JPH0511021B2 - - Google Patents
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- JPH0511021B2 JPH0511021B2 JP60083120A JP8312085A JPH0511021B2 JP H0511021 B2 JPH0511021 B2 JP H0511021B2 JP 60083120 A JP60083120 A JP 60083120A JP 8312085 A JP8312085 A JP 8312085A JP H0511021 B2 JPH0511021 B2 JP H0511021B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyester
- acid
- die
- take
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は光学異方性溶融物を形成するポリエス
テルから成るフイルムに関するものである。さら
に詳しくいえば、本発明は、引取方向のみならず
引取方向と直角な巾方向にも優れた機械的性質を
もつ一面二軸的な配向を有するポリエステルフイ
ルムに関するものである。
テルから成るフイルムに関するものである。さら
に詳しくいえば、本発明は、引取方向のみならず
引取方向と直角な巾方向にも優れた機械的性質を
もつ一面二軸的な配向を有するポリエステルフイ
ルムに関するものである。
従来の技術
従来、プラスチツクフイルムの製造法として
は、厚み均一性の良好なフイルムが得られること
から、一般にTダイ法が広く用いられているが、
液晶ポリエステルにこの方法を適用する場合、該
ポリエステルは溶融状態において光学異方性を示
す構造を有し、ダイから吐出される際のせん断配
向が大きいことから、引取軸方向に過度に配向し
たフイルムしか得られず、その結果得られたフイ
ルムは、引取軸方向には良好な機械的性質を有す
るものの、巾方向では引取軸方向に比べて機械的
性質が著しく劣るものになるのを免れない。
は、厚み均一性の良好なフイルムが得られること
から、一般にTダイ法が広く用いられているが、
液晶ポリエステルにこの方法を適用する場合、該
ポリエステルは溶融状態において光学異方性を示
す構造を有し、ダイから吐出される際のせん断配
向が大きいことから、引取軸方向に過度に配向し
たフイルムしか得られず、その結果得られたフイ
ルムは、引取軸方向には良好な機械的性質を有す
るものの、巾方向では引取軸方向に比べて機械的
性質が著しく劣るものになるのを免れない。
また、インフレーシヨン法により、光学異方性
溶融物を形成するポリエステルからフイルムを得
る方法(特開昭56−46728号公報)が提案されて
いる。しかしながら、この方法においても、引取
軸方向と巾方向の延伸倍率がほぼ等しいような条
件では、巾方向に比べて引取軸方向に過度に配向
したフイルムしか得られず、その結果得られたフ
イルムは、前記と同様に機械的性質がアンバラン
スになるという欠点を有している。さらに、この
ような欠点を改良するために、ダイから押し出さ
れる溶融ポリエステルに、スリツト部で吐出方向
とは直角な方向にせん断応力を加える方法、すな
わちインフレーシヨン法において外側のリングダ
イを回転させる方法(特開昭562127号公報)が提
案されているが、この方法においては、装置が複
雑になる上に、得られたフイルムは、そのポリエ
ステル分子鎖の配向が一面一軸配向から著しく異
なつたものにならないため、機械的性質の等方性
が十分に改善されることはない。
溶融物を形成するポリエステルからフイルムを得
る方法(特開昭56−46728号公報)が提案されて
いる。しかしながら、この方法においても、引取
軸方向と巾方向の延伸倍率がほぼ等しいような条
件では、巾方向に比べて引取軸方向に過度に配向
したフイルムしか得られず、その結果得られたフ
イルムは、前記と同様に機械的性質がアンバラン
スになるという欠点を有している。さらに、この
ような欠点を改良するために、ダイから押し出さ
れる溶融ポリエステルに、スリツト部で吐出方向
とは直角な方向にせん断応力を加える方法、すな
わちインフレーシヨン法において外側のリングダ
イを回転させる方法(特開昭562127号公報)が提
案されているが、この方法においては、装置が複
雑になる上に、得られたフイルムは、そのポリエ
ステル分子鎖の配向が一面一軸配向から著しく異
なつたものにならないため、機械的性質の等方性
が十分に改善されることはない。
発明が解決しようとする問題点
本発明の目的は、このような従来の光学異方性
溶融物を形成するポリエステルから成るフイルム
における欠点を克服し、引取方向のみならず巾方
向にも優れた機械的性質を有する等方的なバラン
スのとれた、面内で実質的に二軸方向に配向した
フイルムを提供することにある。
溶融物を形成するポリエステルから成るフイルム
における欠点を克服し、引取方向のみならず巾方
向にも優れた機械的性質を有する等方的なバラン
スのとれた、面内で実質的に二軸方向に配向した
フイルムを提供することにある。
問題点を解決するための手段
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定のポ
リエステル分子鎖の配向をもつ構造を有した、光
学異方性溶融物を形成するポリエステルから成る
フイルムにより、前記の目的を達成しうることを
見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至つた。
リエステル分子鎖の配向をもつ構造を有した、光
学異方性溶融物を形成するポリエステルから成る
フイルムにより、前記の目的を達成しうることを
見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至つた。
すなわち、本発明は、光学異方性溶融物を形成
するポリエステルから成るフイルムであつて、ポ
リエステル分子鎖がフイルム面にほぼ平行に配向
し、かつフイルム面に平行な面内において、該分
子鎖がジグザグ状で規則的に配列した層が単層又
は2層以上の累積層として存在することを特徴と
するポリエステルフイルムを提供するものであ
る。
するポリエステルから成るフイルムであつて、ポ
リエステル分子鎖がフイルム面にほぼ平行に配向
し、かつフイルム面に平行な面内において、該分
子鎖がジグザグ状で規則的に配列した層が単層又
は2層以上の累積層として存在することを特徴と
するポリエステルフイルムを提供するものであ
る。
本発明において、光学異方性溶融物を形成する
ポリエステル(以下、単に光学異方性ポリエステ
ルということがある)とは、流動可能な温度範囲
すなわち溶融状態において90°に交叉した偏光子
を備えた光学系で光を通過させる性質を有するポ
リエステルを意味する。このようなポリエステル
としては、(1)芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカル
ボン酸の1種又は2種以上の単位と、芳香族ジオ
ール、脂環族ジオール、脂肪族ジオールの1種又
は2種以上の単位とから成るもの、(2)芳香族オキ
シカルボン酸の1種又は2種以上の単位から成る
もの、(3)(1)の単位と(2)の単位とから成るものが挙
げられる。ここで芳香族ジカルボン酸としては、
テレフタル酸、4,4′−ジフエニルジカルボン
酸、4,4′−トリフエニルジカルボン酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸、ジフエニルエーテル
−4,4′−ジカルボン酸、ジフエノキシエタン−
4,4′−ジカルボン酸、ジフエノキシブタン−
4,4′−ジカルボン酸、ジフエニルエタン−4,
4′−ジカルボン酸、イソフタル酸、ジフエニルエ
ーテル−3,3′−ジカルボン酸、ジフエノキシエ
タン−3,3′−ジカルボン酸、ジフエニルエタン
−3,3′−ジカルボン酸、ナフタレン−1,6−
ジカルボン酸のような芳香族ジカルボン酸、又
は、クロルテレフタル酸、ジクロルテレフタル
酸、ブロムテレフタル酸、メチルテレフタル酸、
ジメチルテレフタル酸、エチルテレフタル酸、メ
トキシテレフタル酸、エトキシテレフタル酸のよ
うな前記芳香族ジカルボン酸のアルキル、アルコ
キシ又はハロゲン置換体などが挙げられる。
ポリエステル(以下、単に光学異方性ポリエステ
ルということがある)とは、流動可能な温度範囲
すなわち溶融状態において90°に交叉した偏光子
を備えた光学系で光を通過させる性質を有するポ
リエステルを意味する。このようなポリエステル
