JPH0478107B2 - - Google Patents
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- JPH0478107B2 JPH0478107B2 JP61016921A JP1692186A JPH0478107B2 JP H0478107 B2 JPH0478107 B2 JP H0478107B2 JP 61016921 A JP61016921 A JP 61016921A JP 1692186 A JP1692186 A JP 1692186A JP H0478107 B2 JPH0478107 B2 JP H0478107B2
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- temperature plasma
- monofilament
- photosensitive resin
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N1/00—Printing plates or foils; Materials therefor
- B41N1/24—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
- B41N1/247—Meshes, gauzes, woven or similar screen materials; Preparation thereof, e.g. by plasma treatment
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は印刷用スクリーンの製造方法に関する
ものであり、更に詳しく述べるならば、モノフイ
ラメント布帛からなるスクリーン基布と、その上
に所望のパターンに形成された樹脂層とからな
り、繰り返えし印刷に対し高い耐久性を有する改
良された印刷用スクリーンの製造方法に関するも
のである。 〔従来の技術〕 従来、印刷用スクリーンを製作するには、まず
合成繊維特にポリエステル等のモノフイラメント
布帛からなるスクリーン基布の片面又は両面に感
光性樹脂溶液を塗布又は感光性樹脂フイルムを接
着し、所望のパターンを有する原稿を通し可視光
線および/又は紫外線を照射する。このとき樹脂
層の光を受けた部分のみが光架橋反応或いは、光
分解反応を起こす。その後、樹脂層の可溶性部分
を水、薬品等によつて洗い流し所望のパターンを
有する印刷用スクリーンを得る。この際、感光樹
脂とフイラメント繊維布の接着力が弱い場合、繰
り返し印刷によつて樹脂が剥離し、精密なパター
ンの繰り返し印刷が不可能となる。このような問
題を解消するため、特にポリエステルモノフイラ
メント基布においては、このスクリーン基布にア
ルカリ水溶液による減量加工を施し、これによつ
てスクリーン基布に感光樹脂に対する接着力を高
め、繰り返し印刷耐久性の向上を図る方法が採用
されている。しかし、この方法で、満足できる耐
久性を示す接着力を得るためには、苛酷なアルカ
リ減量処理を行なう必要があり、特に繊維径の小
さいフイラメント糸では、極端な強度低下が生
じ、そのため繰り返し印刷においてスクリーン基
布が破断する等の問題が発生している。 上記の問題を解決するために、本発明者らは、
モノフイラメント布帛からなるスクリーン基布上
に、所望のパターンに従つて、感光・現像・定着
されている感光樹脂層を形成するに際し、前記モ
ノフイラメント布帛の感光樹脂層接着側表面に、
低温プラズマ処理による改質層を形成しておく
と、モノフイラメント基布と、感光樹脂層との接
着が強化され、このため、得られた印刷用スクリ
ーンは、すぐれた繰り返し印刷耐久性を示すこと
を見出し、この発明について特願昭60−248972号
により特許出願した。 その後、更に、この方法について検討を重ねた
ところ、上記低温プラズマ処理後短期間内に、ス
クリーン基布表面に感光樹脂層を形成した場合は
低温プラズマ処理の接着性向上効果は顕著である
が、低温プラズマ処理工程と、感光樹脂層形成工
程との間に長期間が経過する場合、例えば工程上
のまたは受注もしくは販売の都合上、または中間
処理品の形で売買し、これを購入したユーザーが
改めて感光樹脂層形成処理を施し、最終製品を得
ようとする場合、低温プラズマ処理スクリーン基
布の保存時間の経過とともに接着性向上効果が低
下することが判明した。 特に印刷用スクリーンの場合には、スクリーン
基布の供給後、感光樹脂層の形成までかなりの期
間があるのが通常であり、上記の問題の解決が強
く望まれていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 モノフイラメント布帛からなるスクリーン基布
の少なくとも1表面上に感光樹脂層を形成して印
刷用スクリーンを製造する方法において、 スクリーン基布と、感光樹脂層との接着を強固
なものにすること、および 上記目的のためにスクリーン基布に低温プラズ
マ処理を施した場合、この低温プラズマ処理工程
と、感光樹脂層形成工程との間に時間経過があつ
ても、前記スクリーン基布の感光樹脂層に対する
強固な接着性が安定して維持されること。 〔問題点を解決するための手段、および作用〕 本発明の印刷用スクリーンの製造方法は、モノ
フイラメント布帛からなるスクリーン基布の表面
に低温プラズマ処理を施し、これを、直ちに、透
湿度および酸素透過度の少なくともいずれか一方
の低い包装材料で包装し、かつ、この包装状態の
まま所望の加工時期まで保存し、所望の時期に、
前記低温プラズマ処理されたスクリーン基布の少
なくとも1表面上に、感光樹脂層を形成し、この
感光樹脂層に、所望のパターンに従つて、感光お
よび現像処理を施すことを含むものである。 本発明に用いられるスクリーン基布を構成する
のに有用なモノフイラメント布帛は天然繊維、例
えば、絹など、無機繊維、例えば、ガラス繊維、
炭素繊維、金属繊維など、再生繊維、例えば、ビ
スコースレーヨン、キユプラなど、半合成繊維、
例えば、ジー及びトリーアセテート繊維など、及
