JPH0511468A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH0511468A JPH0511468A JP15931991A JP15931991A JPH0511468A JP H0511468 A JPH0511468 A JP H0511468A JP 15931991 A JP15931991 A JP 15931991A JP 15931991 A JP15931991 A JP 15931991A JP H0511468 A JPH0511468 A JP H0511468A
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- JP
- Japan
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- charge transfer
- charge
- compound
- transfer material
- hydrazone compound
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高移動度を示し、残留電位、暗減衰が小さ
く、良好な繰り返し安定性を示す電荷移動層を形成す
る。 【構成】 導電性基板上に、アンダーコート層、電荷発
生層、電荷移動層の順に積層する。電荷移動層を下記一
般式(1)で示されるヒドラゾン化合物で形成する。こ
の結果、高い移動度を示し、残留電位、暗減衰が小さ
く、良好な感光体持性を示す。 【化1】
く、良好な繰り返し安定性を示す電荷移動層を形成す
る。 【構成】 導電性基板上に、アンダーコート層、電荷発
生層、電荷移動層の順に積層する。電荷移動層を下記一
般式(1)で示されるヒドラゾン化合物で形成する。こ
の結果、高い移動度を示し、残留電位、暗減衰が小さ
く、良好な感光体持性を示す。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒドラゾノ基を有する
低分子電荷移動材料を用いた電子写真感光体に関し、さ
らに詳しくは、電荷発生層及び電荷移動層からなる電子
写真感光体において、電荷移動層が一般式(I)で示さ
れるヒドラゾン化合物からなることを特徴とする電子写
真感光体に関するものである。
低分子電荷移動材料を用いた電子写真感光体に関し、さ
らに詳しくは、電荷発生層及び電荷移動層からなる電子
写真感光体において、電荷移動層が一般式(I)で示さ
れるヒドラゾン化合物からなることを特徴とする電子写
真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式において使用される感光体
の光導伝材料として、セレン(Se)、硫化カドミウム
(CdS)、酸化亜鉛(ZnO)、アモルファスシリコ
ン(a−Si)等の無機物質がある。これらの無機感光
体は多くの長所を持っているが、それと同時に種々の欠
点、例えば有害であることや、コスト高であることなど
の欠点を持っている。このため、近年になって、これら
の欠点のない有機物質を用いた有機感光体が数多く提案
され、実用化に供されている。
の光導伝材料として、セレン(Se)、硫化カドミウム
(CdS)、酸化亜鉛(ZnO)、アモルファスシリコ
ン(a−Si)等の無機物質がある。これらの無機感光
体は多くの長所を持っているが、それと同時に種々の欠
点、例えば有害であることや、コスト高であることなど
の欠点を持っている。このため、近年になって、これら
の欠点のない有機物質を用いた有機感光体が数多く提案
され、実用化に供されている。
【0003】また、これらの感光体の構造としては、電
荷坦体を発生する材料(以下、電荷発生材料と呼称す
る)と、発生した電荷坦体を受け入れ、これを移動させ
る(以下、電荷移動材料と呼称する)とを別々の層にし
た機能分離型感光体を有する多層構造と、電荷発生と電
荷移動と同一層で行う単層構造が挙げられるが、多層構
造の方が材料の選択の幅が大きく、かつ高感度になるこ
とから、多く採用されている。
荷坦体を発生する材料(以下、電荷発生材料と呼称す
る)と、発生した電荷坦体を受け入れ、これを移動させ
る(以下、電荷移動材料と呼称する)とを別々の層にし
た機能分離型感光体を有する多層構造と、電荷発生と電
荷移動と同一層で行う単層構造が挙げられるが、多層構
造の方が材料の選択の幅が大きく、かつ高感度になるこ
とから、多く採用されている。
【0004】電荷移動材料としては、ポリビニルカルゾ
ールなどの高分子光導電性化合物を用いる場合と低分子
光導電性化合物をバインダーポリマー中に分散溶解する
場合とがある。高分子光導電性化合物は、単独では皮膜
性、接着性が不充分であり、これらの欠点を改良するた
めに可塑剤、バインダーなどが添加されるが、これによ
り感度の低下や残留電位の増大などの問題を生じ易く実
用化は困難であった。一方低分子光導電性化合物はバイ
ンダーを適当に選択することによって容易に皮膜性、接
着性の欠点を解消できるが、感度の点で充分なものとは
言えない。
ールなどの高分子光導電性化合物を用いる場合と低分子
光導電性化合物をバインダーポリマー中に分散溶解する
