JPH0511681U - スピーカキヤビネツトの構造 - Google Patents

スピーカキヤビネツトの構造

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JPH0511681U
JPH0511681U JP6690691U JP6690691U JPH0511681U JP H0511681 U JPH0511681 U JP H0511681U JP 6690691 U JP6690691 U JP 6690691U JP 6690691 U JP6690691 U JP 6690691U JP H0511681 U JPH0511681 U JP H0511681U
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弘幸 熊倉
宏 竹原
哲夫 森田
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株式会社ケンウツド
前田製管株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】衝撃につよく、振動減衰能が高められたスピー
カキャビネットを提供する。 【構成】シリカフュームを混入して成形されたコンクリ
ート片1により天板、バッフル、底板および裏板が作ら
れ、パーチィクルボード片2により左右の側板が作ら
れ、それらが接着剤により接合されてスピーカキャビネ
ットが構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はスピーカキャビネットに係わり、特に、その構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スピーカの振動またはボックス内の音圧による共振を防止するために、コンク リートのような脆性物質でスピーカキャビネットを作ることが知られている。こ のような従来のスピーカキャビネットは全体が脆性物質で構成されているために 、衝撃に弱く、一部の欠陥が全体に及んで破壊されるためその取扱いには十分な 注意が必要であった。
【0003】 さらに、その材料の固有音が強く露呈するために、聴感に悪影響を及ぼすとい う問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ は、スピーカの振動またはボックス内の音圧による共振を防止する脆性物質の特 性を生かしながら、衝撃に強く、材料特有の固有音による共振を抑えたスピーカ キャビネットの構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のスピーカキャビネットの構造は、石、コンクリート、硝子、セラミ ックおよびシリカフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆性物質とパーティ クルボード等の木材とを接合して構成するものである。
【0006】 また、石、コンクリート、硝子、セラミックおよびシリカフュームモルタルの いずれかから選ばれた脆性物質で箱を形成し、その表面の全部または一部をプラ スチックによりコーティングしたものである。
【0007】 また、石、コンクリート、硝子、セラミックおよびシリカフュームモルタルの いずれかから選ばれた脆性物質の内部に鉄筋または金網を配置して形成したもの である。
【0008】 また、石、コンクリート、硝子、セラミックおよびシリカフュームモルタルの いずれかから選ばれた脆性物質で箱を形成し、その表面にフィラメントワインデ ィングを施したものである。
【0009】 また、石、コンクリート、硝子、セラミックおよびシリカフュームモルタルの いずれかから選ばれた脆性物質で箱を形成し、その表面にフィラメントワインデ ィングを施し、さらにその上を石、コンクリート、硝子、セラミックおよびシリ カフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆性物質で覆うように構成されたも のである。
【0010】 また、木材で形成した箱の内部に石、コンクリート、硝子、セラミックおよび シリカフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆性物質を固定したものである 。 さらに、展開形状のプラスチックケースにコンクリート、硝子およびシリカ フュームモルタルのいずれかから選ばれた脆性物質を嵌め込み、前記プラスチッ クケースを折り曲げて箱を形成したものである。
【0011】
【作用】
この考案のスピーカキャビネットの構造によれば、石、コンクリート、硝子、 セラミックおよびシリカフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆性物質と、 木材、プラスチック、鉄のような粘弾性物質あるいは靭性物質とが複合されてい るため衝撃により破壊されにくくなる。