び合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、
ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)
繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポ
リ塩化ビニル繊維、ポリオレフイン繊維及び水不
溶化又は難溶化されたポリビニルアルコール繊維
などから選ばれたモノフイラメントの少くとも1
種からなるものである。モノフイラメントの直径
は25〜150μmであることが好ましい。直径が25μ
mより小さい場合は、モノフイラメントの引張強
度が不足で切断しやすく、製織が困難になること
がある。また、直径が150μmより大きい場合は、
精度の高い良好な印刷結果が得られないことがあ
る。 本発明方法において、スクリーン基布の少なく
とも1面に対して低温プラズマ処理が施される。 低温プラズマ処理は0.01〜10Torrの圧力下で
プラズマ重合性を有しないガスの低温プラズマに
より、エツチング性を有するガス、エツチング性
を有しないガス、又は、エツチング性を有するガ
スと、エツチング性を有しないガスとの混合物の
存在下で、所定時間、例えば、数秒乃至数分間施
される。処理時間が過少であると、接着性向上効
果が不十分となり、過多であると、スクリーン基
布の機械的強度の低下が過大となることがある。 エツチング性を有するガスとしては酸素およ
び/又はアルゴンを含むガスが用いられる。エツ
チング性ガスの低温プラズマ処理によつて、モノ
フイラメント繊維布表面に酸素を含む官能基が形
成されるとともに、微細な凹凸を持つ改質層が形
成される。エツチング性ガスの存在下で過度のプ
ラズマ処理を施こすとモノフイラメント表面の凹
凸が大きくなり、印刷時においてインク離れが悪
くなると言う欠陥が生じるので注意を要す。 エツチング性を有しないガスとしては窒素、水
素、一酸化炭素から選ばれる少くとも1種を含む
ガスが用いられる。エツチング性を有しないガス
の低温プラズマ処理によつてモノフイラメント表
面に酸素、窒素を含む官能基を持つ改質層が形成
される。この場合モノフイラメント表面には、凹
凸が形成されず比較的平滑な表面を有している。 エツチング性を有しないガスとエツチング性を
有するガスの混合ガススの低温プラズマ処理で
は、モノフイラメント表面の凹凸形成が過度に進
むことなく且つ所望の官能基が形成されている改
質層を得ることができる。 プラズマ発生条件としては、例えば、電極間に
13.56MHz、10〜500Wの電力を印加すればよく、
放電は有極放電、無極放電のいずれによつても十
分な結果が得られる。プラズマ処理時間は印加電
圧によつても相違するが、一般には数秒から数十
分とすることで十分である。 低温プラズマの発生に用いられるプラズマ重合
性を有しないガスとしては、ヘリウム、ネオン、
アルゴン、窒素、亜酸化窒素、二酸化窒素、酸
素、空気、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、塩
素、または塩化水素、シアン化臭素、臭化すずな
どのハロゲン化物、硫黄、亜硫酸ガス、硫化水素
などの硫化物などがあり、これらのガスは単独ま
たは混合して使用することができる。 なお、プラズマ処理には、上記の方法以外にも
種々あり、例えば、放電周波数帯としては低周
波、マイクロ波、直流などを用いることができ、
プラズマ発生様式もグロー放電のほかコロナ放
電、火花放電、無声放電などを選ぶことができ
る。また、電極も外部電極のほか、内部電極、コ
イル型など容量結合、誘導結合のいずれでもよ
い。しかし、どのような方法をとつても、放電熱
によりスクリーン基布表面が変質されないように
注意を要する。 このように低温プラズマ処理されたスクリーン
基布は直ちに(できるだけ早く)透湿度の小さ
な、または、酸素透過率の低い、または、これら
両方の性質を有する材料で湿分および酸素を遮断
するように包装して保存する。その場合、スクリ
ーン基布を連続的にロール状に巻き取つて、包装
材料で素早く包み込むことが好ましいが、その他
の方法を採つても差し支えない。できるだけ早く
包装するためには、低温プラズマ処理工程と包装
工程とを連続的作業で行うことが好ましい。もち
ろん、包装工程において、包装物中を減圧ないし
真空にしてもよく、または不活性ガスを充填して
もよい。湿分遮断用の包装材料としては、低密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、その他のフ
イルムまたはシートが挙げられるが、40℃、90%
RHの条件下で、50g/m2・24hr/25μm以下、
好ましくは30g/m2・24hr/25μm以下、さらに
好ましくは10g/m2・24hr/25μm以下の透湿度
を示すものがよい。また、酸素ガス透過度の低い
包装材料としては、ポリ塩化ビニリデン、普通セ
ロハン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポ
リアクリルニトリルその他があるが、25℃、50%
RHの条件下で100c.c./m2・24hr・atm/25μm以
下、好ましくは30c.c./m2・24hr・atm/25μm以
下、さらに好ましくは10c.c./m2・24hr・atm/
25μm以下の酸素ガス透過度を示すものが良い。
もちろん、これらの性能を有するものおよび有し
ないものを重ね合わせた包装材料を使用しても差
し支えなく、その例を示せば、PET/LDPE、
PVDCコートナイロン/LDPE、PVDCコート
PET/LDPE、PVDCコートセロハン/LDPE、
PVDCコートセロハン/CPP、PET/PVDC/
LDPE、ナイロン/LDPE、ナイロン/EVA、ナ
イロン/アイオノマー、LDPE/PVDC/
LDPE、EVA/PVDC/EVA、ナイロン/エバ
ール/LDPE、PETエバール/LDPE、OPP/エ
バール/LDPE、OPP/PVDC/LDPE、PVDC
コートOPP/LDPE、アルミ蒸着PET/LDPEな
