JPH05123725A - 冷間タンデム圧延機の板厚制御方法 - Google Patents
冷間タンデム圧延機の板厚制御方法Info
- Publication number
- JPH05123725A JPH05123725A JP3308317A JP30831791A JPH05123725A JP H05123725 A JPH05123725 A JP H05123725A JP 3308317 A JP3308317 A JP 3308317A JP 30831791 A JP30831791 A JP 30831791A JP H05123725 A JPH05123725 A JP H05123725A
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- Japan
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- rolling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱延コイルの先後端部のような急激な硬度変
動がある材料を圧延したことによって発生した中間スタ
ンドでの板厚変動を修正し、最終スタンド出側におい
て、板厚精度が高い冷延ストリップ製品を安定的に製造
すること。 【構成】 冷間タンデム圧延機において、最終スタンド
より1つ前のスタンドとその上流のスタンドとの間に板
厚計20を設けるとともに、その板厚計20の出力に基
づいて、第1スタンドから最終スタンドより2つ前のス
タンドまでのロール速度と最終スタンドより1つ前のス
タンドの圧下位置とを、もしくは最終スタンド及び最終
スタンドより1つ前のスタンドのロール速度と最終スタ
ンドより1つ前のスタンドの圧下位置とをフィードフォ
ワード方式により同時に変更するとともに、最終スタン
ドには速度変更のみの板厚制御を行なうようにしたもの
である。
動がある材料を圧延したことによって発生した中間スタ
ンドでの板厚変動を修正し、最終スタンド出側におい
て、板厚精度が高い冷延ストリップ製品を安定的に製造
すること。 【構成】 冷間タンデム圧延機において、最終スタンド
より1つ前のスタンドとその上流のスタンドとの間に板
厚計20を設けるとともに、その板厚計20の出力に基
づいて、第1スタンドから最終スタンドより2つ前のス
タンドまでのロール速度と最終スタンドより1つ前のス
タンドの圧下位置とを、もしくは最終スタンド及び最終
スタンドより1つ前のスタンドのロール速度と最終スタ
ンドより1つ前のスタンドの圧下位置とをフィードフォ
ワード方式により同時に変更するとともに、最終スタン
ドには速度変更のみの板厚制御を行なうようにしたもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷間タンデム圧延機に
おける板厚制御方法に関する。
おける板厚制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷間タンデム圧延機では図2に
示す如く、以下のような板厚制御(AGC)方法が採用
されている(鉄鋼便覧III (1)「圧延基礎・鋼板」P5
74〜P579参照)。尚、図2において、1は被圧延材、2
A,2B,2Cは板厚計、3は圧下装置である。
示す如く、以下のような板厚制御(AGC)方法が採用
されている(鉄鋼便覧III (1)「圧延基礎・鋼板」P5
74〜P579参照)。尚、図2において、1は被圧延材、2
A,2B,2Cは板厚計、3は圧下装置である。
【0003】(1) 第1スタンド出側板厚を一定に制御す
るAGC (a)フィードフォワード圧下AGC…第1スタンド入側
板厚計2Aで測定された母板板厚偏差に基づき第1スタ
ンド圧下位置を変更する。 (b)ゲージメーター圧下AGC…第1スタンドの圧下位
置と圧延荷重から板厚を演算し、これが一定になるよう
に圧下位置を変更する。 (c)フィードバック圧下AGC…第1スタンド出側板厚
計2Bで測定された第1スタンド出側板厚偏差に基づき
第1スタンド圧下位置を変更する。
るAGC (a)フィードフォワード圧下AGC…第1スタンド入側
板厚計2Aで測定された母板板厚偏差に基づき第1スタ
ンド圧下位置を変更する。 (b)ゲージメーター圧下AGC…第1スタンドの圧下位
置と圧延荷重から板厚を演算し、これが一定になるよう
に圧下位置を変更する。 (c)フィードバック圧下AGC…第1スタンド出側板厚
