JPH049062B2 - - Google Patents
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- JPH049062B2 JPH049062B2 JP57209008A JP20900882A JPH049062B2 JP H049062 B2 JPH049062 B2 JP H049062B2 JP 57209008 A JP57209008 A JP 57209008A JP 20900882 A JP20900882 A JP 20900882A JP H049062 B2 JPH049062 B2 JP H049062B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- mold
- foam core
- reinforced
- liquid resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Golf Clubs (AREA)
Description
本発明は、外観に優れ且つ強度や反発特性に優
れ、またスイートスポツトが広くヘツドの慣性モ
ーメントが大きな生産性に富むゴルフクラブ用ヘ
ツド及びその製造法に係わり、詳述するとゴルフ
クラブヘツドにはウツドとアイアンがあるが、本
発明はウツドのヘツドに関するものである。
れ、またスイートスポツトが広くヘツドの慣性モ
ーメントが大きな生産性に富むゴルフクラブ用ヘ
ツド及びその製造法に係わり、詳述するとゴルフ
クラブヘツドにはウツドとアイアンがあるが、本
発明はウツドのヘツドに関するものである。
従来ゴルフクラブ用ウツドのヘツドとしては、
柿の木が最上とされていた。ヘツド用の太さを有
する柿の木は非常に少なく、多量に入手するのは
困難になつてきている。そこで、薄い板を貼りあ
わせて作つた合板製のヘツドが使用されるが、板
が貼りあわせてあるため打撃音等において劣り好
まれない。その上、合板製ヘツドといえ、その均
一な材料の多量入手は困難である。また、天然木
材はすべて製造工程における湿度コントロールが
難しい上に、乾燥させる工程や、切削加工に多大
の労力を有するものである。さらに、使用するに
あたり吸湿して脹れたり、割れたりしやすかつ
た。 そこで、金属製のヘツドや、繊維強化熱可塑製
樹脂ヘツドや、発泡体を芯として表面に繊維強化
プラスチツク層を設けたもの等が現在市場に出回
つている。又、特開昭52−49131号公報に記載さ
れているように、繊維強化発泡体によるゴルフク
ラブヘツドが提案されている。
柿の木が最上とされていた。ヘツド用の太さを有
する柿の木は非常に少なく、多量に入手するのは
困難になつてきている。そこで、薄い板を貼りあ
わせて作つた合板製のヘツドが使用されるが、板
が貼りあわせてあるため打撃音等において劣り好
まれない。その上、合板製ヘツドといえ、その均
一な材料の多量入手は困難である。また、天然木
材はすべて製造工程における湿度コントロールが
難しい上に、乾燥させる工程や、切削加工に多大
の労力を有するものである。さらに、使用するに
あたり吸湿して脹れたり、割れたりしやすかつ
た。 そこで、金属製のヘツドや、繊維強化熱可塑製
樹脂ヘツドや、発泡体を芯として表面に繊維強化
プラスチツク層を設けたもの等が現在市場に出回
つている。又、特開昭52−49131号公報に記載さ
れているように、繊維強化発泡体によるゴルフク
ラブヘツドが提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属製ヘツドは金属の比重が大
きいため、ヘツド形状が小さくなりプレイヤーに
不安を与えるという課題があつた。また、繊維強
化熱可塑製樹脂ヘツドは、比重が大きく金属と同
様の課題がある上、圧縮弾性率が低く反発係数が
悪いという課題があつた。さらに、発泡体を芯と
して表面に繊維強化プラスチツク層を設けたもの
は、設計の自由度が比較的大きくなるが、芯体に
発泡体を用いているため圧縮剛性が低く反発係数