どがある。 前述の透湿度および酸素ガス透過度の条件の双
方を満たす包装材料で包み込み、保管するのが最
も好ましい。包装材料は、前述の性能を満たすほ
か、強力を補強する目的で、補強材料、例えばフ
イルム、紙、布地等に貼着されていてもよい。包
装材料は、透明でも不透明でもよく、また着色さ
れていても、いなくてもよい。包装材料が紫外線
吸収剤を含んでいればさらに好ましく、これは透
明の場合に特に好ましい。 包装の方法は、例えば、これらの材料からなる
フイルムにより低温プラズマ処理スクリーン基布
をロール状に巻いて熱接着シールするとか、接着
テープで接着シールするとかその他の方法が任意
に採用できる。印刷用スクリーン基布の場合は、
繊維間に空隙がたくさんあるので、その中に含有
されている気体または湿分を除去するために真空
包装または不活性ガス充填包装等を採用すること
ができる。 また、最良の包装材料を選んで使用しても、透
湿度および酸素ガス透過度を0とすることは難し
いので、所望によつては、従来知られている乾燥
剤、例えば、シリカ等を使用してもよいが、これ
に限定はされない。また、脱酸素剤としても、従
来知られている脱酸素剤を任意に使用することが
でき、例えば、三菱瓦斯化学(株)の「エージレス」
等がある。これらの手段を組み合わせ、究極的に
低温プラズマ処理中間品を湿分および酸素から遮
断し、保管すればよい。この場合、芯壁に孔の空
いた巻芯を用いてその中に乾燥剤、脱酸素剤等を
入れておくのも一法である。 このようにして保管された低温プラズマ処理ス
クリーン基布は、次いで所望の時に包装から解か
れ、直ちに、その低温プラズマ処理表面に感光性
樹脂を塗布又は貼着し、所望のパターンを有する
原稿を通して可視光線および/又は紫外線を照射
する。その後これに所要の現像処理を施して印刷
用スクリーンを製造する。 感光樹脂層は基布の片面上又は両面に形成する
ことができ、基布の片面のみ感光樹脂層を形成す
る場合、その布帛反対面にも低温プラズマ処理が
施こされていても差し支えない。この場合感光樹
脂が、モノフイラメントの反対側表面に回り込ん
で付着し、基布と感光樹脂層との接着耐久性を向
上させる効果のある場合もある。 なお本発明に有用な感光性樹脂としては、水溶
性ポリマー、例えば、分子量1300〜1500程度のポ
リビニルアルコールと感光性基を持つ化合物との
エステル化物、例えば、上記ポリビニルアルコー
ルのシンナミツクエステル、β−フリルアクリル
エステル、α−シアノシンナミツクエステル、p
−アジドシンナミツクエステル、β−スチリルア
クリルエステル、α−シアノ−β−スチリルアク
リルエステル、p−フエニレンジアクリルエステ
ル、p−(2−ベンゾイルビニル)−シンナミツク
エステル、ジフエニルシクロプロペンエステルな
ど、並びに、スチルベン化合物、α−フエニルマ
レイミド化合物等の光二量化フオトポリマー、並
びに水酸基含有ポリマー、例えば、ポリビニルア
ルコールと、ジアゾ化合物又はアジド化合物等の
光分解フオトポリマーを混合した樹脂材料、並び
にポリマー分子主鎖又は側鎖にアクリル酸エステ
ル基、メタクリル酸エステル基、クロトン酸エス
テル基、マレイン酸エステル基、フマル酸エステ
ル基、イタコン酸エステル基、ビニルエステル
基、ビニルエーテル基、ビニルベンゼン基、アリ
ルエーテル基、アクリルアミド基等の光重合型感
光性基を有する光重合型フオトポリマーなどを例
示することができる。 また、感光性樹脂は、増感剤を含有していても
よく、このような増感剤としては、5−ニトロア
セナフテン、N−アセチル−4−ニトロ−1−ナ
フチルアミン、2−エチルアントラキノン、1,
2−ベンゾアントラキノン、ベンゾフエノン、ア
セトフエノン、アゾビスイソブチロニトリルなど
を用いることができる。感光性樹脂は、溶液、又
はフイルムの状態でスクリーン基布上に塗布乾
燥、又は、貼着される。スクリーン版の作成に
は、直接法、直間法、および間接法のいずれを用
いてもよい。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 1 下記組織のポリエステルモノフイラメント布: 30μ(直径)×30μ(直径)/250本/25.4mm×250本/
25.4mm平織 を、低温プラズマ処理装置を用いて、真空度
2Torr、酸素ガス流量100ml/min、高周波出力
4kW(周波数20kHz)の条件で2秒間の低温プラ
ズマ処理に付した。 このようにして得られた試料を連続的に30mず
つ巻き取り、直ちにポリ塩化ビニリデンコート二
軸延伸ナイロンフイルムで厳重に密封包装して保
管した。このフイルムの酸素ガス透過度は10c.c./
m2・24hr・atm/25μm(25℃、50%RH)であ
り、透湿度は5g/m2・24hr/25μm(40℃、90
%RH)であつた。比較のため、無包装および紙
巻包装のものを作つて同様に保管した。 これらの低温プラズマ処理した試料を、その直
後、並びに、3ケ月、6ケ月および1年間放置
後、包装を解き、低温プラズマ処理ポリエステル
モノフイラメント布帛を十分に水でぬらした後、
この表面に感光性樹脂フイルム(AUTOTYPE
社製、CAPILLEX35)を貼着し、絞りロールで
軽く圧着した後、40℃の温度で30分間乾燥した。
得られた積層物における感光性樹脂フイルムとモ
ノフイラメント布帛との接着強度(剥離強度)を
測定し、その結果を同じく第1表に示す。
ものであり、更に詳しく述べるならば、モノフイ
ラメント布帛からなるスクリーン基布と、その上
に所望のパターンに形成された樹脂層とからな
り、繰り返えし印刷に対し高い耐久性を有する改
良された印刷用スクリーンの製造方法に関するも
のである。 〔従来の技術〕 従来、印刷用スクリーンを製作するには、まず
合成繊維特にポリエステル等のモノフイラメント
布帛からなるスクリーン基布の片面又は両面に感
光性樹脂溶液を塗布又は感光性樹脂フイルムを接
着し、所望のパターンを有する原稿を通し可視光
線および/又は紫外線を照射する。このとき樹脂
層の光を受けた部分のみが光架橋反応或いは、光
