JPH0476B2 - - Google Patents
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- JPH0476B2 JPH0476B2 JP58179873A JP17987383A JPH0476B2 JP H0476 B2 JPH0476 B2 JP H0476B2 JP 58179873 A JP58179873 A JP 58179873A JP 17987383 A JP17987383 A JP 17987383A JP H0476 B2 JPH0476 B2 JP H0476B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Furan Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明はL−アスコルビン酸およびD−エリソ
ルビン酸ケタールの製造法に関する。さらに詳し
くは本発明はL−アスコルビン酸およびD−エリ
ソルビン酸の利用において有用な誘導体であるL
−アスコルビン酸およびD−エリソルビン酸−
5,6−o−ケタールの新規な製造法を提供する
ものである。 L−アスコルビン酸およびD−エリソルビン酸
−5,6−o−ケタールは、ビタミンC様の薬理
作用が期待されるのみならず、抗凝血剤、抗止血
剤およびL−アスコルビン酸の安定化誘導体とし
て知られるL−アスコルビン酸−2−硫酸エステ
ルおよびL−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
で代表される有用化合物の合成中間体として公知
であり、これらケタール化合物を工業的有利に製
造することはきわめて重要である。 L−アスコルビン酸とケトンとの脱水縮合反応
によるL−アスコルビン酸−5,6−o−ケター
ルの合成は、これまで種々の方法が知られてい
る。大量の硫酸銅を触媒とするものとしては、F.
MicheelらのChem.Ber.,69B,879頁(1936)お
よびJ.S.Brimacombe らのCarbohydrate
Reserch,45巻,45頁(1975)が知られ、パラー
トルエンスルホン酸を用いるものとしてE.Cutolo
らのGazz.Chim.Ital.,91巻,964頁(1961年)が
知られ、過剰の塩化水素を用いるものとしてL.L.
SalomonのExperientia,619頁(1963年)および
R.O.MummaらのCarbohydrate Reserch,19巻,
127頁(1971年)が知られ、アセチルクロリドを
用いるものとしてはK.G.A.JacksonらのCan.J.
Chem.,47巻,2498頁(1969年)およびM.E.
JungらのJ.Am.Chem.Soc.,102巻,6304頁
(1980年)が知られている。 しかしながら前記した方法は、L−アスコルビ
ン酸量に対しかなり多量の触媒を使用しなければ
ならない。例えば硫酸銅の場合はL−アスコルビ
ン酸の6倍以上(重量比)を使用し、パラートル
エンスホン酸を用いる場合はL−アスコルビン酸
の25%(重量比)を使用し、塩化水素の場合はア
セトンなどに溶解して用いられているので正確な
使用量は不明であるが、相当量使用されていると
推定され、またアセチルクロリドの場合にはL−
アスコルビン酸の約10%(重量比)が用いられて
いる。またL−アスコルビン酸とアセトンとの縮
合反応で得られる5,6−o−イソプロピリデン
−L−アスコルビン酸の収率は工業的に満足する
ほど高いものではない。このように必ずしも高収
率で目的とするL−アスコルビン酸−5,6−o
−ケタールが得られていない理由の一つとして、
脱水剤または酸性触媒を多量に使用するため後処
理が困難であること、またケトンの自己縮合反応
物(例えばアセトンダイマーなど)が多量に副生
し、このため反応系中の含水量が増加すると共に
目的とするL−アスコルビン酸−5,6−o−ケ
タールの加水分解が促進され、純度および収率の
低下をきたすことが挙げられる。また、D−エリ
ソルビン酸はL−アスコルビン酸の5位水酸基の
配位のみ異なる異性体であり、同様の問題点があ
る。 本発明者は、これら従来法の欠点を克服するた
め種々検討を重ねた結果、L−アスコルビン酸ま
たはD−エリソルビン酸とケトンとをヨウ化水
素、五塩化アンチモンまたは五フツ化アンチモン
の存在下に反応させることによりL−アスコルビ
ン酸およびD−エリソルビン酸のケタール誘導体
が高収率で得られるという全く新しい知見を見出
し、これに基づいてさらに研究した結果、本発明
を完成した。 すなわち、本発明は、L−アスコルビン酸また
はD−エリソルビン酸とケトンとをヨウ化水素、
五塩化アンチモンまたは五フツ化アンチモンの存
在下に反応させることを特徴とするL−アスコル
ビン酸およびD−エリソルビン酸−5,6−o−
ケタールの製造法である。 本発明において用いられるケトンは、特に限定
されないが、好ましい具体例としては、たとえば
アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケト
ン、ジ−n−プロピルケトン、ジ−i−プロピル
ケトンなどのジアルキルケトン、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノンなどの
環状ケトンなどが挙げられる。これらケトンの使
用量は通常は、理論量の約2ないし10倍モル使用
されるが、より一般的には反応試剤兼溶媒として
大過剰用いるのが便利である。 本発明において触媒として用いるヨウ化水素と
しては、ヨウ化水素それ自体、またはヨウ化水素
を水に溶解して得られるヨウ化水素酸としたもの
でもよく、あるいは反応系中でヨウ化水素として
存在するもの、もしくは反応系中でヨウ化水素を
発生するものでもよい。 上記反応系中でヨウ化水素として存在するも
の、もしくは反応系中でヨウ化水素を発生するも
のの例としては、たとえば(1)金属のヨウ化物と
酸、(2)ヨウ素化剤、(3)ヨウ素化剤と還元剤、(4)含
ヨウ素ルイス酸などが挙げられる。該金属のヨウ
化物の具体例としてはたとえばヨウ化ナトリウ
ム、ヨウ化カリウム、ヨウ化マグネシウム、ヨウ
化カルシウム、ヨウ化アンモニウム、ヨウ化鉛な
どが挙げられ、該酸としてはたとえば燐酸、硝
酸、硫酸、塩酸、臭化水素酸、トリフルオロ酢
酸、過塩素酸などが挙げられ、該ヨウ素化剤とし
てはたとえばヨウ素、一塩化ヨウ素、一臭化ヨウ
素、三塩化ヨウ素、ヨウ化リン、N−ヨードコハ
ク酸イミドなどが挙げられ、該還元剤としてはた
とえば硫化水素、次亜リン酸、亜硫酸、ヒドラジ
ンなどが挙げられ、さらに反応剤として用いるL
−アスコルビン酸およびD−エリソルビン酸の一
部を還元剤として利用することもできる。また該
含ヨウ素ルイス酸としてはヨウ化アルミニウム、
ヨウ化ホウ素、ヨウ化チタンなどが挙げられる。 また、本発明において触媒として用いる五塩化
アンチモンまたは五フツ化アンチモンは無水物ま
たは水和物のいずれでもよく、ジクロルメタン、
クロロホルムなどの溶媒で希釈して用いてもよ
い。 ヨウ化水素の使用量あるいは反応系中のヨウ化
水素の量または五塩化アンチモンまたは五フツ化
アンチモンの使用量はL−アスコルビン酸または
D−エリソルビン酸に対して約0.001重量%以上、
好ましくは触媒量(約0.01重量%)ないし約3重
量%の範囲で用いることができるが、さらに好ま
しくは、約0.05重量%ないし約1重量%の範囲の
量である。ヨウ化水素、五塩化アンチモンまたは
五フツ化アンチモンはこれらを2種以上適宜の割
合で併用してもよい。 本発明の方法における反応溶媒としては反応を
阻害しない溶媒ならばいずれでも使用することが
でき、たとえばアセトニトリル、プロピオニトリ
ル、ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロベンゼ
ン、ジクロルメタン、クロロホルム、四塩化炭
素、1,1−ジクロルエタン、1,2−ジクロル
エタン、エチルブロマイド、ペンタン、シクロペ
ンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどが挙げられ、
さらに、上記したケトンを溶媒として兼用するこ
ともでき、これら溶媒の2種以上からなる混合溶
媒中で反応を行なうこともできる。 本反応は平衝反応であり、反応で生成した水を
除去した方が収率は一般に良好なため、公知の方
法によつて反応系から水を除去しながら反応を行
なつてもよい。この場合公知の方法としては水の
留去または乾燥剤の使用などが挙げられる。水を
留去する場合は溶媒と水との共沸を利用する方法
が一般的であり、共沸した蒸気を冷却して得られ
る液体から水を分離除去し、残りの溶媒を反応器
に戻してもよく、また共沸蒸気を反応系外に除去
し同量の乾燥溶媒を新たに反応系に添加してもよ
い。また乾燥剤を使用する方法としては、共沸蒸
気を直接または一亘冷却して得られる液体を無水
硫酸カルシウム,モレキユラー・シーブス,アル
ミナなどで代表される乾燥剤で乾燥した後、反応
器に戻してもよい。 反応温度は通常約0℃ないし150℃程度の範囲
で行なわれるが、好ましくは約20℃ないし100℃
の範囲である。また溶媒もしくはケトンと水との
共沸点を調節するために反応は減圧下に行なつて
もよい。 反応時間はケトンの種類、触媒量および反応条
件によつても相異するが通常約30分から10時間程
度であり、好ましくは約1時間ないし8時間程度
である。 かくして得られたL−アスコルビン酸およびD
−エリソルビン酸の5,6−o−ケタール誘導体
を反応系から単離するには反応液を冷却し析出物
を取するかまたは反応溶媒をそのまゝ留去する
か、または微量のアルカリ(例、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
アンモニア、ピリジン)または該アルカリの水溶
液を添加したのち反応溶媒を留去してもよい。得
られた残留物を取、抽出、カラムクロマトグラ
フイーまたは再結晶など公知の手段により目的と
するL−アスコルビン酸またはD−エリソルビン
酸−5,6−o−ケタールを容易に得ることがで
きる。 本発明はL−アスコルビン酸およびD−エリソ
ルビン酸−5,6−o−ケタールの工業的に有利
な製造法を提供するものである。 本発明の方法の特徴としては、微量のヨウ化水
素、五塩化アンチモンまたは五フツ化アンチモン
の使用で充分目的とするケタール化反応を進行さ
せることが出来、このため反応物の後処理が極め
て容易であり、L−アスコルビン酸およびD−エ
リソルビン酸−5,6−o−ケタールが極めて好
収率で得られ、また、従来法のような産業廃棄物
