JPH05109752A - ヘテロ接合マルチコレクタトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
ヘテロ接合マルチコレクタトランジスタおよびその製造方法Info
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- JPH05109752A JPH05109752A JP3272444A JP27244491A JPH05109752A JP H05109752 A JPH05109752 A JP H05109752A JP 3272444 A JP3272444 A JP 3272444A JP 27244491 A JP27244491 A JP 27244491A JP H05109752 A JPH05109752 A JP H05109752A
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Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘテロ接合によりエミッタ効率を改善して、
高速であるとともに耐熱性、耐放射線性に優れたトラン
ジスタを得ることを目的とする。 【構成】 α−SiC22によるエミッタの上に、β−
SiC24によるベースが設けられている。したがっ
て、α−SiC22とβ−SiC24の禁制帯幅の違い
により、ヘテロ接合が得られる。α−SiC22の禁制
帯幅の方が大きいので、エミッタ効率が改善され、トラ
ンジスタが高速化される。さらに、SiC(炭化シリコ
ン)によって素子が構成されているので、耐熱性、耐放
射線性に優れる。
高速であるとともに耐熱性、耐放射線性に優れたトラン
ジスタを得ることを目的とする。 【構成】 α−SiC22によるエミッタの上に、β−
SiC24によるベースが設けられている。したがっ
て、α−SiC22とβ−SiC24の禁制帯幅の違い
により、ヘテロ接合が得られる。α−SiC22の禁制
帯幅の方が大きいので、エミッタ効率が改善され、トラ
ンジスタが高速化される。さらに、SiC(炭化シリコ
ン)によって素子が構成されているので、耐熱性、耐放
射線性に優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘテロ接合マルチコ
レクタトランジスタに関するものであり、特にその耐熱
性、耐環境性等の向上に関するものである。
レクタトランジスタに関するものであり、特にその耐熱
性、耐環境性等の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ヘテロ接合を利用したトランジス
タが注目されている。これは、エミッタの材料にベース
よりも禁制帯幅の大きいものを用いることにより、エミ
ッタ注入効率を上げ、ベース抵抗を下げたものである。
これにより、高速、高利得のトランジスタを得ることが
できる。
タが注目されている。これは、エミッタの材料にベース
よりも禁制帯幅の大きいものを用いることにより、エミ
ッタ注入効率を上げ、ベース抵抗を下げたものである。
これにより、高速、高利得のトランジスタを得ることが
できる。
【0003】特開昭62ー216364号公報に記載された、従
来のヘテロ接合トランジスタの構造を、図2に示す。n
型シリコン基板12に、イオン注入によってコレクタコ
ンタクト領域14を形成する。その上に、n型コレクタ
領域2を成長させる。このコレクタ領域2の表面に、イ
オン注入によってp型ベース領域4を形成する。次に、
減圧化学気相成長(LPCVD)法により、β−SiC層を成
長し、イオン注入によりn型エミッタ領域6を形成す
る。
来のヘテロ接合トランジスタの構造を、図2に示す。n
型シリコン基板12に、イオン注入によってコレクタコ
ンタクト領域14を形成する。その上に、n型コレクタ
領域2を成長させる。このコレクタ領域2の表面に、イ
オン注入によってp型ベース領域4を形成する。次に、
減圧化学気相成長(LPCVD)法により、β−SiC層を成
長し、イオン注入によりn型エミッタ領域6を形成す
る。
【0004】このようにして形成されたトランジスタの
エネルギーバンド構造図を、図3に示す。図において、
Ec,Ev,Efは、それぞれ伝導帯の下端、価電子帯の上端、
フェルミ準位を示す。また、黒丸は電子を表わし、白丸
はホールを表わしている。図からも明らかなように、エ
ミッタ領域の禁制帯幅がベースより大きいため、ホール
のエミッタ注入が起こりにくくなっている。その結果、
ベース電流が低下し、エミッタの注入効率が向上する。
これにより、高速、高利得のトランジスタを得ることが
できる。
エネルギーバンド構造図を、図3に示す。図において、
Ec,Ev,Efは、それぞれ伝導帯の下端、価電子帯の上端、
フェルミ準位を示す。また、黒丸は電子を表わし、白丸
はホールを表わしている。図からも明らかなように、エ
ミッタ領域の禁制帯幅がベースより大きいため、ホール
のエミッタ注入が起こりにくくなっている。その結果、
ベース電流が低下し、エミッタの注入効率が向上する。
