JPH0475294B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0475294B2 JPH0475294B2 JP60292118A JP29211885A JPH0475294B2 JP H0475294 B2 JPH0475294 B2 JP H0475294B2 JP 60292118 A JP60292118 A JP 60292118A JP 29211885 A JP29211885 A JP 29211885A JP H0475294 B2 JPH0475294 B2 JP H0475294B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molybdenum
- sintered body
- rupture strength
- transverse rupture
- sintering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Powder Metallurgy (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明は、抗折力強度の大きなモリブデン焼結
体及びその製造方法に関し、更に詳しくは、例え
ば、マグネトロン用のエンドハツトを製造する際
に用いて有用なモリブデン焼結体及びその製造方
法に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] マグネトロン陰極構体用のエンドハツトを製造
する時には、焼結後、圧延、転打、伸線加工等を
施したモリブデン線材とこれら加工処理等をして
いない未加工のモリブデン焼結体とバツト溶接す
る。 周知のように、バツト溶接は、溶接すべき2つ
の対象物の溶接すべき端面を突合わせ、かつこの
対象物両者間に大電流を流して行なわれる。そし
てこの時の抵抗発熱により対象物は軟化し、その
突合わせ部の溶接が進行する。 かかるバツト溶接にあつては、それぞれの対象
物は、かなりの圧で突合わされるので、当然のこ
とながら、これら対象物の機械的強度、とりわけ
抗折力強度は大きくなければならないことにな
る。 マグネトロン用のエンドハツトを製造する場合
にも、このことは該当する。この時、一方の部材
である加工処理されたモリブデン線材は、既に、
鍛造、伸線工程等の処理を経て、靭性が付与さ
れ、その抗折力強度は大であるため、バツト溶接
にも充分の耐性を具備している。しかしながら、
他方の部材であるモリブデン焼結体は未加工であ
るがゆえに、靭性はなくその抗折力強度が一般に
小さい。従つてかかるモリブデン焼結体を上記モ
リブデン線材とバツト溶接する場合、適用される
圧が大きいと、溶接端面あるいはその近傍にクラ
ツクや欠けが発生して良好な溶接状態から得られ
ず、エンドハツトの製造得率が低下するという問
題が生じていた。 [発明の目的] 本発明は、上記した問題を解消し、バツト溶接
時にクラツク、欠け等が生ずることの極めて少い
モリブデン焼結体及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。 [発明の概要] 本発明者らは、エンドハツトの製造時における
モリブデン焼結体のクラツク、欠け等の発生を低
減したエンドハツトの製造得率を高めるべく鋭意
検討したところ、抗折力強度がある値以上のモリ
ブデン焼結体の場合には、常法のバツト溶接時に
あつても上記問題を生ずることが極めて少ないと
の事実を見い出した。そしてモリブデン焼結体
は、従来高い焼結温度でなされる方が良いという
ことで1850℃以上で焼結されていたが本モリブデ
ン焼結体は、焼結温度を低い方に移行すれば抗折
強度を容易に高めることができるとの知見を得、
本発明を開発するに到つた。 即ち、本発明のモリブデン焼結体は、抗折力強
度が30Kg/mm2以上であることを特徴とし、その製
造方法は、常法により圧粉成形したモリブデン成
形体を水素雰囲気中1650〜1800℃の温度範囲で焼
結することを特徴とする。 本発明の焼結体は、その抗折力強度が30Kg/mm2
以上である。この値が30Kg/mm2より小さい場合
は、エンドハツトの製造時に適用される60〜90Kg
の総圧に対する耐性が小さくしたが、したがつて
溶接時のクラツク、欠け等の発生が増加してしま
う。かかるモリブデン焼結体にあつて、その抗折
力強度は、好ましくは43Kg/mm2以上であるのがよ
い。 このようなモリブデン焼結体は次のようにして
製造することができる。 まずモリブデン粉末を所定の型に充填し、加圧
成形として成形体とする。この成形時の条件は、
目的とする焼結体の寸法との関係で適宜選定され
る。しかしながら、通常は、平均粒径2〜5μm
のモリブデン粉末を用い、成形圧1〜3ton/cm2の
