JPH0499192A - 樹脂成形型磁石へのNiめっき方法とNiめっき浴 - Google Patents

樹脂成形型磁石へのNiめっき方法とNiめっき浴

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JPH0499192A
JPH0499192A JP2205716A JP20571690A JPH0499192A JP H0499192 A JPH0499192 A JP H0499192A JP 2205716 A JP2205716 A JP 2205716A JP 20571690 A JP20571690 A JP 20571690A JP H0499192 A JPH0499192 A JP H0499192A
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plating
sulfate
magnet
bath
resin molded
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JP2205716A
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Hiroshi Watanabe
寛 渡辺
Akira Nishizawa
西沢 杲
Michio Yamashita
三千雄 山下
Akio Kitagawa
北川 晃朗
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Nippon Hyomen Kagaku KK
Original Assignee
Nippon Hyomen Kagaku KK
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/12Electroplating: Baths therefor from solutions of nickel or cobalt

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、リング状や円板状のゴム磁石あるいはプラ
スチック磁石と称される樹脂成形型磁石、特に種々形状
からなるR−Fe−B系樹脂成形型磁石へのNiめっき
方法に係り、従来不可能であった樹脂成形型磁石表面へ
のNiめつきを、硫酸ニッケル等の6成分からなる特定
のめつき浴により、強固に被着できるのみならず、樹脂
成形型磁石の耐食性に加え、圧壊強度、耐衝撃性等の機
械的強度を著しく向上させることが可能な樹脂成形型磁
石へのNiめっき方法とNiめっき浴に関する。
従来の技術 一般にゴム磁石あるいはプラスチック磁石とよばれる樹
脂成形型磁石(以下ボンド磁石という)には、長らくフ
ェライト系磁性材が使用され、磁性・耕耘とゴム、各種
樹脂などの有機物バインダー等を混線して機械的に成形
するため、焼結フェライト磁石と比較して、焼結エネル
ギーが不要で寸法精度がよく二次加工も不要なことから
、小型化、軽量化、薄肉製品、複雑形状製品に最適であ
るとされていた。
今日では、磁石を使用した各種用途の製品には、小型化
、軽量化とともに高性能化が求められており、等方性ボ
ンド磁石から異方性ボンド磁石へ、前記フェライト系ボ
ンド磁石からより高磁力の希土類系ボンド磁石へと高性
能化が図られている。
希土類系ボンド磁石には、Sm−Co系磁性材とR−F
e−B系磁性材を用いるものが知られ、特に、焼結磁石
では最大エネルギー積が50MGOe以上の高磁気特性
を発揮するR−Fe−B系磁性材を用いるR−Fe−B
系ボンド磁石が注目されている。
このR−Fe−B基磁性耕耘は、所要のR−Fe−B系
合金を溶解し鋳造後に粉砕する溶解・粉砕法(特開昭6
0−63304号、特開昭60−1190701号)、
Ca還元にて直接粉末を得る直接還元拡散法(特開昭5
9−219404号、特開昭60−77943号)、所
要のR−Fe−B系合金を溶解しジェットキャスターで
