JPH05123470A - 電子制御式刺繍ミシン - Google Patents

電子制御式刺繍ミシン

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JPH05123470A
JPH05123470A JP3319951A JP31995191A JPH05123470A JP H05123470 A JPH05123470 A JP H05123470A JP 3319951 A JP3319951 A JP 3319951A JP 31995191 A JP31995191 A JP 31995191A JP H05123470 A JPH05123470 A JP H05123470A
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    • G05B19/02Program-control systems electric
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    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of program data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4067Restoring data or position after power failure or other interruption
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Program-controlled sewing machines
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    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺繍縫いの中断後に所望の単位模様部の先頭
から刺繍縫いを再開し得るような電子制御式刺繍ミシン
を提供すること。 【構成】 ROMカード27のROM28には、刺繍模
様を色毎に分けた模様部の夫々の刺繍データが、模様部
毎の縫製順に記憶されている。その刺繍模様を縫製中に
糸切れが発生するとミシンが停止される。その停止時に
糸を通し直す。ここで、頭出しキーを操作するとその刺
繍模様の全部の模様部が夫々表示され(S26,S2
7)、任意の模様部を指定すれば指定された模様部の先
頭アドレスが設定される(S29)。この後、起動指令
に応答して指定された模様部から刺繍縫いが再開され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御式刺繍ミシン
に関し、特に複数の単位模様部からなる刺繍模様の縫製
中にトラブルが発生したときに所望の単位模様部の最初
から刺繍縫製を再開し得るように構成したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の電子制御式刺繍ミシンは、加工布
を着脱自在に取付ける為の刺繍枠と、この刺繍枠をX方
向とY方向とに独立に移動駆動する駆動機構と、刺繍デ
ータに基いて駆動手段を駆動制御する制御装置と、多数
の刺繍模様の刺繍データを格納したROMカードなどを
備え、選択された刺繍模様の刺繍データを読み出し、こ
の刺繍データに基いて駆動機構を制御することにより、
選択した刺繍模様を刺繍縫いするように構成してある。
前記各刺繍模様は通常複数の単位模様部からなり、各単
位模様部は同一の糸で同色に刺繍される関係上、刺繍模
様の刺繍データにおいて、複数の単位模様部の縫製順序
が予め設定されている。
【0003】例えば、図13に図示のように、象のマー
クの刺繍模様は、顔の部分100、耳101、帽子10
2、帽子の頂部103、目・眉・輪郭線104、の5つ
の単位模様部からなり、この刺繍模様の刺繍データは、
前記各部100〜104のデータからなり、その縫製順
序は顔の部分100から順に図の右側の単位模様部10
1、102、103、104を刺繍縫いするようになっ
ており、刺繍模様の場合、大形の模様では刺繍縫いに3
0〜60分もの時間がかかる。ここで、刺繍ミシンで縫
製中に針糸が破断すると、糸切れ検出器が作動して、ミ
シンが自動的に停止するが、このミシン停止までの間に