条件を採用すると、得られる成形体は、5〜8
g/cm3の圧粉体密度で比較的緻密になるので好適
である。即ち、成形段階で緻密なものは、次の焼
結処理によつて更に緻密化し、したがつて機械的
強度例えば抗折力強度も向上するからである。 次いで、得られた成形体を焼結する。焼結は水
素等の還元雰囲気中で行われる。焼結は、通常1
〜10Nm3/minの水素気流中で行えばよい。焼結
温度は1650〜1800℃の範囲に設定される。この温
度が1650℃より低い場合は、焼結が十分進行せ
ず、抗折力強度を目的値にすることができず、逆
に1800℃より高い場合は、粒子が成長して結晶が
粗大化するため、粒界強度が弱くなり、抗折力強
度が低下し不都合である。焼結温度は、好ましく
は、1700〜1750℃とするのがよい。焼結時間は、
抗折力強度に大きな影響を与える因子ではない
が、通常1〜5時間が好適である。 [発明の実施例] 実施例1〜4及び比較例1〜3 平均粒径3μmのモリブデン粉末を有底円筒状
の型に充填し、成形圧2ton/cm2で常法により圧粉
成形してモリブデン成形体を得た。ついでこれら
も水素気流中で焼結温度を1550℃、1600℃、1650
℃、1700℃、1750℃、1800℃、1850℃±5℃と振
り、各3時間焼結し、直結8mmφ厚み2.5mmのモ
リブデン焼結体を各5本製造した。次にこれらの
焼結体の抗折力強度を常法により測定し、又焼結
体の結晶粒数も測定した。その結果を下記の表に
示す。
体及びその製造方法に関し、更に詳しくは、例え
ば、マグネトロン用のエンドハツトを製造する際
に用いて有用なモリブデン焼結体及びその製造方
法に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] マグネトロン陰極構体用のエンドハツトを製造
する時には、焼結後、圧延、転打、伸線加工等を
施したモリブデン線材とこれら加工処理等をして
いない未加工のモリブデン焼結体とバツト溶接す
る。 周知のように、バツト溶接は、溶接すべき2つ
の対象物の溶接すべき端面を突合わせ、かつこの
対象物両者間に大電流を流して行なわれる。そし
てこの時の抵抗発熱により対象物は軟化し、その
突合わせ部の溶接が進行する。 かかるバツト溶接にあつては、それぞれの対象
物は、かなりの圧で突合わされるので、当然のこ
とながら、これら対象物の機械的強度、とりわけ
抗折力強度は大きくなければならないことにな
る。 マグネトロン用のエンドハツトを製造する場合
にも、このことは該当する。この時、一方の部材
である加工処理されたモリブデン線材は、既に、
鍛造、伸線工程等の処理を経て、靭性が付与さ
れ、その抗折力強度は大であるため、バツト溶接
にも充分の耐性を具備している。しかしながら、
他方の部材であるモリブデン焼結体は未加工であ
るがゆえに、靭性はなくその抗折力強度が一般に
小さい。従つてかかるモリブデン焼結体を上記モ
リブデン線材とバツト溶接する場合、適用される
圧が大きいと、溶接端面あるいはその近傍にクラ
ツクや欠けが発生して良好な溶接状態から得られ
ず、エンドハツトの製造得率が低下するという問
題が生じていた。 [発明の目的] 本発明は、上記した問題を解消し、バツト溶接
時にクラツク、欠け等が生ずることの極めて少い
モリブデン焼結体及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。 [発明の概要] 本発明者らは、エンドハツトの製造時における
モリブデン焼結体のクラツク、欠け等の発生を低
減したエンドハツトの製造得率を高めるべく鋭意
検討したところ、抗折力強度がある値以上のモリ
ブデン焼結体の場合には、常法のバツト溶接時に
あつても上記問題を生ずることが極めて少ないと
の事実を見い出した。そしてモリブデン焼結体
は、従来高い焼結温度でなされる方が良いという
ことで1850℃以上で焼結されていたが本モリブデ
ン焼結体は、焼結温度を低い方に移行すれば抗折
強度を容易に高めることができるとの知見を得、
本発明を開発するに到つた。 即ち、本発明のモリブデン焼結体は、抗折力強
度が30Kg/mm2以上であることを特徴とし、その製
造方法は、常法により圧粉成形したモリブデン成
形体を水素雰囲気中1650〜1800℃の温度範囲で焼
結することを特徴とする。 本発明の焼結体は、その抗折力強度が30Kg/mm2
以上である。この値が30Kg/mm2より小さい場合
は、エンドハツトの製造時に適用される60〜90Kg
の総圧に対する耐性が小さくしたが、したがつて
溶接時のクラツク、欠け等の発生が増加してしま
う。かかるモリブデン焼結体にあつて、その抗折
力強度は、好ましくは43Kg/mm2以上であるのがよ
い。 このようなモリブデン焼結体は次のようにして
製造することができる。 まずモリブデン粉末を所定の型に充填し、加圧