リボン箔を得てこれを粉砕・焼鈍する急冷合金法等の各
種製法で得ることができる。
いずれの製法で得られた磁性材粉を用いても、R−Fe
−B系ボンド磁石は、その組成に極めて酸化しやすい成
分相及びFeを多量にを含むため錆びやすい問題があり
、表面に種々組成からなる樹脂層を電着塗装、スプレー
法、浸漬法、含浸法等で被着していた(例えば、特開平
1−166519号、特開平1−245504号)。ま
た、樹脂成形前の磁性材粉に予め有機金属化合物による
表面処理を行い耐酸化性を図ったR=Fe−B系ボンド
磁石(特開平1−105504号)も提案されている。
発明が解決しようとする課題 R−Fe−B系ボンド磁石は、フェライト系ボンド磁石
と比較して著しく高性能であるため、適用機器の小型化
、軽量化に最適であり、例えば情報機器のディスク位置
センサ、スピンドルモーターVTRカメラ用のシリンダ
モーター、キャプスタンモーター等の各種精密小型機器
用のモーターに適用すれば、より薄肉のリング状磁石、
あるいは複雑形状の極小磁石とすることができる。
すなわち、ブラシレスモータ、ステンビングモータ等の
モータmmすング状R−Fe−B系ボンド磁石の場合、
厚みが0.5〜3mm程度の薄肉にでき、適用機器の小
型化、軽量化に寄与する。
R−Fe−B系ボンド磁石に施されていた耐食性樹脂被
膜は、いずれの組成からなるものも被着強度が比較的低
く、苛酷な使用環境での発錆を防止するためには膜厚み
を厚くしたり、多層膜とする必要があった。
従来、R−Fe−B系焼結磁石はその耐食性を向上させ
るため表面にNiめっきされており、このNiめっきは
苛酷な使用環境でも発錆がみられず、すぐれた耐食性を
示していた。この焼結磁石へのNiめっき方法は電解め
っき法あるいは無電解めっき法が用いられていた。
かかるR−Fe−B系焼結磁石のNiめっきをボンド磁
石へ適用することが考えられるが、例えば代表的なワッ
ト浴では浴温か30℃以上でかつ浴pHが低いため、杢
糸ボンド磁石が溶解してめっきが不可能であり、薄肉リ
ング状製品などは直ちに破壊されてしまい、たとえ角ブ
ロック状の製品に辛うじてめっきできたとしても浴組成
に塩化物を多量に含むために、直ちに内部から発錆して
破壊される。
この発明は、R−Fe−B系ボンド磁石のかかる現状に
鑑み、耐食性を向上させたR−Fe−B系ボンド磁石を
得るため、R−Fe−B系ボンド磁石へのNiめっき方
法の提供を目的としている。
課題を解決するための手段 この発明は、R−Fe−B系焼結磁石ですぐれた耐食性
を示すNiめっきを杢糸ボンド磁石に施すべく、Niめ
っき浴組成を検討した結果、めっき前に表面活性化処理
し、新規な浴組成とNiめっき方法にて電気めっきする
ことにより、容易にかつ極めて高い被着強度でNiめっ
き層を形成でき、R−Fe−B系ボンド磁石の表面にN
iめっきを強固に被着したことにより、実施例に示す如
く、耐食性の向上は勿論のこと、圧壊強度、抗折力、耐
衝撃性等の機械的強度が2倍以上、士数倍も向上し、高
耐食性、高強度ボンド磁石が得られることを知見したも
のである。
すなわち、この発明は、 R−Fe−B系などの樹脂成形型磁石を、フッ素化合物
0.05〜5wt%と界面活性剤を含む水溶液に浸漬す
る表面活性化処理後、 硫酸ニッケル、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、ク
エン酸アンモニウムまたはクエン酸ナトリウム、硫酸コ
バルト、ホウ酸の6成分からなり、浴pHが5.4〜6
.8のNiめっき浴を用い、陽極板にSあるいはさらに
Co成分を含有するニッケルチップを使用して所要電流
を流して電気Niめっきし、 樹脂成形型磁石の表面にNiめっきを成膜することを特
徴とするR−Fe−B系などの樹脂成形型磁石へのNi
めっき方法である。
また、この発明は、 めっき浴の含有主成分が、硫酸ニッケル、硫酸ナトリウ
ム、硫酸マグネシウム、クエン酸アンモニウムまたはク
