JPH05117575A - 塩化ビニルプラスチゾル組成物 - Google Patents
塩化ビニルプラスチゾル組成物Info
- Publication number
- JPH05117575A JPH05117575A JP28313091A JP28313091A JPH05117575A JP H05117575 A JPH05117575 A JP H05117575A JP 28313091 A JP28313091 A JP 28313091A JP 28313091 A JP28313091 A JP 28313091A JP H05117575 A JPH05117575 A JP H05117575A
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- plasticizer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組成物の比重が1.15〜1.00という低
比重で膜厚が500μmであっても耐チッピング性に優
れた塗膜を形成する塩化ビニルプラスチゾル組成物とす
ること。 【構成】 塩化ビニル系樹脂、可塑剤、充填剤を主成分
とする塩化ビニルプラスチゾル組成物において、該充填
剤成分のうち2〜5重量%をプラスチック中空体とする
と共に、該可塑剤成分のうち20〜50重量%をジメチ
ルシクロヘキシルフタレートとすることを特徴とする塩
化ビニルプラスチゾル組成物。
比重で膜厚が500μmであっても耐チッピング性に優
れた塗膜を形成する塩化ビニルプラスチゾル組成物とす
ること。 【構成】 塩化ビニル系樹脂、可塑剤、充填剤を主成分
とする塩化ビニルプラスチゾル組成物において、該充填
剤成分のうち2〜5重量%をプラスチック中空体とする
と共に、該可塑剤成分のうち20〜50重量%をジメチ
ルシクロヘキシルフタレートとすることを特徴とする塩
化ビニルプラスチゾル組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のタイヤハウス、
床裏などの飛石による損傷防止、防錆性の耐チッピング
塗料として優れた塩化ビニルプラスチゾル組成物に関す
る。
床裏などの飛石による損傷防止、防錆性の耐チッピング
塗料として優れた塩化ビニルプラスチゾル組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のタイヤハウス、床裏など
には飛石による損傷を防止する目的で耐チッピング塗料
が塗布されているが、車両の軽量化、防錆性の向上にと
もない低比重でかつ高物性の耐チッピング塗料が望まれ
ている。通常耐チッピング塗料に塩化ビニルプラスチゾ
ル組成物が使用されているが上記の要望を満足させるに
は十分ではない。耐チッピング塗料を低比重化するには
プラスチックあるいは無機質の中空体を添加するという
手段が提案されている。
には飛石による損傷を防止する目的で耐チッピング塗料
が塗布されているが、車両の軽量化、防錆性の向上にと
もない低比重でかつ高物性の耐チッピング塗料が望まれ
ている。通常耐チッピング塗料に塩化ビニルプラスチゾ
ル組成物が使用されているが上記の要望を満足させるに
は十分ではない。耐チッピング塗料を低比重化するには
プラスチックあるいは無機質の中空体を添加するという
手段が提案されている。
【0003】たとえば、特公平1−16870号公報に
は、充填剤成分のうち0.5〜5重量%をプラスチック
中空状充填剤に置き換えた塩化ビニルプラスチゾル組成
物が開示されている。また特開平3−128977号公
報には、可塑剤成分のうち30〜85重量%をアジピン
酸ジオクチルとし、充填剤成分のうち10〜30重量%
をプラスチック中空体とした塩化ビニルプラスチゾル組
成物の開示がある。
は、充填剤成分のうち0.5〜5重量%をプラスチック
中空状充填剤に置き換えた塩化ビニルプラスチゾル組成
物が開示されている。また特開平3−128977号公
報には、可塑剤成分のうち30〜85重量%をアジピン
酸ジオクチルとし、充填剤成分のうち10〜30重量%
をプラスチック中空体とした塩化ビニルプラスチゾル組
成物の開示がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】塩化ビニルプラスチゾ
ル組成物に上記の中空体を配合すると耐チッピング塗膜
は低比重とはなるが、耐チッピング性が低下する。この
ため耐チッピング性を確保するための高膜厚化する必要
が生じ、低比重化した利点が失われ、塗布された塗膜が
軽量とならないという不具合がある。
ル組成物に上記の中空体を配合すると耐チッピング塗膜
は低比重とはなるが、耐チッピング性が低下する。この
ため耐チッピング性を確保するための高膜厚化する必要
が生じ、低比重化した利点が失われ、塗布された塗膜が
