JPH0478449B2 - - Google Patents
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- JPH0478449B2 JPH0478449B2 JP60101407A JP10140785A JPH0478449B2 JP H0478449 B2 JPH0478449 B2 JP H0478449B2 JP 60101407 A JP60101407 A JP 60101407A JP 10140785 A JP10140785 A JP 10140785A JP H0478449 B2 JPH0478449 B2 JP H0478449B2
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- JP
- Japan
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- polyester
- resin
- injection
- gas barrier
- ethylene
- Prior art date
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、延伸多層ポリエステル容器の製法に
関するもので、より詳細には、優れたガスバリヤ
ー性と落下衝撃等に対して極めて優れた耐性を有
すると共に耐湿性にも優れた積層構造の二軸延伸
ポリエステル容器の製法に関する。 更に本発明は容器製造の際副性するスクラツプ
の再利用にも関する。 従来の技術及び発明の技術的課題 延伸ブロー成形法によるポリエステル容器は、
優れた透明性、適度の剛性を有し、液体洗剤、シ
ヤンプー、化粧品、醤油、ソース等の他に、ビー
ル、コーラ、サイダー等の炭酸飲料や、果汁、ミ
ネラルウオーターなどの清涼飲料用容器にも広く
使用されるに至つている。 この延伸ポリエステル容器は、ポリエチレンや
ポリプロピレン等の汎用樹脂容器に比べれば、ガ
スバリヤー性に優れているとしても、金属罐やガ
ラスびんがガス透過性が殆んどゼロであるのに対
して、無視し得ない酸素や炭酸ガスの透過性を有
しており、内容物の保存期間は比較的短かい期間
に限られている。 この欠点を改善するため、ポリエステルに対し
て、エチレン−ビニルアルコール共重合体の如き
ガスバリヤー性樹脂を組合せ、多層構造とするこ
とにより、容器のガスバリヤー性を向上させるこ
とが種々提案されている。 延伸多層ポリエステル容器を製造するには先
ず、多層構造のプリフオームを製造する必要があ
り、この多層プリフオームを製造するために、共
押出成形法、多段射出成形法、共射出成形法等の
種々の手法を用いることができるが、これら何れ
の手法を用いる場合にも、エチレン−ビニルアル
コール共重合体等のガスバリヤー性樹脂とポリエ
ステル層との間には熱接着性が得られないため、
延伸成形に際して層間剥離を生じたり、或いはそ
うでない場合にも落下衝撃等により層間剥離を生
じたり、更にはガスバリヤー層にピンホール、ク
ラツク、破断等のトラブルを発生する傾向があ
る。 他の問題は、エチレン−ビニルアルコール共重
合体の如きガスバリヤー性樹脂を容器の実質上の
壁体部分に連続した形でしかも容器内外表面に露
出することなく完全に封入することが困難であ
り、エチレン−ビニルアルコール共重合体が表面
に露出するときには、この共重合体が吸湿してガ
スバリヤー性能が著しく低下する。 また、プリフオームの製造やその延伸成形工程
では、或る比率で不良品が生成し、これら不良品
のスクラツプを容器に再利用することが望まし
い。 発明の要旨 本発明者等は、ポリエステル樹脂の内外表面層
とエチレン−ビニルアルコール共重合体の如きガ
スバリヤー性樹脂から成る中間層とから成る多層
プリフオームを延伸ブロー成形して容器を製造す
るに際し、ポリエステル、ガスバリヤー性樹脂及
びポリエステルとガスバリヤー性樹脂との混合物
であるスクラツプ樹脂を、ポリエステルが内外
層、ガスバリヤー性樹脂が中間層及び内層と中間
層または外層と中間層の間にスクラツプ樹脂が介
在層として夫々存在するように共射出して多層プ
リフオームとするときには、スクラツプの容器へ
の再利用が可能となるばかりではなく、ポリエス
テル層とガスバリヤー層との耐層間剥離性が向上
すると共に、このスクラツプ層が湿度蔽断層とし
て有効に作用することを見出した。 また、上記多層プリフオームの形成において
は、プリフオームに対応するキヤビテイを備え且
つプリフオーム底部に対応する位置にゲートを有
する射出金型に、所要のポリエステルの一部を射
出して、該キヤビテイの途中迄該樹脂を充満さ
せ;該一次射出の途中、終了後、或いは終了後微
少時間をおいて、充満させたポリエステル内にガ
スバリヤー性樹脂を射出し;これと同時に或いは
これに次いでスクラツプ樹脂を射出して、ガスバ
リヤー性樹脂及びスクラツプ樹脂をポリエステル
と共にキヤビテイ先端に向けて展延させ;キヤビ
テイが樹脂で充満される前にガスバリヤー性樹脂
及びスクラツプ樹脂の射出を停止すると共に、所
要のポリエステルの残部を二次射出して、ガスバ
リヤー性中間層及びスクラツプ樹脂層をポリエス
テル中に封入して多層プリフオームを形成させる
方法が有効であることを見出した。 発明の目的 即ち、本発明の目的は、前述した諸問題が解決
されたポリエステル−ガスバリヤー層の多層延伸
ポリエステル容器の製法を提供するにある。 本発明の他の目的は、ポリエステルとガスバリ
ヤー性樹脂との混合物から成るスクラツプ(リグ
ラインド)を容器の製造に有効に利用できる多層
延伸ポリエステル容器の製法を提供するにある。 本発明の更に他の目的は、ガスバリヤー性、耐
湿性及び耐層間剥離性に優れた多層延伸ポリエス
テル容器の製法を提供するにある。 発明の構成 本発明によれば、エチレンテレフタレート単位
を主体とするポリエステル、ガスバリヤー性樹脂
及びポリエステルとガスバリヤー性樹脂との混合
物から成るスクラツプ樹脂を共射出して多層プリ
フオームを製造し、この多層プリフオームをブロ
ー金型内で且つ延伸可能な温度でブロー延伸成形
することから成る多層ポリエステル容器の製法に
おいて、プリフオームに対応するキヤビテイを備
え且つプリフオーム底部に対応する位置にゲート
を有する射出金型に、所要のポリエステルの一部
を射出して、該キヤビテイの途中迄該樹脂を充満
させ;該一次射出の途中、終了後、或いは終了後
微少時間をおいて、充満させたポリエステル内に
ガスバリヤー性樹脂を射出し;これと同時に或い
はこれに次いでポリエステルとガスバリヤー性樹
脂との混合物から成るスクラツプ樹脂を射出し
て、ガスバリヤー性樹脂及びスクラツプ樹脂をポ
リエステルと共にキヤビテイ先端に向けて展延さ
せ;キヤビテイが樹脂で充満される前にガスバリ
ヤー性樹脂及びスクラツプ樹脂の射出を停止する
と共に、所要のポリエステルの残部を二次射出し
て、ガスバリヤー性中間層及びスクラツプ樹脂層
をポリエステル中に封入し、これにより多層プリ
フオームを形成させることを特徴とするガスバリ
ヤー性多層ポリエステル容器の製法が提供され
る。 発明の実施の態様 本発明を、添付図面に示す具体例に基づき以下
に詳細に説明する。 容器の構造及び作用効果 本発明の製法で製造される延伸多層ポリエステ
ル容器の全体の配置を示す第1図及びその部分断
面図構造を示す第2図において、この容器1は厚
肉の口部(ノズル部)2、薄肉の胴部3及び閉塞
底部4を有しており、胴部3と口部2との間には
これらを接続する台錐状の肩部5が存在する。 この容器は、配向性と耐クリーブ性とを有する
ポリエステル樹脂から成る内表面層6及び外表面
層7と、これらの間に完全に封入されたエチレン
−ビニルアルコール共重合体の如きガスバリヤー
性樹脂の中間層8及び該中間層8と外表面層7と
の間に挿入されたスクラツプ樹脂層9との組合せ
から成つている。この中間層8及びスクラツプ樹
脂層9は、底部断面A、胴部断面B、肩部断面C
及び口部付根部断面Dを共通にして示す第2図
(簡略化のため、厚さは上部各部分においても一
様なものとして示してある)からも明らかな通り
器壁のどの部分においても表面に露出することな
く、しかも底部、肩部の全てにわたつて中間層及
びスクラツプ樹脂層として存在している。第1図
に示す通り、口部2の先端には中間層8は存在し
ないが、口部(ノズル部)2の先端近く迄中間層
8が介在するようにしてもよいし、口部2には中
間層8が介在しないようにしてもよい。 本発明においては、耐クリーブ性や他の機械的
性質に優れたポリエステル内外層とガスバリヤー
性中間層との間に、スクラツプ樹脂層を設けるこ
とにより、内外層や中間層の上記特性に悪影響を
及ぼすことなしに、スクラツプを容器素材として
有効に利用し得ることになる。 しかも、このスクラツプ樹脂層は、ポリエステ
ルを主体として、ガスバリヤー層として使用され
たエチレン−ビニルアルコール共重合体を含有す
る組成物から成つている。しかして、本発明によ
れば、この樹脂組成物を、ポリエステル内層又は
外層とガスバリヤー性中間層との間に介在させる
ことにより、この樹脂組成物はポリエステル層と
ガスバリヤー性中間層との両者に対して強い接着
性を示し、両樹脂層間の耐層間剥離性が顕著に向
上するという効果が得られる。また、エチレン−
ビニルアルコール共重合体は、高吸湿条件下で
は、酸素、炭酸ガス等に対するガス透過度が1桁
のオーダーで高くなることが知られている。この
ために、エチレン−ビニルアルコール共重合体層
を含む多層容器では、このエチレン−ビニルアル
コール共重合体層を可及的に吸湿させない工夫が
必要となる。本発明においては、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体中間層とポリエステル内層
又は外層との間に、ポリエステルとエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体とを含有する組成物のス
クラツプ層を介在させることにより、スクラツプ
層を設けている側ではポリエステル層を透過して
侵入する水蒸気が先ずスクラツプ組成物中に分散
しているエチレン−ビニルアルコール共重合体成
分により有効に捕捉され、ガスバリヤー性中間層
の吸湿による劣化傾向が有効に抑制されるのであ
る。 本発明の製法で製造される容器においては更
に、中間層8及びスクラツプ層9が内外表面層
6,7間に完全に封入されていることにも関連し
て、エチレン−ビニルアルコール共重合体等の中
