JPH048543B2 - - Google Patents
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- JPH048543B2 JPH048543B2 JP59194364A JP19436484A JPH048543B2 JP H048543 B2 JPH048543 B2 JP H048543B2 JP 59194364 A JP59194364 A JP 59194364A JP 19436484 A JP19436484 A JP 19436484A JP H048543 B2 JPH048543 B2 JP H048543B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- general formula
- carbon fibers
- sizing agent
- weight
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は炭素繊維用サイジング剤に関し、更に
詳しくは炭素繊維の取扱いを容易にし且つそのコ
ンポジツト物性を向上させるサイジング剤に関す
る。 炭素繊維は軽量で、高強力且つ高モジユラスと
いう特性を有するため、コンポジツト用補強材と
して注目されている。ところが、該炭素繊維はも
ともと、伸度が小さく、脆い繊維であるため、機
械的摩擦によつて容易に毛羽や糸切れが発生す
る。そして、これらの毛羽や糸切れが炭素繊維の
取扱い性を著るしく低下させ、そのコンポジツト
物性も低下させる。そこで、炭素繊維にサイジン
グ剤を付与して、このサイジング剤により、該炭
素繊維を集束し、該炭素繊維にフレキシビリテイ
ーを与え、該炭素繊維の耐摩耗性を向上させると
ともに、炭素繊維とマトリツクスレジンとの間の
本質的には不充分な装着性を改善して、得られる
コンポジツトの層間剪断強度を向上させることが
行なわれている。 本発明はかかるサイジング剤に関するものであ
る。 <従来の技術とその問題点> 従来、炭素繊維用サイジング剤として、次のよ
うな芳香族グリシジルエーテルや芳香族グリシジ
ルアミンを使用するものが提案されている。 先ず、ビスフエノールAジグリシジルエーテル
を使用するサイジング剤がある(特公昭57−
15229)。これは、炭素繊維とマトリツクスレジン
との接着性をよくするために、マトリツクスレジ
ンと同様の化合物を使用するものである。この種
のサイジング剤によると確かに、前記接着性はよ
くなる。しかし、炭素繊維の製織時に該炭素繊維
に抱合力と特にフレキシビリテイーが要求される
場合にはかかる性能が極めて不充分であり、該製
織時における毛羽や糸切れの発生抑制効果が低い
という問題点がある。 また、ビスフエノールA型エポキシ樹脂(エピ
コート828とエピコート1001を特定割合で混合し
たもの、いずれもシエル社製)を、ポリオキシエ
チレン系非イオン界面活性剤を乳化剤とし、水性
エマルジヨンとして使用するサイジング剤がある
(特開昭57−171767)。しかしこの場合、乳化剤の
種類や使用量を特定しても、炭素繊維の製織時に
おける毛羽や糸切れの発生抑制と得られるコンポ
ジツトの層間剪断強度との双方を充足することが
困難という問題点がある。 そして、N,N,N′,N′−テトラグリシジル
フエニレンジアミンを使用するサイジング剤があ
る(特公昭59−9664)。これは、炭素繊維とマト
リツクスレジンとの接着性をよくするものであ
る。この種のサイジング剤によると、前記したビ
スフエノールAジグリシジルエーテルを使用する
従来のサイジング剤よりも、炭素繊維とマトリツ
クスレジンとの接着性はよくなり、得られるコン
ポジツトの層間剪断強度は向上する。しかし、三
級アミノ基を含有するものであるためにエポキシ
基が経時変化し、その結果該サイジング剤で処理
された炭素繊維は経時的にそのフレキシビリテイ
ーを失なつて固くなり、該炭素繊維の製織時にお
ける毛羽や糸切れが増加するという問題点があ
る。 以上要するに、従来提案されている炭素繊維用
サイジング剤には、炭素繊維にフレキシビリテイ
ーを与え、炭素繊維の耐摩耗製を向上させ、炭素
繊維の製織時における毛羽や糸切れの発生を抑制
する効果も充分に発揮し、炭素繊維とマトリツク
スレジンとの接着性をよくして得られるコンポジ
ツトの層間剪断強度を向上する効果を併せて発揮