軽量とならないという不具合がある。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、組成物の比重が1.15〜1.00という低比重で
膜厚が500μm程度であっても耐チッピング性に優れ
た塗膜を形成する塩化ビニルプラスチゾル組成物とする
ことを目的とする。
で、組成物の比重が1.15〜1.00という低比重で
膜厚が500μm程度であっても耐チッピング性に優れ
た塗膜を形成する塩化ビニルプラスチゾル組成物とする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の塩化ビニルプラ
スチゾル組成物は、塩化ビニル系樹脂、可塑剤、充填剤
を主成分とする塩化ビニルプラスチゾル組成物におい
て、該可塑剤成分のうち20〜50重量%をジメチルシ
クロヘキシルフタレートとすることを特徴とする。
スチゾル組成物は、塩化ビニル系樹脂、可塑剤、充填剤
を主成分とする塩化ビニルプラスチゾル組成物におい
て、該可塑剤成分のうち20〜50重量%をジメチルシ
クロヘキシルフタレートとすることを特徴とする。
【0007】この塩化ビニルプラスチゾル組成物は、塩
化ビニル系樹脂と充填剤の一部にプラスチック中空体を
含み、可塑剤の一部にジメチルシクロヘキシルフタレー
トを添加したものである。ここで使用する塩化ビニル系
樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンな
どのホモポリマーや、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビ
ニリデンなどよりなる共重合体などを挙げることがで
き、単独もしくは併用して用いることができる。特に塩
化ビニル−酢酸ビニルの共重合体あるいは、この共重合
体とポリ塩化ビニルとを併用して用いるのが好ましい。
化ビニル系樹脂と充填剤の一部にプラスチック中空体を
含み、可塑剤の一部にジメチルシクロヘキシルフタレー
トを添加したものである。ここで使用する塩化ビニル系
樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンな
どのホモポリマーや、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビ
ニリデンなどよりなる共重合体などを挙げることがで
き、単独もしくは併用して用いることができる。特に塩
化ビニル−酢酸ビニルの共重合体あるいは、この共重合
体とポリ塩化ビニルとを併用して用いるのが好ましい。
【0008】可塑剤は、その一部にジメチルシクロヘキ
シルフタレートを用いる。併用するものとしてはジイソ
ノニルフタレート(DINP)、ジオクチルフタレート
(DOP)が好ましい。他の可塑剤としてはジブチルフ
タレート(DBP)、ブチルベンジルプタレート(BB
P)などがあるが、ゾルの粘度安定性を低下させるので
好ましくない。
シルフタレートを用いる。併用するものとしてはジイソ
ノニルフタレート(DINP)、ジオクチルフタレート
(DOP)が好ましい。他の可塑剤としてはジブチルフ
タレート(DBP)、ブチルベンジルプタレート(BB
P)などがあるが、ゾルの粘度安定性を低下させるので
好ましくない。
【0009】このジメチルシクロヘキシルフタレート
は、塩化ビニル系樹脂の溶融性を向上させる。このDM
CHPの使用量は可塑剤中20〜50重量%であること
が好ましい。可塑剤中の添加量が20重量%未満である
とゾルの粘度安定性が低下するので好ましくない。また
50重量%を超えると低温での塗膜の柔軟性が低下する
ので好ましくない。
は、塩化ビニル系樹脂の溶融性を向上させる。このDM
CHPの使用量は可塑剤中20〜50重量%であること
が好ましい。可塑剤中の添加量が20重量%未満である
とゾルの粘度安定性が低下するので好ましくない。また
50重量%を超えると低温での塗膜の柔軟性が低下する
ので好ましくない。
【0010】充填剤としてはプラスチック中空体以外に
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、カーボン
ブラック、シリカなどが用いられる。耐チッピング塗膜
の比重を低下させるために充填剤成分のうち2〜5重量
%をプラスチック中空体とする。このプラスチック中空
体は、ポリビニリデンクロライド、ポリアクリルニトリ
ルあるいはこれらの共重合体からなり真比重が0.02
〜0.04で粒径が30〜100μmのものが好まし
い。
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、カーボン
ブラック、シリカなどが用いられる。耐チッピング塗膜
の比重を低下させるために充填剤成分のうち2〜5重量
%をプラスチック中空体とする。このプラスチック中空