場合とがある。高分子光導電性化合物は、単独では皮膜
性、接着性が不充分であり、これらの欠点を改良するた
めに可塑剤、バインダーなどが添加されるが、これによ
り感度の低下や残留電位の増大などの問題を生じ易く実
用化は困難であった。一方低分子光導電性化合物はバイ
ンダーを適当に選択することによって容易に皮膜性、接
着性の欠点を解消できるが、感度の点で充分なものとは
言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、ノンインパクト
プリンティング技術の発展に伴い、レーザ光源を使用し
た電子写真プリンタの研究開発が盛んに行われている。
これらの装置においては、装置サイズの小型化と、高速
化が進められており、感光体材料についても高感度、高
移動度化が望まれているが、従来の電荷材料を電荷移動
層に用いた電子写真感光体では、残留電位、暗減衰が大
きい等、未だに十分な感度が得られていない。
プリンティング技術の発展に伴い、レーザ光源を使用し
た電子写真プリンタの研究開発が盛んに行われている。
これらの装置においては、装置サイズの小型化と、高速
化が進められており、感光体材料についても高感度、高
移動度化が望まれているが、従来の電荷材料を電荷移動
層に用いた電子写真感光体では、残留電位、暗減衰が大
きい等、未だに十分な感度が得られていない。
【0006】本発明は以上に述べたような従来の事情に
鑑みてなされたもので、高移動度でかつ残留電位、暗減
衰が小さく、良好な繰り返し安定性を示す電子写真感光
体を提供することを目的とする。
鑑みてなされたもので、高移動度でかつ残留電位、暗減
衰が小さく、良好な繰り返し安定性を示す電子写真感光
体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な従来の状況に鑑みて研究を続けた結果、一般式(I)
で示されるヒドラゾン化合物で電荷移動層を形成するこ
とにより、高移動度で、残留電位、暗減衰が小さく、良
好な繰り返し安定性を示すことを見いだした。
な従来の状況に鑑みて研究を続けた結果、一般式(I)
で示されるヒドラゾン化合物で電荷移動層を形成するこ
とにより、高移動度で、残留電位、暗減衰が小さく、良
好な繰り返し安定性を示すことを見いだした。
【0008】すなわち本発明は、電荷発生材料と電荷移
動材料を含む電子写真感光体において、一般式(I)で
示される構造式よりなることを特徴とするヒドラゾン化
合物で、電荷移動層を形成することを特徴とする電子写
真感光体である。
動材料を含む電子写真感光体において、一般式(I)で
示される構造式よりなることを特徴とするヒドラゾン化
合物で、電荷移動層を形成することを特徴とする電子写
真感光体である。
【0009】
【化1】
【0010】またその製造は、一般式(II)で示され
る化合物と一般式(III)で示されるヒドラゾン化合
物とを反応させることにより得られる。
る化合物と一般式(III)で示されるヒドラゾン化合
物とを反応させることにより得られる。
【0011】
【化2】
【0012】
【化3】
【0013】本発明によるヒドラゾン化合物は、例えば
次のようにして製造することができる。即ち、N−アル
キルアニリンを亜硝酸でニトロソ化し、還元して1−フ
ェニル−1−アルキルヒドラジンを得る。このヒドラジ
ンとシクロヘキサノンとを縮合させ、カルバゾール誘導
体を得る。これを還元した後、ビルスマイヤー反応によ
りアルデヒド基を導入し、次いでヒドラジン化合物と縮
合反応させることにより、本発明のヒドラジン化合物を
得ることができる。
次のようにして製造することができる。即ち、N−アル
キルアニリンを亜硝酸でニトロソ化し、還元して1−フ
ェニル−1−アルキルヒドラジンを得る。このヒドラジ
ンとシクロヘキサノンとを縮合させ、カルバゾール誘導
体を得る。これを還元した後、ビルスマイヤー反応によ
りアルデヒド基を導入し、次いでヒドラジン化合物と縮
合反応させることにより、本発明のヒドラジン化合物を
得ることができる。
【0014】また上述のカルバゾール誘導体は、N−ニ
トロソ−N−アルキルアニリンとシクロヘキサノンを亜
鉛の存在下、酢酸溶媒中で反応させることにより一段階
で得ることもできる。
トロソ−N−アルキルアニリンとシクロヘキサノンを亜
鉛の存在下、酢酸溶媒中で反応させることにより一段階
で得ることもできる。
【0015】本発明に於て、一般式(I)で示されるヒ
ドラゾン化合物は、テトラヒドロフラン、クロロホル
ム、塩化メチレンなどの溶液に可能であり、これらに溶
解した溶液をキャストすることによって硬い膜を製造で
きるため、電子写真感光体の電荷移動材料として有用で
ある。
ドラゾン化合物は、テトラヒドロフラン、クロロホル
ム、塩化メチレンなどの溶液に可能であり、これらに溶
解した溶液をキャストすることによって硬い膜を製造で
きるため、電子写真感光体の電荷移動材料として有用で
ある。
【0016】本発明の電子写真感光体は、導電性基板上
に、アンダーコート層、電荷発生層、電荷移動層の順に
積層されたものが望ましいが、アンダーコート層、電荷
移動層、電荷発生層の順で積層されたものや、アンダー
コート層上に電荷発生材料と電荷移動材料を適当な樹脂
