JPH0494975A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JPH0494975A
JPH0494975A JP2212502A JP21250290A JPH0494975A JP H0494975 A JPH0494975 A JP H0494975A JP 2212502 A JP2212502 A JP 2212502A JP 21250290 A JP21250290 A JP 21250290A JP H0494975 A JPH0494975 A JP H0494975A
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今村 寛克
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱転写シートに関し、更に詳しくは熱転写シー
トと紙等の被転写材とが予め仮接着されている新規な共
巻熱転写シートに関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、コンピューターやワードプロセッサーの出カブリ
ントを熱転写方式によって印字する場合には、基材フィ
ルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた熱転写シー
トが使用されている。
この従来の熱転写シートは、基材フィルムとして厚さ1
0〜20μmのコンデンサ紙やパラフィン紙の様な紙或
いは厚さ3〜20μmのポリエステルやセロファンの様
なプラスチックのフィルムを用い、ワックスに顔料や染
料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコーティン
グにより設けて製造したものである。
これらの従来の熱転写シートを用いて被転写紙に印字す
る場合には、熱転写シートを巻いたロールから熱転写シ
ートを供給し、一方、連続又は枚葉の被転写材を供給し
、両者をプラテン上で重ねこの状態で熱転写シートの背
面からサーマルヘッドで熱を印加し、インキ層を溶融転
写させて所望の画像を形成している。
しかしながら、これらの熱転写シートを、例えば、従来
の感熱発色紙を用いたファクシミリプリンターに転用し
ようとしても、上記ツクシミリプリンターでは、記録紙
自体が熱発色する為、被転写材の搬送装置が無く転用不
能であり、この様な問題は大型のプロッター等、特殊の
プリンターにおいても同様である。
上記の如き問題を解決する方法として、熱転写シートと
被転写材とを予め仮接着してロール状に巻いておくこと
により、ファクシミリプリンター等に適応させたり、又
、装置を簡便化及び小型化する方法が考案されている。
上記従来技術において第一の問題は、熱転写シートの基
材フィルムとしてプラスチックフィルムの様に熱に弱い
材料を用いる場合には、印字時にサーマルヘッドが融着
(スティッキング)して、サーマルヘッドの剥離及びス
リップ性が損なわれたり、基材フィルムが破れたりする
等の問題が発生することである。
この為に、耐熱性の高い熱硬化性樹脂等からなる耐熱層
を形成する方法が提案されているが、この方法では、耐
熱層の形成時に架橋剤等の硬化剤の使用が必要であり、
従って塗工液として2aタイプが必要で、更に基材フィ
ルムがプラスチックフィルムであることから、塗工後に
は比較的低温で数十時間に及ぶ長時間の熱処理が要求さ
れ、工程上非常に煩雑であるばかりでなく、厳格な温度
管理をしないと熱処理中に皺が発生するいう問題がある
この様な問題点を解決する方法として、種々の高軟化点
の熱可塑性樹脂を用いる方法が提案されているが、これ
らの耐熱性樹脂は、一般の工業用有機溶剤に溶解が困難
で、薄層の形成が容易ではない。又、いずれも使用する
樹脂が熱可塑性樹脂であることから、形成される背面層
の耐熱性には限界があり、又、基材フィルムとの接着性
に劣り実用性のある背面層は形成されなかった。
又、第二の問題は、この様な共巻き熱転写シートの場合
には、熱転写シートと紙とがしっかりと粘着して熱転写
シートに皺やズレが発生せず、しかも熱転写後には両者
が容易に剥離し、転写領域はインキ層が紙に正確に転写
し、且つ被転写領域では全く転写せずに紙を汚染しない
という性能が要求されることである。これに対して従来
の共巻熱転写シートの場合にはこの様な要求に十分満足
出来るものはなかった。
従って本発明の目的は、上記問題を解決し、背面の耐熱
性、スリップ性に優れ、且つ熱転写シートと被転写材と
の接着性及び剥離性の両方に優れ、印字画像の解像性及
び地汚れのない共巻熱転写シートを提供することである
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材フィルムの一方の面に熱溶融性イ
ンキ層を形成し且つ基材フィルムの他の面に背面層を設
けてなる熱転写シートと、被転写材とを接着剤層によっ
て剥離可能に接着してなる熱転写シートにおいて、上記