【0012】 しかも、スピーカの振動またはボックス内の音圧による共振が脆性物質のキャ ビネット構成部材により抑えられ、脆性物質材料の固有音による共振が粘弾性物 質のキャビネット構成部材により抑えられる。
【0013】
【実施例】
この考案の実施例であるスピーカキャビネットの構造を図面に基づいて説明す る。図1にこの考案の第1の実施例であるスピーカキャビネットの構造を示す。 図に示すように、シリカフュームを混入して成形されたコンクリート片1により 天板、バッフル、底板および裏板が作られ、パーチィクルボード片2により左右 の側板が作られ、それらが接着剤により接合されてスピーカキャビネットが構成 されている。
【0014】 このような構成によって、振動減衰能が比較的低い木材の響きの良さを生かし つつ、キャビネット全体としては、シリカフュームを混入したコンクリートの優 れた振動減衰能によって、音質を悪化させる時間の長い振動を抑えることができ る。
【0015】 図2にこの考案の第2の実施例であるスピーカキャビネットの構造を示す。図 に示すように、シリカフュームモルタル3で成形されたキヤビネットの表面に高 分子ポリマーの膜4が接着されている。
【0016】 このような構成にすると、外部からの衝撃によってシリカフュームモルタルが 崩壊しても表面のコーティング膜により破片がばらばらにならない。また、外部 からの力はコーティング膜により分散されるため被覆されている脆性材料に集中 加重がかからず破壊されにくい。
【0017】 図3にこの考案の第3の実施例であるスピーカキャビネットの構造を示す。図 に示すように、シリカフュームモルタル3で構成されたキヤビネットの内部に金 網5が挿入されている。このようなキャビネットは、まず、内側のキャビネット がシリカフュームモルタル3で成形され、その外側に金網5が配置されてさらに その外側にシリカフュームモルタル3を流し込んで固めることにより作られる。
【0018】 このような構成にすると、全体的な強度が増し、全体の崩壊が起こりにくい構 造となる。
【0019】 図4にこの考案の第4の実施例であるスピーカキャビネットの構造を示す。図 に示すように、シリカフュームモルタル3で構成されたキヤビネットの胴の部分 にフィラメント6が巻かれている。
【0020】 このような構成にすると、糸の張力により全体的な強度が著しく増大する。さ らに、外部からの力はフィラメント6により分散され、脆性材料に集中加重がか からず全体の崩壊が起こりにくい構造となる。
【0021】 図5にこの考案の第5の実施例であるスピーカキャビネットの構造を示す。図 に示すように、骨材の大きいシリカフュームモルタル7で構成されたキヤビネッ トの胴の部分にフィラメント6が巻かれ、さらにその外側に骨材の小さいシリカ フュームモルタル8が流し込まれて固められている。
【0022】 このような構成にすると、糸の張力により全体的な強度が著しく増大する。さ らに、外部からの力は糸により分散され、脆性材料に集中加重がかからず全体の 崩壊が起こりにくい構造となる。
【0023】 図6にこの考案の第6の実施例であるスピーカキャビネットの構造を示す。図 に示すように、スピーカキャビネットの外側がパーチィクルボード2で構成され ており、その内側にシリカフュームモルタル3の板が接着材で貼着されている。
【0024】 このような構成にすると、外側がパーチィクルボードでできているため、外観 は通常のスピーカと変わらない。しかし、内部に振動減衰能の高いシリカフュー ムモルタルを使用しているために過渡特性が良くなる。さらに、パーチィクルボ ードがシリカフュームモルタルを覆っているので衝撃にも強くなる。
【0025】 図8(a)にこの実施例のキャビネットの振動減衰特性を示す。図8(b)に 示すシリカフュームモルタルのみで作られたキャビネットの振動減衰特性とを比 較すると、シリカフュームモルタル特有の固有振動がパーチィクルボードにより 抑えられていることが分かる。なお、図に示すデータは0〜80KHzのフラッ トな振動をキャビネットに与えて測定することにより得られた。
【0026】 図7にこの考案の第7の実施例であるスピーカキャビネットの構造を示す。図 7(a)に示すように、スピーカキャビネットの表面に当たる部分を展開形状に 樹脂9で成形し、その樹脂で囲まれる部分にシリカフュームモルタル3を流し込 んで凝固させた後に、樹脂を折曲げて図7(b)に示すように箱型に組立てられ る。このようにして、図7(c)に示すように内側がシリカフュームモルタル3 で形成され外側が樹脂9で覆われた2層構造のスピーカキャビネットが作られる 。 このような構成にすると、外側が樹脂でできているため、外観は通常のスピ ーカと変わらない。しかし、内部に振動減衰能の高いシリカフュームモルタルを 使用しているために過渡特性が良くなる。さらに、樹脂がシリカフュームモルタ ルを覆っているので衝撃にも強くなる。
【0027】
【考案の効果】
この考案のスピーカキャビネットの構造によれば、脆性材料を使用しているに も拘らず、衝撃につよく、一部の欠陥や破壊から全体の崩壊に至ることが防止さ れる。
