に Rr1/(R+r1)<2RNN (3) ならばデバイス動作点の電圧V0はV0<Vgとな
ることが知られている。このとき、デバイスJ
1のI−V(電流対電圧)特性はRJを1つの抵
抗値としてI=V/RJで近似できる。このと
き、V0の値は容易に求めることが出来、 V0=IG/(RJ -1+R-1+r1 -1) (4) にひとしい。ここにIGは端子I1,I2から供
給される電源電流の絶対値であるとした。これ
ら電圧反結合メカニズムが正しく生起する条件
((1)式)として Vg/RIG≧r1(R+RJ)/RRJ+Rr1+r1RJ (5) が必要である。
すなわち、第4図の回路が動作するのに条件式
(1)および(2)が必要であることがわかる。()項
の近似のもとでは、(1)は(5)式に置換えることがで
きる。
(1)および(2)が必要であることがわかる。()項
の近似のもとでは、(1)は(5)式に置換えることがで
きる。
いまもし、第4図に含まれる抵抗r1,R,RJを
デバイスの等価的なノーマル抵抗RNNで正規化し
て表示し、 K=Vg/RNNIG (6) とおくと、(5)式はR/RNNについて解析的にとけ
て 0<R/RNN≦ 1/2〔√{J NN−(1+J)}2+4
J NN−{RJ/RNN−K(1+RJ/r)}〕(7) と書き直すことが出来る。すなわち、回路抵抗R
は(7)式を満すように選択しなければならない。
デバイスの等価的なノーマル抵抗RNNで正規化し
て表示し、 K=Vg/RNNIG (6) とおくと、(5)式はR/RNNについて解析的にとけ
て 0<R/RNN≦ 1/2〔√{J NN−(1+J)}2+4
J NN−{RJ/RNN−K(1+RJ/r)}〕(7) と書き直すことが出来る。すなわち、回路抵抗R
は(7)式を満すように選択しなければならない。
以上に述べた第4図の回路においても、前述の
(D)の回路状態(ハングアツプ現象)が生じる可能
性がある。一般に、これを避ける工夫として、1
つのデバイスJ2のバイアス制御線の端子B2か
らバイアス電流(直流一定値)を供給し無信号入
力時にJ2を電圧状態に維持する。他のデバイス
J1のバイアス制御線の端子B1には必らずしも
バイアス電流をながす必要はない。さらに、2つ
のデバイスの信号入力端子S1,S2を共通の入
力電流で駆動されるよう直結し(第4図の点線部
分参照)、入力電流と端子B2にながすバイアス
電流の向きが逆になるように結合する。この工夫
によれば、第4図の回路をハングアツプなしに論
理回路として用いることが可能になる。第1図、
第2図のハツフル回路では、既に説明したよう
に、2つのデバイスJ1,J2が共に電圧状態と
なる(状態(D))ハングアツプ現象を原理的に避け
ることはできなかつた。本発明者らは、本発明基
本構成回路(第3図)の1つのデバイスのみに並
列にインダクタンスLを接続することで、原理的
にハングアツプ現象を皆無にできる着想を得た。
(D)の回路状態(ハングアツプ現象)が生じる可能
性がある。一般に、これを避ける工夫として、1
つのデバイスJ2のバイアス制御線の端子B2か
らバイアス電流(直流一定値)を供給し無信号入
力時にJ2を電圧状態に維持する。他のデバイス
J1のバイアス制御線の端子B1には必らずしも
バイアス電流をながす必要はない。さらに、2つ
のデバイスの信号入力端子S1,S2を共通の入
力電流で駆動されるよう直結し(第4図の点線部
分参照)、入力電流と端子B2にながすバイアス
電流の向きが逆になるように結合する。この工夫
によれば、第4図の回路をハングアツプなしに論
理回路として用いることが可能になる。第1図、
第2図のハツフル回路では、既に説明したよう
に、2つのデバイスJ1,J2が共に電圧状態と
なる(状態(D))ハングアツプ現象を原理的に避け
ることはできなかつた。本発明者らは、本発明基
本構成回路(第3図)の1つのデバイスのみに並
列にインダクタンスLを接続することで、原理的
にハングアツプ現象を皆無にできる着想を得た。
前記したハツフル回路とは異なり、いわゆるラ
ツチ回路として直流電源で駆動できるハングアツ
プの生じない回路結線がアプライド・フイジツク
ス・レターズ(Applied Physics Letters)第38
巻、第11号、936−938頁に紹介されている。この
ラツチ回路では、小さな抵抗を並列に接続した1
つのジヨセフソン・デバイスを電流を逃す径路と
して利用している。しかし、このデバイスが一瞬
だけ電圧状態になつたとき、この電圧は他のもう
1つのデバイスに印加されるのではなく小さな抵
抗にだけ印加される仕組になつている。しかしな
がら、このラツチ回路では、出力は超電導性イン
ダクタンスを介して得られる。直接に抵抗性負荷
を駆動する出力形態をとつていない。出力は他の