エン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ホウ酸からなり、浴
pHが5.4〜6.8であることを特徴とする樹脂成形
型磁石用のNiめっき浴である。
また、この発明は、上記各構成において、硫酸ニッケル
(成分記号A)が100g/l〜150g/lの場合に
、硫酸ナトリウム(成分記号B)、硫酸マグネシウム(
成分記号C)との量比間に、A=B+Cなる関係を有す
ることを特徴とするR−Fe−B系樹脂成形型磁石用の
Niめっき浴である。
作用 この発明は、R−Fe−B系ボンド磁石、特に強度の低
い薄肉リング状あるいは薄板状ボンド磁石の耐食性の向
上を目的に表面処理について種々検討した結果、従来は
溶損もしくは発錆により金属めっきが不可能であったR
−Fe−B系ボンド磁石に、特定のNiめっき浴を用い
ることにより、溶損、発錆させることなく金属Niめっ
きを強固にかつ所要厚みに被着できることを知見し、こ
の発明を完成したものである。
この発明のNiめっき方法は、R−Fe−B系ボンド磁
石以外のすべてのボンド磁石に適用可能である。
R−Fe−B系ボンド磁石の表面にNiめっきを設ける
には、例えば、洗浄→表面活性化処理→電気Niめっき
→洗浄→封孔処理→洗浄の工程で行う。
以下、工程ごとに説明する。
表面活性化処理 表面活性化処理は、当該Niめっき工程でめっき浴とと
もに最も重要であり、この活性化処理されないボンド磁
石にはNiめっきが成膜され難い状態になり、たとえ成
膜しても膜の密着度は著しく低い。
水洗などの洗浄後、酸性フッ化アンモン0.5〜2wt
%、あるいあはフッ酸、フッ素化合物0.05〜5wt
%、さらに界面活性剤を適量、例えばインヒビター剤0
.01〜0.1wt%を含む水溶液に、1〜2分浸漬し
て、表面活性化処理する。
Niめっき浴 発明者らは、R−Fe−B系ボンド磁石が塩化物を含む
水溶液によって腐食が進行するため、Niめっき浴液に
塩素イオンを含まない浴が必要であり、また、水素イオ
ンの影響を受けやすいため、浴pHを5.4〜6.8の
領域でNiめっき処理を行なう必要があることを知見し
、下記の6成分を含むNiめつき浴を見出した。
硫酸ニッケル(以下組成記号A) 硫酸ナトリウム(以下組成記号B) 硫酸マグネシウム(以下組成記号C) クエン酸アンモニウムまたはクエン酸ナトリウム(以下
組成記号D) 硫酸コバルト(以下組成記号E) ホウ酸(以下組成記号F) この発明のNiめっき浴は、R−Fe−B系ボンド磁石
の組成に応じて、上記成分の組成比を適宜選定するが、
A成分(硫酸ニッケル)を100g/l〜150g/l
として、B成分(硫酸ナトリウム)、C成分(硫酸マグ
ネシウム)との間に、A=B+Cという関係があり、B
+Cの比率を可変することによって、R−Fe−B系ボ
ンド磁石へのNiめっきに、後述する新規な機能を与え
ることができる。
A=B+Cという関係において、B成分がC成分より少
ない場合には、めっき膜質が微細化して軟質なピンホー
ルの少ないNiめっき膜を設けることができ、また、C
成分が増すことによって、めっきの生成速度が一定電流
値では遅くなりめっき処理時間としては長くなる。
逆にB成分がC成分より多い場合には、めっき脱粒が粗
大化しピンホールの発生確率が高くなるが、めっきの付
き廻り性、すなわちが密着性が向上する。従って、Ni
膜厚を厚くしてピンホールを消すことができる。
特にA=B+Cという関係において、B、 Cの組成比
はB:C=3〜7:7〜3の範囲がボンド磁石の場合に
は好ましい。
D成分は、A成分の20〜25%が最適な組成範囲であ
り、このD成分の1/3〜1/2量のF成分が建浴時の
添加量として適当である。E成分はA成分の1〜5%量
が密着性を向上させる効果を示すため好ましい。
pH調整はアンモニア水又は水酸化ナトリウム水溶液に
て行い、pH5,4〜6.8範囲で使用し、常温状態の
浴温か好ましい。
例えば、めっき層に光沢をおよび平滑性与えるためにサ