間層8とポリエステル等の内外表面層6,7との
密着状態が、通常の接着からは予想外な程に、完
全に維持されているという全く予想外且つ新規な
事実がある。即ち、この容器は一体化した状態に
保たれる限り、両樹脂層が完全に密着した外観及
び挙動を示し、容器に落下衝撃を加え、或いは軽
度の変形を加えた場合にも、全く剥離現象を示さ
ず、完全な密着状態が維持されていることがわか
つた。この理由は、未だ解明されるに至つていな
いが、ポリエステル等の耐クリーブ性樹脂内外表
面層の間にエチレン−ビニルアルコール共重合体
等の中間層が完全に封入されて、両樹脂層間の気
密性が保たれていること、にも関連して、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体等の中間層に、ポ
リエステル内層及び/又は外層のタガ締力が作用
していること、ポリエステルの内層または外層と
中間層との間には接着剤ともなるスクラツプ樹脂
層による接合が行われていること、及び両樹脂層
の分子配向による密着効果があることに原因があ
ると思われる。 更に、本発明の製法で製造される容器における
エチレン−ビニルアルコール共重合体等のガスバ
リヤー性樹脂層は、ポリエステル内外層と共に有
効に延伸されて、両方向に分子配向されている。
この分子配向により、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体のガスバリヤーは顕著に向上し、例え
ば酸素に対する気体透過係数(P02)は未配向の
ものの2分の1乃至5分の1という小さい値とな
る。エチレン−ビニルアルコール共重合体は延伸
の困難な樹脂の一つであり、単独の層の形で延伸
を行うと、即ち、通常の成形条件で延伸すると破
断を生じることが知られている(特公昭57−
42493号公報)。また、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体を延伸可能な樹脂層でサンドイツチし
た積層体とし、積層体の形で延伸すればエチレン
−ビニルアルコール共重合体層の分子配向を付与
し得ることが知られているが、この場合には、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体と延伸可能樹
脂層とを強固に接合することが必須不可欠であ
り、さもなくば、エチレン−ビニルアルコール共
重合体層の破断が生じると言われている(特開昭
52−103481号公報)。これに対して、本発明にお
いては、エチレン−ビニルアルコール共重合体中
間層とポリエステル内層または外層との間は何れ
か片側のみがスクラツプ樹脂層を介して接合され
ているのであるが、エチレン−ビニルアルコール
共重合体層にも有効に分子配向が付与されるので
あつて、これは本発明による驚くべき作用効果で
あつた。一般には、胴部中間層を構成するエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体は、蛍光偏光法に
よる面内配向係数(l+m)が0.4以上となるよ
うに分子配向されている。 本発明において、エチレン−ビニルアルコール
共重合体層が欠陥のない連続したフイルム層とし
て存在する事実は、容器胴部を厚み方向に裁断
し、ポリエステル外層から共重合体層を剥離する
ことにより確認される。また、この剥離により、
各層の分布乃至分配構造や所定の分子配向の有無
も確認される。 本発明において、第2図に示す具体例では、外
層7と中間層8との間にスクラツプ層9が設けら
れているが、内層6と中間層8との間にスクラツ
プ層9を設けてもよい。 素 材 内外層としてはポリエチレンテレフタレート
(PET)が公的に使用されるが、ポリエチレンテ
レフタレートの本質を損わない限り、エチレンテ
レフタレート単位を主体とし、他のポリエステル
単位を含むコポリエステルをも使用し得る。この
ようなコポリエステル形成用の共重合成分として
は、イソフタル酸・P−β−オキシエトキシ安息
香酸・ナフタレン2,6−ジカルボン酸・ジフエ
ノキシエタン−4,4′−ジカルボン酸・5−ナト
リウムスルホイソフタル酸・アジピン酸・セバシ
ン酸またはこれらのアルキルエステル誘導体など
のジカルボン酸成分、プロピレングリコール・
1,4−ブタンジオール・ネオベンチルグリコー
ル・1,6−ヘキシレングリコール・シクロヘキ
サンジメタノール・ビスフエノールAのエチレン
オキサイド付加物、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコールなどのグリコール成分を挙げ
ることができる。 用いる熱可塑性ポリエステルは、器壁の機械的
な性質の点かは、固有粘度[η]が0.5以上、特
に0.6以上であることが望ましい。更にこのポリ
エステルは顔料・染料等の着色剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤などの添加剤を含有することも出
来る。 本発明においては、ガスバリヤー性樹脂層とし
て、ビニルアルコール含有量が40乃至85モル%、
特に50乃至80モル%のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体を用いることが特に好適である。即
ち、エチレン−ビニルアルコール共重合体は、ガ
スバリヤー性に最も優れた樹脂の一つであり、そ
のガスバリヤー性や熱成形性はビニルアルコール
単位含有量に依存する。ビニルアルコール含有量
が40モル%よりも小さい場合には、上記範囲内に
ある場合に比して、酸素や炭素ガスに対する透過
度が大きく、ガスバリヤー性を改善するという本
発明の目的には適さず、一方この含有量が85%モ
ルを越えると、水蒸気に対する透過性が大きくな
ると共に、溶融成形性が低下するのでやはり本発
明の目的に適さない。 エチレン−ビニルアルコール共重合体は、エチ
レンと酢酸ビニル等のビニルエステルとの共重合
体を、そのケン化度が96%以上、特に99%以上に
なるようにケン化することにより得られるが、こ
の共重合体は、上記成分以外に、酸素や炭酸ガス
等へのバリヤー性を損わない範囲内で、例えば3
モル%迄の範囲内で、プロピレン、ブチレン−
1、イソブチレン等の炭素数3以上のオレフイン
を共単量体成分として含有していてもよい。 エチレン−ビニルアルコール共重合体の分子量
は、フイルムを形成し得るに足る分子量であれば
特に制限はないが、一般には、フエノール85重量
%と水15重量%との混合溶媒中、30℃の温度で測
定して、固有粘度[η]が0.07乃至0.17/gの
範囲にあるのがよい。 ガスバリヤー性樹脂の他の例としては、脂肪族
ポリアミド、芳香族ポリアミド、不飽和ニトリル
系樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ガスバリヤー性ポ
リエステル等を挙げることができる。 本発明においては、後に詳述する通り、射出金
型のキヤビテイ内で、ポリエステルとエチレン−
ビニルアルコール共重合体との明確に区別された
層状の流れを形成させることが容器のガスバリヤ
ー性の点で重要となる。このためには、ポリエス
テル及びエチレン−ビニルアルコール共重合体と
して、構造粘性指数の差が0.01乃至10、特に0.05
乃至5の範囲にある組合せを使用するのがよい。 本明細書において、構造粘性指数とは、両方の
樹脂の内の高い方の融点よりも5℃高い温度にお
いて、100sec-1以上のズリ速度で溶融体の流動曲
線から求められる値であり、より詳細には、ズリ
応力τ(Kg/cm2)のlog値を縦軸、及びズリ速度γ・
(sec-1)のlog値を横軸として値をプロツトし、
この曲線に近似させた直線から、式log=1/αlog γ・のαとして求められる値である。 この構造粘性指数の差が前記範囲よりも小さい
場合には、後述する共射出に際して、両樹脂層の
混じり合いを生ずるようになり、プリフオーム中
に明確に区別されたエチレン−ビニルアルコール
共重合体の連続した完全な層を形成させることが
困難となる。また、この構造粘性指数の差が上記
範囲よりも大きくなると、共射出そのものが困難
となる傾向がある。 溶融体の構造粘性指数は、樹脂の分子量、分子
量分布及び化学構造に依存する。本発明において
は、用いるポリエステル及びエチレン−ビニルア
ルコール共重合体の分子量及び分子量分布を選ぶ
ことにより、構造粘性指数の差を前述した範囲と
することができる。 スクラツプ樹脂(リグラインド)としては、多
層プリフオームの製造過程や、多層プリフオーム
の延伸ブロー成形工程で生ずる不良品やクズ等が
使用される。このスクラツプ樹脂は、ポリエステ
ルとエチレン−ビニルアルコール共重合体との層
構成に応じて、一定の組成比を有しており、その
組成比は、一般にポリエステルとエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体との重量比が99:1乃至
50:50、特に20:1乃至30:1の範囲内にある。 スクラツプ樹脂を再利用するには、スクラツプ
を粉砕し、得られるチツプを乾燥する。即ち、ス
クラツプ中のエチレン−ビニルアルコール共重合
体が吸湿している条件下では、該樹脂の溶融射出
に際して該共重合体の著しい劣化を生じる。これ
を防止するために、スクラツプ樹脂中の含有水分
率が0.5重量%以下、特に0.05重量%以下となる
ように乾燥する。 このスクラツプ樹脂を、チツプの形で或いは必
要によりペレタイズした後、共射出に使用する。 製 法 多層プリフオームの製造に用いる共射出装置を
示す第3図において、射出金型11とコア金型1
2との間にはプリフオームに対応するキヤビテイ
13が形成されている。金型11のプリフオーム
底部に対応する位置にはゲート14があり、ホツ
トランナーノズル15及びホツトランナーブロツ
ク16を経て三台の射出機17,18及び29に
接続されている。主射出機17はポリエステル射
出用のもので、バレル19及びその内部のスクリ
ユー20を備えており、第一の副射出機18はエ
チレン−ビニルアルコール共重合体射出用のもの
で、バレル21及びその内部のスクリユーを備え
ている。第二の副射出機29はスクラツプ樹脂射
出用のもので、バレル30及びその内部のスクリ
ユー31を備えている。ブロツク16及びノズル
15には、ポリエステル射出用の断面が環状のホ
ツトランナー23と、その中心に位置するエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体射出用のホツトラ
