JPH05117275A - アロプリノール誘導体および医薬製剤 - Google Patents
アロプリノール誘導体および医薬製剤Info
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- JPH05117275A JPH05117275A JP4065009A JP6500992A JPH05117275A JP H05117275 A JPH05117275 A JP H05117275A JP 4065009 A JP4065009 A JP 4065009A JP 6500992 A JP6500992 A JP 6500992A JP H05117275 A JPH05117275 A JP H05117275A
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- Peptides Or Proteins (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は免疫調節活性を有するアロプリノー
ルのアミノアシルおよびオリゴペプチジル誘導体および
これを含む医薬組成物を提供するものである。 【構成】 一般式: 【化1】 (式中、nは2から6の整数であり、Yは、HまたはC
O−A(式中、Aは、ラセミ体またはキラル体のアミノ
酸、ジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド、およ
びペンタペプチドの残基である)を有するアロプリノー
ルのアミノアシルまたはオリゴペプチジル誘導体または
それらの薬理学的に許容され得るカチオンの塩、および
これを有効成分とする医薬組成物。
ルのアミノアシルおよびオリゴペプチジル誘導体および
これを含む医薬組成物を提供するものである。 【構成】 一般式: 【化1】 (式中、nは2から6の整数であり、Yは、HまたはC
O−A(式中、Aは、ラセミ体またはキラル体のアミノ
酸、ジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド、およ
びペンタペプチドの残基である)を有するアロプリノー
ルのアミノアシルまたはオリゴペプチジル誘導体または
それらの薬理学的に許容され得るカチオンの塩、および
これを有効成分とする医薬組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は免疫刺激活性を示すアロ
プリノールのアミノアシルおよびオリゴペプチジル誘導
体、およびこれらの物質を含む医薬製剤に関する。
プリノールのアミノアシルおよびオリゴペプチジル誘導
体、およびこれらの物質を含む医薬製剤に関する。
【0002】
【発明の構成】本発明は一般式:
【化2】 [式中、nは2〜6の整数であり、Yは、H、またはC
O−A(式中、Aは、 a)アルギニン、アスパラギン酸、リジン、ロイシン; b)アスパラギン酸グリシル、グリシルグリシン、アス
パルチルアルギニン、ロイシルアルギニン、アラニルグ
リシル; c)アスパラギン酸アルギニルリジン、アスパルチルリ
ジルアルギニン、リジルプロリルアルギニン、プロリル
プロリルアルギニン、リジルヒスチジルグリシンアミ
ド、プロリルフェニルアラニルアルギニン、フェニルア
ラニルプロリルアルギニン; d)アルギニルリジルアスパルチルバリン、バリルアス
パルチルリジルアルギニン、スレオニルバリルロイシル
ヒスチジン; e)アルギニルリジルアスパルチルバリルチロシン からなる群から、各々選ばれる、ラセミまたはキラル
の、アミノ酸、ジペプチド、トリペプチド、テトラペプ
チド、またはペンタペプチドである)である]を有する
アロプリノールのアミノアシルまたはオリゴペプチジル
誘導体、およびその医薬的に許容され得るカチオンとの
塩に関する。
O−A(式中、Aは、 a)アルギニン、アスパラギン酸、リジン、ロイシン; b)アスパラギン酸グリシル、グリシルグリシン、アス
パルチルアルギニン、ロイシルアルギニン、アラニルグ
リシル; c)アスパラギン酸アルギニルリジン、アスパルチルリ
ジルアルギニン、リジルプロリルアルギニン、プロリル
プロリルアルギニン、リジルヒスチジルグリシンアミ
ド、プロリルフェニルアラニルアルギニン、フェニルア
ラニルプロリルアルギニン; d)アルギニルリジルアスパルチルバリン、バリルアス
パルチルリジルアルギニン、スレオニルバリルロイシル
ヒスチジン; e)アルギニルリジルアスパルチルバリルチロシン からなる群から、各々選ばれる、ラセミまたはキラル
の、アミノ酸、ジペプチド、トリペプチド、テトラペプ
チド、またはペンタペプチドである)である]を有する
アロプリノールのアミノアシルまたはオリゴペプチジル
誘導体、およびその医薬的に許容され得るカチオンとの
塩に関する。
【0003】本明細書の目的については、「アミノ酸、
ジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド、またはペ
ンタペプチド」はアミノ窒素によってCO基に結合した
アミノ酸、ジペプチジル、トリペプチジル、テトラペプ
チジル、またはペンタペプチジル部をいう。「医薬的に
許容され得るカチオン」とは、ナトリウム、カリウム、
マグネシウム、アンモニウムなどのカチオンをいい、当
業者が医薬的に許容し得るものとして指示・選択し得る
いずれものカチオンをいう。これらのオリゴペプチド誘
導体は免疫刺激活性を有し、非経口的または経口的のい
ずれでも投与し得る医薬製剤に混合し得るものである。
ジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド、またはペ
ンタペプチド」はアミノ窒素によってCO基に結合した
アミノ酸、ジペプチジル、トリペプチジル、テトラペプ
チジル、またはペンタペプチジル部をいう。「医薬的に
許容され得るカチオン」とは、ナトリウム、カリウム、
マグネシウム、アンモニウムなどのカチオンをいい、当
業者が医薬的に許容し得るものとして指示・選択し得る
いずれものカチオンをいう。これらのオリゴペプチド誘
導体は免疫刺激活性を有し、非経口的または経口的のい
ずれでも投与し得る医薬製剤に混合し得るものである。
【0004】発明者の知るかぎり、ここに記載された化
合物はN−α−5−(ヒポキサチン−9−イル)−ペンチ
ルオキシカルボニルアルギニンと、薬理学的および免疫
刺激能の点で非常に共通している[EP特許00774
60およびイル・ファルマコ(Il Farmaco)45:39
(1990)参照]。 本明細書中に記載された化合物とオリゴペプチド部分が
異なる他の類似の化合物、すなわち、ヒポキサチンのジ
ペプチドおよびトリペプチドは特許出願PCT9/05
818に記載されている。これらの類似の化合物は性質
の記載がなく、免疫刺激活性についてクレームを支持す
るために記載された薬理学的データもない。さらに、前
記の特許のいずれでも、プリン核はヒポキサンチンであ
り、一方、本発明では、プリン核はアロプリノールであ
る。アロプリノールはキサンチンオキシダーゼの阻害剤
として知られて[ヘテロサイクリック・ケミストリー(H
eterocyclic chem.)22:601(1985);ジャーナ
ル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Che
m.)11:661(1968)]、また抗尿酸血活性(メルク
・インデックス(Merck Index)、11版278頁)お
よび免疫抑制活性[Immunol.Commum.、9:7(198
0)]をも示す。
合物はN−α−5−(ヒポキサチン−9−イル)−ペンチ
ルオキシカルボニルアルギニンと、薬理学的および免疫
刺激能の点で非常に共通している[EP特許00774
60およびイル・ファルマコ(Il Farmaco)45:39
(1990)参照]。 本明細書中に記載された化合物とオリゴペプチド部分が
異なる他の類似の化合物、すなわち、ヒポキサチンのジ
ペプチドおよびトリペプチドは特許出願PCT9/05
818に記載されている。これらの類似の化合物は性質
の記載がなく、免疫刺激活性についてクレームを支持す
るために記載された薬理学的データもない。さらに、前
記の特許のいずれでも、プリン核はヒポキサンチンであ
り、一方、本発明では、プリン核はアロプリノールであ
る。アロプリノールはキサンチンオキシダーゼの阻害剤
として知られて[ヘテロサイクリック・ケミストリー(H
eterocyclic chem.)22:601(1985);ジャーナ
ル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Che
m.)11:661(1968)]、また抗尿酸血活性(メルク
・インデックス(Merck Index)、11版278頁)お
よび免疫抑制活性[Immunol.Commum.、9:7(198
0)]をも示す。
【0005】アロプリノール誘導体に関するかぎり、本
発明中の化合物と構造的に最も近接するものはつぎのよ
うなものである: 1)式:
発明中の化合物と構造的に最も近接するものはつぎのよ
うなものである: 1)式:
【化3】 を有する非環式類似体は抗ウイルス剤として検討され活
性がないことが判明している[J.Med.Chem.、28:9
82(1985)]; 2)式:
性がないことが判明している[J.Med.Chem.、28:9
82(1985)]; 2)式:
【化4】 [式中、AAは、アミノ酸)はアロプリノールのプロドラ
ッグであるとされている[PCT/WO/850036
8.インターナショナル・ジャーナル・オブ・ファーマ
シウティクス(Int.J.Pham.)27:71(1985)]。
当分野の状態に関して、発明者はEP0077460の
化合物を検討し、本発明の化合物は数種の実験モデルに
おいて、N−α−5−[ヒポキサンチン−9−イル)−ペ
ンチルオキシカルボニルアルギニンより強力な免疫刺激
剤であることを解明した。
ッグであるとされている[PCT/WO/850036
8.インターナショナル・ジャーナル・オブ・ファーマ
シウティクス(Int.J.Pham.)27:71(1985)]。
当分野の状態に関して、発明者はEP0077460の
化合物を検討し、本発明の化合物は数種の実験モデルに
おいて、N−α−5−[ヒポキサンチン−9−イル)−ペ
ンチルオキシカルボニルアルギニンより強力な免疫刺激
剤であることを解明した。
【0006】YがHである場合の一般式(I)の生成物は
反応式1(式中、簡単にするために、nは5とする)に従
って製造した。
反応式1(式中、簡単にするために、nは5とする)に従
って製造した。
【化5】 中間体H2N−NH−(CH2)n−OHは反応式2(式中、
簡単にするために、nは5とする)に従って合成した。
簡単にするために、nは5とする)に従って合成した。
【化6】
【0007】ヒドロキシアルデヒドをt−ブトキシカル
ボニル、またはカルボキシ、またはカルボアミドとして
保護したヒドラジンとヘキサンまたはトルエンのような
溶媒中で、60〜120℃の温度範囲で、0.5〜1.5
時間にわたり縮合した。冷却下、生成物を沈澱させ、濾
過により回収した。生成物3は、5〜10%Pd/Cま
たはPtO2のような触媒の存在下、エタノールまたは水
または水−アルコール混合物のような溶媒中、5〜24
時間にわたり、2.5気圧のH2下で水素化した。ついで
保護基を、例えばHClなどの酸性条件下除去し、N−
(ヒドロキシアルキル)ヒドフジンクロリドを得た。
ボニル、またはカルボキシ、またはカルボアミドとして
保護したヒドラジンとヘキサンまたはトルエンのような
溶媒中で、60〜120℃の温度範囲で、0.5〜1.5
時間にわたり縮合した。冷却下、生成物を沈澱させ、濾
過により回収した。生成物3は、5〜10%Pd/Cま
たはPtO2のような触媒の存在下、エタノールまたは水
または水−アルコール混合物のような溶媒中、5〜24
時間にわたり、2.5気圧のH2下で水素化した。ついで
保護基を、例えばHClなどの酸性条件下除去し、N−
(ヒドロキシアルキル)ヒドフジンクロリドを得た。
【0008】Y=CO−Aである生成物は反応式3に従
って合成した。
って合成した。
【化7】
【0009】実施例1 1,5−ジヒドロ−1−(5−ヒドロキシペンチル)−
4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミジン−4−オ
ンの製造 工程a 1−(N−t−ブトキシカルボニル)ヒドラジン−5−
ヒドロキシ−1−ペンタンの製造 t−ブチルヒドラジン(50g,0.378モル)を、
ヘキサン(1.6L)中に溶解する。工業用5−ヒドロ
キシペンタナール(100g,0.979モル)を加
え、その溶液を約30分間撹拌しながら還流した。反応
溶液を冷却すると白色沈殿物を得、濾過により回収し、
Et2Oから結晶した。標題化合物60gを、白色針状
物として得た。 収率,73.4%;RfTLC(EtOAc−MeOH,9:
1+0.1mL NH3),0.5;m.p.,90−91℃;RT
HPLC(μボンダパック−NH2;50mMKH2PO
4−CH3CN(35:65),pH5.7;1mL/分;2
05nm),5.71分;NMR(CDCl3/DMSO)
δ8.9(1H,s,NH),7.2(1H,t,CH=N),
4.1−3.8(2H,m,CH2OH),3.8−3.2(3
H,m,CH2−C=N,OH),2.0−1.1(13H,m
+s,CH2CH2,CH3)
4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミジン−4−オ
ンの製造 工程a 1−(N−t−ブトキシカルボニル)ヒドラジン−5−
ヒドロキシ−1−ペンタンの製造 t−ブチルヒドラジン(50g,0.378モル)を、
ヘキサン(1.6L)中に溶解する。工業用5−ヒドロ
キシペンタナール(100g,0.979モル)を加
え、その溶液を約30分間撹拌しながら還流した。反応
溶液を冷却すると白色沈殿物を得、濾過により回収し、
Et2Oから結晶した。標題化合物60gを、白色針状
物として得た。 収率,73.4%;RfTLC(EtOAc−MeOH,9:
1+0.1mL NH3),0.5;m.p.,90−91℃;RT
HPLC(μボンダパック−NH2;50mMKH2PO
4−CH3CN(35:65),pH5.7;1mL/分;2
05nm),5.71分;NMR(CDCl3/DMSO)
δ8.9(1H,s,NH),7.2(1H,t,CH=N),
4.1−3.8(2H,m,CH2OH),3.8−3.2(3
H,m,CH2−C=N,OH),2.0−1.1(13H,m
+s,CH2CH2,CH3)
【0010】工程b 1−(N−t−ブトキシカルボニル)ヒドラジン−5−
ヒドロキシペンタンの製造 無水Et2O中に溶解した工程a(60g,0.277モ
ル)からの生成物を、10%Pd/C(6g)で3気圧
のH2下で一夜触媒水素化した。反応物を触媒を濾取す
ることにより終結させ、このようにして得られた透明溶
液を真空中に濃縮し、粗生成物58gを得、溶出剤とし
てEtOAc−ヘキサン(7:3)を使用してシリカゲル
カラム上で精製した。油状物18gの黄色い所望生成物
を得た。 収率,30%;RfTLC(EtOAc),0.43;NM
R(CDCl3)δ6.5(1H,s,NHC),3.7−3.
1(4H,m,OH,NH−CH2−O);3.0−2.6
(2H,m,CH2−N);1.7−1.3[15H,m+
s,CH2CH2CH2,(CH3)3]
ヒドロキシペンタンの製造 無水Et2O中に溶解した工程a(60g,0.277モ
ル)からの生成物を、10%Pd/C(6g)で3気圧
のH2下で一夜触媒水素化した。反応物を触媒を濾取す
ることにより終結させ、このようにして得られた透明溶
液を真空中に濃縮し、粗生成物58gを得、溶出剤とし
てEtOAc−ヘキサン(7:3)を使用してシリカゲル
カラム上で精製した。油状物18gの黄色い所望生成物
を得た。 収率,30%;RfTLC(EtOAc),0.43;NM
R(CDCl3)δ6.5(1H,s,NHC),3.7−3.
1(4H,m,OH,NH−CH2−O);3.0−2.6
(2H,m,CH2−N);1.7−1.3[15H,m+
s,CH2CH2CH2,(CH3)3]
【0011】工程c 1−ヒドラジン−5−ヒドロキシペンタンクロリドの製
造 THF中に溶解した工程bからの生成物(18g,0.
082モル)を、飽和するまでガス状のHClを溶液に
通じた。白いゼラチン状の沈澱物を形成し、それを一夜
撹拌しながら放置した。反応混合物を濃縮し、固形物を
真空中に乾燥し、白い結晶性の吸湿性の高い生成物1
1.5g(0.045モル)を得た。 収率,54%;RfTLC(EtOAc−MeOH,8:2+
0.5mL NH3),0.24;m.p.,119−122℃;N
MR(D2O):δ3.7−3.2(2H,t,CH2−
O);3.1−2.7(2H,t,CH2−N);2.0−
1.3(6H,m,CH2CH2CH2)
造 THF中に溶解した工程bからの生成物(18g,0.
082モル)を、飽和するまでガス状のHClを溶液に
通じた。白いゼラチン状の沈澱物を形成し、それを一夜
撹拌しながら放置した。反応混合物を濃縮し、固形物を
真空中に乾燥し、白い結晶性の吸湿性の高い生成物1
1.5g(0.045モル)を得た。 収率,54%;RfTLC(EtOAc−MeOH,8:2+
0.5mL NH3),0.24;m.p.,119−122℃;N
MR(D2O):δ3.7−3.2(2H,t,CH2−
O);3.1−2.7(2H,t,CH2−N);2.0−
1.3(6H,m,CH2CH2CH2)
【0012】工程d 4−クロロ−1,5−ジヒドロ−1−(5−ヒドロキシ
ペンチル)−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミ
ジンの製造 4,6−ジクロロ−5−ホルミルピリミジン(3.44
g,0.019モル)[Monates.Chem.96巻:1567
頁(1965年)に記載と同様に製造]を、MeOH7
0ml中に溶解し、−15℃にて15分間、N2気圧下に
保つ。工程c(3.26g,0.021モル)からの生成
物を、MeOH40ml中に溶解し、反応溶液に添加し、
ついで、滴下しながらMeOH55ml中トリエチルアミ
ン(5.38g,0.053モル)を添加する。反応混合
物を−15℃にて約20分間撹拌し、反応温度を、約1
時間かけて20℃に上げた。溶媒を真空中で除去し、生
成物を、溶出としてCH2Cl2−MeOH(9:1)を使
用してシリカゲルカラム上で精製した。 収率,75%;RfTLC(CH2Cl2−MeOH,9.