で分散塗工されたものでもよい。また必要に応じてアン
ダーコート層は省略することもできる。本発明による、
ヒドラゾン化合物を基板上に塗工することで、高い電荷
移動度でかつ残留電位、暗減衰が小さく、良好な繰り返
し安定性を示す電荷移動層を得ることができる。
に、アンダーコート層、電荷発生層、電荷移動層の順に
積層されたものが望ましいが、アンダーコート層、電荷
移動層、電荷発生層の順で積層されたものや、アンダー
コート層上に電荷発生材料と電荷移動材料を適当な樹脂
で分散塗工されたものでもよい。また必要に応じてアン
ダーコート層は省略することもできる。本発明による、
ヒドラゾン化合物を基板上に塗工することで、高い電荷
移動度でかつ残留電位、暗減衰が小さく、良好な繰り返
し安定性を示す電荷移動層を得ることができる。
【0017】塗工は、スピンコーター、アプリケータ
ー、スプレーコーター、バーコーター、浸漬コーター、
ドクターブレード、ローラーコーター、カーテンコータ
ー、ビードコーター装置を用いて行い、乾燥は、望まし
くは加熱乾燥で、40〜200℃、10分から6時間の
範囲で、静止または送風条件下で行う。
ー、スプレーコーター、バーコーター、浸漬コーター、
ドクターブレード、ローラーコーター、カーテンコータ
ー、ビードコーター装置を用いて行い、乾燥は、望まし
くは加熱乾燥で、40〜200℃、10分から6時間の
範囲で、静止または送風条件下で行う。
【0018】電荷移動材料を溶解する溶剤は樹脂等の種
類によって異なり、後述する電荷発生層やアンダーコー
ト層に塗工時に影響を与えないものから選択することが
好ましい。
類によって異なり、後述する電荷発生層やアンダーコー
ト層に塗工時に影響を与えないものから選択することが
好ましい。
【0019】具体的には、ベンゼン、キシレン、リグロ
イン、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、などの
芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノンなどのケトン類、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、メチルセロソルブなどのエステル類、四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロルメタン、ジクロルエタン、トリ
クロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、N、
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミドなどのアミド類、およびジメチルスルホキシドなど
のスルホキシド類が用いられる。
イン、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、などの
芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノンなどのケトン類、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、メチルセロソルブなどのエステル類、四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロルメタン、ジクロルエタン、トリ
クロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、N、
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミドなどのアミド類、およびジメチルスルホキシドなど
のスルホキシド類が用いられる。
【0020】なお、電子写真感光体の電荷移動層の膜厚
としては10〜25μmが好ましい。またこの電荷移動
層には、他の既存の電荷移動材料、例えばCT405、
CT191(商品名)等や、通常用いられる各種添加
剤、例えば紫外線吸収剤、電子吸収性材料等を必要に応
じて添加することができる。さらに、より強力な成膜性
を得るため適当なバインダーを添加しても良い。
としては10〜25μmが好ましい。またこの電荷移動
層には、他の既存の電荷移動材料、例えばCT405、
CT191(商品名)等や、通常用いられる各種添加
剤、例えば紫外線吸収剤、電子吸収性材料等を必要に応
じて添加することができる。さらに、より強力な成膜性
を得るため適当なバインダーを添加しても良い。
【0021】電荷発生材料としては、公知の光導電性材
料、例えばCdS、Se、ZnO等の無機材料あるいは
Cu、Al、In、Ti、Pb、V等の金属原子を有す
るフタロシアニン類、さらには無金属フタロシアニン、
アゾ系顔料、ビスアゾ系顔料、あるいはシアニン系顔料
等の有機材料を単独あるいは混合して使用できる。
料、例えばCdS、Se、ZnO等の無機材料あるいは
Cu、Al、In、Ti、Pb、V等の金属原子を有す
るフタロシアニン類、さらには無金属フタロシアニン、
アゾ系顔料、ビスアゾ系顔料、あるいはシアニン系顔料
等の有機材料を単独あるいは混合して使用できる。
【0022】電荷発生材料を溶解する溶剤は樹脂等の種