10針程度の縫製が進行してしまうことから、針糸の掛
け替え後に縫製を再開した場合、ミシン停止時点から所
定針数(例えば、約100針)戻った刺繍データから刺
繍縫いが再開されるように構成したものが多い。
【0004】また、糸の色の間違いや下糸の使いきりに
気付いて起動・停止スイッチの操作によりミシンを停止
させ、その後縫製を再開する場合、前記同様に所定針数
戻った刺繍データから再開するか或いは頭出しキーを操
作することにより刺繍模様の先頭から縫製を再開するよ
うに構成してある。一方、特開昭60−19271号公
報には、電子制御式模様縫いミシンにおいて、縫製中断
時の模様選択操作を省くために、模様単位を指定するワ
ンポイント信号とミシン停止を表す停止中信号と起動指
令信号とに応じて縫製中断した模様の先頭から縫製を再
開するように構成したものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の刺繍ミシンで
は、針糸の破断などによる縫製中断後の縫製再開時に所
定針数だけ戻った刺繍データから刺繍縫いを再開しても
概ね問題がないが、下糸の使いきりを数分間看過した場
合などは、不完全な縫製が100針以上に亙って進行し
てしまうため、前記頭出しキーを操作して刺繍模様の先
頭から刺繍縫製を再開しなければならないため、その中
断までに縫製した刺繍縫いが全く無駄になってしまう。
特に、刺繍模様の刺繍縫いが半ば以上進行後に中断した
場合のロスは多大である。尚、前記公報の模様縫いミシ
ンにおいては、模様縫いの中断後の再開時に縫製中の模
様単位の先頭又は連続模様の先頭から縫製を再開し得る
だけであって、前記刺繍ミシンにおける前記の課題に対
する対策となり得ない。本発明の目的は、刺繍縫いの中
断後に所望の単位模様部の先頭から刺繍縫いを再開しえ
るような電子制御式刺繍ミシンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電子制御
式刺繍ミシンは、図1の機能ブロック図に示すように、
上下駆動される縫い針とこの縫い針と協働する針糸捕捉
器とを含む縫目形成手段と、加工布を着脱自在に取付け
る為の刺繍枠と、この刺繍枠をX方向とY方向とに独立
に移動駆動する駆動手段と、刺繍データに基いて駆動手
段を駆動制御する制御手段とを備えた電子制御式刺繍ミ
シンにおいて、複数の単位模様部からなる刺繍模様の刺
繍データを単位模様部別に区分して所定の順序で格納し
た刺繍データ記憶手段と、前記刺繍模様の複数の単位模
様部をディスプレイに表示可能な表示手段と、前記ディ
スプレイに表示された複数の単位模様部を介してそれら
の任意の一つを指定する為の頭出し指定手段と、前記刺
繍データ記憶手段に格納された刺繍データのうち、頭出
し指定手段で指定された単位模様部とそれ以降の単位模
様部の刺繍データを、前記所定の順序で、単位模様部毎
に各縫製開始指令に応答して読み出して制御手段へ供給
するデータ読出し手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0007】請求項2に係る電子制御式刺繍ミシンは、
図2の機能ブロック図に示すように、上下駆動される縫
い針とこの縫い針と協働する針糸捕捉器とを含む縫目形
成手段と、加工布を着脱自在に取付ける為の刺繍枠と、
この刺繍枠をX方向とY方向とに独立に移動駆動する駆
動手段と、刺繍データに基いて駆動手段を駆動制御する
制御手段とを備えた電子制御式刺繍ミシンにおいて、複
数の単位模様部からなる刺繍模様の刺繍データを単位模
様部別に区分して所定の順序で格納した刺繍データ記憶
手段と、前記刺繍模様の複数の単位模様部のうちの任意
の一つを指定する為の頭出し指定手段と、前記刺繍デー
タ記憶手段に格納された刺繍データのうち、頭出し指定
手段で指定された単位模様部とそれ以降の単位模様部の
刺繍データを、前記所定の順序で、単位模様部毎に各縫
製開始指令に応答して読み出して制御手段へ供給するデ
ータ読出し手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1に係る電子制御式刺繍ミシンにおいて
は、刺繍枠をX方向とY方向とに独立に移動駆動する駆
動手段が、制御手段により刺繍データに基いて駆動制御
され、この刺繍枠のX方向とY方向への移動に協働し
て、縫目形成手段により刺繍枠の加工布に刺繍縫いがな
されることになる。刺繍データ記憶手段には、複数の単
