JPH0471323B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0471323B2
JPH0471323B2 JP62325481A JP32548187A JPH0471323B2 JP H0471323 B2 JPH0471323 B2 JP H0471323B2 JP 62325481 A JP62325481 A JP 62325481A JP 32548187 A JP32548187 A JP 32548187A JP H0471323 B2 JPH0471323 B2 JP H0471323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mol
raw material
ferrite
powder
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62325481A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01168006A (ja
Inventor
Toshimitsu Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP62325481A priority Critical patent/JPH01168006A/ja
Publication of JPH01168006A publication Critical patent/JPH01168006A/ja
Publication of JPH0471323B2 publication Critical patent/JPH0471323B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Ceramics (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、ノイズフイルタ等に高性能を発揮で
きるようにしたマンガン−亜鉛系フエライト組成
物の製法に関する。 従来の技術 精密な制御機器等の高信頼性が要求される電子
機器には、ノイズ等による誤動作が問題視され、
このノイズの影響を少なくするようにした電子部
品が開発されている。 これらの電子部品には、フエライト磁性体の内
でも比較的透磁率の高いマンガン−亜鉛系フエラ
イトを磁性材料に用いた、例えばノイズフイル
タ、ラインフイルタ等が知られている。これらの
フイルタは、コンデンサとフエライト磁芯とで
LCフイルタを構成したもので、電子機器の電源
ラインに挿入して使用され、電源等の外部から侵
入するノイズを減衰させて電子機器に対するノイ
ズの影響を少なくするようにしている。 これらの外部から侵入する種々のノイズのなか
で影響の大きい、E・T積〔パルス電圧(E)とパル
ス幅(T)との積〕の大きいノイズを減衰させること
が重要で、このためにはフエライト磁芯のもつべ
き好ましい磁気特性としては、外部磁界によつて
飽和し難いもの、即ち飽和磁束密度(Bs)が大
きく、且つ飽和磁束密度(Bs)と残留磁束密度
(Br)との差(ΔB)が大きいことが望まれ、こ
のことからもマンガン−亜鉛系フエライト材料が
好ましいものとして注目されている。 このようなマンガン−亜鉛系のフエライト磁芯
の従来の製造法は、Fe、Mn、Zn等の酸化物、あ
るいは炭酸塩からなる主原料と、V、Bi、Mo、
Cu、Si、Ca、B、Sn、Ta等の酸化物、炭酸塩、
塩化物、あるいはフツ化物等からなる副原料とを
それぞれ秤量し、適当な割合で配合したものを出
発原料としてこれに水を加え、ボールミルやアト
ライター等の混合機で混合撹拌する。上記各成分
を十分に混合した後、脱水乾燥し、ついで880〜
980℃の温度範囲で熱処理する、いわゆる仮焼成
処理を行う。この仮焼成処理された材料は、再度
水と共にボールミル、アトライタ等の粉砕機によ
つて平均粒径が1.0〜1.5μm程度になるまで粉砕さ
れる。 このようにして得られた混合粉末に有機化合物
等からなる結合剤を加えて混合し、造粒し、この
得られた造粒物を適当な形状の金型に充填し、加
圧して所定の形状に成形する。この成形物を1300
〜1400℃程度の温度で数時間本焼成する。この後
用途にあわせて表面研磨等の加工が施されて製品
とされる。 このようにして得られた、例えば主成分に
Fe2O350〜53モル%、MnO224〜34モル%、
ZnO16〜23モル%の組成比を有するマンガン−亜
鉛系フエライト磁芯の磁気特性は、初透磁率
