JPH0510892Y2 - - Google Patents

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JPH0510892Y2
JPH0510892Y2 JP2227887U JP2227887U JPH0510892Y2 JP H0510892 Y2 JPH0510892 Y2 JP H0510892Y2 JP 2227887 U JP2227887 U JP 2227887U JP 2227887 U JP2227887 U JP 2227887U JP H0510892 Y2 JPH0510892 Y2 JP H0510892Y2
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は真空焼結炉に付帯されるデワツクス装
置に関するものである。
[従来の技術] 真空焼結炉では、処理物(粉末成形品)を焼結
前に低温で加熱して該処理物に含まれるワツクス
を蒸発さるとともに、ワツクスベーパを含んだガ
スを真空ポンプで吸引して炉外に排気するデワツ
クス処理が行なわれる。そして、このデワツクス
工程では、排ガス中のワツクスベーパを真空ポン
プの手前側で回収除去するために、デワツクス装
置(ワツクストラツプ)を付帯することが必要に
なる。
従来、このデワツクス装置には種々の機構によ
るものが案出されて来ているが、ワツクストラツ
プ性能の見地より、現在では、ワツクストラツプ
槽に、その内部を仕切る打抜鋼板等のトラツプ板
を複数段に列設し、その上にラツシヤリング等の
トラツプ片を積層して構成したものが主流となつ
ている。つまり、この機構では、トラツプ板やト
ラツプ片との接触で冷やし込むと同時に、トラツ
プ板に穿孔したガス噴出穴から断熱膨張を反復さ
せて、流通ガス中に含まれるワツクスベーパをそ
の内部で効果的に凝結させるようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、この機構によるデワツクス装置の問題
点として、装置のメンテナンスに手間が掛かるこ
とがある。デワツクス装置は、焼結炉におけるデ
ワツク工程の終了毎に、次回のチヤージにそなえ
て内部に付着した固形ワツクスを除去しておかな
ければならない。そこで、この種の装置ではヒー
タを内設し、ワツクストラツプ槽内で付着堆積し
た固形ワツクスを溶融除去することが一般に行な
われている。
しかし乍ら、ヒータを設置しても、ワツクスト
ラツプ槽内のトラツプ板やトラツプ片等には、1
チヤージで固形ワツクスが厚く強固に付着するの
が通例であり、またトラツプ板のガス噴出穴やト
ラツプ片同士の隙間も固形ワツクスで目詰まりを
起こしてしまうから、これを短時間のうちに有効
に加熱して完全に溶出させることは容易でない。
それ故、パラフイン等の加熱による液化が容易な
ワツクスの場合を除き、分解掃除を頻繁に必要と
しているのが実情である。そして、かかる分解掃
除の手間は、ステアリン酸ワツクスのような高融
点ワツクスの場合や、チヤージ毎に大量のワツク
スを発生する条件下で、特に頻度の高いものとな
つている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、このような現状の問題点に着目し、
デワツクス装置を、焼結炉の一回のデワツクス工
程終了後次回のデワツクス工程に移るまでのアイ
ドルタイムで、それに必要なワツクスの溶融除去
作業と内部の冷やし込み作業とを迅速かつ簡便に
実施できるように改良したものである。
すなわち、本考案はこの目的を達成するため、
ワツクストラツプ槽の内部に、水冷管とヒータと
を挿通し、これら水冷管と加熱用ヒータとに直結
してガス噴出穴を有するトラツプ板を複数段に列
設するとともに、このトラツプ板のガス流入口側
に位置する初段のものを、底面と外周とにガス導
通穴を有するカツプ状のストレーナに形成してデ
ワツクス装置を構成している。
[作用] 本考案のデワツクス装置は、水冷管とヒータと
をワツクストラツプ槽の内部に挿通し、両者に直
結してトラツプ板を設けるようにしているので、
相互間の伝熱が非常に良い。従つて、ワツクスト
ラツプ槽からワツクスを加熱して溶出する時は、
該ワツクスを付着するトラツプ板等を急速加熱す
ることができ、他方デワツクスにさいし内部を冷
やし込む時には、トラツプ板等を急速冷却するこ
とができる。また、トラツプ板のうち初段のもの
を、底面と外周とにガス導通穴を有するカツプ状
のストレーナで形成すれば、大きな表面積が得ら
れかつその外周等に多数のガス導通口を設けるこ
とができるから、ワツクストラツプ時に最も詰ま
り易い当該部位でのガスの流通を確保でき、また
ワツクス溶出時には溶融ワツクスの流出を改善で
きる。
従つて、このようにするとデワツクス工程の終
了後におけるワツクスの加熱溶出作業と、これに
続く内部の予冷作業とが簡単で迅速に行なえるも