ッカリンを添加するなど、磁石用途に応じて、めっき浴
に公知の各種光沢剤、レベリング添加剤を適宜加えるこ
とができる。
この発明のめっき浴において、各成分を選定した理由は
以下のとおりである。
硫酸ニッケル 一般の湿式Niめっき浴成分の基本的Ni含有成分であ
り、硫酸ニッケル単成分の水100gに対して10℃で
32.0g、 30℃で42.5gの溶解度を有してい
る。それゆえ本めっき浴の6成分を溶解した場合、とく
にA=B+CにおいてのA〜150g/lの基盤となる
ものであり、また一般に入手し易く、取扱いが容易であ
る。
硫酸ナトリウム 本Niめつき浴のpHを5.4〜6.8に安定させる主
な緩衝液成分であると共に浴中の陰イオンの輸率を高め
る効果を有する。硫酸ナトリウム0.02N浴液の陰イ
オン輸率は0.610であり、これは同濃度のNaC1
O,604とほぼ近いものであり、この発明のNiめっ
きの浴電導性を向上させてNi成膜の速度を早くし、付
廻り性が向上する。
硫酸マグネシウム 本成分は浴の電導性は硫酸ナトリウムと同等の電導性を
向上させる効果を有するが、陰極に集まるMgイオンが
Niの電着を抑制する作用を有しており、これによって
細粒のNi膜を生ずる。又、バレルめっき等の局部過電
流に対してNi電着を制御することから、所謂コゲ防止
となり、Niめっき膜の成膜速度は遅くなるが、ピンホ
ール、応力の少ないNiめっき膜質を生成する効果を有
している。
従って、前記A=B+Cの関係を定めた。
クエン酸アンモニウムまたはクエン酸ナトリウムクエン
酸塩はpH6,0〜中性の範囲において強力な緩衝作用
を有しており、浴の安定性を高めると共に有機酸による
陽極Niの不動態化を防止する効果を有してることがら
選定し、その適量を定めた。
硫酸コバルト 本成分はNiと同族元素であり、この発明のNiめっき
浴では被めっき物においてもCo成分が含有される場合
があり、これらの相互作用によってNiめっき中に介在
し、めっきの密着性が向上することを見出したため、適
量添加することを定めた。
ホウ酸 一般のNiめっきにおいても添加するものであり、適量
の添加によってpHを安定させ、陽極の不動態化を防止
する。ホウ酸はpH値が高くなった場合、陽極で分解し
pHを下げる効果があり、前述の緩衝液とのバランスを
とるために添加する。
めっき方法 この発明において、Niめっきは上述しためっき浴を用
い、陽極板にSあるいはさらにCo成分を含有するニッ
ケルチップを使用して所要電流を流し、電気Niめっき
するが、上記Niめっき浴のNi成分の溶は出しを安定
させるためは、電極にSを含有するエスランドニッケル
チップを使用することが望ましい。
従って、この発明によるNiめっき層には、電極からの
S成分が0.02〜0.5wt%含有され、あるいはさ
らにNiめっき浴成分及びl又はボンド磁石組成からの
Co成分が0.05〜5wt%含有される。
また、ボンド磁石は用途に応じて種々形状に成形される
が、例えば第2図aの如きリング状、同図すの如き薄板
状、同図Cの如き円板状が代表的なものであり、めっき
浴槽には、ボンド磁石形状に応じて種々浴槽を使用する
ことができ、特にリング状ボンド磁石の場合、バレルめ
っき処理が望ましい。
また、リング状ボンド磁石の場合、内外周面に被着する
Niめっき層厚みに大きな差が生じると、各周面の被膜
による応力にてひび、割れを招来するため、Niめっき
層を所要厚みに制御する必要があり、後述する回転めっ
き処理が望ましい。
回転めっき処理は、第3図に示す如く、外周に電極(1
)を所要間隔で配置したシャフト(2)をリング状ボン
ド磁石(3)内に挿通させて回転させるとともに、電極
シュー(4)にて常にシャフト(2)の下側に回ってき
た電極(1)が陽極となるように通電することにより、
リング状ボンド磁石(3)内の陽極側の電極(1)が溶
出して磁石内周面に積極的にNiめっきを設けることが
できる。
封孔処理 また、この発明によるNiめっき処理に続いて封孔処理
するのもよい。封孔処理はNiめっき後に水洗し、有機