するというものはないのである。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明は、叙上の如き従来の問題点を解決する
もので、炭素繊維に充分な抱合力並びに耐摩耗性
を与え、毛羽や糸切れの発生を抑制して該炭素繊
維の取扱い性を大いに向上し、更に炭素繊維とマ
トリツクスレジンとの接着性をよくして得られる
コンポジツトに優れた層間剪断強度を付与する、
炭素繊維用サイジング剤を提供するものである。 <問題点を解決するための手段> しかして本発明者らは、以上の観点で鋭意研究
した結果、特定のエポキシ化合物を主要成分とす
る炭素繊維用サイジング剤が正しく好適であるこ
とを見出し、本発明を完成するに到つた。 すなわち本発明は、次の一般式()又は
()で示されるエポキシ化合物を50〜100重量
%、平滑剤及び非イオン型界面活性剤から選ばれ
る1種又は2種以上を0〜50重量%含有すること
を特徴とする炭素繊維用サイジング剤に係る。 一般式(): 一般式(): [但し、Rは
詳しくは炭素繊維の取扱いを容易にし且つそのコ
ンポジツト物性を向上させるサイジング剤に関す
る。 炭素繊維は軽量で、高強力且つ高モジユラスと
いう特性を有するため、コンポジツト用補強材と
して注目されている。ところが、該炭素繊維はも
ともと、伸度が小さく、脆い繊維であるため、機
械的摩擦によつて容易に毛羽や糸切れが発生す
る。そして、これらの毛羽や糸切れが炭素繊維の
取扱い性を著るしく低下させ、そのコンポジツト
物性も低下させる。そこで、炭素繊維にサイジン
グ剤を付与して、このサイジング剤により、該炭
素繊維を集束し、該炭素繊維にフレキシビリテイ
ーを与え、該炭素繊維の耐摩耗性を向上させると
ともに、炭素繊維とマトリツクスレジンとの間の
本質的には不充分な装着性を改善して、得られる
コンポジツトの層間剪断強度を向上させることが
行なわれている。 本発明はかかるサイジング剤に関するものであ
る。 <従来の技術とその問題点> 従来、炭素繊維用サイジング剤として、次のよ
うな芳香族グリシジルエーテルや芳香族グリシジ
ルアミンを使用するものが提案されている。 先ず、ビスフエノールAジグリシジルエーテル
を使用するサイジング剤がある(特公昭57−
15229)。これは、炭素繊維とマトリツクスレジン
との接着性をよくするために、マトリツクスレジ
ンと同様の化合物を使用するものである。この種
のサイジング剤によると確かに、前記接着性はよ
くなる。しかし、炭素繊維の製織時に該炭素繊維
に抱合力と特にフレキシビリテイーが要求される
場合にはかかる性能が極めて不充分であり、該製
織時における毛羽や糸切れの発生抑制効果が低い
という問題点がある。 また、ビスフエノールA型エポキシ樹脂(エピ
コート828とエピコート1001を特定割合で混合し
たもの、いずれもシエル社製)を、ポリオキシエ
チレン系非イオン界面活性剤を乳化剤とし、水性
エマルジヨンとして使用するサイジング剤がある
(特開昭57−171767)。しかしこの場合、乳化剤の
種類や使用量を特定しても、炭素繊維の製織時に
おける毛羽や糸切れの発生抑制と得られるコンポ
ジツトの層間剪断強度との双方を充足することが
困難という問題点がある。 そして、N,N,N′,N′−テトラグリシジル
フエニレンジアミンを使用するサイジング剤があ
る(特公昭59−9664)。これは、炭素繊維とマト
リツクスレジンとの接着性をよくするものであ
る。この種のサイジング剤によると、前記したビ
スフエノールAジグリシジルエーテルを使用する
従来のサイジング剤よりも、炭素繊維とマトリツ
クスレジンとの接着性はよくなり、得られるコン
ポジツトの層間剪断強度は向上する。しかし、三
級アミノ基を含有するものであるためにエポキシ
基が経時変化し、その結果該サイジング剤で処理
された炭素繊維は経時的にそのフレキシビリテイ
ーを失なつて固くなり、該炭素繊維の製織時にお
ける毛羽や糸切れが増加するという問題点があ
る。 以上要するに、従来提案されている炭素繊維用
サイジング剤には、炭素繊維にフレキシビリテイ
ーを与え、炭素繊維の耐摩耗製を向上させ、炭素
繊維の製織時における毛羽や糸切れの発生を抑制
する効果も充分に発揮し、炭素繊維とマトリツク
スレジンとの接着性をよくして得られるコンポジ
ツトの層間剪断強度を向上する効果を併せて発揮