分解反応を起こす。その後、樹脂層の可溶性部分
を水、薬品等によつて洗い流し所望のパターンを
有する印刷用スクリーンを得る。この際、感光樹
脂とフイラメント繊維布の接着力が弱い場合、繰
り返し印刷によつて樹脂が剥離し、精密なパター
ンの繰り返し印刷が不可能となる。このような問
題を解消するため、特にポリエステルモノフイラ
メント基布においては、このスクリーン基布にア
ルカリ水溶液による減量加工を施し、これによつ
てスクリーン基布に感光樹脂に対する接着力を高
め、繰り返し印刷耐久性の向上を図る方法が採用
されている。しかし、この方法で、満足できる耐
久性を示す接着力を得るためには、苛酷なアルカ
リ減量処理を行なう必要があり、特に繊維径の小
さいフイラメント糸では、極端な強度低下が生
じ、そのため繰り返し印刷においてスクリーン基
布が破断する等の問題が発生している。 上記の問題を解決するために、本発明者らは、
モノフイラメント布帛からなるスクリーン基布上
に、所望のパターンに従つて、感光・現像・定着
されている感光樹脂層を形成するに際し、前記モ
ノフイラメント布帛の感光樹脂層接着側表面に、
低温プラズマ処理による改質層を形成しておく
と、モノフイラメント基布と、感光樹脂層との接
着が強化され、このため、得られた印刷用スクリ
ーンは、すぐれた繰り返し印刷耐久性を示すこと
を見出し、この発明について特願昭60−248972号
により特許出願した。 その後、更に、この方法について検討を重ねた
ところ、上記低温プラズマ処理後短期間内に、ス
クリーン基布表面に感光樹脂層を形成した場合は
低温プラズマ処理の接着性向上効果は顕著である
が、低温プラズマ処理工程と、感光樹脂層形成工
程との間に長期間が経過する場合、例えば工程上
のまたは受注もしくは販売の都合上、または中間
処理品の形で売買し、これを購入したユーザーが
改めて感光樹脂層形成処理を施し、最終製品を得
ようとする場合、低温プラズマ処理スクリーン基
布の保存時間の経過とともに接着性向上効果が低
下することが判明した。 特に印刷用スクリーンの場合には、スクリーン
基布の供給後、感光樹脂層の形成までかなりの期
間があるのが通常であり、上記の問題の解決が強
く望まれていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 モノフイラメント布帛からなるスクリーン基布
の少なくとも1表面上に感光樹脂層を形成して印
刷用スクリーンを製造する方法において、 スクリーン基布と、感光樹脂層との接着を強固
なものにすること、および 上記目的のためにスクリーン基布に低温プラズ
マ処理を施した場合、この低温プラズマ処理工程
と、感光樹脂層形成工程との間に時間経過があつ
ても、前記スクリーン基布の感光樹脂層に対する
強固な接着性が安定して維持されること。 〔問題点を解決するための手段、および作用〕 本発明の印刷用スクリーンの製造方法は、モノ
フイラメント布帛からなるスクリーン基布の表面
に低温プラズマ処理を施し、これを、直ちに、透
湿度および酸素透過度の少なくともいずれか一方
の低い包装材料で包装し、かつ、この包装状態の
まま所望の加工時期まで保存し、所望の時期に、
前記低温プラズマ処理されたスクリーン基布の少
なくとも1表面上に、感光樹脂層を形成し、この
感光樹脂層に、所望のパターンに従つて、感光お
よび現像処理を施すことを含むものである。 本発明に用いられるスクリーン基布を構成する
のに有用なモノフイラメント布帛は天然繊維、例
えば、絹など、無機繊維、例えば、ガラス繊維、
炭素繊維、金属繊維など、再生繊維、例えば、ビ
スコースレーヨン、キユプラなど、半合成繊維、
例えば、ジー及びトリーアセテート繊維など、及
び合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、
ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)
繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポ
リ塩化ビニル繊維、ポリオレフイン繊維及び水不
溶化又は難溶化されたポリビニルアルコール繊維
などから選ばれたモノフイラメントの少くとも1
種からなるものである。モノフイラメントの直径
は25〜150μmであることが好ましい。直径が25μ
mより小さい場合は、モノフイラメントの引張強
度が不足で切断しやすく、製織が困難になること
がある。また、直径が150μmより大きい場合は、
精度の高い良好な印刷結果が得られないことがあ
る。 本発明方法において、スクリーン基布の少なく
とも1面に対して低温プラズマ処理が施される。 低温プラズマ処理は0.01〜10Torrの圧力下で
プラズマ重合性を有しないガスの低温プラズマに
より、エツチング性を有するガス、エツチング性
を有しないガス、又は、エツチング性を有するガ
スと、エツチング性を有しないガスとの混合物の
存在下で、所定時間、例えば、数秒乃至数分間施
される。処理時間が過少であると、接着性向上効
果が不十分となり、過多であると、スクリーン基
布の機械的強度の低下が過大となることがある。 エツチング性を有するガスとしては酸素およ
び/又はアルゴンを含むガスが用いられる。エツ
チング性ガスの低温プラズマ処理によつて、モノ
フイラメント繊維布表面に酸素を含む官能基が形
成されるとともに、微細な凹凸を持つ改質層が形
成される。エツチング性ガスの存在下で過度のプ
ラズマ処理を施こすとモノフイラメント表面の凹
凸が大きくなり、印刷時においてインク離れが悪
くなると言う欠陥が生じるので注意を要す。 エツチング性を有しないガスとしては窒素、水
素、一酸化炭素から選ばれる少くとも1種を含む
ガスが用いられる。エツチング性を有しないガス
の低温プラズマ処理によつてモノフイラメント表
面に酸素、窒素を含む官能基を持つ改質層が形成
される。この場合モノフイラメント表面には、凹
凸が形成されず比較的平滑な表面を有している。 エツチング性を有しないガスとエツチング性を
有するガスの混合ガススの低温プラズマ処理で
は、モノフイラメント表面の凹凸形成が過度に進