交流電源駆動検出器を介してしか得られない欠点
があつた。しかし、第4図の回路では、無信号入
力のとき抵抗r2には電流(出力)がながれ、抵
抗r1には電流(出力)がない。また、信号入力
があるときはJ1のみが電圧状態になるので、抵
抗r2には電流(出力)がながれず抵抗r1には
電流(出力)が得られる。すなわち、第4図の回
路は抵抗r1,r2の部分において相補的な出力
が回路自体から常に得られる特徴がある。ただ
し、抵抗r1の出力電流はつねに正のむきであ
り、抵抗r2の出力電流はつねに負のむきである
ことに注意して用いる必要がある。
ツチ回路として直流電源で駆動できるハングアツ
プの生じない回路結線がアプライド・フイジツク
ス・レターズ(Applied Physics Letters)第38
巻、第11号、936−938頁に紹介されている。この
ラツチ回路では、小さな抵抗を並列に接続した1
つのジヨセフソン・デバイスを電流を逃す径路と
して利用している。しかし、このデバイスが一瞬
だけ電圧状態になつたとき、この電圧は他のもう
1つのデバイスに印加されるのではなく小さな抵
抗にだけ印加される仕組になつている。しかしな
がら、このラツチ回路では、出力は超電導性イン
ダクタンスを介して得られる。直接に抵抗性負荷
を駆動する出力形態をとつていない。出力は他の
交流電源駆動検出器を介してしか得られない欠点
があつた。しかし、第4図の回路では、無信号入
力のとき抵抗r2には電流(出力)がながれ、抵
抗r1には電流(出力)がない。また、信号入力
があるときはJ1のみが電圧状態になるので、抵
抗r2には電流(出力)がながれず抵抗r1には
電流(出力)が得られる。すなわち、第4図の回
路は抵抗r1,r2の部分において相補的な出力
が回路自体から常に得られる特徴がある。ただ
し、抵抗r1の出力電流はつねに正のむきであ
り、抵抗r2の出力電流はつねに負のむきである
ことに注意して用いる必要がある。
前出の実施例(第4図)では、本質的にハング
アツプ現象を生じ、入力信号線およびバイアス制
御線の結合の工夫によつてのみこれを回避するこ
とが出来た。しかし、以下に述べる実施例では、
このような工夫をすることなく本質的にハングア
ツプ現象を回避することができる。すなわち、第
5図のように一方のデバイスJ1にはインダクタ
ンスL′と抵抗rを直列に接続した回路出力部を並
列接続するが、他方のデバイスJ2にはインダク
タンスLのみを並列接続する。(なお、第5図で
は簡単のために入力信号線およびバイアス制御線
を記入していないが、第4図と同様にこれらは各
デバイスに結合されているものとする。)この結
線ではインダクタンスLは回路出力をとりだすも
のではなく、デバイスJ2の一部となつて一つの
「スイツチング・デバイス」を構成する。電源端
子の一方I1には正の直流電流源を他方I2には
負の直流電流源を接続するものとする。接地点に
ついては第4図と同様に、抵抗rの一端を接地す
る結線とする。
アツプ現象を生じ、入力信号線およびバイアス制
御線の結合の工夫によつてのみこれを回避するこ
とが出来た。しかし、以下に述べる実施例では、
このような工夫をすることなく本質的にハングア
ツプ現象を回避することができる。すなわち、第
5図のように一方のデバイスJ1にはインダクタ
ンスL′と抵抗rを直列に接続した回路出力部を並
列接続するが、他方のデバイスJ2にはインダク
タンスLのみを並列接続する。(なお、第5図で
は簡単のために入力信号線およびバイアス制御線
を記入していないが、第4図と同様にこれらは各
デバイスに結合されているものとする。)この結
線ではインダクタンスLは回路出力をとりだすも
のではなく、デバイスJ2の一部となつて一つの
「スイツチング・デバイス」を構成する。電源端
子の一方I1には正の直流電流源を他方I2には
負の直流電流源を接続するものとする。接地点に
ついては第4図と同様に、抵抗rの一端を接地す
る結線とする。
はじめにこの実施例(第5図)の安定状態での
デバイス端子間電圧について述べる。まずデバイ
スJ1が電圧状態にあるとき、I1からの入力電
流をIGとすると、そのJ1の両端の電圧値V01は
(4)式と同様に V01=IG/(RJ -1+R-1+r-1) (8) である。このときデバイスJ2はゼロ電圧状態に
あるものとした。これとは逆にデバイスJ1がゼ
ロ電圧状態にあるとき、デバイスJ2の両端の電
圧V02は明らかに V02=0 (9) である。これはデバイスJ2が超電導性のインダ
クタンスLによつて短絡されているためである。
デバイス端子間電圧について述べる。まずデバイ
スJ1が電圧状態にあるとき、I1からの入力電
流をIGとすると、そのJ1の両端の電圧値V01は
(4)式と同様に V01=IG/(RJ -1+R-1+r-1) (8) である。このときデバイスJ2はゼロ電圧状態に