体は、ポリビニリデンクロライド、ポリアクリルニトリ
ルあるいはこれらの共重合体からなり真比重が0.02
〜0.04で粒径が30〜100μmのものが好まし
い。
【0011】このプラスチック中空体が2重量%未満で
あると塗膜の低比重化がなされないので好ましくなく、
配合量が5重量%を超えると耐チッピング性が低下する
ので好ましくない。その他この組成物には接着性付与剤
を添加してもよい。たとえばアミノ樹脂、ブロックイソ
シアネート樹脂のそれぞれ単独もしくは併用したものが
使用できる。
あると塗膜の低比重化がなされないので好ましくなく、
配合量が5重量%を超えると耐チッピング性が低下する
ので好ましくない。その他この組成物には接着性付与剤
を添加してもよい。たとえばアミノ樹脂、ブロックイソ
シアネート樹脂のそれぞれ単独もしくは併用したものが
使用できる。
【0012】この組成とすることにより塗膜の比重が
1.00〜1.15という低比重で、かつ塗膜の膜厚が
500μmであっても、耐チッピング性が60kg以上
という従来の耐チッピング塗膜より高い性能を達成する
ことができる。
1.00〜1.15という低比重で、かつ塗膜の膜厚が
500μmであっても、耐チッピング性が60kg以上
という従来の耐チッピング塗膜より高い性能を達成する
ことができる。
【0013】
【作用】この塩化ビニルプラスチゾル組成物は、プラス
チック中空体を充填剤の一部として含み可塑剤の一部に
ジメチルシクロヘキシルフタレートが添加されている。
このため従来の塩化ビニルプラスチゾル組成物とはこと
なり、低比重化しても耐チッピング性が低下しない耐チ
ッピング性塗膜が形成できる。可塑剤の一部にジメチル
シクロヘキシルフタレートを配合することにより塩化ビ
ニル系樹脂の溶融性が向上する。このため、中空体を配
合した充填剤であっても耐チッピング性が低下しない軽
量化した塗膜が形成できる。
チック中空体を充填剤の一部として含み可塑剤の一部に
ジメチルシクロヘキシルフタレートが添加されている。
このため従来の塩化ビニルプラスチゾル組成物とはこと
なり、低比重化しても耐チッピング性が低下しない耐チ
ッピング性塗膜が形成できる。可塑剤の一部にジメチル
シクロヘキシルフタレートを配合することにより塩化ビ
ニル系樹脂の溶融性が向上する。このため、中空体を配
合した充填剤であっても耐チッピング性が低下しない軽
量化した塗膜が形成できる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。 (実施例1)ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)100重量
部、可塑剤としてDINP50重量部とDMCHP50
重量部、充填剤に炭酸カルシウム90重量部、プラスチ
ック中空体2重量部、接着付与剤10重量部を混合して
ニーダーで混練りして塩化ビニルプラスチゾル組成物を
作製した。組成割合を表1に示す。 (実施例2)実施例1の組成において可塑剤のDINP
を70重量部、DMCHPを30重量部、炭酸カルシウ
ムを50重量部とした他は同じ配合で実施例1と同様に
塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。 (実施例3)実施例1の組成において可塑剤のDINP
を80重量部、DMCHPを20重量部、炭酸カルシウ
ムを40重量部とした他は同じ配合で実施例1と同様に
塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。 (比較例1)実施例1の組成において可塑剤のDINP
を90重量部、DMCHPを10重量部、炭酸カルシウ
ムを40重量部とした他は同じ配合で実施例1と同様に
塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。 (比較例2)比較例1において充填剤のプラスチック中
空体を1重量部とした他は比較例1の配合で比較例1と
同様に塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。 (比較例3)比較例1において可塑剤のDINPを40
重量部、DMCHPを60重量部とした他は比較例1の
配合で比較例1と同様に塩化ビニルプラスチゾル組成物
を作製した。 (比較例4)実施例1において充填剤の炭酸カルシウム
を80重量部、プラスチック中空体を1重量部とした他
は実施例1の配合で比較例1と同様に塩化ビニルプラス
チゾル組成物を作製した。 (比較例5)実施例1において充填剤の炭酸カルシウム
を40重量部、プラスチック中空体を3重量部とした他
は実施例1の配合で比較例1と同様に塩化ビニルプラス
チゾル組成物を作製した。組成割合を表2に示す。 (比較例6)実施例3において可塑剤のDMCHPの代
わりにBBPを20重量部、充填剤の炭酸カルシウムを