類によって異なり、後述するアンダーコート層に塗工時
に影響を与えないものから選択することが好ましい。
類によって異なり、後述するアンダーコート層に塗工時
に影響を与えないものから選択することが好ましい。
【0023】具体的には、ベンゼン、キシレン、リグロ
イン、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、などの
芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノンなどのケトン類、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、メチルセロソルブなどのエステル類、四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロルメタン、ジクロルエタン、トリ
クロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、N、
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミドなどのアミド類、およびジメチルスルホキシドなど
のスルホキシド類が用いられる。
イン、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、などの
芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノンなどのケトン類、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、メチルセロソルブなどのエステル類、四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロルメタン、ジクロルエタン、トリ
クロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、N、
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミドなどのアミド類、およびジメチルスルホキシドなど
のスルホキシド類が用いられる。
【0024】なお、電子写真感光体の電荷発生層の膜厚
は、帯電性の保持、安定性確保のために0.1〜0.5
μmが好ましい。また必要に応じてバインダーと供に可
塑剤等を用いることもできる。塗工は、前述した電荷移
動層と同等な方法で行うことができる。
は、帯電性の保持、安定性確保のために0.1〜0.5
μmが好ましい。また必要に応じてバインダーと供に可
塑剤等を用いることもできる。塗工は、前述した電荷移
動層と同等な方法で行うことができる。
【0025】アンダーコート層に用いられるバインダー
樹脂としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン1
1、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチ
ル化ナイロンなどのアルコール可溶性ポリアミド樹脂、
カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ニトロセルロー
ス樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、ゼラチン、ポ
リウレタン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂が用いられ
る。アンダーコート層の塗工は、前述の電荷移動層、電
荷発生層と同等な方法で行うことができる。その際、ア
ンダーコート層の膜厚は0.1〜20μm、望ましくは
0.5〜10μmが良い。またこれらのアンダーコート
層は必要に応じて省略することもできる。 本発明の電
荷移動材料は、複写機に用いられるだけではなく、太陽
電池、光変換素子及び光ディスク用吸収材料としても好
適である。
樹脂としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン1
1、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチ
ル化ナイロンなどのアルコール可溶性ポリアミド樹脂、
カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ニトロセルロー
ス樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、ゼラチン、ポ
リウレタン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂が用いられ
る。アンダーコート層の塗工は、前述の電荷移動層、電
荷発生層と同等な方法で行うことができる。その際、ア
ンダーコート層の膜厚は0.1〜20μm、望ましくは
0.5〜10μmが良い。またこれらのアンダーコート
層は必要に応じて省略することもできる。 本発明の電
荷移動材料は、複写機に用いられるだけではなく、太陽
電池、光変換素子及び光ディスク用吸収材料としても好
適である。
【0026】
【作用】一般式(I)で示されるヒドラゾン化合物はカ