計2Bで測定された第1スタンド出側板厚偏差に基づき
第1スタンド圧下位置を変更する。
【0004】(2) 第2スタンド出側板厚を一定に制御す
るAGC フィードフォワード張力AGC…第1スタンド出側板厚
計2Bで測定された第1スタンド出側板厚偏差に基づ
き、第1スタンドロール速度を変更する。
るAGC フィードフォワード張力AGC…第1スタンド出側板厚
計2Bで測定された第1スタンド出側板厚偏差に基づ
き、第1スタンドロール速度を変更する。
【0005】(3) 最終スタンド出側板厚を一定に制御す
るAGC フィードバック張力AGC…最終スタンド出側板厚計2
Cで測定された製品板厚偏差に基づき最終スタンドロー
ル速度を変更する。
るAGC フィードバック張力AGC…最終スタンド出側板厚計2
Cで測定された製品板厚偏差に基づき最終スタンドロー
ル速度を変更する。
【0006】即ち、冷間タンデム圧延機では、板厚制御
は第1スタンドで熱延板の板厚変動を修正し、その後は
各スタンドをそのまま通過させることで高い板厚精度を
得ている。従って、通常の冷間タンデム圧延機にあって
は、熱延板の板厚・硬度変動が後段スタンドまで影響を
及ぼすことは殆どない。
は第1スタンドで熱延板の板厚変動を修正し、その後は
各スタンドをそのまま通過させることで高い板厚精度を
得ている。従って、通常の冷間タンデム圧延機にあって
は、熱延板の板厚・硬度変動が後段スタンドまで影響を
及ぼすことは殆どない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然るに、完全連続化さ
れたタンデム圧延機では、熱延コイルをタンデム圧延機
入側にて溶接して圧延するため、熱延コイルの先後端部
(ホットタンデムミルの非定常部のため、急激な硬度変
動を有する)もコイル中央の定常部と同様に精度良く圧
延することが必要になってくる。然しながら、上記の完
全連続化されたタンデム圧延機で熱延コイルの先後端部
を圧延する場合、第1スタンド出側で比較的良好な板厚
精度が得られていても、その後のスタンドで熱延コイル
の急激な硬度変動の影響が現われ、最終スタンドでは、
板厚精度が大幅に悪化してしまう問題があった。
れたタンデム圧延機では、熱延コイルをタンデム圧延機
入側にて溶接して圧延するため、熱延コイルの先後端部
(ホットタンデムミルの非定常部のため、急激な硬度変
動を有する)もコイル中央の定常部と同様に精度良く圧
延することが必要になってくる。然しながら、上記の完
全連続化されたタンデム圧延機で熱延コイルの先後端部
を圧延する場合、第1スタンド出側で比較的良好な板厚
精度が得られていても、その後のスタンドで熱延コイル
の急激な硬度変動の影響が現われ、最終スタンドでは、
板厚精度が大幅に悪化してしまう問題があった。
【0008】本発明は、熱延コイルの先後端部のような
急激な硬度変動がある材料を圧延したことによって発生
した中間スタンドでの板厚変動を修正し、最終スタンド
出側において、板厚精度が高い冷延ストリップ製品を安
定的に製造することを目的とする。
急激な硬度変動がある材料を圧延したことによって発生
した中間スタンドでの板厚変動を修正し、最終スタンド
出側において、板厚精度が高い冷延ストリップ製品を安
定的に製造することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷間タンデム
圧延機において、最終スタンドより1つ前のスタンドと
その上流のスタンドとの間に板厚計を設けるとともに、
その板厚計の出力に基づいて、第1スタンドから最終ス
タンドより2つ前のスタンドまでのロール速度と最終ス
タンドより1つ前のスタンドの圧下位置とを、もしくは
最終スタンド及び最終スタンドより1つ前のスタンドの
ロール速度と最終スタンドより1つ前のスタンドの圧下
位置とをフィードフォワード方式により同時に変更する
とともに、最終スタンドには速度変更のみの板厚制御を
行なうようにしたものである。
圧延機において、最終スタンドより1つ前のスタンドと
その上流のスタンドとの間に板厚計を設けるとともに、
その板厚計の出力に基づいて、第1スタンドから最終ス
タンドより2つ前のスタンドまでのロール速度と最終ス
タンドより1つ前のスタンドの圧下位置とを、もしくは
最終スタンド及び最終スタンドより1つ前のスタンドの
ロール速度と最終スタンドより1つ前のスタンドの圧下
位置とをフィードフォワード方式により同時に変更する
とともに、最終スタンドには速度変更のみの板厚制御を
行なうようにしたものである。