5:0.5),0.6;NMR(CDCl3):δ8.6(1
H,s,芳香族),8.0(1H,s,芳香族),4.4(2
H,t,CH2−O),3.6(2H,t,CH2−N),3.0
(1H,s,OH),2.1−1.1(6H,m,CH2CH2
CH2)
ペンチル)−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミ
ジンの製造 4,6−ジクロロ−5−ホルミルピリミジン(3.44
g,0.019モル)[Monates.Chem.96巻:1567
頁(1965年)に記載と同様に製造]を、MeOH7
0ml中に溶解し、−15℃にて15分間、N2気圧下に
保つ。工程c(3.26g,0.021モル)からの生成
物を、MeOH40ml中に溶解し、反応溶液に添加し、
ついで、滴下しながらMeOH55ml中トリエチルアミ
ン(5.38g,0.053モル)を添加する。反応混合
物を−15℃にて約20分間撹拌し、反応温度を、約1
時間かけて20℃に上げた。溶媒を真空中で除去し、生
成物を、溶出としてCH2Cl2−MeOH(9:1)を使
用してシリカゲルカラム上で精製した。 収率,75%;RfTLC(CH2Cl2−MeOH,9.
5:0.5),0.6;NMR(CDCl3):δ8.6(1
H,s,芳香族),8.0(1H,s,芳香族),4.4(2
H,t,CH2−O),3.6(2H,t,CH2−N),3.0
(1H,s,OH),2.1−1.1(6H,m,CH2CH2
CH2)
【0013】工程e 1,5−ジヒドロ−1−(5−ヒドロキシペンチル)−
4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミジン−4−オ
ン(ST689)の製造 工程dからの生成物(2.6g,0.11モル)を、2N
NaOH31.2mlで1時間還流により加水分解した。
その反応を溶液のpHを7に調節して終結させた。溶液
を濃縮し、得られた固形物を、熱アセトンで洗浄し、塩
を濾過により除去した。セトン溶液を冷却すると、白い
結晶性生成物を得、それを濾過により回収した。 収率,60%;RfTLC(CH2Cl2−MeOH 9:
1),0.38;m.p.,183−184℃;RTHPLC
(μボンダパック−NH2;0.5M KH2PO4−CH3
CN,35:65;1mL/分),3.31分;NMR(D
MSO):δ8.0(1H,s,芳香族);7.95(1
H,s,芳香族);6.0(2H,br,2OH);4.2
(2H,t,CH2−O);3.2(2H,t,CH2−N),
2.0−1.1(6H,m,CH2CH2CH2);元素分
析:計算値(C10H14N4O2),54.04C,6.35%
H,25.20% N;測定値,53.92% C,6.
50%H,25.35% N
4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミジン−4−オ
ン(ST689)の製造 工程dからの生成物(2.6g,0.11モル)を、2N
NaOH31.2mlで1時間還流により加水分解した。
その反応を溶液のpHを7に調節して終結させた。溶液
を濃縮し、得られた固形物を、熱アセトンで洗浄し、塩
を濾過により除去した。セトン溶液を冷却すると、白い
結晶性生成物を得、それを濾過により回収した。 収率,60%;RfTLC(CH2Cl2−MeOH 9:
1),0.38;m.p.,183−184℃;RTHPLC
(μボンダパック−NH2;0.5M KH2PO4−CH3
CN,35:65;1mL/分),3.31分;NMR(D
MSO):δ8.0(1H,s,芳香族);7.95(1
H,s,芳香族);6.0(2H,br,2OH);4.2
(2H,t,CH2−O);3.2(2H,t,CH2−N),
2.0−1.1(6H,m,CH2CH2CH2);元素分
析:計算値(C10H14N4O2),54.04C,6.35%
H,25.20% N;測定値,53.92% C,6.
50%H,25.35% N
【0014】実施例2 N−α−[5−(1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ−
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−L−アルギニン(ST8
16)の製造 工程a 1,5−ジヒドロ−1−(5−ペンチルオキシカルボニ
ル−フェニル−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリ
ミジン−4−オンの製造 ST689(6.83g,0.031モル)を、無水ピリ
ジン136ml中0℃にて溶解し、クロロギ酸フェニル
(7.31g,0.046モル)を加えた。反応混合物
を、室温にて一夜撹拌しながら放置し、ついでCH2Cl
2で希釈し、0.5NHClで3回、水で3回洗浄した。
有機層を無水Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮し、結
晶性の白い固形物9.8gを得、それを溶出剤としてEt
OAc−MeOH(9:1)を使用してシリカゲルカラム
上で精製した。 収率,90%;m.p.,172−174℃;RfTLC(E
tOAc−MeOH,9:1),0.8;RTHPLC(μボンダ
パック−NH2;0.05M KH2PO4−CH3CN,3
5:65;1mL/分;205nm+R.I.),2.83;
NMR(CDCl3/DMSO):δ11.0(1H,b
r,OH);7.9(2H,m,芳香族);7.5−6.9
(5H,m,芳香族);4.5−3.9(4H,m,CH2−
N,CH2−O);2.2−1.2(6H,m,CH2CH2C
H2)
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−L−アルギニン(ST8
16)の製造 工程a 1,5−ジヒドロ−1−(5−ペンチルオキシカルボニ
ル−フェニル−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリ
ミジン−4−オンの製造 ST689(6.83g,0.031モル)を、無水ピリ
ジン136ml中0℃にて溶解し、クロロギ酸フェニル
(7.31g,0.046モル)を加えた。反応混合物
を、室温にて一夜撹拌しながら放置し、ついでCH2Cl
2で希釈し、0.5NHClで3回、水で3回洗浄した。
有機層を無水Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮し、結
晶性の白い固形物9.8gを得、それを溶出剤としてEt
OAc−MeOH(9:1)を使用してシリカゲルカラム
上で精製した。 収率,90%;m.p.,172−174℃;RfTLC(E
tOAc−MeOH,9:1),0.8;RTHPLC(μボンダ
パック−NH2;0.05M KH2PO4−CH3CN,3
5:65;1mL/分;205nm+R.I.),2.83;
NMR(CDCl3/DMSO):δ11.0(1H,b
r,OH);7.9(2H,m,芳香族);7.5−6.9
(5H,m,芳香族);4.5−3.9(4H,m,CH2−
N,CH2−O);2.2−1.2(6H,m,CH2CH2C
H2)
【0015】工程b N−α−[5−(1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ−
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−L−ニトロアルギニンの
製造 工程aの生成物(5.3g,0.0156モル)をNω−
ニトロ−L−アルギニン(3.42g,0.0156モ
ル)と、DMSO48ml中炭酸ナトリウム(1.26
g,0.015モル)の懸濁液に加え、反応混合物を2
4時間70℃にて放置した。ついでその反応混合物をE
tOAcで希釈し、固形沈澱物を濾過により回収した。非
常に吸湿性の粗生成物6gを得た。 RfTLC(EtOAc−MeOH,6:4,0.4;NMR
(D2O):8.9−7.5(4H,br+s+s,OH,N
H,芳香族);6.2−4.7(3H,br,NH2);4.
1−2.8(7H,m,CH2−N,CH2−O,CH−NH,
CH 2−NH);2.0−0.9(10H,m,CH2CH2
CH2,CH2CH2)
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−L−ニトロアルギニンの
製造 工程aの生成物(5.3g,0.0156モル)をNω−
ニトロ−L−アルギニン(3.42g,0.0156モ
ル)と、DMSO48ml中炭酸ナトリウム(1.26
g,0.015モル)の懸濁液に加え、反応混合物を2
4時間70℃にて放置した。ついでその反応混合物をE
tOAcで希釈し、固形沈澱物を濾過により回収した。非
常に吸湿性の粗生成物6gを得た。 RfTLC(EtOAc−MeOH,6:4,0.4;NMR
(D2O):8.9−7.5(4H,br+s+s,OH,N
H,芳香族);6.2−4.7(3H,br,NH2);4.
1−2.8(7H,m,CH2−N,CH2−O,CH−NH,
CH 2−NH);2.0−0.9(10H,m,CH2CH2
CH2,CH2CH2)
【0016】工程c N−α−[5−(1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ−
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−L−アルギニン(ST8
16)の製造 工程bからの粗生成物(1g,0.002モル)を、Me
OH40mlと氷CH3COOH10ml中に溶解した。混
合物を、Pd/C(0.1g)で3気圧のH2下にて一夜
接触水素化した。触媒を濾取し、溶媒を蒸発させ、非常
に吸湿性の黄色い所望固形物600mgを得、それを溶出
剤としてMeOHを使用してシリカゲルカラム上で精製
した。 収率,70%;m.p.,110℃(軟化);RfTLC(M
eOH),0.35;RTHPLC(μボンダパック−NH
2;0.05M KH2PO4−CH3CN,35:65;1m
L/分;205nm+R.I.),5.49分;300−M
HzNMR(DMSO)δ9.5(1H,br,COO
H),8.6−7.9(2H,br,OH,NH),8.1(1
H,s,芳香族),8.0(1H,s,芳香族),6.3(1
H,m,NH−C),4.3(3H,br,NH,NH2),4.