が出ないこと、触媒の使用量が微量でよいため副
生物(たとえば、ケトンダイマーなど)が著しく
少なく、反応時間が短縮されることなどが挙げら
れる。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例 1 300mlのアセトンに20.0gのL−アスコルビン
酸と57%のヨウ化水素5.6mgとを加え、60℃の湯
浴中で4時間還流を続けた。この間反応器と冷却
管との間にモレキユラー・シーブス・3A(和光純
薬工業株式会社製)を35g組込み、還流溶媒の乾
燥を行なつた。反応終了後、氷冷し析出物を
取、乾燥し18.17gの一次晶を得た。液を減圧
下濃縮した後、少量のn−ヘキサンを加え析出物
を取し乾燥して6.30gの二次晶を得た。純度定
量のため高速液体クロマトグラフイー(カラム:
島津ゾルバツクス BP−NH2 4mm×25cm;移
動相;0.005モル/KH2PO4含有75%CH3CN−
25%H2O;流速:1.5ml/min;検出器:UV
(250nm))で分析したところ、5,6−o−イソ
プロピリデン−L−アスコルビン酸の含有率は第
一次晶が100%、第二次晶が98.6%であり、合計
すると24.38g(収率99.3%)の5,6−o−イ
ソプロピリデン−L−アスコルビン酸が得られた
ことになる。 融点 220−222℃(d)(アセトニトリルより
再結晶) NMR(DMSO−d6)δ1.20(s,6H),3.7−4.4 (m,3H),4.60(d,J=3Hz,1H),8.3 (br,1H),11.2(br,1H) 元素分析値(%) C9H12O6 として 計算値 C50.00;H5.60 実測値 C50.12;H5.70 実施例 2 300mlのアセトンに20.0gのL−アスコルビン
酸と57%のヨウ化水素酸11.2mgとを加え、60℃の
湯浴中で3時間還流を続けた。この間、実施例1
で行なつたモレキユラー・シーブス・3Aによる
還流溶媒の乾燥は実施しなかつた。反応終了後、
実施例1と同様の方法で後処理を行ない一次晶と
して15.73g、二次晶として8.64gを得、これら
の高速液体クロマトグラフイーによる分析の結
果、5,6−o−イソプロピリデン−L−アスコ
ルビン酸の純度は一次晶が98.2%、二次晶が85.2
%であつた。このことは合計すると22.81g(収
率92.9%)の5,6−o−イソプロピリデン−L
−アスコルビン酸を得、1.40gのL−アスコルビ
ン酸を回収したことになり、5,6−o−イソプ
ロピリデン−L−アスコルビン酸の消費原料基準
収率は99.9%になる。 実施例 3 300mlのアセトンに20.0gのD−エリソルビン
酸と6.0mgの五塩化アンチモンとを加え、60℃の
湯浴中で5時間還流を続けた。この間反応器と冷
却管との間にモレキユラー・シーブス・3A 20g
を組込み、還流溶媒の乾燥を行なつた。反応終了
後、10μのピリジンを添加後、減圧下で溶媒を
留去した後、残留物に少量のn−ヘキサンを加え
不溶物を取、乾燥し24.43g微淡黄色粉末を得
た。実施例1に記載の高速液体クロマトグラフイ
ーにより定量したところ、98.2%の5,6−o−
イソプロピリデン−D−エリソルビン酸が含まれ
ていることがわかつた。このことは23.99g
(97.7%)の5,6−o−イソプロピリデン−D
−エリソルビン酸が生成したことになる。 融点 167−169℃(d)(アセトニトリルより
再結晶) IR(KBr)cm-13300,1748,1650 NMR(DMSO−d6)δ1.32(s,3H),1.38 (s,3H),3.47−4.10(m,3H),4.20−4.55
(m,1H),4.82(d,J=3Hz,1H),ca9(br,
2H) 元素分析値(%) C9H12O6 として 計算値 C50.00;H5.60 実測値 C50.10;H5.85 実施例 4 300mlのアセトンに20.0gのL−アスコルビン
酸またはD−エリソルビン酸と第1表に示す各触
媒とを加え、60℃の湯浴中で5時間還流、攪拌を
続けた。この間反応器と冷却管との間にモレキユ
ラー・シーブス・3Aを20g組込み、還流溶媒の
乾燥を行なつた。反応終了後、実施例1と同様の
後処理を行ない、単離した粉末を高速液体クロマ
トグラフイーで定量したところ、第1表に示す結
果が得られた。
ルビン酸ケタールの製造法に関する。さらに詳し
くは本発明はL−アスコルビン酸およびD−エリ
ソルビン酸の利用において有用な誘導体であるL
−アスコルビン酸およびD−エリソルビン酸−
5,6−o−ケタールの新規な製造法を提供する
ものである。 L−アスコルビン酸およびD−エリソルビン酸
−5,6−o−ケタールは、ビタミンC様の薬理
作用が期待されるのみならず、抗凝血剤、抗止血
剤およびL−アスコルビン酸の安定化誘導体とし
て知られるL−アスコルビン酸−2−硫酸エステ
ルおよびL−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
で代表される有用化合物の合成中間体として公知
であり、これらケタール化合物を工業的有利に製
造することはきわめて重要である。 L−アスコルビン酸とケトンとの脱水縮合反応
によるL−アスコルビン酸−5,6−o−ケター
ルの合成は、これまで種々の方法が知られてい
る。大量の硫酸銅を触媒とするものとしては、F.