するというものはないのである。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明は、叙上の如き従来の問題点を解決する
もので、炭素繊維に充分な抱合力並びに耐摩耗性
を与え、毛羽や糸切れの発生を抑制して該炭素繊
維の取扱い性を大いに向上し、更に炭素繊維とマ
トリツクスレジンとの接着性をよくして得られる
コンポジツトに優れた層間剪断強度を付与する、
炭素繊維用サイジング剤を提供するものである。 <問題点を解決するための手段> しかして本発明者らは、以上の観点で鋭意研究
した結果、特定のエポキシ化合物を主要成分とす
る炭素繊維用サイジング剤が正しく好適であるこ
とを見出し、本発明を完成するに到つた。 すなわち本発明は、次の一般式()又は
()で示されるエポキシ化合物を50〜100重量
%、平滑剤及び非イオン型界面活性剤から選ばれ
る1種又は2種以上を0〜50重量%含有すること
を特徴とする炭素繊維用サイジング剤に係る。 一般式(): 一般式(): [但し、Rは
【式】及
び/又は
【式】の単独又
は混合であり、混合の場合にブロツク結合又はラ
ンダム結合のいずれでもよい。Yは、
ンダム結合のいずれでもよい。Yは、
【式】又は−CH2−。nは1〜30
の整数。Xは次の()又は()より選ばれる
残基{これらの残基中、−O−は一般式()の
末端グリシジル基へ結合する}。 (i)
残基{これらの残基中、−O−は一般式()の
末端グリシジル基へ結合する}。 (i)
【式】(Z1,Z2はCH3−又は
【式】)
(ii)
【式】又は
【式】(Z3はR′O−
又は
【式】で、ここにR′は
炭素数1〜18の、アルキル基、アルケニル基又
は置換フエニル基)] 前記一般式()又は()において、nが1
〜10の整数が好ましい。毛羽や糸切れの発生を抑
制する効果及び得られるコンポジツトの層間剪断
強度を向上する効果で優れているからである。ま
た前記一般式()又は()において、nが1
〜10の整数であり、且つRが
は置換フエニル基)] 前記一般式()又は()において、nが1
〜10の整数が好ましい。毛羽や糸切れの発生を抑
制する効果及び得られるコンポジツトの層間剪断
強度を向上する効果で優れているからである。ま
た前記一般式()又は()において、nが1
〜10の整数であり、且つRが
【式】であると、一層
好ましい。この場合、該一般式()又は()
で示されるエポキシ化合物を炭素繊維に付与して
得られるコンポジツトの層間剪断強度を一層向上
する等、本発明の効果の発現が更に著しくなるか
らである。 本発明における前記エポキシ化合物は、その溶
媒として、メチルエチルケトン、アセトン、ジク
ロルエタン、酢酸エチル或いはこれらの混合物が
好ましいが、かかる有機溶媒溶液として使用でき
るほかに、非イオン性界面活性剤を乳化剤とし、
水に分散させたエマルジヨンとしても使用するこ
とができる。 本発明に係るサイジング剤は、前記一般式
()又は()で示されるエポキシ化合物の他
に、必要に応じて、平滑剤及び非イオン型界面活
性剤から選ばれる1種又は2種以上を50重量%以
下の範囲で含有することができる。これらを例示
すると、平滑剤としては、ステアリルラウレー
ト、ラウリルステアレート、オレイルオレート等
の脂肪酸エステルがあり、また非イオン型界面活
性剤としては、ポリオキシエチレン(6モル)ノ
ニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレン(30
モル)トリベンジル化フエニルエーテル等があ
る。いずれの場合も、本発明に係るサイジング剤
は、前記一般式()又は()で示されるエポ
キシ化合物を、50重量%以上、好ましくは90重量
%以上含有するものである。 <作用等> 本発明に係るサイジング剤は、PAN系、ピツ
チ系又はレーヨン系等の各種炭素繊維(黒鉛繊維
を含む)に適用され、所期効果を発揮する。適用
の具体的手段は、デイツプ法、スプレー法又はロ
ーラー法等の、従来手段のいずれでもよく、サイ
ジング剤溶液を炭素繊維に含浸後、赤外線ランプ
や熱風等で乾燥する。適用に際してサイジング剤
を、有機溶媒溶液又は小量の乳化剤で水性エマル
ジヨンとし、有効成分換算で、通常は25重量%以
下、好ましくは0.5〜5重量%に調整する。該サ
イジング剤の炭素繊維への付着量は、有効成分換
算で、通常は0.2〜6重量%、好ましくは0.3〜2
重量%である。 <発明の効果> 以上説明した通りであるから、本発明には、要
