JPH0471323B2 - - Google Patents
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- JPH0471323B2 JPH0471323B2 JP62325481A JP32548187A JPH0471323B2 JP H0471323 B2 JPH0471323 B2 JP H0471323B2 JP 62325481 A JP62325481 A JP 62325481A JP 32548187 A JP32548187 A JP 32548187A JP H0471323 B2 JPH0471323 B2 JP H0471323B2
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Landscapes
- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、ノイズフイルタ等に高性能を発揮で
きるようにしたマンガン−亜鉛系フエライト組成
物の製法に関する。 従来の技術 精密な制御機器等の高信頼性が要求される電子
機器には、ノイズ等による誤動作が問題視され、
このノイズの影響を少なくするようにした電子部
品が開発されている。 これらの電子部品には、フエライト磁性体の内
でも比較的透磁率の高いマンガン−亜鉛系フエラ
イトを磁性材料に用いた、例えばノイズフイル
タ、ラインフイルタ等が知られている。これらの
フイルタは、コンデンサとフエライト磁芯とで
LCフイルタを構成したもので、電子機器の電源
ラインに挿入して使用され、電源等の外部から侵
入するノイズを減衰させて電子機器に対するノイ
ズの影響を少なくするようにしている。 これらの外部から侵入する種々のノイズのなか
で影響の大きい、E・T積〔パルス電圧(E)とパル
ス幅(T)との積〕の大きいノイズを減衰させること
が重要で、このためにはフエライト磁芯のもつべ
き好ましい磁気特性としては、外部磁界によつて
飽和し難いもの、即ち飽和磁束密度(Bs)が大
きく、且つ飽和磁束密度(Bs)と残留磁束密度
(Br)との差(ΔB)が大きいことが望まれ、こ
のことからもマンガン−亜鉛系フエライト材料が
好ましいものとして注目されている。 このようなマンガン−亜鉛系のフエライト磁芯
の従来の製造法は、Fe、Mn、Zn等の酸化物、あ
るいは炭酸塩からなる主原料と、V、Bi、Mo、
Cu、Si、Ca、B、Sn、Ta等の酸化物、炭酸塩、
塩化物、あるいはフツ化物等からなる副原料とを
それぞれ秤量し、適当な割合で配合したものを出
発原料としてこれに水を加え、ボールミルやアト
ライター等の混合機で混合撹拌する。上記各成分
を十分に混合した後、脱水乾燥し、ついで880〜
980℃の温度範囲で熱処理する、いわゆる仮焼成
処理を行う。この仮焼成処理された材料は、再度
水と共にボールミル、アトライタ等の粉砕機によ
つて平均粒径が1.0〜1.5μm程度になるまで粉砕さ
れる。 このようにして得られた混合粉末に有機化合物
等からなる結合剤を加えて混合し、造粒し、この
得られた造粒物を適当な形状の金型に充填し、加
圧して所定の形状に成形する。この成形物を1300
〜1400℃程度の温度で数時間本焼成する。この後
用途にあわせて表面研磨等の加工が施されて製品
とされる。 このようにして得られた、例えば主成分に
Fe2O350〜53モル%、MnO224〜34モル%、
ZnO16〜23モル%の組成比を有するマンガン−亜
鉛系フエライト磁芯の磁気特性は、初透磁率
μ5000〜7000(10KHzでの測定値)、相対損失係数
tanδ/μi<40×10-6(100KHzでの測定値)、飽和
磁束密度Bs4400Gauss程度、残留磁束密度
Br1000Gauss程度、キユリー温度130〜150℃程度
であり、BsとBrとの差ΔBは3400Gauss程度であ
る。 発明が解決しようとする問題点 上記の如く、従来のマンガン−亜鉛系フエライ
ト磁芯は、ΔBが3400Gauss程度に過ぎず、この
ような磁芯を用いたノイズフイルタ、ラインフイ
ルタは、ノイズの吸収性が不十分でE・T積の大
きいノイズを減衰させる高吸収性の要求を満足さ
せることができないという問題点があつた。 本発明の目的は、ΔBを大きくできるマンガン