成形として成形体とする。この成形時の条件は、
目的とする焼結体の寸法との関係で適宜選定され
る。しかしながら、通常は、平均粒径2〜5μm
のモリブデン粉末を用い、成形圧1〜3ton/cm2の
条件を採用すると、得られる成形体は、5〜8
g/cm3の圧粉体密度で比較的緻密になるので好適
である。即ち、成形段階で緻密なものは、次の焼
結処理によつて更に緻密化し、したがつて機械的
強度例えば抗折力強度も向上するからである。 次いで、得られた成形体を焼結する。焼結は水
素等の還元雰囲気中で行われる。焼結は、通常1
〜10Nm3/minの水素気流中で行えばよい。焼結
温度は1650〜1800℃の範囲に設定される。この温
度が1650℃より低い場合は、焼結が十分進行せ
ず、抗折力強度を目的値にすることができず、逆
に1800℃より高い場合は、粒子が成長して結晶が
粗大化するため、粒界強度が弱くなり、抗折力強
度が低下し不都合である。焼結温度は、好ましく
は、1700〜1750℃とするのがよい。焼結時間は、
抗折力強度に大きな影響を与える因子ではない
が、通常1〜5時間が好適である。 [発明の実施例] 実施例1〜4及び比較例1〜3 平均粒径3μmのモリブデン粉末を有底円筒状
の型に充填し、成形圧2ton/cm2で常法により圧粉
成形してモリブデン成形体を得た。ついでこれら
も水素気流中で焼結温度を1550℃、1600℃、1650
℃、1700℃、1750℃、1800℃、1850℃±5℃と振
り、各3時間焼結し、直結8mmφ厚み2.5mmのモ
リブデン焼結体を各5本製造した。次にこれらの
焼結体の抗折力強度を常法により測定し、又焼結
体の結晶粒数も測定した。その結果を下記の表に
示す。
【表】
試験例
実施例1〜4及び比較例1〜3で得られたモリ
ブデン焼結体をマグネトロン用のエンドハツト支
持部材として用い、直結1.75mmφの加工処理した
モリブデン線材と突合わせて、所定の電流条件で
圧力70Kgを加えてバツト溶接を行ない、支持部材
の抗折力強度とかかるバツト溶接時に支持部材に
おいて発生するクラツク及び欠けの発生率との関
係を検討した。なおかかる抗折力強度とクラツク
及びかけの発生率との関係を調べるにあたつて、
同一の抗折力強度を有する支持部材100本につい
て試験を行ない、そのうち何本についてクラツク
及び欠けが発生したかを下記の表に示す。又マグ
ネトロン陰極構体にした場合のコイルと焼結体と
のロー付けに使用されたRu−Moとモリブデン焼
結体との反応性についても調べた。
ブデン焼結体をマグネトロン用のエンドハツト支
持部材として用い、直結1.75mmφの加工処理した
モリブデン線材と突合わせて、所定の電流条件で
圧力70Kgを加えてバツト溶接を行ない、支持部材
の抗折力強度とかかるバツト溶接時に支持部材に
おいて発生するクラツク及び欠けの発生率との関
係を検討した。なおかかる抗折力強度とクラツク
及びかけの発生率との関係を調べるにあたつて、
同一の抗折力強度を有する支持部材100本につい
て試験を行ない、そのうち何本についてクラツク
及び欠けが発生したかを下記の表に示す。又マグ
ネトロン陰極構体にした場合のコイルと焼結体と
のロー付けに使用されたRu−Moとモリブデン焼
結体との反応性についても調べた。
【表】
【表】
以上、実施例1〜4及び、比較例1〜3で示し
たようにモリブデン焼結体の製造方法において、
その製造条件が同一であつても、抗折力強度はば
らついている。しかし、その抗折力強度が30Kg/
mm2以上の焼結体であれば、試験例から明らかなよ
うに、マグネトロン用のエンドハツト支持部材を
構成すべく、加工したモリブデン線材とバツト溶
接する際のクラツク及び欠けの発生をほぼ完全に
回避することができる。又Ru−Moロー材との反
応性においても結晶粒を同時に管理することによ
り脱落等の無いものが得られることが判明した。
即ち、抗折力強度が30Kg/mm2以上でかつ結晶粒数
100個/mm2〜18000個/mm2であると、総合的に極め
て良好なマグネトロン用モリブデン焼結体が得ら
れることが判明した。 [発明の効果] 以上述べた通り、本発明のモリブデン焼結体
は、その抗折力強度が大きいために、焼結体その
ものを用いてバツト溶接によりマグネトロン用の
エンドハツト支持部材を構成する場合の製造得率
の向上に資することが大であつてその工業的価値
が大きい。 また、本発明のモリブデン焼結体の製造方法に
よれば、従来より低い温度で抗折力強度の優れた
モリブデン焼結体を得ることができ、その工業的
価値は大である。
たようにモリブデン焼結体の製造方法において、
その製造条件が同一であつても、抗折力強度はば
らついている。しかし、その抗折力強度が30Kg/
mm2以上の焼結体であれば、試験例から明らかなよ
うに、マグネトロン用のエンドハツト支持部材を
構成すべく、加工したモリブデン線材とバツト溶