約すると次にような効果がある。 (1) 炭素繊維に優れた抱合力及び耐摩耗性を付与
することができるため、該炭素繊維の製織時に
おける毛羽や糸切れの発生を抑制し、その取扱
い性を大幅に向上する。 (2) 前記(1)及び(2)の効果と相まつて、炭素繊維と
マトリツクスレジンとの接着性もよいため、得
られるコンポジツトの層間剪断強度も向上す
る。 (3) 非イオン型の乳化剤で均一安定な水性エマル
ジヨンとすることができ、この状態で炭素繊維
に適用することができる。 <実施例> 先ず、前記一般式()又は()で示される
エポキシ化合物につき、次のA−1〜A−8を合
成した。 ●A−1:一般式()において、Rが
で示されるエポキシ化合物を炭素繊維に付与して
得られるコンポジツトの層間剪断強度を一層向上
する等、本発明の効果の発現が更に著しくなるか
らである。 本発明における前記エポキシ化合物は、その溶
媒として、メチルエチルケトン、アセトン、ジク
ロルエタン、酢酸エチル或いはこれらの混合物が
好ましいが、かかる有機溶媒溶液として使用でき
るほかに、非イオン性界面活性剤を乳化剤とし、
水に分散させたエマルジヨンとしても使用するこ
とができる。 本発明に係るサイジング剤は、前記一般式
()又は()で示されるエポキシ化合物の他
に、必要に応じて、平滑剤及び非イオン型界面活
性剤から選ばれる1種又は2種以上を50重量%以
下の範囲で含有することができる。これらを例示
すると、平滑剤としては、ステアリルラウレー
ト、ラウリルステアレート、オレイルオレート等
の脂肪酸エステルがあり、また非イオン型界面活
性剤としては、ポリオキシエチレン(6モル)ノ
ニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレン(30
モル)トリベンジル化フエニルエーテル等があ
る。いずれの場合も、本発明に係るサイジング剤
は、前記一般式()又は()で示されるエポ
キシ化合物を、50重量%以上、好ましくは90重量
%以上含有するものである。 <作用等> 本発明に係るサイジング剤は、PAN系、ピツ
チ系又はレーヨン系等の各種炭素繊維(黒鉛繊維
を含む)に適用され、所期効果を発揮する。適用
の具体的手段は、デイツプ法、スプレー法又はロ
ーラー法等の、従来手段のいずれでもよく、サイ
ジング剤溶液を炭素繊維に含浸後、赤外線ランプ
や熱風等で乾燥する。適用に際してサイジング剤
を、有機溶媒溶液又は小量の乳化剤で水性エマル
ジヨンとし、有効成分換算で、通常は25重量%以
下、好ましくは0.5〜5重量%に調整する。該サ
イジング剤の炭素繊維への付着量は、有効成分換
算で、通常は0.2〜6重量%、好ましくは0.3〜2
重量%である。 <発明の効果> 以上説明した通りであるから、本発明には、要
約すると次にような効果がある。 (1) 炭素繊維に優れた抱合力及び耐摩耗性を付与
することができるため、該炭素繊維の製織時に
おける毛羽や糸切れの発生を抑制し、その取扱
い性を大幅に向上する。 (2) 前記(1)及び(2)の効果と相まつて、炭素繊維と
マトリツクスレジンとの接着性もよいため、得
られるコンポジツトの層間剪断強度も向上す
る。 (3) 非イオン型の乳化剤で均一安定な水性エマル
ジヨンとすることができ、この状態で炭素繊維
に適用することができる。 <実施例> 先ず、前記一般式()又は()で示される
エポキシ化合物につき、次のA−1〜A−8を合
成した。 ●A−1:一般式()において、Rが
【式】Yが
【式】nが3。
●A−2:一般式()において、R,Y及びn
がA−1と同じで、Xが
がA−1と同じで、Xが
【式】
●A−3:一般式()において、R,Y及びn
がA−1と同じで、Xが
がA−1と同じで、Xが
【式】
●A−4:一般式()において、Rが
=3/1(モル比)でランダム結合、Yが
【式】nが4。
●A−5:一般式()において、RがA−1と
同じで、Yが
同じで、Yが
【式】nが6。
●A−6:一般式()において、RがA−1と
同じで、Yが−CH2−、nが4、XがA−3と
同じ。 ●A−7:一般式()において、RがA−4と
同じで、Y,n及びXがA−6と同じ。 ●A−8:一般式()において、R,Y及びX
がA−7と同じで、nが11。 A−1〜A−3につき、合成方法を以下に挙げ
る。A−4〜A−8の合成はA−1〜A−3の合
成に準じて行なつた。 ●A−1の合成方法:撹拌機、還流冷却器、滴下
ロート及び温度計を備える1容の四つ口フラ
スコを使用した。このフラスコに、ビスフエノ
ールAを出発物質としてエチレンカーボネート
を付加重合した分子量1000のポリカーボネート
500g(0.5モル)とトリフルオロボロンエーテ
ラート3.0g(0.5重量%)とを加え、更に60〜
80℃でエピクロルヒドリン92.5g(1.0モル)
を滴下した。滴下終了後、60〜80℃で2時間撹
拌し、80〜100℃で水酸化カリウム56.1g(1.0
モル)を加え、その温度で3時間撹拌を続け
た。そして、副生した塩を除去し、生成物(A
−1)を得た。 ●A−2の合成方法:A−1の場合と同様のフラ
スコに、ジメチルジクロルシラン129g(1.0モ
ル)とピリジン79.1g(1.0モル)とを加え、
更にビスフエノールAを出発物質としてエチレ
ンカーボネートを付加重合した分子量1000のポ
リカーボネート500g(0.5モル)を40℃以下で
滴下し、滴下終了後2時間撹拌した。次いで、
ピリジン79.1g(1.0モル)とグリシドール74
g(1.0モル)とを40℃以下で滴下し、滴下終
了後室温で2時間撹拌した。そして、副生した
塩を除去し、生成物(A−2)を得た。 ●A−3の合成方法:A−1の場合と同様のフラ
スコに、オキシ塩化リン153.3g(1.0モル)と
ピリジン79.1g(1.0モル)とを加え、更にビ
スフエノールAを出発物質としてエチレンカー
ボネートを付加重合した分子量1000のポリカー
ボネート500g(0.5モル)を40℃以下で滴下
し、滴下終了後2時間撹拌した。次いでピリジ
ン158.2g(2.0モル)とグリシドール148g
(2.0モル)とを40℃以下で滴下し、以下A−2
の場合と同様にして生成物(A−3)を得た。 次に、かくして合成したA−1〜A−8等を用
い、第1表記載のサイジング剤(実施例1〜8、
比較例1〜3)を調整した。 そして、いずれも次のように、炭素繊維を処理
し、コンポジツトを成形して、試験乃至評価し
た。結果を第2表に示した。 ●炭素繊維のサイジング処理:市販のPAN系炭
素繊維(8μ/3000フイラメント)を有機溶剤
にて脱サイズし、これを各サイジング剤を有効
成分付着量が0.7重量%となるようにデイツプ
法で含浸させ、乾燥後、オーブン中で150℃×
30分間熱処理した。 ●コンポジツトの成形:前記とようにサイジング
処理した炭素繊維に、エピコート828(シエル社
製、ビスフエノールAジクリシジルエーテルモ
ノマー)を100g+ボロントリフルオライドモ
ノメチルアミンを5g+メチルエチルケトンを
25gからなる樹脂液を含浸させ、120℃で半硬
化させて一方向プリプレグを作成した。このプ
リプレグを金型中に積層して、170℃×1時間
加圧し、Vf(コンポジツト中の炭素繊維の体積
%)=60%のコンポジツトを成形した。 ●毛羽、糸切れ試験:前記のようにサイジング処
理した炭素繊維について、TM式抱合力テスタ
ー(大栄化学精機社製)を用い、荷重50g/
3000フイラメント、θ=150度、擦過長30mm、
クロムメツキ金属櫛を150回/分の速さで500回
往復運動させて、繊維−金属間の擦過試験を行
つた。また別に、ラビングテスター(東洋精機
社製)を用い、内角35度、1回撚り、擦過長20
mm、100回/分の速さで500回往復運動させて、
繊維−繊維間の擦過試験を行つた。そして、と
もに以下の5段階基準で評価した。 A=毛羽が殆んど発生しない。 B=単数的な毛羽しか発生しない。 C=毛羽が集団的に発生する。 D=毛羽が多発し、一部が切断する。 E=3000フイラメントが切断する。 ●層間剪断強度試験:前記のように成形したコン
ポジツトについて、ASTMのD−2344に準じ
測定した(ILSS)。 ●乳化安定性試験:水性エマルジヨン型サイジン
グ剤の有効成分10重量%エマルジヨンを調整
し、20℃×7日間放置した。そして、以下の3
段階基準で評価した。 ○=分離なし △=クリーム状分離物が浮いた ×=沈澱が生じた
同じで、Yが−CH2−、nが4、XがA−3と
同じ。 ●A−7:一般式()において、RがA−4と
同じで、Y,n及びXがA−6と同じ。 ●A−8:一般式()において、R,Y及びX
がA−7と同じで、nが11。 A−1〜A−3につき、合成方法を以下に挙げ
る。A−4〜A−8の合成はA−1〜A−3の合
成に準じて行なつた。 ●A−1の合成方法:撹拌機、還流冷却器、滴下
ロート及び温度計を備える1容の四つ口フラ
スコを使用した。このフラスコに、ビスフエノ
