JPH05118031A - 連続地中壁構築方法 - Google Patents
連続地中壁構築方法Info
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- JPH05118031A JPH05118031A JP30256991A JP30256991A JPH05118031A JP H05118031 A JPH05118031 A JP H05118031A JP 30256991 A JP30256991 A JP 30256991A JP 30256991 A JP30256991 A JP 30256991A JP H05118031 A JPH05118031 A JP H05118031A
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Links
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Landscapes
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】連続した地中壁を構築する際、地盤の崩落を極
力防止し、鉛直方向の掘削誤差が小さく地中壁同志の継
目のシール性及び強度の信頼性を向上する。 【構成】地盤40に、パイロット穴42を連続地中壁6
0の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、各パイロット穴
42毎に、単位第1地中壁構築溝65A、単位第2地中
壁構築溝66A等の板状の溝を連続地中壁60の周方向
の形状に沿う形で、かつ、それら溝同志を周方向に連通
させて1つの第1地中壁構築溝65、第2地中壁構築溝
66等の連続した溝を形成する形で、鉛直方向に複数回
に分けて掘削する。そして、1つの円筒形状の溝を形成
する毎に、該溝にコンクリートを打設して周方向に連続
した第1地中壁61、第2地中壁62等の地中壁を構築
し、これら地中壁を連続地中壁60の所望形状を成すま
で鉛直方向に積層するようにして構成される。
力防止し、鉛直方向の掘削誤差が小さく地中壁同志の継
目のシール性及び強度の信頼性を向上する。 【構成】地盤40に、パイロット穴42を連続地中壁6
0の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、各パイロット穴
42毎に、単位第1地中壁構築溝65A、単位第2地中
壁構築溝66A等の板状の溝を連続地中壁60の周方向
の形状に沿う形で、かつ、それら溝同志を周方向に連通
させて1つの第1地中壁構築溝65、第2地中壁構築溝
66等の連続した溝を形成する形で、鉛直方向に複数回
に分けて掘削する。そして、1つの円筒形状の溝を形成
する毎に、該溝にコンクリートを打設して周方向に連続
した第1地中壁61、第2地中壁62等の地中壁を構築
し、これら地中壁を連続地中壁60の所望形状を成すま
で鉛直方向に積層するようにして構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下貯蔵設備(圧縮空
気貯蔵設備(CAES)等)、地下鉄の駅、地下街、ゴ
ミ焼却炉、下水処理場等に利用し得る地下深部まで連続
した地中壁を構築する連続地中壁構築方法に関する。
気貯蔵設備(CAES)等)、地下鉄の駅、地下街、ゴ
ミ焼却炉、下水処理場等に利用し得る地下深部まで連続
した地中壁を構築する連続地中壁構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、こうした連続した地中壁を形成す
る場合、複数回に分けて鉛直方向に溝状に所定深度まで
掘削し、該1回の掘削が終了する毎に、該穴にコンクリ
ートを打設して1枚の板状の地中壁を形成することを繰
返し、複数個の該板状の地中壁を鉛直方向の境界面で継
合わせることにより連続地中壁を構築していた。
る場合、複数回に分けて鉛直方向に溝状に所定深度まで
掘削し、該1回の掘削が終了する毎に、該穴にコンクリ
ートを打設して1枚の板状の地中壁を形成することを繰
返し、複数個の該板状の地中壁を鉛直方向の境界面で継
合わせることにより連続地中壁を構築していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、地
下深度が深くなる程、穴を所定深度まで掘削するのに時
間を要するので、該穴の掘削中に、該掘削した溝周囲の
地盤を泥水加圧によって崩落することを長期に渡り安定
して防止することが困難であった。また、地下深度が増
す程、大深度部での鉛直方向の掘削誤差が大きくなるの
で、1回の掘削毎に形成する地中壁同志を鉛直方向の境
界面で位置合わせすることが難しく、鉛直方向に継目が
形成され、また、各地中壁をリング状に併合した状態に
できず円周方向に応力を受けることができないので、鉛
直方向の継目のシール性及び強度的な信頼性が低かっ
た。
下深度が深くなる程、穴を所定深度まで掘削するのに時
間を要するので、該穴の掘削中に、該掘削した溝周囲の
地盤を泥水加圧によって崩落することを長期に渡り安定
して防止することが困難であった。また、地下深度が増
す程、大深度部での鉛直方向の掘削誤差が大きくなるの
で、1回の掘削毎に形成する地中壁同志を鉛直方向の境
界面で位置合わせすることが難しく、鉛直方向に継目が
形成され、また、各地中壁をリング状に併合した状態に
できず円周方向に応力を受けることができないので、鉛
直方向の継目のシール性及び強度的な信頼性が低かっ
た。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、掘削
地盤の崩落を極力防止することができ、鉛直方向の掘削
誤差が小さく地中壁同志の継目強度の信頼性を向上し得
る連続した地中壁を構築し得る連続地中壁構築方法を提
供することを目的とする。
地盤の崩落を極力防止することができ、鉛直方向の掘削
誤差が小さく地中壁同志の継目強度の信頼性を向上し得
る連続した地中壁を構築し得る連続地中壁構築方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の内、第1
の発明は、地盤(40)に、パイロット穴(42)を、
構築すべき連続地中壁(60)の形状に沿う形で鉛直方
向に掘削し、前記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築
溝(65A、65B、65C、65D、65E)を前記
連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連
続地中壁の最下部に1つの地中壁構築溝(65)を形成
し、該地中壁構築溝にコンクリートを打設して周方向に
連続した単位地中壁(61)を前記連続地中壁の最下部
を構成する形で構築し、直前のステップで構築された単
位地中壁の直上の該単位地中壁と連続する位置に、単位
地中壁構築溝(66A、66B、66C、66D、66
E)を前記構築すべき連続地中壁の周方向の形状に沿う
形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に連通さ
せて前記直前のステップで構築された単位地中壁上に1
つの地中壁構築溝(66)を形成する第1ステップ、前
記第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンクリ
ートを打設して周方向に連続した単位地中壁(62)を
前記連続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステ
ップ、前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実
行して、前記連続地中壁を構築するようにして構成され
る。
の発明は、地盤(40)に、パイロット穴(42)を、
構築すべき連続地中壁(60)の形状に沿う形で鉛直方
向に掘削し、前記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築
溝(65A、65B、65C、65D、65E)を前記
連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連
続地中壁の最下部に1つの地中壁構築溝(65)を形成
し、該地中壁構築溝にコンクリートを打設して周方向に
連続した単位地中壁(61)を前記連続地中壁の最下部
を構成する形で構築し、直前のステップで構築された単
位地中壁の直上の該単位地中壁と連続する位置に、単位
地中壁構築溝(66A、66B、66C、66D、66
E)を前記構築すべき連続地中壁の周方向の形状に沿う
形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に連通さ
せて前記直前のステップで構築された単位地中壁上に1
つの地中壁構築溝(66)を形成する第1ステップ、前
記第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンクリ
ートを打設して周方向に連続した単位地中壁(62)を
前記連続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステ
ップ、前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実
行して、前記連続地中壁を構築するようにして構成され
る。
【0006】また、本発明の内、第2の発明は、地盤
(40)に、パイロット穴(42)を、構築すべき連続
地中壁(60)の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、前
記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築溝を前記連続地
中壁の周方向の形状に沿う形で形成し、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁の
最上部に1つの地中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝
にコンクリートを打設して周方向に連続した単位地中壁
を前記連続地中壁の最上部を構成する形で構築し、直前
のステップで構築された単位地中壁の直下の該単位地中
壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続地中
壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築
溝同志を周方向に連通させて前記直前のステップで構築
された単位地中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第
1ステップ、前記第1ステップで形成された地中壁構築
溝に、コンクリートを打設して周方向に連続した単位地
中壁を前記連続地中壁の1部を構成する形で構築する第
2ステップ、前記第1ステップ及び第2ステップを1回
以上実行して、前記連続地中壁を構築するようにして構
成される。
(40)に、パイロット穴(42)を、構築すべき連続
地中壁(60)の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、前
記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築溝を前記連続地
中壁の周方向の形状に沿う形で形成し、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁の
最上部に1つの地中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝
にコンクリートを打設して周方向に連続した単位地中壁
を前記連続地中壁の最上部を構成する形で構築し、直前
のステップで構築された単位地中壁の直下の該単位地中
壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続地中
壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築
溝同志を周方向に連通させて前記直前のステップで構築
された単位地中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第
1ステップ、前記第1ステップで形成された地中壁構築
溝に、コンクリートを打設して周方向に連続した単位地
中壁を前記連続地中壁の1部を構成する形で構築する第
2ステップ、前記第1ステップ及び第2ステップを1回
以上実行して、前記連続地中壁を構築するようにして構
成される。
【0007】また、本発明の内、第3の発明は、地盤
(40)に、第1のパイロット穴(42A)を、構築す
べき連続地中壁(60)の形状に沿う形で地表(40
a)から鉛直方向に掘削し、前記各第1のパイロット穴
毎に、単位地中壁構築溝(44A)を前記連続地中壁の
周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同
志を周方向に連通させて前記連続地中壁の最上部に1つ
の地中壁構築溝(44)を形成し、該地中壁構築溝に前
記連続地中壁の形状の基準となる第2のパイロット穴
(41)を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁(64)を前記連続地中壁の最上
部を構成する形で構築し、既に形成された第2のパイロ
ット穴を基準に新たな第1のパイロット穴を前記既に形
成された第2のパイロット穴に連通する形で形成する第
1ステップ、直前に構築された単位地中壁の直下の該単
位地中壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連
続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中
壁構築溝同志を周方向に連通させて前記直前に構築され
た単位地中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第2ス
テップ、前記第2ステップで形成された地中壁構築溝
に、既に形成された第2のパイロット穴を基準に新たな
第2のパイロット穴を形成する形でコンクリートを打設
して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1
部を構成する形で構築する第3ステップ、前記第1ステ
ップ、第2ステップ及び第3ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構成される。
(40)に、第1のパイロット穴(42A)を、構築す
べき連続地中壁(60)の形状に沿う形で地表(40
a)から鉛直方向に掘削し、前記各第1のパイロット穴
毎に、単位地中壁構築溝(44A)を前記連続地中壁の
周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同
志を周方向に連通させて前記連続地中壁の最上部に1つ
の地中壁構築溝(44)を形成し、該地中壁構築溝に前
記連続地中壁の形状の基準となる第2のパイロット穴
(41)を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁(64)を前記連続地中壁の最上
部を構成する形で構築し、既に形成された第2のパイロ
ット穴を基準に新たな第1のパイロット穴を前記既に形
成された第2のパイロット穴に連通する形で形成する第
1ステップ、直前に構築された単位地中壁の直下の該単
位地中壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連
続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中
壁構築溝同志を周方向に連通させて前記直前に構築され
た単位地中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第2ス
テップ、前記第2ステップで形成された地中壁構築溝
に、既に形成された第2のパイロット穴を基準に新たな
第2のパイロット穴を形成する形でコンクリートを打設
して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1
部を構成する形で構築する第3ステップ、前記第1ステ
ップ、第2ステップ及び第3ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構成される。
【0008】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0009】
【作用】上記した構成により、本発明の内、第1及び第
2の発明は、これから構築する連続地中壁(60)を水
平方向の複数の層に分割して、各層毎に、板状の単位地
中壁構築溝を水平な周方向に連通するように掘削して1
つの円筒形状の地中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝
にコンクリートを打設して単位地中壁を構築するように
作用する。また、各パイロット穴(42)を基準として
水平な周方向に連通するように、隣接する板状の単位地
中壁構築溝を掘削することにより、各板状の単位地中壁
構築溝は水平な周方向に確実に連通し1つの円筒形状の
地中壁構築溝を形成する。また、該円筒形状の地中壁構
築溝に構築した単位地中壁の直上に又は直下に該単位地
中壁と連続する形で新たな円筒形状の地中壁構築溝を形
成し、該新たな円筒形状の地中壁構築溝に単位地中壁を
構築することにより、各単位地中壁同志は確実に連続す
るように作用する。また、本発明の内、第3の発明は、
前述の作用に加えて、これから構築する連続地中壁(6
0)の形状の基準となる第2のパイロット穴(41)を
単位地中壁中(44)に形成することにより、該第2の
パイロット穴を基準として精度良く鉛直下方向に掘進す
ることができるように作用する。
2の発明は、これから構築する連続地中壁(60)を水
平方向の複数の層に分割して、各層毎に、板状の単位地
中壁構築溝を水平な周方向に連通するように掘削して1
つの円筒形状の地中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝
にコンクリートを打設して単位地中壁を構築するように
作用する。また、各パイロット穴(42)を基準として
水平な周方向に連通するように、隣接する板状の単位地
中壁構築溝を掘削することにより、各板状の単位地中壁
構築溝は水平な周方向に確実に連通し1つの円筒形状の
地中壁構築溝を形成する。また、該円筒形状の地中壁構
築溝に構築した単位地中壁の直上に又は直下に該単位地
中壁と連続する形で新たな円筒形状の地中壁構築溝を形
成し、該新たな円筒形状の地中壁構築溝に単位地中壁を
構築することにより、各単位地中壁同志は確実に連続す
るように作用する。また、本発明の内、第3の発明は、
前述の作用に加えて、これから構築する連続地中壁(6
0)の形状の基準となる第2のパイロット穴(41)を
単位地中壁中(44)に形成することにより、該第2の
パイロット穴を基準として精度良く鉛直下方向に掘進す
ることができるように作用する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による連続地中壁構築方法により連
続地中壁を構築する一実施例を示した側方断面の模式図
であり、(a)は、図3に示した展開式掘削機を導入す
るためのパイロット穴を掘削する一実施例を示した模式
図である。(b)は、図3に示した展開式掘削機を展開
して溝の掘削を開始した一実施例を示した模式図であ
る。(c)は、(b)の作業を繰返して形成された第1
地中壁構築溝にコンクリートを打設する一実施例を示し
た模式図である。(d)は、(c)で構築された第1地
中壁の上方に、図3に示した展開式掘削機を展開して溝
の掘削を開始した一実施例を示した模式図である。
(e)は、連続地中壁が完成したところを示した模式図
である。図2は、図1に示した連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の使用例を示した図であり、(a)
は、図3に示した展開式掘削機を導入するためのパイロ
ット穴を掘削する一実施例を示した破断側面図である。
(b)は、図3に示した展開式掘削機をパイロット穴に
導入した一実施例を示した破断側面図である。(c)
は、図3に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を開
始した一実施例を示した破断側面図である。(d)は、
図3に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を終了し
た一実施例を示した破断側面図である。図3は、本発明
による連続地中壁構築方法に用いる展開式掘削機の一実
施例を示した図、図4は、本発明による連続地中壁構築
方法に用いる展開式掘削機の別の例を示した図、図5
は、本発明による連続地中壁構築方法により連続地中壁
を構築する別の実施例を示した側方断面の模式図であ
り、(a)は、図6に示した展開式掘削機を導入するた
めのパイロット穴を掘削する一実施例を示した模式図で
ある。(b)は、これから構築する連続地中壁の最上層
に、図6に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を開
始した一実施例を示した模式図である。(c)は、
(b)の作業が完了した後、基準地中壁構築溝にコンク
リートを打設する一実施例を示した模式図である。
(d)は、基準地中壁構築後、再び図6に示した展開式
掘削機によりパイロット穴を形成した後、該掘削機を展
開して次の溝の掘削を開始した一実施例を示した模式図
である。図6は、本発明による連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の更に別の例を示した図、図7は、図
6に示した展開式掘削機のVII−VII断面の断面図、図8
は、図7に示した展開式掘削機のVIII−VIII断面の断面
図、図9は、本発明による連続地中壁構築方法に用いる
展開式掘削機の更に別の例を示した図、図10は、図9
に示した展開式掘削機のX−X断面の断面図、図11は、
本発明による連続地中壁構築方法に用いる更に別の展開
式掘削機に適用する回転式切削機の例を示した側面図で
ある。
る。図1は、本発明による連続地中壁構築方法により連
続地中壁を構築する一実施例を示した側方断面の模式図
であり、(a)は、図3に示した展開式掘削機を導入す
るためのパイロット穴を掘削する一実施例を示した模式
図である。(b)は、図3に示した展開式掘削機を展開
して溝の掘削を開始した一実施例を示した模式図であ
る。(c)は、(b)の作業を繰返して形成された第1
地中壁構築溝にコンクリートを打設する一実施例を示し
た模式図である。(d)は、(c)で構築された第1地
中壁の上方に、図3に示した展開式掘削機を展開して溝
の掘削を開始した一実施例を示した模式図である。
(e)は、連続地中壁が完成したところを示した模式図
である。図2は、図1に示した連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の使用例を示した図であり、(a)
は、図3に示した展開式掘削機を導入するためのパイロ
ット穴を掘削する一実施例を示した破断側面図である。
(b)は、図3に示した展開式掘削機をパイロット穴に
導入した一実施例を示した破断側面図である。(c)
は、図3に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を開
始した一実施例を示した破断側面図である。(d)は、
図3に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を終了し
た一実施例を示した破断側面図である。図3は、本発明
による連続地中壁構築方法に用いる展開式掘削機の一実
施例を示した図、図4は、本発明による連続地中壁構築
方法に用いる展開式掘削機の別の例を示した図、図5
は、本発明による連続地中壁構築方法により連続地中壁
を構築する別の実施例を示した側方断面の模式図であ
り、(a)は、図6に示した展開式掘削機を導入するた
めのパイロット穴を掘削する一実施例を示した模式図で
ある。(b)は、これから構築する連続地中壁の最上層
に、図6に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を開
始した一実施例を示した模式図である。(c)は、
(b)の作業が完了した後、基準地中壁構築溝にコンク
リートを打設する一実施例を示した模式図である。
(d)は、基準地中壁構築後、再び図6に示した展開式
掘削機によりパイロット穴を形成した後、該掘削機を展
開して次の溝の掘削を開始した一実施例を示した模式図
である。図6は、本発明による連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の更に別の例を示した図、図7は、図
6に示した展開式掘削機のVII−VII断面の断面図、図8
は、図7に示した展開式掘削機のVIII−VIII断面の断面
図、図9は、本発明による連続地中壁構築方法に用いる
展開式掘削機の更に別の例を示した図、図10は、図9
に示した展開式掘削機のX−X断面の断面図、図11は、
本発明による連続地中壁構築方法に用いる更に別の展開
式掘削機に適用する回転式切削機の例を示した側面図で
ある。
【0011】本発明による連続地中壁構築方法に用いる
掘削機の一実施例である展開式掘削機1は、図3に示す
ように、矢印A、B方向に伸延する形で形成された長尺
管状の本体2を有しており、本体2は、連結フランジ
4、4で連結分割自在に設けられている。本体2には、
本体2の外径よりも大きく同心円状に円筒形の反力受け
5が設けられており、反力受け5には、2本の展開用油
圧ジャッキ6、6が該展開用油圧ジャッキ6、6の一端
を枢着する形で並列に設けられている。展開用油圧ジャ
ッキ6、6は、本体2に沿う(矢印A、B方向)形で突
出後退駆動自在に設けられており、また、展開用油圧ジ
ャッキ6、6の他端には、スライドリング7が該展開用
油圧ジャッキ6、6の他端と枢着する形で本体2に沿っ
て(矢印A、B方向)移動自在に設けられている。スラ
イドリング7には、棒状の展開ロッド9、9が前記展開
用油圧ジャッキ6、6の設けられた位置と対応する位置
にそれぞれ該展開ロッド9、9の一端を枢着する形で設
けられており、展開ロッド9、9の他端には、それぞれ
細長い箱型の展開アーム10、10が該展開アーム1
0、10の略中央部を展開ロッド9、9に枢着する形で
設けられている。また、本体2には、展開用ブラケット
8が設けられており、展開用ブラケット8には、前記展
開アーム10、10が該展開アーム10、10の一端を
枢着する形で矢印P、Q方向に揺動自在に設けられてい
る。即ち、展開用油圧ジャッキ6、6を突出後退駆動さ
せてスライドリング7を矢印A、B方向に移動させるこ
とにより、展開アーム10、10が展開ロッド9、9に
押されたり引っ張ったりされて矢印P、Q方向に展開引
き込みする。
掘削機の一実施例である展開式掘削機1は、図3に示す
ように、矢印A、B方向に伸延する形で形成された長尺
管状の本体2を有しており、本体2は、連結フランジ
4、4で連結分割自在に設けられている。本体2には、
本体2の外径よりも大きく同心円状に円筒形の反力受け
5が設けられており、反力受け5には、2本の展開用油
圧ジャッキ6、6が該展開用油圧ジャッキ6、6の一端
を枢着する形で並列に設けられている。展開用油圧ジャ
ッキ6、6は、本体2に沿う(矢印A、B方向)形で突
出後退駆動自在に設けられており、また、展開用油圧ジ
ャッキ6、6の他端には、スライドリング7が該展開用
油圧ジャッキ6、6の他端と枢着する形で本体2に沿っ
て(矢印A、B方向)移動自在に設けられている。スラ
イドリング7には、棒状の展開ロッド9、9が前記展開
用油圧ジャッキ6、6の設けられた位置と対応する位置
にそれぞれ該展開ロッド9、9の一端を枢着する形で設
けられており、展開ロッド9、9の他端には、それぞれ
細長い箱型の展開アーム10、10が該展開アーム1
0、10の略中央部を展開ロッド9、9に枢着する形で
設けられている。また、本体2には、展開用ブラケット
8が設けられており、展開用ブラケット8には、前記展
開アーム10、10が該展開アーム10、10の一端を
枢着する形で矢印P、Q方向に揺動自在に設けられてい
る。即ち、展開用油圧ジャッキ6、6を突出後退駆動さ
せてスライドリング7を矢印A、B方向に移動させるこ
とにより、展開アーム10、10が展開ロッド9、9に
押されたり引っ張ったりされて矢印P、Q方向に展開引
き込みする。
【0012】また、展開アーム10には、回転式切削機
20が展開アーム10に沿う形で収納自在に複数設けら
れており、回転式切削機20は、矢印R、S方向に揺動
駆動自在である。即ち、回転式切削機20は、揺動アー
ム24を有しており、揺動アーム24は、展開アーム1
0に矢印R、S方向に揺動自在に枢着されている。ま
た、揺動アーム24の一端には、ドラムカッター21が
回転駆動自在に設けられており、揺動アーム24の他端
には、揺動用油圧油圧ジャッキ23が突出後退駆動自在
に枢着されている。更に、展開アーム10には、図2の
(b)に示す送泥ポンプ32に接続された送泥噴射管1
1が設けられており、該送泥噴射管11には、該送泥ポ
ンプ32から供給される泥水を各回転式切削機20に潤
滑、冷却等のために供給する形で設けられている。ま
た、展開用ブラケット8の下方(矢印B方向)には、泥
水回収装置25が設けられており、泥水回収装置25に
は、漏斗状の掘削土受け26が開口部26aを上方(矢
印A方向)に向けパイロット穴42の内径に該開口部2
6aの外径を略合わせる形で設けられている。また、泥
水回収装置25には、掘削土吸入口27が掘削土と共に
泥水を吸入する形で設けられている。更に、泥水回収装
置25の下方(矢印B方向)には、下部スタビライザー
3がパイロット穴42の内径に該下部スタビライザー3
の外径を略合わせる形で設けられており、下部スタビラ
イザー3には、複数のローラー3aが該下部スタビライ
ザー3の周囲に回転自在に設けられている。更に、本体
2の内部には、展開用油圧ジャッキ6及び揺動用油圧ジ
ャッキ23に対して図示しない油圧源からの油圧を供給
する油圧配管17と、送泥噴射管11に接続され、回転
式切削機20に対して泥水を供給する送泥管18と、泥
水回収装置25が吸入回収した掘削土及び泥水を排出す
る排水管19が設けられている。また、泥水は、図2の
(c)に示すように、送泥ポンプ33から送泥管18を
介して供給され、回転式切削機20に供給された後、排
水管19を介して掘削土と共にサクションポンプ32で
吸入される。掘削土を含む泥水は、脱水フルイ34で泥
水及び掘削土に分離されて、該泥水を再び送泥ポンプ3
3で回転式切削機20に供給する。泥水は、このような
一連のサイクルで使用される。
20が展開アーム10に沿う形で収納自在に複数設けら
れており、回転式切削機20は、矢印R、S方向に揺動
駆動自在である。即ち、回転式切削機20は、揺動アー
ム24を有しており、揺動アーム24は、展開アーム1
0に矢印R、S方向に揺動自在に枢着されている。ま
た、揺動アーム24の一端には、ドラムカッター21が
回転駆動自在に設けられており、揺動アーム24の他端
には、揺動用油圧油圧ジャッキ23が突出後退駆動自在
に枢着されている。更に、展開アーム10には、図2の
(b)に示す送泥ポンプ32に接続された送泥噴射管1
1が設けられており、該送泥噴射管11には、該送泥ポ
ンプ32から供給される泥水を各回転式切削機20に潤
滑、冷却等のために供給する形で設けられている。ま
た、展開用ブラケット8の下方(矢印B方向)には、泥
水回収装置25が設けられており、泥水回収装置25に
は、漏斗状の掘削土受け26が開口部26aを上方(矢
印A方向)に向けパイロット穴42の内径に該開口部2
6aの外径を略合わせる形で設けられている。また、泥
水回収装置25には、掘削土吸入口27が掘削土と共に
泥水を吸入する形で設けられている。更に、泥水回収装
置25の下方(矢印B方向)には、下部スタビライザー
3がパイロット穴42の内径に該下部スタビライザー3
の外径を略合わせる形で設けられており、下部スタビラ
イザー3には、複数のローラー3aが該下部スタビライ
ザー3の周囲に回転自在に設けられている。更に、本体
2の内部には、展開用油圧ジャッキ6及び揺動用油圧ジ
ャッキ23に対して図示しない油圧源からの油圧を供給
する油圧配管17と、送泥噴射管11に接続され、回転
式切削機20に対して泥水を供給する送泥管18と、泥
水回収装置25が吸入回収した掘削土及び泥水を排出す
る排水管19が設けられている。また、泥水は、図2の
(c)に示すように、送泥ポンプ33から送泥管18を
介して供給され、回転式切削機20に供給された後、排
水管19を介して掘削土と共にサクションポンプ32で
吸入される。掘削土を含む泥水は、脱水フルイ34で泥
水及び掘削土に分離されて、該泥水を再び送泥ポンプ3
3で回転式切削機20に供給する。泥水は、このような
一連のサイクルで使用される。
【0013】展開式掘削機1は、以上のような構成を有
するので、展開式掘削機1を使用して掘削する際は、ま
ず、展開式掘削機1を導入する立坑であるパイロット穴
42を築造する。即ち、図2の(a)に示すように、ド