【0010】
【作用】図1に本発明に係る板厚制御方法の一実施例に
用いられる板厚制御装置10の制御系統図を示す。
用いられる板厚制御装置10の制御系統図を示す。
【0011】被圧延材1は、第1〜第n−2(最終スタ
ンドより2スタンド前の)スタンドで圧延される間に、
熱延コイル先後端部等の急激な硬度変動のため板厚変動
が生じる。この板厚変動を板厚計20で測定し、速度変
更量演算装置21に第n−2スタンド出側板厚変動測定
値Δhn-2 を出力する。速度変更量演算装置21におい
て(1) 、(2) 式を用いて、第n−1スタンド出側板厚h
n-1 を一定に保つべく、第n−1スタンドの速度変更量
ΔVRn-1、第nスタンドの速度変更量ΔVRnを演算す
る。
ンドより2スタンド前の)スタンドで圧延される間に、
熱延コイル先後端部等の急激な硬度変動のため板厚変動
が生じる。この板厚変動を板厚計20で測定し、速度変
更量演算装置21に第n−2スタンド出側板厚変動測定
値Δhn-2 を出力する。速度変更量演算装置21におい
て(1) 、(2) 式を用いて、第n−1スタンド出側板厚h
n-1 を一定に保つべく、第n−1スタンドの速度変更量
ΔVRn-1、第nスタンドの速度変更量ΔVRnを演算す
る。
【0012】
【数1】
【0013】速度変更量ΔVRn-1、ΔVRnは、速度制御
装置22及び32に送られ、第n−1及び第nスタンド
のロール速度比を保ったままロール速度を変更する。
装置22及び32に送られ、第n−1及び第nスタンド
のロール速度比を保ったままロール速度を変更する。
【0014】また、第n−2スタンド出側板厚変動測定
値Δhn-2 は、圧下位置変更量演算装置23に送られ、
第n−2スタンドと第n−1スタンドとの間の張力T
n-2 を一定に保つべく、(3) 式を用いて第n−1スタン
ドの圧下位置変更量ΔSn-1 を演算する。
値Δhn-2 は、圧下位置変更量演算装置23に送られ、
第n−2スタンドと第n−1スタンドとの間の張力T
n-2 を一定に保つべく、(3) 式を用いて第n−1スタン
ドの圧下位置変更量ΔSn-1 を演算する。
【0015】
【数2】
【0016】圧下位置変更量ΔSn-1 は、圧下位置制御
装置24に送られ、圧下装置25による圧下位置が変更
される。
装置24に送られ、圧下装置25による圧下位置が変更
される。
【0017】これらのロール速度と圧下位置の変更は、
フィードフォワード方式で同時に行なわれる。更に、第
n−1スタンドで新たに生じた板厚変動については、第
n−1スタンドと第nスタンドとの間に設置された板厚
計30により測定し、速度変更量演算装置31に第n−
1スタンド出側板厚変動測定値Δhn-1 を出力する。速
度変更量演算装置31において(4) 式を用いて第n(最
終)スタンド出側板厚hn を一定に保つべく、第nスタ
ンドの速度変更量ΔVR'n を演算する。
フィードフォワード方式で同時に行なわれる。更に、第
n−1スタンドで新たに生じた板厚変動については、第
n−1スタンドと第nスタンドとの間に設置された板厚
計30により測定し、速度変更量演算装置31に第n−
1スタンド出側板厚変動測定値Δhn-1 を出力する。速
度変更量演算装置31において(4) 式を用いて第n(最
終)スタンド出側板厚hn を一定に保つべく、第nスタ
ンドの速度変更量ΔVR'n を演算する。
【0018】
【数3】
【0019】速度変更量ΔVR'は、速度制御装置32に
送られ、ロール速度をフィードフォワード方式で変更す
る。
送られ、ロール速度をフィードフォワード方式で変更す
る。
【0020】本方法によれば、第n−2スタンド出側板
厚変動(第1〜第n−2スタンドの圧延によって生じた
板厚変動)を第n−2スタンドと第n−1スタンドとの
間の張力を乱すことなく、第n−1スタンドにおいて改
善することが可能であり、張力の乱れによる第n−1ス
タンドでのスリップの発生、第1〜第n−2スタンドで
の新たな板厚変動の発生を抑制することができる。ま
た、第n−1スタンド出側板厚変動が小さくなるので第
n(最終)スタンドでは、板厚制御をロール速度の変更
のみによって行なっても、張力変動が小さいので圧下変
更を行なう必要がない。その結果、最終スタンドでの圧
下変更による形状の悪化を生じることが回避可能であ
る。尚、冷延ストリップ製品の形状は、タンデム圧延機
の最終(第n)スタンドのみで決定されるため、第n−
1スタンドでの圧下位置の変更は、形状への悪影響はほ
とんど存在しない。更に、第n−1スタンドで新たに発