接する際のクラツク及び欠けの発生をほぼ完全に
回避することができる。又Ru−Moロー材との反
応性においても結晶粒を同時に管理することによ
り脱落等の無いものが得られることが判明した。
即ち、抗折力強度が30Kg/mm2以上でかつ結晶粒数
100個/mm2〜18000個/mm2であると、総合的に極め
て良好なマグネトロン用モリブデン焼結体が得ら
れることが判明した。 [発明の効果] 以上述べた通り、本発明のモリブデン焼結体
は、その抗折力強度が大きいために、焼結体その
ものを用いてバツト溶接によりマグネトロン用の
エンドハツト支持部材を構成する場合の製造得率
の向上に資することが大であつてその工業的価値
が大きい。 また、本発明のモリブデン焼結体の製造方法に
よれば、従来より低い温度で抗折力強度の優れた
モリブデン焼結体を得ることができ、その工業的
価値は大である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 抵折力強度が30Kg/mm2以上であるモリブデン
焼結体。 2 抗折力強度が30Kg/mm2以上であるモリブデン
焼結体の製造方法であつて、常法により圧粉成形
したモリブデン成形体を水素雰囲気中1650〜1800
℃の温度範囲で焼結することを特徴とするモリブ
デン焼結体の製造方法。 3 前記モリブデン成形体の焼結温度が1700〜
1750℃の温度範囲である特許請求の範囲第2項記
載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29211885A JPS62151534A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | モリブデン焼結体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29211885A JPS62151534A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | モリブデン焼結体及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62151534A JPS62151534A (ja) | 1987-07-06 |
| JPH0475294B2 true JPH0475294B2 (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=17777776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29211885A Granted JPS62151534A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | モリブデン焼結体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62151534A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05345903A (ja) * | 1992-06-11 | 1993-12-27 | Tokyo Tungsten Co Ltd | Mo焼結体及びその製造方法 |
| JPH0734153A (ja) * | 1993-07-20 | 1995-02-03 | Tokyo Tungsten Co Ltd | モリブデン焼結体素材及びモリブデン材 |
| US8784729B2 (en) * | 2007-01-16 | 2014-07-22 | H.C. Starck Inc. | High density refractory metals and alloys sputtering targets |
| PL3135082T3 (pl) * | 2014-04-24 | 2021-09-13 | Triumf | Zespół tarczy do napromieniania molibdenu wiązką cząstek i sposób jego wytwarzania |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS529402B2 (ja) * | 1972-09-22 | 1977-03-16 |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP29211885A patent/JPS62151534A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62151534A (ja) | 1987-07-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |