JPH0481966B2 - - Google Patents
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- JPH0481966B2 JPH0481966B2 JP60025494A JP2549485A JPH0481966B2 JP H0481966 B2 JPH0481966 B2 JP H0481966B2 JP 60025494 A JP60025494 A JP 60025494A JP 2549485 A JP2549485 A JP 2549485A JP H0481966 B2 JPH0481966 B2 JP H0481966B2
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- JP
- Japan
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- carnosine
- mice
- acid
- reaction
- administration
- Prior art date
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
- A61K38/04—Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Public Health (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明はL−カルノシンまたはその塩を有効に
成分として含有する免疫調節剤に関する。 従来の技術 免疫機能の変調にもとづく諸種の疾患の治療の
ため、免疫調節剤と総称される各種の薬剤が開発
されつつあるが、本明細書で言う免疫調節剤とは
免疫反応の異常低下を回復し、過度の昂進を抑制
して正常機能維持に作用する薬剤を言う。この範
ちゆうに属する薬剤としてレバミゾール(アルド
リツチ社)を代表する種々の薬剤が開発されてき
た。しかしながらこれらの従来の免疫調節剤は生
体物質ではない化学物質であるため、副作用に対
する懸念を完全に払拭することはできず、事実或
る免疫調節剤については注目すべき副作用が報告
されている。 発明が解決しようとする問題点 免疫調節作用は本来、恒常性維持の生理機能で
あるから、その生理機能は生体中に含まれる生理
活性物質によつて調節されていることが推測され
る。したがつて、本発明は従来の化学物質に代
り、副作用の少ない生理活性物質による免疫調節
剤を調整することを目的とする。 問題を解決するための手段 本発明者らは多年にわたる、生体中に含まれれ
るω−アミノ酸の生理活性作用の研究中にその誘
導体で生理活性物質であるL−カルノシンに免疫
調節作用があることを免疫学的に確認して本発明
を完成させた。これまでは上に定義されたような
免疫機能を調節する生理活性物質は発見できなか
つたことは言うまでもないが、L−カルノシンが
免疫調節作用を有することは全く知られていなか
つた。 L−カルノシンすなわちβ−アラニル−L−ヒ
スチジンは1900年グレウイツチ(Gulewitsch)
によつてリービツヒの肉エキス中から発見され
た、L−ヒスチジンとβ−アラニンよなるジペプ
タイドであつて、哺乳動物の骨格筋中に多量に含
有されている。 発見以来その生理学的存在意義あるいは薬理的
有用性について数多くの研究者によつて研究が行
なわれたが、今日まで未解決のままであつた。 L−カルノシンは融点250℃(分解)、〔α〕20 D=
+20.0°(H2O)で、無味、無臭の水に溶け易い白
色結晶性粉末である。つぎの構造式 で表わされ、その水溶液のPHは8.0〜8.5である。 L−カルノシンは諸種の哺乳動物の、主として
骨格筋に多量(約0.1〜0.3%)に存在する物質
で、日常食肉類より食品として摂取され必須アミ
ノ酸L−ヒスチジンの供給源である。またL−ヒ
スチジンとβ−アラニンとから生合成される。摂
取されたL−カルノシンは吸収後カルノシナーゼ
によりL−ヒスチジンとβ−アラニンに分解され
て栄養素となり、一部はL−カルノシンに再合成
される〔L−カルノシン生合成の中間物質として
β−アラニル−1−メチル−ヒスチジン
(Anserine)がある〕。 上記のごとくL−カルノシンは食品類似の安全
性の高い物質であり、吸収後は諸臓器中に存在す
るカルノシナーゼにより分解されるので、他の多
くの医薬品が肝臓で代謝され、肝機能の負担とな
るとは全く異なる物質である。 つぎにL−カルノシンの急性毒性について述べ
る。 急性毒性 マウスを1群10匹とした種々の容量のL−カル
ノシンを腹腔内ならびに経口的に投与し、投与後
5時間の急性中毒症状を観察した。LD50は72時
間後の死亡数よりフアンデアヴエルデン
(Vander Waerden)法により算出した。L−カ
ルノシンは投与液量が0.1〜0.3ml/10gになるよ
うに生理食塩液に溶解した。 L−カルノシンの中毒症状としては15000mg/
Kg腹腔内投与(LD100)後約30分頃より自発運動
の低下を招き腹位をとり呼吸数は減少して不整と
なるが、正向反射あるいは逃避反射の消失はみら
れず、時々挙尾反応を示したり間代性痙れんの発
現をみるものが半数にみられた。さらに症状が進
むと横転を繰り返し、接触刺激に対して反射亢進
し痙れんの誘発がみられるようになり、強直性痙
れんに移行し死に至つた。1時間30分後に半数、
2時間後に80%、5時間後には全例が死亡した。
15000mg/Kgの経口投与後には殆んど影響を示さ
なかつたが、12時間後に10例中1例の死亡を認め
た。
成分として含有する免疫調節剤に関する。 従来の技術 免疫機能の変調にもとづく諸種の疾患の治療の
ため、免疫調節剤と総称される各種の薬剤が開発
されつつあるが、本明細書で言う免疫調節剤とは
免疫反応の異常低下を回復し、過度の昂進を抑制
して正常機能維持に作用する薬剤を言う。この範
ちゆうに属する薬剤としてレバミゾール(アルド
リツチ社)を代表する種々の薬剤が開発されてき
た。しかしながらこれらの従来の免疫調節剤は生
体物質ではない化学物質であるため、副作用に対
する懸念を完全に払拭することはできず、事実或
る免疫調節剤については注目すべき副作用が報告
