JPH0471897B2 - - Google Patents
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- JPH0471897B2 JPH0471897B2 JP19067588A JP19067588A JPH0471897B2 JP H0471897 B2 JPH0471897 B2 JP H0471897B2 JP 19067588 A JP19067588 A JP 19067588A JP 19067588 A JP19067588 A JP 19067588A JP H0471897 B2 JPH0471897 B2 JP H0471897B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tert
- alcohol
- compound
- reaction
- butoxyphenethyl
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ) 発明の目的
産業上の利用分野
本発明は新規なp−またはm−tert−ブトキシ
フエネチルアルコールおよびその製造法に関す
る。
フエネチルアルコールおよびその製造法に関す
る。
本発明の化合物は医薬、農薬およびポリマーの
中間体として有用である。例えば心臓薬メトプロ
ロールの中間体として有用である。
中間体として有用である。例えば心臓薬メトプロ
ロールの中間体として有用である。
従来技術
従来、アルコキシフエネチルアルコールは数多
く知られている。
く知られている。
例えば、本発明化合物の異性体であるp−n−
ブトキシフエネチルアルコールは、p−n−ブト
キシフエニルマグネシウムハライドとエチレンオ
キシドの反応により得られることがケミカルアブ
ストラクト52巻,12803頁(1958年)に記載され
ている。しかしながら、本発明化合物に関しては
文献末記載であり、新規化合物である。
ブトキシフエネチルアルコールは、p−n−ブト
キシフエニルマグネシウムハライドとエチレンオ
キシドの反応により得られることがケミカルアブ
ストラクト52巻,12803頁(1958年)に記載され
ている。しかしながら、本発明化合物に関しては
文献末記載であり、新規化合物である。
発明が解決しようとする問題点
ノルマルブトキシフエネチルアルコールなどの
n−脂肪族アルコキシフエネチルアルコールから
脱アルキル基反応によりヒドロキシフエネチルア
ルコールを得るには、臭化水素酸、ヨウ化水素酸
あるいはトリフルオロ酢酸などを用いて強い条件
の処理を必要とし、収率や純度の低下をともな
う。特にn−ブトキシフエネチルアルコールの脱
n−ブチル基反応は後記参考試験例に示すとおり
極めて困難を伴う。また、ベンジルオキシフエネ
チルアルコールのようにベンジル基による保護
は、一般的な方法として広く用いられているが、
脱ベンジル基反応は通常、水素還元による脱離反
応であるため、他の官能基に影響を与えたり、危
険を伴うなど操作上の問題点も多い。さらに、ト
リメチルシリルオキシフエネチルアルコール、ジ
メチル−tert−ブチルシリルオキシフエネチルア
ルコールのように保護基としてトリメチルシリル
基またはジメチル−tert−ブチルシリル基で保護
してなる化合物は、保護基がグリニヤール試薬と
反応したりまたは高価であつたりするなど不都合
な点を有する。
n−脂肪族アルコキシフエネチルアルコールから
脱アルキル基反応によりヒドロキシフエネチルア
ルコールを得るには、臭化水素酸、ヨウ化水素酸
あるいはトリフルオロ酢酸などを用いて強い条件
の処理を必要とし、収率や純度の低下をともな
う。特にn−ブトキシフエネチルアルコールの脱
n−ブチル基反応は後記参考試験例に示すとおり
極めて困難を伴う。また、ベンジルオキシフエネ
チルアルコールのようにベンジル基による保護
は、一般的な方法として広く用いられているが、
脱ベンジル基反応は通常、水素還元による脱離反
応であるため、他の官能基に影響を与えたり、危
険を伴うなど操作上の問題点も多い。さらに、ト