ルバゾール環の一部を還元したことにより結晶性が低下
し単独で膜を形成することができる。従来低分子光導電
性化合物はバインダー中に分散することにより皮膜性、
接着性の欠点を解消していたが、一般式(I)で表され
るヒドラゾン化合物は単独で優れた成膜性を有するた
め、高濃度で電荷移動材料を成膜でき、高感度な電子写
真感光体が得られる。
ルバゾール環の一部を還元したことにより結晶性が低下
し単独で膜を形成することができる。従来低分子光導電
性化合物はバインダー中に分散することにより皮膜性、
接着性の欠点を解消していたが、一般式(I)で表され
るヒドラゾン化合物は単独で優れた成膜性を有するた
め、高濃度で電荷移動材料を成膜でき、高感度な電子写
真感光体が得られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
るが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。
るが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。
【0028】図1は本実施例にて製造した電子写真感光
体の概略断面図で、図中、1は電荷移動層、2は電荷発
生層、3はアンダーコート層、4はアルミニウム基板で
ある。 実施例1 アルデヒド(IV)5、5g、1、1−ジフェニルヒド
ラゾン4、6gのベンゼン溶液50mlに少量のp−ト
ルエンスルホン酸を加え、6時間還流した。常により処
理した後、エタノール溶媒を用いて再結晶し化合物
(V)の黄色粉末を得た。
体の概略断面図で、図中、1は電荷移動層、2は電荷発
生層、3はアンダーコート層、4はアルミニウム基板で
ある。 実施例1 アルデヒド(IV)5、5g、1、1−ジフェニルヒド
ラゾン4、6gのベンゼン溶液50mlに少量のp−ト
ルエンスルホン酸を加え、6時間還流した。常により処
理した後、エタノール溶媒を用いて再結晶し化合物
(V)の黄色粉末を得た。
【0029】
【化4】
【0030】
【化5】
【0031】以下に示す化合物も同様にして合成した。
【0032】
【0033】実施例2 図1に示すように、アルミニウム基板4上にナイロン
(CM4000:東洋紡)よりなるアンダーコート層3
を形成し、該アンダーコート層上に電荷発生層2として
フタロシアニンを含むブチラールフィルム(0.1μm
厚)を形成した。さらにその上に化合物(V)のジクロ
ルメタン(2:5重量比)溶液を塗布し、80℃、30
分間焼き付けて15μ厚の電荷移動層1を形成させた。
膜の塗工性は良好で塗膜強度も十分な膜が得られた。川
口電機製静電記録試験装置を用いて−5kVのコロナ放
電で表面電位を−900Vにした後、3秒間暗減衰さ
せ、5ルックスの白色光を5秒間照射し、その表面電位
が1/2になるまでの時間(秒)を求め、半減露光量
(ルックス秒)を得た。その結果は、半減露光量0.4
ルックス秒、電荷保持率91%、残留電位−2Vと非常
に良い感光体特性を示した 。実施例3〜7 実施例2で用いた化合物(V)の代わりに、実施例1と
同様にして合成した下記表1に示すヒドラゾン系化合物
を用いた他は実施例2と同様に測定した。得られた電子
写真感光体の感度を下記表1に示す。
(CM4000:東洋紡)よりなるアンダーコート層3
を形成し、該アンダーコート層上に電荷発生層2として
フタロシアニンを含むブチラールフィルム(0.1μm
厚)を形成した。さらにその上に化合物(V)のジクロ
ルメタン(2:5重量比)溶液を塗布し、80℃、30
分間焼き付けて15μ厚の電荷移動層1を形成させた。
膜の塗工性は良好で塗膜強度も十分な膜が得られた。川
口電機製静電記録試験装置を用いて−5kVのコロナ放
電で表面電位を−900Vにした後、3秒間暗減衰さ
せ、5ルックスの白色光を5秒間照射し、その表面電位
が1/2になるまでの時間(秒)を求め、半減露光量
(ルックス秒)を得た。その結果は、半減露光量0.4
ルックス秒、電荷保持率91%、残留電位−2Vと非常
に良い感光体特性を示した 。実施例3〜7 実施例2で用いた化合物(V)の代わりに、実施例1と
同様にして合成した下記表1に示すヒドラゾン系化合物
を用いた他は実施例2と同様に測定した。得られた電子
写真感光体の感度を下記表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】実施例8 上記実施例2で使用した(V)のジクロルメタン溶液に
代えて、化合物(V)/ポリカーボネート/ジクロルメ
タン(9:1:25)溶液を用いた他は実施例2と同様
に測定した。その結果は、半減露光量=0.4ルックス
秒、電荷保持率92%、残留電位−3Vと良好な光感度
を示した。 実施例9 上記実施例2で使用した(V)のジクロルメタン溶液に
代えて、化合物(V)/1、1−ビス(p−N、N−ジ
エチルアミノフェニル)−4、4−ジフェニル−1、3
−ブタジエン/ポリカーボネート/ジクロルメタン
(6:3:1:25)溶液を用いた他は実施例2と同様
に測定した。その結果は、半減露光量0.3ルックス
秒、電荷保持率92%、残留電位−2Vと非常に高い感
光体特性を示した。 比較例1 実施例2で用いた化合物(V)の代わりに、化合物(V