が十分高くならないという課題があつた。そして
繊維強化発泡体によりなるヘツドは、反発係数や
圧縮剛性は大きいが、均一体のためスイートスポ
ツトが狭く又ヘツドの慣性モーメントが小さいと
いう課題があつた。 本発明は上記欠点に鑑みてなされたものであ
り、外観に優れるとともに強度や反発特性に優
れ、且つスイートスポツトが広く又ヘツドの慣性
モーメントが大きいゴルフクラブヘツド及びその
製造法を提供することを目的としたものである。
きいため、ヘツド形状が小さくなりプレイヤーに
不安を与えるという課題があつた。また、繊維強
化熱可塑製樹脂ヘツドは、比重が大きく金属と同
様の課題がある上、圧縮弾性率が低く反発係数が
悪いという課題があつた。さらに、発泡体を芯と
して表面に繊維強化プラスチツク層を設けたもの
は、設計の自由度が比較的大きくなるが、芯体に
発泡体を用いているため圧縮剛性が低く反発係数
が十分高くならないという課題があつた。そして
繊維強化発泡体によりなるヘツドは、反発係数や
圧縮剛性は大きいが、均一体のためスイートスポ
ツトが狭く又ヘツドの慣性モーメントが小さいと
いう課題があつた。 本発明は上記欠点に鑑みてなされたものであ
り、外観に優れるとともに強度や反発特性に優
れ、且つスイートスポツトが広く又ヘツドの慣性
モーメントが大きいゴルフクラブヘツド及びその
製造法を提供することを目的としたものである。
そこで、発明者はこれらの課題を解決する目的
として本発明に到つた。すなわち、本発明のゴル
フクラブヘツドは、液状樹脂に強化繊維を混入し
て発泡成形した強化発泡芯体の表面に、上下を繊
維によつて係合させてなる重組織の強化繊維クロ
スを該発泡芯体と一体に設けた技術手段を講じた
ものである。 また、本発明のゴルフクラブヘツドの製造法
は、型内に液状樹脂を含浸させた繊維塊を載置し
加熱、加圧して発泡、硬化させた、いわゆる繊維
強化発泡芯体の表面に上下を繊維で係合してなる
重組織の強化繊維クロスで覆うとともに金型内に
配置し、そして金型内の該クロスに熱硬化性樹脂
を加圧注入含浸させた後加熱、硬化させた技術手
段を講じたものである。 このようにして得られたヘツドは、外観に優れ
るとともに強度や反発特性に優れ、また殻構造の
ためスウイートスポツトが広くヘツドの慣性モー
メントが大きいという特徴を有している。 本発明に用いられる繊維強化発泡芯体は、ゴル
フヘツド外形形状より小さく略相似形であるが、
重心の配置等の設計上の配慮がある場合はこの限
りではない。即ち、重心をソール面に近づける場
合は、重組織を有する強化繊維のクロス層のソー
ル面の厚みを増大させるとともに反対の上面部の
該クロス層を薄くする。この場合は、繊維強化発
泡芯体のソール部分を削り、該発泡芯体の上面を
ふくらました形状にする。また、トウとヒールに
質量を配分しスイートスポツトを大きくしたい場
合は、弾性率の高い繊維強化発泡芯体のトウとヒ
ールを削り重組織を有する強化繊維のクロス層の
厚みを増大させる。 繊維強化発泡芯体の比重は、重組織を有する強
化繊維のクロス層の比重に比べ小さいことが設計
上の自由度を大きくし、好ましい比重は1.2以下
である。 また、繊維強化発泡芯体の弾性率は、200/mm2
以上であれば本発明の効果は著しくあらわれる。
従来の発泡芯体の弾性率は100/mm2以下である。 本発明の繊維強化発泡芯体に用いられる繊維
は、ガラス繊維、ケブラー繊維、ポリアミド系高
弾性繊維、カーボン繊維等が用いられる。繊維強
化発泡芯体の比重を小さく弾性率を大きくするに
はカーボン繊維が最もすぐれているが、他の繊維
を混合あるいは単独に用いても十分効果がある。
また、繊維含有率を2wt%〜60wt%程度用いるの
が本発明における効果が著しい。 本発明の繊維強化発泡芯体に用いられる発泡用
の樹脂は、熱可塑性樹脂でもよいし、熱硬化性樹
脂でもよいし、熱硬化性樹脂でもよい。熱可塑性
樹脂としては、ABS樹脂、塩化ビニール樹脂、
ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂等が用いら