背面層がスチレン/アクリロニトリル共重合体をバイン
ダーの主成分として形成されていることを特徴とする熱
転写シートである。
(作  用) 背面層を形成する樹脂としてスチレン/アクリロニトリ
ル共重合体を使用することによって、煩雑の熱処理等を
要することなく、優れた耐熱性を有する背面層を有する
熱転写シートが容易に提供される。
又、好ましい実施態様では、接着剤層を特定の組成の接
着剤で構成することによって、熱転写シートと紙とがし
っかりと粘着して皺やズレが発生せず、しかも熱転写後
には両者が容易に剥離し、転写領域ではインキ層が紙に
正確に転写し、且つ被転写領域は全く転写せず、紙を汚
染しない熱転写シートが提供される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様により本発明を更に詳しく説明す
る。
本発明の熱転写シートの好ましい1例の断面図を第1図
に示す。
本発明の熱転写シートは、図示の通り熱転写シートAと
被転写材Bとが接着剤層Cによって剥離可能に接着して
なる熱転写シートであって、上記熱転写シートの背面に
形成した背面層3が特定の樹脂からなることを特徴とし
ている。
上記熱転写シートAは、図示の様に基材フィルムlの一
方の面に熱溶融性インキ層2が、そして他の面に背面層
3が形成され、必要に応じて基材フィルム1とインキ層
2との間にはマット層4が形成されている。
本発明の熱転写シートで用いられる基材フィルム1とし
ては、従来の熱転写シートに使用されていると同じ基材
フィルムがそのまま用いることが出来ると共に、その他
のものも使用することが出来、特に制限されない。
好ましい基材フィルムの具体例としては、例えば、ポリ
エステル、ポリプロピ、レン、セロハン、ポリカーボネ
ート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル
、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム
、アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー紙、パ
ラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これらを複
合した基材フィルムであってもよい。
この基材フィルムの厚さは、その強度及び熱伝導性が適
切になる様に材料に応じて適宜変更することが出来るが
、その厚さは、好ましくは、例えば、2〜25umであ
る。
上記基材フィルム上に設ける熱溶融性インキ層2は、着
色剤とビヒクルとからなり、更に必要に応じて種々の添
加剤を加えたものでもよい。
この着色剤としては、有機又は無機の顔料若しくは染料
のうち、記録材料として良好な特性を有するもの、例え
ば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褐
色しないものが好ましい。
ブラック単色印字用には勿論カーボンブラックが好まし
く、多色印字用にはシアン、マゼンタ、イエロー等の有
彩色着色剤を使用する。これらの着色剤の使用量はイン
キ層中で約5〜70重量%を占める割合が一般的に好ま
しい。
ビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、その他ワッ
クスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘導
体等との混合物が用いられる。
ワックスの代表例としては、マイクロクリスタリンワッ
クス、カルナバワックス、パラフィンワックス等がある
。更に、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子
量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロ
ウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワック
ス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、−都度性
ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等種々のワッ
クスが用いられる。本発明では更に上記ワックス中に比
較的低融点の熱可塑性樹脂を混合して、インキの被転写
材に対する接着性を向上させることが出来る。
基材フィルム上に熱溶融インキ層を形成する方法として
は、ホットメルトコートの外、ホットラッカーコート、
グラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコー
トその他多くの手段等が挙げられる。これらのインク層
の厚みは従来と同様に数μmの厚みでよい。
以上の本発明の熱転写シートの背面には、サーマルヘッ
ドのスティッキングを防止する背面層3を設ける。
本発明を第一に特徴づける背面層3は、上記の基材フィ
