JPH0511065B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511065B2 JPH0511065B2 JP62016645A JP1664587A JPH0511065B2 JP H0511065 B2 JPH0511065 B2 JP H0511065B2 JP 62016645 A JP62016645 A JP 62016645A JP 1664587 A JP1664587 A JP 1664587A JP H0511065 B2 JPH0511065 B2 JP H0511065B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered body
- toughness
- strength
- silicon
- metals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ceramic Products (AREA)
Description
「産業上の利用分野」
本発明は、高強度、高靱性を有する窒化ケイ素
焼結体の製造法に好適に利用される。 「従来の技術」 窒化ケイ素焼結体の強度、靱性を改善する方法
として、焼結体中にウイスカーを分散させる方法
によるもの(特開昭56−92180号公報)や、他の
粒子を分散させる方法によるもの(特開昭61−
158867号公報)が知られており、いずれもヤング
率、熱膨張係数等の物理的特性においてSi3N4と
異なる物質が焼結体中に存在することにより、焼
結体中にマイクロクラツクや残留応力が発生し、
高強度化、高靱性化がなされるものと考えられて
いる。 「発明が解決しようとする問題点」 しかし、上記従来方法によれば、均一に粒子や
ウイスカーを分散させるのは非常に困難であり、
分散が不十分であると欠陥を生じやすい。また、
粒子等が焼結を抑制するため、緻密化し難いし、
粒子等が大きいとそれ自体が欠陥となつて強度を
低下させる、などの問題点があつた。 本発明は、かかる問題点を解決し、高強度、高
靱性で理論密度の95%以上の密度を有する窒化ケ
イ素焼結体の製造法を提供することを目的とす
る。 「問題点を解決するための手段」 その手段は、ケイ素合金を粉砕し、成形し、窒
素を含む雰囲気中温度1000℃以上1500℃未満で加
熱窒化した後、更に高い温度で焼成するところに
ある。ここでケイ素合金は、窒化物が安定的に存
在しうる金属(ケイ素を除く)を含むものである
ことが必要で、V,Cr,Zr,Nb,Hf及びTaの
うちから選ばれる1種以上0.1〜30重量%を含む
ものである。 「作用」 加熱窒化により、合金中のケイ素はSi3N4とな
り、ケイ素以外の金属も窒化物となる。而してケ
イ素以外の金属は、もともと合金中に均一に存在
しているから、これら金属の窒化物はSi3N4マト
リツクス中に均一かつ微細に分散した状態とな
る。加熱窒化後、さらに高い温度で焼成すること
により、均一微細な分散状態のまま緻密化する。 得られた焼結体は、Si3N4と、熱膨張係数、ヤ
ング率等の特性の異なる金属窒化物とが混在した
ものであるから、焼結後の冷却過程において又は
その後に応力が加わつた場合にマイクロクラツク
や残留応力が発生する。そしてこれらマイクロク
ラツクや残留応力がクラツクの進展を防止し、又
はその進行方向を変える作用をするのであるが、
上記の通り分散状態が均一であるから、かかる作
用も焼結体内部で均等にはたらき、高強度化、高
靱性化をもたらすのである。合金として上記1種
以上の金属を0.1〜30重量%含むものが望ましい
としたのは、これら金属の窒化物がSi3N4と混在
するときに最適のマイクロクラツク又は残留応力
を発生せしめるからである。但し、その量が0.1
%に満たないと十分に作用せず、30%を超えると
焼結体全体としての強度が低下するので0.1〜30
重量%に限定した。 なお、合金の中には上記1種以上の金属の他に
希土類金属が含まれていてもよく、本発明の作用
を妨げることはない。 「実施例」 純度99%のSi粉末と第1表に示す金属の粉末を
混合し、加熱溶解し、冷却してケイ素合金を作つ
た。このケイ素合金を粗粉砕し、さらにSi3N4製
ボールミルを用いて平均粒径1μmになるまで粉砕
し、Y2O3及びAl2O3を添加混合し、4ton/cm2の圧
力でラバープレス成形し、N2とH2の混合ガス雰
囲気中温度1000〜1500℃で加熱することにより窒
化した後、N2ガス圧50atm、温度1900℃で焼成
することにより、窒化ケイ素焼結体No.1〜No.7を
製造した。 比較のために純度98%、平均粒径0.7μmのSi3
N4にTiN,Y2O3及びAl2O3を混合し、N2ガス圧
50atm、温度1900℃で焼成することにより、焼結
体No.2と同一の組成を有する窒化ケイ素焼結体No.