リル35をクローラクレーン30で吊り下げ、ドリル3
5の軸部35aを回転駆動自在なロータリーテーブル3
1に嵌入させる形で固定する。そして、泥水を供給しな
がらロータリーテーブル31を回転駆動させてドリル3
5を回転させ地盤40を鉛直下方向(矢印B方向)に掘
削し、掘削土は泥水と共にサクションポンプ32で吸入
し、掘削土を含む泥水は、脱水フルイ34で泥水と掘削
土に分離し、該分離した泥水を再び送泥ポンプ33で供
給するといったリバース工法によりパイロット穴42を
掘削する。そして、掘削したパイロット穴42には、泥
水を満たして該パイロット穴42の周囲の地盤40を泥
水で加圧することにより、該地盤40が崩落することを
防止する。ドリル35により所定深さまでパイロット穴
42を穿削したら、ドリル35をパイロット穴42から
抜取り、次に、図2の(b)に示すように、展開式掘削
機1を展開アーム10、10を本体2に沿う形に引き込
んだ状態でクローラクレーン30により吊り下げて、パ
イロット穴42に導入し、本体2を回転駆動自在なロー
タリーテーブル31に嵌入させる形で固定する。このと
き、本体2が振れずに鉛直下方向(矢印B方向)に掘進
し得るように、パイロット穴42の周囲の地盤40に、
環状のスタビライザー37、37を本体2が摺動し得る
ように挾む形で複数設ける。また、展開アーム10、1
0の先端部10a、10aに設けられた回転式切削機2
0、20が、これから形成する板状の溝59の最上部X
1に位置するように位置決めする。次に、本掘削機1を
用いて地中に板状の溝59を垂直方向に掘削構築する場
合について述べると、図2の(c)に示すように、展開
式掘削機1の回転式切削機20を回転駆動させて地盤4
0を掘削しながら、展開用油圧ジャッキ6、スライドリ
ング7等を介して展開アーム10、10を矢印Q方向に
完全に展開させることにより、展開アーム10、10の
幅と略同一の幅の溝59を形成しつつ掘進することがで
きる。更に、図2の(d)に示すように、展開アーム1
0、10を前記矢印Q方向に完全に展開させた状態で鉛
直下方向(矢印B方向)に最初に掘削したパイロット穴
42の最大深さまで掘進することにより、板状の溝59
の最下部X3に相当する深さまで溝59を形成すること
ができる。以上のようにして、展開式掘削機1の1回の
掘削により板状の溝59を形成することができる。
するので、展開式掘削機1を使用して掘削する際は、ま
ず、展開式掘削機1を導入する立坑であるパイロット穴
42を築造する。即ち、図2の(a)に示すように、ド
リル35をクローラクレーン30で吊り下げ、ドリル3
5の軸部35aを回転駆動自在なロータリーテーブル3
1に嵌入させる形で固定する。そして、泥水を供給しな
がらロータリーテーブル31を回転駆動させてドリル3
5を回転させ地盤40を鉛直下方向(矢印B方向)に掘
削し、掘削土は泥水と共にサクションポンプ32で吸入
し、掘削土を含む泥水は、脱水フルイ34で泥水と掘削
土に分離し、該分離した泥水を再び送泥ポンプ33で供
給するといったリバース工法によりパイロット穴42を
掘削する。そして、掘削したパイロット穴42には、泥
水を満たして該パイロット穴42の周囲の地盤40を泥
水で加圧することにより、該地盤40が崩落することを
防止する。ドリル35により所定深さまでパイロット穴
42を穿削したら、ドリル35をパイロット穴42から
抜取り、次に、図2の(b)に示すように、展開式掘削
機1を展開アーム10、10を本体2に沿う形に引き込
んだ状態でクローラクレーン30により吊り下げて、パ
イロット穴42に導入し、本体2を回転駆動自在なロー
タリーテーブル31に嵌入させる形で固定する。このと
き、本体2が振れずに鉛直下方向(矢印B方向)に掘進
し得るように、パイロット穴42の周囲の地盤40に、
環状のスタビライザー37、37を本体2が摺動し得る
ように挾む形で複数設ける。また、展開アーム10、1
0の先端部10a、10aに設けられた回転式切削機2
0、20が、これから形成する板状の溝59の最上部X
1に位置するように位置決めする。次に、本掘削機1を
用いて地中に板状の溝59を垂直方向に掘削構築する場
合について述べると、図2の(c)に示すように、展開
式掘削機1の回転式切削機20を回転駆動させて地盤4
0を掘削しながら、展開用油圧ジャッキ6、スライドリ
ング7等を介して展開アーム10、10を矢印Q方向に
完全に展開させることにより、展開アーム10、10の
幅と略同一の幅の溝59を形成しつつ掘進することがで
きる。更に、図2の(d)に示すように、展開アーム1
0、10を前記矢印Q方向に完全に展開させた状態で鉛
直下方向(矢印B方向)に最初に掘削したパイロット穴
42の最大深さまで掘進することにより、板状の溝59
の最下部X3に相当する深さまで溝59を形成すること
ができる。以上のようにして、展開式掘削機1の1回の
掘削により板状の溝59を形成することができる。
【0014】そこで、本発明による連続地中壁構築方法
に展開式掘削機1を用いると以下のような手順で連続地
中壁60は構築される。まず、図1の(a)に示すよう
に、これから構築する連続地中壁60の形状(図1に示
す本実施例においては、円筒形状。)に沿う形で鉛直方
向(矢印B方向)にパイロット穴42を所定間隔Lで地
表40aから構築深さHまで複数個掘削する。即ち、前
述したように、パイロット穴42は、図2の(a)に示
すドリル35をクローラクレーン30で吊り下げ、泥水
を供給しながらロータリーテーブル31を回転駆動させ
てドリル35を回転させ、図1の(a)に示すように、
地盤40を鉛直下方向(矢印B方向)に構築深さHまで
掘削することにより形成する。このとき、掘削土は泥水
と共に図2の(a)に示すサクションポンプ32で吸入
すると共に、掘削したパイロット穴42の周囲の地盤4
0を泥水で加圧し、該地盤40が崩落することを防止す
る。このようにして、必要数の構築深さHのパイロット
穴42を掘削し終えたら、図1の(b)に示すように、
これから構築する連続地中壁60を、構築深さHから始
点深さH1までの間の水平方向の最下層、始点深さH1
から始点深さH2までの間の水平方向の第2番目の層等
から、始点深さHXから地表までの間の水平方向の最上
層に至るまで複数の水平方向の層として鉛直方向に分割
して、連続地中壁60を構成する円筒形状の地中壁(構
築深さHの円筒形状の連続地中壁60を輪切りにして、
該連続地中壁60の一部を成す高さΔHの円筒形状の地
中壁、但し、最下層は高さΔH−αで、最上層は高さΔ
H+αである。)を各層毎に最下層から積層する形で構
築する。そして、これら地中壁を構築するために、各層
毎にコンクリートを打設するための略円筒形状の溝を形
成する。そこで、まず、最下層に形成される第1地中壁
61を構築するための円筒形状の溝を形成するために、
図2の(b)に示すように展開アーム10、10を本体
2に沿う形に引き込んだ状態で展開式掘削機1をそれら
パイロット穴42に導入する。そして、図1の(b)に
示すように、該掘削機1により円周方向に複数回(パイ
ロット穴42の数に対応する。)に分けて同一深さの板
状の溝65A、65B、65C、65D、65Eを連結
させる形で掘削し、同一深さの円筒形状の1つの溝65
を水平な周方向に形成する。なお、展開式掘削機1によ
る溝65の掘削動作は、全てのパイロット穴42の掘削
完了を待つことなく、パイロット穴42の掘削動作と並
行して同時並行的に行われても良い。
に展開式掘削機1を用いると以下のような手順で連続地
中壁60は構築される。まず、図1の(a)に示すよう
に、これから構築する連続地中壁60の形状(図1に示
す本実施例においては、円筒形状。)に沿う形で鉛直方
向(矢印B方向)にパイロット穴42を所定間隔Lで地
表40aから構築深さHまで複数個掘削する。即ち、前
述したように、パイロット穴42は、図2の(a)に示
すドリル35をクローラクレーン30で吊り下げ、泥水
を供給しながらロータリーテーブル31を回転駆動させ
てドリル35を回転させ、図1の(a)に示すように、
地盤40を鉛直下方向(矢印B方向)に構築深さHまで
掘削することにより形成する。このとき、掘削土は泥水
と共に図2の(a)に示すサクションポンプ32で吸入
すると共に、掘削したパイロット穴42の周囲の地盤4
0を泥水で加圧し、該地盤40が崩落することを防止す
る。このようにして、必要数の構築深さHのパイロット
穴42を掘削し終えたら、図1の(b)に示すように、
これから構築する連続地中壁60を、構築深さHから始
点深さH1までの間の水平方向の最下層、始点深さH1
から始点深さH2までの間の水平方向の第2番目の層等
から、始点深さHXから地表までの間の水平方向の最上
層に至るまで複数の水平方向の層として鉛直方向に分割
して、連続地中壁60を構成する円筒形状の地中壁(構
築深さHの円筒形状の連続地中壁60を輪切りにして、
該連続地中壁60の一部を成す高さΔHの円筒形状の地
中壁、但し、最下層は高さΔH−αで、最上層は高さΔ
H+αである。)を各層毎に最下層から積層する形で構
築する。そして、これら地中壁を構築するために、各層
毎にコンクリートを打設するための略円筒形状の溝を形
成する。そこで、まず、最下層に形成される第1地中壁
61を構築するための円筒形状の溝を形成するために、
図2の(b)に示すように展開アーム10、10を本体
2に沿う形に引き込んだ状態で展開式掘削機1をそれら
パイロット穴42に導入する。そして、図1の(b)に
示すように、該掘削機1により円周方向に複数回(パイ
ロット穴42の数に対応する。)に分けて同一深さの板
状の溝65A、65B、65C、65D、65Eを連結
させる形で掘削し、同一深さの円筒形状の1つの溝65
を水平な周方向に形成する。なお、展開式掘削機1によ
る溝65の掘削動作は、全てのパイロット穴42の掘削
完了を待つことなく、パイロット穴42の掘削動作と並
行して同時並行的に行われても良い。
【0015】以下、溝の掘削動作を詳細に説明すると、
図2の(b)に示す展開アーム10、10の先端部10
a、10aに設けられた回転式切削機20、20を、図
1の(b)に示す複数個のパイロット穴42のうちの1
つのパイロット穴42(図中中央)中のこれから形成す
る単位第1地中壁構築溝65Aの始点深さH1に位置決
めする(以下、展開アーム10、10の先端部10a、
10aに設けられた回転式切削機20、20を所定の位
置に位置決めすることを「位置決めする」という。)。
そして、図2の(c)に示すように、展開式掘削機1の
回転式切削機20を回転駆動させると共に、ドラムカッ
ター21に送泥噴射管11から泥水を供給しつつ地盤4
0を掘削しながら、展開アーム10、10を図1の
(b)に示す単位第1地中壁構築溝65Aの幅W1相当
に矢印Q方向に展開させて、単位第1地中壁構築溝65
Aの終点深さである連続地中壁60の構築深さHまで鉛
直下方向(矢印B方向)に掘削し、1つの単位第1地中
壁構築溝65Aを形成する。なお、該掘削で生じた掘削
土は、展開アーム10、10の下方に設けられた泥水回
収装置25により泥水と共にパイロット穴42外に排出
する。次に、展開アーム10、10を引き込んだ状態
で、図2の(d)に示すクローラクレーン30で展開式
掘削機1を鉛直上方向(矢印A方向)に吊り揚げ、単位
第1地中壁構築溝65Aを形成したパイロット穴42か
ら取り出す。ここで、溝形成による地盤40の崩落を防
止するために、1つおきのパイロット穴42毎に溝を形
成していく。即ち、該単位第1地中壁構築溝65Aを形
成したパイロット穴42の1つおいた新たなパイロット
穴42(図1の(b)中左方)に、展開アーム10、1
0を引き込んだ状態で展開式掘削機1を導入する。そし
て、前述同様に図1の(b)に示すこれから形成する単
位第1地中壁構築溝65Bの始点深さH1に位置決めし
た後、再び、回転式切削機20を回転駆動させて地盤4
0を掘削しながら、展開アーム10、10を単位第1地
中壁構築溝65Bの幅W1相当に矢印Q方向に展開させ
て、連続地中壁60の構築深さHまで鉛直下方向(矢印
B方向)に掘削して単位第1地中壁構築溝65Bを形成
する。
図2の(b)に示す展開アーム10、10の先端部10
a、10aに設けられた回転式切削機20、20を、図
1の(b)に示す複数個のパイロット穴42のうちの1
つのパイロット穴42(図中中央)中のこれから形成す
る単位第1地中壁構築溝65Aの始点深さH1に位置決
めする(以下、展開アーム10、10の先端部10a、
10aに設けられた回転式切削機20、20を所定の位
置に位置決めすることを「位置決めする」という。)。
そして、図2の(c)に示すように、展開式掘削機1の
回転式切削機20を回転駆動させると共に、ドラムカッ
ター21に送泥噴射管11から泥水を供給しつつ地盤4
0を掘削しながら、展開アーム10、10を図1の
(b)に示す単位第1地中壁構築溝65Aの幅W1相当
に矢印Q方向に展開させて、単位第1地中壁構築溝65
Aの終点深さである連続地中壁60の構築深さHまで鉛
直下方向(矢印B方向)に掘削し、1つの単位第1地中
壁構築溝65Aを形成する。なお、該掘削で生じた掘削
土は、展開アーム10、10の下方に設けられた泥水回
収装置25により泥水と共にパイロット穴42外に排出
する。次に、展開アーム10、10を引き込んだ状態
で、図2の(d)に示すクローラクレーン30で展開式
掘削機1を鉛直上方向(矢印A方向)に吊り揚げ、単位
第1地中壁構築溝65Aを形成したパイロット穴42か
ら取り出す。ここで、溝形成による地盤40の崩落を防
止するために、1つおきのパイロット穴42毎に溝を形
成していく。即ち、該単位第1地中壁構築溝65Aを形
成したパイロット穴42の1つおいた新たなパイロット
穴42(図1の(b)中左方)に、展開アーム10、1
0を引き込んだ状態で展開式掘削機1を導入する。そし
て、前述同様に図1の(b)に示すこれから形成する単
位第1地中壁構築溝65Bの始点深さH1に位置決めし
た後、再び、回転式切削機20を回転駆動させて地盤4
0を掘削しながら、展開アーム10、10を単位第1地
中壁構築溝65Bの幅W1相当に矢印Q方向に展開させ
て、連続地中壁60の構築深さHまで鉛直下方向(矢印
B方向)に掘削して単位第1地中壁構築溝65Bを形成
する。
【0016】このようにして、1つおきのパイロット穴
42毎に、該パイロット穴42の始点深さH1から構築
深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して溝を形
成したら、次に、1つおきに飛ばした溝を形成していな
いパイロット穴42について、該パイロット穴42の始
点深さH1から構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方
向)に掘削して溝を形成する。例えば、図1の(b)に
示すように、単位第1地中壁構築溝65Bを掘削した
後、時計周りに1つおきのパイロット穴42毎に、前記
溝を形成して単位第1地中壁構築溝65Cまで形成し終
えたら、次に、単位第1地中壁構築溝65Aと単位第1
地中壁構築溝65Cとの間に位置するパイロット穴42
について、該パイロット穴42の始点深さH1から構築
深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第
1地中壁構築溝65Dを形成する。すると、単位第1地
中壁構築溝65Aと単位第1地中壁構築溝65Cとは、
第1地中壁構築溝65Dを介して水平な周方向に連通す
る。更に、単位第1地中壁構築溝65Aと単位第1地中
壁構築溝65Bとの間に位置するパイロット穴42につ
いて、該パイロット穴42の始点深さH1から構築深さ
Hまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して第1地中壁
構築溝65Eを形成する。すると、単位第1地中壁構築
溝65Aと単位第1地中壁構築溝65Bとは、単位第1
地中壁構築溝65Eを介して水平な周方向に連通する。
以降同様に、時計周りに1つおきに飛ばしたパイロット
穴42について、該パイロット穴42の始点深さH1か
ら構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して
溝を形成して、既に形成された溝を連通させる。このよ
うにして、図1の(b)に示すような円筒形状の第1地
中壁構築溝65を形成する。
42毎に、該パイロット穴42の始点深さH1から構築
深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して溝を形
成したら、次に、1つおきに飛ばした溝を形成していな
いパイロット穴42について、該パイロット穴42の始
点深さH1から構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方
向)に掘削して溝を形成する。例えば、図1の(b)に
示すように、単位第1地中壁構築溝65Bを掘削した
後、時計周りに1つおきのパイロット穴42毎に、前記
溝を形成して単位第1地中壁構築溝65Cまで形成し終
えたら、次に、単位第1地中壁構築溝65Aと単位第1
地中壁構築溝65Cとの間に位置するパイロット穴42
について、該パイロット穴42の始点深さH1から構築
深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第
1地中壁構築溝65Dを形成する。すると、単位第1地
中壁構築溝65Aと単位第1地中壁構築溝65Cとは、
第1地中壁構築溝65Dを介して水平な周方向に連通す
る。更に、単位第1地中壁構築溝65Aと単位第1地中
壁構築溝65Bとの間に位置するパイロット穴42につ
いて、該パイロット穴42の始点深さH1から構築深さ
Hまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して第1地中壁
構築溝65Eを形成する。すると、単位第1地中壁構築
溝65Aと単位第1地中壁構築溝65Bとは、単位第1
地中壁構築溝65Eを介して水平な周方向に連通する。
以降同様に、時計周りに1つおきに飛ばしたパイロット
穴42について、該パイロット穴42の始点深さH1か
ら構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して
溝を形成して、既に形成された溝を連通させる。このよ
うにして、図1の(b)に示すような円筒形状の第1地
中壁構築溝65を形成する。
【0017】次に、図1の(c)に示すように、円筒形
状の第1地中壁構築溝65内にコンクリートを構築深さ
Hから始点深さH1より若干深い(図中矢印B方向)位
置まで打設し、連続地中壁60の最下層の地中壁を形成
する高さΔH−αの第1地中壁61を構築する。即ち、
第1地中壁構築溝65内のコンクリートは、次に第1地
中壁61に上方に形成する連続地中壁60の第2番目の
層に当る第2地中壁構築溝66部分の地盤40を完全に
掘削し得るように展開式掘削機1が降下し得る空間とし
て、高さαの移動空間69を第1地中壁61の上方(図
中矢印A方向)に形成する形で打設する。次に、第1地
中壁構築溝65内のコンクリートが凝固した後、再度、
展開式掘削機1をパイロット穴42に導入し、図1の
(d)に示すように、第1地中壁構築溝65を形成した
のと同様にして、第1地中壁61の上方(図中矢印A方
向)に、第1地中壁構築溝65と略同等な円筒形状に第
2地中壁構築溝66を形成する。即ち、展開アーム1
0、10の先端部10a、10aに設けられた回転式切
削機20、20を、図1の(d)に示す複数個のパイロ
ット穴42のうちの1つのパイロット穴42(図中中
央)中のこれから形成する単位第2地中壁構築溝66A
の始点深さH2に位置決めする。そして、回転式切削機
20を回転駆動させると共に、ドラムカッター21に送
泥噴射管11から泥水を供給しつつ地盤40を掘削しな
がら、展開アーム10、10を単位第2地中壁構築溝6
6Aの幅W1相当に矢印Q方向に展開させて、第1地中
壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B
方向)に掘削し、1つの単位第2地中壁構築溝66Aを
形成する。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム
10、10の下方に設けられた泥水回収装置25により
泥水と共にパイロット穴42外に排出する。次に、展開
アーム10、10を引き込んだ状態で、図2の(d)に
示すクローラクレーン30で展開式掘削機1を鉛直上方
向(矢印A方向)に吊り揚げ、図1の(d)に示す単位
第2地中壁構築溝66Aを形成したパイロット穴42か
ら取り出す。そして、該単位第2地中壁構築溝66Aを
形成したパイロット穴42の1つおいた新たなパイロッ
ト穴42(図1中左方)に、展開アーム10、10を引
き込んだ状態で展開式掘削機1を導入する。そして、前
述同様にこれから形成する単位第2地中壁構築溝66B
の始点深さH2に位置決めした後、再び、回転式切削機
20を回転駆動させて地盤40を掘削しながら、展開ア
ーム10、10を単位第2地中壁構築溝66Bの幅W1
相当に矢印Q方向に展開させて、第1地中壁構築溝65
へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削
して単位第2地中壁構築溝66Bを形成する。
状の第1地中壁構築溝65内にコンクリートを構築深さ
Hから始点深さH1より若干深い(図中矢印B方向)位
置まで打設し、連続地中壁60の最下層の地中壁を形成
する高さΔH−αの第1地中壁61を構築する。即ち、
第1地中壁構築溝65内のコンクリートは、次に第1地
中壁61に上方に形成する連続地中壁60の第2番目の
層に当る第2地中壁構築溝66部分の地盤40を完全に
掘削し得るように展開式掘削機1が降下し得る空間とし
て、高さαの移動空間69を第1地中壁61の上方(図
中矢印A方向)に形成する形で打設する。次に、第1地
中壁構築溝65内のコンクリートが凝固した後、再度、
展開式掘削機1をパイロット穴42に導入し、図1の
(d)に示すように、第1地中壁構築溝65を形成した
のと同様にして、第1地中壁61の上方(図中矢印A方
向)に、第1地中壁構築溝65と略同等な円筒形状に第
2地中壁構築溝66を形成する。即ち、展開アーム1
0、10の先端部10a、10aに設けられた回転式切
削機20、20を、図1の(d)に示す複数個のパイロ
ット穴42のうちの1つのパイロット穴42(図中中
央)中のこれから形成する単位第2地中壁構築溝66A
の始点深さH2に位置決めする。そして、回転式切削機
20を回転駆動させると共に、ドラムカッター21に送
泥噴射管11から泥水を供給しつつ地盤40を掘削しな
がら、展開アーム10、10を単位第2地中壁構築溝6
6Aの幅W1相当に矢印Q方向に展開させて、第1地中
壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B
方向)に掘削し、1つの単位第2地中壁構築溝66Aを
形成する。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム
10、10の下方に設けられた泥水回収装置25により
泥水と共にパイロット穴42外に排出する。次に、展開
アーム10、10を引き込んだ状態で、図2の(d)に
示すクローラクレーン30で展開式掘削機1を鉛直上方
向(矢印A方向)に吊り揚げ、図1の(d)に示す単位
第2地中壁構築溝66Aを形成したパイロット穴42か
ら取り出す。そして、該単位第2地中壁構築溝66Aを
形成したパイロット穴42の1つおいた新たなパイロッ
ト穴42(図1中左方)に、展開アーム10、10を引
き込んだ状態で展開式掘削機1を導入する。そして、前
述同様にこれから形成する単位第2地中壁構築溝66B
の始点深さH2に位置決めした後、再び、回転式切削機
20を回転駆動させて地盤40を掘削しながら、展開ア
ーム10、10を単位第2地中壁構築溝66Bの幅W1
相当に矢印Q方向に展開させて、第1地中壁構築溝65
へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削
して単位第2地中壁構築溝66Bを形成する。
【0018】このようにして、1つおきのパイロット穴
42毎に、該パイロット穴42の始点深さH2から第1
地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢
印B方向)に掘削して溝を形成したら、次に、1つおき
に飛ばした、溝を形成していないパイロット穴42につ
いて、該パイロット穴42の始点深さH2から第1地中
壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B
方向)に掘削して溝を形成する。例えば、図1の(d)
に示すように、単位第2地中壁構築溝66Bを掘削した
後、時計周りに1つおきのパイロット穴42毎に、前記
溝を形成して単位第2地中壁構築溝66Cまで形成し終
えたら、次に、単位第2地中壁構築溝66Aと単位第2
地中壁構築溝66Cとの間に位置するパイロット穴42
について、該パイロット穴42の始点深さH2から第1
地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢
印B方向)に掘削して単位第2地中壁構築溝66Dを形
成する。すると、単位第2地中壁構築溝66Aと単位第
2地中壁構築溝66Cとは、単位第2地中壁構築溝66
Dを介して連通する。更に、単位第2地中壁構築溝66
Aと単位第2地中壁構築溝66Bとの間に位置するパイ
ロット穴42について、該パイロット穴42の始点深さ
H2から第1地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛
直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第2地中壁構築
溝66Eを形成する。すると、単位第2地中壁構築溝6
6Aと単位第1地中壁構築溝66Bとは、単位第2地中
壁構築溝66Eを介して連通する。以降同様に、時計周
りに1つおきに飛ばしたパイロット穴42について、該
パイロット穴42の始点深さH2から第1地中壁構築溝
65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B方向)に
掘削して円周方向に溝を形成して、第1地中壁構築溝6
5と連通させると共に、既に形成された円周方向に位置
する溝を連通させる。このようにして、円筒形状の第2
地中壁構築溝66を形成する。次に、第1地中壁61と
同様にして、第2地中壁構築溝66内にコンクリートを
第1地中壁61のコンクリート打設面から始点深さH2
より若干深い(図中矢印B方向)位置まで打設し、次に
第2地中壁構築溝66の上方に形成する地中壁構築溝部
分の地盤40を完全に掘削し得るように展開式掘削機1
が降下し得る空間を形成する形で、連続地中壁60の第
2番目の層に当る地中壁を形成する高さΔHの第2地中
壁62を構築する。
42毎に、該パイロット穴42の始点深さH2から第1
地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢
印B方向)に掘削して溝を形成したら、次に、1つおき
に飛ばした、溝を形成していないパイロット穴42につ
いて、該パイロット穴42の始点深さH2から第1地中
壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B
方向)に掘削して溝を形成する。例えば、図1の(d)
に示すように、単位第2地中壁構築溝66Bを掘削した
後、時計周りに1つおきのパイロット穴42毎に、前記
溝を形成して単位第2地中壁構築溝66Cまで形成し終
えたら、次に、単位第2地中壁構築溝66Aと単位第2
地中壁構築溝66Cとの間に位置するパイロット穴42
について、該パイロット穴42の始点深さH2から第1
地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢
印B方向)に掘削して単位第2地中壁構築溝66Dを形
成する。すると、単位第2地中壁構築溝66Aと単位第
2地中壁構築溝66Cとは、単位第2地中壁構築溝66
Dを介して連通する。更に、単位第2地中壁構築溝66
Aと単位第2地中壁構築溝66Bとの間に位置するパイ
ロット穴42について、該パイロット穴42の始点深さ
H2から第1地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛
直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第2地中壁構築
溝66Eを形成する。すると、単位第2地中壁構築溝6
6Aと単位第1地中壁構築溝66Bとは、単位第2地中
壁構築溝66Eを介して連通する。以降同様に、時計周
りに1つおきに飛ばしたパイロット穴42について、該
パイロット穴42の始点深さH2から第1地中壁構築溝
65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B方向)に
掘削して円周方向に溝を形成して、第1地中壁構築溝6
5と連通させると共に、既に形成された円周方向に位置
する溝を連通させる。このようにして、円筒形状の第2
地中壁構築溝66を形成する。次に、第1地中壁61と
同様にして、第2地中壁構築溝66内にコンクリートを
第1地中壁61のコンクリート打設面から始点深さH2
より若干深い(図中矢印B方向)位置まで打設し、次に
第2地中壁構築溝66の上方に形成する地中壁構築溝部
分の地盤40を完全に掘削し得るように展開式掘削機1
が降下し得る空間を形成する形で、連続地中壁60の第
2番目の層に当る地中壁を形成する高さΔHの第2地中
壁62を構築する。
【0019】以上のような作業を繰返して、これから構
築する連続地中壁60を構成する水平方向の各層につい
て、始点深さHXから地表までの最上層に至るまで鉛直
上方向に積層する形で地中壁を構築することにより、図
1の(e)に示すように、鉛直方向(矢印A、B方向)
の継目の無い連続地中壁60が構築される。そこで、こ
れから構築する連続地中壁を水平方向の複数の高さΔH
の層に小分割して、各層毎に、高さΔHで幅W1の単一
の板状の溝を水平な周方向に連通するように掘削して1
つの高さΔHの円筒形状の溝を形成し、地中壁を構築す
ることにより、同一の掘削地盤が泥水に晒される時間は
最大でも高さΔHの円筒形状の溝が形成される間のみと
することができる。従って、地表40aから鉛直方向に
連続地中壁の構築深さHまで幅W1の単一の板状の溝を
一気に掘削して高さHの板状の溝を形成し、更にそれ等
の溝を周方向に連通させて深さHの円筒形状の溝を一気
に掘削して地中壁を構築する従来の方法よりも、円筒形
状の溝1個当りの掘削に要する時間が大幅に低減され
る。従って、掘削した溝の周囲の同一個所の地盤が泥水
に晒される時間を大幅に短縮することができるので、該
掘削した溝周囲の地盤の崩落が極力防止される。また、
各パイロット穴42を基準として水平な周方向に連通す
るように、隣接する板状の溝65A、65B、65C、
65D、65E等を掘削することにより、各板状の溝は
水平な周方向に確実に連通し1つの円筒形状の溝65等
を形成する。また、該円筒形状の溝に構築した地中壁の
直上に同一のパイロット穴42を基準に該地中壁と連続
する形で新たな円筒形状の溝を形成し、該新たな円筒形
状の溝に地中壁を構築することにより、各地中壁同志は
確実に連続する。従って、鉛直方向の継目が無く、か
つ、各地中壁が上下に連続した連続地中壁を構築するこ
とができるので、最終的に構築される連続地中壁はシー
ル性及び強度的な信頼性を向上することができる。な
お、前述の実施例においては、展開アーム10、10は
矢印P、Q方向に扇状に本体2から展開するように設け
たが、本体2から張り出すならばどのように展開しても
良く、例えば、本体2に対して垂直に張り出すように展
開しても良い。また、前述の実施例においては、回転式
切削機20を展開アーム10、10の下方(図3中矢印
B方向)に設け、展開アーム10、10が鉛直方向下方
(図3中矢印B方向)に矢印P、Q方向に扇状に展開し
て該鉛直方向下方に掘削するように設けたが、本体2か
ら張り出して掘削すならば回転式切削機20どのように
設けても良く、例えば、図4に示すように回転式切削機
20を展開アーム10、10の上方(図4中矢印A方
向)に設け、展開アーム10、10が鉛直方向上方(図
4中矢印A方向)に矢印P、Q方向に扇状に展開して該
鉛直方向上方に掘削するように設けても良い。但し、こ
の場合掘削を開始する始点は前述の展開式掘削機1の場
合とは異なり、例えば、前述の実施例において、最下層
を掘削する場合は、始点深さH1ではなく前述の実施例
における掘削終了位置に対応する構築深さHに位置決め
し、次の第2番目の層を掘削する場合は、始点深さH2
ではなく前述の実施例における掘削終了位置に対応する
第1地中壁61上方の移動空間69に位置決めして、掘
り上げる形で掘削を開始することになる。更に、前述の
実施例においては、連続地中壁60の構築深さHの最下
層から鉛直上方向に掘り上げる形で地中壁を積層して構
築したが、水平方向の複数の層に分割して地中壁を構築
すれば良く、例えば、地表側の最上層から鉛直下方向に
掘り下げる形で地中壁を積層して構築しても良い。更
に、前述の実施例においては、連続地中壁60を構築し
ただけであるが、該構築した連続地中壁60で囲まれた
地盤40を当該構築した連続地中壁60で補強する形で
掘削し、貯蔵空間等を構築し得ることは言及するまでも
ない。更に、前述の実施例においては、連続地中壁60