MicheelらのChem.Ber.,69B,879頁(1936)お
よびJ.S.Brimacombe らのCarbohydrate
Reserch,45巻,45頁(1975)が知られ、パラー
トルエンスルホン酸を用いるものとしてE.Cutolo
らのGazz.Chim.Ital.,91巻,964頁(1961年)が
知られ、過剰の塩化水素を用いるものとしてL.L.
SalomonのExperientia,619頁(1963年)および
R.O.MummaらのCarbohydrate Reserch,19巻,
127頁(1971年)が知られ、アセチルクロリドを
用いるものとしてはK.G.A.JacksonらのCan.J.
Chem.,47巻,2498頁(1969年)およびM.E.
JungらのJ.Am.Chem.Soc.,102巻,6304頁
(1980年)が知られている。 しかしながら前記した方法は、L−アスコルビ
ン酸量に対しかなり多量の触媒を使用しなければ
ならない。例えば硫酸銅の場合はL−アスコルビ
ン酸の6倍以上(重量比)を使用し、パラートル
エンスホン酸を用いる場合はL−アスコルビン酸
の25%(重量比)を使用し、塩化水素の場合はア
セトンなどに溶解して用いられているので正確な
使用量は不明であるが、相当量使用されていると
推定され、またアセチルクロリドの場合にはL−
アスコルビン酸の約10%(重量比)が用いられて
いる。またL−アスコルビン酸とアセトンとの縮
合反応で得られる5,6−o−イソプロピリデン
−L−アスコルビン酸の収率は工業的に満足する
ほど高いものではない。このように必ずしも高収
率で目的とするL−アスコルビン酸−5,6−o
−ケタールが得られていない理由の一つとして、
脱水剤または酸性触媒を多量に使用するため後処
理が困難であること、またケトンの自己縮合反応
物(例えばアセトンダイマーなど)が多量に副生
し、このため反応系中の含水量が増加すると共に
目的とするL−アスコルビン酸−5,6−o−ケ
タールの加水分解が促進され、純度および収率の
低下をきたすことが挙げられる。また、D−エリ
ソルビン酸はL−アスコルビン酸の5位水酸基の
配位のみ異なる異性体であり、同様の問題点があ
る。 本発明者は、これら従来法の欠点を克服するた
め種々検討を重ねた結果、L−アスコルビン酸ま
たはD−エリソルビン酸とケトンとをヨウ化水
素、五塩化アンチモンまたは五フツ化アンチモン
の存在下に反応させることによりL−アスコルビ
ン酸およびD−エリソルビン酸のケタール誘導体
が高収率で得られるという全く新しい知見を見出
し、これに基づいてさらに研究した結果、本発明
を完成した。 すなわち、本発明は、L−アスコルビン酸また
はD−エリソルビン酸とケトンとをヨウ化水素、
五塩化アンチモンまたは五フツ化アンチモンの存
在下に反応させることを特徴とするL−アスコル
ビン酸およびD−エリソルビン酸−5,6−o−
ケタールの製造法である。 本発明において用いられるケトンは、特に限定
されないが、好ましい具体例としては、たとえば
アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケト
ン、ジ−n−プロピルケトン、ジ−i−プロピル
ケトンなどのジアルキルケトン、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノンなどの
環状ケトンなどが挙げられる。これらケトンの使
用量は通常は、理論量の約2ないし10倍モル使用
されるが、より一般的には反応試剤兼溶媒として
大過剰用いるのが便利である。 本発明において触媒として用いるヨウ化水素と
しては、ヨウ化水素それ自体、またはヨウ化水素
を水に溶解して得られるヨウ化水素酸としたもの
でもよく、あるいは反応系中でヨウ化水素として
存在するもの、もしくは反応系中でヨウ化水素を
発生するものでもよい。 上記反応系中でヨウ化水素として存在するも
の、もしくは反応系中でヨウ化水素を発生するも
のの例としては、たとえば(1)金属のヨウ化物と
酸、(2)ヨウ素化剤、(3)ヨウ素化剤と還元剤、(4)含
ヨウ素ルイス酸などが挙げられる。該金属のヨウ
化物の具体例としてはたとえばヨウ化ナトリウ
ム、ヨウ化カリウム、ヨウ化マグネシウム、ヨウ
化カルシウム、ヨウ化アンモニウム、ヨウ化鉛な
どが挙げられ、該酸としてはたとえば燐酸、硝
酸、硫酸、塩酸、臭化水素酸、トリフルオロ酢
酸、過塩素酸などが挙げられ、該ヨウ素化剤とし
てはたとえばヨウ素、一塩化ヨウ素、一臭化ヨウ
素、三塩化ヨウ素、ヨウ化リン、N−ヨードコハ
ク酸イミドなどが挙げられ、該還元剤としてはた
とえば硫化水素、次亜リン酸、亜硫酸、ヒドラジ
ンなどが挙げられ、さらに反応剤として用いるL
−アスコルビン酸およびD−エリソルビン酸の一
部を還元剤として利用することもできる。また該
含ヨウ素ルイス酸としてはヨウ化アルミニウム、
ヨウ化ホウ素、ヨウ化チタンなどが挙げられる。 また、本発明において触媒として用いる五塩化
アンチモンまたは五フツ化アンチモンは無水物ま