としては、(1)芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカル
ボン酸の1種又は2種以上の単位と、芳香族ジオ
ール、脂環族ジオール、脂肪族ジオールの1種又
は2種以上の単位とから成るもの、(2)芳香族オキ
シカルボン酸の1種又は2種以上の単位から成る
もの、(3)(1)の単位と(2)の単位とから成るものが挙
げられる。ここで芳香族ジカルボン酸としては、
テレフタル酸、4,4′−ジフエニルジカルボン
酸、4,4′−トリフエニルジカルボン酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸、ジフエニルエーテル
−4,4′−ジカルボン酸、ジフエノキシエタン−
4,4′−ジカルボン酸、ジフエノキシブタン−
4,4′−ジカルボン酸、ジフエニルエタン−4,
4′−ジカルボン酸、イソフタル酸、ジフエニルエ
ーテル−3,3′−ジカルボン酸、ジフエノキシエ
タン−3,3′−ジカルボン酸、ジフエニルエタン
−3,3′−ジカルボン酸、ナフタレン−1,6−
ジカルボン酸のような芳香族ジカルボン酸、又
は、クロルテレフタル酸、ジクロルテレフタル
酸、ブロムテレフタル酸、メチルテレフタル酸、
ジメチルテレフタル酸、エチルテレフタル酸、メ
トキシテレフタル酸、エトキシテレフタル酸のよ
うな前記芳香族ジカルボン酸のアルキル、アルコ
キシ又はハロゲン置換体などが挙げられる。
脂環族ジカルボン酸としては、トランス−1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸、シス−1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロ
ヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸
又はトランス−1,4−(1−メチル)シクロヘ
キサンジカルボン酸、トランス−1,4−(1−
クロル)シクロヘキサンジカルボン酸など、前記
脂肪族ジカルボン酸のアルキル、アルコキシ、又
はハロゲン置換体などが挙げられる。
4−シクロヘキサンジカルボン酸、シス−1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロ
ヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸
又はトランス−1,4−(1−メチル)シクロヘ
キサンジカルボン酸、トランス−1,4−(1−
クロル)シクロヘキサンジカルボン酸など、前記
脂肪族ジカルボン酸のアルキル、アルコキシ、又
はハロゲン置換体などが挙げられる。
芳香族ジオールとしては、ヒドロキノン、レゾ
ルシン、4,4′−ジオキシジフエニル、4,4′−
ジオキシトリフエニル、2,6−ナフタレンジオ
ール、4,4′−ジオキシジフエニルエーテル、ビ
ス(4−オキシフエノキシ)エタン、3,3′−ジ
オキシジフエニル、3,3′−ジオキシジフエニル
エーテル、1,6−ナフタレンジオール、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)メタン
などの芳香族ジオール又は、クロルヒドロキノ
ン、メチルヒドロキノン、t−ブチルヒドロキノ
ン、フエニルヒドロキノン、メトキシヒドロキノ
ン、フエノキシヒドロキノン、4−クロルレゾル
シン、4−メチルレゾルシンなど前記芳香族ジオ
ールのアルキル、アルコキシ又はハロゲン置換体
が挙げられる。
ルシン、4,4′−ジオキシジフエニル、4,4′−
ジオキシトリフエニル、2,6−ナフタレンジオ
ール、4,4′−ジオキシジフエニルエーテル、ビ
ス(4−オキシフエノキシ)エタン、3,3′−ジ
オキシジフエニル、3,3′−ジオキシジフエニル
エーテル、1,6−ナフタレンジオール、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)メタン
などの芳香族ジオール又は、クロルヒドロキノ
ン、メチルヒドロキノン、t−ブチルヒドロキノ
ン、フエニルヒドロキノン、メトキシヒドロキノ
ン、フエノキシヒドロキノン、4−クロルレゾル
シン、4−メチルレゾルシンなど前記芳香族ジオ
ールのアルキル、アルコキシ又はハロゲン置換体
が挙げられる。
脂環族ジオールとしては、トランス−1,4−
シクロヘキサンジオール、シス−1,4−シクロ
ヘキサンジオール、トランス−1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、シス−1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、トランス−1,3−シクロヘ
キサンジオール、シス−1,2−シクロヘキサン
ジオール、トランス−1,3−シクロヘキサンジ
メタノールのような脂環族ジオール又は、トラン
ス−1,4−(1−メチル)シクロヘキサンジオ
ール、トランス−1,4−(1−クロル)シクロ
ヘキサンジオールのような前記脂環族ジオールの
アルキル、アルコキシ又はハロゲン置換体が挙げ
られる。
シクロヘキサンジオール、シス−1,4−シクロ
ヘキサンジオール、トランス−1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、シス−1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、トランス−1,3−シクロヘ
キサンジオール、シス−1,2−シクロヘキサン
ジオール、トランス−1,3−シクロヘキサンジ
メタノールのような脂環族ジオール又は、トラン
ス−1,4−(1−メチル)シクロヘキサンジオ
ール、トランス−1,4−(1−クロル)シクロ
ヘキサンジオールのような前記脂環族ジオールの
アルキル、アルコキシ又はハロゲン置換体が挙げ
られる。
脂肪族ジオールとしては、エチレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコールなどの直鎖状
又は分枝状脂肪族ジオールが挙げられる。
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコールなどの直鎖状
又は分枝状脂肪族ジオールが挙げられる。
芳香族オキシカルボン酸としては、p−ヒドロ
キシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−1
−ナフトエ酸などの芳香族オキシカルボン酸又
は、3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−
クロル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ
−4−ヒドロキシ安息香酸など、前記芳香族オキ
シカルボン酸のアルキル、アルコキシ又はハロゲ
ン置換体が挙げられる。
キシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−1
−ナフトエ酸などの芳香族オキシカルボン酸又
は、3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−
クロル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ
−4−ヒドロキシ安息香酸など、前記芳香族オキ
シカルボン酸のアルキル、アルコキシ又はハロゲ
ン置換体が挙げられる。
前記(1)〜(3)の各モノマー単位から構成されるポ
リエステルは、構成単位及びポリマー中の組成
比、シークエンス分布によつては、光学異方性溶
融物を形成するものとしないものが存在するが、
本発明で用いるポリエステルは前記のポリエステ
ルの中で、光学異方性溶融物を形成するものに限
られる。
リエステルは、構成単位及びポリマー中の組成
比、シークエンス分布によつては、光学異方性溶
融物を形成するものとしないものが存在するが、
本発明で用いるポリエステルは前記のポリエステ
ルの中で、光学異方性溶融物を形成するものに限
られる。
本発明で用いるポリエステルは軟化点が130〜
400℃の範囲にあるものが好ましく、180〜350℃
の範囲にあるものがさらに好ましい。
400℃の範囲にあるものが好ましく、180〜350℃
の範囲にあるものがさらに好ましい。
本発明に用いる好ましいポリエステルとしては
(1)テレフタル酸、ジフエニルエーテル−4,4′−
ジカルボン酸、ジフエノキシエタン−4,4′−ジ
カルボン酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸
の各単位の中から選ばれた少なくとも1種の単位
と、ヒドロキノン、クロルヒドロキノン、メチル
ヒドロキノン、メトキシヒドロキノン、フエニル
ヒドロキノン及びフエノキシヒドロキノンの各単
位の中から選ばれた少なくとも1種の単位とから
構成されたコポリエステル、(2)テレフタル酸、ジ
フエニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸、ジフ
エノキシエタン−4,4′−ジカルボン酸及び2,
6−ナフタレンジカルボン酸の各単位の中から選
ばれた少なくとも1種の単位と、ヒドロキノン、
クロルヒドロキノン、メチルヒドロキノン、メト
キシヒドロキノン、フエニルヒドロキノン及びフ
エノキシヒドロキノンの各単位の中から選ばれた
少なくとも1種の単位と、p−ヒドロキシ安息香
酸単位とから構成されるコポリエステル、(3)テレ
フタレ酸、ジフエニルエーテル−4,4′−ジカル
ボン酸、ジフエノキシエタン−4,4′−ジカルボ
ン酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸の各単
位の中から選ばれた少なくとも1種の単位と、エ
チレグリコール単位と、p−ヒドロキシ安息香酸
単位とから構成されるコポリエステル、(4)テレフ
タル酸、ジフエニルエーテル−4,4′−ジカルボ
ン酸、ジフエノキシエタン−4,4′−ジカルボン
酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸の各単位
の中から選ばれた少なくとも1種の単位と、ヒド
ロキノン、クロルヒドロキノン、メチルヒドロキ
ノン、メトキシヒドロキノン、フエニルヒドロキ
ノン及びフエノキシヒドロキノンの各単位の中か
ら選ばれた少なくとも1種の単位と、エチレング
リコール単位とから構成されるコポリエステル、
(5)テレフタル酸、ジフエニルエーテル−4,4′−
ジカルボン酸、ジフエノキシエタン−4,4′−ジ
カルボン酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸
の各単位の中から選ばれた少なくとも1種の単位
と、ヒドロキノン、クロルヒドロキノン、メチル
ヒドロキノン、メトキシヒドロキノン、フエニル
ヒドロキノン及びフエノキシヒドロキノンの各単
位の中から選ばれた少なくとも1種の単位と、エ
チレングリコール単位と、p−ヒドロキシ安息香
酸単位とから構成されるコポリエステルなどが挙
げられる。
(1)テレフタル酸、ジフエニルエーテル−4,4′−
ジカルボン酸、ジフエノキシエタン−4,4′−ジ
カルボン酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸
の各単位の中から選ばれた少なくとも1種の単位
と、ヒドロキノン、クロルヒドロキノン、メチル
ヒドロキノン、メトキシヒドロキノン、フエニル
ヒドロキノン及びフエノキシヒドロキノンの各単
位の中から選ばれた少なくとも1種の単位とから
構成されたコポリエステル、(2)テレフタル酸、ジ
フエニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸、ジフ
エノキシエタン−4,4′−ジカルボン酸及び2,
6−ナフタレンジカルボン酸の各単位の中から選
ばれた少なくとも1種の単位と、ヒドロキノン、
クロルヒドロキノン、メチルヒドロキノン、メト
キシヒドロキノン、フエニルヒドロキノン及びフ
エノキシヒドロキノンの各単位の中から選ばれた
少なくとも1種の単位と、p−ヒドロキシ安息香
酸単位とから構成されるコポリエステル、(3)テレ
フタレ酸、ジフエニルエーテル−4,4′−ジカル
ボン酸、ジフエノキシエタン−4,4′−ジカルボ
ン酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸の各単
位の中から選ばれた少なくとも1種の単位と、エ
チレグリコール単位と、p−ヒドロキシ安息香酸
単位とから構成されるコポリエステル、(4)テレフ
タル酸、ジフエニルエーテル−4,4′−ジカルボ
ン酸、ジフエノキシエタン−4,4′−ジカルボン
酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸の各単位
の中から選ばれた少なくとも1種の単位と、ヒド
ロキノン、クロルヒドロキノン、メチルヒドロキ
ノン、メトキシヒドロキノン、フエニルヒドロキ
ノン及びフエノキシヒドロキノンの各単位の中か
ら選ばれた少なくとも1種の単位と、エチレング
リコール単位とから構成されるコポリエステル、
(5)テレフタル酸、ジフエニルエーテル−4,4′−
ジカルボン酸、ジフエノキシエタン−4,4′−ジ
カルボン酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸
の各単位の中から選ばれた少なくとも1種の単位
と、ヒドロキノン、クロルヒドロキノン、メチル
ヒドロキノン、メトキシヒドロキノン、フエニル
ヒドロキノン及びフエノキシヒドロキノンの各単
位の中から選ばれた少なくとも1種の単位と、エ
チレングリコール単位と、p−ヒドロキシ安息香
酸単位とから構成されるコポリエステルなどが挙
げられる。
本発明に用いられるポリエステルは、前記した
構成単位に相当するジカルボン酸、ジオール、オ
キシカルボン酸やそれらの誘導体などから公知の
方法によつて製造することができる。例えば(1)芳
香族ジカルボン酸及び脂環族ジカルボン酸の中か
ら選ばれた少なくとも1種と、芳香族ジオール及
び脂環族ジオールの酢酸エステルの中から選ばれ
た少なくとも1種とを混合し、加熱、かきまぜな
がら脱酢酸重縮合反応を行う方法、(2)芳香族ジカ
ルボン酸及び脂環族ジカルボン酸の中から選ばれ
た少なくとも1種と、芳香族ジオール及び脂環族
ジオールの酢酸エステルの中から選ばれた少なく
とも1種と、芳香族オキシカルボン酸の酢酸エス
テルとを混合し、加熱、かきまぜながら脱酢酸重
縮合反応を行う方法、(3)芳香族ジカルボン酸及び
脂環族ジカルボン酸のフエニルエステルの中から
選ばれた少なくとも1種と、芳香族ジオール及び
脂環族ジオールの中から選ばれた少なくとも1種
とを混合し、加熱、かきまぜながら脱フエノール
重縮合反応を行う方法、(4)芳香族ジカルボン酸及
び脂環族ジカルボン酸のフエニルエステルの中か
ら選ばれた少なくとも1種と、芳香族ジオール及
び脂環族ジオールの中から選ばれた少なくとも1
種と、芳香族オキシカルボン酸のフエニルエステ
ルとを混合し、加熱、かきまぜながら脱フエノー
ル重縮合反応を行う方法、(5)芳香族ジカルボン酸
及び脂環族カルボン酸の中から選ばれた少なくと
も1種と脂肪族ジオールとから通常の溶融重縮合
によつて得たポリエステル、例えばポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリ(エチレン−1,2−ビス−ジフエノキシエ
タン−p,p′−ジカルボキシレートなどに、(a)芳
香族ジカルボン酸及び脂環族ジカルボン酸の中か
ら選ばれた少なくとも1種と、芳香族ジオール及
び脂環族ジオールの酢酸エステルの中から選ばれ
た少なくとも1種とを混合し、加熱、かきまぜな
がらアシドリシス反応と脱酢酸重縮合反応を行う
方法、(b)芳香族オキシカルボン酸の酢酸エステル
を混合し、加熱、かきまぜながらアシドリシス反
応と脱酢酸重縮合反応を行う方法、(4)芳香族ジカ
ルボン酸及び脂環族ジカルボン酸の中から選ばれ
た少なくとも1種と、芳香族ジオール及び脂環族
ジオールの酢酸エステルの中から選ばれた少なく
とも1種と、芳香族オキシカルボン酸の酢酸エス
テルとを混合し、加熱、かきまぜながらアシドリ
シス反応と脱酢酸重縮合反応を行う方法などによ
つて製造することができる。
構成単位に相当するジカルボン酸、ジオール、オ
キシカルボン酸やそれらの誘導体などから公知の
方法によつて製造することができる。例えば(1)芳
香族ジカルボン酸及び脂環族ジカルボン酸の中か
ら選ばれた少なくとも1種と、芳香族ジオール及
び脂環族ジオールの酢酸エステルの中から選ばれ
た少なくとも1種とを混合し、加熱、かきまぜな
がら脱酢酸重縮合反応を行う方法、(2)芳香族ジカ
ルボン酸及び脂環族ジカルボン酸の中から選ばれ
た少なくとも1種と、芳香族ジオール及び脂環族
ジオールの酢酸エステルの中から選ばれた少なく
とも1種と、芳香族オキシカルボン酸の酢酸エス
テルとを混合し、加熱、かきまぜながら脱酢酸重
縮合反応を行う方法、(3)芳香族ジカルボン酸及び
脂環族ジカルボン酸のフエニルエステルの中から
選ばれた少なくとも1種と、芳香族ジオール及び