系防錆剤処理や珪酸塩などの無機系防錆剤処理にて行う
。例えば、実施例に示す如く、アミン系防錆液と界面活
性剤を含む水溶液に2〜3分間浸漬して、ピンホールを
封着するとよい。
この封孔処理後に水洗、超音波洗浄などの適宜洗浄方法
を施すとよい。
ボンド磁石表面は粗面であるため、Niめっき厚みは2
pm以上必要であり、望ましくは5pm以上である。例
えば、リング状ボンド磁石で肉厚み1〜2mmの場合、
内周面に5〜70pm厚み、外周面に10〜1100p
厚みのNiめっきを設けることができる。
この発明において、さらに、耐食性を向上させたり、装
飾性を向上させる目的で、Niめっき層の上に、光沢N
i、 Au、 Ag、 CuSSn、 Zn、 Crな
どのめっき層を、1層以上設けた多層めっき構成とする
ことができ、上記封孔処理を省略することもできる。
ボンド磁石 この発明の対象となるボンド磁石は、所要組成、性状の
フェライト系、希土類−コバルト系、R−Fe−B基磁
性耕耘を有機高分子を主体とするバインダーと、カップ
リング材等の助剤とを加熱混練し、所要形状に射出成形
、あるいは圧延、圧縮成形して所要形状となす方法によ
り得られる。
この発明によるNiめっき方法とそのめっき浴は、磁性
材粉はいずれの製法で得られたものでも、いずれの組成
に配合したものでも、またいずれの方法で樹脂成形され
たボンド磁石にも適用可能である。
この発明によるR−Fe−B系ボンド磁石にもちいるR
−Fe−B基磁性耕耘は、所要のR−Fe−B系合金を
溶解し鋳造後に粉砕する溶解・粉砕法、Ca還元にて直
接粉末を得る直接還元拡散法、所要のR−Fe−B系合
金を溶解しジェットキャスターでリボン箔を得てこれを
粉砕・焼鈍する急冷合金法、所要のR−Fe−B系合金
を溶解し、これをガスアトマイズで粉末化して熱処理す
るガスアトマイズ法、所要原料金属を粉末化したのち、
メカニカルアロイングにて微粉末化して熱処理するメカ
ニカルアロイ法等の各種製法で得ることができる。
例えば、溶解・粉砕法、直接還元拡散法で得られる組成
として、 R(但しRはYを含む希土類元素の少なくとも1種、好
ましくはNd、 Pr等の軽希土類を主体として、ある
いはNd、 Pr等との混合物を用いる)8原子%〜3
0原子%、B22原子〜28原子%、Fe 65原子%
〜84原子%(Feの一部をFeの50%以下のCo、
 Feの8.0%以下のNiのうち少なくとも1種で置
換したものを含む)を主成分とし、主相が正方品で、実
質的に単結晶ないし数個の結晶粒からなる平均粒度0.
3〜80pmの微粉末が好ましい。
また、急冷合金法で得られる組成として、R8〜30原
子%、Fe42〜90原子%、B2〜28原子%、Co
 15原子%以下が好ましい。
ポンド磁石の製造に用いられるバインダーには公知の各
種成形方法に応じて種々のものが採用され、流動性が大
きく加工の容易なもの、熱硬化性、熱可塑性等の諸機能
を有した有機高分子化合物が利用され、1〜15wt%
の割合で混練され、射出成形には、6PA、 12PA
、6PA、 PPS、 PBT、 EVA等、押出成形
、カレンダーロール、圧延成形には、PVC,NBR,
CPE、 NR、ハイパロン等、圧縮成形には、エポキ
シ樹脂、DAP、フェノール樹脂等、また、必要に応じ
て、はんだなどの公知の金属バインダーも用いられてい
る。
さらに、成形を容易にする滑剤や樹脂と無機フィラーの
結合剤、シラン系、チタン系等のカップリング剤など助
材が用いられているが、この発明によるNiめっき方法
とそのめっき浴は、上記バインダーとともに助材にいか
なるものを用いても適用できる。
実施例 実施例1 実施例1−1 Nd 12原子%、Fe 77原子%、B66原子、C
o5原子%の組成となるように配合したR−Fe−B−
Co系合金を溶解し、35m1秒の周速度でメルトスピ
ンさせて20pm厚み程度のリボン箔を得てこれを微粉
砕しさらに焼鈍熱処理(600℃×1時間)し、0.5
11m以下の微細結晶粒を有するポンド磁石用磁性材粉