−亜鉛系フエライト組成物の製造方法を提供する
ことにある。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明は、 (a)CaCo3と、(b)V2O5、H3BO3、Bi2O3、
MoO3、B2O3、CuOの群から選択された少なくと
も1種とを含有する混合物を仮焼成した後粉砕
し、この粉砕により得た粉末を(c)Fe2O3、MnO2、
ZnOを含有する混合粉末に混合して得た材料であ
つて、 (a) CaCo30.03〜3.0モル%と、 (b) V2O5、H3BO3、Bi2O3、MoO3、B2O3、
CuOの群から選択された少なくとも1種を0.01
〜1.0モル%と、 (c) Fe2O350〜53モル%、MnO224〜34モル%、
ZnO16〜23モル%と からなる材料組成物を含有するフエライト材料を
用いて焼成する工程を有することを特徴とするフ
エライト組成物の製法を提供することにある。 作 用 上記の如く、(a)と(b)成分を予め仮焼成した後、
これを粉砕して主原料の(c)に混合し、本焼成した
ので、CaOが主原料からなる粒子の粒界に効率良
く偏析され、これにより損失が低減し、残留磁束
密度Brが低下するものと考えられる。 主原料の(c)成分が上記範囲より多過ぎると、飽
和磁束密度Bs、残留磁束密度Brが共に高くなり、
これらの差ΔBが小さくなり、また、逆に主原料
の(c)成分が少なくなり過ぎると、透磁率μが著し
く低下し、マンガン−亜鉛系フエライトの高透磁
率の特性が失われることと、焼結温度が上昇せ
ず、結晶粒子の成長が促進されて飽和磁束密度
Bsが低下し、ΔBが小さくなる。 実施例 次に本発明の実施例を説明する。 実施例 1 まず、平均粒径5.4μmのCaCO375.1g、平均粒
径8.2μmのV2O545.5gの粉末を乳鉢で混合し、こ
の混合物を白金製の坩堝に移し、高周波誘導炉で
1000℃で15分間加熱した。その後室温まで冷却し
た後、炉内から前記混合物の塊状物を取り出し、
鉄製の容器と、鉄製のメデイアからなる振動ミル
で2時間粉砕して平均粒径1.2μmの混合粉末を得
た。これを副原料とする。 これとは別に、Fe2O3を1002.3g、(52.3モル%
相当)と、MnO2を289.1g(27.7モル%相当)
と、ZnOを195.4g(20.0モル%相当)からなる主
原料を用意し、これに上記で得た副原料14.47g
(主原料に対して1モル%相当)と、これら粉末
を混合するに適した量の水とを鉄製の容器と鉄製
のボールからなるボールミルにて2時間混合し
た。この後この混合物を取り出して乾燥した。 この混合粉末を900℃で2時間保持して仮焼成
を行つた。 ついで、仮焼成して塊状になつた混合物と水と
を上記と同様に鉄製容器及び鉄製ボールからなる
ボールミルで5時間粉砕してから脱水乾燥してフ
エライト粉末を得た。 このようにして得られたフエライト粉末には結
合剤としてポリビニルアルコール(PVA)と、
可塑剤としてグリセリンと、水とを加え、造粒し
た後、トロイダル状に成形し、1300℃で3時間本
焼成し、外径23mm、内径17mm、厚み7mmの焼結フ
エライト磁芯を得た。 この磁芯に、表面をホルマール樹脂で絶縁被覆
した線径0.3mmφの銅線を1次巻線として60回、
2次巻線として20回巻いて、市販のB−Hループ
トレーサを用いて、飽和磁束密度(Bs)と、残
留磁束密度(Br)とを測定し、BsとBrとの差
ΔBを求め、その結果を表1の実施例1の欄に示
す。 実施例 2〜4 実施例1において、副原料をそれぞれ0.72g
(主原料に対して0.05モル%相当)、2.87g(主原
料に対して0.2モル%相当)、28.9g(主原料に対
して2.0モル%相当)とした以外は同様にして焼
結フエライト磁芯を得、これらについても実施例
1と同様に測定した結果を表1の実施例2〜4の
それぞれの欄に示す。 これらの結果から、副原料の添加量を増すと
Brは低下するが、Bsはあまり変化しない範囲が
あり、この範囲ではΔBは増加する傾向を示す。
しかし、副原料の添加量を1モル%から2モル%
にすると、Bsが低下し、ΔBも小さくなり、その
増加傾向にも限界があることを示す。これらのこ