I)を用いて実施例2と同様に成膜を試みたが結晶が析
出し、膜強度も十分でなく性能を評価できなかった。 比較例2 実施例2で用いた化合物(V)の代わりに化合物(V
I)/ポリカーボネート(1:1重量比)を用いた他は
実施例2と同様に測定した。その結果は半減露光量=
0.7ルックス秒、電荷保持率90%、残留電位−20
Vであった。
代えて、化合物(V)/ポリカーボネート/ジクロルメ
タン(9:1:25)溶液を用いた他は実施例2と同様
に測定した。その結果は、半減露光量=0.4ルックス
秒、電荷保持率92%、残留電位−3Vと良好な光感度
を示した。 実施例9 上記実施例2で使用した(V)のジクロルメタン溶液に
代えて、化合物(V)/1、1−ビス(p−N、N−ジ
エチルアミノフェニル)−4、4−ジフェニル−1、3
−ブタジエン/ポリカーボネート/ジクロルメタン
(6:3:1:25)溶液を用いた他は実施例2と同様
に測定した。その結果は、半減露光量0.3ルックス
秒、電荷保持率92%、残留電位−2Vと非常に高い感
光体特性を示した。 比較例1 実施例2で用いた化合物(V)の代わりに、化合物(V
I)を用いて実施例2と同様に成膜を試みたが結晶が析
出し、膜強度も十分でなく性能を評価できなかった。 比較例2 実施例2で用いた化合物(V)の代わりに化合物(V
I)/ポリカーボネート(1:1重量比)を用いた他は
実施例2と同様に測定した。その結果は半減露光量=
0.7ルックス秒、電荷保持率90%、残留電位−20
Vであった。
【0036】
【化6】
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の電子写真感
光体は、優れた高感度特性を有し残留電位、暗減衰が小
さく、また光疲労が少ないため良好な繰り返し安定性を
示すという特長を有する。
光体は、優れた高感度特性を有し残留電位、暗減衰が小
さく、また光疲労が少ないため良好な繰り返し安定性を
示すという特長を有する。
【図1】本発明による電子写真感光体の一実施例の概略
断面図である。
断面図である。
【符号の説明】 1 電荷移動層 2 電荷発生層 3 アンダーコート層 4 アルミニウム基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【化1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】
【化6】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも電荷移動材料と電荷発生材料
を含む電子写真感光体において、前記電荷移動材料が下
記一般式(I)で示されるヒドラゾン化合物であること
を特徴とする電子写真感光体。 【化1】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15931991A JPH0511468A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15931991A JPH0511468A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0511468A true JPH0511468A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15691202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15931991A Pending JPH0511468A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0511468A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100503067B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2005-07-21 | 삼성전자주식회사 | 전자사진 유기 감광체 |
| WO2008108329A1 (ja) | 2007-03-02 | 2008-09-12 | Ishida Co., Ltd. | ホッパ、ホッパユニットおよび組合せ計量装置 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP15931991A patent/JPH0511468A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100503067B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2005-07-21 | 삼성전자주식회사 | 전자사진 유기 감광체 |
| WO2008108329A1 (ja) | 2007-03-02 | 2008-09-12 | Ishida Co., Ltd. | ホッパ、ホッパユニットおよび組合せ計量装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991109 |