ルムの他の面に設けるものであり、基材フィルムとして
、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムの様に
比較的耐熱性に優れたものを用いるのが好ましい。
上記の背面層は、本発明ではバインダー樹脂としてスチ
レン/アクリロニトリル共重合体を主成分とし、その他
の必要な添加剤から形成される。
本発明で使用するスチレン/アクリロニトリル共重合体
は、スチレンとアクリロニトリルとの共重合によって得
へれるものであり、例えば、セビアンAD、セビアンL
D、セビアンNA(ダイセル化学■製)等の名称で種々
のグレードのものが市場から容易に入手出来、且つ本発
明でいずれも使用出来、又、常法に従って容易に製造可
能である。
本発明者の詳細な研究によれば、本発明の目的に好適な
スチレン/アクリロニトリル共重合体は種々のグレード
の中で、分子量が10万〜20万、好ましくは15万〜
19万、アクリロニトリル含有量が20〜40モル%、
好ましくは25〜30モル%のものであり、更に示差熱
分析による軟化温度が400℃以上のものが有機溶剤に
対する溶解安定性や耐熱性の点で好ましい結果を与える
ことを見い出した。
上記スチレン/アクリロニトリル共重合体は、基材フィ
ルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルムを選択
した場合には、基材フィルムに対する接着性が十分では
ない。その為にスチレン/アクリロニトリル共重合体の
製造に際して、少量、例えば、数モル%の官能基を有す
るモノマー(例えば、メタ(アクリル酸等))を共重合
させることが好ましい。
又、別の方法としては、他の接着性樹脂を少量併用する
方法或いはこれらの接着性樹脂により基材フィルムに予
めプライマー層を形成する方法が使用出来る。
好ましい接着性樹脂は、ガラス転移点が50℃以上の非
晶質線状飽和ポリエステル樹脂であり、例えば、バイロ
ン(東洋紡製)、エリテール(ユニチカ製)、ポリエス
タ−(日本合成化学製)等の商品名で種々のグレードの
ものが市場から入手出来、いずれも本発明で使用するこ
とが出来る。
特に好ましい1例として、バイロンRV290(東洋紡
■製、エポキシ基導入品、分子量2.0万〜2.5万、
Tg77℃、軟化点180℃、水酸基価5〜8)が挙げ
られる。
上記ポリエステル樹脂によりプライマー層を形成する場
合には、厚み0.05〜0.5μm程度の層を形成する
ことが好ましく、薄すぎると接着性が不十分で、一方、
厚すぎるとサーマルへラドの感度や耐熱性の低下が生じ
るので好ましくない。
又、前記スチレン/アクリロニトリル共重合体に混合し
て使用する場合には、スチレン/アクリロニトリル共重
合体100重量部当たり1〜30重量部の割合で使用す
ることが好ましく、使用量が少なすぎると接着性が不十
分で、一方、多すぎると背面層の耐熱性の低下やスティ
ッキング性が生じるので好ましくない。
勿論、本発明におては、本発明の目的を妨げない範囲に
おいて他のバインダー樹脂、例えば、エチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル
セルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化
面等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体等のビニル系樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性
又は弗素変性ウレタン等も少量であれば併用可能である
又、本発明では上記の材料から背面層を形成するに当り
、本発明の目的達成を妨げない範囲において、ワックス
、高級脂肪酸アミド、エステル、界面活性剤、脂肪酸金
属石鹸、アルキル燐酸エステル金属塩等の熱離型剤や滑
剤を包含させることが出来る。
又、背面層の耐熱性を向上させる為に、耐熱剤として、
ハイドロタルサイトDHT−4A (協和化学工業製)
、タルクミクロエースL−1(日本タルク製)、テフロ
ンルブロンし−2(ダイキン工業製)、弗化グラファイ
ト5CP−10(王室化学工業製)、黒鉛AT40S 
(オリエンタル産業製)或いはシリカ、炭酸カルシウム
、沈澱バリウム、尿素樹脂架橋粉、スチレン/アクリル
樹脂架橋粉、アミノ樹脂架橋粉、シリコーン粉、木粉、
二硫化モリブデン、窒化硼素等の微粒子を包含させるこ
とが出来る。
又、背面層に帯電防止性を付与する目的で、カーボンブ
ラック等の導電剤も添加させることが出来る。
背面層を形成するには、上記の如き材料をアセトン、メ
チルエチルケトン、トルエン、キシレン等の適当な溶剤
中に溶解又は分散させて塗工液を調製し、この塗工液を
グラビアコーター、ロールコータ−、ワイヤーバー等の
慣用の塗工手段により塗工し乾燥することによって形成
される。
その塗工量、即ち背面層の厚みも重要であって、本発明
では固形分基準で0.5g/rd以下、好ましくは0.
