JPH0474376B2 - - Google Patents
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- JPH0474376B2 JPH0474376B2 JP18533585A JP18533585A JPH0474376B2 JP H0474376 B2 JPH0474376 B2 JP H0474376B2 JP 18533585 A JP18533585 A JP 18533585A JP 18533585 A JP18533585 A JP 18533585A JP H0474376 B2 JPH0474376 B2 JP H0474376B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- phenolic resin
- foam
- sulfuric acid
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、パネル等の建築用基材等として有
用な高難燃性の耐火フエノール樹脂発泡体に関す
る。 [従来の技術] フエノール樹脂発泡体は、軽量であつて優れた
断熱性や防音性を有するほか、耐火性、耐溶剤
性、耐低温性、寸法安定性等に優れた性能を有
し、省エネルギーや経済性の観点からパネル等の
各種の建築用材料として注目されている。しかし
ながら、このフエノール樹脂発泡体をこのような
各種の建築用基材として使用する場合には難燃性
において不足し、このため従来においては、水酸
化アルミニウム、硼酸、リン含有化合物等の難燃
性を配合してその難燃性を改善するこのが提案さ
れている(特開昭59−24730号及び特開昭59−
100144号公報)。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これら従来のフエノール樹脂発
泡体は、燃焼時に強く加熱されると収縮や爆裂が
起り、パネル等の場合にはその裏面まで達する大
きな亀裂が発生してこの亀裂から火災が裏面に貫
通したり、また、著しい変形や反りが発生して例
えばパネルとパネルとの間を埋める目地部が開い
て火災が裏面に貫通するという事態が起り得ると
いう問題があつた。 このため、軽量で断熱性及び防音性に優れた性
能を生かし、このフエノール樹脂発泡体を各種の
建築用基材として充分に活用するには、単に難燃
剤を添加してその難燃性能を向上させるというの
だけでは足りず、上述したような燃焼時の収縮や
爆列による変形や亀裂の少ない難燃性フエノール
樹脂発泡体の開発が要請されている。 そこで、本発明者は、かかる観点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、燃焼時に収縮や爆裂を起して
変形や亀裂が発生する主な原因が製品のフエノー
ル樹脂発泡体中に存在する独立気泡にあることを
突止め、発泡体中の独立気泡の存在率、すなわち
独立気泡率を10%以下に調整することにより燃焼
時の収縮や爆裂による変形や亀裂を大幅に改善し
得ることを見出した。そして、所定のフエノール
樹脂に、硬化剤として20〜50重量%硫酸を、難燃
剤として無水硼酸を、また、発泡剤及び整泡剤を
それぞれ所定の割合いで配合することにより、難
燃性や断熱性を始めとするフエノール樹脂発泡体
の種々の特性を損なうことなく、独立気泡率を10
%以下に調整し得ることを見出して本発明に到達
した。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、粘度4500〜7000cps/25
℃のフエノール樹脂100重量部に、硬化剤として
20〜50重量%硫酸4〜7重量部(純硫酸量に換算
して)と、難燃性として無水硼酸3〜7重量部
と、発泡剤5〜15重量部と、整泡剤1〜5重量部
とを配合し発泡硬化させて得られた独立気泡率10
%以下の難燃性フエノール樹脂発泡体である。 本発明において、フエノール樹脂としては粘度
4500〜7000cps/25℃、好ましくは5000〜
6500cps/25℃のレゾール型フエノール樹脂が使
用される。粘度が4500cps/25℃より小さいと燃
焼時に成形された発泡体に変形が生じ易く、ま
た、アフターグローにより自己消火に時間がかか