されている。 発明が解決しようとする問題点 免疫調節作用は本来、恒常性維持の生理機能で
あるから、その生理機能は生体中に含まれる生理
活性物質によつて調節されていることが推測され
る。したがつて、本発明は従来の化学物質に代
り、副作用の少ない生理活性物質による免疫調節
剤を調整することを目的とする。 問題を解決するための手段 本発明者らは多年にわたる、生体中に含まれれ
るω−アミノ酸の生理活性作用の研究中にその誘
導体で生理活性物質であるL−カルノシンに免疫
調節作用があることを免疫学的に確認して本発明
を完成させた。これまでは上に定義されたような
免疫機能を調節する生理活性物質は発見できなか
つたことは言うまでもないが、L−カルノシンが
免疫調節作用を有することは全く知られていなか
つた。 L−カルノシンすなわちβ−アラニル−L−ヒ
スチジンは1900年グレウイツチ(Gulewitsch)
によつてリービツヒの肉エキス中から発見され
た、L−ヒスチジンとβ−アラニンよなるジペプ
タイドであつて、哺乳動物の骨格筋中に多量に含
有されている。 発見以来その生理学的存在意義あるいは薬理的
有用性について数多くの研究者によつて研究が行
なわれたが、今日まで未解決のままであつた。 L−カルノシンは融点250℃(分解)、〔α〕20 D=
+20.0°(H2O)で、無味、無臭の水に溶け易い白
色結晶性粉末である。つぎの構造式 で表わされ、その水溶液のPHは8.0〜8.5である。 L−カルノシンは諸種の哺乳動物の、主として
骨格筋に多量(約0.1〜0.3%)に存在する物質
で、日常食肉類より食品として摂取され必須アミ
ノ酸L−ヒスチジンの供給源である。またL−ヒ
スチジンとβ−アラニンとから生合成される。摂
取されたL−カルノシンは吸収後カルノシナーゼ
によりL−ヒスチジンとβ−アラニンに分解され
て栄養素となり、一部はL−カルノシンに再合成
される〔L−カルノシン生合成の中間物質として
β−アラニル−1−メチル−ヒスチジン
(Anserine)がある〕。 上記のごとくL−カルノシンは食品類似の安全
性の高い物質であり、吸収後は諸臓器中に存在す
るカルノシナーゼにより分解されるので、他の多
くの医薬品が肝臓で代謝され、肝機能の負担とな
るとは全く異なる物質である。 つぎにL−カルノシンの急性毒性について述べ
る。 急性毒性 マウスを1群10匹とした種々の容量のL−カル
ノシンを腹腔内ならびに経口的に投与し、投与後
5時間の急性中毒症状を観察した。LD50は72時
間後の死亡数よりフアンデアヴエルデン
(Vander Waerden)法により算出した。L−カ
ルノシンは投与液量が0.1〜0.3ml/10gになるよ
うに生理食塩液に溶解した。 L−カルノシンの中毒症状としては15000mg/
Kg腹腔内投与(LD100)後約30分頃より自発運動
の低下を招き腹位をとり呼吸数は減少して不整と
なるが、正向反射あるいは逃避反射の消失はみら
れず、時々挙尾反応を示したり間代性痙れんの発
現をみるものが半数にみられた。さらに症状が進
むと横転を繰り返し、接触刺激に対して反射亢進
し痙れんの誘発がみられるようになり、強直性痙
れんに移行し死に至つた。1時間30分後に半数、
2時間後に80%、5時間後には全例が死亡した。
15000mg/Kgの経口投与後には殆んど影響を示さ
なかつたが、12時間後に10例中1例の死亡を認め
た。
【表】
DDY系雄マウスに対する急性毒性(72時間値)
は表に示す通りであり、L−カルノシンは極めて
毒性の低い化合物といえる。 またL−カルノシンはすでに約10年以前よりス
ペイン国のリサ社において食欲不振治療剤として
製薬化されているように、既に安全性の確認され
ている物質である。またL−カルノシンの移植癌
に対する有効量はマウス当り1mg、すなわち50
mg/Kgであるが、これは上記のような腹腔内投与
による急性毒性LD50、9087mg/Kgの1/181に相当
することからもL−カルノシンの安全性は充分に
推測される。 L−カルノシンの合成法は公知であり
(Jourmal of Biological Chemistry、108、753、
1935)、カルボベンズオキシβ−アラニンを五塩
化リンでクロライドとし、メタノールでメチルエ
ステルに導き、ヒドロアザイドを経てアザイドと
なし、L−ヒスチジンメチルエステルとカツプリ
ングし、最後に接触還元によつてカルボベンズオ
キシ基をはずすことによつてL−カルノシンを得
ることができる。本発明のL−カルノシンの塩か
らなる治療剤をも包含するが、L−カルノシンの
塩としてはカルボン酸基に基づく塩と、アミノ基
にもとづく、薬理学上許容される酸との酸付加塩
があり、またカルボン酸基とアミノ基の双方にも
とづく塩がある。カルボン酸基にもとづく塩には
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウ
ム、亜鉛およびアルミニウムのような金属との
塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩、
たとえばトリエチルアミンのようなトリアルキル
アミンその他のアミンとの塩があり、アミノ基に
もとづく塩には塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、プロ
ピオン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、
マレイン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスル
ホン酸などの無機酸、有機酸との塩があるが、こ
れらはそれ自体公知の方法により、遊離のL−カ
ルノシンを科学量論的に計算された量の、選択さ
れた酸または塩基と反応させることによつて製造
することができる。 つぎに実験例をあげてL−カルノシンの優れた
免疫調節作用を説明する。 実験方法 マウスを用い溶血プラツク法(PFC)法、血
球凝集反応(Hemagglutination test)および遅
延型過敏症反応(Delayed Hypersensitivity
Reaction)により免疫調節作用を調べた。 (1) 溶血プラツク法(PFC法) カニンガム(Canningham)法を改良した液
体室−スライド法(橋本他:免疫実験操作法
A、第491〜494頁、1972年、日本免疫学会編)