ンナー24と、再外周に位置し、断面が大径の環
状のスクラツプ樹脂射出用のホツトランナー32
とがあり、これらは同軸で且つノズル15の先端
近傍で合流するように設けられている。ポリエス
テル射出機17は、スプルブツシユ26及びスプ
ル26aを介してホツトランナー23に接続さ
れ、一方エチレン−ビニルアルコール共重合体射
出機18は、スプルプツシユ28及びスプル27
を介してホツトランナー24に接続され、スクラ
ツプ樹脂射出機29は、スプルブツシユ33及び
スプル34を介してホツトランナー32に接続さ
れている。射出すべき樹脂をバレル19(21又
は30)内に溶融し、スクリユー20(22又は
31)の回転によりバレル19(21又は30)
内に貯留した後、スクリユー20(22又は3
1)を前進させて、溶融樹脂をスプル26a(2
8又は34)、ホツトランナー23(24又は3
2)及びゲート14を介してキヤビテイ13内に
射出するが、本発明によれば、ポリエステル、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体及びスクラツ
プ樹脂の射出を次の条件で行なう。 ポリエステル(PET)、エチレン−ビニルアル
コール共重合体(EVOH)及びスクラツプ樹脂
(リプロPET)の射出時間と射出圧力との関係を
示す第4図において、図中のアルフアベツト記号
A〜Hは、第5−A乃至5−H図の説明図に対応
するものである。 先ず、ポリエステル射出用スクリユー20を前
進させ、キヤビテイ13内に一定圧力下で一次射
出させる。第5−A図はポリエステルが射出直前
の状態であり、ポリエステル35がノズル15の
先端部にあるが、エチレン−ビニルアルコール共
重合体36はホツトランナー24の先端に、また
スクラツプ樹脂37はホツトランナー32の先端
に夫々留まつている。ポリエステルの射出に伴な
つて、第5−B図に示す通り、キヤビテイ13の
途中迄が一次射出ポリエステル35で充満され
る。 ポリエステルの所定の量の射出が終つた段階
(ポリエステルの射出途中でも、射出終了直後で
も、或いは射出終了微少時間をおいてもよい)
で、エチレン−ビニルアルコール共重合体射出用
のスクリユー22を前進させ、キヤビテイ13内
にエチレン−ビニルアルコール共重合体36を射
出させる。この場合、第5−C図に示す通り、キ
ヤビテイ13の表面の部分では、一次射出ポリエ
ステル35が金型との接触により固化されている
か、或いは固化されていないとしても粘度の極め
て高い状態となつており、従つて、射出されたエ
チレン−ビニルアルコール共重合体36は、ポリ
エステル充満層のほぼ中心面に沿つてキヤビテイ
先端部へ向けて流動し、該共重合体の中間層を形
成する。 この場合、エチレン−ビニルアルコール共重合
体を中実流として射出することが好ましく、これ
によりエチレン−ビニルアルコール共重合体を中
間層として完全に連続したものとすることができ
る。 エチレン−ビニルアルコール共重合体の射出が
終了した時点或いはこれと同時に、スクラツプ樹
脂37の射出を開始する。第5−D図は、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体36の射出が終了
し、スクラツプ樹脂37の射出が開示された時の
状態を示し、第5−E図はスクラツプ樹脂の射出
がキヤビテイ内に行われた初期の状態を示す。 スクラツプ樹脂37は、第5−F図及び第5−
G図に示される通り、キヤビテイの側外面ポリエ
ステル層35aとエチレン−ビニルアルコール共
重合体36との間に流入し、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体層36をキヤビテイ内面側に押
圧すると共に、このスクラツプ層37がエチレン
−ビニルアルコール共重合体36をキヤビテイ先
端に向けて引伸ししながら、自身もエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体層36と一次射出ポリエ
ステル外面層35aとの間を、キヤビテイ先端に
向けて前進する。 スクラツプ樹脂37の前進とそれに伴なうエチ
レン−ビニルアルコール共重合体層36の引伸し
とは、第5−G図に示す通り、キヤビテイ13の
先端近傍迄行われるが、第5−G図に示される通
り、キヤビテイ13が樹脂で充満される前にスク
ラツプ樹脂37の射出を停止すると共に、ポリエ
ステル38の二次射出を行う。この二次射出によ
り、第5−H図に示す通り、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体中間層36及びスクラツプ樹脂
層37のプリフオーム先端近傍迄の引伸しが有効
に行われると共に、ゲート近傍及びノズル先端が
バージンのポリエステル38で充満され、プリフ
オーム内のエチレン−ビニルアルコール共重合体
中間層36及びスクラツプ層37の完全な封じ込
めが行われると共に、次回の射出サイクルのため
のバージンのポリエステルがノズル15内に用意
されることになる。 本発明において、第5−C図に示す態様におい
ては、エチレン−ビニルアルコール共重合体36
が単独で射出されているが、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体36を中実流及びポリエステル
35を環状流として同時に射出してもよい。 また、スクラツプ樹脂37と二次射出ポリエス
テル38との切換えは任意のタイミングで行わ
れ、この切換タイミングが早い場合には、二次射
出ポリエステルにとつても、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体36の先端へ向けての引伸しが
行われることになる。 本発明によれば、一次射出ポリエステルの外表
面層とエチレン−ビニルアルコール共重合体層の
間に、スクラツプ樹脂を射出し、最後にポリエス
テルを二次射出することによりエチレン−ビニル
アルコールをプリフオーム先端近傍迄展延させる
ことが可能となる。この際、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体の中間層は延伸作業に適するよ
うに十分に薄肉でしかも器壁の中心面よりも内表
面側に偏よつた好ましい分布構造となる。またエ
チレン−ビニルアルコール共重合体中間層及びス
クラツプ層をポリエステル間に完全に封じ込める
ことが可能となる。 第5−A乃至5−H図で示す態様では、スクラ
ツプ樹脂層37がエチレン−ビニルアルコール共
重合体層36とポリエステル外層35aとの間に
導入され、エチレン−ビニルアルコール共重合体
中間層36は内表面側に偏よつた構造となるが、
スクラツプ樹脂層37をエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体中間層36とポリエステル内層35
bとの間に導入し、エチレン−ビニルアルコール
共重合体中間層36を外表面側に偏よらせた構造
とすることもできる。 即ち、この場合には、第7−A図に示す通り、
中心にポリエステル(PET)射出用のホツトラ
ンナー23a、最も外周側にエチレン−ビニルア
ルコール共重合体(EVOH)射出用の環状ホツ
トランナー24a及びそれらの中間にスクラツプ
樹脂(リプロPET)射出用の環状ホツトランナ
ー32aを配置し、第6図及び第7−A乃至7−
H図に示すタイミングで樹脂の射出成形を行う。
尚、第7−A乃至7−H図におけるアルフアベツ
トも、第6図に示す射出タイムチヤートのアルフ
アベツトに対応する。 先ず、射出開始時には、第7−A図に示す通
り、ノズル先端15はバージンのポリエステルで
充満されており、次いで第7−B図に示す通り、
キヤビテイ13の途中迄をポリエステル(PET)
35で充満させる。次いで、EVOHとリプロ
PETとを同時に射出させる。この際第7−C図
及び第7−D図に示す通り、リプロPET37が
中実流及びEVOH36が環状流となつてキヤビ
テイ中に射出され、リプロPET層37が内表面
層及びEVOH層36が外表面側となるようにバ
ージンPETの充満層の中心面に沿つて導入され
る。リプロPET37の射出は、キヤビテイ13
が樹脂で充満されつくす前に停止され、その後も
EVOH36の射出が続行され、これにより、
EVOH36はゲート或いはそれに連なるキヤビ
テイ13の導入部近傍で連続した状態となる(第
7−E図)。最後に、第7−F図に示す通り、バ
ージンPET38の二次射出が行われ、プリフオ
ームのPETによる閉じ込めとノズル先端のPET
による充満とが行われる。 本発明において、ポリエステルの一次射出圧を
P1、エチレン−ビニルアルコール共重合体の射
出圧をP2、スクラツプ樹脂の射出圧をP3、ポリ
エステルの二次射出圧をP4としたとき、これら
の圧力条件はかなり大巾に変化させ得る。 一般的に云つて、エチレン−ビニルアルコール
共重合体の射出圧P2は、ポリエステルの一次射
出圧P1よりも同等乃至高いことがエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体を完全な連続相として形
成させる上で有利であり、一方スクラツプ樹脂射
出圧P3及びポリエステルの二次射出P4はポリエ
ステルの一次射出圧P1よりもかなり低くするこ
とが明確でしかも連続した中間層を形成するため
に有利である。 P1、P2、P3及びP4は次の関係にあることが望
ましい。 P1=60乃至100Kg/cm2(ゲージ圧) P2=60乃至120Kg/cm2(ゲージ圧) P3≒P4=20乃至60Kg/cm2(ゲージ圧) で且つP1の0.3乃至0.8倍の圧力。 本発明において、スクラツプ樹脂の射出及びポ
リエステルの二次射出が一次射出よりも小さい圧
力で円滑に進行することは特に驚くべき新規知見
であつた。この理由は正確には不明であるが、ス
クラツプ樹脂や二次射出ポリエステルが抵抗の小
さい溶融樹脂間を通過すること及びスクラツプ樹
脂及び二次射出ポリエステルと接触するエチレン
−ビニルアルコール共重合体の溶融物が二次射出
ポリエステルの流動を容易にする滑剤的作用を行
なうことが考えられる。 本発明に用いる共射出成形法において、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体の射出量がエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体の中間層の厚みに
関係することは当然であるが、ポリエステルの一
