JPH05121167A - 電波シール装置 - Google Patents
電波シール装置Info
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- JPH05121167A JPH05121167A JP3282646A JP28264691A JPH05121167A JP H05121167 A JPH05121167 A JP H05121167A JP 3282646 A JP3282646 A JP 3282646A JP 28264691 A JP28264691 A JP 28264691A JP H05121167 A JPH05121167 A JP H05121167A
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- concave groove
- sealing device
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- wave absorber
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/76—Prevention of microwave leakage, e.g. door sealings
- H05B6/763—Microwave radiation seals for doors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子レンジなどの高周波機器の電波を遮蔽す
る電波シール装置において、簡単で小型の電波シール装
置を提供する。 【構成】 電波が内部に供給されかつ開口部を有する導
体材の本体1と、開口部を開閉自在に覆う導体材のドア
2からなる高周波機器の電波シール装置において、本体
1とドア2とが対向する部分の少なくとも一方に凹状溝
3を設け、その凹状溝3の少なくとも1つの壁面4に複
数のスリット5を設け、凹状溝3の外側壁4の上部に内
側壁の上部の上面と平行でかつその高さより低いエッジ
7を設け、凹状溝3およびエッジ7を覆う電波吸収体6
を設けた構成とする。
る電波シール装置において、簡単で小型の電波シール装
置を提供する。 【構成】 電波が内部に供給されかつ開口部を有する導
体材の本体1と、開口部を開閉自在に覆う導体材のドア
2からなる高周波機器の電波シール装置において、本体
1とドア2とが対向する部分の少なくとも一方に凹状溝
3を設け、その凹状溝3の少なくとも1つの壁面4に複
数のスリット5を設け、凹状溝3の外側壁4の上部に内
側壁の上部の上面と平行でかつその高さより低いエッジ
7を設け、凹状溝3およびエッジ7を覆う電波吸収体6
を設けた構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波電波を遮蔽する
電波シール装置に関し、特に電子レンジのように開閉自
在のドアを有する高周波機器の電波シール装置に関す
る。
電波シール装置に関し、特に電子レンジのように開閉自
在のドアを有する高周波機器の電波シール装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電波シール装置(たとえ
ば、米国特許第3,182,164号明細書)は図7に
示すような構成であった。以下、その構成について説明
する。
ば、米国特許第3,182,164号明細書)は図7に
示すような構成であった。以下、その構成について説明
する。
【0003】図において、8は電子レンジの本体であ
り、この本体8の開口部9を開閉自在に覆い、取手10
を有するドア11が設けられている。このドア11の周
縁部には本体8側に向いて開口した隙間部12を有する
空洞のチョーク部13が形成されている。このチョーク
部13の奥行L1 は、使用される高周波の波長の実質的
に4分の1波長に設計されている。この場合、ドア11
のチョーク部13の幅は4分の1波長以上必要である。
すなわち、従来電子レンジで使用されている電磁波の周
波数は、2450MHzであるので4分の1波長は約30
mmとなる。この長さのチョーク部13と対向させるため
に、本体8の開口部9に形成した周縁部14の厚さL2
は4分の1波長より大きい値となる。したがって、本体
8の開口部9の有効大きさは周縁部14の分だけ小さく
なる。
り、この本体8の開口部9を開閉自在に覆い、取手10
を有するドア11が設けられている。このドア11の周
縁部には本体8側に向いて開口した隙間部12を有する
空洞のチョーク部13が形成されている。このチョーク