とから、副原料は主原料に対して0.05〜4.0モル
%が好ましい。 実施例 5〜9 実施例1において、その副原料の一方の成分で
あるV2O545.5gを使用する代わりに、それぞれ
Bi2O3、MoO3、B2O3、H3BO3、CuOを45.5g使
用した以外は同様にして焼結フエライト磁芯を
得、これらについても実施例1と同様に測定した
結果を表2の実施例5〜9のそれぞれの欄に示
す。 実施例 10〜12 実施例1において、その副原料の混合粉末を高
周波誘導炉で1000℃、15分間加熱する代わりに、
それぞれ加熱温度を600℃、900℃、1200℃にした
以外は同様にして焼結フエライト磁芯を得、これ
らについても実施例1と同様に測定した結果を表
3の実施例10〜12のそれぞれの欄に示す。 これらの結果から、副原料の混合粉末の仮焼成
温度の600〜1200℃は好ましい。この仮焼成温度
としては、常圧下では上記副原料の気化する温度
より高い温度では主原料に対する副原料の組成比
が変化するので好ましくないが、加圧下に仮焼成
を行えば、この気化を防ぐことができるので、上
記温度に限られるものではない。 比較例 実施例1において、平均粒径5.4μmの
CaCO39.01g、平均粒径8.2μmのV2O55.46gを副
原料粉末とし、Fe2O3を1002.3g(52.3モル%相
当)、MnO2を289.1g(27.7モル%相当)、ZnOを
195.4g(20.0モル%相当)配合した配合物を主
原料粉末とし、これらの副原料粉末及び主原料粉
末を同時に混合して混合粉末(副原料粉末は主原
料粉末に対して1モル%)を得た。この混合粉末
を900℃で2時間保持して仮焼成を行つた。 ついで、この仮焼成して塊状になつた混合と水
とを鉄製の容器及び鉄製ボールからなるボールミ
ルにて5時間粉砕した後、脱水乾燥してフエライ
ト粉末を得た。以後、このフエライト粉末につい
て実施施例1と同様に処理を行つて、焼結フエラ
イト磁芯を得、これについても実施例1と同様に
測定した結果を表1の比較例の欄に示す。
きるようにしたマンガン−亜鉛系フエライト組成
物の製法に関する。 従来の技術 精密な制御機器等の高信頼性が要求される電子
機器には、ノイズ等による誤動作が問題視され、
このノイズの影響を少なくするようにした電子部
品が開発されている。 これらの電子部品には、フエライト磁性体の内
でも比較的透磁率の高いマンガン−亜鉛系フエラ
イトを磁性材料に用いた、例えばノイズフイル
タ、ラインフイルタ等が知られている。これらの
フイルタは、コンデンサとフエライト磁芯とで
LCフイルタを構成したもので、電子機器の電源
ラインに挿入して使用され、電源等の外部から侵
入するノイズを減衰させて電子機器に対するノイ
ズの影響を少なくするようにしている。 これらの外部から侵入する種々のノイズのなか
で影響の大きい、E・T積〔パルス電圧(E)とパル
ス幅(T)との積〕の大きいノイズを減衰させること
が重要で、このためにはフエライト磁芯のもつべ
き好ましい磁気特性としては、外部磁界によつて
飽和し難いもの、即ち飽和磁束密度(Bs)が大
きく、且つ飽和磁束密度(Bs)と残留磁束密度
(Br)との差(ΔB)が大きいことが望まれ、こ
のことからもマンガン−亜鉛系フエライト材料が
好ましいものとして注目されている。 このようなマンガン−亜鉛系のフエライト磁芯
の従来の製造法は、Fe、Mn、Zn等の酸化物、あ
るいは炭酸塩からなる主原料と、V、Bi、Mo、
Cu、Si、Ca、B、Sn、Ta等の酸化物、炭酸塩、
塩化物、あるいはフツ化物等からなる副原料とを
それぞれ秤量し、適当な割合で配合したものを出
発原料としてこれに水を加え、ボールミルやアト
ライター等の混合機で混合撹拌する。上記各成分
を十分に混合した後、脱水乾燥し、ついで880〜
980℃の温度範囲で熱処理する、いわゆる仮焼成
処理を行う。この仮焼成処理された材料は、再度
水と共にボールミル、アトライタ等の粉砕機によ
つて平均粒径が1.0〜1.5μm程度になるまで粉砕さ
れる。 このようにして得られた混合粉末に有機化合物
等からなる結合剤を加えて混合し、造粒し、この
得られた造粒物を適当な形状の金型に充填し、加
圧して所定の形状に成形する。この成形物を1300
〜1400℃程度の温度で数時間本焼成する。この後