により、プラツク生成細胞(PFC.Plaque
forming cell)を計測し、抗体産生能を調べ
た。感作には羊の赤血球細胞(SRBC、
Sheepred blood cell、静岡県実験動物共同組
合より入手)を用い、原則として、これをリン
酸塩生理食塩水緩衝液(PBS.Phosphate
buffered saline)で1ml中12.5×108個の
SRBCを含む溶液を調製し、その0.2ml(2.5×
108個)をDDYマウス(静岡県実験動物共同組
合より入手、5週令、雄性)の尾静脈から注入
した。反応培地は10%の牛胎児血清(FCS)を
含むイーグルMEM培地(日水製薬株式会社)
を用い、これに4日後に取り出した脾臓細胞4
×107/mlを0.1ml、1ml中2.5×109個のSRBC
を含む溶液0.5ml(12.5×108個)および1/4希釈
補体用モルモツト血清を0.4ml混合した溶液を
チエンバー内に封入し、37℃で1時間保温し
た。この方法で約0.02mlのチエンバー内で50〜
150個のPFCが検出できる。 (2) 血清抗体値の測定 PFC反応の際マウス1群5匹の血液を頚動
脈採血により集め、常法に従つて血清を分離
し、血球凝集反応値(HAtiter)を求めた。常
法に従つて正常なうさぎの血清を0.5〜1%添
加したリン酸塩生理食塩水緩衝液(PBS)で
被検血清を希釈し、SRBCを用いて測定した。
陽性反応を示す最大希釈倍数を2Nで表示し、N
を抗体値とした。 (3) 遅延型過敏症反応(夏梅他:免疫実験操作法
A、第614〜620頁、1972年、日本免疫学会編) DDYマウスの雄性、体重20g前後、5週齢
のものを用い2.4.6−トリニトロクロロベンゼ
ン(塩化ピクリル、東京化成工業株式会社)に
よる接種型皮膚炎にて検出した。1%塩化ピク
リルのエタノール溶液に湿した4枚重ねのガー
ゼ片(1×1cm)を剃毛したマウスの腹部に10
秒間接触させて一次時感作を行つた。テスト用
二次感作は7日間目に1%の塩化ピクリルのオ
リーブ油溶液を耳の表裏に絵筆を用いて塗布す
ることにより行つた。反対側の耳にはオリーブ
油を塗り対照値とした。24時間後マウスをエー
テル麻酔し、1/1000mmまで測定可能なマイクロ
ゲージにより耳の厚さを1/100mmまで測定した。
遅延型過敏症反応の値は次式のようにして求め
た。 (24時間後の塩化ピクリル塗布耳の厚さ−塗
布前の耳の厚さ)−(24時間後のオリーブ油塗布
耳の厚さ−塗布前の耳の厚さ) (4) L−カルノシンの免疫調節作用の実験は抗原
量2.5×108個のSRBC、5週令のマウスを基準
として抗原量、L−カルノシンの投与量、動物
の週齢の条件をかえてつぎのように行つた。 (a) 抗原量をかえた場合 感作抗原量を5×107〜2.5×109個のSRBC
とし、L−カルノシン100mg/Kg投与による
影響をみた。 (b) マウスの週齢をかえた場合 2週齢未成熟マウスから30週齢以上の老齢
マウスまでの使用し、L−カルノシン100
mg/Kg投与による影響をみた。 (c) L−カルノシンの量をかえてPFC反応、
血球凝集反応値、遅延型過敏症反応がどのよ
うな影響を受けるのかを検討した。 実験結果 実験結果を整理するとつぎのように表示され
る。
は表に示す通りであり、L−カルノシンは極めて
毒性の低い化合物といえる。 またL−カルノシンはすでに約10年以前よりス
ペイン国のリサ社において食欲不振治療剤として
製薬化されているように、既に安全性の確認され
ている物質である。またL−カルノシンの移植癌
に対する有効量はマウス当り1mg、すなわち50
mg/Kgであるが、これは上記のような腹腔内投与
による急性毒性LD50、9087mg/Kgの1/181に相当
することからもL−カルノシンの安全性は充分に
推測される。 L−カルノシンの合成法は公知であり
(Jourmal of Biological Chemistry、108、753、
1935)、カルボベンズオキシβ−アラニンを五塩
化リンでクロライドとし、メタノールでメチルエ
ステルに導き、ヒドロアザイドを経てアザイドと
なし、L−ヒスチジンメチルエステルとカツプリ
ングし、最後に接触還元によつてカルボベンズオ
キシ基をはずすことによつてL−カルノシンを得
ることができる。本発明のL−カルノシンの塩か
らなる治療剤をも包含するが、L−カルノシンの
塩としてはカルボン酸基に基づく塩と、アミノ基
にもとづく、薬理学上許容される酸との酸付加塩
があり、またカルボン酸基とアミノ基の双方にも
とづく塩がある。カルボン酸基にもとづく塩には
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウ
ム、亜鉛およびアルミニウムのような金属との
塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩、
たとえばトリエチルアミンのようなトリアルキル
アミンその他のアミンとの塩があり、アミノ基に
もとづく塩には塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、プロ
ピオン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、
マレイン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスル
ホン酸などの無機酸、有機酸との塩があるが、こ
れらはそれ自体公知の方法により、遊離のL−カ
ルノシンを科学量論的に計算された量の、選択さ
れた酸または塩基と反応させることによつて製造
することができる。 つぎに実験例をあげてL−カルノシンの優れた
免疫調節作用を説明する。 実験方法 マウスを用い溶血プラツク法(PFC)法、血
球凝集反応(Hemagglutination test)および遅
延型過敏症反応(Delayed Hypersensitivity
Reaction)により免疫調節作用を調べた。 (1) 溶血プラツク法(PFC法) カニンガム(Canningham)法を改良した液
体室−スライド法(橋本他:免疫実験操作法
A、第491〜494頁、1972年、日本免疫学会編)
により、プラツク生成細胞(PFC.Plaque
forming cell)を計測し、抗体産生能を調べ