これにより、高速、高利得のトランジスタを得ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のヘテロ接合トランジスタには、次のような
問題点があった。
ような従来のヘテロ接合トランジスタには、次のような
問題点があった。
【0006】ベース領域、コレクタ領域として用いられ
ているシリコンは、耐熱性、耐放射線性が十分ではな
い。このため、300。C以上の環境や放射線の多い環
境では使用することができないという問題があった。
ているシリコンは、耐熱性、耐放射線性が十分ではな
い。このため、300。C以上の環境や放射線の多い環
境では使用することができないという問題があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決し
て、耐熱性、耐放射線性に優れたヘテロ接合マルチコレ
クタトランジスタを提供することを目的とする。
て、耐熱性、耐放射線性に優れたヘテロ接合マルチコレ
クタトランジスタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るヘテロ接
合マルチコレックタトランジスタは、α−SiCによっ
てエミッタ領域を形成するとともに、β−SiCによっ
てベース領域、コレクタ領域を形成している。
合マルチコレックタトランジスタは、α−SiCによっ
てエミッタ領域を形成するとともに、β−SiCによっ
てベース領域、コレクタ領域を形成している。
【0009】
【作用】α−SiCの禁制帯幅(2.86〜3.30e
V)は、β−SiCの禁制帯幅(2.2eV)よりも大
きい。したがって、α−SiCによってエミッタ領域を
形成し、β−SiCによってベース領域を形成すれば、
ヘテロ接合を得ることができる。
V)は、β−SiCの禁制帯幅(2.2eV)よりも大
きい。したがって、α−SiCによってエミッタ領域を
形成し、β−SiCによってベース領域を形成すれば、
ヘテロ接合を得ることができる。
【0010】また、SiC(炭化シリコン)を用いてい
るため、耐熱性、耐放射線性に優れている。
るため、耐熱性、耐放射線性に優れている。
【0011】
【実施例】図1に、この発明の一実施例によるヘテロ接
合マルチコレクタトランジスタの製造ステップを示す。
まず、n型のα−SiC基板22を用意する。ここで、
α−SiCとは、原子の配列が立方晶ではないものをい
う。例えば、6H−SiC、4H−SiC、15R−S
iC等である。
合マルチコレクタトランジスタの製造ステップを示す。
まず、n型のα−SiC基板22を用意する。ここで、
α−SiCとは、原子の配列が立方晶ではないものをい
う。例えば、6H−SiC、4H−SiC、15R−S
iC等である。
【0012】その上に、昇華法を用いて、ベース領域と
してp型β−SiC24を成長させる(図1A)。ここ
で、β−SiCとは、原子の配列が立方晶のもの、すな
わち、3C−SiCをいう。なお、この実施例において
は、β−SiC24の厚さは、1000オングストロー
ムとした。この成長条件は、ジシラン(Si2H6)を
0.15sccm、アセチレン(C2H2)を0.15s
ccm、水素(H2)を3slmとし、温度1350度
にて、5分間成長させた。
してp型β−SiC24を成長させる(図1A)。ここ
で、β−SiCとは、原子の配列が立方晶のもの、すな
わち、3C−SiCをいう。なお、この実施例において
は、β−SiC24の厚さは、1000オングストロー
ムとした。この成長条件は、ジシラン(Si2H6)を
0.15sccm、アセチレン(C2H2)を0.15s
ccm、水素(H2)を3slmとし、温度1350度
にて、5分間成長させた。
【0013】さらにその上に、気相成長法(CVD)を
用いて、コレクタ領域としてn型のβ−SiC26を成
長させる(図1B)。この実施例においては、β−Si
C26の厚さは、2000オングストロームとした。成
長の条件は上記と同じであるが、10分間の成長を行っ
た。
用いて、コレクタ領域としてn型のβ−SiC26を成
長させる(図1B)。この実施例においては、β−Si
C26の厚さは、2000オングストロームとした。成
長の条件は上記と同じであるが、10分間の成長を行っ
た。
【0014】その後、フォトリソグラフィー技術によ
り、図1Cのようにエッチングを行って、β−SiC2
4、β−SiC26の一部を除去する。これにより、3
つのコレクタ領域26a、26b、26cが得られる。
り、図1Cのようにエッチングを行って、β−SiC2
4、β−SiC26の一部を除去する。これにより、3
つのコレクタ領域26a、26b、26cが得られる。
【0015】次に、表面全面を酸化してシリコン酸化層
28を形成した後、電極部分に開口を設ける。さらに、
この開口部分に、アルミ蒸着等により、エミッタ電極3
0、ベース電極32、コレクタ電極34a、34b、3
4cを形成する(図1D)。上記のようにして、ヘテロ
接合マルチコレクタトランジスタを得ることができる。
α−SiCとβ−SiCの接合によりヘテロ接合を得て