脂環族ジオールの中から選ばれた少なくとも1種
とを混合し、加熱、かきまぜながら脱フエノール
重縮合反応を行う方法、(4)芳香族ジカルボン酸及
び脂環族ジカルボン酸のフエニルエステルの中か
ら選ばれた少なくとも1種と、芳香族ジオール及
び脂環族ジオールの中から選ばれた少なくとも1
種と、芳香族オキシカルボン酸のフエニルエステ
ルとを混合し、加熱、かきまぜながら脱フエノー
ル重縮合反応を行う方法、(5)芳香族ジカルボン酸
及び脂環族カルボン酸の中から選ばれた少なくと
も1種と脂肪族ジオールとから通常の溶融重縮合
によつて得たポリエステル、例えばポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリ(エチレン−1,2−ビス−ジフエノキシエ
タン−p,p′−ジカルボキシレートなどに、(a)芳
香族ジカルボン酸及び脂環族ジカルボン酸の中か
ら選ばれた少なくとも1種と、芳香族ジオール及
び脂環族ジオールの酢酸エステルの中から選ばれ
た少なくとも1種とを混合し、加熱、かきまぜな
がらアシドリシス反応と脱酢酸重縮合反応を行う
方法、(b)芳香族オキシカルボン酸の酢酸エステル
を混合し、加熱、かきまぜながらアシドリシス反
応と脱酢酸重縮合反応を行う方法、(4)芳香族ジカ
ルボン酸及び脂環族ジカルボン酸の中から選ばれ
た少なくとも1種と、芳香族ジオール及び脂環族
ジオールの酢酸エステルの中から選ばれた少なく
とも1種と、芳香族オキシカルボン酸の酢酸エス
テルとを混合し、加熱、かきまぜながらアシドリ
シス反応と脱酢酸重縮合反応を行う方法などによ
つて製造することができる。
これらの重縮合反応は、通常150〜400℃の温度
範囲、常圧〜0.01torrの圧力範囲で、溶融状態で
行われ、反応の最終段階では、10torr〜0.01torr
の減圧下で行われる。また、アンチモンやゲルマ
ニウム化合物などの重縮合触媒、リン化合物など
の安定剤、酸化チタンなどのつや消し剤などを必
要に応じて、反応開始から終了までの任意の時点
で加えることができる。得られたポリエステル溶
融物は、そのままダイから押出して製膜すること
もでき、いつたん、冷却固化したのち製膜に用い
ることもでき、さらに、冷却固化して得たポリエ
ステルを軟化点以下の温度で、不活性気体中又は
減圧下で固相重合したのちに製膜に用いることも
できる。
範囲、常圧〜0.01torrの圧力範囲で、溶融状態で
行われ、反応の最終段階では、10torr〜0.01torr
の減圧下で行われる。また、アンチモンやゲルマ
ニウム化合物などの重縮合触媒、リン化合物など
の安定剤、酸化チタンなどのつや消し剤などを必
要に応じて、反応開始から終了までの任意の時点
で加えることができる。得られたポリエステル溶
融物は、そのままダイから押出して製膜すること
もでき、いつたん、冷却固化したのち製膜に用い
ることもでき、さらに、冷却固化して得たポリエ
ステルを軟化点以下の温度で、不活性気体中又は
減圧下で固相重合したのちに製膜に用いることも
できる。
また、本発明で用いるポリエステルには、必要
に応じ他の溶融性ポリマー、例えばナイロン、ポ
リエチレンテレフタレートなどを所望の物性をそ
こなわない範囲の量で適宜配合することができ
る。
に応じ他の溶融性ポリマー、例えばナイロン、ポ
リエチレンテレフタレートなどを所望の物性をそ
こなわない範囲の量で適宜配合することができ
る。
本発明のフイルムは、このようにして得られた
光学異方性ポリエステルを用いて、インフレーシ
ヨン法によりダイより押し出したのち、冷却固化
するまでに二軸流延延伸を行い、巾方向の流延延
伸倍率が引取方向の流延延伸倍率に対して2.5倍
以上になるような条件で製膜することによつて得
られる。このような特別な条件で得られるフイル
ムは、引取方向のみならず巾方向にも優れた機械
的性質を有するものである。
光学異方性ポリエステルを用いて、インフレーシ
ヨン法によりダイより押し出したのち、冷却固化
するまでに二軸流延延伸を行い、巾方向の流延延
伸倍率が引取方向の流延延伸倍率に対して2.5倍
以上になるような条件で製膜することによつて得
られる。このような特別な条件で得られるフイル
ムは、引取方向のみならず巾方向にも優れた機械
的性質を有するものである。
本発明のフイルムにおいては、ポリエステル分
子鎖がフイルム面にほぼ平行に配向し、かつフイ
ルム面に平行な面においてはジグザグ状で規則的
に配列していることが必要である。単にジグザグ
状に配列しているだけで、フイルム面にほぼ平行
に配向しないものは、優れた機械的強度を示さな
い。また、本発明のフイルムでは、フイルム面に
平行な面内でポリエステル分子鎖がジグザグ状で
規則的に配列した層が単層で存在するか又はフイ
ルムの厚さ方向に2層以上累積した層として存在
する。
子鎖がフイルム面にほぼ平行に配向し、かつフイ
ルム面に平行な面においてはジグザグ状で規則的
に配列していることが必要である。単にジグザグ
状に配列しているだけで、フイルム面にほぼ平行
に配向しないものは、優れた機械的強度を示さな
い。また、本発明のフイルムでは、フイルム面に
平行な面内でポリエステル分子鎖がジグザグ状で
規則的に配列した層が単層で存在するか又はフイ
ルムの厚さ方向に2層以上累積した層として存在
する。
次に、本発明のフイルムにおける分子鎖の配向
について、添付図面に従つて説明すると、第1図
及び第2図は本発明のフイルムの分子配向を模式
的に示した図であつて、第1図に示すように、本
発明のフイルムは、フイルム面に平行な面内でポ
リエステル分子鎖がジグザグ状に配列している。
すなわち、フイルム面に平行な面内で、実質的に
一軸方向に配向した縞状の分子構造をもつ巾hの
帯状領域AとBが交互に並んだ状態になつてお
り、両者の境界線1,2をはさんでたがいに隣接
した領域A,Bでは、分子鎖の配向している方向
が境界線において、時計回りに°又は−°変化
し、かつ1つの領域をはさんでその両側に位置す
る2つの境界線1,2における配向方向の変化の
角度は正負が逆転して、見掛け上ジグザグ状に配
列した構造を示している。
について、添付図面に従つて説明すると、第1図
及び第2図は本発明のフイルムの分子配向を模式
的に示した図であつて、第1図に示すように、本
発明のフイルムは、フイルム面に平行な面内でポ
リエステル分子鎖がジグザグ状に配列している。
すなわち、フイルム面に平行な面内で、実質的に
一軸方向に配向した縞状の分子構造をもつ巾hの
帯状領域AとBが交互に並んだ状態になつてお
り、両者の境界線1,2をはさんでたがいに隣接
した領域A,Bでは、分子鎖の配向している方向
が境界線において、時計回りに°又は−°変化
し、かつ1つの領域をはさんでその両側に位置す
る2つの境界線1,2における配向方向の変化の
角度は正負が逆転して、見掛け上ジグザグ状に配
列した構造を示している。
前記は好ましくは45〜150°、さらに好ましく
は60〜120°の範囲にあることが望ましい。この
がこの範囲を逸脱すると、一軸配向に近くなるた
め、引取軸方向と直角な巾方向の機械的性質、例
えば強度及び初期モジユラスが小さくなるので好
ましくない。また、は各境界において同一であ
つてもよいし、前記範囲内であればそれぞれ異な
つていてもよい。さらに、各領域の巾hは、大き
くなりすぎると、光沢の斑や強度の斑が生じるた
め、0.01〜200μmの範囲にあることが好ましく、
特に0.05〜100μmの範囲が好ましい。また、各領
域の巾hはすべて等しくてもよいし、前記範囲内
であればそれぞれ異なつていてもよい。ただし、
この巾はそれと直角な方向には実質的に同一又は
連続的に変化していることが好ましい。すなわ
ち、隣接した領域の境界は、実質的に連続な線と
なつていることが好ましく、境界線が不連続とな
ると機械的性質が低下するので好ましくない。な
お、及びhはX線回折及び偏光顕微鏡により測
定することができる。
は60〜120°の範囲にあることが望ましい。この
がこの範囲を逸脱すると、一軸配向に近くなるた
め、引取軸方向と直角な巾方向の機械的性質、例
えば強度及び初期モジユラスが小さくなるので好
ましくない。また、は各境界において同一であ
つてもよいし、前記範囲内であればそれぞれ異な
つていてもよい。さらに、各領域の巾hは、大き
くなりすぎると、光沢の斑や強度の斑が生じるた
め、0.01〜200μmの範囲にあることが好ましく、
特に0.05〜100μmの範囲が好ましい。また、各領
域の巾hはすべて等しくてもよいし、前記範囲内
であればそれぞれ異なつていてもよい。ただし、
この巾はそれと直角な方向には実質的に同一又は
連続的に変化していることが好ましい。すなわ