40重量部とした他は実施例1の配合で実施例3と同様
に塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。組成割合
を表2に示す。 (比較例7)実施例1において可塑剤のDMCHPの代
わりにBBPを50重量部、充填剤の炭酸カルシウムを
40重量部とした他は実施例1の配合で実施例3と同様
に塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。組成割合
を表2に示す。 (比較例8)実施例3において可塑剤のDMCHPの代
わりにDBPを20重量部、充填剤の炭酸カルシウムを
40重量部とした他は実施例1の配合で実施例3と同様
に塗装用組成物を作製した。組成割合を表2に示す。 (比較例7)実施例1において可塑剤のDMCHPの代
わりにDBPを50重量部、充填剤の炭酸カルシウムを
40重量部とした他は実施例1の配合で実施例3と同様
に塗装用組成物を作製した。組成割合を表2に示す。
部、可塑剤としてDINP50重量部とDMCHP50
重量部、充填剤に炭酸カルシウム90重量部、プラスチ
ック中空体2重量部、接着付与剤10重量部を混合して
ニーダーで混練りして塩化ビニルプラスチゾル組成物を
作製した。組成割合を表1に示す。 (実施例2)実施例1の組成において可塑剤のDINP
を70重量部、DMCHPを30重量部、炭酸カルシウ
ムを50重量部とした他は同じ配合で実施例1と同様に
塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。 (実施例3)実施例1の組成において可塑剤のDINP
を80重量部、DMCHPを20重量部、炭酸カルシウ
ムを40重量部とした他は同じ配合で実施例1と同様に
塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。 (比較例1)実施例1の組成において可塑剤のDINP
を90重量部、DMCHPを10重量部、炭酸カルシウ
ムを40重量部とした他は同じ配合で実施例1と同様に
塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。 (比較例2)比較例1において充填剤のプラスチック中
空体を1重量部とした他は比較例1の配合で比較例1と
同様に塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。 (比較例3)比較例1において可塑剤のDINPを40
重量部、DMCHPを60重量部とした他は比較例1の
配合で比較例1と同様に塩化ビニルプラスチゾル組成物
を作製した。 (比較例4)実施例1において充填剤の炭酸カルシウム
を80重量部、プラスチック中空体を1重量部とした他
は実施例1の配合で比較例1と同様に塩化ビニルプラス
チゾル組成物を作製した。 (比較例5)実施例1において充填剤の炭酸カルシウム
を40重量部、プラスチック中空体を3重量部とした他
は実施例1の配合で比較例1と同様に塩化ビニルプラス
チゾル組成物を作製した。組成割合を表2に示す。 (比較例6)実施例3において可塑剤のDMCHPの代
わりにBBPを20重量部、充填剤の炭酸カルシウムを
40重量部とした他は実施例1の配合で実施例3と同様
に塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。組成割合
を表2に示す。 (比較例7)実施例1において可塑剤のDMCHPの代
わりにBBPを50重量部、充填剤の炭酸カルシウムを
40重量部とした他は実施例1の配合で実施例3と同様
に塩化ビニルプラスチゾル組成物を作製した。組成割合
を表2に示す。 (比較例8)実施例3において可塑剤のDMCHPの代
わりにDBPを20重量部、充填剤の炭酸カルシウムを
40重量部とした他は実施例1の配合で実施例3と同様
に塗装用組成物を作製した。組成割合を表2に示す。 (比較例7)実施例1において可塑剤のDMCHPの代
わりにDBPを50重量部、充填剤の炭酸カルシウムを
40重量部とした他は実施例1の配合で実施例3と同様
に塗装用組成物を作製した。組成割合を表2に示す。
【0015】これらの各塗料用組成物を下記の評価をお
こなった。結果を表1および表2に示す。 耐チッピング性試験:カチオン電着塗装を施した鋼板に
塩化ビニルプラスチゾル組成物を塗布し、120℃で2
0分焼き付けしたものを試験片とした(焼き付け後の膜
厚500μm)。この試験片を30°の角度に固定し
て、その上方に20mmφで長さが2mの塩化ビニルパ
イプを用いて、パイプの上端からJISB1181に定
められた3種M−4ナットを落下させ試験片の素地が露
出するまでのナットの総重量を測定した。評価は60k
g以上のものを○、60kg未満を×とした。
こなった。結果を表1および表2に示す。 耐チッピング性試験:カチオン電着塗装を施した鋼板に