た。感作には羊の赤血球細胞(SRBC、
Sheepred blood cell、静岡県実験動物共同組
合より入手)を用い、原則として、これをリン
酸塩生理食塩水緩衝液(PBS.Phosphate
buffered saline)で1ml中12.5×108個の
SRBCを含む溶液を調製し、その0.2ml(2.5×
108個)をDDYマウス(静岡県実験動物共同組
合より入手、5週令、雄性)の尾静脈から注入
した。反応培地は10%の牛胎児血清(FCS)を
含むイーグルMEM培地(日水製薬株式会社)
を用い、これに4日後に取り出した脾臓細胞4
×107/mlを0.1ml、1ml中2.5×109個のSRBC
を含む溶液0.5ml(12.5×108個)および1/4希釈
補体用モルモツト血清を0.4ml混合した溶液を
チエンバー内に封入し、37℃で1時間保温し
た。この方法で約0.02mlのチエンバー内で50〜
150個のPFCが検出できる。 (2) 血清抗体値の測定 PFC反応の際マウス1群5匹の血液を頚動
脈採血により集め、常法に従つて血清を分離
し、血球凝集反応値(HAtiter)を求めた。常
法に従つて正常なうさぎの血清を0.5〜1%添
加したリン酸塩生理食塩水緩衝液(PBS)で
被検血清を希釈し、SRBCを用いて測定した。
陽性反応を示す最大希釈倍数を2Nで表示し、N
を抗体値とした。 (3) 遅延型過敏症反応(夏梅他:免疫実験操作法
A、第614〜620頁、1972年、日本免疫学会編) DDYマウスの雄性、体重20g前後、5週齢
のものを用い2.4.6−トリニトロクロロベンゼ
ン(塩化ピクリル、東京化成工業株式会社)に
よる接種型皮膚炎にて検出した。1%塩化ピク
リルのエタノール溶液に湿した4枚重ねのガー
ゼ片(1×1cm)を剃毛したマウスの腹部に10
秒間接触させて一次時感作を行つた。テスト用
二次感作は7日間目に1%の塩化ピクリルのオ
リーブ油溶液を耳の表裏に絵筆を用いて塗布す
ることにより行つた。反対側の耳にはオリーブ
油を塗り対照値とした。24時間後マウスをエー
テル麻酔し、1/1000mmまで測定可能なマイクロ
ゲージにより耳の厚さを1/100mmまで測定した。
遅延型過敏症反応の値は次式のようにして求め
た。 (24時間後の塩化ピクリル塗布耳の厚さ−塗
布前の耳の厚さ)−(24時間後のオリーブ油塗布
耳の厚さ−塗布前の耳の厚さ) (4) L−カルノシンの免疫調節作用の実験は抗原
量2.5×108個のSRBC、5週令のマウスを基準
として抗原量、L−カルノシンの投与量、動物
の週齢の条件をかえてつぎのように行つた。 (a) 抗原量をかえた場合 感作抗原量を5×107〜2.5×109個のSRBC
とし、L−カルノシン100mg/Kg投与による
影響をみた。 (b) マウスの週齢をかえた場合 2週齢未成熟マウスから30週齢以上の老齢
マウスまでの使用し、L−カルノシン100
mg/Kg投与による影響をみた。 (c) L−カルノシンの量をかえてPFC反応、
血球凝集反応値、遅延型過敏症反応がどのよ
うな影響を受けるのかを検討した。 実験結果 実験結果を整理するとつぎのように表示され
る。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
実験結果の考察
1 成熟マウスで抗原量を変えた場合のPFC反
応および血球凝集反応値(HAtiter)に及ぼす
影響 これらの試験法は免疫調節作用物質をスクリ
ーニングするときは標準的方法である。正常な
動物の脾臓では抗原量を少なくし抗体応答を低
く保つような条件ではこの反応を増強し、逆に
十分な抗原を与えて応答を高くした場合にはこ
れを抑制することが知られている。L−カルノ
シン100mg/Kgを6日間投与後それぞれ5×107
個、5×108個および2.5×109個のSRBCで感作
し、4日後のPFC反応、血球凝集反応値をみ
たのが第2表である。正常群では抗原量に比例
してPFCが増加しており、これに対してL−
カルノシン投与群では抗原量の少ない場合(5
×107SRBC)には30%増加させ、抗原量の多
い場合(5×108、2.5×109SRBC)には30%減
少させることがわかつた。この結果はSRBCに
対する血球凝集反応値でも裏づけられ、5×
108個のSRBCでは変わらないが5×107個の
SRBCでは3から4へ上昇し、2.5×109個の
SRBCでは10から8へと下降した。 2 マウスの週齢を変えた場合のPFC反応およ
び血球凝集反応値に及ぼす影響 一般に未成熟マウスは成熟マウスに比して強
い免疫応答を示し加齢とともに低下することが
知られている。第3表はそれぞれ2、5、30週
齢のマウスに100mg/KgのL−カルノシンを9
日間投与して正常群と比較したものであるが成
熟マウス(5週齢)のPFC応答には影響を及
ぼさないが未成熟マウス(2週齢)の免疫応答
は抑制し、逆に老齢マウス(30週齢以上)の低
下したPFC応答はこれらを2倍にも増強させ
た。血球凝集反応値もこれを裏づけた。 3 免疫応答に及ぼすL−カルノシンの投与量の
影響 前述のようにL−カルノシンには免疫調節作
用があるが、免疫調節剤のもう一つの特徴とし
てその作用発現にはある至適用量のあることが
知られている。他の薬物のような正常な用量−
作用関係を示すのではなく、一定量以上投与す
るとその作用は強化されるどころか抑制的な現
象を現す。その機序についてはまだ不明である
が、L−カルノシンにおいてその点を調べてみ
た。PFC反応では2.5×108個のSRBCに対して
5週齢のマウスで行つた結果、50、250mg/Kg
6日間投与で増強作用を示し、500mg/Kg以上
でその反応が鎮静することが観察された。血球
凝集反応値でも同じく500mg/Kg以上で鎮静さ
れた(第4表)。1%塩化ピクリルに対する
DHRでは50、250、500mg/Kgと投与量に従つ
て反応が増強された(第5表)。このように
DHRを増強させることからもL−カルノシン
が免疫調節作用を有することが証明された。 推定できる臨床投与量 溶血プラツク法(PFC)および遅延型過敏症
反応(DHR)の動物実験の結果からL−カルノ
シンの100mg/Kg/日(皮下投与)が免疫調節作
用の至適用量であり、これから50Kgの成人で5
g/日という値が得られる。L−カルノシンの構
成成分はβ−アラニンとL−ヒスチジンという生