る等難燃性向上に対する効果が低下する。また、
7000cps/25℃より大きくなると混合時の効率が
悪くなるほか、流れも悪くなつて成形性が低下す
る。 また、本発明で使用する硬化剤は、20〜50重量
%硫酸、好ましくは30〜45重量%硫酸である。硫
酸濃度が50重量%より大きいと発泡硬化時の反応
が急激になるほか、流れ性が悪くなり、また、20
重量%より小さくなると発泡硬化時の反応性が悪
化する。この硫酸の使用量は、フエノール樹脂
100重量部に対し純硫酸量に換算して4〜7重量
部、好ましくは5〜6重量部である。硫酸使用量
が多すぎると発泡硬化反応があ早くなり過ぎるだ
けでなく、製造された発泡体の酸性度が高くなり
耐腐蝕性が低下し、また、少なすぎると硬化反応
が不十分になつて発泡体の強度が不足したり、難
燃性が低下するという問題が生じる。なお、硫酸
濃度を下げて多量に使用することは、添加される
水分の量が多くなりすぎて良好な発泡体を得るこ
とができない。 さらに、本発明では難燃剤として無水硼酸を使
用する。使用する無水硼酸の粒度は通常60〜150
メツシユ、好ましくは80〜120メツシユである。
また、この無水硼酸の使用量は、フエノール樹脂
100重量部に対して、3〜7重量部、好ましくは
4〜6重量部である。3重量部より少ないと難燃
効果が少なく、また、7重量部より多いと発泡硬
化反応時の反応が早くなつて扱い難くなる。な
お、難燃剤としてこの無水硼酸を使用した場合
は、他の難燃剤を使用した場合に比べて燃焼時の
発煙が少なく、優れた難燃性能を示す。 また、発泡剤としてば、n−パラフイン、アル
コール、エーテル、塩化弗化炭化水素類等が使用
できるが、好ましくはデユポン社商品名でフレオ
ンR−11、フレオンR−113等と称されている塩
化弗化炭化水素類が好ましい。この発泡剤の使用
量は、使用する発泡剤の種類によつても異なる
が、フエノール樹脂100重量部に対して5〜15重
量部の範囲であり、硬化した発泡対の密度が35〜
55Kg/m3になるように調整するのが好ましい。こ
の密度が35Kg/m3より低いと発泡体の強度が著し
く低下し、かつ、難燃性も低下するという問題が
生じ、また、55Kg/m3より高くなると軽量性の点
で劣るという問題が生じる。 上記発泡剤と共に使用する整泡剤としては、例
えばポリオキシエチレン系非イオン性界面活性剤
やシリコーン系界面活性剤等を挙げることがで
き、具体的にはポリオキシエチレンソルビタンモ
ノステアレート(花王アトラス社製商品名:
TWEEN60)や日本ユニカー社製L−5420(シリ
コン系)、東レシリコーン社製SH−193(シリコン
系)等がある。この整泡剤の使用量は、使用する
整泡剤の種類によつても異なるが、フエノール樹
脂100重量部に対して1〜5重量部、好ましくは
1.5〜3.0重量部の範囲である。この整泡剤の使用
量が1重量部より少ないと整泡効果が不足し、発
泡が不十分になるという問題があり、また、5重
量部より多いと難燃性に悪影響を与えるという問
題が生じる。 上記各配合成分を使用して難燃性フエノール樹
脂発泡体を製造する際の成形方法としては、特に
制限されるものではなく、従来公知の方法を採用
することができる。 [作用] 本発明方法では、フエノール樹脂発泡体の独立
気泡率を10%以下に調整しているので、燃焼時に
強く加熱されても大幅な収縮や爆裂が発生せず、
フエノール樹脂発泡体の変形や亀裂を効果的に防
止することができるものと思われる。 [実施例] 以下、実施例及び実施例に基いて本発明を具体
的に説明する。 実験例 1 硬化剤の種類の選定 レゾール型フエノール樹脂(不揮発分約80重量
%、粘度5200cps/25℃、界面活性剤としてトー
レシリコン社製商品名:SH−193を3重量%を含
有)100重量部に対して、各種の硬化剤、すなわ
ち35重量%硫酸15重量部、65重量%フエノールス
ルホン酸8重量部、68重量%p−トルエンスルホ
ン酸22重量部、45重量%p−トルエンスルホン酸
と25重量%リン酸の混合物15〜20重量部又は70重
量%変性フエノールスルホン酸重量部を配合し、
また、発泡剤として塩化弗化炭化水素(デユポン
社製商品名:フレオンR−113)を5〜15重量部
の範囲で配合し、オートミキサーを使用して約20
℃で混合し、予め約60℃に予熱しておいた20cm×