れる。また、熱硬化性樹脂としてはウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、ホリエステル樹脂等が用いら
れる。また、繊維強化発泡芯体の強化に用いる繊
維の繊維長は、0.1mm以上あれば十分発明の効果
はあらわれる。さらに、繊維強化発泡芯体の気泡
部分の体積は、10%〜90%の範囲にある場合に本
発明の効果は著しい。 本発明の繊維強化発泡芯体の製造法としては、
射出成形でもよいし、R−RIM法や特開昭52−
49131号公報に示される方法、即ち、合成樹脂と
して発泡性を有し、初めにおいては液状であり、
または高温にすることによつて液状となり、比較
的短時間のうちに硬化する性質を持つた樹脂を選
び、そして繊維塊に上記液状合成樹脂を含浸させ
て型に投入し、繊維塊に含浸した合成樹脂が未だ
発泡しない以前に型を閉じ、しかるのち、上記繊
維塊に含浸した合成樹脂液状体を発泡、硬化させ
る方法、が用いられる。 本発明の繊維強化発泡芯体の表面に設けられる
重組織を有する強化繊維のクロス層の繊維として
は、カーボン繊維、ケプラー繊維、ガラス繊維等
が用いられ、繊維形態としてはロービング、織
物、編組、マツト状等が用いられ、これらが材質
としても形態としても単独又は組み合わせて使用
される。 繊維強化発泡芯体に強化繊維を配置するには十
分な注意が必要である。即ち、ゴルフヘツドを包
むように配置するには、平面状のクロスやマツト
あるいは筒状の編組チユーブの場合、一部を切つ
たり、重ねたりする必要があり、この切断部分と
重ね部分を少なくして、強度、反発特性、外観上
等問題にならない部分に配置することが好まし
い。この切断部分や重ね部分が多いと強度が低下
する。また、外観上問題のない部分としてはソー
ル面に切断部分や重ね部分を配置させるのが好ま
しい。このように出来るだけ切断部分が少なく、
重ね部分の少なくなる強化繊維形態が好ましい
が、特に形態が変形しやすい重組織を有するクロ
スが好ましい。重組織を有するクロスはカーボン
繊維のみならずどの繊維にも用いることができ
る。重組織を有するクロスとしては、二重、三重
等がある。また、重組織を有するクロスは厚み方
向にも一部繊維が配向しているため剥離強度が大
きく、且つ厚さ方向の弾性率が大きいため反発特
性が著しく優れているという特徴をも有する。カ
ーボン繊維を用い織目を粗くした重組織を有する
クロスは特に形態が変形しやすく、ヘツド形状の
繊維強化発泡芯体を包みこんだ場合、しわ及び重
ね合わせ部分が少なく出来る上、重組織になつて
いるカーボン繊維が繊維強化発泡芯体の全面を容
易に包むことができる。これが一層のクロスの場
合、形態変形しやすいように織目を粗くしたなら
ば、〓間が生じ繊維強化発泡芯体表面を強化繊維
で覆うことができない。 本発明の重組織を有する強化繊維のクロス層に
用いる結合材用樹脂としては、エポキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂、ビニエステル樹脂、ウレタン樹
脂等の熱硬化性樹脂が用いられる。 本発明によるゴルフクラブヘツドの製造法とし
て、該ヘツドの繊維強化発泡芯体は予め別型で成
形される。繊維強化発泡芯体は大きなブロツクか
ら削り出されてもよいし、またゴルフクラブ形状
に成形されたものを用いてもよい。さらに、繊維
強化発泡芯体の金型に入れる前の大きさは、金型
のキヤビテイ形状より小さくするのが一般的であ
るが、必ずしも限定されない。 そして、繊維強化発泡芯体の周囲に重組織を有
する強化繊維のクロス層を被覆する場合、該クロ
スを該発泡芯体のヘツド上面にあたる部分にあて
がい、しごくことによつて容易にしわがない状態
で該発泡芯体を包むことができる。そして、ソー
ル面に該クロスの端を集めた後に全体を金型内に
配置する。 本発明に用いる型としては、金型製でもよい
し、合成樹脂製でもよい。型内に合成樹脂を注入
するにあたり、キヤビテイ内の空気を真空ポンプ