末を製造した。
得られた磁性材粉末に、バインダーとしてエポキシ樹脂
、2wt%、助材としてシランカップリング剤、0.5
wt%を混合、混練、乾燥し、圧縮成形方法にて、φ8
xΦ6x4mm、φ12.5xΦ10X3.5mm。
中22×Φ20x5mmのリング状ポンド磁石を作成し
た。
下記の従来ワット浴を用いて、各寸法のリング状ボンド
磁石を100個ずつNiめつきを行ったところ、従来ワ
ット浴を用いたものは全数に形状くずれ、割れなどが発
生して損壊し、めっき不能であった。
ワット浴    硫酸ニッケル300g/l、塩化ニッ
ケル60g/l、 ホウ酸30g/l めっき条件   浴温50℃、浴pH4,8、バレルめ
っき時間2時間、 陰極電流密度 IA/dm2 実施例1−2 次に下記表面活性化処理液並びにNiめっき浴を用いて
、水洗→表面活性化処理→電気Niめっき→水洗→封孔
処理→水洗→温風乾燥のこの発明による工程でNiめっ
きを行った。
表面活性化処理液 酸性フッ化アンモン0.5wt%+
インヒビ−ター剤0.2v%水 溶液、浸漬1〜2分 Niめっき浴 組成 硫酸ニッケル100g/l、硫酸
ナトリウム50g/l 硫酸マグネシウム50g/l、 クエン酸アンモニウム25g/l 硫酸コバルト2g/l、 ホウ酸12g1l 浴温20℃、pH6,6 めっき条件    バレルめっき処理、極電流密度 I
A/dm2、 めっき時間、3.5時開 封孔処理     アミン系水溶液防錆液、浸漬2〜3
分 成膜されたNiめっき層の成分分析を行った、その結果
を第4図のスペクトルアナライザーのグラフに示すよう
にS、 Co、 Feの含有が認められる。
得られたNiめっき付リング状ポンド磁石のうち、Φ2
2×Φ20x5mm寸法のもの100個に下記耐食性試
験を施し、Niめっき層の耐食性と密着性を調べた。な
お、Niめっき層厚みは、内周面:15〜25pm、外
周面:40〜50pmであった。試験結果を第1表に示
す。
比較のため、Niめっきを設ける以外は同様に製造し、
表面に30±5pmのエポキシ樹脂を電着塗装にて成膜
した従来のリング状ボンド磁石にも同一試験を行った。
実施例1−3 さらに得られたNiめっき付リング状ボンド磁石のうち
、φ8Xφ6x4mm、Φ12.5xΦ10x3.5m
m寸法のもの各100個に、圧壊試験と落下試験を行っ
た。
圧壊試験は第2図aに示す如く、平坦面に載置したリン
グ状ボンド磁石の上端面に均等に荷重を掛は破損する試
験(JIS K6911)を行い、そカ結果をkg/m
m2(100個の平均値)で示す。落下試験は1m高さ
から磁石を落下させて損傷状態で評価した。
比較のため、Niめっきを設ける以外は同様に製造し、
表面処理をしないもの、ならびに表面に30±5pmの
エポキシ樹脂を電着塗装にて成膜した従来のリング状ボ
ンド磁石にも同一試験を行った。試験結果を第2表に示
す。
以下余白 実施例2 出発原料として、純度99.9%の電解鉄、B19.4
%を含有し残部はFe及びAI、 Si、 C等の不純
物からなるフェロボロン合金、純度99.7%以上のN
d及びDyを使用し、これらをAr雰囲気で高周波溶解
し、その後水冷銅鋳型に鋳造し、14Nd−1,5Dy
−7,5B−77Fe(at%)なる組成で正方晶を主
相とするデンドライト組織の鋳塊を得た。
その後、水素吸蔵粉砕法により35メツシユ以下に粗粉
砕し、次にボールミルにより微粉砕し、平均粒度2.7
pmの微粉末を得た。
この微粉末を金型に装入し、10 kOeの磁界中で配
向しながら1.5υcm2の圧力で加圧し、その後で水
素吸蔵粉砕法で解砕し粒度1100p〜500pmにし
た。
得られた粉末を、10Torr、 ン気流中、1060
℃、1時間の条件で加熱し、その後Ar中で600”C
11時間の時効処理を施し、水素吸蔵粉砕法で粉末を劣
化させることなく再度粒度1100p〜500pmの集
合粉末に解砕した。
その後、集合粉末を金型に装入し10 koeの磁界中