1〜0.5g/rrrの厚みで充分な性能を有する背面
層を形成することが出来る。背面層が厚すぎると転写時
の感度が低下するので好ましくない。
又、上記の背面層を形成するに先立って、基材フィルム
に、ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂等からなるプ
ライマー層を形成することも有効である。
被転写材Bとしては通常の上質紙、普通紙、合成紙、ト
レーシングペーパー、プラスチックフィルム等、熱転写
可能なシート又はフィルムであればよく、従来の熱転写
用被転写材として使用されているものであればよい。又
、これらの被転写材のサイズはA版、B版等の枚葉紙で
もよいが、好ましくは任意の幅の連続シートである。
上記熱転写シートAと被転写材Bとを仮接着させる接着
剤層Cの構成は従来技術と同様でもよいが、本発明の好
ましい実施態様では、該接着剤はガラス転移温度の低い
粘着剤粒子とガラス転移温度の高い樹脂粒子とワックス
粒子とからなる。
上記粘着剤のガラス転移温度は、−90℃〜−60℃の
範囲であるのが好ましく、この様な粘着剤の例としては
ゴム系の粘着剤、アクリル系の粘着剤及びシリコーン系
の粘着剤、又、形態的には溶剤溶液型、水溶液型、ホッ
トメルト型、水性又は油性エマルジョン型があり、いず
れも本発明で使用することが出来るが、本発明において
特に好適であるものはアクリル系の水性エマルジョン型
であり、その粒子径は1〜30μm程度で、好ましい範
囲は5〜20μmである。この様なエマルジョン型粘着
剤を使用することによって、第3図示の様に粘着剤層の
粘着剤5は粒子形状を保持している。
上言己粘着剤を単独で使用する場合には、優れた粘着性
が得られるが、被転写材の剥離性が不十分且つ不均一で
あり、製造、保管、輸送時等、熱転写前に不意の力が加
わった場合、熱転写シートのインキ層が被転写材に転写
され地汚れを生じるという問題がある。又、熱転写時に
はインキ層の箔切れが劣り、例えば、サーマルヘッドに
よる熱印力目領域の周囲までインキ層が転写し、転写画
像の解像性が劣る。
本発明では、上記問題は、上記エマルジョン粘着剤に微
細な樹脂粒子、例えば、0.01〜0.5μm程度の粒
子径の樹脂粒子6を含む樹脂エマルジョンを添加するこ
とにより、粘着性が好ましい範囲に調整出来、上記地汚
れの問題が解決され、更にインキ層の形成に使用した様
なワックスのエマルジョン7を添加することにより、接
着剤層Cの箔切れが改良され、転写画像の解像性が著し
く向上することを見出した。
上記の樹脂エマルジョンとしては、例えば、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共
重合体、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン
、ボリブデン、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂、特にアク
リルエマルジョンが好適である。この様な樹脂粒子は前
記粘着剤よりも高いガラス転移温度、例えば、60℃以
上のガラス転移温度を有するものが好ましく、場合によ
っては熱硬化した樹脂粒子であってもよい。
又、ワックスのエマルジョンは前記の如きワックスを公
知の方法でエマルジョン化したものであり、その粒子径
は細かい程よいが、特に限定されない。
上記粘着剤と樹脂粒子とワックスとの重量比は3〜5:
1〜2.5+3〜5であるのが好ましく、この範囲を外
れると前記の如き種々の問題が発生し易く好ましくない
以上の成分からなる接着剤層Cは、被転写材Bの表面に
設けてもよいが、この場合には印字物に粘着性が残る為
、熱転写シートのインキ層2の表面に設けることが好ま
しく、この場合、粘着剤を水性のエマルジョンとして使
用するのでインキ層を損なうこともな(好ましい。エマ
ルジョンの塗工方法や乾燥方法は特に限定されないが、
乾燥はエマルジョンの粒子が残る様に低温で行うことが
好ましい。
上記接着剤層は、0.1〜20μm(固形分塗工量とし
て0.1〜5g/rrf)の厚みが好ましい。
熱転写シートAと被転写材Bとの接着は、好ましくは熱
転写シートのインキ層の表面に接着剤層を形成しつつ連
続的に被転写材を接着し、これをロール状に巻き取るこ
とによって行われ、巻き取る際には被転写材を外側にし
ても、熱転写シートを外側にしてもよ(、更にこれらを
枚葉に裁断したものであってもよい。
以上は本発明の共巻熱転写シートの基本的構成であるが
、勿論、第1図示の様に基材フィルムとインキ層との間
にマット層4を設けることにより印字を艶消しにする、
インキ層をブラック以外の他の色相にする等、熱転写シ
ート分野で周知の技術はいずれも本発明の熱転写シート
に付加することが出来る。
以上の本発明の熱転写シートを、例えば、ファクシミリ
プリンターにセットし、第2図に矢印で示す様に搬送し
、サーマルヘッド8で印字後被転写材Bを剥離すること
によって被転写材B上に所望の画像9が形成される。
(実施例) 次に参考例、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具
体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。
参考例1〜3 インキ    1 スチレン/アクリロニトリル共重合体(セビアンAD、
ダイセル化学■製)      6.0部線状飽和ポリ
エステル樹脂(エリテールUE3200、ユニチカ■製
)        0.3部ジンクステアリルホスフェ
ート(LBT 1830、堺化学■製)       
      3.0部尿素樹脂架橋粉末(有機フィラー
、日本化成■製)3.0部 メラミン架橋樹脂粉(エポスターS、日本化成■製) 
              1.5部溶斉11 (M
EK/)ルエン=1/l)             
  86. 2部インキ   (2 スチレン/アクリロニトリル共重合体(セビアンLD、
ダイセル化学掬製)      6.0部線状飽和ポリ
エステル樹脂(バイロン200、東洋紡■製)    
         0.3部ステアリン酸アルミニウム
(SA 1000.堺化学■製)4.5部 ポリエチレンワックス(マークFC113,アデヵアー
ガス■製)            1.0部フルオロ
カーボン(モールドヴイッッF57、アクセルプラスチ
ック■製)      1,0部溶剤(MEK/)ルエ
ン=l/I)               87. 