等で取り除いておくことが好ましい。 型に注入する液状樹脂としては、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等が
用いられる。また、注入する液状樹脂は粘度を低
くしておくことが好ましく、型を加熱することに
よつて粘度を下げてもよいし、予め昇温させて粘
度を下げてもよい。又、始めから粘度の低い樹脂
を用いてもよいし、溶剤やモノマーで希釈して粘
度を下げてもよい。型に注入する液状樹脂の圧力
は、高いほうが強化繊維に含浸しやすく、約0.5
〜20Kg/cm2が好ましい。硬化させるには、金型を
加熱して樹脂を硬化させてもよいし、常温で硬化
させてもよい。
として本発明に到つた。すなわち、本発明のゴル
フクラブヘツドは、液状樹脂に強化繊維を混入し
て発泡成形した強化発泡芯体の表面に、上下を繊
維によつて係合させてなる重組織の強化繊維クロ
スを該発泡芯体と一体に設けた技術手段を講じた
ものである。 また、本発明のゴルフクラブヘツドの製造法
は、型内に液状樹脂を含浸させた繊維塊を載置し
加熱、加圧して発泡、硬化させた、いわゆる繊維
強化発泡芯体の表面に上下を繊維で係合してなる
重組織の強化繊維クロスで覆うとともに金型内に
配置し、そして金型内の該クロスに熱硬化性樹脂
を加圧注入含浸させた後加熱、硬化させた技術手
段を講じたものである。 このようにして得られたヘツドは、外観に優れ
るとともに強度や反発特性に優れ、また殻構造の
ためスウイートスポツトが広くヘツドの慣性モー
メントが大きいという特徴を有している。 本発明に用いられる繊維強化発泡芯体は、ゴル
フヘツド外形形状より小さく略相似形であるが、
重心の配置等の設計上の配慮がある場合はこの限
りではない。即ち、重心をソール面に近づける場
合は、重組織を有する強化繊維のクロス層のソー
ル面の厚みを増大させるとともに反対の上面部の
該クロス層を薄くする。この場合は、繊維強化発
泡芯体のソール部分を削り、該発泡芯体の上面を
ふくらました形状にする。また、トウとヒールに
質量を配分しスイートスポツトを大きくしたい場
合は、弾性率の高い繊維強化発泡芯体のトウとヒ
ールを削り重組織を有する強化繊維のクロス層の
厚みを増大させる。 繊維強化発泡芯体の比重は、重組織を有する強
化繊維のクロス層の比重に比べ小さいことが設計
上の自由度を大きくし、好ましい比重は1.2以下
である。 また、繊維強化発泡芯体の弾性率は、200/mm2
以上であれば本発明の効果は著しくあらわれる。
従来の発泡芯体の弾性率は100/mm2以下である。 本発明の繊維強化発泡芯体に用いられる繊維
は、ガラス繊維、ケブラー繊維、ポリアミド系高
弾性繊維、カーボン繊維等が用いられる。繊維強
化発泡芯体の比重を小さく弾性率を大きくするに
はカーボン繊維が最もすぐれているが、他の繊維
を混合あるいは単独に用いても十分効果がある。
また、繊維含有率を2wt%〜60wt%程度用いるの
が本発明における効果が著しい。 本発明の繊維強化発泡芯体に用いられる発泡用
の樹脂は、熱可塑性樹脂でもよいし、熱硬化性樹
脂でもよいし、熱硬化性樹脂でもよい。熱可塑性
樹脂としては、ABS樹脂、塩化ビニール樹脂、
ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂等が用いら
れる。また、熱硬化性樹脂としてはウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、ホリエステル樹脂等が用いら
れる。また、繊維強化発泡芯体の強化に用いる繊
維の繊維長は、0.1mm以上あれば十分発明の効果
はあらわれる。さらに、繊維強化発泡芯体の気泡
部分の体積は、10%〜90%の範囲にある場合に本
発明の効果は著しい。 本発明の繊維強化発泡芯体の製造法としては、
射出成形でもよいし、R−RIM法や特開昭52−
49131号公報に示される方法、即ち、合成樹脂と
して発泡性を有し、初めにおいては液状であり、
または高温にすることによつて液状となり、比較
的短時間のうちに硬化する性質を持つた樹脂を選