体内アミノ酸であり、したがつてL−カルノシン
は免疫調節剤として安全性も高く、副作用等の心
配なしに使用することができる。 臨床適用が予想される免疫疾患 L−カルノシンは免疫異常の関与する疾患に非
特異的に用いられるものでその疾病の一部を代表
として挙げれば次のとおりである。 血清病、エリテマトーデス、諸種のリウマチ、
混合型のクリオグロブリン血症、混合型結合組織
病、HBV(B型肝炎ウイルス)抗原抗体複合体
病、免疫芽球性リンパ節症、硬皮症、間葉失調症
候群、重症筋無力症、橋本病、バセドー病、アミ
ロイド症、ベーチエツト病、免疫不全症候群、ホ
ジキン病、多発性硬化症、臓器特異性自己免疫疾
患。 その他臓器移植時の免疫調節作用物質として最
適であると考えられる。 本発明の免疫調節剤は上記のような免疫異常の
関与する種々の疾患に対するL−カルノシンの経
口投与また非経口投与が都合よく行われるもので
あればどんな剤形のものであつてもよく、例えば
注射液、粉末剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、腸
溶剤、吸入剤、トローチ、軟膏剤などの種々の剤
形をあげることができるが、これらを症状に応じ
てそれぞれ単独で、または組合わせて使用する。
投与量は投与経路、剤形、症状などにより大きく
変ることは当然であるが、本発明の治療剤の典型
的な剤形、投与量および投与方法を例示するとつ
ぎのとおりである。
応および血球凝集反応値(HAtiter)に及ぼす
影響 これらの試験法は免疫調節作用物質をスクリ
ーニングするときは標準的方法である。正常な
動物の脾臓では抗原量を少なくし抗体応答を低
く保つような条件ではこの反応を増強し、逆に
十分な抗原を与えて応答を高くした場合にはこ
れを抑制することが知られている。L−カルノ
シン100mg/Kgを6日間投与後それぞれ5×107
個、5×108個および2.5×109個のSRBCで感作
し、4日後のPFC反応、血球凝集反応値をみ
たのが第2表である。正常群では抗原量に比例
してPFCが増加しており、これに対してL−
カルノシン投与群では抗原量の少ない場合(5
×107SRBC)には30%増加させ、抗原量の多
い場合(5×108、2.5×109SRBC)には30%減
少させることがわかつた。この結果はSRBCに
対する血球凝集反応値でも裏づけられ、5×
108個のSRBCでは変わらないが5×107個の
SRBCでは3から4へ上昇し、2.5×109個の
SRBCでは10から8へと下降した。 2 マウスの週齢を変えた場合のPFC反応およ
び血球凝集反応値に及ぼす影響 一般に未成熟マウスは成熟マウスに比して強
い免疫応答を示し加齢とともに低下することが
知られている。第3表はそれぞれ2、5、30週
齢のマウスに100mg/KgのL−カルノシンを9
日間投与して正常群と比較したものであるが成
熟マウス(5週齢)のPFC応答には影響を及
ぼさないが未成熟マウス(2週齢)の免疫応答
は抑制し、逆に老齢マウス(30週齢以上)の低
下したPFC応答はこれらを2倍にも増強させ
た。血球凝集反応値もこれを裏づけた。 3 免疫応答に及ぼすL−カルノシンの投与量の
影響 前述のようにL−カルノシンには免疫調節作
用があるが、免疫調節剤のもう一つの特徴とし
てその作用発現にはある至適用量のあることが
知られている。他の薬物のような正常な用量−
作用関係を示すのではなく、一定量以上投与す
るとその作用は強化されるどころか抑制的な現
象を現す。その機序についてはまだ不明である
が、L−カルノシンにおいてその点を調べてみ
た。PFC反応では2.5×108個のSRBCに対して
5週齢のマウスで行つた結果、50、250mg/Kg
6日間投与で増強作用を示し、500mg/Kg以上
でその反応が鎮静することが観察された。血球
凝集反応値でも同じく500mg/Kg以上で鎮静さ
れた(第4表)。1%塩化ピクリルに対する
DHRでは50、250、500mg/Kgと投与量に従つ
て反応が増強された(第5表)。このように
DHRを増強させることからもL−カルノシン
が免疫調節作用を有することが証明された。 推定できる臨床投与量 溶血プラツク法(PFC)および遅延型過敏症
反応(DHR)の動物実験の結果からL−カルノ
シンの100mg/Kg/日(皮下投与)が免疫調節作
用の至適用量であり、これから50Kgの成人で5
g/日という値が得られる。L−カルノシンの構
成成分はβ−アラニンとL−ヒスチジンという生
体内アミノ酸であり、したがつてL−カルノシン
は免疫調節剤として安全性も高く、副作用等の心
配なしに使用することができる。 臨床適用が予想される免疫疾患 L−カルノシンは免疫異常の関与する疾患に非
特異的に用いられるものでその疾病の一部を代表
として挙げれば次のとおりである。 血清病、エリテマトーデス、諸種のリウマチ、
混合型のクリオグロブリン血症、混合型結合組織
病、HBV(B型肝炎ウイルス)抗原抗体複合体
病、免疫芽球性リンパ節症、硬皮症、間葉失調症
候群、重症筋無力症、橋本病、バセドー病、アミ
ロイド症、ベーチエツト病、免疫不全症候群、ホ
ジキン病、多発性硬化症、臓器特異性自己免疫疾
患。 その他臓器移植時の免疫調節作用物質として最
適であると考えられる。 本発明の免疫調節剤は上記のような免疫異常の
関与する種々の疾患に対するL−カルノシンの経
口投与また非経口投与が都合よく行われるもので
あればどんな剤形のものであつてもよく、例えば
注射液、粉末剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、腸
溶剤、吸入剤、トローチ、軟膏剤などの種々の剤
形をあげることができるが、これらを症状に応じ
てそれぞれ単独で、または組合わせて使用する。
投与量は投与経路、剤形、症状などにより大きく
変ることは当然であるが、本発明の治療剤の典型
的な剤形、投与量および投与方法を例示するとつ
ぎのとおりである。
【表】
なお、ここで記述した用法、用量は単なる目安
であり、L−カルノシンは前述のように極めて安
全な物質であるから患者の症状により適宜増減す
ることは何ら差し支えない。 L−カルノシンは水に易溶であるため、無菌的
操作のもとに容易にL−カルノシンの例えば0.3
%、0.5%または1.0%の等張溶液をつくることが