ールAを出発物質としてエチレンカーボネート
を付加重合した分子量1000のポリカーボネート
500g(0.5モル)とトリフルオロボロンエーテ
ラート3.0g(0.5重量%)とを加え、更に60〜
80℃でエピクロルヒドリン92.5g(1.0モル)
を滴下した。滴下終了後、60〜80℃で2時間撹
拌し、80〜100℃で水酸化カリウム56.1g(1.0
モル)を加え、その温度で3時間撹拌を続け
た。そして、副生した塩を除去し、生成物(A
−1)を得た。 ●A−2の合成方法:A−1の場合と同様のフラ
スコに、ジメチルジクロルシラン129g(1.0モ
ル)とピリジン79.1g(1.0モル)とを加え、
更にビスフエノールAを出発物質としてエチレ
ンカーボネートを付加重合した分子量1000のポ
リカーボネート500g(0.5モル)を40℃以下で
滴下し、滴下終了後2時間撹拌した。次いで、
ピリジン79.1g(1.0モル)とグリシドール74
g(1.0モル)とを40℃以下で滴下し、滴下終
了後室温で2時間撹拌した。そして、副生した
塩を除去し、生成物(A−2)を得た。 ●A−3の合成方法:A−1の場合と同様のフラ
スコに、オキシ塩化リン153.3g(1.0モル)と
ピリジン79.1g(1.0モル)とを加え、更にビ
スフエノールAを出発物質としてエチレンカー
ボネートを付加重合した分子量1000のポリカー
ボネート500g(0.5モル)を40℃以下で滴下
し、滴下終了後2時間撹拌した。次いでピリジ
ン158.2g(2.0モル)とグリシドール148g
(2.0モル)とを40℃以下で滴下し、以下A−2
の場合と同様にして生成物(A−3)を得た。 次に、かくして合成したA−1〜A−8等を用
い、第1表記載のサイジング剤(実施例1〜8、
比較例1〜3)を調整した。 そして、いずれも次のように、炭素繊維を処理
し、コンポジツトを成形して、試験乃至評価し
た。結果を第2表に示した。 ●炭素繊維のサイジング処理:市販のPAN系炭
素繊維(8μ/3000フイラメント)を有機溶剤
にて脱サイズし、これを各サイジング剤を有効
成分付着量が0.7重量%となるようにデイツプ
法で含浸させ、乾燥後、オーブン中で150℃×
30分間熱処理した。 ●コンポジツトの成形:前記とようにサイジング
処理した炭素繊維に、エピコート828(シエル社
製、ビスフエノールAジクリシジルエーテルモ
ノマー)を100g+ボロントリフルオライドモ
ノメチルアミンを5g+メチルエチルケトンを
25gからなる樹脂液を含浸させ、120℃で半硬
化させて一方向プリプレグを作成した。このプ
リプレグを金型中に積層して、170℃×1時間
加圧し、Vf(コンポジツト中の炭素繊維の体積
%)=60%のコンポジツトを成形した。 ●毛羽、糸切れ試験:前記のようにサイジング処
理した炭素繊維について、TM式抱合力テスタ
ー(大栄化学精機社製)を用い、荷重50g/
3000フイラメント、θ=150度、擦過長30mm、
クロムメツキ金属櫛を150回/分の速さで500回
往復運動させて、繊維−金属間の擦過試験を行
つた。また別に、ラビングテスター(東洋精機
社製)を用い、内角35度、1回撚り、擦過長20
mm、100回/分の速さで500回往復運動させて、
繊維−繊維間の擦過試験を行つた。そして、と
もに以下の5段階基準で評価した。 A=毛羽が殆んど発生しない。 B=単数的な毛羽しか発生しない。 C=毛羽が集団的に発生する。 D=毛羽が多発し、一部が切断する。 E=3000フイラメントが切断する。 ●層間剪断強度試験:前記のように成形したコン
ポジツトについて、ASTMのD−2344に準じ
測定した(ILSS)。 ●乳化安定性試験:水性エマルジヨン型サイジン
グ剤の有効成分10重量%エマルジヨンを調整
し、20℃×7日間放置した。そして、以下の3
段階基準で評価した。 ○=分離なし △=クリーム状分離物が浮いた ×=沈澱が生じた
【表】
【表】
【表】
もの。
第2表の結果からも、前述の如き本発明の効果
が明白である。
第2表の結果からも、前述の如き本発明の効果
が明白である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の一般式()又は()で示されるエポ
キシ化合物を50〜100重量%、平滑剤及び非イオ
ン型界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を