び、そして繊維塊に上記液状合成樹脂を含浸させ
て型に投入し、繊維塊に含浸した合成樹脂が未だ
発泡しない以前に型を閉じ、しかるのち、上記繊
維塊に含浸した合成樹脂液状体を発泡、硬化させ
る方法、が用いられる。 本発明の繊維強化発泡芯体の表面に設けられる
重組織を有する強化繊維のクロス層の繊維として
は、カーボン繊維、ケプラー繊維、ガラス繊維等
が用いられ、繊維形態としてはロービング、織
物、編組、マツト状等が用いられ、これらが材質
としても形態としても単独又は組み合わせて使用
される。 繊維強化発泡芯体に強化繊維を配置するには十
分な注意が必要である。即ち、ゴルフヘツドを包
むように配置するには、平面状のクロスやマツト
あるいは筒状の編組チユーブの場合、一部を切つ
たり、重ねたりする必要があり、この切断部分と
重ね部分を少なくして、強度、反発特性、外観上
等問題にならない部分に配置することが好まし
い。この切断部分や重ね部分が多いと強度が低下
する。また、外観上問題のない部分としてはソー
ル面に切断部分や重ね部分を配置させるのが好ま
しい。このように出来るだけ切断部分が少なく、
重ね部分の少なくなる強化繊維形態が好ましい
が、特に形態が変形しやすい重組織を有するクロ
スが好ましい。重組織を有するクロスはカーボン
繊維のみならずどの繊維にも用いることができ
る。重組織を有するクロスとしては、二重、三重
等がある。また、重組織を有するクロスは厚み方
向にも一部繊維が配向しているため剥離強度が大
きく、且つ厚さ方向の弾性率が大きいため反発特
性が著しく優れているという特徴をも有する。カ
ーボン繊維を用い織目を粗くした重組織を有する
クロスは特に形態が変形しやすく、ヘツド形状の
繊維強化発泡芯体を包みこんだ場合、しわ及び重
ね合わせ部分が少なく出来る上、重組織になつて
いるカーボン繊維が繊維強化発泡芯体の全面を容
易に包むことができる。これが一層のクロスの場
合、形態変形しやすいように織目を粗くしたなら
ば、〓間が生じ繊維強化発泡芯体表面を強化繊維
で覆うことができない。 本発明の重組織を有する強化繊維のクロス層に
用いる結合材用樹脂としては、エポキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂、ビニエステル樹脂、ウレタン樹
脂等の熱硬化性樹脂が用いられる。 本発明によるゴルフクラブヘツドの製造法とし
て、該ヘツドの繊維強化発泡芯体は予め別型で成
形される。繊維強化発泡芯体は大きなブロツクか
ら削り出されてもよいし、またゴルフクラブ形状
に成形されたものを用いてもよい。さらに、繊維
強化発泡芯体の金型に入れる前の大きさは、金型
のキヤビテイ形状より小さくするのが一般的であ
るが、必ずしも限定されない。 そして、繊維強化発泡芯体の周囲に重組織を有
する強化繊維のクロス層を被覆する場合、該クロ
スを該発泡芯体のヘツド上面にあたる部分にあて
がい、しごくことによつて容易にしわがない状態
で該発泡芯体を包むことができる。そして、ソー
ル面に該クロスの端を集めた後に全体を金型内に
配置する。 本発明に用いる型としては、金型製でもよい
し、合成樹脂製でもよい。型内に合成樹脂を注入
するにあたり、キヤビテイ内の空気を真空ポンプ
等で取り除いておくことが好ましい。 型に注入する液状樹脂としては、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等が
用いられる。また、注入する液状樹脂は粘度を低
くしておくことが好ましく、型を加熱することに
よつて粘度を下げてもよいし、予め昇温させて粘
度を下げてもよい。又、始めから粘度の低い樹脂
を用いてもよいし、溶剤やモノマーで希釈して粘
度を下げてもよい。型に注入する液状樹脂の圧力
は、高いほうが強化繊維に含浸しやすく、約0.5
〜20Kg/cm2が好ましい。硬化させるには、金型を
加熱して樹脂を硬化させてもよいし、常温で硬化
させてもよい。
本発明の実施例を第1図乃至第3図に基づき以
下に説明する。 第1図は、本発明のゴルフクラブ用ヘツドの一