を地表40aまで構築したが、所望する貯蔵空間等の形
状に応じて、地表40aまで連続地中壁60を構築せず
に地盤中の途中まで構築してもよいことは言及するまで
もない。
築する連続地中壁60を構成する水平方向の各層につい
て、始点深さHXから地表までの最上層に至るまで鉛直
上方向に積層する形で地中壁を構築することにより、図
1の(e)に示すように、鉛直方向(矢印A、B方向)
の継目の無い連続地中壁60が構築される。そこで、こ
れから構築する連続地中壁を水平方向の複数の高さΔH
の層に小分割して、各層毎に、高さΔHで幅W1の単一
の板状の溝を水平な周方向に連通するように掘削して1
つの高さΔHの円筒形状の溝を形成し、地中壁を構築す
ることにより、同一の掘削地盤が泥水に晒される時間は
最大でも高さΔHの円筒形状の溝が形成される間のみと
することができる。従って、地表40aから鉛直方向に
連続地中壁の構築深さHまで幅W1の単一の板状の溝を
一気に掘削して高さHの板状の溝を形成し、更にそれ等
の溝を周方向に連通させて深さHの円筒形状の溝を一気
に掘削して地中壁を構築する従来の方法よりも、円筒形
状の溝1個当りの掘削に要する時間が大幅に低減され
る。従って、掘削した溝の周囲の同一個所の地盤が泥水
に晒される時間を大幅に短縮することができるので、該
掘削した溝周囲の地盤の崩落が極力防止される。また、
各パイロット穴42を基準として水平な周方向に連通す
るように、隣接する板状の溝65A、65B、65C、
65D、65E等を掘削することにより、各板状の溝は
水平な周方向に確実に連通し1つの円筒形状の溝65等
を形成する。また、該円筒形状の溝に構築した地中壁の
直上に同一のパイロット穴42を基準に該地中壁と連続
する形で新たな円筒形状の溝を形成し、該新たな円筒形
状の溝に地中壁を構築することにより、各地中壁同志は
確実に連続する。従って、鉛直方向の継目が無く、か
つ、各地中壁が上下に連続した連続地中壁を構築するこ
とができるので、最終的に構築される連続地中壁はシー
ル性及び強度的な信頼性を向上することができる。な
お、前述の実施例においては、展開アーム10、10は
矢印P、Q方向に扇状に本体2から展開するように設け
たが、本体2から張り出すならばどのように展開しても
良く、例えば、本体2に対して垂直に張り出すように展
開しても良い。また、前述の実施例においては、回転式
切削機20を展開アーム10、10の下方(図3中矢印
B方向)に設け、展開アーム10、10が鉛直方向下方
(図3中矢印B方向)に矢印P、Q方向に扇状に展開し
て該鉛直方向下方に掘削するように設けたが、本体2か
ら張り出して掘削すならば回転式切削機20どのように
設けても良く、例えば、図4に示すように回転式切削機
20を展開アーム10、10の上方(図4中矢印A方
向)に設け、展開アーム10、10が鉛直方向上方(図
4中矢印A方向)に矢印P、Q方向に扇状に展開して該
鉛直方向上方に掘削するように設けても良い。但し、こ
の場合掘削を開始する始点は前述の展開式掘削機1の場
合とは異なり、例えば、前述の実施例において、最下層
を掘削する場合は、始点深さH1ではなく前述の実施例
における掘削終了位置に対応する構築深さHに位置決め
し、次の第2番目の層を掘削する場合は、始点深さH2
ではなく前述の実施例における掘削終了位置に対応する
第1地中壁61上方の移動空間69に位置決めして、掘
り上げる形で掘削を開始することになる。更に、前述の
実施例においては、連続地中壁60の構築深さHの最下
層から鉛直上方向に掘り上げる形で地中壁を積層して構
築したが、水平方向の複数の層に分割して地中壁を構築
すれば良く、例えば、地表側の最上層から鉛直下方向に
掘り下げる形で地中壁を積層して構築しても良い。更
に、前述の実施例においては、連続地中壁60を構築し
ただけであるが、該構築した連続地中壁60で囲まれた
地盤40を当該構築した連続地中壁60で補強する形で
掘削し、貯蔵空間等を構築し得ることは言及するまでも
ない。更に、前述の実施例においては、連続地中壁60
を地表40aまで構築したが、所望する貯蔵空間等の形
状に応じて、地表40aまで連続地中壁60を構築せず
に地盤中の途中まで構築してもよいことは言及するまで
もない。
【0020】また、本発明による別の連続地中壁構築方
法に用いられる更に別の展開式掘削機1Bは以下のよう
に構成される。即ち、更に別の展開式掘削機1Bは、図
6に示すように、本体2には、展開アーム10、10が
鉛直上方向(矢印A方向)に向かって矢印P、Q方向に
展開するように設けられており、展開アーム10、10
の上側には、回転式拡幅切削機20Aが展開アーム10
に沿う形で複数設けられている。回転式拡幅切削機20
Aは、図7に示すように、展開アーム10の幅W2以上
に突出する形で矢印R、S方向に揺動駆動自在である。
即ち、回転式拡幅切削機20Aは、展開アーム10の長
手方向に対して略垂直な方向である矢印C、D方向に突
出後退駆動自在な揺動用油圧ジャッキ23を有してお
り、揺動用油圧ジャッキ23の一端は、図8に示すよう
に、展開アーム10に枢着されている。また、揺動用油
圧ジャッキ23の他端には、図7に示すように、展開ア
ーム10の長手方向に平行な揺動伝達バー24Aが該揺
動用油圧ジャッキ23の突出後退方向(矢印C、D方
向)とは垂直に枢着されており、揺動伝達バー24Aの
両端には、展開アーム10の長手方向に対して垂直な方
向である矢印E、F方向に突出後退駆動自在なロッド2
2aを有する拡幅用油圧ジャッキ22、22が該拡幅用
油圧ジャッキ22、22の側面を介して垂直に枢着され
ている。各拡幅用油圧ジャッキ22の一端は、図8に示
すように、展開アーム10に揺動軸CT1を形成する形
で矢印T、U方向に旋回自在に枢着されており、各拡幅
用油圧ジャッキ22のロッド22aの先端には、ツイン
ドラムカッター21Aがそれぞれ回転駆動自在に設けら
れている。従って、回転式拡幅切削機20Aは、揺動用
油圧ジャッキ23を矢印C、D方向に突出後退させるこ
とにより、1組の拡幅用油圧ジャッキ22、22及びツ
インドラムカッター21A、21Aが揺動軸CT1を中
心として矢印R、S方向に揺動し、ツインドラムカッタ
ー21A、21Aを展開アーム10の幅W2以上、側方
に突出させて掘削することができる。更に、拡幅用油圧
ジャッキ22を矢印E、F方向に突出後退させることに
より、更にツインドラムカッター21Aを展開アーム1
0の幅W2以上、側方に突出させて掘削することができ
る。
法に用いられる更に別の展開式掘削機1Bは以下のよう
に構成される。即ち、更に別の展開式掘削機1Bは、図
6に示すように、本体2には、展開アーム10、10が
鉛直上方向(矢印A方向)に向かって矢印P、Q方向に
展開するように設けられており、展開アーム10、10
の上側には、回転式拡幅切削機20Aが展開アーム10
に沿う形で複数設けられている。回転式拡幅切削機20
Aは、図7に示すように、展開アーム10の幅W2以上
に突出する形で矢印R、S方向に揺動駆動自在である。
即ち、回転式拡幅切削機20Aは、展開アーム10の長
手方向に対して略垂直な方向である矢印C、D方向に突
出後退駆動自在な揺動用油圧ジャッキ23を有してお
り、揺動用油圧ジャッキ23の一端は、図8に示すよう
に、展開アーム10に枢着されている。また、揺動用油
圧ジャッキ23の他端には、図7に示すように、展開ア
ーム10の長手方向に平行な揺動伝達バー24Aが該揺
動用油圧ジャッキ23の突出後退方向(矢印C、D方
向)とは垂直に枢着されており、揺動伝達バー24Aの
両端には、展開アーム10の長手方向に対して垂直な方
向である矢印E、F方向に突出後退駆動自在なロッド2
2aを有する拡幅用油圧ジャッキ22、22が該拡幅用
油圧ジャッキ22、22の側面を介して垂直に枢着され
ている。各拡幅用油圧ジャッキ22の一端は、図8に示
すように、展開アーム10に揺動軸CT1を形成する形
で矢印T、U方向に旋回自在に枢着されており、各拡幅
用油圧ジャッキ22のロッド22aの先端には、ツイン
ドラムカッター21Aがそれぞれ回転駆動自在に設けら
れている。従って、回転式拡幅切削機20Aは、揺動用
油圧ジャッキ23を矢印C、D方向に突出後退させるこ
とにより、1組の拡幅用油圧ジャッキ22、22及びツ
インドラムカッター21A、21Aが揺動軸CT1を中
心として矢印R、S方向に揺動し、ツインドラムカッタ
ー21A、21Aを展開アーム10の幅W2以上、側方
に突出させて掘削することができる。更に、拡幅用油圧
ジャッキ22を矢印E、F方向に突出後退させることに
より、更にツインドラムカッター21Aを展開アーム1
0の幅W2以上、側方に突出させて掘削することができ
る。
【0021】また、図6に示すように、展開用ブラケッ
ト8の下方(矢印B方向)には、泥水回収装置25が設
けられており、泥水回収装置25には、掘削土と共に泥
水を吸入する掘削土吸入口27が下方(矢印B方向)に
開口部を向ける形で設けられている。また、泥水回収装
置25の下方(矢印B方向)には、回転式拡幅切削機1
2が本体2の下方(矢印B方向)に突き出る形で複数設
けられており、回転式拡幅切削機12は、揺動軸CT2
を中心として矢印T、U方向に揺動駆動自在である。即
ち、回転式拡幅切削機12は、揺動アーム14を有して
おり、揺動アーム14の一端には、揺動軸CT2を形成
する揺動用歯車16が対向して揺動する別の揺動アーム
14の揺動用歯車16と噛み合う形で設けられている。
揺動アーム14の他端には、ツインドラムカッター13
が回転駆動自在に設けられており、対向して揺動する1
組の揺動アーム14、14の間には、それら揺動アーム
14、14に揺動用油圧ジャッキ15が水平方向(矢印
A、B方向とは垂直な方向)である矢印G、H方向に突
出後退駆動自在に枢着されている。従って、回転式拡幅
切削機12は、揺動用油圧ジャッキ15を矢印G、H方
向に突出後退させることにより、揺動アーム14、14
及びツインドラムカッター13、13が揺動軸CT2を
中心として矢印T、U方向に揺動し、展開アーム10、
10及び揺動アーム14、14を本体2に沿う形に引き
込んだ状態の展開式掘削機1Bの最小幅C0(図5の
(a)に示す。)以上に拡幅径C1まで突出させて掘削
することができる。以降、展開式掘削機1Bの最小幅C
0の状態とは、図8に示すように、展開アーム10に設
けた各回転式拡幅切削機20Aの拡幅用油圧ジャッキ2
2、22を矢印F方向に後退させ、かつ、揺動用油圧ジ
ャッキ23を矢印D方向に後退させてツインドラムカッ
ター21A、21Aを展開アーム10側に格納した状態
で、該展開アーム10、10を本体2に沿う形で引き込
み、また、図6に示すように、本体2の下方に設けた各
回転式拡幅切削機12、12を揺動用油圧ジャッキ15
を矢印G方向に後退させてツインドラムカッター13、
13と共に揺動アーム14、14を本体2に沿う形に引
き込んだ、図5の(a)に示すような展開式掘削機1B
の状態を示す。また、展開式掘削機1Bの最小幅C0
は、展開式掘削機1Bをその幅が最小となるように展開
アーム10、揺動アーム14等を格納させた図5の
(a)の状態において、最も幅の大きい部分の幅を示
す。
ト8の下方(矢印B方向)には、泥水回収装置25が設
けられており、泥水回収装置25には、掘削土と共に泥
水を吸入する掘削土吸入口27が下方(矢印B方向)に
開口部を向ける形で設けられている。また、泥水回収装
置25の下方(矢印B方向)には、回転式拡幅切削機1
2が本体2の下方(矢印B方向)に突き出る形で複数設
けられており、回転式拡幅切削機12は、揺動軸CT2
を中心として矢印T、U方向に揺動駆動自在である。即
ち、回転式拡幅切削機12は、揺動アーム14を有して
おり、揺動アーム14の一端には、揺動軸CT2を形成
する揺動用歯車16が対向して揺動する別の揺動アーム
14の揺動用歯車16と噛み合う形で設けられている。
揺動アーム14の他端には、ツインドラムカッター13
が回転駆動自在に設けられており、対向して揺動する1
組の揺動アーム14、14の間には、それら揺動アーム
14、14に揺動用油圧ジャッキ15が水平方向(矢印
A、B方向とは垂直な方向)である矢印G、H方向に突
出後退駆動自在に枢着されている。従って、回転式拡幅
切削機12は、揺動用油圧ジャッキ15を矢印G、H方
向に突出後退させることにより、揺動アーム14、14
及びツインドラムカッター13、13が揺動軸CT2を
中心として矢印T、U方向に揺動し、展開アーム10、
10及び揺動アーム14、14を本体2に沿う形に引き
込んだ状態の展開式掘削機1Bの最小幅C0(図5の
(a)に示す。)以上に拡幅径C1まで突出させて掘削
することができる。以降、展開式掘削機1Bの最小幅C
0の状態とは、図8に示すように、展開アーム10に設
けた各回転式拡幅切削機20Aの拡幅用油圧ジャッキ2
2、22を矢印F方向に後退させ、かつ、揺動用油圧ジ
ャッキ23を矢印D方向に後退させてツインドラムカッ
ター21A、21Aを展開アーム10側に格納した状態
で、該展開アーム10、10を本体2に沿う形で引き込
み、また、図6に示すように、本体2の下方に設けた各
回転式拡幅切削機12、12を揺動用油圧ジャッキ15
を矢印G方向に後退させてツインドラムカッター13、
13と共に揺動アーム14、14を本体2に沿う形に引
き込んだ、図5の(a)に示すような展開式掘削機1B
の状態を示す。また、展開式掘削機1Bの最小幅C0
は、展開式掘削機1Bをその幅が最小となるように展開
アーム10、揺動アーム14等を格納させた図5の
(a)の状態において、最も幅の大きい部分の幅を示
す。
【0022】そこで、本発明による別の連続地中壁構築
方法に展開式掘削機1Bを用いると以下のような手順で
連続地中壁60は構築される。基本的には、前述した様
に、これから構築する連続地中壁60を地表から構築深
さHの間で複数の水平方向の層として鉛直方向に分割し
て、連続地中壁60を構成する円筒形状の地中壁を各層
毎に最上層から積層する形で構築する。特徴的なのは、
最初に、これから構築する連続地中壁60の形状の基準
となる地中壁(地中壁に鉛直方向の測量基準位置となる
精度の高い基準パイロット穴を設けたものである。)を
最上層に構築することである。まず、図5の(a)に示
すように、これから構築する連続地中壁60の形状の鉛
直方向(矢印B方向)に沿う形で、展開式掘削機1Bの
最小幅C0以上の拡幅径C1を形成する拡径パイロット
穴42Aを、所定間隔Lで地表40aから所定深さH’
まで複数個掘削する。即ち、展開式掘削機1Bの最小幅
C0の状態にした該展開式掘削機1Bを図2の(b)に
示すクローラクレーン30で吊り下げ、泥水を供給しな
がら、図6に示す該展開式掘削機1Bの各回転式拡幅切
削機12、12のツインドラムカッター13、13を回
転駆動させ、揺動用油圧ジャッキ15を矢印G、H方向
に突出後退駆動させて揺動アーム14、14と共にツイ
ンドラムカッター13、13を矢印T、U方向に拡幅径
C1まで揺動させて、更に展開式掘削機1Bの本体2を
固定しているロータリーテーブル31を回転駆動させ
て、図5の(a)に示すように、該本体2を鉛直軸回り
に矢印V、W方向に回転させることにより、拡幅径C1
の拡径パイロット穴42Aを掘削する。そして、拡径パ
イロット穴42Aを地盤40を地表から鉛直下方向(矢
印B方向)に地表40aから所定深さH’まで形成する
(または、拡径パイロット穴42Aは、図2の(a)に
示すように、ドリル35をクローラクレーン30で吊り
下げ、泥水を供給しながらロータリーテーブル31を回
転駆動させてドリル35を回転させて掘削しても良
い。)。このとき、掘削土は泥水と共に図2の(b)に
示すサクションポンプ32で吸入すると共に、掘削した
拡径パイロット穴42Aの周囲の地盤40を泥水で加圧
し、該地盤40が崩落することを防止する。
方法に展開式掘削機1Bを用いると以下のような手順で
連続地中壁60は構築される。基本的には、前述した様
に、これから構築する連続地中壁60を地表から構築深
さHの間で複数の水平方向の層として鉛直方向に分割し
て、連続地中壁60を構成する円筒形状の地中壁を各層
毎に最上層から積層する形で構築する。特徴的なのは、
最初に、これから構築する連続地中壁60の形状の基準
となる地中壁(地中壁に鉛直方向の測量基準位置となる
精度の高い基準パイロット穴を設けたものである。)を
最上層に構築することである。まず、図5の(a)に示
すように、これから構築する連続地中壁60の形状の鉛
直方向(矢印B方向)に沿う形で、展開式掘削機1Bの
最小幅C0以上の拡幅径C1を形成する拡径パイロット
穴42Aを、所定間隔Lで地表40aから所定深さH’
まで複数個掘削する。即ち、展開式掘削機1Bの最小幅
C0の状態にした該展開式掘削機1Bを図2の(b)に
示すクローラクレーン30で吊り下げ、泥水を供給しな
がら、図6に示す該展開式掘削機1Bの各回転式拡幅切
削機12、12のツインドラムカッター13、13を回
転駆動させ、揺動用油圧ジャッキ15を矢印G、H方向
に突出後退駆動させて揺動アーム14、14と共にツイ
ンドラムカッター13、13を矢印T、U方向に拡幅径
C1まで揺動させて、更に展開式掘削機1Bの本体2を
固定しているロータリーテーブル31を回転駆動させ
て、図5の(a)に示すように、該本体2を鉛直軸回り
に矢印V、W方向に回転させることにより、拡幅径C1
の拡径パイロット穴42Aを掘削する。そして、拡径パ
イロット穴42Aを地盤40を地表から鉛直下方向(矢
印B方向)に地表40aから所定深さH’まで形成する
(または、拡径パイロット穴42Aは、図2の(a)に
示すように、ドリル35をクローラクレーン30で吊り
下げ、泥水を供給しながらロータリーテーブル31を回
転駆動させてドリル35を回転させて掘削しても良
い。)。このとき、掘削土は泥水と共に図2の(b)に
示すサクションポンプ32で吸入すると共に、掘削した
拡径パイロット穴42Aの周囲の地盤40を泥水で加圧
し、該地盤40が崩落することを防止する。
【0023】このようにして、必要数の所定深さH’の
拡径パイロット穴42Aを掘削し終えたら、図5の
(b)に示すように、これから構築する連続地中壁60
の形状の基準となる地中壁64を構築するために、最上
層にコンクリートを打設するための略円筒形状の溝を形
成する。そこで、まず、最上層に形成する地中壁64を
構築するための略円筒形状の溝を形成するために、展開
式掘削機1Bの最小幅C0の状態にした該展開式掘削機
1Bをそれら拡径パイロット穴42Aに導入する。そし
て、図5の(b)に示すように、該掘削機1Bにより円
周方向に複数回(拡径パイロット穴42Aの数に対応す
る。)に分けて同一深さの板状の溝44Aを連結させる
形で掘削し、同一深さの円筒形状の1つの溝44を水平
な周方向に形成する。なお、展開式掘削機1Bによる溝
44の掘削動作は、全ての拡径パイロット穴42Aの掘
削完了を待つことなく、拡径パイロット穴42Aの掘削
動作と並行して同時並行的に行われても良い。
拡径パイロット穴42Aを掘削し終えたら、図5の
(b)に示すように、これから構築する連続地中壁60
の形状の基準となる地中壁64を構築するために、最上
層にコンクリートを打設するための略円筒形状の溝を形
成する。そこで、まず、最上層に形成する地中壁64を
構築するための略円筒形状の溝を形成するために、展開
式掘削機1Bの最小幅C0の状態にした該展開式掘削機
1Bをそれら拡径パイロット穴42Aに導入する。そし
て、図5の(b)に示すように、該掘削機1Bにより円
周方向に複数回(拡径パイロット穴42Aの数に対応す
る。)に分けて同一深さの板状の溝44Aを連結させる
形で掘削し、同一深さの円筒形状の1つの溝44を水平
な周方向に形成する。なお、展開式掘削機1Bによる溝
44の掘削動作は、全ての拡径パイロット穴42Aの掘
削完了を待つことなく、拡径パイロット穴42Aの掘削
動作と並行して同時並行的に行われても良い。
【0024】以下、溝の掘削動作を詳細に説明すると、
図5の(b)に示すように、展開アーム10、10の回
転式切削機20A、20Aを複数個の拡径パイロット穴
42Aのうちの1つの拡径パイロット穴42A(図中中
央)中の所定深さH’の底部に位置決めした後、図8に
示すように、展開アーム10に設けた各回転式拡幅切削
機20Aのツインドラムカッター21A、21Aを回転
駆動させ、回転式拡幅切削機20Aの拡幅用油圧ジャッ
キ22、22を矢印E方向に突出させると共に、揺動用
油圧ジャッキ23を矢印C、D方向に突出させて拡幅用
油圧ジャッキ22、22及びツインドラムカッター21
A、21Aを矢印R、S方向に展開アーム10の幅W2
以上に突出するように揺動させて、また、ツインドラム
カッター21Aに送泥噴射管11から泥水を供給しつつ
地盤40を掘削しながら、図5の(b)に示すように、
展開アーム10、10を単位拡幅溝44Aの幅W1相当
に矢印P方向に展開させて、単位拡幅溝44Aの終点深
さである地表まで鉛直上方向(矢印A方向)に掘削し、
1つの単位拡幅溝44Aを形成する。なお、該掘削で生
じた掘削土は、展開アーム10、10の下方に設けられ
た泥水回収装置25により泥水と共に拡径パイロット穴
42A外に排出する。次に、展開式掘削機1Bの最小幅
C0の状態にした該展開式掘削機1Bを、図2の(d)
に示すクローラクレーン30で鉛直上方向(矢印A方
向)に吊り揚げ、溝形成による地盤40の崩落を防止す
るために、単位拡幅溝44Aを形成した拡径パイロット
穴42Aの1つおいた新たな拡径パイロット穴42A
に、展開アーム10、10を引き込んだ状態で展開式掘
削機1Bを導入する。そして、前述同様に拡径パイロッ
ト穴42Aの所定深さH’の底部に位置決めした後、再
び、回転式切削機20Aを回転駆動かつ揺動駆動させて
地盤40を掘削しながら、展開アーム10、10を単位
拡幅溝44Aの幅W1相当に矢印P方向に展開させて、
単位拡幅溝44Aの終点深さである地表まで鉛直上方向
(矢印A方向)に掘削し1つの単位拡幅溝44Aを形成
する。このようにして、1つおきの拡径パイロット穴4
2A毎に、単位拡幅溝44Aを形成したら、次に、1つ
おきに飛ばした、溝を形成していないパイロット穴42
Aについても、同様に、単位拡幅溝44Aを形成して、
既に形成された単位拡幅溝44Aを水平な周方向に連通
させて円筒形状の拡幅溝44を形成する。
図5の(b)に示すように、展開アーム10、10の回
転式切削機20A、20Aを複数個の拡径パイロット穴
42Aのうちの1つの拡径パイロット穴42A(図中中
央)中の所定深さH’の底部に位置決めした後、図8に
示すように、展開アーム10に設けた各回転式拡幅切削
機20Aのツインドラムカッター21A、21Aを回転
駆動させ、回転式拡幅切削機20Aの拡幅用油圧ジャッ
キ22、22を矢印E方向に突出させると共に、揺動用
油圧ジャッキ23を矢印C、D方向に突出させて拡幅用
油圧ジャッキ22、22及びツインドラムカッター21
A、21Aを矢印R、S方向に展開アーム10の幅W2
以上に突出するように揺動させて、また、ツインドラム
カッター21Aに送泥噴射管11から泥水を供給しつつ
地盤40を掘削しながら、図5の(b)に示すように、
展開アーム10、10を単位拡幅溝44Aの幅W1相当
に矢印P方向に展開させて、単位拡幅溝44Aの終点深
さである地表まで鉛直上方向(矢印A方向)に掘削し、
1つの単位拡幅溝44Aを形成する。なお、該掘削で生
じた掘削土は、展開アーム10、10の下方に設けられ
た泥水回収装置25により泥水と共に拡径パイロット穴
42A外に排出する。次に、展開式掘削機1Bの最小幅
C0の状態にした該展開式掘削機1Bを、図2の(d)
に示すクローラクレーン30で鉛直上方向(矢印A方
向)に吊り揚げ、溝形成による地盤40の崩落を防止す
るために、単位拡幅溝44Aを形成した拡径パイロット
穴42Aの1つおいた新たな拡径パイロット穴42A
に、展開アーム10、10を引き込んだ状態で展開式掘
削機1Bを導入する。そして、前述同様に拡径パイロッ
ト穴42Aの所定深さH’の底部に位置決めした後、再
び、回転式切削機20Aを回転駆動かつ揺動駆動させて
地盤40を掘削しながら、展開アーム10、10を単位
拡幅溝44Aの幅W1相当に矢印P方向に展開させて、
単位拡幅溝44Aの終点深さである地表まで鉛直上方向
(矢印A方向)に掘削し1つの単位拡幅溝44Aを形成
する。このようにして、1つおきの拡径パイロット穴4
2A毎に、単位拡幅溝44Aを形成したら、次に、1つ
おきに飛ばした、溝を形成していないパイロット穴42
Aについても、同様に、単位拡幅溝44Aを形成して、
既に形成された単位拡幅溝44Aを水平な周方向に連通
させて円筒形状の拡幅溝44を形成する。
【0025】次に、図5の(c)に示すように、円筒形
状の拡幅溝44内の拡径パイロット穴42Aを掘削した
略同一位置に、基準パイロット穴41を鉛直方向の基準
位置となるように内径C2(C1>C2>C0)の鋼管
等を高精度で位置決めする形で所定間隔Lで複数個設
け、該位置決めした状態でコンクリートを打設し、これ
から構築する連続地中壁60の最上層であり、かつ基準
となる地中壁64を構築する。次に、コンクリートが凝
固した後、再度、展開式掘削機1Bを基準パイロット穴
41に最小幅状態で導入し、図5の(d)に示すよう
に、該基準パイロット穴41を位置決めの基準として用
いて地中壁64の下方に拡径パイロット穴42Aを所定
深さまで鉛直下方向にカッタ13により掘削する。その
後、展開アーム10、10の回転式切削機20A、20
Aを該拡径パイロット穴42Aの掘削終了点において、
回転駆動させると共に、展開アーム10の幅W2以上の
拡幅径C1相当に図8矢印R、S方向に揺動駆動させて
ツインドラムカッター21Aに送泥噴射管11から泥水
を供給しつつ地盤40を掘削しながら、展開アーム1
0、10を単位拡幅溝44Aの幅W1相当に矢印P方向
に展開させて、地中壁64の底部64aまで鉛直上方向
(矢印A方向)に掘削し1つの単位拡幅溝44Aを形成
する。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム1
0、10の下方に設けられた泥水回収装置25により泥
水と共に拡径パイロット穴42A外に排出する。以降同
様に、1つおきの拡径パイロット穴42A毎に、単位拡
幅溝44Aを形成したら、次に、1つおきに飛ばした溝
を形成していないパイロット穴42Aについて、単位拡
幅溝44Aを形成して、既に形成された単位拡幅溝44
Aを水平な周方向に連通させて円筒形状の拡幅溝44を
形成する。このように、拡幅溝44を既に形成された高
精度の基準パイロット穴41を基準に構築することによ
り、拡幅溝44を高精度に掘削することが可能となる。
そして、拡幅溝44を形成し終えたら、展開式掘削機1
Bの最小幅C0よりも大きな径を有する内径C2の、基
準パイロット穴41を通過し得る鋼管を基準パイロット
穴41から該形成した拡幅溝44に搬入し、該搬入した
鋼管を基準パイロット穴41を基準に、該基準パイロッ
ト穴41と連通する形で位置決めして基準パイロット穴
41を延長し、その状態でコンクリートを打設し、これ
から構築する連続地中壁60の2番目の地中壁64を地
中壁64のコンクリート打設面と鉛直下方向(矢印B方
向)に接続させる形で構築する。このとき、基準パイロ
ット穴41と連通する鋼管は、2番目の地中壁64の下
に構築する3番目の地中壁64を構築する際の基準パイ
ロット穴41として使用することが可能となる。また、
各地中壁64の基準パイロット穴41を形成する鋼管
は、順次、径を縮小させた形で搬入して使用する。(但
し、展開式掘削機1Bの最小幅C0以上)
状の拡幅溝44内の拡径パイロット穴42Aを掘削した
略同一位置に、基準パイロット穴41を鉛直方向の基準
位置となるように内径C2(C1>C2>C0)の鋼管
等を高精度で位置決めする形で所定間隔Lで複数個設
け、該位置決めした状態でコンクリートを打設し、これ
から構築する連続地中壁60の最上層であり、かつ基準
となる地中壁64を構築する。次に、コンクリートが凝
固した後、再度、展開式掘削機1Bを基準パイロット穴
41に最小幅状態で導入し、図5の(d)に示すよう
に、該基準パイロット穴41を位置決めの基準として用
いて地中壁64の下方に拡径パイロット穴42Aを所定
深さまで鉛直下方向にカッタ13により掘削する。その
後、展開アーム10、10の回転式切削機20A、20
Aを該拡径パイロット穴42Aの掘削終了点において、
回転駆動させると共に、展開アーム10の幅W2以上の
拡幅径C1相当に図8矢印R、S方向に揺動駆動させて
ツインドラムカッター21Aに送泥噴射管11から泥水
を供給しつつ地盤40を掘削しながら、展開アーム1
0、10を単位拡幅溝44Aの幅W1相当に矢印P方向
に展開させて、地中壁64の底部64aまで鉛直上方向
(矢印A方向)に掘削し1つの単位拡幅溝44Aを形成
する。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム1
0、10の下方に設けられた泥水回収装置25により泥
水と共に拡径パイロット穴42A外に排出する。以降同
様に、1つおきの拡径パイロット穴42A毎に、単位拡
幅溝44Aを形成したら、次に、1つおきに飛ばした溝
を形成していないパイロット穴42Aについて、単位拡
幅溝44Aを形成して、既に形成された単位拡幅溝44
Aを水平な周方向に連通させて円筒形状の拡幅溝44を
形成する。このように、拡幅溝44を既に形成された高
精度の基準パイロット穴41を基準に構築することによ
り、拡幅溝44を高精度に掘削することが可能となる。
そして、拡幅溝44を形成し終えたら、展開式掘削機1
Bの最小幅C0よりも大きな径を有する内径C2の、基
準パイロット穴41を通過し得る鋼管を基準パイロット
穴41から該形成した拡幅溝44に搬入し、該搬入した
鋼管を基準パイロット穴41を基準に、該基準パイロッ
ト穴41と連通する形で位置決めして基準パイロット穴
41を延長し、その状態でコンクリートを打設し、これ
から構築する連続地中壁60の2番目の地中壁64を地
中壁64のコンクリート打設面と鉛直下方向(矢印B方
向)に接続させる形で構築する。このとき、基準パイロ
ット穴41と連通する鋼管は、2番目の地中壁64の下
に構築する3番目の地中壁64を構築する際の基準パイ
ロット穴41として使用することが可能となる。また、
各地中壁64の基準パイロット穴41を形成する鋼管
は、順次、径を縮小させた形で搬入して使用する。(但
し、展開式掘削機1Bの最小幅C0以上)
【0026】以上の作業を繰り返すことにより、これか
ら構築する連続地中壁60を構成する水平方向の各層に
ついて、地表から連続地中壁60の構築深さまで地中壁
64を鉛直下方向に積層させて連続地中壁60を構築す
る。従って、前述の効果に加えて、展開アーム10、1
0を本体2に沿う形に引き込んだ状態の展開式掘削機1
Bの最小幅C0以上に揺動し得る回転式拡幅切削機12
を該掘削機1Bの下方に設けたことにより、当該掘削機
1Bの最小幅C0以上の径を有する拡径パイロット穴4
2Aを掘削することができるので、順次径を縮小させた
鋼管等の鞘管を搬入することができる。また、従来の展
開式掘削機1Bの最小幅C0程度のパイロット穴42に
該掘削機1Bを導入して、それ以上の幅の拡幅溝を形成
することもできる。また、鉛直方向の測量基準位置とな
る精度の高い基準パイロット穴41を設ける形で各地中
壁64を構築し、各基準パイロット穴41を基準として
水平な周方向に連通するように、その下方に板状の溝4
4Aを掘削することにより、各板状の溝は基準パイロッ
ト穴41にガイドされる形で水平な周方向に確実に連通
し1つの円筒形状の溝44を形成する。また、該円筒形
状の溝にコンクリートを打設することにより構築した地
中壁64の直下に、当該地中壁64に形成された基準パ
イロット穴41を基準に該地中壁64と連続する形で新
たな円筒形状の溝を形成し、該新たな円筒形状の溝に地
中壁64を構築することにより、各地中壁64同志は基
準パイロット穴41を基準に正確かつ確実に連続する。
従って、鉛直方向の継目が無く、かつ、各地中壁が上下
に連続した連続地中壁を構築することができるので、最
終的に構築される連続地中壁はシール性及び強度的な信
頼性を向上することができる。なお、上述の実施例にお
いては、これから構築する連続地中壁60を構成する水
平方向の各層について、順次拡径パイロット穴42Aを
掘削し、また、順次径を縮小させた鋼管等の鞘管を基準
パイロット穴41を基準として連結することにより、新
たな基準パイロット穴41とし、地表から連続地中壁6
0の構築深さまで地中壁を鉛直下方向に積層させて連続
地中壁60を構築したが、連続地中壁60の最上層に、
最初に、基準パイロット穴41を設けた後、該基準パイ
ロット穴41を基準として連続地中壁60の構築深さに
対応したパイロット穴42を連続的に掘削し、前述の本
発明による連続地中壁構築方法と同様に連続地中壁60
を構築しても良いことは言及するまでもない。
ら構築する連続地中壁60を構成する水平方向の各層に
ついて、地表から連続地中壁60の構築深さまで地中壁
64を鉛直下方向に積層させて連続地中壁60を構築す
る。従って、前述の効果に加えて、展開アーム10、1
0を本体2に沿う形に引き込んだ状態の展開式掘削機1
Bの最小幅C0以上に揺動し得る回転式拡幅切削機12
を該掘削機1Bの下方に設けたことにより、当該掘削機
1Bの最小幅C0以上の径を有する拡径パイロット穴4
2Aを掘削することができるので、順次径を縮小させた
鋼管等の鞘管を搬入することができる。また、従来の展
開式掘削機1Bの最小幅C0程度のパイロット穴42に
該掘削機1Bを導入して、それ以上の幅の拡幅溝を形成