0〜50重量%含有することを特徴とする炭素繊維
用サイジング剤。 一般式(): 一般式(): [但し、Rは【式】及 び/又は【式】の単独又 は混合であり、混合の場合にブロツク結合又はラ
ンダム結合のいずれでもよい。Yは、
【式】【式】又は−CH2−。nは5〜30 の整数。Xは次の(i)又は(ii)より選ばれる残基{こ
れらの残基中、−O−は一般式()の末端グリ
シジル基へ結合する}。 (i) 【式】(Z1,Z2はCH3−又は 【式】) (ii) 【式】又は【式】(Z3はR′O− 又は【式】で、ここにR′は 炭素数1〜18の、アルキル基、アルケニル基又
は置換フエニル基)] 2 一般式()又は()において、nが1〜
10の整数である特許請求の範囲第1項記載の炭素
繊維用サイジング剤。 3 一般式()又は()において、Rが
【式】である特許請求 の範囲第2項記載の炭素繊維用サイジング剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19436484A JPS6175879A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | 炭素繊維用サイジング剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19436484A JPS6175879A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | 炭素繊維用サイジング剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6175879A JPS6175879A (ja) | 1986-04-18 |
| JPH048543B2 true JPH048543B2 (ja) | 1992-02-17 |
Family
ID=16323348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19436484A Granted JPS6175879A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | 炭素繊維用サイジング剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6175879A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108004778B (zh) * | 2016-10-28 | 2021-12-07 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种碳纤维用聚碳酸酯树脂基悬浮液上浆剂及其制备方法 |
| WO2019026008A1 (en) * | 2017-08-01 | 2019-02-07 | Sabic Global Technologies B.V. | AQUEOUS POLYMERIC DISPERSIONS, PROCESSES FOR MAKING SUCH AQUEOUS POLYMER DISPERSIONS AND BOREHOLE FIBER WHEAT |
| CN110959055A (zh) * | 2017-08-01 | 2020-04-03 | 沙特基础工业全球技术有限公司 | 水性聚合物分散体、制备其的方法和上浆纤维束 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5277289A (en) * | 1975-12-19 | 1977-06-29 | Asahi Chemical Ind | Carbon fibre use sizing agent |
| JPS55160380A (en) * | 1979-05-28 | 1980-12-13 | Fujitsu Ltd | Magnetic tape unit |
-
1984
- 1984-09-17 JP JP19436484A patent/JPS6175879A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6175879A (ja) | 1986-04-18 |
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