で配向し、2.Ot/cm2の圧力で成形し、その後静
水圧プレスにて、80X10x4mm寸法の第2図すに
示す如き薄板場の成型体を作製した。該成型体をジメタ
アグリエートエステルを主成分とする合成樹脂を含浸さ
せ、100℃、1時間の加熱硬化して板状ボンド磁石を
得た。
次に下記表面活性化処理液並びにNiめっき浴を用いて
、水洗→表面活性化処理→電気Niめっき→水洗→封孔
処理→水洗→温風乾燥のこの発明による工程でNiめっ
きを行った。
表面活性化処理液 酸性フン化アンモン0.5wt%+
インヒビ−ター剤0.2V%水 溶液、浸漬1〜2分 Niめっき浴 組成 硫酸ニッケル120g/7、硫酸
ナトリウム55g/l 硫酸マグネシウム65g/l、 クエン酸アンモニウム30g/l 硫酸コバルト2g/l、 ホウ酸15get 浴温20℃、pH6,6 めっき条件    バレルめっき処理、極電流密度 I
A/dm”、 めっき時間、3.5時間 封孔処理     アミン系水溶液防錆液、浸漬2〜3
分 得られたNiめっき付板状ボンド磁石の磁気特性を測定
したところ、(BH)max = 19.2MGOe、
iHc =13.8kOe、 Br=8.9kGであっ
た。
比較のため、Niめっきを設ける以外は同様に製造し、
表面に40±5pmのエポキシ樹脂を成膜して磁気特性
を測定したところ、5%程度の低下がみられた。
また、JIS K6911に準拠した薄板の曲げ試験を
行ったところ、 表面処理なしのとき、0.5〜2kg/mm2、上記樹
脂塗装製品のとき、1〜2.3kg/mm2、Niめっ
き製品のとき、3〜7kg/mm2の結果を得た。
実施例3 実施例1−1で得られた中22xΦ20x5mmのリン
グ状ボンド磁石に、実施例1−2と同様の工程でNiめ
っきを行い、めっき時間を0.5〜6時間と変化させた
場合のNiめっき時間と膜厚、圧壊強度との関係を測定
し、その結果を第1図に示す。
第1図に示すNiめっき膜厚は、O印はリング状ボンド
磁石の外周面、Δ印はリング状ボンド磁石の内周面を示
す。
実施例4 平均粒度1.5pmのNd2O3粉末、Pr2O3粉末
、I)y2oa粉末、平均粒度15.8pmを有しB5
6.4%のフェロボロン粉末、平均粒度9.8pmの鉄
粉、平均粒度11.2pmのコバルト粉、平均粒度10
meshの金属Ca粒を還元に要する化学論必要量の2
.7倍量の粉体を、V型混合器を使用しArガス雰囲気
中で混合した。
ついで、上記の混合粉末をArガス流気雰囲気中で昇温
し、還元拡散反応を促進させたのち、室温まで炉冷した
得られた還元反応生成物を水に投入し、反応副生成物の
CaOをH2Oと反応させてCa(OH)2となし、水
酸化カルシウム懸濁液にリーチングした。
得られたスラリー状合金粉末をメタノールで数回洗浄し
、さらに真空乾燥して、19Nd−3Pr−5Dy−I
B−15Co−57Fe(wt%)なる組成のボンド磁
石用合金粉末を得た。
得られた磁性材粉末に、バインダーとしてナイロン12
.10wt%、助材としてシランカップリング剤、1w
t%を混合、混練し、射出成形方法にて、中22×Φ2
0x5mmのリング状ボンド磁石を作成した。
次に下記表面活性化処理液並びにNiめっき浴を用いて
、水洗→表面活性化処理→電気Niめっき→水洗→封孔
処理→水洗→温風乾燥のこの発明による工程でNiめっ
きを行った。
表面活性化処理液 酸性フッ化アンモン0.5wt%十
インヒビ−ター剤0.2v%水 溶液、浸漬1〜2分 Niめっき浴 組成 硫酸ニッケル130g/l、硫酸
ナトリウム45g/l 硫酸マグネシウム85g/l、 クエン酸アンモニウム30g/l 硫酸コバルト3.8g/l、 ホウ酸15g/l 浴温20℃、pH6,4 めっき条件    バレルめっき処理、極電流密度 I
A/dm2、 めっき時間、 1.5時間、3.5時間 封孔処理     アミン系水溶液防錆液、浸漬2〜3
分 得られたNiめっき付リング状ボンド磁石のNiめっき
時間(1,5時間、3.5時間)と、膜厚、圧壊強度と
の関係を測定し、その結果を実施例3の結果とともに、