位模様部からなる刺繍模様の刺繍データが単位模様部別
に区分して所定の順序で格納され、選択された刺繍模様
の複数の単位模様部が表示手段のディスプレイに表示さ
れる。オペレータが、頭出し指定手段により、ディスプ
レイに表示された複数の単位模様部を介してそれらの任
意の一つを指定すると、データ読出し手段は、刺繍デー
タ記憶手段に格納された刺繍データのうち、頭出し指定
手段で指定された単位模様部とそれ以降の単位模様部の
刺繍データを、前記所定の順序で単位模様部毎に各縫製
開始指令に応答して読み出して制御手段へ供給する。従
って、刺繍縫製の中断時には、頭出し指定手段によりデ
ィスプレイに表示された複数の単位模様部を介して所望
の単位模様部を指定し、その指定した単位模様部の先頭
から刺繍縫いを再開し、その単位模様部とそれ以降の単
位模様部を刺繍縫いすることができる。
【0009】請求項2に係る電子制御式刺繍ミシンにお
いては、前提構成と刺繍データ記憶手段の作用について
は、請求項1と同様なのでその説明は省略する。オペレ
ータが、頭出し指定手段により、選択された刺繍模様の
複数の単位模様部のうちの任意の一つを指定すると、デ
ータ読出し手段は、刺繍データ記憶手段に格納された刺
繍データのうち、頭出し指定手段で指定された単位模様
部とそれ以降の単位模様部の刺繍データを、前記所定の
順序で単位模様部毎に各縫製開始指令に応答して読み出
して制御手段へ供給する。従って、請求項1と同様に、
刺繍縫製の中断時には、頭出し指定手段によりディスプ
レイに表示された複数の単位模様部を介して所望の単位
模様部を指定し、その指定した単位模様部の先頭から刺
繍縫いを再開し、その単位模様部とそれ以降の単位模様
部を刺繍縫いすることができる。
【0010】
【発明の効果】請求項1に係る電子制御式刺繍ミシンに
よれば、前記作用の項で説明したように、刺繍データ記
憶手段と表示手段と頭出し指定手段とデータ読出し手段
とを設けたことにより、刺繍縫製の中断時には、頭出し
指定手段によりディスプレイに表示された複数の単位模
様部を介して所望の単位模様部を指定し、その指定した
単位模様部の先頭から刺繍縫いを再開し、その単位模様
部とそれ以降の単位模様部を刺繍縫いすることができ
る。それ故、刺繍縫製の中断時に、不完全な刺繍縫目を
ほどいて再縫製する必要のある単位模様部のうちの先頭
のものを指定することが可能になり、刺繍縫いの中断に
伴うロスを最少限に抑えることができ、刺繍縫いの作業
能率を格段に高めることが出来る。特に、頭出し指定手
段は、ディスプレイに表示された複数の単位模様部を介
して指定するように構成してあるため、単位模様部を指
定する操作が簡単で、指定ミスを起こしにくくなる。
【0011】請求項2に係る電子制御式刺繍ミシンによ
れば、前記作用の項で説明したように、刺繍データ記憶
手段と頭出し指定手段とデータ読出し手段とを設けたこ
とにより、刺繍縫製の中断時には、頭出し指定手段によ
り複数の単位模様部の所望の一つを指定し、その指定し
た単位模様部の先頭から刺繍縫いを再開し、その単位模
様部とそれ以降の単位模様部を刺繍縫いすることができ
る。それ故、請求項1と同様に、刺繍縫製の中断時に、
不完全な刺繍縫目をほどいて再縫製する必要のある単位
模様部のうちの先頭のものを指定することが可能にな
り、刺繍縫いの中断に伴うロスを最少限に抑えることが
でき、刺繍縫いの作業能率を格段に高めることが出来
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、種々の刺繍模様縫いが可能な刺
繍装置を着脱可能に装着し得る刺繍装置付き電子制御式
刺繍ミシンに本発明を適用した場合のものである。電子
制御式刺繍ミシンMは、図3に示すように、ミシンベッ
ド部1と、そのベッド部1の右端部から立設された脚柱
部2と、その脚柱部2の上端からベッド部1に対向する
ように左方へ延びるアーム部3とを備え、ベッド部1に
は、送り歯を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)
及び前後動させる送り歯前後動機構(図示略)及び下糸
ボビンを収容し縫針6と協働する針糸捕捉器(例えば、
水平釜)などが設けられ、アーム部3には、縫針6を下
端に装着可能な針棒5を上下動させる針棒駆動機構と針
棒5を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動