部13の奥行L1 は、使用される高周波の波長の実質的
に4分の1波長に設計されている。この場合、ドア11
のチョーク部13の幅は4分の1波長以上必要である。
すなわち、従来電子レンジで使用されている電磁波の周
波数は、2450MHzであるので4分の1波長は約30
mmとなる。この長さのチョーク部13と対向させるため
に、本体8の開口部9に形成した周縁部14の厚さL2
は4分の1波長より大きい値となる。したがって、本体
8の開口部9の有効大きさは周縁部14の分だけ小さく
なる。
【0004】上述のとおり従来のチョーク部13は4分
の1波長の深さとして高周波を減衰させるという技術思
想に基づいている。すなわち、チョーク部13の特性イ
ンピーダンスをZ0 、深さをLとし、終端部を短絡した
ときにチョーク部13の開口部でのインピーダンスZIN
は、式(1)に示されるようになる。
の1波長の深さとして高周波を減衰させるという技術思
想に基づいている。すなわち、チョーク部13の特性イ
ンピーダンスをZ0 、深さをLとし、終端部を短絡した
ときにチョーク部13の開口部でのインピーダンスZIN
は、式(1)に示されるようになる。
【0005】 ZIN=jZ0 tan(2πL/λ0 )…………(1) (λ0 は自由空間波長)チョーク方式の電波減衰手段
は、チョーク部13の深さLを4分の1波長に選定する
ことにより、式(2)に示すように、インピーダンスZ
INを無限大にして達成するという原理に基づいている。
は、チョーク部13の深さLを4分の1波長に選定する
ことにより、式(2)に示すように、インピーダンスZ
INを無限大にして達成するという原理に基づいている。
【0006】 |ZIN|=Z0 tan(π/2)=∞…………(2) 以下、図8を用いて理論的に説明する。ここで説明の都
合上、図8のように凹状溝15の深さ方向をZ軸、本体
8内からドア11の隙間を通って本体外へ向かう方向を
Y軸、凹状溝15の長手方向にX軸を取ることとする。
合上、図8のように凹状溝15の深さ方向をZ軸、本体
8内からドア11の隙間を通って本体外へ向かう方向を
Y軸、凹状溝15の長手方向にX軸を取ることとする。
【0007】チョーク方式は周知の4分の1波長インピ
ーダンス変換原理に基づくものである。すなわち、凹状
溝15の特性インピーダンスをZ0C、凹状溝15の深さ
をl C とし本体8から凹状溝15に至る漏波路16の特
性インピーダンスをZ0P、漏波路16の長さをlP 、使
用波長をλとしたときに、図8のように凹状溝15の底
Cの短絡インピーダンスZC は零であるので、凹状溝1
5の開口部Bから底Cを見たインピーダンスZB は、式
(3)に示すようになる。
ーダンス変換原理に基づくものである。すなわち、凹状
溝15の特性インピーダンスをZ0C、凹状溝15の深さ
をl C とし本体8から凹状溝15に至る漏波路16の特
性インピーダンスをZ0P、漏波路16の長さをlP 、使
用波長をλとしたときに、図8のように凹状溝15の底
Cの短絡インピーダンスZC は零であるので、凹状溝1
5の開口部Bから底Cを見たインピーダンスZB は、式
(3)に示すようになる。
【0008】 ZB =jZ0Ctan(2πlC /λ)…………(3) ここで、 lC =λ/4 と選ぶことにより、 |ZB |=∞ と変換できる。
【0009】この開口部BのインピーダンスZB を線路
始点A部でみたときのインピーダンスZA は式(4)と
なる。
始点A部でみたときのインピーダンスZA は式(4)と
なる。
【0010】 ZA =−jZ0P/tan(2πlP /λ)…………(4) ここで、 lP =λ/4 と選ぶことにより |ZA |=0 と変換できる。
【0011】凹状溝15の底部Cでの短絡状態が4分の
1波長インピーダンス変換原理をたくみに利用すること
で線路始点に現出することにより電波シール装置として
実用化しているものである。
1波長インピーダンス変換原理をたくみに利用すること
で線路始点に現出することにより電波シール装置として
実用化しているものである。
【0012】漏波路16や凹状溝15に誘電率εr の誘
電体を装荷することにより誘電体内での波長λ' は自由
空間波長λの(εr )1/2倍になり、誘電率εr 、透磁
率μ r の磁性体を装荷することにより磁性体内での波長
λ' は自由空間波長λの(ε r ×μr )1/2倍になる
が、4分の1波長(λ' /4)インピーダンス原理を用
いることにより同様の効果を得られる。図8で説明する
と、Z軸方向に凹状溝15の深さを4分の1波長にする
とY軸方向への電波漏洩が抑えられるというものであ
る。また、従来、凹状溝15の壁面にスリットを設け、