8を製造した。 焼結体No.1〜No.8から、大きさ3×4×40mmの
試験片を切り出し、密度、室温強度及び破壊靱性
値の測定を行つた。強度はスパン30mmの3点曲げ
法により、破壊靱性値はビツカース圧子押し込み
法により、それぞれ測定した。測定結果を第1表
に示す。
焼結体の製造法に好適に利用される。 「従来の技術」 窒化ケイ素焼結体の強度、靱性を改善する方法
として、焼結体中にウイスカーを分散させる方法
によるもの(特開昭56−92180号公報)や、他の
粒子を分散させる方法によるもの(特開昭61−
158867号公報)が知られており、いずれもヤング
率、熱膨張係数等の物理的特性においてSi3N4と
異なる物質が焼結体中に存在することにより、焼
結体中にマイクロクラツクや残留応力が発生し、
高強度化、高靱性化がなされるものと考えられて
いる。 「発明が解決しようとする問題点」 しかし、上記従来方法によれば、均一に粒子や
ウイスカーを分散させるのは非常に困難であり、
分散が不十分であると欠陥を生じやすい。また、
粒子等が焼結を抑制するため、緻密化し難いし、
粒子等が大きいとそれ自体が欠陥となつて強度を
低下させる、などの問題点があつた。 本発明は、かかる問題点を解決し、高強度、高
靱性で理論密度の95%以上の密度を有する窒化ケ
イ素焼結体の製造法を提供することを目的とす
る。 「問題点を解決するための手段」 その手段は、ケイ素合金を粉砕し、成形し、窒
素を含む雰囲気中温度1000℃以上1500℃未満で加
熱窒化した後、更に高い温度で焼成するところに
ある。ここでケイ素合金は、窒化物が安定的に存
在しうる金属(ケイ素を除く)を含むものである
ことが必要で、V,Cr,Zr,Nb,Hf及びTaの
うちから選ばれる1種以上0.1〜30重量%を含む
ものである。 「作用」 加熱窒化により、合金中のケイ素はSi3N4とな
り、ケイ素以外の金属も窒化物となる。而してケ
イ素以外の金属は、もともと合金中に均一に存在
しているから、これら金属の窒化物はSi3N4マト
リツクス中に均一かつ微細に分散した状態とな
る。加熱窒化後、さらに高い温度で焼成すること
により、均一微細な分散状態のまま緻密化する。 得られた焼結体は、Si3N4と、熱膨張係数、ヤ
ング率等の特性の異なる金属窒化物とが混在した
ものであるから、焼結後の冷却過程において又は
その後に応力が加わつた場合にマイクロクラツク
や残留応力が発生する。そしてこれらマイクロク
ラツクや残留応力がクラツクの進展を防止し、又
はその進行方向を変える作用をするのであるが、
上記の通り分散状態が均一であるから、かかる作
用も焼結体内部で均等にはたらき、高強度化、高
靱性化をもたらすのである。合金として上記1種
以上の金属を0.1〜30重量%含むものが望ましい
としたのは、これら金属の窒化物がSi3N4と混在
するときに最適のマイクロクラツク又は残留応力
を発生せしめるからである。但し、その量が0.1
%に満たないと十分に作用せず、30%を超えると
焼結体全体としての強度が低下するので0.1〜30
重量%に限定した。 なお、合金の中には上記1種以上の金属の他に
希土類金属が含まれていてもよく、本発明の作用
を妨げることはない。 「実施例」 純度99%のSi粉末と第1表に示す金属の粉末を
混合し、加熱溶解し、冷却してケイ素合金を作つ
た。このケイ素合金を粗粉砕し、さらにSi3N4製
ボールミルを用いて平均粒径1μmになるまで粉砕
し、Y2O3及びAl2O3を添加混合し、4ton/cm2の圧
力でラバープレス成形し、N2とH2の混合ガス雰
囲気中温度1000〜1500℃で加熱することにより窒
化した後、N2ガス圧50atm、温度1900℃で焼成
することにより、窒化ケイ素焼結体No.1〜No.7を
製造した。 比較のために純度98%、平均粒径0.7μmのSi3
N4にTiN,Y2O3及びAl2O3を混合し、N2ガス圧
50atm、温度1900℃で焼成することにより、焼結
体No.2と同一の組成を有する窒化ケイ素焼結体No.