2部1   インキ   (3) スチレン/アクリロニトリル共重合体(セビアンNA、
ダイセル化学(掬製)     6.0部線状飽和ポリ
エステル樹脂(エリテールUE3201、ユニチカ株製
)       0.3部ステアリン酸亜鉛(SZ 2
000、堺化学■製)4.5部 尿素樹脂粉末(有機フィラー、日本化成■製)3.0部 導電カーボン(ケッチエンブラックEC600JD、ラ
イオンアクゾ■製)      0,8部溶剤1 (M
EK/)ルエン・1/11             
 85.4部上記組成物を撹拌混合後、ペイントシェカ
ーで3時間分散処理し、希釈溶剤(MEK/トルエン=
1/1)を適量加えて各背面層用インキとした。
上記各インキを、夫々ポリエステルフィルム(厚み6μ
m、ルミラーF−53、東し■製)の一方の面にワイヤ
ーバーコーターで固形分0.2g/耐及び0.5g/r
r1′の割合で塗工後熱風乾燥し、背面層を形成した。
参考例4(プライマー塗料併用) エポキシ変性線状飽和ポリエステル樹脂(バイロンRV
290.7g77℃、mp 180℃、東洋紡■製)5
部をMEK/トルエン等量混合溶剤95部に溶解した。
このプライマー塗料を6μmの厚みのポリエチレンテレ
フタレート原反フィルムにワイヤーバーコーターにより
0.2g/rr?(固形分)の割合で塗布及び乾燥して
プライマー層を形成した。
次いで参考例1の組成物(1)から線状飽和ポリエステ
ル樹脂を除いたインキ組成物を0.3g/rrr(固形
分)の割合で塗布及び乾燥して背面層を形成した。
以上で使用したスチレン/アクリロニトリル共重合体の
内容は以下の第1表に記載の通りである。
(以下余白) 第1表 実施例1 実施例1の背面層を設けた基材フィルムの他方の面に下
記のインキ組成物を4g/dとなる割合で塗工し、イン
キ層を形成した。
工2土組成コ カーボンブラック           15部エチレ
ン/酢酸ビニル共重合体     8部パラフィンワッ
クス         50部カルナバワックス   
       25部(アトライターで120”Cで4
時間混練して作製) 更に上記インキ層上に下記組成の仮接着剤をグラビアコ
ート法で、乾燥時の塗工量が0.5g/イとなる割合で
塗工後、普通紙(坪量64g/ゴ、ベック表面平滑度1
40sec、)とニップしにツブ温度50℃、ニップ厚
500Kg)貼り合せ、本発明の熱転写シートを得た。
仮置l剋鳳成 アクリル系粘着粒子水系ディスバージョン(固形分40
%、ガラス転移温度−70℃、粒子径3〜10μm) 
          10部アクリル系樹脂粒子水系デ
ィスバージョン(固形分20%、ガラス転移温度85℃
、粒子径0.2〜0.5μm)       15部カ
ルナバワックス水系ディスバージョン(固形分40%、
融点83℃)        15部水       
                10部インプロパツ
ール          30部実施例2〜4 参考例2〜4の基材フィルムの他方の面に実施例1と同
じ夫々のディスバージョンを用いて仮接着剤の組成(重
量比)を下記第2表の様に変え、他は実施例1と同様に
して本発明の熱転写シートを得た。
比較例1 仮接着剤として実施例1における粘着剤粒子ディスバー
ジョンのみを用い、他は実施例1と同様にして比較例の
熱転写シートを得た。
比較例2 実施例1における仮接着剤として粘着剤粒子と樹脂粒子
とを重量比1:1で使用し、ワックスを使用することな
(、他は実施例1と同様にして比較例の熱転写シートを
得た。
比較例3 仮接着剤層をポリビニルアルコールで形成した。
比較例4 仮接着剤層をポリウレタン系接着剤で形成した。(以上
の比較例の仮接着層はいずれも0.5g1rdの厚みで
ある) 上記実施例及び比較例の熱転写シートのインキ層と紙と
の接着力を測定し、その結果を第3表に示した。放置し
ても容易には剥離せず、印字後には指先で容易に剥離し
、紙の地汚れのないものを○とし、放置により自然に剥
離したり、地汚れ等が発生するものをXで表した。これ
らの結果から接着力は300〜1000g、特に400