次射出量はポリエステル内表面層の厚みに関係
し、またスクラツプ樹脂射出量及びポリエステル
の二次射出量はエチレン−ビニルアルコール共重
合体の中間層のプリフオームの厚み方向中心から
内表面側への偏りの程度と密接に関連する。 本発明においては、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体中間層は全体の厚みに比して、かなり
薄いものであることから、キヤビテイ容積をV、
ポリエステルの一次射出量をV1、ポリエステル
の二次射出容量をV2、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体の射出容量をV3、スクラツプ樹脂
の射出容量をV4としたとき、V5をVの1乃至20
%、特に5乃至10%とし、V1を5乃至40%、特
に10乃至30%とし、V2を5乃至50%、特に10乃
至40%、V4を10乃至70%、特に20乃至40%とす
ることが望ましい。 即ち、V3の値が前記範囲よりも小さくなると、
容器のガス・バリヤー性を顕著に改善することが
困難となる傾向があり、V3の値が上記範囲より
も大きくなると、プリフオームの延伸ブロー特性
が低下し、また容器のコストが高くなるという欠
点を生ずる。V1の比率が上記範囲よりも小さい
場合には、エチレン−ビニルアルコール共重合体
がプリフオーム表面に露出するという致命的な欠
点が生じる場合であり、一方V1の比率が上記範
囲よりも大きい場合には、エチレン−ビニルアル
コール共重合体をプリフオームの実質上大部分の
面積にわたつて中間層として展延させることが困
難となる。V2の値が上記範囲よりも小さいと、
エチレン−ビニルアルコール共重合体層及びスク
ラツプ樹脂層の封じ込めが困難となり易い。 本発明の製法によれば、かくして得られた第5
−H図或いは第7−F図に示す構造の多層プリフ
オームを延伸ブロー成形に付する。この延伸ブロ
ー成形に先立つて、多層プリフオームを先ずポリ
エステルの延伸可能温度、一般に80乃至135℃、
特に90乃至125℃の温度に維持する。この調温工
程は、多層プリフオームのポリエステル層が実質
上非結晶状態(アモルフアス状態)に維持される
ように過冷却した後、熱風、赤外線ヒーター、高
周波誘電加熱等のそれ自体公知の加熱機構によ
り、多層プリフオームを上記温度に加熱すること
によつて行うこともできるし、また前記射出金型
内或いは前記金型内で、多層プリフオームの温度
が前記温度に達する迄冷却乃至は放冷することに
よつても行うことができる。 延伸ブロー成形操作を説明するための第8図及
び第9図において、有底多層プリフオーム40の
口部にマンドレル41を挿入すると共に、その口
部を一対の割金型42a,42bで挟持する。マ
ンドレル41と同軸に垂直移動可能な延伸棒43
が設けられており、この延伸棒43とマンドレル
41との間には、流体吹込用の環状通路44があ
る。 延伸棒43の先端39をプリフオーム45の底
部の内側に当てがい、この延伸棒43を下方に移
動させることにより軸方向に引張延伸を行うと共
に、前記通路44を経てプリフオーム40内に流
体を吸込み、この流体圧により金型内でプリフオ
ームを膨張延伸させる。 プリフオームの延伸の程度は、後に詳述する分
子配向を付与するに足るものであるが、そのため
には、容器軸方向への延伸倍率を1.2乃至10倍、
特に1.5乃至5倍とすることが望ましい。 ポリエステル層の分子配向は、蛍光偏光法、複
屈折法及び密度法等で容易に確認されるが、簡単
には密度法で評価できる。一般的に言つて、胴部
最薄肉部におけるポリエステルの20℃における密
度が1.34乃至1.39g/cm3、特に1.35乃至1.38g/
cm3の範囲内となつていれば、有効に分子配向が行
われていると言える。 発明の用途 本発明の製法で製造される容器は、前述した優
れた特性を有することから、種々の内容物に対す
る容器、特に酸素や炭酸ガス或いは香り成分の透
過を遮断する軽量容器として有用であり、例えば
ビール、コーラ、サイダー、炭酸入り果汁飲料、
炭酸入り酒精飲料等の容器として、公知の容器に
比してカーボネーシヨンロスが著しく少ないとい
う利点を有する。 実施例 本発明を次の例で説明する。 実施例 1 第3図に示す射出成形機を使用し、第4図及び
第5−A乃至5−H図に示す射出タイミングで多
層プリフオームの共射出を行つた。 先ず、主射出機17に、固有粘度が1.0の乾燥
済みのバージンのポリエチレンテレフタレート
(PET)を供給し、第一の副射出機18に、やは
り乾燥済みでエチレン含有量が70モル%のエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)のペ
レツトを供給した。 平均で97重量%のポリエチレンテレフタレート
と3重量%のエチレン−ビニルアルコール共重合
体とを含有する、多層プリフオーム及び延伸ボル
トからのスクラツプ品を、平均チツプサイズが2
mmとなるようにチツプ化し、このチツプを含有水
分率が0.01%以下となるように乾燥した後、第二
の副射出成形機に供給した。 射出圧及び射出時間を下記の如くして、肉厚
3.5mmの3種4層の多層構造を有する有底プリフ
オームを製造した。 PET 一次射出圧 100Kg/cm2 時 間 6秒 EVOH射出圧 120Kg/cm2 時 間 4秒 スクラツプ樹脂射出圧 60Kg/cm2 時 間 3秒 PET 二次射出圧 60Kg/cm2 時 間 0.5秒。 得られた多層プリフオームを約110℃の温度に
予備加熱し、縦2倍、週方向4倍に二軸延伸ブロ
ー成形して内容積1500c.c.の多層ボルトを製造し
た。 得られた多層ボトルは、胴部、底部及び肩部
が、PET外層/スクラツプ樹脂層/EVOH中間
層/PET内層の層構成(層構成比3/3/1/
3)を有しており、ボトル内外面に対するヨード
吸着試験の結果から、EVOH層及びスクラツプ
樹脂層は、ボトル内外面に全く露出されていず、
完全に封入されていることが確認された。 また、この多層プリフオーム、従つて多層ボト
ルにおけるスクラツプ樹脂層の体積分率は約30%
であり、スクラツプ樹脂が多層ボトルの製造に有
効に使用可能であることを示した。 このボトルに水道水を充填し、高さ1.5mから
落下衝撃試験に付した結果、及び圧力4Kg/cm2の
炭酸水を充填し、14日間保存した結果では層間剥
離傾向は全く認められなかつた。 比較例 1 比較のため、上記実施例1において、スクラツ
プ樹脂の代りに、PETを二次射出する以外は実
施例1と同様にして3層の多層ボトルを製造し
た。 得られた実施例1及び比較例1の多層ボトルに
つき、37℃、RH0%の条件での酸素透過度、37
℃、100%RHの条件での酸素透過度を測定し、
得られた結果を第1表に示す。また、水道水充填
容器の高さ1.5mからの落下衝撃試験で、破損乃
至層間剥離を生じたものの本数を比較した。更
に、20名のパネラーを使用し、外観特性を判定さ
せ、良いと判断したものの人数で表示した。 結果は下記第1表の通りである。 【表】
関するもので、より詳細には、優れたガスバリヤ
ー性と落下衝撃等に対して極めて優れた耐性を有
すると共に耐湿性にも優れた積層構造の二軸延伸
ポリエステル容器の製法に関する。 更に本発明は容器製造の際副性するスクラツプ
の再利用にも関する。 従来の技術及び発明の技術的課題 延伸ブロー成形法によるポリエステル容器は、
優れた透明性、適度の剛性を有し、液体洗剤、シ
ヤンプー、化粧品、醤油、ソース等の他に、ビー
ル、コーラ、サイダー等の炭酸飲料や、果汁、ミ
ネラルウオーターなどの清涼飲料用容器にも広く
使用されるに至つている。 この延伸ポリエステル容器は、ポリエチレンや
ポリプロピレン等の汎用樹脂容器に比べれば、ガ
スバリヤー性に優れているとしても、金属罐やガ
ラスびんがガス透過性が殆んどゼロであるのに対
して、無視し得ない酸素や炭酸ガスの透過性を有
しており、内容物の保存期間は比較的短かい期間
に限られている。 この欠点を改善するため、ポリエステルに対し
て、エチレン−ビニルアルコール共重合体の如き
ガスバリヤー性樹脂を組合せ、多層構造とするこ
とにより、容器のガスバリヤー性を向上させるこ
とが種々提案されている。 延伸多層ポリエステル容器を製造するには先
ず、多層構造のプリフオームを製造する必要があ
り、この多層プリフオームを製造するために、共
押出成形法、多段射出成形法、共射出成形法等の
種々の手法を用いることができるが、これら何れ
の手法を用いる場合にも、エチレン−ビニルアル
コール共重合体等のガスバリヤー性樹脂とポリエ
ステル層との間には熱接着性が得られないため、
延伸成形に際して層間剥離を生じたり、或いはそ
うでない場合にも落下衝撃等により層間剥離を生
じたり、更にはガスバリヤー層にピンホール、ク
ラツク、破断等のトラブルを発生する傾向があ
る。 他の問題は、エチレン−ビニルアルコール共重
合体の如きガスバリヤー性樹脂を容器の実質上の
壁体部分に連続した形でしかも容器内外表面に露
出することなく完全に封入することが困難であ
り、エチレン−ビニルアルコール共重合体が表面
に露出するときには、この共重合体が吸湿してガ
スバリヤー性能が著しく低下する。 また、プリフオームの製造やその延伸成形工程
では、或る比率で不良品が生成し、これら不良品
のスクラツプを容器に再利用することが望まし
い。 発明の要旨 本発明者等は、ポリエステル樹脂の内外表面層
とエチレン−ビニルアルコール共重合体の如きガ
スバリヤー性樹脂から成る中間層とから成る多層
プリフオームを延伸ブロー成形して容器を製造す
るに際し、ポリエステル、ガスバリヤー性樹脂及
びポリエステルとガスバリヤー性樹脂との混合物
であるスクラツプ樹脂を、ポリエステルが内外
層、ガスバリヤー性樹脂が中間層及び内層と中間
層または外層と中間層の間にスクラツプ樹脂が介
在層として夫々存在するように共射出して多層プ
リフオームとするときには、スクラツプの容器へ
の再利用が可能となるばかりではなく、ポリエス
テル層とガスバリヤー層との耐層間剥離性が向上
すると共に、このスクラツプ層が湿度蔽断層とし
て有効に作用することを見出した。 また、上記多層プリフオームの形成において
は、プリフオームに対応するキヤビテイを備え且
つプリフオーム底部に対応する位置にゲートを有
する射出金型に、所要のポリエステルの一部を射
出して、該キヤビテイの途中迄該樹脂を充満さ
せ;該一次射出の途中、終了後、或いは終了後微
少時間をおいて、充満させたポリエステル内にガ
スバリヤー性樹脂を射出し;これと同時に或いは