3(2H,t,CH2O),3.9(2H,m,CH2−N),
3.5(1H,m,CH−N),1.8(2H,m,CH2),
1.7−1.3(6H,m,CH2CH2CH2),1.2(2
H,m,CH2);元素分析:計算値,45.95% C,
5.67% H,25.12% N;測定値,45.35%
C,6.11% H,24.84% N;[α]D 25℃(c=
0.6%H2O),+2.9°
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−L−アルギニン(ST8
16)の製造 工程bからの粗生成物(1g,0.002モル)を、Me
OH40mlと氷CH3COOH10ml中に溶解した。混
合物を、Pd/C(0.1g)で3気圧のH2下にて一夜
接触水素化した。触媒を濾取し、溶媒を蒸発させ、非常
に吸湿性の黄色い所望固形物600mgを得、それを溶出
剤としてMeOHを使用してシリカゲルカラム上で精製
した。 収率,70%;m.p.,110℃(軟化);RfTLC(M
eOH),0.35;RTHPLC(μボンダパック−NH
2;0.05M KH2PO4−CH3CN,35:65;1m
L/分;205nm+R.I.),5.49分;300−M
HzNMR(DMSO)δ9.5(1H,br,COO
H),8.6−7.9(2H,br,OH,NH),8.1(1
H,s,芳香族),8.0(1H,s,芳香族),6.3(1
H,m,NH−C),4.3(3H,br,NH,NH2),4.
3(2H,t,CH2O),3.9(2H,m,CH2−N),
3.5(1H,m,CH−N),1.8(2H,m,CH2),
1.7−1.3(6H,m,CH2CH2CH2),1.2(2
H,m,CH2);元素分析:計算値,45.95% C,
5.67% H,25.12% N;測定値,45.35%
C,6.11% H,24.84% N;[α]D 25℃(c=
0.6%H2O),+2.9°
【0017】実施例3 N−ε−[5−(1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ−
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルバミジノ]−L−リジン(ST81
7)の製造 実施例2からの生成物(2.7g,0.0079モル)
を、Nアルファ−Cbz−L−アルギニン(3.078
g,0.0099モル)を含むDMSO44mlと、炭酸
水素ナトリウム(1.13g,0.013モル)に加え
る。反応物を70℃にて一夜放置し、ついでEtOAc約
600mlを、反応フラスコに加えた。2時間撹拌後、固
形沈澱物を濾過により回収し、N−ε−[5−(1,5
−ジヒドロ−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミ
ジン−4−オン−1−イル)−ペンチルオキシカルバミ
ジノ]−N−アルファ−カルボベンゾキシ−L−リジン
5.5gを得た。粗生成物を、MeOH200mlと、氷C
H3COOH60ml中に溶解し、得られた混合物を、P
d/C(0.6g)で3気圧のH2下にて一夜接触水素化
した。触媒を濾取し、溶媒を蒸発させ、得られた固形物
を、溶出剤としてMeOHを使用してシリカゲルカラム
上で精製した。 収率,60%;m.p.,130−140℃(軟化);RfT
LC(MeOH),0.1;300−MzNMR(DMS
O)δ8.1(1H,s,芳香族);8.0(1H,s,芳香
族);8.0(1H,s,芳香族);8.0−7.6(2H,
br,OH,NH−CO);5.2−4.0(5H,br,N
H2,NH);4.3(2H,t,CH2O);3.8(2H,
m,CH2−N),3.2(1H,m,CH−N);3.1
(2H,t,CH2−O);1.9−1.2(10H,m,C
H2CH2CH2,CH2CH2);元素分析:予測値と一致
(水9−10%が存在する);[α]D 25℃(c=0.6
7%H2O),+1.6°
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルバミジノ]−L−リジン(ST81
7)の製造 実施例2からの生成物(2.7g,0.0079モル)
を、Nアルファ−Cbz−L−アルギニン(3.078
g,0.0099モル)を含むDMSO44mlと、炭酸
水素ナトリウム(1.13g,0.013モル)に加え
る。反応物を70℃にて一夜放置し、ついでEtOAc約
600mlを、反応フラスコに加えた。2時間撹拌後、固
形沈澱物を濾過により回収し、N−ε−[5−(1,5
−ジヒドロ−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミ
ジン−4−オン−1−イル)−ペンチルオキシカルバミ
ジノ]−N−アルファ−カルボベンゾキシ−L−リジン
5.5gを得た。粗生成物を、MeOH200mlと、氷C
H3COOH60ml中に溶解し、得られた混合物を、P
d/C(0.6g)で3気圧のH2下にて一夜接触水素化
した。触媒を濾取し、溶媒を蒸発させ、得られた固形物
を、溶出剤としてMeOHを使用してシリカゲルカラム
上で精製した。 収率,60%;m.p.,130−140℃(軟化);RfT
LC(MeOH),0.1;300−MzNMR(DMS
O)δ8.1(1H,s,芳香族);8.0(1H,s,芳香
族);8.0(1H,s,芳香族);8.0−7.6(2H,
br,OH,NH−CO);5.2−4.0(5H,br,N
H2,NH);4.3(2H,t,CH2O);3.8(2H,
m,CH2−N),3.2(1H,m,CH−N);3.1
(2H,t,CH2−O);1.9−1.2(10H,m,C
H2CH2CH2,CH2CH2);元素分析:予測値と一致
(水9−10%が存在する);[α]D 25℃(c=0.6
7%H2O),+1.6°
【0018】実施例4 N−α−[5−(1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ−
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−グリシル−L−アスパラ
ギン酸ビソジック(bisodic)塩(ST912)の製造 工程a 1,5−ジヒドロ−1−(5−ペンチルオキシカルボニ
ルクロリド)−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリ
ミジン−4−オン塩酸塩の製造 ST689生成物(1g,0.005モル)を、無水ト
ルエン20ml中に懸濁させた。トルエン中の20%ホス
ゲン溶液を、懸濁液(10ml)に滴下しながら加えた。
その溶液を一夜撹拌下室温にて保ち、真空中で濃縮し
た。このようにして白い固形物を得た。融点127−1
32℃、収率95%
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−グリシル−L−アスパラ
ギン酸ビソジック(bisodic)塩(ST912)の製造 工程a 1,5−ジヒドロ−1−(5−ペンチルオキシカルボニ
ルクロリド)−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリ
ミジン−4−オン塩酸塩の製造 ST689生成物(1g,0.005モル)を、無水ト
ルエン20ml中に懸濁させた。トルエン中の20%ホス
ゲン溶液を、懸濁液(10ml)に滴下しながら加えた。
その溶液を一夜撹拌下室温にて保ち、真空中で濃縮し
た。このようにして白い固形物を得た。融点127−1
32℃、収率95%
【0019】工程b N−α−[5−(1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ−
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−グリシル−L−アスパラ
ギン酸ビソジック(bisodic)塩(ST912)の製造 NaHCO3(4g,0.048モル)と、グリシル−L
−アスパラギン酸(1.6g,0.008モル)を、H2
O50ml中に溶解した。工程aからの生成物を、少しず
つ(3g,0.01モル)溶液に添加した。その溶液を
一夜撹拌下室温にて保ち、その後乾燥し、残渣をCH2
Cl2−MeOH1:1を溶出剤としてシリカ上でクロマ
トグラフィーにかけた。生成物ST912を2.41g
得た。収率50% RfTLC:シリカ;CHCl3−IsoprOH−MeOH−
H2O−CH3COOH(42−7−28−10.5−1
0.5),0.66;m.p.:179−182℃(軟化 17
0−179℃);HPLC:カラムμボンダパック−N
H2(10μ):溶出剤:CH3CN−KH2PO4mM
(65−35);流速:1mL/分;RT:11.53分;
検知器:U.V.;NMR D2O:δ8.1(s,1H,芳
香族);8.05(s,1H,芳香族);4.45(m,1
H,CH−CO);4.4(t,2H,CH2−N);4.0
(t,2H,CH2−O);3.81(s,2H,N−CH2
−CO);2.8−2.4(m,2H,CH2−COON
a);2.9(m,2H,CH2);1.6(m,2H,C
H2);1.2(m,2H,CH2);[α]D 25℃=−9.
8(c=1%H2O)
[3,4−d]−ピリミジン−4−オン−1−イル)−
ペンチルオキシカルボニル]−グリシル−L−アスパラ
ギン酸ビソジック(bisodic)塩(ST912)の製造 NaHCO3(4g,0.048モル)と、グリシル−L
−アスパラギン酸(1.6g,0.008モル)を、H2
O50ml中に溶解した。工程aからの生成物を、少しず
つ(3g,0.01モル)溶液に添加した。その溶液を
一夜撹拌下室温にて保ち、その後乾燥し、残渣をCH2
Cl2−MeOH1:1を溶出剤としてシリカ上でクロマ
トグラフィーにかけた。生成物ST912を2.41g
得た。収率50% RfTLC:シリカ;CHCl3−IsoprOH−MeOH−
H2O−CH3COOH(42−7−28−10.5−1
0.5),0.66;m.p.:179−182℃(軟化 17
0−179℃);HPLC:カラムμボンダパック−N
H2(10μ):溶出剤:CH3CN−KH2PO4mM
(65−35);流速:1mL/分;RT:11.53分;
検知器:U.V.;NMR D2O:δ8.1(s,1H,芳
香族);8.05(s,1H,芳香族);4.45(m,1
H,CH−CO);4.4(t,2H,CH2−N);4.0
(t,2H,CH2−O);3.81(s,2H,N−CH2
−CO);2.8−2.4(m,2H,CH2−COON
a);2.9(m,2H,CH2);1.6(m,2H,C
H2);1.2(m,2H,CH2);[α]D 25℃=−9.