あるものとした。これとは逆にデバイスJ1がゼ
ロ電圧状態にあるとき、デバイスJ2の両端の電
圧V02は明らかに V02=0 (9) である。これはデバイスJ2が超電導性のインダ
クタンスLによつて短絡されているためである。
つぎにこの実施例(第5図)の回路のスイツチ
ング動作について説明する。まずデバイスJ1が
電圧状態にあり(8)式の電圧V01を発生していると
する。このとき、デバイスJ2に信号入力が入
り、デバイスJ2が突然電圧状態になつたと考え
る。このときの瞬間的なピーク電圧を−VPとお
く。時間がたつとこの電圧はインダクタンスLに
よつて短絡されるためにゼロに近づくが、デバイ
スJ2がスイツチした瞬間には有限の大きさの電
圧を生じその過渡電圧パルスの絶対値がVPであ
るとした。(1)式の導出と同様の考えにより、VP
は抵抗Rとデバイス抵抗RJとによつて分圧され
てデバイスJ1に印加される。デバイスJ1に印
加される電圧の大きさはVP×RJ/(R+RJ)に
等しい。したがつて、 V01≦VPRJ/(R+RJ) (10) の条件が満足されていれば、デバイスJ2のスイ
ツチングによりデバイスJ1の両端の電圧をゼロ
にすることが出来る。したがつて(8)式を(10)式に代
入することにより VP/RIG≧r(R+RJ)/RRJ+Rr+rRJ (11) が電圧反結合メカニズムが正しく生起する必要条
件である。このときデバイスJ1はゼロ電圧状態
に戻るから抵抗rを流れる出力電流はゼロにな
る。逆にデバイスJ1がゼロ電圧状態にあり、ま
たデバイスJ2もゼロ電圧状態でV02=0であつ
たとする。このとき、デバイスJ1に信号入力が
入り、デバイスJ1が突然電圧状態になつたとす
る。このデバイスJ1の両端に生じる過渡電圧パ
ルスの大きさはVgである。この電圧はもともと
デバイスJ2がゼロ電圧状態にあつたとするの
で、抵抗Rの両端に印加された状態ができる。デ
バイスJ1は電圧状態になつたままになるから、
回路出力部の抵抗rを流れる出力電流はある有限
の大きさの値となる。なお出力抵抗rに電流が安
定に流れるようになるまでには、少なくともL′/
rだけの時間がかかる。
ング動作について説明する。まずデバイスJ1が
電圧状態にあり(8)式の電圧V01を発生していると
する。このとき、デバイスJ2に信号入力が入
り、デバイスJ2が突然電圧状態になつたと考え
る。このときの瞬間的なピーク電圧を−VPとお
く。時間がたつとこの電圧はインダクタンスLに
よつて短絡されるためにゼロに近づくが、デバイ
スJ2がスイツチした瞬間には有限の大きさの電
圧を生じその過渡電圧パルスの絶対値がVPであ
るとした。(1)式の導出と同様の考えにより、VP
は抵抗Rとデバイス抵抗RJとによつて分圧され
てデバイスJ1に印加される。デバイスJ1に印
加される電圧の大きさはVP×RJ/(R+RJ)に
等しい。したがつて、 V01≦VPRJ/(R+RJ) (10) の条件が満足されていれば、デバイスJ2のスイ
ツチングによりデバイスJ1の両端の電圧をゼロ
にすることが出来る。したがつて(8)式を(10)式に代
入することにより VP/RIG≧r(R+RJ)/RRJ+Rr+rRJ (11) が電圧反結合メカニズムが正しく生起する必要条
件である。このときデバイスJ1はゼロ電圧状態
に戻るから抵抗rを流れる出力電流はゼロにな
る。逆にデバイスJ1がゼロ電圧状態にあり、ま
たデバイスJ2もゼロ電圧状態でV02=0であつ
たとする。このとき、デバイスJ1に信号入力が
入り、デバイスJ1が突然電圧状態になつたとす
る。このデバイスJ1の両端に生じる過渡電圧パ
ルスの大きさはVgである。この電圧はもともと
デバイスJ2がゼロ電圧状態にあつたとするの
で、抵抗Rの両端に印加された状態ができる。デ
バイスJ1は電圧状態になつたままになるから、
回路出力部の抵抗rを流れる出力電流はある有限
の大きさの値となる。なお出力抵抗rに電流が安
定に流れるようになるまでには、少なくともL′/
rだけの時間がかかる。
この第5図のように、デバイスの一方に並列に
超電導性インダクタンスLが接続される構成で
は、安定状態においてこのデバイスが常にゼロ電
圧状態に戻る特徴がある。なおインダクタンスL
を含む経路にごく小さな抵抗を挿入しても、デバ
イスがゼロ電圧状態に戻り得る限り、本発明の趣
旨にはずれるものではない。すなわち、本実施例
では前述の(D)の回路状態は存在せず、回路のハン
グアツプ現象(誤動作)は本実質的に生じないた
め、「安定動作」を行い得る特徴がある。なお、
この第5図の例では、第4図の場合と異なり出力
は1ヶ所からのみ得られる。この回路に第4図と
同様なバイアス制御線、信号入力線を設けて、直
流電源駆動によるNOR理論動作、OR理論動作を