むことなく且つ所望の官能基が形成されている改
質層を得ることができる。 プラズマ発生条件としては、例えば、電極間に
13.56MHz、10〜500Wの電力を印加すればよく、
放電は有極放電、無極放電のいずれによつても十
分な結果が得られる。プラズマ処理時間は印加電
圧によつても相違するが、一般には数秒から数十
分とすることで十分である。 低温プラズマの発生に用いられるプラズマ重合
性を有しないガスとしては、ヘリウム、ネオン、
アルゴン、窒素、亜酸化窒素、二酸化窒素、酸
素、空気、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、塩
素、または塩化水素、シアン化臭素、臭化すずな
どのハロゲン化物、硫黄、亜硫酸ガス、硫化水素
などの硫化物などがあり、これらのガスは単独ま
たは混合して使用することができる。 なお、プラズマ処理には、上記の方法以外にも
種々あり、例えば、放電周波数帯としては低周
波、マイクロ波、直流などを用いることができ、
プラズマ発生様式もグロー放電のほかコロナ放
電、火花放電、無声放電などを選ぶことができ
る。また、電極も外部電極のほか、内部電極、コ
イル型など容量結合、誘導結合のいずれでもよ
い。しかし、どのような方法をとつても、放電熱
によりスクリーン基布表面が変質されないように
注意を要する。 このように低温プラズマ処理されたスクリーン
基布は直ちに(できるだけ早く)透湿度の小さ
な、または、酸素透過率の低い、または、これら
両方の性質を有する材料で湿分および酸素を遮断
するように包装して保存する。その場合、スクリ
ーン基布を連続的にロール状に巻き取つて、包装
材料で素早く包み込むことが好ましいが、その他
の方法を採つても差し支えない。できるだけ早く
包装するためには、低温プラズマ処理工程と包装
工程とを連続的作業で行うことが好ましい。もち
ろん、包装工程において、包装物中を減圧ないし
真空にしてもよく、または不活性ガスを充填して
もよい。湿分遮断用の包装材料としては、低密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、その他のフ
イルムまたはシートが挙げられるが、40℃、90%
RHの条件下で、50g/m2・24hr/25μm以下、
好ましくは30g/m2・24hr/25μm以下、さらに
好ましくは10g/m2・24hr/25μm以下の透湿度
を示すものがよい。また、酸素ガス透過度の低い
包装材料としては、ポリ塩化ビニリデン、普通セ
ロハン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポ
リアクリルニトリルその他があるが、25℃、50%
RHの条件下で100c.c./m2・24hr・atm/25μm以
下、好ましくは30c.c./m2・24hr・atm/25μm以
下、さらに好ましくは10c.c./m2・24hr・atm/
25μm以下の酸素ガス透過度を示すものが良い。
もちろん、これらの性能を有するものおよび有し
ないものを重ね合わせた包装材料を使用しても差
し支えなく、その例を示せば、PET/LDPE、
PVDCコートナイロン/LDPE、PVDCコート
PET/LDPE、PVDCコートセロハン/LDPE、
PVDCコートセロハン/CPP、PET/PVDC/
LDPE、ナイロン/LDPE、ナイロン/EVA、ナ
イロン/アイオノマー、LDPE/PVDC/
LDPE、EVA/PVDC/EVA、ナイロン/エバ
ール/LDPE、PETエバール/LDPE、OPP/エ
バール/LDPE、OPP/PVDC/LDPE、PVDC
コートOPP/LDPE、アルミ蒸着PET/LDPEな
どがある。 前述の透湿度および酸素ガス透過度の条件の双
方を満たす包装材料で包み込み、保管するのが最
も好ましい。包装材料は、前述の性能を満たすほ
か、強力を補強する目的で、補強材料、例えばフ
イルム、紙、布地等に貼着されていてもよい。包
装材料は、透明でも不透明でもよく、また着色さ
れていても、いなくてもよい。包装材料が紫外線
吸収剤を含んでいればさらに好ましく、これは透
明の場合に特に好ましい。 包装の方法は、例えば、これらの材料からなる
フイルムにより低温プラズマ処理スクリーン基布
をロール状に巻いて熱接着シールするとか、接着
テープで接着シールするとかその他の方法が任意
に採用できる。印刷用スクリーン基布の場合は、
繊維間に空隙がたくさんあるので、その中に含有
されている気体または湿分を除去するために真空
包装または不活性ガス充填包装等を採用すること
ができる。 また、最良の包装材料を選んで使用しても、透
湿度および酸素ガス透過度を0とすることは難し
いので、所望によつては、従来知られている乾燥
剤、例えば、シリカ等を使用してもよいが、これ
に限定はされない。また、脱酸素剤としても、従
来知られている脱酸素剤を任意に使用することが
でき、例えば、三菱瓦斯化学(株)の「エージレス」
等がある。これらの手段を組み合わせ、究極的に
低温プラズマ処理中間品を湿分および酸素から遮
断し、保管すればよい。この場合、芯壁に孔の空
いた巻芯を用いてその中に乾燥剤、脱酸素剤等を
入れておくのも一法である。 このようにして保管された低温プラズマ処理ス
クリーン基布は、次いで所望の時に包装から解か
れ、直ちに、その低温プラズマ処理表面に感光性
樹脂を塗布又は貼着し、所望のパターンを有する
原稿を通して可視光線および/又は紫外線を照射
する。その後これに所要の現像処理を施して印刷
用スクリーンを製造する。 感光樹脂層は基布の片面上又は両面に形成する
ことができ、基布の片面のみ感光樹脂層を形成す
る場合、その布帛反対面にも低温プラズマ処理が
施こされていても差し支えない。この場合感光樹
脂が、モノフイラメントの反対側表面に回り込ん
で付着し、基布と感光樹脂層との接着耐久性を向
上させる効果のある場合もある。 なお本発明に有用な感光性樹脂としては、水溶
性ポリマー、例えば、分子量1300〜1500程度のポ
リビニルアルコールと感光性基を持つ化合物との
エステル化物、例えば、上記ポリビニルアルコー