部断面斜視図である。 繊維強化発泡芯体1の表面には、二重組織を有
するカーボンクロスとエポキシ樹脂とからなる表
面樹脂層2が形成されている。3は、シヤフト用
穴である。繊維強化発泡芯体1としては、カーボ
ン繊維を混入して補強しウレタン発泡体である。
カーボン繊維の長さは10mmであり、カーボン繊維
の含有率は繊維強化発泡芯体1の20wt%を占め
ている。また、繊維強化発泡芯体1の比重は0.6
であり、そして弾性率は800Kg/mm2である。二重
組織を有するカーボンクロスは、米国Textile
Products Inc.製STYLE4930、DEEP DRAW
FABRICを用いた。 第1図のゴルフクラブ用ヘツドは、シヤフトが
取り付けられたり、必要によつてはソールプレー
トが取付けられたり、またバランス用の鉛が挿入
されたりして用いられている。 第2図は、重組織を有する強化繊維クロスの組
繊説明用の断面図である。 上方には、よこ糸4とたて糸5,6とによつて
一枚のクロスが形成されており、また、その下方
には、よこ糸4′とたて糸5′,6′によつて同様
に一枚のクロスが形成されている。この二枚のク
ロスはたて糸6,6′により所々結合されており、
二枚のクロスが重なつたような重組織のクロスが
形成される。尚、第2図のものは、たて糸のみが
結合に用いられているが、よこ糸も所々二枚のク
ロスをたて糸同様に結合させる組織であつてもよ
い。 第3図は、本発明のゴルフクラブ用ヘツドの製
造法を示す断面図である。 ゴルフクラブ用ヘツドの形状を有する金型7,
8内に、金型キヤビテイ形状より小さい繊維強化
発泡芯体9を重組織を有するカーボンクロス10
を被覆して配置した。金型7,8のパーテイング
面にはシリコンゴム製のパツキングがあり気密性
がある。また、金型7,8上部には液状樹脂を金
型にコンプレツサー17により圧力をかけて注入
するためのバルブ15を有するパイプ12が取り
付けられており、下部には金型7,8内の空気を
真空ポンプ14により吸引するためのバルブ13
を有するパイプ11が取り付けられている。 最初、バルブ15を閉じた状態にしておき、バ
ルブ13を開け真空ポンプ14でキヤビテイ内の
空気を取り除いた。しかるのち、バルブ13を閉
じ、バルブ15を開き、予めコンプレツサー17
で5Kg/cm2に加圧されたエポキシ樹脂をキヤビテ
イ内に注入した。金型は予め120℃に加熱されて
おり、注入した樹脂は約30分で硬化した。硬化す
ると、バルブ15を閉じ金型7,8を開き、成形
したゴルフクラブヘツドを取り出す。
下に説明する。 第1図は、本発明のゴルフクラブ用ヘツドの一
部断面斜視図である。 繊維強化発泡芯体1の表面には、二重組織を有
するカーボンクロスとエポキシ樹脂とからなる表
面樹脂層2が形成されている。3は、シヤフト用
穴である。繊維強化発泡芯体1としては、カーボ
ン繊維を混入して補強しウレタン発泡体である。
カーボン繊維の長さは10mmであり、カーボン繊維
の含有率は繊維強化発泡芯体1の20wt%を占め
ている。また、繊維強化発泡芯体1の比重は0.6
であり、そして弾性率は800Kg/mm2である。二重
組織を有するカーボンクロスは、米国Textile
Products Inc.製STYLE4930、DEEP DRAW
FABRICを用いた。 第1図のゴルフクラブ用ヘツドは、シヤフトが
取り付けられたり、必要によつてはソールプレー
トが取付けられたり、またバランス用の鉛が挿入
されたりして用いられている。 第2図は、重組織を有する強化繊維クロスの組
繊説明用の断面図である。 上方には、よこ糸4とたて糸5,6とによつて
一枚のクロスが形成されており、また、その下方
には、よこ糸4′とたて糸5′,6′によつて同様
に一枚のクロスが形成されている。この二枚のク
ロスはたて糸6,6′により所々結合されており、
二枚のクロスが重なつたような重組織のクロスが
形成される。尚、第2図のものは、たて糸のみが
結合に用いられているが、よこ糸も所々二枚のク
ロスをたて糸同様に結合させる組織であつてもよ
い。 第3図は、本発明のゴルフクラブ用ヘツドの製