リメチルシリルオキシフエネチルアルコール、ジ
メチル−tert−ブチルシリルオキシフエネチルア
ルコールのように保護基としてトリメチルシリル
基またはジメチル−tert−ブチルシリル基で保護
してなる化合物は、保護基がグリニヤール試薬と
反応したりまたは高価であつたりするなど不都合
な点を有する。
ロ) 発明の構成
問題点を解決するための手段
本発明者らは、上記従来技術の問題点を解決す
るために研究を重ねてきた結果、tert−ブチル基
がp−またはm−ヒドロキシフエネチルアルコー
ル合成および該誘導体合成時のヒドロキシル基の
保護基として極めて優れていることを見出した。
るために研究を重ねてきた結果、tert−ブチル基
がp−またはm−ヒドロキシフエネチルアルコー
ル合成および該誘導体合成時のヒドロキシル基の
保護基として極めて優れていることを見出した。
本発明は上記の知見に基づいて完成されたもの
であり、下記の構成を有する。
であり、下記の構成を有する。
(1) 式
で表わされるp−またはm−tert−ブトキシフ
エチネルアルコール。
エチネルアルコール。
(2) p−またはm−tert−ブトキシフエニルハラ
イドを金属マグネシウムと反応させ、p−また
はm−tert−ブトキシフエニルマグネシウムハ
ライドとし、これにエチレンオキシドを作用さ
せることを特徴とするp−またはm−tert−ブ
トキシフエネチルアルコールの製造法。
イドを金属マグネシウムと反応させ、p−また
はm−tert−ブトキシフエニルマグネシウムハ
ライドとし、これにエチレンオキシドを作用さ
せることを特徴とするp−またはm−tert−ブ
トキシフエネチルアルコールの製造法。
(3) p−またはm−tert−ブトキシフエニルハラ
イドがp−またはm−tert−ブトキシクロロベ
ンゼンである2記載の製造法。
イドがp−またはm−tert−ブトキシクロロベ
ンゼンである2記載の製造法。
本発明におけるp−またはm−tert−ブトキシ
フエネチルアルコールの製造法を反応式で示せば
次のとおりである。
フエネチルアルコールの製造法を反応式で示せば
次のとおりである。
〔式中、Xはハロゲン原子を示し、ヒドロキシ
基またはtert−ブトキシ基の結合位置はパラまた
はメタ−位である。〕 本発明のp−またはm−tert−ブトキシフエネ
チルアルコール()は、p−またはm−ハロゲ
ノフエノール()のヒドロキシル基をtert−ブ
チル基で保護したp−またはm−tert−ブトキシ
フエニルハライド()を金属マグネシウムと反
応させ、グリニヤール試薬であるp−またはm−
tert−ブトキシフエニルマグネシウムハライド
()とし、これにエチレンオキシドを作用させ
ることにより合成できる。以下、本発明化合物の
製造法をさらに詳細に説明する。
基またはtert−ブトキシ基の結合位置はパラまた
はメタ−位である。〕 本発明のp−またはm−tert−ブトキシフエネ
チルアルコール()は、p−またはm−ハロゲ
ノフエノール()のヒドロキシル基をtert−ブ
チル基で保護したp−またはm−tert−ブトキシ
フエニルハライド()を金属マグネシウムと反
応させ、グリニヤール試薬であるp−またはm−
tert−ブトキシフエニルマグネシウムハライド
()とし、これにエチレンオキシドを作用させ
ることにより合成できる。以下、本発明化合物の
製造法をさらに詳細に説明する。
(a) p−またはm−tert−ブトキシフエニルハラ
イドの合成〔一般式()の化合物〕 一般式()の化合物は、非プロトン系の溶
媒、具体的にはジクロロメタン、ジクロロエタン
などのハロゲン化炭化水素系の溶媒系あるいはベ
ンゼン、トルエン等の芳香族系の溶媒系において
硫酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、三弗化ホウ素、強酸性イオン交換樹脂などの
触媒の存在下に一般式()の化合物にイソブチ
レンを作用させることによつて得られる。
イドの合成〔一般式()の化合物〕 一般式()の化合物は、非プロトン系の溶
媒、具体的にはジクロロメタン、ジクロロエタン
などのハロゲン化炭化水素系の溶媒系あるいはベ
