JPH0511014Y2 - - Google Patents

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JPH0511014Y2
JPH0511014Y2 JP8821387U JP8821387U JPH0511014Y2 JP H0511014 Y2 JPH0511014 Y2 JP H0511014Y2 JP 8821387 U JP8821387 U JP 8821387U JP 8821387 U JP8821387 U JP 8821387U JP H0511014 Y2 JPH0511014 Y2 JP H0511014Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は精密鋳造法の一つとして知られている
減圧吸上鋳造法において使用する鋳型チヤンバに
関するものである。
[従来の技術] 減圧吸上鋳造法はロストワツクス鋳造法におけ
る鋳込方法の改良で、米国の大手ロストワツクス
品メーカーであるヒツチナー社によつて開発さ
れ、その発明者の名前の頭文字をとつて「CLA
法」とも称されているもので、特公昭52−38924
号公報に開示されている。ここでこの減圧吸上鋳
造法について第5a図〜第5d図に従い簡単に説
明すると、第5a図において、100は金属溶湯
槽、101,102はその上方に昇降自在に支持
された上チヤンバと下チヤンバ、103は鋳物砂
を焼成して作られた鋳型である。鋳型103はこ
の場合湯口104を下チヤンバ102の底部に開
設された透孔105から下方に突出させて該上下
チヤンバ101,102内に設定される。そして
該上下チヤンバ101,102を第5b図に示し
たように下降させて湯口104を溶湯中に浸漬し
吸気口106を真空ポンプに継ぐことによつて該
上下チヤンバ101,102内を減圧する。そう
すると鋳型103は通気性の中空殻状に作られて
いるのでその内部が減圧され湯口104から溶湯
を吸引し該鋳型内が溶湯で満たされる。そこで上
下チヤンバ101,102を上昇させ製品部内の
溶湯が凝固したところで減圧状態を解くことによ
り該鋳型の湯道中にある未凝固の溶湯だけを流出
させ湯道部を空洞にする。その後上チヤンバ10
1と下チヤンバ102とを上下に分離させて内部
の鋳型103を取り出し砂おとしをすれば第5d
図に示したように製品107が取り出せるもので
ある。
しかしてこの減圧吸上鋳造法は、鋳型で直接に
溶湯を減圧吸引した後、湯道に入つた溶湯が再び
湯槽に戻され次の鋳型に吸引されるので鋳造歩留
が70%以上となり通常の取鍋を使う上注ぎ方法の
35〜40%前後と比較して大幅な歩留向上が見込め
ること、および、鋳型で直接に溶湯を減圧吸引す
るために湯廻りがよく、複雑な形状や極薄肉の製
品などでも一体鋳造できること、溶湯の汚染がな
く品質が向上するなど種々の利点があるものであ
る。
[従来の技術の問題点] しかるに従来の上記減圧吸上鋳造法装置では次
のような問題点があつた。即ち、従来装置ではそ
の生産性を上げるためには鋳型が充分冷えてない
状況にて上チヤンバ101、下チヤンバ102中
から鋳型103を外に取り出さないと次に鋳込む
べき鋳型をセツトすることができなかつた。この
ため鋳込後の鋳型をすぐに大気にさらさざるを得
ず製品を酸化させるおそれがあつた。このため製
品によつてはこの酸化が非常に製品価値を失わし
めるという問題があつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は減圧吸上鋳造用鋳型チヤンバは上記問
題点を解消し減圧吸上鋳造の生産性を高めると共
に、製品の酸化を防止し所期の品質を保持するこ
とを目的とするものである。その目的を達成する
ため本考案の減圧吸上鋳造用鋳型チヤンバは、互
いに気密に合着される上チヤンバと下チヤンバと
よりなり、下チヤンバの底板中央には鋳型の湯口
を金属溶湯槽中に垂下させるための透孔が開設さ
れ、上チヤンバには吸気装置に着脱自在なる吸気
部を形成すると共に該吸気部に自閉機能を有した
開閉弁を設けてなることを特徴とするものであ
る。
[実施例] 次に、図面と共に本考案の一実施例を説明す
る。第1図にこの減圧吸上鋳造装置の全体の概略
を平面図にて示し、第2図にそのA−A線断面を
示す。図中1a,1bは誘導加熱式の金属溶湯槽
で、この2つの金属溶湯槽1a,1bはレール3
上を移動し得る台車2上に載置され、インゴツト
を交互に溶解できるようにしており、第1図では
一方の金属溶湯槽1aがいま鋳込位置にある。金
属溶湯槽1aの一側には給材装置4が設けられて
いる。給材装置4は鉛直に樹立した円形の支柱5
の上下に夫々回転動力源(図示せず)を設け、該
各回転動力源によつて該支柱5の回りを回転動し
得るように円筒形の伝動部材6a,6bを設け、
該伝動部材6a,6bの対向端部に夫々固着した
取付部材7a,7bに夫々シリンダ8a,8bを
設け該シリンダ8a,8bの作動により同一高さ
範囲にて上下動するように平面コ字形の一対の保
持アーム9a,9bを設け、該各保持アーム9
a,9bが前記回転動力源によつて水平面内で同
心的に回転動するように構成している。
10は下チヤンバ50を乗せてトイレ12を矢
印の方向に搬送させるため設けられたローラコン
ベヤである。トレイ12は第3図に示したように
正方形板12aの中央に有底筒12bを一体に垂
下状に形成してなるものである。このトレイ12
を支障なく搬送するためにローラコンベヤ10は
間隔を置いて2条平行なるコンベヤ部材10a,
10bが設けられていてその間隔を有底筒12b
が通過できるようにしている。11は該ローラコ
ンベヤ10と平行に設けられたローラコンベヤ
で、該ローラコンベヤ11もローラコンベヤ10
と同様に平行なるコンベヤ部材11a,11bが
間隔を置いて設けられている。この両ローラコン
ベヤ10,11の両端には夫々載架物受渡用の移
動台車13,14が設けられ、該移動台車13,
14はローラコンベヤ10,11の両端に直交状
に敷設されたレール15,16上を往復動し得
る。17は図示しない焼成炉から焼成された通気
性鋳型を取り出す多関節型の汎用ロボツトで、該
ロボツトのメカニカルハンド18はこの鋳型20
の一端に一体に延設された棒状部20aを把持す
ることで該鋳型20を吊下状に支持する。21は
ローラコンベヤ11の終端部付近の真上位置と金
属溶湯槽1aの真上位置との間に空中架設された
上チヤンバリターン用の天井コンベヤである。即
ち、支柱22,22……によつて空中に支持され
た水平梁23,23上にレール24,24を配設
し、該レール24,24上に往復移動可能なるよ
うに移動台車25を設ける。移動台車25にはフ
オーク26,26が吊下され該フオーク26,2
6はシリンダ(図示せず)の作動により上下動し
得るようになつている。
下チヤンバ50は第3図に示されるように浅い
円筒形の皿状に形成され外周にフランジ部51,
52が一体に形成されると共に、底板53の中央
に透孔54が開設され該透孔54の内周から上面
にわたつてはセラミツクスフアイバ製の環状シー
ル材55が被着されている。またこの下チヤンバ
50上に互いに気密に合着し得る上チヤンバ60
は下チヤンバ50のクランジ部51と合致するフ
ランジ部61が下縁外周に一体に形成されその対
向面に密封用のOリング62が装着されている。
そして上チヤンバ60の天板63外周にもフラン
ジ部64が一体に形成され、該天板63の中央部
には開閉弁65をビス66によつて止着してい
る。67はその弁体、68は弁口である。弁体6
7は上下に進退自在に軸支されたスピンドル69
の下端に形成され、該スピンドル69の上端に受
板73を固着し該受板73を上向に付勢するコイ
ルバネ70を設けて該スピンドル69を上向に付
勢することで該弁口68を常態では該弁体67に
より閉塞し得るようにしている。71a,71b
は弁口68と連通する二股状に形成された一対の
吸気管で該吸気管71a,71bの上端には連結
用のフランジ72a,72bが一体に形成されて
いる。
金属溶湯槽1aの真上の水平梁23,23に架
板30を設け、該架板30上に垂直にシリンダ3
1を設け、該シリンダにより昇降体32が昇降作
動するようにする。33,34は該昇降体32に
