JPH051095A - アンジオテンシンi変換酵素阻害トリぺプチドとそれを製造する方法 - Google Patents
アンジオテンシンi変換酵素阻害トリぺプチドとそれを製造する方法Info
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- JPH051095A JPH051095A JP3175724A JP17572491A JPH051095A JP H051095 A JPH051095 A JP H051095A JP 3175724 A JP3175724 A JP 3175724A JP 17572491 A JP17572491 A JP 17572491A JP H051095 A JPH051095 A JP H051095A
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- Japan
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- angiotensin
- converting enzyme
- fmoc
- peptide
- ile
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価に入手でき、副作用が少ないアンジオテ
ンシンI変換酵素阻害ペプチド、およびその適切な製造
法を提供する。 【構成】 Asp−Ile−Lysの構造を持つアンジ
オテンシンI変換酵素阻害ペプチドであって、魚介類の
内臓、筋肉の抽出液から分離、精製して製造し、また、
Fmoc−アスパラギン酸、Fmoc−イソロイシン、
Fmoc−リジンを用い、化学合成法により製造する。 【効果】 Asp−Ile−Lysはアンジオテンシン
I変換酵素阻害能を持つので血圧を下げる。
ンシンI変換酵素阻害ペプチド、およびその適切な製造
法を提供する。 【構成】 Asp−Ile−Lysの構造を持つアンジ
オテンシンI変換酵素阻害ペプチドであって、魚介類の
内臓、筋肉の抽出液から分離、精製して製造し、また、
Fmoc−アスパラギン酸、Fmoc−イソロイシン、
Fmoc−リジンを用い、化学合成法により製造する。 【効果】 Asp−Ile−Lysはアンジオテンシン
I変換酵素阻害能を持つので血圧を下げる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンジオテンシンI変
換酵素阻害ペプチドとその製造法に関する。より詳しく
は、本発明は、血圧を上昇させる働きのあるアンジオテ
ンシンIIをアンジオテンシンIから変換する酵素である
アンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドとその製造法
に関する。
換酵素阻害ペプチドとその製造法に関する。より詳しく
は、本発明は、血圧を上昇させる働きのあるアンジオテ
ンシンIIをアンジオテンシンIから変換する酵素である
アンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドとその製造法
に関する。
【0002】
【従来の技術】高血圧症は、最大血圧が160mmHg以上
か、最小血圧が95mmHg以上または両者がそれ以上の状
態である。わが国では患者数が約2000万人であると
いわれ、罹患率の高い疾病である。
か、最小血圧が95mmHg以上または両者がそれ以上の状
態である。わが国では患者数が約2000万人であると
いわれ、罹患率の高い疾病である。
【0003】高血圧症は、脳出血、脳梗塞、クモ膜下出
血、狭心症、心筋梗塞、腎硬化症、腎不全、網膜静脈閉
塞症など広範囲の臓器にわたって、さまざまな合併症を
生じることが知られており、有効な治療薬が望まれてい
る。
血、狭心症、心筋梗塞、腎硬化症、腎不全、網膜静脈閉
塞症など広範囲の臓器にわたって、さまざまな合併症を
生じることが知られており、有効な治療薬が望まれてい
る。
【0004】生体内において血圧を調節するメカニズム
の一つとして、昇圧系であるレニン・アンジオテンシン
系と、降圧系であるカリクレイン・キニン系がある。レ
ニン・アンジオテンシン系では、酵素レニンが腎臓の旁
糸球体細胞(J.G細胞)で生成され、血管でレニン基
質であるところのアンジオテシノーゲンに作用してアン
ジオテンシンIを生成する。このアンジオテンシンIを
アンジオテンシンIIに変換する酵素がアンジオテンシン
I変換酵素であり、生じたアンジオテンシンIIは細動脈
に作用して収縮を起こさせる。
の一つとして、昇圧系であるレニン・アンジオテンシン