ンゼン、トルエン等の芳香族系の溶媒系において
硫酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、三弗化ホウ素、強酸性イオン交換樹脂などの
触媒の存在下に一般式()の化合物にイソブチ
レンを作用させることによつて得られる。
(b) p−またはm−tert−ブトキシフエニルマグ
ネシウムハライドの合成〔一般式()の化合
物〕 グリニヤール試薬である一般式()化合物
は、活性化した金属マグネシウムを無水テトラヒ
ドロフラン中でかきまぜつつ一般式()の化合
物を40℃ないし溶媒の還流温度で滴下し、さらに
1〜8時間の攪拌を続けることによつて得られ
る。
ネシウムハライドの合成〔一般式()の化合
物〕 グリニヤール試薬である一般式()化合物
は、活性化した金属マグネシウムを無水テトラヒ
ドロフラン中でかきまぜつつ一般式()の化合
物を40℃ないし溶媒の還流温度で滴下し、さらに
1〜8時間の攪拌を続けることによつて得られ
る。
反応に使用する金属マグネシウムは市販のテー
プ状あるいは削り状のものを一般式()の化合
物に対して1〜2倍モル程度を使用するが反応開
始に先だつて、金属マグネシウムの活性化を目的
に窒素雰囲気あるいは減圧条件でかきまぜたり、
微量のヨウ素あるいはヨウ化メチル、臭化メチ
ル、ジブロモエタン等で反応処理することは、グ
リニヤール反応を円滑に進める上で有効である。
一般式()の化合物の合成時の溶媒はテトラヒ
ドロフランやジエチルエーテル単独あるいはベン
ゼンやトルエンなどの混合系であつても同様の結
果を得ることができる。
プ状あるいは削り状のものを一般式()の化合
物に対して1〜2倍モル程度を使用するが反応開
始に先だつて、金属マグネシウムの活性化を目的
に窒素雰囲気あるいは減圧条件でかきまぜたり、
微量のヨウ素あるいはヨウ化メチル、臭化メチ
ル、ジブロモエタン等で反応処理することは、グ
リニヤール反応を円滑に進める上で有効である。
一般式()の化合物の合成時の溶媒はテトラヒ
ドロフランやジエチルエーテル単独あるいはベン
ゼンやトルエンなどの混合系であつても同様の結
果を得ることができる。
なお、一般式()において、Xが塩素である
p−またはm−tert−ブトキシフエニルマグネシ
ウムクロリドは新規化合物である。
p−またはm−tert−ブトキシフエニルマグネシ
ウムクロリドは新規化合物である。
(c) p−またはm−tert−ブトキシフエネチルア
ルコールの合成〔式()の化合物〕 式()化合物はグリニヤール試薬()にエ
チレンオキシドを作用させて得られる。エチレン
オキシドの使用量はグリニヤール試薬()に対
して1〜2倍モル量を0〜50℃、好ましくは20〜
30℃でガス状で吹込むかあるいは溶媒で希釈して
滴下し、さらに1〜5時間攪拌を続ける。
ルコールの合成〔式()の化合物〕 式()化合物はグリニヤール試薬()にエ
チレンオキシドを作用させて得られる。エチレン
オキシドの使用量はグリニヤール試薬()に対
して1〜2倍モル量を0〜50℃、好ましくは20〜
30℃でガス状で吹込むかあるいは溶媒で希釈して
滴下し、さらに1〜5時間攪拌を続ける。
反応後は塩化アンモニウム水溶液あるいは希薄
な鉱酸水溶液で注水処理して有機層を分離後、水
洗し芒硝で脱水して溶媒を留去後、減圧蒸留によ
り目的とする式()化合物を得る。
な鉱酸水溶液で注水処理して有機層を分離後、水
洗し芒硝で脱水して溶媒を留去後、減圧蒸留によ
り目的とする式()化合物を得る。
次に実施例および参考例を示して本発明をさら
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
実施例 1
攪拌機および還流コンデンサーを取り付け、窒
素置換し、乾燥した1の4径フラスコに、削り
状金属マグネシウム29.2g(1.2モル)を入れ、
これに無水テトラヒドロフラン50mlおよび臭化エ
チル2mlを加えた。金属マグネシウム表面で発泡
と反応の開始を確認した後、p−tert−ブトキシ
クロロベンゼン184.6g(1.0モル)を無水テトラ
ヒドロフラン500mlに溶解した溶液を還流温度で