μ5000〜7000(10KHzでの測定値)、相対損失係数
tanδ/μi<40×10-6(100KHzでの測定値)、飽和
磁束密度Bs4400Gauss程度、残留磁束密度
Br1000Gauss程度、キユリー温度130〜150℃程度
であり、BsとBrとの差ΔBは3400Gauss程度であ
る。 発明が解決しようとする問題点 上記の如く、従来のマンガン−亜鉛系フエライ
ト磁芯は、ΔBが3400Gauss程度に過ぎず、この
ような磁芯を用いたノイズフイルタ、ラインフイ
ルタは、ノイズの吸収性が不十分でE・T積の大
きいノイズを減衰させる高吸収性の要求を満足さ
せることができないという問題点があつた。 本発明の目的は、ΔBを大きくできるマンガン
−亜鉛系フエライト組成物の製造方法を提供する
ことにある。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明は、 (a)CaCo3と、(b)V2O5、H3BO3、Bi2O3
MoO3、B2O3、CuOの群から選択された少なくと
も1種とを含有する混合物を仮焼成した後粉砕
し、この粉砕により得た粉末を(c)Fe2O3、MnO2
ZnOを含有する混合粉末に混合して得た材料であ
つて、 (a) CaCo30.03〜3.0モル%と、 (b) V2O5、H3BO3、Bi2O3、MoO3、B2O3
CuOの群から選択された少なくとも1種を0.01
〜1.0モル%と、 (c) Fe2O350〜53モル%、MnO224〜34モル%、
ZnO16〜23モル%と からなる材料組成物を含有するフエライト材料を
用いて焼成する工程を有することを特徴とするフ
エライト組成物の製法を提供することにある。 作 用 上記の如く、(a)と(b)成分を予め仮焼成した後、
これを粉砕して主原料の(c)に混合し、本焼成した
ので、CaOが主原料からなる粒子の粒界に効率良
く偏析され、これにより損失が低減し、残留磁束
密度Brが低下するものと考えられる。 主原料の(c)成分が上記範囲より多過ぎると、飽
和磁束密度Bs、残留磁束密度Brが共に高くなり、
これらの差ΔBが小さくなり、また、逆に主原料
の(c)成分が少なくなり過ぎると、透磁率μが著し
く低下し、マンガン−亜鉛系フエライトの高透磁
率の特性が失われることと、焼結温度が上昇せ
ず、結晶粒子の成長が促進されて飽和磁束密度
Bsが低下し、ΔBが小さくなる。 実施例 次に本発明の実施例を説明する。 実施例 1 まず、平均粒径5.4μmのCaCO375.1g、平均粒
径8.2μmのV2O545.5gの粉末を乳鉢で混合し、こ
の混合物を白金製の坩堝に移し、高周波誘導炉で
1000℃で15分間加熱した。その後室温まで冷却し
た後、炉内から前記混合物の塊状物を取り出し、
鉄製の容器と、鉄製のメデイアからなる振動ミル
で2時間粉砕して平均粒径1.2μmの混合粉末を得
た。これを副原料とする。 これとは別に、Fe2O3を1002.3g、(52.3モル%
相当)と、MnO2を289.1g(27.7モル%相当)
と、ZnOを195.4g(20.0モル%相当)からなる主
原料を用意し、これに上記で得た副原料14.47g
(主原料に対して1モル%相当)と、これら粉末
を混合するに適した量の水とを鉄製の容器と鉄製
のボールからなるボールミルにて2時間混合し
た。この後この混合物を取り出して乾燥した。 この混合粉末を900℃で2時間保持して仮焼成
を行つた。 ついで、仮焼成して塊状になつた混合物と水と
を上記と同様に鉄製容器及び鉄製ボールからなる
ボールミルで5時間粉砕してから脱水乾燥してフ
エライト粉末を得た。 このようにして得られたフエライト粉末には結
合剤としてポリビニルアルコール(PVA)と、
可塑剤としてグリセリンと、水とを加え、造粒し
た後、トロイダル状に成形し、1300℃で3時間本
焼成し、外径23mm、内径17mm、厚み7mmの焼結フ
エライト磁芯を得た。 この磁芯に、表面をホルマール樹脂で絶縁被覆
した線径0.3mmφの銅線を1次巻線として60回、
2次巻線として20回巻いて、市販のB−Hループ
トレーサを用いて、飽和磁束密度(Bs)と、残
留磁束密度(Br)とを測定し、BsとBrとの差
ΔBを求め、その結果を表1の実施例1の欄に示
す。 実施例 2〜4 実施例1において、副原料をそれぞれ0.72g
(主原料に対して0.05モル%相当)、2.87g(主原
料に対して0.2モル%相当)、28.9g(主原料に対
して2.0モル%相当)とした以外は同様にして焼
結フエライト磁芯を得、これらについても実施例
1と同様に測定した結果を表1の実施例2〜4の