用途にあわせて表面研磨等の加工が施されて製品
とされる。 このようにして得られた、例えば主成分に
Fe2O350〜53モル%、MnO224〜34モル%、
ZnO16〜23モル%の組成比を有するマンガン−亜
鉛系フエライト磁芯の磁気特性は、初透磁率
μ5000〜7000(10KHzでの測定値)、相対損失係数
tanδ/μi<40×10-6(100KHzでの測定値)、飽和
磁束密度Bs4400Gauss程度、残留磁束密度
Br1000Gauss程度、キユリー温度130〜150℃程度
であり、BsとBrとの差ΔBは3400Gauss程度であ
る。 発明が解決しようとする問題点 上記の如く、従来のマンガン−亜鉛系フエライ
ト磁芯は、ΔBが3400Gauss程度に過ぎず、この
ような磁芯を用いたノイズフイルタ、ラインフイ
ルタは、ノイズの吸収性が不十分でE・T積の大
きいノイズを減衰させる高吸収性の要求を満足さ
せることができないという問題点があつた。 本発明の目的は、ΔBを大きくできるマンガン
−亜鉛系フエライト組成物の製造方法を提供する
ことにある。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明は、 (a)CaCo3と、(b)V2O5、H3BO3、Bi2O3、
MoO3、B2O3、CuOの群から選択された少なくと
も1種とを含有する混合物を仮焼成した後粉砕
し、この粉砕により得た粉末を(c)Fe2O3、MnO2、
ZnOを含有する混合粉末に混合して得た材料であ
つて、 (a) CaCo30.03〜3.0モル%と、 (b) V2O5、H3BO3、Bi2O3、MoO3、B2O3、
CuOの群から選択された少なくとも1種を0.01
〜1.0モル%と、 (c) Fe2O350〜53モル%、MnO224〜34モル%、
ZnO16〜23モル%と からなる材料組成物を含有するフエライト材料を
用いて焼成する工程を有することを特徴とするフ
エライト組成物の製法を提供することにある。 作 用 上記の如く、(a)と(b)成分を予め仮焼成した後、
これを粉砕して主原料の(c)に混合し、本焼成した
ので、CaOが主原料からなる粒子の粒界に効率良
く偏析され、これにより損失が低減し、残留磁束
密度Brが低下するものと考えられる。 主原料の(c)成分が上記範囲より多過ぎると、飽
和磁束密度Bs、残留磁束密度Brが共に高くなり、
これらの差ΔBが小さくなり、また、逆に主原料
の(c)成分が少なくなり過ぎると、透磁率μが著し
く低下し、マンガン−亜鉛系フエライトの高透磁
率の特性が失われることと、焼結温度が上昇せ
ず、結晶粒子の成長が促進されて飽和磁束密度
Bsが低下し、ΔBが小さくなる。 実施例 次に本発明の実施例を説明する。 実施例 1 まず、平均粒径5.4μmのCaCO375.1g、平均粒
径8.2μmのV2O545.5gの粉末を乳鉢で混合し、こ
の混合物を白金製の坩堝に移し、高周波誘導炉で
1000℃で15分間加熱した。その後室温まで冷却し
た後、炉内から前記混合物の塊状物を取り出し、
鉄製の容器と、鉄製のメデイアからなる振動ミル
で2時間粉砕して平均粒径1.2μmの混合粉末を得
た。これを副原料とする。 これとは別に、Fe2O3を1002.3g、(52.3モル%
相当)と、MnO2を289.1g(27.7モル%相当)
と、ZnOを195.4g(20.0モル%相当)からなる主
原料を用意し、これに上記で得た副原料14.47g
(主原料に対して1モル%相当)と、これら粉末
を混合するに適した量の水とを鉄製の容器と鉄製
のボールからなるボールミルにて2時間混合し
た。この後この混合物を取り出して乾燥した。 この混合粉末を900℃で2時間保持して仮焼成
を行つた。 ついで、仮焼成して塊状になつた混合物と水と
を上記と同様に鉄製容器及び鉄製ボールからなる
ボールミルで5時間粉砕してから脱水乾燥してフ
エライト粉末を得た。 このようにして得られたフエライト粉末には結
合剤としてポリビニルアルコール(PVA)と、
可塑剤としてグリセリンと、水とを加え、造粒し
た後、トロイダル状に成形し、1300℃で3時間本
焼成し、外径23mm、内径17mm、厚み7mmの焼結フ
エライト磁芯を得た。 この磁芯に、表面をホルマール樹脂で絶縁被覆