行いうることは明らかである。これはデバイスJ
1,J2に2本以上の信号入力線を設けることが
可能なためである。
超電導性インダクタンスLが接続される構成で
は、安定状態においてこのデバイスが常にゼロ電
圧状態に戻る特徴がある。なおインダクタンスL
を含む経路にごく小さな抵抗を挿入しても、デバ
イスがゼロ電圧状態に戻り得る限り、本発明の趣
旨にはずれるものではない。すなわち、本実施例
では前述の(D)の回路状態は存在せず、回路のハン
グアツプ現象(誤動作)は本実質的に生じないた
め、「安定動作」を行い得る特徴がある。なお、
この第5図の例では、第4図の場合と異なり出力
は1ヶ所からのみ得られる。この回路に第4図と
同様なバイアス制御線、信号入力線を設けて、直
流電源駆動によるNOR理論動作、OR理論動作を
行いうることは明らかである。これはデバイスJ
1,J2に2本以上の信号入力線を設けることが
可能なためである。
本回路の実施例において、デバイスJ2のかわ
りに、複数個のジヨセフソン・デバイスを直列に
接続したものを用いることはより好ましい。この
とき(10),〓式で用いたVPの値は、デバイスの数
に比例して大きくできる。
りに、複数個のジヨセフソン・デバイスを直列に
接続したものを用いることはより好ましい。この
とき(10),〓式で用いたVPの値は、デバイスの数
に比例して大きくできる。
前出の実施例(第5図)では、正および負の2
つの直流電流電源が必要であつた。しかし、以下
に述べる実施例では、接地点の変更によりただ1
つの電流電源を用いるだけでよい。すなわち、第
6図のように、第5図と全く同等の結線でありな
がらその一方の電源端子I2を接地し、他の電源
端子I1にのみ電源を接続すればよい。この場
合、図ではインダクタンスLを並列接続したデバ
イスJ2の一端を接地したが、逆にデバイスJ1
の一端I1を接し他の電源端子I2に電源を接続
してもよい。この場合、出力電流はデバイスJ1
に並列接続された、インダクタンスL′を抵抗rと
を含む経路から得られる。また本回路結線では、
抵抗Rの一端が接地されることになるため、この
抵抗を流れる電流を出力電流とすることが可能に
なる。この結線の回路動作は第5図のものと全く
同等である。
つの直流電流電源が必要であつた。しかし、以下
に述べる実施例では、接地点の変更によりただ1
つの電流電源を用いるだけでよい。すなわち、第
6図のように、第5図と全く同等の結線でありな
がらその一方の電源端子I2を接地し、他の電源
端子I1にのみ電源を接続すればよい。この場
合、図ではインダクタンスLを並列接続したデバ
イスJ2の一端を接地したが、逆にデバイスJ1
の一端I1を接し他の電源端子I2に電源を接続
してもよい。この場合、出力電流はデバイスJ1
に並列接続された、インダクタンスL′を抵抗rと
を含む経路から得られる。また本回路結線では、
抵抗Rの一端が接地されることになるため、この
抵抗を流れる電流を出力電流とすることが可能に
なる。この結線の回路動作は第5図のものと全く
同等である。
前出の実施例(第6図)では、デバイスJ1の
両端に、インダクタンスL′を抵抗rとを直列接続
したものを並列に結線して、デバイスJ1の電圧
を維持させる工夫を行つていた。しかし、この回
路では、回路がスイツチング動作を行つて安定状
態に入いるために少なくともL′/rの時定数に対
応する時間が必要であつた。しかし、以下に述べ
る実施例では、このインダクタンスL′と抵抗rと
を除去することにより、(等価的にL′/rをゼロ
にしたことと同等になり)回路の高速化をはかる
ことが出来る。すなわち、第7図のように、デバ
イスJ1とインダクタンスLを並列接続したデバ
イスJ2とを直列に接続し、これらに抵抗Rを並
列接続した上その一端を接地しその他端を電源端
I1とする結線をとる。この場合デバイスJ2と
Lを並列接続したもののかわりに、上記Lとデバ
イスの並列接続体を複数個直列接続したものを用
いることはより好ましい。あるいは、デバイスを
複数個直列接続して、この全体に1つのLを並列
接続したものを用いることもできる。これらの回
路結線において、信号入力がない安定状態でデバ
イスに一定電圧が生じるようにするためには、イ
ンダクタンスが並列に結線されないデバイスの方
にバイアス制御線(その制御入力端子をB1と記
す)を設けることがよい。ここに各デバイスはそ
れぞれ信号入力端S1,S2をもつ入力信号線を
もつているとする。
両端に、インダクタンスL′を抵抗rとを直列接続
したものを並列に結線して、デバイスJ1の電圧
を維持させる工夫を行つていた。しかし、この回
路では、回路がスイツチング動作を行つて安定状
態に入いるために少なくともL′/rの時定数に対
応する時間が必要であつた。しかし、以下に述べ