ち、隣接した領域の境界は、実質的に連続な線と
なつていることが好ましく、境界線が不連続とな
ると機械的性質が低下するので好ましくない。な
お、及びhはX線回折及び偏光顕微鏡により測
定することができる。
また、本発明のフイルムにおいては、第2図に
示すように、前記したフイルム面に平行な面内で
ポリエステル分子鎖がジグザグ状で規則的に配列
した層が2層以上累積していてもよい。なお、第
1図及び第2図の模式図では、分子鎖が途中で切
れていないように示してあるが、実際には途中で
切れたものも存在すると思われる。
示すように、前記したフイルム面に平行な面内で
ポリエステル分子鎖がジグザグ状で規則的に配列
した層が2層以上累積していてもよい。なお、第
1図及び第2図の模式図では、分子鎖が途中で切
れていないように示してあるが、実際には途中で
切れたものも存在すると思われる。
本発明のフイルムの厚みについては、5〜
500μmの範囲内で用途に応じて適宜選択される。
インフレーシヨン法による製造方法では、環状ス
リツトの巾、膨張比、引取速度の調節などによつ
て、容易にフイルムの厚みを変化することができ
る。また、フイルムの厚さ方向への層構造は、二
軸方方向への延伸の倍率や延伸時の厚さ方向、引
取方向の温度勾配などを変えることによつて変化
させることができる。
500μmの範囲内で用途に応じて適宜選択される。
インフレーシヨン法による製造方法では、環状ス
リツトの巾、膨張比、引取速度の調節などによつ
て、容易にフイルムの厚みを変化することができ
る。また、フイルムの厚さ方向への層構造は、二
軸方方向への延伸の倍率や延伸時の厚さ方向、引
取方向の温度勾配などを変えることによつて変化
させることができる。
本発明のフイルムは、二軸延伸を施すことによ
つて、表面の微視的な凹凸は極めて小さく抑える
ことができるが、機械的あるいは化学的な仕上げ
処理を付与することで、所望の表面状態に加工す
ることもできる。
つて、表面の微視的な凹凸は極めて小さく抑える
ことができるが、機械的あるいは化学的な仕上げ
処理を付与することで、所望の表面状態に加工す
ることもできる。
次に、インフレーシヨン法によつて本発明のフ
イルムを得るための好適な実施態様の1例につい
て説明する。添付図面の第3図は、環状スリツト
を有するインフレーシヨン用ダイから吐出された
溶融ポリエステルがバブルを形成するときの状態
を示す模式図であつて、この図において黒い矢印
はポリエステルの流れを、白い矢印は管状フイル
ムを膨張させるための気体の流れを表わし、符号
Dは環状スリツトダイ直径、dは膨張完了後の管
状フイルムの直径、hは環状スリツトのスリツト
巾、Lは環状スリツトの長さ、lはダイから膨張
開始店までの距離、t:膨張完了後の管状フイル
ムの厚さ、V:吐出線速度(押出し速度)、vは
巻取速度である。
イルムを得るための好適な実施態様の1例につい
て説明する。添付図面の第3図は、環状スリツト
を有するインフレーシヨン用ダイから吐出された
溶融ポリエステルがバブルを形成するときの状態
を示す模式図であつて、この図において黒い矢印
はポリエステルの流れを、白い矢印は管状フイル
ムを膨張させるための気体の流れを表わし、符号
Dは環状スリツトダイ直径、dは膨張完了後の管
状フイルムの直径、hは環状スリツトのスリツト
巾、Lは環状スリツトの長さ、lはダイから膨張
開始店までの距離、t:膨張完了後の管状フイル
ムの厚さ、V:吐出線速度(押出し速度)、vは
巻取速度である。
第3図で示される状態でインフレーシヨンを起
こす場合、ダイから膨張開始店までの距離lとダ
イ径Dとの関係については、l/Dが0.5〜15の
範囲にあるように選ぶことが好ましく、また膨張
開始店で急激に膨張を開始させる方が、ゆるやか
に膨張させるよりもポリマーの配向をコントロー
ルしやすいので好ましい。
こす場合、ダイから膨張開始店までの距離lとダ
イ径Dとの関係については、l/Dが0.5〜15の
範囲にあるように選ぶことが好ましく、また膨張
開始店で急激に膨張を開始させる方が、ゆるやか
に膨張させるよりもポリマーの配向をコントロー
ルしやすいので好ましい。
なお、引取方向と直角な巾方向の延伸倍率(膨
張率)dr1及び引取方向の延伸倍率dr2は次式で表
わされる。
張率)dr1及び引取方向の延伸倍率dr2は次式で表
わされる。
dr1=d/D
dr2=v/V=S/s
〔ただし、d:バルブ径、D:ダイ径、v:引取
速度、V:吐出線速度、S:ダイの環状スリツト
の表面、s:フイルムの断面積πdt(t:フイルム
の厚さ)〕 このようなインフレーシヨン法による製膜にお
いては、ダイ温度は該ポリエステルの軟化点以
上、好ましくは軟化点より10℃以上高くて400℃
以下であることが望ましく、また該ポリエステル
の好ましい見かけ粘度は、製膜を行う温度条件か
つせん断速度が100000sec-1の条件下で10〜2000
ポイズであり、さらに好ましくは20〜1000ポイズ
の範囲である。この見掛け粘度はポリエステルの
重合度、温度、せん断速度によつて左右され、粘
度が低すぎると得られるフイルムの機械的物性が
劣り、また高すぎると溶融物の曳糸製が低下して
膨張率を挙げることが困難となり、均一な二軸配
向のものが得られないことが多い。
速度、V:吐出線速度、S:ダイの環状スリツト
の表面、s:フイルムの断面積πdt(t:フイルム
の厚さ)〕 このようなインフレーシヨン法による製膜にお
いては、ダイ温度は該ポリエステルの軟化点以
上、好ましくは軟化点より10℃以上高くて400℃
以下であることが望ましく、また該ポリエステル
の好ましい見かけ粘度は、製膜を行う温度条件か
つせん断速度が100000sec-1の条件下で10〜2000
ポイズであり、さらに好ましくは20〜1000ポイズ
の範囲である。この見掛け粘度はポリエステルの
重合度、温度、せん断速度によつて左右され、粘
度が低すぎると得られるフイルムの機械的物性が
劣り、また高すぎると溶融物の曳糸製が低下して
膨張率を挙げることが困難となり、均一な二軸配
向のものが得られないことが多い。
さらに、ポリマーの固有粘度は0.5以上、特に
1.0以上であることが好ましく、この固有粘度が
小さいと得られるフイルムの機械的強度が良好で
なく好ましくない。また、インフレーシヨン法に
おいては、環状のスリツトを有するダイより溶融
したポリマーを押出して環状のフイルムを得る
が、この際所望のフイルムの厚さに応じて該スリ
ツトの間隙を適宜選ぶことができる。このスリツ
トの間〓は通常0.01〜10mm、好ましくは0.05〜2
mmの範囲で選ばれる。ダイのL/h(L:スリツ
トの長さ、h:スリツトの間〓)は3〜70、好ま
しくは5〜50の範囲で選ばれる。
1.0以上であることが好ましく、この固有粘度が
小さいと得られるフイルムの機械的強度が良好で
なく好ましくない。また、インフレーシヨン法に
おいては、環状のスリツトを有するダイより溶融
したポリマーを押出して環状のフイルムを得る
が、この際所望のフイルムの厚さに応じて該スリ
ツトの間隙を適宜選ぶことができる。このスリツ
トの間〓は通常0.01〜10mm、好ましくは0.05〜2
mmの範囲で選ばれる。ダイのL/h(L:スリツ
トの長さ、h:スリツトの間〓)は3〜70、好ま
しくは5〜50の範囲で選ばれる。
本発明のフイルムを得るためには、このように
してダイから吐出された管状フイルムは、そのま
ま強制的又は自然冷却してもよいし、あるいは加
熱筒又は保温筒などの高温雰囲気中を通過させた
のち、強制的又は自然冷却してもよい。このよう
に、ダイから吐出されたあとの雰囲気の温度分布
を、使用するポリエステルの特性に応じて適宜変
えることにより、バブルを前記の第3図又はそれ
とは異なつた状態にして製膜することができる。
してダイから吐出された管状フイルムは、そのま
ま強制的又は自然冷却してもよいし、あるいは加
熱筒又は保温筒などの高温雰囲気中を通過させた
のち、強制的又は自然冷却してもよい。このよう
に、ダイから吐出されたあとの雰囲気の温度分布
を、使用するポリエステルの特性に応じて適宜変
えることにより、バブルを前記の第3図又はそれ
とは異なつた状態にして製膜することができる。
ダイから吐出された管状フイルムは、内面から
外力、例えば気体により圧力をかけて、膨張させ
ると同時に引取方向にも必要に応じ延伸、あるい
は収縮させながら巻取り、フイルムを得る。この
際引取方向と直角な巾方向の延伸倍率は2以上、
特に3〜50の範囲にあることが好ましく、また引
取方向の延伸倍率は0.1以上、特に0.2〜20の範囲
にあることが好ましい。
外力、例えば気体により圧力をかけて、膨張させ