約2時間を要して滴下し、さらに5時間攪拌を続
け、p−tert−ブトキシフエニルマグネシウムク
ロリドを得た。
素置換し、乾燥した1の4径フラスコに、削り
状金属マグネシウム29.2g(1.2モル)を入れ、
これに無水テトラヒドロフラン50mlおよび臭化エ
チル2mlを加えた。金属マグネシウム表面で発泡
と反応の開始を確認した後、p−tert−ブトキシ
クロロベンゼン184.6g(1.0モル)を無水テトラ
ヒドロフラン500mlに溶解した溶液を還流温度で
約2時間を要して滴下し、さらに5時間攪拌を続
け、p−tert−ブトキシフエニルマグネシウムク
ロリドを得た。
一部のサンプルを分取し注水分解後、ガスクロ
マトグラフイーにより分析するとグリニヤール試
薬の転換率は99.8%であつた。
マトグラフイーにより分析するとグリニヤール試
薬の転換率は99.8%であつた。
続いてエチレンオキシド48.4g(1.1モル)を
20〜30℃で1時間を要して吹込み、さらに同温度
で2時間攪拌を続けた。
20〜30℃で1時間を要して吹込み、さらに同温度
で2時間攪拌を続けた。
次いで飽和塩化アンモニウム水溶液500ml中に
反応液を注ぎ込んで処理し、さらにトルエン500
mlを加えて有機層を分液し、水洗後無水芒硫で脱
水して溶媒を留去し、減圧条件で蒸留して沸点
117〜121℃/3mmHgの留分としてp−tert−ブ
トキシフエネチルアルコール175.4g(収率90.3
%)を得た。ガスクロマトグラフイーによる分析
純度は99.8%であつた。
反応液を注ぎ込んで処理し、さらにトルエン500
mlを加えて有機層を分液し、水洗後無水芒硫で脱
水して溶媒を留去し、減圧条件で蒸留して沸点
117〜121℃/3mmHgの留分としてp−tert−ブ
トキシフエネチルアルコール175.4g(収率90.3
%)を得た。ガスクロマトグラフイーによる分析
純度は99.8%であつた。
分析値および物性値は以下の通りであつた。
(1) 元素分析値
C H
計算値 74.2% 9.3%
実測値 74.3% 9.3%
(2) NMRスペクトル
δ1.30(9H,s,Ha) δ2.74(2H,t,Hd)
δ3.10(1H,s,Hf) δ3.68(2H,t,He)
δ6.68(2H,d,Hb) δ7.18(2H,d,Hc)
(3) 赤外吸収スペクトル
3350cm-1 O−H伸縮
1100cm-1
実施例 2
攪拌機および還流コンデンサーを取り付け、窒
素置換し、乾燥した1の4径フラスコに削り状
金属マグネシウム24.3g(1.0モル)を入れ、こ
れに無水ジエチルエーテル10mlおよび臭化エチル
2mlを加えた。金属マグネシウム表面での発泡と
反応の開始を確認した後、p−tert−ブトキシブ
ロムベンゼン114.6g(0.5モル)を無水ジエチル
エーテル400mlに溶解した溶液を還流温度で約1
時間を要して滴下し、さらに5時間攪拌を続け、
p−tert−ブトキシフエニルマグネシウムブロミ
ドを得た。一部のサンプルを分取し、注水分解
後、ガスクロマトグラフイーにより分析すると、
グリニヤール試薬の転換率は99.9%であつた。
素置換し、乾燥した1の4径フラスコに削り状
金属マグネシウム24.3g(1.0モル)を入れ、こ
れに無水ジエチルエーテル10mlおよび臭化エチル
2mlを加えた。金属マグネシウム表面での発泡と
反応の開始を確認した後、p−tert−ブトキシブ
ロムベンゼン114.6g(0.5モル)を無水ジエチル
エーテル400mlに溶解した溶液を還流温度で約1
時間を要して滴下し、さらに5時間攪拌を続け、
p−tert−ブトキシフエニルマグネシウムブロミ
ドを得た。一部のサンプルを分取し、注水分解
後、ガスクロマトグラフイーにより分析すると、
グリニヤール試薬の転換率は99.9%であつた。
続いてエチレンオキシド24.2g(0.55モル)を
20〜30℃で1時間を要して吹込み、さらに同温度
で2時間攪拌を続けてp−tert−ブトキシフエネ
チルアルコールを合成した。次いで飽和塩化アン
モニウム水溶液250ml中に反応液を注ぎ込んで処
理し、さらにトルエン250mlを加えて有機層を分