X方向の電波伝搬成分を低減する方法もあった。
電体を装荷することにより誘電体内での波長λ' は自由
空間波長λの(εr )1/2倍になり、誘電率εr 、透磁
率μ r の磁性体を装荷することにより磁性体内での波長
λ' は自由空間波長λの(ε r ×μr )1/2倍になる
が、4分の1波長(λ' /4)インピーダンス原理を用
いることにより同様の効果を得られる。図8で説明する
と、Z軸方向に凹状溝15の深さを4分の1波長にする
とY軸方向への電波漏洩が抑えられるというものであ
る。また、従来、凹状溝15の壁面にスリットを設け、
X方向の電波伝搬成分を低減する方法もあった。
【0013】つぎに、他の従来例として図9に示すもの
がある。これは4分の1波長凹状溝17と電波吸収体1
8を組合せた電波シール装置である。ただし、この場合
にはチョーク構造の長手方向(X方向)に伝搬する電波
は規制されておらず、電波吸収体18で吸収されてい
る。
がある。これは4分の1波長凹状溝17と電波吸収体1
8を組合せた電波シール装置である。ただし、この場合
にはチョーク構造の長手方向(X方向)に伝搬する電波
は規制されておらず、電波吸収体18で吸収されてい
る。
【0014】さらに、別の従来例(たとえば、実公昭5
6−16068号公報)として、図10に示すように凹
状溝19を設け、凹状溝19の外側に電波吸収体20を
設けたものがある。これも4分の1波長を達成して電波
を減衰させ、さらに電波吸収体20で凹状溝19より外
部に漏れ出た電波を吸収するようになっている。
6−16068号公報)として、図10に示すように凹
状溝19を設け、凹状溝19の外側に電波吸収体20を
設けたものがある。これも4分の1波長を達成して電波
を減衰させ、さらに電波吸収体20で凹状溝19より外
部に漏れ出た電波を吸収するようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図7の電波シール装置
では、チョーク部13を板金でつくると複雑な折曲げや
スポット溶接が必要であり、また図9のものは、電波の
伝搬を考えるとX方向の成分は規制されておらず、電波
吸収体18に吸収させて電波漏洩を抑えているので電波
吸収体18の負荷が大きいという問題があり、また図1
0のものは凹状溝19を設け、これも実質的に4分の1
波長を達成して電波を減衰させ、さらに、電波吸収体2
0を凹状溝19の外部に設け、凹状溝19から外に漏洩
する電波を吸収させて外部へ漏洩する電波を抑えてい
る。以上のように、従来は電波吸収体は4分の1波長凹
状溝で減衰させた電波のX方向成分またはY方向成分の
減衰のために用いているか、または、電波吸収体をチョ
ーク部の外に置いて凹状溝より漏洩した電波を吸収して
いるため、チョーク部の大きさには電波の4分の1波長
の空間が必要となる。たとえば、2450MHzの場合に
は、約30.6mmとなる。また、図9、図10に示したも
のでもチョーク部を板金でつくるために複雑な折り曲げ
やスポット溶接が必要であるという課題があった。
では、チョーク部13を板金でつくると複雑な折曲げや
スポット溶接が必要であり、また図9のものは、電波の
伝搬を考えるとX方向の成分は規制されておらず、電波
吸収体18に吸収させて電波漏洩を抑えているので電波
吸収体18の負荷が大きいという問題があり、また図1
0のものは凹状溝19を設け、これも実質的に4分の1
波長を達成して電波を減衰させ、さらに、電波吸収体2
0を凹状溝19の外部に設け、凹状溝19から外に漏洩
する電波を吸収させて外部へ漏洩する電波を抑えてい
る。以上のように、従来は電波吸収体は4分の1波長凹
状溝で減衰させた電波のX方向成分またはY方向成分の
減衰のために用いているか、または、電波吸収体をチョ
ーク部の外に置いて凹状溝より漏洩した電波を吸収して
いるため、チョーク部の大きさには電波の4分の1波長
の空間が必要となる。たとえば、2450MHzの場合に
は、約30.6mmとなる。また、図9、図10に示したも
のでもチョーク部を板金でつくるために複雑な折り曲げ
やスポット溶接が必要であるという課題があった。
【0016】本発明は上記課題を解決するもので、従来
より簡単で小型の電波シール装置を提供することを目的
としている。
より簡単で小型の電波シール装置を提供することを目的
としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の電波シール装置は、本体とドアとが対向す
る部分の少なくとも一方に凹状溝を設け、その凹状溝の
少なくとも1つの壁面に複数のスリット部を設け、前記
凹状溝の外側壁面の上部に内側壁面の上部の上面と平行