ると同時に引取方向にも必要に応じ延伸、あるい
は収縮させながら巻取り、フイルムを得る。この
際引取方向と直角な巾方向の延伸倍率は2以上、
特に3〜50の範囲にあることが好ましく、また引
取方向の延伸倍率は0.1以上、特に0.2〜20の範囲
にあることが好ましい。
本発明のフイルムを得るためには、引取方向と
直角な巾方向の延伸倍率が引取方向の延伸倍率に
対して2.5倍以上になるように製膜することが必
要であり、特に3〜15倍の範囲になるように製膜
することが好ましい。このような条件で製膜する
ことによりはじめて、得られるフイルムにおける
ポリマーの配向を、引取方向と巾方向とでバラン
スさせることができ、引取方向のみならず、巾方
向にも優れた機械的性質や寸法安定製を有する、
耐熱性の良好な透明フイルムが得られる。
直角な巾方向の延伸倍率が引取方向の延伸倍率に
対して2.5倍以上になるように製膜することが必
要であり、特に3〜15倍の範囲になるように製膜
することが好ましい。このような条件で製膜する
ことによりはじめて、得られるフイルムにおける
ポリマーの配向を、引取方向と巾方向とでバラン
スさせることができ、引取方向のみならず、巾方
向にも優れた機械的性質や寸法安定製を有する、
耐熱性の良好な透明フイルムが得られる。
このようにして得られたフイルムは、必要に応
じ、さらに緊張下又は弛緩下において熱処理する
ことにより、その性質を改善することができる。
じ、さらに緊張下又は弛緩下において熱処理する
ことにより、その性質を改善することができる。
発明の効果
従来の方法例えば特開昭56−46728号公報にお
ける、引取方向の延伸倍率と膨張倍率との比が
1:1の実施例の製膜方法では等方性のフイルム
が得られず、引取方向に過度に一軸配向したフイ
ルムというよりも、むしろスプリツトフアイバ様
のものが得られるにすぎないのに対し、本発明の
フイルムは、引取方向のみならず、巾方向にも優
れた機械的性質や寸法安定性などを有する等方的
にバランスのとれた二軸配向フイルムであり、そ
の上このものは高強度、高弾性率、低水分率、良
好な耐熱性、良好な耐湿寸法安定性、良好な耐候
性などを有していることから、ビデオテープ、コ
ンピユーターテープ、カセツトテープ、フロツピ
デイスク、フレキシブルプリント配線基板用フイ
ルムなどの電気関係の用途に好ましく用いられ、
その他包装用やラミネート用などにも用いること
ができる。
ける、引取方向の延伸倍率と膨張倍率との比が
1:1の実施例の製膜方法では等方性のフイルム
が得られず、引取方向に過度に一軸配向したフイ
ルムというよりも、むしろスプリツトフアイバ様
のものが得られるにすぎないのに対し、本発明の
フイルムは、引取方向のみならず、巾方向にも優
れた機械的性質や寸法安定性などを有する等方的
にバランスのとれた二軸配向フイルムであり、そ
の上このものは高強度、高弾性率、低水分率、良
好な耐熱性、良好な耐湿寸法安定性、良好な耐候
性などを有していることから、ビデオテープ、コ
ンピユーターテープ、カセツトテープ、フロツピ
デイスク、フレキシブルプリント配線基板用フイ
ルムなどの電気関係の用途に好ましく用いられ、
その他包装用やラミネート用などにも用いること
ができる。
実施例
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
る。
る。
なお、各物性及びせん断速度は次に示す方法に
従つて測定した。
従つて測定した。
(1) 見掛けの粘度(溶融粘度)ηa、せん断速度
γa 高化式フローテスターを用い、製膜と同じ温
度条件でポリマーを吐出させて、その吐出量Q
〔ml/sec〕から次式によつて算出した。
γa 高化式フローテスターを用い、製膜と同じ温
度条件でポリマーを吐出させて、その吐出量Q
〔ml/sec〕から次式によつて算出した。
ηa=πPr4/8′lQ
γa=4Q/πr2
ただし、′l:ノズルの長さ〔cm〕、r:ノズ
ルの半径〔cm〕、P:ノズルより押出す際の圧
力〔dyne/cm2〕 なお、′l=0.05cm、r=0.0125cm、p=9.8
×107dyne/cm2の条件で測定した。
ルの半径〔cm〕、P:ノズルより押出す際の圧
力〔dyne/cm2〕 なお、′l=0.05cm、r=0.0125cm、p=9.8
×107dyne/cm2の条件で測定した。
(2) 固有粘度ηsp/c
十分に乾燥させたポリエステル125mgを、フ
エノール25重量%、テトラクロルエタン35重量
%及びp−クロルフエノール40重量%から成る
混合溶媒25c.c.に加え、140℃で1時間かきまぜ
ながら加熱して完全に溶解させたのち、20℃ま
で自然冷却させる。この溶液10c.c.を取り出し、
オストワルド粘度計に移して35℃の恒温槽に浸
せきし、溶液温度が35℃になつたところで流下
時間T〔sec〕を測定し、次式によつて算出し
た。
エノール25重量%、テトラクロルエタン35重量
%及びp−クロルフエノール40重量%から成る
混合溶媒25c.c.に加え、140℃で1時間かきまぜ
ながら加熱して完全に溶解させたのち、20℃ま
で自然冷却させる。この溶液10c.c.を取り出し、
オストワルド粘度計に移して35℃の恒温槽に浸
せきし、溶液温度が35℃になつたところで流下
時間T〔sec〕を測定し、次式によつて算出し
た。
ηsp/c=(T/To−1)/C
c=0.125/25
ただし、To:ポリマーを含まない溶媒のみ
の流下時間〔sec〕 (3) X線回折により次の手順で測定する。
の流下時間〔sec〕 (3) X線回折により次の手順で測定する。
すなわち、本発明のフイルムに用いたものと
同一のポリエステルを用い、溶融紡糸又はTダ
イ製膜法により、一軸配向の繊維又はフイルム
を得る。通常は約2以上のドラフトをかけれ
ば、十分に一軸配向した試料が得られる。次に
この一軸配向試料及び本発明のフイルムの広角
X線回折写真をとる(X線の照射方向は繊維軸
又はフイルム面に垂直とする)。本発明のフイ
ルムの回折点は、一軸方向試料の回折写真にお
ける赤外線上又は子午線上にある回折点が、そ
の同一のブラツグ角(2θ)において円周方向に
2点に分かれたものであり、この2つの回折点
のなす角がである。は写真から求めるか、
又は一軸配向試料の回折点の存在するブラツグ
角(2θ)において、繊維試料台を用いて本発明
のフイルム試料を回転させて回折強度を測定
し、その曲線のピークを示す2つの方位角の差
から求める。
同一のポリエステルを用い、溶融紡糸又はTダ
イ製膜法により、一軸配向の繊維又はフイルム
を得る。通常は約2以上のドラフトをかけれ
ば、十分に一軸配向した試料が得られる。次に
この一軸配向試料及び本発明のフイルムの広角
X線回折写真をとる(X線の照射方向は繊維軸
又はフイルム面に垂直とする)。本発明のフイ
ルムの回折点は、一軸方向試料の回折写真にお
ける赤外線上又は子午線上にある回折点が、そ
の同一のブラツグ角(2θ)において円周方向に
2点に分かれたものであり、この2つの回折点
のなす角がである。は写真から求めるか、
又は一軸配向試料の回折点の存在するブラツグ
角(2θ)において、繊維試料台を用いて本発明
のフイルム試料を回転させて回折強度を測定
し、その曲線のピークを示す2つの方位角の差
から求める。
(4) h
得られたフイルムを厚さが5μm以下になる
ように引きはがし、偏光顕微鏡の試料台にの
せ、直交ニコル下でフイルム面に消光域とそう
でない域による縞模様が観察されるように試料
台を回転させ、それぞれの域の巾hを測微計に
より測定する。
ように引きはがし、偏光顕微鏡の試料台にの
せ、直交ニコル下でフイルム面に消光域とそう
でない域による縞模様が観察されるように試料
台を回転させ、それぞれの域の巾hを測微計に
より測定する。
実施例 1
メチルヒドロキノンジアセテート197.6g
(0.95モル)、テレフタル酸124.4g(0.75モル)、
p−アセトキシ安息香酸284.4g(1.58モル)、ポ
リエチレンテレフタレート129.6g(0.68モル)
を、かきまぜ機、減圧蒸留装置を取付けた重合反
応器に仕込み、窒素気流中でかきまぜながら60分
間で310℃に昇温したのち、5分間かけて徐々に
減圧し、2torrで180分間反応を行つた。反応終了
後、窒素を導入して系を常圧に戻してポリエステ
ル溶融物を取出し、自然冷却固化させたのち、ク
ラツシヤーで粉砕した。
(0.95モル)、テレフタル酸124.4g(0.75モル)、
p−アセトキシ安息香酸284.4g(1.58モル)、ポ
リエチレンテレフタレート129.6g(0.68モル)
を、かきまぜ機、減圧蒸留装置を取付けた重合反
応器に仕込み、窒素気流中でかきまぜながら60分