20cm×10cmのアルミニウム製型枠内に注入し、発
泡終了後、雰囲気温度80℃の炉に装入して約30分
間硬化させ、次いで型枠から取出して発泡体の中
心部を15cm×15cm×2cmの大きさに切出し、さら
に80℃で30分間養生して試験片とした。 得られた各試験片を加熱面約15cmφで600Wの
電熱ヒーターで約1分間加熱し、試験片の挙動を
観察した。 結果は、硬化剤の種類として硫酸が、発煙量及
び亀裂発生程度共に少なく、難燃性能に優れてい
ることが判明した。 実験例 2 硫酸最適濃度範囲の検討 実験例1で硫酸が硬化剤としても最も優れてい
ることが判明したので、この硫酸の最適濃度範囲
を検討した。硫酸濃度を20重量%から60重量%ま
で5重量%づつ変化させ、実験例1と同等にして
試験片を調製し、各試験片について実験例1の場
合と同様の加熱試験を行つた。この加熱試験の結
果、硫酸濃度20〜50重量%の範囲で使用が可能で
あり、30〜45重量%の範囲が最適であることが判
明した。50重量%を越えると発泡硬化反応が早す
ぎて扱い難くなると共に、硬化時に亀裂が発生
し、また、20重量%より少ないと発泡体の含水量
が多くなつて良好な発泡体を成形することが難し
くなる。 実験例 3 難燃剤の種類の検討 実験例1で使用したフエノール樹脂100重量部
に対し、難燃剤として100メツシユ無水硼酸10重
量部又ば5.6重量部、100メツシユ硼酸10重量部、
平均粒径4μの水酸化アルミニウム10重量部、ポ
リリン酸アンモニウム10重量部あるいは100メツ
シユ三酸化アンチモン10重量部を配合し、実施例
1と同様にして試験片を調製し、各試験片につい
て実験例1の場合と同様の加熱試験を行つた。こ
の加熱試験の結果、100メツシユ無水硼酸10重量
部では発泡硬化反応が早すぎて取扱いが困難であ
り、また、無水硼酸以外の難燃剤では爆裂があつ
て亀裂や変形が生じ、また、発煙が生じる等の問
題があり、100メツシユ無水硼酸5.6重量部がこれ
らの問題もなく最も良好であつた。 実験例 4 独立気泡率と難燃性の関係 実験例1で使用したと同様なフエノール樹脂
100重量部に対し、硬化剤として20重量%硫酸
26.3重量部、難燃剤として100メツシユ無水硼酸
4.5重量部を使用し、また、第1表に示す整泡剤
を第1表に示す割合で配合し(A:フエノール樹
脂中にプレミツクスされていて具体的な界面活性
剤の名称は不明、B:花王アトラス社製商品名:
TWEEN60、C:東レシリコン社製商品名:SH
−193、D:信越シリコン社製商品名:F−258、
E:日本ユニカー社製商品名:L−5340、F:日
本ユニカー社製商品名:L−5420)、実験例1と
同様にして試験片を調製し、各試験片について実
施例1の場合と同様の加熱試験とベツクマン社空
気比較式比重計1−1/2−1気圧法(ASTM
D2856−70)による独立気泡率の測定とを行つ
た。結果を第1表に示す。
用な高難燃性の耐火フエノール樹脂発泡体に関す
る。 [従来の技術] フエノール樹脂発泡体は、軽量であつて優れた
断熱性や防音性を有するほか、耐火性、耐溶剤
性、耐低温性、寸法安定性等に優れた性能を有
し、省エネルギーや経済性の観点からパネル等の
各種の建築用材料として注目されている。しかし
ながら、このフエノール樹脂発泡体をこのような
各種の建築用基材として使用する場合には難燃性
において不足し、このため従来においては、水酸
化アルミニウム、硼酸、リン含有化合物等の難燃
性を配合してその難燃性を改善するこのが提案さ
れている(特開昭59−24730号及び特開昭59−
100144号公報)。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これら従来のフエノール樹脂発
泡体は、燃焼時に強く加熱されると収縮や爆裂が
起り、パネル等の場合にはその裏面まで達する大
きな亀裂が発生してこの亀裂から火災が裏面に貫
通したり、また、著しい変形や反りが発生して例
えばパネルとパネルとの間を埋める目地部が開い
て火災が裏面に貫通するという事態が起り得ると
いう問題があつた。 このため、軽量で断熱性及び防音性に優れた性
能を生かし、このフエノール樹脂発泡体を各種の
建築用基材として充分に活用するには、単に難燃
剤を添加してその難燃性能を向上させるというの