〜800gの範囲が適当であることがわかった。
尚、接着力(g)は25mm(幅)x50mm(長さ)
のサンプルを切り取り、スベリ摩擦測定機(HEIDO
N−14、新原料学製)にて1800mm/min、の
引っ張り速度で測定した。
(以下余白) 第3 表 実施例1と同様にして比較例の熱転写シートを得た。実
施例1と同様に印字テストを行ったところ、スティッキ
ング現象が激しく印字不能であった。
更に実施例1〜4及び比較例5の熱転写シートについて
、摩擦係数、耐ステイツキング性及び耐汚染性の測定を
行ったところ、下記第4表の結果が得られた。
*l:接着力測定せず。
比較例5 参考例1における背面層のバインダー樹脂として、部分
ケン化塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂(UCC社製
、ビニライトVAGH)を使用し、他はmin、) 。
○:問題なし △若干問題あり ×:使用困難摩擦係数
;背面層同士の摩擦係数を測定した(荷重100g/c
m、速度100mm/ 耐ステイツキング性: (1)テスト機 薄膜ヘッド6d/mm  17V2m
s=1.66mJ/dペ タ印字 (2)実用機  部分ブレース薄膜ヘッド8d/ m 
m  ベタ印字 保存性:テストピース(50X 50mm)のインキ塗
工面と背面層面とを重ね合せ、ブ ロッキングテスター機で一定荷重を掛けて下記条件で性
能比較を行った。
+1)55℃15Kg/crt?/48時間(2)60
℃/2Kg/crd/24時間
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の熱転写シートの断面を図解
的に説明する図であり、第3図は接着剤層の構造を模式
的に説明する図である。 A:熱転写シート  B;被転写材 C:接着剤層 に基材フィルム 3:背面層 5:粘着剤粒子 7:ワックス粒子 9:画像 2:インキ層 4:マット層 6:樹脂粒子 8:サーマルヘッド 第1図 第2図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を形
    成し且つ基材フィルムの他の面に背面層を設けてなる熱
    転写シートと、被転写材とを接着剤層によって剥離可能
    に接着してなる熱転写シートにおいて、上記背面層がス
    チレン/アクリロニトリル共重合体をバインダーの主成
    分として形成されていることを特徴とする熱転写シート
  2. (2)スチレン/アクリロニトリル共重合体のアクリロ
    ニトリル共重合比が20〜40モル%である請求項1に
    記載の熱転写シート。
  3. (3)スチレン/アクリロニトリル共重合体の分子量が
    10万〜20万である請求項1に記載の熱転写シート。
  4. (4)背面層に、接着性樹脂として線状ポリエステル樹
    脂が混合されている請求項1に記載の熱転写シート。
  5. (5)背面層が、線状ポリエステル樹脂からなるプライ
    マー層と、スチレン/アクリロニトリル共重合体からな
    る背面層との2層構成である請求項1に記載の熱転写シ
    ート。
  6. (6)接着剤層がガラス転移温度の低い粘着剤粒子とガ
    ラス転移温度の高い樹脂粒子とワックス粒子とからなる
    請求項1に記載の熱転写シート。
  7. (7)粘着剤のガラス転移温度が、−90℃〜−60℃
    の範囲であり、樹脂粒子のガラス転移温度が60℃以上
    である請求項1に記載の熱転写シート。
  8. (8)粘着剤:樹脂粒子:ワックスの重量比が3〜5:
    1〜2.5:3〜5である請求項1に記載の熱転写シー
    ト。
  9. (9)接着剤層が0.2〜20μmの厚みである請求項
    1に記載の熱転写シート。
  10. (10)接着剤層が、粘着剤粒子、樹脂粒子及びワック
    ス粒子を含む分散体から形成されている請求項1に記載
    の熱転写シート。
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