8(c=1%H2O)
【0020】本発明の化合物の活性を数種の免疫薬理学
的試験により評価した。これらの試験のいくつかにおい
て、N−α−5−(ヒポキサンチン−9−イル)ペンチ
ルオキシカルボニルアルギニン(”ST789”)をレ
ファレンス化合物として使用した 試験1 SRBC(ひつじ赤血球)免疫マウスの脾臓における一
次抗体生成(イエルネ試験)のST689およびST7
89の効果 7−8週令の雄性B6D2F1マウス(チャールズ・リバ
ー、イタリア)を1群あたり6匹使用した。この試験で
は、動物は別々に試験された。
的試験により評価した。これらの試験のいくつかにおい
て、N−α−5−(ヒポキサンチン−9−イル)ペンチ
ルオキシカルボニルアルギニン(”ST789”)をレ
ファレンス化合物として使用した 試験1 SRBC(ひつじ赤血球)免疫マウスの脾臓における一
次抗体生成(イエルネ試験)のST689およびST7
89の効果 7−8週令の雄性B6D2F1マウス(チャールズ・リバ
ー、イタリア)を1群あたり6匹使用した。この試験で
は、動物は別々に試験された。
【0021】化合物は25mg/kgの投与量で、免疫
処理日を0として、−3から+3日まで腹腔内投与し
た。試験方法はイエルネ,N.K.等、トランスプランテ
ーション・レビュース(Transpl.Rev.)、第18巻、第
130頁(1974年)に記載されている。SRBC懸
濁液(PBS緩衝液0.2ml中1×108細胞/マウ
ス)の腹腔内投与により免疫処理された。処理の5日
後、動物をと殺し、脾臓を無菌的に摘出した。脾臓細胞
を1×107細胞/mlの濃度に懸濁した。懸濁液0.1
mlを温ハンク−寒天培地2ml+PBS緩衝液中の1
0%SRBC(0.2ml)と混合し、ペトリ皿中で、
60分間37℃でインキュベートした(サンプルをトリ
プリケートで試験した)。補体(トリス緩衝液に1:1
0に希釈したモルモット血清2ml)の添加後、ペトリ
皿をさらに37℃で30分間インキュベートした。補体
の存在下、細胞は抗SRBC抗体を分泌し、これは溶血
反応を引き起こす。このような反応はペトリ皿中のサン
プルに溶菌プラークの形成をもたらす。得られた結果は
次のようである。 (a)106細胞群中のプラーク形成細胞の数; (b)脾臓中のプラーク形成細胞(PFC)の数 得られたデータは処理動物と対照動物群間の差異の統計
学的有意性を評価するためダンネット検定(バイオスタ
ティスティックス・イン・ファーマコロジー(Biostati
stics in Pharmacology)、第2巻、パーガモン・プレ
ス)を用いて分析した。
処理日を0として、−3から+3日まで腹腔内投与し
た。試験方法はイエルネ,N.K.等、トランスプランテ
ーション・レビュース(Transpl.Rev.)、第18巻、第
130頁(1974年)に記載されている。SRBC懸
濁液(PBS緩衝液0.2ml中1×108細胞/マウ
ス)の腹腔内投与により免疫処理された。処理の5日
後、動物をと殺し、脾臓を無菌的に摘出した。脾臓細胞
を1×107細胞/mlの濃度に懸濁した。懸濁液0.1
mlを温ハンク−寒天培地2ml+PBS緩衝液中の1
0%SRBC(0.2ml)と混合し、ペトリ皿中で、
60分間37℃でインキュベートした(サンプルをトリ
プリケートで試験した)。補体(トリス緩衝液に1:1
0に希釈したモルモット血清2ml)の添加後、ペトリ
皿をさらに37℃で30分間インキュベートした。補体
の存在下、細胞は抗SRBC抗体を分泌し、これは溶血
反応を引き起こす。このような反応はペトリ皿中のサン
プルに溶菌プラークの形成をもたらす。得られた結果は
次のようである。 (a)106細胞群中のプラーク形成細胞の数; (b)脾臓中のプラーク形成細胞(PFC)の数 得られたデータは処理動物と対照動物群間の差異の統計
学的有意性を評価するためダンネット検定(バイオスタ
ティスティックス・イン・ファーマコロジー(Biostati
stics in Pharmacology)、第2巻、パーガモン・プレ
ス)を用いて分析した。
【0022】第1表が示すように、ST689は脾臓当
たりのPFC数の項においてST789よりも活性であ
が、対照に対してその増加は統計学的に有意でない。 第1表 SRBC(0日)で免疫処理し、−3から+3日までST689およびST7 89で処理したマウスの脾臓におけるプラーク形成細胞(PFC)の数の評価 処理 PFC/106細胞 PFC/脾臓 (25mg/kg/d i.p.)(x±S.E.) (x±S.E.) 対照 314±51 58680±10484 ST789 220±30 35011±4761 ST689 303±47 64839±15985 ダンネット検定=有意差なし
たりのPFC数の項においてST789よりも活性であ
が、対照に対してその増加は統計学的に有意でない。 第1表 SRBC(0日)で免疫処理し、−3から+3日までST689およびST7 89で処理したマウスの脾臓におけるプラーク形成細胞(PFC)の数の評価 処理 PFC/106細胞 PFC/脾臓 (25mg/kg/d i.p.)(x±S.E.) (x±S.E.) 対照 314±51 58680±10484 ST789 220±30 35011±4761 ST689 303±47 64839±15985 ダンネット検定=有意差なし
【0023】試験2 実験的-感染免疫低下マウスのST689およびST7
89の防御効果の評価6〜10週の令CD1マウス(チ
ャールズ・リバー、イタリア)の9〜20匹の実験群を
使用した。マウスの全身的感染をクレブシエラ(K.オ
キシトカ(oxytoca))、プロテウス(P.ミラビリス
(mirabilis))、セラチア(S.マルケスケンス(marc
escens))またはサルモネラ(S.コリ(coli))の病原
性株で腹腔内接種により行った。18時間ブロス培養を
行い、致死量以下の(プロテウス)またはLD30(セラ
チア)およびLD10(エシェリキア、クレブシエラ)に
相当する感染接種を調製した。細菌投与は、5%胃ムチ
ン0.5mL中腹腔内投与し、感染5日前にシクロホス
ファミド(滅菌生理食塩水0.2mL中100mg/k
gの投与量で腹腔内投与した)で免疫低下させた動物を
死に至らしめるように計画した。化合物を−細菌感染日
(0日)につき−5日から−1日まで、25mg/kg
/日を腹腔内投与した。得られた結果を死亡率%として
表現し、フィッシャー検定(バイオスタティスティック
ス・イン・ファーマコロジー(Biostatistics in Pharm
acology)、第2巻、パーガモン・プレス)で統計学的
に処理した。
89の防御効果の評価6〜10週の令CD1マウス(チ
ャールズ・リバー、イタリア)の9〜20匹の実験群を
使用した。マウスの全身的感染をクレブシエラ(K.オ
キシトカ(oxytoca))、プロテウス(P.ミラビリス
(mirabilis))、セラチア(S.マルケスケンス(marc
escens))またはサルモネラ(S.コリ(coli))の病原
性株で腹腔内接種により行った。18時間ブロス培養を
行い、致死量以下の(プロテウス)またはLD30(セラ
チア)およびLD10(エシェリキア、クレブシエラ)に
相当する感染接種を調製した。細菌投与は、5%胃ムチ
ン0.5mL中腹腔内投与し、感染5日前にシクロホス
ファミド(滅菌生理食塩水0.2mL中100mg/k
gの投与量で腹腔内投与した)で免疫低下させた動物を
死に至らしめるように計画した。化合物を−細菌感染日
(0日)につき−5日から−1日まで、25mg/kg
/日を腹腔内投与した。得られた結果を死亡率%として
表現し、フィッシャー検定(バイオスタティスティック
ス・イン・ファーマコロジー(Biostatistics in Pharm
acology)、第2巻、パーガモン・プレス)で統計学的
に処理した。
【0024】第2表が示すように、ST689はST7
89とクレブシエラおよびプロテウス感染で同程度の、
セラチア感染の場合、ST789よりも強力な保護効果
をもつ。 第2表 グラム陰性病原菌4種による実験的感染免疫低下マウスにおけるST689お よびST789の防禦効果 死亡率% 処理 E.コリ K.オキシトカ S.マルケスケンス P.ミラビリス 対照a 1/10(10%) 1/10(10%) 6/20(30%) 0/10(0%) 免疫日b 8/18(80%) 6/10(60%) 16/20(80%) 6/10(60%) ST789 2/10(20%)** 1/10(10%)* 10/20(50%)* 1/9(11.1%)* (25mg/kg/d,i.p.) ST689 4/10(40%) 1/10(10%)* 4/20(20%)*** 1/10(10%)* (25mg/kg/d,i.p.)a =細菌感染動物b =免疫低下後感染動物 c=免疫抑制動物細菌投与日(0日)につき−5日から−
1日まで指示物質を指示用量で処理 フィッシャーズ検定*=P<0.05;**=p<0.02;**
*=p<0.01
89とクレブシエラおよびプロテウス感染で同程度の、