これに次いでスクラツプ樹脂を射出して、ガスバ
リヤー性樹脂及びスクラツプ樹脂をポリエステル
と共にキヤビテイ先端に向けて展延させ;キヤビ
テイが樹脂で充満される前にガスバリヤー性樹脂
及びスクラツプ樹脂の射出を停止すると共に、所
要のポリエステルの残部を二次射出して、ガスバ
リヤー性中間層及びスクラツプ樹脂層をポリエス
テル中に封入して多層プリフオームを形成させる
方法が有効であることを見出した。 発明の目的 即ち、本発明の目的は、前述した諸問題が解決
されたポリエステル−ガスバリヤー層の多層延伸
ポリエステル容器の製法を提供するにある。 本発明の他の目的は、ポリエステルとガスバリ
ヤー性樹脂との混合物から成るスクラツプ(リグ
ラインド)を容器の製造に有効に利用できる多層
延伸ポリエステル容器の製法を提供するにある。 本発明の更に他の目的は、ガスバリヤー性、耐
湿性及び耐層間剥離性に優れた多層延伸ポリエス
テル容器の製法を提供するにある。 発明の構成 本発明によれば、エチレンテレフタレート単位
を主体とするポリエステル、ガスバリヤー性樹脂
及びポリエステルとガスバリヤー性樹脂との混合
物から成るスクラツプ樹脂を共射出して多層プリ
フオームを製造し、この多層プリフオームをブロ
ー金型内で且つ延伸可能な温度でブロー延伸成形
することから成る多層ポリエステル容器の製法に
おいて、プリフオームに対応するキヤビテイを備
え且つプリフオーム底部に対応する位置にゲート
を有する射出金型に、所要のポリエステルの一部
を射出して、該キヤビテイの途中迄該樹脂を充満
させ;該一次射出の途中、終了後、或いは終了後
微少時間をおいて、充満させたポリエステル内に
ガスバリヤー性樹脂を射出し;これと同時に或い
はこれに次いでポリエステルとガスバリヤー性樹
脂との混合物から成るスクラツプ樹脂を射出し
て、ガスバリヤー性樹脂及びスクラツプ樹脂をポ
リエステルと共にキヤビテイ先端に向けて展延さ
せ;キヤビテイが樹脂で充満される前にガスバリ
ヤー性樹脂及びスクラツプ樹脂の射出を停止する
と共に、所要のポリエステルの残部を二次射出し
て、ガスバリヤー性中間層及びスクラツプ樹脂層
をポリエステル中に封入し、これにより多層プリ
フオームを形成させることを特徴とするガスバリ
ヤー性多層ポリエステル容器の製法が提供され
る。 発明の実施の態様 本発明を、添付図面に示す具体例に基づき以下
に詳細に説明する。 容器の構造及び作用効果 本発明の製法で製造される延伸多層ポリエステ
ル容器の全体の配置を示す第1図及びその部分断
面図構造を示す第2図において、この容器1は厚
肉の口部(ノズル部)2、薄肉の胴部3及び閉塞
底部4を有しており、胴部3と口部2との間には
これらを接続する台錐状の肩部5が存在する。 この容器は、配向性と耐クリーブ性とを有する
ポリエステル樹脂から成る内表面層6及び外表面
層7と、これらの間に完全に封入されたエチレン
−ビニルアルコール共重合体の如きガスバリヤー
性樹脂の中間層8及び該中間層8と外表面層7と
の間に挿入されたスクラツプ樹脂層9との組合せ
から成つている。この中間層8及びスクラツプ樹
脂層9は、底部断面A、胴部断面B、肩部断面C
及び口部付根部断面Dを共通にして示す第2図
(簡略化のため、厚さは上部各部分においても一
様なものとして示してある)からも明らかな通り
器壁のどの部分においても表面に露出することな
く、しかも底部、肩部の全てにわたつて中間層及
びスクラツプ樹脂層として存在している。第1図
に示す通り、口部2の先端には中間層8は存在し
ないが、口部(ノズル部)2の先端近く迄中間層
8が介在するようにしてもよいし、口部2には中
間層8が介在しないようにしてもよい。 本発明においては、耐クリーブ性や他の機械的
性質に優れたポリエステル内外層とガスバリヤー
性中間層との間に、スクラツプ樹脂層を設けるこ
とにより、内外層や中間層の上記特性に悪影響を
及ぼすことなしに、スクラツプを容器素材として
有効に利用し得ることになる。 しかも、このスクラツプ樹脂層は、ポリエステ
ルを主体として、ガスバリヤー層として使用され
たエチレン−ビニルアルコール共重合体を含有す
る組成物から成つている。しかして、本発明によ
れば、この樹脂組成物を、ポリエステル内層又は
外層とガスバリヤー性中間層との間に介在させる
ことにより、この樹脂組成物はポリエステル層と
ガスバリヤー性中間層との両者に対して強い接着
性を示し、両樹脂層間の耐層間剥離性が顕著に向
上するという効果が得られる。また、エチレン−
ビニルアルコール共重合体は、高吸湿条件下で
は、酸素、炭酸ガス等に対するガス透過度が1桁
のオーダーで高くなることが知られている。この
ために、エチレン−ビニルアルコール共重合体層
を含む多層容器では、このエチレン−ビニルアル
コール共重合体層を可及的に吸湿させない工夫が
必要となる。本発明においては、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体中間層とポリエステル内層
又は外層との間に、ポリエステルとエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体とを含有する組成物のス
クラツプ層を介在させることにより、スクラツプ
層を設けている側ではポリエステル層を透過して
侵入する水蒸気が先ずスクラツプ組成物中に分散
しているエチレン−ビニルアルコール共重合体成
分により有効に捕捉され、ガスバリヤー性中間層
の吸湿による劣化傾向が有効に抑制されるのであ
る。 本発明の製法で製造される容器においては更
に、中間層8及びスクラツプ層9が内外表面層
6,7間に完全に封入されていることにも関連し
て、エチレン−ビニルアルコール共重合体等の中
間層8とポリエステル等の内外表面層6,7との
密着状態が、通常の接着からは予想外な程に、完
全に維持されているという全く予想外且つ新規な
事実がある。即ち、この容器は一体化した状態に
保たれる限り、両樹脂層が完全に密着した外観及
び挙動を示し、容器に落下衝撃を加え、或いは軽
度の変形を加えた場合にも、全く剥離現象を示さ
ず、完全な密着状態が維持されていることがわか
つた。この理由は、未だ解明されるに至つていな
いが、ポリエステル等の耐クリーブ性樹脂内外表
面層の間にエチレン−ビニルアルコール共重合体
等の中間層が完全に封入されて、両樹脂層間の気
密性が保たれていること、にも関連して、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体等の中間層に、ポ
リエステル内層及び/又は外層のタガ締力が作用
していること、ポリエステルの内層または外層と
中間層との間には接着剤ともなるスクラツプ樹脂
層による接合が行われていること、及び両樹脂層
の分子配向による密着効果があることに原因があ
ると思われる。 更に、本発明の製法で製造される容器における
エチレン−ビニルアルコール共重合体等のガスバ
リヤー性樹脂層は、ポリエステル内外層と共に有
効に延伸されて、両方向に分子配向されている。
この分子配向により、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体のガスバリヤーは顕著に向上し、例え
ば酸素に対する気体透過係数(P02)は未配向の
ものの2分の1乃至5分の1という小さい値とな
る。エチレン−ビニルアルコール共重合体は延伸
の困難な樹脂の一つであり、単独の層の形で延伸
を行うと、即ち、通常の成形条件で延伸すると破
断を生じることが知られている(特公昭57−
42493号公報)。また、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体を延伸可能な樹脂層でサンドイツチし
た積層体とし、積層体の形で延伸すればエチレン
−ビニルアルコール共重合体層の分子配向を付与
し得ることが知られているが、この場合には、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体と延伸可能樹
脂層とを強固に接合することが必須不可欠であ
り、さもなくば、エチレン−ビニルアルコール共
重合体層の破断が生じると言われている(特開昭
52−103481号公報)。これに対して、本発明にお
いては、エチレン−ビニルアルコール共重合体中
間層とポリエステル内層または外層との間は何れ
か片側のみがスクラツプ樹脂層を介して接合され
ているのであるが、エチレン−ビニルアルコール
共重合体層にも有効に分子配向が付与されるので
あつて、これは本発明による驚くべき作用効果で
あつた。一般には、胴部中間層を構成するエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体は、蛍光偏光法に
よる面内配向係数(l+m)が0.4以上となるよ
うに分子配向されている。 本発明において、エチレン−ビニルアルコール
共重合体層が欠陥のない連続したフイルム層とし
て存在する事実は、容器胴部を厚み方向に裁断
し、ポリエステル外層から共重合体層を剥離する
ことにより確認される。また、この剥離により、
各層の分布乃至分配構造や所定の分子配向の有無
も確認される。 本発明において、第2図に示す具体例では、外
層7と中間層8との間にスクラツプ層9が設けら
れているが、内層6と中間層8との間にスクラツ
プ層9を設けてもよい。 素 材 内外層としてはポリエチレンテレフタレート
(PET)が公的に使用されるが、ポリエチレンテ
レフタレートの本質を損わない限り、エチレンテ
レフタレート単位を主体とし、他のポリエステル
単位を含むコポリエステルをも使用し得る。この
ようなコポリエステル形成用の共重合成分として
は、イソフタル酸・P−β−オキシエトキシ安息
香酸・ナフタレン2,6−ジカルボン酸・ジフエ
ノキシエタン−4,4′−ジカルボン酸・5−ナト
リウムスルホイソフタル酸・アジピン酸・セバシ
ン酸またはこれらのアルキルエステル誘導体など
のジカルボン酸成分、プロピレングリコール・
1,4−ブタンジオール・ネオベンチルグリコー
ル・1,6−ヘキシレングリコール・シクロヘキ
サンジメタノール・ビスフエノールAのエチレン
オキサイド付加物、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコールなどのグリコール成分を挙げ
ることができる。 用いる熱可塑性ポリエステルは、器壁の機械的
な性質の点かは、固有粘度[η]が0.5以上、特
に0.6以上であることが望ましい。更にこのポリ