間で310℃に昇温したのち、5分間かけて徐々に
減圧し、2torrで180分間反応を行つた。反応終了
後、窒素を導入して系を常圧に戻してポリエステ
ル溶融物を取出し、自然冷却固化させたのち、ク
ラツシヤーで粉砕した。
得られたポリエステルの融点は270℃であり、
溶融状態で光学異方性を示した。固有粘度は2.31
であり、310℃における溶融粘度は100000sec-1の
せん断速度のもとで380ポイズを示した。
溶融状態で光学異方性を示した。固有粘度は2.31
であり、310℃における溶融粘度は100000sec-1の
せん断速度のもとで380ポイズを示した。
このポリエステルを320℃で直径5mm、スリツ
ト巾0.25mmの環状スリツトダイより、97cm/min
の速度で押出し、この管状フイルムの中空部に窒
素を圧入して管状フイルムの直径をダイ下約1cm
のところで8.8倍に急膨張させたのち、125cm/
minの速度で巻取つた。この際、ダイの下は円筒
状のカバーをつけて約300℃に加熱し、次いで室
温の空気で冷却した。
ト巾0.25mmの環状スリツトダイより、97cm/min
の速度で押出し、この管状フイルムの中空部に窒
素を圧入して管状フイルムの直径をダイ下約1cm
のところで8.8倍に急膨張させたのち、125cm/
minの速度で巻取つた。この際、ダイの下は円筒
状のカバーをつけて約300℃に加熱し、次いで室
温の空気で冷却した。
得られたフイルムは巾方向の延伸倍率(膨張
率)が引取方向の延伸倍率に対して6.8倍であり
厚さは23μmであつた。このものを引取試験にか
けたところ、引取方向の初期モジユラス、強度、
伸度はそれそれ503Kg/mm2、16.7Kg/mm2、7.7%、
巾方向の初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ
512Kg/mm2、18.5Kg/mm2、10.2%であつて、引取
方向及び巾方向がほぼ同等の性能を有する光沢の
あるフイルムであつた。また水分率は0.1%であ
つた。
率)が引取方向の延伸倍率に対して6.8倍であり
厚さは23μmであつた。このものを引取試験にか
けたところ、引取方向の初期モジユラス、強度、
伸度はそれそれ503Kg/mm2、16.7Kg/mm2、7.7%、
巾方向の初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ
512Kg/mm2、18.5Kg/mm2、10.2%であつて、引取
方向及び巾方向がほぼ同等の性能を有する光沢の
あるフイルムであつた。また水分率は0.1%であ
つた。
このフイルムを偏光顕微鏡及びX線回折により
調べたところ、第1図及び第2図に示すような、
°=95〜108°、h=5〜25μmのジグザグの配向
を有す層が複数重なり合つた構造となつているこ
とが確認された。
調べたところ、第1図及び第2図に示すような、
°=95〜108°、h=5〜25μmのジグザグの配向
を有す層が複数重なり合つた構造となつているこ
とが確認された。
実施例 2
実施例1と同じ原料組成で、同様にして重合、
粉砕してポリエステルを得た。
粉砕してポリエステルを得た。
このポリエステルの固有粘度は2.10であり、こ
のものを300℃で、直径5mm、スリツト巾0.25mm
の環状スリツトダイより42cm/minの速度で押出
し、この環状フイルムの中空部に窒素を圧入して
ダイ下約2cmのところで7.9倍に急膨張させて854
cm/minの速度で巻取つた。
のものを300℃で、直径5mm、スリツト巾0.25mm
の環状スリツトダイより42cm/minの速度で押出
し、この環状フイルムの中空部に窒素を圧入して
ダイ下約2cmのところで7.9倍に急膨張させて854
cm/minの速度で巻取つた。
得られたフイルムは巾方向の延伸倍率(膨張
率)が引取方向の延伸倍率に対して3.9倍で厚さ
16μmの透明なフイルムであり、引取方向の初期
モジユラス、強度、伸度はそれぞれ757Kg/mm2、
18.8Kg/mm2、13.6%、巾方向の初期モジユラス、
強度、伸度はそれぞれ600Kg/mm2、17.7Kg/mm2、
5.2%であつて、引取方向及び巾方向でほぼ同等
の性能を示した。
率)が引取方向の延伸倍率に対して3.9倍で厚さ
16μmの透明なフイルムであり、引取方向の初期
モジユラス、強度、伸度はそれぞれ757Kg/mm2、
18.8Kg/mm2、13.6%、巾方向の初期モジユラス、
強度、伸度はそれぞれ600Kg/mm2、17.7Kg/mm2、
5.2%であつて、引取方向及び巾方向でほぼ同等
の性能を示した。
このフイルムは実施例1と同様に、第1図及び
第2図に示した配向を有し、°=62〜77°、h=
15〜40μmの多層構造を有することが偏光顕微鏡
観察及びX線回折により確認された。
第2図に示した配向を有し、°=62〜77°、h=
15〜40μmの多層構造を有することが偏光顕微鏡
観察及びX線回折により確認された。
実施例 3
p−アセトキシ安息香酸362.8g(2.01モル)、
6−アセトキシ−2−ナフトエ酸107.0g(0.47
モル)、テレフタル酸51.4g(0.31モル)、ビフエ
ノールジアセテート83.8g(0.31モル)をかきま
ぜ機、減圧蒸留装置を取付けた重合反応器に仕込
み、窒素気流中でかきまぜながら60分間で330℃
に昇温したのち、10分かけて徐々に減圧して
2torrで130分間反応を行つた。反応終了後、窒素
を導入して系を常圧に戻してポリエステル溶融物
を取出し、自然冷却固化させたのち、クラツシヤ
ーで粉砕した。
6−アセトキシ−2−ナフトエ酸107.0g(0.47
モル)、テレフタル酸51.4g(0.31モル)、ビフエ
ノールジアセテート83.8g(0.31モル)をかきま
ぜ機、減圧蒸留装置を取付けた重合反応器に仕込
み、窒素気流中でかきまぜながら60分間で330℃
に昇温したのち、10分かけて徐々に減圧して
2torrで130分間反応を行つた。反応終了後、窒素
を導入して系を常圧に戻してポリエステル溶融物
を取出し、自然冷却固化させたのち、クラツシヤ
ーで粉砕した。
得られたポリエステルの融点は270℃で、320℃
における溶融粘度は16000sec-1のせん断速度のも
とで50ポイズを示した。
における溶融粘度は16000sec-1のせん断速度のも
とで50ポイズを示した。
このポリエステルを310℃で、直径5mm、スリ
ツト巾0.25mmの環状スリツトダイより97cm/min
の速度で押出し、この環状フイルムの中空部に窒
素を圧入して、ダイ下約2cmのところで10.3倍に
急膨張させ、140cm/minの速度で巻取つた。
ツト巾0.25mmの環状スリツトダイより97cm/min
の速度で押出し、この環状フイルムの中空部に窒
素を圧入して、ダイ下約2cmのところで10.3倍に
急膨張させ、140cm/minの速度で巻取つた。
得られたフイルムは、巾方向の延伸倍率が引取
方向の延伸倍率に対して7.1倍の厚さ18μmの光沢
を有するフイルムであり、引取方向の初期モジユ
ラス、強度、伸度はそれぞれ587g/mm2、20.2
Kg/mm2、4.7%、巾方向の初期モジユラス、強度、
伸度はそれぞれ532Kg/mm2、18.6Kg/mm2、5.8%で
あつて、引取方向及び巾方向でほぼ同等の性能を
示した。
方向の延伸倍率に対して7.1倍の厚さ18μmの光沢
を有するフイルムであり、引取方向の初期モジユ
ラス、強度、伸度はそれぞれ587g/mm2、20.2
Kg/mm2、4.7%、巾方向の初期モジユラス、強度、
伸度はそれぞれ532Kg/mm2、18.6Kg/mm2、5.8%で
あつて、引取方向及び巾方向でほぼ同等の性能を
示した。
このフイルムの分子の配向を偏光顕微鏡及びX
線回折で調べたところ、第1図及び第2図に示し
たような配向を有し、°=105〜118°、h=10〜
30μmの複数の層が重なつた構造であることが確
認された。
線回折で調べたところ、第1図及び第2図に示し
たような配向を有し、°=105〜118°、h=10〜
30μmの複数の層が重なつた構造であることが確
認された。
比較例 1
実施例1で得たポリエステルを310℃で、直径
10mm、スリツト巾0.25mmの環状スリツトダイより
56cm/minの速度で押出し、この管状フイルムの
中空部に窒素を圧入して、ダイ下約1cmのところ
で急膨張させ、管状フイルムの径を4.4倍として
118cm/minの速度で巻取つた。
10mm、スリツト巾0.25mmの環状スリツトダイより
56cm/minの速度で押出し、この管状フイルムの
中空部に窒素を圧入して、ダイ下約1cmのところ