たは水和物のいずれでもよく、ジクロルメタン、
クロロホルムなどの溶媒で希釈して用いてもよ
い。 ヨウ化水素の使用量あるいは反応系中のヨウ化
水素の量または五塩化アンチモンまたは五フツ化
アンチモンの使用量はL−アスコルビン酸または
D−エリソルビン酸に対して約0.001重量%以上、
好ましくは触媒量(約0.01重量%)ないし約3重
量%の範囲で用いることができるが、さらに好ま
しくは、約0.05重量%ないし約1重量%の範囲の
量である。ヨウ化水素、五塩化アンチモンまたは
五フツ化アンチモンはこれらを2種以上適宜の割
合で併用してもよい。 本発明の方法における反応溶媒としては反応を
阻害しない溶媒ならばいずれでも使用することが
でき、たとえばアセトニトリル、プロピオニトリ
ル、ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロベンゼ
ン、ジクロルメタン、クロロホルム、四塩化炭
素、1,1−ジクロルエタン、1,2−ジクロル
エタン、エチルブロマイド、ペンタン、シクロペ
ンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどが挙げられ、
さらに、上記したケトンを溶媒として兼用するこ
ともでき、これら溶媒の2種以上からなる混合溶
媒中で反応を行なうこともできる。 本反応は平衝反応であり、反応で生成した水を
除去した方が収率は一般に良好なため、公知の方
法によつて反応系から水を除去しながら反応を行
なつてもよい。この場合公知の方法としては水の
留去または乾燥剤の使用などが挙げられる。水を
留去する場合は溶媒と水との共沸を利用する方法
が一般的であり、共沸した蒸気を冷却して得られ
る液体から水を分離除去し、残りの溶媒を反応器
に戻してもよく、また共沸蒸気を反応系外に除去
し同量の乾燥溶媒を新たに反応系に添加してもよ
い。また乾燥剤を使用する方法としては、共沸蒸
気を直接または一亘冷却して得られる液体を無水
硫酸カルシウム,モレキユラー・シーブス,アル
ミナなどで代表される乾燥剤で乾燥した後、反応
器に戻してもよい。 反応温度は通常約0℃ないし150℃程度の範囲
で行なわれるが、好ましくは約20℃ないし100℃
の範囲である。また溶媒もしくはケトンと水との
共沸点を調節するために反応は減圧下に行なつて
もよい。 反応時間はケトンの種類、触媒量および反応条
件によつても相異するが通常約30分から10時間程
度であり、好ましくは約1時間ないし8時間程度
である。 かくして得られたL−アスコルビン酸およびD
−エリソルビン酸の5,6−o−ケタール誘導体
を反応系から単離するには反応液を冷却し析出物
を取するかまたは反応溶媒をそのまゝ留去する
か、または微量のアルカリ(例、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
アンモニア、ピリジン)または該アルカリの水溶
液を添加したのち反応溶媒を留去してもよい。得
られた残留物を取、抽出、カラムクロマトグラ
フイーまたは再結晶など公知の手段により目的と
するL−アスコルビン酸またはD−エリソルビン
酸−5,6−o−ケタールを容易に得ることがで
きる。 本発明はL−アスコルビン酸およびD−エリソ
ルビン酸−5,6−o−ケタールの工業的に有利
な製造法を提供するものである。 本発明の方法の特徴としては、微量のヨウ化水
素、五塩化アンチモンまたは五フツ化アンチモン
の使用で充分目的とするケタール化反応を進行さ
せることが出来、このため反応物の後処理が極め
て容易であり、L−アスコルビン酸およびD−エ
リソルビン酸−5,6−o−ケタールが極めて好
収率で得られ、また、従来法のような産業廃棄物
が出ないこと、触媒の使用量が微量でよいため副
生物(たとえば、ケトンダイマーなど)が著しく
少なく、反応時間が短縮されることなどが挙げら
れる。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例 1 300mlのアセトンに20.0gのL−アスコルビン
酸と57%のヨウ化水素5.6mgとを加え、60℃の湯
浴中で4時間還流を続けた。この間反応器と冷却
管との間にモレキユラー・シーブス・3A(和光純
薬工業株式会社製)を35g組込み、還流溶媒の乾
燥を行なつた。反応終了後、氷冷し析出物を
取、乾燥し18.17gの一次晶を得た。液を減圧
下濃縮した後、少量のn−ヘキサンを加え析出物
を取し乾燥して6.30gの二次晶を得た。純度定
量のため高速液体クロマトグラフイー(カラム:
島津ゾルバツクス BP−NH2 4mm×25cm;移
動相;0.005モル/KH2PO4含有75%CH3CN−
25%H2O;流速:1.5ml/min;検出器:UV
(250nm))で分析したところ、5,6−o−イソ
プロピリデン−L−アスコルビン酸の含有率は第
一次晶が100%、第二次晶が98.6%であり、合計
すると24.38g(収率99.3%)の5,6−o−イ
ソプロピリデン−L−アスコルビン酸が得られた
ことになる。 融点 220−222℃(d)(アセトニトリルより