生する硬度変動による板厚変動について、速度変更量Δ
VRn-1、ΔVRn圧下位置変更量ΔSn-1 をその分補正し
て用いる場合には、最終(第n)スタンドでの上記ロー
ル速度の変更のみによる板厚制御は省略することも可能
である。
厚変動(第1〜第n−2スタンドの圧延によって生じた
板厚変動)を第n−2スタンドと第n−1スタンドとの
間の張力を乱すことなく、第n−1スタンドにおいて改
善することが可能であり、張力の乱れによる第n−1ス
タンドでのスリップの発生、第1〜第n−2スタンドで
の新たな板厚変動の発生を抑制することができる。ま
た、第n−1スタンド出側板厚変動が小さくなるので第
n(最終)スタンドでは、板厚制御をロール速度の変更
のみによって行なっても、張力変動が小さいので圧下変
更を行なう必要がない。その結果、最終スタンドでの圧
下変更による形状の悪化を生じることが回避可能であ
る。尚、冷延ストリップ製品の形状は、タンデム圧延機
の最終(第n)スタンドのみで決定されるため、第n−
1スタンドでの圧下位置の変更は、形状への悪影響はほ
とんど存在しない。更に、第n−1スタンドで新たに発
生する硬度変動による板厚変動について、速度変更量Δ
VRn-1、ΔVRn圧下位置変更量ΔSn-1 をその分補正し
て用いる場合には、最終(第n)スタンドでの上記ロー
ル速度の変更のみによる板厚制御は省略することも可能
である。
【0021】また、速度変更スタンドを第n−1、第n
スタンドとするかわりに第1〜第n−2スタンドを現状
の第1〜第n−2スタンドの速度比を保ったまま変更す
ることも全く同一の効果を得ることが可能である。
スタンドとするかわりに第1〜第n−2スタンドを現状
の第1〜第n−2スタンドの速度比を保ったまま変更す
ることも全く同一の効果を得ることが可能である。
【0022】更に、本発明方法は、例えば図2に示され
る従来法と組み合せることも当然可能である。
る従来法と組み合せることも当然可能である。
【0023】また、本発明法は最終スタンドを除いて、
後段のスタンドに適用すれば効果が得られることは明白
であり、特許請求の範囲に記載されている最終スタンド
の1つ前のスタンドのみではなく、その前のスタンド、
更にその前のスタンドと複数のスタンドに適用していく
ことも当然本発明の範囲内である。
後段のスタンドに適用すれば効果が得られることは明白
であり、特許請求の範囲に記載されている最終スタンド
の1つ前のスタンドのみではなく、その前のスタンド、
更にその前のスタンドと複数のスタンドに適用していく
ことも当然本発明の範囲内である。
【0024】
【実施例】板幅800mm 、板厚2.0mm の母板を5スタンド
の冷間タンデム圧延機列において、0.24mmまで冷間圧延
した。
の冷間タンデム圧延機列において、0.24mmまで冷間圧延
した。
【0025】板厚制御のシステムは、図1の本発明法の
板厚制御システムと図2の従来法の板厚制御システムの
両方のシステムを設置した。
板厚制御システムと図2の従来法の板厚制御システムの
両方のシステムを設置した。
【0026】従来法の図2に示される第1スタンドのフ
ィードフォワード圧下AGC、ゲージメータAGC、フ
ィードバック圧下AGC、フィードフォワード張力AG
C及び第5スタンドのフィードバック張力AGCを用い
て制御する場合(従来法I)、更に図2の従来法Iに図
3に示される第4、第5スタンドのフィードフォワード
張力AGCを追加した場合(従来法II)、また図2の従
来法Iに図1に示される第4スタンドに圧下位置とロー
ル速度を同時に変更する制御を、第5スタンドにフィー
ドフォワード張力AGCを追加した場合(本発明法)の
それぞれについて、熱延コイルの溶接部での圧延を行な
った。尚、図3に示される第4スタンドでのフィードフ
ォワード張力AGCによる速度変更量は(1) 、(2) 式と
同様に計算されたものである。
ィードフォワード圧下AGC、ゲージメータAGC、フ
ィードバック圧下AGC、フィードフォワード張力AG
C及び第5スタンドのフィードバック張力AGCを用い
て制御する場合(従来法I)、更に図2の従来法Iに図
3に示される第4、第5スタンドのフィードフォワード
張力AGCを追加した場合(従来法II)、また図2の従
来法Iに図1に示される第4スタンドに圧下位置とロー
ル速度を同時に変更する制御を、第5スタンドにフィー
ドフォワード張力AGCを追加した場合(本発明法)の
それぞれについて、熱延コイルの溶接部での圧延を行な