で急膨張させ、管状フイルムの径を4.4倍として
118cm/minの速度で巻取つた。
得られたフイルムは巾方向の延伸倍率が引取方
向の延伸倍率に対して2.2倍であり、引取方向の
初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ1220Kg/
mm2、17.4Kg/mm2、2.1%であるのに対し、巾方向
の初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ59Kg/
mm2、1.2Kg/mm2、3.2%であつて、引取方向には良
好な機械的性質を有するにもかかわらず、巾方向
には極めて弱いアンバランスなフイルムであつ
た。
向の延伸倍率に対して2.2倍であり、引取方向の
初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ1220Kg/
mm2、17.4Kg/mm2、2.1%であるのに対し、巾方向
の初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ59Kg/
mm2、1.2Kg/mm2、3.2%であつて、引取方向には良
好な機械的性質を有するにもかかわらず、巾方向
には極めて弱いアンバランスなフイルムであつ
た。
なお、第1図及び第2図に示した分子配向の存
在の有無を偏光顕微鏡及びX線回折により調べた
ところ、実質的に=0、h=∞で分子がほぼ引
取方向にそろつた状態で配向しており、分子のジ
グザグ状の配向は認められなかつた。
在の有無を偏光顕微鏡及びX線回折により調べた
ところ、実質的に=0、h=∞で分子がほぼ引
取方向にそろつた状態で配向しており、分子のジ
グザグ状の配向は認められなかつた。
比較例 2
実施例2で得られたポリエステルを310℃で、
直径10mm、スリツト巾0.25mmの環状スリツトダイ
より56cm/minの速度で押出し、この管状フイル
ムの中空部に窒素を圧入して、ダイを出た直後で
急膨張させ、管状フイルムの径を9.8倍として246
cm/minの速度で巻取つた。
直径10mm、スリツト巾0.25mmの環状スリツトダイ
より56cm/minの速度で押出し、この管状フイル
ムの中空部に窒素を圧入して、ダイを出た直後で
急膨張させ、管状フイルムの径を9.8倍として246
cm/minの速度で巻取つた。
得られたフイルムは、巾方向の延伸倍率が引取
方向の延伸倍率に対して2.2倍であり、引取方向
の初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ1086
Kg/mm2、38.3Kg/mm2、6.6%であるのに対し、巾
方向の初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ
270Kg/mm2、8.7Kg/mm2、11.4%であつて、引取方
向と巾方向で機械的性能がアンバランスなフイル
ムであつた。
方向の延伸倍率に対して2.2倍であり、引取方向
の初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ1086
Kg/mm2、38.3Kg/mm2、6.6%であるのに対し、巾
方向の初期モジユラス、強度、伸度はそれぞれ
270Kg/mm2、8.7Kg/mm2、11.4%であつて、引取方
向と巾方向で機械的性能がアンバランスなフイル
ムであつた。
分子配向の形態は比較例1と同じく、実質的に
=0、h=∞のほぼ引取方向に揃つた配向を有
しており、第1図及び第2図に示したようなジグ
ザグの配向は確認されなかつた。
=0、h=∞のほぼ引取方向に揃つた配向を有
しており、第1図及び第2図に示したようなジグ
ザグの配向は確認されなかつた。
なお、実施例2及び3で使用したポリエステル
の溶融物は、偏光顕微鏡による観察で溶解時に光
学異方性を有することが確認された。
の溶融物は、偏光顕微鏡による観察で溶解時に光
学異方性を有することが確認された。
第1図及び第2図は本発明のポリエステルフイ
ルムにおける分子配向の模式図であり、第3図
は、本発明のポリエステルフイルムの製造におい
て、環状スリツトを有するインフレーシヨン用ダ
イから吐出された溶融ポリエステルがバブルを形
成する状態を示す模式図である。
ルムにおける分子配向の模式図であり、第3図
は、本発明のポリエステルフイルムの製造におい
て、環状スリツトを有するインフレーシヨン用ダ
イから吐出された溶融ポリエステルがバブルを形
成する状態を示す模式図である。
Claims (1)
- 1 光学異方性溶融物を形成するポリエステルか
ら成るフイルムであつて、ポリエステル分子鎖が
フイルム面にほぼ平行に配向し、かつフイルム面
に平行な面内において、該分子鎖がジグザグ状で
規則的に配列した層が単層又は2層以上の累積層
として存在することを特徴とするポリエステルフ
イルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8312085A JPS61241317A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | ポリエステルフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8312085A JPS61241317A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | ポリエステルフイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61241317A JPS61241317A (ja) | 1986-10-27 |
| JPH0511021B2 true JPH0511021B2 (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=13793342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8312085A Granted JPS61241317A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | ポリエステルフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61241317A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4966807A (en) * | 1988-06-13 | 1990-10-30 | Foster Miller, Inc. | Multiaxially oriented thermotropic polymer films and method of preparation |
| JPH0826129B2 (ja) * | 1988-10-18 | 1996-03-13 | 積水化学工業株式会社 | 芳香族ポリエステル |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5646728A (en) * | 1979-09-25 | 1981-04-28 | Teijin Ltd | Preparation of polyester film |
| DE3066823D1 (en) * | 1979-06-25 | 1984-04-12 | Teijin Ltd | Biaxially oriented wholly aromatic polyester film and process for producing same |
| JPS56166023A (en) * | 1980-05-27 | 1981-12-19 | Teijin Ltd | Polyester film |
| JPS5889323A (ja) * | 1981-11-25 | 1983-05-27 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フイルムの製法 |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP8312085A patent/JPS61241317A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61241317A (ja) | 1986-10-27 |
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