ルのシンナミツクエステル、β−フリルアクリル
エステル、α−シアノシンナミツクエステル、p
−アジドシンナミツクエステル、β−スチリルア
クリルエステル、α−シアノ−β−スチリルアク
リルエステル、p−フエニレンジアクリルエステ
ル、p−(2−ベンゾイルビニル)−シンナミツク
エステル、ジフエニルシクロプロペンエステルな
ど、並びに、スチルベン化合物、α−フエニルマ
レイミド化合物等の光二量化フオトポリマー、並
びに水酸基含有ポリマー、例えば、ポリビニルア
ルコールと、ジアゾ化合物又はアジド化合物等の
光分解フオトポリマーを混合した樹脂材料、並び
にポリマー分子主鎖又は側鎖にアクリル酸エステ
ル基、メタクリル酸エステル基、クロトン酸エス
テル基、マレイン酸エステル基、フマル酸エステ
ル基、イタコン酸エステル基、ビニルエステル
基、ビニルエーテル基、ビニルベンゼン基、アリ
ルエーテル基、アクリルアミド基等の光重合型感
光性基を有する光重合型フオトポリマーなどを例
示することができる。 また、感光性樹脂は、増感剤を含有していても
よく、このような増感剤としては、5−ニトロア
セナフテン、N−アセチル−4−ニトロ−1−ナ
フチルアミン、2−エチルアントラキノン、1,
2−ベンゾアントラキノン、ベンゾフエノン、ア
セトフエノン、アゾビスイソブチロニトリルなど
を用いることができる。感光性樹脂は、溶液、又
はフイルムの状態でスクリーン基布上に塗布乾
燥、又は、貼着される。スクリーン版の作成に
は、直接法、直間法、および間接法のいずれを用
いてもよい。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 1 下記組織のポリエステルモノフイラメント布: 30μ(直径)×30μ(直径)/250本/25.4mm×250本/
25.4mm平織 を、低温プラズマ処理装置を用いて、真空度
2Torr、酸素ガス流量100ml/min、高周波出力
4kW(周波数20kHz)の条件で2秒間の低温プラ
ズマ処理に付した。 このようにして得られた試料を連続的に30mず
つ巻き取り、直ちにポリ塩化ビニリデンコート二
軸延伸ナイロンフイルムで厳重に密封包装して保
管した。このフイルムの酸素ガス透過度は10c.c./
m2・24hr・atm/25μm(25℃、50%RH)であ
り、透湿度は5g/m2・24hr/25μm(40℃、90
%RH)であつた。比較のため、無包装および紙
巻包装のものを作つて同様に保管した。 これらの低温プラズマ処理した試料を、その直
後、並びに、3ケ月、6ケ月および1年間放置
後、包装を解き、低温プラズマ処理ポリエステル
モノフイラメント布帛を十分に水でぬらした後、
この表面に感光性樹脂フイルム(AUTOTYPE
社製、CAPILLEX35)を貼着し、絞りロールで
軽く圧着した後、40℃の温度で30分間乾燥した。
得られた積層物における感光性樹脂フイルムとモ
ノフイラメント布帛との接着強度(剥離強度)を
測定し、その結果を同じく第1表に示す。
【表】
尚、本発明例において、更に乾燥剤および脱酸
素剤を全面に小孔の開いた巻芯ロールの中空部に
それぞれ透気性の小袋に分包した形で適量封入し
てロール巻包装保管したものは、1年間の保存後
でもほぼ1.21〜1.20Kg/3cmの剥離強度を示し
た。 また感光性樹脂フイルム貼着後の積層物を出力
7kWの高圧水銀ランプを用いて3分間紫外線を
照射し、現像して得られた感光樹脂層と布帛との
接着強度を測定した結果も、第1表とほぼ同様で
あつて、良好なものであつた。 なお参考例として前記と同繊維の未処理ポリエ
ステルモノフイラメント布帛に苛性ソーダ水溶液
を含浸させ、それにパツドスチーム法によるアル
カリ減量加工を施し、その減量率を30%から40%
の間に調整し、得られたスクリーン基布に前述と
同様の感光性樹脂層を形成し、その初期引張強
度、およびスクリーン基布と、感光性樹脂層との
初期接着強度を測定し、その結果を第2表に示
す。
素剤を全面に小孔の開いた巻芯ロールの中空部に
それぞれ透気性の小袋に分包した形で適量封入し
てロール巻包装保管したものは、1年間の保存後
でもほぼ1.21〜1.20Kg/3cmの剥離強度を示し
た。 また感光性樹脂フイルム貼着後の積層物を出力
7kWの高圧水銀ランプを用いて3分間紫外線を
照射し、現像して得られた感光樹脂層と布帛との
接着強度を測定した結果も、第1表とほぼ同様で
あつて、良好なものであつた。 なお参考例として前記と同繊維の未処理ポリエ
ステルモノフイラメント布帛に苛性ソーダ水溶液
を含浸させ、それにパツドスチーム法によるアル
カリ減量加工を施し、その減量率を30%から40%
の間に調整し、得られたスクリーン基布に前述と
同様の感光性樹脂層を形成し、その初期引張強
度、およびスクリーン基布と、感光性樹脂層との
初期接着強度を測定し、その結果を第2表に示
す。
【表】
なお本実施例製品の初期引張強度は22.7Kg/3
cmであつた。 実施例 2 実施例1と同組織のポリエステルモノフイラメ
ント布帛を、実施例1と同様に低温プラズマで処
理した。但し、ここで、導入するガスとして窒素
と水素の混合ガス(混合比1:2)を用い装置内
の圧力を0.5Torrとし、出力1kWで3秒間処理し
た。このスクリーン基布に実施例1と同様の感光
性樹脂フイルム貼着操作を施した。感光性樹脂フ
イルムに対する接着強度は、実施例1とほぼ同様
であつた。また、低温プラズマ処理スクリーン基
布の引張強度は、未処理布とほぼ同等であつた。 また、得られた積層体に実施例1と同様にして
紫外線を照射・現像し、得られた感光樹脂と基布
との接着強度を測定したところ実施例1とほぼ同
様の結果が得られる。 実施例 3 実施例1と同組織のポリエステルモノフイラメ
ント布帛を実施例1と同様に低温プラズマで処理
した。但し、ここで導入するガスとしてアルゴン
と窒素と水素の混合ガス(混合比2:1:1)を
用い装置内の圧力を0.1Torrとし出力5kWで3秒
間処理した。次に、この低温プラズマ処理布帛を
実施例1と同様に包装し、これを6ケ月間包装状
態で保存した。次に包装を解き、取り出したポリ