系と、降圧系であるカリクレイン・キニン系がある。レ
ニン・アンジオテンシン系では、酵素レニンが腎臓の旁
糸球体細胞(J.G細胞)で生成され、血管でレニン基
質であるところのアンジオテシノーゲンに作用してアン
ジオテンシンIを生成する。このアンジオテンシンIを
アンジオテンシンIIに変換する酵素がアンジオテンシン
I変換酵素であり、生じたアンジオテンシンIIは細動脈
に作用して収縮を起こさせる。
【0005】また、アンジオテンシンIIは副腎皮質にも
作用してアルドステロンの合成と分泌を促し、腎臓での
ナトリウムの再吸収を促進し、体液量を保持する働きも
ある。このようにして、アンジオテンシンIIによって血
圧が上昇する。
作用してアルドステロンの合成と分泌を促し、腎臓での
ナトリウムの再吸収を促進し、体液量を保持する働きも
ある。このようにして、アンジオテンシンIIによって血
圧が上昇する。
【0006】一方、カリクレイン・キニン系では、蛋白
分解酵素であるカリクレインが、基質であるところのキ
ニノーゲンに作用してキニンを生じる。キニンは血管を
拡張させ、血圧を下げる働きを有するが、キニナーゼII
によって分解を受ける。キニナーゼIIはアンジオテンシ
ンI変換酵素と同一物質であることが知られている。
分解酵素であるカリクレインが、基質であるところのキ
ニノーゲンに作用してキニンを生じる。キニンは血管を
拡張させ、血圧を下げる働きを有するが、キニナーゼII
によって分解を受ける。キニナーゼIIはアンジオテンシ
ンI変換酵素と同一物質であることが知られている。
【0007】以上のことから、アンジオテンシンI変換
酵素を阻害することによる高血圧の治療が考えられ、現
在までにカプトプリル、エナラプリル、アラセプリル、
デラプリル等が開発されている。また、カゼインやツエ
イン、ゼラチン、魚肉などに由来するペプチドも、アン
ジオテンシンI変換酵素を阻害する働きがあることが知
られている(特開昭59−44324号、特開昭64−
5497号、特開平1−313498号)。
酵素を阻害することによる高血圧の治療が考えられ、現
在までにカプトプリル、エナラプリル、アラセプリル、
デラプリル等が開発されている。また、カゼインやツエ
イン、ゼラチン、魚肉などに由来するペプチドも、アン
ジオテンシンI変換酵素を阻害する働きがあることが知
られている(特開昭59−44324号、特開昭64−
5497号、特開平1−313498号)。
【0008】しかし、カプトプリルは強力な血圧降下作
用を有するが、合成法で作られるので高価であり、安易
に入手することは難しい。その上、用量が不適当である
と腎機能障害や低血圧をもたらす。また、分子内に存在
するSH基のため、発疹や味覚異常を引き起こすともい
われている。カゼインやツエイン、魚肉などに由来する
ペプチドは、天然物を原料とするものであり、製造工程
で多くの未利用物を生成し、その処理に莫大な費用がか
かるだけでなく、廃棄による環境汚染の心配がある。
用を有するが、合成法で作られるので高価であり、安易
に入手することは難しい。その上、用量が不適当である
と腎機能障害や低血圧をもたらす。また、分子内に存在
するSH基のため、発疹や味覚異常を引き起こすともい
われている。カゼインやツエイン、魚肉などに由来する
ペプチドは、天然物を原料とするものであり、製造工程
で多くの未利用物を生成し、その処理に莫大な費用がか
かるだけでなく、廃棄による環境汚染の心配がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、安価に入手
でき、副作用が少なく、製造にともない新たに未利用物
を生成しないようなアンジオテンシンI変換酵素阻害
物、さらには、その適切な製造法を提供することを目的
とする。
でき、副作用が少なく、製造にともない新たに未利用物
を生成しないようなアンジオテンシンI変換酵素阻害
物、さらには、その適切な製造法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために種々検討した結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、魚介類加工において副
生する魚介類内臓由来のAsp−Ile−Lysの構造
を持つアンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドであ
る。
を解決するために種々検討した結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、魚介類加工において副