エステルは顔料・染料等の着色剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤などの添加剤を含有することも出
来る。 本発明においては、ガスバリヤー性樹脂層とし
て、ビニルアルコール含有量が40乃至85モル%、
特に50乃至80モル%のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体を用いることが特に好適である。即
ち、エチレン−ビニルアルコール共重合体は、ガ
スバリヤー性に最も優れた樹脂の一つであり、そ
のガスバリヤー性や熱成形性はビニルアルコール
単位含有量に依存する。ビニルアルコール含有量
が40モル%よりも小さい場合には、上記範囲内に
ある場合に比して、酸素や炭素ガスに対する透過
度が大きく、ガスバリヤー性を改善するという本
発明の目的には適さず、一方この含有量が85%モ
ルを越えると、水蒸気に対する透過性が大きくな
ると共に、溶融成形性が低下するのでやはり本発
明の目的に適さない。 エチレン−ビニルアルコール共重合体は、エチ
レンと酢酸ビニル等のビニルエステルとの共重合
体を、そのケン化度が96%以上、特に99%以上に
なるようにケン化することにより得られるが、こ
の共重合体は、上記成分以外に、酸素や炭酸ガス
等へのバリヤー性を損わない範囲内で、例えば3
モル%迄の範囲内で、プロピレン、ブチレン−
1、イソブチレン等の炭素数3以上のオレフイン
を共単量体成分として含有していてもよい。 エチレン−ビニルアルコール共重合体の分子量
は、フイルムを形成し得るに足る分子量であれば
特に制限はないが、一般には、フエノール85重量
%と水15重量%との混合溶媒中、30℃の温度で測
定して、固有粘度[η]が0.07乃至0.17/gの
範囲にあるのがよい。 ガスバリヤー性樹脂の他の例としては、脂肪族
ポリアミド、芳香族ポリアミド、不飽和ニトリル
系樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ガスバリヤー性ポ
リエステル等を挙げることができる。 本発明においては、後に詳述する通り、射出金
型のキヤビテイ内で、ポリエステルとエチレン−
ビニルアルコール共重合体との明確に区別された
層状の流れを形成させることが容器のガスバリヤ
ー性の点で重要となる。このためには、ポリエス
テル及びエチレン−ビニルアルコール共重合体と
して、構造粘性指数の差が0.01乃至10、特に0.05
乃至5の範囲にある組合せを使用するのがよい。 本明細書において、構造粘性指数とは、両方の
樹脂の内の高い方の融点よりも5℃高い温度にお
いて、100sec-1以上のズリ速度で溶融体の流動曲
線から求められる値であり、より詳細には、ズリ
応力τ(Kg/cm2)のlog値を縦軸、及びズリ速度γ・
(sec-1)のlog値を横軸として値をプロツトし、
この曲線に近似させた直線から、式log=1/αlog γ・のαとして求められる値である。 この構造粘性指数の差が前記範囲よりも小さい
場合には、後述する共射出に際して、両樹脂層の
混じり合いを生ずるようになり、プリフオーム中
に明確に区別されたエチレン−ビニルアルコール
共重合体の連続した完全な層を形成させることが
困難となる。また、この構造粘性指数の差が上記
範囲よりも大きくなると、共射出そのものが困難
となる傾向がある。 溶融体の構造粘性指数は、樹脂の分子量、分子
量分布及び化学構造に依存する。本発明において
は、用いるポリエステル及びエチレン−ビニルア
ルコール共重合体の分子量及び分子量分布を選ぶ
ことにより、構造粘性指数の差を前述した範囲と
することができる。 スクラツプ樹脂(リグラインド)としては、多
層プリフオームの製造過程や、多層プリフオーム
の延伸ブロー成形工程で生ずる不良品やクズ等が
使用される。このスクラツプ樹脂は、ポリエステ
ルとエチレン−ビニルアルコール共重合体との層
構成に応じて、一定の組成比を有しており、その
組成比は、一般にポリエステルとエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体との重量比が99:1乃至
50:50、特に20:1乃至30:1の範囲内にある。 スクラツプ樹脂を再利用するには、スクラツプ
を粉砕し、得られるチツプを乾燥する。即ち、ス
クラツプ中のエチレン−ビニルアルコール共重合
体が吸湿している条件下では、該樹脂の溶融射出
に際して該共重合体の著しい劣化を生じる。これ
を防止するために、スクラツプ樹脂中の含有水分
率が0.5重量%以下、特に0.05重量%以下となる
ように乾燥する。 このスクラツプ樹脂を、チツプの形で或いは必
要によりペレタイズした後、共射出に使用する。 製 法 多層プリフオームの製造に用いる共射出装置を
示す第3図において、射出金型11とコア金型1
2との間にはプリフオームに対応するキヤビテイ
13が形成されている。金型11のプリフオーム
底部に対応する位置にはゲート14があり、ホツ
トランナーノズル15及びホツトランナーブロツ
ク16を経て三台の射出機17,18及び29に
接続されている。主射出機17はポリエステル射
出用のもので、バレル19及びその内部のスクリ
ユー20を備えており、第一の副射出機18はエ
チレン−ビニルアルコール共重合体射出用のもの
で、バレル21及びその内部のスクリユーを備え
ている。第二の副射出機29はスクラツプ樹脂射
出用のもので、バレル30及びその内部のスクリ
ユー31を備えている。ブロツク16及びノズル
15には、ポリエステル射出用の断面が環状のホ
ツトランナー23と、その中心に位置するエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体射出用のホツトラ
ンナー24と、再外周に位置し、断面が大径の環
状のスクラツプ樹脂射出用のホツトランナー32
とがあり、これらは同軸で且つノズル15の先端
近傍で合流するように設けられている。ポリエス
テル射出機17は、スプルブツシユ26及びスプ
ル26aを介してホツトランナー23に接続さ
れ、一方エチレン−ビニルアルコール共重合体射
出機18は、スプルプツシユ28及びスプル27
を介してホツトランナー24に接続され、スクラ
ツプ樹脂射出機29は、スプルブツシユ33及び
スプル34を介してホツトランナー32に接続さ
れている。射出すべき樹脂をバレル19(21又
は30)内に溶融し、スクリユー20(22又は
31)の回転によりバレル19(21又は30)
内に貯留した後、スクリユー20(22又は3
1)を前進させて、溶融樹脂をスプル26a(2
8又は34)、ホツトランナー23(24又は3
2)及びゲート14を介してキヤビテイ13内に
射出するが、本発明によれば、ポリエステル、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体及びスクラツ
プ樹脂の射出を次の条件で行なう。 ポリエステル(PET)、エチレン−ビニルアル
コール共重合体(EVOH)及びスクラツプ樹脂
(リプロPET)の射出時間と射出圧力との関係を
示す第4図において、図中のアルフアベツト記号
A〜Hは、第5−A乃至5−H図の説明図に対応
するものである。 先ず、ポリエステル射出用スクリユー20を前
進させ、キヤビテイ13内に一定圧力下で一次射
出させる。第5−A図はポリエステルが射出直前
の状態であり、ポリエステル35がノズル15の
先端部にあるが、エチレン−ビニルアルコール共
重合体36はホツトランナー24の先端に、また
スクラツプ樹脂37はホツトランナー32の先端
に夫々留まつている。ポリエステルの射出に伴な
つて、第5−B図に示す通り、キヤビテイ13の
途中迄が一次射出ポリエステル35で充満され
る。 ポリエステルの所定の量の射出が終つた段階
(ポリエステルの射出途中でも、射出終了直後で
も、或いは射出終了微少時間をおいてもよい)
で、エチレン−ビニルアルコール共重合体射出用
のスクリユー22を前進させ、キヤビテイ13内
にエチレン−ビニルアルコール共重合体36を射
出させる。この場合、第5−C図に示す通り、キ
ヤビテイ13の表面の部分では、一次射出ポリエ
ステル35が金型との接触により固化されている
か、或いは固化されていないとしても粘度の極め
て高い状態となつており、従つて、射出されたエ
チレン−ビニルアルコール共重合体36は、ポリ
エステル充満層のほぼ中心面に沿つてキヤビテイ
先端部へ向けて流動し、該共重合体の中間層を形
成する。 この場合、エチレン−ビニルアルコール共重合
体を中実流として射出することが好ましく、これ
によりエチレン−ビニルアルコール共重合体を中
間層として完全に連続したものとすることができ
る。 エチレン−ビニルアルコール共重合体の射出が
終了した時点或いはこれと同時に、スクラツプ樹
脂37の射出を開始する。第5−D図は、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体36の射出が終了
し、スクラツプ樹脂37の射出が開示された時の
状態を示し、第5−E図はスクラツプ樹脂の射出
がキヤビテイ内に行われた初期の状態を示す。 スクラツプ樹脂37は、第5−F図及び第5−
G図に示される通り、キヤビテイの側外面ポリエ
ステル層35aとエチレン−ビニルアルコール共
重合体36との間に流入し、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体層36をキヤビテイ内面側に押
圧すると共に、このスクラツプ層37がエチレン
−ビニルアルコール共重合体36をキヤビテイ先
端に向けて引伸ししながら、自身もエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体層36と一次射出ポリエ
ステル外面層35aとの間を、キヤビテイ先端に
向けて前進する。 スクラツプ樹脂37の前進とそれに伴なうエチ
レン−ビニルアルコール共重合体層36の引伸し
とは、第5−G図に示す通り、キヤビテイ13の
先端近傍迄行われるが、第5−G図に示される通
り、キヤビテイ13が樹脂で充満される前にスク
ラツプ樹脂37の射出を停止すると共に、ポリエ
ステル38の二次射出を行う。この二次射出によ
り、第5−H図に示す通り、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体中間層36及びスクラツプ樹脂
層37のプリフオーム先端近傍迄の引伸しが有効
に行われると共に、ゲート近傍及びノズル先端が
バージンのポリエステル38で充満され、プリフ