それぞれの欄に示す。 これらの結果から、副原料の添加量を増すと
Brは低下するが、Bsはあまり変化しない範囲が
あり、この範囲ではΔBは増加する傾向を示す。
しかし、副原料の添加量を1モル%から2モル%
にすると、Bsが低下し、ΔBも小さくなり、その
増加傾向にも限界があることを示す。これらのこ
とから、副原料は主原料に対して0.05〜4.0モル
%が好ましい。 実施例 5〜9 実施例1において、その副原料の一方の成分で
あるV2O545.5gを使用する代わりに、それぞれ
Bi2O3、MoO3、B2O3、H3BO3、CuOを45.5g使
用した以外は同様にして焼結フエライト磁芯を
得、これらについても実施例1と同様に測定した
結果を表2の実施例5〜9のそれぞれの欄に示
す。 実施例 10〜12 実施例1において、その副原料の混合粉末を高
周波誘導炉で1000℃、15分間加熱する代わりに、
それぞれ加熱温度を600℃、900℃、1200℃にした
以外は同様にして焼結フエライト磁芯を得、これ
らについても実施例1と同様に測定した結果を表
3の実施例10〜12のそれぞれの欄に示す。 これらの結果から、副原料の混合粉末の仮焼成
温度の600〜1200℃は好ましい。この仮焼成温度
としては、常圧下では上記副原料の気化する温度
より高い温度では主原料に対する副原料の組成比
が変化するので好ましくないが、加圧下に仮焼成
を行えば、この気化を防ぐことができるので、上
記温度に限られるものではない。 比較例 実施例1において、平均粒径5.4μmの
CaCO39.01g、平均粒径8.2μmのV2O55.46gを副
原料粉末とし、Fe2O3を1002.3g(52.3モル%相
当)、MnO2を289.1g(27.7モル%相当)、ZnOを
195.4g(20.0モル%相当)配合した配合物を主
原料粉末とし、これらの副原料粉末及び主原料粉
末を同時に混合して混合粉末(副原料粉末は主原
料粉末に対して1モル%)を得た。この混合粉末
を900℃で2時間保持して仮焼成を行つた。 ついで、この仮焼成して塊状になつた混合と水
とを鉄製の容器及び鉄製ボールからなるボールミ
ルにて5時間粉砕した後、脱水乾燥してフエライ
ト粉末を得た。以後、このフエライト粉末につい
て実施施例1と同様に処理を行つて、焼結フエラ
イト磁芯を得、これについても実施例1と同様に
測定した結果を表1の比較例の欄に示す。
【表】
【表】
【表】 発明の効果 本発明によれば、CaCO3と、V2O5、H3BO3
Bi2O3、MoO3、B2O3、CuOの群から選択された
少なくとも1種の混合物を仮焼成し、その粉砕粉
末をマンガン−亜鉛系フエライト材料に混合して
から本焼成するようにしたので、その焼成体のフ
エライト磁芯はその飽和磁束密度(Bs)を低下
させることなく、残留磁束密度(Br)を小さく
でき、その結果両者の差のΔBを大きくすること
ができる。このようなフエライト磁芯を用いたノ
イズフイルタ、ラインフエルタは、ノイズ吸収性
が高く、E・T積の大きいノイズを除去できる高
吸収性の要求を満足させることができ、電子機器
のノイズによる妨害を無くし、その機能をより良
く実現できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)CaCo3と、(b)V2O5、H3BO3、Bi2O3
    MoO3、B2O3、CuOの群から選択された少なくと
    も1種とを含有する混合物を仮焼成した後粉砕
    し、この粉砕により得た粉末を(c)Fe2O3、MnO2
    ZnOを含有する混合粉末に混合して得た材料であ
    つて、 (a) CaCo30.03〜3.0モル%と、 (b) V2O5、H3BO3、Bi2O3、MoO3、B2O3
    CuOの群から選択された少なくとも1種を0.01
    〜1.0モル%と、 (c) Fe2O350〜53モル%、MnO224〜34モル%、
    ZnO16〜23モル%と からなる材料組成物を含有するフエライト材料を
    用いて焼成する工程を有することを特徴とするフ
    エライト組成物の製法。