垂直に固着されたガイド杆、35,36は該ガイ
ド杆を軸支するため架板30上に固設された軸受
体である。昇降体32の真中には垂直に小型シリ
ンダ37が設けられ該シリンダ37のピストンロ
ツド端38が前記受板73と相対向し得る。ま
た、前記ガイド杆33,34のうちの一方のガイ
ド杆33は中空パイプからなり、その上端がフレ
キシブルホース39を介して吸気装置に接続され
ている。その吸気装置は図示しないが、真空ポン
プと真空タンクと吸気量調整バルブ等からなる。
そしてガイド杆33の下端にはコネクタ40が昇
降体32の一部に支持して設けられており、該コ
ネクタ40が前記上チヤンバ60の吸気管71a
端フランジ72aと相対し得るようになつてい
る。41は他方のフランジ72bにコイルバネ4
2の弾性によつて圧着して該吸気管71bを閉塞
し得るように昇降体32に設けられた伸縮パツド
である。
次にこのように構成した減圧吸上鋳造装置の作
動を説明する。ロボツト17は焼成炉から取り出
した鋳型20をローラコンベヤ10の終端部(第
1図中右端)上に予め待機している下チヤンバ5
0の真上に搬送して真直下降させることにより該
鋳型の湯口20bを透孔54に貫挿しそのシール
材55上に該鋳型20を支持せしめる。それから
給材装置4の一方の保持アーム9aを回転動させ
下チヤンバ50のフランジ部51,52間に該保
持アーム9aの対向内側縁を侵入合致させると共
にシリンダ8aを作動させて該保持アーム9aを
上昇させることで該下チヤンバ50を持ち上げ
る。そして該保持アーム9aを水平面内でさらに
180度回転させ金属溶湯槽1a上にこの下チヤン
バ50を移動させる。一方、後述するところで従
いローラコンベヤ11の終端部(第1図中左端)
に位置した上チヤンバ60のフランジ部64に第
4図に示したようにフオーク26,26を係合さ
せて該チヤンバ60を金属溶湯槽1a上に移動さ
れた前記下チヤンバ50の真上に搬送して該上チ
ヤンバ60を下降させることにより該上チヤンバ
60を下チヤンバ50に合着させる(第2図左半
分)。その後、保持アーム9aを下降させて鋳型
20の湯口20bを金属溶湯槽1a中に浸浸する
と共にシリンダ31により昇降体32を下降さ
せ、コネクタ40、伸縮パツド41を夫々フラン
ジ72a,72bに合着させる。そして、小型シ
リンダ37を作動させ受板73を押圧することで
コイルバネ70の弾性に抗してスピンドル69を
圧下し、弁体67を弁口68から離間させると同
時に該弁体67を鋳型20の棒状部20a上端面
に圧着させることにより該鋳型20を押さえ付け
る。フレキシブルホース39は前記したように吸
気装置に継がつているので弁口68が開放される
と上下チヤンバ50,60の空気が吸引され該内
部が負圧になる。このため金属溶湯が湯口20b
から鋳型20中に吸い上げられる。そのとき弁体
67はその負圧により鋳型20がシール材55上
から浮き上がりその密封性が破れるのを防止して
いる。こうして吸気装置によりチヤンバ内の気圧
が適時コントロールされ必要な最良の鋳込みが行
なわれる。その後、昇降体32を上昇させてコネ
クタ40と吸気管71aとの連結を外す。そのと
き受板73の押圧も解除されるために弁体67は
弁口68をコイルバネ70の弾性により閉塞す
る。そして保持アーム9aを上昇させ続いてこれ
を180度回転させることで該下チヤンバ50を上
チヤンバ60を被せたままにてローラコンベヤ1
0の終端部に戻す。こうして鋳型20は密閉状態
を保つたままローラコンベヤ10上に待機してい
たトレイ12上に載置される(第2図右半分)。
その間に他方の保持アーム9bは次に鋳込むべき
鋳型が支持された下チヤンバを同様に金属溶湯槽
1a上に移動させて同様に鋳込みを次々と絶え間
なく行なわしめている。こうして鋳込のすんだ鋳
型20は下チヤンバ50と上チヤンバ60との合
着による密閉された空間に閉じ込められたままト
イレ12上に乗せられローラコンベヤ10上から
移動台車13上に移載される。そして移動台車1
3はこれをローラコンベヤ11端に受け渡し、該
ローラコンベヤ11上これが順にストツクされ矢
印の方向に移動する。その間にチヤンバ内の鋳型