オーム内のエチレン−ビニルアルコール共重合体
中間層36及びスクラツプ層37の完全な封じ込
めが行われると共に、次回の射出サイクルのため
のバージンのポリエステルがノズル15内に用意
されることになる。 本発明において、第5−C図に示す態様におい
ては、エチレン−ビニルアルコール共重合体36
が単独で射出されているが、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体36を中実流及びポリエステル
35を環状流として同時に射出してもよい。 また、スクラツプ樹脂37と二次射出ポリエス
テル38との切換えは任意のタイミングで行わ
れ、この切換タイミングが早い場合には、二次射
出ポリエステルにとつても、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体36の先端へ向けての引伸しが
行われることになる。 本発明によれば、一次射出ポリエステルの外表
面層とエチレン−ビニルアルコール共重合体層の
間に、スクラツプ樹脂を射出し、最後にポリエス
テルを二次射出することによりエチレン−ビニル
アルコールをプリフオーム先端近傍迄展延させる
ことが可能となる。この際、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体の中間層は延伸作業に適するよ
うに十分に薄肉でしかも器壁の中心面よりも内表
面側に偏よつた好ましい分布構造となる。またエ
チレン−ビニルアルコール共重合体中間層及びス
クラツプ層をポリエステル間に完全に封じ込める
ことが可能となる。 第5−A乃至5−H図で示す態様では、スクラ
ツプ樹脂層37がエチレン−ビニルアルコール共
重合体層36とポリエステル外層35aとの間に
導入され、エチレン−ビニルアルコール共重合体
中間層36は内表面側に偏よつた構造となるが、
スクラツプ樹脂層37をエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体中間層36とポリエステル内層35
bとの間に導入し、エチレン−ビニルアルコール
共重合体中間層36を外表面側に偏よらせた構造
とすることもできる。 即ち、この場合には、第7−A図に示す通り、
中心にポリエステル(PET)射出用のホツトラ
ンナー23a、最も外周側にエチレン−ビニルア
ルコール共重合体(EVOH)射出用の環状ホツ
トランナー24a及びそれらの中間にスクラツプ
樹脂(リプロPET)射出用の環状ホツトランナ
ー32aを配置し、第6図及び第7−A乃至7−
H図に示すタイミングで樹脂の射出成形を行う。
尚、第7−A乃至7−H図におけるアルフアベツ
トも、第6図に示す射出タイムチヤートのアルフ
アベツトに対応する。 先ず、射出開始時には、第7−A図に示す通
り、ノズル先端15はバージンのポリエステルで
充満されており、次いで第7−B図に示す通り、
キヤビテイ13の途中迄をポリエステル(PET)
35で充満させる。次いで、EVOHとリプロ
PETとを同時に射出させる。この際第7−C図
及び第7−D図に示す通り、リプロPET37が
中実流及びEVOH36が環状流となつてキヤビ
テイ中に射出され、リプロPET層37が内表面
層及びEVOH層36が外表面側となるようにバ
ージンPETの充満層の中心面に沿つて導入され
る。リプロPET37の射出は、キヤビテイ13
が樹脂で充満されつくす前に停止され、その後も
EVOH36の射出が続行され、これにより、
EVOH36はゲート或いはそれに連なるキヤビ
テイ13の導入部近傍で連続した状態となる(第
7−E図)。最後に、第7−F図に示す通り、バ
ージンPET38の二次射出が行われ、プリフオ
ームのPETによる閉じ込めとノズル先端のPET
による充満とが行われる。 本発明において、ポリエステルの一次射出圧を
P1、エチレン−ビニルアルコール共重合体の射
出圧をP2、スクラツプ樹脂の射出圧をP3、ポリ
エステルの二次射出圧をP4としたとき、これら
の圧力条件はかなり大巾に変化させ得る。 一般的に云つて、エチレン−ビニルアルコール
共重合体の射出圧P2は、ポリエステルの一次射
出圧P1よりも同等乃至高いことがエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体を完全な連続相として形
成させる上で有利であり、一方スクラツプ樹脂射
出圧P3及びポリエステルの二次射出P4はポリエ
ステルの一次射出圧P1よりもかなり低くするこ
とが明確でしかも連続した中間層を形成するため
に有利である。 P1、P2、P3及びP4は次の関係にあることが望
ましい。 P1=60乃至100Kg/cm2(ゲージ圧) P2=60乃至120Kg/cm2(ゲージ圧) P3≒P4=20乃至60Kg/cm2(ゲージ圧) で且つP1の0.3乃至0.8倍の圧力。 本発明において、スクラツプ樹脂の射出及びポ
リエステルの二次射出が一次射出よりも小さい圧
力で円滑に進行することは特に驚くべき新規知見
であつた。この理由は正確には不明であるが、ス
クラツプ樹脂や二次射出ポリエステルが抵抗の小
さい溶融樹脂間を通過すること及びスクラツプ樹
脂及び二次射出ポリエステルと接触するエチレン
−ビニルアルコール共重合体の溶融物が二次射出
ポリエステルの流動を容易にする滑剤的作用を行
なうことが考えられる。 本発明に用いる共射出成形法において、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体の射出量がエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体の中間層の厚みに
関係することは当然であるが、ポリエステルの一
次射出量はポリエステル内表面層の厚みに関係
し、またスクラツプ樹脂射出量及びポリエステル
の二次射出量はエチレン−ビニルアルコール共重
合体の中間層のプリフオームの厚み方向中心から
内表面側への偏りの程度と密接に関連する。 本発明においては、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体中間層は全体の厚みに比して、かなり
薄いものであることから、キヤビテイ容積をV、
ポリエステルの一次射出量をV1、ポリエステル
の二次射出容量をV2、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体の射出容量をV3、スクラツプ樹脂
の射出容量をV4としたとき、V5をVの1乃至20
%、特に5乃至10%とし、V1を5乃至40%、特
に10乃至30%とし、V2を5乃至50%、特に10乃
至40%、V4を10乃至70%、特に20乃至40%とす
ることが望ましい。 即ち、V3の値が前記範囲よりも小さくなると、
容器のガス・バリヤー性を顕著に改善することが
困難となる傾向があり、V3の値が上記範囲より
も大きくなると、プリフオームの延伸ブロー特性
が低下し、また容器のコストが高くなるという欠
点を生ずる。V1の比率が上記範囲よりも小さい
場合には、エチレン−ビニルアルコール共重合体
がプリフオーム表面に露出するという致命的な欠
点が生じる場合であり、一方V1の比率が上記範
囲よりも大きい場合には、エチレン−ビニルアル
コール共重合体をプリフオームの実質上大部分の
面積にわたつて中間層として展延させることが困
難となる。V2の値が上記範囲よりも小さいと、
エチレン−ビニルアルコール共重合体層及びスク
ラツプ樹脂層の封じ込めが困難となり易い。 本発明の製法によれば、かくして得られた第5
−H図或いは第7−F図に示す構造の多層プリフ
オームを延伸ブロー成形に付する。この延伸ブロ
ー成形に先立つて、多層プリフオームを先ずポリ
エステルの延伸可能温度、一般に80乃至135℃、
特に90乃至125℃の温度に維持する。この調温工
程は、多層プリフオームのポリエステル層が実質
上非結晶状態(アモルフアス状態)に維持される
ように過冷却した後、熱風、赤外線ヒーター、高
周波誘電加熱等のそれ自体公知の加熱機構によ
り、多層プリフオームを上記温度に加熱すること
によつて行うこともできるし、また前記射出金型
内或いは前記金型内で、多層プリフオームの温度
が前記温度に達する迄冷却乃至は放冷することに
よつても行うことができる。 延伸ブロー成形操作を説明するための第8図及
び第9図において、有底多層プリフオーム40の
口部にマンドレル41を挿入すると共に、その口
部を一対の割金型42a,42bで挟持する。マ
ンドレル41と同軸に垂直移動可能な延伸棒43
が設けられており、この延伸棒43とマンドレル
41との間には、流体吹込用の環状通路44があ
る。 延伸棒43の先端39をプリフオーム45の底
部の内側に当てがい、この延伸棒43を下方に移
動させることにより軸方向に引張延伸を行うと共
に、前記通路44を経てプリフオーム40内に流
体を吸込み、この流体圧により金型内でプリフオ
ームを膨張延伸させる。 プリフオームの延伸の程度は、後に詳述する分
子配向を付与するに足るものであるが、そのため
には、容器軸方向への延伸倍率を1.2乃至10倍、
特に1.5乃至5倍とすることが望ましい。 ポリエステル層の分子配向は、蛍光偏光法、複
屈折法及び密度法等で容易に確認されるが、簡単
には密度法で評価できる。一般的に言つて、胴部
最薄肉部におけるポリエステルの20℃における密
度が1.34乃至1.39g/cm3、特に1.35乃至1.38g/
cm3の範囲内となつていれば、有効に分子配向が行
われていると言える。 発明の用途 本発明の製法で製造される容器は、前述した優
れた特性を有することから、種々の内容物に対す
る容器、特に酸素や炭酸ガス或いは香り成分の透
過を遮断する軽量容器として有用であり、例えば
ビール、コーラ、サイダー、炭酸入り果汁飲料、
炭酸入り酒精飲料等の容器として、公知の容器に
比してカーボネーシヨンロスが著しく少ないとい
う利点を有する。 実施例 本発明を次の例で説明する。 実施例 1 第3図に示す射出成形機を使用し、第4図及び
第5−A乃至5−H図に示す射出タイミングで多
層プリフオームの共射出を行つた。 先ず、主射出機17に、固有粘度が1.0の乾燥
済みのバージンのポリエチレンテレフタレート
(PET)を供給し、第一の副射出機18に、やは
り乾燥済みでエチレン含有量が70モル%のエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)のペ
レツトを供給した。 平均で97重量%のポリエチレンテレフタレート
と3重量%のエチレン−ビニルアルコール共重合