することもできる。また、鉛直方向の測量基準位置とな
る精度の高い基準パイロット穴41を設ける形で各地中
壁64を構築し、各基準パイロット穴41を基準として
水平な周方向に連通するように、その下方に板状の溝4
4Aを掘削することにより、各板状の溝は基準パイロッ
ト穴41にガイドされる形で水平な周方向に確実に連通
し1つの円筒形状の溝44を形成する。また、該円筒形
状の溝にコンクリートを打設することにより構築した地
中壁64の直下に、当該地中壁64に形成された基準パ
イロット穴41を基準に該地中壁64と連続する形で新
たな円筒形状の溝を形成し、該新たな円筒形状の溝に地
中壁64を構築することにより、各地中壁64同志は基
準パイロット穴41を基準に正確かつ確実に連続する。
従って、鉛直方向の継目が無く、かつ、各地中壁が上下
に連続した連続地中壁を構築することができるので、最
終的に構築される連続地中壁はシール性及び強度的な信
頼性を向上することができる。なお、上述の実施例にお
いては、これから構築する連続地中壁60を構成する水
平方向の各層について、順次拡径パイロット穴42Aを
掘削し、また、順次径を縮小させた鋼管等の鞘管を基準
パイロット穴41を基準として連結することにより、新
たな基準パイロット穴41とし、地表から連続地中壁6
0の構築深さまで地中壁を鉛直下方向に積層させて連続
地中壁60を構築したが、連続地中壁60の最上層に、
最初に、基準パイロット穴41を設けた後、該基準パイ
ロット穴41を基準として連続地中壁60の構築深さに
対応したパイロット穴42を連続的に掘削し、前述の本
発明による連続地中壁構築方法と同様に連続地中壁60
を構築しても良いことは言及するまでもない。
【0027】また、上述の実施例では、展開式掘削機1
Bの本体2と共に回転式拡幅切削機12をロータリーテ
ーブル31で鉛直軸回りに回転(図5の(a)中矢印
V、W方向に回転)させることにより、拡径パイロット
穴42Aを掘削したが、回転式拡幅切削機12を鉛直軸
回りに回転させることができればロータリーテーブル3
1を用いなくても良い。更に、上述の実施例では、泥水
回収装置25を展開用ブラケット8の下方(矢印B方
向)に本体2に対して固定的に設けたが、掘り上げる形
で掘削する展開式掘削機1Bにおいては、掘削した底部
に堆積した掘削土を効率良く吸入するために、泥水回収
装置25を本体2に対して移動し得るように設けること
も当然可能である。そこで、本発明による別の連続地中
壁構築方法に用いられる更に別の展開式掘削機1Cは以
下のように構成される。即ち、更に別の展開式掘削機1
Cは、図9に示すように、展開用ブラケット8の下方
(矢印B方向)には、ターンテーブル28が図示しない
駆動装置により鉛直軸CT3回りに矢印V、W方向に回
転駆動自在に設けられており、ターンテーブル28に
は、回転式拡幅切削機12が複数設けられている。即
ち、ターンテーブル28が矢印V、W方向に回転駆動す
ることにより、該ターンテーブル28と共に回転式拡幅
切削機12が矢印V、W方向に回転する。また、本体2
には、掘削土と共に泥水を外部に排出する排水管19が
本体2を貫通する形で設けられており、排水管19は、
本体2に対して本体2の軸心方向、即ち、矢印A、B方
向に相対的に移動駆動自在に設けられている。排水管1
9の一端には、泥水回収装置25が設けられており、泥
水回収装置25には、掘削土と共に泥水を吸入する掘削
土吸入口27が設けられている。また、泥水回収装置2
5は、単位拡幅溝44Aの底部44Aa等の地盤40に
設置される。従って、展開式掘削機1Cの本体2が掘進
に伴い鉛直上方向に上昇した場合、排水管19は移動せ
ず、泥水回収装置25は底部の地盤40に固定された状
態を維持できる。従って、前述の効果に加えて、回転式
拡幅切削機12のみを鉛直軸CT3回りに回転させるこ
とにより、本発明による掘削機1Cの最小幅C0以上の
径を有する拡径パイロット穴42Aを掘削することがで
きる。また、泥水回収装置25を単位拡幅溝44Aの底
部44Aa等の地盤40に設置したことにより、掘り上
げる形で掘削することにより底部44Aaに堆積した掘
削土を確実に吸入することができる。更に、掘削機1C
の最小幅C0程度の径のパイロット穴に該掘削機1Cを
導入後、図10に示すように、ターンテーブル28を旋
回させて回転式拡幅切削機12を展開アーム10、10
に設けられた回転式拡幅掘削機20Aと同方向に揺動駆
動する位置に設定した状態で、展開アーム10に設けら
れた各回転式拡幅切削機20Aと共に、各回転式拡幅切
削機12を回転駆動かつ揺動駆動させ、展開アーム10
を展開させながら掘削することにより、展開アーム10
幅以上の拡幅溝を1回の掘削で形成することができる。
Bの本体2と共に回転式拡幅切削機12をロータリーテ
ーブル31で鉛直軸回りに回転(図5の(a)中矢印
V、W方向に回転)させることにより、拡径パイロット
穴42Aを掘削したが、回転式拡幅切削機12を鉛直軸
回りに回転させることができればロータリーテーブル3
1を用いなくても良い。更に、上述の実施例では、泥水
回収装置25を展開用ブラケット8の下方(矢印B方
向)に本体2に対して固定的に設けたが、掘り上げる形
で掘削する展開式掘削機1Bにおいては、掘削した底部
に堆積した掘削土を効率良く吸入するために、泥水回収
装置25を本体2に対して移動し得るように設けること
も当然可能である。そこで、本発明による別の連続地中
壁構築方法に用いられる更に別の展開式掘削機1Cは以
下のように構成される。即ち、更に別の展開式掘削機1
Cは、図9に示すように、展開用ブラケット8の下方
(矢印B方向)には、ターンテーブル28が図示しない
駆動装置により鉛直軸CT3回りに矢印V、W方向に回
転駆動自在に設けられており、ターンテーブル28に
は、回転式拡幅切削機12が複数設けられている。即
ち、ターンテーブル28が矢印V、W方向に回転駆動す
ることにより、該ターンテーブル28と共に回転式拡幅
切削機12が矢印V、W方向に回転する。また、本体2
には、掘削土と共に泥水を外部に排出する排水管19が
本体2を貫通する形で設けられており、排水管19は、
本体2に対して本体2の軸心方向、即ち、矢印A、B方
向に相対的に移動駆動自在に設けられている。排水管1
9の一端には、泥水回収装置25が設けられており、泥
水回収装置25には、掘削土と共に泥水を吸入する掘削
土吸入口27が設けられている。また、泥水回収装置2
5は、単位拡幅溝44Aの底部44Aa等の地盤40に
設置される。従って、展開式掘削機1Cの本体2が掘進
に伴い鉛直上方向に上昇した場合、排水管19は移動せ
ず、泥水回収装置25は底部の地盤40に固定された状
態を維持できる。従って、前述の効果に加えて、回転式
拡幅切削機12のみを鉛直軸CT3回りに回転させるこ
とにより、本発明による掘削機1Cの最小幅C0以上の
径を有する拡径パイロット穴42Aを掘削することがで
きる。また、泥水回収装置25を単位拡幅溝44Aの底
部44Aa等の地盤40に設置したことにより、掘り上
げる形で掘削することにより底部44Aaに堆積した掘
削土を確実に吸入することができる。更に、掘削機1C
の最小幅C0程度の径のパイロット穴に該掘削機1Cを
導入後、図10に示すように、ターンテーブル28を旋
回させて回転式拡幅切削機12を展開アーム10、10
に設けられた回転式拡幅掘削機20Aと同方向に揺動駆
動する位置に設定した状態で、展開アーム10に設けら
れた各回転式拡幅切削機20Aと共に、各回転式拡幅切
削機12を回転駆動かつ揺動駆動させ、展開アーム10
を展開させながら掘削することにより、展開アーム10
幅以上の拡幅溝を1回の掘削で形成することができる。
【0028】また、上述の実施例では、展開式掘削機
1、1A、1B、1Cにおいて、展開アーム10の片面
のみに回転式切削機20、回転式拡幅切削機20A等の
切削機を設けたが、例えば、図11に示すように、展開
アーム10の両面に回転式拡幅切削機20Aを設けるこ
とにより、該展開式掘削機をパイロット穴42、拡径パ
イロット穴42A等のパイロット穴に導入後、上方から
でも下方からでも溝を掘削することができる。
1、1A、1B、1Cにおいて、展開アーム10の片面
のみに回転式切削機20、回転式拡幅切削機20A等の
切削機を設けたが、例えば、図11に示すように、展開
アーム10の両面に回転式拡幅切削機20Aを設けるこ
とにより、該展開式掘削機をパイロット穴42、拡径パ
イロット穴42A等のパイロット穴に導入後、上方から
でも下方からでも溝を掘削することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内、第1
の発明は、地盤40に、パイロット穴42を、構築すべ
き連続地中壁60の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、
前記各パイロット穴42毎に、単位第1地中壁構築溝6
5A、単位第1地中壁構築溝65B、単位第1地中壁構
築溝65C、単位第1地中壁構築溝65D、単位第1地
中壁構築溝65E等の単位地中壁構築溝を前記連続地中
壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築
溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連続地中壁
の最下部に1つの第1地中壁構築溝65等の地中壁構築
溝を形成し、該地中壁構築溝にコンクリートを打設して
周方向に連続した第1地中壁61等の単位地中壁を前記
連続地中壁の最下部を構成する形で構築し、直前のステ
ップで構築された単位地中壁の直上の該単位地中壁と連
続する位置に、単位第2地中壁構築溝66A、単位第2
地中壁構築溝66B、単位第2地中壁構築溝66C、単
位第2地中壁構築溝66D、単位第2地中壁構築溝66
E等の単位地中壁構築溝を前記構築すべき連続地中壁の
周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同
志を周方向に連通させて前記直前のステップで構築され
た単位地中壁上に1つの第2地中壁構築溝66等の地中
壁構築溝を形成する第1ステップ、前記第1ステップで
形成された地中壁構築溝に、コンクリートを打設して周
方向に連続した第2地中壁62等の単位地中壁を前記連
続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、
前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構築される。
の発明は、地盤40に、パイロット穴42を、構築すべ
き連続地中壁60の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、
前記各パイロット穴42毎に、単位第1地中壁構築溝6
5A、単位第1地中壁構築溝65B、単位第1地中壁構
築溝65C、単位第1地中壁構築溝65D、単位第1地
中壁構築溝65E等の単位地中壁構築溝を前記連続地中
壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築
溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連続地中壁
の最下部に1つの第1地中壁構築溝65等の地中壁構築
溝を形成し、該地中壁構築溝にコンクリートを打設して
周方向に連続した第1地中壁61等の単位地中壁を前記
連続地中壁の最下部を構成する形で構築し、直前のステ
ップで構築された単位地中壁の直上の該単位地中壁と連
続する位置に、単位第2地中壁構築溝66A、単位第2
地中壁構築溝66B、単位第2地中壁構築溝66C、単
位第2地中壁構築溝66D、単位第2地中壁構築溝66
E等の単位地中壁構築溝を前記構築すべき連続地中壁の
周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同
志を周方向に連通させて前記直前のステップで構築され
た単位地中壁上に1つの第2地中壁構築溝66等の地中
壁構築溝を形成する第1ステップ、前記第1ステップで
形成された地中壁構築溝に、コンクリートを打設して周
方向に連続した第2地中壁62等の単位地中壁を前記連
続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、
前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構築される。
【0030】また、本発明の内、第2の発明は、地盤4
0に、パイロット穴42を構築すべき連続地中壁60の
形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、前記各パイロット穴
毎に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形
状に沿う形で形成し、かつ、該単位地中壁構築溝同志を
周方向に連通させて前記連続地中壁の最上部に1つの地
中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝にコンクリートを
打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁
の最上部を構成する形で構築し、直前のステップで構築
された単位地中壁の直下の該単位地中壁と連続する位置
に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形状
に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に
連通させて前記直前のステップで構築された単位地中壁
下に1つの地中壁構築溝を形成する第1ステップ、前記
第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンクリー
トを打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地
中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、前記
第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行して、前
記連続地中壁を構築するようにして構成される。
0に、パイロット穴42を構築すべき連続地中壁60の
形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、前記各パイロット穴
毎に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形
状に沿う形で形成し、かつ、該単位地中壁構築溝同志を
周方向に連通させて前記連続地中壁の最上部に1つの地
中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝にコンクリートを
打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁
の最上部を構成する形で構築し、直前のステップで構築
された単位地中壁の直下の該単位地中壁と連続する位置
に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形状
に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に
連通させて前記直前のステップで構築された単位地中壁
下に1つの地中壁構築溝を形成する第1ステップ、前記
第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンクリー
トを打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地
中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、前記
第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行して、前
記連続地中壁を構築するようにして構成される。
【0031】従って、第1及び第2の発明は、これから
構築する連続地中壁を水平方向の複数の層に小分割し
て、各層毎に、板状の単位地中壁構築溝を水平な周方向
に連通するように掘削して1つの円筒形状の地中壁構築
溝を形成し、単位地中壁を構築することにより、同一の
掘削地盤が泥水に晒される時間は最大でも単位地中壁構
築溝の高さの円筒形状の溝が形成される間のみとするこ
とができる。従って、地表から鉛直方向に連続地中壁の
構築深さまで単一の板状の溝を一気に掘削して1つの板
状の地中壁構築溝を形成し、更にそれ等の溝を周方向に
連通させて円筒形状の溝を一気に掘削して単位地中壁を
構築する従来の方法よりも、掘削した溝の周囲の同一個
所の地盤が泥水に晒される時間を大幅に短縮することが
できるので、該掘削した溝周囲の地盤の崩落が極力防止
される。また、各パイロット穴42を基準として水平な
周方向に連通するように、隣接する板状の単位地中壁構
築溝を掘削することにより、各板状の単位地中壁構築溝
は各パイロット穴42を基準に水平な周方向に確実に連
通し1つの円筒形状の地中壁構築溝を形成することがで
きる。また、該円筒形状の地中壁構築溝に構築した単位
地中壁の直上又は直下に同一のパイロット穴42を基準
に該単位地中壁と連続する形で新たな円筒形状の地中壁
構築溝を形成し、該新たな円筒形状の地中壁構築溝に単
位地中壁を構築することにより、各単位地中壁同志はパ
イロット穴42を基準として確実に連続する。従って、
鉛直方向の継目が無く、かつ、各単位地中壁が上下に連
続した連続地中壁を高精度に構築することができるの
で、最終的に構築される連続地中壁はシール性及び強度
的な信頼性を向上することができる。
構築する連続地中壁を水平方向の複数の層に小分割し
て、各層毎に、板状の単位地中壁構築溝を水平な周方向
に連通するように掘削して1つの円筒形状の地中壁構築
溝を形成し、単位地中壁を構築することにより、同一の
掘削地盤が泥水に晒される時間は最大でも単位地中壁構
築溝の高さの円筒形状の溝が形成される間のみとするこ
とができる。従って、地表から鉛直方向に連続地中壁の
構築深さまで単一の板状の溝を一気に掘削して1つの板
状の地中壁構築溝を形成し、更にそれ等の溝を周方向に
連通させて円筒形状の溝を一気に掘削して単位地中壁を
構築する従来の方法よりも、掘削した溝の周囲の同一個
所の地盤が泥水に晒される時間を大幅に短縮することが
できるので、該掘削した溝周囲の地盤の崩落が極力防止
される。また、各パイロット穴42を基準として水平な
周方向に連通するように、隣接する板状の単位地中壁構
築溝を掘削することにより、各板状の単位地中壁構築溝
は各パイロット穴42を基準に水平な周方向に確実に連
通し1つの円筒形状の地中壁構築溝を形成することがで
きる。また、該円筒形状の地中壁構築溝に構築した単位
地中壁の直上又は直下に同一のパイロット穴42を基準
に該単位地中壁と連続する形で新たな円筒形状の地中壁
構築溝を形成し、該新たな円筒形状の地中壁構築溝に単
位地中壁を構築することにより、各単位地中壁同志はパ
イロット穴42を基準として確実に連続する。従って、
鉛直方向の継目が無く、かつ、各単位地中壁が上下に連
続した連続地中壁を高精度に構築することができるの
で、最終的に構築される連続地中壁はシール性及び強度
的な信頼性を向上することができる。
【0032】更に、本発明の内、第3の発明は、地盤4
0に、拡径パイロット穴42A等の第1のパイロット穴
を、構築すべき連続地中壁60の形状に沿う形で地表4
0aから鉛直方向に掘削し、前記記各第1のパイロット
穴毎に、単位拡幅溝44A等の単位地中壁構築溝を前記
連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁の
最上部に1つの拡幅溝44等の地中壁構築溝を形成し、
該地中壁構築溝に前記連続地中壁60の形状の基準とな
る基準パイロット穴41等の第2のパイロット穴を形成
する形でコンクリートを打設して周方向に連続した地中
壁64等の単位地中壁を前記連続地中壁の最上部を構成
する形で構築し、既に形成された第2のパイロット穴を
基準に新たな第1のパイロット穴を前記既に形成された
第2のパイロット穴に連通する形で形成する第1ステッ
プ、直前に構築された単位地中壁の直下の該単位地中壁
と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁
の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝
同志を周方向に連通させて前記直前に構築された単位地
中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第2ステップ、
前記第2ステップで形成された地中壁構築溝に、既に形
成された第2のパイロット穴を基準に新たな第2のパイ
ロット穴を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1部を構成す
る形で構築する第3ステップ、前記第1ステップ、第2
ステップ及び第3ステップを1回以上実行して、前記連
続地中壁を構築するようにして構成したので、
0に、拡径パイロット穴42A等の第1のパイロット穴
を、構築すべき連続地中壁60の形状に沿う形で地表4
0aから鉛直方向に掘削し、前記記各第1のパイロット
穴毎に、単位拡幅溝44A等の単位地中壁構築溝を前記
連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁の
最上部に1つの拡幅溝44等の地中壁構築溝を形成し、
該地中壁構築溝に前記連続地中壁60の形状の基準とな
る基準パイロット穴41等の第2のパイロット穴を形成
する形でコンクリートを打設して周方向に連続した地中
壁64等の単位地中壁を前記連続地中壁の最上部を構成
する形で構築し、既に形成された第2のパイロット穴を
基準に新たな第1のパイロット穴を前記既に形成された
第2のパイロット穴に連通する形で形成する第1ステッ
プ、直前に構築された単位地中壁の直下の該単位地中壁
と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁
の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝
同志を周方向に連通させて前記直前に構築された単位地
中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第2ステップ、
前記第2ステップで形成された地中壁構築溝に、既に形
成された第2のパイロット穴を基準に新たな第2のパイ
ロット穴を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1部を構成す
る形で構築する第3ステップ、前記第1ステップ、第2
ステップ及び第3ステップを1回以上実行して、前記連
続地中壁を構築するようにして構成したので、
【0033】前述の効果に加えて、これから構築する連
続地中壁60の形状の基準となる第2のパイロット穴を
単位地中壁中に形成することにより、該第2のパイロッ
ト穴を基準として精度良く鉛直下方向に掘進することが
できるので、鉛直方向の掘削誤差が小さくなり、単位地
中壁同志の継目のシール性及び強度の信頼性を更に向上
することができる。
続地中壁60の形状の基準となる第2のパイロット穴を
単位地中壁中に形成することにより、該第2のパイロッ
ト穴を基準として精度良く鉛直下方向に掘進することが
できるので、鉛直方向の掘削誤差が小さくなり、単位地
中壁同志の継目のシール性及び強度の信頼性を更に向上
することができる。
【図1】図1は、本発明による連続地中壁構築方法によ
り連続地中壁を構築する一実施例を示した側方断面の模
式図であり、(a)は、図3に示した展開式掘削機を導
入するためのパイロット穴を掘削する一実施例を示した
模式図である。(b)は、図3に示した展開式掘削機を
展開して溝の掘削を開始した一実施例を示した模式図で
ある。(c)は、(b)の作業を繰返して形成された第
1地中壁構築溝にコンクリートを打設する一実施例を示
した模式図である。(d)は、(c)で構築された第1
地中壁の上方に、図3に示した展開式掘削機を展開して
溝の掘削を開始した一実施例を示した模式図である。
(e)は、連続地中壁が完成したところを示した模式図
である。
り連続地中壁を構築する一実施例を示した側方断面の模
式図であり、(a)は、図3に示した展開式掘削機を導
入するためのパイロット穴を掘削する一実施例を示した
模式図である。(b)は、図3に示した展開式掘削機を
展開して溝の掘削を開始した一実施例を示した模式図で
ある。(c)は、(b)の作業を繰返して形成された第
1地中壁構築溝にコンクリートを打設する一実施例を示
した模式図である。(d)は、(c)で構築された第1
地中壁の上方に、図3に示した展開式掘削機を展開して
溝の掘削を開始した一実施例を示した模式図である。
(e)は、連続地中壁が完成したところを示した模式図
である。
【図2】図2は、図1に示した連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の使用例を示した図であり、(a)
は、図3に示した展開式掘削機を導入するためのパイロ
ット穴を掘削する一実施例を示した破断側面図である。
(b)は、図3に示した展開式掘削機をパイロット穴に
導入した一実施例を示した破断側面図である。(c)
は、図3に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を開
始した一実施例を示した破断側面図である。(d)は、
図3に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を終了し
た一実施例を示した破断側面図である。
いる展開式掘削機の使用例を示した図であり、(a)
は、図3に示した展開式掘削機を導入するためのパイロ
ット穴を掘削する一実施例を示した破断側面図である。
(b)は、図3に示した展開式掘削機をパイロット穴に
導入した一実施例を示した破断側面図である。(c)
は、図3に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を開
始した一実施例を示した破断側面図である。(d)は、
図3に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を終了し
た一実施例を示した破断側面図である。
【図3】図3は、本発明による連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の一実施例を示した図
いる展開式掘削機の一実施例を示した図
【図4】図4は、本発明による連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の別の例を示した図
いる展開式掘削機の別の例を示した図
【図5】図5は、本発明による連続地中壁構築方法によ
り連続地中壁を構築する別の実施例を示した側方断面の
模式図であり、(a)は、図6に示した展開式掘削機を
導入するためのパイロット穴を掘削する一実施例を示し
た模式図である。(b)は、これから構築する連続地中
壁の最上層に、図6に示した展開式掘削機を展開して溝
の掘削を開始した一実施例を示した模式図である。
(c)は、(b)の作業が完了した後、基準地中壁構築
溝にコンクリートを打設する一実施例を示した模式図で
ある。(d)は、基準地中壁構築後、再び図6に示した
展開式掘削機によりパイロット穴を形成した後、該掘削
機を展開して次の溝の掘削を開始した一実施例を示した
模式図である。
り連続地中壁を構築する別の実施例を示した側方断面の
模式図であり、(a)は、図6に示した展開式掘削機を
導入するためのパイロット穴を掘削する一実施例を示し
た模式図である。(b)は、これから構築する連続地中
壁の最上層に、図6に示した展開式掘削機を展開して溝
の掘削を開始した一実施例を示した模式図である。
(c)は、(b)の作業が完了した後、基準地中壁構築
溝にコンクリートを打設する一実施例を示した模式図で
ある。(d)は、基準地中壁構築後、再び図6に示した
展開式掘削機によりパイロット穴を形成した後、該掘削
機を展開して次の溝の掘削を開始した一実施例を示した
模式図である。
【図6】図6は、本発明による連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の更に別の例を示した図である。
いる展開式掘削機の更に別の例を示した図である。
【図7】図7は、図6に示した展開式掘削機のVII−VII
断面の断面図である。
断面の断面図である。
【図8】図8は、図7に示した展開式掘削機のVIII−VI
II断面の断面図である。
II断面の断面図である。
【図9】図9は、本発明による連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の更に別の例を示した図である。
いる展開式掘削機の更に別の例を示した図である。
【図10】図10は、図9に示した展開式掘削機のX−X
断面の断面図である。
断面の断面図である。
【図11】図11は、本発明による連続地中壁構築方法
に用いる更に別の展開式掘削機に適用する回転式切削機
の例を示した側面図である。
に用いる更に別の展開式掘削機に適用する回転式切削機
の例を示した側面図である。
40……地盤 40a……地表 41……第2のパイロット穴(基準パイロット穴) 42……パイロット穴 42A……第1のパイロット穴(拡径パイロット穴) 44……地中壁構築溝(拡幅溝) 44A……単位地中壁構築溝(単位拡幅溝) 60……連続地中壁 61……単位地中壁(第1地中壁構築溝) 62……単位地中壁(第2地中壁構築溝) 65……地中壁構築溝(第1地中壁構築溝) 65A……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 65B……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 65C……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 65D……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 65E……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 66……地中壁構築溝(第2地中壁構築溝) 66A……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝) 66B……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝) 66C……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝) 66D……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝) 66E……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 連続地中壁構築方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下貯蔵設備(圧縮空
気貯蔵設備(CAES)等)、地下鉄の駅、地下街、ゴ
ミ焼却炉、下水処理場等に利用し得る地下深部まで連続
した地中壁を構築する連続地中壁構築方法に関する。
気貯蔵設備(CAES)等)、地下鉄の駅、地下街、ゴ
ミ焼却炉、下水処理場等に利用し得る地下深部まで連続
した地中壁を構築する連続地中壁構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、こうした連続した地中壁を形成す
る場合、複数回に分けて鉛直方向に溝状に所定深度まで
掘削し、該1回の掘削が終了する毎に、該穴にコンクリ
ートを打設して1枚の板状の地中壁を形成することを繰
返し、複数個の該板状の地中壁を鉛直方向の境界面で継
合わせることにより連続地中壁を構築していた。
る場合、複数回に分けて鉛直方向に溝状に所定深度まで
掘削し、該1回の掘削が終了する毎に、該穴にコンクリ
ートを打設して1枚の板状の地中壁を形成することを繰
返し、複数個の該板状の地中壁を鉛直方向の境界面で継
合わせることにより連続地中壁を構築していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、地
下深度が深くなる程、穴を所定深度まで掘削するのに時
間を要するので、該穴の掘削中に、該掘削した溝周囲の
地盤を泥水加圧によって崩落することを長期に渡り安定
して防止することが困難であった。また、地下深度が増
す程、大深度部での鉛直方向の掘削誤差が大きくなるの
で、1回の掘削毎に形成する地中壁同志を鉛直方向の境
界面で位置合わせすることが難しく、鉛直方向に継目が
形成され、また、各地中壁をリング状に併合した状態に
できず円周方向に応力を受けることができないので、鉛
直方向の継目のシール性及び強度的な信頼性が低かっ
た。
下深度が深くなる程、穴を所定深度まで掘削するのに時
間を要するので、該穴の掘削中に、該掘削した溝周囲の
地盤を泥水加圧によって崩落することを長期に渡り安定
して防止することが困難であった。また、地下深度が増
す程、大深度部での鉛直方向の掘削誤差が大きくなるの
で、1回の掘削毎に形成する地中壁同志を鉛直方向の境