エステルモノフイラメント布帛を50cm×50cmのア
ルミニウム枠にテンシヨンをかけて固定し、これ
に充分に水を含ませた後、その低温プラズマ処理
表面に感光性樹脂フイルム(CAPILL EX 35)
を貼着し、40℃の温度で30分間乾燥した。その
後、線幅の違う各種ドツトパターンを有する原稿
で感光性樹脂フイルムの表面を被覆し、出力
7kWの高圧水銀ランプを用い3分間紫外線を照
射した。これに水による所定の現像処理を施し、
印刷用スクリーン版を得た。このものの基布と感
光樹脂層との間の接着性試験(セロテープ剥離試
験)の結果を第3表に示す。
cmであつた。 実施例 2 実施例1と同組織のポリエステルモノフイラメ
ント布帛を、実施例1と同様に低温プラズマで処
理した。但し、ここで、導入するガスとして窒素
と水素の混合ガス(混合比1:2)を用い装置内
の圧力を0.5Torrとし、出力1kWで3秒間処理し
た。このスクリーン基布に実施例1と同様の感光
性樹脂フイルム貼着操作を施した。感光性樹脂フ
イルムに対する接着強度は、実施例1とほぼ同様
であつた。また、低温プラズマ処理スクリーン基
布の引張強度は、未処理布とほぼ同等であつた。 また、得られた積層体に実施例1と同様にして
紫外線を照射・現像し、得られた感光樹脂と基布
との接着強度を測定したところ実施例1とほぼ同
様の結果が得られる。 実施例 3 実施例1と同組織のポリエステルモノフイラメ
ント布帛を実施例1と同様に低温プラズマで処理
した。但し、ここで導入するガスとしてアルゴン
と窒素と水素の混合ガス(混合比2:1:1)を
用い装置内の圧力を0.1Torrとし出力5kWで3秒
間処理した。次に、この低温プラズマ処理布帛を
実施例1と同様に包装し、これを6ケ月間包装状
態で保存した。次に包装を解き、取り出したポリ
エステルモノフイラメント布帛を50cm×50cmのア
ルミニウム枠にテンシヨンをかけて固定し、これ
に充分に水を含ませた後、その低温プラズマ処理
表面に感光性樹脂フイルム(CAPILL EX 35)
を貼着し、40℃の温度で30分間乾燥した。その
後、線幅の違う各種ドツトパターンを有する原稿
で感光性樹脂フイルムの表面を被覆し、出力
7kWの高圧水銀ランプを用い3分間紫外線を照
射した。これに水による所定の現像処理を施し、
印刷用スクリーン版を得た。このものの基布と感
光樹脂層との間の接着性試験(セロテープ剥離試
験)の結果を第3表に示す。
【表】
〔発明の効果〕
本発明の印刷用スクリーン製造方法は、スクリ
ーン基布繊維の引張強力等の物理的特性を損なう
ことがなく、かつ、任意の時期にスクリーン基布
上に感光樹脂層を形成しても、感光樹脂層とスク
リーン基布との接着力を強化することができ、得
られる印刷用スクリーンは、繰り返し印刷に対す
る耐久性に優れたものとなる。 又、スクリーン基布と感光樹脂層との接着力が
強固であるため、感光樹脂層に、接着面積が小さ
くても実用に充分耐え得る接着力を得ることが可
能となり、これによつて、線幅の小さいパターン
の印刷用スクリーンを常に安定して得ることが可
能となつた。しかも、スクリーン基布は、低温プ
ラズマ処理による接着性向上効果を、長期間の保
存期間中も十分に保持することができる。このた
め感光樹脂層を保存されているスクリーン基布上
に任意の時期に形成することが可能になつた。
ーン基布繊維の引張強力等の物理的特性を損なう
ことがなく、かつ、任意の時期にスクリーン基布
上に感光樹脂層を形成しても、感光樹脂層とスク
リーン基布との接着力を強化することができ、得
られる印刷用スクリーンは、繰り返し印刷に対す
る耐久性に優れたものとなる。 又、スクリーン基布と感光樹脂層との接着力が
強固であるため、感光樹脂層に、接着面積が小さ
くても実用に充分耐え得る接着力を得ることが可
能となり、これによつて、線幅の小さいパターン
の印刷用スクリーンを常に安定して得ることが可
能となつた。しかも、スクリーン基布は、低温プ
ラズマ処理による接着性向上効果を、長期間の保
存期間中も十分に保持することができる。このた
め感光樹脂層を保存されているスクリーン基布上
に任意の時期に形成することが可能になつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 モノフイラメント布帛からなるスクリーン基
布の表面に低温プラズマ処理を施し、これを、直
ちに、透湿度および酸素透過度の少なくともいず
れか一方の低い包装材料で包装し、かつ、この包
装状態のまま所望の加工時期まで保存し、所望の
時期に前記低温プラズマ処理されたスクリーン基
布の少なくとも1表面上に、感光樹脂層を形成
し、この感光樹脂層に、所望のパターンに従つ
て、感光および現像処理を施すことを含む、印刷
用スクリーンの製造方法。 2 前記低温プラズマ処理が、0.01〜10Torrの
圧力下で、エツチング性を有するガスの存在下で
施される、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記エツチング性を有するガスが、酸素およ
びアルゴンから選ばれた少なくとも1種を含む、
特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 前記低温プラズマ処理が、0.01〜10Torrの
圧力下で、エツチング性を有しないガスの存在下
で施される、特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 前記エツチング性を有しないガスが、水素、
窒素および一酸化炭素から選ばれた少なくとも1
種を含む、特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 前記低温プラズマ処理が、0.01〜10Torrの
圧力下で、少なくとも1種のエツチング性を有す
るガスと、少なくとも1種のエツチング性を有し
ないガスとの混合ガスの存在下で施される、特許
請求の範囲第1項記載の方法。 7 前記低温プラズマ処理されたスクリーン基布
の引張強度が未処理スクリーン基布の引張強度の
90%以上である、特許請求の範囲第1項ないし第