機構、天秤7を針棒5の上下動に調時して上下動させる
天秤駆動機構(図示略)などが設けられている。尚、送
り歯上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシ
ンモータ17で駆動され、また送り歯前後動機構は送り
歯駆動用ステッピングモータ19で駆動され、針棒揺動
機構は針棒揺動用ステッピングモータ18で駆動され
る。
【0013】前記アーム部3の前面には大型の液晶ディ
スプレイ10が設けられ、このディスプレイ10には、
実用模様や刺繍模様など種々の縫目模様や形象などの図
形や各種のメッセージが表示される。このディスプレイ
10の前面には、複数の縫目模様やその他の表示項目の
各々に対応して透明電極からなる30個のタッチキー1
1が設けられ、所望の縫目模様をこの模様に対応するタ
ッチキー11を押圧操作することで選択可能になってい
る。頭部4には、縫製作業の起動と停止を指令する起動
・停止スイッチ12が設けられている。脚柱部2には、
種々の具象模様や文字やマークやワンポイントマークな
どの刺繍縫いの為の複数の刺繍模様の刺繍データを格納
したROMカード(模様カード)27を内部のカード用
コネクタ13に装着する為のカード用スロットが形成さ
れている。更に、脚柱部2の上端部前面には操作パネル
9が設けられ、この操作パネル9には9個の機能キー
(実用模様を表示させる為の実用縫いキー、文字模様を
表示させる為の文字縫いキー、刺繍模様縫いを開始する
為のカードキー、頭出しキー9a、等々)が設けられて
いる。
【0014】前記ベッド部1の左端部分にはフリーアー
ム部1aが形成され、このフリーアーム部1aに刺繍装
置30が着脱可能に装着されている。この刺繍装置30
には、刺繍テーブル31が布送り方向(前後方向)に平
行なY方向とこのY方向に直交するX方向(左右方向)
とに移動可能に設けられ、この刺繍テーブル31には、
加工布を着脱自在に装着する為の刺繍枠(図示略)が着
脱可能に装着されている。この刺繍装置30の本体フレ
ーム内には、刺繍テーブル31をX方向に駆動する為の
第1ステッピングモータ32(図3参照)とY方向に駆
動する為の第2ステッピングモータ33(図3参照)と
が配設されている。従って、コネクタ14を介してミシ
ンMから供給される駆動信号による両ステッピングモー
タ32・33の駆動と針棒5の上下動との協働により、
刺繍枠に装着された加工布に種々の刺繍模様が形成され
るようになっている。
【0015】次に、ミシンMの制御系の概要について、
図3に基いて説明する。起動・停止スイッチ12と、タ
ッチキー11と、操作パネル9と、タイミング信号発生
器16とは制御装置Cの入力インターフェース21に夫
々接続されている。制御装置Cの出力インターフェース
26には、ミシンモータ17、針棒揺動用ステッピング
モータ18、送り歯駆動用ステッピングモータ19、デ
ィスプレイ(LCD)10の為のディスプレイコントロ
ーラ(LCDC)20が夫々接続されている。更に、出
力インターフェース26には、刺繍装置30の第1ステ
ッピングモータ32及び第2ステッピングモータ33が
コネクタ14を介して夫々接続されている。
【0016】制御装置Cは、CPU23と、このCPU
23にデータバスなどのバス22を介して接続された入
力インターフェース21、出力インターフェース26、
ROM24とRAM25などを備えている。前記ROM
カード27のROM28は、コネクタ13を介してバス
22に接続されている。前記ROMカード27のROM
28には、前記複数の刺繍模様の各々の刺繍データが模
様の種類毎に分類して模様コード番号と対応づけて格納
されている。この各刺繍模様は複数の単位模様部(以
下、模様部という)からなり、各刺繍模様の刺繍データ
においては、図8に図示のように、所定の順序の配列に
より、第1模様部、第2模様部、第3模様部、・・・の
順で刺繍データが格納され、各模様部の刺繍データは、
刺繍枠を移動する位置を指示する複数の座標データと模
様部の終了を指定するストップコードとからなる。
【0017】ROM24には、モータ17〜19を駆動
する駆動制御プログラム、ディスプレイ10に種々の表
示項目を表示する表示制御プログラム、刺繍データに基
いて第1、第2ステッピングモータ32、33を制御す
る刺繍縫製制御の制御プログラム、この刺繍縫製制御の