した線径0.3mmφの銅線を1次巻線として60回、
2次巻線として20回巻いて、市販のB−Hループ
トレーサを用いて、飽和磁束密度(Bs)と、残
留磁束密度(Br)とを測定し、BsとBrとの差
ΔBを求め、その結果を表1の実施例1の欄に示
す。 実施例 2〜4 実施例1において、副原料をそれぞれ0.72g
(主原料に対して0.05モル%相当)、2.87g(主原
料に対して0.2モル%相当)、28.9g(主原料に対
して2.0モル%相当)とした以外は同様にして焼
結フエライト磁芯を得、これらについても実施例
1と同様に測定した結果を表1の実施例2〜4の
それぞれの欄に示す。 これらの結果から、副原料の添加量を増すと
Brは低下するが、Bsはあまり変化しない範囲が
あり、この範囲ではΔBは増加する傾向を示す。
しかし、副原料の添加量を1モル%から2モル%
にすると、Bsが低下し、ΔBも小さくなり、その
増加傾向にも限界があることを示す。これらのこ
とから、副原料は主原料に対して0.05〜4.0モル
%が好ましい。 実施例 5〜9 実施例1において、その副原料の一方の成分で
あるV2O545.5gを使用する代わりに、それぞれ
Bi2O3、MoO3、B2O3、H3BO3、CuOを45.5g使
用した以外は同様にして焼結フエライト磁芯を
得、これらについても実施例1と同様に測定した
結果を表2の実施例5〜9のそれぞれの欄に示
す。 実施例 10〜12 実施例1において、その副原料の混合粉末を高
周波誘導炉で1000℃、15分間加熱する代わりに、
それぞれ加熱温度を600℃、900℃、1200℃にした
以外は同様にして焼結フエライト磁芯を得、これ
らについても実施例1と同様に測定した結果を表
3の実施例10〜12のそれぞれの欄に示す。 これらの結果から、副原料の混合粉末の仮焼成
温度の600〜1200℃は好ましい。この仮焼成温度
としては、常圧下では上記副原料の気化する温度
より高い温度では主原料に対する副原料の組成比
が変化するので好ましくないが、加圧下に仮焼成
を行えば、この気化を防ぐことができるので、上
記温度に限られるものではない。 比較例 実施例1において、平均粒径5.4μmの
CaCO39.01g、平均粒径8.2μmのV2O55.46gを副
原料粉末とし、Fe2O3を1002.3g(52.3モル%相
当)、MnO2を289.1g(27.7モル%相当)、ZnOを
195.4g(20.0モル%相当)配合した配合物を主
原料粉末とし、これらの副原料粉末及び主原料粉
末を同時に混合して混合粉末(副原料粉末は主原
料粉末に対して1モル%)を得た。この混合粉末
を900℃で2時間保持して仮焼成を行つた。 ついで、この仮焼成して塊状になつた混合と水
とを鉄製の容器及び鉄製ボールからなるボールミ
ルにて5時間粉砕した後、脱水乾燥してフエライ
ト粉末を得た。以後、このフエライト粉末につい
て実施施例1と同様に処理を行つて、焼結フエラ
イト磁芯を得、これについても実施例1と同様に
測定した結果を表1の比較例の欄に示す。
【表】
【表】
【表】
発明の効果
本発明によれば、CaCO3と、V2O5、H3BO3、
Bi2O3、MoO3、B2O3、CuOの群から選択された
少なくとも1種の混合物を仮焼成し、その粉砕粉
末をマンガン−亜鉛系フエライト材料に混合して
から本焼成するようにしたので、その焼成体のフ
エライト磁芯はその飽和磁束密度(Bs)を低下
させることなく、残留磁束密度(Br)を小さく
でき、その結果両者の差のΔBを大きくすること
ができる。このようなフエライト磁芯を用いたノ
イズフイルタ、ラインフエルタは、ノイズ吸収性
が高く、E・T積の大きいノイズを除去できる高
吸収性の要求を満足させることができ、電子機器
のノイズによる妨害を無くし、その機能をより良
く実現できる。
Bi2O3、MoO3、B2O3、CuOの群から選択された
少なくとも1種の混合物を仮焼成し、その粉砕粉
末をマンガン−亜鉛系フエライト材料に混合して
から本焼成するようにしたので、その焼成体のフ
エライト磁芯はその飽和磁束密度(Bs)を低下
させることなく、残留磁束密度(Br)を小さく
でき、その結果両者の差のΔBを大きくすること
ができる。このようなフエライト磁芯を用いたノ