セラチア感染の場合、ST789よりも強力な保護効果
をもつ。 第2表 グラム陰性病原菌4種による実験的感染免疫低下マウスにおけるST689お よびST789の防禦効果 死亡率% 処理 E.コリ K.オキシトカ S.マルケスケンス P.ミラビリス 対照a 1/10(10%) 1/10(10%) 6/20(30%) 0/10(0%) 免疫日b 8/18(80%) 6/10(60%) 16/20(80%) 6/10(60%) ST789 2/10(20%)** 1/10(10%)* 10/20(50%)* 1/9(11.1%)* (25mg/kg/d,i.p.) ST689 4/10(40%) 1/10(10%)* 4/20(20%)*** 1/10(10%)* (25mg/kg/d,i.p.)a =細菌感染動物b =免疫低下後感染動物 c=免疫抑制動物細菌投与日(0日)につき−5日から−
1日まで指示物質を指示用量で処理 フィッシャーズ検定*=P<0.05;**=p<0.02;**
*=p<0.01
【0025】試験3 ラット顆粒球の走化性活性のに対するT689およびS
T789のインビトロ−エクソビボ作用 近親交配した約3カ月令の雄性フィッシャー−344ラ
ット(チャールズ・リバー、イタリー)を動物5匹の実
験群で使用した。動物は血液サンプル採取日(0日)−
5日から〜−1日まで25mg/kg/日の化合物が投
与された。 試験方法はケイツ,L.K.等(1978
年)モディファイド・ボイデン・チャンバー・メソッド
・オブ・メジャーリング・ポリモルフォヌクレアー・ロ
イコサイト・ケモタシス,ロイコサイト・ケモタシス(M
odified boyden chamber method ofmeasuring polymorp
honuclear leukocyte chemotaxis,Leukocyte Chemotaxi
s)ラベン・プレス,ニューヨーク、第67頁に記載され
ている。血液は首を切り落として殺した動物から採取し
た。ヘパリン添加ガーゼに通した後、血液をデキストラ
ン1/1(食塩水中1.5%)で希釈し、90分間沈降
させた。通常の技術により全血から抽出した顆粒球はハ
ンク培地中2×106細胞/mlの濃度に調整した。そ
の後、ミリポールフィルター(3μm)に移植し、遊走
チャンバーに置いた。これらのチャンバーは自然遊走を
評価するハンク培地および誘導遊走を評価するカゼイン
(5mg/ml濃度で溶液の2ml)のいずれかを含
む。37℃、5%CO2で60分間サンプルをインキュ
ベートした後、ミリポールフィルターを除去し、染色
し、顕微鏡のスライド間に挿入した。顕微鏡観察は対照
と実験サンプルにおいて長方形の測定枠中の2種の顆粒
球が最も遠くまで動いた距離(μm)を測定した。顆粒
球遊走を各サンプルから調製した2フィルターについて
10個の詳細な観察の平均値として表した。
T789のインビトロ−エクソビボ作用 近親交配した約3カ月令の雄性フィッシャー−344ラ
ット(チャールズ・リバー、イタリー)を動物5匹の実
験群で使用した。動物は血液サンプル採取日(0日)−
5日から〜−1日まで25mg/kg/日の化合物が投
与された。 試験方法はケイツ,L.K.等(1978
年)モディファイド・ボイデン・チャンバー・メソッド
・オブ・メジャーリング・ポリモルフォヌクレアー・ロ
イコサイト・ケモタシス,ロイコサイト・ケモタシス(M
odified boyden chamber method ofmeasuring polymorp
honuclear leukocyte chemotaxis,Leukocyte Chemotaxi
s)ラベン・プレス,ニューヨーク、第67頁に記載され
ている。血液は首を切り落として殺した動物から採取し
た。ヘパリン添加ガーゼに通した後、血液をデキストラ
ン1/1(食塩水中1.5%)で希釈し、90分間沈降
させた。通常の技術により全血から抽出した顆粒球はハ
ンク培地中2×106細胞/mlの濃度に調整した。そ
の後、ミリポールフィルター(3μm)に移植し、遊走
チャンバーに置いた。これらのチャンバーは自然遊走を
評価するハンク培地および誘導遊走を評価するカゼイン
(5mg/ml濃度で溶液の2ml)のいずれかを含
む。37℃、5%CO2で60分間サンプルをインキュ
ベートした後、ミリポールフィルターを除去し、染色
し、顕微鏡のスライド間に挿入した。顕微鏡観察は対照
と実験サンプルにおいて長方形の測定枠中の2種の顆粒
球が最も遠くまで動いた距離(μm)を測定した。顆粒
球遊走を各サンプルから調製した2フィルターについて
10個の詳細な観察の平均値として表した。
【0026】第3表が示すように、ST689はラット
顆粒球走化性をST789より増進させる。 第3表 ラット顆粒球の自発およびカゼイン誘発走化性に対するST689aおよびS T789aのインビトロ−エクソビボにおける作用 走化性(μm±S.B.) 処理 体重 脾臓重量 自発 誘発 (25mg/kg/d) (g) (mg) 対照 360.4±5.39 608.4±28.37 9.60±0.40 36.2±1.28 ST789 345.6±8.84 610.0±22.00 10.01±1.09 30.4±2.30 ST689 358.0±9.49 591.4±17.13 14.40±0.40 44.8±1.40a =物質を血液採取日につき−5日から−1日まで腹腔
内投与した。
顆粒球走化性をST789より増進させる。 第3表 ラット顆粒球の自発およびカゼイン誘発走化性に対するST689aおよびS T789aのインビトロ−エクソビボにおける作用 走化性(μm±S.B.) 処理 体重 脾臓重量 自発 誘発 (25mg/kg/d) (g) (mg) 対照 360.4±5.39 608.4±28.37 9.60±0.40 36.2±1.28 ST789 345.6±8.84 610.0±22.00 10.01±1.09 30.4±2.30 ST689 358.0±9.49 591.4±17.13 14.40±0.40 44.8±1.40a =物質を血液採取日につき−5日から−1日まで腹腔
内投与した。
【0027】試験4 腫瘍形成マウスにおけるST689およびST789の
保護効果の評価 7週令の異型交配した雄性CD1マウス(チャールズ・
リバー)を使用した。動物10匹を含む実験群をTC1
99培地0.1ml中1×104肉腫180細胞(ATC
C、ロックビル、MD、USA)に腹腔内接種した。化
合物を腫瘍移植日(0日)につき+1日から〜+10日
まで無菌食塩水0.2ml中0.25mg/kg/日を腹
膜内投与した。さらに、動物の体重を0日から20日ま
で観察した。動物の体重は新生物形成の発達を示し得
る。化合物活性を平均生存時間(MST)として生存%
の術語で評価した。第4表に示すデータは、ST789
と比較して、ST689はMST(21対17)につい
て生存%(20%対10%)の実質的な防御効果を示
す。
保護効果の評価 7週令の異型交配した雄性CD1マウス(チャールズ・
リバー)を使用した。動物10匹を含む実験群をTC1
99培地0.1ml中1×104肉腫180細胞(ATC
C、ロックビル、MD、USA)に腹腔内接種した。化
合物を腫瘍移植日(0日)につき+1日から〜+10日
まで無菌食塩水0.2ml中0.25mg/kg/日を腹
膜内投与した。さらに、動物の体重を0日から20日ま
で観察した。動物の体重は新生物形成の発達を示し得
る。化合物活性を平均生存時間(MST)として生存%
の術語で評価した。第4表に示すデータは、ST789
と比較して、ST689はMST(21対17)につい
て生存%(20%対10%)の実質的な防御効果を示
す。
【0028】数種の方法で第5表に示した体重は、ST
789で処理した動物と比較してST689で処理した
動物に新生細胞増殖の減少を立証する。 第4表 肉腫180形成マウスのST689aの保護効果 処理 死亡/総数 MSTb “U"マンホイットニー検定 対照 10/10 16.0 (15.0-24.0) ST789 9/10 17.0 NS (25mg/kg/d,i.p.) (15.75-21.0) ST689 8/10 21.0 NS (25mg/kg/d,i.p.) (12.0-41.5) NS=有意差なし。 a=物質を+1日から+10日まで投与 b=中央値および相対4分位数間範囲により計算した平
均生存時間
789で処理した動物と比較してST689で処理した
動物に新生細胞増殖の減少を立証する。 第4表 肉腫180形成マウスのST689aの保護効果 処理 死亡/総数 MSTb “U"マンホイットニー検定 対照 10/10 16.0 (15.0-24.0) ST789 9/10 17.0 NS (25mg/kg/d,i.p.) (15.75-21.0) ST689 8/10 21.0 NS (25mg/kg/d,i.p.) (12.0-41.5) NS=有意差なし。 a=物質を+1日から+10日まで投与 b=中央値および相対4分位数間範囲により計算した平
均生存時間