のとなる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
このデワツクス装置は、本体をなすワツクスト
ラツプ槽1の下方に、溶融ワツクスが滴下して貯
溜されるワツクス溜め2を脱着可能に連設して構
成される。
ワツクストラツプ槽1は縦長の塔形のもので、
その下方部の一側に図外の真空焼結炉からワツク
スベーパを含んだガスを導入する配管が接続され
るガス流入口3を開口し、上端部の一側には図外
の真空ポンプに連通する配管が接続されるガス流
出口4を開口している。
ワツクストラツプ槽1の内部には、その上端か
ら、該トラツプ槽1の蓋板5にそれぞれ上端部を
貫通固定させた水冷管6と複数本のシーズヒータ
7とを挿通している。すなわち、ワツクストラツ
プ槽1の中心に水冷管6を配し、その周りの対称
位置に2本のヒータ7,7を配置している。な
お、水冷管6の内部構造及び給排水機構について
は後述する。
そして、これらの水冷管6とヒータ7,7とに
直結するようにして、ワツクストラツプ槽1内に
その内部空間を上下に仕切る複数のトラツプ板8
を列設し、さらに最下段にカツプ状のストレーナ
9を設置している。つまり、ワツクストラツプ槽
1内に多数介設するトラツプ板8のうち、前記ガ
ス流入口3側に位置する初段のものをカツプ状ス
トレーナ9で形成するようにしている。
前記の各トラツプ板8は、第3図のように、そ
の上下面に貫通する小径のガス噴出穴10を適当
に分布させて有する打抜鋼板等の薄板部材からな
り、中心に挿通される前記水冷管6のまわりで、
前記ガス流入口3に対向する緩傾斜姿勢に配置さ
れている。そして、各トラツプ板8にはその中心
部に前記水冷管6と前記ヒータ7,7を挿通する
貫通穴11,12が開口されているとともに、こ
れら貫通穴11,12の内周を水冷管6とヒータ
7,7の外周にそれぞれ溶着等して、互いを直結
するようにしている。
また、前記ストレーナ9は、第4図のように、
底面9Aと、外周9Bと、外周上端のフランジ9
Cとを一体に連接した深底の鍔付きカツプ状体に
形成され、その底面9Aと外周9Bとに溶融ワツ
クスの溶出孔を兼ねる多数のガス導通穴14を開
口している。ストレーナ9は、その上端のフラン
ジ9Cをワツクストラツプ槽1の内面に固設した
棚15にシール16を介して載置し、前記ガス導
通穴14からのみガスが流通できるようにしてい
るとともに、取付状態で、その外周9Bと対面す
る位置のワツクストラツプ槽1の内周との間に環
状のガス流通空間17を形成している。そして、
ストレーナ9も前記水冷管6と前記ヒータ7,7
とに直結される。すなわち、ストレーナ9の底面
9Aに水冷管6の下端フランジ部6aを当接さ
せ、またヒータ7,7の下端部7a,7aを貫出
させてそれぞれ締着するようにしている。
なお、ストレーナ9には、第1図に示すよう
に、ラツシヤリングのようなトラツプ片18が積
層される。但しトラツプ片18は伝熱が悪くそれ
に付着したワツクスが落ちにくい場合もあるの
で、省略してもよい。
次いで、前記水冷管6について説明すると、こ
のものは、第1、5図に示すように、外筒6Aの
軸心に内筒6Bを遊嵌状に挿通し、該内筒6Bの
下端を外筒6Aの底部近傍で開口して内外を連通
させた内外二重パイプ構造の水冷ジヤケツトから
構成されている。そして、前記蓋板5から上方に
突出するその上端部で、外筒6A内に冷却水を流
入させる給水口19と、内筒6B内から冷却水を
流出させる排水口20とを設けている。さらに、
その給水口19には外部の給水源21から冷却水
を導入する配管22が接続される。この配管22
には、給水源21側に給水ラインを開閉する切換
弁23と、給水口19側に大気を導入するエア導
入弁24との2個のバルブを介設している。一方
排水口20には、水冷管6で熱交換させた冷却水
を外設タンク等の排水部25に導く配管26が接
続される。この場合、その排水部25は水冷管6
の下端よりも鉛直下方位置に設置される。
その他、図において29はワツクストラツプ槽
1の外周に設けた保温カバーを示す。また、ワツ
クストラツプ槽1の下端に連設される前記ワツク
ス溜め2の下部には、車輪30が装着され、デワ
ツクス装置全体がガイドレール31に沿つて移動
できるように構成される。
以上の構成からなるデワツクス装置であると、
デワツクス工程において真空焼結炉から吸引され
る排ガスは、そのワツクストラツプ槽1内を下方
から上方に流通する過程で含有ワツクスベーパが
有効に除去され、清浄化してから真空ポンプ側に
排気される。これは、ストレーナ9や多段のトラ
ツプ板8との接触による冷却作用と、トラツプ板
8のガス噴出穴10で流通ガスが繰り返し断熱膨
脹し自己冷却する作用との相乗効果に負うもので
ある。そして、デワツクス時においては、ガス流
入口3側に位置する最下段のものがカツプ状のス
トレーナ9で形成されているので、この部分で目
詰まりを生じることがない。これは、ストレーナ