制御プログラムに付随する本願特有の後述の模様部指定
制御の制御プログラムなどが格納されている。但し、本
願特有の模様部指定制御以外の制御は、一般的な制御で
あるためその説明は省略する。RAM25には、CPU
23で演算した演算結果を一時的に格納するポインタや
カウンタやバッファなどが設けられている。
【0018】次に、ミシンMの制御装置Cで実行する模
様部指定制御について説明する。先ず、ミシンMの電源
を投入し、多数の刺繍模様の刺繍データを格納したRO
Mカード27をセットした状態において、操作パネル9
のカードキーを操作すると、図5のように先頭の5つの
刺繍模様がディスプレイ10に表示されるので、「次ペ
ージ」や「前ページ」の所のタッチキー11を操作する
ことで表示内容を切り換え、所望の刺繍模様が表示され
たときに、その所望の刺繍模様の所のタッチキー11を
操作することでその刺繍模様を選択することができる。
次に、図5の表示状態において例えば象を表す刺繍模様
40を選択したものとすると、図6に図示のように、刺
繍模様40を構成する5つの模様部(顔41、耳42、
帽子43、帽子の頂部44、目・眉・輪郭線45)が表
示される。
【0019】次に、第1模様部(顔41)の色と同色の
針糸を掛けてから起動・停止スイッチ12の操作により
第1模様部の刺繍縫いが開始され、その刺繍縫いの完了
時にはストップコードに基いて刺繍ミシンMが停止する
ため、針糸の色替えを行い、以下同様に第2模様部以降
の刺繍縫いが実行される。ここで、刺繍縫いの実行中
に、針糸の破断や、下糸の使いきりなどのトラブルが発
生により刺繍縫いを中断した時には、頭出しキー9aを
操作すると、図7のように縫製中の刺繍模様の全部の模
様部と「頭出し」の表示とがディスプレイ10に表示さ
れ、その状態において刺繍縫いをやり直したい所望の模
様部の所のタッチキー11を操作することで所望の模様
部を指定し、その所望の模様部の先頭から刺繍縫いを再
開するようになっている。
【0020】次に、以上説明した模様部指定制御のルー
チンについて図10、図11のフローチャートに基いて
説明する。但し、図中符号Si(i=10、11、1
2、・・・)は各ステップを示し、前記RAM25に
は、図9に図示のような先頭アドレスメモリ25aと、
そのメモリ25aのアドレスを指示するポインタPと、
ROMカード27の刺繍データのアドレスを指示するポ
インタIとが設けられている。前記のように、操作パネ
ル9のカードキーの操作により制御が開始され、次に前
記刺繍模様の選択に応じた刺繍模様の選択処理がなされ
る(S10)と、選択された刺繍模様の全部の模様部が
ディスプレイ10に表示され(S11)、次に前記RO
Mカード27の刺繍データのうち選択された刺繍模様の
刺繍データから全部の模様部の先頭アドレスを読み込
み、図9に図示のように、それら先頭アドレスが先頭ア
ドレスメモリ25aに格納され(S12)、次にポイン
タPにアドレスAd(メモリ25aの先頭アドレス)が
設定される(S13)。
【0021】次に、起動・停止スイッチ12が操作され
ると(S14、Yes)、ミシンモータ17が駆動され
(S15)、次にポインタIにポインタPで指示する先
頭アドレス(最初は、AD1である)が設定され(S1
6)、次にポインタIで指示する刺繍データがOMカー
ド27から読み込まれ(S17)、次に起動・停止スイ
ッチ12から停止指令が入力されないときには(S1
9、No)、前記読み込んだ刺繍データに基いて第1、
第2ステッピングモータ32、33を駆動制御すること
で刺繍縫製処理が実行され(S19)、ストップコード
でないとき(S20、No)には、ポインタIが1つイ
ンクリメントされてから(S21)、S17へ戻り、S
17〜S21が繰り返され、このようにして順次刺繍縫
いが進行し、第1模様部の刺繍縫いが終了して、ストッ
プコードが読み出されると(S20、Yes)、S20
からS22へ移行してミシンモータ17が停止され(S
22)、次にポインタPが1つインクリメントされ(S
23)。
【0022】次にS24においてはポインタPで指示す
る先頭アドレス(AD1〜AD5)が有るか否か判定さ
れ、全部の模様部の刺繍縫いが終了しないうちはS24
の判定がYesとなって、S24からS14へ移行し、
S14以降が繰り返されるが、ポインタPがインクリメ
ントされポインタPがメモリ25aのアドレス(Ad+