【0029】 第5表 記載した方法および投与量でST689により処理した肉腫180形成動物の 制御(x±S.E.)。 ( )内は試験日における動物の生存数である。 ST789 ST689 日 ブランク 対照 (25mg/kg/d,i.p.) (25mg/kg/d,i.p.) 0 22.6±0.27 21.5±0.73 22.8±3.0 23.0±0.38 +1 23.9±0.30 22.2±0.84 23.6±0.34 23.7±0.34 +3 25.1±0.43 24.2±0.42 24.8±0.30 24.5±0.50 +6 27.1±0.51 27.4±0.54 27.6±0.46 27.1±0.62 +8 27.5±0.56 29.1±0.68 29.5±0.64 28.3±0.97 +10 28.9±0.57 29.8±0.94 31.5±0.92 28.4±0.81 +13 29.1±0.62 31.8±1.00(9) 32.2±0.96(9) 28.6±0.89(6) +15 30.1±0.69 33.0±1.13(7) 33.4±1.05(8) 30.5±1.28(6) +17 31.4±0.68 35.6±1.46(4) 33.7±1.46(4) 32.5±1.70(6) +20 32.1±0.69 35.7±1.92(3) 34.8±3.90(2) 32.6±1.85(5)
【0030】試験5 ラット脾臓細胞によるIL−2の産生につき、ST68
9およびST789のインビトローエクソビボ作用 3月令の雄性フィシャーラット(チャールズ・リバー、
イタリー)を動物5匹の実験群で、脾臓を摘出した日
(0日)につき−5日から−1日まで、25mg/kg/日
で物質で処理した。採用した実験操作は[1]に記載し
たものである。RPMI1640中10%FCS+1×
10-5MB−メルカプトエタノールを添加して調製し、
1×107細胞/mLの濃度で標準化した脾臓細胞の懸濁
液に18μg/mL/ウェルの濃度でConAの同容量を添
加した。5%CO2の存在下、37℃にて48時間イン
キュベートした後、試料を遠心分離し、上清を集めた。
上清の系列稀釈を、5×104細胞/mLで標準化したC
TLL−2細胞(成長のためIL−2を要求するT−細
胞のライン)に添加した。一夜、インキュベート後、試
料を3H−TαR(0.5μCi/ウェル)で6時間ラベ
ルし、ついで細胞を細胞採取器を用いフィルター上に集
め、β−カウンターを用いて計測した(cpm)。精製し
たIL−2.[1参照]で作製した標準曲線と試料の係
数と比較して、IL−2の単位で、結果を表現した。 [1]シャラビー、M.R.およびパラジノ、M.A.、臨
床実験免疫学マニュアル、アメリカン・ソサイェティ・
フォア・マイクロバイロジー(American Scociety fo
r Microbiology)ワシントンD.C.1986年300
頁。
9およびST789のインビトローエクソビボ作用 3月令の雄性フィシャーラット(チャールズ・リバー、
イタリー)を動物5匹の実験群で、脾臓を摘出した日
(0日)につき−5日から−1日まで、25mg/kg/日
で物質で処理した。採用した実験操作は[1]に記載し
たものである。RPMI1640中10%FCS+1×
10-5MB−メルカプトエタノールを添加して調製し、
1×107細胞/mLの濃度で標準化した脾臓細胞の懸濁
液に18μg/mL/ウェルの濃度でConAの同容量を添
加した。5%CO2の存在下、37℃にて48時間イン
キュベートした後、試料を遠心分離し、上清を集めた。
上清の系列稀釈を、5×104細胞/mLで標準化したC
TLL−2細胞(成長のためIL−2を要求するT−細
胞のライン)に添加した。一夜、インキュベート後、試
料を3H−TαR(0.5μCi/ウェル)で6時間ラベ
ルし、ついで細胞を細胞採取器を用いフィルター上に集
め、β−カウンターを用いて計測した(cpm)。精製し
たIL−2.[1参照]で作製した標準曲線と試料の係
数と比較して、IL−2の単位で、結果を表現した。 [1]シャラビー、M.R.およびパラジノ、M.A.、臨
床実験免疫学マニュアル、アメリカン・ソサイェティ・
フォア・マイクロバイロジー(American Scociety fo
r Microbiology)ワシントンD.C.1986年300
頁。
【0031】第6表に示した結果は、ST789の同投
与量で処理したものと比較して、ST689で処理した
動物の脾臓細胞によるIL−2の産生のより大きい増加
を示している。 第6表 ラット脾臓細胞からのスーパーナート(supernates)中のIL−2の出現に 対するST689aおよびST789aのインビトロ−エクソビボ作用 体重測定 処理 体重(g) 脾臓(mg) IL−2(U/mL) 対照 283.0±3.40 573.6±14.14 124.22±14.28 ST789 275.0±3.76 539.2±12.11 98.43±4.47 ST689 271.6±4.76 511.0±22.35 183.25±22.55a =化合物を脾臓摘出の日につき−5日から−1日まで
の毎日投与量25mg/kgで腹腔内投与する。
与量で処理したものと比較して、ST689で処理した
動物の脾臓細胞によるIL−2の産生のより大きい増加
を示している。 第6表 ラット脾臓細胞からのスーパーナート(supernates)中のIL−2の出現に 対するST689aおよびST789aのインビトロ−エクソビボ作用 体重測定 処理 体重(g) 脾臓(mg) IL−2(U/mL) 対照 283.0±3.40 573.6±14.14 124.22±14.28 ST789 275.0±3.76 539.2±12.11 98.43±4.47 ST689 271.6±4.76 511.0±22.35 183.25±22.55a =化合物を脾臓摘出の日につき−5日から−1日まで
の毎日投与量25mg/kgで腹腔内投与する。
【0032】試験6 マウス腹腔浸出液細胞(PECs)の貧食細胞における
ST689およびST789のインビトローエクソビボ
作用 6週令の雄性B6D2F1マウス(チャールズ・リバー、
イタリー)を実験動物5匹を、PECsを採取した日
(0日)につき−5日から−1日まで、25mg/kg/日
で、上述の物質を腹腔内投与して処理した。[1]およ
び[2]の記載に従ったが、簡潔に言うと、各群の動物
をCO2で窒息死させ、腹腔を繰返し洗浄し、各実験群
から採取したPECsを集め、4×106細胞/mLに標
準化した。食細胞懸濁液の一部(250μL)を過免疫
血清で適切にオプソニン化した同容量の0.4%SRB
Cに添加した。試料はデュプリケートで作製し、1時間
インキュベートし、ついで、浸透圧衝撃を与え、非−貧
食赤血球細胞を除去した。正常値に浸透圧に調整し、貧
食細胞を遠心分離し、別々に染色した。200細胞の領
域中の貧食細胞能を有する細胞および貧食されたSRB
Cの顕微鏡的係数をトリプリケートで行った。結果は貧
食細胞%、貧食細胞当りの貧食されたSRBCの平均数
および貧食細胞100個当り貧食されたSRBCの総数
を示した。 [1]ヘルコヴィッツ、H.B.、マニュアル・オブ・マ
クロファージ・メトロジー(Manual of macrophage met
hology)、マルセル・デッカー、ニューヨーク、198
1年。 [2]ウイリアムス、C.A.およびチャスク、M.W.、
メソッド・イン・イムノロジー・アンド・イムノケミス
トリー(Methodsin immunology and immunochemistry)、
5巻、アカデミック・プレス、インコーポレーテッド、
ニューヨーク、1976年、261頁。
ST689およびST789のインビトローエクソビボ
作用 6週令の雄性B6D2F1マウス(チャールズ・リバー、
イタリー)を実験動物5匹を、PECsを採取した日
(0日)につき−5日から−1日まで、25mg/kg/日
で、上述の物質を腹腔内投与して処理した。[1]およ
び[2]の記載に従ったが、簡潔に言うと、各群の動物
をCO2で窒息死させ、腹腔を繰返し洗浄し、各実験群
から採取したPECsを集め、4×106細胞/mLに標
準化した。食細胞懸濁液の一部(250μL)を過免疫
血清で適切にオプソニン化した同容量の0.4%SRB
Cに添加した。試料はデュプリケートで作製し、1時間
インキュベートし、ついで、浸透圧衝撃を与え、非−貧
食赤血球細胞を除去した。正常値に浸透圧に調整し、貧
食細胞を遠心分離し、別々に染色した。200細胞の領
域中の貧食細胞能を有する細胞および貧食されたSRB
Cの顕微鏡的係数をトリプリケートで行った。結果は貧
食細胞%、貧食細胞当りの貧食されたSRBCの平均数
および貧食細胞100個当り貧食されたSRBCの総数
を示した。 [1]ヘルコヴィッツ、H.B.、マニュアル・オブ・マ
クロファージ・メトロジー(Manual of macrophage met
hology)、マルセル・デッカー、ニューヨーク、198
1年。 [2]ウイリアムス、C.A.およびチャスク、M.W.、
メソッド・イン・イムノロジー・アンド・イムノケミス