再結晶) NMR(DMSO−d6)δ1.20(s,6H),3.7−4.4 (m,3H),4.60(d,J=3Hz,1H),8.3 (br,1H),11.2(br,1H) 元素分析値(%) C9H12O6 として 計算値 C50.00;H5.60 実測値 C50.12;H5.70 実施例 2 300mlのアセトンに20.0gのL−アスコルビン
酸と57%のヨウ化水素酸11.2mgとを加え、60℃の
湯浴中で3時間還流を続けた。この間、実施例1
で行なつたモレキユラー・シーブス・3Aによる
還流溶媒の乾燥は実施しなかつた。反応終了後、
実施例1と同様の方法で後処理を行ない一次晶と
して15.73g、二次晶として8.64gを得、これら
の高速液体クロマトグラフイーによる分析の結
果、5,6−o−イソプロピリデン−L−アスコ
ルビン酸の純度は一次晶が98.2%、二次晶が85.2
%であつた。このことは合計すると22.81g(収
率92.9%)の5,6−o−イソプロピリデン−L
−アスコルビン酸を得、1.40gのL−アスコルビ
ン酸を回収したことになり、5,6−o−イソプ
ロピリデン−L−アスコルビン酸の消費原料基準
収率は99.9%になる。 実施例 3 300mlのアセトンに20.0gのD−エリソルビン
酸と6.0mgの五塩化アンチモンとを加え、60℃の
湯浴中で5時間還流を続けた。この間反応器と冷
却管との間にモレキユラー・シーブス・3A 20g
を組込み、還流溶媒の乾燥を行なつた。反応終了
後、10μのピリジンを添加後、減圧下で溶媒を
留去した後、残留物に少量のn−ヘキサンを加え
不溶物を取、乾燥し24.43g微淡黄色粉末を得
た。実施例1に記載の高速液体クロマトグラフイ
ーにより定量したところ、98.2%の5,6−o−
イソプロピリデン−D−エリソルビン酸が含まれ
ていることがわかつた。このことは23.99g
(97.7%)の5,6−o−イソプロピリデン−D
−エリソルビン酸が生成したことになる。 融点 167−169℃(d)(アセトニトリルより
再結晶) IR(KBr)cm-13300,1748,1650 NMR(DMSO−d6)δ1.32(s,3H),1.38 (s,3H),3.47−4.10(m,3H),4.20−4.55
(m,1H),4.82(d,J=3Hz,1H),ca9(br,
2H) 元素分析値(%) C9H12O6 として 計算値 C50.00;H5.60 実測値 C50.10;H5.85 実施例 4 300mlのアセトンに20.0gのL−アスコルビン
酸またはD−エリソルビン酸と第1表に示す各触
媒とを加え、60℃の湯浴中で5時間還流、攪拌を
続けた。この間反応器と冷却管との間にモレキユ
ラー・シーブス・3Aを20g組込み、還流溶媒の
乾燥を行なつた。反応終了後、実施例1と同様の
後処理を行ない、単離した粉末を高速液体クロマ
トグラフイーで定量したところ、第1表に示す結
果が得られた。
【表】
【表】
実施例 5
150mlのシクロペンタノンと150mlのジクロルメ
タンとの混合液に20.0gのL−アスコルビン酸と
57%のヨウ化水素酸67.4mgとを加え、68℃の湯浴
中で7時間還流を続けた。この間反応器と冷却管
との間にモレキユラー・シーブス・3Aを35g組
込み、還流溶媒の乾燥を行なつた。反応終了後、
氷冷し析出物を取し少量のn−ヘキサンで洗浄
後乾燥し8.25gのL−アスコルビン酸を回収し
た。液を減圧下で濃縮し、析出物を取、乾燥
すると13.32gの一次晶が得られた。さらに液
を減圧下で濃縮し、残留物にn−ヘキサンを加え
不溶物を取、乾燥して2.57gの二次晶を得た。
実施例1に記載の方法で5,6−o−シクロペン
チリデン−L−アスコルビン酸を定量すると第一
次晶は100%、第二次晶は95.3%であつた。この
ことは合計15.77g(収率57.3%、消費原料基準
収率97.5%)の5,6−o−シクロペンチリデン
−L−アスコルビン酸と8.25gのL−アスコルビ
ン酸が回収されたことになる。 融点 183.5−185.5℃(d)(アセトニトリル
より再結晶) IR(KBr)cm-13200,3130sh,1755,1668 NMR(DMSO−d6)δ1.35−1.80(br,8H),3.7
−4.25(m,3H),4.65(d,J=3Hz,1H),8.3
(br,1H),11.2(br,1H) 元素分析値(%) C11H14O6 として 計算値 C54.54;H5.83 実測値 C54.67;H5.89 実施例 6 150mlのシクロヘキサノンと150mlのジクロルメ
タンとの混合液に20.0gのL−アスコルビン酸と
12.7mgのヨードとを加え、70℃の湯浴中5時間還
流を続けた。この間反応管と冷却管との間にモレ
キユラー・シーブス・3Aを35g組込み還流溶媒
の乾燥を行なつた。反応終了後、冷却し不溶物を
取、少量のn−ヘキサンで洗浄後乾燥すると一
次晶として16.67gの無色針状晶が得られた。
液と洗浄液とを合わせて減圧下で溶媒を留去し、
残留物を取し、少量のn−ヘキサンで洗浄後、
乾燥することにより11.80gの微淡黄色粉末を得