界面で位置合わせすることが難しく、鉛直方向に継目が
形成され、また、各地中壁をリング状に併合した状態に
できず円周方向に応力を受けることができないので、鉛
直方向の継目のシール性及び強度的な信頼性が低かっ
た。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、掘削
地盤の崩落を極力防止することができ、鉛直方向の掘削
誤差が小さく地中壁同志の継目強度の信頼性を向上し得
る連続した地中壁を構築し得る連続地中壁構築方法を提
供することを目的とする。
地盤の崩落を極力防止することができ、鉛直方向の掘削
誤差が小さく地中壁同志の継目強度の信頼性を向上し得
る連続した地中壁を構築し得る連続地中壁構築方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の内、第1
の発明は、地盤(40)に、パイロット穴(42)を、
構築すべき連続地中壁(60)の形状に沿う形で鉛直方
向に掘削し、前記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築
溝(65A、65B、65C、65D、65E)を前記
連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連
続地中壁の最下部に1つの地中壁構築溝(65)を形成
し、該地中壁構築溝にコンクリートを打設して周方向に
連続した単位地中壁(61)を前記連続地中壁の最下部
を構成する形で構築し、直前のステップで構築された単
位地中壁の直上の該単位地中壁と連続する位置に、単位
地中壁構築溝(66A、66B、66C、66D、66
E)を前記構築すべき連続地中壁の周方向の形状に沿う
形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に連通さ
せて前記直前のステップで構築された単位地中壁上に1
つの地中壁構築溝(66)を形成する第1ステップ、前
記第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンクリ
ートを打設して周方向に連続した単位地中壁(62)を
前記連続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステ
ップ、前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実
行して、前記連続地中壁を構築するようにして構成され
る。
の発明は、地盤(40)に、パイロット穴(42)を、
構築すべき連続地中壁(60)の形状に沿う形で鉛直方
向に掘削し、前記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築
溝(65A、65B、65C、65D、65E)を前記
連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連
続地中壁の最下部に1つの地中壁構築溝(65)を形成
し、該地中壁構築溝にコンクリートを打設して周方向に
連続した単位地中壁(61)を前記連続地中壁の最下部
を構成する形で構築し、直前のステップで構築された単
位地中壁の直上の該単位地中壁と連続する位置に、単位
地中壁構築溝(66A、66B、66C、66D、66
E)を前記構築すべき連続地中壁の周方向の形状に沿う
形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に連通さ
せて前記直前のステップで構築された単位地中壁上に1
つの地中壁構築溝(66)を形成する第1ステップ、前
記第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンクリ
ートを打設して周方向に連続した単位地中壁(62)を
前記連続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステ
ップ、前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実
行して、前記連続地中壁を構築するようにして構成され
る。
【0006】また、本発明の内、第2の発明は、地盤
(40)に、パイロット穴(42)を、構築すべき連続
地中壁(60)の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、前
記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築溝を前記連続地
中壁の周方向の形状に沿う形で形成し、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁の
最上部に1つの地中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝
にコンクリートを打設して周方向に連続した単位地中壁
を前記連続地中壁の最上部を構成する形で構築し、直前
のステップで構築された単位地中壁の直下の該単位地中
壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続地中
壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築
溝同志を周方向に連通させて前記直前のステップで構築
された単位地中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第
1ステップ、前記第1ステップで形成された地中壁構築
溝に、コンクリートを打設して周方向に連続した単位地
中壁を前記連続地中壁の1部を構成する形で構築する第
2ステップ、前記第1ステップ及び第2ステップを1回
以上実行して、前記連続地中壁を構築するようにして構
成される。
(40)に、パイロット穴(42)を、構築すべき連続
地中壁(60)の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、前
記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築溝を前記連続地
中壁の周方向の形状に沿う形で形成し、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁の
最上部に1つの地中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝
にコンクリートを打設して周方向に連続した単位地中壁
を前記連続地中壁の最上部を構成する形で構築し、直前
のステップで構築された単位地中壁の直下の該単位地中
壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続地中
壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築
溝同志を周方向に連通させて前記直前のステップで構築
された単位地中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第
1ステップ、前記第1ステップで形成された地中壁構築
溝に、コンクリートを打設して周方向に連続した単位地
中壁を前記連続地中壁の1部を構成する形で構築する第
2ステップ、前記第1ステップ及び第2ステップを1回
以上実行して、前記連続地中壁を構築するようにして構
成される。
【0007】また、本発明の内、第3の発明は、地盤
(40)に、第1のパイロット穴(42A)を、構築す
べき連続地中壁(60)の形状に沿う形で地表(40
a)から鉛直方向に掘削し、前記各第1のパイロット穴
毎に、単位地中壁構築溝(44A)を前記連続地中壁の
周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同
志を周方向に連通させて前記連続地中壁の最上部に1つ
の地中壁構築溝(44)を形成し、該地中壁構築溝に前
記連続地中壁の形状の基準となる第2のパイロット穴
(41)を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁(64)を前記連続地中壁の最上
部を構成する形で構築し、既に形成された第2のパイロ
ット穴を基準に新たな第1のパイロット穴を前記既に形
成された第2のパイロット穴に連通する形で形成する第
1ステップ、直前に構築された単位地中壁の直下の該単
位地中壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連
続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中
壁構築溝同志を周方向に連通させて前記直前に構築され
た単位地中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第2ス
テップ、前記第2ステップで形成された地中壁構築溝
に、既に形成された第2のパイロット穴を基準に新たな
第2のパイロット穴を形成する形でコンクリートを打設
して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1
部を構成する形で構築する第3ステップ、前記第1ステ
ップ、第2ステップ及び第3ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構成される。
(40)に、第1のパイロット穴(42A)を、構築す
べき連続地中壁(60)の形状に沿う形で地表(40
a)から鉛直方向に掘削し、前記各第1のパイロット穴
毎に、単位地中壁構築溝(44A)を前記連続地中壁の
周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同
志を周方向に連通させて前記連続地中壁の最上部に1つ
の地中壁構築溝(44)を形成し、該地中壁構築溝に前
記連続地中壁の形状の基準となる第2のパイロット穴
(41)を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁(64)を前記連続地中壁の最上
部を構成する形で構築し、既に形成された第2のパイロ
ット穴を基準に新たな第1のパイロット穴を前記既に形
成された第2のパイロット穴に連通する形で形成する第
1ステップ、直前に構築された単位地中壁の直下の該単
位地中壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連
続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中
壁構築溝同志を周方向に連通させて前記直前に構築され
た単位地中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第2ス
テップ、前記第2ステップで形成された地中壁構築溝
に、既に形成された第2のパイロット穴を基準に新たな
第2のパイロット穴を形成する形でコンクリートを打設
して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1
部を構成する形で構築する第3ステップ、前記第1ステ
ップ、第2ステップ及び第3ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構成される。
【0008】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0009】
【作用】上記した構成により、本発明の内、第1及び第
2の発明は、これから構築する連続地中壁(60)を水
平方向の複数の層に分割して、各層毎に、板状の単位地
中壁構築溝を水平な周方向に連通するように掘削して1
つの円筒形状の地中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝
にコンクリートを打設して単位地中壁を構築するように
作用する。また、各パイロット穴(42)を基準として
水平な周方向に連通するように、隣接する板状の単位地
中壁構築溝を掘削することにより、各板状の単位地中壁
構築溝は水平な周方向に確実に連通し1つの円筒形状の
地中壁構築溝を形成する。また、該円筒形状の地中壁構
築溝に構築した単位地中壁の直上に又は直下に該単位地
中壁と連続する形で新たな円筒形状の地中壁構築溝を形
成し、該新たな円筒形状の地中壁構築溝に単位地中壁を
構築することにより、各単位地中壁同志は確実に連続す
るように作用する。また、本発明の内、第3の発明は、
前述の作用に加えて、これから構築する連続地中壁(6
0)の形状の基準となる第2のパイロット穴(41)を
単位地中壁中(44)に形成することにより、該第2の
パイロット穴を基準として精度良く鉛直下方向に掘進す
ることができるように作用する。
2の発明は、これから構築する連続地中壁(60)を水
平方向の複数の層に分割して、各層毎に、板状の単位地
中壁構築溝を水平な周方向に連通するように掘削して1
つの円筒形状の地中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝
にコンクリートを打設して単位地中壁を構築するように
作用する。また、各パイロット穴(42)を基準として
水平な周方向に連通するように、隣接する板状の単位地
中壁構築溝を掘削することにより、各板状の単位地中壁
構築溝は水平な周方向に確実に連通し1つの円筒形状の
地中壁構築溝を形成する。また、該円筒形状の地中壁構
築溝に構築した単位地中壁の直上に又は直下に該単位地
中壁と連続する形で新たな円筒形状の地中壁構築溝を形
成し、該新たな円筒形状の地中壁構築溝に単位地中壁を
構築することにより、各単位地中壁同志は確実に連続す
るように作用する。また、本発明の内、第3の発明は、
前述の作用に加えて、これから構築する連続地中壁(6
0)の形状の基準となる第2のパイロット穴(41)を
単位地中壁中(44)に形成することにより、該第2の
パイロット穴を基準として精度良く鉛直下方向に掘進す
ることができるように作用する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による連続地中壁構築方法により連
続地中壁を構築する一実施例を示す側方断面の模式図で
あり、(a)は、図8に示した展開式掘削機を導入する
ためのパイロット穴を掘削する一実施例を示す模式図で
ある。(b)は、図8に示した展開式掘削機を展開して
溝の掘削を開始した一実施例を示す模式図である。図2
は、図1に続く図であり、本発明による連続地中壁構築
方法により連続地中壁を構築する一実施例を示す側方断
面の模式図であり、(a)は、図1(b)の作業を繰返
して形成された第1地中壁構築溝にコンクリートを打設
する一実施例を示す模式図である。(b)は、図2
(a)で構築された第1地中壁の上方に、図8に示した
展開式掘削機を展開して溝の掘削を開始した一実施例を
示す模式図である。図3は、図2に続く図であり、連続
地中壁が完成したところを示す模式図、図4は、図1乃
至図3に示した連続地中壁構築方法に用いる展開式掘削
機の使用例を示す図であり、図8に示した展開式掘削機
を導入するためのパイロット穴を掘削する一実施例を示
す破断側面図、図5は、図4に続く図であり、図8に示
した展開式掘削機をパイロット穴に導入した一実施例を
示す破断側面図、図6は、図5に続く図であり、図8に
示した展開式堀削機を展開して溝の掘削を開始した一実
施例を示す破断側面図、図7は、図6に続く図であり、
図8に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を終了し
た一実施例を示す破断側面図、図8は、本発明による連
続地中壁構築方法に用いる展開式掘削機の一実施例を示
す図、図9は、本発明による連続地中壁構築方法に用い
る展開式掘削機の別の例を示す図、図10は、本発明に
よる連続地中壁構築方法により連続地中壁を構築する別
の実施例を示す側方断面の模式図であり、(a)は、図
12に示した展開式掘削機を導入するためのパイロット
穴を掘削する一実施例を示す模式図である。(b)は、
これから構築する連続地中壁の最上層に、図12に示し
た展開式掘削機を展開して溝の掘削を開始した一実施例
を示す模式図である。図11は、図10に続く図であ
り、本発明による連続地中壁構築方法により連続地中壁
を構築する別の実施例を示す側方断面の模式図であり、
(a)は、図10(b)の作業が完了した後、基準地中
壁構築溝にコンクリートを打設する一実施例を示す模式
図である。(b)は、基準地中壁構築後、再び図12に
示した展開式掘削機によりパイロット穴を形成した後、
該掘削機を展開して次の溝の掘削を開始した一実施例を
示す模式図である。図12は、本発明による連続地中壁
構築方法に用いる展開式掘削機の更に別の例を示す図、
図13は、図12に示した展開式掘削機のVII−VI
I断面の断面図、図14は、図13に示した展開式掘削
機のVIII一VIII断面の断面図、図15は、本発
明による連続地中壁構築方法に用いる展開式堀削機の更
に別の例を示す図、図16は、図15に示した展開式堀
削機のX−X断面図、図17は、本発明による連続地中
壁構築方法に用いる更に別の展開式堀削機に適用する回
転式切削機の例を示す側面図である。
る。図1は、本発明による連続地中壁構築方法により連
続地中壁を構築する一実施例を示す側方断面の模式図で
あり、(a)は、図8に示した展開式掘削機を導入する
ためのパイロット穴を掘削する一実施例を示す模式図で
ある。(b)は、図8に示した展開式掘削機を展開して
溝の掘削を開始した一実施例を示す模式図である。図2
は、図1に続く図であり、本発明による連続地中壁構築
方法により連続地中壁を構築する一実施例を示す側方断
面の模式図であり、(a)は、図1(b)の作業を繰返
して形成された第1地中壁構築溝にコンクリートを打設
する一実施例を示す模式図である。(b)は、図2
(a)で構築された第1地中壁の上方に、図8に示した
展開式掘削機を展開して溝の掘削を開始した一実施例を
示す模式図である。図3は、図2に続く図であり、連続
地中壁が完成したところを示す模式図、図4は、図1乃
至図3に示した連続地中壁構築方法に用いる展開式掘削
機の使用例を示す図であり、図8に示した展開式掘削機
を導入するためのパイロット穴を掘削する一実施例を示
す破断側面図、図5は、図4に続く図であり、図8に示
した展開式掘削機をパイロット穴に導入した一実施例を
示す破断側面図、図6は、図5に続く図であり、図8に
示した展開式堀削機を展開して溝の掘削を開始した一実
施例を示す破断側面図、図7は、図6に続く図であり、
図8に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を終了し
た一実施例を示す破断側面図、図8は、本発明による連
続地中壁構築方法に用いる展開式掘削機の一実施例を示
す図、図9は、本発明による連続地中壁構築方法に用い
る展開式掘削機の別の例を示す図、図10は、本発明に
よる連続地中壁構築方法により連続地中壁を構築する別
の実施例を示す側方断面の模式図であり、(a)は、図
12に示した展開式掘削機を導入するためのパイロット
穴を掘削する一実施例を示す模式図である。(b)は、
これから構築する連続地中壁の最上層に、図12に示し
た展開式掘削機を展開して溝の掘削を開始した一実施例
を示す模式図である。図11は、図10に続く図であ
り、本発明による連続地中壁構築方法により連続地中壁
を構築する別の実施例を示す側方断面の模式図であり、
(a)は、図10(b)の作業が完了した後、基準地中
壁構築溝にコンクリートを打設する一実施例を示す模式
図である。(b)は、基準地中壁構築後、再び図12に
示した展開式掘削機によりパイロット穴を形成した後、
該掘削機を展開して次の溝の掘削を開始した一実施例を
示す模式図である。図12は、本発明による連続地中壁
構築方法に用いる展開式掘削機の更に別の例を示す図、
図13は、図12に示した展開式掘削機のVII−VI
I断面の断面図、図14は、図13に示した展開式掘削
機のVIII一VIII断面の断面図、図15は、本発
明による連続地中壁構築方法に用いる展開式堀削機の更
に別の例を示す図、図16は、図15に示した展開式堀
削機のX−X断面図、図17は、本発明による連続地中
壁構築方法に用いる更に別の展開式堀削機に適用する回
転式切削機の例を示す側面図である。
【0011】本発明による連続地中壁構築方法に用いる
掘削機の一実施例である展開式掘削機1は、図8に示す
ように、矢印A、B方向に伸延する形で形成された長尺
管状の本体2を有しており、本体2は、連結フランジ
4、4で連結分割自在に設けられている。本体2には、
本体2の外径よりも大きく同心円状に円筒形の反力受け
5が設けられており、反力受け5には、2本の展開用油
圧ジャッキ6、6が該展開用油圧ジャッキ6、6の一端
を枢着する形で並列に設けられている。展開用油圧ジャ
ッキ6、6は、本体2に沿う(矢印A、B方向)形で突
出後退駆動自在に設けられており、また、展開用油圧ジ
ャッキ6、6の他端には、スライドリング7が該展開用
油圧ジャッキ6、6の他端と枢着する形で本体2に沿っ
て(矢印A、B方向)移動自在に設けられている。スラ
イドリング7には、棒状の展開ロッド9、9が前記展開
用油圧ジャッキ6、6の設けられた位置と対応する位置
にそれぞれ該展開ロッド9、9の一端を枢着する形で設
けられており、展開ロッド9、9の他端には、それぞれ
細長い箱型の展開アーム10、10が該展開アーム1
0、10の略中央部を展開ロッド9、9に枢着する形で
設けられている。また、本体2には、展開用ブラケット
8が設けられており、展開用ブラケット8には、前記展
開アーム10、10が該展開アーム10、10の−端を
枢着する形で矢印P、Q方向に揺動自在に設けられてい
る。即ち、展開用油圧ジャッキ6、6を突出後退駆動さ
せてスライドリング7を矢印A、B方向に移動させるこ
とにより、展開アーム10、10が展開ロッド9、9に
押されたり引っ張ったりされて矢印P、Q方向に展開引
き込みする。
掘削機の一実施例である展開式掘削機1は、図8に示す
ように、矢印A、B方向に伸延する形で形成された長尺
管状の本体2を有しており、本体2は、連結フランジ
4、4で連結分割自在に設けられている。本体2には、
本体2の外径よりも大きく同心円状に円筒形の反力受け
5が設けられており、反力受け5には、2本の展開用油
圧ジャッキ6、6が該展開用油圧ジャッキ6、6の一端
を枢着する形で並列に設けられている。展開用油圧ジャ
ッキ6、6は、本体2に沿う(矢印A、B方向)形で突
出後退駆動自在に設けられており、また、展開用油圧ジ
ャッキ6、6の他端には、スライドリング7が該展開用
油圧ジャッキ6、6の他端と枢着する形で本体2に沿っ
て(矢印A、B方向)移動自在に設けられている。スラ
イドリング7には、棒状の展開ロッド9、9が前記展開
用油圧ジャッキ6、6の設けられた位置と対応する位置
にそれぞれ該展開ロッド9、9の一端を枢着する形で設
けられており、展開ロッド9、9の他端には、それぞれ
細長い箱型の展開アーム10、10が該展開アーム1
0、10の略中央部を展開ロッド9、9に枢着する形で
設けられている。また、本体2には、展開用ブラケット
8が設けられており、展開用ブラケット8には、前記展
開アーム10、10が該展開アーム10、10の−端を
枢着する形で矢印P、Q方向に揺動自在に設けられてい
る。即ち、展開用油圧ジャッキ6、6を突出後退駆動さ
せてスライドリング7を矢印A、B方向に移動させるこ
とにより、展開アーム10、10が展開ロッド9、9に
押されたり引っ張ったりされて矢印P、Q方向に展開引
き込みする。
【0012】また、展開アーム10には、回転式切削機
20が展開アーム10に沿う形で収納自在に複数設けら
れており、回転式切削機20は、矢印R、S方向に揺動
駆動自在である。即ち、回転式切削機20は、揺動アー
ム24を有しており、揺動アーム24は、展開アーム1
0に矢印R、S方向に揺動自在に枢着されている。ま
た、揺動アーム24の一端には、ドラムカッター21が
回転駆動自在に設けられており、揺動アーム24の他端
には、揺動用油圧油圧ジャッキ23が突出後退駆動自在
に枢着されている。更に、展開アーム10には、図5に
示す送泥ポンプ33に接続された送泥噴射管11が設け
られており、該送泥噴射管11には、該送泥ポンプ33
から供給される泥水を各回転式切削機20に潤滑、冷却
等のために供給する形で設けられている。また、展開用
ブラケット8の下方(矢印B方向)には、泥水回収装置
25か設けられており、泥水回収装置25には、漏斗状
の掘削土受け26が開口部26aを上方(矢印A方向)
に向けパイロット穴42の内径に該開口部26aの外径
を略合わせる形で設けられている。また、泥水回収装置
25には、掘削土吸入口27が掘削土と共に泥水を吸入
する形で設けられている。更に、泥水回収装置25の下
方(矢印B方向)には、下部スタビライザー3がパイロ
ット穴42の内径に該下部スタビライザー3の外径を略
合わせる形で設けられており、下部スタビライザー3に
は、複数のローラー3aが該下部スタビライザー3の周
囲に回転自在に設けられている。更に、本体2の内部に
は、展開用油圧ジャッキ6及び揺動用油圧ジャッキ23
に対して図示しない油圧源からの油圧を供給する油圧配
管17と、送泥噴射管11に接続され、回転式切削機2
0に対して泥水を供給する送泥管18と、泥水回収装置
25が吸入回収した掘削土及び泥水を排出する排水管1
9が設けられている。また、泥水は、図6に示すよう
に、送泥ポンプ33から送泥管18を介して供給され、
回転式切削機20に供給された後、排水管19を介して
掘削土と共にサクションポンプ32で吸入される。掘削
土を含む泥水は、脱水フルイ34で泥水及び掘削土に分
離されて、該泥水を再び送泥ポンプ33で回転式切削機
20に供給する。泥水は、このような一連のサイクルで
使用される。
20が展開アーム10に沿う形で収納自在に複数設けら
れており、回転式切削機20は、矢印R、S方向に揺動
駆動自在である。即ち、回転式切削機20は、揺動アー
ム24を有しており、揺動アーム24は、展開アーム1
0に矢印R、S方向に揺動自在に枢着されている。ま
た、揺動アーム24の一端には、ドラムカッター21が
回転駆動自在に設けられており、揺動アーム24の他端
には、揺動用油圧油圧ジャッキ23が突出後退駆動自在
に枢着されている。更に、展開アーム10には、図5に
示す送泥ポンプ33に接続された送泥噴射管11が設け
られており、該送泥噴射管11には、該送泥ポンプ33
から供給される泥水を各回転式切削機20に潤滑、冷却
等のために供給する形で設けられている。また、展開用
ブラケット8の下方(矢印B方向)には、泥水回収装置
25か設けられており、泥水回収装置25には、漏斗状
の掘削土受け26が開口部26aを上方(矢印A方向)
に向けパイロット穴42の内径に該開口部26aの外径
を略合わせる形で設けられている。また、泥水回収装置
25には、掘削土吸入口27が掘削土と共に泥水を吸入
する形で設けられている。更に、泥水回収装置25の下
方(矢印B方向)には、下部スタビライザー3がパイロ
ット穴42の内径に該下部スタビライザー3の外径を略
合わせる形で設けられており、下部スタビライザー3に
は、複数のローラー3aが該下部スタビライザー3の周
囲に回転自在に設けられている。更に、本体2の内部に
は、展開用油圧ジャッキ6及び揺動用油圧ジャッキ23
に対して図示しない油圧源からの油圧を供給する油圧配
管17と、送泥噴射管11に接続され、回転式切削機2
0に対して泥水を供給する送泥管18と、泥水回収装置
25が吸入回収した掘削土及び泥水を排出する排水管1
9が設けられている。また、泥水は、図6に示すよう
に、送泥ポンプ33から送泥管18を介して供給され、
回転式切削機20に供給された後、排水管19を介して
掘削土と共にサクションポンプ32で吸入される。掘削
土を含む泥水は、脱水フルイ34で泥水及び掘削土に分
離されて、該泥水を再び送泥ポンプ33で回転式切削機
20に供給する。泥水は、このような一連のサイクルで
使用される。
【0013】展開式掘削機1は、以上のような構成を有
するので、展開式掘削機1を使用して掘削する際は、ま
ず、展開式掘削機1を導入する立坑であるパイロット穴
42を築造する。即ち、図4に示すように、ドリル35
をクローラクレーン30で吊り下げ、ドリル35の軸部
35aを回転駆動自在なロータリーテーブル31に嵌入
させる形で固定する。そして、泥水を供給しながらロー
タリーテーブル31を回転駆動させてドリル35を回転
させ地盤40を鉛直下方向(矢印B方向)に掘削し、掘
削土は泥水と共にサクションポンプ32で吸入し、掘削
土を含む泥水は、脱水フルイ34で泥水と掘削土に分離
し、該分離した泥水を再び送泥ポンプ33で供給すると
いったリバース工法によりパイロット穴42を掘削す
る。そして、掘削したパイロット穴42には、泥水を満
たして該パイロット穴42の周囲の地盤40を泥水で加
圧することにより、該地盤40が崩落することを防止す
る。ドリル35により所定深さまでパイロット穴42を
穿削したら、ドリル35をパイロット穴42から抜取
り、次に、図5に示すように、展開式掘削機1を展開ア
ーム10、10を本体2に沿う形に引き込んだ状態でク
ローラクレーン30により吊り下げて、パイロット穴4
2に導入し、本体2を回転駆動自在なロータリーテーブ
ル31に嵌入させる形で固定する。このとき、本体2が
振れずに鉛直下方向(矢印B方向)に掘進し得るよう
に、パイロット穴42の周囲の地盤40に、環状のスタ
ビライザー37、37を本体2が摺動し得るように挾む
形で複数設ける。また、展開アーム10、10の先端部
10a、10aに設けられた回転式切削機20、20
が、これから形成する板状の溝59の最上部X1に位置
するように位置決めする。次に、本掘削機1を用いて地
中に板状の溝59を垂直方向に掘削構築する場合につい
て述べると、図6に示すように、展開式掘削機1の回転
式切削機20を回転駆動させて地盤40を掘削しなが
ら、展開用油圧ジャッキ6、スライドリング7等を介し
て展開アーム10、10を矢印Q方向に完全に展開させ
ることにより、展開アーム10、10の幅と略同一の幅
の溝59を形成しつつ掘進することができる。更に、図
7に示すように、展開アーム10、10を前記矢印Q方
向に完全に展開させた状態で鉛直下方向(矢印B方向)
に最初に掘削したパイロット穴42の最大深さまで掘進
することにより、板状の溝59の最下部X3に相当する
深さまで溝59を形成することができる。以上のように
して、展開式掘削機1の1回の掘削により板状の溝59
を形成することができる。
するので、展開式掘削機1を使用して掘削する際は、ま
ず、展開式掘削機1を導入する立坑であるパイロット穴
42を築造する。即ち、図4に示すように、ドリル35
をクローラクレーン30で吊り下げ、ドリル35の軸部
35aを回転駆動自在なロータリーテーブル31に嵌入
させる形で固定する。そして、泥水を供給しながらロー
タリーテーブル31を回転駆動させてドリル35を回転
させ地盤40を鉛直下方向(矢印B方向)に掘削し、掘
削土は泥水と共にサクションポンプ32で吸入し、掘削
土を含む泥水は、脱水フルイ34で泥水と掘削土に分離
し、該分離した泥水を再び送泥ポンプ33で供給すると
いったリバース工法によりパイロット穴42を掘削す
る。そして、掘削したパイロット穴42には、泥水を満
たして該パイロット穴42の周囲の地盤40を泥水で加
圧することにより、該地盤40が崩落することを防止す
る。ドリル35により所定深さまでパイロット穴42を
穿削したら、ドリル35をパイロット穴42から抜取
り、次に、図5に示すように、展開式掘削機1を展開ア
ーム10、10を本体2に沿う形に引き込んだ状態でク
ローラクレーン30により吊り下げて、パイロット穴4
2に導入し、本体2を回転駆動自在なロータリーテーブ
ル31に嵌入させる形で固定する。このとき、本体2が
振れずに鉛直下方向(矢印B方向)に掘進し得るよう
に、パイロット穴42の周囲の地盤40に、環状のスタ
ビライザー37、37を本体2が摺動し得るように挾む
形で複数設ける。また、展開アーム10、10の先端部
10a、10aに設けられた回転式切削機20、20
が、これから形成する板状の溝59の最上部X1に位置
するように位置決めする。次に、本掘削機1を用いて地
中に板状の溝59を垂直方向に掘削構築する場合につい
て述べると、図6に示すように、展開式掘削機1の回転
式切削機20を回転駆動させて地盤40を掘削しなが
ら、展開用油圧ジャッキ6、スライドリング7等を介し
て展開アーム10、10を矢印Q方向に完全に展開させ
ることにより、展開アーム10、10の幅と略同一の幅
の溝59を形成しつつ掘進することができる。更に、図
7に示すように、展開アーム10、10を前記矢印Q方
向に完全に展開させた状態で鉛直下方向(矢印B方向)
に最初に掘削したパイロット穴42の最大深さまで掘進
することにより、板状の溝59の最下部X3に相当する
深さまで溝59を形成することができる。以上のように
して、展開式掘削機1の1回の掘削により板状の溝59
を形成することができる。
【0014】そこで、本発明による連続地中壁構築方法
に展開式掘削機1を用いると以下のような手順で連続地
中壁60は構築される。まず、図1(a)に示すよう
に、これから構築する連続地中壁60の形状(図1乃至
図3に示す本実施例においては、円筒形状。)に沿う形
で鉛直方向(矢印B方向)にパイロット穴42を所定間
隔Lで地表40aから構築深さHまで複数個掘削する。
即ち、前述したように、パイロット穴42は、図4に示