いる。したがって、エミッタ効率が良く高速であるとと
もに、耐熱性、耐放射線性に優れたトランジスタを製造
することができる。すなわち、動力機関部、原子炉、人
工衛星の制御用、高周波パワートランジスタ等に使用す
ることのできるトランジスタを得ることができる。
28を形成した後、電極部分に開口を設ける。さらに、
この開口部分に、アルミ蒸着等により、エミッタ電極3
0、ベース電極32、コレクタ電極34a、34b、3
4cを形成する(図1D)。上記のようにして、ヘテロ
接合マルチコレクタトランジスタを得ることができる。
α−SiCとβ−SiCの接合によりヘテロ接合を得て
いる。したがって、エミッタ効率が良く高速であるとと
もに、耐熱性、耐放射線性に優れたトランジスタを製造
することができる。すなわち、動力機関部、原子炉、人
工衛星の制御用、高周波パワートランジスタ等に使用す
ることのできるトランジスタを得ることができる。
【0016】また、α−SiCの上にβ−SiCを形成
するようにしているので、製造が容易である。
するようにしているので、製造が容易である。
【0017】さらに、コレクタ層34を上部に設けてい
るので、マルチコレクタ化が容易に行える。
るので、マルチコレクタ化が容易に行える。
【0018】
【発明の効果】この発明に係るヘテロ接合マルチコレク
タトランジスタは、α−SiCによってエミッタ領域を
形成するとともに、β−SiCによってベース領域、コ
レクタ領域を形成している。したがって、エミッタ効率
がよく高速であるとともに、耐熱性、耐放射線性に優れ
たトランジスタを提供することができる。
タトランジスタは、α−SiCによってエミッタ領域を
形成するとともに、β−SiCによってベース領域、コ
レクタ領域を形成している。したがって、エミッタ効率
がよく高速であるとともに、耐熱性、耐放射線性に優れ
たトランジスタを提供することができる。
【図1】この発明の一実施例によるヘテロ接合マルチコ
レクタトランジスタの製造ステップを示す図である。
レクタトランジスタの製造ステップを示す図である。
【図2】従来のヘテロ接合トランジスタの構造を示す図
である。
である。
【図3】ヘテロ接合によるエネルギーバンド構造を示す
図である。
図である。
22・・・α−SiC基板 24・・・β−SiC 26・・・β−SiC
Claims (2)
- 【請求項1】α−SiCにより形成された第1導電型の
エミッタ領域、 エミッタ領域に接するように形成され、β−SiCによ
り形成された第2導電型のベース領域、 ベース領域に接するように形成され、β−SiCにより
形成された第1導電型の複数のコレクタ領域、 を備えたヘテロ接合マルチコレクタトランジスタ。 - 【請求項2】エミッタ領域としての第1導電型のα−S
iC上に、ベース領域として第2導電型のβ−SiCを
形成するステップ、 β−SiC上に、コレクタ領域として複数の第1導電型
のβ−SiCを形成するステップ、 を備えたことを特徴とするヘテロ接合マルチコレクタト
ランジスタの製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3272444A JPH05109752A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | ヘテロ接合マルチコレクタトランジスタおよびその製造方法 |
| US07/952,079 US5378921A (en) | 1991-10-21 | 1992-09-28 | Heterojunction multicollector transistor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3272444A JPH05109752A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | ヘテロ接合マルチコレクタトランジスタおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05109752A true JPH05109752A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17514004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3272444A Pending JPH05109752A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | ヘテロ接合マルチコレクタトランジスタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05109752A (ja) |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP3272444A patent/JPH05109752A/ja active Pending
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