でかつその高さより低いエッジ部を設け、前記凹状溝お
よびエッジ部を覆う電波吸収体を設けた構成とする。
めに本発明の電波シール装置は、本体とドアとが対向す
る部分の少なくとも一方に凹状溝を設け、その凹状溝の
少なくとも1つの壁面に複数のスリット部を設け、前記
凹状溝の外側壁面の上部に内側壁面の上部の上面と平行
でかつその高さより低いエッジ部を設け、前記凹状溝お
よびエッジ部を覆う電波吸収体を設けた構成とする。
【0018】
【作用】本発明は上記した構成により、複雑な折り曲げ
やスポット溶接が不要となり、かつ凹状溝の長手方向に
伝搬する電波のX成分が伝搬しないようにでき、凹状溝
によりY方向の漏洩波を減衰でき、さらに、電波吸収体
の電波圧縮効果により凹状溝の深さを4分の1波長より
短くできる。
やスポット溶接が不要となり、かつ凹状溝の長手方向に
伝搬する電波のX成分が伝搬しないようにでき、凹状溝
によりY方向の漏洩波を減衰でき、さらに、電波吸収体
の電波圧縮効果により凹状溝の深さを4分の1波長より
短くできる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0020】これらの図において、電子レンジの本体1
は内部に電波が供給されるもので、ドア2を開閉自在に
設け、ドア2に凹状溝3を設けている。凹状溝3の外側
壁面4にスリット部5を設けており、壁面の長手方向に
導体幅aよりもピッチpが大きくなるようにした壁面と
なっている。さらに、図3に示すように、凹状溝3の外
側壁の開口部にドア面と平行に開口部の内側壁の高さよ
りl1 だけ低くしたエッジ部7を設けてある。電波吸収
体6は、厚みl2 、幅k1 部分で凹状溝3の開口部を閉
塞し、エッジ部7上には厚みl1 、幅k2 だけ電波吸収
体6を延長してあり、エッジ部7を覆っており、凹状溝
3に外部から異物が侵入するのを防ぐカバーの役目もし
ている。
は内部に電波が供給されるもので、ドア2を開閉自在に
設け、ドア2に凹状溝3を設けている。凹状溝3の外側
壁面4にスリット部5を設けており、壁面の長手方向に
導体幅aよりもピッチpが大きくなるようにした壁面と
なっている。さらに、図3に示すように、凹状溝3の外
側壁の開口部にドア面と平行に開口部の内側壁の高さよ
りl1 だけ低くしたエッジ部7を設けてある。電波吸収
体6は、厚みl2 、幅k1 部分で凹状溝3の開口部を閉
塞し、エッジ部7上には厚みl1 、幅k2 だけ電波吸収
体6を延長してあり、エッジ部7を覆っており、凹状溝
3に外部から異物が侵入するのを防ぐカバーの役目もし
ている。
【0021】上記構成においてエッジ部7の効果を説明
すると、(表1)に示すように、凹状溝3の外側壁にエ
ッジ部7を設ける(No.2、No.3)と無い場合(N
o.1)に比べて電波漏洩値が減少していることが分か
る。
すると、(表1)に示すように、凹状溝3の外側壁にエ
ッジ部7を設ける(No.2、No.3)と無い場合(N
o.1)に比べて電波漏洩値が減少していることが分か
る。
【0022】
【表1】
【0023】また、(表2)に示すように、凹状溝3の
外側壁にエッジ部7を設け、No.4、No.5のようにエ
ッジ部7を開口面よりl1だけ下げると、下げない場合
のNo.3に比べて電波漏洩値が増加しており、凹状溝3
の深さlも深くなっているが、No.6、No.7のように
エッジ部7に電波吸収体6を延長することにより電波漏
洩値が低減され、また、深さlも深くならないですむこ
とが分かる。
外側壁にエッジ部7を設け、No.4、No.5のようにエ
ッジ部7を開口面よりl1だけ下げると、下げない場合
のNo.3に比べて電波漏洩値が増加しており、凹状溝3
の深さlも深くなっているが、No.6、No.7のように
エッジ部7に電波吸収体6を延長することにより電波漏
洩値が低減され、また、深さlも深くならないですむこ
とが分かる。
【0024】
【表2】
【0025】電波吸収体6の厚みをl2 とし、電波吸収
体6の下方の深さをl3 とし、凹状溝3の深さをlとす
ると、 l=l2 +l3 となる。l2 を変化させたときの漏波が最小になるl3
を測定すると(表3)のようになった。No.8に比べ
て、No3 、No.9の方がトータルの凹状溝の深さl3
が小さくなる。
体6の下方の深さをl3 とし、凹状溝3の深さをlとす
ると、 l=l2 +l3 となる。l2 を変化させたときの漏波が最小になるl3
を測定すると(表3)のようになった。No.8に比べ
て、No3 、No.9の方がトータルの凹状溝の深さl3
が小さくなる。
【0026】
【表3】
【0027】ここでは、フェライトを樹脂に分散した吸