【0028】 また、脆性材料の固有音が露呈せず、さらに、振動減衰能が高められ、良好な 聴感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例であるスピーカキャビ
ネットの構造を示す斜視図である。
【図2】図2(a)はこの考案の第2の実施例であるス
ピーカキャビネットの構造を示す斜視図、図2(b)は
同スピーカキャビネットの構造を示す部分断面図であ
る。
【図3】図3(a)はこの考案の第3の実施例であるス
ピーカキャビネットの構造を示す斜視図、図3(b)は
同スピーカキャビネットの部分を示す分解斜視図であ
る。
【図4】図4(a)はこの考案の第4の実施例であるス
ピーカキャビネットの構造を示す斜視図、図4(b)は
同スピーカキャビネットの構造を示す部分断面図であ
る。
【図5】図5(a)はこの考案の第5の実施例であるス
ピーカキャビネットの構造を示す斜視図、図5(b)は
同スピーカキャビネットの構造を示す部分断面図であ
る。
【図6】図6(a)はこの考案の第6の実施例であるス
ピーカキャビネットの構造を示す斜視図、図6(b)は
同スピーカキャビネットの構造を示す部分断面図であ
る。
【図7】図7(a)はこの考案の第7の実施例であるス
ピーカキャビネットを作る状態を示す斜視図、図7
(b)は同スピーカキャビネットの構造を示す斜視図、
図7(c)は同スピーカキャビネットの構造を示す部分
断面図である。
【図8】図8(a)はこの考案の第6の実施例であるス
ピーカキャビネットの減衰特性を示す図、図8(b)は
従来のスピーカキャビネットの減衰特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 コンクリート片 2 パーチィクルボード片 3 シリカフュームモルタル 4 高分子ポリマー膜 5 金網 6 フィラメント 9 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森田 哲夫 山形県酒田市上本町6番7号前田製管株式 会社内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石、コンクリート、硝子、セラミックお
    よびシリカフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆
    性物質とパーティクルボード等の木材とを接合して構成
    することを特徴とするスピーカキャビネットの構造。
  2. 【請求項2】 石、コンクリート、硝子、セラミックお
    よびシリカフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆
    性物質で箱を形成し、その表面の全部または一部をプラ
    スチックによりコーティングしたスピーカキャビネット
    の構造。
  3. 【請求項3】 石、コンクリート、硝子、セラミックお
    よびシリカフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆
    性物質の内部に鉄筋または金網を配置して形成されるス
    ピーカキャビネットの構造。
  4. 【請求項4】石、コンクリート、硝子、セラミックおよ
    びシリカフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆性
    物質で箱を形成し、その表面にフィラメントワインディ
    ングを施したスピーカキャビネットの構造。
  5. 【請求項5】 石、コンクリート、硝子、セラミックお
    よびシリカフュームモルタルのいずれかから選ばれた脆
    性物質で箱を形成し、その表面にフィラメントワインデ
    ィングを施し、さらにその上を石、コンクリート、硝
    子、セラミックおよびシリカフュームモルタルのいずれ
    かから選ばれた脆性物質で覆うように構成されたスピー
    カキャビネットの構造。
  6. 【請求項6】 木材で形成した箱の内部に石、コンクリ
    ート、硝子、セラミックおよびシリカフュームモルタル
    のいずれかから選ばれた脆性物質を固定したスピーカキ
    ャビネットの構造。
  7. 【請求項7】 展開形状のプラスチックケースにコンク
    リート、硝子およびシリカフュームモルタルのいずれか
    から選ばれた脆性物質を嵌め込み、前記プラスチックケ
    ースを折り曲げて箱を形成したスピーカキャビネットの
    構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028326A (ja) * 1973-07-11 1975-03-22
JPS63275296A (ja) * 1987-05-07 1988-11-11 Mitsubishi Electric Corp スピ−カエンクロ−ジャ−の製造方法
JPS6432464U (ja) * 1987-08-19 1989-03-01

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