すドリル35をクローラクレーン30で吊り下げ、泥水
を供給しながらロータリーテーブル31を回転駆動させ
てドリル35を回転させ、図1(a)に示すように、地
盤40を鉛直下方向(矢印B方向)に構築深さHまで掘
削することにより形成する。このとき、掘削土は泥水と
共に図4に示すサクションポンプ32で吸入すると共
に、掘削したパイロット穴42の周囲の地盤40を泥水
で加圧し、該地盤40が崩落することを防止する。この
ようにして、必要数の構築深さHのパイロット穴42を
掘削し終えたら、図1(b)に示すように、これから構
築する連続地中壁60を、構築深さHから始点深さH1
までの間の水平方向の最下層、始点深さH1から始点深
さH2までの間の水平方向の第2番目の層等から、始点
深さHXから地表までの間の水平方向の最上層に至るま
で複数の水平方向の層として鉛直方向に分割して、連続
地中壁60を構成する円筒形状の地中壁(構築深さHの
円筒形状の連続地中壁60を輪切りにして、該連続地中
壁60の一部を成す高さΔHの円筒形状の地中壁、但
し、最下層は高さΔH−αで、最上層は高さΔH+αで
ある。)を各層毎に最下層から積層する形で構築する。
そして、これら地中壁を構築するために、各層毎にコン
クリートを打設するための略円筒形状の溝を形成する。
そこで、まず、最下層に形成される第1地中壁61を構
築するための円筒形状の溝を形成するために、図5に示
すように展開アーム10、10を本体2に沿う形に引き
込んだ状態で展開式掘削機1をそれらパイロット穴42
に導入する。そして、図1(b)に示すように、該掘削
機1により円周方向に複数回(パイロット穴42の数に
対応する。)に分けて同一深さの板状の溝65A、65
B、65C、65D、65Eを連結させる形で掘削し、
同一深さの円筒形状の1つの溝65を水平な周方向に形
成する。なお、展開式掘削機1による溝65の掘削動作
は、全てのパイロット穴42の掘削完了を待つことな
く、パイロット穴42の掘削動作と並行して同時並行的
に行われても良い。
に展開式掘削機1を用いると以下のような手順で連続地
中壁60は構築される。まず、図1(a)に示すよう
に、これから構築する連続地中壁60の形状(図1乃至
図3に示す本実施例においては、円筒形状。)に沿う形
で鉛直方向(矢印B方向)にパイロット穴42を所定間
隔Lで地表40aから構築深さHまで複数個掘削する。
即ち、前述したように、パイロット穴42は、図4に示
すドリル35をクローラクレーン30で吊り下げ、泥水
を供給しながらロータリーテーブル31を回転駆動させ
てドリル35を回転させ、図1(a)に示すように、地
盤40を鉛直下方向(矢印B方向)に構築深さHまで掘
削することにより形成する。このとき、掘削土は泥水と
共に図4に示すサクションポンプ32で吸入すると共
に、掘削したパイロット穴42の周囲の地盤40を泥水
で加圧し、該地盤40が崩落することを防止する。この
ようにして、必要数の構築深さHのパイロット穴42を
掘削し終えたら、図1(b)に示すように、これから構
築する連続地中壁60を、構築深さHから始点深さH1
までの間の水平方向の最下層、始点深さH1から始点深
さH2までの間の水平方向の第2番目の層等から、始点
深さHXから地表までの間の水平方向の最上層に至るま
で複数の水平方向の層として鉛直方向に分割して、連続
地中壁60を構成する円筒形状の地中壁(構築深さHの
円筒形状の連続地中壁60を輪切りにして、該連続地中
壁60の一部を成す高さΔHの円筒形状の地中壁、但
し、最下層は高さΔH−αで、最上層は高さΔH+αで
ある。)を各層毎に最下層から積層する形で構築する。
そして、これら地中壁を構築するために、各層毎にコン
クリートを打設するための略円筒形状の溝を形成する。
そこで、まず、最下層に形成される第1地中壁61を構
築するための円筒形状の溝を形成するために、図5に示
すように展開アーム10、10を本体2に沿う形に引き
込んだ状態で展開式掘削機1をそれらパイロット穴42
に導入する。そして、図1(b)に示すように、該掘削
機1により円周方向に複数回(パイロット穴42の数に
対応する。)に分けて同一深さの板状の溝65A、65
B、65C、65D、65Eを連結させる形で掘削し、
同一深さの円筒形状の1つの溝65を水平な周方向に形
成する。なお、展開式掘削機1による溝65の掘削動作
は、全てのパイロット穴42の掘削完了を待つことな
く、パイロット穴42の掘削動作と並行して同時並行的
に行われても良い。
【0015】以下、溝の掘削動作を詳細に脱明すると、
図5に示す展開アーム10、10の先端部10a、10
aに設けられた回転式切削機20、20を、図1(b)
に示す複数個のパイロット穴42のうちの1つのパイロ
ット穴42(図中中央)中のこれから形成する単位第1
地中壁構築溝65Aの始点深さH1に位置決めする(以
下、展開アーム10、10の先端部10a、10aに設
けられた回転式切削機20、20を所定の位置に位置決
めすることを「位置決めする」という。)。そして、図
6に示すように、展開式掘削機1の回転式切削機20を
回転駆動させると共に、ドラムカッター21に送泥噴射
管11から泥水を供給しつつ地盤40を掘削しながら、
展開アーム10、10を図1(b)に示す単位第1地中
壁構築溝65Aの幅W1相当に矢印Q方向に展開させ
て、単位第1地中壁構築溝65Aの終点深さである連続
地中壁60の構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)
に掘削し、1つの単位第1地中壁構築溝65Aを形成す
る。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム10、
10の下方に設けられた泥水回収装置25により泥水と
共にパイロット穴42外に排出する。次に、展開アーム
10、10を引き込んだ状態で、図7に示すクローラク
レーン30で展開式掘削機1を鉛直上方向(矢印A方
向)に吊り揚げ、単位第1地中壁構築溝65Aを形成し
たパイロット穴42から取り出す。ここで、溝形成によ
る地盤40の崩落を防止するために、1つおきのパイロ
ット穴42毎に溝を形成していく。即ち、該単位第1地
中壁構築溝65Aを形成したパイロット穴42の1つお
いた新たなパイロット穴42(図1(b)中左方)に、
展開アーム10、10を引き込んだ状態で展開式掘削機
1を導入する。そして、前述同様に図1(b)に示すこ
れから形成する単位第1地中壁構築溝65Bの始点深さ
H1に位置決めした後、再び、回転式切削機20を回転
駆動させて地盤40を掘削しながら、展開アーム10、
10を単位第1地中壁構築溝65Bの幅W1相当に矢印
Q方向に展開させて、連続地中壁60の構築深さHまで
鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第1地中壁構
築溝65Bを形成する。
図5に示す展開アーム10、10の先端部10a、10
aに設けられた回転式切削機20、20を、図1(b)
に示す複数個のパイロット穴42のうちの1つのパイロ
ット穴42(図中中央)中のこれから形成する単位第1
地中壁構築溝65Aの始点深さH1に位置決めする(以
下、展開アーム10、10の先端部10a、10aに設
けられた回転式切削機20、20を所定の位置に位置決
めすることを「位置決めする」という。)。そして、図
6に示すように、展開式掘削機1の回転式切削機20を
回転駆動させると共に、ドラムカッター21に送泥噴射
管11から泥水を供給しつつ地盤40を掘削しながら、
展開アーム10、10を図1(b)に示す単位第1地中
壁構築溝65Aの幅W1相当に矢印Q方向に展開させ
て、単位第1地中壁構築溝65Aの終点深さである連続
地中壁60の構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)
に掘削し、1つの単位第1地中壁構築溝65Aを形成す
る。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム10、
10の下方に設けられた泥水回収装置25により泥水と
共にパイロット穴42外に排出する。次に、展開アーム
10、10を引き込んだ状態で、図7に示すクローラク
レーン30で展開式掘削機1を鉛直上方向(矢印A方
向)に吊り揚げ、単位第1地中壁構築溝65Aを形成し
たパイロット穴42から取り出す。ここで、溝形成によ
る地盤40の崩落を防止するために、1つおきのパイロ
ット穴42毎に溝を形成していく。即ち、該単位第1地
中壁構築溝65Aを形成したパイロット穴42の1つお
いた新たなパイロット穴42(図1(b)中左方)に、
展開アーム10、10を引き込んだ状態で展開式掘削機
1を導入する。そして、前述同様に図1(b)に示すこ
れから形成する単位第1地中壁構築溝65Bの始点深さ
H1に位置決めした後、再び、回転式切削機20を回転
駆動させて地盤40を掘削しながら、展開アーム10、
10を単位第1地中壁構築溝65Bの幅W1相当に矢印
Q方向に展開させて、連続地中壁60の構築深さHまで
鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第1地中壁構
築溝65Bを形成する。
【0016】このようにして、1つおきのパイロット穴
42毎に、該パイロット穴42の始点深さH1から構築
深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して溝を形
成したら、次に、1つおきに飛ばした溝を形成していな
いパイロット穴42について、該パイロット穴42の始
点深さH1から構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方
向)に掘削して溝を形成する。例えば、図1(b)に示
すように、単位第1地中壁構築溝65Bを掘削した後、
時計周りに1つおきのパイロット穴42毎に、前記溝を
形成して単位第1地中壁構築溝65Cまで形成し終えた
ら、次に、単位第1地中壁構築溝65Aと単位第1地中
壁構築溝65Cとの間に位置するパイロット穴42につ
いて、該パイロット穴42の始点深さH1から構築深さ
Hまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第1地
中壁構築溝65Dを形成する。すると、単位第1地中壁
構築溝65Aと単位第1地中壁構築溝65Cとは、第1
地中壁構築溝65Dを介して水平な周方向に連通する。
更に、単位第1地中壁構築溝65Aと単位第1地中壁構
築溝65Bとの間に位置するパイロット穴42につい
て、該パイロット穴42の始点深さH1から構築深さH
まで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して第1地中壁構
築溝65Eを形成する。すると、単位第1地中壁構築溝
65Aと単位第1地中壁構築溝65Bとは、単位第1地
中壁構築溝65Eを介して水平な周方向に連通する。以
降同様に、時計周りに1つおきに飛ばしたパイロット穴
42について、該パイロット穴42の始点深さH1から
構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して溝
を形成して、既に形成された溝を連通させる。このよう
にして、図1(b)に示すような円筒形状の第1地中壁
構築溝65を形成する。
42毎に、該パイロット穴42の始点深さH1から構築
深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して溝を形
成したら、次に、1つおきに飛ばした溝を形成していな
いパイロット穴42について、該パイロット穴42の始
点深さH1から構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方
向)に掘削して溝を形成する。例えば、図1(b)に示
すように、単位第1地中壁構築溝65Bを掘削した後、
時計周りに1つおきのパイロット穴42毎に、前記溝を
形成して単位第1地中壁構築溝65Cまで形成し終えた
ら、次に、単位第1地中壁構築溝65Aと単位第1地中
壁構築溝65Cとの間に位置するパイロット穴42につ
いて、該パイロット穴42の始点深さH1から構築深さ
Hまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第1地
中壁構築溝65Dを形成する。すると、単位第1地中壁
構築溝65Aと単位第1地中壁構築溝65Cとは、第1
地中壁構築溝65Dを介して水平な周方向に連通する。
更に、単位第1地中壁構築溝65Aと単位第1地中壁構
築溝65Bとの間に位置するパイロット穴42につい
て、該パイロット穴42の始点深さH1から構築深さH
まで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して第1地中壁構
築溝65Eを形成する。すると、単位第1地中壁構築溝
65Aと単位第1地中壁構築溝65Bとは、単位第1地
中壁構築溝65Eを介して水平な周方向に連通する。以
降同様に、時計周りに1つおきに飛ばしたパイロット穴
42について、該パイロット穴42の始点深さH1から
構築深さHまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して溝
を形成して、既に形成された溝を連通させる。このよう
にして、図1(b)に示すような円筒形状の第1地中壁
構築溝65を形成する。
【0017】次に、図2(a)に示すように、円筒形状
の第1地中壁構築溝65内にコンクリートを構築深さH
から始点深さH1より若干深い(図中矢印B方向)位置
まで打設し、連続地中壁60の最下層の地中壁を形成す
る高さΔH−αの第1地中壁61を構築する。即ち、第
1地中壁構築溝65内のコンクリートは、次に第1地中
壁61に上方に形成する連続地中壁60の第2番目の層
に当る第2地中壁構築溝66部分の地盤40を完全に掘
削し得るように展開式掘削機1が降下し得る空間とし
て、高さαの移動空間69を第1地中壁61の上方(図
中矢印A方向)に形成する形で打設する。次に、第1地
中壁構築溝65内のコンクリートが凝固した後、再度、
展開式掘削機1をパイロット穴42に導入し、図2
(b)に示すように、第1地中壁構築溝65を形成した
のと同様にして、第1地中壁61の上方(図中矢印A方
向)に、第1地中壁構築溝65と略同等な円筒形状に第
2地中壁構築溝66を形成する。即ち、展開アーム1
0、10の先端部10a、10aに設けられた回転式切
削機20、20を、図2(b)に示す複数個のパイロッ
ト穴42のうちの1つのパイロット穴42(図中中央)
中のこれから形成する単位第2地中壁構築溝66Aの始
点深さH2に位置決めする。そして、回転式切削機20
を回転駆動させると共に、ドラムカッター21に送泥噴
射管11から泥水を供給しつつ地盤40を掘削しなが
ら、展開アーム10、10を単位第2地中壁構築溝66
Aの幅W1相当に矢印Q方向に展開させて、第1地中壁
構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B方
向)に掘削し、1つの単位第2地中壁構築溝66Aを形
成する。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム1
0、10の下方に設けられた泥水回収装置25により泥
水と共にパイロット穴42外に排出する。次に、展開ア
ーム10、10を引き込んだ状態で、図7に示すクロー
ラクレーン30で展開式掘削機1を鉛直上方向(矢印A
方向)に吊り揚げ、図2(b)に示す単位第2地中壁構
築溝66Aを形成したパイロット穴42から取り出す。
そして、該単位第2地中壁構築溝66Aを形成したパイ
ロット穴42の1つおいた新たなパイロット穴42(図
2(b)中左方)に、展開アーム10、10を引き込ん
だ状態で展開式掘削機1を導入する。そして、前述同様
にこれから形成する単位第2地中壁構築溝66Bの始点
深さH2に位置決めした後、再び、回転式切削機20を
回転駆動させて地盤40を掘削しながら、展開アーム1
0、10を単位第2地中壁構築溝66Bの幅W1相当に
矢印Q方向に展開させて、第1地中壁構築溝65へ完全
に連通するまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して単
位第2地中壁構築溝66Bを形成する。
の第1地中壁構築溝65内にコンクリートを構築深さH
から始点深さH1より若干深い(図中矢印B方向)位置
まで打設し、連続地中壁60の最下層の地中壁を形成す
る高さΔH−αの第1地中壁61を構築する。即ち、第
1地中壁構築溝65内のコンクリートは、次に第1地中
壁61に上方に形成する連続地中壁60の第2番目の層
に当る第2地中壁構築溝66部分の地盤40を完全に掘
削し得るように展開式掘削機1が降下し得る空間とし
て、高さαの移動空間69を第1地中壁61の上方(図
中矢印A方向)に形成する形で打設する。次に、第1地
中壁構築溝65内のコンクリートが凝固した後、再度、
展開式掘削機1をパイロット穴42に導入し、図2
(b)に示すように、第1地中壁構築溝65を形成した
のと同様にして、第1地中壁61の上方(図中矢印A方
向)に、第1地中壁構築溝65と略同等な円筒形状に第
2地中壁構築溝66を形成する。即ち、展開アーム1
0、10の先端部10a、10aに設けられた回転式切
削機20、20を、図2(b)に示す複数個のパイロッ
ト穴42のうちの1つのパイロット穴42(図中中央)
中のこれから形成する単位第2地中壁構築溝66Aの始
点深さH2に位置決めする。そして、回転式切削機20
を回転駆動させると共に、ドラムカッター21に送泥噴
射管11から泥水を供給しつつ地盤40を掘削しなが
ら、展開アーム10、10を単位第2地中壁構築溝66
Aの幅W1相当に矢印Q方向に展開させて、第1地中壁
構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B方
向)に掘削し、1つの単位第2地中壁構築溝66Aを形
成する。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム1
0、10の下方に設けられた泥水回収装置25により泥
水と共にパイロット穴42外に排出する。次に、展開ア
ーム10、10を引き込んだ状態で、図7に示すクロー
ラクレーン30で展開式掘削機1を鉛直上方向(矢印A
方向)に吊り揚げ、図2(b)に示す単位第2地中壁構
築溝66Aを形成したパイロット穴42から取り出す。
そして、該単位第2地中壁構築溝66Aを形成したパイ
ロット穴42の1つおいた新たなパイロット穴42(図
2(b)中左方)に、展開アーム10、10を引き込ん
だ状態で展開式掘削機1を導入する。そして、前述同様
にこれから形成する単位第2地中壁構築溝66Bの始点
深さH2に位置決めした後、再び、回転式切削機20を
回転駆動させて地盤40を掘削しながら、展開アーム1
0、10を単位第2地中壁構築溝66Bの幅W1相当に
矢印Q方向に展開させて、第1地中壁構築溝65へ完全
に連通するまで鉛直下方向(矢印B方向)に掘削して単
位第2地中壁構築溝66Bを形成する。
【0018】このようにして、1つおきのパイロット穴
42毎に、該パイロット穴42の始点深さH2から第1
地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢
印B方向)に掘削して溝を形成したら、次に、1つおき
に飛ばした、溝を形成していないパイロット穴42につ
いて、該パイロット穴42の始点深さH2から第1地中
壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B
方向)に掘削して溝を形成する。例えば、図2(b)に
示すように、単位第2地中壁構築溝66Bを掘削した
後、時計周りに1つおきのパイロット穴42毎に、前記
溝を形成して単位第2地中壁構築溝66Cまで形成し終
えたら、次に、単位第2地中壁構築溝66Aと単位第2
地中壁構築溝66Cとの間に位置するパイロット穴42
について、該パイロット穴42の始点深さH2から第1
地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢
印B方向)に掘削して単位第2地中壁構築溝66Dを形
成する。すると、単位第2地中壁構築溝66Aと単位第
2地中壁構築溝66Cとは、単位第2地中壁構築溝66
Dを介して連通する。更に、単位第2地中壁構築溝66
Aと単位第2地中壁構築溝66Bとの間に位置するパイ
ロット穴42について、該パイロット穴42の始点深さ
H2から第1地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛
直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第2地中壁構築
溝66Eを形成する。すると、単位第2地中壁構築溝6
6Aと単位第2地中壁構築溝66Bとは、単位第2地中
壁構築溝66Eを介して連通する。以降同様に、時計周
りに1つおきに飛ばしたパイロット穴42について、該
パイロット穴42の始点深さH2から第1地中壁構築溝
65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B方向)に
掘削して円周方向に溝を形成して、第1地中壁構築溝6
5と連通させると共に、既に形成された円周方向に位置
する溝を連通させる。このようにして、円筒形状の第2
地中壁構築溝66を形成する。次に、第1地中壁61と
同様にして、第2地中壁構築溝66内にコンクリートを
第1地中壁61のコンクリート打設面から始点深さH2
より若干深い(図中矢印B方向)位置まで打設し、次に
第2地中壁構築溝66の上方に形成する地中壁構築溝部
分の地盤40を完全に掘削し得るように展開式掘削機1
が降下し得る空間を形成する形で、連続地中壁60の第
2番目の層に当る地中壁を形成する高さΔHの第2地中
壁62を構築する。
42毎に、該パイロット穴42の始点深さH2から第1
地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢
印B方向)に掘削して溝を形成したら、次に、1つおき
に飛ばした、溝を形成していないパイロット穴42につ
いて、該パイロット穴42の始点深さH2から第1地中
壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B
方向)に掘削して溝を形成する。例えば、図2(b)に
示すように、単位第2地中壁構築溝66Bを掘削した
後、時計周りに1つおきのパイロット穴42毎に、前記
溝を形成して単位第2地中壁構築溝66Cまで形成し終
えたら、次に、単位第2地中壁構築溝66Aと単位第2
地中壁構築溝66Cとの間に位置するパイロット穴42
について、該パイロット穴42の始点深さH2から第1
地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢
印B方向)に掘削して単位第2地中壁構築溝66Dを形
成する。すると、単位第2地中壁構築溝66Aと単位第
2地中壁構築溝66Cとは、単位第2地中壁構築溝66
Dを介して連通する。更に、単位第2地中壁構築溝66
Aと単位第2地中壁構築溝66Bとの間に位置するパイ
ロット穴42について、該パイロット穴42の始点深さ
H2から第1地中壁構築溝65へ完全に連通するまで鉛
直下方向(矢印B方向)に掘削して単位第2地中壁構築
溝66Eを形成する。すると、単位第2地中壁構築溝6
6Aと単位第2地中壁構築溝66Bとは、単位第2地中
壁構築溝66Eを介して連通する。以降同様に、時計周
りに1つおきに飛ばしたパイロット穴42について、該
パイロット穴42の始点深さH2から第1地中壁構築溝
65へ完全に連通するまで鉛直下方向(矢印B方向)に
掘削して円周方向に溝を形成して、第1地中壁構築溝6
5と連通させると共に、既に形成された円周方向に位置
する溝を連通させる。このようにして、円筒形状の第2
地中壁構築溝66を形成する。次に、第1地中壁61と
同様にして、第2地中壁構築溝66内にコンクリートを
第1地中壁61のコンクリート打設面から始点深さH2
より若干深い(図中矢印B方向)位置まで打設し、次に
第2地中壁構築溝66の上方に形成する地中壁構築溝部
分の地盤40を完全に掘削し得るように展開式掘削機1
が降下し得る空間を形成する形で、連続地中壁60の第
2番目の層に当る地中壁を形成する高さΔHの第2地中
壁62を構築する。
【0019】以上のような作業を繰返して、これから構
築する連続地中壁60を構成する水平方向の各層につい
て、始点深さHXから地表までの最上層に至るまで鉛直
上方向に積層する形で地中壁を構築することにより、図
3に示すように、鉛直方向(矢印A、B方向)の継目の
無い連続地中壁60が構築される。そこで、これから構
築する連続地中壁を水平方向の複数の高さΔHの層に小
分割して、各層毎に、高さΔHで幅W1の単一の板状の
溝を水平な周方向に連通するように掘削して1つの高さ
ΔHの円筒形状の溝を形成し、地中壁を構築することに
より、同一の掘削地盤が泥水に晒される時間は最大でも
高さΔHの円筒形状の溝が形成される間のみとすること
ができる。従って、地表40aから鉛直方向に連続地中
壁の構築深さHまで幅W1の単一の板状の溝を一気に掘
削して高さHの板状の溝を形成し、更にそれ等の溝を周
方向に連通させて深さHの円筒形状の溝を一気に掘削し
て地中壁を構築する従来の方法よりも、円筒形状の溝1
個当りの掘削に要する時間が大幅に低減される。従っ
て、掘削した溝の周囲の同一個所の地盤が泥水に晒され
る時間を大幅に短縮することができるので、該掘削した
溝周囲の地盤の崩落が極力防止される。また、各パイロ
ット穴42を基準として水平な周方向に連通するよう
に、隣接する板状の溝65A、65B、65C、65
D、65E等を掘削することにより、各板状の溝は水平
な周方向に確実に連通し1つの円筒形状の溝65等を形
成する。また、該円筒形状の溝に構築した地中壁の直上
に同一のパイロット穴42を基準に該地中壁と連続する
形で新たな円筒形状の溝を形成し、該新たな円筒形状の
溝に地中壁を構築することにより、各地中壁同志は確実
に連続する。従って、鉛直方向の継目が無く、かつ、各
地中壁が上下に連続した連続地中壁を構築することがで
きるので、最終的に構築される連続地中壁はシール性及
び強度的な信頼性を向上することができる。なお、前述
の実施例においては、展開アーム10、10は矢印P、
Q方向に扇状に本体2から展開するように設けたが、本
体2から張り出すならばどのように展開しても良く、例
えば、本体2に対して垂直に張り出すように展開しても
良い。また、前述の実施例においては、回転式切削機2
0を展開アーム10、10の下方(図8中矢印B方向)
に設け、展開アーム10、10が鉛直方向下方(図8中
矢印B方向)に矢印P、Q方向に扇状に展開して該鉛直
方向下方に掘削するように設けたが、本体2から張り出
して掘削すならば回転式切削機20どのように設けても
良く、例えば、図9に示すように回転式切削機20を展
開アーム10、10の上方(図9中矢印A方向)に設
け、展開アーム10、10が鉛直方向上方(図9中矢印
A方向)に矢印P、Q方向に扇状に展開して該鉛直方向
上方に掘削するように設けても良い。但し、この場合掘
削を開始する始点は前述の展開式掘削機1の場合とは異
なり、例えば、前述の実施例において、最下層を掘削す
る場合は、始点深さH1ではなく前述の実施例における
掘削終了位置に対応する構築深さHに位置決めし、次の
第2番目の層を掘削する場合は、始点深さH2ではなく
前述の実施例における掘削終了位置に対応する第1地中
壁61上方の移動空間69に位置決めして、掘り上げる
形で掘削を開始することになる。更に、前述の実施例に
おいては、連続地中壁60の構築深さHの最下層から鉛
直上方向に掘り上げる形で地中壁を積層して構築した
が、水平方向の複数の層に分割して地中壁を構築すれば
良く、例えば、地表側の最上層から鉛直下方向に掘り下
げる形で地中壁を積層して構築しても良い。更に、前述
の実施例においては、連続地中壁60を構築しただけで
あるが、該構築した連続地中壁60で囲まれた地盤40
を当該構築した連続地中壁60で補強する形で掘削し、
貯蔵空間等を構築し得ることは言及するまでもない。更
に、前述の実施例においては、連続地中壁60を地表4
0aまで構築したが、所望する貯蔵空間等の形状に応じ
て、地表40aまで連続地中壁60を構築せずに地盤中
の途中まで構築してもよいことは言及するまでもない。
築する連続地中壁60を構成する水平方向の各層につい
て、始点深さHXから地表までの最上層に至るまで鉛直
上方向に積層する形で地中壁を構築することにより、図
3に示すように、鉛直方向(矢印A、B方向)の継目の
無い連続地中壁60が構築される。そこで、これから構
築する連続地中壁を水平方向の複数の高さΔHの層に小
分割して、各層毎に、高さΔHで幅W1の単一の板状の
溝を水平な周方向に連通するように掘削して1つの高さ
ΔHの円筒形状の溝を形成し、地中壁を構築することに
より、同一の掘削地盤が泥水に晒される時間は最大でも
高さΔHの円筒形状の溝が形成される間のみとすること
ができる。従って、地表40aから鉛直方向に連続地中
壁の構築深さHまで幅W1の単一の板状の溝を一気に掘
削して高さHの板状の溝を形成し、更にそれ等の溝を周
方向に連通させて深さHの円筒形状の溝を一気に掘削し
て地中壁を構築する従来の方法よりも、円筒形状の溝1
個当りの掘削に要する時間が大幅に低減される。従っ
て、掘削した溝の周囲の同一個所の地盤が泥水に晒され
る時間を大幅に短縮することができるので、該掘削した
溝周囲の地盤の崩落が極力防止される。また、各パイロ
ット穴42を基準として水平な周方向に連通するよう
に、隣接する板状の溝65A、65B、65C、65
D、65E等を掘削することにより、各板状の溝は水平
な周方向に確実に連通し1つの円筒形状の溝65等を形
成する。また、該円筒形状の溝に構築した地中壁の直上
に同一のパイロット穴42を基準に該地中壁と連続する
形で新たな円筒形状の溝を形成し、該新たな円筒形状の
溝に地中壁を構築することにより、各地中壁同志は確実
に連続する。従って、鉛直方向の継目が無く、かつ、各
地中壁が上下に連続した連続地中壁を構築することがで
きるので、最終的に構築される連続地中壁はシール性及
び強度的な信頼性を向上することができる。なお、前述
の実施例においては、展開アーム10、10は矢印P、
Q方向に扇状に本体2から展開するように設けたが、本
体2から張り出すならばどのように展開しても良く、例
えば、本体2に対して垂直に張り出すように展開しても
良い。また、前述の実施例においては、回転式切削機2
0を展開アーム10、10の下方(図8中矢印B方向)
に設け、展開アーム10、10が鉛直方向下方(図8中
矢印B方向)に矢印P、Q方向に扇状に展開して該鉛直
方向下方に掘削するように設けたが、本体2から張り出
して掘削すならば回転式切削機20どのように設けても
良く、例えば、図9に示すように回転式切削機20を展
開アーム10、10の上方(図9中矢印A方向)に設
け、展開アーム10、10が鉛直方向上方(図9中矢印
A方向)に矢印P、Q方向に扇状に展開して該鉛直方向
上方に掘削するように設けても良い。但し、この場合掘
削を開始する始点は前述の展開式掘削機1の場合とは異
なり、例えば、前述の実施例において、最下層を掘削す
る場合は、始点深さH1ではなく前述の実施例における
掘削終了位置に対応する構築深さHに位置決めし、次の
第2番目の層を掘削する場合は、始点深さH2ではなく
前述の実施例における掘削終了位置に対応する第1地中
壁61上方の移動空間69に位置決めして、掘り上げる
形で掘削を開始することになる。更に、前述の実施例に
おいては、連続地中壁60の構築深さHの最下層から鉛
直上方向に掘り上げる形で地中壁を積層して構築した
が、水平方向の複数の層に分割して地中壁を構築すれば
良く、例えば、地表側の最上層から鉛直下方向に掘り下
げる形で地中壁を積層して構築しても良い。更に、前述
の実施例においては、連続地中壁60を構築しただけで
あるが、該構築した連続地中壁60で囲まれた地盤40
を当該構築した連続地中壁60で補強する形で掘削し、
貯蔵空間等を構築し得ることは言及するまでもない。更
に、前述の実施例においては、連続地中壁60を地表4
0aまで構築したが、所望する貯蔵空間等の形状に応じ
て、地表40aまで連続地中壁60を構築せずに地盤中
の途中まで構築してもよいことは言及するまでもない。
【0020】また、本発明による別の連続地中壁構築方
法に用いられる更に別の展開式掘削機1Bは以下のよう
に構成される。即ち、更に別の展開式掘削機1Bは、図
12に示すように、本体2には、展開アーム10、10
が鉛直上方向(矢印A方向)に向かって矢印P、Q方向
に展開するように設けられており、展開アーム10、1
0の上側には、回転式拡幅切削機20Aが展開アーム1
0に沿う形で複数設けられている。回転式拡幅切削機2
0Aは、図13に示すように、展開アーム10の幅W2
以上に突出する形で矢印R、S方向に揺動駆動自在であ
る。即ち、回転式拡幅切削機20Aは、展開アーム10
の長手方向に対して略垂直な方向である矢印C、D方向
に突出後退駆動自在な揺動用油圧ジャッキ23を有して
おり、揺動用油圧ジャッキ23の一端は、図14に示す
ように、展開アーム10に枢着されている。また、揺動
用油圧ジャッキ23の他端には、図13に示すように、
展開アーム10の長手方向に平行な揺動伝達バー24A
が該揺動用油圧ジャッキ23の突出後退方向(矢印C、
D方向)とは垂直に枢着されており、揺動伝達バー24