収率約80%の電波吸収体6を用いて測定した。厚みを
変えることによってトータルの溝の深さlが小さくてす
む。これは電波吸収体6の電波圧縮効果によるものであ
り、厚みをさらに増すとlはもっと小さくてすむ。電波
漏洩値からεr ×μrを計算すると本来同じ値になるべ
きものが42〜112とばらついている。これはエッジ
部や凹状溝の幅などの他の形状効果によるものと考えら
れる。値はばらついているがl2 が大きくなる程lが小
さくてすむ。
収率約80%の電波吸収体6を用いて測定した。厚みを
変えることによってトータルの溝の深さlが小さくてす
む。これは電波吸収体6の電波圧縮効果によるものであ
り、厚みをさらに増すとlはもっと小さくてすむ。電波
漏洩値からεr ×μrを計算すると本来同じ値になるべ
きものが42〜112とばらついている。これはエッジ
部や凹状溝の幅などの他の形状効果によるものと考えら
れる。値はばらついているがl2 が大きくなる程lが小
さくてすむ。
【0028】図4は、凹状溝3の外壁にスリット部5
(2mm、10mm)を入れ、そのピッチを変化させたとき
の漏洩値を測定した図である。ピッチ300mmのとき
が、スリット部5がないときに相当する。スリット部5
のピッチを30mm程度にしたときが漏洩値が最小になっ
ている。
(2mm、10mm)を入れ、そのピッチを変化させたとき
の漏洩値を測定した図である。ピッチ300mmのとき
が、スリット部5がないときに相当する。スリット部5
のピッチを30mm程度にしたときが漏洩値が最小になっ
ている。
【0029】スリット部5の効果をみるために、スリッ
ト部5の有無によって電波漏洩値がどう変化するかを比
較したのが、図5である。縦軸は漏洩値、横軸はドア2
と本体1との隙間(ギャップ)である。図5より、スリ
ット部5がある場合の方がない場合に比べて1桁前後漏
洩値が低いことが判る。
ト部5の有無によって電波漏洩値がどう変化するかを比
較したのが、図5である。縦軸は漏洩値、横軸はドア2
と本体1との隙間(ギャップ)である。図5より、スリ
ット部5がある場合の方がない場合に比べて1桁前後漏
洩値が低いことが判る。
【0030】また、電波吸収体6の効果をみるために、
電波吸収体6の有無によって電波漏洩値がどう変化する
かを比較したのが、図6である。縦軸は漏洩値、横軸は
ドア2と本体1との隙間(ギャップ)である。図6よ
り、電波吸収体6のある場合の方がない場合に比べて1
桁前後漏洩値が低いことが判る。
電波吸収体6の有無によって電波漏洩値がどう変化する
かを比較したのが、図6である。縦軸は漏洩値、横軸は
ドア2と本体1との隙間(ギャップ)である。図6よ
り、電波吸収体6のある場合の方がない場合に比べて1
桁前後漏洩値が低いことが判る。
【0031】以上のように、スリット部5、電波吸収体
6がないと漏波が大きいことが判る。すなわち、スリッ
ト部5と電波吸収体6は相互に影響しあって漏波を低減
する効果を有することが判る。
6がないと漏波が大きいことが判る。すなわち、スリッ
ト部5と電波吸収体6は相互に影響しあって漏波を低減
する効果を有することが判る。
【0032】つぎに、導電性のチタン酸カリウムウィス
カーを樹脂に分散した、吸収率約50%、誘電率約40
の電波吸収体6を用いて測定したところ、(表4)のよ
うになった。
カーを樹脂に分散した、吸収率約50%、誘電率約40
の電波吸収体6を用いて測定したところ、(表4)のよ
うになった。
【0033】
【表4】
【0034】この電波吸収体6を凹状溝3に設置して測
定した場合にも、フェライトを樹脂に分散したものと同
様の効果が得られた。
定した場合にも、フェライトを樹脂に分散したものと同
様の効果が得られた。
【0035】本実施例の電波シール装置は図1から図3
に示すように、従来のように板金を複雑に曲げたり、ス
ポット溶接したりすることがなく、スリットを有する板
金を折り曲げ、電波吸収体を設ける構造であるので、従
来より簡単で小型となる。
に示すように、従来のように板金を複雑に曲げたり、ス
ポット溶接したりすることがなく、スリットを有する板
金を折り曲げ、電波吸収体を設ける構造であるので、従
来より簡単で小型となる。
【0036】なお、実施例ではドアに凹状溝とエッジ部
を設け、その両者を覆うように電波吸収体を設けたもの
について説明したが、本体の間口部を同様の構成にして
も同様の効果が得られた。
を設け、その両者を覆うように電波吸収体を設けたもの
について説明したが、本体の間口部を同様の構成にして
も同様の効果が得られた。
【0037】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、本体とドアとが対向する部分の少なくとも一