できる。これを不活性ガス気流下にアンプルに封
入したものを普通の注射器によつて注射する。ま
た予め無菌的操作によりアンプルまたはバイアル
瓶に凍結乾燥して封入したL−カルノシン粉末を
注射直前に0.3%、0.5%または1.0%の等張溶液と
して直ちに注射に使用してもよい。 経口投与の粉末剤、顆粒剤、錠剤またはカプセ
ル剤は結合剤例えばシロツプアラビアゴム、ゼラ
チン、ソルビツト、トラガントまたはポリビニル
ピロリドン、賦形剤例えば乳糖、とうもろこしデ
ンプン、リン酸カルシウム、ソルビツトまたはグ
リシン、潤滑剤例えばステアリン酸マグネシウ
ム、タルク、ポリエチレングリコール、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースまたはシリカ、崩壊
剤例えば馬鈴薯デンプン、或は湿潤剤例えばラウ
ルル硫酸ナトリウムなどを使用し、当業界では慣
用の方法で製剤する。錠剤は当業界において周知
の方法でコーテイングしてもよい。 軟膏剤を製造するには、製剤界に公知の技術に
したがい、所望濃度の軟膏となる量のL−カルノ
シンの微粉末を軟膏基剤例えばサラシ密ロウ、鯨
ロウ、脱水ラノリン、白色ワセリン、高級アルコ
ール、マクロゴール類あるいはプラスチベース
(大正製薬K.K.製ハイドロカーボンゲル軟膏基
剤)、日本薬局方収載の親水性軟膏、吸水軟膏ま
たはこれらの混和物として混和し、これに必要に
応じゴマ油、落花生油、オリーブ油等の油類、樹
脂類、グリセリン、プロピレングリコール、界面
活性剤、殺菌剤、防黴剤、酸化防止剤等を添加
し、均質となるまで十分にかきまぜて練り合わせ
る。 つぎに本発明の免疫調節剤の実施例を挙げる。 実施例 1 (注射剤) 無菌的操作のもとに、合成したL−
カルノシンを0.3%、0.5%または1.0%(いずれも
L−カルノシンとして)の等張溶液としてアンプ
ルに充填した。 実施例 2 合成したL−カルノシンを用いて下記処方 L−カルノシン 0.2g 乳 糖 0.34g とうもろこしデンプン 0.45g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.01g 顆粒剤 1.00g で顆粒剤を製造した。 実施例 3 (軟膏剤) 合成したL−カルノシンを用い、ハイドロカー
ボンゲル軟膏剤を基剤として下記処方 L−カルノシン 1.0g ハイドロカーボンゲル軟膏剤 99.0g 軟膏剤 100.0g で1%軟膏剤を製造した。
であり、L−カルノシンは前述のように極めて安
全な物質であるから患者の症状により適宜増減す
ることは何ら差し支えない。 L−カルノシンは水に易溶であるため、無菌的
操作のもとに容易にL−カルノシンの例えば0.3
%、0.5%または1.0%の等張溶液をつくることが
できる。これを不活性ガス気流下にアンプルに封
入したものを普通の注射器によつて注射する。ま
た予め無菌的操作によりアンプルまたはバイアル
瓶に凍結乾燥して封入したL−カルノシン粉末を
注射直前に0.3%、0.5%または1.0%の等張溶液と
して直ちに注射に使用してもよい。 経口投与の粉末剤、顆粒剤、錠剤またはカプセ
ル剤は結合剤例えばシロツプアラビアゴム、ゼラ
チン、ソルビツト、トラガントまたはポリビニル
ピロリドン、賦形剤例えば乳糖、とうもろこしデ
ンプン、リン酸カルシウム、ソルビツトまたはグ
リシン、潤滑剤例えばステアリン酸マグネシウ
ム、タルク、ポリエチレングリコール、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースまたはシリカ、崩壊
剤例えば馬鈴薯デンプン、或は湿潤剤例えばラウ
ルル硫酸ナトリウムなどを使用し、当業界では慣
用の方法で製剤する。錠剤は当業界において周知
の方法でコーテイングしてもよい。 軟膏剤を製造するには、製剤界に公知の技術に
したがい、所望濃度の軟膏となる量のL−カルノ
シンの微粉末を軟膏基剤例えばサラシ密ロウ、鯨
ロウ、脱水ラノリン、白色ワセリン、高級アルコ
ール、マクロゴール類あるいはプラスチベース
(大正製薬K.K.製ハイドロカーボンゲル軟膏基
剤)、日本薬局方収載の親水性軟膏、吸水軟膏ま
たはこれらの混和物として混和し、これに必要に
応じゴマ油、落花生油、オリーブ油等の油類、樹
脂類、グリセリン、プロピレングリコール、界面
活性剤、殺菌剤、防黴剤、酸化防止剤等を添加
し、均質となるまで十分にかきまぜて練り合わせ
る。 つぎに本発明の免疫調節剤の実施例を挙げる。 実施例 1 (注射剤) 無菌的操作のもとに、合成したL−
カルノシンを0.3%、0.5%または1.0%(いずれも
L−カルノシンとして)の等張溶液としてアンプ
ルに充填した。 実施例 2 合成したL−カルノシンを用いて下記処方 L−カルノシン 0.2g 乳 糖 0.34g とうもろこしデンプン 0.45g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.01g 顆粒剤 1.00g で顆粒剤を製造した。 実施例 3 (軟膏剤) 合成したL−カルノシンを用い、ハイドロカー
ボンゲル軟膏剤を基剤として下記処方 L−カルノシン 1.0g ハイドロカーボンゲル軟膏剤 99.0g 軟膏剤 100.0g で1%軟膏剤を製造した。
Claims (1)
- 1 L−カルノシンまたはその塩を有効成分とし
て含有する免疫調節剤。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60025494A JPS61186322A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 免疾調節剤 |
| US06/792,157 US4717716A (en) | 1985-02-13 | 1985-10-28 | Immuno-regulator |
| SE8505121A SE466787B (sv) | 1985-02-13 | 1985-10-30 | Anvaendning av l-karnosin som immunoregulator foer behandling av immunsjukdomar |