6項のいずれか1項に記載の方法。 8 前記モノフイラメント布帛が、天然モノフイ
ラメント布帛、無機モノフイラメント布帛、再生
セルロースモノフイラメント布帛、半合成モノフ
イラメント布帛、および合成モノフイラメント布
帛から選ばれる、特許請求の範囲第1項記載の方
法。 9 前記モノフイラメント布帛が、25〜150μm
の直径を有するモノフイラメントにより構成され
ている、特許請求の範囲第1項記載の方法。 10 前記感光樹脂層が、前記スクリーン基布の
片面のみに形成される、特許請求の範囲第1項記
載の方法。 11 前記感光樹脂層が、前記スクリーン基布の
両面に形成される、特許請求の範囲第1項記載の
方法。 12 前記低温プラズマ処理されたスクリーン基
布が、ロール状に巻かれた状態で包装される、特
許請求の範囲第1項記載の方法。 13 前記包装材料が、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物、セロハン、エチレン
−ビニルアルコール共重合体、ナイロンおよびポ
リアクリロニトリルのフイルムまたはシートから
選ばれる少なくとも1種からなる、特許請求の範
囲第1項記載の方法。 14 前記包装工程において、包装物中が減圧な
いし真空にされる、特許請求の範囲第1項記載の
方法。 15 前記包装工程において、包装物中に不活性
ガスが充填される、特許請求の範囲第1項又は第
14項記載の方法。 16 前記包装工程において、包装物中に脱酸素
剤および乾燥剤から選ばれた少なくとも1種が封
入される、特許請求の範囲第1項、第14項又は
第15項記載の方法。 17 前記透湿度の低い包装材料が、40℃、90%
RHの条件下で、50g/m2・24hr/25μm以下の
透湿度を有している、特許請求の範囲第1項記載
の方法。 18 前記酸素透過度の低い包装材料が、25℃、
50%RHの条件下で、100c.c./m2・24hr・atm/
25μm以下の酸素透過度を有している、特許請求
の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1692186A JPS62176844A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 印刷用スクリ−ンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1692186A JPS62176844A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 印刷用スクリ−ンの製造方法 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8025551A Division JP2695633B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 印刷用スクリーンの製造方法 |
| JP8025574A Division JP2695634B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 低温プラズマ処理された印刷用スクリーン基布包装物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62176844A JPS62176844A (ja) | 1987-08-03 |
| JPH0478107B2 true JPH0478107B2 (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=11929587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1692186A Granted JPS62176844A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 印刷用スクリ−ンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62176844A (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5911709B2 (ja) * | 1976-02-17 | 1984-03-17 | 株式会社クラレ | 繊維成形物およびその製造方法 |
| JPS5944322B2 (ja) * | 1979-03-12 | 1984-10-29 | 東レ株式会社 | 表面が改質された塩化ビニル系樹脂成型物 |
| JPS6037818B2 (ja) * | 1980-10-31 | 1985-08-28 | 信越化学工業株式会社 | 塩化ビニル系樹脂成形品の処理方法 |
| JPS5881610A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-17 | Kuraray Co Ltd | 粗面化された合成繊維およびその製造方法 |
| JPS59220397A (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-11 | Kuraray Co Ltd | 印刷用スクリ−ン |
| JPS6211691A (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | スクリ−ン印刷用メツシユ |
| JPS6211646A (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | スクリ−ン印刷用メツシユの製造方法 |
-
1986
- 1986-01-30 JP JP1692186A patent/JPS62176844A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62176844A (ja) | 1987-08-03 |
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