塩化ビニルプラスチゾル組成物を塗布し、120℃で2
0分焼き付けしたものを試験片とした(焼き付け後の膜
厚500μm)。この試験片を30°の角度に固定し
て、その上方に20mmφで長さが2mの塩化ビニルパ
イプを用いて、パイプの上端からJISB1181に定
められた3種M−4ナットを落下させ試験片の素地が露
出するまでのナットの総重量を測定した。評価は60k
g以上のものを○、60kg未満を×とした。
【0016】低温衝撃性:上記の耐チッピング性試験と
同じ試験板を用い、−30℃で3時間冷却した後、JI
S K5400−79で規定される衝撃変形試験機(デ
ェポン式)を用いて500gの重りを40cmの高さよ
り落下させ、塗膜の割れを測定した。膜割れのないもの
を○とし、膜割れしたものを×とした。 比重:塗料の比重(重量/体積)を測定した。
同じ試験板を用い、−30℃で3時間冷却した後、JI
S K5400−79で規定される衝撃変形試験機(デ
ェポン式)を用いて500gの重りを40cmの高さよ
り落下させ、塗膜の割れを測定した。膜割れのないもの
を○とし、膜割れしたものを×とした。 比重:塗料の比重(重量/体積)を測定した。
【0017】増粘率;塗装用組成物を35℃で10日放
置した後、放置前の粘度と比較してその低下の度合を%
で表した。
置した後、放置前の粘度と比較してその低下の度合を%
で表した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】その結果、比重はいずれも1.0〜1.1
5で従来の耐チッピング塗料が1.30〜1.50であ
るのでプラスチック中空体を添加することで低比重化さ
れている。低温衝撃評価は比較例3の可塑剤のDINP
の量をDMCHPより少なくした以外は良好で膜割れし
なかった。耐チッピング性は実施例1〜3の可塑剤のD
MCHPが20〜50重量%であれば60kg以上とな
り、目的の耐チッピング性を保持して低比重の塗膜が形
成できる。比較例1では可塑剤のDMCHPの量が10
%と少ないため耐チッピング性が低い。比較例2では比
較例1のプラスチック中空体の量を減らした場合で耐チ
ッピング性は比較例1より向上するが60kgに達して
いない。比較例3では、DMCHPを60%と多くした
場合で耐チッピング性は向上したが低温での塗膜の柔軟
性が低下して低温衝撃強度の試験で膜割れが発生した。
比較例4ではプラスチック中空体の量を実施例1より減
らした場合で、耐チッピング性は得られるが比重が高
い。比較例5では逆にプラスチック中空体の量を実施例
1より増やした場合で比重は低下するが耐チッピング性
が50kgと低下する。比較例6〜9は可塑剤のDMC
HPの代わりにBBP、DBPを使用した場合で、低比
重化は可能であるが粘度安定性が低下したり添加量が少
ないと耐チッピング性が不十分である。
5で従来の耐チッピング塗料が1.30〜1.50であ
るのでプラスチック中空体を添加することで低比重化さ
れている。低温衝撃評価は比較例3の可塑剤のDINP
の量をDMCHPより少なくした以外は良好で膜割れし
なかった。耐チッピング性は実施例1〜3の可塑剤のD
MCHPが20〜50重量%であれば60kg以上とな
り、目的の耐チッピング性を保持して低比重の塗膜が形
成できる。比較例1では可塑剤のDMCHPの量が10
%と少ないため耐チッピング性が低い。比較例2では比
較例1のプラスチック中空体の量を減らした場合で耐チ
ッピング性は比較例1より向上するが60kgに達して
いない。比較例3では、DMCHPを60%と多くした
場合で耐チッピング性は向上したが低温での塗膜の柔軟
性が低下して低温衝撃強度の試験で膜割れが発生した。
比較例4ではプラスチック中空体の量を実施例1より減
らした場合で、耐チッピング性は得られるが比重が高
い。比較例5では逆にプラスチック中空体の量を実施例
1より増やした場合で比重は低下するが耐チッピング性
が50kgと低下する。比較例6〜9は可塑剤のDMC
HPの代わりにBBP、DBPを使用した場合で、低比
重化は可能であるが粘度安定性が低下したり添加量が少
ないと耐チッピング性が不十分である。
【0021】
【発明の効果】本発明の塩化ビニルプラスチゾル組成物
は、プラスチック中空体と可塑剤の一部にDMCHPを
用いることにより耐チッピング性を保持して低比重の塗
膜が形成できる。すなわち、従来の中空体を用いない耐
チッピング塗料の比重は1.30〜1.50である。こ
れに対して本発明の塩化ビニルプラスチゾル組成物は
1.00〜1.15と軽量となる。また耐チッピング性
は中空体を使用した従来のものは20〜30kg/50
0μ程度であり、耐チッピング性を得るには65kg/
850μという厚膜にする必要があった。ところが本発
明の塗膜では60kg以上/500μであり、膜厚を厚