だけでは足りず、上述したような燃焼時の収縮や
爆列による変形や亀裂の少ない難燃性フエノール
樹脂発泡体の開発が要請されている。 そこで、本発明者は、かかる観点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、燃焼時に収縮や爆裂を起して
変形や亀裂が発生する主な原因が製品のフエノー
ル樹脂発泡体中に存在する独立気泡にあることを
突止め、発泡体中の独立気泡の存在率、すなわち
独立気泡率を10%以下に調整することにより燃焼
時の収縮や爆裂による変形や亀裂を大幅に改善し
得ることを見出した。そして、所定のフエノール
樹脂に、硬化剤として20〜50重量%硫酸を、難燃
剤として無水硼酸を、また、発泡剤及び整泡剤を
それぞれ所定の割合いで配合することにより、難
燃性や断熱性を始めとするフエノール樹脂発泡体
の種々の特性を損なうことなく、独立気泡率を10
%以下に調整し得ることを見出して本発明に到達
した。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、粘度4500〜7000cps/25
℃のフエノール樹脂100重量部に、硬化剤として
20〜50重量%硫酸4〜7重量部(純硫酸量に換算
して)と、難燃性として無水硼酸3〜7重量部
と、発泡剤5〜15重量部と、整泡剤1〜5重量部
とを配合し発泡硬化させて得られた独立気泡率10
%以下の難燃性フエノール樹脂発泡体である。 本発明において、フエノール樹脂としては粘度
4500〜7000cps/25℃、好ましくは5000〜
6500cps/25℃のレゾール型フエノール樹脂が使
用される。粘度が4500cps/25℃より小さいと燃
焼時に成形された発泡体に変形が生じ易く、ま
た、アフターグローにより自己消火に時間がかか
る等難燃性向上に対する効果が低下する。また、
7000cps/25℃より大きくなると混合時の効率が
悪くなるほか、流れも悪くなつて成形性が低下す
る。 また、本発明で使用する硬化剤は、20〜50重量
%硫酸、好ましくは30〜45重量%硫酸である。硫
酸濃度が50重量%より大きいと発泡硬化時の反応
が急激になるほか、流れ性が悪くなり、また、20
重量%より小さくなると発泡硬化時の反応性が悪
化する。この硫酸の使用量は、フエノール樹脂
100重量部に対し純硫酸量に換算して4〜7重量
部、好ましくは5〜6重量部である。硫酸使用量
が多すぎると発泡硬化反応があ早くなり過ぎるだ
けでなく、製造された発泡体の酸性度が高くなり
耐腐蝕性が低下し、また、少なすぎると硬化反応
が不十分になつて発泡体の強度が不足したり、難
燃性が低下するという問題が生じる。なお、硫酸
濃度を下げて多量に使用することは、添加される
水分の量が多くなりすぎて良好な発泡体を得るこ
とができない。 さらに、本発明では難燃剤として無水硼酸を使
用する。使用する無水硼酸の粒度は通常60〜150
メツシユ、好ましくは80〜120メツシユである。
また、この無水硼酸の使用量は、フエノール樹脂
100重量部に対して、3〜7重量部、好ましくは
4〜6重量部である。3重量部より少ないと難燃
効果が少なく、また、7重量部より多いと発泡硬
化反応時の反応が早くなつて扱い難くなる。な
お、難燃剤としてこの無水硼酸を使用した場合
は、他の難燃剤を使用した場合に比べて燃焼時の
発煙が少なく、優れた難燃性能を示す。 また、発泡剤としてば、n−パラフイン、アル
コール、エーテル、塩化弗化炭化水素類等が使用
できるが、好ましくはデユポン社商品名でフレオ
ンR−11、フレオンR−113等と称されている塩
化弗化炭化水素類が好ましい。この発泡剤の使用
量は、使用する発泡剤の種類によつても異なる
が、フエノール樹脂100重量部に対して5〜15重
量部の範囲であり、硬化した発泡対の密度が35〜
55Kg/m3になるように調整するのが好ましい。こ
の密度が35Kg/m3より低いと発泡体の強度が著し
く低下し、かつ、難燃性も低下するという問題が
生じ、また、55Kg/m3より高くなると軽量性の点
で劣るという問題が生じる。 上記発泡剤と共に使用する整泡剤としては、例
えばポリオキシエチレン系非イオン性界面活性剤
やシリコーン系界面活性剤等を挙げることがで
き、具体的にはポリオキシエチレンソルビタンモ