トリー(Methodsin immunology and immunochemistry)、
5巻、アカデミック・プレス、インコーポレーテッド、
ニューヨーク、1976年、261頁。
【0033】第7表に示した結果は、ST689がPE
Csの貧食細胞能力に対する非常に強い効果を有するこ
と、ST789で処理後よりもST689で処理後の方
がすべての貧食細胞パラメーターの値でより高いことを
示している。 第7表 マウスPECsの食細胞活性に対するST689aおよびST789aのイン ビトロ−エクソビボ効果 処理 食細胞b% 食cSRBC 食細胞d当りのSRBC 対照 28.0±3.0 92.0±7.0 3.30±0.10 ST789 31.5±0.5 152.5±9.5 4.85±0.25 ST689 42.5±0.5 229.5±34.5 5.40±0.90a =化合物はPECsの摘出日(0日)につき−5日から−
1日まで25mg/kg毎日投与量で腹腔内投与した。b =PECs中に存在する有効食細胞数に対して食細胞さ
れた細胞数の%c =100有効食細胞により食細胞されたSRBCの平
均数d =有効食細胞当りの食細胞SRBCの平均数
Csの貧食細胞能力に対する非常に強い効果を有するこ
と、ST789で処理後よりもST689で処理後の方
がすべての貧食細胞パラメーターの値でより高いことを
示している。 第7表 マウスPECsの食細胞活性に対するST689aおよびST789aのイン ビトロ−エクソビボ効果 処理 食細胞b% 食cSRBC 食細胞d当りのSRBC 対照 28.0±3.0 92.0±7.0 3.30±0.10 ST789 31.5±0.5 152.5±9.5 4.85±0.25 ST689 42.5±0.5 229.5±34.5 5.40±0.90a =化合物はPECsの摘出日(0日)につき−5日から−
1日まで25mg/kg毎日投与量で腹腔内投与した。b =PECs中に存在する有効食細胞数に対して食細胞さ
れた細胞数の%c =100有効食細胞により食細胞されたSRBCの平
均数d =有効食細胞当りの食細胞SRBCの平均数
【0034】試験7 癌標的に向う腹腔マクロファージ(MO)の細菌増殖抑
制活性に対するST689およびST789物質のイン
ビトローエクソビトロ効果 実験動物群当り5匹の7週令の雄性B6D2F1マウス
(チャールズ・リバー、イタリー)をマクロファージ採
取日(0日)につき−5日から−1日まで25mg/kg/
日で上記物質を腹腔内投与して処理した。癌標的細胞、
CEM−CM3ヒト白血病リンパ球を粘着性Moと混合
し、2種の正確に測定されたエファクター:標的の比
を、すなわち、10:1および20:1になるようにし
た。各試料を平底マイクロタイターウェル中でトリプリ
ケートで調製し、18時間37℃でインキュベーション
して、3H−TαR(0.05μCi)でラベルした。各
ウエルから癌細胞をフィルター上に集め、β−カウンタ
ーで計数し、癌標的成長阻害%を式: 細胞性塞栓%={1−(試料cpm/総混入cpm)}×100 を用いて測定した。
制活性に対するST689およびST789物質のイン
ビトローエクソビトロ効果 実験動物群当り5匹の7週令の雄性B6D2F1マウス
(チャールズ・リバー、イタリー)をマクロファージ採
取日(0日)につき−5日から−1日まで25mg/kg/
日で上記物質を腹腔内投与して処理した。癌標的細胞、
CEM−CM3ヒト白血病リンパ球を粘着性Moと混合
し、2種の正確に測定されたエファクター:標的の比
を、すなわち、10:1および20:1になるようにし
た。各試料を平底マイクロタイターウェル中でトリプリ
ケートで調製し、18時間37℃でインキュベーション
して、3H−TαR(0.05μCi)でラベルした。各
ウエルから癌細胞をフィルター上に集め、β−カウンタ
ーで計数し、癌標的成長阻害%を式: 細胞性塞栓%={1−(試料cpm/総混入cpm)}×100 を用いて測定した。
【0035】第8表に示されたデータはST789物質
が、ST789で得られた良い結果以上にCEM−CM
3セルラインの成長阻害に明らかな増強を生じることを
示している。 第8表 腫瘍ラインCEM−CM3により誘発されたマウス腹膜Moの食細胞活性にに 対するST689aおよびST789aのインビトロ−エスソビボ作用 成長阻害% 処理 10:1* 20:1* 対照 1.77±0.18 8.37±5.22 ST789 15.85±3.33 30.31±5.19 ST689 32.84±1.84 47.98±5.46a =化合物はMo摘出日(0日)につき−5日から−1日ま
で25mg/kg毎日投与量で投与した エフェクター:標的比
が、ST789で得られた良い結果以上にCEM−CM
3セルラインの成長阻害に明らかな増強を生じることを
示している。 第8表 腫瘍ラインCEM−CM3により誘発されたマウス腹膜Moの食細胞活性にに 対するST689aおよびST789aのインビトロ−エスソビボ作用 成長阻害% 処理 10:1* 20:1* 対照 1.77±0.18 8.37±5.22 ST789 15.85±3.33 30.31±5.19 ST689 32.84±1.84 47.98±5.46a =化合物はMo摘出日(0日)につき−5日から−1日ま
で25mg/kg毎日投与量で投与した エフェクター:標的比
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 5/08 8318−4H 5/10 8318−4H 7/06 ZNA Z 8318−4H // C07K 99:00 (72)発明者 マウロ・マルチ イタリア00169ローマ、ビア・アントニ オ・チヤマツラ158番 (72)発明者 パトリチア・ミネツチ イタリア00100ローマ、ビア・ナンキノ28 番 (72)発明者 ピエロ・フオレスタ イタリア00040ポメチア・エレエンメ、ビ ア・ルイジ・ストウルツオ46番 (72)発明者 マリア・オルネーラ・チンチ イタリア00182ローマ、ビア・エルネス ト・バージレ81番
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式: 【化1】 [式中、nは2〜6の整数であり、Yは、H、またはC
O−A(式中、Aは、 a)アルギニン、アスパラギン酸、リジン、ロイシン; b)アスパラギン酸グリシル、グリシルグリシン、アス
パルチルアルギニン、ロイシルアルギニン、アラニルグ
リシル; c)アスパラギン酸アルギニルリジン、アスパルチルリ
ジルアルギニン、リジルプロリルアルギニン、プロリル
プロリルアルギニン、リジルヒスチジルグリシンアミ
ド、プロリルフェニルアラニルアルギニン、フェニルア
ラニルプロリルアルギニン; d)アルギニルリジルアスパルチルバリン、バリルアス
パルチルリジルアルギニン、スレオニルバリルロイシル
ヒスチジン; e)アルギニルリジルアスパルチルバリルチロシン からなる群から、各々選ばれる、ラセミまたはキラル
の、アミノ酸、ジペプチド、トリペプチド、テトラペプ
チド、またはペンタペプチドである)である]を有する
アロプリノールのアミノアシルまたはオリゴペプチジル
誘導体、およびその医薬的に許容され得るカチオンとの
塩。 - 【請求項2】 n=5である、請求項1記載のアロプリ
ノールのアミノアシルまたはオリゴペプチジル誘導体。 - 【請求項3】 1,5−ジヒドロ−1−(5−ヒドロキ
シペンチル)−4H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリ
ミジン−4−オン。 - 【請求項4】 N−α−[5−(1,5−ジヒドロ−4
H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミジン−4−オン
−1−イル)ペンチルオキシカルボニル]−アルギニン
およびその医薬的に許容され得るカチオンとの塩。 - 【請求項5】 N−ε−[5−(1,5−ジヒドロ−4
H−ピラゾロ−[3,4−d]−ピリミジン−4−オン
−1−イル)ペンチルオキシカルミジノ]−リジンおよ
びその医薬的に許容され得るカチオンとの塩。 - 【請求項6】 請求項1記載の化合物の少なくとも1種
(および医薬的に許容され得る添加剤)を含み、正常ま
たは免疫抑制患者のいずれにも免疫刺激効果を及ぼす、
非経口的または経口的に投与し得る医薬製剤。 - 【請求項7】 単一投与量が約20〜約100mgであ
り、請求項1の化合物を含有する、請求項6記載の医薬
製剤。
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|---|---|---|---|---|
| JP2007533751A (ja) * | 2004-04-23 | 2007-11-22 | デューク・ユニバーシティ | 酸化窒素生物活性を有する活性酸素生成酵素阻害剤およびそれらの使用 |
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