液し、水洗後無水芒硝で脱水して溶媒を留去し、
減圧条件で蒸留して沸点117〜121℃/3mmHgの
留分としてp−tert−ブトキシフエネチルアルコ
ール82.9g(収率85.3%)を得た。ガスクロマト
グラフイーによる分析純度は99.5%であつた。
20〜30℃で1時間を要して吹込み、さらに同温度
で2時間攪拌を続けてp−tert−ブトキシフエネ
チルアルコールを合成した。次いで飽和塩化アン
モニウム水溶液250ml中に反応液を注ぎ込んで処
理し、さらにトルエン250mlを加えて有機層を分
液し、水洗後無水芒硝で脱水して溶媒を留去し、
減圧条件で蒸留して沸点117〜121℃/3mmHgの
留分としてp−tert−ブトキシフエネチルアルコ
ール82.9g(収率85.3%)を得た。ガスクロマト
グラフイーによる分析純度は99.5%であつた。
実施例 3
攪拌機および還流コンデンサーを取り付け、窒
素置換し、乾燥した1の4径フラスコに、削り
状金属マグネシウム29.2g(1.2モル)を入れ、
これに無水テトラヒドロフラン50mlおよび臭化エ
チル2mlを加えた。金属マグネシウム表面で発泡
と反応の開始を確認した後、m−tert−ブトキシ
クロロベンゼン184.6g(1.0モル)を無水テトラ
ヒドロフラン500mlに溶解した溶液を還流温度で
約2時間を要して滴下し、さらに5時間攪拌を続
けてm−tert−ブトキシフエニルマグネシウムク
ロリドを得た。
素置換し、乾燥した1の4径フラスコに、削り
状金属マグネシウム29.2g(1.2モル)を入れ、
これに無水テトラヒドロフラン50mlおよび臭化エ
チル2mlを加えた。金属マグネシウム表面で発泡
と反応の開始を確認した後、m−tert−ブトキシ
クロロベンゼン184.6g(1.0モル)を無水テトラ
ヒドロフラン500mlに溶解した溶液を還流温度で
約2時間を要して滴下し、さらに5時間攪拌を続
けてm−tert−ブトキシフエニルマグネシウムク
ロリドを得た。
一部のサンプルを分取して加水分解後、ガスク
ロマトグラフイーにより分析するとグリニヤール
試薬の転換率は99.9%であつた。続いてエチレン
オキシド48.4g(1.1モル)を20〜30℃で1時間
を要して吹込み、さらに同温度で2時間攪拌を続
けた。
ロマトグラフイーにより分析するとグリニヤール
試薬の転換率は99.9%であつた。続いてエチレン
オキシド48.4g(1.1モル)を20〜30℃で1時間
を要して吹込み、さらに同温度で2時間攪拌を続
けた。
次いで飽和塩化アンモニウム水溶液500ml中に
反応液を注ぎ込んで加水分解し、さらにトルエン
500mlを加えて有機層を分液し、水洗後無水芒硝
で脱水して溶媒を留去し、減圧条件で精留して沸
点129〜130℃/4mmHgとしてm−tert−ブトキ
シフエネチルアルコール176.2g(収率90.7%)
を得た。
反応液を注ぎ込んで加水分解し、さらにトルエン
500mlを加えて有機層を分液し、水洗後無水芒硝
で脱水して溶媒を留去し、減圧条件で精留して沸
点129〜130℃/4mmHgとしてm−tert−ブトキ
シフエネチルアルコール176.2g(収率90.7%)
を得た。
ガスクロマトグラフイーによる分析純度は99.9
%であつた。
%であつた。
分析値および物性値は以下の通りであつた。
(1) 元素分析値
C H
計算値 74.2% 9.3%
実測値 74.2% 9.2%
(2) NMRスペクトル
δ1.30(9H,s,Ha) δ2.75(2H,t,Hf)
δ3.40(1H,bs,Hh) δ3.65(2H,t,Hg)
δ6.60−7.20(4H,m,Hb−He)
(3) 赤外吸収スペクトル
3350cm-1 O−H伸縮
1140cm-1
〔脱ブトキシ化試験〕
参考例 1
攪拌機の付いた300ml容量のフラスコにp−
tert−ブトキシフエネチルアルコール97.1g(0.5
モル)を入れ、25〜30℃で濃塩酸150gを滴下し
て2時間攪拌を続けた。
tert−ブトキシフエネチルアルコール97.1g(0.5
モル)を入れ、25〜30℃で濃塩酸150gを滴下し
て2時間攪拌を続けた。
反応後、炭酸ソーダ水溶液で中和して300mlの