生する魚介類内臓由来のAsp−Ile−Lysの構造
を持つアンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドであ
る。
【0011】また、本発明は、上記アンジオテンシンI
変換酵素阻害ペプチドを、魚介類の内臓、筋肉より抽出
するか、さらには、Fmoc−アスパラギン酸、Fmo
c−イソロイシン、Fmoc−リジンを用い固相合成し
て製造する方法である。本ペプチドは、魚介類の内臓、
筋肉から水抽出、加熱した後、抽出したペプチド含有物
を各種クロマトグラフィーの手法を用いて分離すること
により得られる。
変換酵素阻害ペプチドを、魚介類の内臓、筋肉より抽出
するか、さらには、Fmoc−アスパラギン酸、Fmo
c−イソロイシン、Fmoc−リジンを用い固相合成し
て製造する方法である。本ペプチドは、魚介類の内臓、
筋肉から水抽出、加熱した後、抽出したペプチド含有物
を各種クロマトグラフィーの手法を用いて分離すること
により得られる。
【0012】本ペプチドは、水抽出液中のペプチドを逆
相クロマト用充填剤C18(シリカ担体にオクタデシル基
を結合させたもの)に吸着させ、水洗浄後、アセトニト
リル15%液で溶出した画分を弱陽イオン交換体CM
(担体にカルボキシメチル基を結合させたもの)に吸着
させ、段階的溶出法で得た画分のうちアンジオテンシン
I変換酵素阻害画分をさらに、逆相HPLCで分離し、
活性画分をさらに、ゲル濾過HPLCで分離することに
より得られる。
相クロマト用充填剤C18(シリカ担体にオクタデシル基
を結合させたもの)に吸着させ、水洗浄後、アセトニト
リル15%液で溶出した画分を弱陽イオン交換体CM
(担体にカルボキシメチル基を結合させたもの)に吸着
させ、段階的溶出法で得た画分のうちアンジオテンシン
I変換酵素阻害画分をさらに、逆相HPLCで分離し、
活性画分をさらに、ゲル濾過HPLCで分離することに
より得られる。
【0013】本発明で使用できる魚種は、カツオ、マグ
ロ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、タイ、ヒラ
メ、カレイ、スズキ、サケ、ニシン、イカ、タコ等の如
何なる魚種でも使用できる。内臓としては、胃、幽門
垂、腸、肝臓、精巣、卵巣、心臓等のいずれを使用して
もよい。また、魚介類の筋肉も使用することができる。
ロ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、タイ、ヒラ
メ、カレイ、スズキ、サケ、ニシン、イカ、タコ等の如
何なる魚種でも使用できる。内臓としては、胃、幽門
垂、腸、肝臓、精巣、卵巣、心臓等のいずれを使用して
もよい。また、魚介類の筋肉も使用することができる。
【0014】また、本ペプチドは、Fmoc−アスパラ
ギン酸、Fmoc−イソロイシン、Fmoc−リジンを
用いた固相合成法のような化学合成法で製造することも
できる。
ギン酸、Fmoc−イソロイシン、Fmoc−リジンを
用いた固相合成法のような化学合成法で製造することも
できる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 カツオの肝臓146.5gに4倍量の水を加え、ホモジ
ナイザー(ニッセイAM−1型)を用いて、氷冷下1
0,000rpm で5分間ホモジナイズした。
る。 実施例1 カツオの肝臓146.5gに4倍量の水を加え、ホモジ
ナイザー(ニッセイAM−1型)を用いて、氷冷下1
0,000rpm で5分間ホモジナイズした。
【0016】120℃で5分間オートクレーブで処理し
た後、40,000Gで40分間4℃で遠心分離し、そ
の上清を濃縮後、C18充填剤( Waters 社 Bulk C18
55〜105μm)90gを詰めた簡易カラムに吸着さ
せた。このカラムを蒸留水1000mlで洗浄後、アセト
ニトリル15%溶液でペプチドを溶出した。この操作で
1.03gのペプチド画分を得た。
た後、40,000Gで40分間4℃で遠心分離し、そ
の上清を濃縮後、C18充填剤( Waters 社 Bulk C18
55〜105μm)90gを詰めた簡易カラムに吸着さ
せた。このカラムを蒸留水1000mlで洗浄後、アセト
ニトリル15%溶液でペプチドを溶出した。この操作で
1.03gのペプチド画分を得た。
【0017】本ペプチド画分は、10mMリン酸バッフ
ァー(pH6.0)で平衡化したアクセルCM( Water
s 社)15gを詰めた簡易カラムに添加し、10mMリ
ン酸バッファー(pH6.0)200ml、(pH7.