くすることなく耐チッピング性を保持できるので軽量化
が可能である。特に可塑剤のDMCHPを特定量用いる
ことにより中空体の存在による耐チッピング性の低下の
防止効果が著しい。
は、プラスチック中空体と可塑剤の一部にDMCHPを
用いることにより耐チッピング性を保持して低比重の塗
膜が形成できる。すなわち、従来の中空体を用いない耐
チッピング塗料の比重は1.30〜1.50である。こ
れに対して本発明の塩化ビニルプラスチゾル組成物は
1.00〜1.15と軽量となる。また耐チッピング性
は中空体を使用した従来のものは20〜30kg/50
0μ程度であり、耐チッピング性を得るには65kg/
850μという厚膜にする必要があった。ところが本発
明の塗膜では60kg以上/500μであり、膜厚を厚
くすることなく耐チッピング性を保持できるので軽量化
が可能である。特に可塑剤のDMCHPを特定量用いる
ことにより中空体の存在による耐チッピング性の低下の
防止効果が著しい。
【0022】したがって、中空体を含まない従来と同等
の膜厚で耐チッピング性を有し軽量化された耐チッピン
グ塗膜を形成できる。
の膜厚で耐チッピング性を有し軽量化された耐チッピン
グ塗膜を形成できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂、可塑剤、充填剤を主
成分とする塩化ビニルプラスチゾル組成物において、該
充填剤成分のうち2〜5重量%をプラスチック中空体と
すると共に、該可塑剤成分のうち20〜50重量%をジ
メチルシクロヘキシルフタレートとすることを特徴とす
る塩化ビニルプラスチゾル組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28313091A JPH05117575A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28313091A JPH05117575A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05117575A true JPH05117575A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17661618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28313091A Pending JPH05117575A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05117575A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5563188A (en) * | 1990-06-05 | 1996-10-08 | Stankiewicz Gmbh | Impact resistant coating composition |
| US5658969A (en) * | 1996-01-29 | 1997-08-19 | Pierce & Stevens Corporation | Light weight plastisols and method of making same |
| EP2918647A1 (en) | 2014-03-12 | 2015-09-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vinyl chloride plastisol composition |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP28313091A patent/JPH05117575A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5563188A (en) * | 1990-06-05 | 1996-10-08 | Stankiewicz Gmbh | Impact resistant coating composition |
| US5658969A (en) * | 1996-01-29 | 1997-08-19 | Pierce & Stevens Corporation | Light weight plastisols and method of making same |
| EP2918647A1 (en) | 2014-03-12 | 2015-09-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vinyl chloride plastisol composition |
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