Aの両端には、展開アーム10の長手方向に対して垂直
な方向である矢印E、F方向に突出後退駆動自在なロッ
ド22aを有する拡幅用油圧ジャッキ22、22が該拡
幅用油圧ジャッキ22、22の側面を介して垂直に枢着
されている。各拡幅用油圧ジャッキ22の一端は、図1
4に示すように、展開アーム10に揺動軸CT1を形成
する形で矢印T、U方向に旋回自在に枢着されており、
各拡幅用油圧ジャッキ22のロッド22aの先端には、
ツインドラムカッター21Aがそれぞれ回転駆動自在に
設けられている。従って、回転式拡幅切削機20Aは、
揺動用油圧ジャッキ23を矢印C、D方向に突出後退さ
せることにより、1組の拡幅用油圧ジャッキ22、22
及びツインドラムカッター21A、21Aが揺動軸CT
1を中心として矢印R、S方向に揺動し、ツインドラム
カッター21A、21Aを展開アーム10の幅W2以
上、側方に突出させて掘削することができる。更に、拡
幅用油圧ジャッキ22を矢印E、F方向に突出後退させ
ることにより、更にツインドラムカッター21Aを展開
アーム10の幅W2以上、側方に突出させて掘削するこ
とができる。
法に用いられる更に別の展開式掘削機1Bは以下のよう
に構成される。即ち、更に別の展開式掘削機1Bは、図
12に示すように、本体2には、展開アーム10、10
が鉛直上方向(矢印A方向)に向かって矢印P、Q方向
に展開するように設けられており、展開アーム10、1
0の上側には、回転式拡幅切削機20Aが展開アーム1
0に沿う形で複数設けられている。回転式拡幅切削機2
0Aは、図13に示すように、展開アーム10の幅W2
以上に突出する形で矢印R、S方向に揺動駆動自在であ
る。即ち、回転式拡幅切削機20Aは、展開アーム10
の長手方向に対して略垂直な方向である矢印C、D方向
に突出後退駆動自在な揺動用油圧ジャッキ23を有して
おり、揺動用油圧ジャッキ23の一端は、図14に示す
ように、展開アーム10に枢着されている。また、揺動
用油圧ジャッキ23の他端には、図13に示すように、
展開アーム10の長手方向に平行な揺動伝達バー24A
が該揺動用油圧ジャッキ23の突出後退方向(矢印C、
D方向)とは垂直に枢着されており、揺動伝達バー24
Aの両端には、展開アーム10の長手方向に対して垂直
な方向である矢印E、F方向に突出後退駆動自在なロッ
ド22aを有する拡幅用油圧ジャッキ22、22が該拡
幅用油圧ジャッキ22、22の側面を介して垂直に枢着
されている。各拡幅用油圧ジャッキ22の一端は、図1
4に示すように、展開アーム10に揺動軸CT1を形成
する形で矢印T、U方向に旋回自在に枢着されており、
各拡幅用油圧ジャッキ22のロッド22aの先端には、
ツインドラムカッター21Aがそれぞれ回転駆動自在に
設けられている。従って、回転式拡幅切削機20Aは、
揺動用油圧ジャッキ23を矢印C、D方向に突出後退さ
せることにより、1組の拡幅用油圧ジャッキ22、22
及びツインドラムカッター21A、21Aが揺動軸CT
1を中心として矢印R、S方向に揺動し、ツインドラム
カッター21A、21Aを展開アーム10の幅W2以
上、側方に突出させて掘削することができる。更に、拡
幅用油圧ジャッキ22を矢印E、F方向に突出後退させ
ることにより、更にツインドラムカッター21Aを展開
アーム10の幅W2以上、側方に突出させて掘削するこ
とができる。
【0021】また、図12に示すように、展開用ブラケ
ット8の下方(矢印B方向)には、泥水回収装置25が
設けられており、泥水回収装置25には、掘削土と共に
泥水を吸入する掘削土吸入口27が下方(矢印B方向)
に開口部を向ける形で設けられている。また、泥水回収
装置25の下方(矢印B方向)には、回転式拡幅切削機
12が本体2の下方(矢印B方向)に突き出る形で複数
設けられており、回転式拡幅切削機12は、揺動軸CT
2を中心として矢印T、U方向に揺動駆動自在である。
即ち、回転式拡幅切削機12は、揺動アーム14を有し
ており、揺動アーム14の一端には、揺動軸CT2を形
成する揺動用歯車16が対向して揺動する別の揺動アー
ム14の揺動用歯車16と噛み合う形で設けられてい
る。揺動アーム14の他端には、ツインドラムカッター
13が回転駆動自在に設けられており、対向して揺動す
る1組の揺動アーム14、14の間には、それら揺動ア
ーム14、14に揺動用油圧ジャッキ15が水平方向
(矢印A、B方向とは垂直な方向)である矢印G、H方
向に突出後退駆動自在に枢着されている。従って、回転
式拡幅切削機12は、揺動用油圧ジャッキ15を矢印
G、H方向に突出後退させることにより、揺動アーム1
4、14及びツインドラムカッター13、13が揺動軸
CT2を中心として矢印T、U方向に揺動し、展開アー
ム10、10及び揺動アーム14、14を本体2に沿う
形に引き込んだ状態の展開式掘削機1Bの最小幅C0
(図10(a)に示す。)以上に拡幅径C1まで突出さ
せて掘削することができる。以降、展開式掘削機1Bの
最小幅C0の状態とは、図14に示すように、展開アー
ム10に設けた各回転式拡幅切削機20Aの拡幅用油圧
ジャッキ22、22を矢印F方向に後退させ、かつ、揺
動用油圧ジャッキ23を矢印D方向に後退させてツイン
ドラムカッター21A、21Aを展開アーム10側に格
納した状態で、該展開アーム10、10を本体2に沿う
形で引き込み、また、図12に示すように、本体2の下
方に設けた各回転式拡幅切削機12、12を揺動用油圧
ジャッキ15を矢印G方向に後退させてツインドラムカ
ッター13、13と共に揺動アーム14、14を本体2
に沿う形に引き込んだ、図10(a)に示すような展開
式掘削機1Bの状態を示す。また、展開式掘削機1Bの
最小幅C0は、展開式掘削機1Bをその幅が最小となる
ように展開アーム10、揺動アーム14等を格納させた
図10(a)の状態において、最も幅の大きい部分の幅
を示す。
ット8の下方(矢印B方向)には、泥水回収装置25が
設けられており、泥水回収装置25には、掘削土と共に
泥水を吸入する掘削土吸入口27が下方(矢印B方向)
に開口部を向ける形で設けられている。また、泥水回収
装置25の下方(矢印B方向)には、回転式拡幅切削機
12が本体2の下方(矢印B方向)に突き出る形で複数
設けられており、回転式拡幅切削機12は、揺動軸CT
2を中心として矢印T、U方向に揺動駆動自在である。
即ち、回転式拡幅切削機12は、揺動アーム14を有し
ており、揺動アーム14の一端には、揺動軸CT2を形
成する揺動用歯車16が対向して揺動する別の揺動アー
ム14の揺動用歯車16と噛み合う形で設けられてい
る。揺動アーム14の他端には、ツインドラムカッター
13が回転駆動自在に設けられており、対向して揺動す
る1組の揺動アーム14、14の間には、それら揺動ア
ーム14、14に揺動用油圧ジャッキ15が水平方向
(矢印A、B方向とは垂直な方向)である矢印G、H方
向に突出後退駆動自在に枢着されている。従って、回転
式拡幅切削機12は、揺動用油圧ジャッキ15を矢印
G、H方向に突出後退させることにより、揺動アーム1
4、14及びツインドラムカッター13、13が揺動軸
CT2を中心として矢印T、U方向に揺動し、展開アー
ム10、10及び揺動アーム14、14を本体2に沿う
形に引き込んだ状態の展開式掘削機1Bの最小幅C0
(図10(a)に示す。)以上に拡幅径C1まで突出さ
せて掘削することができる。以降、展開式掘削機1Bの
最小幅C0の状態とは、図14に示すように、展開アー
ム10に設けた各回転式拡幅切削機20Aの拡幅用油圧
ジャッキ22、22を矢印F方向に後退させ、かつ、揺
動用油圧ジャッキ23を矢印D方向に後退させてツイン
ドラムカッター21A、21Aを展開アーム10側に格
納した状態で、該展開アーム10、10を本体2に沿う
形で引き込み、また、図12に示すように、本体2の下
方に設けた各回転式拡幅切削機12、12を揺動用油圧
ジャッキ15を矢印G方向に後退させてツインドラムカ
ッター13、13と共に揺動アーム14、14を本体2
に沿う形に引き込んだ、図10(a)に示すような展開
式掘削機1Bの状態を示す。また、展開式掘削機1Bの
最小幅C0は、展開式掘削機1Bをその幅が最小となる
ように展開アーム10、揺動アーム14等を格納させた
図10(a)の状態において、最も幅の大きい部分の幅
を示す。
【0022】そこで、本発明による別の連続地中壁構築
方法に展開式掘削機1Bを用いると以下のような手順で
連続地中壁60は構築される。基本的には、前述した様
に、これから構築する連続地中壁60を地表から構築深
さHの間で複数の水平方向の層として鉛直方向に分割し
て、連続地中壁60を構成する円筒形状の地中壁を各層
毎に最上層から積層する形で構築する。特徴的なのは、
最初に、これから構築する連続地中壁60の形状の基準
となる地中壁(地中壁に鉛直方向の測量基準位置となる
精度の高い基準パイロット穴を設けたものである。)を
最上層に構築することである。まず、図10(a)に示
すように、これから構築する連続地中壁60の形状の鉛
直方向(矢印B方向)に沿う形で、展開式掘削機1Bの
最小幅C0以上の拡幅径C1を形成する拡径パイロット
穴42Aを、所定間隔Lで地表40aから所定深さH’
まで複数個掘削する。即ち、展開式掘削機1Bの最小幅
C0の状態にした該展開式掘削機1Bを図5に示すクロ
ーラクレーン30で吊り下げ、泥水を供給しながら、図
12に示す該展開式掘削機1Bの各回転式拡幅切削機1
2、12のツインドラムカッター13、13を回転駆動
させ、揺動用油圧ジャッキ15を矢印G、H方向に突出
後退駆動させて揺動アーム14、14と共にツインドラ
ムカッター13、13を矢印T、U方向に拡幅径C1ま
で揺動させて、更に展開式掘削機1Bの本体2を固定し
ているロータリーテーブル31を回転駆動させて、図1
0(a)に示すように、該本体2を鉛直軸回りに矢印
V、W方向に回転させることにより、拡幅径C1の拡径
パイロット穴42Aを掘削する。そして、拡径パイロッ
ト穴42Aを地盤40を地表から鉛直下方向(矢印B方
向)に地表40aから所定深さH’まで形成する(また
は、拡径パイロット穴42Aは、図4に示すように、ド
リル35をクローラクレーン30で吊り下げ、泥水を供
給しながらロータリーテーブル31を回転駆動させてド
リル35を回転させて掘削しても良い。)。このとき、
掘削土は泥水と共に図5に示すサクションポンプ32で
吸入すると共に、掘削した拡径パイロット穴42Aの周
囲の地盤40を泥水で加圧し、該地盤40が崩落するこ
とを防止する。
方法に展開式掘削機1Bを用いると以下のような手順で
連続地中壁60は構築される。基本的には、前述した様
に、これから構築する連続地中壁60を地表から構築深
さHの間で複数の水平方向の層として鉛直方向に分割し
て、連続地中壁60を構成する円筒形状の地中壁を各層
毎に最上層から積層する形で構築する。特徴的なのは、
最初に、これから構築する連続地中壁60の形状の基準
となる地中壁(地中壁に鉛直方向の測量基準位置となる
精度の高い基準パイロット穴を設けたものである。)を
最上層に構築することである。まず、図10(a)に示
すように、これから構築する連続地中壁60の形状の鉛
直方向(矢印B方向)に沿う形で、展開式掘削機1Bの
最小幅C0以上の拡幅径C1を形成する拡径パイロット
穴42Aを、所定間隔Lで地表40aから所定深さH’
まで複数個掘削する。即ち、展開式掘削機1Bの最小幅
C0の状態にした該展開式掘削機1Bを図5に示すクロ
ーラクレーン30で吊り下げ、泥水を供給しながら、図
12に示す該展開式掘削機1Bの各回転式拡幅切削機1
2、12のツインドラムカッター13、13を回転駆動
させ、揺動用油圧ジャッキ15を矢印G、H方向に突出
後退駆動させて揺動アーム14、14と共にツインドラ
ムカッター13、13を矢印T、U方向に拡幅径C1ま
で揺動させて、更に展開式掘削機1Bの本体2を固定し
ているロータリーテーブル31を回転駆動させて、図1
0(a)に示すように、該本体2を鉛直軸回りに矢印
V、W方向に回転させることにより、拡幅径C1の拡径
パイロット穴42Aを掘削する。そして、拡径パイロッ
ト穴42Aを地盤40を地表から鉛直下方向(矢印B方
向)に地表40aから所定深さH’まで形成する(また
は、拡径パイロット穴42Aは、図4に示すように、ド
リル35をクローラクレーン30で吊り下げ、泥水を供
給しながらロータリーテーブル31を回転駆動させてド
リル35を回転させて掘削しても良い。)。このとき、
掘削土は泥水と共に図5に示すサクションポンプ32で
吸入すると共に、掘削した拡径パイロット穴42Aの周
囲の地盤40を泥水で加圧し、該地盤40が崩落するこ
とを防止する。
【0023】このようにして、必要数の所定深さH’の
拡径パイロット穴42Aを掘削し終えたら、図10
(b)に示すように、これから構築する連続地中壁60
の形状の基準となる地中壁64を構築するために、最上
層にコンクリートを打設するための略円筒形状の溝を形
成する。そこで、まず、最上層に形成する地中壁64を
構築するための略円筒形状の溝を形成するために、展開
式掘削機1Bの最小幅C0の状態にした該展開式掘削機
1Bをそれら拡径パイロット穴42Aに導入する。そし
て、図10(b)に示すように、該掘削機1Bにより円
周方向に複数回(拡径パイロット穴42Aの数に対応す
る。)に分けて同一深さの板状の溝44Aを連結させる
形で掘削し、同一深さの円筒形状の1つの溝44を水平
な周方向に形成する。なお、展開式掘削機1Bによる溝
44の掘削動作は、全ての拡径パイロット穴42Aの掘
削完了を待つことなく、拡径パイロット穴42Aの掘削
動作と並行して同時並行的に行われても良い。
拡径パイロット穴42Aを掘削し終えたら、図10
(b)に示すように、これから構築する連続地中壁60
の形状の基準となる地中壁64を構築するために、最上
層にコンクリートを打設するための略円筒形状の溝を形
成する。そこで、まず、最上層に形成する地中壁64を
構築するための略円筒形状の溝を形成するために、展開
式掘削機1Bの最小幅C0の状態にした該展開式掘削機
1Bをそれら拡径パイロット穴42Aに導入する。そし
て、図10(b)に示すように、該掘削機1Bにより円
周方向に複数回(拡径パイロット穴42Aの数に対応す
る。)に分けて同一深さの板状の溝44Aを連結させる
形で掘削し、同一深さの円筒形状の1つの溝44を水平
な周方向に形成する。なお、展開式掘削機1Bによる溝
44の掘削動作は、全ての拡径パイロット穴42Aの掘
削完了を待つことなく、拡径パイロット穴42Aの掘削
動作と並行して同時並行的に行われても良い。
【0024】以下、溝の掘削動作を詳細に説明すると、
図10(b)に示すように、展開アーム10、10の回
転式切削機20A、20Aを複数個の拡径パイロット穴
42Aのうちの1つの拡径パイロット穴42A(図中中
央)中の所定深さH’の底部に位置決めした後、図14
に示すように、展開アーム10に設けた各回転式拡幅切
削機20Aのツインドラムカッター21A、21Aを回
転駆動させ、回転式拡幅切削機20Aの拡幅用油圧ジャ
ッキ22、22を矢印E方向に突出させると共に、揺動
用油圧ジャッキ23を矢印C、D方向に突出させて拡幅
用油圧ジャッキ22、22及びツインドラムカッター2
1A、21Aを矢印R、S方向に展開アーム10の幅W
2以上に突出するように揺動させて、また、ツインドラ
ムカッター21Aに送泥噴射管11から泥水を供給しつ
つ地盤40を掘削しながら、図10(b)に示すよう
に、展開アーム10、10を単位拡幅溝44Aの幅W1
相当に矢印P方向に展開させて、単位拡幅溝44Aの終
点深さである地表まで鉛直上方向(矢印A方向)に掘削
し、1つの単位拡幅溝44Aを形成する。なお、該掘削
で生じた掘削土は、展開アーム10、10の下方に設け
られた泥水回収装置25により泥水と共に拡径パイロッ
ト穴42A外に排出する。次に、展開式掘削機1Bの最
小幅C0の状態にした該展開式掘削機1Bを、図7に示
すクローラクレーン30で鉛直上方向(矢印A方向)に
吊り揚げ、溝形成による地盤40の崩落を防止するため
に、単位拡幅溝44Aを形成した拡径パイロット穴42
Aの1つおいた新たな拡径パイロット穴42Aに、展開
アーム10、10を引き込んだ状態で展開式掘削機1B
を導入する。そして、前述同様に拡径パイロット穴42
Aの所定深さH’の底部に位置決めした後、再び、回転
式切削機20Aを回転駆動かつ揺動駆動させて地盤40
を掘削しながら、展開アーム10、10を単位拡幅溝4
4Aの幅W1相当に矢印P方向に展開させて、単位拡幅
溝44Aの終点深さである地表まで鉛直上方向(矢印A
方向)に掘削し1つの単位拡幅溝44Aを形成する。こ
のようにして、1つおきの拡径パイロット穴42A毎
に、単位拡幅溝44Aを形成したら、次に、1つおきに
飛ばした、溝を形成していないパイロット穴42Aにつ
いても、同様に、単位拡幅溝44Aを形成して、既に形
成された単位拡幅溝44Aを水平な周方向に連通させて
円筒形状の拡幅溝44を形成する。
図10(b)に示すように、展開アーム10、10の回
転式切削機20A、20Aを複数個の拡径パイロット穴
42Aのうちの1つの拡径パイロット穴42A(図中中
央)中の所定深さH’の底部に位置決めした後、図14
に示すように、展開アーム10に設けた各回転式拡幅切
削機20Aのツインドラムカッター21A、21Aを回
転駆動させ、回転式拡幅切削機20Aの拡幅用油圧ジャ
ッキ22、22を矢印E方向に突出させると共に、揺動
用油圧ジャッキ23を矢印C、D方向に突出させて拡幅
用油圧ジャッキ22、22及びツインドラムカッター2
1A、21Aを矢印R、S方向に展開アーム10の幅W
2以上に突出するように揺動させて、また、ツインドラ
ムカッター21Aに送泥噴射管11から泥水を供給しつ
つ地盤40を掘削しながら、図10(b)に示すよう
に、展開アーム10、10を単位拡幅溝44Aの幅W1
相当に矢印P方向に展開させて、単位拡幅溝44Aの終
点深さである地表まで鉛直上方向(矢印A方向)に掘削
し、1つの単位拡幅溝44Aを形成する。なお、該掘削
で生じた掘削土は、展開アーム10、10の下方に設け
られた泥水回収装置25により泥水と共に拡径パイロッ
ト穴42A外に排出する。次に、展開式掘削機1Bの最
小幅C0の状態にした該展開式掘削機1Bを、図7に示
すクローラクレーン30で鉛直上方向(矢印A方向)に
吊り揚げ、溝形成による地盤40の崩落を防止するため
に、単位拡幅溝44Aを形成した拡径パイロット穴42
Aの1つおいた新たな拡径パイロット穴42Aに、展開
アーム10、10を引き込んだ状態で展開式掘削機1B
を導入する。そして、前述同様に拡径パイロット穴42
Aの所定深さH’の底部に位置決めした後、再び、回転
式切削機20Aを回転駆動かつ揺動駆動させて地盤40
を掘削しながら、展開アーム10、10を単位拡幅溝4
4Aの幅W1相当に矢印P方向に展開させて、単位拡幅
溝44Aの終点深さである地表まで鉛直上方向(矢印A
方向)に掘削し1つの単位拡幅溝44Aを形成する。こ
のようにして、1つおきの拡径パイロット穴42A毎
に、単位拡幅溝44Aを形成したら、次に、1つおきに
飛ばした、溝を形成していないパイロット穴42Aにつ
いても、同様に、単位拡幅溝44Aを形成して、既に形
成された単位拡幅溝44Aを水平な周方向に連通させて
円筒形状の拡幅溝44を形成する。
【0025】次に、図11(a)に示すように、円筒形
状の拡幅溝44内の拡径パイロット穴42Aを掘削した
略同一位置に、基準パイロット穴41を鉛直方向の基準
位置となるように内径C2(C1>C2>C0)の鋼管
等を高精度で位置決めする形で所定間隔Lで複数個設
け、該位置決めした状態でコンクリートを打設し、これ
から構築する連続地中壁60の最上層であり、かつ基準
となる地中壁64を構築する。次に、コンクリートが凝
固した後、再度、展開式掘削機1Bを基準パイロット穴
41に最小幅状態で導入し、図11(b)に示すよう
に、該基準パイロット穴41を位置決めの基準として用
いて地中壁64の下方に拡径パイロット穴42Aを所定
深さまで鉛直下方向にカッタ13により掘削する。その
後、展開アーム10、10の回転式切削機20A、20
Aを該拡径パイロット穴42Aの掘削終了点において、
回転駆動させると共に、展開アーム10の幅W2以上の
拡幅径C1相当に図14矢印R、S方向に揺動駆動させ
てツインドラムカッター21Aに送泥噴射管11から泥
水を供給しつつ地盤40を掘削しながら、展開アーム1
0、10を単位拡幅溝44Aの幅W1相当に矢印P方向
に展開させて、地中壁64の底部64aまで鉛直上方向
(矢印A方向)に掘削し1つの単位拡幅溝44Aを形成
する。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム1
0、10の下方に設けられた泥水回収装置25により泥
水と共に拡径パイロット穴42A外に排出する。以降同
様に、1つおきの拡径パイロット穴42A毎に、単位拡
幅溝44Aを形成したら、次に、1つおきに飛ばした溝
を形成していないパイロット穴42Aについて、単位拡
幅溝44Aを形成して、既に形成された単位拡幅溝44
Aを水平な周方向に連通させて円筒形状の拡幅溝44を
形成する。このように、拡幅溝44を既に形成された高
精度の基準パイロット穴41を基準に構築することによ
り、拡幅溝44を高精度に掘削することが可能となる。
そして、拡幅溝44を形成し終えたら、展開式掘削機1
Bの最小幅C0よりも大きな径を有する内径C2の、基
準パイロット穴41を通過し得る鋼管を基準パイロット
穴41から該形成した拡幅溝44に搬入し、該搬入した
鋼管を基準パイロット穴41を基準に、該基準パイロッ
ト穴41と連通する形で位置決めして基準パイロット穴
41を延長し、その状態でコンクリートを打設し、これ
から構築する連続地中壁60の2番目の地中壁64を地
中壁64のコンクリート打設面と鉛直下方向(矢印B方
向)に接続させる形で構築する。このとき、基準パイロ
ット穴41と連通する鋼管は、2番目の地中壁64の下
に構築する3番目の地中壁64を構築する際の基準パイ
ロット穴41として使用することが可能となる。また、
各地中壁64の基準パイロット穴41を形成する鋼管
は、順次、径を縮小させた形で搬入して使用する。(但
し、展開式掘削機1Bの最小幅C0以上)
状の拡幅溝44内の拡径パイロット穴42Aを掘削した
略同一位置に、基準パイロット穴41を鉛直方向の基準
位置となるように内径C2(C1>C2>C0)の鋼管
等を高精度で位置決めする形で所定間隔Lで複数個設
け、該位置決めした状態でコンクリートを打設し、これ
から構築する連続地中壁60の最上層であり、かつ基準
となる地中壁64を構築する。次に、コンクリートが凝
固した後、再度、展開式掘削機1Bを基準パイロット穴
41に最小幅状態で導入し、図11(b)に示すよう
に、該基準パイロット穴41を位置決めの基準として用
いて地中壁64の下方に拡径パイロット穴42Aを所定
深さまで鉛直下方向にカッタ13により掘削する。その
後、展開アーム10、10の回転式切削機20A、20
Aを該拡径パイロット穴42Aの掘削終了点において、
回転駆動させると共に、展開アーム10の幅W2以上の
拡幅径C1相当に図14矢印R、S方向に揺動駆動させ
てツインドラムカッター21Aに送泥噴射管11から泥
水を供給しつつ地盤40を掘削しながら、展開アーム1
0、10を単位拡幅溝44Aの幅W1相当に矢印P方向
に展開させて、地中壁64の底部64aまで鉛直上方向
(矢印A方向)に掘削し1つの単位拡幅溝44Aを形成
する。なお、該掘削で生じた掘削土は、展開アーム1
0、10の下方に設けられた泥水回収装置25により泥
水と共に拡径パイロット穴42A外に排出する。以降同
様に、1つおきの拡径パイロット穴42A毎に、単位拡
幅溝44Aを形成したら、次に、1つおきに飛ばした溝
を形成していないパイロット穴42Aについて、単位拡
幅溝44Aを形成して、既に形成された単位拡幅溝44
Aを水平な周方向に連通させて円筒形状の拡幅溝44を
形成する。このように、拡幅溝44を既に形成された高
精度の基準パイロット穴41を基準に構築することによ
り、拡幅溝44を高精度に掘削することが可能となる。
そして、拡幅溝44を形成し終えたら、展開式掘削機1
Bの最小幅C0よりも大きな径を有する内径C2の、基
準パイロット穴41を通過し得る鋼管を基準パイロット
穴41から該形成した拡幅溝44に搬入し、該搬入した
鋼管を基準パイロット穴41を基準に、該基準パイロッ
ト穴41と連通する形で位置決めして基準パイロット穴
41を延長し、その状態でコンクリートを打設し、これ
から構築する連続地中壁60の2番目の地中壁64を地
中壁64のコンクリート打設面と鉛直下方向(矢印B方
向)に接続させる形で構築する。このとき、基準パイロ
ット穴41と連通する鋼管は、2番目の地中壁64の下
に構築する3番目の地中壁64を構築する際の基準パイ
ロット穴41として使用することが可能となる。また、
各地中壁64の基準パイロット穴41を形成する鋼管
は、順次、径を縮小させた形で搬入して使用する。(但
し、展開式掘削機1Bの最小幅C0以上)
【0026】以上の作業を繰り返すことにより、これか
ら構築する連続地中壁60を構成する水平方向の各層に
ついて、地表から連続地中壁60の構築深さまで地中壁
64を鉛直下方向に積層させて連続地中壁60を構築す
る。従って、前述の効果に加えて、展開アーム10、1
0を本体2に沿う形に引き込んだ状態の展開式掘削機1
Bの最小幅C0以上に揺動し得る回転式拡幅切削機12
を該掘削機1Bの下方に設けたことにより、当該掘削機
1Bの最小幅C0以上の径を有する拡径パイロット穴4
2Aを掘削することができるので、順次径を縮小させた
鋼管等の鞘管を搬入することができる。また、従来の展
開式掘削機1Bの最小幅C0程度のパイロット穴42に
該掘削機1Bを導入して、それ以上の幅の拡幅溝を形成
することもできる。また、鉛直方向の測量基準位置とな
る精度の高い基準パイロット穴41を設ける形で各地中
壁64を構築し、各基準パイロット穴41を基準として
水平な周方向に連通するように、その下方に板状の溝4
4Aを掘削することにより、各板状の溝は基準パイロッ
ト穴41にガイドされる形で水平な周方向に確実に連通
し1つの円筒形状の溝44を形成する。また、該円筒形
状の溝にコンクリートを打設することにより構築した地
中壁64の直下に、当該地中壁64に形成された基準パ
イロット穴41を基準に該地中壁64と連続する形で新
たな円筒形状の溝を形成し、該新たな円筒形状の溝に地
中壁64を構築することにより、各地中壁64同志は基
準パイロット穴41を基準に正確かつ確実に連続する。
従って、鉛直方向の継目が無く、かつ、各地中壁が上下
に連続した連続地中壁を構築することができるので、最
終的に構築される連続地中壁はシール性及び強度的な信
頼性を向上することができる。なお、上述の実施例にお
いては、これから構築する連続地中壁60を構成する水
平方向の各層について、順次拡径パイロット穴42Aを
掘削し、また、順次径を縮小させた鋼管等の鞘管を基準
パイロット穴41を基準として連結することにより、新
たな基準パイロット穴41とし、地表から連続地中壁6
0の構築深さまで地中壁を鉛直下方向に積層させて連続
地中壁60を構築したが、連続地中壁60の最上層に、
最初に、基準パイロット穴41を設けた後、該基準パイ
ロット穴41を基準として連続地中壁60の構築深さに
対応したパイロット穴42を連続的に掘削し、前述の本
発明による連続地中壁構築方法と同様に連続地中壁60
を構築しても良いことは言及するまでもない。
ら構築する連続地中壁60を構成する水平方向の各層に
ついて、地表から連続地中壁60の構築深さまで地中壁
64を鉛直下方向に積層させて連続地中壁60を構築す
る。従って、前述の効果に加えて、展開アーム10、1
0を本体2に沿う形に引き込んだ状態の展開式掘削機1
Bの最小幅C0以上に揺動し得る回転式拡幅切削機12
を該掘削機1Bの下方に設けたことにより、当該掘削機
1Bの最小幅C0以上の径を有する拡径パイロット穴4
2Aを掘削することができるので、順次径を縮小させた
鋼管等の鞘管を搬入することができる。また、従来の展
開式掘削機1Bの最小幅C0程度のパイロット穴42に
該掘削機1Bを導入して、それ以上の幅の拡幅溝を形成
することもできる。また、鉛直方向の測量基準位置とな
る精度の高い基準パイロット穴41を設ける形で各地中
壁64を構築し、各基準パイロット穴41を基準として
水平な周方向に連通するように、その下方に板状の溝4
4Aを掘削することにより、各板状の溝は基準パイロッ
ト穴41にガイドされる形で水平な周方向に確実に連通
し1つの円筒形状の溝44を形成する。また、該円筒形
状の溝にコンクリートを打設することにより構築した地
中壁64の直下に、当該地中壁64に形成された基準パ
イロット穴41を基準に該地中壁64と連続する形で新
たな円筒形状の溝を形成し、該新たな円筒形状の溝に地
中壁64を構築することにより、各地中壁64同志は基
準パイロット穴41を基準に正確かつ確実に連続する。
従って、鉛直方向の継目が無く、かつ、各地中壁が上下
に連続した連続地中壁を構築することができるので、最
終的に構築される連続地中壁はシール性及び強度的な信
頼性を向上することができる。なお、上述の実施例にお
いては、これから構築する連続地中壁60を構成する水
平方向の各層について、順次拡径パイロット穴42Aを
掘削し、また、順次径を縮小させた鋼管等の鞘管を基準
パイロット穴41を基準として連結することにより、新
たな基準パイロット穴41とし、地表から連続地中壁6
0の構築深さまで地中壁を鉛直下方向に積層させて連続
地中壁60を構築したが、連続地中壁60の最上層に、
最初に、基準パイロット穴41を設けた後、該基準パイ
ロット穴41を基準として連続地中壁60の構築深さに
対応したパイロット穴42を連続的に掘削し、前述の本
発明による連続地中壁構築方法と同様に連続地中壁60
を構築しても良いことは言及するまでもない。
【0027】また、上述の実施例では、展開式掘削機1
Bの本体2と共に回転式拡幅切削機12をロータリーテ
ーブル31で鉛直軸回りに回転(図10(a)中矢印
V、W方向に回転)させることにより、拡径パイロット
穴42Aを掘削したが、回転式拡幅切削機12を鉛直軸
回りに回転させることができればロータリーテーブル3
1を用いなくても良い。更に、上述の実施例では、泥水
回収装置25を展開用ブラケット8の下方(矢印B方
向)に本体2に対して固定的に設けたが、掘り上げる形
で掘削する展開式掘削機1Bにおいては、掘削した底部
に堆積した掘削土を効率良く吸入するために、泥水回収
装置25を本体2に対して移動し得るように設けること
も当然可能である。そこで、本発明による別の連続地中
壁構築方法に用いられる更に別の展開式掘削機1Cは以
下のように構成される。即ち、更に別の展開式掘削機1
Cは、図15に示すように、展開用ブラケット8の下方
(矢印B方向)には、ターンテーブル28が図示しない
駆動装置により鉛直軸CT3回りに矢印V、W方向に回
転駆動自在に設けられており、ターンテーブル28に
は、回転式拡幅切削機12が複数設けられている。即
ち、ターンテーブル28が矢印V、W方向に回転駆動す
ることにより、該ターンテーブル28と共に回転式拡幅
切削機12が矢印V、W方向に回転する。また、本体2
には、掘削土と共に泥水を外部に排出する排水管19が
本体2を貫通する形で設けられており、排水管19は、
本体2に対して本体2の軸心方向、即ち、矢印A、B方
向に相対的に移動駆動自在に設けられている。排水管1
9の一端には、泥水回収装置25が設けられており、泥
水回収装置25には、掘削土と共に泥水を吸入する掘削
土吸入口27が設けられている。また、泥水回収装置2
5は、単位拡幅溝44Aの底部44Aa等の地盤40に
設置される。従って、展開式掘削機1Cの本体2が掘進
に伴い鉛直上方向に上昇した場合、排水管19は移動せ
ず、泥水回収装置25は底部の地盤40に固定された状
態を維持できる。従って、前述の効果に加えて、回転式
拡幅切削機12のみを鉛直軸CT3回りに回転させるこ
とにより、本発明による掘削機1Cの最小幅C0以上の
径を有する拡径パイロット穴42Aを掘削することがで
きる。また、泥水回収装置25を単位拡幅溝44Aの底
部44Aa等の地盤40に設置したことにより、掘り上
げる形で掘削することにより底部44Aaに堆積した掘
削土を確実に吸入することができる。更に、掘削機1C
の最小幅C0程度の径のパイロット穴に該掘削機1Cを
導入後、図16に示すように、ターンテーブル28を旋
回させて回転式拡幅切削機12を展開アーム10、10
に設けられた回転式拡幅掘削機20Aと同方向に揺動駆
動する位置に設定した状態で、展開アーム10に設けら
れた各回転式拡幅切削機20Aと共に、各回転式拡幅切
削機12を回転駆動かつ揺動駆動させ、展開アーム10
を展開させながら掘削することにより、展開アーム10
幅以上の拡幅溝を1回の掘削で形成することができる。
Bの本体2と共に回転式拡幅切削機12をロータリーテ
ーブル31で鉛直軸回りに回転(図10(a)中矢印
V、W方向に回転)させることにより、拡径パイロット
穴42Aを掘削したが、回転式拡幅切削機12を鉛直軸
回りに回転させることができればロータリーテーブル3
1を用いなくても良い。更に、上述の実施例では、泥水
回収装置25を展開用ブラケット8の下方(矢印B方
向)に本体2に対して固定的に設けたが、掘り上げる形
で掘削する展開式掘削機1Bにおいては、掘削した底部
に堆積した掘削土を効率良く吸入するために、泥水回収
装置25を本体2に対して移動し得るように設けること
も当然可能である。そこで、本発明による別の連続地中
壁構築方法に用いられる更に別の展開式掘削機1Cは以