0)200ml、(pH8.0)200ml、(pH9.
0)200mlで溶出した。このうちアンジオテンシンI
変換酵素阻害能の強いpH8.0溶出画分をさらに精製
するため、逆相HPLCで分離を行った。このHPLC
条件は下記HPLC条件1に示した。
ァー(pH6.0)で平衡化したアクセルCM( Water
s 社)15gを詰めた簡易カラムに添加し、10mMリ
ン酸バッファー(pH6.0)200ml、(pH7.
0)200ml、(pH8.0)200ml、(pH9.
0)200mlで溶出した。このうちアンジオテンシンI
変換酵素阻害能の強いpH8.0溶出画分をさらに精製
するため、逆相HPLCで分離を行った。このHPLC
条件は下記HPLC条件1に示した。
【0018】HPLC条件1
カラム RP−18(e) 1×25cm メルク社
検 出 UV 210nm
流 速 4ml/min
溶離液 A: 0.05% TFA
B: 0.05% TFA 50%アセトニトリル
A100%から800min 後、A50%、B50%にな
るような直線グラジエント
るような直線グラジエント
【0019】上記条件1では、アンジオテンシンI変換
酵素阻害能を持つペプチドは、リテンションタイム21
9分に溶出された。このペプチドをさらに精製するた
め、さらにHPLCで精製した。このときの条件を下記
HPLC条件2に示した。
酵素阻害能を持つペプチドは、リテンションタイム21
9分に溶出された。このペプチドをさらに精製するた
め、さらにHPLCで精製した。このときの条件を下記
HPLC条件2に示した。
【0020】HPLC条件2
カラム RP−18(e) 4mm×25cm メルク社
検 出 UV 210nm
流 速 1.0ml/min
溶離液 A: 0.05% TFA
B: 0.05% TFA 25%アセトニトリル
A100%から800min 後、A50%、B50%にな
るような直線グラジエント
るような直線グラジエント
【0021】上記条件2では、リテンションタイム33
0分(図1に示すチャートのピーク1)に強いアンジオ
テンシンI変換酵素阻害能が認められた。このピークを
さらに精製するため、下記HPLC条件3で分離を行っ
た。
0分(図1に示すチャートのピーク1)に強いアンジオ
テンシンI変換酵素阻害能が認められた。このピークを
さらに精製するため、下記HPLC条件3で分離を行っ
た。
【0022】HPLC条件3
カラム アサヒパック GS−320 7.5mm×5
0cm 旭化成工業株式会社 検 出 UV 210nm 流 速 1.0ml/min 溶離液 50mM酢酸アンモニウム溶液
0cm 旭化成工業株式会社 検 出 UV 210nm 流 速 1.0ml/min 溶離液 50mM酢酸アンモニウム溶液
【0023】この条件では、アンジオテンシンI変換酵
素阻害能を持つペプチドは、リテンションタイム15.
3分に溶出された(図2に示すチャートのピーク2)。
本ピークを Applied Biosystem社の気相プロテイン・シ
ーケンサー( Model-470A ) とオンラインの高速液体ク
ロマトグラフィーを用いてEdman分解反応を行い、
各サイクルで得られるPTHアミノ酸を同定した。その
結果、配列番号1(配列:Asp−Ile−Lys)の
構造をもつことがわかった。
素阻害能を持つペプチドは、リテンションタイム15.