る実施例では、このインダクタンスL′と抵抗rと
を除去することにより、(等価的にL′/rをゼロ
にしたことと同等になり)回路の高速化をはかる
ことが出来る。すなわち、第7図のように、デバ
イスJ1とインダクタンスLを並列接続したデバ
イスJ2とを直列に接続し、これらに抵抗Rを並
列接続した上その一端を接地しその他端を電源端
I1とする結線をとる。この場合デバイスJ2と
Lを並列接続したもののかわりに、上記Lとデバ
イスの並列接続体を複数個直列接続したものを用
いることはより好ましい。あるいは、デバイスを
複数個直列接続して、この全体に1つのLを並列
接続したものを用いることもできる。これらの回
路結線において、信号入力がない安定状態でデバ
イスに一定電圧が生じるようにするためには、イ
ンダクタンスが並列に結線されないデバイスの方
にバイアス制御線(その制御入力端子をB1と記
す)を設けることがよい。ここに各デバイスはそ
れぞれ信号入力端S1,S2をもつ入力信号線を
もつているとする。
はじめにこの実施例(第7図)のデバイス端子
間電圧について述べる。まずデバイスJ1が電圧
状態にあるとき、I1からの入力電流をIGとする
と、その両端の電圧値V00は V00=IG/(RJ -1+R-1) (12) である。ここにデバイスJ1のI−V特性は、
RJを1つの抵抗値でI=V/RJで近似できると
した。
間電圧について述べる。まずデバイスJ1が電圧
状態にあるとき、I1からの入力電流をIGとする
と、その両端の電圧値V00は V00=IG/(RJ -1+R-1) (12) である。ここにデバイスJ1のI−V特性は、
RJを1つの抵抗値でI=V/RJで近似できると
した。
つぎにこの実施例(第7図)のスイツチング動
作について説明する。まず、デバイスJ1が電圧
状態にあり(12)式の電圧V00を発生しているとす
る。このとき、デバイスJ2に信号入力が入り、
デバイスJ2が突然電圧状態になつたと考える。
このときにデバイスJ2に生ずる過渡電圧パルス
の波高値をVPとする。このVPは抵抗Rとデバイ
スJ1の抵抗RJとによつて分圧されてデバイス
J1に印加される。デバイスJ1に印加される電
圧の大きさはVP×RJ/(R+RJ)に等しい。し
たがつて V00≦VPRJ/(R+RJ) (13) の条件が満足されていれば、デバイスJ2のスイ
ツチングによりデバイスJ1の両端の電圧をゼロ
にすることが出来る。もし、デバイスJ2の部分
に前述のように複数個のジヨセフソン・デバイス
を用いた場合、(13)式のVPの値はデバイスの数に
比例して大きくできる。このため、安定状態の電
圧V00を大きくできる。(12)式を(13)式に代入する
ことにより RIG≦VP (14) が電圧反結合メカニズムが正しく生起する必要条
件である。このとき、デバイスJ1はゼロ電圧状
態に戻るから、負荷抵抗Rを流れる出力電流はゼ
ロになる。この回路の動作態様は基本的にさきの
実施例と同様である。
作について説明する。まず、デバイスJ1が電圧
状態にあり(12)式の電圧V00を発生しているとす
る。このとき、デバイスJ2に信号入力が入り、
デバイスJ2が突然電圧状態になつたと考える。
このときにデバイスJ2に生ずる過渡電圧パルス
の波高値をVPとする。このVPは抵抗Rとデバイ
スJ1の抵抗RJとによつて分圧されてデバイス
J1に印加される。デバイスJ1に印加される電
圧の大きさはVP×RJ/(R+RJ)に等しい。し
たがつて V00≦VPRJ/(R+RJ) (13) の条件が満足されていれば、デバイスJ2のスイ
ツチングによりデバイスJ1の両端の電圧をゼロ
にすることが出来る。もし、デバイスJ2の部分
に前述のように複数個のジヨセフソン・デバイス
を用いた場合、(13)式のVPの値はデバイスの数に
比例して大きくできる。このため、安定状態の電
圧V00を大きくできる。(12)式を(13)式に代入する
ことにより RIG≦VP (14) が電圧反結合メカニズムが正しく生起する必要条
件である。このとき、デバイスJ1はゼロ電圧状
態に戻るから、負荷抵抗Rを流れる出力電流はゼ
ロになる。この回路の動作態様は基本的にさきの
実施例と同様である。
本実施例(第7図)において、バイアス制御線
の端子B1に何も電流をながさず、各デバイスJ
1,J2に別々に入力信号端子S1,S2をもつ
入力信号線を設けた場合の動作について述べる。
このとき、S1,S2に共に入力が無いときは抵
抗Rの両端の電圧はゼロで出力電流はながれな
い。S1に一度入力が入ると、デバイスJ1は電
圧を生じるから抵抗Rの両端にV00の電圧が出
る。この電圧はS1の入力を切つたあとでも維持
できるから本回路は一種のラツチとして用いるこ
とが出来る。ラツチを解除するためには、入力端