た。実施例1の方法によつて、5,6−o−シク
ロヘキシリデン−L−アスコルビン酸を定量する
と、第一次晶は100%、第二次晶は99.1%であつ
た。合計28.36g(収率97.5%の5,6−o−シ
クロヘキシリデン−L−アスコルビン酸が得られ
た。 融点 189.5−191.5℃(d)(アセトニトリル
より再結晶) NMR(DMSO−d6)δ1.2−1.85(br,10H),3.7
−4.4(m,3H),4.60(d,J=3Hz,1H),8.6
(br,1H),11.3(br.1H) 元素分析値(%) C12H16O6 として 計算値 C56.24;H6.29 実測値 C56.50;H6.24 実施例 7 150mlのシクロヘキサノンと150mlのジクロルメ
タンとの混合液にD−エリソルビン酸20.0gと57
%ヨウ化水素酸9.0mgとを加え、68℃の湯浴中、
8時間還流を続けた。この間反応器と冷却管との
間にモレキユラー・シーブス・3Aを35g組込み
還流溶媒の乾燥を行なつた。反応終了後、減圧下
に濃縮し析出物を取し、少量のn−ヘキサンで
洗浄後、乾燥して第一次晶として27.91gの無色
粉末を得た。洗液と液とを合わせて減圧下乾固
し、少量のn−ヘキサンを加えて不溶物を取
し、乾燥して1.12gの第二次晶を得た。実施例1
に記載の方法で5,6−o−シクロヘキシリデン
−D−エリソルビン酸を定量したところ、第一次
晶は99.8%、第二次晶は95.0%であつた。合計
28.92g(99.4%)の5,6−o−シクロヘキシ
リデン−D−エリソルビン酸が得られた。 融点 162.5〜165℃(d)(アセトノトリルよ
り再結晶) IR(KBr)cm-13300,3150,1740,1640 NMR(DMSO−d6)δ1.2−1.8(br,10H),3.4
−4.1(m,2H),4.2−4.55(m,1H),4.83(d,
J=3Hz,1H),8.5(br.1H),11.1(br.1H) 元素分析値(%) C12H16O6 として 計算値 C56.25;H6.29 実測値 C56.45;H6.35 実施例 8 150mlのシクロヘキサノンと150mlのジクロルメ
タンとの混合液に第2表に示す各触媒とを加え、
68℃の湯浴中で8時間還流攪拌を続けた。この間
反応器と冷却管との間にモレキユラー・シーブ
ス・3Aを35g組込み、還流溶媒の乾燥を行なつ
た。反応終了後、実施例6および7と同様の後処
理を行ない単離した粉末を実施例1に記載した高
速液体クロマトグラフイーにより定量し、第二表
に示す結果が得られた。
タンとの混合液に20.0gのL−アスコルビン酸と
57%のヨウ化水素酸67.4mgとを加え、68℃の湯浴
中で7時間還流を続けた。この間反応器と冷却管
との間にモレキユラー・シーブス・3Aを35g組
込み、還流溶媒の乾燥を行なつた。反応終了後、
氷冷し析出物を取し少量のn−ヘキサンで洗浄
後乾燥し8.25gのL−アスコルビン酸を回収し
た。液を減圧下で濃縮し、析出物を取、乾燥
すると13.32gの一次晶が得られた。さらに液
を減圧下で濃縮し、残留物にn−ヘキサンを加え
不溶物を取、乾燥して2.57gの二次晶を得た。
実施例1に記載の方法で5,6−o−シクロペン
チリデン−L−アスコルビン酸を定量すると第一
次晶は100%、第二次晶は95.3%であつた。この
ことは合計15.77g(収率57.3%、消費原料基準
収率97.5%)の5,6−o−シクロペンチリデン
−L−アスコルビン酸と8.25gのL−アスコルビ
ン酸が回収されたことになる。 融点 183.5−185.5℃(d)(アセトニトリル
より再結晶) IR(KBr)cm-13200,3130sh,1755,1668 NMR(DMSO−d6)δ1.35−1.80(br,8H),3.7
−4.25(m,3H),4.65(d,J=3Hz,1H),8.3
(br,1H),11.2(br,1H) 元素分析値(%) C11H14O6 として 計算値 C54.54;H5.83 実測値 C54.67;H5.89 実施例 6 150mlのシクロヘキサノンと150mlのジクロルメ
タンとの混合液に20.0gのL−アスコルビン酸と
12.7mgのヨードとを加え、70℃の湯浴中5時間還
流を続けた。この間反応管と冷却管との間にモレ
キユラー・シーブス・3Aを35g組込み還流溶媒
の乾燥を行なつた。反応終了後、冷却し不溶物を
取、少量のn−ヘキサンで洗浄後乾燥すると一
次晶として16.67gの無色針状晶が得られた。
液と洗浄液とを合わせて減圧下で溶媒を留去し、
残留物を取し、少量のn−ヘキサンで洗浄後、
乾燥することにより11.80gの微淡黄色粉末を得
た。実施例1の方法によつて、5,6−o−シク
ロヘキシリデン−L−アスコルビン酸を定量する
と、第一次晶は100%、第二次晶は99.1%であつ
た。合計28.36g(収率97.5%の5,6−o−シ
クロヘキシリデン−L−アスコルビン酸が得られ
た。 融点 189.5−191.5℃(d)(アセトニトリル
より再結晶) NMR(DMSO−d6)δ1.2−1.85(br,10H),3.7