は自然放熱により密閉状態で冷却される。そして
天井コンベヤ21の真下に搬送されたときにその
上チヤンバ60がフオーク26,26により吊り
上げられて上チヤンバ60だけを移動台車25の
移動によつて前記した鋳込位置にリターンさせ
る。そして残る下チヤンバ50と鋳型20はロー
ラコンベヤ11の他端から移動台車14上に移載
され該移動台車14が次の処理行程(鋳型20を
破砕し製品を取り出す行程)に鋳型20を移動さ
せ、空となつた下チヤンバ50はローラコンベヤ
10上に移動台車14がリターンすることで戻さ
れ次の鋳込に循環使用される。
なおこの実施例にて2本の吸気管71a,71
bが上方に二股状に設けられているのは、給材装
置4にて上チヤンバ60が移動の際に180度回転
するので天井コンベヤ21に対してこれがリター
ンされ再使用される度にその方向が反対になり、
そのいずれの方向にあつても常にコネクタ40が
接続できるようにするためである。
このようにこの鋳造装置では減圧吸上鋳込後の
鋳型が下チヤンバと上チヤンバによつて密閉され
たままでコンベヤ上に移動され、密閉状態を保つ
たままで冷却することができる。なお鋳込前の下
チヤンバ内におがくず、排油等の可燃物を適当量
入れておいて鋳込時にこれを燃焼させるようにす
ればチヤンバ内雰囲気を鋳込後に無酸化状態に保
つこともでき、鋳造製品の目的に合わせて必要な
処理が簡単にできる。
[考案の効果] 以上実施例について説明したように本考案の減
圧吸上鋳造用鋳型チヤンバは、吸気装置から離脱
させ開閉弁を自閉させることによつて鋳込後の鋳
型を密閉状態を保つたままでコンベヤ上等に移動
させることができるので次々と連続的に鋳込を行
なわせ生産性を高めることができると同時に製品
の酸化を防止し所期の品質を保持できる有益な効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した減圧吸上鋳
造装置の全体の概略を示した平面図、第2図は第
1図のA−A線断面図、第3図はチヤンバの分解
斜視図、第4図は天井コンベヤの側面図である。
第5図a図〜第5d図は減圧吸上鋳造法の作業工
程を順に示した行程図である。 1a,1b……金属溶湯槽、4……給材装置、
10,11……ローラコンベヤ、12……トレ
イ、20……鋳型、21……天井コンベヤ、32
……昇降体、40……コネクタ、50……下チヤ
ンバ、53……底板、54……透孔、60……上
チヤンバ、65……開閉弁、67……弁体、68
……弁口、69……スピンドル、70……コイル
バネ、71a,71b……吸気管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 互いに気密に合着される上チヤンバと下チヤ
    ンバとよりなり、下チヤンバの底板中央には鋳
    型の湯口を金属溶湯槽中に垂下させるための透
    孔が開設され、上チヤンバには吸気装置に着脱
    自在なる吸気部を形成すると共に該吸気部に自
    閉機能を有した開閉弁を設けてなることを特徴
    とする減圧吸上鋳造用鋳型チヤンバ。 2 開閉弁の弁体がその開放時に鋳型を押え付け
    られるようにした実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の減圧吸上鋳造用鋳型チヤンバ。
JP8821387U 1987-06-08 1987-06-08 Expired - Lifetime JPH0511014Y2 (ja)

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JP8821387U JPH0511014Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08

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JPS63196345U JPS63196345U (ja) 1988-12-16
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