子S2に入力を与えればよい。このようにすると
抵抗Rの両端の電圧はゼロとなり、このS2の入
力を切つたあとでもこの状態が維持できる。もし
S1に入力がなく、S2だけに入力が入いると抵
抗Rの両端に過渡的に電圧を生じるが、安定状態
においてはゼロ電圧が出力される。もし両方のデ
バイスに同時に入力が入いると結局安定状態では
抵抗Rの両端に電圧V00が出力される。したがつ
て本実施例は直流電流電源で駆動でき、それ自体
に出力端をもつ、安定なラツチ回路を与えてい
る。この回路の特徴は決してハングアツプを生じ
ないことである。なお本回路において、接地端と
電源端をとり替えても、その回路動作が全く変わ
らないことは言うまでもない。
の端子B1に何も電流をながさず、各デバイスJ
1,J2に別々に入力信号端子S1,S2をもつ
入力信号線を設けた場合の動作について述べる。
このとき、S1,S2に共に入力が無いときは抵
抗Rの両端の電圧はゼロで出力電流はながれな
い。S1に一度入力が入ると、デバイスJ1は電
圧を生じるから抵抗Rの両端にV00の電圧が出
る。この電圧はS1の入力を切つたあとでも維持
できるから本回路は一種のラツチとして用いるこ
とが出来る。ラツチを解除するためには、入力端
子S2に入力を与えればよい。このようにすると
抵抗Rの両端の電圧はゼロとなり、このS2の入
力を切つたあとでもこの状態が維持できる。もし
S1に入力がなく、S2だけに入力が入いると抵
抗Rの両端に過渡的に電圧を生じるが、安定状態
においてはゼロ電圧が出力される。もし両方のデ
バイスに同時に入力が入いると結局安定状態では
抵抗Rの両端に電圧V00が出力される。したがつ
て本実施例は直流電流電源で駆動でき、それ自体
に出力端をもつ、安定なラツチ回路を与えてい
る。この回路の特徴は決してハングアツプを生じ
ないことである。なお本回路において、接地端と
電源端をとり替えても、その回路動作が全く変わ
らないことは言うまでもない。
前出の実施例(第7図)においては、2つのデ
バイスJ1およびJ2の入力信号線(端子S1お
よびS2は一応独立なものと考えた。しかし、こ
の回路結線において、第8図のように、2つの入
力信号線を直結して共通に同時に入力信号を与え
ると理論ゲートとして有効に機能させることがで
きる。すなわち、第8図のように、一方のデバイ
スJ2には入力信号電流の向きとは逆向きの磁束
を発生できるバイアス制御線(端子B2)を設け
て、たえずバイアス電流(直流)をながしてお
く。第8図の例では、入力信号がないとき出力が
あり入力信号があると出力はゼロとなるNOT回
路が構成できる。もし入力信号線を1本ではなく
複数本設ければNOR回路が構成できることは明
らかである。図では、インダクタンスLが並列接
続されない方のデバイスJ2にバイアス制御線を
設ける例を示したが、逆にインダクタンスLが並
列接続されるデバイスJ1にバイアス制御線を設
けてもよい。この場合、複数本の入力信号線があ
ればOR回路が構成できる。この論理ゲートの特
徴は決してハングアツプを生じないことで、これ
により直流電源駆動でORまたはNOR機能を有す
る論理ゲートが構成できる。
バイスJ1およびJ2の入力信号線(端子S1お
よびS2は一応独立なものと考えた。しかし、こ
の回路結線において、第8図のように、2つの入
力信号線を直結して共通に同時に入力信号を与え
ると理論ゲートとして有効に機能させることがで
きる。すなわち、第8図のように、一方のデバイ
スJ2には入力信号電流の向きとは逆向きの磁束
を発生できるバイアス制御線(端子B2)を設け
て、たえずバイアス電流(直流)をながしてお
く。第8図の例では、入力信号がないとき出力が
あり入力信号があると出力はゼロとなるNOT回
路が構成できる。もし入力信号線を1本ではなく
複数本設ければNOR回路が構成できることは明
らかである。図では、インダクタンスLが並列接
続されない方のデバイスJ2にバイアス制御線を
設ける例を示したが、逆にインダクタンスLが並
列接続されるデバイスJ1にバイアス制御線を設
けてもよい。この場合、複数本の入力信号線があ
ればOR回路が構成できる。この論理ゲートの特
徴は決してハングアツプを生じないことで、これ
により直流電源駆動でORまたはNOR機能を有す
る論理ゲートが構成できる。
第8図をみれば、インダクタンスLが並列接続
されたデバイスを仮に無視すると、デバイスJ2
と抵抗Rとからなるスイツチングゲート(いわゆ
るJTLゲート)と同じである。すなわち本実施例
はJTLゲートに対してLを並列接続したスイツチ
ゲートを加え直流電源でノンラツチング動作を行
わしめる回路と見なせる。従来知られているJTL
ゲートは、ラツチング動作しか出来ず交流パルス
電源でしか駆動できない欠点があつたが、本回路