下のように構成される。即ち、更に別の展開式掘削機1
Cは、図15に示すように、展開用ブラケット8の下方
(矢印B方向)には、ターンテーブル28が図示しない
駆動装置により鉛直軸CT3回りに矢印V、W方向に回
転駆動自在に設けられており、ターンテーブル28に
は、回転式拡幅切削機12が複数設けられている。即
ち、ターンテーブル28が矢印V、W方向に回転駆動す
ることにより、該ターンテーブル28と共に回転式拡幅
切削機12が矢印V、W方向に回転する。また、本体2
には、掘削土と共に泥水を外部に排出する排水管19が
本体2を貫通する形で設けられており、排水管19は、
本体2に対して本体2の軸心方向、即ち、矢印A、B方
向に相対的に移動駆動自在に設けられている。排水管1
9の一端には、泥水回収装置25が設けられており、泥
水回収装置25には、掘削土と共に泥水を吸入する掘削
土吸入口27が設けられている。また、泥水回収装置2
5は、単位拡幅溝44Aの底部44Aa等の地盤40に
設置される。従って、展開式掘削機1Cの本体2が掘進
に伴い鉛直上方向に上昇した場合、排水管19は移動せ
ず、泥水回収装置25は底部の地盤40に固定された状
態を維持できる。従って、前述の効果に加えて、回転式
拡幅切削機12のみを鉛直軸CT3回りに回転させるこ
とにより、本発明による掘削機1Cの最小幅C0以上の
径を有する拡径パイロット穴42Aを掘削することがで
きる。また、泥水回収装置25を単位拡幅溝44Aの底
部44Aa等の地盤40に設置したことにより、掘り上
げる形で掘削することにより底部44Aaに堆積した掘
削土を確実に吸入することができる。更に、掘削機1C
の最小幅C0程度の径のパイロット穴に該掘削機1Cを
導入後、図16に示すように、ターンテーブル28を旋
回させて回転式拡幅切削機12を展開アーム10、10
に設けられた回転式拡幅掘削機20Aと同方向に揺動駆
動する位置に設定した状態で、展開アーム10に設けら
れた各回転式拡幅切削機20Aと共に、各回転式拡幅切
削機12を回転駆動かつ揺動駆動させ、展開アーム10
を展開させながら掘削することにより、展開アーム10
幅以上の拡幅溝を1回の掘削で形成することができる。
【0028】また、上述の実施例では、展開式掘削機
1、1A、1B、1Cにおいて、展開アーム10の片面
のみに回転式切削機20、回転式拡幅切削機20A等の
切削機を設けたが、例えば、図17に示すように、展開
アーム10の両面に回転式拡幅切削機20Aを設けるこ
とにより、該展開式掘削機をパイロット穴42、拡径パ
イロット穴42A等のパイロット穴に導入後、上方から
でも下方からでも溝を掘削することができる。
1、1A、1B、1Cにおいて、展開アーム10の片面
のみに回転式切削機20、回転式拡幅切削機20A等の
切削機を設けたが、例えば、図17に示すように、展開
アーム10の両面に回転式拡幅切削機20Aを設けるこ
とにより、該展開式掘削機をパイロット穴42、拡径パ
イロット穴42A等のパイロット穴に導入後、上方から
でも下方からでも溝を掘削することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内、第1
の発明は、地盤40に、パイロット穴42を、構築すべ
き連続地中壁60の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、
前記各パイロット穴42毎に、単位第1地中壁構築溝6
5A、単位第1地中壁構築溝65B、単位第1地中壁構
築溝65C、単位第1地中壁構築溝65D、単位第1地
中壁構築溝65E等の単位地中壁構築溝を前記連続地中
壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築
溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連続地中壁
の最下部に1つの第1地中壁構築溝65等の地中壁構築
溝を形成し、該地中壁構築溝にコンクリートを打設して
周方向に連続した第1地中壁61等の単位地中壁を前記
連続地中壁の最下部を構成する形で構築し、直前のステ
ップで構築された単位地中壁の直上の該単位地中壁と連
続する位置に、単位第2地中壁構築溝66A、単位第2
地中壁構築溝66B、単位第2地中壁構築溝66C、単
位第2地中壁構築溝66D、単位第2地中壁構築溝66
E等の単位地中壁構築溝を前記構築すべき連続地中壁の
周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同
志を周方向に連通させて前記直前のステップで構築され
た単位地中壁上に1つの第2地中壁構築溝66等の地中
壁構築溝を形成する第1ステップ、前記第1ステップで
形成された地中壁構築溝に、コンクリートを打設して周
方向に連続した第2地中壁62等の単位地中壁を前記連
続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、
前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構築される。
の発明は、地盤40に、パイロット穴42を、構築すべ
き連続地中壁60の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、
前記各パイロット穴42毎に、単位第1地中壁構築溝6
5A、単位第1地中壁構築溝65B、単位第1地中壁構
築溝65C、単位第1地中壁構築溝65D、単位第1地
中壁構築溝65E等の単位地中壁構築溝を前記連続地中
壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築
溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連続地中壁
の最下部に1つの第1地中壁構築溝65等の地中壁構築
溝を形成し、該地中壁構築溝にコンクリートを打設して
周方向に連続した第1地中壁61等の単位地中壁を前記
連続地中壁の最下部を構成する形で構築し、直前のステ
ップで構築された単位地中壁の直上の該単位地中壁と連
続する位置に、単位第2地中壁構築溝66A、単位第2
地中壁構築溝66B、単位第2地中壁構築溝66C、単
位第2地中壁構築溝66D、単位第2地中壁構築溝66
E等の単位地中壁構築溝を前記構築すべき連続地中壁の
周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同
志を周方向に連通させて前記直前のステップで構築され
た単位地中壁上に1つの第2地中壁構築溝66等の地中
壁構築溝を形成する第1ステップ、前記第1ステップで
形成された地中壁構築溝に、コンクリートを打設して周
方向に連続した第2地中壁62等の単位地中壁を前記連
続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、
前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構築される。
【0030】また、本発明の内、第2の発明は、地盤4
0に、パイロット穴42を構築すべき連続地中壁60の
形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、前記各パイロット穴
毎に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形
状に沿う形で形成し、かつ、該単位地中壁構築溝同志を
周方向に連通させて前記連続地中壁の最上部に1つの地
中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝にコンクリートを
打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁
の最上部を構成する形で構築し、直前のステップで構築
された単位地中壁の直下の該単位地中壁と連続する位置
に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形状
に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に
連通させて前記直前のステップで構築された単位地中壁
下に1つの地中壁構築溝を形成する第1ステップ、前記
第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンクリー
トを打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地
中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、前記
第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行して、前
記連続地中壁を構築するようにして構成される。
0に、パイロット穴42を構築すべき連続地中壁60の
形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、前記各パイロット穴
毎に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形
状に沿う形で形成し、かつ、該単位地中壁構築溝同志を
周方向に連通させて前記連続地中壁の最上部に1つの地
中壁構築溝を形成し、該地中壁構築溝にコンクリートを
打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁
の最上部を構成する形で構築し、直前のステップで構築
された単位地中壁の直下の該単位地中壁と連続する位置
に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形状
に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に
連通させて前記直前のステップで構築された単位地中壁
下に1つの地中壁構築溝を形成する第1ステップ、前記
第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンクリー
トを打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連続地
中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、前記
第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行して、前
記連続地中壁を構築するようにして構成される。
【0031】従って、第1及び第2の発明は、これから
構築する連続地中壁を水平方向の複数の層に小分割し
て、各層毎に、板状の単位地中壁構築溝を水平な周方向
に連通するように掘削して1つの円筒形状の地中壁構築
溝を形成し、単位地中壁を構築することにより、同一の
掘削地盤が泥水に晒される時間は最大でも単位地中壁構
築溝の高さの円筒形状の溝が形成される間のみとするこ
とができる。従って、地表から鉛直方向に連続地中壁の
構築深さまで単一の板状の溝を一気に掘削して1つの板
状の地中壁構築溝を形成し、更にそれ等の溝を周方向に
連通させて円筒形状の溝を一気に掘削して単位地中壁を
構築する従来の方法よりも、掘削した溝の周囲の同一個
所の地盤が泥水に晒される時間を大幅に短縮することが
できるので、該掘削した溝周囲の地盤の崩落が極力防止
される。また、各パイロット穴42を基準として水平な
周方向に連通するように、隣接する板状の単位地中壁構
築溝を掘削することにより、各板状の単位地中壁構築溝
は各パイロット穴42を基準に水平な周方向に確実に連
通し1つの円筒形状の地中壁構築溝を形成することがで
きる。また、該円筒形状の地中壁構築溝に構築した単位
地中壁の直上又は直下に同一のパイロット穴42を基準
に該単位地中壁と連続する形で新たな円筒形状の地中壁
構築溝を形成し、該新たな円筒形状の地中壁構築溝に単
位地中壁を構築することにより、各単位地中壁同志はパ
イロット穴42を基準として確実に連続する。従って、
鉛直方向の継目が無く、かつ、各単位地中壁が上下に連
続した連続地中壁を高精度に構築することができるの
で、最終的に構築される連続地中壁はシール性及び強度
的な信頼性を向上することができる。
構築する連続地中壁を水平方向の複数の層に小分割し
て、各層毎に、板状の単位地中壁構築溝を水平な周方向
に連通するように掘削して1つの円筒形状の地中壁構築
溝を形成し、単位地中壁を構築することにより、同一の
掘削地盤が泥水に晒される時間は最大でも単位地中壁構
築溝の高さの円筒形状の溝が形成される間のみとするこ
とができる。従って、地表から鉛直方向に連続地中壁の
構築深さまで単一の板状の溝を一気に掘削して1つの板
状の地中壁構築溝を形成し、更にそれ等の溝を周方向に
連通させて円筒形状の溝を一気に掘削して単位地中壁を
構築する従来の方法よりも、掘削した溝の周囲の同一個
所の地盤が泥水に晒される時間を大幅に短縮することが
できるので、該掘削した溝周囲の地盤の崩落が極力防止
される。また、各パイロット穴42を基準として水平な
周方向に連通するように、隣接する板状の単位地中壁構
築溝を掘削することにより、各板状の単位地中壁構築溝
は各パイロット穴42を基準に水平な周方向に確実に連
通し1つの円筒形状の地中壁構築溝を形成することがで
きる。また、該円筒形状の地中壁構築溝に構築した単位
地中壁の直上又は直下に同一のパイロット穴42を基準
に該単位地中壁と連続する形で新たな円筒形状の地中壁
構築溝を形成し、該新たな円筒形状の地中壁構築溝に単
位地中壁を構築することにより、各単位地中壁同志はパ
イロット穴42を基準として確実に連続する。従って、
鉛直方向の継目が無く、かつ、各単位地中壁が上下に連
続した連続地中壁を高精度に構築することができるの
で、最終的に構築される連続地中壁はシール性及び強度
的な信頼性を向上することができる。
【0032】更に、本発明の内、第3の発明は、地盤4
0に、拡径パイロット穴42A等の第1のパイロット穴
を、構築すべき連続地中壁60の形状に沿う形で地表4
0aから鉛直方向に掘削し、前記記各第1のパイロット
穴毎に、単位拡幅溝44A等の単位地中壁構築溝を前記
連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁の
最上部に1つの拡幅溝44等の地中壁構築溝を形成し、
該地中壁構築溝に前記連続地中壁60の形状の基準とな
る基準パイロット穴41等の第2のパイロット穴を形成
する形でコンクリートを打設して周方向に連続した地中
壁64等の単位地中壁を前記連続地中壁の最上部を構成
する形で構築し、既に形成された第2のパイロット穴を
基準に新たな第1のパイロット穴を前記既に形成された
第2のパイロット穴に連通する形で形成する第1ステッ
プ、直前に構築された単位地中壁の直下の該単位地中壁
と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁
の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝
同志を周方向に連通させて前記直前に構築された単位地
中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第2ステップ、
前記第2ステップで形成された地中壁構築溝に、既に形
成された第2のパイロット穴を基準に新たな第2のパイ
ロット穴を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1部を構成す
る形で構築する第3ステップ、前記第1ステップ、第2
ステップ及び第3ステップを1回以上実行して、前記連
続地中壁を構築するようにして構成したので、
0に、拡径パイロット穴42A等の第1のパイロット穴
を、構築すべき連続地中壁60の形状に沿う形で地表4
0aから鉛直方向に掘削し、前記記各第1のパイロット
穴毎に、単位拡幅溝44A等の単位地中壁構築溝を前記
連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地
中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁の
最上部に1つの拡幅溝44等の地中壁構築溝を形成し、
該地中壁構築溝に前記連続地中壁60の形状の基準とな
る基準パイロット穴41等の第2のパイロット穴を形成
する形でコンクリートを打設して周方向に連続した地中
壁64等の単位地中壁を前記連続地中壁の最上部を構成
する形で構築し、既に形成された第2のパイロット穴を
基準に新たな第1のパイロット穴を前記既に形成された
第2のパイロット穴に連通する形で形成する第1ステッ
プ、直前に構築された単位地中壁の直下の該単位地中壁
と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続地中壁
の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁構築溝
同志を周方向に連通させて前記直前に構築された単位地
中壁下に1つの地中壁構築溝を形成する第2ステップ、
前記第2ステップで形成された地中壁構築溝に、既に形
成された第2のパイロット穴を基準に新たな第2のパイ
ロット穴を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1部を構成す
る形で構築する第3ステップ、前記第1ステップ、第2
ステップ及び第3ステップを1回以上実行して、前記連
続地中壁を構築するようにして構成したので、
【0033】前述の効果に加えて、これから構築する連
続地中壁60の形状の基準となる第2のパイロット穴を
単位地中壁中に形成することにより、該第2のパイロッ
ト穴を基準として精度良く鉛直下方向に掘進することが
できるので、鉛直方向の掘削誤差が小さくなリ、単位地
中壁同志の継目のシール性及び強度の信頼性を更に向上
することができる。
続地中壁60の形状の基準となる第2のパイロット穴を
単位地中壁中に形成することにより、該第2のパイロッ
ト穴を基準として精度良く鉛直下方向に掘進することが
できるので、鉛直方向の掘削誤差が小さくなリ、単位地
中壁同志の継目のシール性及び強度の信頼性を更に向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による連続地中壁構築方法によ
り連続地中壁を構築する一実施例を示す側方断面の模式
図であり、(a)は、図8に示した展開式掘削機を導入
するためのパイロット穴を掘削する一実施例を示す模式
図である。(b)は、図8に示した展開式掘削機を展開
して溝の掘削を開始した一実施例を示す模式図である。
り連続地中壁を構築する一実施例を示す側方断面の模式
図であり、(a)は、図8に示した展開式掘削機を導入
するためのパイロット穴を掘削する一実施例を示す模式
図である。(b)は、図8に示した展開式掘削機を展開
して溝の掘削を開始した一実施例を示す模式図である。
【図2】図2は、図1に続く図であり、本発明による連
続地中壁構築方法により連続地中壁を構築する一実施例
を示す側方断面の模式図であり、(a)は、図1(b)
の作業を繰返して形成された第1地中壁構築溝にコンク
リートを打設する一実施例を示す模式図である。(b)
は、図2(a)で構築された第1地中壁の上方に、図8
に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を開始した一
実施例を示す模式図である。
続地中壁構築方法により連続地中壁を構築する一実施例
を示す側方断面の模式図であり、(a)は、図1(b)
の作業を繰返して形成された第1地中壁構築溝にコンク
リートを打設する一実施例を示す模式図である。(b)
は、図2(a)で構築された第1地中壁の上方に、図8
に示した展開式掘削機を展開して溝の掘削を開始した一
実施例を示す模式図である。
【図3】図3は、図2に続く図であり、連続地中壁が完
成したところを示す模式図である。
成したところを示す模式図である。
【図4】図4は、図1乃至図3に示した連続地中壁構築
方法に用いる展開式掘削機の使用例を示す図であり、図
8に示した展開式掘削機を導入するためのパイロット穴
を掘削する一実施例を示す破断側面図である。
方法に用いる展開式掘削機の使用例を示す図であり、図
8に示した展開式掘削機を導入するためのパイロット穴
を掘削する一実施例を示す破断側面図である。
【図5】図5は、図4に続く図であり、図8に示した展
開式掘削機をパイロット穴に導入した一実施例を示す破
断側面図である。
開式掘削機をパイロット穴に導入した一実施例を示す破
断側面図である。
【図6】図6は、図5に続く図であり、図8に示した展
開式掘削機を展開して溝の掘削を開始した一実施例を示
す破断側面図である。
開式掘削機を展開して溝の掘削を開始した一実施例を示
す破断側面図である。
【図7】図7は、図6に続く図であり、図8に示した展
開式掘削機を展開して溝の掘削を終了した一実施例を示
す破断側面図である。
開式掘削機を展開して溝の掘削を終了した一実施例を示
す破断側面図である。
【図8】図8は、本発明による連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の一実施例を示す図である。
いる展開式掘削機の一実施例を示す図である。
【図9】図9は、本発明による連続地中壁構築方法に用
いる展開式掘削機の別の例を示す図である。
いる展開式掘削機の別の例を示す図である。
【図10】図10は、本発明による連続地中壁構築方法
により連続地中壁を構築する別の実施例を示す側方断面
の模式図であり、(a)は、図12に示した展開式掘削
機を導入するためのパイロット穴を掘削する一実施例を
示す模式図である。(b)は、これから構築する連続地
中壁の最上層に、図12に示した展開式掘削機を展開し
て溝の掘削を開始した一実施例を示す模式図である。
により連続地中壁を構築する別の実施例を示す側方断面
の模式図であり、(a)は、図12に示した展開式掘削
機を導入するためのパイロット穴を掘削する一実施例を
示す模式図である。(b)は、これから構築する連続地
中壁の最上層に、図12に示した展開式掘削機を展開し
て溝の掘削を開始した一実施例を示す模式図である。
【図11】図11は、図10に続く図であり、本発明に
よる連続地中壁構築方法により連続地中壁を構築する別
の実施例を示す側方断面の模式図であり、(a)は、図
10(b)の作業が完了した後、基準地中壁構築溝にコ
ンクリートを打設する一実施例を示す模式図である。
(b)は、基準地中壁構築後、再び図12に示した展開
式掘削機によりパイロット穴を形成した後、該掘削機を
展開して次の溝の掘削を開始した一実施例を示す模式図
であるる。
よる連続地中壁構築方法により連続地中壁を構築する別
の実施例を示す側方断面の模式図であり、(a)は、図
10(b)の作業が完了した後、基準地中壁構築溝にコ
ンクリートを打設する一実施例を示す模式図である。
(b)は、基準地中壁構築後、再び図12に示した展開
式掘削機によりパイロット穴を形成した後、該掘削機を
展開して次の溝の掘削を開始した一実施例を示す模式図
であるる。
【図12】図12は、本発明による連続地中壁構築方法
に用いる展開式掘削機の更に別の例を示す図である。
に用いる展開式掘削機の更に別の例を示す図である。
【図13】図13は、図12に示した展開式掘削機のV
II−VII断面の断面図である。
II−VII断面の断面図である。
【図14】図14は、図13に示した展開式掘削機のV
III−VIII断面の断面図である。
III−VIII断面の断面図である。
【図15】図15は、本発明による連続地中壁構築方法
に用いる展開式掘削機の更に別の例を示す図である。
に用いる展開式掘削機の更に別の例を示す図である。
【図16】図16は、図15に示した展開式掘削機のX
−X断面の断面図である。
−X断面の断面図である。
【図17】図17は、本発明による連続地中壁構築方法
に用いる更に別の展開式掘削機に適用する回転式切削機
の例を示す側面図である。
に用いる更に別の展開式掘削機に適用する回転式切削機
の例を示す側面図である。
【符号の説明】 40……地盤 40a……地表 41……第2のパイロット穴(基準パイロット穴) 42……パイロット穴 42A……第1のパイロット穴(拡径パイロット穴) 44……地中壁構築溝(拡幅溝) 44A……単位地中壁構築溝(単位拡幅溝) 60……連続地中壁 61……単位地中壁(第1地中壁構築溝) 62……単位地中壁(第2地中壁構築溝) 65……地中壁構築溝(第1地中壁構築溝) 65A……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 65B……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 65C……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 65D……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 65E……単位地中壁構築溝(単位第1地中壁構築溝) 66……地中壁構築溝(第2地中壁構築溝) 66A……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝) 66B……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝) 66C……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝) 66D……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝) 66E……単位地中壁構築溝(単位第2地中壁構築溝)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図14】
【図11】
【図12】
【図15】
【図13】
【図16】
【図17】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 正夫 千葉県我孫子市若松131−7 (72)発明者 久野 了史 千葉県習志野市大久保2−4−5 エスポ アール202
Claims (3)
- 【請求項1】 地盤に、パイロット穴を、構築すべき連
続地中壁の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、 前記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築溝を前記連続
地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位地中壁
構築溝同志を周方向に連通させて前記構築すべき連続地
中壁の最下部に1つの地中壁構築溝を形成し、 該地中壁構築溝にコンクリートを打設して周方向に連続
した単位地中壁を前記連続地中壁の最下部を構成する形
で構築し、 直前のステップで構築された単位地中壁の直上の該単位
地中壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記構築
すべき連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該
単位地中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記直前の
ステップで構築された単位地中壁上に1つの地中壁構築
溝を形成する第1ステップ、 前記第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンク
リートを打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連
続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、 前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構成した連続
地中壁構築方法。 - 【請求項2】 地盤に、パイロット穴を、構築すべき連
続地中壁の形状に沿う形で鉛直方向に掘削し、 前記各パイロット穴毎に、単位地中壁構築溝を前記連続
地中壁の周方向の形状に沿う形で形成し、かつ、該単位
地中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁
の最上部に1つの地中壁構築溝を形成し、 該地中壁構築溝にコンクリートを打設して周方向に連続
した単位地中壁を前記連続地中壁の最上部を構成する形
で構築し、 直前のステップで構築された単位地中壁の直下の該単位
地中壁と連続する位置に、単位地中壁構築溝を前記連続
地中壁の周方向の形状に沿う形で、 かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に連通させて前
記直前のステップで構築された単位地中壁下に1つの地
中壁構築溝を形成する第1ステップ、 前記第1ステップで形成された地中壁構築溝に、コンク
リートを打設して周方向に連続した単位地中壁を前記連
続地中壁の1部を構成する形で構築する第2ステップ、 前記第1ステップ及び第2ステップを1回以上実行し
て、前記連続地中壁を構築するようにして構成した連続
地中壁構築方法。 - 【請求項3】 地盤に、第1のパイロット穴を、構築す
べき連続地中壁の形状に沿う形で地表から鉛直方向に掘
削し、 前記各第1のパイロット穴毎に、単位地中壁構築溝を前
記連続地中壁の周方向の形状に沿う形で、かつ、該単位
地中壁構築溝同志を周方向に連通させて前記連続地中壁
の最上部に1つの地中壁構築溝を形成し、 該地中壁構築溝に前記連続地中壁の形状の基準となる第
2のパイロット穴を形成する形でコンクリートを打設し
て周方向に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の最上
部を構成する形で構築し、 既に形成された第2のパイロット穴を基準に新たな第1
のパイロット穴を前記既に形成された第2のパイロット
穴に連通する形で形成する第1ステップ、 直前に構築された単位地中壁の直下の該単位地中壁と連
続する位置に、 単位地中壁構築溝を前記連続地中壁の周方向の形状に沿
う形で、かつ、該単位地中壁構築溝同志を周方向に連通
させて前記直前に構築された単位地中壁下に1つの地中
壁構築溝を形成する第2ステップ、 前記第2ステップで形成された地中壁構築溝に、既に形
成された第2のパイロット穴を基準に新たな第2のパイ
ロット穴を形成する形でコンクリートを打設して周方向
に連続した単位地中壁を前記連続地中壁の1部を構成す
る形で構築する第3ステップ、 前記第1ステップ、第2ステップ及び第3ステップを1
回以上実行して、前記連続地中壁を構築するようにして
構成した連続地中壁構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30256991A JPH05118031A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 連続地中壁構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30256991A JPH05118031A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 連続地中壁構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05118031A true JPH05118031A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17910562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30256991A Pending JPH05118031A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 連続地中壁構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05118031A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040040791A (ko) * | 2002-11-08 | 2004-05-13 | 정성필 | 지반 개량용 슈를 이용한 앵커공법 |
| CN115717403A (zh) * | 2022-10-21 | 2023-02-28 | 上海渊水环境科技有限公司 | 一种钻铣结合的成槽施工装置及其施工方法 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP30256991A patent/JPH05118031A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040040791A (ko) * | 2002-11-08 | 2004-05-13 | 정성필 | 지반 개량용 슈를 이용한 앵커공법 |
| CN115717403A (zh) * | 2022-10-21 | 2023-02-28 | 上海渊水环境科技有限公司 | 一种钻铣结合的成槽施工装置及其施工方法 |
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