3分に溶出された(図2に示すチャートのピーク2)。
本ピークを Applied Biosystem社の気相プロテイン・シ
ーケンサー( Model-470A ) とオンラインの高速液体ク
ロマトグラフィーを用いてEdman分解反応を行い、
各サイクルで得られるPTHアミノ酸を同定した。その
結果、配列番号1(配列:Asp−Ile−Lys)の
構造をもつことがわかった。
【0024】アンジオテンシンI変換酵素阻害の測定
は、カッシュマンらの方法〔バイオケミカル・ファーマ
コロジー20巻、1637〜1648頁(1971)〕
を改良した丸山らの方法〔アグリカリチュアル・バイオ
ロジカル・ケミストリー46巻、5号、1393〜13
94頁(1982)〕に従った。
は、カッシュマンらの方法〔バイオケミカル・ファーマ
コロジー20巻、1637〜1648頁(1971)〕
を改良した丸山らの方法〔アグリカリチュアル・バイオ
ロジカル・ケミストリー46巻、5号、1393〜13
94頁(1982)〕に従った。
【0025】すなわち、試験管に本発明のペプチド水溶
液30μlと、酵素基質としてL−ヒプリルヒスチジル
ロイシン(シグマ製)とNaClを含有したpH8.3
のホウ酸バッファー250mlを加え、37℃で10分間
プレインキュベーションした。その後、アンジオテンシ
ンI変換酵素含有液100μlを加え、酵素反応を開始
した。この時、ホウ酸バッファーの濃度は0.1M、L
−ヒプリルヒスチジルロイシン濃度は5mM、NaCl
300mMであり、阻害がかからない場合の酵素活性
は8mUである。37℃、pH8.3で30分間振動し
つつ反応せしめた後、1N HCl 250mlを加え、
反応を停止させた。酢酸エチル1.5mlを加え、15秒
間振盪させて酵素反応で生じた馬尿酸を抽出し、200
0rpm 、10分間遠心分離して、酢酸エチル層1.0ml
を試験管に採取した。酢酸エチルをホットドライバスの
中で120℃、30分間加温して完全に除去した後、室
温で5分間放置した。そして、H2 O 1.0mlを加
え、生成した馬尿酸の量を228nmの吸光度を測定し
て求めた。酵素反応に使用したアンジオテンシンI変換
酵素含有液は、ラビットアセトンパウダー(シグマ製)
1gを0.1Mホウ酸バッファー(pH8.3)10ml
に溶かし、よく攪拌した後、4℃、40000Gで40
分間遠心分離した上清を0.1Mホウ酸バッファーで希
釈して作成した。
液30μlと、酵素基質としてL−ヒプリルヒスチジル
ロイシン(シグマ製)とNaClを含有したpH8.3
のホウ酸バッファー250mlを加え、37℃で10分間
プレインキュベーションした。その後、アンジオテンシ
ンI変換酵素含有液100μlを加え、酵素反応を開始
した。この時、ホウ酸バッファーの濃度は0.1M、L
−ヒプリルヒスチジルロイシン濃度は5mM、NaCl
300mMであり、阻害がかからない場合の酵素活性
は8mUである。37℃、pH8.3で30分間振動し
つつ反応せしめた後、1N HCl 250mlを加え、
反応を停止させた。酢酸エチル1.5mlを加え、15秒
間振盪させて酵素反応で生じた馬尿酸を抽出し、200
0rpm 、10分間遠心分離して、酢酸エチル層1.0ml
を試験管に採取した。酢酸エチルをホットドライバスの
中で120℃、30分間加温して完全に除去した後、室
温で5分間放置した。そして、H2 O 1.0mlを加
え、生成した馬尿酸の量を228nmの吸光度を測定し
て求めた。酵素反応に使用したアンジオテンシンI変換
酵素含有液は、ラビットアセトンパウダー(シグマ製)
1gを0.1Mホウ酸バッファー(pH8.3)10ml
に溶かし、よく攪拌した後、4℃、40000Gで40
分間遠心分離した上清を0.1Mホウ酸バッファーで希
釈して作成した。
【0026】阻害率は下記の式を使用して求めた。
A:蒸留水添加時の吸光度 (228nm)
B:阻害剤添加時の吸光度 (228nm)
この方法で上記ペプチドはタンパク質2.5μg当りア
ンジオテンシンI変換酵素の活性を49.5%阻害し
た。
ンジオテンシンI変換酵素の活性を49.5%阻害し
た。
【0027】実施例2
本発明のペプチドは、Fmoc−(9−フルオレニルメ
チルオキシカルボニル)アミノ酸(Fmoc−アスパラ
ギン酸、Fmoc−イソロイシン、Fmoc−リジン)
を用いる固相合成法で合成した。このペプチドは、YM
C−ODS−R5カラム(株式会社ワイエムシイ製)
で、0.1%TFA(トリフルオロ酢酸)水溶液のイニ
シャル液から0.1%TFAの70%アセトニトリル溶
液をファイナル液とする25分の直線グラジエントで分
析(流速1.0ml/min 、検出UV210nm)した結
果、98%の純度を示した。この物質を用いてアンジオ
テンシンI変換酵素阻害能を測定した結果、カツオの肝
臓から抽出したものと同じ値になった。
チルオキシカルボニル)アミノ酸(Fmoc−アスパラ
ギン酸、Fmoc−イソロイシン、Fmoc−リジン)
を用いる固相合成法で合成した。このペプチドは、YM
C−ODS−R5カラム(株式会社ワイエムシイ製)
で、0.1%TFA(トリフルオロ酢酸)水溶液のイニ