は直流電源駆動を可能にした優れた回路構成であ
る。
されたデバイスを仮に無視すると、デバイスJ2
と抵抗Rとからなるスイツチングゲート(いわゆ
るJTLゲート)と同じである。すなわち本実施例
はJTLゲートに対してLを並列接続したスイツチ
ゲートを加え直流電源でノンラツチング動作を行
わしめる回路と見なせる。従来知られているJTL
ゲートは、ラツチング動作しか出来ず交流パルス
電源でしか駆動できない欠点があつたが、本回路
は直流電源駆動を可能にした優れた回路構成であ
る。
前出の実施例(第8図)においては、論理ゲー
トの出力は、抵抗Rの両端にかかる電位、また
は抵抗Rをふくむ経路を流れる電流、としてと
りだすことが出来る。この回路結線において、第
9図のように、負荷抵抗Rと回路電源との接点に
入力信号伝送線TRを結線すれば伝送線駆動が可
能となる。この伝送線(ストリツプ・ライン)の
終端はマツチング抵抗RO(抵抗値R0)を挿入し
て接地するのが良い。回路中の抵抗Rは、2つの
デバイスJ1,J2の電圧反結合を可能にするた
めのもので、本実施例の負荷抵抗Rを除去するこ
とは回路高速化のために好ましくない。しかし原
理的には抵抗Rを除去しても、伝送線TRの特性
インピーダンスZ0と終端抵抗R0との和がその役
割を代行できる。この場合、実際のジヨセフソン
集積回路では、伝送線TRと抵抗ROを含む経路
にインダクタンスが入いるため回路応答が少し遅
くなる。すなわち、第9図のように負荷抵抗Rと
回路電源の接点を出力端とみなし、この出力端に
信号伝送線を接続することは、伝送線駆動形論理
ゲートとして好ましい実施例である。
トの出力は、抵抗Rの両端にかかる電位、また
は抵抗Rをふくむ経路を流れる電流、としてと
りだすことが出来る。この回路結線において、第
9図のように、負荷抵抗Rと回路電源との接点に
入力信号伝送線TRを結線すれば伝送線駆動が可
能となる。この伝送線(ストリツプ・ライン)の
終端はマツチング抵抗RO(抵抗値R0)を挿入し
て接地するのが良い。回路中の抵抗Rは、2つの
デバイスJ1,J2の電圧反結合を可能にするた
めのもので、本実施例の負荷抵抗Rを除去するこ
とは回路高速化のために好ましくない。しかし原
理的には抵抗Rを除去しても、伝送線TRの特性
インピーダンスZ0と終端抵抗R0との和がその役
割を代行できる。この場合、実際のジヨセフソン
集積回路では、伝送線TRと抵抗ROを含む経路
にインダクタンスが入いるため回路応答が少し遅
くなる。すなわち、第9図のように負荷抵抗Rと
回路電源の接点を出力端とみなし、この出力端に
信号伝送線を接続することは、伝送線駆動形論理
ゲートとして好ましい実施例である。
なお以上の説明において、磁束結合入力型デバ
イスについて詳しく述べなかつたが単純なジヨ
セフソン接合、2接合からなるSQUID、3
接合または4接合からなる謂ゆる1−2−1ジヨ
セフソン干渉計が用いられることは明らかであ
る。また、インダクタンスLを並列接続したデバ
イスに対して、さらにダンピング抵抗を並列接続
することは任意である。
イスについて詳しく述べなかつたが単純なジヨ
セフソン接合、2接合からなるSQUID、3
接合または4接合からなる謂ゆる1−2−1ジヨ
セフソン干渉計が用いられることは明らかであ
る。また、インダクタンスLを並列接続したデバ
イスに対して、さらにダンピング抵抗を並列接続
することは任意である。
以上述べたごとく、本発明によれば、直流電流
電源で駆動される電圧反結合を基本原理とするジ
ヨセフソン集積回路用の新しい回路結線を提供で
きる。特に、複雑な設計計算が必要となるキヤパ
シタンスCを回路部品として必要とせず、抵抗性
の負荷を駆動することのできる直流電源駆動論理
回路を構成できる。
電源で駆動される電圧反結合を基本原理とするジ
ヨセフソン集積回路用の新しい回路結線を提供で
きる。特に、複雑な設計計算が必要となるキヤパ
シタンスCを回路部品として必要とせず、抵抗性
の負荷を駆動することのできる直流電源駆動論理
回路を構成できる。
第1図、第2図はそれぞれ従来のハツフル回路
を示す回路図、第3図は本発明の基本原理を示す
結線図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8
図、第9図はそれぞれ本発明の実施例の結線を示
す回路図である。 I1,I2……回路電源端子、J1,J2……
磁束結合形ジヨセフソン・デバイス、C……結合
キヤパシタンス、S1,S2……入力信号線の入
力端子、L′……回路出力部インダクタンス、r…
…回路出力部抵抗、R′……結合抵抗、L″……回
路出力部インダクタンス、R……回路抵抗、B
1,B2……バイアス制御線の入力端子、r1,
r2……回路出力部抵抗、L……デバイス並結イ
ンダクタンス、TR……伝送線、RO……伝送線