ノステアレート(花王アトラス社製商品名:
TWEEN60)や日本ユニカー社製L−5420(シリ
コン系)、東レシリコーン社製SH−193(シリコン
系)等がある。この整泡剤の使用量は、使用する
整泡剤の種類によつても異なるが、フエノール樹
脂100重量部に対して1〜5重量部、好ましくは
1.5〜3.0重量部の範囲である。この整泡剤の使用
量が1重量部より少ないと整泡効果が不足し、発
泡が不十分になるという問題があり、また、5重
量部より多いと難燃性に悪影響を与えるという問
題が生じる。 上記各配合成分を使用して難燃性フエノール樹
脂発泡体を製造する際の成形方法としては、特に
制限されるものではなく、従来公知の方法を採用
することができる。 [作用] 本発明方法では、フエノール樹脂発泡体の独立
気泡率を10%以下に調整しているので、燃焼時に
強く加熱されても大幅な収縮や爆裂が発生せず、
フエノール樹脂発泡体の変形や亀裂を効果的に防
止することができるものと思われる。 [実施例] 以下、実施例及び実施例に基いて本発明を具体
的に説明する。 実験例 1 硬化剤の種類の選定 レゾール型フエノール樹脂(不揮発分約80重量
%、粘度5200cps/25℃、界面活性剤としてトー
レシリコン社製商品名:SH−193を3重量%を含
有)100重量部に対して、各種の硬化剤、すなわ
ち35重量%硫酸15重量部、65重量%フエノールス
ルホン酸8重量部、68重量%p−トルエンスルホ
ン酸22重量部、45重量%p−トルエンスルホン酸
と25重量%リン酸の混合物15〜20重量部又は70重
量%変性フエノールスルホン酸重量部を配合し、
また、発泡剤として塩化弗化炭化水素(デユポン
社製商品名:フレオンR−113)を5〜15重量部
の範囲で配合し、オートミキサーを使用して約20
℃で混合し、予め約60℃に予熱しておいた20cm×
20cm×10cmのアルミニウム製型枠内に注入し、発
泡終了後、雰囲気温度80℃の炉に装入して約30分
間硬化させ、次いで型枠から取出して発泡体の中
心部を15cm×15cm×2cmの大きさに切出し、さら
に80℃で30分間養生して試験片とした。 得られた各試験片を加熱面約15cmφで600Wの
電熱ヒーターで約1分間加熱し、試験片の挙動を
観察した。 結果は、硬化剤の種類として硫酸が、発煙量及
び亀裂発生程度共に少なく、難燃性能に優れてい
ることが判明した。 実験例 2 硫酸最適濃度範囲の検討 実験例1で硫酸が硬化剤としても最も優れてい
ることが判明したので、この硫酸の最適濃度範囲
を検討した。硫酸濃度を20重量%から60重量%ま
で5重量%づつ変化させ、実験例1と同等にして
試験片を調製し、各試験片について実験例1の場
合と同様の加熱試験を行つた。この加熱試験の結
果、硫酸濃度20〜50重量%の範囲で使用が可能で
あり、30〜45重量%の範囲が最適であることが判
明した。50重量%を越えると発泡硬化反応が早す
ぎて扱い難くなると共に、硬化時に亀裂が発生
し、また、20重量%より少ないと発泡体の含水量
が多くなつて良好な発泡体を成形することが難し
くなる。 実験例 3 難燃剤の種類の検討 実験例1で使用したフエノール樹脂100重量部
に対し、難燃剤として100メツシユ無水硼酸10重
量部又ば5.6重量部、100メツシユ硼酸10重量部、
平均粒径4μの水酸化アルミニウム10重量部、ポ
リリン酸アンモニウム10重量部あるいは100メツ
シユ三酸化アンチモン10重量部を配合し、実施例
1と同様にして試験片を調製し、各試験片につい
て実験例1の場合と同様の加熱試験を行つた。こ
の加熱試験の結果、100メツシユ無水硼酸10重量
部では発泡硬化反応が早すぎて取扱いが困難であ
り、また、無水硼酸以外の難燃剤では爆裂があつ
て亀裂や変形が生じ、また、発煙が生じる等の問
題があり、100メツシユ無水硼酸5.6重量部がこれ
らの問題もなく最も良好であつた。 実験例 4 独立気泡率と難燃性の関係 実験例1で使用したと同様なフエノール樹脂
100重量部に対し、硬化剤として20重量%硫酸
26.3重量部、難燃剤として100メツシユ無水硼酸
4.5重量部を使用し、また、第1表に示す整泡剤
を第1表に示す割合で配合し(A:フエノール樹
脂中にプレミツクスされていて具体的な界面活性
剤の名称は不明、B:花王アトラス社製商品名:
TWEEN60、C:東レシリコン社製商品名:SH
−193、D:信越シリコン社製商品名:F−258、
E:日本ユニカー社製商品名:L−5340、F:日
本ユニカー社製商品名:L−5420)、実験例1と
同様にして試験片を調製し、各試験片について実
施例1の場合と同様の加熱試験とベツクマン社空
気比較式比重計1−1/2−1気圧法(ASTM
D2856−70)による独立気泡率の測定とを行つ
た。結果を第1表に示す。
【表】
実施例 5
フエノール樹脂粘度範囲の検討
粘度1200〜6800cps/25℃の範囲にある11種の
レゾール型フエノール樹脂100重量部に対し、硬
化剤として20重量%硫酸26.3重量部、難燃剤とし
て100メツシユ無水硼酸4.5重量部及び整泡剤とし
てB3重量部を配合し、実験例1と同様にして試
験片を調製し、各試験片について実験例1の場合
と同様の加熱試験とを行つた。 粘度4200cps/25℃までのフエノール樹脂を使
用した場合は変形や反りが認められ、また、加熱
源から放した後にアフターグローがある等の問題
があつた。これに対し、粘度4500cps/25℃以上
のフエノール樹脂を使用した場合は上記の如き問
題が全く無いか、あるいは、あつても僅かであ
り、良好な難燃性能を示した。 実施例 粘度5200cps/25℃のレゾート型フエノール樹
脂(135℃、1hrでの不揮発分81重量%)100重量
部に対し、硬化剤として20重量%硫酸26.3重量部
(純硫酸量に換算して5.25重量部)、難燃剤として
100メツシユ無水硼酸4.5重量部、発泡剤として塩
化弗化炭化水素(デユポン社製商品名:フレオン
R−113)を8重量部及び整泡剤としてB3重量部
を配合し、オートミキサーを使用して約20℃で混
合し、予め約60℃に予熱しておいた20cm×20cm×
10cmのアルミニウム製型枠内に注入し、発泡終了
後、雰囲気温度80℃の炉に装入して約30分間硬化
させ、次いで型枠から取出して発泡体の中心部を
15cm×15cm×2cmの大きさに切出し、さらに80℃
で3分間養生して試験片とした。この試験片につ
いて、ベツクマン社空気比較式比重計1−1/2
−1気圧法(ASTM D2856−70)による独立気
泡率と密度の測定を行うと共に、JIS A1321法に
よる難燃性試験を行い、また、圧縮強度(JIS
A9514)及び断熱性(熱伝導率、JIS A9514)を
調べた。結果を第2表に示す。
レゾール型フエノール樹脂100重量部に対し、硬
化剤として20重量%硫酸26.3重量部、難燃剤とし
て100メツシユ無水硼酸4.5重量部及び整泡剤とし
てB3重量部を配合し、実験例1と同様にして試
験片を調製し、各試験片について実験例1の場合
と同様の加熱試験とを行つた。 粘度4200cps/25℃までのフエノール樹脂を使
用した場合は変形や反りが認められ、また、加熱
源から放した後にアフターグローがある等の問題
があつた。これに対し、粘度4500cps/25℃以上
のフエノール樹脂を使用した場合は上記の如き問
題が全く無いか、あるいは、あつても僅かであ
り、良好な難燃性能を示した。 実施例 粘度5200cps/25℃のレゾート型フエノール樹
脂(135℃、1hrでの不揮発分81重量%)100重量
部に対し、硬化剤として20重量%硫酸26.3重量部
(純硫酸量に換算して5.25重量部)、難燃剤として
100メツシユ無水硼酸4.5重量部、発泡剤として塩
化弗化炭化水素(デユポン社製商品名:フレオン
R−113)を8重量部及び整泡剤としてB3重量部
を配合し、オートミキサーを使用して約20℃で混
合し、予め約60℃に予熱しておいた20cm×20cm×
10cmのアルミニウム製型枠内に注入し、発泡終了
後、雰囲気温度80℃の炉に装入して約30分間硬化
させ、次いで型枠から取出して発泡体の中心部を
15cm×15cm×2cmの大きさに切出し、さらに80℃
で3分間養生して試験片とした。この試験片につ
いて、ベツクマン社空気比較式比重計1−1/2
−1気圧法(ASTM D2856−70)による独立気
泡率と密度の測定を行うと共に、JIS A1321法に
よる難燃性試験を行い、また、圧縮強度(JIS
A9514)及び断熱性(熱伝導率、JIS A9514)を
調べた。結果を第2表に示す。
【表】
[発明の効果]
本発明によれば、所定のフエノール樹脂に、硬