| DK500585A DK171288B1 (da) | 1985-02-13 | 1985-10-31 | Anvendelse af L-carnosin eller et salt deraf til fremstilling af et immunregulerende middel til behandling af immunsygdomme |
| GB08527243A GB2170707B (en) | 1985-02-13 | 1985-11-05 | An immuno-regulator |
| DE19853540632 DE3540632A1 (de) | 1985-02-13 | 1985-11-15 | Immun-regulator |
| FR858517573A FR2577138B1 (fr) | 1985-02-13 | 1985-11-28 | Immuno-regulateur a base de l-carnosine |
| NL8600112A NL8600112A (nl) | 1985-02-13 | 1986-01-20 | Immuno-regulator. |
| CH262/86A CH666188A5 (de) | 1985-02-13 | 1986-01-23 | Immuno-regulator in form einer pharmazeutischen zusammensetzung. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60025494A JPS61186322A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 免疾調節剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61186322A JPS61186322A (ja) | 1986-08-20 |
| JPH0481966B2 true JPH0481966B2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=12167607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60025494A Granted JPS61186322A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 免疾調節剤 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4717716A (ja) |
| JP (1) | JPS61186322A (ja) |
| CH (1) | CH666188A5 (ja) |
| DE (1) | DE3540632A1 (ja) |
| DK (1) | DK171288B1 (ja) |
| FR (1) | FR2577138B1 (ja) |
| GB (1) | GB2170707B (ja) |
| NL (1) | NL8600112A (ja) |
| SE (1) | SE466787B (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6314728A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-21 | Zeria Shinyaku Kogyo Kk | 肝障害の予防、治療剤 |
| US4942530A (en) * | 1987-03-02 | 1990-07-17 | Mazda Motor Corporation | Control of vehicle automatic transmission |
| US5110600A (en) * | 1988-01-25 | 1992-05-05 | The Regents Of The University Of California | Method of treating viral infections with amino acid analogs |
| JPH0235057A (ja) * | 1988-04-26 | 1990-02-05 | Kinuko Nagai | 機能性食品 |
| JPH0717505B2 (ja) * | 1989-02-23 | 1995-03-01 | 絹子 永井 | 骨粗鬆症予防剤 |
| DE69232586T2 (de) * | 1991-07-05 | 2002-11-28 | Peptech Ltd., North Ryde | Giftigkeit von tnf und lps ausschaltende peptide |
| US5955080A (en) * | 1991-07-26 | 1999-09-21 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Self-adjuvanting peptide vaccine delivery system and production thereof |
| AU660047B2 (en) * | 1991-09-09 | 1995-06-08 | King's College London | Method for the treatment of the complications and pathology of diabetes |
| CA2117199C (en) * | 1991-09-09 | 2004-12-28 | Jurgen Michaelis | Method for the treatment of the complications and pathology of diabetes |
| DE4307983A1 (de) * | 1993-03-13 | 1994-09-15 | Beiersdorf Ag | Wirkstoffe und kosmetische und dermatologische Zubereitungen |
| RU2056852C1 (ru) * | 1994-03-18 | 1996-03-27 | Иван Николаевич Головистиков | Средство для лечения аутоиммунных заболеваний с иммунодефицитом супрессоров и способ лечения аутоиммунных заболеваний |