8を製造した。 焼結体No.1〜No.8から、大きさ3×4×40mmの
試験片を切り出し、密度、室温強度及び破壊靱性
値の測定を行つた。強度はスパン30mmの3点曲げ
法により、破壊靱性値はビツカース圧子押し込み
法により、それぞれ測定した。測定結果を第1表
に示す。
【表】
第1表から、本発明に係る焼結体No.1〜No.6は
純ケイ素から製造した焼結体No.7に比べて強度、
靱製ともに高く、添加した副成分金属の窒化物に
より強化されていることがわかつた。また、焼結
体No.8に比べ焼結体No.2の方が密度、強度、靱性
ともに高く、本発明の製造法が従来法よりも緻密
化が容易でかつ強度、靱性を向上させるのに効果
的であることがわかつた。 「発明の効果」 緻密で高強度、高靱性を有する窒化ケイ素焼結
体を容易に製造することができる。
純ケイ素から製造した焼結体No.7に比べて強度、
靱製ともに高く、添加した副成分金属の窒化物に
より強化されていることがわかつた。また、焼結
体No.8に比べ焼結体No.2の方が密度、強度、靱性
ともに高く、本発明の製造法が従来法よりも緻密
化が容易でかつ強度、靱性を向上させるのに効果
的であることがわかつた。 「発明の効果」 緻密で高強度、高靱性を有する窒化ケイ素焼結
体を容易に製造することができる。
Claims (1)
- 1 Ti,V,Cr,Zr,Nb,Hf及びTaのうちか
ら選ばれる1種以上0.1〜30重量%を含有するケ
イ素合金を粉砕し、成形し、窒素を含む雰囲気中
1000℃以上1500℃未満で加熱窒化した後、更に高
い温度で焼成することを特徴とする窒化ケイ素焼
結体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62016645A JPS63185866A (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 窒化ケイ素焼結体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62016645A JPS63185866A (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 窒化ケイ素焼結体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63185866A JPS63185866A (ja) | 1988-08-01 |
| JPH0511065B2 true JPH0511065B2 (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=11922086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62016645A Granted JPS63185866A (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 窒化ケイ素焼結体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63185866A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2949586B2 (ja) * | 1988-03-07 | 1999-09-13 | 株式会社日立製作所 | 電導材及びその製造法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5141011A (en) * | 1974-10-03 | 1976-04-06 | Tatsuro Kuratomi | 4 chitsuka 3 keisoseikeitaino seizoho |
| JPH0633174B2 (ja) * | 1985-06-28 | 1994-05-02 | 京セラ株式会社 | 窒化珪素質焼結体の製造方法 |
-
1987
- 1987-01-27 JP JP62016645A patent/JPS63185866A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63185866A (ja) | 1988-08-01 |
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