造法を示す断面図である。 ゴルフクラブ用ヘツドの形状を有する金型7,
8内に、金型キヤビテイ形状より小さい繊維強化
発泡芯体9を重組織を有するカーボンクロス10
を被覆して配置した。金型7,8のパーテイング
面にはシリコンゴム製のパツキングがあり気密性
がある。また、金型7,8上部には液状樹脂を金
型にコンプレツサー17により圧力をかけて注入
するためのバルブ15を有するパイプ12が取り
付けられており、下部には金型7,8内の空気を
真空ポンプ14により吸引するためのバルブ13
を有するパイプ11が取り付けられている。 最初、バルブ15を閉じた状態にしておき、バ
ルブ13を開け真空ポンプ14でキヤビテイ内の
空気を取り除いた。しかるのち、バルブ13を閉
じ、バルブ15を開き、予めコンプレツサー17
で5Kg/cm2に加圧されたエポキシ樹脂をキヤビテ
イ内に注入した。金型は予め120℃に加熱されて
おり、注入した樹脂は約30分で硬化した。硬化す
ると、バルブ15を閉じ金型7,8を開き、成形
したゴルフクラブヘツドを取り出す。
本発明は上記の構成によるもので下記の効果を
奏するものである。 (1) 繊維発泡芯体の表面に上下を繊維によつて係
合させた重組織の強化繊維クロス層を設けたの
で、該クロス層の厚み方向に繊維が配向されて
いるため、剥離強度が大きく且つ厚さ方向の弾
性率が大きくなり、反発特性が著しく優れたゴ
ルフクラブヘツドが得られる。 (2) 上下を繊維によつて係合させた重組織の強化
繊維クロス層を用いて繊維強化発泡芯体を包ん
だ場合、該クロス層の形態が変形しやすいの
で、しわ及び重ね合わせ部分が少なく容易に全
面を包むことができ、強度のある、しかも外観
の良いゴルフクラブヘツドが得られる。 (3) 液状樹脂に強化繊維を混入し発泡形成して、
高い弾性率を有する殻構造の繊維強化発泡芯体
を形成させたので、成形後自在に加工ができて
重組織の強化繊維クロスを自在に積層すること
ができ、したがつてスイートスポツトが広く又
慣性モーメントが大きいゴルフクラブヘツドが
容易に得られる。
奏するものである。 (1) 繊維発泡芯体の表面に上下を繊維によつて係
合させた重組織の強化繊維クロス層を設けたの
で、該クロス層の厚み方向に繊維が配向されて
いるため、剥離強度が大きく且つ厚さ方向の弾
性率が大きくなり、反発特性が著しく優れたゴ
ルフクラブヘツドが得られる。 (2) 上下を繊維によつて係合させた重組織の強化
繊維クロス層を用いて繊維強化発泡芯体を包ん
だ場合、該クロス層の形態が変形しやすいの
で、しわ及び重ね合わせ部分が少なく容易に全
面を包むことができ、強度のある、しかも外観
の良いゴルフクラブヘツドが得られる。 (3) 液状樹脂に強化繊維を混入し発泡形成して、
高い弾性率を有する殻構造の繊維強化発泡芯体
を形成させたので、成形後自在に加工ができて
重組織の強化繊維クロスを自在に積層すること
ができ、したがつてスイートスポツトが広く又
慣性モーメントが大きいゴルフクラブヘツドが
容易に得られる。
第1図は本発明のゴルフクラブ用ヘツドの一部
断面斜視図、第2図は重組織を有するクロスの組
織説明用の断面図、第3図は本発明のゴルフクラ
ブ用ヘツドの製造法を示す断面図である。 符号の説明、1……繊維強化発泡芯体、2……
表面樹脂層、3……シヤフト用穴、4,4′……
よこ糸、5,5′……たて糸、6,6′……たて
糸、7……金型、8……金型、9……繊維強化発
泡芯体、10……重組織を有する強化繊維クロ
ス、11……パイプ、12……パイプ、13……
バルブ、14……真空ポンプ、15……バルブ、
16……エポキシ樹脂、17……コンプレツサ
ー。
断面斜視図、第2図は重組織を有するクロスの組
織説明用の断面図、第3図は本発明のゴルフクラ
ブ用ヘツドの製造法を示す断面図である。 符号の説明、1……繊維強化発泡芯体、2……
表面樹脂層、3……シヤフト用穴、4,4′……
よこ糸、5,5′……たて糸、6,6′……たて
糸、7……金型、8……金型、9……繊維強化発
泡芯体、10……重組織を有する強化繊維クロ