体とを含有する、多層プリフオーム及び延伸ボル
トからのスクラツプ品を、平均チツプサイズが2
mmとなるようにチツプ化し、このチツプを含有水
分率が0.01%以下となるように乾燥した後、第二
の副射出成形機に供給した。 射出圧及び射出時間を下記の如くして、肉厚
3.5mmの3種4層の多層構造を有する有底プリフ
オームを製造した。 PET 一次射出圧 100Kg/cm2 時 間 6秒 EVOH射出圧 120Kg/cm2 時 間 4秒 スクラツプ樹脂射出圧 60Kg/cm2 時 間 3秒 PET 二次射出圧 60Kg/cm2 時 間 0.5秒。 得られた多層プリフオームを約110℃の温度に
予備加熱し、縦2倍、週方向4倍に二軸延伸ブロ
ー成形して内容積1500c.c.の多層ボルトを製造し
た。 得られた多層ボトルは、胴部、底部及び肩部
が、PET外層/スクラツプ樹脂層/EVOH中間
層/PET内層の層構成(層構成比3/3/1/
3)を有しており、ボトル内外面に対するヨード
吸着試験の結果から、EVOH層及びスクラツプ
樹脂層は、ボトル内外面に全く露出されていず、
完全に封入されていることが確認された。 また、この多層プリフオーム、従つて多層ボト
ルにおけるスクラツプ樹脂層の体積分率は約30%
であり、スクラツプ樹脂が多層ボトルの製造に有
効に使用可能であることを示した。 このボトルに水道水を充填し、高さ1.5mから
落下衝撃試験に付した結果、及び圧力4Kg/cm2の
炭酸水を充填し、14日間保存した結果では層間剥
離傾向は全く認められなかつた。 比較例 1 比較のため、上記実施例1において、スクラツ
プ樹脂の代りに、PETを二次射出する以外は実
施例1と同様にして3層の多層ボトルを製造し
た。 得られた実施例1及び比較例1の多層ボトルに
つき、37℃、RH0%の条件での酸素透過度、37
℃、100%RHの条件での酸素透過度を測定し、
得られた結果を第1表に示す。また、水道水充填
容器の高さ1.5mからの落下衝撃試験で、破損乃
至層間剥離を生じたものの本数を比較した。更
に、20名のパネラーを使用し、外観特性を判定さ
せ、良いと判断したものの人数で表示した。 結果は下記第1表の通りである。 【表】
第1図は本発明の製法により製造される多層ポ
リエステル容器の側面断面図であり、第2図は第
1図の容器の拡大断面図であり、第3図は本発明
の製造方法に用いる共射出機の要部断面図であ
り、第4図は共射出のタイムチヤートであり、第
5−A図、第5−B図、第5−C図、第5−D
図、第5−E図、第5−F図、第5−G図及び第
5−H図、第4図との関連で各樹脂のキヤビテイ
への射出状態を説明する説明図であり、第6図の
共射出の他の態様を示すタイムチヤートであり、
第7−A図、第7−B図、第7−C図、第7−D
図、第7−E図、第7−F図は第6図との関連で
各樹脂のキヤビテイ内への射出状態を示す説明図
であり、第8図及び第9図は多層プリフオームの
延伸ブロー成形工程の説明図である。 1は多層ポリエステル容器、2は口部、3は胴
部、4は底部、5は肩部、6はポリエステル内
層、7はポリエステル外層、8はエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体中間層、9はスクラツプ樹
脂層、11は射出金型、12はコア金型、17,
18,29は射出機、23,24,32はホツト
ランナー、35,38はポリエステル、36はエ
チレン−ビニルアルコール共重合体、37はスク
ラツプ樹脂、40はプリフオーム、42a,42
bはブロー金型。
リエステル容器の側面断面図であり、第2図は第
1図の容器の拡大断面図であり、第3図は本発明
の製造方法に用いる共射出機の要部断面図であ
り、第4図は共射出のタイムチヤートであり、第
5−A図、第5−B図、第5−C図、第5−D
図、第5−E図、第5−F図、第5−G図及び第
5−H図、第4図との関連で各樹脂のキヤビテイ
への射出状態を説明する説明図であり、第6図の
共射出の他の態様を示すタイムチヤートであり、
第7−A図、第7−B図、第7−C図、第7−D
図、第7−E図、第7−F図は第6図との関連で
各樹脂のキヤビテイ内への射出状態を示す説明図
であり、第8図及び第9図は多層プリフオームの
延伸ブロー成形工程の説明図である。 1は多層ポリエステル容器、2は口部、3は胴
部、4は底部、5は肩部、6はポリエステル内
層、7はポリエステル外層、8はエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体中間層、9はスクラツプ樹
脂層、11は射出金型、12はコア金型、17,
18,29は射出機、23,24,32はホツト
ランナー、35,38はポリエステル、36はエ
チレン−ビニルアルコール共重合体、37はスク
ラツプ樹脂、40はプリフオーム、42a,42
bはブロー金型。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレンテルフタレート単位を主体とするポ
リエステル、ガスバリヤー性樹脂及びポリエステ
ルとガスバリヤー性樹脂との混合物から成るスク
ラツプ樹脂を共射出して多層プリフオームを製造
し、この多層プリフオームをブロー金型内で且つ
延伸可能な温度でブロー延伸成形することから成
る多層ポリエステル容器の製法において、 プリフオームに対応するキヤビテイを備え且つ
プリフオーム底部に対応する位置にゲートを有す
る射出金型に、所要のポリエステルの一部を射出
して、該キヤビテイの途中迄該樹脂を充満させ;
該一次射出の途中、終了後、或いは終了後微少時
間をおいて、充満させたポリエステル内にガスバ
リヤー性樹脂を射出し;これと同時或いはこれに
次いでポリエステルとガスバリヤー性樹脂との混
合物から成るスクラツプ樹脂を射出して、ガスバ
リヤー性樹脂又はスクラツプ樹脂をポリエステル
と共にキヤビテイ先端に向けて展延させ;キヤビ
テイが樹脂で充満される前にガスバリヤー性樹脂
及びスクラツプ樹脂の射出を停止すると共に、所
要のポリエステルの残部を二次射出して、ガスバ
リヤー性中間層及びスクラツプ樹脂層をポリエス
テル中に封入し、これにより多層プリフオームを
形成させることを特徴とするガスバリヤー性多層
ポリエステル容器の製法。 2 ガスバリヤー性樹脂がエチレン−ビニルアル
コール共重合体である特許請求の範囲第1項記載
の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60101407A JPS61259943A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | ガスバリヤ−性多層ポリエステル容器及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60101407A JPS61259943A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | ガスバリヤ−性多層ポリエステル容器及びその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61259943A JPS61259943A (ja) | 1986-11-18 |
| JPH0478449B2 true JPH0478449B2 (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=14299860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60101407A Granted JPS61259943A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | ガスバリヤ−性多層ポリエステル容器及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61259943A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6228333A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-06 | 東洋製罐株式会社 | 多層ガスバリヤ−ポリエステル容器及びその製法 |
| JPS6228332A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-06 | 東洋製罐株式会社 | 多層ガスバリヤーポリエステル容器の製造法 |
| JPH066911Y2 (ja) * | 1988-06-14 | 1994-02-23 | 東洋製罐株式会社 | ポリエステル製容器 |
| JPH03106632A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-07 | Mazda Motor Corp | 多層中空成形容器の製造方法 |
| DE69602240T2 (de) * | 1995-09-29 | 1999-09-09 | Honda Giken Kogyo K.K. | Gelackte Gegenstände enthaltend Kunststoffzusammensetzungen und Mehrschichtgegenstand |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56167442A (en) * | 1980-05-30 | 1981-12-23 | Dainippon Printing Co Ltd | Multilayer drawn bottle and its manufacture |
| FI832787L (fi) * | 1983-08-02 | 1985-02-03 | Proizv Ob Uralmash | Foerfarande och anordning foer kontinuerlig gjutning av metall till runda billets. |
-
1985
- 1985-05-15 JP JP60101407A patent/JPS61259943A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61259943A (ja) | 1986-11-18 |
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