| RU2058553C1 (ru) * | 1994-03-18 | 1996-04-20 | Иван Николаевич Головистиков | Способ определения супрессорного звена иммунного статуса человека |
| US5576287A (en) * | 1994-04-29 | 1996-11-19 | Wake Forest University | Method for treating acute renal disease and failure |
| JPH0881371A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-26 | Suntory Ltd | 造血機能亢進剤 |
| KR960010020A (ko) | 1994-09-09 | 1996-04-20 | 도리이 신이치로 | 조혈 기능 항진제 |
| JP3877807B2 (ja) * | 1996-07-03 | 2007-02-07 | ゼリア新薬工業株式会社 | 口内炎治療・予防剤 |
| JPH1029939A (ja) * | 1996-07-17 | 1998-02-03 | Zeria Pharmaceut Co Ltd | 創傷治癒促進剤 |
| EP2188015A2 (en) * | 2007-09-11 | 2010-05-26 | Mondobiotech Laboratories AG | Use of salusin beta alone or in combination with octreotide as a therapeutic agent |
| IT1391251B1 (it) * | 2008-10-15 | 2011-12-01 | Innovative Nutrition & Pharma Srl | Composizione per il trattamento delle patologie articolari |
| JP2012219080A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Anbas:Kk | 経口投与により腫瘍の発生又は増殖を抑止する組成物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4446149A (en) * | 1981-12-14 | 1984-05-01 | Kineshiro Nagai | Medicine for treatment of cervical erosion |
| JPS6016934A (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-28 | Kaneshiro Nagai | 抗腫瘍剤 |
-
1985
- 1985-02-13 JP JP60025494A patent/JPS61186322A/ja active Granted
- 1985-10-28 US US06/792,157 patent/US4717716A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-10-30 SE SE8505121A patent/SE466787B/sv not_active IP Right Cessation
- 1985-10-31 DK DK500585A patent/DK171288B1/da not_active IP Right Cessation
- 1985-11-05 GB GB08527243A patent/GB2170707B/en not_active Expired
- 1985-11-15 DE DE19853540632 patent/DE3540632A1/de active Granted
- 1985-11-28 FR FR858517573A patent/FR2577138B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-01-20 NL NL8600112A patent/NL8600112A/nl not_active Application Discontinuation
- 1986-01-23 CH CH262/86A patent/CH666188A5/de not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| CH666188A5 (de) | 1988-07-15 |
| FR2577138A1 (fr) | 1986-08-14 |
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| DK171288B1 (da) | 1996-08-26 |
| DK500585D0 (da) | 1985-10-31 |
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| GB8527243D0 (en) | 1985-12-11 |
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| GB2170707A (en) | 1986-08-13 |
| JPS61186322A (ja) | 1986-08-20 |
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| SE8505121D0 (sv) | 1985-10-30 |
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| US4717716A (en) | 1988-01-05 |
| NL8600112A (nl) | 1986-09-01 |
| GB2170707B (en) | 1989-02-15 |
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