ス、11……パイプ、12……パイプ、13……
バルブ、14……真空ポンプ、15……バルブ、
16……エポキシ樹脂、17……コンプレツサ
ー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 液状樹脂に強化繊維を混入して発泡成形した
繊維強化発泡芯体の表面に、上下を繊維によつて
係合させてなる重組織の強化繊維クロス層を該発
泡芯体と一体に設けたことを特徴とするゴルフク
ラブヘツド。 2 次の工程からなることを特徴とするゴルフク
ラブヘツドの製造法。 (a) 型内に発泡液状樹脂を含浸させた繊維塊を載
置し液状樹脂が発泡しない前に型を閉じる工
程。 (b) 型を加熱し液状樹脂を発泡、硬化、脱型させ
て繊維強化発泡芯体を形成する工程。 (c) 繊維強化発泡芯体を上下が繊維によつて係合
させてなる重組織の強化繊維クロス層で覆うと
ともに型内に載置し、型を密閉した後型内を真
空にして液状樹脂を加圧注入する工程。 (d) 液状樹脂を加圧注入後、型を加熱し液状樹脂
を硬化させて脱型させる工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57209008A JPS59101166A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | ゴルフクラブヘツド及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57209008A JPS59101166A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | ゴルフクラブヘツド及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59101166A JPS59101166A (ja) | 1984-06-11 |
| JPH049062B2 true JPH049062B2 (ja) | 1992-02-19 |
Family
ID=16565756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57209008A Granted JPS59101166A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | ゴルフクラブヘツド及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59101166A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63139572A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-11 | ヤマハ株式会社 | ゴルフ用クラブヘツドの製法 |
| JPS6365882A (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-24 | ヤマハ株式会社 | ゴルフ用クラブヘツドの製法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6045542B2 (ja) * | 1982-07-05 | 1985-10-09 | ヤマハ株式会社 | ゴルフ用ウツドクラブヘツドの製法 |
| JPS5941448U (ja) * | 1982-09-07 | 1984-03-16 | ヤマハ株式会社 | ゴルフ用ウツドクラブヘツド |
-
1982
- 1982-11-29 JP JP57209008A patent/JPS59101166A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59101166A (ja) | 1984-06-11 |
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