イズフイルタ、ラインフエルタは、ノイズ吸収性
が高く、E・T積の大きいノイズを除去できる高
吸収性の要求を満足させることができ、電子機器
のノイズによる妨害を無くし、その機能をより良
く実現できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a)CaCo3と、(b)V2O5、H3BO3、Bi2O3、
MoO3、B2O3、CuOの群から選択された少なくと
も1種とを含有する混合物を仮焼成した後粉砕
し、この粉砕により得た粉末を(c)Fe2O3、MnO2、
ZnOを含有する混合粉末に混合して得た材料であ
つて、 (a) CaCo30.03〜3.0モル%と、 (b) V2O5、H3BO3、Bi2O3、MoO3、B2O3、
CuOの群から選択された少なくとも1種を0.01
〜1.0モル%と、 (c) Fe2O350〜53モル%、MnO224〜34モル%、
ZnO16〜23モル%と からなる材料組成物を含有するフエライト材料を
用いて焼成する工程を有することを特徴とするフ
エライト組成物の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62325481A JPH01168006A (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | フェライト組成物の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62325481A JPH01168006A (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | フェライト組成物の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01168006A JPH01168006A (ja) | 1989-07-03 |
| JPH0471323B2 true JPH0471323B2 (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=18177359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62325481A Granted JPH01168006A (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | フェライト組成物の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01168006A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104051114A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-17 | 铜陵三佳变压器有限责任公司 | 一种变压器用铬基铁氧体磁芯材料 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3635410B2 (ja) * | 1992-12-28 | 2005-04-06 | Tdk株式会社 | マンガン−亜鉛系フェライトの製造方法 |
| CN103964829A (zh) * | 2014-05-07 | 2014-08-06 | 宿州学院 | 一种自供氧永磁铁氧体预烧料单孔径坯料的制备与烧结 |
-
1987
- 1987-12-24 JP JP62325481A patent/JPH01168006A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104051114A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-17 | 铜陵三佳变压器有限责任公司 | 一种变压器用铬基铁氧体磁芯材料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01168006A (ja) | 1989-07-03 |
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