JP62325481A 1987-12-24 1987-12-24 フェライト組成物の製法 Granted JPH01168006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62325481A JPH01168006A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 フェライト組成物の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62325481A JPH01168006A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 フェライト組成物の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01168006A JPH01168006A (ja) 1989-07-03
JPH0471323B2 true JPH0471323B2 (ja) 1992-11-13

Family

ID=18177359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62325481A Granted JPH01168006A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 フェライト組成物の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01168006A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104051114A (zh) * 2014-06-24 2014-09-17 铜陵三佳变压器有限责任公司 一种变压器用铬基铁氧体磁芯材料

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3635410B2 (ja) * 1992-12-28 2005-04-06 Tdk株式会社 マンガン−亜鉛系フェライトの製造方法
CN103964829A (zh) * 2014-05-07 2014-08-06 宿州学院 一种自供氧永磁铁氧体预烧料单孔径坯料的制备与烧结

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104051114A (zh) * 2014-06-24 2014-09-17 铜陵三佳变压器有限责任公司 一种变压器用铬基铁氧体磁芯材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01168006A (ja) 1989-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107311637B (zh) 一种基于核壳结构晶粒制备低功率损耗锰锌铁氧体的方法
KR100639770B1 (ko) MnZn페라이트의 제조 방법
US2565111A (en) Ceramic magnetic material with a small temperature coefficient
EP1101736A1 (en) Mn-Zn ferrite and production thereof
JP3108804B2 (ja) Mn−Znフェライト
WO2022070634A1 (ja) MnZn系フェライト、及びその製造方法
CN113896521B (zh) 一种低饱和窄线宽旋磁材料及其制备方法
JP6314758B2 (ja) MnZn系フェライト、及びMnZn系フェライト大型コア
KR100247516B1 (ko) 선로 필터용 페라이트 코어
JP3635410B2 (ja) マンガン−亜鉛系フェライトの製造方法
JPH06290926A (ja) Mn−Znフェライト磁性材料
JPH01168006A (ja) フェライト組成物の製法
US3065181A (en) Inductor materials
JP3039784B2 (ja) 電源用高周波低損失フェライト
JPH01112705A (ja) 酸化物永久磁石の製造方法
JP2914554B2 (ja) 高透磁率MnZnフェライトの製造方法
JPH09219306A (ja) 低損失酸化物磁性材料およびその製造方法
JP2004262710A (ja) Mn−Zn系フェライトおよびその製造方法
JPS6131601B2 (ja)
JP2556917B2 (ja) 電源用高周波低損失フェライトの製造方法
JPH06333719A (ja) Ni−Zn系ソフトフェライト
KR100290233B1 (ko) 망간-아연페라이트코아(mn­znferritecore)의제조방법
JP2802839B2 (ja) 酸化物軟質磁性材料
JPH0761821A (ja) ガーネット型磁性材料の製造方法
JPH03248404A (ja) 低損失フェライト