1)を指示するため、前記と同様にして第2模様部の刺
繍縫いが実行され、以上のように順次繰り返すことによ
り、全部の模様部の刺繍縫いが終了すると、S24の判
定がNoとなって制御が終了する。尚、ディスプレイ1
0の表示に関して、刺繍縫製中には図6のような表示が
でるが、縫製中の模様部が最左側に位置するように第1
模様部以下の模様部が順次スクロールする。
【0023】ところで、針糸の破断や下糸の使いきりな
どのトラブルが発生したときには、糸切れ検出器からの
停止指令や起動・停止スイッチ12からの停止指令が入
力されると、S18の判定がYesとなって、S18か
らS25へ移行し、ミシンモータ17が停止される(S
25)。そこで、オペレータがトラブルの原因を解消
し、不完全な刺繍縫目をほどいてから、頭出しキー9a
を操作すると(S26、Yes)図7に図示のように、
選択されている全部の模様部がディスプレイ10に表示
されるとともにディスプレイ10の上段に「頭出し」の
メッセージが表示される(S27)。尚、この表示用デ
ータは表示制御プログラムに格納されているものとす
る。
【0024】次に、オペレータが刺繍縫いをやり直した
い所望の模様部を指定するために、その所望の模様部の
所のタッチキー11を操作すると(S28、Yes)、
模様部の指定に応じてポインタPが設定される(S2
9)。この場合、例えば、第3模様部を指定すると、ポ
インタPに(Ad+2)が設定される。次に、表示内容
の復帰切換え処理が実行され(S30)、S14へ戻
る。ここで、頭出しキー9aを操作後模様部を指定しな
い場合には、S28の判定がNoとなりS30へ移行す
るため、ポインタPは変更されず、縫製が中断した模様
部に対応するアドレスを指示する。例えば、第3模様部
の縫製中に中断した場合には、ポインタPは(Ad+
2)に保持されることになる。更に、S25のミシンモ
ータ17の停止後、頭出しキー9aを操作しない場合に
は、S26でNoと判定されてS13へ移行するため、
次のS14においてポインタPはアドレスAdに設定さ
れる。つまり、選択されている刺繍模様の先頭(第1模
様部の先頭)から刺繍縫製を再開することになる。
【0025】このように、ポインタPとメモリ25aと
を介して、刺繍縫いの中断時に、頭出しキー9aを操作
しないときには刺繍模様の第1模様部の先頭アドレスを
指示でき、また頭出しキー9aを操作後模様部を指定し
ないときには縫製が中断した模様部の先頭アドレスを指
示でき、また頭出しキー9aを操作後表示された模様部
の所のタッチキー11を操作することで縫製を再開した
い所望の模様部の先頭アドレスを指示することができる
ため、縫製中断時に所望の模様部から刺繍縫いを再開す
ることができるから、刺繍縫いの中断時に不完全な刺繍
縫いの模様部のみをほどいて、最小限必要な模様部から
刺繍縫いを再開することができる。それ故、刺繍縫いの
中断時のロスを最少限に抑え刺繍縫いの作業能率を格段
に高めることが出来る。特に、ディスプレイ10に表示
された模様部の所のタッチキー11を操作して所望の模
様部を指定できるため、模様部の指定が簡単化する。
【0026】次に、前記ステップS25〜S30の変形
例について説明すると、図12に示すように、停止指令
の入力に応じてミシンモータ17が停止され(S4
0)、次にオペレータが操作した頭出しキー9aの操作
回数Nがカウントされ(S41)、次にポインタPがP
−(N−1)に設定され、その後S14へ戻る。つま
り、頭出しキー9aを1回操作することで刺繍縫いが中
断した模様部の先頭アドレスを指示でき、また頭出しキ
ー9aをN回操作することで(N−1)だけ遡及した模
様部の先頭アドレスを指定することが出来る。但し、ポ
インタPはAd〜Ad+4の範囲をサイクリックに変化
するものとし、ディスプレイ10の表示は前記刺繍縫製
中と同様にポインタPで指示される模様部が最左側に位
置するように表示内容が切り換えられるものとする。
【0027】このように、頭出しキー9aを1ないし複
数回操作することで、ポインタPとメモリ25aとを介
して所望の模様部の先頭アドレスを指定し、その指定し
た模様部の先頭から刺繍縫いを再開することが出来る。
尚、頭出しキー9aに加えて、テンキーが設けられてい
る場合には、頭出しキー9aの操作後にテンキーにより
刺繍縫いを再開したい所望の模様部の模様部番号(1、
2、・・5)を指定することで、所望の模様部を指定す
るように構成してもよい。