の終端抵抗。
を示す回路図、第3図は本発明の基本原理を示す
結線図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8
図、第9図はそれぞれ本発明の実施例の結線を示
す回路図である。 I1,I2……回路電源端子、J1,J2……
磁束結合形ジヨセフソン・デバイス、C……結合
キヤパシタンス、S1,S2……入力信号線の入
力端子、L′……回路出力部インダクタンス、r…
…回路出力部抵抗、R′……結合抵抗、L″……回
路出力部インダクタンス、R……回路抵抗、B
1,B2……バイアス制御線の入力端子、r1,
r2……回路出力部抵抗、L……デバイス並結イ
ンダクタンス、TR……伝送線、RO……伝送線
の終端抵抗。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1及び第2のジヨセフソンデバイスと、抵
抗とを有し、上記第1及び第2のジヨセフソンデ
バイスと上記抵抗を環状に接続し、上記抵抗と上
記第1及び第2のジヨセフソンデバイスとの2つ
の接点に直流電源を接続し、上記直流電源の接続
方式は上記接点の一方に接続された正の直流電源
及び上記接点の他方に接続された負の直流電源か
ら成る2電源方式または上記2つの接点間に1つ
の直流電源が接続された1電源方式であり、上記
第1及び第2のジヨセフソンデバイスまたは上記
第1のジヨセフソンデバイスのみに並列に回路出
力部抵抗を有することを特徴とする電圧反結合型
ジヨセフソン回路。 2 特許請求の範囲第1項において、上記回路出
力部は、上記第1及び第2のジヨセフソンデバイ
スの両端にインダクタンスと抵抗とを直列接続し
たものを並列に結線することを特徴とする電圧反
結合型ジヨセフソン回路。 3 特許請求の範囲第1項において、上記第1、
第2のジヨセフソンデバイスの一方に並列に接続
されたインダクタンスまたは上記インダクタンス
と上記一方のジヨセフソンデバイスがゼロ電圧状
態に戻り得る値の抵抗との直列回路を有すること
を特徴とする電圧反結合型ジヨセフソン回路。 4 特徴請求の範囲第1項において、上記第1、
第2のジヨセフソンデバイスの他方に並列に接続
された、インダクタンスと抵抗との直列回路を有
することを特徴とする電圧反結合ジヨセフソン回
路。 5 特許請求の範囲第1項において、上記第1及
び第2のジヨセフソンデバイスのどちらか一方の
みが超電導状態から電圧状態にスイツチする構造
を有することを特徴とする電圧反結合型ジヨセフ
ソン回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1166282A JPS58130626A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | 電圧反結合型ジヨセフソン回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1166282A JPS58130626A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | 電圧反結合型ジヨセフソン回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58130626A JPS58130626A (ja) | 1983-08-04 |
| JPH047130B2 true JPH047130B2 (ja) | 1992-02-10 |
Family
ID=11784188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1166282A Granted JPS58130626A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | 電圧反結合型ジヨセフソン回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58130626A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6094533A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 超伝導論理回路 |
-
1982
- 1982-01-29 JP JP1166282A patent/JPS58130626A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58130626A (ja) | 1983-08-04 |
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