った。尚、図3に示される第4スタンドでのフィードフ
ォワード張力AGCによる速度変更量は(1) 、(2) 式と
同様に計算されたものである。
【0027】図4に第3、第4、第5スタンド出側板厚
偏差量、第3〜4、第4〜5スタンド間張力を示す。第
3スタンド出側では熱延コイルの先後端部の急激な硬度
変動のため、±10μm 以上の板厚変動が発生している。
偏差量、第3〜4、第4〜5スタンド間張力を示す。第
3スタンド出側では熱延コイルの先後端部の急激な硬度
変動のため、±10μm 以上の板厚変動が発生している。
【0028】従来法Iでは、第4スタンドでの板厚制御
はなく、また第5スタンドでもフィードバック張力AG
Cのみであるため、第5スタンド出側で定常的な偏差は
完全に修正されるものの、溶接点近傍の熱延コイル先後
端部の硬度変動にともなう急激な板厚変動には全く対処
できない。また、この硬度変動によって第3〜4、第4
〜5スタンド間張力も同様に変動している。
はなく、また第5スタンドでもフィードバック張力AG
Cのみであるため、第5スタンド出側で定常的な偏差は
完全に修正されるものの、溶接点近傍の熱延コイル先後
端部の硬度変動にともなう急激な板厚変動には全く対処
できない。また、この硬度変動によって第3〜4、第4
〜5スタンド間張力も同様に変動している。
【0029】従来法IIでは、張力変更のみでのフィード
フォワード方式で制御を行なうため、第3〜4スタンド
間張力が従来法Iに比べ、大幅に変動しており、高張力
側では第4スタンドでのスリップ、破断の危険、低張力
側ではしぼり込みの危険があり、実験的に行なえても実
際の操業を続けるのは難しい。また、第4スタンド出側
板厚偏差についても第3〜4スタンド間張力が大きく変
化するため、第3スタンドで新たに板厚偏差を発生させ
ることになり、完全には修正しきれていない。同様に第
5スタンドでも修正されるが、そのため第4〜5スタン
ド間張力も大きな変動となっている。
フォワード方式で制御を行なうため、第3〜4スタンド
間張力が従来法Iに比べ、大幅に変動しており、高張力
側では第4スタンドでのスリップ、破断の危険、低張力
側ではしぼり込みの危険があり、実験的に行なえても実
際の操業を続けるのは難しい。また、第4スタンド出側
板厚偏差についても第3〜4スタンド間張力が大きく変
化するため、第3スタンドで新たに板厚偏差を発生させ
ることになり、完全には修正しきれていない。同様に第
5スタンドでも修正されるが、そのため第4〜5スタン
ド間張力も大きな変動となっている。
【0030】一方、本発明法では、第3〜4スタンド間
張力を全く変動させることなく制御できるため、第4ス
タンド出側板厚偏差は従来法I 、IIに比べ非常に小さく
制御することが可能である。また、その結果、第5スタ
ンドでの張力変更量も小さくできるため、第4〜5スタ
ンド間張力の変動も少なくて、第5スタンド出側板厚偏
差を小さく制御できている。
張力を全く変動させることなく制御できるため、第4ス
タンド出側板厚偏差は従来法I 、IIに比べ非常に小さく
制御することが可能である。また、その結果、第5スタ
ンドでの張力変更量も小さくできるため、第4〜5スタ
ンド間張力の変動も少なくて、第5スタンド出側板厚偏
差を小さく制御できている。
【0031】尚、従来法I 、II、本発明法とも第5スタ
ンドの圧下位置を変更する板厚制御を行なっていないた
め、第5スタンド出側の形状は良好であった。
ンドの圧下位置を変更する板厚制御を行なっていないた
め、第5スタンド出側の形状は良好であった。
【0032】即ち、本発明法によれば、硬度変動等によ
る中間スタンドで新たに発生する板厚変動を張力変動を
発生させることなく、修正することが可能であり、更に
最終スタンドの圧下を変更しないため、その結果板厚偏
差の少ない形状の良好な冷延ストリップ製品を板のスリ
ップ、板破断、しぼり込み等のトラブルなく安定的に製
造することができる。
る中間スタンドで新たに発生する板厚変動を張力変動を
発生させることなく、修正することが可能であり、更に
最終スタンドの圧下を変更しないため、その結果板厚偏
差の少ない形状の良好な冷延ストリップ製品を板のスリ
ップ、板破断、しぼり込み等のトラブルなく安定的に製
造することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、熱延コイ
ルの先後端部のような急激な硬度変動がある材料を圧延
したことによって発生した中間スタンドでの板厚変動を