−4.4(m,3H),4.60(d,J=3Hz,1H),8.6
(br,1H),11.3(br.1H) 元素分析値(%) C12H16O6 として 計算値 C56.24;H6.29 実測値 C56.50;H6.24 実施例 7 150mlのシクロヘキサノンと150mlのジクロルメ
タンとの混合液にD−エリソルビン酸20.0gと57
%ヨウ化水素酸9.0mgとを加え、68℃の湯浴中、
8時間還流を続けた。この間反応器と冷却管との
間にモレキユラー・シーブス・3Aを35g組込み
還流溶媒の乾燥を行なつた。反応終了後、減圧下
に濃縮し析出物を取し、少量のn−ヘキサンで
洗浄後、乾燥して第一次晶として27.91gの無色
粉末を得た。洗液と液とを合わせて減圧下乾固
し、少量のn−ヘキサンを加えて不溶物を取
し、乾燥して1.12gの第二次晶を得た。実施例1
に記載の方法で5,6−o−シクロヘキシリデン
−D−エリソルビン酸を定量したところ、第一次
晶は99.8%、第二次晶は95.0%であつた。合計
28.92g(99.4%)の5,6−o−シクロヘキシ
リデン−D−エリソルビン酸が得られた。 融点 162.5〜165℃(d)(アセトノトリルよ
り再結晶) IR(KBr)cm-13300,3150,1740,1640 NMR(DMSO−d6)δ1.2−1.8(br,10H),3.4
−4.1(m,2H),4.2−4.55(m,1H),4.83(d,
J=3Hz,1H),8.5(br.1H),11.1(br.1H) 元素分析値(%) C12H16O6 として 計算値 C56.25;H6.29 実測値 C56.45;H6.35 実施例 8 150mlのシクロヘキサノンと150mlのジクロルメ
タンとの混合液に第2表に示す各触媒とを加え、
68℃の湯浴中で8時間還流攪拌を続けた。この間
反応器と冷却管との間にモレキユラー・シーブ
ス・3Aを35g組込み、還流溶媒の乾燥を行なつ
た。反応終了後、実施例6および7と同様の後処
理を行ない単離した粉末を実施例1に記載した高
速液体クロマトグラフイーにより定量し、第二表
に示す結果が得られた。
Claims (1)
- 1 L−アスコルビン酸またはD−エリソルビン
酸とケトンとをヨウ化水素、五塩化アンチモンま
たは五フツ化アンチモンの存在下に反応させるこ
とを特徴とするL−アスコルビン酸およびD−エ
リソルビン酸−5,6−o−ケタールの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58179873A JPS6069079A (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | L−アスコルビン酸およびd−エリソルビン酸ケタ−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58179873A JPS6069079A (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | L−アスコルビン酸およびd−エリソルビン酸ケタ−ルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6069079A JPS6069079A (ja) | 1985-04-19 |
| JPH0476B2 true JPH0476B2 (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=16073391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58179873A Granted JPS6069079A (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | L−アスコルビン酸およびd−エリソルビン酸ケタ−ルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6069079A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0429989A (ja) * | 1990-05-24 | 1992-01-31 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | L―アスコルビン酸誘導体の製造法 |
| CN113214197B (zh) * | 2021-04-07 | 2022-08-09 | 山东省药学科学院 | 一种维生素c乙基醚的制备方法 |
-
1983
- 1983-09-27 JP JP58179873A patent/JPS6069079A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6069079A (ja) | 1985-04-19 |
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