JPH05125228A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH05125228A
JPH05125228A JP31548191A JP31548191A JPH05125228A JP H05125228 A JPH05125228 A JP H05125228A JP 31548191 A JP31548191 A JP 31548191A JP 31548191 A JP31548191 A JP 31548191A JP H05125228 A JPH05125228 A JP H05125228A
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JP
Japan
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component
resin
thermoplastic resin
rubber
composition
Prior art date
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Application number
JP31548191A
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English (en)
Inventor
Masami Okamoto
正巳 岡本
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム状樹脂を分散相として多量に熱可塑性樹
脂に配合した組成物を得ること。 【構成】 熱可塑性樹脂(a) およびゴム状樹脂(b) を含
有する組成物であって、下記数1を満足することを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物。 【数3】 (数3においてηa 、φa はそれぞれ(a) 成分の溶融粘
度および体積分率を、ηb 、φb はそれぞれ(b) 成分の
溶融粘度および体積分率を示す。但し溶融粘度は混練時
のトルクに比例する値である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高弾性率を有し、かつ
高衝撃性であり、歪み回復性に優れた成形品を与える組
成物に関するものであり、自動車外装部品及びバンパー
等にも利用される。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリマーブレンドの研究が飛躍的
に進歩し、高衝撃性を有する色々な多成分系樹脂組成物
が開発されている。一般に熱可塑性プラスチックスにゴ
ム状樹脂を配合させたものは高衝撃性樹脂組成物として
知られ、例えばナイロン/ポリオレフィン系ゴム、ポリ
エステル/ポリオレフィン系ゴムなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記組成物
において、ゴム成分を多量に連続相中に分散することが
できれば、エラストマーとしての性質が発現するように
なると思われるが、一般にゴム状樹脂を分散相にした状
態で高配合することは困難であり、ゴム状樹脂が約70
重量%以上では分散相ではなく連続相になってしまう場
合が多かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決するため、つまりゴム状樹脂を多量に配合しても常
に分散相となるような組成物を得るため鋭意研究検討し
た結果、遂に本発明を完成するに到った。すなわち本発
明は熱可塑性樹脂(a) およびゴム状樹脂(b) を含有する
組成物であって、下記数2を満足することを特徴とする
熱可塑性樹脂組成物である。
【数2】 (数2においてηa 、φa はそれぞれ(a) 成分の溶融粘
度および体積分率を、ηb 、φb はそれぞれ(b) 成分の
溶融粘度および体積分率を示す。但し溶融粘度は混練時
のトルクに比例する値である。)
【0005】本発明において、(a) 成分としてはポリエ
ステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系
樹脂及びポリプロピレン系樹脂の中から選ばれる一種以
上であり、ポリエステル系樹脂としては、その融点が1
50〜300℃のものであり、たとえば、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレ
ンテレフタレート、ポリオキシエトキシベンゾエート、
ポリエチレンナフタレートなどが挙げられ、上記ポリエ
ステル構成成分と他の酸成分および/またはグリコール
成分、たとえばイソフタル酸、P−オキシ安息香酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、グルタール酸、ジフェニルメタ
ンジカルボン酸、ダイマー酸のような酸成分、ヘキサメ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ビスフェノールA、ネオペンチルグリコ
ールアルキレンオキシド付加体のような、グリコール成
分を共重合したポリエステル、芳香族ポリエステル・ポ
リエーテルブロック共重合体、芳香族ポリエステル・ポ
リラクトンブロック共重合体、ポリアリレート等の広義
のポリエステルが例示され、単独または、複数樹脂のブ
レンドもしくは、それらの共重合体であってもよい。ま
た、ポリε−カプロラクトンに代表されるような脂肪族
のポリエステルでもよい。
【0006】前記(a) 成分であるポリアミド樹脂として
は、ポリε−カプロアミド(ナイロン6)、ポリドデカ
アミド(ナイロン12)、ポリヘキサメチレンアジパミ
ド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンセバカミド
(ナイロン610)及びこれらの共重合体例えばナイロ
ン6/66である。そしてこれらの混合体が有用であ
る。その他としてポリキシリレンアジパミド、ポリヘキ
サメチレンテレフタラミド、ポリフェニレンフタラミド
等の芳香族ジアミン、ジカルボン酸と脂肪族ジアミン,
ジカルボン酸その組合せから導かれるポリアミドが有用
である。特に融点が200℃以上のものが耐熱性の点か
ら好ましい。
【0007】前記(a) 成分であるポリカーボネート系樹
脂としては、通常芳香族ポリカーボネート樹脂であり、
例えば米国特許第4034016号、第4257937
号および第4280949号明細書に記載されている。
なお本発明においてはジヒドキシジフェニルシクロアル
カンをベースにしたポリカーボネート系樹脂を配合して
もよい。
【0008】前記(a) 成分であるポリプロピレン系樹脂
としては、ポリプロピレンホモポリマーの他に、主にエ
チレンとのランダムコポリマー又は、ブロックコポリマ
ーとなっているものでもよい。一般に融点が160〜1
70℃のものでメルトフローレート(230℃、2. 1
6kg)は2〜50dg・ min-1 のものが好ましく、5〜1
0dg・ min-1 のものがより好ましい。
【0009】次に本発明において(b) 成分であるゴム状
樹脂としては、ガラス転移温度が0℃より低いポリマー
を幹とするものでありホモポリマーのみならずコポリマ
ーでもよく、具体的にはエチレンプロピレンジェンゴム
(EPDM)、ニトリルゴム(NR)、ブタジエンゴム
(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリ
ルゴム(ACM)、アクリロニトリルブタジンゴム(N
BR)及びそれらの水添物等が挙げられる。
【0010】本発明において前記数2を満足させるため
には、(b) 成分が架橋していることが好ましく、(b) 成
分を架橋する手段としては、炭素・炭素の2重結合が少
量存在しているならば、(a) 成分である熱可塑性樹脂の
加工温度で使用可能なラジカル開始剤、具体的にはクミ
ル系のジクミルパーオキサイド等、又はキノン系のP.
P′ジベンゾイルキノンジオキシム等を添加することが
好ましい。また2重結合が多量に存在している場合には
イオウによる架橋も有効であると考えられる。なおAC
Mの様な二重結合が存在しないゴムの場合はメタクリル
酸のエステル交換反応を利用する目的で、ジオール成
分、つまりエチレングリコールやプロピレングリコール
等を用いて高温でのエステル交換反応を利用し架橋する
手法も考えられる。
【0011】次に、本発明において、(a) 成分と(b) 成
分との相溶性を向上させるために、相溶化剤として(c)
成分を配合してもよく、(c) 成分は(a) 成分と(b) 成分
との組合せによって異なるが、例えば(a) 成分にポリア
ミド系樹脂を(b) 成分にEPDMを選択した場合、EP
DMに無水マレイン酸等に代表される不飽和ジカルボン
酸又はその無水物等がグラフトされているものを(c) 成
分として用いることが好ましい。また(a) 成分がポリプ
ロピレン系樹脂であり(b) 成分にEPDMを選択した場
合はラジカル開始剤を用いることが好ましい。このラジ
カル開始剤はポリプロピレンとEPDMとを化学反応で
結合させ、ポリプロピレン−EPDMグラフト共重合体
を生成されることが可能であり、具体的にはジクミルパ
ーオキサイド等に代表される。又これはEPDMゴムの
架橋剤でもある。さらに(a) 成分がポリエステルで、
(b) 成分に水添化NBRを選択した場合、無水マレイン
酸やエポキシ基等のカルボン酸誘導体の反応性官能基が
(b) 成分にグラフトされているものを(c) 成分として用
いることが好ましい。又は、ビニルシラン化合物のよう
なシランカップリング剤である2官能モノマーでもよ
い。
【0012】本発明において前記数2を満足しておれ
ば、(b) 成分は常に分散相であり、(a) 成分が連続相と
なるので、(a)および(b)成分の各配合量は種々の用途に
応じて幅広く選択できるが、本発明においては(a) 成分
が90〜20重量%、(b) 成分が10〜80重量%が好