シャル液から0.1%TFAの70%アセトニトリル溶
液をファイナル液とする25分の直線グラジエントで分
析(流速1.0ml/min 、検出UV210nm)した結
果、98%の純度を示した。この物質を用いてアンジオ
テンシンI変換酵素阻害能を測定した結果、カツオの肝
臓から抽出したものと同じ値になった。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、従来廃棄されていた魚
介類内臓から、血圧上昇を抑える作用を有するアンジオ
テンシンI変換酵素阻害ペプチドが得られる。
介類内臓から、血圧上昇を抑える作用を有するアンジオ
テンシンI変換酵素阻害ペプチドが得られる。
【0029】配列番号:1
配列の長さ:3
配列の型:アミノ酸
トポロジー:直鎖状( linear )
配列の種類:ペプチド( peptide )
起 源
生物名:カツオナス ペラミス ( Katsuwonas pelami
s ) 配 列 Asp Ile Lys 1
s ) 配 列 Asp Ile Lys 1
【図1】実施例1において、アンジオテンシンI変換酵
素阻害能の強い画分をHPLC条件2で分離したチャー
トを示す。
素阻害能の強い画分をHPLC条件2で分離したチャー
トを示す。
【図2】図1のピーク1をさらにHPLC条件3で分離
したチャートを示す。
したチャートを示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
C12N 9/99
Claims (3)
- 【請求項1】 Asp−Ile−Lysの構造を持つア
ンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチド。ただし、As
pはアスパラギン酸、Ileはイソロイシン、Lysは
リジン残基を示す。 - 【請求項2】 魚介類の内臓、筋肉より、溶媒を用いて
抽出して得られる抽出液を分離、精製することを特徴と
するAsp−Ile−Lysの構造を持つアンジオテン
シンI変換酵素阻害ペプチドを製造する方法。 - 【請求項3】 Fmoc−アスパラギン酸、Fmoc−
イソロイシン、Fmoc−リジンを用いて固相合成する
ことを特徴とするAsp−Ile−Lysの構造を持つ
アンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3175724A JPH051095A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | アンジオテンシンi変換酵素阻害トリぺプチドとそれを製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3175724A JPH051095A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | アンジオテンシンi変換酵素阻害トリぺプチドとそれを製造する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051095A true JPH051095A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=16001132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3175724A Pending JPH051095A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | アンジオテンシンi変換酵素阻害トリぺプチドとそれを製造する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051095A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6612863B2 (en) | 2000-12-18 | 2003-09-02 | Funai Electric Co., Ltd. | Connecting structure for a connector-flexible cable and flexible cable with perforated slits |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP3175724A patent/JPH051095A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6612863B2 (en) | 2000-12-18 | 2003-09-02 | Funai Electric Co., Ltd. | Connecting structure for a connector-flexible cable and flexible cable with perforated slits |
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