ジクロロメタンで抽出後、溶媒留出してp−ヒド
ロキシフエネチルアルコールの粗結晶を得た。次
いで真空蒸留によつて、沸点140℃/3mmHgの留
分63.4g(ガスクロマトグラフイー純度99.9%、
収率91.9%)を得た。目的物の融点は91〜2℃で
赤外吸収スペクトルは標品のp−ヒドロキシフエ
ネチルアルコールと完全に一致した。
ジクロロメタンで抽出後、溶媒留出してp−ヒド
ロキシフエネチルアルコールの粗結晶を得た。次
いで真空蒸留によつて、沸点140℃/3mmHgの留
分63.4g(ガスクロマトグラフイー純度99.9%、
収率91.9%)を得た。目的物の融点は91〜2℃で
赤外吸収スペクトルは標品のp−ヒドロキシフエ
ネチルアルコールと完全に一致した。
一方、p−n−ブトキシフエネチルアルコール
19.4g(0.1モル)および濃塩酸30g(0.3モル)
を100mlフラスコに入れ、25〜30℃で2時間攪拌
を続けたが、、全く変化は認められなかつた。
19.4g(0.1モル)および濃塩酸30g(0.3モル)
を100mlフラスコに入れ、25〜30℃で2時間攪拌
を続けたが、、全く変化は認められなかつた。
さらに還流温度で5時間攪拌を続けても変化は
なかつた。同様に濃臭化水素酸30gを加えて還流
温度で5時間攪拌を続けたところ原料は消失して
いたが、目的のp−ヒドロキシフエネチルアルコ
ールは得られず、副生成物としてアルコール部分
が臭素化されたp−n−ブトキシフエネチルプロ
マイドと一部にp−ヒドロキシフエネチルブロマ
イドがそれぞれ生成された。
なかつた。同様に濃臭化水素酸30gを加えて還流
温度で5時間攪拌を続けたところ原料は消失して
いたが、目的のp−ヒドロキシフエネチルアルコ
ールは得られず、副生成物としてアルコール部分
が臭素化されたp−n−ブトキシフエネチルプロ
マイドと一部にp−ヒドロキシフエネチルブロマ
イドがそれぞれ生成された。
参考例 2
攪拌機の付いた300mlフラスコにm−tert−ブ
トキシフエネチルアルコール97.1g(0.5モル)
を入れ、25〜30℃で濃塩酸200gを滴下して2時
間攪拌を続けた。
トキシフエネチルアルコール97.1g(0.5モル)
を入れ、25〜30℃で濃塩酸200gを滴下して2時
間攪拌を続けた。
反応後、炭酸ソーダ水溶液で中和して300mlの
ジクロロメタンで抽出後、溶媒を留去して、減圧
蒸留で沸点169℃/5mmHgの留分64.5g(ガスク
ロマトグラフイー純度99.9%、収率93.3%)のm
−ヒドロキシフエネチルアルコールを得た。
ジクロロメタンで抽出後、溶媒を留去して、減圧
蒸留で沸点169℃/5mmHgの留分64.5g(ガスク
ロマトグラフイー純度99.9%、収率93.3%)のm
−ヒドロキシフエネチルアルコールを得た。
一方、参考例に記載のp−n−ブトキシフエネ
チルアルコールと同様な脱ブトキシ操作に従い、
m−n−ブトキシフエネチルアルコールの脱ブト
キシ化を行つた結果、目的のm−ヒドロキシフエ
ネチルアルコールは得られず、副生成物としてア
ルコール部分が臭素化されたm−n−ブトキシフ
エネチルブロマイドと一部にm−ヒドロキシフエ
ネチルブロマイドがそれぞれ生成した。
チルアルコールと同様な脱ブトキシ操作に従い、
m−n−ブトキシフエネチルアルコールの脱ブト
キシ化を行つた結果、目的のm−ヒドロキシフエ
ネチルアルコールは得られず、副生成物としてア
ルコール部分が臭素化されたm−n−ブトキシフ
エネチルブロマイドと一部にm−ヒドロキシフエ
ネチルブロマイドがそれぞれ生成した。
ハ) 発明の効果
本発明化合物における水酸基の保護基としての
tert−ブチル基は穏やかな酸性条件下の処理によ
り容易に脱離するが、グリニヤール試薬や有機リ
チウム化合物などの金属試薬あるいは無機アルカ
リに対しては不活性である。従つて上記の試薬を
使用して本発明化合物を種々のエーテル化合物や
エステル化合物に導いた後に、穏やかな酸性条件
下で処理し、エーテルやエステル結合を損うこと
なく、保護基であるtert−ブチル基のみを選択的
に脱離することができる。また本発明化合物を脱