修正し、最終スタンド出側において、板厚精度が高い冷
延ストリップ製品を安定的に製造することができる。
ルの先後端部のような急激な硬度変動がある材料を圧延
したことによって発生した中間スタンドでの板厚変動を
修正し、最終スタンド出側において、板厚精度が高い冷
延ストリップ製品を安定的に製造することができる。
【図1】図1は本発明を実施するための板厚制御装置の
一例を示す制御系統図である。
一例を示す制御系統図である。
【図2】図2は従来より用いられている板厚制御装置の
一例を示す制御系統図である。
一例を示す制御系統図である。
【図3】図3は最終スタンド及びその1つ前のスタンド
にフィードフォワード張力AGCを適用した場合の制御
系統図である。
にフィードフォワード張力AGCを適用した場合の制御
系統図である。
【図4】図4は本発明による板厚精度改善効果を示す線
図である。
図である。
1 被圧延材 10 板厚制御装置 20、30 板厚計 21、31 速度変更量演算装置 22、32 速度制御装置 23 圧下位置変更量演算装置 24 圧下位置制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 輝弘 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 三吉 貞行 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内
Claims (1)
- 【請求項1】 冷間タンデム圧延機において、最終スタ
ンドより1つ前のスタンドとその上流のスタンドとの間
に板厚計を設けるとともに、その板厚計の出力に基づい
て、第1スタンドから最終スタンドより2つ前のスタン
ドまでのロール速度と最終スタンドより1つ前のスタン
ドの圧下位置とを、もしくは最終スタンド及び最終スタ
ンドより1つ前のスタンドのロール速度と最終スタンド
より1つ前のスタンドの圧下位置とをフィードフォワー
ド方式により同時に変更するとともに、最終スタンドに
は速度変更のみの板厚制御を行なうことを特徴とする冷
間タンデム圧延機の板厚制御方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3308317A JPH05123725A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 冷間タンデム圧延機の板厚制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3308317A JPH05123725A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 冷間タンデム圧延機の板厚制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123725A true JPH05123725A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17979601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3308317A Withdrawn JPH05123725A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 冷間タンデム圧延機の板厚制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05123725A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2844318A1 (de) * | 1977-10-12 | 1979-04-19 | Canon Kk | Schlitzbeleuchtungsvorrichtung |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP3308317A patent/JPH05123725A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2844318A1 (de) * | 1977-10-12 | 1979-04-19 | Canon Kk | Schlitzbeleuchtungsvorrichtung |
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