目印にて第1図に示す。
発明の効果 この発明によるNiめっき方法は、めっき前に表面活性
化処理したのち、新規な浴組成と特定のニッケルチップ
にて電気めっきすることにより、従来不可能であったR
−Fe−B系ボンド磁石の表面へのNiめっき層を容易
にがっ極めて高い被着強度で形成でき、このNiめっき
を強固に被着したことにより、実施例に示す如く、耐食
性の向上は勿論のこと、圧壊強度、抗折力、耐衝撃性等
の機械的強度が2倍以上、士数倍も向上し、高耐食性、
高強度ボンド磁石が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はNiめっき時間とBr、膜厚、圧壊強度との関
係を示すグラフである。 第2図a、b、cはボンド磁石の一例を示す斜視説明図
である。 第3図はこの発明によるめっき方法を示すボンド磁石の
斜視説明図である。 第4図はこの発明によるボンド磁石のNiめっき層の成
分分析を行った結果を示すスペクトルアナライザーのグ
ラフである。 1・・・電極、2・・・シャフト、 3・・・リング状ボンド磁石、4・・・電極シュー第1
図 めっき時間(Hr) 第2図 (b) (C) 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 樹脂成形型磁石を、フッ素化合物0.05〜5wt%と
    界面活性剤を含む水溶液に浸漬する表面活性化処理後、 硫酸ニッケル、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、ク
    エン酸アンモニウムまたはクエン酸ナトリウム、硫酸コ
    バルト、ホウ酸の6成分からなり、浴pHが5.4〜6
    .8のNiめっき浴を用い、陽極板にSあるいはさらに
    Co成分を含有するニッケルチップを使用して所要電流
    を流して電気Niめっきし、 樹脂成形型磁石の表面にNiめっきを成膜することを特
    徴とする樹脂成形型磁石へのNiめっき方法。 2 樹脂成形型磁石がR−Fe−B系樹脂成形型磁石である
    ことを特徴とする請求項1記載の樹脂成形型磁石へのN
    iめっき方法。 3 ニッケルチップがSを含有しているエスランドニッケル
    チップであることを特徴とする請求項1または2記載の
    樹脂成形型磁石へのNiめっき方法。 4 めっき浴の含有主成分が、硫酸ニッケル、硫酸ナトリウ
    ム、硫酸マグネシウム、クエン酸アンモニウムまたはク
    エン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ホウ酸からなり、浴
    pHが5.4〜6.8であることを特徴とする樹脂成形
    型磁石用のNiめっき浴。 5 硫酸ニッケル(成分記号A)が100g/l〜150g
    /lの場合に、硫酸ナトリウム(成分記号B)、硫酸マ
    グネシウム(成分記号C)との量比間に、A=B+Cな
    る関係を有することを特徴とするR−Fe−B系樹脂成
    形型磁石用のNiめっき浴。
JP2205716A 1990-08-01 1990-08-01 樹脂成形型磁石へのNiめっき方法とNiめっき浴 Pending JPH0499192A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001152388A (ja) * 1999-09-07 2001-06-05 Sumitomo Special Metals Co Ltd 表面処理装置

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JP2001152388A (ja) * 1999-09-07 2001-06-05 Sumitomo Special Metals Co Ltd 表面処理装置

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