ましく、(c) 成分は0.5〜30重量%が好ましい。な
お(b) 成分を架橋させるのに必要な架橋剤は(b) 成分の
1〜5重量%が好ましい。
【0013】次に本発明組成物を得る方法としては、常
用の混合装置、例えばローラーニーダー、バンバリーミ
キサー及び単一または多量スクリュー押出機、特に2軸
スクリュー押出機を用いて混練すればよい。(b) 成分と
その架橋剤を先に架橋剤が失活しない温度、つまり10
0℃以下の温度で混練し、その後(a) 成分と(c) 成分と
を混合してさらに混練することによって目的の組成物を
得ることが出来る。
【0014】本発明においては、(b) 成分の重量が(a)
成分より大である場合であっても、混練初期は(b) 成分
が連続相を形成するがその後(b) 成分の増粘によって相
反転を生じ、(b) 成分が分散相となり、(a) 成分が連続
相となる。
【0015】
【実施例】本発明組成物を実施例に基づき具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お実施例における分散粒子径は走査型電子顕微鏡で観察
した結果を画像解析して測定し、またどちらの成分が連
続相、分散相になっているかの判断は、混練物の30℃
での貯蔵弾性率を測定して決定した。
【0016】実施例1〜4、比較例1〜10 (a) 成分としてポリε−カプロラクトン(PCL)(P
laccel H7,ダイセル化学社製)を、また(b)
成分の架橋剤としてP,P′−ジベンゾイルキノンジオ
キシムを用い、(a) :(b) =40:60重量%で仕込
み、架橋剤を1phr 添加および無添加で120℃でブラ
ベンターを用いて混練した。混練時間を1〜10分にお
いて各々サンプリングし、各々前記数2におけるα値、
分散相粒径および貯蔵弾性率を測定した。その結果を表
1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】実施例5〜12、比較例11〜14 実施例1において(a) :(b) =50:50(重量%)と
し、(c) 成分である相溶 化剤としてトリエトキシビニ
ルシランの添加又無添加以外は全て実施例1と同様に行
った。その結果を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】表1および表2より明らかなように、仕
込み組成でゴム状樹脂(NBR)が多くても、架橋剤を
添加してゴム成分を架橋することにより増粘し、混練途
中約4分で相反転してゴム成分が分散相になることが判
る。また最終的な混練物の貯蔵弾性率はPCLのそれに
近づくことにより比較的高弾性率を保持した組成物であ
ることが判る。なお、表2に示されているように相反転
後のNBR分散粒子の粗大化を(c) 成分を添加すること
で阻止しており適当な粒子径に制御されていることが判
る。従って前記数2を満足する本発明組成物は、ゴム状
樹脂を多量に配合して分散させることが可能となり、高
衝撃性を有することが期待でき、また連続相の熱可塑性
樹脂の高い弾性率を反映した組成物が得られる。また同
時にエラストマーとしての性質も発現することが期待さ
れるので産業界に寄与すること大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/00 LQS 9286−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(a) およびゴム状樹脂(b)
    を含有する組成物であって、下記数1を満足することを
    特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 【数1】 (数1においてηa 、φa はそれぞれ(a) 成分の溶融粘
    度および体積分率を、ηb 、φb はそれぞれ(b) 成分の
    溶融粘度および体積分率を示す。但し溶融粘度は混練時
    のトルクに比例する値である。)
JP31548191A 1991-11-01 1991-11-01 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPH05125228A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007100157A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 The Yokohama Rubber Co., Ltd. エラストマー組成物並びにその製造方法及びそれを用いた空気入りタイヤ

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JPWO2007100157A1 (ja) * 2006-03-03 2009-07-23 横浜ゴム株式会社 熱可塑性を示さないエラストマー組成物並びにその製造方法及びそれを用いた空気入りタイヤ
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