化剤として20〜50重量%硫酸を、難燃剤として無
水硼酸を、また、発泡剤及び整泡剤をそれぞれ所
定の割合いで配合することにより、難燃性を始め
とするフエノール樹脂発泡体の種々の特性を損う
ことなく、独立気泡率を10%以下に調整すること
ができ、これによつて、難燃剤の添加によつて付
与された優れた難燃性やフエノール樹脂発泡体が
有する軽量、高断熱性、高防音性、その他の優れ
た物性を損なうことなく、フエノール樹脂発泡体
の独立気泡率を10%以下に調整し燃焼時の収縮や
爆裂による変形や亀裂を大幅に改善することがで
きる。
化剤として20〜50重量%硫酸を、難燃剤として無
水硼酸を、また、発泡剤及び整泡剤をそれぞれ所
定の割合いで配合することにより、難燃性を始め
とするフエノール樹脂発泡体の種々の特性を損う
ことなく、独立気泡率を10%以下に調整すること
ができ、これによつて、難燃剤の添加によつて付
与された優れた難燃性やフエノール樹脂発泡体が
有する軽量、高断熱性、高防音性、その他の優れ
た物性を損なうことなく、フエノール樹脂発泡体
の独立気泡率を10%以下に調整し燃焼時の収縮や
爆裂による変形や亀裂を大幅に改善することがで
きる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粘度4500〜7000cps/25℃のフエノール樹脂
100重量部に、硬化剤として20〜50重量%硫酸4
〜7重量部(純硫酸量に換算して)と、難燃剤と
して無水硼酸3〜7重量部と、発泡剤5〜15重量
部と、整泡剤1〜5重量部とを配合し発泡硬化さ
せて得られた独立気泡率10%以下の難燃性フエノ
ール樹脂発泡体。 2 フエノール樹脂がレゾール型フエノール樹脂
である特許請求の範囲第1項記載の難燃性フエノ
ール樹脂発泡体。 3 発泡体が塩化弗化炭化水素類である特許請求
の範囲第1項記載の難燃性フエノール樹脂発泡
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18533585A JPS6245636A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 難燃性フェノ−ル樹脂発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18533585A JPS6245636A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 難燃性フェノ−ル樹脂発泡体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6245636A JPS6245636A (ja) | 1987-02-27 |
| JPH0474376B2 true JPH0474376B2 (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=16169004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18533585A Granted JPS6245636A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 難燃性フェノ−ル樹脂発泡体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6245636A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2343181A (en) * | 1998-10-30 | 2000-05-03 | Kingspan Ind Insulation Limite | A phenolic foam |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP18533585A patent/JPS6245636A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6245636A (ja) | 1987-02-27 |
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