【0028】尚、前記実施例では、刺繍模様の刺繍デー
タをROMカードに格納した場合を例として説明した
が、ROMカードの代わりに制御装置CのROM24又
は別のROMに格納することも有り得る。また、ディス
プレイ10をカラーディスプレイに構成し、各模様部の
色を入力設定してその色で模様部を表示するように構成
することも可能である。尚、前記実施例に係る模様部指
定制御は、一例を示すものにすぎず、本発明の技術思想
を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施し得ること
は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】請求項2の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】電子制御式刺繍ミシンの正面図である。
【図4】前記刺繍ミシンの制御系の構成図である。
【図5】刺繍模様選択時の表示例の説明図である。
【図6】選択した刺繍模様の複数の模様部の表示例の説
明図である。
【図7】頭出しキー操作時の複数の模様部の表示例の説
明図である。
【図8】ROMカードの刺繍データのデータ構造の説明
図表である。
【図9】RAMの先頭アドレスメモリの説明図表であ
る。
【図10】模様部指定制御のルーチンのフローチャート
の一部である。
【図11】模様部指定制御のルーチンのフローチャート
の残部である。
【図12】変形例に係る図11相当図である。
【図13】従来技術に係る刺繍模様の単位模様部の説明
図である。
【符号の説明】
M 電子制御式刺繍ミシン C 制御装置 9 操作パネル 9a 頭出しキー 10 ディスプレイ 11 タッチキー 12 起動・停止スイッチ 27 ROMカード 30 刺繍装置 32 第1ステッピングモータ 33 第2ステッピングモータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下駆動される縫い針とこの縫い針と協
    働する針糸捕捉器とを含む縫目形成手段と、加工布を着
    脱自在に取付ける為の刺繍枠と、この刺繍枠をX方向と
    Y方向とに独立に移動駆動する駆動手段と、刺繍データ
    に基いて駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えた電
    子制御式刺繍ミシンにおいて、 複数の単位模様部からなる刺繍模様の刺繍データを単位
    模様部別に区分して所定の順序で格納した刺繍データ記
    憶手段と、 前記刺繍模様の複数の単位模様部をディスプレイに表示
    可能な表示手段と、 前記ディスプレイに表示された複数の単位模様部を介し
    てそれらの任意の一つを指定する為の頭出し指定手段
    と、 前記刺繍データ記憶手段に格納された刺繍データのう
    ち、頭出し指定手段で指定された単位模様部とそれ以降
    の単位模様部の刺繍データを、前記所定の順序で、単位
    模様部毎に各縫製開始指令に応答して読み出して制御手
    段へ供給するデータ読出し手段と、 を備えたことを特徴とする電子制御式刺繍ミシン。
  2. 【請求項2】 上下駆動される縫い針とこの縫い針と協
    働する針糸捕捉器とを含む縫目形成手段と、加工布を着
    脱自在に取付ける為の刺繍枠と、この刺繍枠をX方向と
    Y方向とに独立に移動駆動する駆動手段と、刺繍データ
    に基いて駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えた電
    子制御式刺繍ミシンにおいて、 複数の単位模様部からなる刺繍模様の刺繍データを単位
    模様部別に区分して所定の順序で格納した刺繍データ記
    憶手段と、 前記刺繍模様の複数の単位模様部のうちの任意の一つを
    指定する為の頭出し指定手段と、 前記刺繍データ記憶手段に格納された刺繍データのう
    ち、頭出し指定手段で指定された単位模様部とそれ以降
    の単位模様部の刺繍データを、前記所定の順序で、単位
    模様部毎に各縫製開始指令に応答して読み出して制御手
    段へ供給するデータ読出し手段と、 を備えたことを特徴とする電子制御式刺繍ミシン。
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