9は表面積が大きく、しかも底部9Aのみならず
周囲にガス流通空間17を有する外周9Bにも多
数のガス導通穴14が開口されるものだからであ
る。そして、デワツクス中、水冷管6に冷却水を
流通させると、該水冷管6には各トラツプ板8と
ストレーナ9とが直結されているので、その強制
冷却効果も増進される。
しかして、1チヤージのデワツクス工程が終了
すると、次回の工程にそなえてワツクストラツプ
槽1の内部で付着堆積した固形ワツクスを加熱溶
融し、下方のワツクス溜め2に落下させる。この
際、まず水冷管6の内部から冷却水を排水してお
くことが必要であるが、本装置の場合、給水ライ
ンの配管22に設けたエア導入弁24を切換える
ワンタツチ操作で排水作業が完了できる。これは
水冷管6の外筒6A内に、上方から大気圧のエア
aを導入すると、第5図に矢印をもつて示すよう
に、サイホン現象により水冷管6内部の貯溜水W
が、その下端より下方に位置する排水部25に自
動的に流出されることになるからである。
こうして冷水管6から水を抜いたならば、ヒー
タ7,7に通電ONし、トラツプ板8等に付着し
た固形ワツクスをその融点温度以上に加熱して、
溶出させるようにする。この際、各トラツプ板8
およびストレーナ9がヒータ7,7に直結され、
ヒータ7,7からの伝熱が非常に良いので、ワツ
クスを早期に加熱溶融できる。また、前述のよう
に最下段に位置するスクレーパ9がデワツクス工
程で目詰まりを起こすことが少ないから、スクレ
ーパ9から下方のワツクス溜め2への溶融ワツク
スの滴下も速やかに進行する。従つて、内部の分
解掃除の手間を要さず、短時間でワツクスの溶出
作業を終えることが可能になる。
そして又、ワツクストラツプ槽1内からのワツ
クスの回収後、次回のデワツクス工程のためにト
ラツプ板8等を予冷するときも、前述した理由に
より短時間で済む。
以上の事由から、このデワツクス装置では、真
空焼結炉の連続操業で必要となるワツクスの溶融
除去作業と再度の冷やし込み作業とを、手間の掛
かる分解掃除を省いて、そのアイドルタイム中に
迅速かつ簡便に行なえるものとなる。また、デワ
ツクス中はストレーナによりワツクストラツプ槽
内でのガスの均一な流通が確保され、水冷管によ
る強制冷却作用も有効に発揮されるからワツクス
トラツプ性能の改善効果も期待できる。そして
又、水冷管からの排水をサイホン現象を利用して
瞬時に行なえるようにしたことも、装置のメンテ
ナンスを簡略化する上で非常に便利なものであ
る。
[考案の効果] 本考案のデワツクス装置は、トラツプ板等を水
冷管とヒータとに直結し該トラツプ板の初段にカ
ツプ状ストレーナを配したことで、分解掃除の手
間を要さず、アイドルタイムにその内部から所要
のワツクス溶出作業等を迅速、簡便に行なえるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図はデワツクス装置の正面断面図、第2図は
同側面図である。第3図と第4図は、第1図の部
分拡大図である。第5図は、水冷管の作用を示す
一部破断した拡大正面図である。 1……ワツクストラツプ槽、2……ワツクス溜
め、3……ガス流入口、4……ガス流出口、5…
…蓋板、6……水冷管、7……ヒータ、8……ト
ラツプ板、9……ストレーナ、10……ガス噴出
穴、11……貫通穴、12……貫通穴、14……
ガス導通穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワツクストラツプ槽の内部に、水冷管とヒータ
    とを挿通し、これら水冷管とヒータとに直結して
    ガス噴出穴を有するトラツプ板を複数段に列設す
    るとともに、このトラツプ板のガス流入口側に位
    置する初段のものを、底面と外周とにガス導通穴
    を有するカツプ状のストレーナに形成したことを
    特徴とするデワツクス装置。
JP2227887U 1987-02-17 1987-02-17 Expired - Lifetime JPH0510892Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2227887U JPH0510892Y2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17

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JP2227887U JPH0510892Y2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17

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JPS63130113U JPS63130113U (ja) 1988-08-25
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