方に凹状溝を設け、その凹状溝の少なくとも1つの壁面
に複数のスリット部を設け、前記凹状溝の外側壁面の上
部に内側壁面の上部の上面と平行でかつその高さより低
いエッジ部を設け、前記凹状溝およびエッジ部を覆う電
波吸収体を設けた構成とすることにより、複雑な折り曲
げやスポット溶接が不要となり、かつ凹状溝の長手方向
に伝搬する電波のX成分が伝搬しないようにでき、Y方
向の漏洩波を減衰でき、さらに、電波吸収体の電波圧縮
効果により凹状溝の深さを4分の1波長より短くできる
ので、従来より簡単で小型の電波シール装置が得られ
る。
によれば、本体とドアとが対向する部分の少なくとも一
方に凹状溝を設け、その凹状溝の少なくとも1つの壁面
に複数のスリット部を設け、前記凹状溝の外側壁面の上
部に内側壁面の上部の上面と平行でかつその高さより低
いエッジ部を設け、前記凹状溝およびエッジ部を覆う電
波吸収体を設けた構成とすることにより、複雑な折り曲
げやスポット溶接が不要となり、かつ凹状溝の長手方向
に伝搬する電波のX成分が伝搬しないようにでき、Y方
向の漏洩波を減衰でき、さらに、電波吸収体の電波圧縮
効果により凹状溝の深さを4分の1波長より短くできる
ので、従来より簡単で小型の電波シール装置が得られ
る。
【図1】本発明の一実施例の電波シール装置の要部切欠
斜視図
斜視図
【図2】同電波シール装置を備えた電子レンジの要部断
面図
面図
【図3】同電波シール装置の要部拡大断面図
【図4】同電波シール装置におけるスリットピッチに対
する電波漏洩の特性図
する電波漏洩の特性図
【図5】同電波シール装置における本体とドアとのギャ
ップに対する電波漏洩の特性図
ップに対する電波漏洩の特性図
【図6】同電波シール装置における本体とドアとのギャ
ップに対する電波吸収体がある場合とない場合の電波漏
洩の特性図
ップに対する電波吸収体がある場合とない場合の電波漏
洩の特性図
【図7】従来の電波シール装置を備えた電子レンジの要
部断面図
部断面図
【図8】同電波シール装置の要部拡大断面図
【図9】(a)従来の他の電波シール装置の要部断面図 (b)同電波シール装置の要部斜視図
【図10】従来の他の電波シール装置の要部断面図
1 本体 2 ドア 3 凹状溝 4 壁面 5 スリット部 6 電波吸収体 7 エッジ部
Claims (1)
- 【請求項1】電波が内部に供給されかつ開口部を有する
導体材の本体と、前記開口部を開閉自在に覆う導体材の
ドアからなる高周波機器の電波シール装置において、前
記本体と前記ドアとが対向する部分の少なくとも一方に
凹状溝を設け、その凹状溝の少なくとも1つの壁面に複
数のスリット部を設け、前記凹状溝の外側壁面の上部に
内側壁面の上部の上面と平行でかつその高さより低いエ
ッジ部を設け、前記凹状溝およびエッジ部を覆う電波吸
収体を設けたことを特徴とする電波シール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282646A JPH05121167A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電波シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282646A JPH05121167A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電波シール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05121167A true JPH05121167A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17655230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3282646A Pending JPH05121167A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電波シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05121167A (ja) |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP3282646A patent/JPH05121167A/ja active Pending
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