水反応に付してp−またはm−tert−ブトキシス
チレンモノマーとし、重合させた後、弱酸で処理
してブチル基を脱離することができる。
tert−ブチル基は穏やかな酸性条件下の処理によ
り容易に脱離するが、グリニヤール試薬や有機リ
チウム化合物などの金属試薬あるいは無機アルカ
リに対しては不活性である。従つて上記の試薬を
使用して本発明化合物を種々のエーテル化合物や
エステル化合物に導いた後に、穏やかな酸性条件
下で処理し、エーテルやエステル結合を損うこと
なく、保護基であるtert−ブチル基のみを選択的
に脱離することができる。また本発明化合物を脱
水反応に付してp−またはm−tert−ブトキシス
チレンモノマーとし、重合させた後、弱酸で処理
してブチル基を脱離することができる。
従つて本発明の化合物は医薬、農薬およびポリ
マー等の合成中間体として有用である。
マー等の合成中間体として有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で表わされるp−またはm−tert−ブトキシフエ
ネチルアルコール。 2 p−またはm−tert−ブトキシフエニルハラ
イドを金属マグネシウムと反応させ、p−または
m−tert−ブトキシフエニルマグネシウムハライ
ドとし、これにエチレンオキシドを作用させるこ
とを特徴とするp−またはm−tert−ブトキシフ
エネチルアルコールの製造法。 3 p−またはm−tert−ブトキシフエニルハラ
イドがp−またはm−tert−ブトキシクロロベン
ゼンである請求項2記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19067588A JPH01156939A (ja) | 1987-09-11 | 1988-08-01 | p−またはm−tert−ブトキシフェネチルアルコールおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-226570 | 1987-09-11 | ||
| JP22657087 | 1987-09-11 | ||
| JP19067588A JPH01156939A (ja) | 1987-09-11 | 1988-08-01 | p−またはm−tert−ブトキシフェネチルアルコールおよびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01156939A JPH01156939A (ja) | 1989-06-20 |
| JPH0471897B2 true JPH0471897B2 (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=26506246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19067588A Granted JPH01156939A (ja) | 1987-09-11 | 1988-08-01 | p−またはm−tert−ブトキシフェネチルアルコールおよびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01156939A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003055285A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Hokko Chem Ind Co Ltd | 4−tert−ブトキシ−4’−ハロゲノビフェニルおよびその製法、並びに4−ハロゲノ−4’−ヒドロキシビフェニルの製法 |
-
1988
- 1988-08-01 JP JP19067588A patent/JPH01156939A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01156939A (ja) | 1989-06-20 |
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